JP5984234B1 - 収納箱兼用簡易トイレ及び収納箱兼用簡易トイレセット - Google Patents
収納箱兼用簡易トイレ及び収納箱兼用簡易トイレセット Download PDFInfo
- Publication number
- JP5984234B1 JP5984234B1 JP2016027592A JP2016027592A JP5984234B1 JP 5984234 B1 JP5984234 B1 JP 5984234B1 JP 2016027592 A JP2016027592 A JP 2016027592A JP 2016027592 A JP2016027592 A JP 2016027592A JP 5984234 B1 JP5984234 B1 JP 5984234B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- plates
- storage box
- top plates
- outer plates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Non-Flushing Toilets (AREA)
Abstract
Description
従来、用いられてきた簡易トイレとして、仮設のプレハブ式トイレやおまる等がある。しかし、プレハブ式トイレは、コストが高く、設置スペースを要するため、設置場所や設置数も限られたものとなる。このため、震災等の非常時において、使用を必要とする被災者の数に対してトイレの数が不足し易い。また、おまるは、不使用時の保管にスペースをとり、使用に際しては使い心地が悪く、しかも使用後の汚物の処理が煩雑化する。そこで、近年、災害等の非常用の簡易トイレとして、大量供給が可能で、不使用時の保管スペースを有効活用でき、使用後の処理も簡単な紙製の簡易式トイレが提案されている。
特許文献1に記載の簡易トイレは、例えば、図8(a)、図8(b)に示すように、前後左右の外側板からなる胴部51と、底部52と、前後の外側板に連設された略U字形状の天板フラップ53F,53Bと、左右の外側板に連設された天板53L,53Rを備えている。
そして、特許文献1に記載の簡易トイレでは、図8(d)に示すように、胴部51の下側開口を底部52で塞ぎ、内部に品物を収納した状態において、図8(e)に示すように、前後の天板フラップ53F,53Bを、収容する品物の上に被せ、次いで、図8(f)に示すように、左右の天板53L,53Rのうち一方の天板53Rを前後の天板フラップ53F,53Bの上に被せ、次いで、他方の天板53Lの先端縁に設けられた差込片53L1を一方の天板53Rと外側板との境界部に設けられた差込孔に差込むことにより収納箱形態を形成する(図8(g)参照)。また、収納箱形態において、図8(h)に示すように、左右の天板53L,53R及び前後の天板フラップ53F,53Bを開き、品物を取り出した後、図8(i)に示すように、左右の天板53L,53Rを胴部51の内側へ折り曲げて、左右の天板53L,53Rの先端側を底部52に支持させ、次いで、図8(j)に示すように、前後の天板フラップ53F,53Bを折り曲げて先端の差込片53F1,53B1を左右の天板に設けられた差込孔(符号省略)に差込むことで、便座部を形成し、次いで、前側の天板フラップ53Fに形成されている突片53F2を起立させることで金隠しを形成することによりトイレ形態を形成する(図8(k)参照)。このように、特許文献1に記載の簡易トイレは、収納箱形態とトイレ形態とを選択的に変更可能に構成されている。
しかるに、特許文献1に記載の簡易トイレは、トイレとしての形態において便座部の面が平坦であるため、臀部を便座部にフィットさせることが難しい。
しかし、特許文献2、3に記載の簡易トイレは、トイレとして使用しない場合は、板状に折り畳まれた形態で保管されるように構成されており、内部に物資を収納することができない。また、特許文献2、3に記載の簡易トイレは、板状の形態から展開して組み立て状態では、上部が開口し、しかも、上部の面は中央部が両端部に比べて低くなるように傾斜して、平坦にはならないため、内部に物資を収容する箱として用いようとしても、物資が外部に出てしまい易く保管に適さず、しかも複数段積み重ねることができず、輸送にも適さない。
