JPWO2006129686A1 - 身頃筒状部に開き部を有するニットウエアおよびその編成方法 - Google Patents

身頃筒状部に開き部を有するニットウエアおよびその編成方法 Download PDF

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Abstract

開き部の重なり状態を自由に設計し、開口部の形状を所望の形状となるように身頃に開き部を有するニットウエアを編成する。以下のa)からf)のステップを含む編成を行う。a)身頃筒状部(身頃)は、左右の前身頃の編地を開き部の重なり部分で突き合わせ、後身頃の編目を係止する針床上に前後の編地の境界部を位置させ、身頃を開き部を折り返し位置として接合開始位置まで折り返し編成する。b)身頃の一方の境界部が前後の針床の間に位置するように身頃を回転させる。c)身頃の一方の境界部および左右一方の袖筒状部(袖)の境界部において、身頃と袖とを接合して筒状部に形成する。d)身頃の他方の境界部が前後の針床の間に位置するようにステップcの筒状部を回転させる。e)身頃の他方の境界部および他方の袖の境界部において、身頃と袖とを接合して筒状部に形成する。f)ステップeの筒状部を、開き部を折り返し位置として折り返し編成する。

Description

本発明は、横編機を用いて無縫製で編成される身頃筒状部と袖筒状部とを無縫製で接合して形成され、身頃筒状部に開き部を有するニットウエアの編成方法に関する。
身頃筒状部に開き部を有するニットウエアとしては、例えば、カーディガンやジャケット、さらに、ワンピースの裾に形成するスリットなどが挙げられる。例えば、横編機を用いてカーディガンを編成する場合には、前身頃を右前身頃と左前身頃とに分けて、これら左右の前身頃に開き部を形成している。そして、右前身頃の開き部と左前身頃の開き部の重なり部分をつき合わせた状態で、セーターを編成する場合と同じように編成する。具体的には、身頃は裾部分から、袖は袖口部分から編み出して、身頃を前身頃中央で不連続な筒状に編成していくとともに、袖は連続した筒状に編成していく。そして、身頃筒状部と袖筒状部とを袖ぐり部分で接合する。
ところで、カーディガンの場合、前記開き部は、通常、ボタンで閉じるようにしているために、前身頃は、開き部の閉じる部分が重なるように編成する。前身頃では、この重なり部分を要することから、右前身頃と左前身頃とを開き部の重なり部分で突き合わせた状態での前身頃全体の編地の編幅方向長さと、後身頃の編地の編幅方向長さは、前身頃の編地全体の編幅方向長さの方が長くなる。
そのため、従来では特許文献1に示すように、脇下位置までは、身頃筒状部は、前針床に係止される編目の数と後針床に係止される編目の数がほぼ同数となるように編成している。そして、前後の針床に係止される編目をほぼ同数とするために、前身頃の脇側の編目を形成する適宜数の編目を後身頃の編地の編目が係止される針床に回し込んだ状態でいわゆるC編みにより折り返し編成しながら筒状に編成している。即ち、前身頃の編地と後身頃の編地の境界部を、後身頃の編地の編目が係止される後針床上に位置させた状態で前後の身頃をC編みにより筒状に編成している。
特許文献1に示す編成方法では、身頃筒状部と袖筒状部との接合を行う前までに、身頃の前後の編地の境界部が前後の針床の間に位置するように、前身頃の編地について編目を減らす編成を行っている。具体的には、前身頃の編目を減らしていくことにより開き部で形成される開口部をVネック状に広げていく編成を行う。それと同時に、編目の減らしにより形成される空針を利用して、後身頃側に回し込んでいた前身頃の境界部側の編目を前針床に戻すようにする。このように編成することにより、脇下、即ち、身頃筒状部と袖筒状部との接合開始位置において、前身頃の編地の編目が全て前針床に、後身頃の編地の編目が全て後針床に係止された状態になる。そして、この状態で袖筒状部と身頃筒状部とを一体にして筒状に折り返し編成しながら、肩に向けて編成していく。
なお、特許文献1では、前身頃の編目を減らして接合する編成方法として、次の二通りの方法が提案されている。一つは、右前身頃については、前身頃と後身頃の境界部を前後の針床の間に位置させ、左前身頃の前後の境界部を後身頃の編地が係止される後針床に回し込んでおく。そして、左右の前身頃について開き部側端部の編目を減らした後、左前身頃の境界部が前後の針床の間に位置するように、後針床に回し込んでいた編目を前針床に移した後、身頃筒状部と袖筒状部との接合を開始する。
また、他の一つは、左右の前身頃について、前後の境界部を後身頃の編地が係止される後針床に回し込んでおく。そして、左右の前身頃について開き部側端部の編目を減らした後、左右の前身頃の境界部が前後の針床の間に位置するように、後針床に回し込んでいた編目を前針床に移した後、身頃筒状部と袖筒状部との接合を開始する。
国際公開第2002/070800号パンフレット
しかしながら、特許文献1に示す編成方法では、身頃筒状部と左右の袖筒状部とを同時に接合するようにしていたため、身頃筒状部と袖筒状部との接合を開始する時点で、各筒状部における前後の編地の境界部を、前後の針床の間に位置させた状態で接合する必要がある。このように、身頃筒状部と左右の袖筒状部とを同時に接合するためには、接合開始位置である脇下のところで、後身頃側に回し込まれていた前身頃の編地の編目が前針床に戻るようにしなければならない。従って、開き部の重なり部分は、常に、脇下、即ち、身頃筒状部と袖筒状部との接合開始位置よりも下方位置で形成するようにしていた。
