JP3208670U - 組立式簡易トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】便器本体をコンパクトに折り畳むことができ、また、リサイクルも可能な組立式簡易トイレを提供する。【解決手段】便座3と、該便座3を支持する便器本体4と、該便器本体4の下部に設ける底板5と、便器本体4の下端外周を締めるバンド6と、排便収容袋とを備えた組立式簡易トイレであって、便座3は、底面側に面ファスナー11aを接着し、便器本体4は、長方形状をなし、短手方向に複数の折り曲げ線を形成してなり、該折り曲げ線部で折り曲げて全体を略馬蹄形乃至U字形となし、便座3の底面側の面ファスナー11aに対応する部位の上端面部に面ファスナー11bを接着してあり、底板5は、便器本体4の内周形状に対応する形状の底板本体15に折り曲げ線16を介して側板17を連設してなり、側板17を折り曲げて便器本体4内の底部に設置し、便座3は発泡樹脂板により、便器本体4及び底板5はプラスチック段ボール材により形成した。【選択図】図4

Description

本考案は、地震等の災害時や常設トイレが使用できない場合に簡単に組み立てて使用できるようにした組立式簡易トイレに関する。
従来、災害時やアウトドアライフなどにおいて、簡単に組み立てて使用でき、子供でも使用し易い簡易トイレがある。この簡易トイレは、上部及び下部が開口した胴部と、該胴部の下部に設けられる底板と、胴部の上部に設けられる便座部材と、胴部内に配置される排便収納用の袋とからなる組立式の簡易トイレであって、便座部材は、胴部の上部に組み付ける第1便座部と、該第1便座部の一端部にヒンジ部を介して折曲げ自在に連設した第2便座部と、第1便座部の他端部にヒンジ部を介して折曲げ自在に連設した蓋部とを有すると共に、小さめな中央孔が形成された子供用便座をセット自在に備えたものである(特許文献1)。
しかし、胴部が筒状部材により形成されているため、折り畳んだ際にどうしても面積が広くなってしまう。また、胴部や便座等を構成する資材を紙製段ボールに樹脂を含浸させたものを使用しているため、リサイクルが困難で、使用後は廃棄処分することになり、資源の有効活用に支障があるものであった。
実用新案登録第3135809号公報
そこで、本考案は、便器本体をコンパクトに折り畳むことができ、また、リサイクルも可能な組立式簡易トイレを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る組立式簡易トイレは、中央部に便座孔を形成した便座と、該便座を支持する便器本体と、該便器本体の下部に設ける底板と、便器本体の下端外周を締めるバンドと、便器本体内に設置され排便を収容する排便収容袋とを備えた組立式簡易トイレであって、前記便座は、底面側の周部に雌型又は雄型面ファスナーを接着し、後部に連結具挿通孔を設けてあり、前記便器本体は、展開状態において長方形状をなし、短手方向に複数の折り曲げ線を形成してなり、該折り曲げ線部で折り曲げて全体を略馬蹄形乃至U字形となし、全体を馬蹄形乃至U字形に折り曲げた際に、前記便座の底面側に接着された雌型又は雄型面ファスナーに対応する部位の上端面部に雄型又は雌型面ファスナーを接着してあり、前記底板は、展開状態において馬蹄形乃至U字形をなす便器本体の内周形状に対応する形状の底板本体に折り曲げ線を介して側板を連設してなり、側板を折り曲げ線部で折り曲げて便器本体内の底部に設置し、前記便座は発泡樹脂板により、前記便器本体及び底板はプラスチック段ボール材により形成したこと、を特徴としている。
請求項2に係る組立式簡易トイレは、孔径の小さな便座孔が形成された子供用便座を便座上に載置可能に連結したものである。
請求項3に係る組立式簡易トイレは、便器本体の両側部の上端部を一部切欠いた切欠き部を形成するとともに、トイレットペーパーを回転自在に支持する軸部の一端側に便器本体支持部を形成し、軸部の他端側にストッパーを形成したトイレットペーパーホルダーを設け、便器本体の前記切欠き部にトイレットペーパーホルダーの前記便器本体支持部を係合させてトイレットペーパーホルダーを便器本体に取り付け可能としたものである。
