JP7334951B2 - 災害用組み立て式トイレ - Google Patents

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Description

本発明は、地震や台風などの災害発生時に使用可能な災害用組み立て式トイレに関する。
地震や台風などの自然災害が発生し、家屋やビルなどで水の供給が停止した場合、飲食用の水に困ることは勿論であるが、水洗式のトイレが使用できなくなるという問題が発生する。このような問題に対して、従来、段ボール製の災害用組み立て式トイレが各種開発されている。
このような段ボール製の災害用組み立て式トイレに関する従来技術として、例えば、下記特許文献1、2がある。
特開2008-104558号公報 特開2013-85807号公報
上記特許文献1は、簡易トイレに関するもので、段ボールからなる外箱1と内箱10とプラスチック製袋20とを備え、外箱1は4面の垂直面部2と底面部と便座部4を備え、内箱10は垂直面部11を備えて筒状をなし、プラスチック製袋20は上辺開口部21に開閉自在なジッパー22を有し、上辺開口部21は内箱10の垂直面部11の上端で外側に折り返され、かつ、垂直面部11の上端と外箱1の小蓋部6との間に挟み込まれる構成とすることで、使用後の密閉性が確実で衛生的であり、必要以上に大きな糞尿袋を使用することがなく、かつ、箱体の強度も十分な簡易トイレとすることができるメリットがある。
また、上記特許文献2は、組み立て式簡易トイレに関するもので、汚物袋を収納した段ボール製の矩形箱体からなる組み立て式トイレにおいて、矩形箱体を、一対の側面部に連接されたフラップの一部が、もう一対の側面部の一方に連接された便座部として機能する中央に開口を有するフラップを支持してなり、汚物袋は、その内側の表面に吸収性樹脂を担持させた合成樹脂製のものである構成とすることで、段ボール製であっても簡易な構成で十分な強度を有し、また、糞尿処理を容易に行えるメリットがある。
しかしながら、上記特許文献1、2のような従来の災害用組み立て式トイレにおいては、糞尿を汲み取る袋を内在させる構成であることから、使用毎或いは糞尿がたまった毎に袋を交換する必要があると共に、使用後の袋を運搬、処理しなければならず、手間やコストがかかるばかりでなく、衛生的でないという問題があった。
そこで、本発明は上記従来の災害用組み立て式トイレにおける問題を解消し、糞尿を汲み取る袋が必要なく、運搬や設置が容易な災害用組み立て式トイレの提供を課題とする。
上記課題を達成するため本発明の災害用組み立て式トイレは、マンホールや排水ますに取り付けて災害時に使用する災害用組み立て式トイレであって、マンホールや排水ますに嵌合可能な板状部材で構成されると共に、その中央位置に貫通孔を備える取付板と、前記取付板上に固定される段ボール製の便器とからなり、前記取付板は、第1の支持板と、前記第1の支持板とは外径が異なる第2の支持板とを同心円状に積層させてなり、前記便器は、展開状態において略長方形をなすと共に、短手方向に形成した複数の折り曲げ線で折り曲げて、上下面と背面とが開口した略コ字形状に屈曲されてなる本体板と、展開状態において略長方形をなすと共に、短手方向に形成した折り曲げ線で折り曲げて、前記本体板の上面開口を覆う便座板と、前記本体板の背面開口を覆う背面板とが略L字形状に屈曲されてなる便座背面板と、展開状態において略長方形をなすと共に、短手方向に形成した折り曲げ線で折り曲げて、前記便座板を覆う便蓋板と、前記背面板を覆う背面板とが、略L字形状に屈曲されてなる便蓋背面板とからなり、且つ、前記本体板は、折り曲げた状態における背面開口側の上端近傍に、係合用切り欠き溝を対向配置させて備え、前記便座背面板の背面板と、前記便蓋背面板の背面板とは、折り曲げた状態におけるそれぞれの上端近傍に、係合用切り欠き溝を短手方向に対向配置させて備え、前記本体板に備える係合用切り欠き溝に、前記便座背面板と前記便蓋背面板とが備える各係合用切り欠き溝を係合させることで、前記本体板に、前記便座背面板と前記便蓋背面板とを固定して使用することを第1の特徴としている。
また、本発明の災害用組み立て式トイレは、上記第1の特徴に加えて、本体板は、取付板と接する各辺を折り曲げ線として外方に向けて折り曲げられて、前記取付板に着座する着座板を備え、便座背面板は、取付板と接する辺を折り曲げ線として外方に向けて折り曲げられて、前記取付板に着座する着座板を備え、前記本体板の着座板と、前記便座背面板の着座板とを、接着材を介して前記取付板に固定することを第2の特徴としている。
また、本発明の災害用組み立て式トイレは、上記第1又は第2の特徴に加えて、本体板の内面と、便座背面板の背面板の内面とに被覆可能な防水素材で形成される防水板を備えると共に、前記防水板の長さを、災害用組み立て式トイレをマンホールや排水ますに取り付けた状態において、防水板がマンホールや排水ますの内部に突出する長さに構成してあることを第3の特徴としている。
また、本発明の災害用組み立て式トイレは、上記第1~第3の何れか1つの特徴に加えて、便蓋板は、便座板との接触面に密閉用緩衝材を備えることを第4の特徴としている。
また、本発明の災害用組み立て式トイレは、上記第2~第4の何れか1つの特徴に加えて、本体板と、便座背面板とを少なくとも2枚以上備えると共に、最内側の本体板と最下側の便座背面板とに、それぞれ着座板を設けてあることを第5の特徴としている。
また、本発明の災害用組み立て式トイレは、上記第1~第5の何れか1つの特徴に加えて、取付板の表面に防水加工を施してあることを第6の特徴としている。
請求項1に記載の災害用組み立て式トイレによれば、既存のマンホールや排水ますに取付板を嵌合させることで設置が可能なため、マンホールや排水ますに設置する際に、別途装置や治具が必要となることがない。また、便器は段ボール製の本体板、便座背面板、便蓋背面板を折り曲げて、係合用切り欠きを係合させるだけであるので、便器の組み立てにも工具が必要とならない。従って、短時間で容易に設置が可能な災害用組み立て式トイレとすることができる。
また、糞尿はマンホールや排水ますの下水に直接投下させることができるため、糞尿を汲み取るための袋が必要とならない。よって、衛生的な災害用組み立て式トイレとすることができる。
また、便器は段ボール製であるため、運搬時には軽く、使用後は燃やすことができ、環境負荷の少ない循環型の災害用組み立て式トイレとすることができる。
更に、便器を構成する本体板、便座背面板、便蓋背面板は、展開状態において略長方形であることから、組み立て前には小型化、薄型化が可能で、運搬時には運び易く、保管時に嵩張ることがなくて省スペース化が可能な災害用組み立て式トイレとすることできる。
更に、取付板の構成として、外径が異なる第1の支持板、第2の支持板を備えることで、1枚の取付板の表裏を変えるだけで、孔径が異なる2種類のマンホールや排水ますに対して設置が可能なトイレとすることができる。よって、利便性が高い災害用組み立て式トイレとすることができる。