なお、特許文献1に示す編成方法では、横編機を用いて無縫製でカーディガンを編成する場合に、脇下を越えた位置、即ち、身頃筒状部と袖筒状部との接合開始位置よりも上方位置で開き部の重なり部分を形成することについては検討されていない。そのため、浅いVネック型の開口部や丸首型の開口部を形成するための編成方法の確立が必要となっていた。
本発明は、身頃筒状部に開き部を有するニットウエアを無縫製で編成する場合であっても、開き部の重なり状態を自由に設計して、ニットウエアの開口部の形状を所望の形状となるように編成できる身頃筒状部に開き部を有するニットウエアおよびその編成方法を提供することを目的とする。
本発明の身頃筒状部に開き部を有するニットウエアの編成方法は、左右方向に延び、かつ、前後方向に互いに対向する少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前後の針床の間で編目の目移しが可能な横編機を用いて、身頃を形成する筒状部(以下身頃筒状部という)と袖を形成する筒状部(以下袖筒状部という)とが接合され、身頃筒状部に開き部を有するニットウエアを編成する方法である。
そして、本発明の編成方法は、以下のステップを有するように編成することを特徴とする。
a) 身頃筒状部は、前後の身頃のうち、右身頃と左身頃に分かれて開き部を有する前身頃の編地または後身頃の編地を、開き部の重なり部分を突き合わせた状態として、開き部を有さない側の身頃の編地の編目を係止する針床上に、身頃の前後の編地の境界部を位置させて、この前後の編地を前記開き部を折り返し位置として接合開始位置まで折り返し編成で筒状に編成するステップ。
b) 身頃筒状部の左右一方の境界部が前後の針床の間に位置するように身頃筒状部を回転させるステップ。
c) 身頃筒状部の一方の前記境界部および左右一方の袖筒状部の接合側境界部とを対向させた状態で、身頃筒状部と袖筒状部とを接合して一つの筒状部に形成するステップ。
d) 身頃筒状部の他方の境界部が前後の針床の間に位置するようにステップcで形成された筒状部を回転させるステップ。
e) 身頃筒状部の他方の前記境界部および他方の袖筒状部の接合側境界部とを対向させた状態で、身頃筒状部と袖筒状部とを接合して一つの筒状部に形成するステップ。
f) ステップeで形成された筒状部を、前記開き部を折り返し位置として肩に向けて折り返し編成していくステップ。
本発明では、身頃筒状部は、開き部を有するようにしているので、完全な筒状ではないが、ニットウエアを着用するときは、開き部の重なり部分を閉じるので、開き部を閉じた状態では筒状となる。そこで、本発明では、身頃筒状部は、横編機による編成中は、開き部の重なり部分を突き合わせた状態を筒状と定義し、ニットウエアの完成後は、開き部の重なり部分を閉じた状態を筒状と定義する。
身頃筒状部の境界部は、設計された開き部の重なり状態に応じて、袖筒状部との接合が行われる前に、接合直前における針床での境界部の位置を仮想的に設定して位置づけする。
身頃筒状部の境界部の設定は、襠の形成の有無にかかわらず、筒状部の接合が完了した時に、前身頃と後身頃のうち、開き部を有する身頃の編地の編幅方向長さが他方の身頃の編地の編幅方向長さよりも長くなるように設定する。
例えば、身頃筒状部と一方の袖筒状部とを接合する場合としては、襠が形成されることなく接合される場合と、襠の長さが前後の編地で同じ長さとなるように襠が形成されて接合される場合と、襠の長さが前後の編地で異なるように襠が形成されて接合される場合とがある。いずれの場合も、接合部分を除いた編地部分について、開き部を有する前後一方の身頃の編地の編幅方向長さが他方の身頃の編地の編幅方向長さよりも長くなるように境界部を設定する。
また、袖筒状部も、前後の編地の身頃筒状部と接合する側の境界部を、接合直前において一方の針床上に位置するように設定することが好ましい。この袖筒状部の境界部も、接合が行われる前の袖筒状部について、接合直前における針床上での境界部の位置を仮想的に設定する。そして、袖筒状部は、前記境界部が接合直前において一方の針床上に位置する場合には、前記ステップbおよびステップdにおいて、この接合側境界部が前後の針床の間に位置するように袖筒状部も回転させる。この場合、接合開始前の状態で、前後の編地の編幅方向長さを同じ長さとする場合でも、境界部の一方を前針床に、他方の境界部を後針床上に位置させた状態から、境界部が針床間に位置するように袖筒状部を回転させるようにしてもよい。また、接合開始前の状態で、袖筒状部の前後の編地の編幅方向長さが異なる場合には、一方の針床上に位置する袖筒状部の接合側境界部を、前後の針床間に位置するように袖筒状部を回転させる。
前記した境界部の設定は、身頃筒状部、袖筒状部のいずれについても、接合直前で所定の位置となるように、筒状部の編み始めの段階で境界部を設定してもよいし、接合開始位置に至る途中の編成段階で境界部を設定してもよいし、接合開始直前で境界部を設定してもよい。筒状部を編み始める段階とは、例えば、ゴム編で編成される袖口または裾の編成を開始する時点、または、ゴム編の袖口または裾の編成が完了して、それに続いて形成される編地部分を編み始める時点をいう。
