JP4160867B2 - シート押さえ部材、綴じ具、ファイル - Google Patents

シート押さえ部材、綴じ具、ファイル Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、綴じ具に綴じ止められたシートを押さえるためのシート押さえ部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙葉類、リフィル(替え用紙)、仕切紙、クリアポケットその他種々のシート状をなすものを綴じるためのファイルは広範に流通している。そのうち、開閉可能な環状の綴じ桿を具備する綴じ具を表紙体に取り付けたいわゆるリングファイルとして、例えば下記特許文献1に示されているようなものが既知である。該リングファイルは、所定寸法離間させて配置した一対の綴じ桿を有する。各綴じ桿は二個一組のリング片を要素として構成され、これらリング片の両先端部間を開閉することが可能となっている。また、綴じ桿を開閉するにあたり、一対の綴じ桿における一方のリング片を指で摘んでこれらを相互に接近させることで、リング片の両先端部を係合させまたは両先端部の係合を解除させ得るようになっている。
【0003】
リングファイルには、綴じ止めたシートを押さえておくための部材が付帯していることが多い。典型的なシート押さえ部材は、例えば下記特許文献2に示されるように、対向して配置された一対の綴じ桿のそれぞれを挿入可能な溝が形成されている板状体である。これらの溝は綴じ桿の対向方向に沿って延伸し、その一端が相対的に幅狭となっている。そして、綴じ桿の対向方向に沿ってスライド操作することで、溝の幅狭部と該溝に挿入された綴じ桿とを緊密に係合させて綴じ桿に対して固定することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−178678号公報
【特許文献2】
特開平8−183282号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなシート押さえ部材を上記例の如きリングファイルに適用する場合、リング片の両先端部の係合を解除するためにリング片に加えるべき力の方向とシート押さえ部材をリング片に対してスライドさせる方向とが一致することとなる。従って、シート押さえ部材を固定したり、逆に固定したシート押さえ部材を再び動かしたりする際に、リング片の両先端部の係合が解除されて綴じ桿が不用意に開いてしまうおそれがある。加えて、綴じ桿に固定したはずのシート押さえ部材の一端側が他端側に対して上下動し、シート押さえ部材が傾斜してシートを押さえる働きを低減させてしまう可能性も否定できない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく、本発明に係るシート押さえ部材では、対向する一対の綴じ桿を具備する綴じ具に綴じ止められるシートを押さえるためのものであって、前記シートを押さえる本体に前記一対の綴じ桿を挿入可能な開口を設けてなり、前記開口に、前記一対の綴じ桿の対向方向に沿って両側よりこれら綴じ桿の各外側面に臨む一対の縁部を設定し、該縁部に、前記一対の縁部の縁部間距離が前記綴じ桿の外法寸法よりも大きくなる開放領域と、縁部間距離が前記外法寸法よりも小さくなる挟圧領域とを形成して、前記本体の少なくとも一端を前記綴じ桿に対し前記対向方向に交わる方向に変位させることで、前記開放領域を綴じ桿に臨ませ本体の綴じ桿の軸心に沿った移動を許容する可動状態と、前記挟圧領域を綴じ桿に密接させ前記一対の縁部で前記各外側面を両側より挟み付けて前記一対の綴じ桿を相互に接近させる方向の力を加えながら前記移動を抑制する固定状態とを切り替えできるように構成した。
【0007】
このようなものであれば、綴じ桿の対向方向に沿ってスライド操作する必要がなくなる。その結果、シート押さえ部材を固定したり再び動かしたりする際にリング片の両先端部の係合が不用意に解除されるおそれをなくすことができる。かつ、前記一対の縁部で一対の綴じ桿の各外側面を挟み付けた状態で固定されるため、シート押さえ部材の一端側が他端側に対して上下動してしまうことを防止し得る。
【0008】
