JPWO2007020687A1 - 内視鏡装置、該内視鏡装置の内視鏡挿入部、該内視鏡挿入部の挿入補助具 - Google Patents

内視鏡装置、該内視鏡装置の内視鏡挿入部、該内視鏡挿入部の挿入補助具 Download PDF

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Abstract

細長な内視鏡挿入部2を回転させることにより、内視鏡挿入部2を被検部位に挿入するか被検部位から抜去するかの少なくとも一方を行う内視鏡装置1において、内視鏡挿入部2の前記被検部位への未挿入の部位の少なくとも一部に、内視鏡挿入部2の前記未挿入の部位が挿通される、対向する少なくとも2面100a1,100b1により形成された空間200を有する挿入補助具100が設けられていることを特徴とする。

Description

本発明は、内視鏡装置、該内視鏡装置の内視鏡挿入部、該内視鏡挿入部の挿入補助具に関する。
周知のように、内視鏡は、医療や工業等の各種分野において、管内等の直接目視することができない部位を観察する目的で広く用いられており、一般に、被検対象物の被検部位へ挿入する細長の挿入部を備えて構成されている。
ところで、近年、内視鏡の挿入部の基端側を操作部に着脱自在とし、挿入部を、例えばディスポーザブルなものとして、使用後の洗滌の手間を省くとともに、より衛生的な医療用の内視鏡が種々提案されている。
このようなディスポーザブルタイプの内視鏡には、種々多様な構造のものが知られている。一例を挙げると、肛門により大腸内へ挿入部の挿入を行う内視鏡において、挿入部の外周に、螺旋形状部を備えた軸周りに回動自在な回転筒体を設け、該回転筒体をモータ等で回転させることにより、螺旋形状部と腸壁との間に発生する摩擦を利用して、大腸内への挿入部の挿入を、ねじ作用により自動的に行うことができる回転自走式内視鏡が知られている。
このように、回転部材と体腔内の組織との摩擦を利用して、内視鏡等の医療用具を体腔内に挿入していく技術は、例えば特開平10−113396号公報に開示されている。
しかしながら、回転自走式内視鏡の場合、大腸の腸壁は柔軟性を有するため、挿入後、回転して大腸内を進行する挿入部は、腸壁から回転に対する抵抗力を受ける。
このように、挿入された挿入部が、腸壁から回転に対する抵抗力を受けると、該抵抗力を分散するため、体外に位置する挿入部の未挿入の部位は、挿入部の回転により捻れてしまう場合があり、大腸に挿入できなくなってしまうといった問題があった。尚、この回転捻れの発生は、大腸から挿入部を抜去する際も同様である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、被検部位に回転自走式内視鏡の挿入部を挿入するか、被検部位から挿入部を抜去するかの少なくとも一方に際し、挿入部の未挿入の部位の回転捻れを省スペースにて容易に防止することができる内視鏡装置、該内視鏡装置の内視鏡挿入部、該内視鏡挿入部の挿入補助具を提供することを目的としている。
本発明の内視鏡装置は、細長な内視鏡挿入部を回転させることにより、前記内視鏡挿入部を被検部位に挿入するか被検部位から抜去するかの少なくとも一方を行う内視鏡装置において、前記内視鏡挿入部の前記被検部位への未挿入の部位の少なくとも一部に、前記内視鏡挿入部の前記未挿入の部位が挿通される、対向する少なくとも2面により形成された空間を有する挿入補助具が設けられていることを特徴とする。
本発明の内視鏡装置の内視鏡挿入部は、請求項1〜12に記載の挿入補助具が、前記内視鏡挿入部の前記未挿入の部位の少なくとも一部に設けられていることを特徴とする。
本発明の挿入補助具は、請求項13に記載の内視鏡挿入部の前記未挿入の部位の少なくとも一部に設けられていることを特徴とする。
本発明の一実施の形態を示す回転自走式内視鏡装置の構成を示す図。 図1中の内視鏡挿入部の先端側の構成を示す挿入軸方向に沿った断面図。 図1の内視鏡挿入部の回転筒体の未挿入の部位をケースとともに拡大して示す斜視図。 図3のケースのみを断面にした部分断面図。 図3の回転筒体が、腸内に挿入可能限界まで挿入された際の回転筒体の未挿入の部位をケースとともに拡大して示す斜視図。 図3のケースの変形例を示した上面図。 図3のケースのさらに別の変形例を示した上面図。 図3のケースのさらにまた別の変形例を示した上面図。 図3のケースの出口に設けられた弾性体を示す正面図。 図3のケースの出口に弾性体が設けられた際の、ケースのみを断面にして示したケースと回転筒体との部分断面図。 図3のケースの入口と出口とに、カバー管が接続された際の、回転筒体の未挿入の部位をケースとともに拡大して示す斜視図。 図11のケースと回転駆動部とに対するカバー管の接続態様を示した断面図。 図11のケースの出口に接続されたカバー管の構成を示す部分拡大断面図。 図11のケースの入口に接続されたカバー管の構成を示す部分拡大断面図。 図14のカバー管の変形例を示す部分拡大断面図。 図3のケースの対向面を有する平板の少なくとも一方が、開閉自在となる場合の、回転筒体の未挿入の部位をケースとともに拡大して示す斜視図。 図16中のXVII−XVII線に沿う断面図。 図17のカバー管の変形例を示す断面図。 図1のケースの出口の戴置面からの高さを調節する機構をケース100とは別体に設けた変形例を示した斜視図。 図1のケースを戴置面を変更して載置した際の、ケースと回転筒体との構成を示す斜視図。 