JPWO2007043506A1 - 2つのロータを有するモータ - Google Patents

2つのロータを有するモータ Download PDF

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Abstract

ステータと第1のロータと第2のロータとを備えたモータである。ステータは、環状のステータヨークから外側に向かって突出した複数の外側ティースと、内側に向かって突出した複数の内側ティースと、両ティースに巻回した巻線とを有する。または、両ティースに巻線を巻回する代わりに、各内側スロットとそれに対応する各外側スロットとの間のステータヨークの各部分にトロイダル巻線を施す。ステータと第1のロータとの間に存在するコギングトルクおよびトルクリプルの位相に対して、ステータと第2のロータとの間に存在するコギングトルクおよびトルクリプルの位相をそれぞれ反転させるように構成する。

Description

本発明は家電機器などに搭載されるモータに関する。特に、1つのステータに対して2つのロータを有するモータ構造に関する。
従来、例えば日本特許出願特開平11−234930号公報に開示されるように、コギングトルクやトルクリプルの低減を行うために、ロータに装着した磁石を円弧状に削るなどして空隙磁束密度の高調波成分の低減を行ったり、磁極数とスロット数との組み合わせによる磁気回路的な検討が行われてきた。
そして、コギングトルクとトルクリプルを低減させる手法として、例えばロータマグネットの着磁またはステータコアの積層にスキューを施す手段、ロータに装着した磁石を円弧状に削る手段、ベベリング等によってステータ形状に加工を施す手段などがあるが、このような手段を用いた場合、モータのトルク定数が低下してしまうという課題があった。
本発明のモータは、ステータと第1のロータと第2のロータとを含む。ステータは、環状のステータヨークと、ステータヨークから外側に向かって突出した複数の外側ティースと、ステータヨークから内側に向かって突出した複数の内側ティースと、外側ティースおよび内側ティースに巻回した巻線とを有する。また、第1のロータは、シャフトに保持され、外壁に第1の永久磁石を装着し、内側ティースに空隙を介して対向し、シャフトを中心に回転する。第2のロータは、同シャフトに保持され、内壁に第2の永久磁石を装着し、外側ティースに空隙を介して対向し、同シャフトを中心に回転する。そして、ステータと第1のロータとの間に存在する第1のコギングトルクの位相に対して、ステータと第2のロータとの間に存在する第2のコギングトルクの位相を反転させる。かつ、ステータと第1のロータとの間に発生する第1のトルクリプルの位相に対して、ステータと第2のロータとの間に発生する第2のトルクリプルの位相を反転させる。こうして、本発明のモータは、モータ全体のコギングトルクおよびトルクリプルを低減させることができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係るモータの説明図である。 図2は、図1に示すモータの構成において、内側ティースの開角と外側ティースの開角とを同じ角度をもって変化させた場合のコギングトルクおよびトルクリプルの周期、および平均トルクを示す図である。 図3は、図2に示すコギングトルクの周期を第1のロータと第2のロータとに分解して示した図である。 図4は、図2に示すトルクリプルの周期を第1のロータと第2のロータとに分解して示した図である。 図5は、第1のロータと第2のロータのそれぞれにおける、平均トルクとティース開角との関係を示す図である。 図6は、図1に示すモータにおける第1のロータ、第2のロータおよびモータとしてのトータルのそれぞれのコギングトルクを示す図である。 図7は、図1に示すモータにおける第1のロータおよび第2のロータのそれぞれのトルクリプルを示す図である。 図8は本発明の実施の形態1に係るモータにおける、内側ティース開角および外側ティース開角の説明図である。 図9は、本発明の実施の形態2に係るモータの説明図である。 図10は、本発明の実施の形態3に係るモータの説明図である。
符号の説明
10 ステータ
11 ステータコア
12 外側ティース
13 内側ティース
14 ステータヨーク
15,45,55 外側スロット
16,46,56 内側スロット
20 第1のロータ(内側ロータ)
30 第2のロータ(外側ロータ)
41 第1の永久磁石
42 第2の永久磁石
50 トロイダル巻線
60 シャフト
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るモータの説明図である。図1を用いて、本実施の形態1の主要構成について説明する。