請求項4に係る組立式簡易トイレは、便器本体の側壁にフック挿通孔を形成するとともに、展開図において方形状の前面板の左右に折り曲げ線を介して側面板を連設し、該側面板の左右端部にフックをそれぞれ形成し、前記前面板の下に折り曲げ線を介して底板を連設し、該底板の下端部にフックを形成したサイドポケットを設け、前記折り曲げ線を介して左右の側面板及び底板を折り曲げ、前記各フックを前記フック挿通孔に挿通して便器本体の側壁にサイドポケットを取り付けたものである。
請求項5に係る組立式簡易トイレは、底板上に載置され内部に所定の空間を形成し、その天板で排便収容袋の底面を支持し、前部が開口する空間保持体を備えたものである。
請求項6に係る組立式簡易トイレは、全体を馬蹄形乃至U字形に折り曲げた際の便器本体の左右両前端部の下端部及び後部の左右折り曲げ線の下端部にバンドの幅に対応する切込みを形成したものである。
請求項1に係る考案は、便器本体が展開状態において長方形状をなし、短手方向に複数の折り曲げ線を形成してなるので、便器本体をコンパクト折り畳むことができる。また、便座は発泡樹脂板により、便器本体及び底板はプラスチック段ボール材により形成したので、リサイクルが可能で、資源の有効利用に資する。
請求項2に係る考案は、孔径の小さな便座孔が形成された子供用便座を便座上に載置可能に連結したので、お尻の小さな子供やお年寄りが使用する際に便利である。
請求項3に係る考案は、便器本体の両側部の上端部を一部切欠いた切欠き部を形成するとともに、トイレットペーパーを回転自在に支持する軸部の一端側に便器本体支持部を形成し、軸部の他端側にストッパーを形成したトイレットペーパーホルダーを設け、便器本体の前記切欠き部にトイレットペーパーホルダーの前記便器本体支持部を係合させてトイレットペーパーホルダーを便器本体に取り付け可能としたので、便器本体の側部にトイレットペーパーを保持でき使用の際に便利で、使い勝手がよい。
請求項4に係る考案は、便器本体の側壁にフック挿通孔を形成するとともに、展開図において方形状の前面板の左右に折り曲げ線を介して側面板を連設し、該側面板の左右端部にフックをそれぞれ形成し、前記前面板の下に折り曲げ線を介して底板を連設し、該底板の下端部にフックを形成したサイドポケットを設け、前記折り曲げ線を介して左右の側面板及び底板を折り曲げ、前記各フックを前記フック挿通孔に挿通して便器本体の側壁にサイドポケットを取り付けたので、小さく折り畳んだ排便収容袋や姿隠し用のポンチョ、携帯電話等の小物を収容でき便利である。
請求項5に係る考案は、底板上に載置され内部に所定の空間を形成し、その天板で排便収容袋の底面を支持し、前部が開口する空間保持体を備えたので、その天板で排便収容袋の底面を支持してその落下を防止できる。また、内部の空間にトイレットペーパーを収容して便器本体の内部空間の有効利用が可能となる。
請求項6に係る考案は、全体を馬蹄形乃至U字形に折り曲げた際の便器本体の左右両前端部の下端部及び後部の左右折り曲げ線の下端部にバンドの幅に対応する切込みを形成したので、該切込み部にバンドを通すことにより、バンドのズレが防止されることになる。
本考案の実施例による組立式簡易トイレの斜視図である。 本考案の他の実施例による組立式簡易トイレの斜視図である。 排便収容袋を設置した状態における図1相当の斜視図である。 本考案の実施例による組立式簡易トイレの各部の構成を示す斜視図である。 便座の平面図及び底面図である。 子供用便座の平面図である。 便器本体の展開状態の斜視図及び折り畳んだ状態の正面図である。 底板の展開状態の平面図である。 トイレットペーパーホルダーの側面図である。 サイドポケットの展開状態の平面図である。 空間保持体の展開状態の平面図である。 図3のXII−XII断面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。本考案の実施例による組立式簡易トイレ1は、中央部に便座孔2を形成した便座3と、該便座3を支持する便器本体4と、該便器本体4の下部に設ける底板5と、便器本体4の下端外周を締める環状のバンド6と、便器本体4内に設置され排便を収容する排便収容袋7とを備えたものである。さらに、トイレットペーパーホルダー8、サイドポケット9、空間保持体10を備えることができる。
便座3は、中央部に楕円形状の便座孔2を形成してあり、底面側の周部に長方形状の雌型又は雄型の面ファスナー11aを適宜の間隔をあけて接着し、後部の2箇所に連結具挿通孔12を設けてある。なお、各面ファスナー11aの間には、便器本体4を設置する位置を示す案内線13を記してある。
