JP2017000350A - 災害時に使用する便器 - Google Patents

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【課題】災害が発生した際に使用することが出来る便器を提供する。【解決手段】便器の底にはマンホールの入口穴に嵌る大径嵌合盤4と、家庭のトイレからマンホールに繋がる配管13の途中に設けた中継ホール10の入口穴に嵌る小径嵌合盤5を重ねて取付けている。【選択図】図5

Description

本発明は災害時に水の供給が停止した際に使用することが出来るトイレ用便器に関するものである。
東日本大震災や阪神・淡路大震災のような大きさ災害が発生した場合、常日頃気づかない色々不便なことが発生する。最も困る点は生活インフラが破壊されて水の供給が停止することであるとされる。毎日の飲み水はもちろんであるが、水が来ない為にトイレの使用が不可能となる。そこで、工事現場で使用する仮設トイレが一般に設置されるが、水洗式トイレではない為に不便を感じることが多く、また、仮設トイレでは排出物(汚物)がタンクに収容される為に、該タンクが一杯に成ればどこか適当な場所へ運んで廃棄する必要がある。
特開2005−65886号に係る「仮設トイレ」は、汚物タンクが汚物(排出物)で一杯になったとき、新しい汚物タンクと交換できることで、汚物タンクから汚物を汲み取らなくても継続してトイレの使用をすることが出来、どのような場所であっても設置することが可能としている。
そこで、便器と前記便器と用便部とを囲う遮蔽壁と、便器および遮蔽壁を下方から受けるとともに汚物タンクを有している架台とを備えた仮設トイレであり、前記架台が、架台本体とこの架台本体と着脱自在な着脱式汚物タンクとを備えている構成としている。
このように、該仮設トイレは汚物を汲み取らなくても継続して使用できるが、一杯に成った汚物タンク内の汚物は何時かは廃棄する必要がある。
特開2015−78593号に係る「仮設トイレ用配管設備」は、災害時に下水本管が破損した場合であっても、仮設トイレから流出した汚水が外部に漏れることなく、仮設トイレを使用することが可能なようにしている。
仮設トイレ用配管設備は、一端が水源に接続された第1流出管路と、一端が下水本管に接続された第2流出管路と、汚水を貯留する貯留槽と、一端が第1流出管路に接続され、他端には仮設トイレの便器が取り付け可能な立管と、第1流出管路の他端および第2流出管路の他端に接続されると共に貯留槽に接続され、第1流出管路から第2流出管路に水を流す第1の状態と、第1流出管路から貯留槽に水を流す第2の状態とに切り替え可能な流路切替手段とを備えている。
この仮設トイレでは、汚物を収容するタンクを備えておらず、下水本管に接続することが出来る為に汚物の廃棄をする必要がない為に便利である。しかし、水源に接続される第1流出管路などの配管設備を設置しなくてはならず、その為に災害が発生した場合に直ちに使用できる仮設トイレにはならない。
特開2005−65886号に係る「仮設トイレ」 特開2015−78593号に係る「仮設トイレ用配管設備」
このように、災害時に設置される仮設トイレは色々と知られている。しかし、該仮設トイレを設置するまでに時間がかかり、しかも特別な配管工事を必要とすることで、設置費用も嵩むといった問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、災害が発生した時に特別な工事をすることなく、直ちに設置して使用することが可能な災害時用の便器を提供する。
本発明に係る災害時用の便器は、マンホールの入口穴に直接設置することが出来るように構成している。マンホールの下方には排水路が設けられ、この排水路にはあらゆる下水が流れるように成っている。そこで、本発明ではマンホールの入口穴に設置することが出来るように、便器の下部には円形の嵌合盤を取付けている。
すなわち、マンホールの蓋を取外すことで該マンホールは開口し、このマンホールの入口穴に嵌ると共に落下しない大きさ(外径)を有す嵌合盤を有している。
一方、各家庭に設置しているトイレの便器から排出される下水が流れ、上記マンホールに続くことが出来る配管が設けられている。そして、この配管の途中には中継ホールが設置され、該中継ホールには蓋を取付けている。そこで、この蓋を取外して本発明の便器を設置することが出来るようにしている。上記マンホールはその内径が大きく、各家庭の敷地に設けている中継ホールの内径は小さい為に、上記嵌合盤は2重構造とし、何れのホールにも嵌って取付けることが可能としている。ここで、本発明が対象とする便器は洋便器に限るものではなく、和便器も含まれる。
本発明に係る便器は、災害が発生して上水道が破壊した場合であっても、マンホールの蓋を取外してその入口穴に設置することが出来る。また、各家庭のトイレからマンホールに続くように配管されているその中継ホールの蓋を外して設置することも出来る。
本発明の便器の底には大小2枚の嵌合盤を重ねた状態で取付けていて、この嵌合盤はマンホール及び中継ホールの入口穴に嵌ることで、便器はそれぞれのホール入口穴に配置される。
そして、本発明の便器は従来から存在している便器を用いてその底に嵌合盤を取付けただけの簡単な構造であり、その為に製作コストも安くなる。同じく、家庭の中継ホールの入口にもその蓋を外して配置することが出来、突然発生する災害時に素早く対応することが可能である。
