JPWO2007043194A1 - ファイル - Google Patents

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Abstract

組み立てやすく、安価に製造することができる綴じ具を提供する。ファイル10の綴じ具20は、背表紙12cの幅方向における中央部分が折り曲げ可能に形成された表紙12に取り付けられる綴じ具であって、合成樹脂からなり開閉可能に設けられる一方の本体22aおよび他方の本体22bを含む。一方の本体22aには、2段のフック部分34aおよび34bを有するロック部材32が合成樹脂で一体的に形成されるとともに、金属からなる一方のプロング部材60aが取り付けられる。他方の本体22bには、金属からなる他方のプロング部材60bが取り付けられる。また、他方の本体22bには、合成樹脂からなるレバー部材70が摺動可能に設けられる。

Description

この発明は、ファイルに関し、特に、背表紙の幅方向における中央部分が折り曲げ可能に形成された表紙に取り付けられる綴じ具であって、複数の円弧状のプロングを有し、たとえば紙などの被綴じ物に形成された綴じ穴にプロングを通して紙などの被綴じ物を綴じる綴じ具を備えたファイル・バインダ類に関する。
この発明の背景となる従来のバインダの綴じ具には、ヒンジを介して互いに開閉可能に接続され、それぞれにバインダの表紙が取り付けられる合成樹脂からなる一対の背部と、一対の背部にリベットで取り付けられた一対の金属板と、一対の金属板にそれぞれ取り付けられた金属からなる円弧状の複数のプロングと、一方の背部にリベットで取り付けられ、2段のフック部分を有する金属からなるロック部材と、他方の背部に摺動可能に設けられ、ロック部材を挿通するための切欠を有し、ロック部材の2段のフック部分のいずれかを引っ掛けることができる金属からなるラッチ部材と、ロック部材の2段のフック部分のいずれかがラッチ部材に引っ掛かるようにラッチ部材を一方向に付勢するための金属からなるヘアピンばねと、押すことによってロック部材のフック部分がラッチ部材から外れるようにラッチ部材をヘアピンばねの付勢力に抗して一方向とは反対側の方向に摺動させるための合成樹脂からなるキーとを備え、ラッチ部材にロック部材の2段のフック部分のいずれかが引っ掛かっている状態または2段のフック部分のいずれもが引っ掛かっていない状態によって、一対の背部ないしは複数のプロングを完全に閉じた状態、完全に閉じた状態と完全に開いた状態との中間の状態、または、完全に開いた状態で保持することができるものがあった(例えば特許文献1参照)。
この従来の綴じ具を用いたバインダでは、綴じ具の一対の背部ないしは複数のプロングを完全に閉じた状態と完全に開いた状態との中間の状態で保持すれば、綴じられている紙などが緩められるので、綴じられている紙などがめくりやすく、そのため、綴じられている紙などの表裏面に表示されている情報などが閲覧しやすい。
米国特許第4,352,582号公報
上述の従来のバインダの綴じ具では、合成樹脂からなる一対の背部、リベットで取り付けられる一対の金属板、金属からなる複数のプロング、リベットで取り付けられる金属からなるロック部材、金属からなるラッチ部材、金属からなるヘアピンばね、および合成樹脂からなるキーを備えているように、部品点数が多い構造なので、組み立てることが煩雑であり、製造に高価なコストがかかってしまう。そして、部品点数が多いために、ファイル・バインダ類全体として、重くなり、綴じられる被綴じ物が多くなればなるほどより一層重くなる。
取り扱いの便利なファイル・バインダ類とするには、全体として軽量化を図り且つ堅牢なファイル・バインダ類が望まれている。
それゆえに、この発明の主たる目的は、組み立てやすく、軽量化を図ることができ且つ堅牢なファイル・バインダ類を提供することである。
この発明の請求項1にかかるファイルは、表紙と、表紙に固定される綴じ具とを含むファイルであって、前記表紙は、薄い背表紙と、前記背表紙の幅方向における一端部側に固定部を介して形成される薄い表表紙と、前記背表紙の幅方向における他端部側に固定部を介して形成される薄い裏表紙とを有し、背表紙と表表紙及び背表紙と裏表紙は、固定部により適宜な角度を有して固定され、前記背表紙の幅方向における中間部分と、前記表表紙において前記背表紙の近傍部分と、前記裏表紙において前記背表紙の近傍部分とが、それぞれ折り曲げ可能に形成され、前記綴じ具は、背表紙の内側であって表表紙側に配置される一方の本体および背表紙の内側であって裏表紙側に配置される他方の本体を備え、前記綴じ具の一方の本体は、縦長の方形板状の基部と、前記基部に一体的に形成された側部とを含み、前記基部は、第1の背表紙部分に対向させるために、幅が第1の背表紙部分の幅と略同じ幅に形成され、長さが第1の背表紙部分の長手方向における長さより短い長さに形成され、前記側部は、表表紙の背表紙の近傍部分に対向させ且つ背表紙と表表紙とがなす角度に対応した、板状に形成され、前記綴じ具の他方の本体は、縦長の方形板状の基部と、前記基部に一体的に形成された側部とを含み、前記基部は、第2の背表紙部分に対向させるために、幅が第2の背表紙部分の幅と略同じ幅に形成され、長さが第2の背表紙部分の長手方向における長さより短い長さに形成され、前記側部は、裏表紙の背表紙の近傍部分に対向させ且つ背表紙と裏表紙とがなす角度に対応した、板状に形成され、前記綴じ具の一方の本体および他方の本体は、表紙の背表紙における折り曲げ部位の両側の第1の背表紙部分および第2の背表紙部分に固定された、ファイルである。
この発明の請求項2にかかるファイルは、背表紙は、幅方向における中央部分において、表紙の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部が形成され、表表紙は、背表紙の近傍部分において、表紙の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部が形成され、背表紙との境界と折曲部との間の部分が、第1の固定部分として形成され、裏表紙は、背表紙の近傍部分において、表紙の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部が形成され、背表紙との境界と折曲部との間の部分が、第2の固定部分として形成された、請求項1に記載のファイルである。
この発明の請求項3にかかるファイルは、一方の本体の基部は、第1の背表紙部分の内側面に、固着具により固定され、他方の本体の基部は、第2の背表紙部分の内側面に、固着具により固定された、請求項1または2に記載のファイルである。
この発明の請求項4にかかるファイルは、一方の本体の側部は、表表紙の第1の固定部分に密着するように形成され、他方の本体の側部は、裏表紙の第2の固定部分に密着するように形成された、請求項2に記載のファイルである。
