JPWO2007094029A1 - ペット用トイレ - Google Patents

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    • A01K1/00Housing animals; Equipment therefor
    • A01K1/01Removal of dung or urine, e.g. from stables
    • A01K1/0107Cat trays; Dog urinals; Toilets for pets

Abstract

多量の尿吸収ができる尿吸収シートの能力を十分に発揮できるペット用トイレを得る。尿吸収シートを載置する底部9を有する受皿本体3と、受皿本体3の上方を覆うように着脱可能に設置される網状蓋体5とを備え、網状蓋体5は網状部19と網状部19の周囲に網状部19と一体的に形成された枠部21とを有し、受皿本体3は網状蓋体5の枠部21を支持する支持部を有し、受皿本体3に網状蓋体5を装着した状態で受皿本体3の底部上面と網状蓋体5の網状部下面との隙間が尿吸収時に尿吸収シートの表面が網状部19の上面に出ない寸法に設定されている。

Description

本発明は、底部に尿吸収シートを載置する受皿本体と、該受皿本体の底部上方を覆うように着脱可能に設置される網状蓋体とを備えたペット用トイレに関する。
従来のペット用トイレの一例として、尿吸収シートの上面側をカバーする格子状の網目を有する網状シートを備えた犬用トイレであって、支持基盤の上面に尿吸収シートを載置し、尿吸収シートを網状シートで上方から押さえるように設置するものが提案されている(特許文献等1参照)。
また、従来のペット用トイレの他の例として、受皿状トレー本体と、該トレー本体の周縁部に沿って着脱自在に取り付けられる枠体を備え、該枠体が上記トレー本体に載置されるシート体を押圧して位置ずれを防止するための押圧部を有し、該押圧部の上面に多数の貫通孔が形成された通気通水自在な受板を着脱自在として付設し、該受板の下面に、複数個のシート体押え用支持短脚が略同一高さになるように設定したペット用トレーが提案されている(特許文献等2参照)。
特開2005−287367号公報 実用新案登録第3110966号公報
尿吸収シートの交換回数を少なくするという近年の要請に応えるべく、尿吸収シートの開発が進み、尿を多量に吸収することができるものが開発されている。このような、多量に尿を吸収できる尿吸収シートは尿の吸収に伴い大きく膨張する。
そのため、特許文献1に記載されたもののように、支持基盤の上面に尿吸収シートを載置し、尿吸収シートを網状シートで上方から押さえる構造では、尿吸収シートが膨らむことができず尿吸収シートの尿吸収能力を発揮させることができない。
また、特許文献2に記載のものにおいても、受皿状トレー本体と多数の貫通孔が形成された通気通水自在な受板との間には隙間が設けられているものの、具体的にどの程度の隙間があるかは明らかでなく、尿吸収シートの尿吸収能力を発揮させることができない。
また、特許文献2に記載のものは、上記受板とその枠体とが別体であり、受板の剛性が不十分であると推察され、そのため受板を縦横に仕切る支持短脚が必要となっており、この支持短脚が尿吸収シートを押さえつけるため、尿吸収シートの膨張が妨げられ、この意味でも尿吸収シートの尿吸収能力を発揮させることができない。
さらに、受板とその枠体とが別体であるため、受板と枠体との隙間に尿が入り込み悪臭の原因になるという問題もある。
以上のように、従来のペット用トイレは近年開発の進んでいる多量の尿吸収ができる尿吸収シートの能力を十分に発揮できるようなものではない。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、多量の尿吸収ができる尿吸収シートの能力を十分に発揮できるペット用トイレを得ることを目的としている。
(1)本発明に係るペット用トイレは、尿吸収シートを載置する底部を有する受皿本体と、該受皿本体の底面上方を覆うように着脱可能に設置される網状蓋体とを備え、該網状蓋体は網状部と該網状部の周囲に該網状部と一体的に形成された蓋体枠部とを有し、前記受皿本体は前記蓋体枠部を支持する支持部を有し、前記受皿本体に前記網状蓋体を装着した状態で前記受皿本体の底部上面と前記網状蓋体の網状部下面との隙間が、尿吸収時に尿吸収シート表面が前記網状部の上面に出ない寸法に設定されていることを特徴とするものである。