図20のケースの出口の戴置面からの高さを変える別の機構を、ケースとは別体に設けた変形例を示す斜視図。 図20のケースの出口の戴置面からの高さを変える機構をケースに設けた例を示す斜視図。 図22中のIIXIII−IIXIII線に沿う断面図。 図20のケースの出口の戴置面からの高さを変えるさらに別の機構をケースに設けた変形例を示す斜視図。 図20のケースの出口の戴置面からの高さを変えるさらにまた別の機構をケースに設けた変形例を示す図。 図1のケースに、固定アームを設けた変形例を示す斜視図。 図26のケースを固定アームを用いてベッドに接続した例を概略的に示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、以下、本実施の形態においては、内視鏡装置は、医療用の回転自走式内視鏡装置を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示す回転自走式内視鏡装置の構成を示す図、図2は、図1中の内視鏡挿入部の先端側の構成を示す挿入軸方向に沿った断面図である。
図1に示すように、回転自走式内視鏡装置(以下、内視鏡装置と称す)1は、体腔内、例えば腸内の被検部位に挿入される細長の挿入部2と、この挿入部2の基端側に設けられた回転駆動部3及び操作部4と、該操作部4から延出されるユニバーサルコード5と、該ユニバーサルコード5の先端側に設けられたユニバーサルコネクタ6と、該ユニバーサルコネクタ6から延出された制御用ケーブル7と、該制御用ケーブル7の先端側が、例えば着脱自在な制御装置8と、該制御装置8に着脱自在なフットスイッチ9とを備えて主要部が構成されている。
挿入部2は、例えばディスポーザブルタイプのものであり、先端部11と、該先端部11の基端側に連設される回転筒体12と、該回転筒体12の基端側に設けられた接続部13とを含んで主要部が構成されている。尚、挿入部2は、図16〜図18に後述するが、ディスポーザブルタイプのものでなくともよい。
また、挿入部2の中途位置、具体的には、回転筒体12に、挿入補助具である閉塞部材(以下、ケースと称す)100が設けられている。尚、ケース100については、後に詳細に説明する。
図2に示すように、先端部11の先端面11sに、対物光学系21が配設されており、該対物光学系21の結像面に、CCDやCMOS等で構成される撮像素子22が配設されている。
さらに、先端部11の先端面11sに、対物光学系21及び撮像素子22による撮像の対象となる腸内の被検部位を照明する照明用光源であるLED23が設けられている。
撮像素子22から延出される信号線22aと、LED23から延出される電力線である信号線23aとは、途中で一本にまとめられた後、信号ケーブル26として、基端側が操作部4に接続されている。
また、先端部11の先端面11sに、対物光学系21の露呈面を洗浄する、または対物光学系21に付着した水滴等を払拭するため、対物光学系21に対して流体の送気、送水を行う送気送水ノズル24aが配設されている。
送気送水ノズル24aは、送気送水チューブ24の先端側に接続されており、該送気送水チューブ24の基端側は、操作部4に接続されている。
さらに、先端部11の先端面11sに、例えば吸引等に用いられるチャンネル25の開口25aが開口されている。尚、チャンネル25の基端側は、操作部4に接続されている。また先端部11の基端側には、回転筒体12の先端面12sが突き当てられる突当部11aが設けられている。
回転筒体12は、外周面12gに螺旋状凸部が形成された部材であり、挿入方向の軸周りに回動自在となるように構成されている。尚、外周面12gには、螺旋状凸部に限らず、螺旋状凹部や、螺旋に沿って連設されるように突設される凸部が形成されていても良い。
このように構成された回転筒体12が、回転駆動部3により回転されると、外周面12gの螺旋状凸部が、腸壁に当接されることにより回転筒体12に推力が発生し、その結果、回転筒体12自体が挿入方向へ進行する。
その後、回転筒体12の先端面12sが、回転しながら突当部11aに当接した結果、先端部11を挿入方向に押圧することにより、先端部11は、挿入方向に進行する。このようにして先端部11を含めた挿入部2が、腸内に挿入されるようになっている。
また、回転筒体12の内周面側にはチューブ27が配設されている。チューブ27は、上述したような送気送水チューブ24、チャンネル25、及び信号ケーブル26が内部に挿通されることにより、各チューブ24,25及びケーブル26を保護するものである。尚、チューブ27は、その外周面側において回転筒体12の回転を妨げることがないよう配設されている。
図1に戻って、接続部13は、回転駆動部3に設けられた回転筒体接続部14に接続されており、該接続により、回転駆動部3に設けられたモータ70の駆動力が、回転筒体12に伝達されて、該回転筒体12の回転が行われるようになっている。
また、回転駆動部3の下面には、該回転駆動部3を載置する際に用いる脚部15が複数設けられている。また、回転駆動部3は、脚部15が設けられた下面を、重力方向下側にして載置するようになっている。従って、脚部15は、重力方向下側を示す指標としても機能するものとなっている。