図1において、本実施の形態1のモータは、ステータ10と第1のロータ20と第2のロータ30とを含む。ステータ10は、環状のステータヨーク14と、ステータヨーク14から外側に向かって突出した複数の外側ティース12と、ステータヨーク14から内側に向かって突出した複数の内側ティース13と、外側ティース12および内側ティース13に巻回した巻線(図示せず)とを有する。また、第1のロータ20は、シャフト60に保持され、外壁に第1の永久磁石41を装着し、内側ティース13に空隙を介して対向し、シャフト60を中心に回転する。第2のロータ30は、シャフト60に保持され、内壁に第2の永久磁石42を装着し、外側ティース12に空隙を介して対向し、シャフト60を中心に回転する。そして、ステータ10と第1のロータ20との間に存在する第1のコギングトルクの位相に対して、ステータ10と第2のロータ30との間に存在する第2のコギングトルクの位相を反転させる。かつ、ステータ10と第1のロータ20との間に発生する第1のトルクリプルの位相に対して、ステータ10と第2のロータ30との間に発生する第2のトルクリプルの位相を反転させる。こうして、本実施の形態1のモータは、モータ全体のコギングトルクおよびトルクリプルを低減させることができる。
次に、図1に示す本実施の形態1に係るモータについて、さらに詳細に説明する。
図2は、図1に示すモータの構成において、内側ティースの開角と外側ティースの開角とを同じ角度をもって変化させた場合のコギングトルクおよびトルクリプルの周期、および平均トルクを示す図、図3は、図2に示すコギングトルクの周期を第1のロータ(内側ロータ)と第2のロータ(外側ロータ)とに分解して示した図、図4は、図2に示すトルクリプルの周期を第1のロータ(内側ロータ)と第2のロータ(外側ロータ)とに分解して示した図、図5は、第1のロータ(内側ロータ)と第2のロータ(外側ロータ)のそれぞれにおける、平均トルクとティース開角との関係を示す図、図6は、図1に示すモータにおける第1のロータ、第2のロータおよびモータとしてのトータルのそれぞれのコギングトルクを示す図、図7は、図1に示すモータにおける第1のロータおよび第2のロータのそれぞれのトルクリプルを示す図であり、図8は本発明の実施の形態1に係るモータにおける、内側ティース開角および外側ティース開角の説明図である。
図1および図8において、ステータコア11は、環状のステータヨーク14と、ステータヨーク14から外側に向かって突出した複数の外側ティース12と、ステータヨーク14から内側に向かって突出した複数の内側ティース13とから形成される。複数の外側ティース12のそれぞれの間には外側スロット15が形成されている。複数の内側ティース13のそれぞれの間には内側スロット16が形成されている。外側ティース12および内側ティース13には巻線(図示せず)が巻回されている。こうして、ステータ10は、環状のステータヨーク14と、外側ティース12と、内側ティース13と、外側ティース12および内側ティース13に巻回した巻線(図示せず)とによって構成されている。
第1のロータ(内側ロータ)20は、ステータ10の内側に僅かな空隙を介して対向し、シャフト60を中心として回転自在に保持されている。第2のロータ(外側ロータ)30は、ステータ10の外側に僅かな空隙を介して対向し、シャフト60を中心として回転自在に保持されている。
第1のロータ20の外壁には、第1の永久磁石41が装着されている。第1の永久磁石41は、20個の磁石片から構成されている。これら磁石片は、N極、S極が交互に環状に配設されている。こうして、第1のロータ20の磁極数は20極である。
また、第2のロータ30の内壁には、第2の永久磁石42が装着されている。第2の永久磁石42は、20個の磁石片から構成されている。これら磁石片は、N極、S極が交互に環状に配設されている。こうして、第2のロータ30の磁極数は20極である。すなわち、第1のロータ20、第2のロータ30とも同じ磁極数であり20極である。
一方、ステータ10において、複数の外側ティース12のそれぞれの間には外側スロット15が形成されている。外側スロット15のスロット数は12である。複数の内側ティース13のそれぞれの間には内側スロット16が形成されている。内側スロット16はスロット数も12である。すなわち、外側スロット15、内側スロット16とも同じスロット数であり、12スロットである。
上記のように本実施の形態1のモータでは、第1のロータ20の極数および第2のロータ30の極数は20極であり、かつ、ステータ10のスロット数を12としている。なお、この場合には、スロット間隔は、図8に示すように、機械角では30度であり、電気角では300度となる。また、図8において、内側ティース13の開角θinは、各内側ティース13の両端を通る2つの線がシャフト60の中心に対してなす角度である。また、外側ティース12の開角θoutは、各外側ティース12の両端を通る2つの線がシャフト60の中心に対してなす角度である。
