JPH11126718A - 変圧器 - Google Patents
変圧器Info
- Publication number
- JPH11126718A JPH11126718A JP9308084A JP30808497A JPH11126718A JP H11126718 A JPH11126718 A JP H11126718A JP 9308084 A JP9308084 A JP 9308084A JP 30808497 A JP30808497 A JP 30808497A JP H11126718 A JPH11126718 A JP H11126718A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- iron core
- tank
- insulating medium
- transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 52
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 21
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 13
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims abstract description 10
- 238000009413 insulation Methods 0.000 abstract description 4
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transformer Cooling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 変圧器巻線の径方向に絶縁媒体を流れやすく
することにより冷却特性を向上する。 【解決手段】 巻線2の中央部に位置するように、流入
配管7をタンク4の側板に設け、流入配管7を配置した
側板の反対側に流出配管8を設け絶縁媒体3を強制冷却
循環し、流入配管7を配置したタンク4の軸方向に鉄心
1と巻線2で構成される変圧器中身に仕切板10を設け
ることで、径方向の絶縁媒体3を流れやすくして、巻線
2の冷却特性を向上させる。
することにより冷却特性を向上する。 【解決手段】 巻線2の中央部に位置するように、流入
配管7をタンク4の側板に設け、流入配管7を配置した
側板の反対側に流出配管8を設け絶縁媒体3を強制冷却
循環し、流入配管7を配置したタンク4の軸方向に鉄心
1と巻線2で構成される変圧器中身に仕切板10を設け
ることで、径方向の絶縁媒体3を流れやすくして、巻線
2の冷却特性を向上させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に、従来の変圧器の一例を示し、図
2(A)は従来の変圧器の概略構造の正面断面図、図2
(B)は変圧器中身本体の概略構造の断面図である。図
2(A)に示すように、鉄心1と鉄心1に同心状に巻回
した巻線2により変圧器中身が構成され、この変圧器中
身と共に絶縁媒体3がタンク4に収納されている。前
記、鉄心1と巻線2は損失により発熱するため、タンク
4の外部に冷却器5とポンプ6を備え、冷却器5により
冷やされた絶縁媒体3をポンプ6により強制的に流入配
管7を経由してタンク4内に流入し、鉄心1、巻線2を
冷却し、流出配管8を経由してタンク4内から冷却器5
へ流出する構成としている。タンク4内に流入された絶
縁媒体3は、流入配管7より高く変圧器中身の高さ方向
の中心より低い位置でタンク4を上下に仕切るように巻
線2とタンク4間に配置された絶縁物で構成された仕切
板9により、巻線2下部から巻線2内へ導入され、巻線
2の下部から上部へと絶縁媒体3が流れ、巻線2および
鉄心1を冷却している。
2(A)は従来の変圧器の概略構造の正面断面図、図2
(B)は変圧器中身本体の概略構造の断面図である。図
2(A)に示すように、鉄心1と鉄心1に同心状に巻回
した巻線2により変圧器中身が構成され、この変圧器中
身と共に絶縁媒体3がタンク4に収納されている。前
記、鉄心1と巻線2は損失により発熱するため、タンク
4の外部に冷却器5とポンプ6を備え、冷却器5により
冷やされた絶縁媒体3をポンプ6により強制的に流入配
管7を経由してタンク4内に流入し、鉄心1、巻線2を
冷却し、流出配管8を経由してタンク4内から冷却器5
へ流出する構成としている。タンク4内に流入された絶
縁媒体3は、流入配管7より高く変圧器中身の高さ方向
の中心より低い位置でタンク4を上下に仕切るように巻
線2とタンク4間に配置された絶縁物で構成された仕切
板9により、巻線2下部から巻線2内へ導入され、巻線
2の下部から上部へと絶縁媒体3が流れ、巻線2および
鉄心1を冷却している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
変圧器は、図2(B)に示すように、巻線2の下部から
上部へと絶縁媒体3が流れ、巻線2を冷却しているた
