JP2021015528A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両シェアリングの利用を促進することができる情報処理装置を提供する。【解決手段】ユーザ識別子と、ユーザが利用する車両の車両識別子と、を有する車両シェアリング用の車両の利用開始を示す利用開始情報を受信する利用開始受信部102と、受信した利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であるか否かを判断する利用判断部106と、利用判断部106が車両の利用が許可可能であると判断した場合に、利用開始情報に対応する車両を利用開始状態とするための開始許可情報を送信する開始送信部107と、ユーザ識別子と、ユーザが利用を終了する車両の車両識別子とを有する車両の利用終了を示す利用終了情報を受信する利用終了受信部109と、受信した利用終了情報に対応する車両の利用量を示す情報を取得して車両の利用料金を取得する料金取得部113と、取得した利用料金により課金処理を行う課金処理部114とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、車両シェアリングに利用される情報処理装置等に関するものである。
従来の技術として、カーシェアリングのステーションに設置される第一のビーコンと、前記ステーションにおいて貸し出される車両に設置される第二のビーコンと、予約情報を記憶し、車両の貸し出しを管理するサーバ装置と、利用者が所持するユーザ端末と、を含むカーシェアリングシステムであって、前記ユーザ端末は、前記第一のビーコンから受信した情報に基づいて、前記ステーションを識別する第一のデータを前記サーバ装置に送信し、前記第二のビーコンから受信した情報に基づいて、前記車両を識別する第二のデータを前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記第一のデータおよび第二のデータに基づいて、該当する車両の貸し出しおよび返却処理を実行するようにしたものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−190463号公報(第1頁、第1図等)
しかしながら、従来の技術においては、カーシェアリング等の車両シェアリングの利用を促進することができないという課題があった。
例えば、従来においては、車両を借りる際に予約等により車両の利用期間や車両を返却する予定時刻等を予め指定し、実際に車両を利用した時間に関係なく、この予め指定した利用期間等によって決定される時間に応じた利用料金を支払う必要があった。このため、利用者は、予め車両の返却時刻等が明確でなければ車両を利用しにくく、車両シェアリングの利用を妨げていた。また、返却予定時刻よりも、実際の利用時間が短かった場合であっても、返却予定時刻に対応した利用料金を支払う必要があるため、不必要な利用料金が請求される印象を利用者に与えてしまい、車両シェアリングの利用を促すことが困難であった。
本発明は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、車両シェアリングの利用を促進することができる情報処理装置等を提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、車両シェアリング用の車両の利用開始を示す情報であって、利用するユーザのユーザ識別子と、ユーザが利用する車両の車両識別子と、を有する情報である利用開始情報を受信する利用開始受信部と、利用開始受信部が受信した利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であるか否かを判断する利用判断部と、利用判断部が車両の利用が許可可能であると判断した場合に、利用開始情報に対応する車両を利用開始状態とするための開始許可情報を送信する開始送信部と、車両シェアリング用の車両の利用終了を示す情報であって、利用を終了するユーザのユーザ識別子と、ユーザが利用を終了する車両の車両識別子とを有する利用終了情報を受信する利用終了受信部と、利用終了受信部が受信した利用終了情報に対応する車両の利用量を示す情報を取得し、取得した利用量を示す情報を用いて車両の利用料金を取得する料金取得部と、料金取得部が取得した利用料金により課金処理を行う課金処理部とを備えた情報処理装置である。
かかる構成により、車両の利用量に応じた利用料金を課金することにより、車両シェアリングの利用を促進することができる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、利用終了情報は、車両の利用を終了する位置の情報である終了位置情報を有しており、車両シェアリングの車両の利用を終了可能な終了可能領域を示す終了可能領域情報が格納される終了可能領域格納部と、利用終了受信部が受信した利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置が、終了可能領域情報が示す終了可能領域内の位置であるか否かを判断する終了判断部と、終了判断部が、終了可能領域内の位置であると判断した場合に、利用終了受信部が受信した利用終了情報に対応する車両を利用終了状態とするための終了許可情報を送信する終了送信部と、を更に備え、料金取得部は、終了判断部が終了可能領域内の位置であると判断した場合に利用料金を算出するようにしてもよい。
かかる構成により、終了が許可された領域であれば、出発地以外の位置でも車両の利用を終了できるため、利便性が高く、利用を促進することができる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、利用終了情報は、車両の利用を終了する位置の情報である終了位置情報を有しており、車両シェアリングの車両の利用を終了不可能な終了不可能領域を示す終了不可能領域情報が格納される終了不可能領域格納部と、利用終了受信部が受信した利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置が、終了不可能領域情報が示す終了不可能領域内の位置であるか否かを判断する終了判断部と、終了判断部が、終了不可能領域内の位置でないと判断した場合に、利用終了受信部が受信した利用終了情報に対応する車両を利用終了状態とするための終了許可情報を送信する終了送信部と、を更に備え、料金取得部は、終了判断部が終了不可能領域内の位置でないと判断した場合に利用料金を算出するようにしてもよい。
かかる構成により、終了が不可能である領域以外であれば、出発地以外の位置でも車両の利用を終了できるため、利便性が高く、利用を促進することができる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、車両シェアリング用の車両の利用状況を示す情報であって、利用するユーザのユーザ識別子と、ユーザが利用する車両の車両識別子と、を有する情報である1または2以上の利用状況情報が格納される利用格納部と、利用判断部が車両の利用が許可可能であると判断した場合に、車両が利用中であることを示す利用状況情報を利用格納部に蓄積する利用蓄積部を更に備えるようにしてもよい。
かかる構成により、車両が利用中であるか否か等の車両の利用状況を、利用状況情報により管理することができる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、利用判断部は、利用開始受信部が受信した利用開始情報が示す車両に対応する利用状況情報が、車両が利用中でないことを示す場合に、車両の利用が許可可能であると判断するようにしてもよい。
かかる構成により、現在利用中でない車両を利用できるようにすることができる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、車両シェアリング用の車両についての予約を受け付けないようにしてもよい。
かかる構成により、他のユーザが利用していなければ、予約なしで車両を利用でき、車両シェアリングの利便性が高くすることができる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、現在利用されていない車両に対して、現在の時刻から予め決められた時間以内に利用を開始する予約のみを受け付けるようにしてもよい。
かかる構成により、ユーザが、直前に利用可能な車両を見つけてから、車両位置に移動する程度の時間だけは、利用の開始を予約できるようにして、車両位置への移動中に、他のユーザが車両の利用を開始しないようにして利便性を高くできるとともに、終了時間を予約しなくても良いようにして、利用終了の予定が不確定でもユーザが気軽に車両を利用できるようにすることで、利用を促進することができる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、車両の利用開始の予約を行うための情報であって、車両識別子と、車両識別子が示す車両を予約したユーザのユーザ識別子と、を有する1または2以上の予約情報が格納される予約情報格納部と、予約情報を受信する予約情報受信部と、予約情報受信部が受信した予約情報を予約情報格納部に蓄積する予約蓄積部と、を更に備え、利用判断部は、利用開始受信部が受信した利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が予約されていない場合、および利用開始受信部が受信した利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が、利用開始情報が有するユーザ識別子が示すユーザにより予約されている場合に、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断するようにしてもよい。
かかる構成により、ユーザは、利用開始が予約されていない車両、および、ユーザが利用開始を予約した車両を利用することができる。
本発明による情報処理装置等によれば、車両シェアリングの利用を促進することができる。
本発明の実施の形態1における車両シェアリングシステムのブロック図 同情報処理装置の動作について説明するフローチャート 同車両シェアリングシステムの概念図 同情報処理装置の利用管理表の一例を示す図(図4(a)および図4(b)) 同情報処理装置の予約管理表の一例を示す図(図5(a)および図5(b)) 同情報処理装置の車両関連情報管理表の一例を示す図 同ユーザ端末の表示例を示す図(図7(a)および図7(b)) 同情報処理装置の終了可能領域情報管理表の一例を示す図 同情報処理装置の課金用情報管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態2における車両シェアリングシステムのブロック図 同情報処理装置の終了不可能領域情報管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態3における車両シェアリングシステムのブロック図 本発明の各実施の形態による情報処理装置を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図 同情報処理装置の内部構成の一例を示す図
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における車両シェアリングシステムのブロック図である。