本発明の収納箱兼用簡易トイレは、収納箱とトイレとに使用形態を変更可能な段ボール紙製の収納箱兼用簡易トイレであって、収納箱としての形態は、前後左右の外側板により形成された四角筒形の胴部と、胴部の下側開口を塞ぐ底部と、前後左右の外側板に夫々連設され、前後左右の外側板との境界線上に胴部の内側へ折り曲げ可能な第1の折り目が形成された前後左右の天板とを備えた箱本体部と、箱本体部とは別体に準備された1組の段ボール紙製の便座用パーツとを有し、収納箱としての形態は、箱本体部における前後左右の天板を第1の折り目で胴部の内側に折り曲げて胴部の上側開口を塞ぐことによって形成され、トイレとしての形態は、上部が開口した箱状に形成された台座部と、台座部の上に装着された、開口を有する便座部とで形成され、台座部は、収納箱としての形態における胴部と底部と前後左右の天板とが用いられ、左右の天板と左右の外側板の上側の一部が、夫々中央部で2つに切り離され、中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ端部よりも中央部の幅が厚くなるように、夫々胴部の内側に折り込まれ、前後の天板が夫々胴部の内側に折り込まれて、少なくとも両側の辺縁部を介して胴部の内側に折り込まれた左右の天板を固定するように構成され、便座部は、便座用パーツが用いられ、各便座用パーツはU字形状に形成された便座本体部と便座本体部の両側端に形成された挿し込み部を有し、便座本体部が台座部の上に載置され、挿し込み部を左右の外側板に形成された挿し込み穴に挿し込むように構成されている。
また、本発明の収納箱兼用簡易トイレのように、前後の天板が夫々胴部の内側に折り込まれて、少なくとも両側の辺縁部を介して胴部の内側に折り込まれた左右の天板を固定するように構成すれば、着座部位が深く凹んだ、座り心地のよい便座部を形成するように、中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ端部よりも中央部の幅が厚くなるように、夫々胴部の内側に折り込んだときの状態が安定する。
その結果、紙製の簡易トイレにおいて、内部に物資を収容し、保管、輸送に適した収納箱としての形態と、用便を行うためのトイレとしての形態とに変更でき、且つ、トイレとしての形態で使用する際に、座り心地を良くすることが可能で、しかも、座り心地の良い状態を安定的に維持可能となる。
左右の天板に、中央部を縦断する仮想線上に、2つに切り離し可能な第1のミシン目を形成し、左右の外側板に、上側の一部における中央部を縦断する仮想線上に、第1のミシン目に続く第2のミシン目を形成するとともに、第2のミシン目の終端と左右の外側板の上側角部近傍とを結ぶ仮想線上に、胴部の内側へ折り曲げ可能な第2の折り目を形成すれば、左右の天板と左右の外側板の上側の一部を、夫々中央部で2つに切り離し、中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ端部よりも中央部の幅が厚くなるように、夫々胴部の内側に、第1の折り目と第2の折り目とで2段階に折り込むことを具現化できる。
また、前後の天板に、前後の外側板との境界線の近傍であって境界線と平行な仮想線上に、胴部の内側へ折り曲げ可能な第3の折り目を形成すれば、前後の天板を、夫々胴部の内側に、第1の折り目と第3の折り目とで2段階に折り込んで、台座部における便座パーツを載置する面を確保できるとともに、少なくとも両側の辺縁部を介して、胴部の内側に折り込まれた左右の天板を固定することを具現化できる。
左右の天板に、左右の天板と左右の外側板の上側の一部が中央部で2つに切り離し、中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ端部よりも中央部の幅が厚くなるように、夫々胴部の内側に折り込んだ状態において、左右の天板の夫々における両端部が、左右の外側板と前後の外側板との境界線に沿って折り曲げ可能な第4の折り目を形成すれば、左右の天板を胴部の内側へ折り込んだときに、第4の折り目で左右の外側板と前後の外側板との境界線に沿って折り曲げることで、左右の天板の端部の前後の天板との干渉を回避でき、左右の天板を胴部の内側へ折り込み易くなるとともに、胴部の内側へ折り込まれた前後の天板が、左右の外側板と前後の外側板との境界線に沿って折り曲げられた左右の天板の夫々における両端部の面を、前後の外側板とで挟むことで、左右の天板の夫々における両端部の面が前後の天板で保持され、前後の天板の両側の辺縁部によって胴部の内側に折り込まれた左右の天板が固定されるのと相俟って、より一層、着座部位が深く凹んだ、座り心地のよい便座部を形成するように、中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ端部よりも中央部の幅が厚くなるように、夫々胴部の内側に折り込んだ状態を安定させることができる。