そして、上記のシート押さえ部材と対向する一対の綴じ桿とを具備し、前記綴じ桿にシートを綴じることができ、かつ綴じ桿に綴じたシートを前記シート押さえ部材で押さえることができる綴じ具、または、上記のシート押さえ部材と対向する一対の綴じ桿とを具備する綴じ具を表紙体に取り付けてなり、前記綴じ桿にシートを綴じることができ、かつ綴じ桿に綴じたシートを前記シート押さえ部材で押さえることができるファイルを構成するならば、複数枚のシートを綴じ止めるために特に適したものとなる。
【0009】
さらに、前記綴じ桿が、第一のリング片と第二のリング片とを有し、これらリング片の両先端部間を閉じることで前記シートを綴じることができるものであって、前記開口には前記第一のリング片を挿入する構成とするとともに、前記可動状態から前記固定状態に切り替えようとするときに前記本体の少なくとも一端を前記第一のリング片に対し変位させる方向が、第一のリング片の先端部を前記第二のリング片の先端部に近づける方向に略対応しているならば、シート押さえ部材を固定しようとするときに該シート押さえ部材から第一のリング片に加わる外力によって第一のリング片の先端部が第二のリング片の先端部より脱離してしまうようなことがない。
【0010】
加えて、前記両先端部の係合は、前記一対の綴じ桿における前記第二のリング片を相互に接近させる力を付与することで、または、前記一対の綴じ桿における前記第一のリング片を相互に離間させる力を付与することで解除されるものであって、前記本体が前記固定状態にあるときに前記一対の縁部が挟み付ける前記一対の綴じ桿に加わる力を、前記両先端部の係合を強めるために利用できるものであればより好ましい。このときのシート押さえ部材は、綴じ桿に綴じられたシートを押さえる機能のみならず、綴じ桿の両リング片を閉じた状態にロックする機能をも営む。
【0011】
前記本体に前記一対の綴じ桿の一方を挿入可能な第一の開口と他方を挿入可能な第二の開口とを設け、第一の開口の外方縁部及び第二の開口の外方縁部を前記一対の縁部に設定して、前記第二の開口に挿入した綴じ桿を軸として前記本体の一端を回転操作可能とし、かつ、前記第一の開口の外方縁部に前記開放領域及び前記挟圧領域を形成するならば、本体の一端側を片手で把持して操作できる簡便なものとなる。
【0012】
あるいは、前記本体に前記一対の綴じ桿の一方を挿入可能な第一の開口と他方を挿入可能な第二の開口とを設け、第一の開口の外方縁部及び第二の開口の外方縁部を前記一対の縁部に設定して、前記本体の両端を前記綴じ桿に対しスライド操作可能とし、かつ、前記第一の開口及び前記第二の開口の外方縁部にそれぞれ前記開放領域及び前記挟圧領域を形成してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に示すものは、本実施形態におけるファイルFである。該ファイルFは、中間に背表紙11を介して連なる表表紙12及び裏表紙13を有する表紙体1と、表紙体1の内向面(図示例では、裏表紙13の内向面における背表紙12寄りの側部)に取り付けられる綴じ具Tとを備えるものである。
【0014】
綴じ具Tは、図2等に示すように、背表紙11の長手方向に延伸し、リベット等を用いて表紙体1の内向面に固定されるベース2と、ベース2の背表紙12側の端部にそれぞれ支持される一対の第一のリング片3、3と、ベース2の反背表紙12側の端部にそれぞれ支持されるとともに、前記第一のリング片3、3の先端部31に係わり合ってベース2とともに閉ループを形成する一対の第二のリング片4、4とを具備する。第一のリング片3、3及び第二のリング片4、4は、シートSを綴じる綴じ桿6、6を構成する要素となる。本実施形態では、対向する一対の綴じ桿6、6を、背表紙11の長手方向に沿って配列してある。そして、綴じ桿6、6に、シート押さえ部材5が装着される。
【0015】
前記ベース2は、図3の断面図に示すように、表紙体1に固定した状態で外面に露出するカバー21と、カバー21により隠蔽される連結部材22とより構成されている。カバー21は、例えば薄肉のステンレス材を用いてなり、下方即ち表紙体1の側へ向けて開口している。カバー21の上壁は、中央部が最大高さとなる湾曲形状をなす。カバー21の両側端には、長手方向に亘って内側方に向けて略水平に折り曲げられた一対の突片21c、21cが存在する。カバー21の一方の側部には、第一のリング片3、3を通過させるための一対のスロット穴21a、21aが所定距離離間させて形成され、他方の側部には、前記スロット穴21a、21aに対応付けて第二のリング片4、4を通過させるための一対のスロット穴21b、21bが形成されている。これらスロット穴21a、21bにより、第一のリング片3、3及び第二のリング片4、4の回転角度を大きく確保し得る。