車両シェアリングシステム1は、情報処理装置10、1または2以上の車載端末20、1または2以上のユーザ端末30を備える。情報処理装置10、1または2以上の車載端末20、及び1または2以上のユーザ端末30は、例えば、情報の通信が可能となるよう有線または無線のネットワーク等を介して接続される。ここでは、3以上の車載端末20、および3以上のユーザ端末30を備えている場合を例に挙げて説明する。3以上の車載端末20は、いずれも同様の構成を有しているものとする。かかることは、3以上のユーザ端末30についても同様である。図においては、3以上の車載端末20の一部、および3以上のユーザ端末30の一部を、それぞれ、車載端末20a〜20c等、ユーザ端末30a〜30c等で表している。ただし、これらを区別しないで呼ぶ場合、それぞれを単に、車載端末20、およびユーザ端末30と呼ぶ。
なお、以下、本実施の形態においては、車両シェアリングが、現在利用されていない車両に対して、現在の時刻から予め決められた時間以内に利用を開始する予約のみを受け付け可能な車両シェアリングであって、現在利用されておらず、かつ利用の開始についての予約もされていない車両シェアリング用の車両については予約なしでも利用可能である車両シェアリングである場合を例に挙げて説明する。
情報処理装置10は、利用格納部101、利用開始受信部102、予約情報格納部103、予約情報受信部104、予約蓄積部105、利用判断部106、開始送信部107、利用蓄積部108、利用終了受信部109、終了可能領域格納部110、終了判断部111、終了送信部112、料金取得部113、課金処理部114、車両関連格納部115、および利用可能車両送信部116を備える。
車載端末20は、車載受付部201、車載送信部202、車載受信部203、利用制御部204、および車載出力部205を備える。
ユーザ端末30は、操作受付部301、ユーザ受信部302、ユーザ表示部303、およびユーザ送信部304を備える。
情報処理装置10は、例えば、サーバ装置である。情報処理装置10は、いわゆるクラウドや、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)等と考えてもよい。情報処理装置10は、例えば、コンピュータ等により実現される。ただし、専用のハードウェアで実現してもよい。
利用格納部101には、1または2以上の利用状況情報が格納される。利用状況情報は、車両シェアリング用の車両の利用状況を示す情報である。車両シェアリングとは、ユーザ間で車両を共同使用するサービスやシステムである。車両シェアリングは、一般に登録を行ったユーザ間(例えば、会員間)で車両が共同使用される。車両シェアリングは、車両をレンタルするサービスやシステム等も含むと考えても良く、含まないと考えてもよい。
利用状況情報は、車両を利用するユーザのユーザ識別子と、ユーザが利用する車両の車両識別子と、を有する情報である。車両は、例えば、通常、自動車であるが、自動二輪や、自転車等であっても良い。例えば、車両が自動車である場合、車両シェアリングは、いわゆるカーシェアリングである。自動車は、例えば、普通自動車、小型自動車、軽自動車、特殊自動車等である。車両識別子は、車両に割当てられたコードや車両の名称等である。車両識別子は、車両やオートバイ等の車両のナンバー等の文字列等であってもよい。ここでの文字列は数字等を含んでも良い。車両識別子は、例えば、この車両識別子が示す車両に取り付けられた車載端末20と対応付けられた情報である。例えば、車両識別子は、図示しない格納部等に格納されている車載端末20の識別子である車載識別子と、この車載端末20が取り付けられた車両の車両識別子とを有する1以上の情報によって、車載識別子と対応付けられた情報であってもよい。この情報を用いることで、車両識別子に対応する車載識別子を取得することが可能となる。また、車両識別子として、例えば、この車両識別子が示す車両に取り付けられた車載端末20の車載識別子を用いてもよい。以下、車両識別子として、この車両識別子が示す車両に取り付けられた車載端末20の車載識別子を用いている場合を例に挙げて説明する。ユーザ識別子は、ユーザを識別可能な情報である。ユーザ識別子は、例えば、車両シェアリング会員の会員番号等の、ユーザに割当てられたコードであってもよく、ユーザのメールアドレスや携帯電話番号等であってもよい。ユーザ識別子は、ユーザのクレジットカード番号や、ユーザの口座番号や、ユーザの電子マネーの支払に利用可能な識別情報等の、ユーザに対して課金を行なう際に用いられる識別情報(例えば、課金先を識別情報等)と対応付けられた情報であることが好ましい。また、ユーザ識別子が、ユーザに対して課金を行なう際に用いられる識別情報等であってもよい。
利用状況情報は、例えば、車両が利用中であるか否かを示す情報である。利用状況情報は、例えば、車両の利用状況を示すログ情報であってもよい。利用状況情報は、結果的に車両シェアリング用の車両が利用中であるか否かを示すこと(例えば、判断すること)が可能な情報であることが好ましい。利用状況情報は、例えば、車両が利用中であるか否かを示すいわゆるフラグ等の情報を有する情報である。利用状況情報は、例えば、車両識別子と、この車両識別子が示す車両を利用するユーザのユーザ識別子と、この車両がこのユーザによって利用中であるか否かを示すフラグの情報とを有する情報であってもよい。また、利用状況情報は、車両シェアリング用の車両の利用開始の時刻を示す情報(以下、開始時刻情報と称す)を有する情報であっても良く、車両の利用終了の時刻を示す情報(以下、終了時刻情報と称す)を有する情報であっても良く、その両方を有する情報であってもよい。ここでの時刻は、日付等を含んでいても良い。例えば、利用中である車両についての利用状況情報は、開始時刻情報の有しており、かつ、終了時刻情報を有さない情報であり、利用中でない車両についての利用状況情報は、開始時刻情報と終了時刻情報とを有する情報であってもよい。利用中でない車両についての利用状況情報は、例えば、値がNULLであっても良い。利用状況情報は、後述するような利用開始情報を有する情報であってもよく、後述するような利用終了情報を有する情報であっても良く、これらの両方を有する情報であっても良い。例えば、利用中である車両についての利用状況情報は、利用開始情報のみを有する情報であり、利用中でない車両についての利用状況情報は、利用開始情報と利用終了情報とを有する情報であってもよい。なお、利用開始情報の少なくとも一部を有する場合も、ここでは、利用開始情報を有すると考えてもよい。かかることは、利用終了情報についても同様である。なお、利用格納部101には、現在ユーザにより利用中である車両の車両識別子と、このユーザのユーザ識別子とを有する利用状況情報が蓄積され、現在ユーザにより利用中でない車両の車両識別子を有する利用状況情報は蓄積されないようにしても良い。
利用中でない車両についての利用状況情報は、利用が終了した時点での車両の位置情報を有する情報であることが好ましい。車両の位置情報は、例えば、現在位置の座標(例えば、緯度および経度で表される座標)や住所、駐車場名等の場所名の情報である。
利用状況情報は、例えば、車両シェアリング用の車両の利用量を取得するために用いられる情報を有することが好ましい。例えば、利用が終了した車両に対応する利用状況情報は、利用量を取得するために用いられる情報を有するものであることが好ましい。車両の利用量とは、例えば、車両の利用時間や、車両を利用した移動距離である。車両の利用量を取得するために用いられる情報は、例えば、上述した開始時刻情報や、開始時刻情報と終了時刻情報との組であっても良く、利用時間や、移動距離の情報等の移動量を示す情報であってもよく、これら以外の情報であってもよい。
利用格納部101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。かかることは、他の格納部についても同様である。
利用開始受信部102は、利用開始情報を受信する。利用開始受信部102は、例えば、車載端末20から利用開始情報を受信する。利用開始情報は、カーシェアリング用の車両の利用開始を示す情報である。利用開始情報は、車両の利用開始を要求する情報と考えてもよい。利用開始情報は、車両を利用するユーザのユーザ識別子と、ユーザが利用する車両の車両識別子と、を有する情報である。利用開始受信部102は、例えば、ユーザ端末30から利用開始情報を受信してもよい。
利用開始受信部102が受信する利用開始情報は、開始時刻情報を有していても良く、利用開始場所情報を有していても良い。利用開始場所情報は、車両の利用を開始した場所を示す情報であり、例えば、利用を介した場所の位置情報である。利用開始受信部102が受信する利用開始情報は、車両シェアリング用の車両の利用量を取得するために用いられる情報を有していることが好ましい。なお、利用開始受信部102は、利用開始情報を受信した受信時刻を図示しない時計等を用いて取得してもよい。なお、利用開始情報に対応付けられた開始時刻情報を、利用開始情報が有する開始時刻情報と考えてもよい。
なお、利用開始情報は、例えば、利用開始情報であることを示す情報(例えば、利用開始情報であることを示す識別子等)を有していても良い。また、利用開始情報は、例えば、情報処理装置10(例えば、情報処理装置10の利用蓄積部108)等が利用開始情報であることを検出可能である場合等においては、利用開始情報であることを示す情報を有していなくても良い。例えば、車載端末20が送信する現在ユーザに利用されていない車両の車両識別子とユーザ識別子とを有する情報を、利用開始情報と判断する場合、利用開始情報は、利用開始情報であることを示す情報を有していなくても良い。かかることは、後述する利用終了情報や、予約情報についても同様である。
利用開始受信部102は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。利用開始受信部102は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。かかることは、他の受信部についても同様である。
予約情報格納部103には、1または2以上の予約情報が格納される。予約情報は、車両の利用開始の予約を行うための情報であって、車両識別子と、車両識別子が示す車両を予約したユーザのユーザ識別子と、を有する情報である。ここでの車両の予約は、例えば、車両の利用開始のみの予約である。ここでの車両の予約は、例えば、車両の利用期間の予約を除く予約や、車両の利用終了時刻等の指定のない予約である。予約情報は、更に、開始時間取得情報を有していてもよい。開始時間取得情報は、予約した車両の利用を開始可能な時間を取得可能な情報である。開始時間取得情報は、例えば、車両の利用を開始可能な時間帯である。開始時間取得情報は、例えば、車両を確保した状態とすることが可能な時間と考えてもよい。開始時間取得情報は、結果的に、予約した車両の利用を開始可能な時間を取得可能な情報であればよく、例えば、予約した車両の利用を開始可能な時間帯の情報であってもよく、予約を行った時刻の情報であっても良い。ここでの予約した車両の利用を開始可能な時間帯の情報は、時間帯の開始時刻と終了時刻とを有する情報であっても良く、時間帯の終了時刻の情報であっても良い。時間帯の終了時刻の情報である場合、車両の利用開始可能な時間帯は、この終了時刻までの時間帯と考えてもよい。また、開始時間取得情報が、予約を行った時刻の情報である場合、予約した車両の利用を開始可能な時間は、予約を行った時刻から、予め決められた長さの第一の時間が経過するまでの時間帯としてもよい。この第一の時間は、車両の利用開始を予約可能な時間の上限値等と考えてもよい。この第一の時間の長さは、例えば、1時間以内であることが好ましく、10分以内であることがより好ましく、5分以内であることが更に好ましい。また、予約した車両の利用を開始可能な時間は、この予約を行った時刻に対して予め決められた長さの第二の時間を隔てた、予め決められた長さの時間帯としても良い。この第二の時間と、予め決められた長さの時間帯との合計時間は、1時間以内であることが好ましく、10分以内であることがより好ましく、5分以内であることが更に好ましい。例えば、情報処理装置10が、現在の時刻から予め決められた時間以内に利用を開始する予約のみを受け付ける場合、この予め決められた時間を上記の第一の時間とすることが好ましい。開始時間取得情報を用いて取得される予約した車両の利用を開始可能な時間の終了時刻は、例えば、予約した時刻から、上記の第一の時間が経過した時刻までの時刻となるようにすることが好ましい。例えば、後述する利用判断部106は、開始時間取得情報が予約を行った時刻である場合、このような第一の時間を用いて、適宜、予約した車両の利用を開始可能な時間を算出するようにしてもよい。