また、2種類の支持板を積層させることで、何れか一方の支持板をマンホールや排水ますに嵌合させた状態において、他方の支持板の厚み分だけ、便器を地上よりも上方に持ち上げた状態で設置させることができる。よって、地表に雨が溜まるような雨量が多い状況下などでも、便器に雨が触れることを効果的に防止でき、耐久性の高い災害用組み立て式トイレとすることができる。
また、請求項2に記載の災害用組み立て式トイレによれば、請求項1に記載の構成による作用効果に加えて、着座板を備え、接着材を介して着座板を取付板に固定する構成とすることで、取付板に対して便器をより安定的に固定することができる。よって、使用時にぐらつきが生じることを防止でき、使用感の良好な災害用組み立て式トイレとすることができる。
また、請求項3に記載の災害用組み立て式トイレによれば、請求項1又は2に記載の構成による作用効果に加えて、段ボール製の本体板や便座背面板の背面板に尿などが直接かかることを防止できる。また、マンホールや排水ますから上昇してくる湿気によって本体板がしおれることを効果的に防止することができる。よって、耐久性に優れた段ボール製の災害用組み立て式トイレとすることができる。更に、防水板の長さをマンホールや排水ますの内部に突出する長さとすることで、尿などをマンホールや排水ますの内部に確実に導くことができ、便器の下方から漏れ出ることを効果的に防止することができる。よって、衛生的で、尿などの湿気によって段ボール製の本体板がしおれることを一段と防止することができる。
また、請求項4に記載の災害用組み立て式トイレによれば、請求項1~3の何れか1つに記載の構成による作用効果に加えて、便蓋板に密閉用緩衝材を備えることで、使用前や使用後に便蓋板に任意の重りなどを置くだけで、便座板に対する便蓋板の密閉性を向上させることができる。よって、便器から汚水などの臭いが漏れ出ることを防止でき、一段と衛生的な災害用組み立て式トイレとすることができる。
また、請求項5に記載の災害用組み立て式トイレによれば、請求項2~4の何れか1つに記載の構成による作用効果に加えて、便器の強度を向上させることができ、耐久性に優れた災害用組み立て式トイレとすることができる。また、使用者の体重を一段としっかりと支持することができることで、一段と使用感の良好な災害用組み立て式トイレとすることができる。
また、請求項6に記載の災害用組み立て式トイレによれば、請求項1~5の何れか1つに記載の構成による作用効果に加えて、取付板が雨などに濡れることを防止でき、取付板の耐久性を一段と向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る災害用組み立て式トイレを示す図で、(a)は設置状態を示す全体正面図、(b)は(a)の部分拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る災害用組み立て式トイレを示す図で、(a)は便器及び取付板の斜視図、(b)は便座板、便蓋板を持ち上げた状態の便器及び取付板を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る災害用組み立て式トイレを示す図で、(a)は便器及び取付板の側面方向からの斜視図、(b)は便器及び取付板の背面方向からの斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る災害用組み立て式トイレを示す図で、(a)は便座板、便蓋板を持ち上げた状態の便器及び取付板の平面方向から見た斜視図、(b)は取付板及びマンホール受枠の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る災害用組み立て式トイレの分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る災害用組み立て式トイレを構成する便器のうち、便座背面板と便蓋背面板の展開図である。 本発明の第1の実施形態に係る災害用組み立て式トイレを構成する便器のうち、本体板と防水板の展開図である。 本発明の第2の実施形態に係る災害用組み立て式トイレを示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る災害用組み立て式トイレについて説明する。
まず、図1~図7を参照して本発明の第1の実施形態に係る災害用組み立て式トイレ1について説明する。
本発明の災害用組み立て式トイレ1は、地震や津波、台風などの自然災害の発生に伴い、家屋やビルなどの水洗式のトイレが使用できない場合に使用するトイレである。
この災害用組み立て式トイレ1は、図1に示すように、取付板2と、便器3とで構成される。なお、使用状態においては、図1に示すように、災害用組み立て式トイレ1を覆い隠すことができるテント4を用いて閉鎖空間を形成した状態で使用する。
前記取付板2は、マンホール5に嵌合させてその上に便器3を取り付けるための支持台となるものである。
この取付板2は、図1~図5に示すように、中央位置に貫通孔Kを備え、マンホール5の蓋(図示しない。)を嵌合させるマンホール受枠6に嵌合可能な板状部材で構成されている。より具体的には、図1、図4、図5に示すように、円形の板状部材で構成される第1の支持板2aと、該第1の支持板2aとは直径が異なる円形の板状部材で構成される第2の支持板2bとを同心円状に積層させた状態で貼り付けて、取付板2が構成されている。
また、本実施形態においては図1(b)に示すように、第2の支持板2bをマンホール受枠6に嵌合させる構成としており、第2の支持板2bの厚みをマンホール受枠6の嵌合用凹所の深さと同じ長さとしてある。これにより、マンホール受枠6の着座面6cに第2の支持板2bを載置させた状態において、第2の支持板2bの上面を、地表面と面一な状態とすることができる。また、詳しくは図示していないが、第1の支持板2aの厚みは、第1の支持板2aの直径と同じマンホール受枠(図示しない。)の嵌合用凹所の深さと同一の長さに構成してある。
また、第1の支持板2aと第2の支持板2bとには、図4、図5に示すように、同一形状、同一大きさの貫通孔K1、K2を設けてある。なお、本実施形態においては、図4(b)に示すように、貫通孔K1、K2の形状をいわゆるホームベース型としてある。勿論、貫通孔Kの形状は本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
更に、本実施形態においては、第1の支持板2aと第2の支持板2bとの表面に防水加工を施してある。より具体的には、第1の支持板2aと第2の支持板2bとにおける便器3を載置させる面の表面に防水性の塗料を塗布してある。勿論、防水性の塗料を塗布する面は、本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
