JP2014105037A - エレベータの制御装置およびエレベータの制御方法 - Google Patents

エレベータの制御装置およびエレベータの制御方法 Download PDF

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【課題】乗りかごが移動方向を反転させるフロアにおいて、降車せずに乗りかご内に滞留し続ける利用客を、特別な装置を追加設置することなく検出する。
【解決手段】乗りかご(2)内の積載量を計測するためのかご秤装置(25)と、エレベータの運行制御を行う制御演算部(1)とを備え、制御演算部は、乗りかごが移動方向を反転させるフロアに停止する際の、乗りかごが戸開してから戸開状態を維持している期間において、かご秤装置が計測する乗りかご内の積載量の最小値が、所定の重量値以下とならない場合に、利用客がフロアで降車せずに乗りかご内に滞留し続けている滞留状態が発生したと判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗りかご内の積載量を計測するためのかご秤装置と、エレベータの運行制御を行う制御演算部とを備えたエレベータに係り、特に、乗りかごが移動方向を反転させるフロアにおいて、降車せずに乗りかご内に滞留し続ける利用客を、特別な装置を追加設置することなく検出することのできるエレベータの制御装置およびエレベータの制御方法に関するものである。
商業施設等に設置されるエレベータでは、施設の基準階となるメインフロア(多くの場合は1階)から上方階へ移動する利用客の比率が多い。このため、乗りかごがメインフロアですぐに満員になってしまうような、エレベータの利用客が多い状況では、メインフロアよりも上の途中階からさらに上方へ移動しようとする利用客が、エレベータに乗り込めない、または、エレベータが満員通過してしまうといった事態が発生する。
このような状況がしばらく継続すると、途中階の利用客は、いつまで経ってもエレベータに乗車できないことに苛立ちを感じるようになり、通常の方法で目的階に移動することを諦めるようになる。そして、マナーの悪いエレベータの利用方法を思い至るようになる。
すなわち、途中階の利用客は、
(1)一旦、メインフロアまでエレベータで下降し、
(2)メインフロアにおいて乗りかごから降車せず、そのまま乗りかご内に滞留し続け、
(3)その後、目的階までエレベータで上昇する、
といったエレベータの利用方法(以下、不正な利用方法と呼ぶ)を用いるようになる。
このような、エレベータの不正な利用方法は、次の2点において問題がある。まず第1に、利用客が、メインフロアを経由して移動することにより、全体的なエレベータの運転効率が低下する。
第2に、不正な利用方法を用いた利用客が、メインフロアで降車せずにそのまま乗りかご内に滞留することにより、不正な利用方法を用いた利用客は、結果的にメインフロアで順番に並んで待っている利用客に割り込んで、先にエレベータを利用することになる。この結果、メインフロアで順番に並んで待っている利用客が不満を感じる。
このような、エレベータの不正な利用方法は、1人や2人の少人数によって行われる場合は大きな問題とならないが、一度に多人数の利用客によって行われる場合は問題となる。極端な場合では、不正な利用方法を用いた多人数の利用客が、メインフロアで降車せずに乗りかご内に滞留し続ける滞留状態が発生することにより、メインフロアの利用客がほとんど乗車できないといった悪循環が生ずる。
また、このようなエレベータの不正な利用方法の使用者が、上記のような問題点や、本来想定されている利用方法ではないことを自覚していないケースも多い。したがって、不正な利用方法を検出して利用客に通知することにより、不正な利用方法を抑制することができるエレベータの制御装置およびエレベータの制御方法が必要とされる。
このような不正な利用方法を抑制するエレベータの制御方法としては、全フロアに行先階予約装置を設置して、利用客に行先階を予約させることにより、行先予約を行わずに乗りかごに乗車した利用客を特定してアナウンスを鳴動する方法が公開されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2010/018616号パンフレット
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1に記載されたエレベータの運転制御装置は、全フロアに行先階予約装置を設置して、利用客に行先階を予約させることにより、行先予約を行わずに乗りかごに乗車した利用客を特定できるようにしている。