め、巻線2を冷却する絶縁媒体3の温度は、巻線2の熱
を吸収し、上部へ流れるにつれて高くなる。そのため、
巻線2の上下に温度差を生じる。巻線2の上下で温度差
を生じると、巻線2を構成する電線の温度上昇は巻線2
の温度の高い部分で決定されるため、巻線2の温度の低
い下部側では温度に余裕を生じる。また、巻線2が円板
巻線の場合、軸方向の電線間に発生する電圧が小さいた
め、軸方向の電線間寸法tが小さい。絶縁媒体3が巻線
2の下部から上部へと吹き上げる方式では、絶縁媒体3
が巻線2の径方向であるA部に流れるためには、絶縁媒
体3の流れが軸方向の流路から径方向の流路に分岐しな
ければならないが、軸方向の電線間寸法tが小さく、巻
線2のA部に絶縁媒体が流れにくくなっている。そのた
め、巻線2は、絶縁媒体3は流れやすいが放熱面積の小
さいB部と、絶縁媒体3は流れにくいが放熱面積の大き
いA部で構成されることとなり、冷却特性が悪く、巻線
2の温度上昇を抑えるために、電線の断面積を大きくし
て発熱量を小さくしたり、軸方向の絶縁媒体の流路を増
やしたりする必要があった。
変圧器は、図2(B)に示すように、巻線2の下部から
上部へと絶縁媒体3が流れ、巻線2を冷却しているた
め、巻線2を冷却する絶縁媒体3の温度は、巻線2の熱
を吸収し、上部へ流れるにつれて高くなる。そのため、
巻線2の上下に温度差を生じる。巻線2の上下で温度差
を生じると、巻線2を構成する電線の温度上昇は巻線2
の温度の高い部分で決定されるため、巻線2の温度の低
い下部側では温度に余裕を生じる。また、巻線2が円板
巻線の場合、軸方向の電線間に発生する電圧が小さいた
め、軸方向の電線間寸法tが小さい。絶縁媒体3が巻線
2の下部から上部へと吹き上げる方式では、絶縁媒体3
が巻線2の径方向であるA部に流れるためには、絶縁媒
体3の流れが軸方向の流路から径方向の流路に分岐しな
ければならないが、軸方向の電線間寸法tが小さく、巻
線2のA部に絶縁媒体が流れにくくなっている。そのた
め、巻線2は、絶縁媒体3は流れやすいが放熱面積の小
さいB部と、絶縁媒体3は流れにくいが放熱面積の大き
いA部で構成されることとなり、冷却特性が悪く、巻線
2の温度上昇を抑えるために、電線の断面積を大きくし
て発熱量を小さくしたり、軸方向の絶縁媒体の流路を増
やしたりする必要があった。
【0004】そこで本発明の目的は、変圧器において、
巻線の径方向から絶縁媒体を流入させることにより冷却
面積の大きい巻線径方向面の絶縁媒体の流れ良くし、冷
却特性を向上させたコンパクトな変圧器を提供すること
である。
巻線の径方向から絶縁媒体を流入させることにより冷却
面積の大きい巻線径方向面の絶縁媒体の流れ良くし、冷
却特性を向上させたコンパクトな変圧器を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、鉄心とこの鉄心に巻回した巻線と、この鉄心
を強制循環冷却する絶縁媒体と、前記鉄心、巻線、絶縁
媒体を収納するタンクと、鉄心、巻線の外周とタンクと
の空間を鉄心および巻線の軸方向に左右に仕切る仕切板
で構成し、前記の仕切板で仕切られた空間の一方のタン
ク壁から絶縁媒体を流入し、他方のタンク壁から流出さ
せて強制循環冷却させることを特徴としている。
するため、鉄心とこの鉄心に巻回した巻線と、この鉄心
を強制循環冷却する絶縁媒体と、前記鉄心、巻線、絶縁
媒体を収納するタンクと、鉄心、巻線の外周とタンクと
の空間を鉄心および巻線の軸方向に左右に仕切る仕切板
で構成し、前記の仕切板で仕切られた空間の一方のタン
ク壁から絶縁媒体を流入し、他方のタンク壁から流出さ
せて強制循環冷却させることを特徴としている。
【0006】上記のように構成された、本発明の変圧器
は、巻線の中央部より絶縁媒体が流入されるため、巻線
の径方向の絶縁媒体の流れが良くなり、冷却特性が向上
する。
は、巻線の中央部より絶縁媒体が流入されるため、巻線
の径方向の絶縁媒体の流れが良くなり、冷却特性が向上
する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の変圧器の一実施例
を示し、図1(A)は変圧器の概略構造の正面断面図、
図1(B)は図1(A)のC−C矢視断面図、図1
(C)は変圧器中身本体の概略構造の断面図である。図
1(A)および(B)において、冷却器5によって冷や
された絶縁媒体3をタンク4に流入させる流入配管7
を、巻線2の高さ方向の中央部にくるようにタンク4の
側板に配置し、鉄心1、巻線2により温められた絶縁媒
体3をタンク4から冷却器5へ流出する流出配管8を、
流入配管7を配置した反対のタンク4の側板の巻線2の
高さ方向の中央部へ位置する所に配置する。また、鉄心
1および巻線2で構成される変圧器中身の外周とタンク
4との空間を鉄心1および巻線2の軸方向に流入配管7
側と流出配管8側に仕切る絶縁物で構成された仕切板1
0を設ける。このような構成とすると、図1(C)に示
すように、巻線2の中央部より絶縁媒体3が流入し、各
電線間のA部の流路を径方向に流れようとする。そのた
め、放熱面積の大きい巻線2の径方向へ絶縁媒体3が流