なお、本実施形態においては、取付板2として、所定の厚みを有するコンクリートパネル(いわゆるコンパネ)を用いている。勿論、取付板2の材質はこのようなものに限るものではなく、他の材質とする構成としてもよい。が、望ましくは、運搬時や保管時、設置や取り外しの労力を鑑みて軽量な材質のものであることが望ましい。
前記便器3は、図1(b)、図2(b)、図3(a)、図5に示すように、本体板10と、便座背面板20と、便蓋背面板30とで構成される。
前記本体板10は、便器3の骨格の主たる部分を構成するものである。
本実施形態においては、図7(a)、図7(b)に示すように、展開状態において略長方形をなす段ボール紙で本体板10を形成してある。また、内側本体板11と外側本体板12との2枚の本体板10を備える構成としてある。
前記内側本体板11は、最内側に配置される本体板10である。
本実施形態においては、図7(a)に示すように、内側本体板11の短手方向の所定位置に複数本(3本)の折り曲げ線Pを設けてある。具体的には、内側本体板11の長手方向中央位置に1本の折り曲げ線Pを設け、この折り曲げ線Pを対称軸として、線対称に2本の折り曲げ線Pを設けてある。更に、内側本体板11の下端から所定長さを空けた位置に、内側本体板11の長手方向に1本の折り曲げ線Pを設けてある。なお、折り曲げ線Pは、例えば、所望の位置に型を用いて筋押し加工を施すことで形成することができる。
また、内側本体板11の短手方向に設ける3本の折り曲げ線において、長手方向に設ける折り曲げ線と交差する交差点から下端までの部分を、内側本体板11を内方に切り込む切込み線Qとしてある。
このような構成とすることで、図7(a)に示すように、内側本体板11の構成を、長手方向に並列配置される4つの側面板11aと、各側面板11aの下方に4つの着座板11bが連接されてなる構成としてある。
また、図7(a)に示すように、内側本体板11の上辺の中央位置には、上辺から外方に膨出してなる凸状の嵌合用凸部11cを設けてある。
更に、図7(a)に示すように、内側本体板11には、上辺の左右端部付近で、且つ、内側本体板11の長手方向中央位置に設ける折り曲げ線Pを対称軸として線対称となる位置に、係合用切り欠き溝11dを一対設けてある。より具体的には、略矩形状の第1の係合用切り欠き溝11eと、第1の係合用切り欠き溝11eよりも深さが深い、略矩形状の第2の係合用切り欠き溝11fとが連接されてなる係合用切り欠き溝11dを一対設けてある。この係合用切り欠き溝11dは、便座背面板20、便蓋背面板30を係合させるための溝である。
このように、本実施形態においては、係合用切り欠き溝11dを、内側本体板11の長手方向内側の溝が浅く、内側本体板11の長手方向外側の溝が深い、階段状の1つの段差切り欠き溝として構成してある。よって、係合用切り欠き溝11dには、深さが異なる第1の着座面S1と第2の着座面S2とが連接されて形成されている。具体的には、第1の係合用切り欠き溝11eの底面を構成する第1の着座面S1と、第2の係合用切り欠き溝11fの底面を構成する第2の着座面S2とである。
なお、本実施形態においては、係合用切り欠き溝11dを1つの段差切欠き溝として構成したが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、溝の底面に段差のない1つの切り欠き溝とする構成としてもよい。ただし、便座背面板20、便蓋背面板30の抜け防止やずれ防止を鑑みれば、階段状の1つの段差切欠き溝とすることが望ましい。
以上のような構成からなる内側本体板11は、使用時には、図5に示すように、短手方向及び長手方向に設ける折り曲げ線Pで折り曲げて、上下面と背面とが開口した略コ字形状、より具体的には、平面視においていわゆるホームベース形状に変形させて使用する。なお、図7(a)に示す内側本体板11の長手方向の長さと、図7(b)に示す外側本体板12の長手方向の長さとは、各本体板を折り曲げた状態において、取付板2に設けるホームベース形状の貫通孔Kに沿わせることができる大きさとしてある。また、内側本体板11を折り曲げる際、着座板11bは、側面板11aよりも外方に向けて折り曲げる。これにより、図2、図3に示すように、着座板11bを、取付板2と接する各辺を折り曲げ線Pとして外方に向けて折り曲げられて、取付板2に着座する着座板11bとすることができる。また、内側本体板11を折り曲げた状態においては、図5に示すように、背面開口側の上端近傍に、一対の係合用切り欠き溝11dが対向配置される。
なお、図示していないが、使用時には、接着材を介して取付板2に各着座板11bを固定する。なお、本実施形態においては、接着材として両面テープを用いている。勿論、接着材は両面テープに限るものではなく、一定の強度を持って取付板2に着座板11bを取付可能なものであれば、如何なるものを用いてもよい。
前記外側本体板12は、内側本体板11の外側(最外側)に配置される本体板10である。
なお、本実施形態においては、この外側本体板12は、内側本体板11と比べて、着座板11bを備えていない点を除き、既述した内側本体板11と同じ構成を備えるものである。よって、詳細な説明は省略するものとする。また、外側本体板12の大きさは、内側本体板11の着座板11bを除く大きさと略同じ大きさとしてある。これにより、図3(b)に示すように、使用時には、内側本体板11の着座板11bに、外側本体板12の側面板12aの下端が接する状態となる。
前記便座背面板20は、便器3の便座を構成すると共に、本体板10の背面開口を塞ぐ背面板を構成するものである。
本実施形態においては、図5に示すように、展開状態において略長方形をなす段ボール紙で便座背面板20を形成してある。また、下側便座背面板21と上側便座背面板22との2枚の便座背面板20を備える構成としてある。
前記下側便座背面板21は、最下側に配置される便座背面板20で、主として、上側に配置される上側便座背面板22の土台を構成するものである。
この下側便座背面板21は、図6に示すように、下側便座背面板21の短手方向に設ける折り曲げ線Pを介して区分けされる便座板21aと、背面板21bと、着座板21cとで構成される。
前記便座板21aは、いわゆる便座を構成するものである。但し、本実施形態においては、使用者の肌と直接ふれる便座とはならず、主として、上側に配置される上側便座背面板22の土台を構成する便座となるものである。
この便座板21aは、図6に示すように、先端(図6における上側)が湾曲した略長方形をなし、中央に、便座板21aの外形と相似形の便座孔B1を備えている。なお、便座板21aの便座孔B1を除く幅は、便器3の設置状態において内側本体板11、外側本体板12の上面に載置可能な幅としてある。
更に、先端と便座孔B1との間には、略V字形の嵌合用貫通孔Uを設けてある。