なお、網状部は、円形、六角形等の種々の形状の貫通孔のものを用いることができる。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、蓋体枠部は断面略逆U字状、L字状またはコ字状に形成されていることを特徴とするものである。
(3)また、上記(1)または(2)に記載のものにおいて、受皿本体の支持部と網状蓋体の蓋体枠部との間に、係止構造が設けられており、受皿本体に網状蓋体を装着したときに両者が自動的に係止されることを特徴とするものである。
(4)また、上記(3)に記載のものにおいて、係止構造は、受皿本体の支持部に設けられた係止用凸部と、網状蓋体の枠部に設けられて前記係止用凸部に係止する係止穴とを備えてなるか、または網状蓋体の枠部に設けられた係止用凸部と、受皿本体の支持部に設けられて前記係止用凸部に係止する係止穴とを備えてなることを特徴とするものである。
(5)また、上記(1)〜(4)の何れかに記載のものにおいて、受皿本体の底部の周縁部に溝部を設けると共に網状蓋体の蓋体枠部の内周に垂下片を設け、網状蓋体を受皿本体に設置した状態で前記溝部内に前記垂下片が挿入されることを特徴とするものである。
(6)また、上記(1)〜(5)の何れかに記載のものにおいて、網状蓋体における網状部の上面と蓋体枠部とが略同一平面上に形成されており、受皿本体における床設置面から網状蓋体の上面までの高さが、小型犬又は幼犬が登ることができる高さに設定されていることを特徴とするものである。
(7)また、上記(1)〜(6)の何れかに記載のものにおいて、受皿本体の支持部は受皿本体の本体枠部からなり、網状蓋体の蓋体枠部は断面が略逆U字状に形成され、前記網状蓋体を前記受皿本体に設置した状態において前記枠部が前記受皿本体の本体枠部全体を覆うようになっていることを特徴とするものである。
(8)また、上記(1)〜(6)の何れかに記載のものにおいて、受皿本体の縁部から網状蓋体よりも上方に立ち上がる側壁が設けられていることを特徴とするものである。
(9)また、本発明に係るペット用トイレは、尿吸収シートを載置する底部を有する受皿本体と、該受皿本体の底面上方を覆うように着脱可能に設置される網状蓋体とを備え、該網状蓋体は網状部と該網状部の周囲に該網状部と一体的に形成された蓋体枠部と、前記網状部の下面に垂下される隙間保持片とを有し、前記受皿本体は前記網状蓋体の蓋体枠部を支持する支持部を有し、前記蓋体枠部を前記支持部に装着したときに前記隙間保持片の下端と受皿本体の底部上面との間に、未使用の尿吸収シートの厚さと同程度の隙間が形成されること特徴とするものである。
本発明においては、網状蓋体が網状部と一体的に形成された枠部を有し、受皿本体に前記網状蓋体を設置した状態で前記受皿本体の上面と網状蓋体の下面との隙間が、尿吸収時に尿吸収シート表面が前記網状部の上面に出ない寸法に設定されているので、尿吸収シートが尿を吸収して膨張することができ、尿吸収シートの能力を十分に発揮させることができる。
本発明の一実施の形態に係るペット用トイレの平面図である。 本発明の一実施の形態に係るペット用トイレの正面図である。 図1における矢視A−A断面図である。 図3のB部を拡大して示す拡大図である。 本発明の一実施の形態に係るペット用トイレを構成する受皿本体の斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るペット用トイレを構成する網状蓋体を裏面側から見た斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係るペット用トイレの全体斜視図である。 本発明の他の実施の形態のペット用トイレを構成する受皿本体の斜視図である。 図8の一部を拡大して示す拡大図である。 本発明の他の実施の形態に係るペット用トイレを構成する網状蓋体を裏面側から見た斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係るペット用トイレを構成する網状蓋体の一部拡大図である。 本発明の他の実施の形態に係るペット用トイレの断面図である。
符号の説明
