JPWO2006077638A1 - 車両シェア管理サーバ装置、ユーザ端末装置、車載端末装置および車両シェア管理方法 - Google Patents

車両シェア管理サーバ装置、ユーザ端末装置、車載端末装置および車両シェア管理方法 Download PDF

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Abstract

車両シェアリングシステムにおいて、車両シェア管理サーバ装置は、車両シェア管理DB、地図DBおよび交通現況DBを備え、ユーザからの乗車の申込があったときに、これらのDBを参照して、降車ポートまでの走行ルート、所要時間、料金を計算し、その結果を車両シェア管理DBに登録する。従って、交通状況の現況に即した精度よい車両の到着時間予測が可能となるため、車両利用の回転率が向上する。また、車両シェア管理DBに基づき車両ポートの在車率を計算し、車両ポートの利用料金を在車率に依存するように計算する。そして、ユーザがユーザ端末装置や社債端末装置により乗車ポートや降車ポートを選択するときに、その車両ポートの利用料金を表示して、ユーザに知らせる。ユーザは、安い車両ポートを利用するので、特定の車両ポートにおける車両の集中や減少を防止することができる。

Description

本発明は、複数の車両を複数の利用者が共用して利用する車両シェアリングシステムにおける車両シェア管理サーバ装置、ユーザ端末装置、車載端末装置および車両シェア管理方法に関する。
現在、世界中の多くの大都市は、自動車の急激な増加のために、道路が渋滞し、駐車場が慢性的に不足するという大きな社会問題を抱えている。特に、駐車場の不足は、駐車場に入れない自動車を増加させ、道路の渋滞をさらに悪化させている。一方、都心の駐車場において、多くの自動車が同じ場所に長時間にわたって駐車されたままになっている。つまり、大都市においては、自動車も駐車場もいわば眠った状態にあり、有効に活用されていない結果となっている。
また、大都市近郊においても、自動車および駐車場が有効に活用されていない状況が認められる。例えば、昼間の時間帯には、多くの自動車が通勤用鉄道の駅周辺の駐車場に駐車されたままになっている。一方、夜間の時間帯には、その駐車場は、がら空き状態となっている。また、大きな工場や事業所の周辺でも同様の状況が認められる。つまり、自動車は、朝夕の通勤にしか使用されず、また、駐車場は、夜間には使用されていない。
このようないわば遊休状態にある自動車や駐車場を有効利用する方法として、複数の自動車を複数の利用者が共用して利用する車両シェアリングシステムが注目を集めている。車両シェアリングシステムは、通常、会員制によって運用され、会員である個人または団体が所有する自動車(以下、車両という)および駐車場(以下、車両ポート、または、単に、ポートという)を提供しあって、会員が空状態にある車両や車両ポートを自由に使用できるようにしたシステムである。
このような車両シェアリングシステムは、規模は小さいながらも、国内のいくつかの都市において、現実に運用が開始されている。また、例えば、特許文献1には、車両シェアリングシステムの例が開示されている。
特開2001−60294号公報(段落0011〜段落0080、図1〜図15)
しかしながら、特許文献1などに開示されている車両シェアリングシステムにおいては、車両(自動車)を共用するための最低限の運用システムや設備に係る技術が示されているに過ぎない。すなわち、車両シェアリングシステムを運用するに際して必要となる無人の車両ポートの設備や、その設備を運用するためのシステムに係る技術が開示されているに過ぎない。このような技術だけでは、休眠状態になりがちな車両や車両ポートを円滑にかつ効率よく活用することができるような車両シェアリングシステムを実現することはできない。
例えば、現実に運用されている車両シェアリングシステム、特に、大都市近郊の集合住宅の駐車場を利用した車両シェアリングシステムなどにおいては、会員の生活パターンが類似しているため、平日の日中には、例えば、駅前などの特定のエリア(地域)の車両ポートに車両の駐車が集中したり、土曜・休日に車両の利用が集中したりする傾向が生じていた。そのため、車両シェアリングシステムによって車両や車両ポートを効率的に活用する目的は、十分には達成されないでいた。
また、大都市都心部などで、環境保全のために電気自動車などを利用して車両シェアリングシステムが運用されている例があるが、このような例においては、車両ポートの位置や数が限定されたり、道路の渋滞などによって車両の到着時刻が不確定になったりするために、車両を効率よく利用することができなかった。特に、車両の到着時刻の予測の精度が不十分であるために、車両を効率よく回転させて活用することができなかった。
以上の状況に鑑み、本発明では、車両シェアリングシステムにおいて車両の利用を効率よく回転させ、車両が特定の車両ポートに過剰に集まったり、減少しすぎたりするのを防ぐことによって、車両および車両ポートの利用効率を向上させることが可能な車両シェア管理サーバ装置、ユーザ端末装置、車載端末装置、車両シェア管理方法およびプログラムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明においては、車両シェア管理サーバ装置は、複数の車両および複数の車両ポートの使用状況を管理する車両シェア管理データベース、地図データベースおよび交通状況データベースを備え、利用者が予約した車両予約情報に基づき、乗車ポートから降車ポートまでの走行ルート、見積所要時間、見積料金を計算し、それらの情報を車載端末装置へ送信するとともに、その見積所要時間から車両が降車ポートへ到着する時刻を予測し、その予測到着時刻に基づく時刻にその車両が空状態になることを車両シェア管理データベースに登録するようにした。また、走行ルート、見積所要時間、見積料金を受信した車載端末装置は、それらの情報を表示装置に表示するようにした。
交通状況データベースを備えたことにより、乗車ポートから降車ポートまでの交通状況に応じた最短時間ルートや走行所要時間を精度よく求めることができる。そのため、その車両が降車ポートへ到着する時刻を精度よく予測することができる。そして、車両シェア管理データベース上では、その予測到着時刻に基づく時刻にその車両が空状態になることが登録されるので、その後すぐにその車両を活用することができるようになる。従って、車両の効率的な活用が促進される。
また、本発明においては、車両シェア管理サーバ装置は、車両シェア管理データベースに基づき、ユーザが乗車する車両ポートおよびユーザが降車する車両ポートの在車率を計算し、ユーザが負担すべき車両の利用料金を、車両を利用した時間、車両が走行した距離および車両ポートの在車率に基づき計算するようにした。そして、車両の予約に際して、または、車両走行開始に際して、出発地および目的地近傍の車両ポートの料金をユーザ端末装置または車載端末装置に表示するとともに、ユーザが入力する情報により車両ポートを選択するようにした。
本発明により、例えば、在車率の大きい車両ポートから乗車する場合、および、在車率の小さい乗車ポートで降車する場合の車両ポート利用料金を安く設定し、逆の場合の車両ポートの利用料金を高く設定する。そして、車両の予約に際して、または、車両走行開始に際して、その車両ポートの利用料金情報は、ユーザ端末装置または車載端末装置に表示されるので、ユーザが知るところとなる。すると、ユーザは、利用料金の安い車両ポートを利用する選択をすることが多くなる。そのため、特定の車両ポートに車両が集中することを避けることができる。
また、本発明においては、車両シェア管理サーバ装置は、所定の時間帯ごとに車両ポートの在車率の平均値を前記車両シェア管理データベースに蓄積し、その蓄積された車両ポートごとの在車率に基づき、在車率が所定の第1の値より大きい車両ポートまたは所定の第2の値より小さい車両ポートおよびその時間帯を抽出し、その抽出された車両ポートについて、その時間帯で、在車率が所定の第1の値より大きい車両ポートから乗車する場合の車両ポートの使用料金、および、在車率が所定の第2の値より小さい車両ポートで降車する場合の車両ポートの使用料金について、車両ポートの使用料金を割り引く旨を表示する広告情報をユーザ端末装置や車載端末装置へ送信するようにした。そして、そのユーザ端末装置や車載端末装置において、その受信した広告情報を表示するようにした。
さらに、本発明においては、車両シェア管理サーバ装置は、エリアごとの車両ポートに在車する車両数であるエリア在車数の平均値を1日の所定時間帯ごとに車両シェア管理データベースに蓄積し、その蓄積されたエリア在車総数が所定の第3の値より大きいエリアとエリア在車総数が所定の第4の値より小さいエリアとを抽出し、その抽出されたエリア在車総数が所定の第3の値より大きいエリアからエリア在車総数が所定の第4の値より小さいエリアへの車両走行について、車両使用料金を割り引く旨を表示する広告情報をユーザ装置端末や車載端末装置へ送信するようにした。そして、そのユーザ端末装置や車載端末装置において、その受信した広告情報を表示するようにした。
このように、本発明においては、車両シェア管理サーバ装置は、所定時間帯に分けて車両ポートごとまたはエリアごとに在車数を車両シェア管理データベースに蓄積する。こうすることにより、車両ポートまたはエリアについて車両が過剰に集中したり、減少したりする車両ポートまたはエリア、さらには、その時間帯を事前に把握することができる。そこで、車両が過剰に集中する車両ポートまたはエリアについては、そこから車両が出やすくなり、また、車両が過剰に減少する車両ポートまたはエリアについては、そこへ車両が集まりやすくなるような料金割引を行うものとし、その旨を示す広告情報をユーザ装置端末や車載端末装置へ送信し、ユーザ端末装置や車載端末装置によってユーザへ広告する。その結果、特定車両ポートまたはエリアにおける車両の過剰の集中や減少を防止することができる。
以上、本発明によれば、車両の利用を効率よく回転させることができ、車両が特定の車両ポートに過剰に集まったり、減少し過ぎたりするのを防止しすることができ、よって、車両および車両ポートの利用効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳しく説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の実施形態に係る車両シェアリングシステムの情報系装置の接続構成を示した図である。図1に示すように、車両シェアリングシステムの情報系は、車両シェア管理サーバ装置10と、ユーザ端末装置20と、車載端末装置30と、それらを相互に接続するネットワーク40によって構成される。これら装置の機能の詳細は、本明細書で後記するところによるが、まず簡単に説明しておく。