図2は、本実施の形態1に係るモータの構成において、内側ティース13の開角θinと外側ティース12の開角θoutとを同じ角度をもって変化させた場合のコギングトルク、トルクリプルおよび平均トルクの波高値の周期を示す。図2における横軸のティース開角θeは、内側ティース13の開角θinと外側ティース12の開角θoutを変化させた場合の電気角度である。
また、図3は図2に示すコギングトルクの波高値の周期を第1のロータ(内側ロータ)20と第2のロータ(外側ロータ)30とに分解して示している。図4は、図2に示すトルクリプルの波高値の周期を第1のロータ(内側ロータ)20と第2のロータ(外側ロータ)30とに分解して示している。
これら図3および図4から明らかなように、第1のロータ20、第2のロータ30のコギングトルクおよびトルクリプルは、極大点および極小点を持つ波形となる。極小点は、ティース開角θeが例えば210度近傍である。極大点は、ティース開角θeが例えば250度近傍である。
図3および図4において、範囲Aと範囲Bとの境界、例えばティース開角θeが210度近傍が位相変極点となる。同図中のC点は第2のロータ(外側ロータ)のティース開角として設定される約200度、D点は第1のロータ(内側ロータ)のティース開角として設定される約250度を示す。
図5は、第1のロータ(内側ロータ)20と第2のロータ(外側ロータ)30とのそれぞれにおいて、コギングトルクの波高値およびトルクリプルの波高値をそれぞれ双方の位相が反転するポイントのティース開角を選択した場合の平均トルクとティース開角との関係を示す図である。
図5から明らかであるように、第1のロータ(内側ロータ)20および第2のロータ(外側ロータ)30の平均トルクは、ティース開角θinおよびθoutが約140度から約290度の範囲内で選定することが好ましい。これは、この約140度から約290度範囲外となると、平均トルクは極端に低減し、高トルクを維持することができなくなるためである。
したがって、コギングトルクおよびトルクリプルそれぞれ双方の位相が反転するポイントでティース開角を選択することで、高いトルク定数を維持したまま、トータルのコギングトルクおよびトルクリプルを最小にすることが可能である。
例えば、第1のロータ20に関して図3および図4に示す範囲A内のティース開角としたのであれば、第2のロータ30に関して図3および図4に示す範囲B内のティース開角とすれば、高いトルク定数を維持したまま、トータルのコギングトルクおよびトルクリプルを最小にすることが可能である。
逆に、第1のロータ20に関して図3および図4に示す範囲B内のティース開角としたのであれば、第2のロータ30に関して図3および図4に示す範囲A内のティース開角とすれば、高いトルク定数を維持したまま、トータルのコギングトルクおよびトルクリプルを最小にすることが可能である。
本実施の形態1においては、具体的には、内側ティース13を範囲B内のティース開角すなわちD点の約250度に設定し、外側ティース12を範囲A内のティース開角すなわちC点の約200度に設定すればよい。このように、各内側ティースの開角と各外側ティースの開角とを所定の値、すなわち、例えば、それぞれ約250度と約200度に設定すればよい。
こうして、例えば、第2のロータ30のティース開角θoutを範囲A内で縦軸の値が0.8[N・m]となる値に設定し、第1のロータ20のティース開角θinを範囲B内で縦軸の値が0.8[N・m]となる値に設定する。
ここで、トータルのコギングトルクおよびトルクリプルを最小化する上で、可能な限り振幅の小さい範囲内で位相の反転するポイントを選択するとよい。
このように選択すれば、組み合わせの精度が悪い場合でも、その精度の悪さがトータルのコギングトルクおよびトルクリプルに与える影響を小さく抑えることができる。
また、可能な限りトルク定数(平均トルク)が高い範囲内に対応するティース開角を選択するとよい。このように選択すれば、出力を向上させたまま、トータルのコギングトルクおよびトルクリプルを低減することができる。
また、組み立て精度による誤差から、位相の変わる変極点(極小点)付近、すなわち図3および図4における例えば約210度はできるだけ避けるべきである。これは、変極点(極小点)付近に対応するティース開角を選択すると、トルク定数(平均トルク)の正負の向きが反転するため、変極点(極小点)付近において第1のロータ20と第2のロータ30とで同じ向きのコギングトルクおよびトルクリプルの影響を受けることにより、トータルのコギングトルクおよびトルクリプルがかえって増幅されてしまうことを防止するためである。こうした理由により、C点は位相の変わる約210度を避けて約200度に設定している。