予約情報格納部103に格納される各予約情報は、各予約情報が示す予約が有効であることを示す情報をさらに有していても良い。予約が有効であることを示す情報は、予約が有効であるか否かを示す情報も含む概念である。予約情報が示す予約が有効であることを示す情報は、予約情報が示す予約が有効であることを示すいわゆるフラグの情報でもよい。予約情報が示す予約が有効とは、例えば、車両が予約されていることや、予約した車両が利用可能な時間が過ぎていないことである。予約が有効とは、予約が失効していないことや、予約情報が示す車両が、予約情報が示すユーザにより利用されていないことであってもよい。予約が無効とは、例えば、車両が予約されていないことや、予約が有効でないことである。なお、この予約されていることを示す情報は、予約を行った時刻から予め決められた時間が経過した場合や、予約情報が示す車両が、予約情報が示すユーザにより利用された場合に削除されることが好ましい。ここでの削除は、予約が有効であることを示すフラグの情報を予約が無効であることを示すフラグの情報に更新することも含むと考えてもよい。ここでの予め決められた時間は、例えば、上述した第一の時間であることが好ましい。
予約情報受信部104は、予約情報を受信する。予約情報受信部104は、例えば、ユーザ端末30から直接または間接的に予約情報を受信する。予約情報受信部104が受信する予約情報は、上述した開始時間取得情報を有していても良く、有していなくても良い。この開始時間取得情報は、例えば、ユーザ端末30が予約情報を送信する操作を受け付けた時刻や、ユーザ端末30が予約情報を送信した時刻であり、この時刻は、上述したような予約を行った時刻と考えてよい。予約情報受信部104は、予約情報を受信した時刻を、図示しない時計等を用いて取得しても良い。
予約蓄積部105は、予約情報受信部104が受信した予約情報を予約情報格納部103に蓄積する。予約情報受信部104が受信した予約情報が、予約を行った時刻を有する場合、予約蓄積部105は、この予約を行った時刻や、この時刻を用いて取得した予約した車両を利用開始可能な時間帯の情報を開始時間取得情報として有する予約情報を、予約蓄積部105に蓄積しても良い。なお、予約蓄積部105は、予約情報受信部104が予約情報を受信した時刻や、予約蓄積部105が予約情報を蓄積する時刻の情報や、これらの時刻を用いて取得した予約した車両を利用開始可能な時間帯の情報を開始時間取得情報として有する予約情報を、予約情報格納部103に蓄積しても良い。予約情報が有する開始時刻取得情報は、予約情報に対応付けられた開始時刻取得情報であっても良い。
予約蓄積部105が予約情報格納部103に予約情報を蓄積する場合に、この予約情報が示す予約が有効であることを示す上述したような情報を加えた予約情報を蓄積するようにしても良い。この情報は、上述したような予約情報が示す予約が有効であることを示すいわゆるフラグの情報でもよい。なお、予約蓄積部105は、予約情報格納部103に格納されている予約情報が示す車両の利用開始可能な時間を過ぎた場合や、予約情報が示す車両が、予約情報が示すユーザにより利用された場合に、この予約情報が有効であることを示すフラグの情報を上記のように削除しても良い。なお、ここでの有効であることを示すフラグの情報の削除は、フラグの情報を、有効ではないことを示すフラグの情報に更新することも含む概念である。かかることは、他のフラグの情報についても同様である。
なお、予約蓄積部105は、予約情報受信部104が受信した予約情報が示す予約が可能であるか否かを判断し、予約が可能である場合にのみ予約情報を予約情報格納部103に蓄積するようにしてもよい。予約が可能な場合とは、例えば、受信した予約情報と同じ車両識別子を有する有効な予約情報がなく、この車両識別子が示す車両が利用されていない場合である。
利用判断部106は、利用開始受信部102が受信した利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であるか否かを判断する。利用開始情報が示す車両は、利用開始情報が有する車両識別子が示す車両である。なお、この判断は、利用開始受信部102が受信した利用開始情報が示す車両が、この利用開始情報が示すユーザによって利用が許可可能な状態であるか否かの判断も含むと考えてもよい。利用開始情報が示すユーザは、利用開始情報が有するユーザ識別子が示すユーザである。
例えば、利用判断部106は、利用開始情報が有するユーザ識別子を用いて、ユーザ認証の処理を行うようにして、認証された場合にのみ車両の利用が可能であると判断してもよい。認証されなかった場合、利用が不可であると判断する。このユーザ認証は、例えば、車両シェアリング用の車両を利用可能なユーザであるか否か(例えば、車両シェアリング会員であるか否か)等の認証である。認証に必要な情報(例えば、車両シェアリング会員のユーザ識別子の情報等)は、情報処理装置10が有していても良く、情報処理装置10がアクセス可能な他のサーバ装置等が有していても良い。認証の処理等は、公知技術であるため、説明は省略する。
また、利用判断部106は、例えば、利用開始受信部102が受信した利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が予約されていない場合に利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断する。また、利用判断部106は、利用開始受信部102が受信した利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が、この利用開始情報が有するユーザ識別子が示すユーザにより予約されている場合に、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断する。ここでの予約は、利用開始の予約である。なお、利用判断部106は、上記のユーザ認証による判断と、利用開始情報が示す示す車両の利用開始情報が示すユーザによる利用についての判断との両方の判断を行って、両方が許可可能である場合に、車両の利用が許可可能と判断しても良く、いずれか一方の判断だけを行っても良い。
利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が予約されているか否かは、例えば、この車両識別子を有する予約情報であって、予約時間が有する開始時間取得情報を用いて取得される予約した車両を利用開始可能な時間が、利用開始受信部102が受信した利用開始情報が有する利用開始時刻を含むものとなるような予約情報が、予約情報格納部103に格納されているか否かにより判断される。例えば、このような予約情報が格納されていない場合、利用判断部106は、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断する。また、利用開始受信部102が受信した利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が、利用開始情報が有するユーザ識別子が示すユーザにより予約されているか否かは、例えば、この車両識別子と、ユーザ識別子とを有する予約情報であって、予約時間が有する開始時間取得情報を用いて取得される予約した車両を利用可能な時間が、利用開始情報が有する利用開始時刻を含むものとなるような予約情報が、予約情報格納部103に格納されているか否かにより判断される。例えば、このような予約情報が格納されている場合、利用判断部106は、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断する。
なお、上記のように、予約情報格納部103に格納された予約情報が、予約情報が有する車両識別子が示す車両の利用開始の予約が有効であることを示すフラグ等の情報を有する場合、利用判断部106は、この情報を用いて、利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が予約されているかを判断してもよい。例えば、利用判断部106は、利用開始情報が有する車両識別子と一致する車両識別子を有する予約情報のフラグの情報が、予約が有効でないことを示す情報である場合、利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が予約されていないと判断して、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断してもよい。また、例えば、利用判断部106は、利用開始情報が有する車両識別子およびユーザ識別子と一致する車両識別子およびユーザ識別子を有する予約情報のフラグの情報が、予約が有効であることを示す情報である場合、利用開始受信部102が受信した利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が、利用開始情報が有するユーザ識別子が示すユーザにより予約されていると判断して、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断してもよい。
また、上記の予約情報を用いて利用判断部106が行う処理は、例えば、利用開始受信部102が受信する利用開始情報が、現在ユーザにより利用されていない車両についての利用開始情報(すなわち、利用されていない車両の車両識別子を有する利用開始情報)に限られる場合等に行われることが好ましい処理であり、利用開始受信部102が、現在利用されている車両の車両識別子を有する利用開始情報と、現在利用されていない車両の車両識別子を有する利用開始情報と、の両方を受け付け可能なものである場合、利用判断部106は、さらに、利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が現在ユーザにより利用されているか否かを判断し、利用されている場合には、利用開始情報が示す車両の利用が許可できないと判断するようにすることが好ましい。例えば、利用判断部106は、利用格納部101に格納されている利用状況情報の中に、利用開始受信部102が受信した利用開始情報が有する車両識別子と同じ車両識別子を有する利用状況情報であって、車両が利用中であることを示す利用状況情報が格納されているか否かを判断し、格納されている場合、受信した利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が現在ユーザにより利用されていると判断し、格納されていない場合、受信した利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が現在ユーザにより利用されていないと判断する。そして、利用されている場合、利用が許可可能でないと判断する。
