JP4805207B2 - 簡易トイレ及びトイレセット - Google Patents

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本発明は、内側の収納スペースに品物を収納可能な収納箱形態から、トイレとして使用可能なトイレ形態へ形態変更可能に構成された簡易トイレと、収納箱形態にある該簡易トイレの収納スペースにトイレ関連用品を収納してなるトイレセットに関するものである。
従来の簡易トイレとしては、特許文献1に記載された組立式段ボール便器を例示する。この便器は、フラップ態様において前面壁に連続する便座、後面壁に連続する便蓋、左右両側壁に連続する便座受けとがそれぞれ設けられた折り畳み可能な箱形の便器本体と、便器本体の中に納めて便座受けを支える補強中枠とからなっている。また、この便器は、便器本体と、補強中枠と、汚物袋と、その中に入れる凝固・消臭剤とをセットとして収納する携帯ケース付きとなっている。
特開平11−155766号公報
ところが、従来の便器は、震災等の災害等時における断水や施設の倒壊により既設のトイレ設備が使用できないとき等、災害等から復旧するまでの一定期間、避難施設や仮設施設等において使用しようとすると、次の点で課題がある。
(1)便器の使用開始後、空き箱となった携帯ケースの保管や処分にコストや手間がかかる。特に大災害のときや、避難施設内に多数の人が避難しているときや、狭い仮設施設内に複数の人が避難しているとき等の窮屈な状態となっているときに、この点が大きな課題となる。
(2)避難施設等において複数人で便器を共用する場合に、多数の汚物袋や凝固・消臭剤が必要になるし、また、便器とは別体で使用可能な小便用の携帯型採尿容器があれば、便器利用者の混雑が低減できて便利である。しかし、これらは携帯ケースに収納できないので、別途補充用品等として用意する必要がある。また、これらを別途用意すると、多数の救援物資等の中に紛れ込んでしまい、いざ使用するときに、携帯ケースとは別体の補充用品等がなかなか見つからないことがある。
(3)前記(2)の課題に対応すべく、前記補充用品等も収納できるように携帯ケースを大きくすると、空き箱となった携帯ケースの保管や処分のコストや手間がさらに増大する。
上記課題を解決するために、本発明の簡易トイレは、
内側の収納スペースに品物を収納可能な収納箱形態と、トイレとして使用可能なトイレ形態との間で形態変更可能に構成された簡易トイレであって、
前記収納箱形態は、前後左右の外側板により形成された四角筒形の胴部と、該胴部の下側開口を塞ぐ底部と、前記前後の外側板にそれぞれ連設された前後の天板フラップと、前記左右の外側板にそれぞれ連設された左右の天板とを備え、
前記トイレ形態は、内側に用便を収容するように有底四角筒状に形成された台座部と、該台座部の上に配設され、前記台座部の内側に連通する開口を有する便座部とを備え、
前記トイレ形態における前記台座部は、前記収納箱形態における前記胴部と前記底部と前記左右の天板とが用いられ、前記左右の天板がそれぞれ前記胴部の内側に折り込まれるとともに、先端側が前記底部に支持されてなる内側板として用いられるように構成されており、
前記トイレ形態における前記便座部は、前記収納箱形態における前後の前記天板フラップが用いられ、該各天板フラップの板幅方向両側に板長方向へ突出するように形成された突帯部が前記台座部の左右の外側板及び内側板の上に載置されることにより、前記台座部上の左右両側に前後方向へ延びる帯状部を形成するように構成されている。
この構成によれば、内側の収納スペースに品物を収納可能な収納箱形態と、トイレとして使用可能なトイレ形態との間で形態変更可能に構成されているので、収納箱又はトイレの2用途に選択的に使用することができる。収納箱形態とトイレ形態との間で形態変更するときに、従来例における携帯ケース等の余分な物が発生しないので、該余分な物を別途保管したり処分したりするコストや手間が発生しない。また、収納箱形態では、そのままの状態で保管したり輸送したりすることが可能になる。また、前記収納スペースに、例えば、後述するトイレ関連用品を収納することができる。
前記前側の天板フラップは、前記両突帯部の間に板長方向へ突出する突片が形成された態様を例示する。
この構成によれば、前記突片を用便時に起立させると金隠しとして使用できる。また、前記突片を用便後に倒すと便蓋としても使用できる。
前記後側の天板フラップは、その両側の前記突帯部の間の凹部が略U字状に形成された態様を例示する。