さらに、回転駆動部3は、上述した送気送水チューブ24、チャンネル25、及び信号ケーブル26の中途位置に配設されている。言い換えれば、回転駆動部3内には、送気送水チューブ24、チャンネル25、及び信号ケーブル26が挿通されている。尚、送気送水チューブ24、チャンネル25、及び信号ケーブル26の挿入部2に挿通されていない部位の外表面は露呈されている。
送気送水チューブ24の基端部に、送気送水接続部24bが設けられており、またチャンネル25の基端部に、吸引接続部25bが設けられており、さらに信号ケーブル26の基端部に、信号接続部26bが設けられている。
尚、送気送水接続部24b,吸引接続部25b,信号接続部26bは、操作部4の側面に設けられた接続部31に対して接続されている。
操作部4に、該操作部4を手で把持するための把持部4aが設けられており、さらに操作部4に、送気送水チューブ24を介して行う送気、送水を操作する送気送水ボタン4bや、チャンネル25を介して行う吸引を操作する吸引ボタン4c等の、各種の操作ボタンが設けられている。
操作部4から延出されるユニバーサルコード5内には、送気送水チューブ24に接続される送気送水管路や、チャンネル25に接続される吸引管路、あるいは信号ケーブル26に接続される信号線等が配設されている。
ユニバーサルコード5の先端側に設けられたユニバーサルコネクタ6に、送気装置、送水タンク、吸引ポンプ(いずれも図示されず)の各接続部の他、撮像素子22から伝送された画像信号を処理するビデオプロセッサへの接続部が配設されている。
ユニバーサルコネクタ6から延出される制御用ケーブル7内には、回転駆動部3への信号線と、先端部11内に配設されているLED23への信号線とが配設されている。
制御用ケーブル7が接続される制御装置8は、回転駆動部3に配設されているモータ70を制御したり、LED23の発光状態を制御したりするものであり、図示しない電源スイッチや各種ボリュームダイアル等が設けられている。
フットスイッチ9は、回転駆動部3のモータ70を制御するためのものである。尚、フットスイッチ9により、LED23の発光状態を制御しても構わない。
次に、上述したケース100の構成について、図3を用いて説明する。図3は、図1の内視鏡挿入部の回転筒体の未挿入の部位をケースとともに拡大して示す斜視図、図4は、図3のケースのみを断面にした部分断面図である。
図3に示すように、挿入部2、具体的には回転筒体12の腸内への未挿入の部位の少なくとも一部に、ケース100が設けられている。
詳しくは、ケース100は、対向する少なくとも2つの平板100a,100bの各対向面100a1,100b1により、回転筒体12の未挿入の部位が挿通される空間200が形成されるよう、例えば、平板100a,100bの各辺が、平板100c,100d,100e,100fにより、図3中高さ方向に連結された箱状に形成されている。
即ち、ケース100は、平板100aの方向からみると、略長方形または正方形となるよう形成されている。尚、ケース100を構成する板は、平板に限定されない。また、平板100a,100bは、回転筒体12の後述する回転捻れを規制する剛性を有する部材により形成されている。
また、図3、図4に示すように、平板100c〜100fは、平板100aの面100a1と平板100bの面100b1との間隔hが、空間200に挿通される回転筒体12の外径φAよりも大きく、回転筒体12の2倍の外径2φAよりも小さくなるよう、平板100aと平板100bとを連結している。
さらに、ケース100の平板100c,100dに、回転筒体12の外径φAよりも大きく、回転筒体12の2倍の外径2φAよりも小さい径を有する開口である入出口101,102が形成されている。
入口101に、回転筒体12の未挿入の部位の基端側が挿通されており、出口102に、ケース100内から回転しながら、ケース100外へと移動していく、または回転しながらケース100内に進入してきた回転筒体12の未挿入の部位が挿通されている。
即ち、回転筒体12の腸内への未挿入の部位の少なくとも一部は、平板100cに形成された入口101、平板100dに形成された出口102を介して、ケース100内の空間200に挿通され、収納されている。尚、空間200には、回転筒体12の腸内への未挿入の部位の全てが挿通、収納されていても良い。
尚、ケース100は、挿入部2がディスポーザブルタイプのものである場合は、回転筒体12から取り外されることがない。即ち、ケース100は、挿入部2と一体的に形成されている。
また、ケース100内に挿通された回転筒体12は、ケース100内の空間200において、図3に示すように、例えば自由曲面形状を有して配置されている。
よって、この状態においては、回転筒体12の未挿入の部位は、ケース100内を、平板100a,100bによって、図3中高さ方向が規制された状態で、自由に移動自在となっている。このことから、ケース100内に、細長な回転筒体12の未挿入の部位がコンパクトに収納されている。
また、平板100aの面100a1と平板100bの面100b1とは、ケース100内の空間200に挿通された回転筒体12の外表面となる外周面12gの摩擦係数よりも低摩擦係数の面となるよう形成されている。
具体的には、平板100aと平板100bとは、ポリプロプレン、ポリエチレン、ポリサルホン、SUS材、フッ素樹脂等で形成されている。尚、低摩擦係数の材料は、これらの材料に限定されない。
尚、面100a1と面100b1とに、フッ素樹脂等の摩擦係数の低い材料をコーティングすれば、平板100aと平板100bとを、回転筒体12の外周面12gの摩擦係数よりも高い材料で形成したとしても、ケース100に用いることができる。