この発明の請求項5にかかるファイルは、綴じ具は、背表紙の内側部分であって幅方向における中央部分より一方側部分に固着され、フック部分を有するロック部材が一体的に形成された一方の本体、背表紙の内側部分であって幅方向における中央部分より他方側部分に固着され、前記一方の本体とともに開閉可能に設けられる他方の本体、前記一方の本体に取り付けられ、複数のプロングが形成された一方のプロング部材、および前記他方の本体に取り付けられ、複数のプロングが形成された他方のプロング部材、を備えた、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のファイルである。
この発明によれば、綴じ具の一方の本体は、縦長の方形板状の基部を含み、前記基部は、第1の背表紙部分に対向させるために、幅が第1の背表紙部分の幅と略同じ幅に形成され、長さが第1の背表紙部分の長手方向における長さより短い長さに形成され、基部に、表表紙の背表紙の近傍部分に対向させるように、板状の側部が一体的に形成され、前記綴じ具の他方の本体は、縦長の方形板状の基部を含み、前記基部は、第2の背表紙部分に対向させるために、幅が第2の背表紙部分の幅と略同じ幅に形成され、長さが第2の背表紙部分の長手方向における長さより短い長さに形成され、基部に、裏表紙の背表紙の近傍部分に対向させるように、板状の側部が一体的に形成され、前記綴じ具の一方の本体および他方の本体は、表紙の背表紙における折り曲げ部位の両側の第1の背表紙部分および第2の背表紙部分に固定されているので、表紙は、綴じ具の一方の本体及び他方の本体により強化されるために薄くして軽量化を図ることができ、組み立てやすく且つ堅牢なファイル・バインダ類が得られる。
請求項2の発明によれば、背表紙には、幅方向における中央部分において、表紙の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部が形成され、表表紙は、背表紙の近傍部分において、表紙の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部が形成され、背表紙との境界と折曲部との間の部分が、第1の固定部分として形成され、裏表紙は、背表紙の近傍部分において、表紙の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部が形成され、背表紙との境界と折曲部との間の部分が、第2の固定部分として形成さているので、第1の固定部分に一方の本体の側部を沿わせて、第1の固定部分と第1の背表紙部分との形状を長く保持でき、且つ第2の固定部分に他方の本体の側面を沿わせて、第2の固定部分を第2の背表紙部分の形態を長く保持でき、表紙を開閉するときは、折曲部から側部側を開閉するために、開閉によって第1の固定部分と第1の背表紙部分との形状、第2の固定部分と第2の背表紙部分の形状に影響を与えることなく、長く表紙の一定の形状を保つことができる。
請求項3の発明によれば、一方の本体の基部は、第1の背表紙部分の内側面に、固着具により固定され、他方の本体の基部は、第2の背表紙部分の内側面に、固着具により固定されているので、第1の背表紙部分が一方の本体により、また第2の背表紙部分が他方の本体によって、補強され、取り扱いを容易にするために表紙が比較的薄い材料で形成されて軽量化を図られても、堅牢なファイルを得ることができる。
請求項4の発明によれば、一方の本体の側部は、表表紙の第1の固定部分に密着するように形成され、他方の本体の側部は、裏表紙の第2の固定部分に密着するように形成されているので、第1の固定部に一方の本体の側部を沿わせて、第1の固定部分と第1の背表紙部分との形態を長く保持でき、且つ第2の固定部分に他方の本体の側部を沿わせて第2の固定部分を第2の背表紙部分の形態を長く保持でき、表紙を開閉するときは、折曲部から側部側を開閉するために、開閉によって第1の固定部分と第1の背表紙部分との形状、第2の固定部分と第2の背表紙部分の形状に影響を与えることなく、長く表紙の一定の形状を保つことができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明の請求の範囲を含む説明においては、ファイル(おおむね記載済みの文章〔伝票・カタログ・書類など〕を綴じ、又は、はさみ入れて整理・保管することのできる表紙をいう)やバインダ(おおむね未記録の綴じ穴のある用紙〔ルーズリーフ、帳票など〕を挿入し、記録できる、綴じ具つき表紙をいう)等のようなファイル・バインダ類を総称して、ファイルもしくはファイル・バインダ類という。
この発明が適用されるファイルの一例を示す斜視図である。 図1に示すファイルの平面図である。 図1に示すファイルの綴じ具を完全に閉じた状態を示す平面図解図である。 図1に示すファイルの綴じ具を完全に閉じた状態を示す正面図解図である。 図1に示すファイルの綴じ具を完全に閉じた状態と完全に開いた状態との中間の状態を示す平面図解図である。 図1に示すファイルの綴じ具を完全に閉じた状態と完全に開いた状態との中間の状態を示す正面図解図である。 図1に示すファイルの綴じ具を完全に開いた状態を示す平面図解図である。 図1に示すファイルの綴じ具を完全に開いた状態を示す正面図解図である。 図1に示すファイルに用いられる綴じ具の斜視図である。 図9に示す綴じ具の分解斜視図である。 図9に示す綴じ具に用いられる一方の本体の底面図である。 図9に示す綴じ具に用いられる一方の本体の左側面図である。 図9に示す綴じ具に用いられる他方の本体およびレバー部材を示す斜視図である。 図9に示す綴じ具に用いられる他方の本体の底面図である。 この発明が適用されるファイルの他の例を示す平面図である。
符号の説明
10 ファイル
12a 表表紙
12b 裏表紙
12c 背表紙
12c1 第1の背表紙部分
12c2 第2の背表紙部分
14a,14b 固定部
16a,16b,16c 折曲部
18a 第1の固定部分
18b 第2の固定部分
20 綴じ具
22a 一方の本体
22b 他方の本体
24a,24b 基部
26a,26b 側部
28a,28b 溶着部
28R 固着具
30a,30b 取付用孔
32 ロック部材
34a,34b フック部分
34a1,34b1 平面
34a2,34b2 斜面
38 ロック部材用孔
40 摺動部用溝
42 引掛部用孔
44 ばね部孔
44a 突出部
46a,46b プロング用孔
48a,48b 接続部用凹部
50a,50b 補強用リブ
52a,52b 固定部用切欠部
60a,60b プロング部材
62a,62b プロング
64a,64b 接続部
70 レバー部材
72 摺動部
72a 端部
72b 凹部
74 引掛部
74a 平面
74b 斜面
76 ばね部
78 つまみ部
78a 胴部
78b 引掛片
図1はこの発明が適用されるファイルの一例を示す斜視図であり、図2はそのファイルの平面図であり、図3および図4はそのファイルの綴じ具を完全に閉じた状態を示す平面図解図および正面図解図であり、図5および図6はそのファイルの綴じ具を完全に閉じた状態と完全に開いた状態との中間の状態を示す平面図解図および正面図解図であり、図7および図8はそのファイルの綴じ具を完全に開いた状態を示す平面図解図および正面図解図であり、図9および図10はそのファイルに用いられる綴じ具の斜視図および分解斜視図であり、図11および図12はその綴じ具に用いられる一方の本体の底面図および左側面図であり、図13はその綴じ具に用いられる他方の本体およびレバー部材を示す斜視図であり、図14はその綴じ具に用いられる他方の本体の底面図である。