この構成によれば、前記便座部の開口に利用者のお尻がはまり込むことを防止できる。
前記左右の天板は、前記内側板として用いられる部位の前記外側板側に、前記便座部を支持する頂板として用いられる部位が設けられた態様を例示する。
この構成によれば、前記頂板の上面により、前記便座部を安定的に支持することができる。
前記胴部の内側には、前記前後左右の外側板に対応する前後左右の中枠板により形成された中枠が配設されており、
前記左右の中枠板は、前記トイレ形態において、前記左右の外側板と前記内側板との間にそれぞれ配置され、前記左右の外側板及び前記内側板とともに前記便座部を支持するように構成された態様を例示する。
この構成によれば、耐荷重性及び耐久性を向上させることができる。
前記中枠は、左右の外側板の幅方向中央部に対応する部位に、上下方向に延びるリブ状部をそれぞれ備えた態様を例示する。
この構成によれば、耐荷重性及び耐久性をさらに向上させることができる。
また、本発明のトイレセットは、
前記収納箱形態にある前記いずれかの態様の簡易トイレの収納スペースに、トイレ関連用品を収納してなっている。
前記トイレ関連用品としては、特に限定されないが、次の用品を例示する。
(1)前記簡易トイレを前記トイレ形態にしたときに前記台座部内に装着する蓄便袋。
(2)前記蓄便袋内に入れるための薬剤(凝固剤、消臭剤、殺菌剤、芳香剤等)。
(3)前記簡易トイレに装着せずに単体で使用可能な携帯型採尿容器。
この構成によれば、前記収納スペースにトイレ関連用品を収納することによりセットにしているので、両者を一体的に管理できる。そして、例えば、前記トイレ関連用品として、多数の前記蓄便袋や、前記薬剤をセットにしておけば、避難施設等において複数人で前記簡易トイレを共用する場合に便利になる。また、前記トイレ関連用品として、前記簡易トイレとは別体で使用可能な小便用の携帯型採尿容器をセットにしておけば、複数人で前記簡易トイレを共用する場合に、トイレ利用者の混雑が低減できてさらに便利になる。
本発明に係る簡易トイレによれば、収納箱又はトイレの2用途に選択的に使用することができるという優れた効果を奏する。また、本発明に係るトイレセットによれば、収納箱形態にある前記簡易トイレにトイレ関連用品を収納することによりセットにしているので、両者を一体的に管理できるという優れた効果を奏する。
図1〜図12は本発明を具体化した一実施形態の簡易トイレ1及びトイレセットを示している。簡易トイレ1は、段ボール紙からなる箱本体11(図3参照)と段ボール紙からなる中枠31(図4参照)が組み立てられてなるものであり、内側の収納スペースAに品物を収納可能な収納箱形態Sb(図2参照)と、トイレとして使用可能なトイレ形態St(図1参照)との間で形態変更可能に構成されている。なお、図3及び図4における破線は、折曲線を示しており、その他の図において、図3及び図4の破線に対応する部位に記載された破線も、基本的に折曲線を示している。
まず、収納箱形態Sbについて説明すると、主に図2〜図4に示すように、この収納箱形態Sbは、前後左右の外側板2〜5により形成された四角筒形の胴部16と、該胴部16の下側開口を塞ぐ底部17と、前後の外側板2,3にそれぞれ連設された前後の天板フラップ15,13と、左右の外側板4,5にそれぞれ連設された外天板12及び内天板14と、胴部16の内側に配設された中枠31とを備えている。
各天板フラップ15,13には、その板幅方向両側に板長方向へ突出するように形成された一対の突帯部36が形成されている。各突帯部36の先端には、天板12,14に貫設された差込孔27に差し込み可能な差込片26が連設されている。
本例の前側の天板フラップ15は、両突帯部36の間に板長方向へ突出する突片25が形成されている。突片25を用便時に起立させると金隠しとして使用できる。また、突片25を用便後に倒すと便蓋としても使用できる。
本例の後側の天板フラップ13は、その両側の突帯部36の間の凹部30が略U字状に形成されている。これにより、便座部8の開口8aに利用者のお尻がはまり込むことを防止できる。
本例の左右の天板12,14は、内側板28として用いられる部位の外側板側に、便座部8を支持する頂板29として用いられる部位が設けられている。これにより、頂板29の上面により、便座部8を安定的に支持することができる。
外天板12の先端縁には、一対の差込片21が突設されており、該差込片21は、内天板14と右側の外側板5との境界部に貫設された一対の差込孔22に差し込まれ、内天板14の上に外天板12を係止するようになっている。また、外天板12には、その先端側に設けられた折曲線で、該外天板12の先端部を反胴部内側へ折り曲げると露出するように、係合突起23が設けられている。この係合突起23は、底板フラップ19に設けられた係合切欠24に係入可能になっている。