このようにすれば、保管、輸送を行うための収納箱としての形態から、トイレとしての形態に変更して使用する際に、例えば、トイレの便座内の開口部に装着するための排泄物収納袋、排泄物を固化する薬剤、消臭剤、トイレットペーバー等、簡易トイレとともに使用することが必要となる物資を、別途、探すことなく、収納箱の内部から取り出して、すぐに使用することができる。
なお、本発明の収納箱簡易トイレにおいては、収納箱としての形態において、上記のようなトイレ間連用品に限らず、非常時において使用が求められる、保存食料、飲料水、電灯、ラジオ等の物資を収納しても勿論よい。
更には、日常一般の物資の収納に使用する段ボールを、本発明の収納箱簡易トイレとして構成してもよい。このようにすれば、非常時であるか否かにかかわらず、随時、容易に簡易トイレを得ることが可能となり、災害時に使用することが求められる簡易トイレを、意識することなく備蓄することができるようになる。
第1実施形態
図1は本発明の第1実施形態にかかる収納箱兼用簡易トイレにおけるトイレ形態の外観を概略的に示す斜視図である。図2は第1実施形態の収納箱兼用簡易トイレにおける収納箱形態の外観を概略的に示す斜視図である。図3は第1実施形態の収納箱兼用簡易トイレにおける箱本体部の展開図である。図4は第1実施形態の収納箱兼用簡易トイレにおける便座部を構成する便座パーツの展開図である。図5は第1実施形態の収納箱兼用簡易トイレにおける収納箱形態からトイレ形態へ形態を変更する手順を示す説明図である。図6は第1実施形態の収納箱兼用簡易トイレの台座部における胴部の内側に折り込んだ左右の天板を、前後の天板を胴部の内側に折り込んで固定した状態を、左右の天板を正面にして示す斜視図である。図7は第1実施形態の収納箱兼用簡易トイレの台座部における胴部の内側に折り込んだ左右の天板を、前後の天板を胴部の内側に折り込んで固定した状態を、上方から示す斜視図である。
箱本体部10は、図3に示す前後左右の外側板11F,11B,11L,11Rを折り曲げることにより形成された四角筒形の胴部11と、胴部11の下側開口を塞ぐ底部12と、前後左右の外側板11F,11B,11L,11Rに夫々連設され、前後左右の外側板との境界線上に胴部の内側へ折り曲げ可能な第1の折り目F1F,F1B,F1L,F1Rが形成された前後左右の天板13F,13B,13L,13Rとを備えて構成されている。なお、第1実施形態では、底部12は、図3に示す前後左右の底板12F,12B,12L,12Rを胴部11の内側に折り曲げることによって形成されている。なお、図3中、11Xは、四角筒形の胴部11を形成する際に、図示しない接着剤等を介して後側の外側板11Rに接合させるための、右側の外側板13Rに連設する接合部である。
また、左右の外側板11L,11Rには、後述する便座用パーツ21の挿し込み部21bを挿し込み可能な挿し込み穴HLF,HLB,HRF,HRBが形成されている。
前後の天板13F,13Bには、前後の外側板11F,11Bとの境界線の近傍であって境界線と平行な仮想線上に、胴部11の内側へ折り曲げ可能な第3の折り目F3F,F3Bが形成されている。
左右の天板13L,13Rには、中央部を縦断する仮想線上に、2つに切り離し可能な第1のミシン目M1L,M1Rが形成されている。
また、左右の天板13L,13Rには、左右の天板13L,13Rと左右の外側板11L,11Rの上側の一部が中央部で2つに切り離され、中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ端部よりも中央部の幅が厚くなるように、夫々胴部11の内側に折り込まれた状態において、左右の天板13L,13Rの夫々における両端部が、左右の外側板11L,11Rと前後の外側板11F,11Bとの境界線に沿って折り曲げ可能な第4の折り目F4LF,F4LB,F4RF,F4RBが形成されている。
台座部15は、図2に示す箱本体部10における胴部11と、底部12と、前後左右の天板13F,13B,13L,13Rとが用いられている。