また、利用格納部101に開始時刻情報や終了時刻情報を有する利用状況情報が格納される場合、利用開始受信部102が受信した利用開始情報が有する車両識別子と一致する車両識別子を有する最新の開始時刻情報を有する利用状況情報を、利用格納部101から検出し、検出された利用状況情報が、終了時刻情報を有していない場合に、受信した利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が現在利用中であると判断し、終了時刻情報を有する場合、車両が現在利用されていないと判断しても良い。かかることは、利用格納部101に利用開始情報の少なくとも一部や利用終了情報の少なくとも一部が格納される場合についても同様である。
利用判断部106は、上記のように現在利用されている車両であるかの判断等を行う場合においても、上記のユーザ認証による判断処理を行って、両方の処理で許可可能であると判断された場合に、車両の利用が許可可能であると判断しても良い。
なお、利用判断部106が、車両識別子が示す車両が利用中であるか否かを判断する処理は、上記に限定されるものではない。
また、上記のようなユーザ認証を、車載端末20や他のサーバ装置等が行う場合には、利用判断部106は、上記のユーザ認証の処理を行なわないようにしてもよい。また、利用開始受信部102が受信する利用開始情報が、利用が許可されている車両についての利用開始情報であることが予め決められている場合、利用判断部106は、上述したユーザ認証の処理のみを行って、車両の利用が許可可能であるか否かを判断しても良い。また、車両シェアリングシステム1が、車両の利用について予約ができないシステムである場合、利用判断部106は、単に受信した利用開始情報が示す車両が、既にユーザにより利用されているか否かの判断だけを行うようにしても良い。ただし、この場合も、上述したユーザ認証を更に行うようにしても良い。
開始送信部107は、利用判断部106が、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断した場合に、利用開始受信部102が受信した利用開始情報に対応する車両を利用開始状態とするための開始許可情報を送信する。開始許可情報は、例えば、利用開始情報を送信した車載端末20に対して送信される情報であって、この車載端末20が取り付けられた車両が利用可能な状態となるようにすることを許可するための情報である。開始許可情報は、例えば、車両が利用可能な状態となるようにするための命令や制御信号等の情報であってもよい。例えば、開始許可情報は、車両である自動車や自動二輪や自転車の施錠を解除するための情報や、車両である自動車や自動二輪等のキーを取出し可能となるようにするための情報である。開始送信部107は、例えば、開始許可情報を、利用開始情報を送信した車載端末20に送信する。例えば、利用開始受信部102が受信した利用開始情報に対応する車両は、この利用開始情報が有する車両識別子が示す車両であり、開始送信部107は、開始許可情報を、この利用開始情報が有する車両識別子が示す車両の車載端末20に送信する。なお、開始送信部107は、開始許可情報を、このような車載端末20に送信する代わりに、この車載端末20が取り付けられた車両を利用しようとしているユーザのユーザ端末30に送信するようにしてもよい。この場合、例えば、この開始許可情報を受信したユーザ端末30が、このユーザ端末30のユーザが利用しようとする車両の車載端末20に受信した開始許可情報を送信するようにしても良い。
開始送信部107は、例えば、利用判断部106が、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断しなかった場合には、上記のような開始許可情報を送信しない。開始送信部107は、例えば、利用判断部106が、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断しなかった場合、上記のような開始許可情報を送信する代わりに、利用開始受信部102が受信した利用開始情報に対応する車両を利用開始状態としないための開始不可情報を送信するようにしてもよい。開始不可情報は、例えば、利用開始情報が示す車両に取り付けられた車載端末20に送信される情報であって、車載端末20が取り付けられた車両が、現在利用ができないことを示す情報である。開始不可情報は、利用開始情報が示す車両を利用しようとしているユーザのユーザ端末30に送信される情報であって、ユーザが現在利用しようとしている車両が、現在利用ができないことを示す情報であってもよい。
開始送信部107は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。開始送信部107は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。かかることは他の送信部においても同様である。
利用蓄積部108は、利用開始受信部102が受信した利用開始情報に対応する利用状況情報を利用格納部101に蓄積する。ここでの蓄積は、既に蓄積されている利用状況情報への情報の追記や、上書き、更新等を含む概念である。利用蓄積部108は、例えば、利用判断部106が、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断した場合に、利用開始受信部102が受信した利用開始情報が示す車両が利用中であることを示す利用状況情報を利用格納部101に蓄積するようにしてもよい。ここで蓄積する利用状況情報は、車両の利用が開始されたことを示す利用状況情報と考えてもよい。利用蓄積部108は、例えば、利用開始情報が有する車両識別子とユーザ識別子とを有する利用状況情報を蓄積する。ここでの利用状況情報の蓄積は、利用開始情報が有する車両識別子とユーザ識別子と、車両が利用中であることを示すフラグ等の情報を有する利用状況情報の蓄積であっても良く、既に利用格納部101に格納されている利用状況情報のうちの、利用開始情報と同じ車両識別子とユーザ識別子とを有する利用状況情報に、車両が利用中であることを示すフラグ等の情報や、利用開始情報が有する車両識別子およびユーザ識別子以外の情報の少なくとも一部を追記することであっても良く、既に利用格納部101に格納されている利用状況情報のうちの、利用開始情報と同じ車両識別子とユーザ識別子とを有する利用状況情報が有する車両が利用中であるか否かを示すフラグ等の情報を、車両が利用中であることを示す情報に更新することであってもよい。利用開始情報が有する車両識別子およびユーザ識別子以外の情報の少なくとも一部は、例えば、利用開始位置の情報(以下、開始位置情報と称す)である。開始位置情報は、利用が開始された位置を示す座標等の位置情報である。また、ここでの利用状況情報の蓄積は、利用開始情報が有する車両識別子とユーザ識別子と、利用開始情報に対応する開始時刻情報とを有する利用状況情報の蓄積であっても良く、既に利用格納部101に格納されている利用状況情報のうちの、利用開始情報と同じ車両識別子とユーザ識別子とを有する利用状況情報に、利用開始情報に対応する開始時刻情報を追記することであっても良い。利用開始情報に対応する開始時刻情報は、利用開始情報が有する開始時刻情報であっても良く、利用開始受信部102が利用開始情報の受信時に取得した時刻の情報や、利用蓄積部108が、利用開始情報に応じて利用状況情報を蓄積する際に図示しない時計等から取得した時刻の情報であっても良い。
なお、利用開始受信部102が、利用開始情報を受信した受信時刻を図示しない時計等を用いて取得するようにし、利用蓄積部108が、受信した利用開始情報に、取得した受信時刻の情報を開始時刻情報として加えた利用状況情報を利用格納部101に蓄積するようにしてもよい。また、利用蓄積部108は、図示しない時計等から取得した利用開始情報を蓄積する時刻の情報を開始時刻情報として加えた利用状況情報を利用格納部101に蓄積するようにしてもよい。
利用終了受信部109は、利用終了情報を受信する。利用終了情報は、車両シェアリング用の車両の利用終了を示す情報である。車両の利用終了を示す情報は、車両の利用終了を要求する情報と考えてもよい。利用終了情報は、車両の利用を終了するユーザのユーザ識別子と、ユーザが利用を終了する車両の車両識別子とを有する情報である。
利用終了情報は、車両シェアリング用の車両の利用終了時刻を示す終了時刻情報を有していても良い。ここでの時刻は、日付等を含んでいても良く、含んでいなくても良い。なお、利用終了受信部109は、利用終了情報の受信時刻を図示しない時計等から取得し、この受信時刻を示す情報を、利用終了情報に対応する終了時刻情報として取得するようにしてもよい。また、利用終了受信部109が受信する利用終了情報は、車両の利用時に移動した移動距離、つまり利用開始から利用終了までの間に移動した移動距離の情報や、車両の利用時間の情報を有していてもよい。
利用終了情報は、車両シェアリング用の車両の利用量を取得するために用いられる情報を有していることが好ましい。車両の利用量とは、例えば、車両の利用時間や、車両を利用した移動距離や、これらの組み合わせである。利用終了情報が有する車両の利用量を取得するために用いられる情報は、例えば、上述した終了時刻情報であってもよく、移動距離の情報や利用時間の情報であってもよく、移動経路(ルート)の情報であってもよく、これら以外の情報であってもよい。利用終了情報が有する移動距離や利用時間の情報は、例えば、後述する車載端末20が車両等から取得するようにすればよい。
また、利用終了受信部109が受信する利用終了情報は、終了位置情報を有していても良い。終了位置情報は、車両シェアリング用の車両の利用終了場所を示す位置情報である。終了位置情報は、例えば、座標や住所等である。利用終了場所は、例えば、利用終了情報の送信時の現在地である。終了位置情報は、車両シェアリング用の車両が駐車される駐車場等の場所の識別子(例えば、駐車場名等)であっても良い。
なお、利用開始受信部102が受信する利用開始情報と、利用終了受信部109が受信する利用終了情報とが、いずれも、利用開始情報であるか否かを示す情報や利用開始情報であるか否かを示す情報を有していない場合においては、利用開始受信部102と、利用終了受信部109とを、一つの受信部とするとともに、この受信部が、車載端末20から送信される利用開始情報と利用終了情報との両方を受信し、受信した情報が有する車両識別子が、現在、任意のユーザによって利用されていない車両の車両識別子である場合、受信した情報を利用開始情報と判断して、利用開始情報として扱うようにし、受信した情報が有する車両識別子が、現在、任意のユーザによって利用されている車両の車両識別子である場合、受信した情報を利用終了識別子と判断して、利用終了情報として扱うようにしても良い。この場合、受信した情報が利用開始情報と判断された時には、この受信部を利用開始受信部102と考え、受信した情報が利用終了情報と判断された時には、、この受信部を利用終了受信部109と考えるようにしても良い。また、受信した情報が利用終了情報と判断されたときには、この利用終了情報が有する車両の現在地の位置を示す情報を、終了位置情報と考えてもよい。