内天板14の先端縁には、係合突起23が突設されている。この係合突起23は、底板フラップ19に設けられた係合切欠24に係入可能になっている。
中枠31は、前後左右の外側板2〜5に対応する前後左右の中枠板32,32,34,34により形成されており、左右の中枠板34,34は、トイレ形態Stにおいて、左右の外側板4,5と内側板28との間にそれぞれ配置され、左右の外側板4,5及び内側板28とともに便座部8を支持するように構成されている。本例の中枠31は、前後、左右、及び上下がそれぞれ対称に形成されているので、前後、左右、及び上下の向きにそれぞれ関係なく使用することができる。この中枠31により、耐荷重性及び耐久性を向上させることができる。また、本例の中枠31は、左右の外側板4,5の幅方向中央部に対応する部位に、上下方向に延びるリブ状部31bをそれぞれ備えている。これにより、耐荷重性及び耐久性をさらに向上させることができる。
次に、トイレ形態Stについて説明すると、主に図1,図3,図4に示すように、このトイレ形態Stは、内側に用便を収容するように有底四角筒状に形成された台座部7と、該台座部7の上に配設され、台座部7の内側に連通する開口8aを有する便座部8とを備えている。
トイレ形態Stにおける台座部7は、収納箱形態Sbにおける胴部16と底部17と左右の天板12,14とが用いられ、左右の天板12,14がそれぞれ胴部16の内側に折り込まれるとともに、先端側が底部17に支持されてなる内側板28として用いられるように構成されている。
トイレ形態Stにおける便座部8は、収納箱形態Sbにおける前後の天板フラップ15,13が用いられ、該各天板フラップ15,13の板幅方向両側に板長方向へ突出するように形成された突帯部36が台座部7の左右の外側板4,5及び内側板28の上に載置されることにより、台座部7上の左右両側に前後方向へ延びる帯状部37を形成するように構成されている。
次に、本発明のトイレセットについて説明する。このトイレセットは、収納箱形態Sbにある前記いずれかの態様の簡易トイレ1の収納スペースAに2つの中箱を収納してなっている。
また、中箱41には、トイレ関連用品として、簡易トイレ1をトイレ形態Stにしたときに台座部7内に装着する蓄便袋43と、蓄便袋43内に入れるための薬剤(凝固剤、消臭剤、殺菌剤、芳香剤等)が複数個収納されている。
中箱42には、図10及び図11に示すように、トイレ関連用品として、簡易トイレ1に装着せずに単体で使用可能な携帯型採尿容器45が複数枚収納されている。この携帯型採尿容器45は、袋部47と、該袋部47の開口に取り付けられた受け口46とを備え、嵩張らず携帯が容易となるように薄く折り畳み可能に構成されている。袋部47の開口部には、密閉可能又は逆流防止可能に密封チャック47aが設けられている。袋部の中には、尿を固形化させるための凝固剤48が入れられている。また、この携帯型採尿容器45は、長さ方向の半分ずつを抱き合わせるように折り重ねた状態で中箱42に収納されており、取出口42aを開け、ここから1枚取り出すと、次の1枚の先端部分が取出口からポップアップするようになっており、箱から1枚ずつ連続的に取り出せるようになっている。
次に、本発明のトイレセットの製造方法について主に図5を参照しつつ説明する。まず、図3に示す組立前の箱本体11の左側の外側板4に連設された糊代片16aを前側の外側板2に接続することにより、四角筒状の胴部16を形成する(図5(1)参照)。次いで、一対の底板フラップ19を胴部16内に折り込み、その上から一対の底板18を被せ、底板フラップ19と底板18とを接続することにより、底部17を形成する。さらに、図4に示す組立前の中枠31において、右側の中枠板34に連設された糊代片31aを、後側の中枠板32に接続することにより、四角筒状に形成するとともに、左右の中枠板34,34における、左右の外側板4,5の幅方向中央部に対応する部位が中枠31内に突出するように折り曲げることにより、中枠31の上下方向に延びるリブ状部31bを形成する(図5(2)参照)。次いで、中枠31を胴部16内に配設する(図5(3),図6,図7参照)。この状態における中枠31の内側が、品物を収納可能な収納スペースAとなる。次いで、本例では、別途用意した中箱41,42を収納スペースAに収納する(図5(4)参照)。次いで、一対の天板フラップ13,15を品物の上に被せる(図5(5)参照)。次いで、内天板14を一対の天板フラップ13,15の上に被せ、さらに外天板12の先端縁に突設された一対の差込片21を内天板14と右側の外側板5との境界部に貫設された一対の差込孔22に差し込むことにより、内天板14の上に外天板12を係止すると、トイレセットが完成する(図5(6)参照)。
