JPWO2007039925A1 - エレベータ運行制御装置 - Google Patents

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Abstract

エレベータ運行制御装置においては、例えばかごの速度等、エレベータの運行に関する値を規定する複数の運行制御プロファイルが、運行制御装置本体に登録されている。運行制御装置本体は、例えばかごの起動頻度等の値をエレベータの使用状況情報として収集する。また、運行制御装置本体は、使用状況情報に応じて運行制御プロファイルの選択を行い、選択された運行制御プロファイルに基づいてエレベータの運行を制御する。

Description

この発明は、エレベータのかごの昇降を制御するエレベータ運行制御装置に関するものである。
従来のエレベータシステムの制御装置では、階床間の移動時間を短くする運転プロファイルと階床間の移動時間を長くする運転プロファイルとの2つの運転プロファイルから、平均登録時間に応じていずれか1つの運転プロファイルが選択される(例えば、特許文献1参照)。
特許第3029883号公報
従来のエレベータシステムでは、例えば、かごと釣合おもりとの負荷バランスがアンバランスな状態、加減速度が高い状態、又は速度が高い状態で長時間連続して運転されると、巻上機、インバータ及び制御回路等の駆動機器が熱による影響を受ける。例えば、巻上機が高温になると、減磁により所要の性能を出すことができなくなる。また、インバータ及び制御回路が高温になると、機器が損傷する恐れがある。さらに、機器の熱損傷を防ぐための保護回路が設けられている場合には、保護回路が動作してエレベータの運行が停止され、運行効率が低下してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、機器の温度上昇により運行が停止されるのを抑制し、運行効率の低下を防止することができるエレベータ運行制御装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ運行制御装置は、エレベータの運行に関する値を規定する複数の運行制御プロファイルが登録されており、エレベータの使用状況情報に応じて運行制御プロファイルの選択を行い、選択された運行制御プロファイルに基づいてエレベータの運行を制御する運行制御装置本体を備えている。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1のエレベータ運行制御装置における運行制御プロファイルの登録形式の第1例を示す説明図である。 図1のエレベータ運行制御装置における運行制御プロファイルの登録形式の第2例を示す説明図である。 図1のプロファイル決定部の動作の一例を示すフローチャートである。 図1のプロファイル決定部による速度プロファイル決定動作を示すフローチャートである。 図1のプロファイル決定部による加速度プロファイル決定動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるエレベータ運行制御装置の使用状況情報の記録形式を示す説明図である。 実施の形態2によるエレベータ運行制御装置のプロファイル決定動作の一例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるエレベータ運行制御装置の使用状況情報の記録形式を示す説明図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す構成図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、かご1及び釣合おもり2は、主ロープ3により昇降路内に吊り下げられており、巻上機4の駆動力により昇降路内を昇降される。巻上機4は、主ロープ3が巻き掛けられた駆動シーブ、駆動シーブを回転させるモータ、及び駆動シーブの回転を制動するブレーキを有している。
巻上機4に供給される電流は、インバータ5により制御される。インバータ5は、インバータ制御回路6により制御される。かご1及び釣合おもり2を駆動する駆動装置は、主ロープ3、巻上機4、インバータ5及びインバータ制御回路6により構成されている。
かごの戸及び乗場の戸の開閉は、ドア制御回路11により制御される。インバータ制御回路6及びドア制御回路11は、エレベータ運行制御装置により制御される。エレベータ運行制御装置は、運行制御装置本体12を有している。
運行制御装置本体12は、プロファイル群記憶部13、使用状況収集部14、使用状況記憶部15、プロファイル決定部16及び運行管理部17を有している。