さらに、平板100bの面100b1の裏面、即ち平板100bの外表面100b2は、ケース100を、例えばベッド等に載置する際の載置面を構成している。よって、載置面にも符号100b2を付す。
尚、図4に示すように、載置面100b2に、ケース100をベッド等の対象物に対して載置して固定しやすいよう、固定部材であるゴム130等が設けられていてもよい。
このように、ケース100をベッド等に載置して固定することにより、ケース100が動くことによって、ケース100外の回転筒体12の未挿入の部位が回転により捻れしてしまうことを防止することができる。
尚、ケース100をベッド等に載置して固定する部材は、ゴムに限定されない。また、このことは、ケース100を構成する平板100a〜100eを、重量の重い板で形成することによっても実現できる。
次に、このように構成された本実施の形態の内視鏡装置1の作用について、図1〜図4、図5を用いて説明する。図5は、図3の回転筒体が、挿入可能限界まで腸内に挿入された際の回転筒体の未挿入の部位をケースとともに拡大して示す斜視図である。
挿入部2を、大腸内に挿入する際は、先ず、挿入部2の先端部11及び回転筒体12の先端側が、肛門から腸内に術者により挿入される。
次いで、上述したように、回転筒体12が、回転駆動部3により回転されると、回転筒体12の外周面12gの螺旋状凸部が、腸壁に当接されることにより回転筒体12に推力が発生し、その結果、回転筒体12自体が挿入方向へ進行する。
その後、回転筒体12の先端面12sが、回転しながら突当部11a(いずれも図2参照)に当接した結果、先端部11を挿入方向に押圧することにより、先端部11は、挿入方向に進行する。このようにして先端部11を含めた挿入部2は、腸内の被検部位まで挿入されていく。
ここで、腸内にまだ挿入されていない、回転筒体12の未挿入の部位は、回転筒体12が回転駆動部3の駆動により回転されることにより回転し、ケース100内の空間200に配置された部位は、ケース100の外に移動し、ケース100の外に位置する部位は、腸内に挿入されていく。
この際、回転筒体12の未挿入の部位の少なくとも一部に、ケース100が設けられていることにより、腸内に挿入された回転筒体12が腸壁から回転に対する抵抗力を受けることにより、回転筒体12の体腔外の未挿入の部位が回転により捻れて、高さ方向に大きく浮き上がってしまうことが防止される。
これは、ケース100の対向する2枚の平板100aと100bとの対向面100a1,100b1の間隔が、回転筒体12の外径φAよりも大きく、2倍の外径2φAよりも小さくなっているためである。
また、ケース100内に収納された回転筒体12の未挿入の部位は、ケース100内の空間200において、対向面100a1,100b1に高さ方向が規制された状態で移動自在に、自由曲面形状を描くように配置されている。
よって、ケース100内に収納されている回転筒体12の未挿入の部位は、空間200において移動自在なことから、出口102を介して、腸内にスムーズに挿入される。
尚、回転筒体12が、該回転筒体12の挿入限界まで挿入された際は、図5に示すように、回転筒体12の未挿入の部位は、ケース100内において、入口101と出口102とを、略直線で結ぶよう配置される。
また、同様に、回転筒体12が、腸内から術者により、抜去された際も、抜去された回転筒体12は、ケース100内にスムーズに出口102から進入して、再度、ケース100内において、図3に示すように、自由曲面形状を描くよう配置され、ケース100に収納される。尚、この際、ケース100の平板100a〜100fを透明部材で形成すれば、回転筒体12の配置状態を視認することができる。
また、ケース100内に収納された回転筒体12の未挿入の部位は、ケース100の6枚の平板100a〜100fからを覆われることにより、回転筒体12に付着した汚物のケース100外への飛散が防止される。
最後に、挿入部2がディスポーザブルタイプのものであれば、回転筒体12の接続部13が、回転駆動部3に設けられた回転筒体接続部14から外されることにより、挿入部2及びケース100は廃棄される。
このように、本実施の形態を示す内視鏡装置においては、ケース100内の空間200に、回転筒体12の未挿入の部位の少なくとも一部を挿通した。
また、ケース100の2つの平板100a,100bの各対向面100a1,100b1の間隔hが、回転筒体12の外径φAよりも大きく、2倍の外径2φAよりも小さくなるよう、2つの平板100a,100bにより、空間200を形成した。
さらに、ケース100に収納された回転筒体12の未挿入の部位は、ケース100内において、対向面100a1,100b1に高さ方向が規制された状態で移動自在に、自由曲面形状を描くようにコンパクトに配置されていると示した。
これらのことによれば、腸内に挿入された回転筒体12が腸壁から回転に対する抵抗力を受けることにより、回転筒体12の未挿入の部位が、回転により捻れて、高さ方向に大きく浮き上がってしまおうとしても、該浮き上がりは、対向面100a1,100b1により規制される。
また、回転筒体12の未挿入の部位がケース100内に移動自在なことにより、回転筒体12の捻れて浮き上がろうとする力は、ケース100内の空間200において、対向面100a1,100b1を結ぶ方向に直交する方向、具体的には、平板100c〜100fのいずれかの方向に分散される。