そして、トイレとしての形態では、図3に示す左右の天板13L,13Rと左右の外側板11L,11Rの上側の一部が、夫々中央部で2つに切り離され、中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ端部よりも中央部の幅が厚くなるように、夫々胴部11の内側に折り込まれ、前後の天板13F,13Bが夫々胴部11の内側に折り込まれて、両側の辺縁部13FE,13BEを介して胴部11の内側に折り込まれた左右の天板13L,13Rの表面に圧接するとともに、左右の外側板11L,11Rと前後の外側板11F,11Bとの境界線に沿って折り曲げられた左右の天板13L,13Rの夫々における両端部の面を、前後の外側板11F,11Bとで挟むことにより、左右の天板13L,13Rを固定するように構成されている。
まず、収納箱として使用する場合は、胴部11の内部に物資を収納し、前後左右の天板13F,13B,13L,13Rを夫々第1の折り目に沿って胴部11の内側に折り曲げて、胴部11の上部開口を塞ぐ。これにより、物資の輸送、積み重ね、保管が可能となる。図5(a)はそのときの状態を示している。
次に、図5(c)に示すように、左右の外側板11,11Rにおける2つに切り離された上側の一部を第2の折り目F2LF,F2LB,F2RF,F2RBに沿って胴部11の内側へ折り曲げるとともに、左右の天板13L,13Rを第1の折り目F1L,F1Rに沿って胴部11の内側へ折り曲げる。これにより、2つに切り離された左右の天板13L,13Rと左右の外側板11L,11Rの上側の一部が中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ端部よりも中央部の幅が厚くなるように、便座本体部21aを載置する面を形成して、夫々胴部11の内側に折り込まれる。
また、胴部11の内側へ折り込む際に、左右の天板13L,13Rの夫々における両端部を、第4の折り目F4LF,F4LB,F4RF,F4RBに沿って折り曲げる。
次に、前後の天板13F,13Bを、第3の折り目F3F,F3Bに沿って胴部11の内側へ折り曲げるとともに、第1の折り目F1F,F1Bに沿って胴部11の内側へ折り曲げる。これにより、前後の天板13F,13Bは、胴部11の内側に折り込まれ、両側の辺縁部13FE,13BEを介して、胴部11の内側に折り込まれた左右の天板13L,13Rの表面に圧接するとともに、左右の外側板11L,11Rと前後の外側板11F,11Bとの境界線に沿って折り曲げられた左右の天板13L,13Rの夫々における両端部の面を、前後の外側板11F,11Bとで挟み、左右の天板13L,13Rを固定する。
これにより、トイレの台座部15が完成する。図6、図7は完成した台座部を示している。
これにより、図5(e)に示すように、トイレの形態が完成する。
なお、実際のトイレ使用時には、図5(e)に示すトイレの形態に形成した本実施形態の簡易トイレに、さらに、例えば、吸水性物質等を入れた排泄物収納袋(不図示)を便座部20の開口部から内部に入れるとともに、袋の開口端近傍を折り返して便座部20を覆うようにするのが好ましい。
また、本実施形態の収納箱兼用簡易トイレによれば、前後の天板13F,13Bを夫々胴部11の内側に折り込んで、両側の辺縁部13FE,13BEを介して胴部11の内側に折り込まれた左右の天板13L,13Rを固定するように構成したので、着座部位が深く凹んだ、座り心地のよい便座部20を形成するように、中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ端部よりも中央部の幅が厚くなるように、夫々胴部11の内側に折り込んだ状態が安定する。
この点について、さらに詳述する。左右の天板13L,13Rと左右の外側板11L,11Rの上側の一部を中央部で2つに切り離し、中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ端部よりも中央部の幅が厚くなるように、夫々胴部11の内側に折り込んだとき、左右の天板13L,13Rは、図7に示すように、左右の外側板11L,11Rに対し、端部から中央部に向かうにしたがって左右の外側板11L,11Rから離れる向きに傾斜し、左右の天板13L,13Rの間隔は、左右の天板13L,13Rと左右の外側板11L,11Rの上側の一部を切り離さずに、左右の天板13L,13Rを第1の折り目F1L,F1Rに沿って胴部11の内側に折りこんだ場合に比べて狭められる。そして、左右の天板13L,13Rの間隔が狭められた状態で、前後の天板13F,13Bを夫々胴部11の内側に折り込むと、両側の辺縁部13FE,13BEが、左右の天板13L,13Rをより強い力で圧接するようになる。その結果、左右の天板13L,13Rが強く固定され、着座部位が深く凹んだ、座り心地のよい便座部20を形成するように、胴部11の内側に折り込んだ状態が安定する。