1,31 ペット用トイレ、3,33 受皿本体、5,35 網状蓋体、7,37 本体枠部、19,49 網状部、21,51 蓋体枠部、27 隙間保持片。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係るペット用トイレの平面図、図2は正面図、図3は図1における矢視A-A断面図、図4は図3における丸で囲んだB部の拡大図、図5はペット用トイレを構成する受皿本体の斜視図、図6はペット用トイレを構成する網状蓋体を裏面側から見た斜視図である。
以下、図1〜図6に基づいて本実施の形態を説明する。
本実施の形態に係るペット用トイレ1は全体が樹脂製であり、尿吸収シートを載置する受皿本体3と、受皿本体3の底部上方を覆うように着脱可能に設置される網状蓋体5とを備えてなるものである。以下、各構成を詳細に説明する。
<受皿本体>
受皿本体3は、図5に示すように、4辺が内側に少し湾曲した矩形状をしており、外方に向かって下向きに傾斜する湾曲部を有する本体枠部7と底部9とから構成され、本体枠部7と底部9との間には溝部11が形成されている。本体枠部7は、図3、図4に示されるように、辺に直交する断面が略逆U字状になっている。この本体枠部7は網状蓋体5を支持する支持部として機能する。本体枠部7の正面及び背面の下縁中央部には下方部を切り欠いて形成した凹部13が形成されている。また、本体枠部7の正面部および背面部には4個の係止用凸部15が形成されている。この係止用凸部15は後述する網状蓋体5に設けられた係止孔25と係止することにより網状蓋体5を受皿本体3にしっかりと固定する機能を有する。
溝部11には上方に向けて尖った尖凸部17が設けられている。
<網状蓋体>
網状蓋体5は、図1、図2、図6に示すように、網状部19と網状部19の周囲に網状部19と一体的に形成された蓋体枠部21とを有し、全体形状が受皿本体3と同様に4辺が内側に少し湾曲する矩形状に形成されている。網状部19は蓋体枠部21の頂部から略水平に延出して形成され、網状部19と蓋体枠部21とは略面一になっている。蓋体枠部21は辺に直交する断面が略逆U字状に形成され、図3、図4に示されるように、受皿本体3に設置した状態で受皿本体3の蓋体枠部21の全体を覆うようになっている。
このように、蓋体枠部21を断面略逆U字状にすることにより、蓋体枠部21の剛性を高めている。そして、蓋体枠部21と網状部19を一体的に形成すると共に蓋体枠部21の剛性を高くすることで、ペットが網状部19に載った際に網状部19が撓むのを可及的に防止している。
また、蓋体枠部21と網状部19とが一体形成されているので、網状部19と蓋体枠部21との間に接合部がなく、接合部の隙間に尿が入り込んで悪臭の原因になることもない。
さらに、網状蓋体5を受皿本体3に設置した状態では、蓋体枠部21が受皿本体3の蓋体枠部21の全体を覆うようになっているので、図1に示されるように、ペット用トイレ1を上から見ると、網状蓋体5のみが見える状態になり、網状蓋体5と受皿本体3との接合部に尿が入り込むことがなく、掃除が楽になる。
蓋体枠部21の逆U字の内側片は下方に垂下する垂下片21aとなっている。
網状蓋体5を受皿本体3に設置した状態では、図4に示されるように、溝部11の内側溝壁11aと垂下片21aとの間に隙間23ができると共に前記垂下片21aの下端が受皿本体3の底部9の上面よりも下方に配置される。すなわち、垂下片21aが溝部11に挿入される。
この垂下片21aは尿吸収シートを設置する際に内側溝壁11aと協働して尿吸収シートを四方から引っ張り、尿吸収シートに皺ができないように設置する機能を有する。詳細は後述する。
蓋体枠部21の正面中央部および背面中央部には係止孔25が設けられており、前述したように、係止孔25には受皿本体3の係止用凸部15が係合するようになっている。
網状部19は矩形状の孔が多数設けられて網状になっている。網を構成する線部の断面は、上面が凸の曲面になっている。これによって、ペットの尿が下方にスムーズに流れる。また、線部の下部は半円形の凹みが連続する波形になっており(図4参照)、尿が下方に滴れやすくなっている。
また、網状部19の下面側には、網状蓋体5を支持するための隙間保持片27が設けられている。隙間保持片27は、図3に示されるように、網状部19の中央部およびその両側に合計3個配置してもよいし、あるいは図6に示されるように中央部に2個配置してもよい。隙間保持片27の配置およびその数は網状蓋体5の大きさによって適宜選択すればよい。隙間保持片27は、図6に示されるように、半円板を十字に組み合わせた形状をしている。そして、網状蓋体5を受皿本体3に設置した状態で、隙間保持片27の下端と底部9の上面との間には、未使用の尿吸収シートの厚さと同程度の隙間(2〜3mm)ができるようになっている。したがって、受皿本体3の底部9に尿吸収シートを載置したとき、すなわち使用状態にしたときに、網状蓋体5は、その四辺が本体枠部7に支持され、中央部が隙間保持片27によって支持されて安定した状態になる。