そして、身頃筒状部と一方の袖筒状部とを接合する場合には、前記ステップcおよびステップeの編成において、前側編地同士、後側編地同士を、重ね目をして接合を行うことができる。この重ね目は、一目でもよいし、複数目でもよい。重ね目の数を多くする場合には、接合部分に襠を形成できる。
また、身頃筒状部と一方の袖筒状部とを接合する場合、前側編地同士、後側編地同士を、境界部を挟んで重ね目をして伏せ目処理を行うことにより襠を有する接合を行うこともできる。
そして、接合部分に襠を形成する場合、前後の編地で襠の大きさが異なるようにすることもできる。この場合は、伏せ目処理する編目数を、前後の編地で異なるようにする。
さらに、前後の襠の大きさを異なるようにするだけでなく、筒状部の接合が完了した時点での前後の編地の編幅方向の長さも異なるようにすれば、ニットウエアの形状を、人体形状に合った形状となるように編成することができる。なお、前側編地と後側編地の襠の長さが異なる場合としては、一方の編地に襠が形成されない場合も含む。
本発明の身頃筒状部に開き部を有するニットウエアとしては、カーディガン、ジャケット、前開きのワンピース、後開きのワンピースなどが挙げられる。例えば、前開きのニットウエアを編成する場合には、前身頃を右前身頃と左前身頃に分けて、右前身頃と左前身頃とに開き部を形成するように、前後の身頃の編地を筒状に編成し、身頃筒状部と袖筒状部とを接合する。
前開きのニットウエアを編成する場合には、前身頃の開き部の形状、開き部の重ね量など、設計された前開きのニットウエアの形状に応じて、前身頃全体の編地の編幅方向長さが後身頃の編地の編幅方向長さよりも長くなるように、前身頃の編地と後身頃の編地の境界部を設定する。
さらに、前開きのニットウエアを編成する場合には、裾から、身頃筒状部と袖筒状部との接合開始位置よりも上方に至るまで開き部の重なり部分が形成されるように身頃筒状部を編成することができる。このように開き部を形成することにより、身頃筒状部と袖筒状部との接合開始位置よりも上方において、開き部で開口部を形成することができる。開口部とは、開き部の重なり部分より上方に形成される左右の開き部が重ならない部分で形成される衿ぐりに連続する部分をいう。開口部の形状としては、Vネック状、Uネック状、丸首状などが挙げられる。さらに、開き部の重なり部分は、身頃の中央部分に形成するようにしてもよいし、この中央部分から左右にずれた位置に形成するようにしてもよい。
なお、前記した筒状部の回転とは、筒状部の編幅両端部の編目のうち、針床に係止される筒状部の対角線上に位置される編目を対向する針床の針に移しながら編地全体を回す動作をいう。
また、本発明では、多数の編針を装着した針床を前後に対向して設けた横編機を使用して、上記した編成方法により、前身頃を右前身頃と左前身頃に分けて、これら右前身頃と左前身頃に開き部を形成し、これら開き部の重なり部分が、裾部から身頃筒状部と袖筒状部との接合開始位置より上方に至るまで形成されるように身頃筒状部が無縫製で編成され、かつ、身頃筒状部と袖筒状部とが無縫製で接合された前開きのニットウエアを提供できる。
身頃筒状部に開き部を有するニットウエアは、前身頃と後身頃のうち、開き部を有する身頃の編地全体の編幅方向長さが、他方の身頃の編地の編幅方向長さより長くなる。本発明の身頃筒状部に開き部を有するニットウエアの編成方法では、まず、前後の身頃の編地の編幅方向長さが異なっても、身頃筒状部を接合側境界部が前後の針床の間に位置するように回転させた後、この身頃筒状部を、接合側境界部において一方の袖筒状部と接合して一つの筒状部に形成する。そして、この一体化された筒状部を、身頃の境界部が前後の針床の間に位置するように回転させた後、他方の袖筒状部と接合する。この編成方法により、身頃筒状部を境界部において、左右の袖筒状部と接合することができる。
このようにして、身頃筒状部と左右の袖筒状部とを接合するので、開き部の形状、開き部の重ね量に関係なく、身頃筒状部と袖筒状部との接合を行うことができる。
その結果、従来編成できなかった、丸首型や、Uネック型や、浅いVネック型の開口部を有するカーディガンの編成が可能となる。
さらに、開き部の重なる部分の大きさを考慮して、身頃筒状部と袖筒状部との接合位置を決定するため、ニットウエアの着用時に開き部を重ね合わせても、袖の位置を自然な位置にできるので、美しいシルエットを得ることができる。
次に本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて以下に詳細に説明する。以下に示す実施形態は、左右方向に延び、かつ、前後方向に互いに対向する前後一対の針床を有し、後針床が左右にラッキング可能で、しかも、前後の針床の間で編目の目移しが可能ないわゆる2枚ベッドの横編機を用いて丸首型のカーディガンを作製する。以下に示す実施形態では、丸首型のカーディガンの編成方法についてのみ説明するが、Uネック型や、浅いVネック型のカーディガンも当然編成が可能である。さらに、以下に示す実施形態では、開き部の重なり部分の形成位置が、身頃の幅方向中心となっているが、開き部の重なり部分は、身頃の中心に対して左右に振った位置としてもよい。