プロファイル群記憶部13は、例えばかご1の速度、かご1の加速度、かご1のジャーク、戸開時間、戸開速度、戸閉速度及び呼び割当可能個数など、エレベータの運行に関する値をそれぞれ規定する複数の運行制御プロファイルを記憶する。
なお、戸開時間とは、戸開から戸閉ボタンの操作無しに戸閉を自動的に行うまでの時間である。また、呼び割当可能個数とは、複数台のかご1が群として運行制御されている場合に、乗場呼びに対してかご1を割り当てる際の制約条件である。例えば、あるかご1の登録済みの乗場呼び及びかご呼びの数が呼び割当可能個数以上であれば、そのとき発生した乗場呼びは他のかご1に割り当てられる。
運行制御プロファイルは、例えば図2又は図3に示すような形式で登録されている。図2の例では、各項目の値を組み合わせた3種類のプロファイル(高速型、中間型及び抑制型プロファイル)が登録されている。図3の例では、各項目のそれぞれについて、高速型、中間型及び抑制型のプロファイルが個別に設定されている。プロファイル群記憶部13には、少なくとも1つの項目について、2つ以上の運行制御プロファイルが登録されていればよい。
使用状況収集部14は、例えばかご1の起動頻度、かご1の走行距離、乗客数及び呼び登録数等の値をエレベータの使用状況情報として収集する。使用状況記憶部15は、使用状況収集部14により収集された使用状況情報を記憶する。また、使用状況記憶部15は、所定時間前からの過去(例えば過去5分間)の使用状況情報を記憶する。なお、複数種類の使用状況情報を記憶する場合、記憶する時間を種類毎に変えてもよい。
プロファイル決定部16は、使用状況情報に応じて、保護回路の動作による運行停止や機器の損傷を避けるように運行制御プロファイルを選択し決定する。運行管理部17は、プロファイル決定部16で決定された運行制御プロファイルに基づいて巻上機4やドアの制御を行う。
運行制御装置本体12は、演算処理部(CPU)、記憶部(ROM、RAM及びハードディスク等)及び信号入出力部を持ったコンピュータにより構成されている。プロファイル群記憶部13、使用状況収集部14、使用状況記憶部15、プロファイル決定部16及び運行管理部17の機能は、運行制御装置本体12のコンピュータにより実現される。
即ち、コンピュータの記憶部には、プロファイル群記憶部13、使用状況収集部14、使用状況記憶部15、プロファイル決定部16及び運行管理部17の機能を実現するための制御プログラムが格納されている。また、運行制御プロファイルのデータや使用状況情報も、記憶部に格納される。演算処理部は、制御プログラムに基づいて、運行制御装置本体12の機能に関する演算処理を実行する。
図4は図1のプロファイル決定部16の動作の一例を示すフローチャートである。図4では、使用状況情報のうち、起動頻度Anのみに基づいてプロファイルが決定されている。また、プロファイル決定部16には、起動頻度の閾値として第1の閾値THan1及び第2の閾値THan2(THan1>THan2)が設定されている。
プロファイル決定部16では、まず起動頻度Anが第1の閾値THan1よりも大きいかどうかが判断される(ステップS1)。起動頻度Anが第1の閾値THan1よりも大きければ、機器の温度上昇を抑制するため、図2の抑制型プロファイルが選択される(ステップS2)。
起動頻度Anが第1の閾値THan1以下であった場合、起動頻度Anが第2の閾値THan2よりも大きいかどうかが判断される(ステップS3)。そして、起動頻度Anが第2の閾値THan2よりも大きければ、図2の中間型プロファイルが選択される(ステップS4)。
起動頻度Anが第2の閾値THan2以下であった場合、高速の運行を行っても機器への負荷が少ないと判断され、図2の高速型プロファイルが選択される(ステップS5)。プロファイル決定部16では、図4のような動作が所定の周期で継続して実行され、起動頻度Anの変動に対応してプロファイルが更新される。
また、図3に示すように、項目毎に複数のプロファイルが設定されている場合、項目毎にプロファイルが選択され決定される。例えば、図5は図1のプロファイル決定部16による速度プロファイル決定動作を示すフローチャートである。この場合、プロファイル決定部16には、起動頻度の閾値として第1の閾値THanv1及び第2の閾値THanv2(THanv1>THanv2)が設定されている。
プロファイル決定部16では、まず起動頻度Anが第1の閾値THanv1よりも大きいかどうかが判断される(ステップS6)。起動頻度Anが第1の閾値THanv1よりも大きければ、機器の温度上昇を抑制するため、図3の抑制型速度プロファイルが選択される(ステップS7)。