しかしながら、この方法では、全てのフロアに行先階予約装置が設置されている事が前提となっている。このため、行先階予約装置を持たない既存のエレベータには適用できないという課題があった。また、行先階予約装置を新たに設置する場合でも、設置費用が発生する、または、設置場所が制限されるといった課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乗りかごが移動方向を反転させるフロアにおいて、降車せずに乗りかご内に滞留し続ける利用客を、特別な装置を追加設置することなく検出することのできるエレベータの制御装置およびエレベータの制御方法を得ることを目的とする。
本発明に係るエレベータの制御装置は、乗りかご内の積載量を計測するためのかご秤装置と、エレベータの運行制御を行う制御演算部とを備えたエレベータの制御装置であって、制御演算部は、乗りかごが移動方向を反転させるフロアに停止する際の、乗りかごが戸開してから戸開状態を維持している期間において、かご秤装置が計測する乗りかご内の積載量の最小値が、所定の重量値以下とならない場合に、利用客がフロアで降車せずに乗りかご内に滞留し続けている滞留状態が発生したと判断するものである。
本発明に係るエレベータの制御方法は、乗りかご内の積載量を計測するためのかご秤装置と、エレベータの運行制御を行う制御演算部とを備えたエレベータの制御装置において、乗りかごが移動方向を反転させるフロアに停止する際の、乗りかごが戸開してから戸開状態を維持している期間において、かご秤装置が計測する乗りかご内の積載量の最小値が、所定の重量値以下とならない場合に、利用客がフロアで降車せずに乗りかご内に滞留し続けている滞留状態が発生したと判断するエレベータの制御装置に用いられるエレベータの制御方法であって、制御演算部において、乗りかごが移動方向を反転させるフロアに停止する際の、乗りかごが戸開してから戸開状態を維持している期間において、かご秤装置が計測する乗りかご内の積載量の最小値が、所定の重量値以下とならない場合に、利用客がフロアで降車せずに乗りかご内に滞留し続けている滞留状態が発生したと判断するステップを有するものである。
本発明によれば、乗りかごが移動方向を反転させるフロアに停止する際の、乗りかごが戸開してから戸開状態を維持している期間において、既存のかご秤装置が計測する乗りかご内の積載量が所定の重量値以下とならないことを検出することにより、フロアで降車せずに乗りかご内に滞留し続ける利用客を、特別な装置を追加設置することなく検出することのできるエレベータの制御装置およびエレベータの制御方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の構成を示す例示図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベータの制御方法を示すフローチャートである。
以下、本発明における、エレベータの制御装置およびエレベータの制御方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。なお、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベータの制御装置の構成を示す例示図である。図1に示すエレベータの制御装置は、制御演算部1、乗りかご2、複数の乗場機器3(1)〜(4)、および巻上げ機4を備えて構成される。
また、制御演算部1と乗りかご2は、情報を送受信するための信号線であるかご制御線L1により相互接続されている。また、制御演算部1と乗場機器3(1)〜(4)は、情報を送受信するための信号線である乗場制御線L2により相互接続されている。
また、乗りかご2は、かご操作盤21、かごインジケータ22、かご上制御装置23、かご戸24、かご秤装置25、およびかごアナウンス装置26を備える。
また、複数の乗場機器3(1)〜(4)は、それぞれ1階〜4階の乗場機器3を表しており、それぞれ同一括弧内数字を有した、乗場釦31(1)〜(4)、乗場インジケータ32(1)〜(4)、および乗場アナウンス装置33(1)〜(4)を備える。
なお、図1に示すエレベータの制御装置では、実施例として、フロアが1階から4階までの場合を例示しているが、本発明は、このような構成に限定されない。例えば、フロアの最下階および最上階は、地階を含めて何階であってもよく、この場合でも同様の効果が得られる。