次に、本発明の簡易トイレ1を内側の収納スペースAに品物を収納可能な収納箱形態Sbからトイレとして使用可能なトイレ形態Stへ形態変更する方法について主に図8を参照しつつ説明する。まず、図5(6)に示す収納箱形態Sbにおいて、外天板12の一対の差込片21を差込孔22から抜き、外天板12を開くとともに、内天板14及び一対の天板フラップ13,15を開き、収納スペースAから品物を取り出す(図8(1),図6,図7参照)。次いで、外天板12の先端側に設けられた折曲線で、該外天板12の先端部を反胴部内側へ折り曲げることにより、係合突起23を露出させる。天板12,14の基端側にそれぞれ設けられた折曲線で、該天板12,14の先端側を胴部内側へ折り曲げ、天板12,14の係合突起23を底板フラップ19に設けられた係合切欠24に係入させる。これにより、便座部8を支持する頂板29と、先端側が底部17に支持されてなる内側板28ととして、天板12,14を用いる(図8(2)参照)。次いで、天板フラップ13,15の各突帯部36の先端に設けられた差込片26を、天板12,14に設けられた差込孔27に差し込むことにより係止すると、台座部7上の左右両側に前後方向へ延びる帯状部37が形成される。さらに、前側の天板フラップ15の突片25を起立させることにより金隠しを形成するとトイレ形態Stへの形態変更が完成する(図8(3),図9参照)。このトイレ形態Stの簡易トイレ1は、用便時、台座部7の内側に蓄便袋43の底側を入れるとともに、該蓄便袋43の開口側を裏返し、便座部8及び台座部7の外側に被せ、蓄便袋43内に凝固剤、消臭剤、殺菌剤等の薬剤を入れて使用する(図8(4)参照)。用便後は、蓄便袋43を簡易トイレ1から取り外し、封止部43aを縛ることにより蓄便袋43を密封し、この状態で処分する。なお、トイレ形態Stから収納箱形態Sbに形態変更するには、上記方法の逆に行えばよい。
次に、本発明の簡易トイレ1について耐荷重試験の結果を示す。本例の簡易トイレ1には、波状に形成された中芯と、その両面に貼り付けられたライナからなる3枚構造を有する厚さ約1.5mmの段ボール紙が使用されている。また、本例の簡易トイレ1の各部のサイズは、台座部7の底面から便座部8の上面までの高さが125mm、台座部7の左右幅及び前後幅がそれぞれ194mm及び251mm、台座部7の各頂板29の左右幅が32mm、便座部8の開口8aの幅が該開口8aの中心において222mmに設定されている。試験方法としては、図12に示すように、簡易トイレ1の便座部8に鉄製のあて板50を置き、このあて板50を介して毎分10mmの速度で鉛直荷重Fを加え、破壊に至る最大荷重を測定する方法を採用した。2つの試験体(簡易トイレ1)について試験した結果、それぞれの耐荷重が2690.56N(274.55kgf)、2395.56N(244.44kgf)となり、これらの平均耐荷重は2543.06N(259.50kgf)であった。この結果、本発明の簡易トイレ1はトイレとして十分な耐荷重を備えていることが明らかとなった。
以上のように構成された本発明の簡易トイレによれば、内側の収納スペースAに品物を収納可能な収納箱形態Sbと、トイレとして使用可能なトイレ形態Stとの間で形態変更可能に構成されているので、収納箱又はトイレの2用途に選択的に使用することができる。収納箱形態Sbとトイレ形態Stとの間で形態変更するときに、従来例における携帯ケース等の余分な物が発生しないので、該余分な物を別途保管したり処分したりするコストや手間が発生しない。また、収納箱形態Sbでは、そのままの状態で保管したり輸送したりすることが可能になる。また、収納スペースAに、例えば、トイレ関連用品を収納することができる。
また、本発明のトイレセットによれば、収納スペースAにトイレ関連用品を収納することによりセットにしているので、両者を一体的に管理できる。そして、本例では、トイレ関連用品として、多数の蓄便袋43や、それに入れる薬剤をセットにしているので、避難施設等において複数人で簡易トイレ1を共用する場合に便利になる。さらに、トイレ関連用品として、簡易トイレ1とは別体で使用可能な小便用の携帯型採尿容器45をセットにしているので、複数人で簡易トイレ1を共用する場合に、トイレ利用者の混雑が低減できてさらに便利になる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)簡易トイレ1の材料を適宜変更すること。