また、ケース100内に配置された回転筒体12が、ケース100内に配置された他の回転筒体12を乗り越えてしまおうとしても、対向面100a1,100b1により規制される。
よって、従来のように、挿入前の細長の回転筒体12の全長を覆う硬管を、別途用意にしなくとも、ケース100により、回転筒体12の未挿入の部位の回転捻れを省スペースにて容易に防止することができる。
また、回転筒体12の未挿入の部位の少なくとも一部は、ケース100内にコンパクトに配置されるため、回転筒体12を腸内に挿入する際、従来の未挿入の部位を硬管で覆ったときのように、硬管のみを、回転筒体から徐々に抜去していく必要がない。尚、このことは、回転筒体12を腸内から抜去したときも同様で、抜去した回転筒体12に、硬管を被覆させていく必要がない。
さらに、回転筒体12の未挿入の部位の少なくとも一部は、ケース100内において、対向面100a1,100b1に高さ方向が規制された状態で自由曲面形状を描いて移動自在となっていることから、回転筒体12の未挿入の部位の挿入性、及び腸内から抜去した際の収納性を、別途挿抜用の補助具を用意しなくとも向上させることができる。
また、回転筒体12の未挿入の部位をケース100内に配置させることにより、回転筒体12の未挿入の部位が、体外において、不意に人や物に接触するのを防止することができる。
尚、以下、変形例を示す。
本実施の形態においては、ケース100は、6枚の平板100a〜100fにより構成されていると示した。これに限らず、ケース100は、回転筒体12の腸内への未挿入の部位の少なくとも一部が、対向する2つの平板100a,100bの各対向面100a1,100b1により、上述した間隔hを有して形成された空間200に挿通されるのであれば、何枚の平板で形成しても良いということは勿論である。
よって、ケースに限定されず、使用後の汚物の飛散を無視すれば、平板100a,100bのみで挿入補助具を構成しても良い。
また、以下、別の変形例を示す。
図6は、図3のケースの変形例を示した上面図、図7は、図3のケースのさらに別の変形例を示した上面図、図8は、図3のケースのさらにまた別の変形例を示した上面図である。
本実施の形態においては、ケース100は、平板100aの方向からみて、略長方形または立方形となるよう形成されていると示した。
これに限らず、ケース100は、図6に示すように、例えば平板100aの方向からみて、8角形となるよう形成しても良いし、図7に示すように、菱形となるよう形成しても良いし、図8に示すように、曲面を有する提灯型に形成しても良いということは云うまでもない。
尚、ケース100の形状は、回転筒体12の未挿入の部位の少なくとも一部が、面100a1,100b1により、上述した間隔hを以て形成された空間200に挿通されるものであれば、どのようなものであっても構わない。
尚、以下、さらに別の変形例を示す。
図9は、図3のケースの出口に設けられた弾性体を示す正面図、図10は、図3のケースの出口に弾性体が設けられた際の、ケースのみを断面にして示したケースと回転筒体との部分断面図である。
図10に示すように、ケース100の出口102の内周に、推進力発生部材である弾性部材57が配設されていてもよい。
詳しくは、弾性部材57は、所定の厚さを有する略円盤形状を有しており、図9に示すように、弾性部材57を厚さ方向に貫通するよう、中央に、略十字状の挿通孔59が形成されている。
挿通孔59は、中央で略直交するように形成された2つのスリット59bと、該2つのスリット59bの交差位置に形成された円形のセンタリング用孔59aと、該2つのスリット59bの各端部に形成された裂け防止用孔59cとにより構成されている。
弾性部材57は、スプリング式デュロメータ硬さ試験タイプA(規格番号:JIS−K−6253)により行われたJIS硬さ範囲が、A20〜A90の弾性体、例えば合成天然ゴム、シリコンゴムにより形成されている。
弾性部材57の挿通孔59は、ケース100の出口102から回転筒体12がケース100外に移動される際や、ケース100外から出口102を介してケース100内に回転筒体12が進入する際、回転筒体12が挿通される孔である。
また、センタリング用孔59aは、挿通される回転筒体12のセンタリングのために用いる孔である。さらに、裂け防止用孔59cは、挿通孔59に回転筒体12が挿通された際、弾性部材57の2つのスリット59bの各端部における裂けを防止するための孔である。
このように、構成された弾性部材57は、ケース100の出口102から回転筒体12が排出された際において、弾性部材57の挿通孔59により形成された内周が、回転する回転筒体12の外周を押圧することにより、弾性部材57の弾性力を利用して、回転筒体12の挿入を推進する。
これは、弾性部材57が、回転筒体12の外周を押圧した結果、弾性部材57の内周と回転筒体12の外周との接触状態が摩擦による雄ねじと雌ねじとの関係になることを利用することにより、雄ねじが雌ねじに対して移動するような、回転筒体12を前進させる推進力が弾性部材57に発生するためである。
尚、以下、さらに別の変形例を示す。
図11は、図3のケースの入口と出口とに、カバー管171,172の端部が接続された際の、回転筒体の未挿入の部位をケースとともに拡大して示す斜視図、図12は、図11のケースと回転駆動部とに対するカバー管171,172の接続態様を示した断面図である。