図1に示すファイル10は、たとえばポリプロピレン(PP)などの合成樹脂からなる、両主面が平面状の薄い表紙12を含む。表紙12は、矩形状の表表紙12aおよび矩形状の裏表紙12bを含む。表表紙12aおよび裏表紙12bは、縦長の長方形状の背表紙12cの幅方向における一端部側および他端部側からのびて形成される。表表紙12aは、背表紙12c側の部分(後述の第1の固定部分18a)の主面が背表紙12cにおいて表表紙12a側の部分(後述の第1の背表紙部分12c1)の主面に対してたとえば100度の角度を有するように、溶着固定された固定部14aを介して背表紙12cに形成される。固定部14aは、表表紙12aおよび背表紙12c間において表紙12の上端から下端にわたって直線状に形成される。同様に、裏表紙12bも、背表紙12c側の部分(後述の第2の固定部分18b)の主面が背表紙12cにおいて裏表紙12b側の部分(後述の第2の背表紙部分12c2)の主面に対してたとえば100度の角度を有するように、溶着固定された固定部14bを介して背表紙12cに形成される。この固定部14bは、裏表紙12bおよび背表紙12c間において表紙12の上端から下端にわたって直線状に形成される。なお、これらの固定部14aおよび14bは、平行に形成される。
また、表表紙12aには、背表紙12cの近傍部分において、表紙12の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部16aが形成される。同様に、裏表紙12bにも、背表紙12cの近傍部分において、表紙12の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部16bが形成される。さらに、背表紙12cには、幅方向における中央部分において、表紙12の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部16cが形成される。この折曲部16cは、後述の綴じ具20の一方の本体22aおよび他方の本体22bなどを開閉する際に中心軸となる部分である。なお、これらの折曲部16a、16bおよび16cは、固定部14aおよび14bとともに互いに平行に形成される。
表表紙12aにおいて、固定部14aと折曲部16aとの間の部分が、第1の固定部分18aとして形成される。同様に、裏表紙12bにおいて、固定部14bと折曲部16bとの間の部分が、第2の固定部分18bとして形成される。第1の固定部分18aおよび第2の固定部分18bは、表紙12の上端から下端にのびて同じ大きさの短冊状に形成される。
さらに、背表紙12cにおいて、固定部14aと折曲部16cとの間の部分が第1の背表紙部分12c1として形成され、固定部14bと折曲部16cとの間の部分が第2の背表紙部分12c2として形成される。第1の背表紙部分12c1および第2の背表紙部分12c2も、表紙12の上端から下端にのびて同じ大きさの短冊状に形成される。
したがって、第1の固定部分18aおよび第1の背表紙部分12c1は、それらの主面間の角度が100度になるように固定される。同様に、第2の固定部分18bおよび第2の背表紙部分12c2も、それらの主面間の角度が100度になるように固定される。
この表紙12を製造するためには、たとえば、まず、表表紙12a、裏表紙12bおよび背表紙12cを平面状に広げた大きさ・形状の合成樹脂シートからなる表紙部材が形成される。そして、その表紙部材において、折曲部16a、16bおよび16cの内側部分になるそれぞれの部分に、たとえば断面V字状の溝をそれぞれ形成することによって、薄肉状の折曲部16a、16bおよび16cが形成される。さらに、その表面部材において固定部14aおよび14bとなる部分の内側部分に加熱した刃を当ててその部分を溶融し、表面部材において加熱した刃で溶融した部分の両側の部分の主面が所定の角度(100度)になるように表面部材を折り曲げた状態で溶着固定することによって、固定部14aおよび14bが形成される。このようにして表紙12が製造される。
表紙12の内側部分には、図1および図2に示すように、綴じ具20が固着される。綴じ具20は、背表紙12cの内側であって表表紙12a側すなわち左側に配置される一方の本体22aおよび背表紙12cの内側であって裏表紙12b側すなわち右側に配置される他方の本体22bを含む。一方の本体22aおよび他方の本体22bは、図9に示すように、たとえばポリプロピレン(PP)などの合成樹脂で左右略対称形状に形成される。
一方の本体22aは、図10に示すように、縦長の長方形板状の基部24aを含み、基部24aは、底面および右側面間の角度がたとえば80度になるように形成される。また、基部24aは、第1の背表紙部分12c1に対向させるために、幅が第1の背表紙部分12c1の幅と略同じ幅に形成され、長さが第1の背表紙部分12c1の長手方向における長さの略3分の1の長さに形成され、その外表面が表紙12の第1の固定部分18aの内面に密着するように形成されている。この基部24aには、表紙12の第1の固定部分18aに対向させる左端から立ち上がるように、板状の側部26aが一体的に形成される。側部26aは、表紙12の第1の固定部分18aに対向させるために、幅が第1の固定部分18aの幅と略同じ幅に形成され、長さが第1の固定部分18aの長手方向における長さの略3分の1の長さに形成される。基部24aおよび側部26aは、表紙12の固定部分18aと背表紙部分12c1とのなす角度に対応して、基部24a及び側部26aの主面間の角度がたとえば100度になるように形成される。基部24aにおいて第1の背表紙部分12c1に対向させる底面には、図11に示すように、4角枠状の溶着部28aが形成される。この溶着部28aは、あらかじめ基部24aの底面から4角枠状に突出するように溶着部用リブを形成しておき、その溶着部用リブを背表紙12cの内側部分において折曲部16cの左側の第1の背表紙部分12c1の平面状の中央部に押し当てながらそれらを超音波で溶着することによって形成される。そのため、溶着部28aによって、一方の本体22aが表紙12の背表紙12cの内側部分において第1の背表紙部分12c1の中央部に固着される。