図6は、第1のロータ(内側ロータ)20と第2のロータ(外側ロータ)30とのコギングトルクにおいて、それぞれ双方の位相が反転するポイントでティース開角を選択した場合の、トータルのコギングトルクを示す図である。また、図7は第1のロータ(内側ロータ)20と第2のロータ(外側ロータ)30とのトルクリプルにおいて、それぞれ双方の位相が反転するポイントでティース開角を選択した場合の、トータルのトルクリプルを示す図である。具体的には第1のロータ(内側ロータ)20はD点すなわち約250度、第2のロータ(外側ロータ)30はC点すなわち約200度を選択した場合である。
図6および図7から明らかなように、図3および4に示すように第1のロータ20と第2のロータ30それぞれのロータとステータとの位置関係によって生じたコギングトルクおよびトルクリプル周期は、互いに相殺されて最小となることがわかる。
なお、上記構成で外側スロット15または内側スロット16のいずれか一方に巻線の巻かれていない構造、すなわち、外側ティース12または内側ティース13のいずれか一方に巻線の巻かれていない構造を有するモータでも同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2に係るモータの説明図である。図9において、本実施の形態2のモータは、上記実施の形態1の主要構成を有するとともに、第1の永久磁石41を構成する磁石片の数と、内側ティース13が形成する内側スロット46の数との組み合わせパターンと、第2の永久磁石42を構成する磁石片の数と、外側ティース12が形成する外側スロット45の数との組み合わせパターンとが異なる構成を有するものである。
すなわち「第1の永久磁石41を構成する磁石片の数は40であり、内側ティース13が形成する内側スロット46の数は24である」という組み合わせパターンである。一方、「第2の永久磁石42を構成する磁石片の数は20であり、外側ティース12が形成する外側スロット45の数は12である」いう組み合わせパターンである。このように互いの組み合わせパターンが異なる構成である。
この構成により、内側または外側のうちいずれか一方のコギングトルクとトルクリプルの周期(脈動数)を変えることができる。このため、全体的に、コギングトルクおよびトルクリプルの低減を行うことが可能である。
なお、第2のロータ30のコギングトルクをTo−cogとし、第1のロータ20のコギングトルクをTi−cogとしたとき、モータのトータルのコギングトルクTcogは(数1)で表される。
Figure 2007043506
モータのコギングトルクTcogは、Ti−cogとTo−cogの合計で表される。したがって、Ti=To=Tで、かつ、位相が反転するTi−cogとTo−cogの組み合わせにすることで、(数2)に示すように、コギングトルクTcog=0とすることが可能である。
Figure 2007043506
なお、(数1)および(数2)において、Tcogはモータのコギングトルク、Ti−cogは内側ロータのコギングトルク、To−cogは外側ロータのコギングトルク、Tiは内側ロータのコギングトルク振幅、Toは外側ロータのコギングトルク振幅、Nはスロット数と極数の最小公倍数、θはロータ位置(回転角度)、ΦはTi−cogとTo−cogとの位相差を示す。
(実施の形態3)
図10は、本発明に係るモータを構成するステータ10およびステータコア11のステータヨーク14部分に巻回されるトロイダル巻線50を示す斜視図である。図10において、本実施の形態3のモータは、上記実施の形態1の主要構成を有するとともに、外側ティース12の外側スロット55の数と、内側ティース13の内側スロット56の数とが同数に設定されている。そして、実施の形態1において外側ティース12および内側ティース13に巻線を巻回する代わりに、各内側スロット56とそれに対応する各外側スロット55との間のステータヨーク14の各部分にトロイダル巻線50を施した構成を有するものである。
本実施の形態3のモータにおいては、上記実施の形態1のものと同様の効果が期待できるとともに、ステータヨーク14にトロイダル巻線50を施していることにより、ラジアル力が小さいという特性と、コイルエンドが大きいという特性とを併せ持つことができる。その結果、さらに低騒音および低振動を実現することができる。
本発明のモータは、例えば家電機器などに使用され、低騒音および低振動を求められる用途に有用である。
本発明は家電機器などに搭載されるモータに関する。特に、1つのステータに対して2つのロータを有するモータ構造に関する。
従来、例えば日本特許出願特開平11−234930号公報に開示されるように、コギングトルクやトルクリプルの低減を行うために、ロータに装着した磁石を円弧状に削るなどして空隙磁束密度の高調波成分の低減を行ったり、磁極数とスロット数との組み合わせによる磁気回路的な検討が行われてきた。