ユーザ端末装置20は、ユーザが入力する乗車予約申込情報などの情報を受け付け、その情報を車両シェア管理サーバ装置10へ送信するとともに、車両シェア管理サーバ装置10が返信する乗車予約情報などを受信し、受信した情報を表示装置に表示して、ユーザに受け付けられた乗車予約情報などをユーザに知らせる。また、車両シェア管理サーバ装置10は、車両や車両ポートを管理するための車両シェア管理データベースや、地図データベース、交通状況データベースなどを備え、ユーザ端末装置20から送信される乗車予約申込情報などの情報を受信し、車両シェア管理データベースにアクセスし、その乗車予約申込情報に基づく乗車ポートや降車ポートを求め、乗車予約情報としてユーザ端末装置20へ送信する。また、車載端末装置30は、車両シェア管理サーバ装置10から送信される降車ポートまでのルート情報や、所要時間、車両の利用料金などの情報を受信し、それらの情報を表示装置に表示する。
なお、ユーザ端末装置20は、この車両シェアリングシステムに参加する会員一人一人が所持するものとし、また、車載端末装置30は、この車両シェアリングシステムで使用される車両のすべてに搭載されるものとする。従って、図1においては、ユーザ端末装置20および車載端末装置30は、それぞれ一つずつしか記載されていないが、通常、ユーザ端末装置20は、この車両シェアリングシステムの会員数と同じ数だけあり、また、車載端末装置30は、その車両の数と同じ数だけある。
ネットワーク40は、インターネットや携帯電話などの公衆通信網、車両シェアリングシステムのために専用に設けられた有線または無線のネットワーク、あるいは、それらが混在したネットワークによって構成される。
<ハードウエア構成>
次に、図2〜図4を用いて、車両シェア管理サーバ装置10、ユーザ端末装置20、車載端末装置30それぞれのハードウエアの構成について説明する。ここで、図2は、車両シェア管理サーバ装置のハードウエアの構成を示した図、図3は、ユーザ端末装置のハードウエアの構成を示した図、図4は、車載端末装置のハードウエアの構成を示した図である。
(車両シェア管理サーバ装置の構成)
図2に示すように、車両シェア管理サーバ装置10は、いわゆるコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)101、メモリ部102、ハードディスク記憶装置103、ネットワークインターフェース104、表示部105、入力部106、可搬記憶媒体駆動装置107などを含んで構成される。
ここで、CPU101は、演算回路や制御回路によって構成され、メモリ部102に記憶されている種々のプログラムを実行し、車両シェア管理サーバ装置10が行うべき機能を実現する。メモリ部102は、RAM(Random Access Memory)などの半導体メモリによって構成され、CPU101が実行するプログラムを記憶するほか、そのプログラムの実行に際して必要なデータを記憶する。また、ハードディスク記憶装置103は、大容量の記憶装置であり、車両シェア管理データベース、地図データベース、交通状況データベースなどのデータベースを記憶する。
入力部106は、キーボードやマウスなどの入力装置によって構成され、CPU101がプログラムを実行するときに必要な入力データを入力するのに用いられる。また、表示部105は、LCD(Liquid Crystal Display)ディスプレイなどによって構成され、CPU101がプログラムを実行するときに必要に応じてその情報を表示するのに用いられる。また、可搬記憶媒体駆動装置は、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)などの可搬記憶媒体を駆動する装置であり、DVDなどに記憶されている種々のデータやプログラムをメモリ部102またはハードディスク記憶装置103に記憶させるのに用いられる。
ネットワークインターフェース104は、ネットワーク40とのインターフェース回路などにより構成され、CPU101がネットワーク40からデータを受信するとともに、ネットワーク40に対してデータを送信することを可能にする。この場合、ネットワーク40が車両シェア管理サーバ装置10と接続される部分のネットワークは、インターネットである。
(ユーザ端末装置の構成)
ユーザ端末装置20は、例えば、携帯電話機によって構成することができる。その場合、ユーザ端末装置20は、図3に示すように、CPU201、メモリ部202、無線通信部203、表示部204、キー入力部205、通話部206などを含んで構成される。
ここで、CPU201は、演算回路や制御回路によって構成され、メモリ部202に記憶されている種々のプログラムを実行し、ユーザ端末装置20が行うべき機能を実現する。メモリ部202は、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)やRAMなどの半導体メモリによって構成され、CPU201が実行するプログラムを記憶するほか、そのプログラムの実行に際して必要なデータを記憶する。
キー入力部205は、キーボタンなどの入力装置によって構成され、CPU201がプログラムを実行するときに必要な入力データ、例えば、出発地や目的地などのデータを入力するのに用いられる。また、表示部204は、LCDディスプレイなどによって構成され、CPU201がプログラムを実行するときに必要に応じてその情報、例えば、乗車ポートや降車ポートなどの乗車予約情報を表示するのに用いられる。
無線通信部203は、無線通信装置を含んだネットワークインターフェースであり、CPU201がネットワーク40の無線信号のデータを受信するとともに、ネットワーク40に対してデータを無線信号にして送信することを可能にする。従って、ネットワーク40がユーザ端末装置20と接続される部分のネットワークは、携帯電話の無線のネットワークまたは車両シェアリングシステム専用の無線のネットワークである。そして、その無線のネットワークは、携帯電話などの交換局などを介して、車両シェア管理サーバ装置10が接続されるインターネットに接続される。
通話部206は、受話器や送話器などから構成され、ユーザ端末装置20を携帯電話として音声信号による通話を行うときに用いられる。従って、ユーザ端末装置20を携帯電話として使用しない場合には、通話部206は、ユーザ端末装置20になくてもよい。
(車載端末装置の構成)
次に、図4に示すように、車載端末装置30は、CPU301、メモリ部302、補助記憶装置303、無線通信部304、表示部305、タッチパネル入力部306、GPS(Global Positioning System)入力部307、カメラ駆動部308、ドアロック装置駆動部309などを含んで構成される。この場合、車載端末装置30は、自動車ナビゲーションシステムの車載装置を兼用することができる。
ここで、CPU301は、演算回路や制御回路によって構成され、メモリ部302に記憶されている種々のプログラムを実行し、車載端末装置30が行うべき機能を実現する。メモリ部302は、EEPROMやRAMなどの半導体メモリによって構成され、CPU301が実行するプログラムを記憶するほか、そのプログラムの実行に際して必要なデータを記憶する。また、補助記憶装置303は、ハードディスク記憶装置やDVDを挿入したDVD駆動装置などにより構成され、例えば、表示用の地図データを記憶する。
無線通信部304は、無線通信装置を含んだネットワークインターフェースであり、CPU301がネットワーク40の無線信号のデータを受信するとともに、ネットワーク40に対してデータを無線信号にして送信することを可能にする。従って、ネットワーク40が車載端末装置30と接続される部分のネットワークは、携帯電話のネットワークまたは車両シェアリングシステム専用の無線のネットワークである。そして、その無線のネットワークは、携帯電話の交換局や路側の基地局などを介して、車両シェア管理サーバ装置10が接続されるインターネットに接続される。
表示部305は、LCDディスプレイなどによって構成され、CPU301がプログラムを実行するときに必要に応じてその情報、例えば、降車ポートまでのルート情報や見積所要時間など表示するのに用いられる。また、タッチパネル入力部306は、表示部305の表示画面上に併設される座標入力装置であり、CPU301がプログラムを実行するときに必要な入力情報やボタンを画面に表示した上で、表示位置の情報やボタンをユーザに選択させたり、押させたりすることによって情報を入力する。
GPS入力部307は、GPS受信機に接続される。GPS受信機は、複数の人工衛星の電波を受信して、受信した位置の緯度、経度などの位置情報を算出し、出力する。CPU301は、GPS入力部307を介して、そのGPS受信機が出力する位置情報を入力する。
カメラ駆動部308は、CPU301の指示に基づき、車両の前面や後部などに備えられているカメラを駆動する。すなわち、カメラの向きや姿勢を制御し、シャッタを押すとともに、撮影した情報を取り込む。ここで、カメラは、安全確認用に車両に設けられているカメラを駆動可能なように改造して利用する。また、ドアロック装置駆動部309は、ドアロック装置に接続され、CPU301の指示に基づき、ドアロック装置を制御する。すなわち、CPU301は、車両のドアをロックし、また、ドアロックを解除することができる。
なお、図4には特に図示していないが、無線通信部304の一部または全部は、電源系が車載端末装置30の電源系から切り離され、バッテリ電源によって常時通電されるよう構成する。さらに、その無線通信部304の通電される部分は、少なくとも、ネットワーク40を介して車両シェア管理サーバ装置10から送信される情報を常時受信する回路と、その受信した情報から所定の情報を検出する情報検出回路と、その情報検出回路の出力信号により車載端末装置30の電源のオン・オフを制御する回路を備え、情報検出回路が所定の情報を受信した場合には、車載端末装置30の主電源をオンするように構成しておく。
<プログラムおよびデータベースの構成>
次に、図5〜図10を用いて、車両シェア管理サーバ装置の構成するプログラムおよびデータベースについて詳しく説明する。ここで、図5は、車両シェア管理サーバ装置のプログラムおよびデータベースの構成を示した図である。また、図6は、予約管理DBのレコードの構成の例を示した図、図7は、車両管理DBのレコードの構成の例を示した図、図8は、ポート管理DBのレコードの構成の例を示した図、図9は、エリア在車数現況DBのレコードの構成の例を示した図、図10は、ポート利用実績DBの構成の例を示した図である。
図5に示すように、車両シェア管理サーバ装置10は、ルート誘導通信処理部1011、予約受付通信処理部1012、乗車・誘導通信処理部1013、情報提供通信処理部1014、ルート誘導情報取得部1015、ルート・所要時間計算部1016、料金計算部1017、ポート情報管理部1018、車両情報管理部1019、エリア情報管理部1020などのプログラムを含んで構成される。