しかも、本実施形態の収納箱兼用簡易トイレによれば、左右の天板13L,13Rの夫々における両端部に、左右の外側板11L,11Rと前後の外側板11F,11Bとの境界線に沿って折り曲げ可能な第4の折り目F4LF,F4LB,F4RF,F4RBを形成したので、左右の天板13L,13Rを胴部11の内側へ折り込んだときに、第4の折り目F4LF,F4LB,F4RF,F4RBで左右の外側板11L,11Rと前後の外側板11F,11Bとの境界線に沿って折り曲げることで、左右の天板13L,13Rの夫々における両端部の前後の天板13F,13Bとの干渉を回避でき、左右の天板13L,13Rを胴部11の内側へ折り込み易くなるとともに、胴部11の内側へ折り込まれた前後の天板13F,13Bが、左右の外側板11L,11Rと前後の外側板11F,11Bとの境界線に沿って折り曲げられた左右の天板13L,13Rの夫々における両端部の面を、前後の外側板11F,11Bとで挟むことで、左右の天板13L,13Rの夫々における両端部の面が前後の天板13F,13Bで保持される。このため、前後の天板13F,13Bの両側の辺縁部13FE,13BEによって胴部11の内側に折り込まれた左右の天板13L,13Rが固定されるのと相俟って、より一層、着座部位が深く凹んだ、座り心地のよい便座部20を形成するように、中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ端部よりも中央部の幅が厚くなるように、夫々胴部の内側に折り込んだ状態を安定させることができる。
その結果、本実施形態の収納箱兼用簡易トイレによれば、内部に物資を収容し、保管、輸送に適した収納箱としての形態と、用便を行うためのトイレとしての形態とに変更でき、且つ、トイレとしての形態で使用する際に、座り心地を良くすることが可能で、しかも、座り心地の良い状態を安定的に維持可能となる。
例えば、第1実施形態の収納箱兼用簡易トイレでは、1組の便座パーツ21を夫々別体に形成したが、便座パーツ21における本体部21aのU字形状の先端同士を折り曲げ可能な折り目を備えて一体的に形成してもよい。
11 胴部
11F 前側の側板
11B 後側の側板
11L 左側の側板
11R 右側の側板
11X 接合部
12 底部
13 天板
13F 前側の天板
13FE、13BE 辺縁部
13B 後側の天板
13L 左側の天板
13R 右側の天板
15 台座部
20 便座部
21 便座パーツ
21a 便座本体部
21b 挿し込み部
21c 側部
F1F、F1B、F1L,F1R 第1の折り目
F2LF、F2LB、F2RF、F2RB 第2の折り目
F3F、F3B 第3の折り目
F4LF,F4LB,F4RF、F4RB 第4の折り目
HLF、HLB、HRF、HRB 挿し込み穴
M1L、M1R 第1のミシン目
M2L,M2R 第2のミシン目
51 胴部
52 底部
53L、53R 天板
53F、53B 天板フラップ
53F1、53B1 差込片
53F2 突片
61 本体
62 孔
63a、63b 蓋体
64a、64b 便座壁
70L、70R、71L、71R 前後一対の側壁
72L、72L 左右一対の側壁
73 胴体
74L、74R 便座形成パネル
Claims (4)
- 収納箱とトイレとに使用形態を変更可能な段ボール紙製の収納箱兼用簡易トイレであって、
前後左右の外側板により形成された四角筒形の胴部と、該胴部の下側開口を塞ぐ底部と、前記前後左右の外側板に夫々連設され、該前後左右の外側板との境界線上に前記胴部の内側へ折り曲げ可能な第1の折り目が形成された前後左右の天板とを備えた箱本体部と、前記箱本体部とは別体に準備された1組の段ボール紙製の便座用パーツとを有し、
前記収納箱としての形態は、前記箱本体部における前記前後左右の天板を前記第1の折り目で前記胴部の内側に折り曲げて該胴部の上側開口を塞ぐことによって形成され、