また、隙間保持片27は、その半円の円周部が尿吸収シートに当接するようになるので、尿吸収シートが膨張するのをできるだけ妨げない。
以上のように構成された、ペット用トイレ1において尿吸収シートを設置する際の動作を説明する。受皿本体3の底面上に尿吸収シートをその周囲が底部9の外周に形成された溝部11よりも外方に延出するように載置して、網状蓋体5を受皿本体3の上方から設置する。このとき、網状蓋体5の垂下片21aが尿吸収シートの外周部を溝部11内へ押し込むように作用する。このため、尿吸収シートは外周部が尖凸部17に沿った状態で溝内部に押し込まれるため、全周が外側に引っ張られることになり、受皿本体3の底部9に皺の少ない状態で設置される。
また、受皿本体3の本体枠部7に形成した係止用凸部15が網状蓋体5の蓋体枠部21に形成した係止孔25に係止し、網状蓋体5は受皿本体3にしっかりと固定される。以下、網状蓋体5を受皿本体3に装着する際の動作を詳細に説明することにより、網状蓋体5が受皿本体3にしっかりと固定される理由を述べる。
網状蓋体5を受皿本体3の上方に配置して、上方から下方に向かって移動することで網状蓋体5を受皿本体3に押し付ける。この押し下げ動作により、内側に湾曲している蓋体枠部21が本体枠部7の係止用凸部15によって外側に押し広げられ、さらに押し下げられて係止用凸部15が蓋体枠部21の係止孔25に挿入されると、外側に押し広げられていた蓋体枠部21がその弾性によって元の形状に戻り、網状蓋体5は受皿本体3にしっかりと固定されるのである。しっかりと固定されることにより、ペットが網状蓋体5に乗り降りする動作やペットのいたずらによって網状蓋体5が受皿本体3から外れることがない。
なお、係止用凸部15の先端面は蓋体枠部21の傾斜に沿うように傾斜しており、上記の押し下げ動作がスムーズにできると共に係止用凸部15が係止孔25に挿入後は抜けにくくなっている。
蓋体枠部21と本体枠部7との固定に際して上記のような枠部同士を係止させる構造であることから、バックルのようなものを使用した場合のようにペットがかじって誤飲するような心配がない。
受皿本体3に網状蓋体5を設置した状態では、受皿本体3の底面から網状蓋体5の網状部19の下面までの距離S(図4参照)は、尿吸収時に尿吸収シート表面が前記網状部19の上面に出ない寸法に設定されている。
このため、尿吸収シートがペットの尿を吸収して膨張するだけの余裕があり、多量の尿を吸収できる尿吸収シートの能力を十分に発揮させることができる。
なお、尿吸収時に尿吸収シート表面が前記網状部の上面に出ない寸法としては、尿吸収シートの種類にもよるが、5mm〜15mm程度である。最も汎用的な寸法としては10mm程度である。
また、受皿本体3の最下部から網状蓋体5の上面までの高さH(図1、図4参照)が、小型犬又は幼犬が登ることができる高さに設定されている。このため、子犬であっても網状蓋体5へ抵抗なく登ることができる。なお、小型犬又は幼犬が登ることができる高さとしては、45mm以内であることが望ましい。
また、網状蓋体5の蓋体枠部21と網状部19とが略面一になっているので、一旦網状蓋体5へ登った子犬などが不安を感じることがない。発明者の最近の研究によれば、一旦、蓋体枠部を乗り越えた後、窪んでいるような場合には子犬が不安を感じるということが分かっている。この点、本実施の形態では蓋体枠部21と網状部19とが略面一になっており、蓋体枠部を乗り越えた後に窪みがないので、子犬が不安を感じることがない。
また、網状蓋体5の蓋体枠部21を断面略逆U字状にしたことにより、剛性が高く、また隙間保持片27を適宜設置しているので、網状蓋体5が大きく撓むことがなく、ペットが安心して尿をすることができる。
尿吸収シートを交換する際には、受皿本体3の凹部13に手指を入れて網状蓋体5の蓋体枠部21を外側斜め上方に引き上げるようにして、受皿本体3の係止用凸部15と係止孔25の係止を解除して、網状蓋体5を上方に引き上げるようにする。
