JPH0975260A - 非常時用簡易便器 - Google Patents
非常時用簡易便器Info
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- JPH0975260A JPH0975260A JP25672695A JP25672695A JPH0975260A JP H0975260 A JPH0975260 A JP H0975260A JP 25672695 A JP25672695 A JP 25672695A JP 25672695 A JP25672695 A JP 25672695A JP H0975260 A JPH0975260 A JP H0975260A
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- JP
- Japan
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- toilet seat
- opening
- box body
- bag
- box
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 地震等の自然災害発生時における用便場所の
確保に苦慮していた。 【解決手段】 加重方向に沿わせて縦列配置される補強
用の支骨片13aを内蔵させて中空部13bを区画形成
してなる合成樹脂板材13により上面に開口部12を設
けて形成されるボックス本体11と、このボックス本体
11の開口部12を画成している開口縁部12aに着脱
自在に嵌合止着される一側便座部21aと他側便座部2
1bとからなる便座体21と、この便座体21にその袋
開口部32の側を外被させながら支持させてボックス本
体11内に袋本体部33の側が配設される袋体31とで
組立自在な非常時用簡易便器を形成し、どこへでも持ち
運んで使用できるようにした。
確保に苦慮していた。 【解決手段】 加重方向に沿わせて縦列配置される補強
用の支骨片13aを内蔵させて中空部13bを区画形成
してなる合成樹脂板材13により上面に開口部12を設
けて形成されるボックス本体11と、このボックス本体
11の開口部12を画成している開口縁部12aに着脱
自在に嵌合止着される一側便座部21aと他側便座部2
1bとからなる便座体21と、この便座体21にその袋
開口部32の側を外被させながら支持させてボックス本
体11内に袋本体部33の側が配設される袋体31とで
組立自在な非常時用簡易便器を形成し、どこへでも持ち
運んで使用できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非常時用簡易便器に
係り、さらに詳しくは、地震等の自然災害発生時にあっ
ても用便に供することができる非常時用簡易便器に関す
る。
係り、さらに詳しくは、地震等の自然災害発生時にあっ
ても用便に供することができる非常時用簡易便器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】地震等の自然災害が発生した際、被災者
は、着の身着のままの状態で避難を余儀なくされること
から、平穏な日々を送っていた日常生活からは考えられ
ない種々の不便を強いられることになる。
は、着の身着のままの状態で避難を余儀なくされること
から、平穏な日々を送っていた日常生活からは考えられ
ない種々の不便を強いられることになる。
【0003】しかも、災害救助活動が本格的に開始され
るまでの間は、まず、命の綱である食料と飲料水の確保
が最優先される結果、生命維持に直結しないその他の対
策にまでは手が行き届かず、被災者自身に当面の解決が
委ねられざるを得ないことになる。
るまでの間は、まず、命の綱である食料と飲料水の確保
が最優先される結果、生命維持に直結しないその他の対
策にまでは手が行き届かず、被災者自身に当面の解決が
委ねられざるを得ないことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
非常時にあっては、従来より、必要最低限の各種日用品
をセットした緊急持出パックが売り出されており、これ
を利用することで救助活動が本格化するまでの間、ある
程度までは不便をしのぐことができる。
非常時にあっては、従来より、必要最低限の各種日用品
をセットした緊急持出パックが売り出されており、これ
を利用することで救助活動が本格化するまでの間、ある
程度までは不便をしのぐことができる。
【0005】しかし、生きている明かしでもある時と所