また、図13は、図11のケースの出口に接続されたカバー管171の構成を示す部分拡大断面図、図14は、図11のケースの入口に接続されたカバー管172の構成を示す部分拡大断面図、図15は、図14のカバー管172の変形例を示す部分拡大断面図である。
本実施の形態においては、ケース100の空間200に、回転筒体12の未挿入の部位の少なくとも一部が挿通されると示した。よって、ケース100の入口101と回転駆動部3との間、及びケース100の出口102と肛門との間に位置する回転筒体12の未挿入の部位は、図3においては、外部に露出される構成となっている。
これに限らず、図11に示すように、ケース100の入口101と回転駆動部3との間、及びケース100の出口102と肛門との間に位置する回転筒体12の未挿入の部位に、被覆部材であるカバー管171,172が被覆されていてもよい。
具体的には、図12に示すように、ケース100の出口102と肛門との間に位置する回転筒体12の未挿入の部位を被覆するカバー管171は、基端がケース100の出口102に接続された口金104に接続されることにより、ケース100に、着脱自在となるよう装着されている。
また、ケース100の入口101と回転駆動部3との間に位置する回転筒体12の未挿入の部位を被覆するカバー管172は、先端がケース100の入口101に接続された口金103に接続され、基端が回転駆動部3の回転筒体接続部14に接続されることにより、ケース100及び回転駆動部3に着脱自在となるよう装着されている。
カバー管171,172の内周の径は、ケース100の対向面100a1,100b1の間隔hと同様に、回転筒体12の外径φAよりも大きく、回転筒体12の2倍の外径2φAよりも小さくなるよう形成されている。
また、カバー管171,172は、回転筒体12が回転により捻れない程度の剛性を有したチューブ、または管から形成されている。
カバー管171は、図13に示すように、外チューブ171aと内チューブ171bとに挟持されたブレード171c及びフレックス171dと、弾性部材57とにより主要部が構成されている。
カバー管172は、図14に示すように、外チューブ172aと内チューブ172bとにより、ブレード172c及びフレックス172dが挟持されることにより主要部が構成されている。
尚、カバー管172は、図14の構成に限らず、図15に示すように、形状を維持できる単層のフレキシブルシャフト、剛性を有したチューブ等で形成してもよい。
このように、ケース100の入口101と回転駆動部3との間、及びケース100の出口102と肛門との間に位置する回転筒体12の未挿入の部位に、カバー管171,172を被覆することにより、回転筒体12のケース100の外の未挿入領域の部位が、回転により捻れてしまうことを防止することができる。
尚、上述したような、カバー管171,172の被覆は、ケース100の入口101と回転駆動部3との間と、ケース100の出口102と肛門との間に必要である。
さらに、以下別の変形例を示す。
図16は、図3のケースの対向面を有する平板の少なくとも一方が、開閉自在となる場合の、回転筒体の未挿入の部位をケースとともに拡大して示す斜視図、図17は、図16中のXVII−XVII線に沿う断面図、図18は、図17のカバー管の変形例を示す断面図である。
本実施の形態においては、挿入部2の回転筒体12がケース100の空間200に挿通されることにより、挿入部2及びケース100は、挿入部2とケース100とが一体的となった、ディスポーザブルタイプのものであるとし、使用後は廃棄すると示した。
これに限らず、挿入部2及びケース100は、ケース100を挿入部2に対して着脱自在とすることにより、使用後、洗滌消毒して再利用してもよい。
具体的には、図16に示すように、ケース100の、例えば平板100aをケース100に対して開閉自在にすれば、使用後、挿入部2をケース100から取り出して挿入部2に対して洗滌消毒を行うことができる。このことによれば、検査に関するコストを削減することができる。尚、ケース100に対して着脱自在な平板は、平板100bであってもよい。
また、ケース100が、挿入部2に対して着脱自在な場合、ケース100や、上述したカバー管171,172も、挿入部2から取り外すことができるため、ケース100及びカバー管171,172に対しても洗滌消毒を行うことができ、再利用を図ることができる。
尚、カバー管171を挿入部2の回転筒体12に対して着脱する際は、図17に示すように、カバー管171に開口171kを形成するとともに、カバー管171を可塑性のもので形成すれば、カバー管171の回転筒体12に対する着脱を容易に行うことができる。このことは、図18に示すように、カバー管171の開口171kを、回転筒体12の外径よりも大きく形成した場合であっても同様である。
尚、図17,図18のカバー管171の構成は、カバー管172に適用しても良いことは勿論である。
尚、以下、さらに別の変形例を示す。
図19は、図1のケースの出口の戴置面からの高さを調節する機構をケース100とは別体に設けた変形例を示した斜視図である。
ところで、挿入部2が挿入される被検者の肛門の、例えばベッドからの高さは、被検者の種々の個人的特徴により様々である。また、挿入部2の大腸への挿入性を高めるには、ケース100の出口102の、載置面100b2からの高さが、肛門のベッドからの高さと一致することが好ましい。即ち、ケース100の載置面100b2からの高さが調節できることが好ましい。