以下に示す各実施形態は、2枚ベッドの横編機で筒状の編地を編成する場合には、前後の各針床においてそれぞれ1本おきの針を用いて編成を行う。例えば、前針床の奇数番目の針を主として身頃筒状部の前身頃の編地(以下前側編地という。)や袖筒状部の前側編地を編成するために用い、後針床の偶数番目の針を主として身頃筒状部の後身頃の編地(以下後側編地という。)や袖筒状部の後側編地を編成するために用いる。
さらに、2枚ベッドの横編機では、前針床で前側編地を編成する際、前針床において編目が係止されている針と対向する後針床の針は空針となり、また、後針床で後側編地を編成する際には、後針床において編目が係止されている針と対向する前針床の針は空針となる。その結果、2枚ベッドの横編機は、前後の編地はそれぞれ対向する針床に目移し用の空針を常に確保できる。
2枚ベッドの横編機では、空針を用いることにより、リンクス、ガーター、リブなどの表目と裏目が混在した組織柄を編成したり、前後の編目を編幅方向に移動させて互いに接合することができるようになっている。
また、2枚ベッドの横編機を用いる場合、前後針床の一方または両方の上位にトランスファージャックを列設したトランスファージャックベッドを設けて編地を編成するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、2枚ベッドの横編機を用いてカーディガンを編成するようにしている。しかし、本発明は、上部前針床、下部前針床、上部後針床、そして下部後針床からなる4枚ベッドの横編機を用いて編成することもできる。
4枚ベッドの横編機を用いる場合には、例えば、下部前針床で主として前側編地を編成し、下部後針床で主として後側編地を編成する。そして、上部後針床を前側編地を編成する際の空針として前側編地の目移し、裏目の形成等に用い、上部前針床を後側編地を編成する際の空針として後側編地の目移し、裏目の形成等に用いる。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るカーディガンについて前身頃側から見た身頃と袖のパーツの平面図である。図2は、前記カーディガン101を本発明の編成方法で編成するための編成工程図を示す。
第1実施形態で編成されるカーディガン101は、丸首の衿ぐりを有する長袖タイプのカーディガンで、身頃2、左袖3、右袖4を有している。さらに、身頃2は、右前身頃201a、左前身頃202a、後身頃2bから構成されている。
右前身頃201a、左前身頃202a、後身頃2bは、図1に示すように、裾部81、脇部82、袖ぐり部83、衿ぐり部84を有している。本実施形態では、前身頃は、前開きの形状とするために、右前身頃201a、左前身頃202aとに分けて、右前身頃201aに開き部S1を、左前身頃202aに開き部S2を形成している。これら開き部S1,S2の一部(衿ぐり部84の一部となる開口部を除いた部分)を重ね合わせることにより、前身頃を閉じた状態にすることができる。
本実施形態では、身頃を前開きに形成し、開口部を除いた開き部S1,S2を重ねるようにしている。そのため、右前身頃201aと左前身頃202aとを開き部S1,S2の重なり部分においてつき合わせた状態としたとき、右前身頃201aの編地の編幅方向長さと左前身頃202aの編地の編幅方向長さとを足した前身頃全体の編幅方向長さが、後身頃2bの編地の編幅方向長さよりも長くなる。また、左袖3、右袖4は、前側編地3a,4aの幅の寸法と後側編地3b,4bの幅の寸法は同じ大きさになっている。
本実施形態では、身頃は、右前身頃201aと左前身頃202aの開き部S1,S2を折り返し位置となるように、右前身頃201a、後身頃2b、左前身頃202aが連続するように筒状に折り返し編成される。また、左右の袖3,4は筒状に周回編成される。
本実施形態では、身頃、袖の左右を表す用語、例えば、左袖3や右袖4などの右と左は、カーディガン101を着用した状態の着用者を基準にしている。
なお、身頃2は、前身頃に開き部を有するが、身頃2と袖3,4を接合するまでは、右前身頃201aと左前身頃202aの開き部S1,S2の重なり部分をつき合わせた状態で筒状に編成していくので身頃は筒状に形成される。本実施形態では、身頃筒状部を単に身頃2といい、左右の袖筒状部は、右袖4、左袖3という。
次に、本実施形態のカーディガン101の編成手順について説明する。本実施形態では、後身頃2b、左袖3および右袖4の後側編地3b,4bは、主として後針床上の偶数番目の針を使用して編成される。右前身頃201aの編地、左前身頃202aの編地、左袖3および右袖4の前側編地3a,4aは、主として前針床上の奇数番目の針を使用して編成される。
カーディガン101における右前身頃201a、左前身頃202a、後身頃2b、袖3,4の編み組織は、説明の便宜上、平編みの無地とし、右前身頃201a、左前身頃202a、後身頃2bの裾部81と、袖3,4の袖口部分30,40はリブ編としている。但し、右前身頃201a、左前身頃202a、後身頃2b、右袖4、左袖3は、ジャガードやリブ等の組織柄のものであってもよい。
まず、身頃編成用と左右の袖編成用に3つの給糸口を用意し、各給糸口から針床の針に編糸を供給して、右袖、身頃、左袖の3つの筒状体を編成していく。