起動頻度Anが第1の閾値THanv1以下であった場合、起動頻度Anが第2の閾値THanv2よりも大きいかどうかが判断される(ステップS8)。そして、起動頻度Anが第2の閾値THanv2よりも大きければ、図3の中間型速度プロファイルが選択される(ステップS9)。
起動頻度Anが第2の閾値THanv2以下であった場合、高速の運行を行っても機器への負荷が少ないと判断され、図3の高速型速度プロファイル(v1>v2>v3)が選択される(ステップS10)。なお、プロファイル決定部16では、図5のような動作が所定の周期で継続して実行され、起動頻度Anの変動に対応して速度プロファイルが更新される。
また、図6は図1のプロファイル決定部16による加速度プロファイル決定動作を示すフローチャートである。この場合、プロファイル決定部16には、起動頻度の閾値として第1の閾値THana1及び第2の閾値THana2(THana1>THana2)が設定されている。
プロファイル決定部16では、まず起動頻度Anが第1の閾値THana1よりも大きいかどうかが判断される(ステップS11)。起動頻度Anが第1の閾値THana1よりも大きければ、機器の温度上昇を抑制するため、図3の抑制型加速度プロファイルが選択される(ステップS12)。
起動頻度Anが第1の閾値THana1以下であった場合、起動頻度Anが第2の閾値THana2よりも大きいかどうかが判断される(ステップS13)。そして、起動頻度Anが第2の閾値THana2よりも大きければ、図3の中間型加速度プロファイルが選択される(ステップS14)。
起動頻度Anが第2の閾値THana2以下であった場合、高速の運行を行っても機器への負荷が少ないと判断され、図3の高速型加速度プロファイル(a1>a2>a3)が選択される(ステップS15)。なお、プロファイル決定部16では、図5のような動作が所定の周期で継続して実行され、起動頻度Anの変動に対応して加速度プロファイルが更新される。
他の項目、即ちジャーク、戸開時間、戸開速度、戸閉速度及び呼び割当可能個数等の運行制御プロファイルについても、速度及び加速度と同様の方法により決定することができる。
上記のような運行制御装置本体12では、エレベータの使用状況情報に応じて運行制御プロファイルの選択を行い、選択された運行制御プロファイルに基づいてエレベータの運行を制御するので、機器の温度上昇により運行が停止されるのを抑制し、運行効率の低下を防止することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、使用状況記憶部15に複数の時間帯の使用状況情報が蓄積記録される。例えば、図7は実施の形態2によるエレベータ運行制御装置の使用状況情報の記録形式を示す説明図である。この例では、例えば5分間毎に起動頻度、乗客数、走行距離の値が時間順に記録される。蓄積される過去の使用状況情報は、最新の時間帯分を除いてN個分である。
プロファイル決定部16は、使用状況記憶部15に記憶された情報から使用状況の遷移状況を求め、求めた遷移状況に基づいて運行制御プロファイルの選択を行う。図8は実施の形態2によるエレベータ運行制御装置のプロファイル決定動作の一例を示すフローチャートである。
この例では、任意の時刻τにおける使用状況の値An(τ)と、時刻τ−1における使用状況の値An(τ−1)とを比べ、An(τ)>An(τ−1)となっている増加回数janをカウントし、janに基づいて、又はjanと最新の使用状況の値An(t)とに基づいて、プロファイルが選択される。つまり、janの値が大きいほど、プロファイル決定部16は、エレベータの使用頻度が増加していると判断し、エレベータの運行を抑制する。
具体的には、プロファイル決定部16には、起動頻度の閾値であるTHan1及びTHan2(THan1>THan2)と、増加回数janの閾値であるTHjan1及びTHjan2(THjan1>THjan2)が設定されている。
プロファイル決定部16では、まず起動頻度Anが閾値THan1よりも大きいかどうかと、増加回数janが閾値THjan1よりも大きいかどうかとが判断される(ステップS1)。起動頻度Anが閾値THan1よりも大きく、かつ増加回数janが閾値THjan1よりも大きければ、機器の温度上昇を抑制するため、図2の抑制型プロファイルが選択される(ステップS17)。
起動頻度Anが閾値THan1以下、又は増加回数janが閾値THjan1以下であった場合、起動頻度Anが閾値THan2よりも大きいかどうかと、増加回数janが閾値THjan2よりも大きいかどうかとが判断される(ステップS18)。そして、起動頻度Anが閾値THan2よりも大きく、かつ増加回数janが閾値THjan2よりも大きければ、図2の中間型プロファイルが選択される(ステップS19)。