このような事情に鑑み、ケース100に、出口102の、載置面100b2からの高さを調節する機構を設けてもよい。
具体的には、図19に示すように、ケース100は、高さ可変機構である、複数用意された高さの異なる、ケース100とは別体の台240に、載置面100b2が載置される。
このことによれば、高さの異なる複数の台240を用意し、台240の高さを、台の個数により調節することのみで、出口102の載置面100b2からの高さを、肛門のベッドからの高さに一致させることができる。
よって、回転筒体12の大腸への挿入性を向上することができるとともに、ケース100の出口102と肛門との間に位置する回転筒体12の未挿入の部位を短くすることができる。その結果、ケース100の出口102と肛門との間に位置する回転筒体12の未挿入の部位の回転捻れを防止することができる。さらに、腸内に挿入できない、回転筒体12の未挿入の部位全体を短くすることができる
尚、出口102の載置面100b2からの高さを可変させるのに、上述したように、ケース100とは、別体の部材を別途用意しなくても実現することができる。以下、具体例を図20に示す。
図20は、図1のケースを、戴置面を変更して載置した際の、ケースと回転筒体との構成を示す斜視図である。
図20に示すように、ケース100を載置する際、載置面が、例えば平板100fの外表面100f1となるよう、ケース100を載置してもよい。即ち、図3中横置きにされていたケース100を縦置きにしてもよい。このように、ケース100を縦置きにすれば、出口102の載置面100f1からの高さを変更することができる。
尚、この場合、出口102の載置面100f1からの高さは、一義的にのみしか可変できないため、図20に示すように、出口102は、平板100dにおいて複数形成しても構わない。
また、入口101も、複数形成しても構わないし、さらに、入口101に関しては、平板100c以外、例えば平板100eに形成しても構わない。
さらに、ケース100を縦置きにする場合は、ケース100に、ケース100の上面となる平板100eを設けなくともよい。
ここで、ケース100を、載置面を100f1として縦置きにした際、ケース100に、出口102の載置面100f1からの高さを可変させる機構を、一体的または別途設けてもよい。以下、具体例を、図21〜図25に示す。
図21は、図20のケースの出口の戴置面からの高さを変える別の機構を、ケースとは別体に設けた変形例を示す斜視図である。
図21に示すように、ケース100の載置面100f1が載置された台241の下面に、ネジ261を有する可変部材である高さ可変部材260を接続されていてもよい。
このような構成によれば、ネジ261が回動されることのみによりケース100、即ちケース出口102の載置面100f1からの高さを容易に調節することができる。
次に、ケース100の高さ可変機構をケース100にも設けた例を示す。
図22は、図20のケースの出口の戴置面からの高さを変える機構をケースに設けた例を示す斜視図、図23は、図22中のIIXIII−IIXIII線に沿う断面図である。
図22、図23に示すように、ケース100の平板100a,100bの外表面に、平板100e,100fを連結する方向に沿って、複数の突起108,109が、突起108と突起109とが対向するよう、それぞれ設けられていてもよい。尚、複数の突起108,109の内、互いに対向する1組の突起108,109は、載置面100f1から同じ高さに設けられている。
このような突起108,109を有するケース100は、可変機構である台270に固定されている。台270は、基台271と、基台271からケース100を挟持するよう起立する2本の支柱272と、該2本の支柱の先端に形成された、突起108,109にそれぞれ係合される係合部273とにより主要部が構成されている。ケース100は、台270の係合部273に、突起108,109がそれぞれ係合されることにより、台270に固定されている。
よって、このような構成によれば、係合部273の、突起108,109に対する係合位置を、高さ方向に変えることのみにより、ケース出口102の載置面100f1からの高さを調節することができる。
尚、この際、基台271の表面積を、ケース100の載置面100f1の表面積よりも大きく形成することにより、ケース100を、安定してベッド等に載置することができる。
図24は、図20のケースの出口の戴置面からの高さを変えるさらに別の機構をケースに設けた変形例を示す斜視図である。
図24に示すように、ケース100の平板100a,100bの外表面に、それぞれ平板100e,100fを連結するスライド溝100mが設けられていてもよい。
また、該スライド溝100mには、台87から起立しケース100を挟持する2本の支柱88が係合されており、該2本の支柱88とスライド溝100mにより、ケース100は、高さ方向にスライド自在となっている。
このような構成によれば、ケース100を2本の支柱88に対して所望の高さ方向にスライド移動させた後、所望の高さにおいて、ネジ211により、ケース100を2本の支柱88に対して固定すれば、ケース出口102の載置面100f1からの高さを容易に調節することができる。
図25は、図20のケースの出口の戴置面からの高さを変えるさらにまた別の機構をケースに設けた変形例を示す図である。