次に、図1に示すエレベータの制御装置の構成要素の各動作を説明する。まず、乗りかご2内のエレベータ利用客によって「かご呼び」が行われた場合、すなわち、エレベータ利用客が、かご操作盤21上の行先階釦を押して行先階を指定した場合には、制御演算部1は、この行先階の情報を、かご制御線L1を介して入力し、記憶する。
また、乗場のエレベータ利用客によって「乗場呼び」が行われた場合、すなわち、エレベータ利用客が、乗場釦31(1)〜(4)のいずれかを押して行先方向を指定した場合には、制御演算部1は、この行先方向の情報を、乗場制御線L2を介して入力し、記憶する。
次に、制御演算部1は、巻上げ機4を制御することにより、乗りかご2を「乗場呼び」の発生階、または「かご呼び」の指定階へ移動させる。この時、「乗場呼び」または「かご呼び」が複数発生した場合には、制御演算部1は、予め設定されたプログラムに従って、優先順位や走行方向を考慮した上で、適切な順番で乗りかご2を移動させる。
乗りかご2が目的階へ到着すると、制御演算部1は、かご上制御装置23を、かご制御線L1を介して制御することにより、かご戸24を戸開して、かご戸24を戸開状態に維持する。その後、所定の戸開時間が経過すると、制御演算部1は、同様の制御方法により、かご戸24を戸閉する。そして、制御演算部1は、引き続き、乗りかご2を次の目的階へ移動させるといった制御を繰り返す。
また、制御演算部1は、かごインジケータ22を、かご制御線L1を介して制御することにより、現在の乗りかご2のフロア位置および移動方向を、かごインジケータ22に表示させる。また、同様に、制御演算部1は、乗場インジケータ32(1)〜(4)を、乗場制御線L2を介して制御することにより、現在の乗りかご2のフロア位置および移動方向を、乗場インジケータ32(1)〜(4)に表示させる。
また、制御演算部1は、必要な場合には、かごアナウンス装置26を、かご制御線L1を介して制御することにより、かごアナウンス装置26にアナウンスメッセージを鳴動させる。また、同様に、制御演算部1は、乗場アナウンス装置33(1)〜(4)を、乗場制御線L2を介して制御することにより、乗場アナウンス装置33(1)〜(4)にアナウンスメッセージを鳴動させる。
また、かご上制御装置23は、かご秤装置25の出力を常時監視しており、その計測値を、例えば0.1秒程度の短い間隔でサンプリングすることにより、かご制御線L1を介して制御演算部1へ送信している。したがって、制御演算部1は、この情報を基に、乗りかご2内の積載量の変化を常時把握することができる。
本実施の形態1におけるエレベータの制御装置は、このかご秤装置25を用いて、乗りかご2内の積載量の変化を計測することにより、エレベータの不正な利用方法を使用した利用客が、乗りかご2の移動方向が反転するフロアにおいて、降車せずに乗りかご2内に滞留し続ける滞留状態を検出できることを第1の特徴としている。この滞留状態の具体的な検出方法は、あとで説明する。
また、本実施の形態1で用いるかご秤装置25は、乗りかご2内の乗員超過を検出するために、既存のエレベータが標準で備えるものである。したがって、本発明のために、かご秤装置25を特別に追加設置する必要はない。このように、本実施の形態1におけるエレベータの制御装置は、滞留状態を検出するために、特別な装置を追加設置する必要がないことを第2の特徴としている。
また、本実施の形態1におけるエレベータの制御装置は、滞留状態を検出した場合に、乗りかご2内に滞留する利用客に対して、下記の対抗手段を実施することを、第3の特徴としている。
第1の手段:かごアナウンス装置26を介して、不正な利用方法である旨をアナウンスする。
第2の手段:かご戸24を戸開状態に維持することにより、乗りかご2内に滞留し続ける利用者がエレベータを利用できない状態にする。
第3の手段:かご操作盤21上の行先階釦を無効化して、行先階の登録を阻止することにより、乗りかご2内に滞留し続ける利用者がエレベータを利用できない状態にする。
次に、本実施の形態1における、不正な利用方法を検出する具体的な手法について説明する。
エレベータ利用客が、不正な利用方法を使用しないでエレベータを利用する場合を考える。乗りかご2の移動方向が反転するフロアにおいて、乗りかご2から降りる利用客と、乗りかご2へ乗り込む利用客とが入れ変わるプロセスは、下記の2段階で行われると仮定できる。なお、以下では、乗りかご2の移動方向が反転するフロアを「メインフロア」と仮定して説明する。
第1段階:まず、メインフロアに到着した乗りかご2内の利用客が、全員、乗りかご2から降りる。
第2段階:次に、メインフロアの乗場にいる利用客が、乗りかご2に乗り込む。