【0016】
連結部材22は、第一のリング片3、3を支持する第一連結板22aと第二のリング片4を支持する第二連結板22bとを組み合わせてなる。第一連結板22a及び第二連結板22bは、ともに細長い矩形状をなすもので、前記カバー21よりも厚みのある金属板にて成形される。
【0017】
第一のリング片3、3及び第二のリング片4、4は、その基端部がそれぞれ前記第一連結板22a、前記第二連結板22bに固定されている。そして、第一のリング片3、3及び第二のリング片4、4の両先端部31、31、41、41には、係脱可能に構成された係合部61、61が設けられている。該係合部61、61は、第一のリング片3、3に形成された鉤状部32、32と、第二のリング片4、4に形成された鉤状部42、42とを構成要素とする。第一のリング片3、3の先端部31、31に形成された鉤状部32、32は、一対の綴じ桿6、6の対向方向に沿って内向きに突出する鉤爪を有し、第二のリング片4、4の先端部41、41に形成された鉤状部42、42は、一対の綴じ桿6、6の対向方向に沿って外向きに突出する鉤爪を有する。これら鉤状部32、32、42、42が相互に係わり合うことにより、第一のリング片3、3の先端部31、31と第二のリング片4、4の先端部41、41とが連結されて閉じる。両先端部31、31、41、41が閉じることで、図4に示すように第一のリング片3、3及び第二のリング片4、4はベース2とともに閉ループを構成し、シートSを綴じることができる閉塞状態となる。第一のリング片3、3及び第二のリング片4、4は、断面略楕円形状の線材を曲げることによって形作られる。本実施形態では、第一のリング片3、3は略コ字型に形成され、第二のリング片4、4は略半円弧状に形成される。第一のリング片3、3の、スロット穴21a、21aを経由してベース2より突出している部位は、ちょうど逆L字型をなしている。
【0018】
カバー21の両側端に設けられ内側方に折り曲げられた突片21c、21cに保持される第一連結板22a及び第二連結板22bは、この突片21c、21cとカバー21の上壁とで挟み込まれかしめられることで、カバー21とともに一体のベース2を構成する。このとき、カバー21と第一連結板22a及び第二連結板22bとの間に内部空間が形成される。内部空間において、第一連結板22a及び第二連結板22bは、その取り得る姿勢が規制されている。そして、第一のリング片3、3の先端部31、31と第二のリング片4、4の先端部41、41とが係合して閉塞状態となる場合の第一連結板22a及び第二連結板22bは、これら両連結板22a、22bの境界部分を谷折り線として若干屈曲した谷形の姿勢となる。この状態を、図3に示している。一方で、第一のリング片3、3の先端部31、31と第二のリング片4、4の先端部41、41との係合が解除されて拡開状態となる場合の第一連結板22a及び第二連結板22bは、これら両連結板22、22bの境界部分を山折り線として上方に屈曲した山形の姿勢となる(図示せず)。上記の第一連結板22a、第二連結板22bの姿勢変更は、第一のリング片3、3、第二のリング片4、4に対する外的な開放操作に伴い惹起されるが、第一連結板22a及び第二連結板22bは直接カバー21に固定されているため、操作力はカバー21に直接的に伝達されることとなる。よって、湾曲形状をなすカバー21の上壁は、第一連結板22a及び第二連結板22bの姿勢変更時に押し広げられて僅かに外側方へ弾性変形することとなり、第一のリング片3、3及び第二のリング片4、4が拡開状態となる方向、即ち閉塞状態が解除される方向に常に作用力を蓄積して板バネとして機能する。
【0019】
なお、第一のリング片3、3及び第二のリング片4、4がベース2と共に閉ループを形成する閉塞状態から、この閉ループを解除した拡開状態とするには、一対の綴じ桿6、6におけるそれぞれの第二のリング片4、4に例えば親指と人差し指とを跨ぐように掛け、両指を相互に接近させる方向(図2上の矢印P方向)に操作力を付与すればよい。この操作により、一対の第二のリング片4、4が相互に接近する方向に変位して係合部61、61における係合が解除される。そして、カバー21に蓄積された作用力が第一連結板22a及び第二連結板22bを谷形から山形へ姿勢変更させる力に変換されて、第一のリング片3、3と第二のリング片4、4とが自動的に相対回転して図5に示す拡開状態に至る。但し、一対の綴じ桿6、6におけるそれぞれの第一のリング片3、3を相互に離間させる操作によって係合部61、61における係合が解除されるものとすることを妨げない。