を問わず催す生理的な現象、つまり用便に対する対策
は、個人的な問題でもあり後手に回りがちであり、被災
者各個人はその対応に苦慮する不便があった。
を問わず催す生理的な現象、つまり用便に対する対策
は、個人的な問題でもあり後手に回りがちであり、被災
者各個人はその対応に苦慮する不便があった。
【0006】本発明は従来みられた上記課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、災害発生時のような非
常時にも簡易な操作で用便に供することができる非常時
用簡易便器を提供することにある。
されたものであり、その目的は、災害発生時のような非
常時にも簡易な操作で用便に供することができる非常時
用簡易便器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するものであり、そのうち、請求項1記載の発明は、加
重方向に沿わせて縦列配置される補強用の支骨片を内蔵
させて中空部を区画形成してなる合成樹脂板材により上
面に開口部を設けて形成されるボックス本体と、このボ
ックス本体の開口部を画成している開口縁部に着脱自在
に嵌合止着される一側便座部と他側便座部とからなる便
座体と、この便座体にその袋開口部の側を外被させなが
ら支持させてボックス本体内に袋本体部の側が配設され
る袋体とで構成したことに構成上の特徴がある。なお、
請求項2記載のように、前記ボックス本体における前板
部と後板部との近傍に位置する左右両側板部に補強用板
材を導入するための切込み部を相互に対面する位置関係
のもとで各一対刻入し、これら各一対の切込み部にそれ
ぞれ補強用板材を差し込んで全体強度を補強したり、請
求項3記載のように前記ボックス本体における前板部と
後板部とのそれぞれの内側面に補強用板材を添設して全
体強度を補強したりすることができる。
するものであり、そのうち、請求項1記載の発明は、加
重方向に沿わせて縦列配置される補強用の支骨片を内蔵
させて中空部を区画形成してなる合成樹脂板材により上
面に開口部を設けて形成されるボックス本体と、このボ
ックス本体の開口部を画成している開口縁部に着脱自在
に嵌合止着される一側便座部と他側便座部とからなる便
座体と、この便座体にその袋開口部の側を外被させなが
ら支持させてボックス本体内に袋本体部の側が配設され
る袋体とで構成したことに構成上の特徴がある。なお、
請求項2記載のように、前記ボックス本体における前板
部と後板部との近傍に位置する左右両側板部に補強用板
材を導入するための切込み部を相互に対面する位置関係
のもとで各一対刻入し、これら各一対の切込み部にそれ
ぞれ補強用板材を差し込んで全体強度を補強したり、請
求項3記載のように前記ボックス本体における前板部と
後板部とのそれぞれの内側面に補強用板材を添設して全
体強度を補強したりすることができる。
【0008】また、請求項4記載の発明は、加重方向に
沿わせて縦列配置される補強用の支骨片を内蔵させて中
空部を区画形成してなる合成樹脂板材が用いられ、上面
に形成される開口部の施蓋が自在な蓋部を備えて一体形
成されるボックス本体と、前記開口部を画成している開
口縁部のうち、少なくとも前端部側を除く部位に着脱自
在に嵌合止着される便座体と、この便座体にその袋開口
部の側を外被させながら支持させてボックス本体内に袋
本体部の側が配設される袋体とで構成したことに構成上
の特徴がある。
沿わせて縦列配置される補強用の支骨片を内蔵させて中
空部を区画形成してなる合成樹脂板材が用いられ、上面
に形成される開口部の施蓋が自在な蓋部を備えて一体形
成されるボックス本体と、前記開口部を画成している開
口縁部のうち、少なくとも前端部側を除く部位に着脱自
在に嵌合止着される便座体と、この便座体にその袋開口
部の側を外被させながら支持させてボックス本体内に袋
本体部の側が配設される袋体とで構成したことに構成上
の特徴がある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
ものであり、その全体は、上面に開口部12を有してコ
ンパクトに折り畳むことができるボックス本体11と、
このボックス本体11に嵌合止着される便座体21と、
この便座体21に支持させてボックス本体11内に配設
される袋体31とで構成されている。
ものであり、その全体は、上面に開口部12を有してコ
ンパクトに折り畳むことができるボックス本体11と、
このボックス本体11に嵌合止着される便座体21と、
この便座体21に支持させてボックス本体11内に配設