なお、便座板21aは、折り曲げ線Pを介して持ち上げ自在な構成としてある。より具体的は、本実施形態においては、便座板21aに設ける折り曲げ線Pとして、段ボール紙の一面側(外面側)から他面側(内面側)の手前までを切り込んでなる切込み線を用いる構成としてある。
前記背面板21bは、本体板10の背面開口を塞ぐための背面壁を構成するものである。
この背面板21bは、図6に示すように、折り曲げ線Pを介して便座板21aから連接される略長方形で構成される。また、上部の左右両端に、外向き下方に延出する略L字形状の係合用片21dを備える。これにより、上端近傍に、係合用切り欠き溝21eを背面板21bの短手方向に一対対向配置させて備える構成としてある。なお、この係合用切り欠き溝21eは、内側本体板11と外側本体板12に設ける係合用切り欠き溝11d、12dに係合させるためのものである。
また、図6(a)に示す背面板21の短手方向の長さは、取付板2に設けるホームベース形状の貫通孔2の対応位置の沿わせることができる長さとしてある。
前記着座板21cは、使用時において取付板2に着座させるためのものである。
本実施形態においては図6に示すように、折り曲げ線Pを介して、背面板21bから連接される略長方形で構成される。このような構成とすることで、取付板2に一定の面積をもって着座板21cを面接触させることができる。
なお、便座板21a、背面板21b、着座板21cは、例えば、金型を用いて長方形の段ボール紙を型抜きすることで形成することができる。
前記上側便座背面板22は、下側便座背面板21の上側に配置される便座背面板20であり、使用者の肌に触れる便座板を構成するものである。
この上側便座背面板22は、図6に示すように、上側便座背面板22の短手方向に設ける折り曲げ線Pを介して区分けされる便座板22aと、背面板22bとで構成される。
なお、本実施形態においては、この上側便座背面板22は、下側便座背面板21と比べて、着座板21cを備えていない点を除き、既述した下側便座背面板21と同じ構成を備えるものである。よって、詳細な説明は省略するものとする。また、上側便座背面板22の大きさは、下側便座背面板21の着座板21cを除く大きさと略同じ大きさとしてある。これにより、図示していないが、使用時には、下側便座背面板21の着座板21cに、上側便座背面板22の背面板22bの下端が接する状態となる。
なお、上側便座背面板22の便座板22aも折り曲げ線Pを介して持ち上げ自在な構成としてある。より具体的は、本実施形態においては、便座板22aに設ける折り曲げ線Pとして、段ボール紙の一面側(外面側)から他面側(内面側)の手前までを切り込んでなる切込み線を用いる構成としてある。
前記便蓋背面板30は、便器3の便蓋を構成すると共に、本体板10の背面開口を塞ぐ背面板を構成するものである。
本実施形態においては、図5に示すように、展開状態において略長方形をなす段ボール紙で便蓋背面板30を形成してある。
なお、本実施形態においては、この便蓋背面板30は、下側便座背面板21と比べて、便座孔B1と着座板21cを備えていない点を除き、既述した下側便座背面板21と同じ構成を備えるものである。よって、詳細な説明は省略するものとする。また、便蓋背面板30の大きさは、下側便座背面板21の着座板21cを除く大きさと略同じ大きさとしてある。これにより、図3(b)に示すように、使用時には、下側便座背面板21の着座板21cに、便蓋背面板30の背面板32の下端が接する状態となる。
なお、便蓋背面板30の便座板31も折り曲げ線Pを介して持ち上げ自在な構成としてある。より具体的は、本実施形態においては、便座板31に設ける折り曲げ線Pとしては、段ボール紙の一面側(外面側)から他面側(内面側)の手前までを切り込んでなる切込み線を用いる構成としてある。このような構成とすることで、手で持ち上げた状態を維持しない限り、或いは使用者が立ち上がるだけで、自然と便座板31が閉まるような構造とすることができる。よって、便座板31が空いたままの状態を効果的に防ぐことができるとことで、下水の臭いが漏れ出ることを防ぐことができると共に、男性が立小便をすることを防止でき、衛生的な災害用組み立て式トイレ1とすることができる。
更に、本実施形態においては図2~図5に示すように、便蓋板31における便座板22aとの接触面に、密閉用緩衝材Cを備える構成としてある。
具体的には図2(b)、図5に示すように、細長い略馬蹄形状からなる密閉用緩衝材Cを便蓋板31の内面側の外周縁に接着材(図示しない。)を介して貼り付ける構成としてある。勿論、密閉用緩衝材Cを設ける位置や領域は本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
なお、密閉用緩衝材Cとしては、例えば、ウレタンやスポンジなど各種弾性材を用いることができる。また、接着材としては、例えば、両面テープなどを用いることができる。本実施形態においては、接着材として、両面テープを用いる構成としてある。
以上のような構成からなる下側便座背面板21、上側便座背面板22は、使用時には、図2、図3、図5に示すように、それぞれ短手方向に設ける折り曲げ線Pで折り曲げて、本体板10の上面開口を覆う便座板21a、22aと、本体板10の背面開口を覆う背面板21b、22bとを略L字形状に変形させて使用する。この際、下側便座背面板21においては、着座板21cは、背面板21bよりも外方に向けて折り曲げる。これにより、図3に示すように、着座板21cを、取付板2と接する辺を折り曲げ線Pとして外方に向けて折り曲げられて、取付板2に着座する着座板21cとすることができる。
また、下側便座背面板21、上側便座背面板22を折り曲げた状態においては、図5に示すように、下側便座背面板21と上側便座背面板22とのそれぞれの上端近傍に、一対の係合用切り欠き溝21e、一対の係合用切り欠き溝22eが、下側便座背面板21と上側便座背面板22の短手方向にそれぞれ対向配置される。
なお、図示していないが、使用時には、接着材を介して取付板2に着座板21cを固定する。なお、本実施形態においては、接着材として、両面テープを用いる構成としてある。勿論、接着材は両面テープに限るものではなく、一定の強度を持って取付板2に着座板21cを取付可能なものであれば、如何なるものを用いてもよい。
また、便蓋背面板30は、使用時には、図2、図3、図5に示すように、短手方向に設ける折り曲げ線Pで折り曲げて、便座板20を覆う便蓋板31と、上側便座背面板22の背面板22bを覆う背面板32とを略L字形状に変形させて使用する。
また、便蓋背面板30を折り曲げた状態においては、図5に示すように、背面板32の上端近傍に、一対の係合用切り欠き溝34が、背面板32の短手方向に対向配置される。
また、本実施形態においては、図1、図2(b)、図4(a)、図5に示すように、本体板10と、下側便座背面板21の背面板21bの内面に被覆可能な防水素材で形成される防水板40を備える構成としてある。