終了可能領域格納部110には、終了可能領域情報が格納される。終了可能領域情報は、車両シェアリング用の車両の利用を終了可能な領域である1または2以上の終了可能領域を示す情報である。終了可能領域は、例えば、予め指定された領域である。終了可能領域は、例えば、一の地点として表される領域であっても良い。また、終了可能領域は、例えば、道路等であっても良い。終了可能領域は、車両を駐車可能な領域である。また、終了可能領域は、車両の駐車が法律や条例等により禁止されていない領域である。終了可能領域は、例えば、駐車場や、駐車場内の駐車スペースや、車両を駐車可能な空き地や、車両を駐車可能な道路(例えば、車両を路側に駐車可能な道路)等である。この場合の駐車場や駐車スペースは、駐車料金が発生しないものであることが好ましい。終了可能領域は、ユーザが車両シェアリング用の車両を利用しやすい領域や、車両シェアリング用の車両を見つけやすい領域であることが好ましい。終了可能領域は、車両シェアリングを利用するユーザ数(例えば、車両シェアリングの利用登録を行っているユーザ数等)が多い地域内の領域であることが好ましい。また、終了可能領域は、車両シェアリング用の車両が駐車されていても交通の妨げや、他のユーザの生活や行動の妨げにならない領域であることが好ましい。
例えば、終了可能領域情報は、終了可能領域となる地点や、終了可能領域となる輪郭を示す1または2以上の座標(例えば、緯度と経度とで表される座標)等の情報であっても良く、終了可能領域を示す住所等であってもよい。ここでの住所は、都道府県レベルであっても良く、市町村区レベルであってもよく、番地レベルであっても良く、その粒度は問わない。例えば、終了可能領域が、市の名称を示す場合、この名称が示す市内が、終了可能領域となる。また、終了可能領域情報は、地域や、ランドマークや、駐車場等の識別子(例えば名称等)であっても良い。また、終了可能領域情報は、道路の識別子であっても良く、カーナビゲーションシステム等で用いられる交差点等で区切られた道路を表すリンクの識別子等であっても良い。例えば、終了可能領域が、道路の識別子を示す場合、この道路上(例えば、道路の路肩等)が、終了可能領域となる。ただし、収納可能領域情報は、結果的に終了可能領域を示すことが可能な情報であれば上記のような情報に限定されるものではない。
終了判断部111は、利用終了受信部109が受信した利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置が、終了可能領域情報が示す終了可能領域内の位置であるか否かを判断する。例えば、終了位置情報が座標である場合、終了判断部111は、この座標が、終了可能領域情報が示す1以上の終了可能領域のいずれか1つの中に位置するか否かを判断し、位置する場合に、終了可能領域内の位置であると判断し、位置しない場合、終了可能領域内の位置でないと判断する。終了可能領域情報が終了可能領域である一の地点の座標を有する場合、この地点の座標と、終了位置情報が示す座標とが一致する場合に、終了可能領域内の地であると判断するようにしても良い。なお、1以上の終了可能領域を示す終了可能領域情報が、住所や、ランドマークや駐車場やリンク等の識別子等である場合、終了位置情報が示す位置が、この住所や、ランドマークや駐車場やリンク等の識別子に対応する領域内である場合、終了可能領域内の位置であると判断してもよい。
なお、終了位置情報が示す位置が、終了可能領域情報が示す終了可能領域内の位置であるか否かの判断処理は、上記の処理に限定されるものではない。
終了送信部112は、終了判断部111が終了可能領域内の位置であると判断した場合に、利用終了受信部109が受信した利用終了情報に対応する車両を利用終了状態とするための終了許可情報を送信する。終了許可情報は、例えば、利用終了情報を送信した車載端末20に対して、この車載端末20が取り付けられた車両を、ユーザによる利用が終了した状態となるようにすることを許可するための情報である。終了許可情報は、例えば、車両を利用が終了した状態となるようにするための命令や制御信号等の情報であってもよい。利用が終了した状態は、例えば、ユーザが車両の利用を開始可能な状態や利用を開始する予約が可能な状態と考えてもよい。利用が終了した状態は、例えば、利用の待機状態と考えてもよい。利用が終了した状態とは、例えば、車両である自動車や自動二輪や自転車を施錠した状態である。例えば、終了許可情報は、車両である自動車や自動二輪や自転車の施錠するための情報や、車両である自動車や自動二輪等のイグニッションキーが取出せないような状態とするための情報である。終了送信部112は、例えば、終了許可情報を、利用終了情報を送信した車載端末20に送信する。例えば、利用終了受信部109が受信した利用終了情報に対応する車両は、この利用終了情報が有する車両識別子が示す車両であり、終了送信部112は、終了許可情報を、この利用終了情報が有する車両識別子が示す車両の車載端末20に送信する。なお、終了送信部112は、終了許可情報を、このような車載端末20に送信する代わりに、この車載端末20が取り付けられた車両を利用しているユーザのユーザ端末30に送信するようにしてもよい。この場合、例えば、この終了許可情報を受信したユーザ端末30が、このユーザ端末30のユーザが利用している車両の車載端末20に受信した終了許可情報を送信するようにしても良い。
終了送信部112は、例えば、利用終了受信部109が受信した利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置が、終了可能領域格納部110に格納されている終了可能領域内の位置でないと終了判断部111が判断した場合に、上記のような終了許可情報を送信しない。終了送信部112は、例えば、利用終了受信部109が受信した利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置が、終了可能領域格納部110に格納されている終了可能領域内の位置でないと終了判断部111が判断した場合に、利用終了受信部109が受信した利用終了情報に対応する車両を利用終了状態としないための終了不可情報を送信するようにしてもよい。終了不可情報は、例えば、利用終了情報が示す車両に取り付けられた車載端末20に送信される情報である。終了不可情報は、例えば、利用終了情報が示す車両の利用が現在終了できない状態であることを示す情報である。終了不可情報は、例えば、利用終了情報が示す車両の車載端末20に、車両を利用終了とするための処理(例えば、車両に施錠する処理)を行わないようにするための指示や制御情報等の情報である。ここでの車両の利用が終了できない状態とは、例えば、車両が、利用を終了することが許可されている終了許可領域以外の領域に駐車されている状態である。なお、終了送信部112は、終了不可情報を、利用終了情報が示す車両を利用しているユーザのユーザ端末30に送信するようにしてもよい。
なお、上述した利用蓄積部108は、例えば、利用終了受信部109が利用終了情報を受信した場合に、利用終了受信部109が受信した利用終了情報に応じて利用状況情報を利用格納部101に蓄積するようにしても良い。また、利用蓄積部108は、利用終了受信部109が利用終了情報を受信した場合であって、終了送信部112が終了許可情報を送信した場合に、利用終了受信部109が受信した利用終了情報に応じて利用状況情報を利用格納部101に蓄積するようにしても良い。ここでの蓄積は、既に蓄積されている利用状況情報への情報の追記や、上書き、更新等を含む概念である。この利用終了情報に応じた利用状況情報の蓄積により、例えば、この利用終了情報が示す車両の状況が、利用中から、利用が終了している状況に更新されることととなる。例えば、利用蓄積部108は、利用終了受信部109が利用終了情報を受信した場合や、利用終了受信部109が利用終了情報を受信した場合であって、終了送信部112が終了許可情報を送信した場合に、この利用終了情報が有する車両識別子とユーザ識別子とを有する利用状況情報であって、車両の利用が終了したことを示す利用状況情報を利用格納部101に蓄積する。例えば、利用蓄積部108は、利用終了情報が有する車両識別子とユーザ識別子とを有する利用状況情報であって、車両の利用が終了したことを示すフラグ等の情報や、利用終了情報や、利用終了情報に対応する終了時刻情報を有する利用状況情報を利用格納部101に蓄積する。利用蓄積部108は、例えば、利用終了情報が有する車両識別子とユーザ識別子とを有する利用状況情報を蓄積する。ここでの利用状況情報の蓄積は、利用終了情報が有する車両識別子とユーザ識別子とを有する利用状況情報であって、車両が利用中であることを示すフラグ等の情報や、利用終了情報が有する車両識別子およびユーザ識別子以外の情報の少なくとも一部や、利用終了情報に対応する終了時刻情報を有する利用状況情報等の蓄積であっても良く、既に利用格納部101に格納されている利用状況情報のうちの、利用終了情報と同じ車両識別子とユーザ識別子とを有する利用状況情報に、車両の利用が終了したことを示すフラグ等の情報や、利用終了情報が有する車両識別子およびユーザ識別子以外の情報の少なくとも一部や、利用終了情報に対応する終了時刻情報等を追記することであっても良く、既に利用格納部101に格納されている利用状況情報のうちの、利用終了情報と同じ車両識別子とユーザ識別子とを有する利用状況情報が有する車両が利用中であること示すフラグ等の情報を削除する(あるいは、車両が利用中でないことを示す情報に更新する)ことであってもよい。利用位置情報が有する車両識別子およびユーザ識別子以外の情報の少なくとも一部は、例えば、終了位置情報であってもよい。利用終了情報に対応する終了時刻情報は、利用終了情報が有する終了時刻情報であっても良く、利用終了受信部109が利用終了情報の受信時に取得した時刻の情報や、利用蓄積部108が、利用終了情報に応じて利用状況情報を蓄積する際に図示しない時計等から取得した時刻の情報であっても良い。利用終了受信部109が受信した利用終了情報に応じて、利用蓄積部108が蓄積する利用状況情報は、この利用終了情報が有する終了位置情報を有する利用状況情報であることが好ましい。例えば、利用蓄積部108は、既に利用格納部101に格納されている利用状況情報のうちの、利用終了情報と同じ車両識別子とユーザ識別子とを有する利用状況情報に、終了位置情報を追記する。
以下、本実施の形態においては、利用蓄積部108は、利用終了受信部109が受信した利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置を、終了判断部111が終了可能領域内の位置であると判断した場合に、利用終了受信部109が受信した利用終了情報に対応する利用状況情報を利用格納部101に蓄積する場合を例に挙げて説明する。ただし、終了判断部111等を設けず、終了位置情報が示す位置について終了可能領域内の位置であるかの判断等を行わない場合、利用蓄積部108は、利用終了受信部109が受信した利用終了情報を利用格納部101に蓄積するようにすればよい。この場合、終了送信部112も省略するようにしても良い。
なお、利用蓄積部108が、利用終了情報に対応する利用状況情報と、この利用終了情報に対応する利用開始情報に対応する利用状況情報と、を個別に蓄積する場合、例えば、利用終了情報に対応する利用状況情報を、この利用終了情報に対応する利用開始情報に対応する利用状況情報と対応付けて蓄積することが好ましい。
料金取得部113は、利用終了受信部109が受信した利用終了情報に対応する車両の利用量を示す情報を取得し、取得した利用量を示す情報を用いて車両の利用料金を算出する。例えば、料金取得部113は、利用終了受信部109が受信した利用終了情報を用いて、この利用終了情報に対応する車両の利用量を示す情報を取得し、取得した利用量を示す情報を用いて車両の利用料金を算出する。例えば、料金取得部113は、利用終了受信部109が受信した利用終了情報と、この利用終了情報に対応する利用格納部101に格納されている利用状況情報とを用いて利用料金を算出する。料金取得部113は、例えば、取得した利用量を示す情報が示す利用量(例えば、移動距離や利用時間)が増加するに従って増加する利用料金を算出する。例えば、料金取得部113は、利用量が増加するに従って、連続的、または段階的に増加する利用料金を算出する。