される袋体31とで構成されている。
【0010】このうち、ボックス本体11は、加重方向
に沿わせて縦列配置される補強用の支骨片13aを内蔵
させて中空部13bが区画形成されている合成樹脂板材
13により底板部14と前板部15と後板部16と左側
板部17と右側板部18とからなる展開形状のもとで、
その全体が直方体形状を呈するようにして組み立てられ
ている。
に沿わせて縦列配置される補強用の支骨片13aを内蔵
させて中空部13bが区画形成されている合成樹脂板材
13により底板部14と前板部15と後板部16と左側
板部17と右側板部18とからなる展開形状のもとで、
その全体が直方体形状を呈するようにして組み立てられ
ている。
【0011】この場合、ボックス本体11の全体強度の
如何によっては、図1に示すように、前板部15と後板
部16との近傍に位置する左右両側板部17,18のそ
れぞれに補強用板材19を導入するための切込み部17
a,18aを相互に対面する位置関係のもとで各一対刻
入し、これら各一対の切込み部17a,18aのそれぞ
れ前記補強用板材19を差し込んで全体強度を補強する
ことができる。なお、各補強用板材19の対応部位に
は、前記切込み部17a,18bの底端を介して嵌り合
う嵌合用溝19aを予め刻設しておくのが望ましい。
如何によっては、図1に示すように、前板部15と後板
部16との近傍に位置する左右両側板部17,18のそ
れぞれに補強用板材19を導入するための切込み部17
a,18aを相互に対面する位置関係のもとで各一対刻
入し、これら各一対の切込み部17a,18aのそれぞ
れ前記補強用板材19を差し込んで全体強度を補強する
ことができる。なお、各補強用板材19の対応部位に
は、前記切込み部17a,18bの底端を介して嵌り合
う嵌合用溝19aを予め刻設しておくのが望ましい。
【0012】また、前記ボックス本体11は、図2に示
すように、前板部15と後板部16とのそれぞれの内側
面に補強用板材19を添設して二重構造とすることによ
り、その全体強度を高めるものであってもよい。
すように、前板部15と後板部16とのそれぞれの内側
面に補強用板材19を添設して二重構造とすることによ
り、その全体強度を高めるものであってもよい。
【0013】一方、便座体21は、所要の厚さを備える
板状の発泡スチロール材からなり、前記ボックス本体1
1の開口部12を画成している開口縁部12aに着脱自
在に嵌合止着される一側便座部21aと他側便座部21
bとに分割された状態のもとで全体が形成されている。
板状の発泡スチロール材からなり、前記ボックス本体1
1の開口部12を画成している開口縁部12aに着脱自
在に嵌合止着される一側便座部21aと他側便座部21
bとに分割された状態のもとで全体が形成されている。
【0014】すなわち、前記便座体21は、前記開口部
12を覆ってボックス本体11の前記開口縁部12a上
への載置が自在であり、しかも、その中央部位に長円開
口部22を設け、かつ、前記開口縁部12aと対面合致
する裏面部位に嵌合溝23を刻設した発泡スチロール材
が用いられ、前記長円開口部22を長さ方向に二分割す
る位置関係で切断して形成される一側便座部21aと他
側便座部21bとで構成されている。
12を覆ってボックス本体11の前記開口縁部12a上
への載置が自在であり、しかも、その中央部位に長円開
口部22を設け、かつ、前記開口縁部12aと対面合致
する裏面部位に嵌合溝23を刻設した発泡スチロール材
が用いられ、前記長円開口部22を長さ方向に二分割す
る位置関係で切断して形成される一側便座部21aと他
側便座部21bとで構成されている。
【0015】さらに、前記袋体31は、シート状の合成
樹脂材が用いられ、一側便座部21aと他側便座部21
bとからなる前記便座体21を外被するように覆うこと
ができる袋開口部32を有し、かつ、その袋本体部33
の側がボックス本体11の内部に安定的に配設できる適
宜サイズによりその全体が形成されている。
樹脂材が用いられ、一側便座部21aと他側便座部21
bとからなる前記便座体21を外被するように覆うこと
ができる袋開口部32を有し、かつ、その袋本体部33
の側がボックス本体11の内部に安定的に配設できる適
宜サイズによりその全体が形成されている。
【0016】一方、図4と図5とは、本発明の他の実施
の形態を示すものであり、その全体は、上面に開口部4
2を有してコンパクトに折り畳むことができるボックス
本体41と、このボックス本体41に嵌合止着される便
座体51と、この便座体51に支持させてボックス本体