そして、コギングトルクとトルクリプルを低減させる手法として、例えばロータマグネットの着磁またはステータコアの積層にスキューを施す手段、ロータに装着した磁石を円弧状に削る手段、ベベリング等によってステータ形状に加工を施す手段などがあるが、このような手段を用いた場合、モータのトルク定数が低下してしまうという課題があった。
本発明のモータは、ステータと第1のロータと第2のロータとを含む。ステータは、環状のステータヨークと、ステータヨークから外側に向かって突出した複数の外側ティースと、ステータヨークから内側に向かって突出した複数の内側ティースと、外側ティースおよび内側ティースに巻回した巻線とを有する。また、第1のロータは、シャフトに保持され、外壁に第1の永久磁石を装着し、内側ティースに空隙を介して対向し、シャフトを中心に回転する。第2のロータは、同シャフトに保持され、内壁に第2の永久磁石を装着し、外側ティースに空隙を介して対向し、同シャフトを中心に回転する。そして、ステータと第1のロータとの間に存在する第1のコギングトルクの位相に対して、ステータと第2のロータとの間に存在する第2のコギングトルクの位相を反転させる。かつ、ステータと第1のロータとの間に発生する第1のトルクリプルの位相に対して、ステータと第2のロータとの間に発生する第2のトルクリプルの位相を反転させる。こうして、本発明のモータは、モータ全体のコギングトルクおよびトルクリプルを低減させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るモータの説明図である。図1を用いて、本実施の形態1の主要構成について説明する。
図1において、本実施の形態1のモータは、ステータ10と第1のロータ20と第2のロータ30とを含む。ステータ10は、環状のステータヨーク14と、ステータヨーク14から外側に向かって突出した複数の外側ティース12と、ステータヨーク14から内側に向かって突出した複数の内側ティース13と、外側ティース12および内側ティース13に巻回した巻線(図示せず)とを有する。また、第1のロータ20は、シャフト60に保持され、外壁に第1の永久磁石41を装着し、内側ティース13に空隙を介して対向し、シャフト60を中心に回転する。第2のロータ30は、シャフト60に保持され、内壁に第2の永久磁石42を装着し、外側ティース12に空隙を介して対向し、シャフト60を中心に回転する。そして、ステータ10と第1のロータ20との間に存在する第1のコギングトルクの位相に対して、ステータ10と第2のロータ30との間に存在する第2のコギングトルクの位相を反転させる。かつ、ステータ10と第1のロータ20との間に発生する第1のトルクリプルの位相に対して、ステータ10と第2のロータ30との間に発生する第2のトルクリプルの位相を反転させる。こうして、本実施の形態1のモータは、モータ全体のコギングトルクおよびトルクリプルを低減させることができる。
次に、図1に示す本実施の形態1に係るモータについて、さらに詳細に説明する。
図2は、図1に示すモータの構成において、内側ティースの開角と外側ティースの開角とを同じ角度をもって変化させた場合のコギングトルクおよびトルクリプルの周期、および平均トルクを示す図、図3は、図2に示すコギングトルクの周期を第1のロータ(内側ロータ)と第2のロータ(外側ロータ)とに分解して示した図、図4は、図2に示すトルクリプルの周期を第1のロータ(内側ロータ)と第2のロータ(外側ロータ)とに分解して示した図、図5は、第1のロータ(内側ロータ)と第2のロータ(外側ロータ)のそれぞれにおける、平均トルクとティース開角との関係を示す図、図6は、図1に示すモータにおける第1のロータ、第2のロータおよびモータとしてのトータルのそれぞれのコギングトルクを示す図、図7は、図1に示すモータにおける第1のロータおよび第2のロータのそれぞれのトルクリプルを示す図であり、図8は本発明の実施の形態1に係るモータにおける、内側ティース開角および外側ティース開角の説明図である。
図1および図8において、ステータコア11は、環状のステータヨーク14と、ステータヨーク14から外側に向かって突出した複数の外側ティース12と、ステータヨーク14から内側に向かって突出した複数の内側ティース13とから形成される。複数の外側ティース12のそれぞれの間には外側スロット15が形成されている。複数の内側ティース13のそれぞれの間には内側スロット16が形成されている。外側ティース12および内側ティース13には巻線(図示せず)が巻回されている。こうして、ステータ10は、環状のステータヨーク14と、外側ティース12と、内側ティース13と、外側ティース12および内側ティース13に巻回した巻線(図示せず)とによって構成されている。