しがたって、不正な利用方法が使用されない場合においては、利用客が入れ変わる際の上記第1段階と第2段階の間に、利用客が、乗りかご2内に存在しないタイミングが存在する。すなわち、乗りかご2内の積載量がゼロ近くまで減少するタイミングが存在する。
一方、不正な利用方法が使用される場合においては、上記第1段階において、利用客の一部が、メインフロアで降車せずに乗りかご2内に滞留し続ける滞留状態が発生するため、乗りかご2内の積載量が、ゼロ近くまでは減少しないこととなる。
このように、不正な利用方法が使用される場合とされない場合では、メインフロアに到着した乗りかご2が、戸開してから戸開状態を維持している期間において、乗りかご2内の積載量の減少量に違いが存在する。したがって、この違いを利用することにより、制御演算部1は、かご秤装置25の出力に基づいて、不正な利用方法が行われたか否かを検出することができる。
なお、以上で説明した不正な利用方法の検出手法は、メインフロアにおける使用に限定されるものではない。乗りかご2が移動方向を反転させるフロアにおいて、一般的に適用できる。
このように、本実施の形態1におけるエレベータの制御装置は、乗りかご2が移動方向を反転させるフロアに停止する際の、乗りかご2が戸開してから戸開状態を維持している期間において、既存のかご秤装置25が計測する乗りかご2内の積載量が所定の重量値以下とならないことを検出することにより、フロアで降車せずに乗りかご2内に滞留し続ける利用客を検出することができる。
なお、所定の重量値を変更可能とすることにより、この不正な利用方法の検出を、エレベータの種類や用途に合わせて柔軟に適応させることができる。例えば、2人以下によって行われる不正な利用方法については、影響が少ないとして許容できるような場合では、所定の重量値を、利用者3人分の滞留状態を検出可能な重量とすればよい。
また、所定の重量値に余裕を持たせて少し大きめに設定することにより、例えば、乗りかご2内の利用客が全員降り終わる前にフロアの利用客が乗り込み始めた場合など、乗りかご2内の利用客の入れ替えが上記で仮定した通りに行われない場合でも、誤検知を防止することができる。
次に、本発明の実施の形態1におけるエレベータの制御方法を、フローチャートを用いて、さらに具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態1におけるエレベータの制御方法を示すフローチャートである。
まず、ステップS201において、乗りかご2が目的階に到着して停止すると、かご上制御装置23は、かご秤装置25が出力する乗りかご2内の積載量の値を、サンプリングし始める。このサンプリング値は、上述したように、例えば、0.1秒程度の短い間隔で、制御演算部1へ出力される。
また、ステップS201において、制御演算部1は、かご戸24を戸開して、かご戸24を戸開状態に維持する。また、同時に、制御演算部1は、かご秤装置25が出力する乗りかご2内の積載量の変化に基づいて、乗りかご2が戸開してから戸開状態を維持している期間の、乗りかご2内の積載量の最小値の演算を開始し、記憶しておくようにする。
次に、ステップS202において、制御演算部1は、かご戸24を戸開してから所定の戸開時間が経過するまで、かご戸24を戸開状態に維持して待つ。エレベータの利用者は、この所定の戸開時間内に、乗りかご2を乗り降りすることになる。所定の戸開時間が経過すると、制御演算部1は、ステップS203に進む。
次に、ステップS203において、制御演算部1は、乗りかご2のこれからの移動方向と、直前の移動方向とが反転するかどうかを判定する。制御演算部1は、乗りかご2の移動方向が反転する場合には、ステップS204に進む。一方、乗りかご2の移動方向が反転しない場合には、本判定処理を終了する。
次に、ステップS204において、制御演算部1は、先のステップS201で演算開始した、乗りかご2内の積載量の最小値が、かご戸24が戸開してから、所定の重量値以下となったか否かを判定する。そして、制御演算部1は、乗りかご2内の積載量の最小値が、所定の重量値以下となった場合には、滞留状態が発生していないと判断して、本判定処理を終了する。一方、そうでない場合は、制御演算部1は、滞留状態が発生していると判断して、ステップS205に進む。
次に、ステップS205において、制御演算部1は、乗りかご2内に滞留する利用客に対して、下記の対抗手段を実施することにより、乗りかご2から降車することを促す。
第1の手段:かごアナウンス装置26を介して、不正な利用方法である旨をアナウンスする。