以上のように、本実施の形態のペット用トイレにおいては、受皿本体3の底面から網状蓋体5の網部の下面までの距離Sを尿吸収時に尿吸収シートの表面が網状部19の上面に出ない寸法(5〜15mm、望ましくは10mm以上)になるように設定したので、尿吸収シートが大きく膨張するだけの余裕があり、多量の尿を吸収できる尿吸収シートの能力を十分に発揮させることができる。
そして、網状蓋体5における網状部19と蓋体枠部21を一体的に形成し、蓋体枠部21を断面略逆U字状にすることにより剛性を高めているので、多数の隙間保持片を設けなくても網状蓋体5を安定して受皿本体3に支持でき、多数の隙間保持片を設けなくてよいことから尿吸収シートの膨張を妨げる要素が少なく、この意味でも多量の尿を吸収する尿吸収シートに好適である。
[実施の形態2]
図7は本発明の実施の形態2に係るペット用トイレの全体斜視図、図8は本実施の形態のペット用トイレを構成する受皿本体の斜視図、図9は図8の一部拡大図、図10はペット用トイレを構成する網状蓋体を裏面側から見た斜視図、図11は網状蓋体の一部拡大図、図12は図7の中央断面図である。図7〜図12において実施の形態1と同一または相当する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態に係るペット用トイレ31は、受皿本体33の本体枠部37における側辺の一部および背辺が上方に立ち上がる壁部44となっている点が実施の形態1と相違する。この相違点に基づき、受皿本体33及び網状蓋体35は以下のような実施の形態1とは異なる構成を備えている。
<受皿本体>
受皿本体33は、図8に示すように、平面視で前辺が内側に少し湾曲する略矩形状をしている。そして、実施の形態1と同様に、受皿本体33は本体枠部37と底部39とから構成され、本体枠部37と底部39との間には溝部41が形成されている。
前述したように、受皿本体33の本体枠部37における側辺の一部および背辺が上方に立ち上がって壁部44を形成している。このような壁部44があることで、ペット用トイレ31を広い部屋に置いた場合であってもペットがペット用トイレ31を認識しやすくなる。
受皿本体33の本体枠部37における側辺および背辺の内周部には網状蓋体35を支持するための支持部42が形成されている。また、受皿本体33の背面の壁部44における中央下部の支持部42のすぐ上には、後述する蓋体枠部51の背辺に設けた係止部51b(図12参照)に係止する係止部44aが設けられている。
さらに、受皿本体33の本体枠部37における前面に4個の係止用凸部45が形成されている。そして、両側の係止用凸部45の側方には細溝46が形成されている。
<網状蓋体>
網状蓋体35は、図7、図10に示すように、網状部49と網状部49の周囲に網状部49と一体的に形成された蓋体枠部51を有し、全体形状が受皿本体33と同様の矩形状に形成されている。
蓋体枠部51は、断面が略コ字状になっており、実施の形態1と同様に、剛性が高くなっている。また、コ字状の蓋体枠部51を構成する内側の一片が、他方の片よりも下方に延びている。この、下方に延びた片の下端には山部51aが形成されており、この山部51aが、尿吸収シートを設置する際の押えとして機能する。
網状蓋体35の前辺には前方向に突出してさらに斜め下方向に延びる略矩形状の係止片52が形成されている。係止片52には、受皿本体33に設けられた係止用凸部45に係合する係止孔55が設けられている。また、係止片52の両側には図10、図11に示すように側壁54が設けられている。側壁54を設けることで、係止片52の剛性を高めている。そして、網状蓋体35を受皿本体33に載置した際には、側壁54が受皿本体33に形成した細溝46に挿入される。
以上のように構成された、ペット用トイレ31においては、蓋体枠部51の係止部51bを壁部44の係止部44aに係止させると共に網状蓋体35の蓋体枠部51を受皿本体33の支持部42に載置する。そして、図10に示すように、網状蓋体35の係止片52の係止孔55を受皿本体33の係止用凸部45に係止させることで、網状蓋体35を受皿本体33にしっかりと固定する。このように網状蓋体35は前部が係止片52と係止用凸部45で固定され、背部が係止部51bと係止部44aで固定される。
網状蓋体35を受皿本体33に設置した状態では、図12に示すように、網状枠体の下面と受皿本体33の底面との隙間Sは、尿吸収時に尿吸収シートの表面が網状部19の上面に出ない寸法(5〜15mm、望ましくは10mm以上)に設定されている。したがって、実施の形態1と同様に、受皿本体33の底面に載置される尿吸収シートが十分に膨張することができ、多量の尿を吸収するタイプの尿吸収シートの能力を十分に発揮させることができる。