れやすくなり、巻線2の冷却特性が向上する。
を示し、図1(A)は変圧器の概略構造の正面断面図、
図1(B)は図1(A)のC−C矢視断面図、図1
(C)は変圧器中身本体の概略構造の断面図である。図
1(A)および(B)において、冷却器5によって冷や
された絶縁媒体3をタンク4に流入させる流入配管7
を、巻線2の高さ方向の中央部にくるようにタンク4の
側板に配置し、鉄心1、巻線2により温められた絶縁媒
体3をタンク4から冷却器5へ流出する流出配管8を、
流入配管7を配置した反対のタンク4の側板の巻線2の
高さ方向の中央部へ位置する所に配置する。また、鉄心
1および巻線2で構成される変圧器中身の外周とタンク
4との空間を鉄心1および巻線2の軸方向に流入配管7
側と流出配管8側に仕切る絶縁物で構成された仕切板1
0を設ける。このような構成とすると、図1(C)に示
すように、巻線2の中央部より絶縁媒体3が流入し、各
電線間のA部の流路を径方向に流れようとする。そのた
め、放熱面積の大きい巻線2の径方向へ絶縁媒体3が流
れやすくなり、巻線2の冷却特性が向上する。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、放熱面積の大きい巻線
のA部へ絶縁媒体が流れやすくなるため、巻線の冷却特
性が向上する。そのため、巻線の電線断面積が小さくで
き、コンパクトな変圧器を提供することができる。
のA部へ絶縁媒体が流れやすくなるため、巻線の冷却特
性が向上する。そのため、巻線の電線断面積が小さくで
き、コンパクトな変圧器を提供することができる。
【図1】本発明の変圧器の一実施例を示し、(A)は変
圧器の概略構造の正面断面図(B)は(A)のC−C矢
視断面図(C)は変圧器中身本体の概略構造の断面図で
ある。
圧器の概略構造の正面断面図(B)は(A)のC−C矢
視断面図(C)は変圧器中身本体の概略構造の断面図で
ある。
【図2】従来の変圧器の一実施例を示し、(A)は変圧
器の概略構造の断面図(B)は変圧器中身本体の概略構
造の断面図である。
器の概略構造の断面図(B)は変圧器中身本体の概略構
造の断面図である。
1 鉄心 2 巻線 3 絶縁媒体 4 タンク 5 冷却器 6 ポンプ 7 流入配管 8 流出配管 9 仕切板 10 仕切板
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄心と、この鉄心に巻回された巻線と、
この鉄心と巻線を強制循環冷却する絶縁媒体と、前記鉄
心、巻線、絶縁媒体を収納するタンクと、鉄心、巻線の
外周とタンクとの空間を鉄心および巻線の軸方向に左右
に仕切る仕切板で構成し、前記の仕切板で仕切られた空
間の一方のタンク壁から絶縁媒体を流入し、他方のタン
ク壁から流出させて強制循環冷却させることを特徴とす
る変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9308084A JPH11126718A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9308084A JPH11126718A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 変圧器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11126718A true JPH11126718A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17976684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9308084A Pending JPH11126718A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11126718A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7760060B2 (en) | 2006-07-10 | 2010-07-20 | Mitsubishi Electric Corporation | Vehicle transformer |
CN102265358A (zh) * | 2008-12-25 | 2011-11-30 | 三菱电机株式会社 | 变压装置 |
-
1997
- 1997-10-23 JP JP9308084A patent/JPH11126718A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7760060B2 (en) | 2006-07-10 | 2010-07-20 | Mitsubishi Electric Corporation | Vehicle transformer |
CN102265358A (zh) * | 2008-12-25 | 2011-11-30 | 三菱电机株式会社 | 变压装置 |
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