図25に示すように、ケース100は、使用者の力で可変可能な金属製の板により、台281と一体的に形成されていてもよい。従って、ケース100は、台281に対して、傾き角度を自在に、傾けることができる。
このような構成によれば、通常、載置面からt1の高さに開口した出口102を、ケース100を台281に対して傾けることのみにより、載置面からの高さを、t1よりも低い、所望の高さにt2に調節することができる。
さらに、以下、別の変形例を示す。
図26は、図1のケースに、固定アームを設けた変形例を示す斜視図、図27は、図26のケースを、固定アームを用いてベッドに接続した例を概略的に示す図である。
図26に示すように、ケース100に、固定手段である固定アーム93を設け、該固定アーム93を、ベッド98に接続、固定できるようにしてもよい。
このように、ケース100を、ベッド98に固定することができれば、ケース100を、ベッド98上に載置する必要がなくなるため、載置の際の省スペース化を図ることができる。
また、肛門のベッド98からの高さとケース100の出口102の載置面100f1からの高さが一致するよう、ケース100をベッド98に固定することができる。尚、固定アーム93を用いたケース100の固定は、ベッド98に限定されない。
尚、本実施の形態においては、回転筒体12は、大腸内に挿入されると示した。これに限らず、医療用の内視鏡装置1においては、回転筒体12は、体腔内であれば、どこに挿入してもよいことは云うまでもない。尚、この際も本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらには、医療用に限らず、工業用の内視鏡に本実施の形態を適用しても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲で幾多の変化がなしえることは勿論である

Claims (14)

  1. 細長な内視鏡挿入部を回転させることにより、前記内視鏡挿入部を被検部位に挿入するか被検部位から抜去するかの少なくとも一方を行う内視鏡装置において、
    前記内視鏡挿入部の前記被検部位への未挿入の部位の少なくとも一部に、前記内視鏡挿入部の前記未挿入の部位が挿通される、対向する少なくとも2面により形成された空間を有する挿入補助具が設けられていることを特徴とする内視鏡装置
  2. 前記挿入補助具の前記対向する2面の間隔は、前記内視鏡挿入部の外径より大きく、前記内視鏡挿入部の外径の2倍よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記挿入補助具の前記空間に挿通された前記内視鏡挿入部の前記未挿入の部位は、前記空間に、自由曲面形状を有して配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記挿入補助具に、前記内視鏡挿入部の未挿入の部位の少なくとも一部が出入りする開口が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内視鏡装置。
  5. 前記挿入補助具は、前記内視鏡挿入部の前記未挿入の部位の少なくとも一部を覆う閉塞部材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内視鏡装置。
  6. 前記挿入補助具の前記内視鏡挿入部の対向面は、前記内視鏡挿入部の外周を構成する面の摩擦係数よりも、低摩擦係数の面により形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の内視鏡装置。
  7. 前記挿入補助具は、戴置面に、前記挿入補助具を固定する固定部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内視鏡装置。
  8. 前記挿入補助具は、前記内視鏡挿入部の前記未挿入の部位の少なくとも一部に対し、着脱自在であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の内視鏡装置。
  9. 前記挿入補助具の前記開口に、前記被検部位への前記内視鏡挿入部の挿入を推進する推進力発生部材が設けられていることを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載の内視鏡装置。
  10. 前記挿入補助具の前記開口に、前記内視鏡挿入部の未挿入の部位であって、前記挿入補助具外の部位を被覆する被覆部材が設けられていることを特徴とする請求項4〜9のいずれかに記載の内視鏡装置。
  11. 前記挿入補助具に、前記挿入補助具の前記開口の前記載置面からの高さを可変する可変機構が設けられていることを特徴とする請求項4〜10のいずれかに記載の内視鏡装置。
  12. 前記挿入補助具に、該挿入補助具を固定する固定手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の内視鏡装置。
  13. 請求項1〜12に記載の挿入補助具が、前記内視鏡挿入部の前記未挿入の部位の少なくとも一部に設けられていることを特徴とする内視鏡装置の内視鏡挿入部。
  14. 請求項13に記載の内視鏡挿入部の前記未挿入の部位の少なくとも一部に設けられていることを特徴とする内視鏡挿入部の挿入補助具。
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