【0020】
逆に、第一のリング片3、3及び第二のリング片4、4を拡開状態から閉塞状態に戻す場合は、前記カバー21に蓄積された作用力に抗して対応する位置にある第一のリング片3、3及び第二のリング片4、4を相互に接近させるように回転操作すればよい。これにより、係合部61、61における第一のリング片3、3に形成された内向きの鈎状部32、32と第二のリング片4、4に形成された内向きの鈎状部42、42とが相互に滑りながら係わり合い、両リング片3、3、4、4による閉ループが形成される閉塞状態に至る。また、係合部61、61による第一のリング片3、3の先端部31、31と第二のリング片4、4の先端部41、41との係合の強さが、カバー21の上壁が板バネとして蓄積しているバネ力を上回るため、第二のリング片4、4に対し閉塞状態から拡開状態にするための操作力を付与しない限り閉塞状態が維持されて、不用意な拡開状態を形成することがない。
【0021】
続いて、シート押さえ部材5に関して詳述する。シート押さえ部材5は、例えば樹脂成形品であり、図6ないし図9に示すように、板状をなす本体に第一の開口51及び第二の開口52を形成したものである。本実施形態において、第二の開口52は、厚み方向に本体を貫通し、本体の長手方向に沿って拡がる孔であって、綴じ桿6を挿入するために十分な寸法を有する。第一の開口51は、厚み方向に本体を貫通し、本体の長手方向に交わる方向に延伸する長孔である。但し、第一の開口51と第二の開口52とが連通して(単一の大きな開口となって)いる態様を妨げない。
【0022】
より具体的には、第一の開口51は、綴じ桿6を挿入するために十分な寸法を有する孔部511と、該孔部511に連通する溝部512とを内包する。孔部511と第二の開口52とは、本体の長手方向に略沿って対向する位置に設けられる。孔部511と第二の開口52との離間距離は、一対の綴じ桿6、6の離間距離に略対応している。よって、一対の綴じ桿6、6における第一のリング片3、3を、孔部511及び第二の開口52にそれぞれスムーズに挿入することができる。溝部512は、孔部511と第二の開口52とを結ぶ線分に対して概ね直交するように、孔部511より延伸する。溝部512における第二の開口52に近い側の縁部514は、略部分円弧状をなす。溝部512における第二の開口52に遠い側の縁部512aは、孔部511より遠ざかるにつれて第二の開口52までの距離が徐々に小さくなるような湾曲形状をなす。
【0023】
第一の開口51及び第二の開口52のそれぞれに第一のリング片3、3を挿入した状態で、第一の開口51における第二の開口52に遠い側の縁部513、及び第二の開口52における第一の開口51に遠い側の縁部521は、一対の綴じ桿6、6の対向方向に沿って外方にあり、両側より一対の第一のリング片3、3の各外側面に臨む。これらの外方縁部513、521のうち、第一の開口51の側の外方縁部513は、孔部511の外方縁部511aと溝部512の外方縁部512aとを内包してなるものである。孔部511の外方縁部511aと第二の開口52の外方縁部との離間距離は、一対の綴じ桿6、6の外法寸法Lよりも大きい。よって、図8に示すように第一の開口51の孔部511に一方の第一のリング片3が存在するときに、孔部511の外方縁部511aと第二の開口52の外方縁部521とが第一のリング片3、3を挟み付けることはない。つまり、孔部511における外方縁部511aが、先に述べた開放領域Oに該当する。
【0024】
第二の開口52に挿入した第一のリング片3を軸として、本体の一端即ち第一の開口51に近い側の端部を、第一のリング片3の軸心に略直交する(または、裏表紙13に対して略平行な)平面上で回転操作することで、第一の開口51に挿入した第一のリング片3を溝部512に導くことができる。この回転操作は、本体の一端を背表紙11または第二のリング片4に近づけるような方向に行われる。しかして、回転操作を進めてゆくうち、溝部512の外方縁部512aが一方の第一のリング片3に摺動して、所定の位置で図9に示すように溝部512の外方縁部512aと第二の開口52の外方縁部521とが第一のリング片3、3の各外側面を挟み付ける状況となる。このときに第一のリング片3、3に密接している溝部512の外方縁部512aの所定部位と第二の開口52の外方縁部との離間距離は、一対の綴じ桿6、6の外法寸法Lに略一致するか、一対の綴じ桿6、6の外法寸法Lよりも小さい。つまり、溝部512の外方縁部512aにおける当該部位が、先に述べた挟圧領域Hに該当する。