具体的には、図5、図7(c)に示すように、内側本体板11の側面板11aに対応する側面板用防水板41と、背面板21bに対応する背面板用防水板42との2枚の防水板40を備える構成としてある。なお、側面板用防水板41と背面板用防水板42とには、所定位置に折り曲げ線Pが設けられている。
また、側面板用防水板41と背面板用防水板42の形状、大きさは、使用状態において、側面板11aの内面と、背面板21bの内面とのそれぞれの内面全面を被覆できる形状、大きさとしてある。
更に、本実施形態においては、図1、図3(b)に示すように、防水板40の長さを、災害用組み立て式トイレ1をマンホール5に取り付けた状態において、防水板40がマンホール5の内部に突出する長さに構成してある。より具体的には、側面用防水板41の突出用片41aと、背面板用防水板42の突出用片42aがマンホール5の内部に突出する長さに構成してある。なお、図7(c)に示すように、側面板用防水板41に設ける突出用片41aは、隣接する突出用片41aの境界線が切り込み線Qで構成されている。勿論、このような構成に限るものではなく、隣接する突出用片41aの境界線を折り曲げ線Pとする構成としてもよい。
なお、防水板40は、使用時には接着材(図示していない。)を介して側面板11a、背面板21dに貼り付ける。なお、接着剤としては、例えば、両面テープなどを用いることができる。本実施形態においては、接着材として、両面テープを用いる構成としてある。
また、本実施形態においては、側面板11aと背面板21bとにそれぞれ対応する防水板40を用いる構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、側面板11aと背面板12bとに一体的に1枚の防水板を被覆させる構成としてもよい。
なお、本実施形態においては、防水板40として、プラスチックベニヤ板を用いる構成としてある。より具体的には、シート状のポリプロピレン板を用いる構成としてある。勿論、防水板40の材質はこのような構成に限るものではなく、防水性のある素材であれば、適宜変更可能である。但し、使用後に燃やす際に有毒ガスを発生させないという観点からは、シート状のポリプロピレン板を用いる構成とすることが望ましい。
上記構成からなる災害用組み立て式トイレ1は、取付板2、本体板10、便座背面板20、便蓋背面板30、防水板40、テント4、両面テープ(図示しない。)を一組として、梱包箱に収納されて被災地などに送られる。
次に、このような構成からなる本発明に係る災害用組み立て式トイレ1のマンホール5への設置方法を説明する。
まず、取付板2、本体板10、便座背面板20、便蓋背面板30、防水板40、テント4、両面テープ(図示しない。)が一組となる災害用組み立て式トイレセットが収容されている梱包箱を開封し、各パーツを取り出す。
その後、内側本体板11、外側本体板12を折り曲げ線Pで折り曲げて、いわゆるホームベース形状に屈曲させる。また、内側本体板11においては、着座板11bを折り曲げ線Pで折り曲げて外方に屈曲させる。この際、着座板11bの取付板2との接触面に両面テープ(図示しない。)の片側の剥離紙を残した状態で貼り付けておく。そして、外側本体板12を内側本体板11の外側に配置する。
その後、両面テープ(図示しない。)を介して、側面板11aの内面に側面板用防水板41を貼り付ける。
また、下側便座背面板21、上側便座背面板22、便蓋背面板30を折り曲げ線Pで折り曲げて、略L字形状に屈曲させる。
その後、両面テープ(図示しない。)を介して、背面板21bの内面に背面板用防水板42を貼り付ける。
なお、密閉用緩衝材Cは、梱包箱に収納される前に、両面テープを介して便蓋板31の所定位置に予め貼り付けられている。
その後、下側便座背面板21の係合用切欠き溝21eを、内側本体板11の第1の係合用切欠き溝11e及び外側本体板12の第1の係合用切欠き溝12eに係合させると共に、嵌合用貫通孔Uを嵌合用凸部11c、12cに嵌合させる。また、上側便座背面板22の係合用切欠き溝22eを、内側本体板11の第1の係合用切欠き溝11e及び外側本体板12の第1の係合用切欠き溝12eに係合させる。これによって、係合用切欠き溝21e、22eの底面が、第1の着座面S1、S3に着座した状態で、下側便座背面板21及び上側便座背面板22が、本体10に係合される。なお、本実施形態においては、第1の着座面S1、S3の長さを、下側便座背面板21と上側便座背面板22とを形成する2枚の段ボール紙の厚みと同じ長さに構成してある。
そして、便蓋背面板30の係合用切欠き溝34を、内側本体板11の第2の係合用切欠き溝11f及び外側本体板12の第2の係合用切欠き溝12fに係合させる。これによって、係合用切欠き溝34の底面が、第2の着座面S2、S4に着座した状態で、便蓋背面板30が、本体10に係合される。なお、本実施形態においては、第2の着座面S2、S4の長さを、便座背面板30を形成する1枚の段ボール紙の厚みと同じ長さに構成してある。
以上により、1つの段差切り欠き溝からなる係合用切り欠き溝12d内で、係合用切欠き溝21e、22e、34の各底面が、この順に本体板10の背面開口に向けて並んだ状態で対応する着座面S1~S4に着座している。より具体的には、係合用切欠き溝21e、22eの各底面に比べて、係合用切欠き溝34の底面がより低い位置におさまった状態で、係合用切欠き溝21e、22e、34の各底面が、この順に本体板10の背面開口に向けて並んだ状態で対応する着座面S1~S4に着座している。よって、便器3を形成した状態において、係合用切欠き溝22eの底面の隣に係合用切り欠き溝34の底面が配置されるのではなく、係合用切欠き溝22eの底面の隣にいわば押さえ板として機能する背面板32が配置された状態を形成することができる。加えて、背面板21bが第1の係合用切り欠き溝11e、12eの内壁と接し、背面板32が第2の係合用切り欠き溝11f、12fの内壁と接し、更に背面板21b、背面板22b、背面板32の3つの板が配列順に接した状態で、便器3を形成することができる。
以上により、内部が空洞で下面が開口した便器3が形成される。この状態において、防水板40の突出用片41a、42aは、本体板10よりも下方に突出している。
その後、図1を参照して、マンホール5の開口部に取り付けられているマンホール蓋(図示しない。)を取り外す。そして、マンホール受枠6に第2の支持板2bを嵌合させる。
そして、本体板10の側面板11aと下側便座背面板21の背面板21bとで形成される略ホームベース形状が、取付板2の貫通孔Kの略ホームベース形状に沿う位置に便器3を配置する。その状態で、着座板11bに貼り付けてある両面テープ(図示しない。)の残る剥離紙を取り、着座板11bを第1の取付板2aに固定させる。
以上により、マンホール5に災害用組み立て式トイレ1が取り付けられる。
そして、使用時にはテント4で閉鎖空間を形成した状態で使用する。
このような構成からなる本発明の災害用組み立て式トイレ1は以下の効果を奏する。