41内に配設される袋体31とで構成されている。
の形態を示すものであり、その全体は、上面に開口部4
2を有してコンパクトに折り畳むことができるボックス
本体41と、このボックス本体41に嵌合止着される便
座体51と、この便座体51に支持させてボックス本体
41内に配設される袋体31とで構成されている。
【0017】このうち、ボックス本体41は、図1にお
けると同様に加重方向に沿わせて縦列配置される補強用
の支骨片13aを内蔵させて中空部13bが区画形成さ
れている合成樹脂板材13が用いられ、上面に形成され
る開口部42の施蓋が自在な蓋体52を備えて一体形成
されている。
けると同様に加重方向に沿わせて縦列配置される補強用
の支骨片13aを内蔵させて中空部13bが区画形成さ
れている合成樹脂板材13が用いられ、上面に形成され
る開口部42の施蓋が自在な蓋体52を備えて一体形成
されている。
【0018】すなわち、前記ボックス本体41は、底板
部44と前板部45と後板部46と左側板部47と右側
板部48のほか、前板部45に延設された小蓋片45a
と、後板部46に延設された小蓋片46aと、左側板部
47に延設された外蓋片49と、さらにこの外蓋片49
の先端縁から延設された舌片部50と、左側板部48に
延設された内蓋片51とからなる展開形状のもとで、そ
の全体が直方体形状を呈するようにして組み立てられて
いる。
部44と前板部45と後板部46と左側板部47と右側
板部48のほか、前板部45に延設された小蓋片45a
と、後板部46に延設された小蓋片46aと、左側板部
47に延設された外蓋片49と、さらにこの外蓋片49
の先端縁から延設された舌片部50と、左側板部48に
延設された内蓋片51とからなる展開形状のもとで、そ
の全体が直方体形状を呈するようにして組み立てられて
いる。
【0019】しかも、前記外蓋片49は、内蓋片51に
付設されている把手部51aとの対面部位に前記把手部
51aを表出させるための切欠窓49aを備えているほ
か、前記舌片部50の先端部に掛止片50aを備えて形
成されている。
付設されている把手部51aとの対面部位に前記把手部
51aを表出させるための切欠窓49aを備えているほ
か、前記舌片部50の先端部に掛止片50aを備えて形
成されている。
【0020】また、前記右側板部48には、前記外蓋片
49を施蓋した際に舌片部50が備える前記掛止片50
aを掛け止める掛合片48aが付設されており、これに
よりその施蓋状態を確実なものとして前記把手部51a
を把持してボックス本体41の持ち運びが自在となって
形成されている。
49を施蓋した際に舌片部50が備える前記掛止片50
aを掛け止める掛合片48aが付設されており、これに
よりその施蓋状態を確実なものとして前記把手部51a
を把持してボックス本体41の持ち運びが自在となって
形成されている。
【0021】一方、便座体61は、所要の厚さを備える
板状の発泡スチロール材からなり、ボックス本体41に
おける前記蓋体52の側を内部空間内に押し込んだ際に
前記開口部42を画成する開口縁部42aのうち、少な
くとも前端部側を除く部位に着脱自在に嵌合止着できる
ようにして形成されている。
板状の発泡スチロール材からなり、ボックス本体41に
おける前記蓋体52の側を内部空間内に押し込んだ際に
前記開口部42を画成する開口縁部42aのうち、少な
くとも前端部側を除く部位に着脱自在に嵌合止着できる
ようにして形成されている。
【0022】すなわち、前記便座体61は、前記開口部
42の前端部側を除く部位を部分的に覆ってボックス本
体41の前記開口縁部42a上への載置が自在であり、
しかも、その前端を開口させてなる湾曲切欠部62を有
し、かつ、前記開口縁部42aと対面合致する裏面部位
に嵌合溝63が刻設された板状の発泡スチロール材を用
いて形成されている。
42の前端部側を除く部位を部分的に覆ってボックス本
体41の前記開口縁部42a上への載置が自在であり、
しかも、その前端を開口させてなる湾曲切欠部62を有
し、かつ、前記開口縁部42aと対面合致する裏面部位
に嵌合溝63が刻設された板状の発泡スチロール材を用
いて形成されている。
【0023】この場合、便座体61に刻設されている前
記嵌合溝63は、座高の低い後板部46の側の開口縁部
42aと対面する部位を浅溝部63aとし、左右両側板
部47,48の側の開口縁部42aと対面する部位を深
溝部63bとすることにより、その嵌着時にボックス本
体41に対し水平状態を維持できるようにしておくのが
望ましい。