車両シェア管理サーバ装置10は、また、以上のプログラムが参照するデータベース(以下、DBと略す)として、車両シェア管理DB1030、地図DB1041、交通現況DB1042、交通状況実績DB1043などを備える。また、車両シェア管理DB1030は、ユーザDB1031、予約管理DB1032、需要実績DB1033、ポート管理DB1034、ポート利用実績DB1035、車両管理DB1036、車両利用実績DB1037、エリア在車数現況DB1038、エリア在車数実績DB1039などを含んで構成される。
ここで、地図DB1041は、道路地図のデータが格納されたデータベースであり、道路の位置の情報、接続関係の情報、交差点間の距離の情報、主要な建物や施設の情報などが格納されている。交通現況DB1042は、現在時点での道路の混雑度や事故などの交通状況のデータが交差点間の走行時間などの情報として格納されている。また、交通状況実績DB1043は、交通現況DB1042に格納されている交通状況のデータを、例えば、1時間ごとに平均したデータを蓄積したものである。すなわち、交通状況実績DB1043により、例えば、1時間ごとの交通状況の変化が分かる。なお、交通状況実績DB1043は、交通状況データの1日の時間ごとの変化を蓄積するだけでなく、例えば、1週の1時間ごとの変化を蓄積するようにしてもよい。
続けて、車両シェア管理DB1030について詳しく説明する。ユーザDB1031は、車両シェアリングシステムに参加している会員について、そのユーザIDなどを管理するDBである。また、予約管理DB1032は、ユーザから入力される乗車申込情報に応じて設定される乗車予約情報などを記憶する。
図6に示すように、予約管理DB1032のレコードは、ユーザID、出発地、目的地などのユーザが入力するフィールドを備え、ユーザが乗車を予約する情報ごとに作成される。従って、これらのフィールドは、予約受付通信処理部1012の実行によって設定される。予約管理DB1032は、さらに、予約ID、予約日時、乗車ポート、降車ポート、乗車時刻、降車時刻、見積所要時間、見積料金、車両IDなどのフィールドを備え、これらのフィールドのデータは、ルート・所要時間計算部1016、料金計算部1017などのプログラムが実行されることにより設定される。
また、図7に示すように車両管理DB1036のレコードは、車両ID、稼働状態、現在位置などのフィールドを備え、車両一台ごとに作成される。車両管理DB1036のレコードは、さらに、現予約および次予約について、乗車ポート、乗車時刻、降車ポート、降車時刻などのフィールドを備える。なお、現予約とは、その車両にユーザを乗車させ、現在その予約情報に基づきその車両が稼動中にあるものをいい、次予約とは、現在時刻以降に、その車両にユーザが乗車することが予約されている予約情報をいう。従って、現予約については、料金計算のために必要となる車両の使用時間と走行距離のフィールドをさらに備えている。
また、図8に示すようにポート管理DB1034のレコードは、車両ポートのポートID、ポート名称、所在地、所属エリアID、最大収容車数、現在車数、乗車ポート料金、降車ポート料金などのフィールドを備え、車両ポート1つごとに作成される。ポート管理DB1034のレコードは、さらに、最大収容車数分の車両を収容するスペースのフィールドを備え、そのフィールドには、そのとき収容されている車両、または、収容が予定されている車両の車両IDが記憶される。また、その車両について、乗車または降車の予定がある場合には、その時刻も記憶される。
なお、ポート管理DB1034は、この他にも車両の配置図を示すレコードなどを備えている。
また、図9に示すように、エリア在車数現況DB1038のレコードは、エリアを識別するためのエリアID、そのエリアに属する車両ポートのポート数、各車両ポートのポートID、各車両ポートの在車数、エリア在車数などを記憶するフィールドを備え、エリア1つごとに作成される。ここで、エリアとは、車両シェアリングシステムの対象エリアを、例えば、数100m四方に区分したエリアをいい、その1エリアの中には、数箇所ないし10数箇所のポートが含まれるようにする。従って、1エリア内では、ユーザがどこにいても徒歩数分程度でどの車両ポートへも行くことができる。
再度、図5を参照すると、車両シェア管理サーバ装置10は、予約管理DB1032、ポート管理DB1034、車両管理DB1036、エリア在車数現況DB1038に対応して、それぞれのデータベースのデータの実績値を蓄積するためのデータベースとして、需要実績DB1033、ポート利用実績DB1035、車両利用実績DB1037、エリア在車数実績DB1039を備える。
図10に示すように、ポート利用実績DB1035は、在車数、入車数、出車数などの複数の表を含むデータベースであり、それらの表は、各車両ポートごとに作成される。図10の例に示すように、在車数の表には、深夜・早朝を除き、1時間ごとに在車数の平均値を蓄積する。さらに、曜日ごとに平均をとり、蓄積する。ここで、平均値とは、1時間の間の平均値をさらに過去の所定の期間、例えば、半年とか、3年とかの期間で平均したものである。
ポート利用実績DB1035は、さらに、入車数や出車数について、過去の平均値(実績値)の表を備える。このようなポート利用実績DB1035により、車両ポート利用の実態を把握することができる。図10の例では、ポートIDがP001006の車両ポートは、駅前にある車両ポート(図8の例参照)であるため、月曜日から金曜日の平日には、日中はほとんど満車になり、夜間はがら空きの状態になる。
以上のように、各曜日の各時間について在車数などの実績値(平均値)をとることにより、車両ポートの利用実態を把握することができる。そして、その利用実態について問題がある場合には、それを是正するための処置を実施することができる。例えば、図10の例の場合には、平日の日中に満車になる傾向があるので、それを是正するために、例えば、その車両ポートで降車する場合の車両ポート利用料金を高く設定し、乗車する場合の車両ポート利用料金を低く設定する。こうすることにより、この車両ポートへの入車数を減らし、出車数を増加させ、在車数を減らすことができる。
図5に示した需要実績DB1033、車両利用実績DB1037、エリア在車数実績DB1039についても、以上に説明したポート利用実績DB1035場合と同様にして同様のデータがとられ、同様の目的に使用される。また、交通状況実績DB1043についても同様である。
<車両予約時のシステムの動作>
次に、ユーザが乗車を予約するときの車両シェアリングシステム全体の動作を、図11〜図18を用いて詳しく説明する。ここで、図11は、ユーザ端末装置に車両シェアリングシステムの初期画面を表示した表示画面の例である。また、図12は、ユーザが車両の乗車予約を行うときに、ユーザ端末装置および車両シェア管理サーバ装置で行われる処理の流れを示した図である。また、図13は、ユーザ端末装置に乗車申込情報入力画面を表示した表示画面の例、図14は、ユーザ端末装置に乗車予約候補情報を表示した表示画面の例、図15は、ユーザ端末装置に乗車ポートの位置を示す地図を表示した表示画面の例、図16は、ユーザ端末装置に予約確定情報を表示した表示画面の例である。また、図17は、図12における乗車予約候補情報生成処理の詳細な処理の流れを示した図、図18は、車両利用の料金計算の処理の流れを示した図である。
図11に示した初期画面は、ユーザがユーザIDとパスワードなどを入力し、そのユーザIDなどによりそのユーザが車両シェアリングシステムの会員であることが認証された場合に表示される。その初期画面には、例えば、「予約」、「予約取り消し」、「予約済乗車」、「予約なし乗車」、「割引ポート」、「得々ルート」、「終り」などのボタンが表示される。
そこで、ユーザが「予約」ボタンを押すと、ユーザ端末装置20は、車両シェア管理サーバ装置10と交信を開始し、図12の処理の流れに従って、車両の予約処理が開始される。なお、図12における車両シェア管理サーバ装置10が行う処理の流れは、図5における予約受付通信処理部1012の処理内容に相当する。
図12において、ユーザ端末装置20で予約処理が開始されると、ユーザ端末装置20は、図13に示すような乗車申込情報入力画面を表示する。ユーザは、この乗車申込情報入力画面を用いて、出発地、目的地、乗車日時などの乗車申込情報を入力する(ステップS11)。ここで、出発地、目的地の情報は、自宅の位置や駅などによりピンポイントで指定することができる。なお、ここでは、出発地、目的地の情報は、キーインするように表示しているが、特定の登録した位置情報から選択するようにしてもよく、また、地図をいったん表示して、地図の中で指定するようにしてもよい。この場合、画面の中にある地図ボタンを押して地図を表示する。
次に、ユーザが図13に示された表示画面に表示されている「予約開始」ボタンを押すと、入力された乗車申込情報は、車両シェア管理サーバ装置10へ送信される(図12参照)。車両シェア管理サーバ装置10は、その乗車申込情報を受信すると、その受信した乗車申込情報に基づき乗車予約候補情報を生成する(ステップS12)。
ここで、乗車予約候補情報とは、出発地近傍の車両ポートを複数選択し、乗車候補ポートとし、また、目的地の近傍の車両ポートを複数選択し、降車候補ポートとし、これら候補ポートの間の走行ルート、所要時間、料金などを見積った情報である。この乗車予約候補情報を生成する処理については、別途詳しく説明する。なお、このときの走行ルート、所要時間、料金などの計算は、交通状況実績DB1043など過去の実績データに基づき行われる。
次に、生成された乗車予約候補情報は、ユーザ端末装置20へ送信され、ユーザ端末装置20は、受信した乗車予約候補情報を表示する(ステップS13)。図14は、ユーザ端末装置に乗車予約候補情報を表示した表示画面の例である。図14に示すように、その表示画面には乗車ポートや降車ポートが異なる複数のルートが示される。そして、その複数のルートそれぞれについて、No1、No2などのルートNoが付され、乗車ポート、降車ポートの名称や、出発地から乗車ポートまでの徒歩時間、降車ポートから目的地までの徒歩時間、乗車ポートから降車ポートまでの車両走行所要時間、車両利用料金などが表示される。通常、その表示される複数のルートそれぞれについて所要時間や料金が異なっている。そこで、ユーザは、その表示画面を見て、そのうちの一つのルートを選択する。
ユーザは、その選択にあたって、乗車ポートに位置や走行ルートを地図によって確認することができる。例えば、図14に示した画面において、カーソルキーなどによりそのルートNoを選択し、その画面に同時に表示されている「ポート地図」ボタンを押すと、その画面には、図15のような出発地と乗車ポートを含む地図が表示される。