便器本体4は、展開状態において長い長方形状(寸法は、420mm×900mm程度、厚さ7mm程度)をなし、短手方向(上下方向)に複数(図7では10箇所)の折り曲げ線14を形成し、該折り曲げ線部14で折り曲げて全体を略馬蹄形乃至U字形となし、その上に便座3を支持するものである。全体を馬蹄形に組み付けた際の前部の隙間37は、トイレットペーパーを出し入れ可能な幅となっている。
折り曲げ線14の内、全体を略3等分する2箇所の折り曲げ線部14aで大きく折り曲げることにより、図7(b)に示すようにコンパクトに折り畳むことができる(寸法は、420mm×330mm程度、厚さ21mm程度)。その厚さは便器本体4の厚さの3倍程度と、薄く折り畳むことができるので、セット全体の厚さも薄くコンパクトにできることになる。
便器本体4は、全体を馬蹄形乃至U字形に折り曲げた際に、便座3の底面側に接着された雌型又は雄型面ファスナー11aに対応する部位の上端面部に雄型又は雌型面ファスナー11bを接着してある。
底板5は、展開状態において、馬蹄形乃至U字形をなす便器本体4の内周形状に対応する形状の底板本体15、より具体的には、左右それぞれ5辺をなす側部辺、各側部辺より長い前部辺、前部辺よりさらに長い後部辺をもつ多角形状(12角形状)の底板本体15を設け、該底板本体15の1辺置きに折り曲げ線16を介して側板17(17a,17b)を連設したもので、側板17(17a,17b)を折り曲げ線部16で折り曲げて便器本体4内の底部に設置する。前部側板17aは側部の側板17より幅広に、また後部側板17bは前部側板17aよりさらに幅広に形成してある。底板本体15の中央部には作業用の補助孔18を形成してある。
折り曲げ線部16には切込みを入れず、側板17(17a,17b)を折り曲げた際に外側に反発するようにしておくとよい。これにより、便器本体4の下端周部にバンド6を掛けた際に、内側からは側板17(17a,17b)が外側に押しつけ、外側からはバンド6により内側に締め付けることになり、底板5は便器本体4の下端部に確実に固定されることになる。
便座3は発泡樹脂板、より具体的には、発泡ポリエチレン又は発泡ポリプロピレンからなる厚さ5〜10mm程度の板材により形成する。適度な弾性を有し、便座3に腰かけた際に、適度に沈んで排便もし易いものとする。
便器本体4及び底板5はプラスチック段ボール材により形成する。これにより、軽量で、強度と耐久性、耐水性にも優れる。便器本体4に用いるプラスチック段ボール材は、上下方向に耐久性を有するようにリブ19が上下方向に設けられたものを用いる。
これら、便器本体4、便座3、底板5はプラスチック材により形成されるので、リサイクル可能である。
便座3には、孔径の小さな便座孔2aが形成された子供用便座3aを連結することができる。通常の便座3と子供用便座3aの後部の2箇所の対応する部位にそれぞれ連結具挿通孔12を形成してあり、該挿通孔12にカードリングなどの連結具20を挿通して着脱可能に連結する。連結具挿通孔12とカードリング20などの簡単な連結具で連結すればよいので、きわめて簡素でコストもかからない。
このように、子供用便座3aを通常の便座3上に載置可能に連結しておけば、通常の便座3の上に子供用便座3aを重ねるだけで使用でき(図2)、お尻の小さな子供やお年寄りが使用する際に極めて便利である。
図9に示すトイレットペーパーホルダー8は、トイレットペーパー21を回転自在に支持する軸部22の一端側に便器本体支持部23を形成し、軸部22の他端側にストッパー24を形成したもので、ステンレス棒などの金属棒を折り曲げて形成してある。なお、プラスチック材により形成してもよい。より具体的には、水平な軸部22の一端側を上方に逆U字に屈曲させて便器本体支持部23を形成し、軸部22の他端側を上方に屈曲させてストッパー24を形成してある。
一方、便器本体4の両側部の上端部を一部切欠いて切欠き部25を形成してあり、いずれか一方の切欠き部25のリブ19間の空間に逆U字状の先端部23を差込み、便器本体4側面にトイレットペーパーホルダー8を取り付けることができる。このように、トイレットペーパーホルダー8を備えれば、便器本体4の側部にトイレットペーパー21を保持でき使用の際に便利で使い勝手がよい。
便器本体4の側壁には、サイドポケットのフック挿通孔(長孔)26を形成してある。縦方向の長孔26を上下左右に4箇所、横方向の長孔26を下部2箇所の縦方向の長孔26のやや下方の中間部に1箇所形成してある。