記嵌合溝63は、座高の低い後板部46の側の開口縁部
42aと対面する部位を浅溝部63aとし、左右両側板
部47,48の側の開口縁部42aと対面する部位を深
溝部63bとすることにより、その嵌着時にボックス本
体41に対し水平状態を維持できるようにしておくのが
望ましい。
【0024】なお、袋体は、図1に示す場合と同様にし
て形成されているものが用いられるので、その説明は省
略する。
て形成されているものが用いられるので、その説明は省
略する。
【0025】このような構成からなる本発明のうち、ま
ず、図1に示す実施の形態に即してその作用を説明すれ
ば、例えば、図3に示すようにして各種日用品をセット
して箱詰めされた緊急持出パック1の外側面1aにボッ
クス本体11を折り畳んだ状態で保持させ、一側便座部
21aと他側便座部21bとで構成される便座体21と
多数枚の袋体31とを緊急持出パック1内に他の日用品
と共に収納しておくことができる。
ず、図1に示す実施の形態に即してその作用を説明すれ
ば、例えば、図3に示すようにして各種日用品をセット
して箱詰めされた緊急持出パック1の外側面1aにボッ
クス本体11を折り畳んだ状態で保持させ、一側便座部
21aと他側便座部21bとで構成される便座体21と
多数枚の袋体31とを緊急持出パック1内に他の日用品
と共に収納しておくことができる。
【0026】地震等の災害発生時には、緊急持出パック
1を避難先まで持ち出し、必要な日用品を取り出して使
用する。また、用便の際は、緊急持出パック1からボッ
クス本体11を取り外し、これを組み立てて図1に示す
ように直方体形状とした後、一側便座部21aは開口部
12における前半部側に、他側便座部21bは後半部側
にそれぞれ載置し、押し付ける。一側便座部21aと他
側便座部21bには、それぞれ前記開口縁部12aと対
面合致する位置に嵌合溝23が刻設されているので、ボ
ックス本体11の側に確実に嵌着して便座体21を形成
することができる。
1を避難先まで持ち出し、必要な日用品を取り出して使
用する。また、用便の際は、緊急持出パック1からボッ
クス本体11を取り外し、これを組み立てて図1に示す
ように直方体形状とした後、一側便座部21aは開口部
12における前半部側に、他側便座部21bは後半部側
にそれぞれ載置し、押し付ける。一側便座部21aと他
側便座部21bには、それぞれ前記開口縁部12aと対
面合致する位置に嵌合溝23が刻設されているので、ボ
ックス本体11の側に確実に嵌着して便座体21を形成
することができる。
【0027】このようにしてボックス本体11に便座体
21を取り付けた後は、この便座体21を外被するよう
に袋開口部32で覆うとともに、袋本体部33の側をボ
ックス本体11の内部に配置することにより袋体31を
セットし、組立を完了し、その利用に供することができ
る。
21を取り付けた後は、この便座体21を外被するよう
に袋開口部32で覆うとともに、袋本体部33の側をボ
ックス本体11の内部に配置することにより袋体31を
セットし、組立を完了し、その利用に供することができ
る。
【0028】使用後は、袋体31を取り外し、組立時と
は逆の手順を踏んでボックス本体11と便座体21とを
コンパクト化し、次の使用に供されるまで保管しておく
ことができる。
は逆の手順を踏んでボックス本体11と便座体21とを
コンパクト化し、次の使用に供されるまで保管しておく
ことができる。
【0029】なお、図1に示すように、左右両側板部1
7,18のそれぞれに補強用板材19を導入するための
切込み部17a,18aが刻入されている場合には、こ
れらの切込み部17a,18aのそれぞれに前記補強用
板材19を差し込んで全体強度を補強して使用すること
ができる。このとき、各補強用板材19の対応部位に前
記切込み部17a,18bの底端を介して嵌り合う嵌合
用溝19aが刻設されている場合には、左右両側板部1
7,18に対しより確実に止着することができるので、
全体強度の向上により寄与させることができる。
7,18のそれぞれに補強用板材19を導入するための
切込み部17a,18aが刻入されている場合には、こ
れらの切込み部17a,18aのそれぞれに前記補強用
板材19を差し込んで全体強度を補強して使用すること
ができる。このとき、各補強用板材19の対応部位に前
記切込み部17a,18bの底端を介して嵌り合う嵌合
用溝19aが刻設されている場合には、左右両側板部1
7,18に対しより確実に止着することができるので、
全体強度の向上により寄与させることができる。
【0030】さらに、前記ボックス本体11は、図2に