具体的には、図1に示すように右前身頃201a、左前身頃202a、後身頃2bは、裾から袖との接合開始位置(A,a,C,c)まで、右前身頃201aと左前身頃202aの開き部S1,S2をつき合わせた状態で折り返し編成(C編み)しながら筒状に編成していく。左袖3と右袖4は、袖口から身頃との接合開始位置(E,e,G,g)まで筒状に周回編成していく。
そして、身頃2と左袖3とは、左前身頃202aの点Aと左袖3の点E、点Gと後身頃2bの点Cにおいて接合され始める。また、身頃2と右袖4とは、右前身頃201aの点aと右袖4の点e、点gと後身頃2bの点cにおいて接合され始める。本実施形態では、身頃と袖の接合を開始するまでの間は、身頃2と左袖3と右袖4とは、それぞれ独立した筒状の編地として編成する。
さらに、本実施形態では、図2に示すように、前記した点Aと点Cが、身頃2を筒状に編成したときの左前身頃202aと後身頃2bとの境界部Zとなり、前記した点aと点cが、身頃2を筒状に編成したときの右前身頃201aと後身頃2bとの境界部Zとなる。さらに、図2に示すように、前記した点Eと点Gが、左袖3を連続した筒状に編成したときの前側編地3aと後側編地3bの接合側境界部Yとなり、前記した点eと点gが、右袖4を連続した筒状に編成したときの前側編地4aと後側編地4bの接合側境界部Xとなる。
本実施形態では、左前身頃202aのA-B、右前身頃201aのa-b、後身頃2bのC-D,c-d、左袖3の前側編地3aのE-F、左袖3の後側編地3bのG-H、右袖4の前側編地4aのe-f、右袖4の後側編地4bのg-hが襠となる。左前身頃202aのA-Bと左袖3の前側編地3aのE-Fとが接合され、右前身頃201aのa-bと右袖4の前側編地4aのe-fとが接合される。さらに、後身頃2bのC-Dと左袖3の後側編地3bのG-Hとが接合され、後身頃2bのc-dと右袖4の後側編地4bのg-hとが接合される。本実施形態では、前側編地の襠の長さと後側編地の襠の長さとを同じ長さにしている。そして、襠部分の接合が完了すると、身頃と袖が統合されて1つの筒状部となる。
身頃2と左右の袖3,4の接合が開始されると、身頃2と左右の袖3,4とが接合されて一体となった筒状部を、開き部S1,S2において、折り返し編成を行いながら、身頃の袖ぐり部83に、左右の袖3,4が接合された状態となるように、肩に向けて編目を減らしながら編成していく。身頃2と袖3,4との接合が完了した後は、身頃の残りの肩部分を編成し、前身頃と後身頃を接合してカーディガン101が完成する。
本実施形態は、身頃2と袖3,4が、前側編地の襠部分(ウェール数)と、後側編地の襠部分(ウェール数)とが同じ大きさでありながら、身頃2については、前後の編地の編幅方向長さ(ウェール数)が、前側編地(前身頃全体の編地)の編幅方向長さが後側編地の編幅方向長さよりも長くなる。そのため、本実施形態では、図2に示す編成工程図に示す編成方法により身頃と袖とを接合する。
本実施形態のカーディガン101の編成および接合の方法について具体的に図2に基づいて説明する。図2の編成工程図では、身頃2と袖3,4の接合を開始する直前から、襠形成が完了して肩を接合する手前までの編成方法を示す。なお、図2において、左の数字は、編成工程のステップを示しており、各ステップで示す四角形状は筒状の編地の状態を示している。この四角形状の下部の線が前針床の針に係止される編地を示し、上部の線が後針床の針に係止される編地を示している。さらに、四角形状の線上に記されるX,Y,Zは、前側編地と後側編地との境界部を示す。以下の他の実施形態において用いる編成工程図も同様である。
そして、以下の編成工程により身頃2と左右の袖3,4を編成し、身頃2に対して、左右の袖3,4を順次接合していく。
図2に示すステップ1は、身頃2と左右の袖3,4を、身頃2と袖3,4との接合を開始する直前まで、それぞれ独立して筒状に編成した状態を示している。中央が身頃2でその両側で左右の袖3,4が編成される。図2において、身頃の右前身頃201aと後身頃2bの境界部、左前身頃202aと後身頃2bの境界部をZで示している。左袖3については、前側編地3aと後側編地3bとの境界部をY,Yで示し、右袖4については、前側編地4aと後側編地4bとの境界部をX,Xで示している。さらに、身頃2は、左前身頃202aと右前身頃201aとの分け目を開き部S1,S2としている。ステップ1では、右前身頃201aの開き部S1と左前身頃202aの開き部S2がつき合わされた状態になっている。
ステップ1では、身頃2の境界部Zは、後針床において、編地の編幅中心に対して左右対称となるように位置させる。左袖3の境界部Y、右袖4の境界部Xは、身頃2との接合側の境界部が前針床に位置され、他方の境界部が後針床に位置されるように、編幅中心に対して左右対称となるようにする。本実施形態では、身頃2の境界部Zは、後側編地の編幅方向の編目数が、前側編地全体の編幅方向の編目数よりも少なくなるように設定しており、左袖3の境界部Y、右袖4の境界部Xは、前後の編地の編幅方向の編目数が同数となるように設定している。
そして、身頃2の編地を、左前身頃202aと右前身頃201aの開き部S1,S2の重なり部分をつき合わせたまま、左袖3と接合する側の境界部Zが前後の針床の間に位置するように時計回りに回転させる。左袖3は、接合側境界部Yが前後の針床の間に位置するように、時計回りに回転させながら身頃2に近づけて、身頃2と左袖3とを隣接させる(ステップ2)。このステップ2での動作により、身頃2の境界部Zと左袖3の境界部Yとが前後の針床の間で対向した状態になる。