【0025】
総じて言えば、本体の一端を一対の綴じ桿6、6に対しその対向方向に交わる方向に変位させることによって、開放領域Oを綴じ桿6に臨ませた可動状態と、挟圧領域Hを綴じ桿6に密接させ一対の外方縁部513、521で綴じ桿6、6の各外側面を両側より挟み付けた固定状態とを選択的にとり得るものとなっている。可動状態にあるとき、第一の開口51の孔部511及び第二の開口52に一対の第一のリング片3、3のそれぞれが存在しており、シート押さえ部材5の本体を第一のリング片3、3の軸心に沿って移動させ本体と表紙体1またはベース2との距離を自由に変化させることが可能である。他方、固定状態にあるとき、第一の開口51の外方縁部513の挟圧領域Hと第二の開口52の外方縁部521とが一対の第一のリング片3、3を挟み付け、その反作用により本体の第一のリング片3、3の軸心に沿った移動が抑止される。さらにこのとき、一対の第一のリング片3、3には相互に接近する方向の力が加わることから、係合部61、61における第一のリング片3、3の先端部31、31と第二のリング片4、4の先端部41、41との係合はより強められる。
【0026】
因みに、シート押さえ部材5の本体の上面には、テーパ面53が形成されている。第一の開口51の孔部511及び第二の開口52の開口縁は、それぞれこのテーパ面53上に露出している。テーパ面53は、図3の断面図にも示しているように、第一のリング片3、3に綴じることが可能な量の限界に近い多数枚のシートSを綴じ止めるような場合においてシート押さえ部材5の本体の下面とベース2との間の空隙を少しでも多く確保することができるという効用をもたらす。勿論、このようなテーパ面53でなく、例えば孔部511及び第二の開口52の開口縁を面取りしたり、これらの開口縁にRを形成したりしても、同様の効果を得ることができる。
【0027】
本実施形態によれば、シートSを押さえる本体に前記複数の綴じ桿6、6を挿入可能な開口51、52を設けてなり、前記開口51、52に、前記複数の綴じ桿6、6の対向方向に沿って両側よりこれら綴じ桿6、6の各外側面に臨む一対の縁部たる外方縁部513、521を設定し、該外方縁部513、521の一方即ち第一の開口51の外方縁部513に、他方即ち第二の開口52の外方縁部521からの離間距離が一対の綴じ桿6、6の外法寸法Lよりも大きくなる開放領域Oと、前記離間距離が前記外法寸法Lと略同一または前記外法寸法Lよりも小さくなる挟圧領域Hとを形成して、前記本体の少なくとも一端を前記綴じ桿6に対し前記対向方向に交わる方向に変位させることで、前記開放領域Oを綴じ桿6に臨ませ本体の綴じ桿の軸心に沿った移動を許容する可動状態と、前記挟圧領域Hを綴じ桿6に密接させ両外方縁部513、521で前記各外側面を両側より挟み付けて前記移動を抑制する固定状態とを切り替えることができるシート押さえ部材5を構成したため、綴じ桿6、6の対向方向に沿ってスライド操作させなくともよいものとなり、シート押さえ部材5を固定したり再び動かしたりする際にリング片3、3、4、4の両先端部31、31、41、41の係合が不用意に解除されるおそれを回避できる。かつ、前記一対の縁部531、521で複数の綴じ桿6、6の各外側面を挟み付けた状態で固定されるため、シート押さえ部材5の一端側が他端側に対して上下動してしまうことを防止し得る。
【0028】
さらに、前記綴じ桿6、6が、第一のリング片3、3と第二のリング片4、4とを有し、これらリング片3、3、4、4の両先端部31、31、41、41間を閉じることで前記シートSを綴じることができるものであって、前記開口51、52には前記第一のリング片3、3を挿入する構成とするとともに、前記可動状態から前記固定状態に切り替えようとするときに前記本体の一端を前記第一のリング片3に対し変位させる方向が、第一のリング片3の先端部31を前記第二のリング片4の先端部41に近づける方向に略対応しているため、シート押さえ部材5を固定しようとするときに該シート押さえ部材5から第一のリング片3に加わる外力によって第一のリング片3の先端部31が第二のリング片4の先端部41より脱離してしまうようなことがない。
【0029】