第1のロータ(内側ロータ)20は、ステータ10の内側に僅かな空隙を介して対向し、シャフト60を中心として回転自在に保持されている。第2のロータ(外側ロータ)30は、ステータ10の外側に僅かな空隙を介して対向し、シャフト60を中心として回転自在に保持されている。
第1のロータ20の外壁には、第1の永久磁石41が装着されている。第1の永久磁石41は、20個の磁石片から構成されている。これら磁石片は、N極、S極が交互に環状に配設されている。こうして、第1のロータ20の磁極数は20極である。
また、第2のロータ30の内壁には、第2の永久磁石42が装着されている。第2の永久磁石42は、20個の磁石片から構成されている。これら磁石片は、N極、S極が交互に環状に配設されている。こうして、第2のロータ30の磁極数は20極である。すなわち、第1のロータ20、第2のロータ30とも同じ磁極数であり20極である。
一方、ステータ10において、複数の外側ティース12のそれぞれの間には外側スロット15が形成されている。外側スロット15のスロット数は12である。複数の内側ティース13のそれぞれの間には内側スロット16が形成されている。内側スロット16はスロット数も12である。すなわち、外側スロット15、内側スロット16とも同じスロット数であり、12スロットである。
上記のように本実施の形態1のモータでは、第1のロータ20の極数および第2のロータ30の極数は20極であり、かつ、ステータ10のスロット数を12としている。なお、この場合には、スロット間隔は、図8に示すように、機械角では30度であり、電気角では300度となる。また、図8において、内側ティース13の開角θinは、各内側ティース13の両端を通る2つの線がシャフト60の中心に対してなす角度である。また、外側ティース12の開角θoutは、各外側ティース12の両端を通る2つの線がシャフト60の中心に対してなす角度である。
図2は、本実施の形態1に係るモータの構成において、内側ティース13の開角θinと外側ティース12の開角θoutとを同じ角度をもって変化させた場合のコギングトルク、トルクリプルおよび平均トルクの波高値の周期を示す。図2における横軸のティース開角θeは、内側ティース13の開角θinと外側ティース12の開角θoutを変化させた場合の電気角度である。
また、図3は図2に示すコギングトルクの波高値の周期を第1のロータ(内側ロータ)20と第2のロータ(外側ロータ)30とに分解して示している。図4は、図2に示すトルクリプルの波高値の周期を第1のロータ(内側ロータ)20と第2のロータ(外側ロータ)30とに分解して示している。
これら図3および図4から明らかなように、第1のロータ20、第2のロータ30のコギングトルクおよびトルクリプルは、極大点および極小点を持つ波形となる。極小点は、ティース開角θeが例えば210度近傍である。極大点は、ティース開角θeが例えば250度近傍である。
図3および図4において、範囲Aと範囲Bとの境界、例えばティース開角θeが210度近傍が位相変極点となる。同図中のC点は第2のロータ(外側ロータ)のティース開角として設定される約200度、D点は第1のロータ(内側ロータ)のティース開角として設定される約250度を示す。
図5は、第1のロータ(内側ロータ)20と第2のロータ(外側ロータ)30とのそれぞれにおいて、コギングトルクの波高値およびトルクリプルの波高値をそれぞれ双方の位相が反転するポイントのティース開角を選択した場合の平均トルクとティース開角との関係を示す図である。
図5から明らかであるように、第1のロータ(内側ロータ)20および第2のロータ(外側ロータ)30の平均トルクは、ティース開角θinおよびθoutが約140度から約290度の範囲内で選定することが好ましい。これは、この約140度から約290度範囲外となると、平均トルクは極端に低減し、高トルクを維持することができなくなるためである。
したがって、コギングトルクおよびトルクリプルそれぞれ双方の位相が反転するポイントでティース開角を選択することで、高いトルク定数を維持したまま、トータルのコギングトルクおよびトルクリプルを最小にすることが可能である。
例えば、第1のロータ20に関して図3および図4に示す範囲A内のティース開角としたのであれば、第2のロータ30に関して図3および図4に示す範囲B内のティース開角とすれば、高いトルク定数を維持したまま、トータルのコギングトルクおよびトルクリプルを最小にすることが可能である。
逆に、第1のロータ20に関して図3および図4に示す範囲B内のティース開角としたのであれば、第2のロータ30に関して図3および図4に示す範囲A内のティース開角とすれば、高いトルク定数を維持したまま、トータルのコギングトルクおよびトルクリプルを最小にすることが可能である。