(2)簡易トイレ1の各部の形状や大きさを適宜変更すること。
(3)中枠31を省くこと。
本発明を具体化した一実施形態に係る簡易トイレのトイレ形態を示す斜視図である。 同簡易トイレの収納箱形態を示す斜視図である。 同簡易トイレの本体の展開図である。 同簡易トイレの中芯の展開図である。 同簡易トイレを含むトイレセットの製造方法を段階的に示す斜視図である。 同トイレセットの製造方法における製造途中の簡易トイレを示す斜視図である。 同製造途中の簡易トイレを示す平面図である。 同簡易トイレを収納箱形態からトイレ形態へ形態変更する方法を段階的に示す斜視図である。 同簡易トイレのトイレ形態における平面図である。 同トイレセットに収納する中箱の実施例を示す斜視図である。 図10のXI−XI線断面図である。 本発明の簡易トイレの耐荷重試験概況を示す側面図である。
符号の説明
1 簡易トイレ
2〜5 外側板
7 台座部
8 便座部
8a 開口
11 箱本体
12 外天板
13 天板フラップ
14 内天板
15 天板フラップ
16 胴部
16a 糊代片
17 底部
18 底板
19 底板フラップ
21 差込片
22 差込孔
23 係合突起
24 係合孔
25 突片
26 差込片
27 差込孔
28 内側板
29 頂板
30 凹部
31 中枠
31a 糊代片
31b リブ状部
32,34 中枠板
36 突帯部
37 帯状部
41 中箱
41a 取出口
42 中箱
43 蓄便袋
43a 封止部
45 携帯型採尿容器
46 受け口
47 袋部
47a 密封チャック
48 凝固剤
50 あて板
A 収納スペース
St トイレ形態
Sb 収納箱形態

Claims (7)

  1. 内側の収納スペースに品物を収納可能な収納箱形態と、トイレとして使用可能なトイレ形態との間で形態変更可能に構成された簡易トイレであって、
    前記収納箱形態は、前後左右の外側板により形成された四角筒形の胴部と、該胴部の下側開口を塞ぐ底部と、前記前後の外側板にそれぞれ連設された前後の天板フラップと、前記左右の外側板にそれぞれ連設された左右の天板とを備え、
    前記トイレ形態は、内側に用便を収容するように有底四角筒状に形成された台座部と、該台座部の上に配設され、前記台座部の内側に連通する開口を有する便座部とを備え、
    前記トイレ形態における前記台座部は、前記収納箱形態における前記胴部と前記底部と前記左右の天板とが用いられ、前記左右の天板がそれぞれ前記胴部の内側に折り込まれるとともに、先端側が前記底部に支持されてなる内側板として用いられるように構成されており、
    前記トイレ形態における前記便座部は、前記収納箱形態における前後の前記天板フラップが用いられ、該各天板フラップの板幅方向両側に板長方向へ突出するように形成された突帯部が前記台座部の左右の外側板及び内側板の上に載置されることにより、前記台座部上の左右両側に前後方向へ延びる帯状部を形成するように構成された簡易トイレ。
  2. 前記前側の天板フラップは、前記両突帯部の間に板長方向へ突出する突片が形成された請求項1記載の簡易トイレ。
  3. 前記後側の天板フラップは、その両側の前記突帯部の間の凹部が略U字状に形成された請求項1又は2記載の簡易トイレ。
  4. 前記左右の天板は、前記内側板として用いられる部位の前記外側板側に、前記便座部を支持する頂板として用いられる部位が設けられた請求項1〜3のいずれか一項に記載された簡易トイレ。
  5. 前記胴部の内側には、前記前後左右の外側板に対応する前後左右の中枠板により形成された中枠が配設されており、
    前記左右の中枠板は、前記トイレ形態において、前記左右の外側板と前記内側板との間にそれぞれ配置され、前記左右の外側板及び前記内側板とともに前記便座部を支持するように構成された請求項1〜4のいずれか一項に記載された簡易トイレ。
  6. 前記中枠は、左右の外側板の幅方向中央部に対応する部位に、上下方向に延びるリブ状部をそれぞれ備えた請求項1〜5のいずれか一項に記載された簡易トイレ。
  7. 前記収納箱形態にある請求項1〜6のいずれか一項に記載された簡易トイレの収納スペースに、トイレ関連用品を収納してなるトイレセット。
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