例えば、利用状況情報が開始時刻情報を有する場合、料金取得部113は、利用終了受信部109が受信した利用終了情報に対応する利用状況情報を利用格納部101から検出し、受信した利用終了情報が有する終了時刻情報が示す時刻から、検出した利用状況情報が有する開始時刻情報が示す時刻を減算して、車両の利用時間を示す情報を取得し、利用時間を用いて予め決められたルールや計算式、変換表等を用いて車両の利用料金を算出する。例えば、利用時間に対して、単位時間当たりの料金を乗算して利用料金を算出する。この場合、単位時間に満たない時間は、例えば、切り捨てても切り上げても良い。また、予め用意された利用時間と利用料金との対応表から、利用時間に対応する利用料金を取得するようにしても良い。なお、利用終了情報が、利用時間の情報を有する場合、この利用時間の情報を用いて、上記と同様に利用料金を取得してもよい。
また、例えば、移動距離を用いて利用料金を算出する場合、料金取得部113は、利用終了受信部109が受信した利用終了情報が有する上述したような移動距離の情報を取得し、取得した移動距離の情報が示す移動距離を用いて予め決められたルールや計算式、変換表等を用いて車両の利用料金を算出する。例えば、移動距離に対して、単位距離当たりの料金を乗算して利用料金を算出する。この場合、単位距離に満たない距離は、例えば、切り捨てても切り上げても良い。
なお、利用料金を算出する際のルールや計算式等は、利用料金の算出対象となる車両に応じて異なっていても良い。例えば、このルールや計算式等は、車両識別子等と対応付けられて格納部(図示せず)に格納されていても良い。例えば、車両識別子毎に値が異なる単位時間当たりの利用料金が格納されているように、料金取得部113が、利用終了情報に応じて利用料金を算出する際に、この利用終了情報が有する車両識別子に対応する単位時間当たりの利用料金を格納部から取得し、取得した単位時間当たりの利用料金を用いて、車両の利用料金を算出しても良い。なお、利用量を示す情報が、移動経路を示す情報である場合、料金取得部113は、この移動経路から、移動距離や移動時間を取得して、この移動距離や移動時間に応じた利用料金を取得しても良い。
なお、ユーザが車両を利用している際に、この車両に取り付けられた車載端末20が、予め決められた時間毎やトリガー毎に、GPS(グローバルポジショニングシステム)等を用いて位置情報である座標等を取得し、取得した座標等を、順次、車載端末20が設けられた車両の車両識別子と対応付けて情報処理装置10に送信し、この座標等と車両識別子とを情報処理装置10が図示しない格納部等に、受信順にあるいは受信時刻等と対応付けて蓄積するようにし、利用終了受信部109が利用終了情報を受信した場合に、料金取得部113が、図示しない格納部に格納された車両識別子と対応付けられた座標から、この利用終了情報が有する車両識別子に対応付けられた座標を移動順に取得し、取得した座標を用いて、移動距離を算出し、この移動距離を用いて、上記と同様の処理を行って利用料金を算出しても良い。また、利用終了受信部109が受信した利用終了情報が有する利用終了位置の情報と、この利用終了情報に対応する利用状況情報が有する利用開始情報が示す開始位置情報と、を用いて、ルート検索等を行って、利用開始から利用終了までの移動距離を取得して、この移動距離により利用料金を算出しても良い。
利用料金は、例えば、タクシー等の利用料金を算出する処理と同様の処理により、移動距離や移動時間等から算出しても良い。なお、料金取得部113が、利用終了情報が有する車両識別子が示す車両の利用料金を算出する処理は、上記の処理に限定されるものではない。例えば、ユーザ識別子毎に、利用料金の割引等を行うようにしてもよい。
なお、終了送信部112が、受信した利用終了情報に応じて終了許可情報を車載端末20に送信した後、利用終了受信部109等がこの車載端末20から車両識別子と対応付けられた移動距離の情報や利用時間の情報を受信するようにし、料金取得部113が、この移動距離の情報や利用時間の情報を用いて、利用料金を取得するようにしても良い。
料金取得部113は、終了判断部111が終了可能領域内の位置であると判断した場合に、利用料金を算出するようにしてもよい。また、料金取得部113は、終了判断部111が終了可能領域内の位置でないと判断した場合に、利用料金を算出しないことが好ましいが、利用料金を算出するようにしても良い。本実施の形態においては、終了判断部111が終了可能領域内の位置であると判断した場合に、料金取得部113が利用料金を算出し、終了判断部111が終了可能領域内の位置でないと判断した場合に、料金取得部113が利用料金を算出しない場合を例に挙げて説明する。ただし、終了判断部111等を設けず、終了位置情報が示す位置が終了可能領域内の位置であるか否かの判断を行わない場合、利用終了受信部109が利用終了情報を受信した場合等に、料金取得部113は、車両の利用料金を算出するようにしてもよい。
課金処理部114は、料金取得部113が算出した利用料金により課金処理を行う。課金処理は、例えば、課金先となるユーザ等に対して、車両の利用料金を課金するための処理である。ここでの課金処理は、例えば、結果的に車両の利用料金を、車両を利用したユーザに課金できるようにする処理であればよい。課金処理は、例えば、課金に用いられる情報を出力すること等であっても良く、課金を情報処理装置10が行うことであってもよい。課金先となるユーザ、および車両を利用したユーザは、例えば、利用終了情報が有するユーザ識別子が示すユーザである。例えば、ここでの課金処理は、利用終了情報が有するユーザ識別子と、料金取得部113が算出した利用料金の金額の情報とを用いて、課金を実行する処理であってもよく、このユーザ識別子が示すユーザに利用料金を課金するために用いられる情報を、課金を実行する他のサーバ装置(図示せず)等に送信する処理であっても良い。なお、送信の代わりに、情報を記憶媒体(図示せず)等に蓄積する処理であってもよい。例えば、ここでの課金は、例えば、料金取得部113が算出した利用料金を、予め指定されたユーザが利用料金の支払に利用するクレジットカードや、口座や、プリペイドカード等の事前にチャージされた電子マネー等から引き落とすことであっても良い。また、課金処理部114が行う課金処理は、利用料金をユーザに請求する処理や、ユーザ識別子と対応付けられたユーザの住所やメールアドレス等に利用料金の請求書等を発行する処理であってもよい。また、ここでの課金処理は、課金のための与信の処理であっても良い。
ユーザ識別子が、クレジットカード番号や、口座番号等の課金に直接利用可能な情報である場合は、このユーザ識別子をそのまま用いて課金を行なうようにしてもよく、このユーザ識別子を課金に用いられる情報の一部として課金を実行するサーバ装置等に送信しても良い。また、ユーザ識別子がクレジットカード番号や口座番号等の、課金に直接利用可能な情報に対応付けられたユーザの会員番号等の情報である場合、このユーザ識別子に対応する課金に直接利用可能な情報を、図示しない格納部に格納されているユーザ識別子と課金に直接利用可能な情報とを有する1以上の情報から取得するようにしても良い。また、この場合、課金を行う他のサーバ装置等が、ユーザ識別子と、クレジットカード番号等の課金に直接利用可能な情報とを有する1以上の情報を有するようにし、課金処理部114が、ユーザ識別子と利用料金等を有する情報をこの課金を行うサーバ装置に送信した場合に、このサーバ装置が、格納されている情報を用いて、受信したユーザ識別子に対応する課金に直接利用可能なユーザのクレジットカード番号等の情報を取得するようにしても良い。
ここで課金される金額は、通常、課金される金額と同額であるが、課金に必要な手数料等が含まれていても良い。なお、課金処理部114が行なう課金の処理は、上記の処理に限定されるものではない。また、課金処理としては、公知の技術が利用可能であり、ここでは詳細な説明は省略する。また、課金に用いられる情報等についても、公知の情報が利用可能である。
課金処理部114は、課金処理を行うために必要な情報を送信する送信手段や、課金処理に必要な情報を取得するための受信手段等を有していても良い。
なお、課金処理部114は、終了判断部111が終了可能領域内の位置であると判断した場合に、課金処理を行うようにし、終了判断部111が終了可能領域内の位置でないと判断した場合に、課金処理を行わないようにしても良い。
車両関連格納部115には、車両シェアリング用の車両の車両識別子を有する1または2以上の車両関連情報が格納される。車両関連情報は、車両シェアリング用の車両に関する情報である。車両関連情報は、例えば、車両識別子と、車両の利用料金を示す情報とを有する情報である。車両の現在位置を示す情報と、車両の利用料金を示す情報は、例えば、車両の単位時間当たりの利用料金や、単位距離当たりの利用料金を示す情報や、車両の利用料金を取得するためのアルゴリズムや計算式等を示す情報である。車両関連情報は、さらに、車両の種類、車両の備品、車両の仕様、車両の構成等を示す情報を有していても良い。車両関連格納部115に格納されている車両関連情報は、車両シェアリング用に提供されている全ての車両についての車両関連情報であることが好ましい。
利用可能車両送信部116は、現在利用可能な車両シェアリング用の車両を示す情報を、ユーザ端末30に送信する。現在利用可能な車両を示す情報は、予約候補となる車両を示す予約候補の情報と考えてもよい。例えば、利用可能車両送信部116は、利用格納部101に格納されている利用状況情報等と、予約情報格納部103に格納されている予約情報とを用いて、現在ユーザによって利用されていない車両であって、現在、利用の開始が予約されていない車両の車両識別子を検出し、この車両識別子を有する情報を現在利用可能な車両を示す情報として送信する。例えば、利用可能車両送信部116は、検出した車両識別子を含む車両関連情報を、現在利用可能な車両を示す情報として送信してもよい。また、利用可能車両送信部116は、検出した車両識別子に対応する現在の位置情報(例えば、終了位置情報)を、利用格納部101に格納されている利用状況情報等から取得し、取得した終了位置情報が示す位置を含む地図の画像等を、地図の画像等を提供するウェブサーバ(図示せず)やデータベース(図示せず)等から取得し、取得した地図の画像の、取得した終了位置情報が示す位置に、この終了位置情報に対応する車両識別子を示す画像を配置した地図の画像や文字列等を取得して、この地図の情報を現在利用可能な車両を示す情報として送信してもよい。
例えば、利用可能車両送信部116は、図示しない受信部が、現在利用可能な車両シェアリング用の車両を検索する指示をユーザ端末30から受信した場合に、上記のように現在利用可能な車両を示す情報と、車両の現在位置の情報とを有する情報を取得して、取得した現在利用可能な車両を示す情報と、車両の現在位置の情報とを有する情報を、検索する指示を送信したユーザ端末30に送信する。