示すように、前板部15と後板部16とのそれぞれの内
側面に補強用板材19を添設して二重構造とすることも
でき、これによっても全体強度を高めことができる。
示すように、前板部15と後板部16とのそれぞれの内
側面に補強用板材19を添設して二重構造とすることも
でき、これによっても全体強度を高めことができる。
【0031】次に、図4と図5とに従い本発明の他の実
施の形態に即した作用を説明すれば、ボックス本体41
は、把手部51aを有する緊急持出ボックスとして使用
することができるので、このボックス本体41内に各種
日用品と前記便座体61と多数枚の袋体31とを予め収
納しておくことができる。
施の形態に即した作用を説明すれば、ボックス本体41
は、把手部51aを有する緊急持出ボックスとして使用
することができるので、このボックス本体41内に各種
日用品と前記便座体61と多数枚の袋体31とを予め収
納しておくことができる。
【0032】地震等の災害発生時には、把手部51aを
把持しながらボックス本体41を避難先まで持ち出し、
前記便座体61と袋体31とを残し、その他の日用品を
取り出して別の場所に保管しておく。用便の際は、ボッ
クス本体41内を空の状態とし、まず、小蓋片45a,
46aをボックス本体41内に折り込んだ後、内蓋片5
1を折り込み、さらに、舌片部50を含め外蓋片49を
折り込むことにより、ボックス本体41内に蓋体52の
全体を押し込んで必要空間を確保する。なお、前記蓋体
52をボックス本体41内に押し込んだ際、把手部51
aを外蓋片49の切欠窓49aを介して支持させるなど
してボックス本体41の全体強度を補強することもでき
る。
把持しながらボックス本体41を避難先まで持ち出し、
前記便座体61と袋体31とを残し、その他の日用品を
取り出して別の場所に保管しておく。用便の際は、ボッ
クス本体41内を空の状態とし、まず、小蓋片45a,
46aをボックス本体41内に折り込んだ後、内蓋片5
1を折り込み、さらに、舌片部50を含め外蓋片49を
折り込むことにより、ボックス本体41内に蓋体52の
全体を押し込んで必要空間を確保する。なお、前記蓋体
52をボックス本体41内に押し込んだ際、把手部51
aを外蓋片49の切欠窓49aを介して支持させるなど
してボックス本体41の全体強度を補強することもでき
る。
【0033】かくして、図5に示すようにボックス本体
41内に蓋体52のすべてを押し込んだ後は、湾曲切欠
部62の湾曲側を後板部46側に位置させた便座体61
を開口縁部42a上に載置して押し付ける。この際、便
座体61の裏面側には、座高の低い後板部46の側の開
口縁部42aと対面する部位を浅溝部63aとし、左右
両側板部47,48の側の開口縁部42aと対面する部
位を深溝部63bとした嵌合溝63が刻設されているの
で、便座体61をボックス本体41の側に嵌着した際、
ボックス本体41に対し水平状態を維持させることがで
できる。
41内に蓋体52のすべてを押し込んだ後は、湾曲切欠
部62の湾曲側を後板部46側に位置させた便座体61
を開口縁部42a上に載置して押し付ける。この際、便
座体61の裏面側には、座高の低い後板部46の側の開
口縁部42aと対面する部位を浅溝部63aとし、左右
両側板部47,48の側の開口縁部42aと対面する部
位を深溝部63bとした嵌合溝63が刻設されているの
で、便座体61をボックス本体41の側に嵌着した際、
ボックス本体41に対し水平状態を維持させることがで
できる。
【0034】このようにしてボックス本体41に便座体
61を取り付けた後は、この便座体61を外被するよう
に袋開口部32で覆うとともに、袋本体部33の側をボ
ックス本体41の内部に配置することにより袋体31を
セットし、組立を完了し、その利用に供することができ
る。
61を取り付けた後は、この便座体61を外被するよう
に袋開口部32で覆うとともに、袋本体部33の側をボ
ックス本体41の内部に配置することにより袋体31を
セットし、組立を完了し、その利用に供することができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明のうち、請求項
1記載の発明によれば、必要時にボックス本体を直方体
形状に組み立て、その開口部の側に一側便座部と他側便
座部とからなる便座体をその嵌合溝を介して嵌着し、さ
らに、この便座体を外被するように袋開口部で覆うとと
もに、袋本体部の側をボックス本体の内部に配置するこ
とにより袋体をセットして組立を完了し、直ちにその利
用に供することができる。