サイドポケット9は、図10の展開図に示すように、正方形状の前面板27の左右に折り曲げ線16を介して側面板28を連設し、該側面板28の左辺の上下部及び右辺の上下部に鉤状のフック29をそれぞれ形成し、前面板27の下に折り曲げ線16を介して底板30を連設し、該底板30の下辺の中央部に逆T字状のフック29を形成したもので、折り曲げ線16で左右の側面板28及び底板30を折り曲げて、フック29を便器本体4の側壁に形成したフック挿通孔26に挿通して便器本体4の側壁にサイドポケット9を取り付ける。
このように、サイドポケット9を備えれば、小さく折り畳んだ排便収容袋31や姿隠し用のポンチョ32、携帯電話等の小物を収容でき便利である。
なお、側面板28は上辺を下辺より幅広に形成してあり、サイドポケット9を取り付けた際、上部開口を広くしてポケット9への小物の出し入れを容易にしてある。
図11は空間保持体10の展開図を示し、長方形状の天板33の上下及び右に折り曲げ線16を介して側板34をそれぞれ連設したもので、折り曲げ線16で側板34を折り曲げて便器本体4内の底板5上に載せる。
底板5上に載置して内部に所定の空間35を形成し、その天板33で排便収容袋7の底面を支持し、前部が開口する空間保持体10を備えれば、その天板33で排便収容袋7の底面を支持してその落下を防止できる。また、内部空間35にトイレットペーパー21を収容して便器本体4の内部空間の有効利用が可能となる(図12)。
なお、空間保持体10を備えなくとも便器本体4の内部空間にトイレットペーパー21を収容可能であるが、本空間保持体10を備えれば、トイレットペーパー21が直接排便収容袋7に触れることがないので、好ましい。
便器本体4の展開状態における左右両辺(全体を馬蹄形乃至U字形に折り曲げた際の便器本体の左右両前端部)の下端部及び馬蹄形乃至U字形に折り曲げた際の後部の左右折り曲げ線の下端部にバンド6の幅に対応する切込み36を形成してある。該切込み部36にバンド6を通すことにより、バンド6のズレが防止されることになり、便器本体4を確実に保持できる。
排便収容袋7は、ビニール製やポリエチレン製の不透明なプラスチックフィルムを袋状に形成したもので、必要により、使用の際に吸水マット、消臭マットを底部にセットし、又は粉末状又は顆粒状の凝固剤や消臭剤を投入して使用してもよい。
上記の空間保持体10はプラスチック段ボールにより、サイドポケット9は発泡樹脂板により形成してあり、いずれもリサイクル可能である。
次に、上記した各構成部材を用いて簡易トイレ1を組立てる手順の一例を説明する。先ず、トイレットペーパーホルダー8の便器本体支持部23の先端部を便器本体4に形成した左右いずれか一方の切欠き部25のリブ19間の空間に挿通する。次に、便座3の底面を上にして該底面に印した案内線13に沿って便器本体4を配置して馬蹄形状に組み付ける。このとき、便座3の底面に接着した面ファスナー11aと便器本体4の上端面に接着した面ファスナー11bとが係合して、便座3に便器本体4が組み付けられる。次いで、バンド6を便器本体4の外周に掛ける。次に、前部の隙間39から底板5を便器本体4内に入れ、底板5の側板17を折り曲げて便器本体4の底部にセットする。このとき、補助孔18に指を挿入して作業すれば、セット作業がスムーズに行える。次いで、バンド6を便器本体4の下部の切込み部38に配置して、便器本体4の下部と底板5とを確実に固定する。
便器本体4の側壁のフック挿通孔26にサイドポケット9の対応するフック29を掛けて便器本体4の側壁にサイドポケット9を取り付ける。また、通常の便座3の上に子供用便座3aを載せ、連結具挿通孔12にカードリング20を挿通して通常の便座3上に子供用の便座3aを連結する。前部の隙間37又は便座孔2から空間保持体10を便器本体4内に入れ、側板34を折り曲げて便器本体4内の底板5上に載せる。こうして、簡易トイレ1の組立が略完了する。組立てた簡易トイレ1を水平な場所に設置する。トイレットペーパー21を前部の隙間37から便器本体4内へ入れ、空間保持体10の内部空間35に配置しておく。
使用の際は、トイレットペーパーホルダー8にトイレットペーパー21をセットし、便座3の便座孔2から排便収容袋7を便器本体4内に入れ内部で広げ、袋7の上端部を便座3の上面を覆うようにして折り返し、便座3に排便収容袋7をセットする。必要により姿隠し用のポンチョを被って用便する。使用後は、排便収容袋7を取り出し、空気を抜いて袋の口を縛って、廃棄処分する。