既存のマンホール5に取付板2を嵌合させることで設置が可能なため、設置のために別途装置や治具が必要となることがない。また、便器3は段ボール製の本体板10、便座背面板20、便蓋背面板30を折り曲げ線Pで折り曲げて、本体板10の係合用切り欠き溝11dに、便座背面板20の係合用切欠き溝21e、22e、便蓋背面板の係合用切欠き溝34を係合させるだけの構成であるので、便器3の組み立て工具が別途必要とならない。従って、短時間で容易に組み立てることができる。
更に、糞尿はマンホール5内の下水に直接投下させることができるため、糞尿を汲み取るための袋が必要とならない。よって、衛生的な災害用組み立て式トイレとすることができる。
また、便器3は段ボール製であるため、運搬時には軽く、使用限界を過ぎた後は燃やして、その灰を栄養成分が豊富に含まれる肥料として利用することができ、環境負荷の少ない循環型の災害時用組み立て式トイレ1とすることができる。なお、使用後に燃やす際は、有毒ガスが発生する可能性がある密閉用緩衝材Cは予め取り外して分別回収した後に燃やすことが必要である。本実施形態においては、両面テープを用いて密閉用緩衝材Cを貼り付けているので、密閉用緩衝材Cを容易に貼り付け可能であるだけでなく、取り外す際にも容易に取り外し可能な構造とすることができる。
また、便器3を構成する本体板10、便座背面板20、便蓋背面板30は、展開状態において略長方形であることから、組み立て前(折り曲げ前)には小型化、薄型化が可能で、運搬時には運び易く、保管時に嵩張ることがなくて省スペース化が可能な災害時用組み立て式トイレ1とすることできる。
また、取付板2の構成として、第1の支持板2aと第2の支持板2bとの外径(直径)が異なる2種類の支持板を積層させて1枚の取付板2を形成する構成とすることで、1枚の取付板2の表裏を変えるだけで、孔径が異なる2種類のマンホール5に対して設置が可能な災害時用組み立て式トイレ1とすることができる。よって、利便性が高い災害用組み立て式トイレ1とすることができる。
更に2種類の支持板を積層させることで、何れか一方の支持板をマンホール5に嵌合させた状態において、他方の支持板の厚み分だけ、便器3を地上よりも上方に持ち上げた状態で設置させることができる。よって、地表に雨が溜まるような雨量が多い状況下などでも、便器3に雨が触れることを効果的に防止でき、耐久性の高い災害用組み立て式トイレ1とすることができる。
また、着座板11bを備え、両面テープを介して着座板11bを取付板2に固定する構成とすることで、取付板2に対する便器3の設置面積を効果的に広げることができ、取付板2に対して便器3をより安定的に固定することができる。よって、使用時にぐらつきが生じることを防止でき、使用感の良好な災害用組み立て式トイレ1とすることができる。
また、内側本体板11の側面板11aの内面と、下側便座背面板21の背面板21bの内面とに防水板40を被覆させることで、段ボール製の側面板11aや背面板21bに尿などが直接かかることを防止できる。また、マンホール5から上昇してくる湿気によって側面板11aや背面板21bがしおれることを効果的に防止することができる。よって、耐久性に優れた段ボール製の災害用組み立て式トイレ1とすることができる。更に、防水板40の長さをマンホール5の内部に突出する長さとすることで、尿などを確実にマンホール5の内部に導くことができ、便器3の下方から漏れ出ることを効果的に防止することができる。よって、衛生的で、尿などの湿気によって段ボール製の側面板11aや背面板21bがしおれることを一段と防止することができる。
また、便蓋板31に密閉用緩衝材Cを設けることで、使用前や使用後に便蓋板31に任意の重りなどを置くだけで、便座板22aに対する便蓋板31の密閉性を向上させることができる。よって、便器3から汚水などの臭いが漏れ出ることを防止でき、一段と衛生的な災害用組み立て式トイレ1とすることができる。
また、本体板10を、内側本体板11と外側本体板12の2枚(複数枚)で構成し、便座背面板20を、下側便座背面板21と上側便座背面板22の2枚(複数枚)で構成することで、便器3の強度を向上させることができ、耐久性に優れ、また、利用者の体重を一段をしっかりと支持することができることで、一段と使用感の良好な災害用組み立て式トイレ1とすることができる。
また、取付板2の表面に防水加工を施すことで、取付板2が雨などに濡れることを防止でき、取付板2の耐久性を一段と向上させることができる。
更に、取付体2の表面を凹凸のない滑らかな面とすることができ、着座面11bの取付板2に対する密着性を向上させることができると共に、表面の掃除がし易い取付板2とすることができる。
更に、内側本体板11、外側本体板12に設ける各係合用切り欠き溝11d、12dの構成を、1つの段差切り欠き溝とし、1か所の段差切り欠き溝内で下側便座背面板21、上側便座背面板22、便蓋背面板30を係合させると共に、下側便座背面板21及び上側便座背面板22と、便蓋背面板30との係合位置に段差を設けることで、便器3を形成した状態において、係合用切り欠き溝21e、22e、34の各底面が係合用切り欠き溝11d、12d内で一直線に並ぶのではなく、係合用切り欠き溝22eの底面の隣に、いわば押さえ板として機能する背面板32を配置した状態を形成することができる。加えて、第1の着座面S1、S3の長さを、下側便座背面板21と上側便座背面板22とを形成する2枚の段ボール紙の厚みと同じ長さに構成し、第2の着座面S2、S4の長さを、便座背面板30を形成する1枚の段ボール紙の厚みと同じ長さに構成することで、背面板21bが第1の係合用切り欠き溝11e、12eの内壁と接し、背面板32が第2の係合用切り欠き溝11f、12fの内壁と接し、更に背面板21b、背面板22b、背面板32の3つの板が配列順に接した状態で、便器3を形成することができる。いわば、1か所の段差切り欠き溝内で、背面板21b、背面板22b、背面板32を配列順に相互に密着させて、各板間に摩擦力を生じさせた状態で配置することできる。
以上の構成及び効果により、便蓋板31や便座板22aを上げ下げする際に、下側便座背面板21、上側便座背面板22、便蓋背面板30が上方に抜け難く、横ずれし難い構造とすることができる。よって、本体板10と便座背面板20及び便蓋背面板30との係合状態をより強固なものとすることができ、一段と耐久性に優れた災害用組み立て式トイレ1とすることができる。
なお、背面板21bと第1の係合用切り欠き溝11e、12eの内壁との間、背面板32と第2の係合用切り欠き溝11f、12fの内壁との間、そして、背面板21b、背面板22b、背面板32の間の前記それぞれの間での密着性の向上、摩擦力の向上という意味では、本実施形態の構成にかえて、第1の着座面S1、S3の長さを、下側便座背面板21と上側便座背面板22とを形成する2枚の段ボール紙の厚みよりも短く構成し、第2の着座面S2、S4の長さを、便座背面板30を形成する1枚の段ボール紙の厚みよりも短く構成することで、1つの段差切り欠き溝内で、背面板21b、背面板22b、背面板32の各段ボール紙が内側に圧縮される構成とし、背面板21b、背面板22b、背面板32の各段ボール紙が外側に復元しようとする復元力を利用して一段と各板間に摩擦力を生じさせるような構成としてもよい。