起動頻度Anが閾値THan2以下、又は増加回数janが閾値THjan2以下であった場合、高速の運行を行っても機器への負荷が少ないと判断され、図2の高速型プロファイルが選択される(ステップS5)。プロファイル決定部16では、図8のような動作が所定の周期で継続して実行され、起動頻度An及び増加回数janの変動に対応してプロファイルが更新される。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ運行制御装置では、使用状況情報から使用状況の変遷状況を求め、求めた遷移状況に基づいて運行制御プロファイルの選択を行うので、機器の温度上昇により運行が停止されるのをより確実に抑制し、運行効率の低下を防止することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、使用状況記憶部15に前日までの使用状況情報の平均値が時間帯毎に分けて1日分記録されている。例えば、図9は実施の形態3によるエレベータ運行制御装置の使用状況情報の記録形式を示す説明図である。この例では、例えば5分間毎に起動頻度、乗客数、走行距離の前日までの平均値が時間順に記録される。また、使用状況情報の平均値は、当日の値を加えて順次更新されて行く。
プロファイル決定部16は、使用状況記憶部15に記憶された情報から次の時間帯の使用状況の値を取り出し、例えば図4で示したような方法で運行制御プロファイルの選択を行う。また、現在時刻を含む過去から将来のN個分の使用状況の値から変遷状況を求め、図7で示したような方法で運行制御プロファイルの選択を行ってもよい。
また、図9に示す前日までの使用状況の平均値と、図7に示す当日分の過去N個分の値との両方を使用状況記憶部15に記憶し、両方の値を使って運行制御プロファイルの選択を行ってもよい。つまり、図7に示す過去N個分の値と、図9に示す現在時刻以降のM個分の値とについて、増加回数janを計算し、図8で示した方法で運行制御プロファイルの選択を行ってもよい。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ運行制御装置では、前日までの使用状況情報の平均値が時間帯毎に記録されており、使用状況情報の平均値に基づいて運行制御プロファイルの選択を行うので、機器の温度上昇により運行が停止されるのをより確実に抑制し、運行効率の低下を防止することができる。
実施の形態4.
次に、図10はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、運行制御装置本体12は、実施の形態1の機能に加えて、温度推定部18及び待ち時間推定部19の機能を有している。これら温度推定部18及び待ち時間推定部19の機能も、運行制御装置本体12のコンピュータにより実現される。
温度推定部18は、実施の形態3(図4)における将来の使用状況情報を用いて、駆動装置の将来の温度を推定する。待ち時間推定部19は、実施の形態3(図4)における将来の使用状況情報を用いて、将来の待ち時間を推定する。プロファイル決定部16は、温度推定部18及び待ち時間推定部19による推定結果から、駆動装置の温度が許容値以下で待ち時間が最小となるために必要な現在の運行制御プロファイルを決定する。
具体的には、温度推定部18は、現在を含む時刻K個分の使用状況の値から、将来時刻t+Lにおける駆動装置の温度を推定する(L<K)。将来の駆動装置の温度は、例えばある運行制御プロファイルを決定した場合のシミュレーションにより求めることができる。このようなシミュレーションを全てのプロファイル群について実施する。なお、駆動装置の温度の推定値をT(t+L)とする。
待ち時間推定部19は、現在を含む時刻K個分の使用状況の値から、将来時刻t+Lにおける待ち時間を推定する。将来の待ち時間は、例えばある運行制御プロファイルを決定した場合のシミュレーションにより求めることができる。このようなシミュレーションを全てのプロファイル群について実施する。なお、待ち時間の推定値をAWT(t+L)とする。
プロファイル決定部16は、駆動装置の温度の推定値T(t+L)が閾値THtを超えず、かつ待ち時間の推定値AWT(t+L)が最小となる運行制御プロファイルを選択する。
このようなエレベータ運行制御装置では、駆動装置の将来の温度と将来の待ち時間とが使用状況情報から推定され、駆動装置の温度が許容値以下で待ち時間が最小となるように運行制御プロファイルが選択されるので、機器の温度上昇により運行が停止されるのをより確実に抑制しつつ、運行効率を向上させることができる。
実施の形態5.