そして、ステップ2の状態から、身頃2と左袖3とを境界部Z,Yから接合していく。具体的には、身頃2と左袖3とを、境界部Z,Yから前側編地同士、後側編地同士で重ね目をした後に伏せ目処理をすることにより接合を行う。襠の形成は、身頃2については、前側編地(左前身頃202aの編地)は点Aから点Bまで、後側編地(後身頃2bの編地)は点Cから点Dまで行い、左袖3については、前側編地3aは点Eから点Fまで、後側編地3bは点Gから点Hまで行う(ステップ3)。伏せ目処理による接合が終了した時点がステップ4の状態となる。ステップ4の状態で、身頃2と左袖3とは接合されて一つの筒状部となる。
そして、身頃2と左袖3とが接合されて襠の形成が完了した後、右袖4を身頃2に近づける。このとき右袖4は、接合側境界部Xが前後の針床の間に位置するように、反時計回りに回転させながら身頃2に近づけて身頃2に隣接させる。また、身頃2と左袖3とが一体化された筒状部を、右袖4と接合する側の境界部Zが前後の針床の間に位置するように反時計回りに回転させる(ステップ5)。このステップ5での動作により、身頃2の境界部Zと右袖4の境界部Xとが前後の針床の間で対向した状態になる。
そして、ステップ5の状態から、身頃2と右袖4とを境界部Z,Xから接合していく。具体的には、身頃2と右袖4とを、境界部Z,Xから前側編地同士、後側編地同士で重ね目をした後に伏せ目処理をすることにより接合を行う。襠の形成は、身頃2については、前側編地(右前身頃201aの編地)は点aから点bまで、後側編地(後身頃2bの編地)は点cから点dまで行い、右袖4については、前側編地4aは点eから点fまで、後側編地4bは点gから点hまで行う(ステップ6)。伏せ目処理による接合が終了した時点がステップ7の状態となる。ステップ7により、身頃2に左袖3と右袖4が接合されて一つの筒状部となる。
次に、接合されていない右袖側の境界部Xと、左袖側の境界部Yと、左右の接合部X,Z及びY,Zとが開き部S1,S2を中心として左右対称となるように、筒状部を時計周りに回転させてステップ8の状態にする。この状態から身頃2と左右の袖3,4とが肩まで接合されていくように筒状に連続編成していく。
そして、肩を接合してカーディガンの編成が完了したときの、身頃と袖の接合開始位置での断面がステップ9の状態となる。ステップ9では、右前身頃201aの開き部S1と左前身頃202aの開き部S2が重なった状態となる。本実施形態では、図1に示すような開き部の重なりが身頃と袖の接合開始位置よりも上方に至るので、丸首の開口部が形成されるようにカーディガンを編成できる。
ところで、通常、筒状部を回転させたときは、一方の針床から他方の針床に移された編目には捻れが生じる。そして、境界部は、針床に係止されている編地の編幅端部からの位置が、接合開始直前での位置と、襠形成後における位置とで異なる場合には、捻れた編目が針床に残ったまま、その捻れた編目に連続して編目が形成されてしまう。
そこで、本実施形態では、左右の袖3,4の非接合側境界部は、針床に係止されている編地の編幅端部からの位置が、接合開始直前での位置と、襠形成後のステップ8の状態のときの位置とが同じ位置となるように境界部X,Yの位置を設定している。このように、境界部を設定することにより、筒状部の接合前後で、境界部の非接合側編幅端部からの位置が同じ位置となり、接合後において、捻れた編目が形成されず、襠形成後にそのまま編成を行うことができる。
<第2実施形態>
第2実施形態を、図3のパーツ図と、図4の編成工程図に基づいて説明する。第2実施形態も、カーディガンの編成方法を示している。第2実施形態は、第1実施形態と同じ構成部分については、同じ符号で示し、説明は省略する。
第2実施形態の第1実施形態と異なる点は、図3に示すように、襠の大きさが前後の編地で異なり、前側編地の襠の長さが、後側編地の襠の長さより長くなるようにしている点である。さらに、図4のステップ1に示すように、左右の袖の境界部X,Yの位置の設定が、何れも前後の針床の間に位置するように設定されている点も第1実施形態と異なる。
第2実施形態のカーディガンの編成方法は、基本的には、第1実施形態と同じである。但し、ステップ2において、左袖3を回転させないで身頃2に近づけること、ステップ5において、右袖4を回転させないで身頃2に近づけること、そして、襠を形成するための重ね目と伏せ目の数が前側編地の方が多くなるように編成していることだけが第1実施形態と異なる。
その他の編成および接合方法は、図4のステップ1からステップ9に至るまで、第1実施形態と同じ方法で行う。
第2実施形態では、前側編地の襠の大きさを後側編地の襠の大きさよりも大きくしているので、前身頃の開き部の重ねる部分を身頃と袖との接合開始位置よりも上方まで至るように編成できながら、人体の形状にフィットしたカーディガンを編成できる。
本発明では、ステップ5に示すように、身頃と一方の袖とが接合されて形成される筒状部を、他方の袖と接合するために回転させるようになっている。そのため、身頃と一方の袖が一体化された筒状部を回転させると、接合部分(Z,Y)は引き離す方向に引っ張られる(ステップ5)。