網状蓋体35を取り外す際には、網状蓋体35の係止片52を斜め上方に引き上げるようにして係止孔55と係止用凸部45の係止を外すようにすればよい。もっとも、係止片52の両側には側壁54が設けられており、剛性を高められているので、ペットが網状蓋体35に乗り降りする動作やペットのいたずらによっては外れないようになっている。
なお、上記の実施の形態1、2においては、網状蓋体5、35を受皿本体に係止する手段として、受皿本体3、33の本体枠部7、37に係止用凸部15、45を設け、網状蓋体5、35の蓋体枠部21、51に係止用凸部15、45に係止する係止孔25、55を設けるようにしたが、受皿本体3、33の本体枠部7、37に係止孔を設け、網状蓋体5、35の蓋体枠部21、51に前記係止孔に係止する係止用凸部を設けるようにしてもよい。このようにすれば、網状蓋体5、35の蓋体枠部21、51に係止孔がなく、尿が入り込むこともなく、さらに清潔感を増すことができる。

Claims (9)

  1. 尿吸収シートを載置する底部を有する受皿本体と、該受皿本体の底面上方を覆うように着脱可能に設置される網状蓋体とを備え、該網状蓋体は網状部と該網状部の周囲に該網状部と一体的に形成された蓋体枠部とを有し、前記受皿本体は前記蓋体枠部を支持する支持部を有し、前記受皿本体に前記網状蓋体を装着した状態で前記受皿本体の底部上面と前記網状蓋体の網状部下面との隙間が、尿吸収時に尿吸収シート表面が前記網状部の上面に出ない寸法に設定されていることを特徴とするペット用トイレ。
  2. 蓋体枠部は断面略逆U字状、L字状またはコ字状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のペット用トイレ。
  3. 受皿本体の支持部と網状蓋体の蓋体枠部との間に、係止構造が設けられており、受皿本体に網状蓋体を装着したときに両者が自動的に係止されることを特徴とする請求項1または2に記載のペット用トイレ。
  4. 係止構造は、受皿本体の支持部に設けられた係止用凸部と、網状蓋体の枠部に設けられて前記係止用凸部に係止する係止穴とを備えてなるか、または網状蓋体の枠部に設けられた係止用凸部と、受皿本体の支持部に設けられて前記係止用凸部に係止する係止穴とを備えてなることを特徴とする請求項3に記載のペット用トイレ。
  5. 受皿本体の底部の周縁部に溝部を設けると共に網状蓋体の蓋体枠部の内周に垂下片を設け、網状蓋体を受皿本体に設置した状態で前記溝部内に前記垂下片が挿入されることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のペット用トイレ。
  6. 網状蓋体における網状部の上面と蓋体枠部とが略同一平面上に形成されており、受皿本体における床設置面から網状蓋体の上面までの高さが、小型犬又は幼犬が登ることができる高さに設定されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のペット用トイレ。
  7. 受皿本体の支持部は受皿本体の本体枠部からなり、網状蓋体の蓋体枠部は断面が略逆U字状に形成され、前記網状蓋体を前記受皿本体に設置した状態において前記枠部が前記受皿本体の本体枠部全体を覆うようになっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のペット用トイレ。
  8. 受皿本体の縁部から網状蓋体よりも上方に立ち上がる側壁が設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のペット用トイレ。
  9. 尿吸収シートを載置する底部を有する受皿本体と、該受皿本体の底面上方を覆うように着脱可能に設置される網状蓋体とを備え、該網状蓋体は網状部と該網状部の周囲に該網状部と一体的に形成された蓋体枠部と、前記網状部の下面に垂下される隙間保持片とを有し、前記受皿本体は前記網状蓋体の蓋体枠部を支持する支持部を有し、前記蓋体枠部を前記支持部に装着したときに前記隙間保持片の下端と受皿本体の底部上面との間に、未使用の尿吸収シートの厚さと同程度の隙間が形成されること特徴とするペット用トイレ。
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