なお、ユーザ端末30が送信する検索する指示が、ユーザ端末30の現在地の情報(例えば、座標)を含む場合、利用可能車両送信部116は、現在利用中である車両と、現在予約されている車両とを除いた車両であって、この検索の指示が有する現在地の情報が示す現在地に対して予め指定された範囲内に駐車されている車両を示す情報と、車両が現在駐車されている位置を示す位置情報とを取得して送信するようにしても良い。車両が現在駐車されている位置は、例えば、利用終了受信部109が受信した各車両の車両識別子を有する最新の利用終了情報が有する終了位置情報が有する位置である。車両が現在駐車されている位置は、例えば、各車両識別子と対応付けられて利用格納部101に格納されている最新の利用状況情報が有する終了位置情報が示す位置である。また、ユーザ端末30から送信される検索の指示が、利用料金等についての条件等を有する場合、利用可能車両送信部116は、更にこの条件に合致する車両関連情報を検索して、検索された車両関連情報と対応付けられた車両識別子とこの車両識別子が示す車両の現在位置の情報、または検索された車両関連情報の少なくとも一部と、検索された車両関連情報と対応付けられた車両識別子と、この車両識別子が示す車両の現在位置の情報と、を有する情報を、検索した車両を示す情報として送信するようにしてもよい。
車載端末20は、車両シェアリング用の車両に取り付けられている端末装置である。車載端末20は、例えば、載置されている車両の施錠や解錠の制御を行うことが可能な装置である。また、車載端末20は、自動車や自動二輪のキーの主要場所の開閉や施錠や解錠等の制御が可能な装置であっても良い。なお、これらの施錠や解錠等を行うためのハードウェア等は、車載端末20が有していても良く、車載端末20が取り付けられた車両等が有していても良い。
車載受付部201は、ユーザ識別子を受け付ける。車載受付部201は、例えば、ユーザ端末30等から近距離無線通信等により送信されるユーザ識別子を受信することでユーザ識別子を受け付ける。また、車載受付部201は、例えば、ユーザが保有するICカード(図示せず)に格納されているユーザ識別子を読み取ることで、ユーザ識別子を受け付けてもよい。なお、ICカードや、ユーザ端末30等からユーザ識別子を受信する処理や構成等は公知技術であるため、ここでは詳細な説明を省略する。なお、車載受付部201は、テンキーによる入力や、指紋認証、顔認証等を行うことでユーザ識別子を取得しても良い。なお、指紋認証や顔認証等に必要なユーザの特徴点等の情報は、情報処理装置10や、図示しないサーバ等から取得しても良い。また、指紋認証や顔認証等の処理の一部は、図示しないサーバ等を利用して行うようにしても良い。
入力手段は、カードリーダや、テンキー、スキャナ等、何でも良い。車載受付部201は、入力手段を有していても良く、有していなくても良い。車載受付部201は、カードリーダやテンキー等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
車載送信部202は、車載受付部201が受け付けたユーザ識別子と、格納部(図示せず)に格納されている自装置である車載端末20が取り付けられている車両の車両識別子とを有する利用開始情報を情報処理装置10に送信する。例えば、車載端末20が取り付けられた車両がユーザにより利用されていない状態において、車載受付部201がユーザ識別子を受け付けた場合に、車載送信部202は、利用開始情報を情報処理装置10に送信する。車両が利用されていない状態とは、例えば、車両が施錠された状態と考えてもよい。なお、車両が利用されている状態であるか否かは、後述する利用制御部204が管理するようにしても良い。例えば、車両が利用されている状態となった場合に、利用制御部204が、車両が利用中であることを示すフラグ等の情報を、格納部(図示せず)に蓄積するようにし、車両が利用されていない状態となった場合に、利用中であることを示すフラグ等の情報を削除するようにしても良い。そして、利用中であることを示すフラグの情報が格納されていない場合に、車載送信部202は、車両が利用されていない状態であると判断してもよい。なお、ここでの車両の施錠とは、通常のイグニッションキー等を用いた施錠とは異なる施錠であっても良い。車載送信部202は、車載受付部201がユーザ識別子を受け付けた時刻、または車載送信部202が利用開始情報を送信する時刻等を図示しない時計等から取得して、取得した時刻を示す情報を開始時刻情報として更に有する利用開始情報を情報処理装置10に送信しても良い。また、車載送信部202は、GPS等の位置情報を取得するシステム(図示せず)を用いて取得した現在位置の情報(例えば、座標)を、開始位置情報として更に有する利用開始情報を送信しても良い。
また、車載送信部202は、車載受付部201が受け付けたユーザ識別子と、格納部(図示せず)に格納されている自装置である車載端末20が取り付けられている車両の車両識別子とを有する利用終了情報を情報処理装置10に送信する。例えば、車載端末20が取り付けられた車両がユーザにより利用されている状態において、車載受付部201がユーザ識別子を受け付けた場合に、車載送信部202は、利用終了情報を情報処理装置10に送信する。車両が利用されている状態とは、例えば、車両が施錠されていない状態であってもよい。また、上述した利用中であることを示すフラグの情報が格納されている場合に、車載送信部202は、車両が利用中であると判断しても良い。車載送信部202は、車載受付部201がユーザ識別子を受け付けた時刻、または車載送信部202が利用終了情報を送信する時刻等を図示しない時計等から取得して、取得した時刻を示す情報を終了時刻情報として更に有する利用終了情報を情報処理装置10に送信しても良い。また、車載送信部202は、GPS等の位置情報を取得するシステム(図示せず)を用いて取得した現在位置の情報(例えば、座標)を、終了位置情報として更に有する利用終了情報を送信しても良い。
車載送信部202は、車両の利用開始からの移動距離を、車両が有する距離計等から取得し、取得した移動距離の情報を有する利用終了情報を情報処理装置10に送信しても良い。移動距離の情報を車両から取得する処理や構成等は、タクシーメータ等の技術として公知であるため、説明は省略する。なお、GPSや移動経路等の情報から移動距離の情報を取得しても良い。なお、移動距離の情報は、車載受信部203が終了許可情報を受信した場合に、車両識別子と対応付けて情報処理装置10に送信するようにしても良い。
なお、車両の利用時間を車載端末20が取得して、この利用時間を有する利用終了情報を車載送信部202が情報処理装置10に送信しても良い。利用時間は、例えば、利用開始時刻と利用終了時刻との差から取得しても良く、利用開始から利用終了までの時間をカウントしても良い。また、この利用時間は、車載受信部203が終了許可情報を受信した場合に、車両識別子と対応付けて情報処理装置10に送信するようにしても良い。
なお、車載送信部202が送信するユーザ識別子と車両識別子とを有する情報が、利用開始情報であるか利用終了情報であるかは、情報処理装置10で判断するようにしてもよい。例えば、ユーザにより利用されていない車両の車両識別子とユーザ識別子とを有する情報を受信した場合、この情報を利用開始情報と判断し、利用されている車両の車両識別子とユーザ識別子とを有する情報を受信した場合、この情報を利用終了情報と判断してもよい。この場合、情報処理装置10の利用開始受信部102と利用終了受信部109とを一の受信部で実現しても良い。
車載送信部202は、取り付けられた自動車が利用されている時間内に、上記のような位置情報を取得するシステムが順次取得する位置情報を、順次、車両識別子と対応付けて、情報処理装置10に送信してもよい。
車載受信部203は、情報処理装置10から送信される終了許可情報を受信する。また、車載受信部203は、情報処理装置10から送信される開始許可情報を受信してもよい。また、車載受信部203は、情報処理装置10から送信される開始不可情報を受信しても良い。また、車載受信部203は、情報処理装置10から送信される終了不可情報を受信しても良い。
利用制御部204は、車載端末20が取り付けられた車両の利用を制御する。車両の利用を制御とは、例えば、車両を利用できるようにする制御、および車両を利用できないようにする制御等である。車両を利用できないようにする制御は、車両の利用を終了させる制御や、車両を、任意のユーザが利用可能となるよう待機状態とする制御であっても良い。例えば、車両を利用できるようにする制御は、車両を解錠する制御や、車両を解錠し、イグニッションキーを利用可能とする制御である。また、車両を利用できないようにする制御は、車両を施錠する制御や、イグニッションキーが所定の格納場所に格納されている場合に、車両を施錠する制御である。例えば、車両シェアリングシステム1が扱う車両シェアリングが、利用の開始のみを予約可能な車両シェアリングである場合、利用制御部204は、車載受信部203が利用許可情報を受信した場合にのみ、車両を利用可能となるように制御し、終了許可情報を受信した場合にのみ、車両の利用を終了するように車両を制御してもよい。利用の開始のみを予約可能な車両シェアリングは、利用の開始が予約されていない車両についての、予約なしでの利用を許可する車両シェアリングであってもよく、予約なしでの利用を許可しない車両シェアリングであってもよい。なお、例えば、車両シェアリングシステム1が扱う車両シェアリングが、予約ができない車両シェアリングである場合、利用制御部204は、車載受付部201がユーザ識別子を受け付けた時点で、車両が任意のユーザに利用されていない場合に、対応する車両、すなわち利用制御部204を有する車載端末20が取り付けられた車両を利用可能となるようにしても良い。あるいは、車載受付部201が、対応する車両が利用されていない場合にのみユーザ識別子を受け付けるようにした場合、車載受付部201がユーザ識別子を受け付けた時点で、対応する車両を利用可能となるようにしても良い。また、情報処理装置10が、終了判断部111等を有しておらず、利用終了情報が有する終了位置情報等を用いて、利用を終了使用とする車両が、終了可能領域に位置しているか否か等を判断しない場合、利用制御部204は、車両が任意のユーザに利用されている時に、車載受付部201がユーザ識別子を受け付けた際に、受け付けたユーザ識別子が、利用開始時に受け付けたユーザ識別子と一致するか判断し、一致する場合に、対応する車両を利用不可となるように制御しても良い。この場合、例えば、車両の利用開始時に受け付けたユーザ識別子を、利用制御部204等が格納部(図示せず)に蓄積しておく必要がある。なお、利用制御部204は、上記のように車両の利用を不可とする場合においては、更に、イグニッションキー等が車両の予め指定されている場所に格納されているか否かを判断し、格納されている場合にのみ、車両を利用不可となるように制御してもよい。
利用制御部204は、対応する車両を利用可能とする場合に、対応する車両が利用されていることを示す情報を格納部(図示せず)に蓄積するようにしても良い。この情報は、例えば、フラグの情報である。また、利用制御部204は、対応する車両を利用されていない状態とする場合(例えば、車両の利用を終了する場合)に、車両が利用されていることを示す情報を削除しても良い。なお、車両が利用されていることを示す情報の削除は、この情報を、車両が利用されていないことを示す情報で上書きすること等であっても良い。
利用制御部204は、取り付けられた車両を利用可能としたり利用不可としたりするための装置(図示せず)や、イグニッションキーが予め決められた格納場所に格納されているか否かを判断するための装置等を有していても良く、有していなくても良い。なお、車両シェアリング用の車両を利用可能としたり、利用不可としたりする制御や構成等については、公知技術であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
なお、利用制御部204は、上記以外の、対応する車両の利用に関する制御を行うようにしても良い。