子供用便座3aを使用する場合は、子供用便座3aを通常の便座3上に重ねて設置し、上記と同様に排便収容袋7をセットする。又は、通常の便座3上に排便収容袋7をセットし、その上に子供用便座3aを設置するようにしてもよい。この場合は、排便収容袋7に直接触れないので、肌触りが良好となる。
図2に示した他の実施例による組立式簡易トイレ1は、トイレットペーパーホルダー8を便器本体4の左側の側面に取り付けたこと、の他は上記実施例と同様である。
なお、便座3(又は子供用便座3a)上に蓋(図示せず)を連結するようにしてもよい。蓋を有すれば、見た目もよくなる。
1 組立式簡易トイレ
2 便座孔
3 便座
3a 子供用便座
4 便器本体
5 底板
6 バンド
7 排便収容袋
8 トイレットペーパーホルダー
9 サイドポケット
10 空間保持体
11a,11b 面ファスナー
12 連結具挿通孔
13 案内線
14,14a 折り曲げ線
15 底板本体
16 折り曲げ線
17,17a,17b 側板
18 補助孔
19 リブ
20 連結具(カードリング)
21 トイレットペーパー
22 軸部
23 便器本体支持部
24 ストッパー
25 切欠き部
26 フック挿通孔(長孔)
27 前面板
28 側面板
29 フック
30 底板
31 畳んだ排便収容袋
32 畳んだ姿隠し用のポンチョ
33 天板
34 側板
35 内部空間
36 切込み
37 隙間


Claims (6)

  1. 中央部に便座孔を形成した便座と、該便座を支持する便器本体と、該便器本体の下部に設ける底板と、便器本体の下端外周を締めるバンドと、便器本体内に設置され排便を収容する排便収容袋とを備えた組立式簡易トイレであって、前記便座は、底面側の周部に雌型又は雄型面ファスナーを接着し、後部に連結具挿通孔を設けてあり、前記便器本体は、展開状態において長方形状をなし、短手方向に複数の折り曲げ線を形成してなり、該折り曲げ線部で折り曲げて全体を略馬蹄形乃至U字形となし、全体を馬蹄形乃至U字形に折り曲げた際に、前記便座の底面側に接着された雌型又は雄型面ファスナーに対応する部位の上端面部に雄型又は雌型面ファスナーを接着してあり、前記底板は、展開状態において馬蹄形乃至U字形をなす便器本体の内周形状に対応する形状の底板本体に折り曲げ線を介して側板を連設してなり、側板を折り曲げ線部で折り曲げて便器本体内の底部に設置し、前記便座は発泡樹脂板により、前記便器本体及び底板はプラスチック段ボール材により形成したことを特徴とする組立式簡易トイレ。
  2. 孔径の小さな便座孔が形成された子供用便座を便座上に載置可能に連結した請求項1に記載の組立式簡易トイレ。
  3. 便器本体の両側部の上端部を一部切欠いた切欠き部を形成するとともに、トイレットペーパーを回転自在に支持する軸部の一端側に便器本体支持部を形成し、軸部の他端側にストッパーを形成したトイレットペーパーホルダーを設け、便器本体の前記切欠き部にトイレットペーパーホルダーの前記便器本体支持部を係合させてトイレットペーパーホルダーを便器本体に取り付け可能とした請求項1又は2に記載の組立式簡易トイレ。
  4. 便器本体の側壁にフック挿通孔を形成するとともに、展開図において方形状の前面板の左右に折り曲げ線を介して側面板を連設し、該側面板の左右端部にフックをそれぞれ形成し、前記前面板の下に折り曲げ線を介して底板を連設し、該底板の下端部にフックを形成したサイドポケットを設け、前記折り曲げ線を介して左右の側面板及び底板を折り曲げ、前記各フックを前記フック挿通孔に挿通して便器本体の側壁にサイドポケットを取り付けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の組立式簡易トイレ。
  5. 底板上に載置され内部に所定の空間を形成し、その天板で排便収容袋の底面を支持し、前部が開口する空間保持体を備えた請求項1〜4のいずれか1項に記載の組立式簡易トイレ。
  6. 全体を馬蹄形乃至U字形に折り曲げた際の便器本体の左右両前端部の下端部及び後部の左右折り曲げ線の下端部にバンドの幅に対応する切込みを形成した請求項1〜5のいずれか1項に記載の組立式簡易トイレ。


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