図15に示された地図には、ユーザが予約申込情報で入力した出発地の位置(図では、人を示すマークが記載されている位置)と乗車ポートの位置が示されている。なお、出発地は、自宅の位置であってもよく、ユーザの現在位置であってもよい。この地図により、ユーザは、乗車ポートの位置を知ることができる。また、同様に、図14に示した画面で、「ルート地図」ボタンを押すと、乗車ポートから降車ポートまでの走行ルートが表示される(図示省略)。
このように、ユーザは、乗車ポートや走行ルートを確認し、走行所要時間や料金を勘案して、図14に示されている複数のルートの中から、一つのルートを選択する。その選択を行うには、表示画面で、例えば、カーソルキーなどにより、ルートNoを指定し、同じ画面に表示されている「決定」ボタンを押す。すると、ユーザ端末装置20は、その指定されたルートの乗車予約候補情報をユーザの乗車予約情報と決定し(ステップS14:図12参照)、その乗車予約情報、または、それを指示する情報(ルートNoなど)を車両シェア管理サーバ装置10へ送信する。
乗車予約情報を受信した車両シェア管理サーバ装置10は、その乗車予約情報を車両シェア管理DB1030(予約管理DB1032など)へ登録し(ステップS15)、ユーザ端末装置20に対し予約が確定したことを通知する(ステップS16)。予約確定の通知を受信したユーザ端末装置20は、図16に示すような画面表示により、ユーザに対し予約確定の表示を行う(ステップS17)。なお、この表示画面からも、「ポート地図」ボタンまたは「ルート地図」ボタンを押すことにより、乗車ポートの位置や走行ルートを示した地図を表示させることができる。
以上のように、本実施形態においては、予約時に乗車ポートや降車ポートを複数の候補の中から選択することができる。そして、後記するように、乗車ポートや降車ポートの料金は、一般に、便利でよく利用されているところほど高く設定される。従って、利用料金を安く済ませたいユーザは、やや不便でも、利用頻度の少ない車両ポートを利用することになる。このようにして、車両ポートの利用頻度が全体として平準化されることになり、システムの効率的な運用が促進される。
(乗車予約候補情報生成処理)
次に、図17を参照して、図12における乗車予約候補情報生成処理の詳細な処理の流れについて詳しく説明する。
図17において、まず、車両シェア管理サーバ装置10のCPU101は、出発地の情報に基づき、ポート管理DB1034、地図DB1041を参照して、出発地から所定距離内(例えば、300m以内)にある車両ポートを抽出する(ステップS121)。そして、ポート管理DB1034を参照して、その抽出した車両ポートの中から、ユーザが希望する乗車時刻に未予約車が在車する車両ポートを抽出し、その抽出した車両ポートのポートIDをPOi(i=1,…,n)とする(ステップS122)。
また、同様に、目的地の情報に基づき、ポート管理DB1034、地図DB1041を参照して、目的地から所定距離内(例えば、300m以内)にある車両ポートを抽出し、その抽出した車両ポートのポートIDをPDj(j=1,…,m)とする(ステップS123)。そして、乗車ポートと降車ポートのペアである(POi,PDj)のペアを作成する(ステップS124)。
次に、添え字変数i,jを、i=1,…,n、j=1,…,mと変化させ、ステップS128までの処理を繰り返し実行する(ステップS125)。その繰り返し処理の中で、乗車ポートと降車ポートのペアである(POi,PDj)のペアについて、ルートおよび所要時間(Tij)を計算する(ステップS126)。このとき、地図DB1041および交通状況実績DB1043が参照される。なお、ルート計算および所要時間の計算には、現状のナビゲーションシステムで使用されている計算方法を用いることができる。
次に、前記の繰り返し処理の中で、(POi,PDj)のペアについて、料金(Yij)を計算する(ステップS127)。そして、繰り返し処理を終了する(ステップS128)。なお、料金計算の詳細については後記、詳しく説明する。
次に、(POi,PDj)のペアについて、求められた所要時間から降車時刻を計算し、ポート管理DB1034を参照して、その降車時刻に降車ポートPDjが満車であるか否かを判定する。そして、その降車ポートPDjが満車であった場合には、その乗車ポートと降車ポートのペアを(POi,PDj)のペアから削除する(ステップS129)。
次に、削除して残った(POi,PDj)のペアのデータについて、所要時間(Tij)または料金(Yij)の昇順によりソーティングする(ステップS130)。このようにソーティングされた(POi,PDj)のペアについて、先頭から所定数(例えば、5)の(POi,PDj)のペアを抽出し、乗車予約候補情報とする(ステップS131)。なお、所要時間でソーティングするか、料金でソーティングするかの設定、さらには、乗車予約候補情報の数の設定は、ユーザがユーザ端末装置20で設定できるものとし、例えば、予約申込情報に付して、車両シェア管理サーバ装置10へ送信しておくことができる。
(料金計算処理)
続いて、図18を参照して、本実施形態における車両利用の料金計算の処理の流れについて説明する。本実施形態の車両シェアリングシステムにおいては、車両の利用料金を、予約料金、車両使用時間、車両走行距離、乗車ポート料金、降車ポート料金、乗車ポート在車率、降車ポート在車率、乗車エリア在車数、降車エリア在車数などに基づいて決定する。特に、車両ポートの種々の情報に基づき料金を決定する点に特徴がある。
まず、予約料金を計算する(ステップS181)。ここで、予約料金とは、乗車の予約をしてから実際に乗車するまでの時間に応じてユーザに負担してもらう料金である。例えば、1時間当たりの予約料金を50円とすれば、乗車する3時間前に予約したとすれば、その予約料金は150円になる。ただし、所定の在車率以上の在車率の高い車両ポートから乗車する場合は、予約料金を0円としても構わない。
次に、乗車ポート料金を計算し、加算する(ステップS182)。乗車ポート料金は、乗車する車両ポートの駐車場料金である。この乗車ポート料金は、車両シェアリングシステムの運用を円滑にするために、その車両ポートの利用実態に合わせて、車両ポートごとに合理的な料金を設定する。例えば、駅前の車両ポートの平日日中の乗車ポート料金は、安く設定する。場合によっては、無料でもよい。乗車料金を安く、または、無料に設定することによって、例えば、車両が集中しがちな駅前の車両ポートからの乗車を促し、駅前の車両ポートへの車両の集中を緩和する。
次に、乗車ポート割引料金を減算する(ステップS183)。乗車ポート割引料金は、車両ポートが満車近くになった場合には、その車両ポートから乗車するときの乗車ポート料金を割り引く料金である。車両ポートが満車になった場合は、その車両ポートは使用できなくなる。例えば、駅前などの車両ポートが満車になってしまうと、駅から離れた住宅地から駅へ行けなくなるなど、車両シェアリングシステムの円滑な運用に支障が出てくる。そこで、車両ポートが満車にならないように、満車近くになった場合には、乗車ポート料金を割り引くことにより、その車両ポートからの乗車、つまり、出車を促し、在車数の減少を図る。
乗車ポート割引料金は、その車両ポートの在車率によって適用するか否かを決定する。ここで、在車率とは、その車両ポートの車両収容スペース数に対してそのとき在車(駐車)している車両数の割合をいい、通常、100分率で表わす。例えば、50台の車両が収容可能な車両ポートに、40台の車両が駐車している場合の在車率は、80%である。そこで、在車率にある基準値(例えば、90%など)を設け、その基準値を超えた場合には、乗車ポート割引料金を、例えば、乗車料金の5割とする。すなわち、実質の乗車ポート料金は、5割引になる。
次に、利用時間料金を計算し、加算する(ステップS184)。利用時間料金は、車両を実際に占有し、利用した時間に対して課金される。例えば、30分につき300円などの料金が設定され、1時間利用すると、600円の料金となる。
次に、利用距離料金を計算し、加算する(ステップS185)。利用距離料金は、乗車ポートから降車ポートまで実際に車両が走行した距離に対して課金される。例えば、5kmにつき100円などの料金が設定され、15km走行すると300円の料金となる。
次に、降車ポート料金を計算し、加算する(ステップS186)。降車ポート料金は、降車する車両ポートの駐車場料金である。この降車ポート料金は、車両シェアリングシステムの運用を円滑にするために、その車両ポートの利用実態に合わせて、車両ポートごとに政策的な料金を設定する。例えば、駅前の車両ポートの平日日中の降車ポート料金は、高く設定する。高く設定することによって、例えば、駅前の車両ポートへの車両が集中を緩和することができる。
次に、降車ポート割引料金を減算する(ステップS187)。降車ポート割引料金は、がら空きの車両ポートで降車する場合に、降車ポート料金を割り引く料金である。車両ポートががら空きになることは、その車両ポートが効率よく利用されていないことを意味する。そこで、車両ポートががら空きにならないように、車両ポートががら空き状態になってきた場合には、降車ポート料金を割り引くことにより、その車両ポートでの降車、つまり、入車を促し、在車数の増加を図る。
降車ポート割引料金は、その車両ポートの在車率によって適用するか否かを決定する。在車率にある基準値(例えば、10%など)を設け、その基準値より在車率が低下した場合には、降車ポート割引料金を、例えば、降車料金の5割とする。すなわち、実質の降車ポート料金は、5割引になる。
次に、乗車エリア特別割増/割引料金を加算し(ステップS188)、続けて、降車エリア特別割増/割引料金を加算する(ステップS189)。乗車エリア特別割増/割引料金および降車エリア特別割増/割引料金は、特定のエリアの車両ポートに車両が集中し過ぎたり、特定のエリアの車両ポートから車両が出払ってしまったりすることを防止するために導入する料金である。例えば、平日の日中、駅前エリアに属する車両ポートの在車総数が所定数以上(例えば、500台以上)になった場合に、その駅前エリアの乗車ポートから乗車するときには、乗車エリア特別割引料金が適用され、乗車ポート料金が割引される。逆に、そのような駅前エリアの車両ポートで降車するときには、降車エリア特別割増料金が適用される。
一方、駅から離れた住宅地のエリアでは、例えば、平日の日中は、車両が出払ってしまったりすることが多いので、そのエリアに属する車両ポートにおける在車総数が所定数以下(例えば、10台以下)になった場合には、そのエリアから乗車するときには、乗車エリア特別割増料金が適用され、乗車ポート料金が割増される。逆に、そのような住宅地エリアの車両ポートで降車するときには、乗車エリア特別割引料金が適用される。