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施形態に係る災害用組み立て式トイレ8を説明する。
第2の実施形態に係る災害用組み立て式トイレ8は、既述した本発明の第1の実施形態に係る災害用組み立て式トイレ1に加えて、補助台7を備える構成とするものである。よって、便器及び取付板については、既述した本発明の第1の実施形態に係る災害用組み立て式トイレ1と同一構成であることから、同一部材、同一機能を果たすものには同一番号を付して説明は省略し、以下、補助台7の構成について説明する。
図8を参照して、補助台7は、使用者が、使用時に必要な備品各種を保持すると共に、座った状態から立ち上がる際の手置き台となるものである。
図8に示すように、この補助台7は、支持板7a、本体7b、トイレットペーパー掛け具7c、物置台7d、収納用箱7e、手置き領域指示具7fを備える。
前記支持板7aは、補助台7の土台を構成するものである。本実施形態においては、細長い長方形の平板部材からなる支持板7aを、本体7bの下面の長手方向両端部に設ける構成としてある。
なお、本実施形態においては、支持板7aとして、取付板2と同一素材のコンクリートパネル(いわゆるコンパネ)を用いる構成としてある。
勿論、支持板7aの数、配置位置、素材は、本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。但し、防水性を備えた材質で、地面などの設置面から本体7bを一定の高さをもって持ち上げた状態に保持可能な厚みを備えるものを用いることが望ましい。
前記本体7bは、補助台7の骨格を構成するものである。図示していないが、本実施形態においては、本体7bとして、展開状態において略長方形をなすと共に、折り曲げ線、切込み線を介して立方体を形成することが可能な、いわゆる段ボール箱を用いている。よって、この本体7bは、設置前の状態においては、平板状に折り畳まれている。そして、使用時には、本体7bは、平板状に折り畳まれた状態から両面テープ(図示しない。)を介して立方体に形成されると共に、支持板7aに貼り付けられる。
前記トイレットペーパー掛け具7cは、トイレットペーパーTを掛け置くためのものである。本実施形態においては、予め所定形状に折り曲げられた状態にある針金でトイレットペーパー掛け具7cを形成してある。また、本体7bの所定位置に差し込み、本体7bの内面に両面テープ(図示しない。)を介して貼り付けて固定する構成としてある。
勿論、トイレットペーパー掛け具の構成は本実施形態のものに限るものではなく、トイレットペーパーTを掛け置くことができるものであれば適宜変更可能である。
前記物置台7dは、使用者が携帯電話やキーホールダーなどの所持品を一時的に載置させるためのものである。本実施形態においては、展開状態において略長方形をなすと共に、折り曲げ線、切込み線を介して立方体を形成することが可能な、いわゆる段ボール箱を用いている。よって、この物置台7dは、設置前の状態においては、平板状に折り畳まれている。そして、使用時には、物置台7dは、平板状に折り畳まれた状態から両面テープ(図示しない。)を介して立方体に形成されると共に、本体7bに貼り付けられる。
前記収納用箱7eは、予備のトイレットペーパーTやウェットティッシュWを保持するためのいわゆる箱である。本実施形態においては、展開状態において略長方形をなすと共に、折り曲げ線、切込み線を介して上面が開口した立方体を形成することが可能な、いわゆる段ボール箱を用いている。よって、この収納用箱7eは、設置前の状態においては、平板状に折り畳まれている。そして、使用時には、収納用箱7eは、平板状に折り畳まれた状態から両面テープ(図示しない。)を介して立法体に形成されると共に、本体7bに貼り付けられる。
前記手置き領域指示具7fは、使用者が、座った状態から立ち上がる際に手を置くための領域を示すためのものである。本実施形態においては、手置き領域指示具7fとして、予め手のイラストが印刷されたシールを用いる構成としてある。そして、使用時には、手置き領域指示具7fは、本体7bの所定位置に貼り付けられる。
なお、上記支持板7a、本体7b、トイレットペーパー掛け具7c、物置台7d、収納用箱7e、手置き領域指示具7fは、トイレ設置前の状態においては、平板状に折り畳み可能なものは平板状に折り畳まれ、その他の部材とともに、取付板2、便器3を構成する各部材、両面テープ(図示しない。)、トイレットペーパーT、ウェットティッシュWと一体にまとめられた状態で梱包箱に収容される。
上記のような構成からなる補助台7を備える構成とすることで、使用者にとって一段と快適で利便性の高い災害用組み立て式トイレ8とすることができる。
なお、上記第1の実施形態、第2の実施形態においては、本発明の災害用組み立て式トイレ1、8を円形のマンホール5に取り付ける構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば、四角形のマンホールに取り付ける構成としてもよい。但し、この場合は、取付板の外形を四角形とすることが必要である。
また、上記第1の実施形態、第2の実施形態においては、本発明の災害用組み立て式トイレ1、8をマンホール5に取り付ける構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば、マンホール5にかえて、排水ますに取り付ける構成としてもよい。この場合は、取付板2の大きさを排水ますに嵌合可能な大きさとすることが必要である。なお、本発明における「排水ます」とは、汚水ます、雨水ますなど、各種排水用のますを全て含む概念であるが、主として「汚水ます」を意味するものである。
また、本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態に係る災害用組み立て式トイレ1、8の構成に加えて、子供用の便座背面板を設ける構成としてもよい。
この場合、子供用の便座背面板は、例えば、既述した便座背面板20の便座孔B1、B2よりも大きさが小さい便座孔を備えると共に、既述した便座背面板20とその他の構成は同じ便座背面板を作製することで形成可能である。また、既述した構成に加えて、別途子供用の便座背面板を係合可能な構成とすることで実現できる。具体的には、第1の着座面S1、S3の長さを、追加する子供用の便座背面板の背面板も載置可能な長さに変更することで、子供用の便座背面板と大人用の便座背面板とを同時に備える災害用組み立て式トイレとすることができる。なお、子供用の便座背面板は、大人用の便座背面板よりも上側に設置することが望ましい。