すなわち、特別な配管工事は不要であり、便器を使って排出する排出物(汚物)は従来と同じく下水道を流れて、下水の1つとして処理される。タンクに溜めて別の場所に廃棄する必要はなく、その利便性は非常に高い。
本発明に係る便器を示す側部からの斜視図。 本発明に係る便器を示す正面からの斜視図で、上蓋を開いた状態。 (a)は蓋を取付けたマンホール、(b)は蓋を外したマンホール。 マンホールの入口穴に大径嵌合盤を嵌めて便器を取付けた状態。 中継ホールに小径嵌合盤を嵌めて便器を取付けた状態。
図1、図2は本発明に係る災害用の洋便器を示す実施例であり、図1は側方からの斜視図、図2は正面からの斜視図で上蓋を開いた状態を表している。
ところで、本発明の便器は同図に示しているように、その基本形態(基本構造)は従来のものと共通し、便器本体1、便座2、及び上蓋3を備えている。そして、便器の材質は特に限定しないが、持ち運びを考慮して重量の軽いプラスチック製としている。
本発明の上記便器はマンホールの入口穴に位置ズレすることなく設置することが出来るように、該便器の底には嵌合盤4,5を取付けている。該嵌合盤はその形状が円形を成し、しかも2重構造とし、互いに重なり合う大径嵌合盤4と小径嵌合盤5を有し、大径嵌合盤4は上側に、小径嵌合盤5は下側に配置され、両嵌合盤4,5は同心を成している。図1においては、小径嵌合盤5は大径嵌合盤4の下側に位置している為に表面化していない。
上記大径嵌合盤4はマンホールの入口穴に嵌ることが出来る大きさとし、また小径嵌合盤5は家庭のトイレから下水道へ続く配管の途中に設けている中継ホールの入口穴に嵌ることが出来る大きさと成っている。
図3(a)はマンホール6の入口穴7に蓋8が取付けられている場合を示し、図3(b)は上記蓋8を取外したマンホール6の入口穴7の縦断面をそれぞれ表している。
入口穴7にはその内周部に蓋受材15を取付け、該蓋受材15には載置面9を形成した段差が設けられ、蓋8の外周部は上記蓋受材15の載置面9に載って取付けられる。ここで、マンホール6の入口穴7に取付けられる蓋8は、簡単に取り外されることがないようにカギによってロックされ、このロックを解除して蓋8を外すことが出来るように成る。ただし、該蓋8はその重量が重い為に別の場所へ移動した状態で外すことなく、一般には外周部に設けた基軸を中心として水平面内で回転してマンホール6を開口することが出来る構造としている。
図4はこのマンホール6の入口穴7に本発明の便器を取付けた場合であり、蓋8は回転して取外され、大径嵌合盤4が開口したマンホール6の入口穴7に嵌り、その外周部は上記載置面9に載って取付けられる。マンホール6の入口穴7には段差を有していて、大径嵌合盤4は載置面9に載ることで大径嵌合盤4がマンホール内に落下することはない。
ここで、便器本体1の下端部後方は一部が切欠かれて切欠き部14が形成されているが、該便器は和式便器の上に配置することが出来る型式のものである。
そして、上記切欠き部14があることで、蓋8が回転して後方へ移動した場合に該蓋8が便器本体1に当たって邪魔にならないように成っている。
マンホール6は一般道路に設けられて、このマンホール6の蓋8を外して本発明の便器を配置することが出来、そして、便器の周囲を覆うことが出来るカバー(例えば、カーテン)を取付けることは必要である。
図5は家庭の敷地に設けている中継ホール10の入口穴に本発明の便器を配置した場合を示している。該中継ホール10の内径はマンホール6に比べて小さい為に、大径嵌合盤4の下側に取付けている小径嵌合盤5が中継ホール10の入口穴に嵌って取付けられる。
中継ホール10は家庭のトイレとマンホール6を繋ぐ配管13の途中に設けられ、通常はマンホール6と同じく蓋を取付けている。そして、災害時に便器を配置する場合には蓋を外して便器を取付けるが、小径嵌合盤5が中継ホール10の入口穴に嵌合することが出来る。この場合、大径嵌合盤4は地面に設置される。便器本体1の中央には穴11が設けられ、この穴11は大径嵌合盤4及び小径嵌合盤5の中央に設けた穴12に連通している。
便器を使用して排出される汚物は穴11から中継ホール10に落下し、そして、該汚物は配管13を流れてマンホール6へ流れる。
ところで、本発明の便器はマンホールの入口穴、及び中継ホールの入口穴に嵌って簡単に取付けることが出来、特別な工事は不要である。災害が発生した際には該便器を所定のホールの入口に配置することで水を使うことなく手軽に使用できる。
1 便器本体
2 便座
3 上蓋
4 大径嵌合盤
5 小径嵌合盤
6 マンホール
7 入口穴
8 蓋
9 載置面
10 中継ホール
11 穴
12 穴
13 配管
14 切欠き部
15 蓋受材

Claims (2)

  1. 災害が発生した際に使用することが出来る便器において、該便器の底にはマンホールの入口穴に嵌る大径嵌合盤と、家庭のトイレからマンホール側に繋がる配管の途中に設けた中継ホールの入口穴に嵌る小径嵌合盤を重ねて取付けたことを特徴とする災害時に使用する便器。
  2. 便器の本体下部後方を切欠いて切欠き部を形成した請求項1記載の災害時に使用する便器。






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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7334951B2 (ja) 2019-10-08 2023-08-29 株式会社庄の屋 災害用組み立て式トイレ

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