加えて、前記両先端部31、31、41、41の係合は、前記複数の綴じ桿6、6における前記第二のリング片4、4を相互に接近させる力を付与することで、または、前記複数の綴じ桿6、6における前記第一のリング片3、3を相互に離間させる力を付与することで解除されるものであって、前記本体が前記固定状態にあるときに前記両外方縁部513、521が挟み付ける前記複数の綴じ桿6、6に加わる力を、前記両先端部31、31、41、41の係合を強めるために利用できるものであるため、綴じ桿6、6に綴じられたシートSを押さえるのみならず、綴じ桿6、6の両リング片3、3、4、4を閉じた状態に確実にロックするためにも有効に機能する。
【0030】
前記本体に前記複数の綴じ桿6、6の一方を挿入可能な第一の開口51と他方を挿入可能な第二の開口52とを設け、第一の開口51の外方縁部513及び第二の開口52の外方縁部521を前記一対の縁部に設定して、前記第二の開口52に挿入した綴じ桿6を軸として前記本体の一端を回転操作可能とし、かつ、前記第一の開口51の外方縁部513に前記開放領域O及び前記挟圧領域Hを形成するならば、本体の一端側を片手で把持して操作できる簡便なものとなる。
【0031】
そして、上記のシート押さえ部材5と対向する複数の綴じ桿6、6とを具備してなり、前記綴じ桿6、6にシートSを綴じることができ、かつ綴じ桿6、6に綴じたシートSを前記シート押さえ部材5で押さえることができる綴じ具T、または、上記のシート押さえ部材5と対向する複数の綴じ桿6、6とを具備する綴じ具Tを表紙体1に取り付けてなり、前記綴じ桿6、6にシートSを綴じることができ、かつ綴じ桿6、6に綴じたシートSを前記シート押さえ部材5で押さえることができるファイルFを構成するならば、複数枚のシートSを綴じ止めるために特に適したものとなる。
【0032】
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、図10に示すように、本体に設けた開口51の外方縁部513の挟圧領域Hの傍らに、該挟圧領域H及び挟圧領域Hの周辺の領域の弾性変形を惹起できるような肉盗み54を形成することも好ましい。さらに、該挟圧領域Hに対向する内方縁部514の傍らに肉盗み55を形成してもよい。
【0033】
また、上記実施形態では、シート押さえ部材5の本体の一端を綴じ桿6に対して変位させる(即ち、回転させる)ものとしていたが、本体の両端を綴じ桿6、6に対して変位させるものとすることもできる。図11及び図12に示す本発明の一変形例において、第一の開口56及び第二の開口57は、本体の長手方向に沿って離間した一対の長孔である。これら第一の開口56及び第二の開口57のそれぞれに、対向する一対の綴じ桿6、6が挿入される。当該変形例における表紙体1、綴じ具Tの具体的構成は、上記実施形態におけるものと同様とする。しかして、第一の開口56及び第二の開口57に第一のリング片3、3を挿入した状態で、これら開口56、57における、一対の綴じ桿6、6の対向方向に沿って外方にある外方縁部56a、57aのそれぞれに開放領域O、O及び挟圧領域H、Hが形成されている。即ち、第一の開口56及び第二の開口57の外方縁部56a、57aは、これら開口56、57の延伸方向に沿って一方側から他方側に向かうにつれて互いに相寄るような形状に成形されており、その一方側に開放領域O、Oが、他方側に挟圧領域H、Hが設けられる。両開放領域O、O間の離間距離が一対の綴じ桿6、6の外法寸法Lよりも大きく、両挟圧領域H、H間の離間距離が一対の綴じ桿6、6の外法寸法Lと略同一かまたは該外法寸法Lより小さいことは言うまでもない。
【0034】
このシート押さえ部材5を用いるに際しては、開放領域O、Oを背表紙11または第二のリング片4、4に近い側、挟圧領域H、Hを背表紙11または第一のリング片3、3に遠い側に配した上で、第一のリング片3、3を第一の開口56及び第二の開口57に挿入する。図11に示すように、第一のリング片3、3の外側面が両開口56、57の外方縁部56a、57aにおける開放領域O、Oに臨むとき、シート押さえ部材5の本体を第一のリング片3、3の軸心に沿って移動させることが可能な可動状態となる。シート押さえ部材5の本体の両端を、第一のリング片3、3の軸心に略直交する平面上で、一対の綴じ桿6、6の対向方向に略垂直に変位させる操作を行うと、第一のリング片3、3の各外側面に開口56、57の外方縁部56a、57aがそれぞれ摺動して、しかる後図12に示すようにその挟圧領域H、Hが第一のリング片3、3に密接して第一のリング片3、3の各外側面を挟み付ける状況となる。このとき、本体の第一のリング片3、3の軸心に沿った移動が抑制される固定状態となる。