同様に、他方の本体22bも、図13に示すように、縦長の長方形板状の基部24bを含み、この基部24bは、底面および左側面間の角度がたとえば80度になるように形成される。基部24bは、幅が第2の背表紙部分12c2の幅と略同じ幅に形成され、長さが第2の背表紙部分12c2の長手方向における長さの略3分の1の長さに形成される。この基部24bには、表紙12の第2の固定部分18bに対向させる右端から立ち上がるように、板状の側部26bが一体的に形成される。側部26bは、幅が第2の固定部分18bの幅と略同じ幅に形成され、長さが第2の固定部分18bの長手方向における長さの略3分の1の長さに形成され、その外表面が表紙12の第2の固定部分18bの内面に密着するように形成されている。基部24bおよび側部26bも、表紙12の固定部分18bと背表紙部分12c2とのなす角度に対応して、基部24b及び側部26bの主面間の角度がたとえば100度になるように形成される。基部24bにおいて第2の背表紙部分12c2に対向させる底面にも、図14に示すように、4角枠状の溶着部28bが形成される。この溶着部28bは、あらかじめ基部24bの底面から4角枠状に突出するように溶着部用リブを形成しておき、その溶着部用リブを背表紙12cの内側部分において折曲部16cの右側の第2の背表紙部分12c2の平面状の中央部に押し当てながらそれらを超音波で溶着することによって形成される。そのため、溶着部28bによって、他方の本体22bが表紙12の背表紙12cの内側部分において第2の背表紙部分12c2の中央部に固着される。
このように綴じ具20の一方の本体22aおよび他方の本体22bは、表紙12の背表紙12cにおいて折曲部16cの両側の第1の背表紙部分12c1および第2の背表紙部分12c2に固着される。したがって、綴じ具20の一方の本体22aおよび他方の本体22bは、図3〜図8に示すように、背表紙12cの折曲部16cを中心軸として、表紙12の表表紙12a、裏表紙12bおよび背表紙12cとともに回動ないしは開閉することができる。
また、一方の本体22aおよび他方の本体22bは、図3および図4に示すように、それらを完全に閉じた状態において、基部24aの右側面と基部24bの左側面とが当接するとともに、側部26aおよび26bが平行した状態になるように、表紙12の背表紙12cに固着されている。
なお、基部24aには、図10に示すように、その長手方向に間隔を隔てて、2つの取付用孔30aおよび30aが、基部24aの両主面を貫通するように形成される。同様に、基部24bにも、図13に示すように、その長手方向に間隔を隔てて、2つの取付用孔30bおよび30bが、基部24aの両主面を貫通するように形成される。そして、これらの取付用孔30a、30a、30bおよび30bと表紙12の背表紙12cとにリベットなどの固着具28Rを通して、それらの固着具28Rで一方の本体22aおよび他方の本体22bが表紙12の背表紙12cに固着されてもよい。このようにリベットなどの固着具28Rが用いられる場合には、上述の溶着部用リブや溶着部28aおよび28bは形成されなくてもよく、基部24a及び24bの外側面は、平面状で、第1の背表紙部分12c1及び第2の背表紙部分12c2に密着するように形成するとよい。
一方の本体22aの基部24aにおいて右側すなわち他方の本体22b側の上部には、図3および図10に示すように、基部24aの右端より基部24aの幅の略半分程の長さだけ他方の本体22b側に突き出るようにして、たとえばポリプロピレン(PP)などの合成樹脂からなる一対のロック部材32および32が、基部24aの長手方向に間隔を隔てて本体22aと一体的に形成される。これらのロック部材32および32は、一方の本体22aと他方の本体22bとを完全に閉じた状態などで保持する際に用いられるためのものであり、それぞれ、背表紙12cの折曲部16cを中心軸とする円弧状に形成される。また、これらのロック部材32および32は、それぞれ、たとえば2段のフック部分34aおよび34bを有する。
一方のフック部分34aは、ロック部材32の根元および先端の中間部において、一方の本体22aの長手方向における一端側(表紙12の下端側)に向かって突出するように直角3角形状に形成され、左側に一方の本体22aの長手方向に平行する平面34a1を有し、その平面34a1より右側に右肩上がりに傾斜する傾斜面34a2を有する。このフック部分34aは、一方の本体22aおよび他方の本体22bを完全に閉じた状態で保持する際に用いられるものである。
また、他方のフック部分34bは、ロック部材32の先端において、一方のフック部分34aと同様に、一方の本体22aの長手方向における一端側(表紙12の下端側)に向かって突出するように直角3角形状に形成され、左側に一方の本体22aの長手方向に平行する平面34b1を有し、その平面34b1より右側に右肩上がりに傾斜する傾斜面34b2を有する。このフック部分34bは、一方の本体22aおよび他方の本体22bを完全に閉じた状態と完全に開いた状態との中間の状態で保持する際に用いられるものである。
なお、これらのフック部分34aおよび34bは、一方の本体22aおよび他方の本体22bを完全に開いた状態では用いられない。
他方の本体22bの基部24bには、図3および図13に示すように、その長手方向に間隔を隔てて、2つのロック部材用孔38および38が形成される。これらのロック部材用孔38および38は、一方の本体22aおよび他方の本体22bが開閉する際にロック部材32および32が邪魔にならないように出入りするための孔であり、ロック部材32および32に対応した位置に形成される。
また、他方の本体22bの基部24bは、図10および図13に示すように、ロック部材用孔38および38より左側すなわち一方の本体22a側の部分が厚肉状に形成され、その厚肉状の部分の下部には、長手方向における一端から他端近傍にわたって直線状に、断面矩形状の摺動部用溝40が形成される。さらに、基部24bには、摺動部用溝40の上部において、摺動部用溝40に通じるように、2つの引掛部用孔42および42と1つのばね部用孔44とが間隔を隔てて形成される。この場合、2つの引掛部用孔42および42は、2つのロック部材32および32のフック部分34a、34bに対応した位置を含む位置に縦長に形成される。また、ばね部用孔44は、2つの引掛部用孔42および42よりも基部24bの長手方向における他端側(表紙12の上端側)に形成される。また、基部24bにおいて、近接する引掛部用孔42とばね部用孔44との間には、下方に突出した突出部44aが形成される。
一方の本体22aの側部26aには、図10に示すように、その長手方向に間隔を隔ててかつその高さ方向における中間に、後述の一方のプロング部材60aの2つのプロング62aおよび62aを挿入するための2つのプロング用孔46aおよび46aが、側部26aの左右面(両主面)を貫通するように形成される。この側部26aにおいて表紙12の第1の固定部分18aに対向する左面部分には、図12に示すように、その長手方向に沿ってかつその高さ方向における中間に、2つのプロング用孔46aおよび46a間を直線状にわたって、後述の一方のプロング部材60aの接続部64aを嵌め込むための接続部用凹部48aが形成される。また、側部26aの左面上には、格子状の補強リブ50aが形成される。この補強用リブ50aの端面は、平面状に形成され、表紙12の第1の固定部分18aの平面状の内面に面接触されて密着する。また、補強用リブ50aが表紙12の固定部14aに当らないようにするために、補強用リブ50aの下部には、固定部用切欠部52aが形成される。
同様に、他方の本体22bの側部26bにも、図10および図13に示すように、その長手方向に間隔を隔ててかつその高さ方向における中間に、後述の他方のプロング部材60bの2つのプロング62bおよび62bを挿入するための2つのプロング用孔46bおよび46bが、側部26bの左右面(両主面)を貫通するように形成される。この場合、2つのプロング用孔46bおよび46bは、側部26bの長手方向など中心軸に平行する方向に見て、一方の本体22aの側部26aに形成される2つのプロング用孔46aおよび46aが隔てられる間隔より狭い間隔を隔てて、2つのプロング用孔46aおよび46aで挟まれる2つのプロング用孔46aおよび46aの内側に形成される。また、側部26bにおいて表紙12の第2の固定部分18bに対向する右面部分には、図10に示すように、その長手方向に沿ってかつその高さ方向における中間に、2つのプロング用孔46bおよび46b間を直線状にわたって、後述の他方のプロング部材60bの接続部64bを嵌め込むための接続部用凹部48bが形成される。さらに、側部26bの右面上にも、格子状の補強リブ50bが形成される。この補強用リブ50bの端面は、平面状に形成され、表紙12の第2の固定部分18bの平面状の内面に面接触されて密着する。また、補強用リブ50bが表紙12の固定部14bに当らないようにするために、補強用リブ50bの下部にも、固定部用切欠部52bが形成される。
一方の本体22aには、たとえばステンレスなどの金属からなる略コ字状の一方のプロング部材60aが取り付けられる。プロング部材60aは、図10に示すように、金属からなる円弧状の2つのプロング62aおよび62aを含む。2つのプロング62aおよび62aは、金属からなる直線状の1つの接続部64aの両端からのびて、接続部64aとともに略コ字状に一体的に形成される。この場合、2つのプロング62aおよび62aは、2つのプロング用孔46aおよび46aの間隔に対応した間隔を隔てて形成される。また、接続部64aは、接続部用凹部48aの形状に対応した形状に形成される。プロング部材60aは、たとえばプレス加工によって金属板を所定の形状に打抜くとともに所定の形状に成型することによって形成される。このプロング部材60aは、2つのプロング62aおよび62aを一方の本体22aの側部26aの左面側から2つのプロング用孔46aおよび46aに挿入し、接続部64aを接続部用凹部48aに嵌め込むことによって、一方の本体22aに簡単に取り付けられる。また、2つのプロング62aおよび62aは、それぞれ、表紙12の第1の固定部分18a側から第2の固定部分18b側に向かうようにのびて、背表紙12cの折曲部16cを中心軸として背表紙12c側とは反対側に膨らむ円弧状に形成される。
同様に、他方の本体22bにも、一方のプロング部材60aと同様構造の他方のプロング部材60bが取り付けられる。このプロング部材60bの円弧状の2つのプロング62bおよび62bは、2つのプロング用孔46bおよび46bの間隔に対応した間隔を隔てて形成され、接続部64bは、接続部用凹部48bの形状に対応した形状に形成される。このプロング部材60bは、2つのプロング62bおよび62bを他方の本体22bの側部26bの右面側から2つのプロング用孔46bおよび46bに挿入し、接続部64bを接続部用凹部48bに嵌め込むことによって、他方の本体22bに簡単に取り付けられる。これらのプロング62bおよび62bも、それぞれ、表紙12の第2の固定部分18b側から第1の固定部分18a側に向かうようにのびて、背表紙12cの折曲部16cを中心軸として背表紙12c側とは反対側に膨らむ円弧状に形成される。また、これらのプロング62bおよび62bは、綴じ具20の一方の本体22aおよび他方の本体22bを閉じることによって、プロング62aおよび62aの内側でプロング62aおよび62aの互いに対向する面に重なるように形成される。なお、プロング62aおよび62bは、そのように重なると断面6角形状となるように、それぞれが断面台形状に形成されている。
この綴じ具20では、一方の本体22aおよび他方の本体22bを閉じることによって、2組のプロング62aおよび62bが重なるが、重なる2組のプロング62aおよび62bをたとえば紙などの被綴じ物に形成された2つの綴じ穴にそれぞれ通すことによって紙などの被綴じ物が綴じられる。この場合、1組のプロング62aおよび62bが1つの綴じ穴に通される。
また、各プロング62aおよび62bは、背表紙12cの折曲部16cを中心軸として同じ半径の円弧状に形成されているので、一方の本体22aおよび他方の本体22bを折曲部16cを中心軸として開閉した場合に、折曲部16cを中心軸とする同じ半径の円弧上を回動するので、プロング62aおよび62bで被綴じ物を綴じ穴から破ってしまうおそれが少ない。
さらに、各プロング62aおよび62bは、背表紙12c側とは反対側に膨らむ円弧状に形成されているので、一方の本体22aおよび他方の本体22bを少し開いた場合に、プロング62aおよび62bに綴じられている被綴じ物をプロング62aおよび62bに沿ってめくりやすい。
また、各プロング62aおよび62bは、本体22aおよび22bの側部26aおよび26bに形成されたプロング用孔46aおよび46bなどによって、背表紙12cから離れた状態で設けられているが、背表紙12cとプロング62aおよび62bとの間隔は、被綴じ物の綴じ穴から端部に対応して設けられ、背表紙12cとプロング62aおよび62bとの間隔には、被綴じ物の綴じ穴から端部を折れ曲がりにくいように収納することができる。
また、他方の本体22bには、たとえばポリアセタール(POM)などの合成樹脂からなるレバー部材70が摺動可能に設けられる。レバー部材70は、一方の本体22aおよび他方の本体22bを開く際に用いられるものであって、図10および図13に示すように、棒状の摺動部72を含む。摺動部72は、断面形状が他方の本体22bに形成された摺動部用溝40の断面形状と同様な矩形状に形成される。この摺動部72は、その長手方向における一端を除いた中央から他端が摺動部用溝40に嵌め合わされ、摺動部用溝40の長手方向に沿って摺動可能に設けられる。この場合、摺動部72の長手方向における一端は表紙12の下端側に配置され、摺動部72の長手方向における他端は表紙12の上端と下端との中間に配置される。
摺動部72の長手方向における中央の上部および他端側の上部には、板状の2つの引掛部74および74が、2つの引掛部用孔42および42と同様な間隔を隔てて形成される。これらの引掛部74および74は、2つの引掛部用孔42および42から上方に突き出るように配置される。
また、これらの引掛部74および74は、引掛部用孔42および42の中で摺動部用溝40および摺動部72の長手方向に移動することができるように、摺動部用溝40および摺動部72の長手方向に見て、引掛部用孔42および42の長さより短く形成される。この場合、これらの引掛部74および74は、引掛部74および74を引掛部用孔42および42の長手方向における一端側(表紙12の下端側)に移動した際に、引掛部74および74から2つのロック部材32および32のフック部分34a、34bが外れるとともに、引掛部74および74を引掛部用孔42および42の長手方向における他端側(表紙12の上端側)に移動した際に、引掛部74および74に2つのロック部材32および32のフック部分34a、34bを引っ掛けることができるように形成される。
さらに、これらの引掛部74および74は、先端部からフック部分34a、34bが不用意に外れにくいようにするために、フック部分34a、34bが引っ掛かっている際にフック部分34a、34bの平面34a1、34b1に当る先端部の右側に、摺動部72の長手方向に平行する平面74aおよび74aを有する。
また、これらの引掛部74および74は、先端部にフック部分34a、34bが引っ掛かりやすいようにするために、フック部分34a、34bを引っ掛ける際にフック部分34a、34bの右肩上がりに傾斜する斜面34a2、34b2に接触する先端部の端面に、右肩上がりに傾斜する斜面74bおよび74bを有する。
さらに、摺動部72の長手方向における他端部分には、たとえば湾曲した板状のばね部76が一体的に形成される。この場合、摺動部72の長手方向における他端部分の上部において、直方体状の端部72aより中央側に凹部72bが形成され、ばね部76は、その端部72aから凹部72b内に、ばね性を有するように上方に膨らむ円弧状にのびて形成される。このばね部76は、他方の本体22bに形成されたばね部用孔44内に挿入され、ばね部76の先端は、本体22bにおいてばね部用孔44の長手方向における一端側の部分を規定する下方に突出した突出部44aに当接される。このばね部76によって、2つのロック部材32および32のフック部分34a、34bが引掛部74および74に引っ掛かるように、摺動部72が他方の本体22bに形成された摺動部用溝40の長手方向における他端側(表紙12の上端側)に向かう一方向に付勢される。
摺動部72の長手方向における一端部分には、つまみ部78が形成される。つまみ部78は、背表紙12cの内側であって表紙12の下端側に配置され、摺動部72より幅の太い胴部78aを有し、胴部78aの先端部には、右方、左方および上方の3方に突出する湾曲板状の引掛片78bが形成される。このつまみ部78は、2つのロック部材32および32のフック部分34a、34bが引掛部74および74から外れるように、摺動部72をばね部76の付勢力に抗して一方向とは反対側の方向に、すなわち摺動部用溝40の長手方向における他端側から一端側(表紙12の上端側から下端側)への方向に摺動する際に摘まれるものである。
上述のレバー部材70の摺動部72、引掛部74、74、ばね部76およびつまみ部78は、合成樹脂で一体的に形成される。また、このレバー部材70は、他方の本体22bが背表紙12cに固着される前に、他方の本体22bに嵌め込まれて簡単に取り付けられる。
このファイル10は、綴じ具20が一方の本体22a、他方の本体22b、一方のプロング部材60a、他方のプロング部材60bおよびレバー部材70で構成され、綴じ具22を構成する部品点数が少ないので、綴じ具22ないしはファイル10を製造しやすく、安価に製造することができる。
前記基部24aは、第1の背表紙部分12c1に対向させるために、幅が第1の背表紙部分12c1の幅と略同じ幅に形成され、長さが第1の背表紙部分12c1の長手方向における長さより短い長さに形成され、基部24aに、表表紙12aの背表紙12cの近傍部分に対向させるように、板状の側部26aが一体的に形成され、前記綴じ具の他方の本体22bは、縦長の方形板状の基部24bを含み、前記基部24bは、第2の背表紙部分12c2に対向させるために、幅が第2の背表紙部分12c2の幅と略同じ幅に形成され、長さが第2の背表紙部分12c2の長手方向における長さより短い長さに形成され、基部24bに、裏表紙12bの背表紙12cの近傍部分に対向させるように、板状の側部26bが一体的に形成され、前記綴じ具の一方の本体22aおよび他方の本体22bは、表紙12の背表紙12cにおける折り曲げ部位の両側の第1の背表紙部分12c1および第2の背表紙部分12c2に固定されているので、表紙12は、綴じ具の一方の本体22a及び他方の本体22bにより強化されるために薄くして軽量化を図ることができる。
そして、背表紙12cには、幅方向における中央部分において、表紙12の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部16cが形成され、表表紙12aは、背表紙12bの近傍部分において、表紙12の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部16aが形成され、背表紙12cとの境界と折曲部16aとの間の部分が、第1の固定部分18aとして形成され、裏表紙12bは、背表紙12cの近傍部分において、表紙12の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部16bが形成され、背表紙12cとの境界と折曲部16bとの間の部分が、第2の固定部分18bとして形成さているので、第1の固定部分18aに一方の本体22aの側部を沿わせて、第1の固定部分18aと第1の背表紙部分12c1との形状を長く保持でき、且つ第2の固定部分18bに他方の本体22bの側面を沿わせて、第2の固定部分18bを第2の背表紙部分12c2の形態を長く保持できる。
表紙12を開閉するときは、折曲部16aから側部側を開閉するために、開閉によって第1の固定部分18aと第1の背表紙部分12c1との形状、第2の固定部分18bと第2の背表紙部分12c2の形状に影響を与えることなく、長く表紙12の一定の形状を保つことができる。
そして、一方の本体22aの基部24aは、第1の背表紙部分12c1の内側面に、固着具28Rにより固定され、他方の本体22bの基部24bは、第2の背表紙部分12c2の内側面に、固着具28Rにより固定されているので、第1の背表紙部分12c1が一方の本体22aにより、また第2の背表紙部分12c2が他方の本体22bによって、補強され、取り扱いを容易にするために表紙が比較的薄い材料で形成されて軽量化を図られても、堅牢なファイルを得ることができる。
そして、一方の本体22aの側部26aの補強用リブ50aは、表表紙12aの第1の固定部分18aに密着するように形成され、他方の本体22bの側部26bの補強用リブ50bは、裏表紙12bの第2の固定部分18bに密着するように形成されているので、第1の固定部18aに一方の本体22aの側部26aを沿わせて、第1の固定部分18aと第1の背表紙部分12c1との形態を長く保持でき、且つ第2の固定部分18bに他方の本体22bの側部26bを沿わせて第2の固定部分18bを第2の背表紙部分12c2の形態を長く保持できる。
表紙12を開閉するときは、折曲部16aから側部側を開閉するために、開閉によって第1の固定部分18aと第1の背表紙部分12c1との形状、第2の固定部分18bと第2の背表紙部分12c2の形状に影響を与えることなく、長く表紙の一定の形状を保つことができる。
また、このファイル10では、綴じ具20の一方のプロング部材60aおよび他方のプロング60b部材は、それぞれ、円弧状の2つのプロング62aおよび62aまたは62bおよび62bが直線状の1つの接続部64aまたは64bの両端からのびて略コ字状に形成されたものであり、一方のプロング部材60aにおける2つのプロング62aおよび62aを一方の本体22aに形成された2つのプロング用孔46aおよび46aに挿入することによって、一方のプロング部材60aが一方の本体22aに取り付けられ、他方のプロング部材60bにおける2つのプロング62bおよび62bを他方の本体22bに形成された2つのプロング用孔46bおよび46bに挿入することによって、他方のプロング部材60bが他方の本体22bに取り付けられるので、綴じ具20を組み立てる際に一方の本体22aに対してプロング62aおよび62aを位置決めしやすいとともに、他方の本体22bに対してプロング62bおよび62bを位置決めしやすい。また、プロング部材60aおよび60bの接続部64aおよび64bは、接続部用凹部48aおよび48bに嵌め込まれるので、突出して邪魔になることがない。
さらに、このファイル10では、綴じ具20のレバー部材70は、摺動部72、引掛部74、74、ばね部76およびつまみ部78が合成樹脂で一体的に形成されているので、レバー部材の摺動部やばね部などを別々に形成する場合に比べて、部品点数が少なくなるので、レバー部材70や綴じ具20ひいてはファイル10を組み立てやすく、安価に製造することができる。
また、このファイル10では、綴じ具20の一方の本体22aおよび他方の本体22bが完全に閉じた状態において突き当たる一方の本体22aの右側面および他方の本体22bの左側面と一方の本体22aの第1の背表紙部分12c1に対向する底面および他方の本体22bの第2の背表紙部分12c2に対向する底面とのそれぞれの間の角度が鋭角であるたとえば80度であるので、表紙12の表表紙12aおよび裏表紙12bを完全に閉じた際に、すなわち、一方の本体22aおよび他方の本体22bを完全に閉じた際に、背表紙12cの幅方向における中央部分が外側に突出したようになり、表紙12の幅を背表紙12cの実寸幅より狭くすることができ、省スペースに適する。
さらに、このファイル10では、上述のそれぞれの間の角度が80度であるとともに、表紙12の固定部14aの両側の部分(第1の背表紙部分12c1および第1の固定部分18a)の主面間の角度および表紙12の固定部14bの両側の部分(第2の背表紙部分12c2および第2の固定部分18b)の主面間の角度がそれぞれ80度と補角になる100度であるので、表紙12の表表紙12aおよび裏表紙12bを完全に閉じた際に、表表紙12aおよび裏表紙12bが平行した状態になり、この点でも省スペースに適する。
このファイル10では、図3および図4に示すように、2つのロック部材32および32のフック部分34aおよび34aをレバー部材70の引掛部74および74に引っ掛けることによって、綴じ具20の一方の本体22aおよび他方の本体22bを完全に閉じた状態で保持することができる。この場合、引掛部74がばね部76によってフック部分34a側に付勢されているとともに、互いに接するフック部分34aの平面34a1と引掛部74の平面74aとが、ロック部材32ののびる方向すなわちロック部材32の開閉される方向と直交するように形成されているので、フック部分34aが引掛部74から不用意に外れにくい。そのため、綴じ具20の一方の本体22aおよび他方の本体22bが不用意に開きにくい。
また、このファイル10では、図5および図6に示すように、2つのロック部材32および32のフック部分34bおよび34bをレバー部材70の引掛部74および74に引っ掛けることによって、綴じ具20の一方の本体22aおよび他方の本体22bを完全に閉じた状態と完全に開いた状態との中間の状態で保持することができる。この中間の状態で保持すれば、プロング62aおよび62bに綴じられている紙などの被綴じ物が緩められるので、綴じられている紙などの被綴じ物がめくりやすく、綴じられている紙などの被綴じ物の表裏面に表示されている情報などが閲覧しやすくなる。
また、このファイル10では、上述の中間の状態において綴じ具20の一方の本体22aおよび他方の本体22bが10度ずつ開くように、2つのロック部材32および32のフック部分34bおよび34bが所定の位置に形成されている。そのため、このファイル10では、その中間の状態において、綴じ具20の一方の本体22aの第1の背表紙部分12c1に対向する底面と他方の本体22bの第2の背表紙部分12c2に対向する底面とが実質的に一平面に存在するように形成されていることになり、綴じ具20ひいてはファイル10を一平面上に安定的に置くことができる。
なお、この中間の状態においては、引掛部74がばね部76によってフック部分34b側に付勢されているとともに、互いに接するフック部分34bの平面34b1と引掛部74の平面74aとが、ロック部材32ののびる方向すなわちロック部材32の開閉される方向と直交するように形成されているので、フック部分34bが引掛部74から不用意に外れにくい。そのため、綴じ具20の一方の本体22aおよび他方の本体22bが不用意にそれ以上開きにくい。
さらに、このファイル10では、図7および図8に示すように、2つのロック部材32および32のフック部分34a、34bをレバー部材70の引掛部74および74から外すことによって、綴じ具20の一方の本体22aおよび他方の本体22bを完全に開いた状態で保持することができる。
上述のように、2つのロック部材32および32のフック部分34a、34bをレバー部材70の引掛部74および74から外すためには、つまみ部78を摘んで摺動部72をばね部76の付勢力に抗して一方向とは反対側(表紙12の下端側)の方向に摺動するとともに、一方の本体22aおよび他方の本体22bを開けばよい。
逆に、2つのロック部材32および32のフック部分34a、34bをレバー部材70の引掛部74および74に引っ掛けるためには、ばね部76の付勢力に抗して、一方の本体22aおよび他方の本体22bを閉じればよい。この場合、フック部分34a、34bおよび引掛部74に斜面34a2、34b2および74bが形成されているので、つまみ部78を摘んで摺動部72をばね部76の付勢力に抗して一方向とは反対側(表紙12の下端側)の方向に引っ張って摺動しなくても、摺動部72がその方向に摺動するので、一方の本体22aおよび他方の本体22bを簡単に閉じることができる。
図15はこの発明が適用されるファイルの他の例を示す平面図である。図15に示すファイル10は、図1に示すファイル10と比べて、一方の本体22aおよび他方の本体22bが、表紙12の上端近傍から下端近傍までの長さとほぼ同じ長さに形成される。また、一方の本体22aおよび他方の本体22bには、図1に示すファイル10と同様にして、2組のプロング部材60aおよび60bが取り付けられる。ただし、2組のプロング部材60aおよび60bの4組のプロング62aおよび62bは、等間隔を隔てて配置される。さらに、一方の本体22aおよび他方の本体22bには、各組のプロング部材60aおよび60bの中央に、2組のロック部材32、ロック部材用孔38および引掛部用孔42が、それぞれ形成される。なお、ばね部用孔44は、他方の本体22bにおいて表紙12の上端側に形成される。また、レバー部材70は、摺動部72が他方の本体22bの長さに対応した長さに形成され、2つの引掛部74、74およびばね部76が2つの引掛部用孔42、42およびばね部用44に対応してそれぞれ形成される。なお、一方の本体22aおよび他方の本体22bには、3つずつの取付用孔30aおよび30bが等間隔を隔てて形成される。
図15に示すファイル10は、図1に示すファイル10が2穴用のものと使用されるのに対して、4穴用のものとして使用される。
このように本発明は、2穴用のものだけでなく、4穴用のものなど他の多穴用のものにも適用され得る。
なお、上述の各例では、表紙12と、綴じ具20の本体22a、22bと、プロング部材60a、60bと、レバー部材70とが、特定の形状や特定の構造で形成されているが、それらは他の形状や他の構造で形成されてもよい。たとえば、表紙12の表表紙12aや裏表紙12bは横長に形成されてもよい。本体22a、22bは、それぞれブロック状に形成されてもよく、また、反転して、本体22aが第2の背表紙部分12c2に取り付けられるとともに、本体22bが第1の背表紙部分12c1に取り付けられてもよい。プロング62aおよび62bは、重なると断面略円形状となるように、それぞれが断面略半円形状に形成されてもよく、また、重ならないように間隔を隔てて配置され、個々のプロング62aまたは62bがたとえば紙などの被綴じ物に形成された個々の綴じ穴に通されるように形成されてもよい。また、レバー部材70は引っ張るのではなくて押すことによってフック部分が引掛部から外れるように構成されてもよい。さらに、レバー部材70などのロック部材32に引っ掛かるための構造が一方の本体22a側に設けられ、ロック部材32が他方の本体22b側に形成されてもよい。
また、上述の各例において、表紙12の固定部14a(14b)の両側の部分の主面間の角度、本体22a(22b)の側面および底面間の角度、本体22a(22b)の基部24a(24b)および側部26a(26b)の両主面間の角度は、それぞれ、任意に変更されてもよい。
また、上述の各例では、2つのロック部材32および32を有するが、この発明では、1つまたは3つ以上のロック部材を有するようにしてもよい。
さらに、上述の各例では、1つのロック部材32に2段のフック部分34aおよび34bが形成され、2段のフック部分34aおよび34bが綴じ具20の完全に閉じた状態と中間の状態とで用いられるが、この発明では、2段のフック部分の代わりに1つのフック部分または3段以上のフック部分が1つのロック部材に形成されてもよい。
このように1つのフック部分が形成される場合には、そのフック部分は綴じ具が完全に閉じた状態で用いられるようにすればよい。また、このように3段以上のフック部分が形成される場合には、それらのフック部分は綴じ具が完全に閉じた状態、2段以上の中間の状態で用いられるようにすればよい。
この発明にかかる綴じ具は、たとえば2穴用や4穴用など多穴用のファイル・バインダ類の綴じ具に適用できる。

Claims (5)

  1. 表紙と、表紙に固定される綴じ具とを含むファイルであって、
    前記表紙は、
    薄い背表紙と、前記背表紙の幅方向における一端部側に固定部を介して形成される薄い表表紙と、前記背表紙の幅方向における他端部側に固定部を介して形成される薄い裏表紙とを有し、
    背表紙と表表紙及び背表紙と裏表紙は、固定部により適宜な角度を有して固定され、
    前記背表紙の幅方向における中間部分と、前記表表紙において前記背表紙の近傍部分と、前記裏表紙において前記背表紙の近傍部分とが、それぞれ折り曲げ可能に形成され、
    前記綴じ具は、
    背表紙の内側であって表表紙側に配置される一方の本体および背表紙の内側であって裏表紙側に配置される他方の本体を備え、
    前記綴じ具の一方の本体は、縦長の方形板状の基部と、前記基部に一体的に形成された側部とを含み、
    前記基部は、第1の背表紙部分に対向させるために、幅が第1の背表紙部分の幅と略同じ幅に形成され、長さが第1の背表紙部分の長手方向における長さより短い長さに形成され、
    前記側部は、表表紙の背表紙の近傍部分に対向させ且つ背表紙と表表紙とがなす角度に対応した、板状に形成され、
    前記綴じ具の他方の本体は、縦長の方形板状の基部と、前記基部に一体的に形成された側部とを含み、
    前記基部は、第2の背表紙部分に対向させるために、幅が第2の背表紙部分の幅と略同じ幅に形成され、長さが第2の背表紙部分の長手方向における長さより短い長さに形成され、
    前記側部は、裏表紙の背表紙の近傍部分に対向させ且つ背表紙と裏表紙とがなす角度に対応した、板状に形成され、
    前記綴じ具の一方の本体および他方の本体は、表紙の背表紙における折り曲げ部位の両側の第1の背表紙部分および第2の背表紙部分に固定された、ファイル。
  2. 背表紙は、幅方向における中央部分において、表紙の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部が形成され、
    表表紙は、背表紙の近傍部分において、表紙の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部が形成され、背表紙との境界と折曲部との間の部分が、第1の固定部分として形成され、
    裏表紙は、背表紙の近傍部分において、表紙の上端から下端にわたって直線状に、折り曲げ可能な薄肉状の折曲部が形成され、背表紙との境界と折曲部との間の部分が、第2の固定部分として形成された、請求項1に記載のファイル。
  3. 一方の本体の基部は、第1の背表紙部分の内側面に、固着具により固定され、
    他方の本体の基部は、第2の背表紙部分の内側面に、固着具により固定された、請求項1または2に記載のファイル。
  4. 一方の本体の側部は、表表紙の第1の固定部分に密着するように形成され、
    他方の本体の側部は、裏表紙の第2の固定部分に密着するように形成された、請求項2に記載のファイル。
  5. 綴じ具は、
    背表紙の内側部分であって幅方向における中央部分より一方側部分に固着され、フック部分を有するロック部材が一体的に形成された一方の本体、
    背表紙の内側部分であって幅方向における中央部分より他方側部分に固着され、前記一方の本体とともに開閉可能に設けられる他方の本体、
    前記一方の本体に取り付けられ、複数のプロングが形成された一方のプロング部材、および
    前記他方の本体に取り付けられ、複数のプロングが形成された他方のプロング部材、を備えた、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のファイル。
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