第2の手段:かご戸24を戸開状態に維持することにより、乗りかご2内に滞留し続ける利用者がエレベータを利用できない状態にする。
第3の手段:かご操作盤21上の行先階釦を無効化して、行先階の登録を阻止することにより、乗りかご2内に滞留し続ける利用者がエレベータを利用できない状態にする。
なお、上記の対応手段は、必ずしも3つ全てを実施する必要はなく、状況に合わせて、少なくとも1つを実施すればよい。
次に、ステップS206において、制御演算部1は、かご戸24が戸開してからの、乗りかご2内の積載量の最小値が、所定の重量値以下になるまで待つ。乗りかご2内の積載量の最小値が、所定の重量値以下となると、制御演算部1は、乗りかご2内に滞留する利用客が降車したと判断して、ステップS207に進む。
次に、ステップS207において、制御演算部1は、降車アナウンスの鳴動を停止し、戸開状態保持と行先登録阻止を解除する。さらに、制御演算部1は、乗りかご2内の積載量の計測を終了する。この結果、フロアで順番に並んで待っている利用客は、乗りかご2の滞留状態が解消した状態で、優先的に乗りかご2内に乗車することができるようになる。
以上のように、実施の形態1によれば、乗りかごが移動方向を反転させるフロアに停止する際の、乗りかごが戸開してから戸開状態を維持している期間において、かご秤装置により計測された乗りかご内の積載量の最小値を、既存のかご秤装置を用いて計測する。そして、計測した最小値が所定の重量値以下とならない場合には、利用客がフロアで降車せずに乗りかご内に滞留し続けている滞留状態が発生したと判断する。このような判断手法を用いることで、フロアで降車せずに乗りかご内に滞留し続ける利用客を、特別な装置を追加設置することなく検出することのできるエレベータの制御装置およびエレベータの制御方法を得ることができる。
1 制御演算部、2 乗りかご、3(1)〜(4) 乗場機器、4 巻上げ機、21 かご操作盤、22 かごインジケータ、23 かご上制御装置、24 かご戸、25 かご秤装置、26 かごアナウンス装置、31(1)〜(4) 乗場釦、32(1)〜(4) 乗場インジケータ、33(1)〜(4) 乗場アナウンス装置、L1 かご制御線、L2 乗場制御線。

Claims (5)

  1. 乗りかご内の積載量を計測するためのかご秤装置と、
    エレベータの運行制御を行う制御演算部と
    を備えたエレベータの制御装置であって、
    前記制御演算部は、前記乗りかごが移動方向を反転させるフロアに停止する際の、前記乗りかごが戸開してから戸開状態を維持している期間において、前記かご秤装置が計測する前記乗りかご内の前記積載量の最小値が、所定の重量値以下とならない場合に、利用客が前記フロアで降車せずに前記乗りかご内に滞留し続けている滞留状態が発生したと判断する
    エレベータの制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータの制御装置において、
    前記制御演算部は、前記滞留状態が発生したと判断した場合に、前記乗りかご内に滞留し続けている前記利用客に対して、かごアナウンス装置を介して、前記乗りかごから降車することをアナウンスする
    エレベータの制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のエレベータの制御装置において、
    前記制御演算部は、前記滞留状態が発生したと判断した場合に、前記積載量の最小値が、前記所定の重量値以下となるまで、前記乗りかごを戸開状態に維持する
    エレベータの制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置において、
    前記制御演算部は、前記滞留状態が発生したと判断した場合に、前記積載量の最小値が、前記所定の重量値以下となるまで、かご操作盤上の行先階釦を無効化して行先階の登録を阻止する
    エレベータの制御装置。
  5. 請求項1に記載のエレベータの制御装置に用いられるエレベータの制御方法であって、
    前記制御演算部において、前記乗りかごが移動方向を反転させるフロアに停止する際の、前記乗りかごが戸開してから戸開状態を維持している期間において、前記かご秤装置が計測する前記乗りかご内の前記積載量の最小値が、前記所定の重量値以下とならない場合に、利用客が前記フロアで降車せずに前記乗りかご内に滞留し続けている滞留状態が発生したと判断するステップを有する
    エレベータの制御方法。
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