【0035】
以上に述べた変形例によれば、シートSを押さえる本体に前記複数の綴じ桿6、6を挿入可能な開口56、57を設けてなり、前記開口56、57に、前記複数の綴じ桿6、6の対向方向に沿って両側よりこれら綴じ桿6、6の各外側面に臨む一対の縁部たる外方縁部56a、57aを設定し、該外方縁部56a、57aに、外方縁部56a、57a間距離が一対の綴じ桿6、6の外法寸法Lよりも大きくなる開放領域O、Oと、外方縁部56a、57a間距離が前記外法寸法Lと略同一または前記外法寸法Lよりも小さくなる挟圧領域H、Hとを形成して、前記本体の両端を前記綴じ桿6、6に対し前記対向方向に交わる方向に変位させることで、前記開放領域O、Oを綴じ桿6、6に臨ませ本体の綴じ桿6、6の軸心に沿った移動を許容する可動状態と、前記挟圧領域H、Hを綴じ桿6、6に密接させ両外方縁部56a、57aで前記各外側面を両側より挟み付けて前記移動を抑制する固定状態とを切り替えることができるシート押さえ部材5を構成したため、綴じ桿6、6の対向方向に沿ってスライド操作させなくともよいものとなり、シート押さえ部材5を固定したり再び動かしたりする際にリング片3、3、4、4の両先端部31、31、41、41の係合が不用意に解除されるおそれを回避できる。かつ、前記一対の縁部56a、57aで複数の綴じ桿6、6の各外側面を挟み付けた状態で固定されるため、シート押さえ部材5の一端側が他端側に対して上下動してしまうことを防止し得る。
【0036】
さらに、前記綴じ桿6、6が、第一のリング片3、3と第二のリング片4、4とを有し、これらリング片3、3、4、4の両先端部31、31、41、41間を閉じることで前記シートSを綴じることができるものであって、前記開口56、57には前記第一のリング片3、3を挿入する構成とするとともに、前記可動状態から前記固定状態に切り替えようとするときに前記本体の両端を前記第一のリング片3、3に対し変位させる方向が、第一のリング片3、3の先端部31、31を前記第二のリング片4、4の先端部41、41に近づける方向に略対応しているため、シート押さえ部材5を固定しようとするときに該シート押さえ部材5から第一のリング片3、3に加わる外力によって第一のリング片3、3の先端部31、31が第二のリング片4、4の先端部41、41より脱離してしまうようなことがない。
【0037】
加えて、前記両先端部31、31、41、41の係合は、前記複数の綴じ桿6、6における前記第二のリング片4、4を相互に接近させる力を付与することで、または、前記複数の綴じ桿6、6における前記第一のリング片3、3を相互に離間させる力を付与することで解除されるものであって、前記本体が前記固定状態にあるときに前記両外方縁部56a、57aが挟み付ける前記複数の綴じ桿6、6に加わる力を、前記両先端部31、31、41、41の係合を強めるために利用できるものであるため、綴じ桿6、6に綴じられたシートSを押さえるのみならず、綴じ桿6、6の両リング片3、4を閉じた状態に確実にロックするためにも有効に機能する。
【0038】
その上で、前記本体に前記複数の綴じ桿6、6の一方を挿入可能な第一の開口56と他方を挿入可能な第二の開口57とを設け、第一の開口56の外方縁部56a及び第二の開口57の外方縁部57aを前記一対の縁部に設定して、前記本体の両端を前記綴じ桿6、6に対しスライド操作可能とし、かつ、前記第一の開口56及び前記第二の開口57の外方縁部56a、57aにそれぞれ前記開放領域O、O及び前記挟圧領域H、Hを形成したため、綴じ桿6、6の対向方向に交わる方向へのスライド操作を通じて可動状態と固定状態とを選択的にとり得るものとなっている。
【0039】
その他各部の具体的構成は上記実施形態には限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上に詳述した本発明によれば、シート押さえ部材を綴じ桿に固定したり、逆に固定したシート押さえ部材を再び動かしたりする際に、リング片の両先端部の係合が解除されて綴じ桿が不用意に開いてしまうおそれを回避できる。また、綴じ桿に固定したはずのシート押さえ部材の一端側が他端側に対して上下動し、シート押さえ部材が傾斜してシートを押さえる働きを低減させてしまうようなことがない。従って、リングファイルとともに用いられるために好適なシート押さえ部材を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるファイルの全体斜視図。