したがって、開き部の重なり部分を大きく形成するためには、この接合部分が引っ張られても糸が切れないようにする必要がある。しかしながら、襠を形成することによりこの問題は解消できる。
但し、襠を有さない場合でも、開き部の重なり部分の大きさは制限されるが、身頃2と袖3,4との接合開始位置よりも上方まで開き部の重なり部分を有するように編成することはできる。この場合、身頃2と袖3,4とを接合する部分のみ、弾性糸や伸縮性を有する糸を用いることにより、身頃2と袖3,4とを回転させたときに接合部分が引っ張られても、接合部分の糸が伸びるので、開き部の重なり部分を多少大きくできる。
<第3実施形態>
第3実施形態を、図5のパーツ図と、図6の編成工程図に基づいて説明する。第3実施形態は、襠を有さないカーディガンの編成方法を示している。第3実施形態も、第1実施形態と同じ構成部分については、同じ符号で示し、説明は省略する。本実施形態では、身頃2と袖3,4とを接合する際に、接合部分のみを弾性糸を用いて接合する。
第3実施形態の第1実施形態と異なる点は、図5に示すように、襠が無い状態で身頃2と左右の袖3,4を接合する点である。さらに、図6のステップ1に示すように、左右の袖の境界部X,Yの位置の設定が、何れも前後の針床の間に位置するように設定されている点も第1実施形態と異なる。
第3実施形態のカーディガンの編成方法は、身頃2の編地を、左前身頃202aと右前身頃201aの開き部S1,S2の重なり部分をつき合わせたまま、左袖3と接合する側の境界部Zが前後の針床の間に位置するように時計回りに回転させ、左袖3を、身頃2に近づけて、身頃2と左袖3とを隣接させる(ステップ2)。このとき、身頃2と左袖3との間に空針を少なくとも一針設けた状態で身頃2の境界部Zと左袖3の境界部Yとが前後の針床の間で対向した状態にする。
この状態から、弾性糸を用いて、左前身頃202aの端部の編目に連続して編目を形成し、続いて身頃2と左袖3の後側編地の間に設ける空針に糸を掛け、左袖3の前側編地3aの端部の編目に連続して編目を形成する。さらに、折り返して、左袖3の後側編地3bの端部の編目に連続して編目を形成し、続いて身頃2と左袖3の前側編地の間に設ける空針に糸を掛け、後身頃2bの端部の編目に連続して編目を形成する。このように編地の端部に編目を形成するとともに、空針に掛け目をすることにより、身頃2と左袖3とを接合して、一つの筒状部にする(ステップ2)。
そして、身頃2と左袖3とを接合した後、右袖4を身頃2に近づけて身頃2に隣接させる。このとき、身頃2と左袖3とが一体化された筒状部を、反時計回りに回転させながら、身頃2と右袖4との間に空針を一針設けた状態で身頃2の境界部Zと右袖4の境界部Yとが前後の針床の間で対向した状態にする(ステップ3)。
この状態から、弾性糸を用いて、右前身頃201aの端部の編目に連続して編目を形成し、続いて身頃2と右袖4の後側編地の間に設ける空針に糸を掛け、右袖4の前側編地4aの端部の編目に連続して編目を形成する。さらに、折り返して、右袖4の後側編地4bの端部の編目に連続して編目を形成し、続いて身頃2と右袖4の前側編地の間に設ける空針に糸を掛け、後身頃2bの端部の編目に連続して編目を形成する。このように編地の端部に編目を形成するとともに、空針に掛け目をすることにより、身頃2と右袖4とを接合して、一つの筒状部にする(ステップ4)。
次に、接合されていない右袖側の境界部Xと、左袖側の境界部Yと、左右の接合部X,Z及びY,Zとが開き部S1,S2を中心として左右対称となるように、筒状部を時計周りに回転させてステップ4の状態にする。この状態から身頃2と左右の袖3,4とが肩まで接合されていくように筒状に連続編成していく。
そして、肩を接合してカーディガンの編成が完了したときの、身頃と袖の接合開始位置での断面がステップ5の状態となる。
なお、第3実施形態では、左右の袖3,4の非接合側境界部は、針床に係止されている編地の編幅端部からの位置が、接合開始直前での位置と、身頃2に左右の袖3,4が接合されて一つの筒状部になった後での位置とで異なる。その結果、一方の針床から他方の針床に移された編目には捻れが生じてしまう。
そこで、ステップ1の状態の境界部の位置と、ステップ4の状態の境界部の位置から、境界部の位置がずれている編目数については、接合開始直前での編成の段階で予め編目を捻るようにしておくことが好ましい。
また、襠を有さないで身頃と袖とを接合する場合、身頃と一方の袖とを、境界部から前側編地同士、後側編地同士で一目ずつ重ね目をして接合するようにしてもよい。
さらに、襠を有さないで身頃と袖とを接合する場合、接合前の段階で、身頃の脇部分の上端部を割った状態(スリット状)に編成した後、身頃と袖とを接合するようにしてもよい。この場合、接合部分は、この割れた部分により引張りに耐える量が確保されて、開き部の重なり部分の大きさを大きくできる。なお、身頃に割れを形成する場合には、ニットウエアの編成が完了した後、割れ部分を縫って繋ぐようにする。
なお、第1実施形態や第2実施形態のように、襠を伏せ目処理により形成する場合も、第1実施形態と同様に弾性糸を用いてよい。さらに、襠を形成する場合も、身頃の脇部上端部に割れを形成するようにしてもよい。また、襠を形成する場合、身頃の脇部上端部に割れを形成し、かつ、伏せ目処理する際に、弾性糸を用いるようにしてもよい。