本実施の形態1においては、具体的には、内側ティース13を範囲B内のティース開角すなわちD点の約250度に設定し、外側ティース12を範囲A内のティース開角すなわちC点の約200度に設定すればよい。このように、各内側ティースの開角と各外側ティースの開角とを所定の値、すなわち、例えば、それぞれ約250度と約200度に設定すればよい。
こうして、例えば、第2のロータ30のティース開角θoutを範囲A内で縦軸の値が0.8[N・m]となる値に設定し、第1のロータ20のティース開角θinを範囲B内で縦軸の値が0.8[N・m]となる値に設定する。
ここで、トータルのコギングトルクおよびトルクリプルを最小化する上で、可能な限り振幅の小さい範囲内で位相の反転するポイントを選択するとよい。
このように選択すれば、組み合わせの精度が悪い場合でも、その精度の悪さがトータルのコギングトルクおよびトルクリプルに与える影響を小さく抑えることができる。
また、可能な限りトルク定数(平均トルク)が高い範囲内に対応するティース開角を選択するとよい。このように選択すれば、出力を向上させたまま、トータルのコギングトルクおよびトルクリプルを低減することができる。
また、組み立て精度による誤差から、位相の変わる変極点(極小点)付近、すなわち図3および図4における例えば約210度はできるだけ避けるべきである。これは、変極点(極小点)付近に対応するティース開角を選択すると、トルク定数(平均トルク)の正負の向きが反転するため、変極点(極小点)付近において第1のロータ20と第2のロータ30とで同じ向きのコギングトルクおよびトルクリプルの影響を受けることにより、トータルのコギングトルクおよびトルクリプルがかえって増幅されてしまうことを防止するためである。こうした理由により、C点は位相の変わる約210度を避けて約200度に設定している。
図6は、第1のロータ(内側ロータ)20と第2のロータ(外側ロータ)30とのコギングトルクにおいて、それぞれ双方の位相が反転するポイントでティース開角を選択した場合の、トータルのコギングトルクを示す図である。また、図7は第1のロータ(内側ロータ)20と第2のロータ(外側ロータ)30とのトルクリプルにおいて、それぞれ双方の位相が反転するポイントでティース開角を選択した場合の、トータルのトルクリプルを示す図である。具体的には第1のロータ(内側ロータ)20はD点すなわち約250度、第2のロータ(外側ロータ)30はC点すなわち約200度を選択した場合である。
図6および図7から明らかなように、図3および4に示すように第1のロータ20と第2のロータ30それぞれのロータとステータとの位置関係によって生じたコギングトルクおよびトルクリプル周期は、互いに相殺されて最小となることがわかる。
なお、上記構成で外側スロット15または内側スロット16のいずれか一方に巻線の巻かれていない構造、すなわち、外側ティース12または内側ティース13のいずれか一方に巻線の巻かれていない構造を有するモータでも同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2に係るモータの説明図である。図9において、本実施の形態2のモータは、上記実施の形態1の主要構成を有するとともに、第1の永久磁石41を構成する磁石片の数と、内側ティース13が形成する内側スロット46の数との組み合わせパターンと、第2の永久磁石42を構成する磁石片の数と、外側ティース12が形成する外側スロット45の数との組み合わせパターンとが異なる構成を有するものである。
すなわち「第1の永久磁石41を構成する磁石片の数は40であり、内側ティース13が形成する内側スロット46の数は24である」という組み合わせパターンである。一方、「第2の永久磁石42を構成する磁石片の数は20であり、外側ティース12が形成する外側スロット45の数は12である」いう組み合わせパターンである。このように互いの組み合わせパターンが異なる構成である。
この構成により、内側または外側のうちいずれか一方のコギングトルクとトルクリプルの周期(脈動数)を変えることができる。このため、全体的に、コギングトルクおよびトルクリプルの低減を行うことが可能である。
なお、第2のロータ30のコギングトルクをTo−cogとし、第1のロータ20のコギングトルクをTi−cogとしたとき、モータのトータルのコギングトルクTcogは(数1)で表される。
Figure 2007043506
モータのコギングトルクTcogは、Ti−cogとTo−cogの合計で表される。したがって、Ti=To=Tで、かつ、位相が反転するTi−cogとTo−cogの組み合わせにすることで、(数2)に示すように、コギングトルクTcog=0とすることが可能である。
Figure 2007043506