また、さらに、在車総数が所定数以上のエリアから乗車し、在車総数が所定数以下のエリアで降車する場合には、車両ポートの利用料金の割引だけではなく、図18の処理によって求める車両利用料金全体を割り引くようにしてもよい。
以上に説明したような料金計算処理により、車両が特定の車両ポートや特定のエリアに集中したり、特定の車両ポートや特定のエリアから出払ってしまったりすることを防止することができる。これによって、車両シェアリングシステムの円滑な運用を確保し、車両や車両ポートの効率的な活用を図ることができるようになる。
<車両利用時のシステムの動作>
次に、ユーザが予約した乗車予約情報に基づき車両を利用するときの車両シェアリングシステム全体の動作を、図19〜図25を用いて詳しく説明する。ここで、図19および図20は、ユーザが車両に乗車するときに、ユーザ端末装置、車載端末装置および車両シェア管理サーバ装置で行われる処理の流れを示した図である。また、図21は、乗車ポートの位置を示す乗車ポート周辺地図を表示した表示画面の例、図22は、乗車ポートの車両配置図を表示した表示画面の例、図23は、車両の外観および周辺景色の写真を表示した表示画面の例、図24は、走行ルートを表示した表示画面の例、図25は、降車ポート周辺ポートの現況状況を表示した表示画面の例である。
なお、図19および図20において、車両シェア管理サーバ装置10が行う処理の流れは、図5における乗車・誘導通信処理部1013の処理内容に相当する。
ユーザが確定された乗車予約情報に基づき、車両を利用しようとする場合には、ユーザは、ユーザ端末装置20の初期画面(図11参照)において、「予約済乗車」ボタンを押す。すると、図19に示すように、ユーザ端末装置20は、ユーザIDを含む確定した乗車予約情報を車両シェア管理サーバ装置10へ送信することにより車両の利用開始を要求する(ステップS21)。
車両シェア管理サーバ装置10は、その乗車予約情報を受信すると、その乗車予約情報に基づき、予約管理DB1032、ポート管理DB1034、車両管理DB1036などを参照して、予約された乗車ポートにおいてユーザが実際に利用する車両を割当て、さらに、地図DB1041から乗車ポート周辺地図を取り出す(ステップS22)。そして、車両シェア管理サーバ装置10は、利用が割当てられた車両の車載端末装置30に対して利用開始を指示する情報を送信し、また、ユーザ端末装置20に対して乗車ポート周辺地図を送信する。
ユーザ端末装置20は、乗車ポート周辺地図を受信すると、図21に示すように、受信した乗車ポート周辺地図を表示する(ステップS23)。図21には、予約された乗車ポート「N3」と人のマークで示した出発地の位置が表示される。この地図により、ユーザは、乗車ポートを認知し、乗車ポートまで徒歩で行く。
車載端末装置30は、無線通信部304(そのうちの常時通電されている部分)により、車両シェア管理サーバ装置10が送信する利用開始を指示する情報を受信すると、その車載端末装置30の本体部分の電源をオンにし(ステップS24)、車載端末装置30が準備完の状態にあることを車両シェア管理サーバ装置10に通知する。また、このとき、車載端末装置30は、車両シェア管理サーバ装置10からその車両を利用するユーザのユーザIDを含む乗車予約情報を受信しておく。
車両シェア管理サーバ装置10は、車載端末装置30から準備完の通知を受けると、ポート管理DB1034から乗車ポートの車両配置図を取り出し(ステップS25)、取り出した乗車ポートの車両配置図をユーザ端末装置20へ送信する。ユーザ端末装置20は、乗車ポートの車両配置図を受信後、図21の表示画面で、ユーザが「ポート」ボタンを押すと、図22に示すような乗車ポート車両配置図を表示する(ステップS26)。この乗車ポート車両配置図によって、ユーザは、自分が乗車すべき車両を認知することができる。
以上のように乗車ポートの周辺地図や乗車ポート車両配置図が提供されても、乗車ポートが広かったり、同型車種の車両が多かったりする場合には、自分が乗車すべき車両を認知するのに手間取ることがある。その不便を解消するために、本実施形態においては、車載端末装置30からユーザ端末装置20へ、自車の外観写真と自車位置からの周囲の景色の写真を提供できるようにしている。そのために、車載端末装置30は、ステップS24で車載端末装置30の本体部分の電源をオンした後に、車両の前面や後部などに備えられているカメラを駆動して、車両の前方や後方などの周辺の景色を撮影し(ステップS27)、その写真のデータを別途撮影された自車外観の写真のデータとともに、例えば、補助記憶装置303に記憶しておく。
そして、ユーザ端末装置20において、図21または図22のように表示された表示画面で、ユーザが「車両」ボタンを押すと、ユーザ端末装置20は、ユーザIDを含む乗車予約情報などを車載端末装置30へ送信する。すると、車載端末装置30は、受信したユーザIDを含む乗車予約情報を、先に車両シェア管理サーバ装置10から受信しておいたユーザIDを含む乗車予約情報と照合することにより、ユーザを認証する。そして、その認証が成功した場合には、車載端末装置30は、自車外観および周辺景色の写真のデータをユーザ端末装置20へ送信する(ステップS28)。
ユーザ端末装置20は、車載端末装置30が送信する自車外観および周辺景色の写真のデータを受信し、図23に示すように受信した写真データを表示する(ステップS29)。ユーザは、図23に示されるような車両の外観写真や車両の前方の景色、後方の景色の写真によって、確実に乗車すべき車両を認知することができる。
なお、図23では、車載端末装置30は、自車位置から前方景色と後方景色を撮影した写真をユーザ端末装置20へ送信しているが、前方景色と後方景色の写真に代えて、左右方向の景色の写真でもよく、また、自車周囲360度のパノラマ風景の写真でもよい。さらには、自車周囲のパノラマ風景の写真と自車の外観写真とから合成される仮想3次元空間の風景の中に自車が配置されたような合成写真であってもよい。
また、車載端末装置30は、ステップS28において、近くに来たユーザが所持するユーザ端末装置20に対し、自車位置を知らせるために自車の外観写真や周辺景色の写真を送信しているが、それに代えて、または、加えて、車両のランプを点灯させたり、警報音を作動させたりしてもよい。この場合には、車載端末装置30は、CPU301(図4参照)から制御可能なランプ駆動部や警報音駆動部を備えておくことが必要である。
以上のようにしてユーザが割り当てられた利用車両を認知することができた場合には、ユーザは、図23の表示画面に表示されている「乗車」ボタンを押す。すると、ユーザ端末装置20は、車載端末装置30へ利用車両確認の通知を送信する。なお、同様の「乗車」ボタンが図22の車両ポートの車両配置の表示画面にも表示され、ユーザがそのボタンを押したときにも、ユーザ端末装置20は、車載端末装置30へ利用車両確認の通知を送信する。このボタンは、乗車すべき車両がすぐに見つかったときなど、わざわざ車両の外観写真や周辺景色の写真などを表示する必要がないときに使用する。
次に、利用車両確認の通知を受信した車載端末装置30は、ドアロック機構やエンジン起動機構に対して、ドア開、エンジン起動の許可を指示する(ステップS30)。ユーザが車両に乗車し、エンジンが起動されると、車載端末装置30は、車両の利用が開始されたものとして、車両の利用開始を車両シェア管理サーバ装置10へ通知する(ステップS31)。車両の利用開始の通知を受けた車両シェア管理サーバ装置10は、車両の利用開始を車両管理DB1036に登録する(ステップS32)。
続けて、図20を用いて、乗車時の車載端末装置30および車両シェア管理サーバ装置10の処理の流れを説明する。
車両シェア管理サーバ装置10は、車両利用開始の通知を受けると、ユーザの乗車予約情報に基づき、降車ポートまでの走行ルートおよび所要時間の計算を行い、さらに、車両の利用料金の計算を行う(ステップS33)。この走行ルートおよび所要時間の計算は、このとき最新の交通現況DB1042などに基づいて行う。また、料金計算は、ポート管理DB1034などを参照し、そのときの車両ポートの在車率などに基づいて行う。従って、走行ルート、所要時間、料金は、予約したときの情報と変わっている場合がある。そこで、本実施形態では、これら最新の情報を、車載端末装置30に提供するようにしている。
続いて、車両シェア管理サーバ装置10は、ステップS33で計算して求めた走行ルート情報を車載端末装置30へ送信する。車載端末装置30は、その走行ルート情報を受信して、その受信した走行ルート情報を、図24に示すような表示画面として表示する(ステップS34)。車両シェア管理サーバ装置10は、さらに、ポート管理DB1034などから降車ポートの周辺ポートの在車率などの現況情報を取り出す(ステップS35)。そして、その降車ポートの周辺ポートの現況情報を車載端末装置30へ送信する。車載端末装置30は、その降車ポート周辺ポートの現況情報を受信して、その受信した降車ポート周辺ポートの現況情報を図25に示すような表示画面として表示する(ステップS36)。
ユーザは、図24に示した走行ルートの表示画面や、図25に示した降車ポート周辺ポートの現況情報の表示画面により、交通状況の現況や降車ポート周辺ポートの在車率などを知ることができる。それに基づき、ユーザは、降車ポートを変更することができる。例えば、予約した降車ポートの近くに在車率が少なく、降車料金の安いポートがあった場合には、そちらへ降車ポートを変更してもよい。
そこで、ユーザは、図25の表示画面により降車ポート確認の入力を行う。すなわち、ユーザが降車ポートを変更しない場合は、その表示画面上で予約時と同じ車両ポートを指示するか、「戻る」ボタンを押す。また、降車ポートを変更する場合は、予約時と異なる車両ポートを指示する。このようにして、車載端末装置30は、降車ポート確認の入力を受付ける(ステップS37)。
確認または変更された降車ポートの情報は、車両シェア管理サーバ装置10へ送信される。車両シェア管理サーバ装置10は、受信した降車ポートの情報が、変更されたものであるか否かを判定する(ステップS38)。その結果、降車ポートが変更されていた場合には(ステップS38でYes)、ステッップS33へ戻って、ルートおよび所要時間の計算などの処理からやり直す。この場合、変更された降車ポートは、予約時の降車ポートであるとみなされる。
また、降車ポートが変更されていなかった場合には(ステップS38でNo)、降車ポートが確定されたことになるので、ステップS33において計算された走行所要時間などに基づき、ポート管理DB1034、車両管理DB1036などの車両シェア管理DB1030への登録情報を更新する(ステップS39)。