本発明の編成方法は、横編機を用いて無縫製で編成される身頃筒状部に開き部を有するニットウエア、特に、カーディガンやジャケットなど前開きのニットウエアを編成する場合に適している。
本発明に係るカーディガンの編成方法の第1実施形態であって、カーディガンのパーツ図を示す。 第1実施形態にかかるカーディガンの編成工程図である。 本発明に係るカーディガンの編成方法の第2実施形態であって、カーディガンのパーツ図を示す。 第2実施形態にかかるカーディガンの編成工程図である。 本発明に係るカーディガンの編成方法の第3実施形態であって、カーディガンのパーツ図を示す。 第3実施形態にかかるカーディガンの編成工程図である。
符号の説明
101 カーディガン
2 身頃 201a 右前身頃 202a 左前身頃 2b 後身頃
81 裾部 82 脇部 83 袖ぐり部 84 衿ぐり部
3 左袖 3a 前側編地 3b 後側編地 30 袖口部分
4 右袖 4a 前側編地 4b 後側編地 40 袖口部分
X,Y,Z 境界部 S1,S2 開き部

Claims (7)

  1. 左右方向に延び、かつ、前後方向に互いに対向する少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前後の針床の間で編目の目移しが可能な横編機を用いて、身頃を形成する筒状部(以下身頃筒状部という)と袖を形成する筒状部(以下袖筒状部という)とが接合され、身頃筒状部に開き部を有するニットウエアを編成する方法であって、以下のステップを含む編成方法であることを特徴とする、
    a) 身頃筒状部は、前後の身頃のうち、右身頃と左身頃に分かれて開き部を有する前身頃の編地または後身頃の編地を、開き部の重なり部分を突き合わせた状態として、開き部を有さない側の身頃の編地の編目を係止する針床上に、身頃の前後の編地の境界部を位置させて、この前後の編地を前記開き部を折り返し位置として接合開始位置まで折り返し編成により筒状に編成するステップ
    b) 身頃筒状部の左右一方の境界部が前後の針床の間に位置するように身頃筒状部を回転させるステップ、
    c) 身頃筒状部の一方の前記境界部および左右一方の袖筒状部の接合側境界部とを対向させた状態で、身頃筒状部と袖筒状部とを接合して一つの筒状部に形成するステップ、
    d) 身頃筒状部の他方の境界部が前後の針床の間に位置するようにステップcで形成された筒状部を回転させるステップ、
    e) 身頃筒状部の他方の前記境界部および他方の袖筒状部の接合側境界部とを対向させた状態で、身頃筒状部と袖筒状部とを接合して一つの筒状部に形成するステップ、
    f) ステップeで形成された筒状部を、前記開き部を折り返し位置として肩に向けて折り返し編成していくステップ。
  2. 袖筒状部は、前後の編地の身頃筒状部と接合する側の境界部を、接合直前において一方の針床上に位置するように設定し、請求の範囲第1項のステップbおよびステップdにおいて、前記袖筒状部の境界部が前後の針床の間に位置するように袖筒状部も回転させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の身頃筒状部に開き部を有するニットウエアの編成方法。
  3. 請求の範囲第1項のステップcおよびステップeにおいて、身頃筒状部と袖筒状部の接合は、前側編地同士、後側編地同士を、重ね目をして接合を行うことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の身頃筒状部に開き部を有するニットウエアの編成方法。
  4. 身頃筒状部と袖筒状部の接合は、前側編地同士、後側編地同士を、境界部を挟んで重ね目をして伏せ目処理を行うことにより襠を有する接合を行うことを特徴とする請求の範囲第1項または請求の範囲第2項に記載の身頃筒状部に開き部を有するニットウエアの編成方法。
  5. 襠の大きさを、前後の編地で異なるようにしていることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の身頃筒状部に開き部を有するニットウエアの編成方法。
  6. 身頃筒状部は、前身頃を右前身頃と左前身頃に分けて前身頃に開き部を形成し、この開き部の重なり部分を突き合わせた状態で前後の身頃の編地を筒状に折り返し編成するとともに、裾から身頃筒状部と袖筒状部との接合開始位置よりも上方に至るまで開き部の重なり部分が形成されるように身頃筒状部を編成することを特徴とする請求の範囲第1項から請求の範囲第3項のいずれかに記載の身頃筒状部に開き部を有するニットウエアの編成方法。
  7. 多数の編針を装着した針床を前後に対向して設けた横編機を使用して、身頃と袖とを無縫製で編成しながら接合した前開きのニットウエアであって、
    前身頃を右前身頃と左前身頃に分けて、これら右前身頃と左前身頃に開き部を形成し、これら開き部の重なり部分が、裾部から身頃筒状部と袖筒状部との接合開始位置より上方に至るまで形成されるように身頃筒状部が編成されていることを特徴とする前開きのニットウエア。
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