1記載の発明によれば、必要時にボックス本体を直方体
形状に組み立て、その開口部の側に一側便座部と他側便
座部とからなる便座体をその嵌合溝を介して嵌着し、さ
らに、この便座体を外被するように袋開口部で覆うとと
もに、袋本体部の側をボックス本体の内部に配置するこ
とにより袋体をセットして組立を完了し、直ちにその利
用に供することができる。
【0036】しかも、ボックス本体等は、緊急持出パッ
クに他の日用品と共に一体的にセットしておけるので、
地震等の災害発生時に避難先へと持ち出すことができ、
避難先での利用に供することができる。
クに他の日用品と共に一体的にセットしておけるので、
地震等の災害発生時に避難先へと持ち出すことができ、
避難先での利用に供することができる。
【0037】また、請求項2記載のように、前記ボック
ス本体の左右両側板部に補強用板材を導入するための切
込み部を各一対刻入してある場合には、これら各一対の
切込み部にそれぞれ前記補強用板材を差し込んで全体強
度を補強することができる。さらに、請求項3記載のよ
うに、前板部と後板部とのそれぞれの内側面に補強用板
材を添設した二重構造とした場合にも、その全体強度を
高めことができる。
ス本体の左右両側板部に補強用板材を導入するための切
込み部を各一対刻入してある場合には、これら各一対の
切込み部にそれぞれ前記補強用板材を差し込んで全体強
度を補強することができる。さらに、請求項3記載のよ
うに、前板部と後板部とのそれぞれの内側面に補強用板
材を添設した二重構造とした場合にも、その全体強度を
高めことができる。
【0038】一方、請求項4記載の発明によれば、ボッ
クス本体は、把手部を有する緊急持出ボックスとして使
用することができるので、このボックス本体内に各種日
用品と前記便座体と袋体とを予め収納しておくことがで
きる。
クス本体は、把手部を有する緊急持出ボックスとして使
用することができるので、このボックス本体内に各種日
用品と前記便座体と袋体とを予め収納しておくことがで
きる。
【0039】地震等の災害発生時には、ボックス本体を
持ち出し、ボックス本体内を空にしてから蓋体の側をボ
ックス本体内に押し込んで必要空間を確保し、便座体を
ボックス本体の側に嵌着した後、前記便座体を外被する
ように袋開口部で覆うとともに、袋本体部の側をボック
ス本体の内部に配置することにより袋体をセットし、組
立を完了し、その利用に供することができる。
持ち出し、ボックス本体内を空にしてから蓋体の側をボ
ックス本体内に押し込んで必要空間を確保し、便座体を
ボックス本体の側に嵌着した後、前記便座体を外被する
ように袋開口部で覆うとともに、袋本体部の側をボック
ス本体の内部に配置することにより袋体をセットし、組
立を完了し、その利用に供することができる。
【図1】本発明の1実施の形態を示す全体説明図であ
る。
る。
【図2】図1に示す実施の形態の変形例を示す説明図で
ある。
ある。
【図3】本発明の1実施の形態についての保管状態の一
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施の形態についてのボックス本
体を示す全体説明図である。
体を示す全体説明図である。
【図5】本発明の他の実施の形態における組立て状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
11 ボックス本体 12 開口部 12a 開口縁部 13 合成樹脂板材 13a 支骨片 13b 中空部 14 底板部 15 前板部 16 後板部 17 左側板部 17a 切込み部 18 右側板部 18a 切込み部 19 補強用板材 19a 嵌合用溝 21 便座体 21a 一側便座部 21b 他側便座部 22 長円開口部 23 嵌合溝 31 袋体 32 袋開口部 33 袋本体部 41 ボックス本体 42 開口部 42a 開口縁部 43 合成樹脂板材 43a 支骨片 43b 中空部 44 底板部 45 前板部 45a 小蓋片 46 後板部 46a 小蓋片 47 左側板部 48 右側板部 48a 掛合片 49 外蓋片 49a 切欠窓 50 舌片部 50a 掛止片 51 内蓋片 51a 把手部 52 蓋体 61 便座体 62 湾曲切欠部 63 嵌合溝 63a 浅溝部 63b 深溝部
Claims (4)
- 【請求項1】 加重方向に沿わせて縦列配置される補強
用の支骨片を内蔵させて中空部を区画形成してなる合成
樹脂板材により上面に開口部を設けて形成されるボック
ス本体と、このボックス本体の開口部を画成している開