次に、図11はこの発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、巻上機4には、巻上機4の温度に応じた信号を出力する巻上機用温度センサ8が設けられている。インバータ5には、インバータ5の温度に応じた信号を出力するインバータ用温度センサ9が設けられている。インバータ制御回路6には、インバータ制御回路6の温度に応じた信号を出力する制御回路用温度センサ10が設けられている。
運行制御装置本体12には、機器温度測定部20が設けられている。機器温度測定部20は、温度センサ8〜10からの信号に基づいて、駆動装置を構成している巻上機4、インバータ5及びインバータ制御回路6の温度を測定する。機器温度測定部20の機能も、運行制御装置本体12のコンピュータにより実現される。
温度推定部18は、機器温度測定部20で測定された駆動装置の温度と、実施の形態3(図4)における将来の使用状況情報とを用いて、駆動装置の将来の温度を推定する。具体的には、温度推定部18は、現在を含む時刻K個分の使用状況の値と、現在の巻上機4の温度Tmと、現在のインバータ5の温度Tiと、現在のインバータ制御回路6の温度Tcとから、将来時刻t+Lにおける駆動装置の温度を推定する(L<K)。将来の駆動装置の温度は、例えばある運行制御プロファイルを決定した場合のシミュレーションにより求めることができる。このようなシミュレーションを全てのプロファイル群について実施する。他の動作は、実施の形態4と同様である。
このようなエレベータ運行制御装置では、将来の使用状況情報だけでなく、現在の駆動装置の温度の測定値を用いて、駆動装置の将来の温度を推定するので、駆動装置の温度をより正確に推定することができ、機器の温度上昇により運行が停止されるのをより確実に抑制することができる。
なお、実施の形態5では、駆動装置の温度として巻上機4、インバータ5及びインバータ制御回路6の温度を測定したが、例えば主ロープ3の温度など、他の部分の温度を測定してもよい。

Claims (8)

  1. エレベータの運行に関する値を規定する複数の運行制御プロファイルが登録されており、エレベータの使用状況情報に応じて運行制御プロファイルの選択を行い、選択された運行制御プロファイルに基づいてエレベータの運行を制御する運行制御装置本体
    を備えているエレベータ運行制御装置。
  2. 運行制御プロファイルには、かごの速度、上記かごの加速度、上記かごのジャーク、戸開時間、戸開速度及び戸閉速度のうちの少なくとも1つの項目が含まれており、各項目について複数の運行制御プロファイルが登録されている請求項1記載のエレベータ運行制御装置。
  3. 上記運行制御装置本体は、かごの起動頻度、かごの走行距離、乗客数及び呼び登録数の少なくともいずれか1つの値を使用状況情報として収集する請求項1記載のエレベータ運行制御装置。
  4. 上記運行制御装置本体は、所定時間前からの過去の使用状況情報を記憶する請求項1記載のエレベータ運行制御装置。
  5. 上記運行制御装置本体は、使用状況情報から使用状況の変遷状況を求め、求めた遷移状況に基づいて運行制御プロファイルの選択を行う請求項1記載のエレベータ運行制御装置。
  6. 上記運行制御装置本体は、前日までの使用状況情報の時間帯毎の平均値に基づいて運行制御プロファイルの選択を行う請求項1記載のエレベータ運行制御装置。
  7. 上記運行制御装置本体は、かごを駆動する駆動装置の将来の温度と将来の待ち時間とを使用状況情報から推定し、上記駆動装置の温度が許容値以下で待ち時間が最小となるように運行制御プロファイルの選択を行う請求項1記載のエレベータ運行制御装置。
  8. 上記運行制御装置本体は、使用状況情報と現在の駆動装置の温度の測定値とから、駆動装置の将来の温度を推定する請求項7記載のエレベータ運行制御装置。
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