一方、降車ポート確認後、車両はすぐに走行を始めるので、車載端末装置30は、そのとき求められている走行ルートに従って、従来のナビゲーション装置と同様のルート誘導情報を表示する(ステップS40)。そして、そのルート誘導表示は、車両が降車ポートに到着するまで行われる(ステップS41でNo)。車両が降車ポートに到着した場合には(ステップS41でYes)、車載端末装置30は、車両が降車ポートに到着したことを車両シェア管理サーバ装置10へ通知する。
車両シェア管理サーバ装置10は、降車ポートへの到着の通知を受けると、走行時間や走行距離に応じて最終的な料金を計算し(ステップS42)、その料金の情報を車載端末装置30へ送信する。車載端末装置30は、その料金の情報を受信し、受信した料金の情報を表示する(ステップS43)。
ユーザがエンジンキーを外し、車両から出ると、車載端末装置30は、車両の利用終了を車両シェア管理サーバ装置10へ通知する(ステップS44)。車両シェア管理サーバ装置10は、その通知を受けて、車両の利用が終了したことを車両シェア管理DB1030へ登録する(ステップS45)。
以上のように、本実施形態においては、乗車予約情報に基づきユーザが車両に乗車するときに、そのときの交通状況の現況に合わせて、走行ルートおよび所要時間を計算する。そして、その計算結果に基づき、ポート管理DB1034、車両管理DB1036などの車両シェア管理DB1030への登録情報を更新する。従って、車両シェア管理サーバ装置10は、走行中の車両が降車ポートに到着する時刻をより正確に把握することができる。そのため、その車両は、その到着時刻に多少の余裕時間を持たせることにより、効率よく他のユーザの利用に供することができる。すなわち、車両シェアリングシステムの効率的な運用が実現されることになる。
<料金割引情報の提供>
車両シェア管理サーバ装置10は、以上に説明した機能のほかにも、車両ポート料金などの料金割引情報をユーザ端末装置20や車載端末装置30に提供する機能を備える。そこで、図26および図27を用いて、本実施形態の車両シェアリングシステムにおける情報提供機能(広告機能)について説明する。ここで、図26は、割引ポートの情報を表示した表示画面の例、図27は、割引ルートの情報を表示した表示画面の例である。
車両シェア管理サーバ装置10は、例えば、毎日、ポート利用実績DB1035(図10参照)を参照して、乗車ポート割引料金や降車ポート割引料金(図18参照)を適用する必要があると予測される車両ポートがあるか否かをチェックする。そして、そのような割引料金を適用する必要のある車両ポートや時間帯があった場合には、その情報を、例えば、ポート管理DB1034の一部に記憶しておく。そして、ユーザ端末装置20または車載端末装置30からその情報の提供を求められた場合には、割引する車両ポートや時間帯についての情報(以下、割引ポート情報と略す)を提供する。
例えば、図11に示したユーザ端末装置20の初期画面において、ユーザが「割引ポート」のボタンを押すと、ユーザ端末装置20は、車両シェア管理サーバ装置10に対して割引ポートに関する情報の提供を求める。すると、車両シェア管理サーバ装置10は、ポート管理DB1034に記憶されている割引ポートの情報のうち、ユーザが指定するエリアについての割引ポート情報を取り出し、その割引ポート情報をユーザ端末装置20へ送信する。
ユーザ端末装置20は、受信した割引ポート情報を、図26に示すような表示画面に表示する。図26には、例えば、乗車ポート料金の割引率がポート位置のそばに表示され、地図の外側には、割り引く時間帯の情報が表示される。ユーザがあらかじめこのような情報を入手しておけば、ユーザは、より廉価に車両を利用することができるようになり、また、特定の車両ポートや特定のエリアへ車両が過度に集中したり、出払ってしまったりするのを緩和することができる。
また、以上の説明と同様に、車両シェア管理サーバ装置10は、毎日、エリア在車数実績DB1039を参照して、乗車エリア特別割増/割引料金や降車エリア特別割増/割引料金(図18参照)を適用する必要があると予測されるエリアがあるか否かをチェックする。そして、そのような割引料金を適用する必要のあるエリアや時間帯があった場合には、その情報を、例えば、エリア在車数現況DB1038の一部に記憶しておく。そして、ユーザ端末装置20または車載端末装置30からその情報の提供を求められた場合には、割引するエリアや時間帯についての情報、さらには、乗車エリア特別割引料金が適用されるエリアから降車エリア特別割引料金が適用されるエリアへのルート(以下、割引ルートと略す)の情報を提供する。
例えば、図11に示したユーザ端末装置20の初期画面において、ユーザが「得々ルート」のボタンを押すと、ユーザ端末装置20は、車両シェア管理サーバ装置10に対して割引ルートに関する情報の提供を求める。すると、車両シェア管理サーバ装置10は、エリア在車数現況DB1038に記憶されている割引エリアの情報基づき、割引ルート情報を求め、その割引ルート情報をユーザ端末装置20へ送信する。
ユーザ端末装置20は、受信した割引ルート情報を、図27に示すような表示画面に表示する。図27には、例えば、駅前から駅から離れた住宅地への車両利用料金が割り引かれる旨が表示されている。このような広告情報を表示することによって、ユーザは、より廉価に車両を利用することができるようになるとともに、そのために、新たな車両利用の需要が喚起される。そして、その新たな車両利用の発生により、特定のエリアに車両が過度に集中したり、特定のエリアから車両が出払ってしまったりするのを緩和することができる。
なお、ここでは、図26および図27の表示画面は、ユーザ端末装置20の表示画面の例としたが、車載端末装置30の表示画面の例としてもよい。その場合には、車載端末装置30に表示される初期画面またはその他の画面に、図11の初期画面と同様の「割引ポート」や「得々ルート」などのボタンを、適宜、設けるものとする。
<予約なし乗車時のシステムの動作>
図11のユーザ端末装置20の表示画面において、ユーザが「予約取り消し」ボタンを押した場合には、その後に入力される予約IDなどに基づき、車両シェア管理サーバ装置10は、すでに予約した乗車予約情報を取り消す処理を実行するものとする。また、ユーザが直接車両ポートへ行き、その車両ポートで空車両を見つけた場合には、ユーザが保持しているユーザ端末装置20と車載端末装置30との間で直接通信することにより、その車両をユーザが利用することができる。この場合には、ユーザは、「予約なし乗車」ボタンを押す。
ただし、この場合には、ユーザ端末装置20と車載端末装置30とは直接に通信する手段を有するものとする。ここで、直接に通信する手段とは、携帯電話ネットワークの基地局を介した通信でなく、端末装置間同士で直接通信する手段をいい、例えば、赤外線通信、ブルートゥース、無線タグ、IEEE802.11規格の無線LANなどで採用されている通信方法に基づく通信手段をいう。また、ユーザに対する便宜のために、車両は、例えば、タクシーの空車表示のような空車両であることを示す何らかの表示手段を備えるものとする。
以下、ユーザが車両ポートで空車両を見つけ、ユーザ端末装置20に表示された図11の「予約なし乗車」ボタンを押したとき、ユーザ端末装置20、車載端末装置30および車両シェア管理サーバ装置10において行われる処理の流れについて、図28を用いて説明する。ここで、図28は、ユーザが予約なしで乗車するときにユーザ端末装置、車載端末装置および車両シェア管理サーバ装置で行われる処理の流れを示した図である。
ユーザが見つけた空車両の近くで「予約なし乗車」ボタンを押すと、ユーザ端末装置20は、その車両に搭載されている車載端末装置30に対してユーザID含む情報を添えてその車両の利用開始を要求する(ステップS51)。すると、車載端末装置30は、受信したユーザIDなどの情報に基づきユーザの認証を行う(ステップS52)。ユーザの認証に成功すると、その旨をユーザ端末装置20へ通知するとともに、車両シェア管理サーバ装置10へユーザIDや車両IDなどの情報を送信し、自車が利用開始されたことを通知する。利用開始の通知を受けたユーザ端末装置20は、車両利用受付の表示を行い(ステップS53)、その旨をユーザに知らせる。また、利用開始の通知を受けた車両シェア管理サーバ装置10は、車両シェア管理DB1030へその車両の利用開始を登録する。また、車載端末装置30は、空車表示をオフし(ステップS55)、車両のドア開の許可を指示する(ステップS56)。
次に、車載端末装置30は、所定の画面表示を行い、その表示画面などに基づきユーザによって指示される目的地情報などを入力し(ステップS57)、その目的地情報などを車両シェア管理サーバ装置10へ送信する。車両シェア管理サーバ装置10は、受信した目的地情報などに基づき車両シェア管理DB1030を参照し、目的地近傍の降車ポートを所定数選定し、その降車ポートまでのルートおよび所要時間を計算し、さらに、料金を計算する(ステップS58)。そして、選定された降車ポートや計算された所要時間や料金などの情報は、車載端末装置30へ送信される。
それらの情報を受信した車載端末装置30は、受信した所定数の選定された降車ポート、所要時間、料金などの情報を表示し(ステップS59)、ユーザに対して降車ポートの選択を求める。ユーザが選定された車両ポートのうち1つを選択すると、その車両ポートをユーザが降車する降車ポートとして、その降車ポートの情報を車両シェア管理サーバ装置10へ送信する。そして、エンジン起動許可を指示する(ステップS60)。これによって、ユーザが車両の運転を開始できるようになる。また、降車ポートの情報を受信した車両シェア管理サーバ装置10は、車両シェア管理DB1030へその降車ポートや降車時刻などを登録する(ステップS61)。
以上のようにして、ユーザは、事前に予約しなくても、車両ポートへ行き、空車両を見つけることができた場合には、その車両に乗車することができる。
<補足>
以上、本実施形態においては、車両の特定のエリアまたは特定車両ポートへの過剰な集中や減少を防止するために、主として車両ポートの利用料金を割増または割引し、その情報をユーザに知らせることによって実現しようとしている。しかしながら、通常の意味での割増または割引だけでは、その目的を達成できない可能性もある。そこで、本実施形態においては、割増には、無限大の割増を含み、割引には、100%以上の割引も含むものとしてもよい。
すなわち、無限大の割増とは、その車両ポートを使用できなくすることである。例えば、ある車両ポートにおける在車率が90%を越え、満車に近づいた場合には、満車になる前であっても、その車両ポートでの降車を禁止し、図26などの画面表示おいては、在車率100%、満車、降車禁止などと表示する。また、ユーザがその車両ポートを降車ポートとして選択しても、ユーザ端末装置20または車載端末装置30の表示画面に降車できない旨のメッセージを出力し、降車ポートとして選択することを禁止する。このような場合、その車両ポートを満車として取り扱えば、車両シェア管理サーバ装置10で行われる乗車予約時の処理(図17参照)などにおいては、例えば、ステップS129などで降車車両ポートから除外して処理される。