口縁部に着脱自在に嵌合止着される一側便座部と他側便
座部とからなる便座体と、この便座体にその袋開口部の
側を外被させながら支持させてボックス本体内に袋本体
部の側が配設される袋体とで構成したことを特徴とする
非常時用簡易便器。 - 【請求項2】 前記ボックス本体における前板部と後板
部との近傍に位置する左右両側板部には、それぞれ補強
用板材を導入するための切込み部を相互に対面する位置
関係のもとで各一対刻入し、これら各一対の切込み部に
それぞれ前記補強用板材を差し込んで全体強度を補強し
たことを特徴とする請求項1記載の非常時用簡易便器。 - 【請求項3】 前記ボックス本体における前板部と後板
部とのそれぞれの内側面には、補強用板材を添設したこ
とを特徴とする請求項1記載の非常時用簡易便器。 - 【請求項4】 加重方向に沿わせて縦列配置される補強
用の支骨片を内蔵させて中空部を区画形成してなる合成
樹脂板材が用いられ、上面に形成される開口部の施蓋が
自在な蓋部を備えて一体形成されるボックス本体と、前
記開口部を画成している開口縁部のうち、少なくとも前
端部側を除く部位に着脱自在に嵌合止着される便座体
と、この便座体にその袋開口部の側を外被させながら支
持させてボックス本体内に袋本体部の側が配設される袋
体とで構成したことを特徴とする非常時用簡易便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25672695A JPH0975260A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 非常時用簡易便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25672695A JPH0975260A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 非常時用簡易便器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0975260A true JPH0975260A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17296603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25672695A Pending JPH0975260A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 非常時用簡易便器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0975260A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007260029A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Sankoo:Kk | 幼児用便座および幼児用便器 |
JP2008125988A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Sankoo:Kk | 便座シート及び該便座シートを備える携帯便器 |
JP5984234B1 (ja) * | 2016-02-17 | 2016-09-06 | 株式会社高木包装 | 収納箱兼用簡易トイレ及び収納箱兼用簡易トイレセット |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP25672695A patent/JPH0975260A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007260029A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Sankoo:Kk | 幼児用便座および幼児用便器 |
JP2008125988A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Sankoo:Kk | 便座シート及び該便座シートを備える携帯便器 |
JP5984234B1 (ja) * | 2016-02-17 | 2016-09-06 | 株式会社高木包装 | 収納箱兼用簡易トイレ及び収納箱兼用簡易トイレセット |
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