前記トイレとしての形態は、上部が開口した箱状に形成された台座部と、該台座部の上に装着された、開口を有する便座部とで形成され、
前記台座部は、前記箱本体部における前記胴部と前記底部と前記前後左右の天板とが用いられ、前記左右の天板と前記左右の外側板の上側の一部が、夫々中央部で2つに切り離され、該中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ該端部よりも該中央部の幅が厚くなるように、夫々前記胴部の内側に折り込まれ、前記前後の天板が夫々前記胴部の内側に折り込まれて、少なくとも両側の辺縁部を介して該胴部の内側に折り込まれた前記左右の天板を固定するように構成され、
前記便座部は、前記便座用パーツが用いられ、該各便座用パーツはU字形状に形成された本体部と該本体部の両側端に形成された挿し込み部を有し、前記本体部が前記台座部の上に載置され、前記挿し込み部を前記左右の外側板に形成された挿し込み穴に挿し込むように構成されたことを特徴とする収納箱兼用簡易トイレ。 - 前記左右の天板は、中央部を縦断する仮想線上に、2つに切り離し可能な第1のミシン目が形成され、
前記左右の外側板は、上側の一部における中央部を縦断する仮想線上に、前記第1のミシン目に続く第2のミシン目が形成されるとともに、該第2のミシン目の終端と該左右の外側板の上側角部近傍とを結ぶ仮想線上に、前記胴部の内側へ折り曲げ可能な第2の折り目が形成され、
前記前後の天板は、前記前後の外側板との境界線の近傍であって該境界線と平行な仮想線上に、前記胴部の内側へ折り曲げ可能な第3の折り目が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の収納箱兼用簡易トイレ。 - 前記左右の天板は、該左右の天板と前記左右の外側板の上側の一部が中央部で2つに切り離され、該中央部よりも端部が高くなるように傾斜が付き且つ該端部よりも該中央部の幅が厚くなるように、夫々前記胴部の内側に折り込まれた状態において、該左右の天板の夫々における両端部が、前記左右の外側板と前記前後の外側板との境界線に沿って折り曲げ可能な第4の折り目が形成され、
前記トイレとしての形態において、前記胴部の内側へ折り込まれた前記前後の天板が、さらに、前記左右の外側板と前記前後の外側板との境界線に沿って折り曲げられた前記左右の天板の夫々における両端部の面を、前記前後の外側板とで挟むことを特徴とする請求項1又は2に記載の収納箱兼用簡易トイレ。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の収納箱兼用簡易トイレの収納箱としての形態において、内部にトイレ関連用品を収納してなる収納箱兼用簡易トイレセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016027592A JP5984234B1 (ja) | 2016-02-17 | 2016-02-17 | 収納箱兼用簡易トイレ及び収納箱兼用簡易トイレセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016027592A JP5984234B1 (ja) | 2016-02-17 | 2016-02-17 | 収納箱兼用簡易トイレ及び収納箱兼用簡易トイレセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5984234B1 true JP5984234B1 (ja) | 2016-09-06 |
JP2017144010A JP2017144010A (ja) | 2017-08-24 |
Family
ID=56843314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016027592A Active JP5984234B1 (ja) | 2016-02-17 | 2016-02-17 | 収納箱兼用簡易トイレ及び収納箱兼用簡易トイレセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5984234B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7343367B2 (ja) | 2019-11-21 | 2023-09-12 | 健太郎 地村 | 組立て式トイレ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0928618A (ja) * | 1995-07-25 | 1997-02-04 | Yamaden Seishi Kk | 組み立て式簡易便器 |