また、これと同様に、在車率が、例えば、10%未満となったような乗車ポートについては、乗車禁止となるように在車率を0%として取り扱い、その車両ポートから乗車できないようにする。すなわち、在車率が0%の場合には、図7のステップS121などにおいて、その車両ポートに在車する車両がないとして取り扱われ、その車両ポートが乗車ポートとして選ばれることはない。
また、100%以上の割引とは、使用料金がマイナスになることを意味する。すなわち、この場合には、マイナスになった分の金額がユーザに返却される。例えば、降車禁止となるほど車両が集中した車両ポートから乗車する場合や、乗車禁止となるほど車両が減少した車両ポートで降車するような場合には、その車両ポートの使用料金を100%以上割り引いてもよい。さらには、図27で説明したような車両が集中したエリアから減少したエリアへ行く特定のルートの利用料金を100以上割り引いてもよい。このようにすることによって、特定のエリアまたは特定の車両ポートへの車両の集中または減少をより効果的に解消し、車両シェアリングシステム全体の効率を上げることができる。
本発明の実施形態に係る車両シェアリングシステムの情報系装置の接続構成を示した図である。 本発明の実施形態に係る車両シェア管理サーバ装置のハードウエアの構成を示した図である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末装置のハードウエアの構成を示した図である。 本発明の実施形態に係る車載端末装置のハードウエアの構成を示した図である。 本発明の実施形態に係る車両シェア管理サーバ装置のプログラムおよびデータベースの構成を示した図である。 本発明の実施形態に係る予約管理DBのレコードの構成の例を示した図である。 本発明の実施形態に係る車両管理DBのレコードの構成の例を示した図である。 本発明の実施形態に係るポート管理DBのレコードの構成の例を示した図である。 本発明の実施形態に係るエリア在車数現況DBのレコードの構成の例を示した図である。 本発明の実施形態に係るポート利用実績DBの構成の例を示した図である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末装置に車両シェアリングシステムの初期画面を表示した表示画面の例である。 本発明の実施形態において、ユーザが車両の乗車予約を行うときに、ユーザ端末装置および車両シェア管理サーバ装置で行われる処理の流れを示した図である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末装置に乗車申込情報入力画面を表示した表示画面の例である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末装置に乗車予約候補情報を表示した表示画面の例である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末装置に乗車ポートの位置を示す地図を表示した表示画面の例である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末装置に予約確定情報を表示した表示画面の例である。 図12における乗車予約候補情報生成処理の詳細な処理の流れを示した図である。 本発明の実施形態に係る車両利用の料金計算の処理の流れを示した図である。 本発明の実施形態においてユーザが車両に乗車するときに、ユーザ端末装置、車載端末装置および車両シェア管理サーバ装置で行われる処理の流れを示した図である。 本発明の実施形態においてユーザが車両を利用するときに、車載端末装置および車両シェア管理サーバ装置で行われる処理の流れを示した図である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末装置に乗車ポートの位置を示す乗車ポート周辺地図を表示した表示画面の例である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末装置に乗車ポートの車両配置図を表示した表示画面の例である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末装置に車両の外観および周辺景色の写真を表示した表示画面の例である。 本発明の実施形態に係る車載端末装置に走行ルートを表示した表示画面の例である。 本発明の実施形態に係る車載端末装置に降車ポート周辺ポートの現況状況を表示した表示画面の例である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末装置(車載端末装置)に割引ポートの情報を表示した表示画面の例である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末装置(車載端末装置)に割引ルートの情報を表示した表示画面の例である。 本発明の実施形態においてユーザが予約なしで乗車するときに、ユーザ端末装置、車載端末装置および車両シェア管理サーバ装置で行われる処理の流れを示した図である。
符号の説明
10 車両シェア管理サーバ装置
20 ユーザ端末装置
30 車載端末装置
40 ネットワーク
101 CPU
102 メモリ部
103 ハードディスク記憶装置
104 ネットワークインターフェース
105 表示部
106 入力部
107 可搬記憶媒体駆動装置
201 CPU
202 メモリ部
203 無線通信部
204 表示部
205 キー入力部
206 通話部
301 CPU
302 メモリ部
303 補助記憶装置
304 無線通信部
305 表示部
306 タッチパネル入力部
307 GPS入力部
308 カメラ駆動部
309 ドアロック装置駆動部
1011 ルート誘導通信処理部
1012 予約受付通信処理部
1013 乗車・誘導通信処理部
1014 情報提供通信処理部
1015 ルート誘導情報取得部
1016 ルート・所要時間計算部
1017 料金計算部
1018 ポート情報管理部
1019 車両情報管理部
1020 エリア情報管理部
1030 車両シェア管理DB
1031 ユーザDB
1032 予約管理DB
1033 需要実績DB
1034 ポート管理DB
1035 ポート利用実績DB
1036 車両管理DB
1037 車両利用実績DB
1038 エリア在車数現況DB
1039 エリア在車数実績DB
1041 地図DB
1042 交通現況DB
1043 交通状況実績DB

Claims (20)

  1. 複数の車両および複数の車両ポートの使用状況を管理する車両シェア管理データベース、地図データベースおよび交通状況データベースを備えた車両シェア管理サーバ装置と、前記車両シェア管理サーバ装置にネットワークを介して接続され、ユーザにより入力される情報を前記車両シェア管理サーバ装置に送信するとともに、前記車両シェア管理サーバ装置が返信する情報を受信し、表示するユーザ端末装置と、前記車両シェア管理サーバ装置にネットワークを介して接続され、前記車両シェア管理サーバ装置が送信する情報を受信し、表示する車載端末装置とを含んで構成される車両シェアリングシステムにおける車両シェア管理サーバ装置であって、
    前記ユーザ端末装置から送信される出発地、目的地および乗車予定時刻を含む情報を乗車申込情報として受信し、
    前記乗車申込情報および前記車両シェア管理データベースおよび前記地図データベースに基づき、前記出発地近傍の車両ポートおよび前記目的地近傍の車両ポートをそれぞれ乗車ポートおよび降車ポートとして選定し、
    前記地図データベースおよび前記交通状況データベースに基づき前記乗車ポートから前記降車ポートまでの車両走行の見積所要時間および見積料金を算出し、
    前記乗車ポート、前記降車ポート、前記見積所要時間および前記見積料金を含む乗車予約情報を生成し、
    前記乗車予約情報を前記車両シェア管理データベースに登録し、
    前記乗車予約情報を前記ユーザ端末へ送信すること
    を特徴とする車両シェア管理サーバ装置。
  2. 請求項1に記載の車両シェア管理サーバ装置であって、さらに、
    前記ユーザ端末装置から送信される前記乗車予約情報に基づく車両の利用開始要求情報を受信したとき、前記乗車予約情報および前記車両シェア管理データベースの車両管理データに基づき、ユーザが利用すべき車両を割当て、その割当てた車両に関する情報を前記ユーザ端末装置へ送信するとともに、その車両が使用状態になったことを前記車両シェア管理データベースの車両管理データに登録し、
    前記車両の前記車載端末装置から送信される前記乗車予約情報に基づく車両の利用開始通知情報を受信したとき、前記乗車予約情報、前記地図データベースおよび前記交通状況データベースに基づき、前記乗車ポートから前記降車ポートまでの車両走行の見積所要時間および見積料金を算出し、前記算出した車両走行の見積所要時間および見積料金を前記車載装置へ送信するとともに、前記算出した車両走行の見積所要時間によりその車両の前記降車ポートへの到着時刻を予測し、その予測到着時刻に基づく時刻にその車両が空状態になることを前記車両シェア管理データベースの車両管理データに登録すること、
    を特徴とする車両シェア管理サーバ装置。
  3. 請求項1に記載の車両シェア管理サーバ装置であって、さらに、
    前記車両シェア管理データベースに基づき、前記ユーザが乗車する車両ポートおよび前記ユーザが降車する車両ポートの在車率を計算し、
    ユーザが負担すべき車両の利用料金を、前記車両を利用した時間、前記車両が走行した距離および前記車両ポートの在車率に基づき計算すること
    を特徴とする車両シェア管理サーバ装置。
  4. 請求項1に記載の車両シェア管理サーバ装置であって、さらに、
    前記車両シェア管理データベースから前記車両の降車ポート周辺ポートの降車ポート使用料金を含む現況情報を取り出し、前記車載端末装置へ送信すること
    を特徴とする車両シェア管理サーバ装置。
  5. 請求項1に記載の車両シェア管理サーバ装置であって、さらに、
    所定の時間帯ごとに車両ポートの在車率の平均値を前記車両シェア管理データベースに蓄積し、
    前記車両シェア管理データベースに蓄積された前記車両ポートごとの在車率に基づき、前記在車率が所定の第1の値より大きい車両ポートまたは所定の第2の値より小さい車両ポートおよびその時間帯を抽出し、