【図2】同実施形態における綴じ具の要部斜視図。
【図3】ファイルの要部断面図。
【図4】綴じ具の要部後面図。
【図5】同要部後面図。
【図6】同実施形態におけるシート押さえ部材の斜視図。
【図7】シート押さえ部材を装着した綴じ具の平面図。
【図8】シート押さえ部材を装着した綴じ具の平断面図。
【図9】同平断面図。
【図10】シート押さえ部材の一変形例を示す平面図。
【図11】シート押さえ部材を装着した綴じ具の平断面図。
【図12】同平断面図。
【符号の説明】
5…シート押さえ部材
51、52…開口
513、521…一対の縁部
O…開放領域
H…挟圧領域
T…綴じ具
6…綴じ桿
L…外法寸法

Claims (7)

  1. 対向する一対の綴じ桿を具備する綴じ具に綴じ止められるシートを押さえるためのものであって、
    前記シートを押さえる本体に前記一対の綴じ桿を挿入可能な開口を設けてなり、
    前記開口に、前記一対の綴じ桿の対向方向に沿って両側よりこれら綴じ桿の各外側面に臨む一対の縁部を設定し、
    該縁部に、前記一対の縁部の縁部間距離が前記綴じ桿の外法寸法よりも大きくなる開放領域と、縁部間距離が前記外法寸法よりも小さくなる挟圧領域とを形成して、
    前記本体の少なくとも一端を前記綴じ桿に対し前記対向方向に交わる方向に変位させることで、前記開放領域を綴じ桿に臨ませ本体の綴じ桿の軸心に沿った移動を許容する可動状態と、前記挟圧領域を綴じ桿に密接させ前記一対の縁部で前記各外側面を両側より挟み付けて前記一対の綴じ桿を相互に接近させる方向の力を加えながら前記移動を抑制する固定状態とを切り替えできるように構成したシート押さえ部材。
  2. 前記本体に前記一対の綴じ桿の一方を挿入可能な第一の開口と他方を挿入可能な第二の開口とを設け、第一の開口の外方縁部及び第二の開口の外方縁部を前記一対の縁部に設定して、
    前記第二の開口に挿入した綴じ桿を軸として前記本体の一端を回転操作可能とし、かつ、前記第一の開口の外方縁部に前記開放領域及び前記挟圧領域を形成している請求項1記載のシート押さえ部材。
  3. 前記本体に前記一対の綴じ桿の一方を挿入可能な第一の開口と他方を挿入可能な第二の開口とを設け、第一の開口の外方縁部及び第二の開口の外方縁部を前記一対の縁部に設定して、
    前記本体の両端を前記綴じ桿に対しスライド操作可能とし、かつ、前記第一の開口及び前記第二の開口の外方縁部にそれぞれ前記開放領域及び前記挟圧領域を形成している請求項1又は2記載のシート押さえ部材。
  4. 請求項1、2又は3記載のシート押さえ部材と対向する一対の綴じ桿とを具備し、
    前記綴じ桿にシートを綴じることができ、かつ綴じ桿に綴じたシートを前記シート押さえ部材で押さえることができる綴じ具
  5. 前記綴じ桿は、第一のリング片と、第二のリング片とを有し、これらリング片の両先端部間を閉じることで前記シートを綴じることができるものであり、
    前記開口には、前記第一のリング片を挿入し、
    前記可動状態から前記固定状態に切り替えようとするときに前記本体の少なくとも一端を前記第一のリング片に対し変位させる方向が、第一のリング片の先端部を前記第二のリング片の先端部に近づける方向に略対応している請求項4記載の綴じ具
  6. 前記両先端部の係合は、前記一対の綴じ桿における前記第二のリング片を相互に接近させる力を付与することで、または、前記一対の綴じ桿における前記第一のリング片を相互に離間させる力を付与することで解除されるものであって、
    前記本体が前記固定状態にあるときに前記一対の縁部が挟み付ける前記一対の綴じ桿に加わる力を、前記両先端部の係合を強めるために利用できる請求項5記載の綴じ具。
  7. 請求項1、2、3、4又は5記載のシート押さえ部材と対向する一対の綴じ桿とを具備する綴じ具を表紙体に取り付けてなり、
    前記綴じ桿にシートを綴じることができ、かつ綴じ桿に綴じたシートを前記シート押さえ部材で押さえることができるファイル。
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