なお、(数1)および(数2)において、Tcogはモータのコギングトルク、Ti−cogは内側ロータのコギングトルク、To−cogは外側ロータのコギングトルク、Tiは内側ロータのコギングトルク振幅、Toは外側ロータのコギングトルク振幅、Nはスロット数と極数の最小公倍数、θはロータ位置(回転角度)、ΦはTi−cogとTo−cogとの位相差を示す。
(実施の形態3)
図10は、本発明に係るモータを構成するステータ10およびステータコア11のステータヨーク14部分に巻回されるトロイダル巻線50を示す斜視図である。図10において、本実施の形態3のモータは、上記実施の形態1の主要構成を有するとともに、外側ティース12の外側スロット55の数と、内側ティース13の内側スロット56の数とが同数に設定されている。そして、実施の形態1において外側ティース12および内側ティース13に巻線を巻回する代わりに、各内側スロット56とそれに対応する各外側スロット55との間のステータヨーク14の各部分にトロイダル巻線50を施した構成を有するものである。
本実施の形態3のモータにおいては、上記実施の形態1のものと同様の効果が期待できるとともに、ステータヨーク14にトロイダル巻線50を施していることにより、ラジアル力が小さいという特性と、コイルエンドが大きいという特性とを併せ持つことができる。その結果、さらに低騒音および低振動を実現することができる。
本発明のモータは、例えば家電機器などに使用され、低騒音および低振動を求められる用途に有用である。
本発明の実施の形態1に係るモータの説明図 図1に示すモータの構成において、内側ティースの開角と外側ティースの開角とを同じ角度をもって変化させた場合のコギングトルクおよびトルクリプルの周期、および平均トルクを示す図 図2に示すコギングトルクの周期を第1のロータと第2のロータとに分解して示した図 図2に示すトルクリプルの周期を第1のロータと第2のロータとに分解して示した図 第1のロータと第2のロータのそれぞれにおける、平均トルクとティース開角との関係を示す図 図1に示すモータにおける第1のロータ、第2のロータおよびモータとしてのトータルのそれぞれのコギングトルクを示す図 図1に示すモータにおける第1のロータおよび第2のロータのそれぞれのトルクリプルを示す図 本発明の実施の形態1に係るモータにおける、内側ティース開角および外側ティース開角の説明図 本発明の実施の形態2に係るモータの説明図 本発明の実施の形態3に係るモータの説明図
符号の説明
10 ステータ
11 ステータコア
12 外側ティース
13 内側ティース
14 ステータヨーク
15,45,55 外側スロット
16,46,56 内側スロット
20 第1のロータ(内側ロータ)
30 第2のロータ(外側ロータ)
41 第1の永久磁石
42 第2の永久磁石
50 トロイダル巻線
60 シャフト

Claims (4)

  1. 環状のステータヨークと、前記ステータヨークから外側に向かって突出した複数の外側ティースと、前記ステータヨークから内側に向かって突出した複数の内側ティースと、前記外側ティースおよび前記内側ティースに巻回した巻線とを有したステータと、シャフトに保持され、外壁に第1の永久磁石を装着し、前記内側ティースに空隙を介して対向し、前記シャフトを中心に回転する第1のロータと、
    前記シャフトに保持され、内壁に第2の永久磁石を装着し、前記外側ティースに空隙を介して対向し、前記シャフトを中心に回転する第2のロータとを含み、
    前記ステータと前記第1のロータとの間に存在する第1のコギングトルクの位相に対して、前記ステータと前記第2のロータとの間に存在する第2のコギングトルクの位相を反転させて、
    かつ、前記ステータと前記第1のロータとの間に発生する第1のトルクリプルの位相に対して、前記ステータと前記第2のロータとの間に発生する第2のトルクリプルの位相を反転させて、
    モータ全体のコギングトルクおよびトルクリプルを低減させたモータ。
  2. 前記各内側ティースの開角と前記各外側ティースの開角とを所定の値に設定した請求項1記載のモータ。
  3. 前記第1の永久磁石を構成する磁石片の数と、前記内側ティースが形成する内側スロットの数との組み合わせパターンと、
    前記第2の永久磁石を構成する磁石片の数と、前記外側ティースが形成する外側スロットの数との組み合わせパターンとが異なる請求項1記載のモータ。
  4. 前記外側ティースの外側スロットの数と前記内側ティースの内側スロットの数とが同数に設定され、
    前記外側ティースおよび前記内側ティースに巻線を巻回する代わりに、前記各内側スロットとそれに対応する前記各外側スロットとの間の前記ステータヨークの各部分にトロイダル巻線を施した請求項1記載のモータ。
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