JPH0975260A (ja) * | 1995-09-08 | 1997-03-25 | Wako Kanko Kk | 非常時用簡易便器 |
JP4805207B2 (ja) * | 2007-05-14 | 2011-11-02 | 株式会社ケンユー | 簡易トイレ及びトイレセット |
-
2016
- 2016-02-17 JP JP2016027592A patent/JP5984234B1/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0928618A (ja) * | 1995-07-25 | 1997-02-04 | Yamaden Seishi Kk | 組み立て式簡易便器 |
JPH0975260A (ja) * | 1995-09-08 | 1997-03-25 | Wako Kanko Kk | 非常時用簡易便器 |
JP4805207B2 (ja) * | 2007-05-14 | 2011-11-02 | 株式会社ケンユー | 簡易トイレ及びトイレセット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017144010A (ja) | 2017-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2010101897A (ru) | Комбинированное устройство, представляющее собой туалет и сиденье | |
JP5984234B1 (ja) | 収納箱兼用簡易トイレ及び収納箱兼用簡易トイレセット | |
US20120192343A1 (en) | Portable toilet, stool and table | |
JP2007044356A (ja) | 簡易便器 | |
JP4805207B2 (ja) | 簡易トイレ及びトイレセット | |
JP3178275U (ja) | 折畳み収納ボックス | |
JP3142065U (ja) | 折りたたみ式眼鏡ケース | |
JP2017038635A (ja) | 簡易組立トイレ | |
JP6173379B2 (ja) | 簡易便器 | |
US20100058527A1 (en) | Portable Toilet, Stool and Table | |
JP3123238U (ja) | 簡易トイレ | |
JP3214434U (ja) | ゴミ箱兼用簡易トイレ | |
KR101166835B1 (ko) | 포장용 상자 및 이를 제조하는 방법 | |
JP3121096U (ja) | 座椅子となる折り畳み収納箱 | |
JP2012051645A (ja) | 折畳箱 | |
JP3169309U (ja) | プラスチック段ボールからなる簡易便器及び簡易トイレ | |
JP3113506U (ja) | 段ボール組立机 | |
JP3192489U (ja) | 折り畳みトイレ | |
JP2012232053A (ja) | 簡易トイレ | |
JP2009000425A (ja) | 段ボール製組み立て式簡易トイレ | |
JP2000255703A (ja) | ごみ箱 | |
JP3157991U (ja) | 収納箱及び収納箱の連結体 | |
JP3135809U (ja) | 簡易トイレ | |
JP3225861U (ja) | ランドセル用収納具 | |
JP6528020B2 (ja) | トイレ転用可能包装箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20160621 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160728 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5984234 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |