JP4755140B2 - 綴じ具 - Google Patents

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Description

この発明は、綴じ具に関し、特に、例えば、ファイルの表紙の背表紙の内面に取り付けられ、2つの綴じ孔など複数の綴じ孔が形成された書類などを綴じる、綴じ具に関する。
この発明の背景となる従来のパイプ方式のファイルに用いられる綴じ具(実用新案登録第3063007号の考案)には、ベースプレート1と、このベースプレート1の両側辺部に枢着軸5a、5bを介して回動可能に枢着され、上端中央部にラッチ部8a、8bを有する左右一対の開閉側板4a、4bと、上記枢着軸5a、5bとの係合手段を有し、かつ上記開閉側板4a、4bの内側に上記ラッチ部8a、8bを介して係脱可能に保持され、各々の内側に互いに嵌合する雌雄の綴杆を突設した左右一対のラッチ部材9a、9bとを備えた綴り込み具がある。
この綴り込み具は、組立状態から片方の開閉側板4bのラッチ部8bを例えば左指先でもって外側へ開いて、開閉側板4bからラッチ部材9bを外すことができ、このとき、開閉側板4bは、バネ7bの復元力で左の方へ回動して開くと同時に、もう一方の開閉側板4aは、他方のラッチ部材9bを綴杆と連結した状態のまま右の方へバネの復元力で開くように構成されている。
このとき、綴杆は、嵌合状態でファイル本体に対してほぼ直角方向に立っている状態となり、この状態からラッチ部材9bを持ち上げて、その棒状綴杆を上方へ抜くことで、ラッチ部材9bを分離し、筒状綴杆にルーズリーフKに設けた2個の綴穴を通して後、筒状の綴杆に棒状の綴杆を元通り差し入れて、両ラッチ部材9a、9bの間に上記ルーズリーフKを挟んで綴り込んだ状態とする。
しかる後、ラッチ部材9bを左へ回動して、その軸受けを軸5bに嵌め合わせて係止させて、この状態で片方の開閉側板4bを反対方向に起こすと同時に、その上端中央ラッチ部8bをラッチ部材9bのラッチ係止部に構成全体の弾性を利用して押し込むことにより、掛け留めするものである。
又、反対側から綴り込む場合は、上記操作とは逆に開閉側板4aからラッチ部材9bを外して、これを開閉側板4b側へ連結したまま立てるようにすれば、ルーズリーフKを綴り込むことができるように構成されており、左右のいずれからも開閉側板からラッチ部材を外してルーズリーフKを挟み込むことができる、両開き構造となっている。
実用新案登録第3063007号公報
しかしながら、この従来の綴じ具は、中央のラッチ部8a、8bを、ラッチ部材9a、9bのラッチ係止部に構成全体の弾性を利用して押し込むことにより掛け留めするように構成されているため、例えば、綴り込み具を背表紙に取り付けたファイルを誤って落としたりしたときに、綴杆に綴り込んだルーズリーフKによる衝撃荷重が、棒状の綴杆にかかって、ベースプレートの長さ方向への曲げ荷重として作用することになる。
その結果、ラッチ部材9a、9bがベースプレート1に対し、その長さ方向に相対移動することになり、この相対移動により、開閉側板4a、4bのラッチ部8a,8bとラッチ部材9a、9bのラッチ係止部の係合が解除される可能性があり、解除されると、ラッチ部材9a、9bが開閉側板4a、4bより外れてしまうおそれがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、開閉する側板から被綴じ物を綴り込んだ綴杆が、不用意に外れることがない綴じ具を提供することである。
この発明にかかる綴じ具は、被綴じ物の綴じ孔に挿入される第一の綴杆を有する第の本体と、被綴じ物の綴じ孔に挿入されるために第1の綴杆に連架される第2の綴杆を有する第2の本体と、前記連架された第1の綴杆と第2の綴杆との間隔を縮めた状態で、前記第1の本体及び前記第2の本体を固定するための固定手段とを備えた綴じ具であって、前記固定手段は、ベースと、前記にベースの幅方向の両側に設けられた枢軸と、前記ベースの幅方向の両側に枢軸により、前記第1の本体の外側及び第2の本体の外側において、揺動自在に固定された係合側板とを備え、前記第1の本体及び第2の本体は、上部において、側部の前記係合側板の係止部を係止させる、係止部を備え、係合側板との係止を脱係させた第1の本体又は第2の本体は、係合側板を構成する第1の係合側板及び第2の係合側板と係合されている第1の本体又は第2の本体を固定する枢軸を中心にして第1の係合側板又は第2の係合側板とともに回転するように構成され、第1の本体及び第2の本体と第1係合側板及び/又は第2の係合側板及び/又はベースとは、少なくとも一部が接触する接触手段を備え、前記第1の本体及び/又は第2の本体又は第1の係合側板及び/又は第2の係合側板は、長さ方向を備え、第1の係合側板及び第2の係合側板に係止部により固定された第1の本体及び第2の本体を長さ方向に移動させるとき、前記第1の本体及び第2の本体の係止部と前記係合側板の係止部との係合力を強化するように係合力強化部形成され、前記係合力強化部は、第1の係合側板と第1の本体とを係止する係止部及び第2の係合側板と第2の本体とを係止する係止部の係合力を強化するために、前記接触手段において第1の本体及び第2の本体と第1係合側板及び/又は第2の係合側板及び/又はベースとは、少なくとも一部が接触し、長さ方向に交差する方向で、第1の本体及び第2の本体を第1の係合側板と第1の本体とを係止する係止部及び第2の係合側板と第2の本体とを係止する係止部に向けて滑らせるように構成された、綴じ具である。
この発明の請求項2にかかる綴じ具は、被綴じ物の綴じ孔に挿入される第一の綴杆を有する第1の本体と、被綴じ物の綴じ孔に挿入されるために第1の綴杆に連架される第2の綴杆を有する第2の本体と、前記連架された第1の綴杆と第2の綴杆との間隔を縮めた状態で、前記第1の本体及び前記第2の本体を固定するための固定手段とを備えた綴じ具であって、前記固定手段は、ベースと、前記にベースの幅方向の両側に設けられた枢軸と、前記ベースの幅方向の両側に枢軸により、前記第1の本体の外側及び第2の本体の外側において、揺動自在に固定された係合側板とを備え、前記第1の本体及び第2の本体は、上部において、側部の前記係合側板の係止部を係止させる、係止部を備え、係合側板との係止を脱係させた第1の本体又は第2の本体は、係合側板を構成する第1の係合側板及び第2の係合側板と係合されている第1の本体又は第2の本体を固定する枢軸を中心にして第1の係合側板又は第2の係合側板とともに回転するように構成され、第1の本体及び第2の本体と第1係合側板及び/又は第2の係合側板及び/又はベースとは、少なくとも一部が接触する接触手段を備え、前記第1の本体及び/又は第2の本体又は第1の係合側板及び/又は第2の係合側板は、長さ方向を備え、第1の係合側板及び第2の係合側板に係止部により固定された第1の本体及び第2の本体を長さ方向に移動させるとき、前記第1の本体及び第2の本体の係止部と前記係合側板の係止部との係合力を強化するように係合力強化部を形成され、前記係合力強化部は、第1の本体及び第1の係合側板並びに第2の本体及び第2の係合側板を長さ方向における向こう側を上にして立てたときに、長さ方向に交差する方向で、第1の本体及び/又は第2の本体を斜め方向に移動して係止部側に向けて滑らせるように形成された、綴じ具である。
この発明の請求項3にかかる綴じ具は、被綴じ物の綴じ孔に挿入される第一の綴杆を有する第1の本体と、被綴じ物の綴じ孔に挿入されるために第1の綴杆に連架される第2の綴杆を有する第2の本体と、前記連架された第1の綴杆と第2の綴杆との間隔を縮めた状態で、前記第1の本体及び前記第2の本体を固定するための固定手段とを備えた綴じ具であって、前記固定手段は、ベースと、前記にベースの幅方向の両側に設けられた枢軸と、前記ベースの幅方向の両側に枢軸により、前記第1の本体の外側及び第2の本体の外側において、揺動自在に固定された係合側板とを備え、前記第1の本体及び第2の本体は、上部において、側部の前記係合側板の係止部を係止させる、係止部を備え、係合側板との係止を脱係させた第1の本体又は第2の本体は、係合側板を構成する第1の係合側板及び第2の係合側板と係合されている第1の本体又は第2の本体を固定する枢軸を中心にして第1の係合側板又は第2の係合側板とともに回転するように構成され、第1の本体及び第2の本体と第1係合側板及び/又は第2の係合側板及び/又はベースとは、少なくとも一部が接触する接触手段を備え、前記第1の本体及び第2の本体は、その下部に突設された枢軸固定部を備え、前記固定手段は、前記第1の本体の枢軸固定部および第2の本体の枢軸固定部を嵌挿する収容部を備え、前記第1の本体及び/又は第2の本体又は第1の係合側板及び/又は第2の係合側板は、長さ方向を備え、第1の係合側板及び第2の係合側板に係止部により固定された第1の本体及び第2の本体を長さ方向に移動させるとき、前記第1の本体及び第2の本体の係止部と前記係合側板の係止部との係合力を強化するように係合力強化部を形成され、前記係合力強化部は、ベースの長さ方向とは交差し且つ係合側板が起立する方向に向けて第1の本体と第2の本体とを滑らせるように、前記収容部のベースの長さ方向に交差する面に形成された、綴じ具である。
この発明の請求項4にかかる綴じ具は、第1の本体の枢軸固定部及び第2の本体の枢軸固定部は、長さ方向に交差し高さ方向に伸びる対向面を形成され、前記収容部は、長さ方向に交差し高さ方向に伸びる対向面を形成され、前記枢軸固定部の対向面と前記収容部の対向面とは、対向して第1の本体及び第2の本体は固定手段に固定され、前記対向面は、綴じ具の高さ方向における上側に向かうに従って傾斜して、第1の本体及び第2の本体が係止部側に向けて滑るように傾斜面を形成された、請求項3に記載の綴じ具である。
この発明の請求項5にかかる綴じ具は、被綴じ物の綴じ孔に挿入される第一の綴杆を有する第1の本体と、被綴じ物の綴じ孔に挿入されるために第1の綴杆に連架される第2の綴杆を有する第2の本体と、前記連架された第1の綴杆と第2の綴杆との間隔を縮めた状態で、前記第1の本体及び前記第2の本体を固定するための固定手段とを備えた綴じ具であって、前記固定手段は、ベースと、前記にベースの幅方向の両側に設けられた枢軸と、前記ベースの幅方向の両側に枢軸により、前記第1の本体の外側及び第2の本体の外側において、揺動自在に固定された係合側板とを備え、前記第1の本体及び第2の本体は、上部において、側部の前記係合側板の係止部を係止させる、係止部を備え、係合側板との係止を脱係させた第1の本体又は第2の本体は、係合側板を構成する第1の係合側板及び第2の係合側板と係合されている第1の本体又は第2の本体を固定する枢軸を中心にして第1の係合側板又は第2の係合側板とともに回転するように構成され、第1の本体及び第2の本体と第1係合側板及び/又は第2の係合側板及び/又はベースとは、少なくとも一部が接触する接触手段を備え、前記第1の本体及び第2の本体は、その側縁に突設された立ち上がり部を備え、前記固定手段は、前記第1の本体の立ち上がり部及び前記第2の本体の立ち上がり部と接し合う接合部を備え、前記第1の本体及び/又は第2の本体又は第1の係合側板及び/又は第2の係合側板は、長さ方向を備え、第1の係合側板及び第2の係合側板に係止部により固定された第1の本体及び第2の本体を長さ方向に移動させるとき、前記第1の本体及び第2の本体の係止部と前記係合側板の係止部との係合力を強化するように係合力強化部を形成され、前記係合強化部は、ベースの長さ方向と交差し且つ係合側板が起立する方向に向けて第1の本体と第2の本体とを滑らせるように、前記立ち上がり部の係合側板の接合部と接し合う面に形成された、綴じ具である。
この発明の請求項6にかかる綴じ具は、前記第1の本体の前記立ち上がり部及び第2の本体の前記立ち上がり部は、長さ方向に交差し高さ方向にのびる対向面を形成され、前記固定手段の第1の係合側板の接合部及び第2の係合側板の接合部は、長さ方向に交差し高さ方向にのびる対向面を形成され、前記立ち上がり部の対向面と前記接合部の対向面とは対向して、第1の本体及び第2の本体は固定手段に固定され前記対向面は、第1の本体及び第2の本体の高さ方向における上側に向かうに従って傾斜して、第1の本体及び第2の本体が係止部側に向けて滑るように傾斜面を形成された、請求項5に記載の綴じ具である。
この発明によれば、ベースの長さ方向に綴じ具が落下しても、第1の本体と第1の係合側板と第2の本体と第2の係合側板とはその一部が接触して、長さ方向に交差する方向で、第1の係合側板と第1の本体とを係止する係止部及び第2の係合側板と第2の本体とを係止する係止部に向けて、滑るように形成された係合力強化部により、係止部の係合が強くなされ、脱係する可能性は極めて低くなる。
この発明によれば、係合部が脱係して不用意に開閉する係合側板から被綴じ物を綴り込んだ綴杆が外れることがない。
請求項2の発明によれば、綴じ具に被綴じ物を綴じた状態において長さ方向に立てても、係合力強化部によって、係合部が脱係して不用意に開閉する係合側板から被綴じ物を綴り込んだ綴杆が外れることを防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、第1の本体及び第2の本体は、その下部に突設された枢軸固定部を備え、前記固定手段は、前記第1の本体の枢軸固定部および第2の本体の枢軸固定部を嵌挿する収容部を備え、係合力強化部は、ベースの長さ方向とは交差し、且つ係合側板が起立する方向に向けて、第1の本体と第2の本体とを滑らせるように、前記収容部のベースの長さ方向に交差する面に形成されているので、綴じ具に被綴じ物を綴じた状態において長さ方向に立てても、係合力強化部によって、係合部が脱係して開閉する係合側板から被綴じ物を綴り込んだ綴杆が不用意に外れることを防ぐことができる。
請求項4の発明によれば、第1の本体の枢軸固定部及び第2の本体の枢軸固定部は、長さ方向に交差し高さ方向に伸びる対向面を形成され、前記収容部は、長さ方向に交差し高さ方向に伸びる対向面を形成され、前記枢軸固定部の対向面と前記収容部の対向面とは、対向して第1の本体及び第2の本体は固定手段に固定され、前記対向面は、綴じ具の高さ方向における上側に向かうに従って傾斜して、第1の本体及び第2の本体が係止部側に向けて滑るように傾斜面を形成されているので、綴じ具に被綴じ物を綴じた状態において長さ方向に立てても、係合力強化部によって、係合部が脱係して開閉する係合側板から被綴じ物を綴り込んだ綴杆が不用意に外れることを防ぐことができる。
請求項5の発明によれば、第1の本体及び第2の本体は、その側縁に突設された立ち上がり部を備え、前記固定手段は、前記第1の本体の立ち上がり部及び前記第2の本体の立ち上がり部と接し合う接合部を備え、前記係合強化部は、ベースの長さ方向と交差し且つ係合側板が起立する方向に向けて第1の本体と第2の本体とを滑らせるように、前記立ち上がり部の係合側板の接合部と接し合う面に形成されているので、綴じ具に被綴じ物を綴じた状態において長さ方向に立てても、係合力強化部によって、係合部が脱係して開閉する係合側板から被綴じ物を綴り込んだ綴杆が不用意に外れることを防ぐことができる。
請求項6の発明によれば、前記第1の本体の前記立ち上がり部及び第2の本体の前記立ち上がり部は、長さ方向に交差し高さ方向にのびる対向面を形成され、前記固定手段の第1の係合側板の接合部及び第2の係合側板の接合部は、長さ方向に交差し高さ方向にのびる対向面を形成され、前記立ち上がり部の対向面と前記接合部の対向面とは対向して、第1の本体及び第2の本体は固定手段に固定され、前記対向面は、第1の本体及び第2の本体の綴じ具の高さ方向における上側に向かうに従って傾斜して、第1の本体及び第2の本体が係止部側に向けて滑るように傾斜面を形成されているので、綴じ具に被綴じ物を綴じた状態において長さ方向に垂てても、係合力強化部によって、係合部が脱係して開閉する係合側板から被綴じ物を綴り込んだ綴杆が不用意に外れることを防ぐことができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明にかかるファイルの各部は、図17において示すように、方向性を有している。
図1は、この発明の一実施の形態であるファイルの斜視図解図であり、図2は、この発明に係る綴じ具の一例を示す斜視図解図であり、図3は、図2に示す綴じ具の分解斜視図解図であり、図4は、綴じ具に被綴じ物を綴じるときの各部の様子を示す図解図であり、図5は、図1に示す綴じ具の綴杆体を固定部材に固定した状態を示す断面図解図であり、図6は、綴杆体の斜視図解図であり、図7は、固定手段の斜視図解図である。
綴じ具10は、ファイル12の一部として用いられ、ファイル12の表紙14に取り付けられる。表紙14は、背表紙14aを含み、背表紙14aの両側に表表紙14b及び裏表紙14cが形成される。そして、背表紙14aに、綴じ具10が取り付けられる。
綴じ具10は、表紙14に固定するための固定手段たるベース20を含む。
ベース20は、図3に示すように、ABS樹脂などの合成樹脂などで構成されるほぼ方形板状の基板22を含む。
基板22は、例えばリベットなどの固定具を、基板22に貫設された取付孔22aに挿入し、表紙14を構成するシートと固定することによって、背表紙14aに固定される。
ベース20は、平面視略長方状で、長さ方向を備え、基板22の幅方向の一方側(裏表紙部14c側、B面側)端部には、傾斜部24が形成され、且つ、基板22の幅方向の他方側(表表紙14b側、A面側)端部には、傾斜部26が形成され、断面略U字型に形成されている。
この実施の形態においては、基板22の幅方向の一方側(裏表紙14c側、B面側)端部に、支持部28が上方に向けて立設され、該支持部28の内側に前記傾斜部24が形成され、且つ、基板22の幅方向の他方側(表表紙14b側、A面側)端部に、前記支持部28と同様に上方に向けて支持部30が立設され、その内側面に前記傾斜部26が形成されている。
一方(B面側)の傾斜部24及び支持部28と他方(A面側)の傾斜部26および支持部30とは対称に形成され、後述する綴杆体200をその両端から支持するように形成されている。
一方(B面側)の支持部28は、幅方向におけるその外側に第1枢支部32、第2枢支部34、第3枢支部36及び第4枢支部38が設けられる。
又、他方(A面側)の支持部30は、幅方向におけるその外側に第1枢支部40、第2枢支部42、第3枢支部44及び第4枢支部46が設けられている。
第1枢支部32と第3枢支部36とは、手前側に並んで設けられ、第2枢支部34と第4枢支部38とは向こう側に並んで設けれ、第1枢支部32と第3枢支部36との間には、収容部48が形成され、又、第2枢支部34と第4枢支部38との間には、収容部50が設けられている。
又、第1枢支部40と第3枢支部44とは手前側に並んで設けられ、第2枢支部と第4枢支部46とは向こう側に並んで設けられ、第1枢支部40と第3枢支部44との間には、収容部52が形成され、第2枢支部42と第4枢支部46との間には、収容部56が形成されている。
一方(B面側)の支持部28は、基板22の中央近傍に、凹部58が設けられ、後述する第1のロック部材96が固定される。
他方(A面側)の支持部30は、基板22の中央近傍に、凹部60が、後述する第2のロック部材98が固定される。
固定手段たるベース20は、用箋等の被綴じ物Sの綴じ孔(2穴)に挿入され、保持する綴杆体200を固定するように構成され、綴杆体200は、用箋等の被綴じ物Sの綴じ孔(2穴)に挿入される前後一対の第1の綴杆200を有する第1の本体204と、被綴じ物Sの綴じ孔(2穴)に挿入されるための第1の綴杆202に連架される上下一対の第2の綴杆206を有する第2の本体208とを備える。
前記一方の支持部28と他方の支持部30との間隔は、連架された第1の綴杆202と第2の綴杆206との間隔を縮めた状態で第1の本体204と第2の本体208とを固定できるようにするために、その間に、第1の本体204と第2の本体208との間隔に対応する長さが設けられている。
この実施の形態においては、一方の裏表紙14c側(B面側)の第1の綴杆202は、パイプ状の外側挿入部を備え、他方の表表紙14b側(A面側)の第2の綴杆206は、前記第1の綴杆202の外側挿入部に挿入されるように形成された棒状の内側挿入部を有する。
第2の綴杆206は、前後一対の杆部206a及び杆部206bと、その杆部206a及び杆部206bとを連結する連結杆部206cとからなる平面視略コ字型の綴杆素材206Aを、立設部212に貫設された杆部206a及び杆部206bを嵌挿するための貫通孔212a及び貫通孔212bに嵌挿して固定されて、立設部212より垂設されるように形成されている。
一方(B面側)の第1の本体204は、第1の綴杆202を水平方向に支持するための、且つ固定手段の基板22より適宜な高さをおいて固定するための板状の立設部210を備える。立設部210は、基板22より第1の綴杆202を適宜な高さにおいて支持するための高さを備え、且つ、第1の綴杆202を、たとえばJIS(日本工業規格)において規定された2穴の綴じ孔の間隔に対応した上下2本の綴杆、すなわち、一対の杆部202a と第2の杆部202bとを適宜な間隔をおいて支持するための長さを備えている。
又、他方(A面側)の第2の本体208は、第1の本体204と点対称に形成され、第2の綴杆206を水平方向に支持するための、且つ固定手段の基板22より適宜な高さをおいて固定するための板状の立設部210を備える。立設部210は、基板22より第2の綴杆206を適宜な高さにおいて支持するための高さを備え、且つ、第2の綴杆206を、たとえばJIS(日本工業規格)において規定された2穴の綴じ孔の間隔に対応した上下2本の綴杆、すなわち、一対の杆部206aと杆部206bとを適宜な間隔をおいて支持するための長さを備えている。
第1の本体204の立設部210の下部には、後述するように、固定手段たる支持部28の枢軸80に回転自在に支持されるための枢軸固定部214が、ベース20の長さ方向(表紙14を垂直に立てたときの長手方向)において二箇所に分かれて、一対突設されている。
又、第2の本体208の立設部212の下部にも、前記立設部210と同様に、固定手段たる支持部30の枢軸82に回転自在に支持されるための枢軸固定部216が、ベース20の長さ方向(表紙14を垂直に立てたときの表紙の高さ方向)において二箇所に分かれて、一対突設されている。
又、第1の本体204及び第2の本体208は、連架された第1の綴杆202と第2綴杆206との間隔を縮めた状態で第1の本体204及び第2の本体208を固定手段たるベース20に固定する固定手段として、第1の本体204に設けられた係止部218と第2の本体208に設けられた係止部220とを含む。
第1の本体204の係止部218は、立設部210の上部に適宜な長さと深さを有する凹みをもって形成され、その上面に突起218aが突設されている。
又、第2の本体208の係止部220は、立設部212の上部に適宜な長さと深さを有する凹みをもって形成され、その上面に突起が形成されている。
この実施の形態においては、第2の綴杆206を構成する連結杆部206Cが立設部212に平行に係止部220に固定されており、該連結杆部206Cが突起を形成するように構成されている。
次に、固定手段たるベース20に綴杆体200を固定する係合手段90について説明する。
係合手段90は、第1の本体204及び第2の本体208をベース20に固定する固定手段を構成し、係合手段90は、前記第1の本体204の上部及び側部に係合される第1の係合側板92と、前記第1の係合側板92の下部から側部を保持する第1のロック部材96とを有するとともに、前記第2の本体208の上部及び側部に係合される第2の係合側板94と、前記第2の係合側板94の下部から側部を保持する第2のロック部材98とを有する。
前記裏表紙14c側(B面側)の第1の係合側板92及び第1のロック部材96は、固定手段に設けられた枢軸80に揺動自在に固定される。また、表表紙14b側(A面側)の第2の係合側板94及び第2のロック部材98は、固定手段に設けられた枢軸82に揺動自在に固定される。
裏表紙14c側(B面側)の第1の係合側板92は、第1の本体204の長さ方向にのびる長さを有する係合体本体100の上部において内側(ベース20の幅方向における内側)に向けて突出されてなる上部係止部104と、係合体本体100の下部に設けられた第1枢支部108、第2枢支部110、第3枢支部112及び第4枢支部114とを備える。
表表紙14b側(A面側)の第1の係合側板94は、第2の本体208の長さ方向にのびる長さを有する係合体本体102の上部において内側(ベース20の幅方向における内側)に向けて突出されてなる上部係止部106と、係合体本体102の下部に設けられた第1枢支部116、第2枢支部118、第3枢支部120及び第4枢支部122とを備える。
第1のロック部材96及び第2のロック部材98は、前記第1の係合側板92及び前記第2の係合側板94と協働して綴杆体200を保持する。
すなわち、第1のロック部材96と第2のロック部材98とは、点対称に形成され、裏表紙14c側(B面側)の第1のロック部材96は、第1の係合側板92の側部を保持し、表表紙14b側(A面側)の第2のロック部材98は、第2の係合側板94の側部を保持する。
裏表紙14c側(B面側)の第1のロック部材96は、断面略L字型で、第1の係合側板92の外側面と接合する当接部130が突設され、前記当接部130の下方において、固定手段たるベース20の支持部28の枢軸80に枢支される枢支部134が外側(ベース20の幅方向における外側)に向けて突設されている。
当接部130の下部において、第1の本体204及び第2の本体208の間隔を縮め且つ第1の綴杆202及び第2の綴杆206が連架された状態の第1の本体204を滑らせて固定手段たるベース20の最適な位置に案内するための突部138が、内側(ベース20の幅方向における内側)に延びるように突設されている。突部138は、断面円弧状で、第1の本体204を固定したときに基板22の上面に達する長さを有する。
表表紙14b側(A面側)の第2のロック部材98は、断面略L字型で、第2の係合側板94の外側面と接合する当接部132が突設され、前記当接部132の下方において、固定手段たるベース20の支持部30の枢軸82に枢支される枢支部136が外側(ベース20の幅方向における外側)に向けて突設されている。
当接部132の下部において、第1の本体204及び第2の本体208の間隔を縮め且つ第1の綴杆202及び第2の綴杆206が連架された状態の第2の本体208を滑らせて固定手段たるベース20の最適な位置に案内するための突部140が、内側(ベース20の幅方向における内側)に延びるように突設されている。突部140は、断面円弧状で、第2の本体208を固定したときに基板22の上面に達する長さを有する。
裏表紙14c側(B面側)の第1の係合側板92は、その下部において適宜な間隔をあけて一対設けられた第1枢支部108、第2枢支部110、第3枢支部112及び第4枢支部114により、固定手段の枢軸80に回動自在に枢支される。
第1の係合側板92の中央には、第1のロック部材96が、その下部において適宜な間隔をあけて一対設けられた枢支部134により、枢軸80に回転自在に枢支される。
表表紙14b側(A面側)の第2の係合側板94は、その下部において適宜な間隔をあけて一対設けられた第1枢支部116、第2枢支部118、第3枢支部120及び第4枢支部122により、固定手段の枢軸82に回動自在に枢支される。
第2の係合側板94の内側には、第2のロック部材98が、その下部において適宜な間隔をあけて一対設けられた枢支部136により、枢軸82に回転自在に枢支される。
一対の枢支部134及び枢支部134は、外側(ベース20の幅方向における外側)に向けて突設され、第1の係合側板92において内側(ベース20の幅方向における内側)に向けて突設された一対の第3枢支部112及び第4枢支部114の間において、支持部28の凹部58に嵌挿され枢軸80に枢支される。
一対の枢支部136及び枢支部136は、外側(ベース20の幅方向における外側)に向けて突設され、第1の係合側板94において内側(ベース20の幅方向における内側)に向けて突設された一対の第3枢支部120及び第4枢支部122の間において、支持部30の凹部60に嵌挿され枢軸82に枢支される。
第1の本体204及び第2の本体208を固定手段たるベース20に固定し且つ係合手段90を構成する第1の係合側板92及び第2の係合側板94と第1のロック部材96及び第2のロック部材98との関係を保持するための弾発部材150及び弾発部材152が、枢軸80及び枢軸82に付設されている。
裏表紙14c側(B面側)の弾発部材150は、コイル部154の一端より上方に向けて突設された第1押圧部158と下方に向けて突設された第2押圧部162とを備える。
第1押圧部158は、直線状で、第1の係合側板92の外側面に向けて突設され、第1の係合側板92を内側(ベース20の幅方向における内側)に向けて付勢する。
第2押圧部162は、第1のロック部材96の外側面から下面に向けて突設された略L字型で、第1のロック部材96の突部138の下面に係止されており、枢支部134を枢軸として、第1のロック部材96を上側(支持部28の高さ方向における上側)に向けて付勢する。
弾発部材150は、第1の綴杆202と第2の綴杆206とを縮めた状態で第1の本体204を固定手段たるベース20に固定するために、第1の本体204の上部に係合した第1の係合側板92を内側(ベース20の幅方向における内側)にむけて付勢する。
表表紙14b側(A面側)の弾発部材152は、コイル部156の一端より上方に向けて突設された第1押圧部160と下方に向けて突設された第2押圧部164とを備える。
第1押圧部160は、直線状で、第2の係合側板94の外側面に向けて突設され、第2の係合側板94を内側(ベース20の幅方向における内側)に向けて付勢する。
第2押圧部164は、第2のロック部材98の外側面から下面に向けて突設された略L字型で、第2のロック部材98の突部140の下面に係止されており、枢支部136を枢軸として、第2のロック部材98を上側(支持部30の高さ方向における上側)にむけて付勢する。
弾発部材152は、第1の綴杆202と第2の綴杆206とを縮めた状態で第2の本体208を固定手段たるベース20に固定するために、第2の本体208の上部に係合した第2の係合側板94を内側(ベース20の幅方向における内側)にむけて付勢する。
第1綴杆202及び第2綴杆206を固定部材たる第1係合側板92及び第2係合側板94に固定したとき、弾発部材150及び弾発部材152は、第1係合側板92及び第2係合側板94を内側、すなわち綴杆体200側に付勢するように構成されている。
ファイル12に用箋などの被綴じ物Sを保持するには、綴杆体200を固定手段から外した状態で、被綴じ物Sの綴じ孔に綴杆体200の第1の綴杆202に挿通する。このとき、第1の綴杆202の先端部は斜めになっているため、容易に書類等の被綴じ物Sの綴じ孔に第1の綴杆202を挿通することができる。
次に、第1の綴杆202の外側挿入部内に第2の綴杆206の棒状の内側の挿入部たる杆部206a及び杆部206bを挿入し、第1の本体204と第2の本体208との間に被綴じ物Sを保持させる。
次に、第1の本体204及び第2の本体208を、被綴じ物Sを保持した状態で、固定手段たる係合手段90内にその上方から嵌め込む。
このとき、第1の本体204および第2の本体208の外側面が係合手段90の第1の係合側板92および第2の係合側板94の内側面、そして、第1のロック部材96の突部138および第2のロック部材98の突部140の上側面の傾斜に沿って、ベース20に向けて、嵌め込まれる。
そして、第1の本体204及び第2の本体208の下部に形成された枢軸固定部214及び枢軸固定部216を、固定手段の支持部28の枢軸80および支持部30の枢軸82に係合させる。
この実施の形態においては、綴杆体200の枢軸固定部214は、固定手段の支持部28の第1枢支部32と第3枢支部36との間に形成された収容部48及び第2枢支部34と第4枢支部38との間に形成された収容部50内に嵌め込まれ、枢軸80に係合するように構成されている。
綴杆体200の枢軸固定部216は、固定手段の支持部30の第1枢支部40と第3枢支部44との間に形成された第3収容部52及び枢軸82および第4枢支部46の間に形成された第4収容部56内に嵌め込まれ、枢軸82に係合するように構成されている。
綴杆体200が係合手段90に嵌め込まれるとき、第1の係合側板92及び第2の係合側板94は、弾発部材150および弾発部材152の付勢力に抗して、その上部を押し開くことができ、綴杆体200が下方に向けて嵌め込まれるように構成されている。
そして、綴杆体200の第1の本体204及び第2の本体208は、その下の縁が、第1のロック部材96の突部138及び第2のロック部材98の突部130に突き当り、その突部138及び突部140の上面を滑り動く。
一方、第1の係合側板92及び第2の係合側板94は、綴杆体200に嵌め込まれるとき、弾発部材150及び弾発部材152の第1押圧部158及び第1押圧部160の付勢力によって上方が開いた状態になった後、上方の間隔が縮まり、第1の本体204の係止部218及び第2の本体208の係止部220に係合する。
すなわち、第1の係合側板92の上部係止部104と第2の係合側板94の上部係止部106とは、それぞれ第1の本体204の係止部218及び第2の本体208の係止部220に係合し、第1のロック部材96と第2のロック部材98とは、それぞれ第1の本体204の立設部210の側部及び第2の本体208の立設部212の側部を保持する。このとき、第1の係合側板92の上部係止部104は、係止部218の突起218aに係止され、第2の係合側板94の上部係止部106は、係止部220の突起たる連結杆部206cに係止される。
而して、第1の係合側板92の上部係止部104の下縁の突起及び第2の係合側板94の上部係止部106の下縁の突起が、第1の本体204の係止部218の突起218a及び第2の本体208の係止部220の突起たる連結杆部206cの上部から内側縁にかけての面に係合し、且つ第1の本体204の枢軸固定部214及び第2の本体208の枢軸固定部216が枢軸80及び枢軸82に係合することにより、綴杆体200は固定手段たるベース20に連結され固定される。
ファイル12に保持した用箋などの被綴じ物Sを取り外すときには、裏表紙14c側(B面側)の係合手段90の第1の係合側板92の上部を外側に向けて引くことにより、第1の係合側板92の上部係止部104を綴杆体200の係止部218の突起218aから外し、綴杆体200の第1の本体204を上方にむけて引けば、第1の本体204を固定手段から外すことができる。
また、綴杆体200の表表紙14b側(A面側)の第2の本体208を固定手段から外す場合、係合手段90の第2の係合側板94の上部を外側に向けて引くことにより、第2の係合側板94の上部係止部106を綴杆体200の係止部220の突起たる連結杆部206cから外し、綴杆体200の第2の本体208を上方に持ち上げれば、第2の本体208を固定手段から外すことができる。
この実施の形態によれば、裏表紙14c(B面側)の第1の本体204側と表表紙側14b(A面側)の第2の本体208側のうち一方を固定手段たるベース20から外すこともでき、また、第1の本体204側と第2の本体208側の両方を固定手段たるベース20から外すこともできる。
そして、綴杆体200の第1の本体204及び第2の本体208のうち固定手段から外されていない側は、枢軸80または枢軸82を中心として回動して、外された第1の本体204または第2の本体208側を上方に持ち上げることができるので、取り扱いが極めて容易である。
綴杆体200に綴じられる被綴じ物Sの綴じ孔は、杆部202a、杆部202b、杆部206a及び杆部206bと第1のロック部材96の突部138及び第2のロック部材98の突部140との間隔よりもわずかに短くなるように規定され、立設部210及び立設部212は、被綴じ物Sの綴じ孔と紙端との長さに対応している。また、第1のロック部材96の突部138及び第2のロック部材98の突部140は、綴じられた被綴じ物S側の表面は、滑らかな円弧状に形成されており、被綴じ物Sの紙端とわずかな隙間があくように形成されている。
第1の係合側板92及び第2の係合側板94に係止部218及び係止部220により固定された第1の本体204及び第2の本体208は、その長さ方向に移動させるとき、第1の係合側板92の上部係止部104と第1綴杆202の係止部218の突起218aとの係合力及び第2の側板94の上部係止部106と第2の本体208の係止部220の突起たる連結杆部206cとの係合力を強化するように、係合力強化部230が形成されている。
係合力強化部230は、第1の本体204及び第2の本体208の長さ方向に交差する方向で、第1の係合側板92と第1の本体204とを係止する係止部(上部係止部104及び係止部218)及び第2の係合側板94とを第2の本体208とを係止する係止部(上部係止部106及び係止部220)に向けて第1の本体204及び第2の本体208を滑らせて、該係止部の係合力を強化するように、第1の本体204及び第2の本体208と、第1の係合側板92及び第2の係合側板94及びベース20とは、少なくとも一部が接触する接触手段を形成されている。
この発明の実施の形態においては、前記の係合力強化部230は、第1の本体204及び第1の係合側板92並びに第2の本体208及び第2の係合側板94を長さ方向における向こう側を上にして垂直に立てたときに、第1の本体204及び第2の本体208を斜め方向に移動して係止部218及び係止部220に向けて滑らせるように形成されている。
第1の本体204及び第2の本体208は、その下部に、枢軸に固定部された枢軸固定部214及び枢軸固定部216を備えている。
ベース20は、前記第1の本体204の枢軸固定部214を嵌挿する第1収容部48及び第2収容部50が形成され、且つ本体208の枢軸固定部216を嵌挿する第3収容部52及び第4収容部54が形成されている。
係合力強化部230は、ベース20の長さ方向とは交差し、且つ第1の係合側板92及び第2の係合側板94が起立する方向に向けて、第1の本体204を滑らせるように、前記第1収容部48及び第2収容部50においてベース20の長さ方向に交差する面に形成されている。
また、係合力強化部230は、ベース20の長さ方向とは交差し、且つ第1の係合側板92及び第2の係合側板94が起立する方向に向けて、第2の本体208を滑らせるように、前記第3収容部52及び第4収容部54においてベース20の長さ方向に交差する面に形成されている。
第1本体204の枢軸固定部214及び第2の本体208の枢軸固定部216は、立設部210及び立設部212の長さ方向に交差し高さ方向にのびる対向面(第1対向面214a及び第2対向面214bと第1対向面216aと第2対向面216b)を形成されている。
そして、前記第1収容部48及び第2収容部50と、前記第3収容部52及び第4収容部54とは、長さ方向に交差し高さ方向にのびる第1対向面(第1対向面48a、第1対向面50a、第1対向面52a、第1対向面54a)及び前記第1対向面に対向する第2対向面(第2対向面48b、第2対向面50b、第2対向面52b、第2対向面54b)を形成されている。
一方(B面側)において、第1対向面48aは、第1枢支部32の向こう側面に、第2対向面48bは、第3枢支部36の手前側面に、第1対向面50aは、第4枢支部38の向こう側面に、第2対向面50bは、第2枢支部34の手前側面に形成されている。
他方(A面側)において、第1対向面52aは、第1枢支部40の向こう側面に、第2対向面52bは、第3枢支部44の手前側面に、第1対向面54aは、第4枢支部46の向こう側面に、第2対向面54bは、第2枢支部42の手前側面に形成されている。
前記枢軸固定部214の第1対向面214a及び第2対向面214bと、第1収容部48の第1対向面48a及び第2対向面48b、第2収容部50の第1対向面50a及び第2対向面50bとは、対向して、第1の本体204は、固定手段たるベース20に固定されている。
また、枢軸固定部216の第1対向面216a及び第2対向面216bと、第3収容部52の第1対向面52a及び第2対向面52b、第4収容部54の第1対向面54a及び第2対向面54bとは、対向して、第2の本体208は、固定手段たるベース20に固定されている。
すなわち、第1収容部48に収容された手前側の枢軸固定部214の第2対向面214bと第1対向面48aと対向し、枢軸固定部214の第1対向面214aと第2対向面48bと対向している。
又、第2収容部50に収容された向こう側の枢軸固定部214の第1対向面214aと第1対向面50aと対向し、枢軸固定部214の第2対向面214bと第2対向面50bと対向している。
そして、第3収容部52に収容された手前側の枢軸固定部216の第2対向面216bと第1対向面52aと対向し、枢軸固定部216の第1対向面216aと第2対向面52bと対向している。
又、第4収容部54に収容された向こう側の枢軸固定部216の第1対向面216aと第1対向面54aと対向し、枢軸固定部216の第2対向面216bと第2対向面54bと対向している。
前記第1収容部48の第1対向面48a、第2収容部50の第1対向面50a、第3収容部52の第1対向面52a、第4収容部54の第1対向面54aは、綴じ具10の高さ方向において上側(すなわち、上部係止部104及び106側)に向かうに従って手前側に下降するように傾斜し、又、第1収容部48の第2対向面48b、第2収容部50の第2対向面50b、第3収容部52の第2対向面52b、第4収容部54の第2対向面54bは、綴じ具10の高さ方向において上側(すなわち、上部係止部104及び106側)に向かうにしたがって向こう側に上昇するように傾斜している。
そして、第1の本体204の枢軸固定部214及び第2の本体208の枢軸固定部216は、係止部側(すなわち第1の係合側板92の上部係止部104及び第2の係合側板94の上部係止部106並びに第1の本体204の係止部218の突起218a及び第2の本体208の係止部220の突起たる連結杆部206c側)に向けて第1の本体204及び第2の本体208が滑るように、第1対向面214a及び第2対向面214bと第1対向面216a及び第2対向面216bとを形成されている。
この実施の形態においては、第1の本体204及び第2の本体208の長さ方向における向こう側を上にして垂直にしたとき(図9参照)、第1収容部48を構成する第1枢支部32の第1対向面48aは、係合体本体100の高さ方向において上方(すなわち、上部係止部104側)に向かうに従って水平面に対して3度下降する傾斜面に形成され、第2収容部50を構成する第2枢支部34の第2対向面50bは、係合体本体100の高さ方向において上方(すなわち、上部係止部104側)に向かうに従って水平面に対して3度上昇するように形成されている。
又、第1の本体204及び第2の本体208の長さ方向における向こう側を上にして垂直にしたとき(図9参照)、第1収容部48を構成する第3枢支部36の第2対向面48bは、係合体本体100の高さ方向において上方(すなわち、上部係止部104側)に向かうに従って水平面に対して3度上昇するように形成され、第2収容部50を構成する第4枢支部38の第1対向面50aは、係合体本体100の高さ方向において上方(すなわち、上部係止部104側)に向かうに従って水平面に対して3度下降するように構成されている。
又、第1の本体204及び第2の本体208の長さ方向における向こう側を上にして垂直にしたとき(図10参照)、第3収容部52を構成する第1枢支部40の第1対向面52aは、係合体本体102の高さ方向において上方(すなわち、上部係止部106側)に向かうに従って水平面に対して3度下降するように形成され、第4収容部54を構成する第2枢支部42の第2対向面54bは、係合体本体102の高さ方向において上方(すなわち、上部係止部106側)に向かうに従って水平面に対して3度上昇するように構成されている。
又、第1の本体204及び第2の本体208の長さ方向における向こう側を上にして垂直にしたとき(図10参照)、第3収容部52を構成する第3枢支部44の第2対向面52bは、係合体本体102の高さ方向において上方(すなわち、上部係止部106側)に向かうに従って水平面に対して3度上昇するように形成され、第4収容部54を構成する第4枢支部46の第1対向面54aは、係合体本体102の高さ方向において上方(すなわち、上部係止部106側)に向かうに従って水平面に対して3度下降するように構成されている。
第1の本体204の枢軸固定部214は、枢軸80に嵌装されたときに、枢軸80の外側と内側の両側から枢軸80を挟むようにして嵌め込まれるように構成されている。
この実施の形態においては、主として、第1対向面214aを備える部位は、幅方向において外側から、第2対向面214bを備える部位は、幅方向において内側から枢軸80を挟むように構成されている。
第2の本体208の枢軸固定部216は、枢軸82に嵌装されたときに、枢軸82の外側と内側の両側から枢軸82を挟むようにして嵌め込まれるように構成されている。
この実施の形態においては、主として、第1対向面216aを備える部位は、幅方向において外側から、第2対向面216bを備える部位は、幅方向において内側から枢軸82を挟むように構成されている。
この実施の形態においては、係合力強化部230は、第1の係合側板92と綴杆体200の第1の本体204との間および第2の係合側板94と第2の本体208との間に、さらに形成されている。
すなわち、第1の本体204の立設部210の下縁すなわち枢軸固定部214側を形成された下縁と交差する側縁、すなわち手前側側縁222a及び向こう側側縁222bは、上方に向かうに従って、すなわち、係止部218が形成されている上縁側に向かうに従って内側に向け傾斜するように構成されている。
又、第2の本体208の立設部212の下縁すなわち枢軸固定部216が形成された下縁と交差する側縁、すなわち手前側側縁224a及び向こう側側縁224bは、上方に向かうに従って、すなわち係止部220が形成された上縁側に向かうに従って内側に向けて傾斜するように構成されている。
第1の本体204は、手前側側縁222a及び向こう側側縁222bに突設された立ち上がり部を備え、第2の本体208は、手前側側縁224a及び向こう側側縁224bに突設された立ち上がり部を備える。
前記固定手段たる第1の係合側板92は、前記第1の本体204の手前側側縁222aの立ち上がり部と接し合う接合部100a及び向こう側側縁222bの立ち上がり部と接し合う接合部100bを備え、又、前記固定手段たる第2の係合側板94は、前記第2の本体208の手前側側縁224aの立ち上がり部と接し合う接合部102a及び向こう側側縁224bの立ち上がり部と接し合う接合部102bを備えている。
前記第1の本体204の立ち上がり部及び第2の本体208の立ち上がり部は、第1の本体204及び第2の本体208の長さ方向に交差し、高さ方向に伸びる対向面を形成されている。前記固定手段の第1の係合側板92の接合部100a及び接合部100b及び第2の係合側板94の接合部102a及び接合部102bは、第1の係合側板92及び第2の係合側板94の長さ方向に交差し、高さ方向に伸びる対向面を形成されている。
したがって、綴杆200を第1の係合側板92及び第2の係合側板94の間に嵌合させたとき、第1の本体204の手前側側縁222a及び向こう側側縁222bの立ち上がり部の内面に第1の係合側板92の接合部100a及び接合部100bが嵌合するとともに、第2の本体208の手前側側縁224a及び向こう側側縁224bの立ち上がり部の内面に第2の係合側板94の接合部102a及び接合部102bが嵌合して、且つ、上部係止部104に綴杆体200の係止部218の突起218aが係合するとともに、上部係止部106に綴杆体200の係止部220の突起たる連結杆部206cが係合して、綴杆体200がベース20に固定される。
前記立ち上がり部の対向面と前記接合部の対向面とは対向して、第1の本体204及び第2の本体208は、固定手段たる第1の係合側板92及び第2の係合側板94に固定される。
すなわち、第1の本体204の手前側側縁222aと第1の係合側板92の接合部100a及び第2の本体208の手前側側縁224aと係合側板94の接合部102aとの前記対向面は、第1の本体204及び第2の本体208の長さ方向における向こう側(中央内側)に向かうにしたがって係止部218及び係止部220側に傾斜して、第1の本体204及び第2の本体208を係止部(すなわち上部係止部104及び上部係止部106並びに第1の本体204の係止部218及び第2の本体208の係止部220)側に向けて滑らせるように傾斜面を形成されている。
又、第1の本体204の向こう側側縁222bと第1の係合側板92の接合部100b及び第2の本体208の向こう側側縁224bと第2の係合側板94の接合部102bとの前記対向面は、第1の本体204及び第2の本体208の長さ方向における手前側(中央内側)に向かうにしたがって係止部218及び係止部220側に傾斜して、第1の本体204及び第2の本体208を係止部(すなわち上部係止部104及び上部係止部106並びに第1の本体204の係止部218及び第2の本体208の係止部220)側に向けて滑らせるように傾斜面を形成されている。
すなわち、前記係合力強化部230は、第1の本体204及び第1の係合側板92並びに第2の本体208及び第2の係合側板94を長さ方向における向こう側を上にして垂直に立てたときに、第1の本体204及び第2の本体208を綴杆体200の第1の本体204の向こう側側縁222b及び第2の本体208の向こう側側縁224bによって導かれて、斜め方向に移動して係止部218及び係止部220に向けて滑らせるように形成されている。
この発明は、前記実施の形態の綴じ具に限らず、この発明の思想に基き種々変更することが可能である。
この発明にかかる綴じ具は、たとえば2穴用や4穴用など多穴用のファイル・バインダ類の綴じ具に適用できる。
この発明の一実施の形態であるファイルの斜視図解図である。 この発明に係る綴じ具の一例を示す斜視図解図である。 図2に示す綴じ具の分解斜視図解図である。 図2に示す綴じ具の分解斜視図解図である。 図1に示す綴じ具の綴杆体を固定部材に固定した状態を示す断面図解図であ る。 綴杆体の斜視図解図である。 固定手段の斜視図解図である。 綴杆体を固定手段に固定した状態における平面図解図である。 綴杆体を固定手段に固定した状態における右側面図解図である。 綴杆体を固定手段に固定した状態における左側面図解図である。 綴杆体を固定手段に固定した状態における正面図解図である。 綴杆体を固定手段に固定した状態における断面図解図である。 固定された綴じ具を解除するときの様子を示す図解図である。 固定された綴じ具を解除するときの動きを示す図解図である。 図1に示す綴じ具の綴杆体をのばし、被綴じ物を綴じる状態を示す断面図 解図である。 図1に示す綴じ具の綴杆体をのばし、被綴じ物を綴じる状態を示す断面図 解図である。 この発明にかかるファイルの各部及び方向を示す斜視図解図である。
符号の説明
10 綴じ具
12 ファイル
14 表紙
14a 背表紙
14b 表表紙
14c 裏表紙
20 ベース
22 基板
24,26 傾斜部
28,30 支持部
32,40 第1枢支部
34,42 第2枢支部
36,44 第3枢支部
38,46 第4枢支部
48 第1収容部
48a 第1対向面
48b 第2対向面
50 第2収容部
50a 第1対向面
50b 第2対向面
52 第3収容部
52a 第1対向面
52b 第2対向面
54 第4収容部
54a 第1対向面
54b 第2対向面
58 凹部
60 凹部
80,82 枢軸
90 係合手段
92 第1の係合側板
94 第2の係合側板
96 第1のロック部材
98 第2のロック部材
100,102 係合体本体
100a, 100b, 102a, 102b 接合部
104,106 上部係止部
108,116 第1枢支部
110,118 第2枢支部
112,120 第3枢支部
114,122 第4枢支部
130,132 当接部
134,136 枢支部
138,140 突部
150,152 弾発部材
154,156 コイル部
158,160 第1押圧部
162,164 第2押圧部
200 綴杆体
202 第1の綴杆
202a 杆部
202b 杆部
204 第1の本体
206 第2の綴杆
206a 杆部
206b 杆部
206c 連結杆部
208 第2の本体
210,212 立設部
212a,212b 貫通孔
214,216 枢軸固定部
214a 第1対向面
214b 第2対向面
216a 第1対向面
216b 第2対向面
218,220 係止部
218 突起
222a 取付孔
222a 手前側側縁
222b 向こう側側縁
224a 手前側側縁
224b 向こう側側縁
230 係合力強化部
S 被綴じ物

Claims (6)

  1. 被綴じ物の綴じ孔に挿入される第一の綴杆を有する第の本体と、被綴じ物の綴じ孔に挿入されるために第1の綴杆に連架される第2の綴杆を有する第2の本体と、前記連架された第1の綴杆と第2の綴杆との間隔を縮めた状態で、前記第1の本体及び前記第2の本体を固定するための固定手段とを備えた綴じ具であって、
    前記固定手段は、ベースと、前記にベースの幅方向の両側に設けられた枢軸と、前記ベースの幅方向の両側に枢軸により、前記第1の本体の外側及び第2の本体の外側において、揺動自在に固定された係合側板とを備え、
    前記第1の本体及び第2の本体は、上部において、側部の前記係合側板の係止部を係止させる、係止部を備え、係合側板との係止を脱係させた第1の本体又は第2の本体は、係合側板を構成する第1の係合側板及び第2の係合側板と係合されている第1の本体又は第2の本体を固定する枢軸を中心にして第1の係合側板又は第2の係合側板とともに回転するように構成され、
    第1の本体及び第2の本体と第1係合側板及び/又は第2の係合側板及び/又はベースとは、少なくとも一部が接触する接触手段を備え、
    前記第1の本体及び/又は第2の本体又は第1の係合側板及び/又は第2の係合側板は、長さ方向を備え、第1の係合側板及び第2の係合側板に係止部により固定された第1の本体及び第2の本体を長さ方向に移動させるとき、前記第1の本体及び第2の本体の係止部と前記係合側板の係止部との係合力を強化するように係合力強化部形成され、
    前記係合力強化部は、第1の係合側板と第1の本体とを係止する係止部及び第2の係合側板と第2の本体とを係止する係止部の係合力を強化するために、前記接触手段において第1の本体及び第2の本体と第1係合側板及び/又は第2の係合側板及び/又はベースとは、少なくとも一部が接触し、長さ方向に交差する方向で、第1の本体及び第2の本体を第1の係合側板と第1の本体とを係止する係止部及び第2の係合側板と第2の本体とを係止する係止部に向けて滑らせるように構成された、綴じ具。
  2. 被綴じ物の綴じ孔に挿入される第一の綴杆を有する第1の本体と、被綴じ物の綴じ孔に挿入されるために第1の綴杆に連架される第2の綴杆を有する第2の本体と、前記連架された第1の綴杆と第2の綴杆との間隔を縮めた状態で、前記第1の本体及び前記第2の本体を固定するための固定手段とを備えた綴じ具であって、
    前記固定手段は、ベースと、前記にベースの幅方向の両側に設けられた枢軸と、前記ベースの幅方向の両側に枢軸により、前記第1の本体の外側及び第2の本体の外側において、揺動自在に固定された係合側板とを備え、
    前記第1の本体及び第2の本体は、上部において、側部の前記係合側板の係止部を係止させる、係止部を備え、係合側板との係止を脱係させた第1の本体又は第2の本体は、係合側板を構成する第1の係合側板及び第2の係合側板と係合されている第1の本体又は第2の本体を固定する枢軸を中心にして第1の係合側板又は第2の係合側板とともに回転するように構成され、
    第1の本体及び第2の本体と第1係合側板及び/又は第2の係合側板及び/又はベースとは、少なくとも一部が接触する接触手段を備え、
    前記第1の本体及び/又は第2の本体又は第1の係合側板及び/又は第2の係合側板は、長さ方向を備え、第1の係合側板及び第2の係合側板に係止部により固定された第1の本体及び第2の本体を長さ方向に移動させるとき、前記第1の本体及び第2の本体の係止部と前記係合側板の係止部との係合力を強化するように係合力強化部を形成され、
    前記係合力強化部は、第1の本体及び第1の係合側板並びに第2の本体及び第2の係合側板を長さ方向における向こう側を上にして立てたときに、長さ方向に交差する方向で、第1の本体及び/又は第2の本体を斜め方向に移動して係止部側に向けて滑らせるように形成された、綴じ具。
  3. 被綴じ物の綴じ孔に挿入される第一の綴杆を有する第1の本体と、被綴じ物の綴じ孔に挿入されるために第1の綴杆に連架される第2の綴杆を有する第2の本体と、前記連架された第1の綴杆と第2の綴杆との間隔を縮めた状態で、前記第1の本体及び前記第2の本体を固定するための固定手段とを備えた綴じ具であって、
    前記固定手段は、ベースと、前記にベースの幅方向の両側に設けられた枢軸と、前記ベースの幅方向の両側に枢軸により、前記第1の本体の外側及び第2の本体の外側において、揺動自在に固定された係合側板とを備え、
    前記第1の本体及び第2の本体は、上部において、側部の前記係合側板の係止部を係止させる、係止部を備え、係合側板との係止を脱係させた第1の本体又は第2の本体は、係合側板を構成する第1の係合側板及び第2の係合側板と係合されている第1の本体又は第2の本体を固定する枢軸を中心にして第1の係合側板又は第2の係合側板とともに回転するように構成され、
    第1の本体及び第2の本体と第1係合側板及び/又は第2の係合側板及び/又はベースとは、少なくとも一部が接触する接触手段を備え、
    前記第1の本体及び第2の本体は、その下部に突設された枢軸固定部を備え、
    前記固定手段は、前記第1の本体の枢軸固定部および第2の本体の枢軸固定部を嵌挿する収容部を備え、
    前記第1の本体及び/又は第2の本体又は第1の係合側板及び/又は第2の係合側板は、長さ方向を備え、第1の係合側板及び第2の係合側板に係止部により固定された第1の本体及び第2の本体を長さ方向に移動させるとき、前記第1の本体及び第2の本体の係止部と前記係合側板の係止部との係合力を強化するように係合力強化部を形成され、
    前記係合力強化部は、ベースの長さ方向とは交差し且つ係合側板が起立する方向に向けて第1の本体と第2の本体とを滑らせるように、前記収容部のベースの長さ方向に交差する面に形成された、綴じ具。
  4. 第1の本体の枢軸固定部及び第2の本体の枢軸固定部は、長さ方向に交差し高さ方向に伸びる対向面を形成され、
    前記収容部は、長さ方向に交差し高さ方向に伸びる対向面を形成され、
    前記枢軸固定部の対向面と前記収容部の対向面とは、対向して第1の本体及び第2の本体は固定手段に固定され、
    前記対向面は、綴じ具の高さ方向における上側に向かうに従って傾斜して、第1の本体及び第2の本体が係止部側に向けて滑るように傾斜面を形成された、請求項3に記載の綴じ具。
  5. 被綴じ物の綴じ孔に挿入される第一の綴杆を有する第1の本体と、被綴じ物の綴じ孔に挿入されるために第1の綴杆に連架される第2の綴杆を有する第2の本体と、前記連架された第1の綴杆と第2の綴杆との間隔を縮めた状態で、前記第1の本体及び前記第2の本体を固定するための固定手段とを備えた綴じ具であって、
    前記固定手段は、ベースと、前記にベースの幅方向の両側に設けられた枢軸と、前記ベースの幅方向の両側に枢軸により、前記第1の本体の外側及び第2の本体の外側において、揺動自在に固定された係合側板とを備え、
    前記第1の本体及び第2の本体は、上部において、側部の前記係合側板の係止部を係止させる、係止部を備え、係合側板との係止を脱係させた第1の本体又は第2の本体は、係合側板を構成する第1の係合側板及び第2の係合側板と係合されている第1の本体又は第2の本体を固定する枢軸を中心にして第1の係合側板又は第2の係合側板とともに回転するように構成され、
    第1の本体及び第2の本体と第1係合側板及び/又は第2の係合側板及び/又はベースとは、少なくとも一部が接触する接触手段を備え、
    前記第1の本体及び第2の本体は、その側縁に突設された立ち上がり部を備え、
    前記固定手段は、前記第1の本体の立ち上がり部及び前記第2の本体の立ち上がり部と接し合う接合部を備え、
    前記第1の本体及び/又は第2の本体又は第1の係合側板及び/又は第2の係合側板は、長さ方向を備え、第1の係合側板及び第2の係合側板に係止部により固定された第1の本体及び第2の本体を長さ方向に移動させるとき、前記第1の本体及び第2の本体の係止部と前記係合側板の係止部との係合力を強化するように係合力強化部を形成され、
    前記係合強化部は、ベースの長さ方向と交差し且つ係合側板が起立する方向に向けて第1の本体と第2の本体とを滑らせるように、前記立ち上がり部の係合側板の接合部と接し合う面に形成された、綴じ具。
  6. 前記第1の本体の前記立ち上がり部及び第2の本体の前記立ち上がり部は、長さ方向に交差し高さ方向にのびる対向面を形成され、
    前記固定手段の第1の係合側板の接合部及び第2の係合側板の接合部は、長さ方向に交差し高さ方向にのびる対向面を形成され、
    前記立ち上がり部の対向面と前記接合部の対向面とは対向して、第1の本体及び第2の本体は固定手段に固定され
    前記対向面は、第1の本体及び第2の本体の高さ方向における上側に向かうに従って傾斜して、第1の本体及び第2の本体が係止部側に向けて滑るように傾斜面を形成された、請求項5に記載の綴じ具。
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