このような構成の子供用の便座背面板を更に備える構成とすれば、大人、子供が兼用でき、子供も安心して使用できる災害用組み立て式トイレとすることができる。
このように、本発明の災害用組み立て式トイレにおいて、便座背面板の枚数は適宜変更することが可能である。但し、強度を考慮すれば、少なくとも最も下側に配置される下側便座背面板と、その上に配置される上側便座背面板との2枚以上の便座背面板とすることが望ましい。同様に、本体板10の枚数も適宜変更することが可能である。但し、強度を考慮すれば、最も内側に配置される内側本体板と、その外側に配置される外側本体板との少なくとも2枚以上の本体板とすることが望ましい。
また、本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態に係る災害用組み立て式トイレ1、8の構成に加えて、上側便座背面板22の便座板22aの上面に、着脱自在なシート状のいわゆる便座シートを備える構成としてもよい。
このような構成とすることで、使用者毎に便座シートを交換することができ、一段と衛生的な災害用組み立て式トイレ1とすることができる。
また、本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態に係る構成に加えて、便器3の内部に防虫剤を備える構成としてもよい。例えば、側面板11aの内面や、背面板21bの内面の所定位置に防虫剤を保持可能な保持具を取り付け、そこに防虫剤を取り付けるような構成とすることができる。なお、保持具としては、側面板11aや背面板21bの上端に引っ掛けることが可能ないわゆるS字フックや、側面板11aの内面や背面板21bの内面に差し込むことが可能な針金などを用いることができる。
このように防虫剤を備える構成とすることで、災害用組み立て式トイレは屋外で使用するものであることから、使用者の利便性を一段と向上させ、また蚊などの虫による感染症の発生、拡大を未然に防止可能な災害用組み立て式トイレとすることができる。
本発明の災害用組み立て式トイレは、糞尿を汲み取る袋が必要なく、運搬や設置が容易なことから、災害用組み立て式トイレの産業分野において有用であり、産業上の利用可能性が大きい。
1 災害用組み立て式トイレ
2 取付板
2a 第1の取付板
2b 第2の取付板
3 便器
4 テント
5 マンホール
6 マンホール受枠
6a 基台
6b 凸部
6c 着座面
6d 貫通孔
7 補助台
7a 支持板
7b 本体
7c トイレットペーパー掛け具
7d 物置用台
7e 収納用箱
7f 手置き領域指示具
8 災害用組み立て式トイレ
10 本体板
11 内側本体板
11a 側面板
11b 底面板
11c 嵌合用凸部
11d 係合用切り欠き溝
11e 第1の係合用切り欠き溝
11f 第2の係合用切り欠き溝
12 外側本体板
12a 側面板
12c 嵌合用凸部
12d 係合用切り欠き溝
12e 第1の係合用切り欠き溝
12f 第2の係合用切り欠き溝
20 便座背面板
21 下側便座背面板
21a 便座板
21b 背面板
21c 着座板
21d 係合用片
21e 係合用切り欠き溝
22 上側便座背面板
22a 便座板
22b 背面板
22d 係合用片
22e 係合用切り欠き溝
30 便蓋背面板
31 便蓋板
32 背面板
33 係合用片
34 係合用切り欠き溝
40 防水板
41 側面板用防水板
41a 突出用片
42 背面板用防水板
42a 突出用片
B1 便座孔
B2 便座孔
C 密閉用緩衝材
K1 貫通孔
K2 貫通孔
S1 第1の着座面
S2 第2の着座面
S3 第1の着座面
S4 第2の着座面
T トイレットペーパー
U 嵌合用貫通孔
W ウェットティッシュ

Claims (6)

  1. マンホールや排水ますに取り付けて災害時に使用する災害用組み立て式トイレであって、マンホールや排水ますに嵌合可能な板状部材で構成されると共に、その中央位置に貫通孔を備える取付板と、前記取付板上に固定される段ボール製の便器とからなり、前記取付板は、第1の支持板と、前記第1の支持板とは外径が異なる第2の支持板とを同心円状に積層させてなり、前記便器は、展開状態において略長方形をなすと共に、短手方向に形成した複数の折り曲げ線で折り曲げて、上下面と背面とが開口した略コ字形状に屈曲されてなる本体板と、展開状態において略長方形をなすと共に、短手方向に形成した折り曲げ線で折り曲げて、前記本体板の上面開口を覆う便座板と、前記本体板の背面開口を覆う背面板とが略L字形状に屈曲されてなる便座背面板と、展開状態において略長方形をなすと共に、短手方向に形成した折り曲げ線で折り曲げて、前記便座板を覆う便蓋板と、前記背面板を覆う背面板とが、略L字形状に屈曲されてなる便蓋背面板とからなり、且つ、前記本体板は、折り曲げた状態における背面開口側の上端近傍に、係合用切り欠き溝を対向配置させて備え、前記便座背面板の背面板と、前記便蓋背面板の背面板とは、折り曲げた状態におけるそれぞれの上端近傍に、係合用切り欠き溝を短手方向に対向配置させて備え、前記本体板に備える係合用切り欠き溝に、前記便座背面板と前記便蓋背面板とが備える各係合用切り欠き溝を係合させることで、前記本体板に、前記便座背面板と前記便蓋背面板とを固定して使用することを特徴とする災害用組み立て式トイレ。
  2. 本体板は、取付板と接する各辺を折り曲げ線として外方に向けて折り曲げられて、前記取付板に着座する着座板を備え、便座背面板は、取付板と接する辺を折り曲げ線として外方に向けて折り曲げられて、前記取付板に着座する着座板を備え、前記本体板の着座板と、前記便座背面板の着座板とを、接着材を介して前記取付板に固定することを特徴とする請求項1に記載の災害用組み立て式トイレ。
  3. 本体板の内面と、便座背面板の背面板の内面とに被覆可能な防水素材で形成される防水板を備えると共に、前記防水板の長さを、災害用組み立て式トイレをマンホールや排水ますに取り付けた状態において、防水板がマンホールや排水ますの内部に突出する長さに構成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の災害用組み立て式トイレ。
  4. 便蓋板は、便座板との接触面に密閉用緩衝材を備えることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の災害用組み立て式トイレ。
  5. 本体板と、便座背面板とを少なくとも2枚以上備えると共に、最内側の本体板と最下側の便座背面板とに、それぞれ着座板を設けてあることを特徴とする請求項2~4の何れか1項に記載の災害用組み立て式トイレ。
  6. 取付板の表面に防水加工を施してあることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の災害用組み立て式トイレ。
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