    前記抽出された車両ポートについて、その時間帯で、前記在車率が所定の前記第1の値より大きい車両ポートから乗車する場合の車両ポートの使用料金、および、前記在車率が所定の前記第2の値より小さい車両ポートで降車する場合の車両ポートの使用料金について、車両ポートの使用料金を割り引く旨を表示する広告情報を前記ユーザ端末および前記車載端末装置の少なくとも一方へ送信すること
    を特徴とする車両シェア管理サーバ装置。
  6. 請求項1に記載の車両シェア管理サーバ装置であって、さらに、
    エリアごとの車両ポートに在車する車両数であるエリア在車数の平均値を1日の所定時間帯ごとに前記車両シェア管理データベースに蓄積し、
    前記車両シェア管理データベースに蓄積された前記エリア在車総数が所定の第3の値より大きいエリアと前記エリア在車総数が所定の第4の値より小さいエリアとを抽出し、
    前記抽出された前記エリア在車総数が所定の前記第3の値より大きいエリアから前記エリア在車総数が所定の前記第4の値より小さいエリアへの車両走行について、車両使用料金を割り引く旨を表示する広告情報を前記ユーザ端末および前記車載端末装置の少なくとも一方へ送信すること
    を特徴とする車両シェア管理サーバ装置。
  7. 複数の車両および複数の車両ポートの使用状況を管理する車両シェア管理データベース、地図データベースおよび交通状況データベースを備えた車両シェア管理サーバ装置と、前記車両シェア管理サーバ装置にネットワークを介して接続され、ユーザにより入力される情報を前記車両シェア管理サーバ装置に送信するとともに、前記車両シェア管理サーバ装置が返信する情報を受信し、表示するユーザ端末装置と、前記車両シェア管理サーバ装置にネットワークを介して接続され、前記車両シェア管理サーバ装置が送信する情報を受信し、表示する車載端末装置とを含んで構成される車両シェアリングシステムにおけるユーザ端末装置であって、
    前記ユーザによって入力される出発地、目的地および乗車予定時刻を含む情報を乗車申込情報として読み取り、前記乗車申込情報を前記車両シェア管理サーバ装置へ送信し、
    前記乗車申込情報に応じて前記車両シェア管理サーバ装置が返信する乗車ポート、降車ポート、前記乗車ポートから前記降車ポートまでの見積所要時間および見積料金を含む乗車予約情報を受信し、
    前記受信した乗車予約情報を表示装置に表示する
    ことを特徴とするユーザ端末装置。
  8. 請求項7に記載のユーザ端末装置であって、
    前記車両シェア管理サーバ装置から前記乗車予約情報を複数受信した場合には、さらに、前記複数の乗車予約情報を表示装置に表示し、
    ユーザによって入力される前記複数の乗車予約情報のうち一つを選択する選択情報を前記車両シェア管理サーバ装置へ送信する
    ことを特徴とするユーザ端末装置。
  9. 請求項7記載のユーザ端末装置であって、さらに、
    前記車両シェア管理サーバ装置から送信される車両ポートの使用料金を割り引く旨を表示する広告情報および車両の使用料金を割り引く旨を表示する広告情報の少なくとも一方を受信し、その受信した広告情報を表示部に表示すること
    を特徴とするユーザ端末装置。
  10. 請求項7に記載のユーザ端末装置であって、さらに、
    前記車載端末装置または前記車両シェア管理サーバ装置から送信されるその車載端末装置が搭載されている車両の外観を示す画像情報とその車両の周辺の景色を撮影した写真情報とを受信し、
    前記受信した車両の外観を示す画像情報とその車両の周辺の景色を撮影した写真情報とをその表示部に表示すること
    を特徴とするユーザ端末装置。
  11. 複数の車両および複数の車両ポートの使用状況を管理する車両シェア管理データベース、地図データベースおよび交通状況データベースを備えた車両シェア管理サーバ装置と、前記車両シェア管理サーバ装置にネットワークを介して接続され、ユーザにより入力される情報を前記車両シェア管理サーバ装置に送信するとともに、前記車両シェア管理サーバ装置が返信する情報を受信し、表示するユーザ端末装置と、前記車両シェア管理サーバ装置にネットワークを介して接続され、前記車両シェア管理サーバ装置が送信する情報を受信し、表示する車載端末装置とを含んで構成される車両シェアリングシステムにおける車載端末装置であって、
    前記車両シェア管理サーバ装置から送信される降車ポートに到るまでのルート情報、見積所要時間および見積料金を受信し、その受信した降車ポートに到るまでのルート情報、見積所要時間および見積料金を表示部に表示すること
    を特徴とする車載端末装置。
  12. 請求項11に記載の車載端末装置であって、さらに、
    前記車両シェア管理サーバ装置から送信される降車ポート周辺の車両ポートの使用料金の現況情報を受信し、その受信した降車ポート周辺の車両ポートの使用料金の現況情報をその表示部に表示すること
    を特徴とする車載端末装置。
  13. 請求項11に記載の車載端末装置であって、さらに、
    前記車両シェア管理サーバ装置から送信される車両ポートの使用料金を割り引く旨を表示する広告情報および車両の使用料金を割り引く旨を表示する広告情報の少なくとも一方を受信し、その受信した広告情報を表示部に表示すること
    を特徴とする車載端末装置。
  14. 請求項11に記載の車載端末装置であって、さらに、
    付属のカメラを駆動することにより、自車両周辺の景色を撮影して、その撮影した写真情報を前記ユーザ端末装置および前記車両シェア管理サーバ装置の少なくとも一方へ送信することを
    を特徴とする車載端末装置。
  15. 複数の車両および複数の車両ポートの使用状況を管理する車両シェア管理データベース、地図データベースおよび交通状況データベースを備えた車両シェア管理サーバ装置と、前記車両シェア管理サーバ装置にネットワークを介して接続され、ユーザにより入力される情報を前記車両シェア管理サーバ装置に送信するとともに、前記車両シェア管理サーバ装置が返信する情報を受信し、表示するユーザ端末装置と、前記車両シェア管理サーバ装置にネットワークを介して接続され、前記車両シェア管理サーバ装置が送信する情報を受信し、表示する車載端末装置とを含んで構成される車両シェアリングシステムにおける車両シェア管理方法であって、
    前記車両シェア管理サーバ装置が、
    前記ユーザ端末装置から送信される出発地、目的地および乗車予定時刻を含む情報を乗車申込情報として受信し、
    前記乗車申込情報および前記車両シェア管理データベースおよび前記地図データベースに基づき、前記出発地近傍の車両ポートおよび前記目的地近傍の車両ポートをそれぞれ乗車ポートおよび降車ポートとして選定し、
    前記地図データベースおよび前記交通状況データベースに基づき前記乗車ポートから前記降車ポートまでの車両走行の見積所要時間および見積料金を算出し、
    前記乗車ポート、前記降車ポート、前記見積所要時間および前記見積料金を含む乗車予約情報を生成し、
    前記乗車予約情報を車両シェア管理データベースに登録し、
    前記乗車予約情報を前記ユーザ端末へ送信すること
    を特徴とする車両シェア管理方法。
  16. 前記車両シェア管理サーバ装置が、さらに、
    前記ユーザ端末装置から送信される前記乗車予約情報に基づく車両の利用開始要求情報を受信したとき、前記乗車予約情報および前記車両シェア管理データベースの車両管理データに基づき、ユーザが利用すべき車両を割当て、その割当てた車両に関する情報を前記ユーザ端末装置へ送信するとともに、その車両が使用状態になったことを前記車両シェア管理データベースの車両管理データに登録し、
    前記車両の前記車載端末装置から送信される前記乗車予約情報に基づく車両の利用開始通知情報を受信したとき、前記乗車予約情報、前記地図データベースおよび前記交通状況データベースに基づき、前記乗車ポートから前記降車ポートまでの車両走行の見積所要時間および見積料金を算出し、前記算出した車両走行の見積所要時間および見積料金を前記車載装置へ送信するとともに、前記算出した車両走行の見積所要時間によりその車両の前記降車ポートへの到着時刻を予測し、その予測到着時刻に基づく時刻にその車両が空状態になることを前記車両シェア管理データベースの車両管理データに登録すること、
    を特徴とする請求項15に記載の車両シェア管理方法。
  17. 前記車両シェア管理サーバ装置が、さらに、
    前記車両シェア管理データベースに基づき、前記ユーザが乗車する車両ポートおよび前記ユーザが降車する車両ポートの在車率を計算し、
    ユーザが負担すべき車両の利用料金を、前記車両を利用した時間、前記車両が走行した距離および前記車両ポートの在車率に基づき計算すること
    を特徴とする請求項15に記載の車両シェア管理方法。
  18. 前記車両シェア管理サーバ装置が、さらに、
    前記車両シェア管理データベースから前記車両の降車ポート周辺ポートの降車ポート使用料金を含む現況情報を取り出し、前記車載端末装置へ送信すること
    を特徴とする請求項15に記載の車両シェア管理方法。
  19. 前記車両シェア管理サーバ装置が、さらに、
    所定の時間帯ごとに車両ポートの在車率の平均値を前記車両シェア管理データベースに蓄積し、
    前記車両シェア管理データベースに蓄積された前記車両ポートごとの在車率に基づき、前記在車率が所定の第1の値より大きい車両ポートまたは所定の第2の値より小さい車両ポートおよびその時間帯を抽出し、
    前記抽出された車両ポートについて、その時間帯で、前記在車率が所定の前記第1の値より大きい車両ポートから乗車する場合の車両ポートの使用料金、および、前記在車率が所定の前記第2の値より小さい車両ポートで降車する場合の車両ポートの使用料金について、車両ポートの使用料金を割り引く旨を表示する広告情報を前記ユーザ端末および前記車載端末装置の少なくとも一方へ送信すること
    を特徴とする請求項15に記載の車両シェア管理方法。
  20. 前記車両シェア管理サーバ装置が、さらに、
    エリアごとの車両ポートに在車する車両数であるエリア在車数の平均値を1日の所定時間帯ごとに前記車両シェア管理データベースに蓄積し、
    前記車両シェア管理データベースに蓄積された前記エリア在車総数が所定の第3の値より大きいエリアと前記エリア在車総数が所定の第4の値より小さいエリアとを抽出し、
    前記抽出された前記エリア在車総数が所定の前記第3の値より大きいエリアから前記エリア在車総数が所定の前記第4の値より小さいエリアへの車両走行について、車両使用料金を割り引く旨を表示する広告情報を前記ユーザ端末および前記車載端末装置の少なくとも一方へ送信すること
    を特徴とする請求項15に記載の車両シェア管理方法。


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