車載出力部205は、車載受信部203が終了不可情報を受信した場合に、利用が終了できないことを示す情報を出力する。利用が終了できないことを示す情報は、利用が終了できないことを示す警告等と考えてもよい。利用が終了できないことを示す情報の出力は、例えば、利用が終了できないことを示すテキストや画像等の出力や、利用が終了できないことを示すランプ(図示せず)等の点灯や点滅や、利用が終了できないことに関する音声や警告音等の、音の出力等である。テキストや画像等の出力は、車載端末20が有するモニタや、対応する車両の有するモニタ等による表示や、対応する車両を利用するユーザ端末への、テキストや画像等を表示させるための情報の送信である。利用が終了できないことに関する音声は、例えば、利用が終了できないこと、終了できない理由、および対策等の一以上を示す音声である。
同様に、車載出力部205は、車載受信部203が開始不可情報を受信した場合に、利用が開始できないことを示す情報を出力してもよい。利用が開始できないことを示す情報の出力は、上記のような利用が終了できないことを示す情報の出力の、終了を開始と読み替えたような出力である。なお、開始不可情報および終了不可情報を省略する場合、車載出力部205は省略しても良い。
なお、車載出力部205は、対応する車両が現在、利用可能な状態であるか否かを示す情報を出力しても良い。利用可能な状態であるか否かを示す情報を出力することは、車両が利用されている状態とした場合と、利用されていない状態とした場合とで異なる態様の情報を出力することも含む概念である。なお、ここでの異なる態様の情報の出力は、利用可能な状態である場合と、利用可能な状態でない場合との一方で、出力を行わないことであっても良い。利用可能な状態であるか否かを示す情報の出力は、例えば、ランプ(図示せず)の点灯や点滅等や、利用可能な状態であるか否かを示す情報のモニタ等への表示等である。例えば、車載出力部205は、利用可能な状態である場合と、利用可能な状態でない場合とで異なる態様となるようにランプを点灯すれば良く、のいずれか一方にのみ、ランプを点灯するようにしてもよく、利用可能な状態である場合と、利用可能な状態でない場合とで異なる色のランプを点灯しても良い。
車載出力部205は、例えば、利用制御部204が車両に対して行う利用可能とする制御や、利用を不可とする制御や、利用制御部204が蓄積した車両が利用可能な状態であるか否かを示す情報に応じて、対応する車両が現在、利用可能な状態であるか否かを示す情報を出力する。なお、情報処理装置10の予約蓄積部105が予約情報を蓄積する際に、図示しない送信部等が、蓄積される予約情報が有する車両識別子が示す車載端末20に、利用開始の予約があることを示す情報を送信するようにし、車載端末20がこの情報を受信した場合、この車載端末20の車載出力部205が、車両が現在利用可能な状態でないことを示す情報を出力するようにしてもよい。
ここでの出力とは、モニタへの表示、音出力、ユーザ端末30等の外部の装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を含む概念である。車載出力部205は、モニタやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
ユーザ端末30は、ユーザが利用する情報処理端末である。ユーザ端末30が、車載端末20にユーザ識別子を、近距離無線通信等を行って送信する場合、ユーザ端末30は、携帯電話や、いわゆるスマートフォン等の多機能携帯電話、タブレット型端末等の、携帯型の情報処理端末であることが好ましい。ユーザ端末30が、車載端末20にユーザ識別子を送信しない場合、ユーザ端末30は、上記のような携帯型の情報処理端末であっても良く、コンピュータ等であっても良い。
操作受付部301は、ユーザからの操作を受け付ける。操作受付部301が受け付ける操作は、例えば、車両シェアリング用の車両についての利用開始の予約を行う操作や、ユーザ識別子を送信する操作である。ユーザ識別子を送信する操作は、例えば、車両シェアリング用の車両の利用を開始するための操作や、車両シェアリング用の車両の利用を終了するための操作であってもよい。ユーザ識別子を送信する操作は、ユーザ識別子を送信可能な状態とする操作や、ユーザ識別子を読み出し可能な状態とする操作であっても良い。予約を行う操作は、例えば、予約する車両の車両識別子を指定する操作を含む。また、操作受付部301が受け付ける操作は、例えば、現在利用可能な車両シェアリング用の車両を検索するための操作である。車両の利用開始の予約は、例えば、この操作によって検索された車両を選択して行われる。現在利用可能な車両シェアリング用の車両は、予約候補と考えてもよい。
ここでの操作の入力は、タッチパネルやキーボードやマウスやマイクやメニュー画面によるもの等、何でも良い。操作受付部301は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
ユーザ受信部302は、情報処理装置10から送信される情報を受信する。例えば、情報処理装置10から送信される現在利用可能な車両シェアリング用の車両に関する情報(例えば、車両に対応する車両関連情報)を受信する。車両に関する情報は、例えば、車両の位置を示す情報、車両の利用料金等を示す情報、および車両の識別子等の1以上である。また、ユーザ受信部302は、開始許可情報や、開始不可情報、終了許可情報、および終了不可情報の少なくとも1以上を受信しても良い。また、ユーザ受信部302は、車載端末20から送信される情報を受信しても良い。例えば、ユーザ受信部302は、車載端末20から、上述したような、対応する車両の利用を開始できないことを示す情報や終了できないことを示す情報を受信しても良い。
ユーザ表示部303は、情報を表示する。ユーザ表示部303は、モニタ(図示せず)等に情報を表示する。ユーザ受信部302が受信した情報や、受信した情報に応じた情報を表示する。例えば、ユーザ受信部302が受信した現在利用可能な車両シェアリング用の車両に関する情報を出力する。例えば、ユーザ表示部303は、現在利用可能な車両シェアリング用の車両に関する情報を配置した情報であって、各車両の利用の開始についての予約を受け付け可能な予約画面を表示する。また、ユーザ表示部303は、例えば、ユーザ受信部302が開始許可情報を受信した場合に、車両の利用が可能となった旨の表示を行う。また、ユーザ表示部303は、例えば、ユーザ受信部302が開始不可情報を受信した場合に、車両の利用が不可である旨の表示を行う。また、ユーザ表示部303は、例えば、ユーザ受信部302が終了許可情報を受信した場合に、車両の利用が終了する旨の表示を行う。また、ユーザ表示部303は、例えば、ユーザ受信部302が終了不可情報を受信した場合に、車両の利用が終了できない旨の表示を行う。車両の利用が終了できない旨の表示は、車両が駐車されている場所が、車両の利用を終了できる場所ではないことを示す情報の表示であってもよい。なお、終了送信部112が終了不可情報をユーザ端末30に送信する際に、利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置の近傍の車両の利用を終了可能な領域を示す情報を、終了可能領域格納部110から取得して、この情報を有する終了不可情報を送信するようにし、ユーザ表示部303は、ユーザ受信部302が終了不可情報を受信した場合に、この車両の利用を終了可能な領域を示す情報を表示するようにしてもよい。車両の利用を終了可能な領域を示す情報は、利用を終了可能な領域を示した地図の画像等であってもよい。また、ユーザ表示部303は、、ユーザ受信部302が、車載端末20から、上述したような、対応する車両の利用を開始できないことを示す情報や終了できないことを示す情報を受信した場合に、受信した情報を表示してもよい。
ユーザ表示部303は、モニタを含むと考えても含まないと考えても良い。ユーザ表示部303は、モニタのドライバーソフトまたは、モニタのドライバーソフトとモニタ等で実現され得る。
ユーザ送信部304は、操作受付部301が予約する操作を受け付けた場合に、予約情報を情報処理装置10に送信する。例えば、ユーザ送信部304は、格納部(図示せず)に格納されているユーザ端末30を利用するユーザのユーザ識別子と、予約する操作により指定された車両識別子を有する予約情報を送信する。ユーザ送信部304は、操作受付部301が予約する操作を受け付けた時刻や、予約情報を送信する時刻を時計(図示せず)等から取得して、この時刻を開始時間取得情報として有する予約情報を送信してもよく、予約する操作によってユーザ等から受け付けた利用開始時刻を、開始時間取得情報として有する予約情報を送信しても良い。
また、ユーザ送信部304は、操作受付部301が現在利用可能な車両シェアリング用の車両を検索するための操作を受け付けた場合に、この操作に応じて、現在利用可能な車両シェアリング用の車両を検索する指示を、情報処理装置10に送信する。この車両を検索する指示は、例えば、GPS(図示せず)等を用いて取得したユーザ端末30の現在地を示す情報を有する情報である。また、この車両を検索する指示は、操作受付部301が受け付けた車両に関する検索条件(例えば、車両の利用料金や車両の種類等を指定する条件)を有していても良い。
また、ユーザ送信部304は、操作受付部301がユーザ識別子を送信する操作を受け付けた場合に、格納部(図示せず)等に格納されているユーザ識別子を車載端末20に送信する。例えば、ユーザ送信部304は、近距離無線通信によりユーザ識別子を送信する。ユーザ送信部304が、ユーザ識別子を送信する処理等としては、例えば、通常の、近距離無線通信を用いた識別子等を送受信する処理と同様の処理が利用可能である。例えば、操作受付部301がユーザ識別子を送信可能な状態となるようにする操作を受け付けた場合において、車載端末20にユーザ端末30を近づけると、車載端末20から送信されるユーザ識別子を要求する情報がユーザ端末30に送信され、ユーザ送信部304は、ユーザ受信部302等によるこのユーザ識別子を要求する情報に応じて、ユーザ識別子を車載端末20に送信するようにしてもよい。
次に、車両シェアリングシステム1の情報処理装置10の動作の一例について図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)予約情報受信部104は、ユーザ端末30から予約情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS102に進み、受信していない場合、ステップS103に進む。
(ステップS102)予約蓄積部105は、ステップS101で受信した予約情報を、予約情報格納部103に蓄積する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS103)利用開始受信部102は、車載端末20から利用開始情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS104に進み、受信していない場合、ステップS107に進む。
(ステップS104)利用判断部106は、ステップS103で受信した利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であるか否かを判断する。例えば、利用開始情報が有するユーザ識別子を用いた認証処理によりユーザが認証され、利用開始情報が有する車両識別子が示す車両について有効な利用の開始の予約がなく、この車両が現在利用されていない場合に、車両の利用が許可可能であると判断し、ユーザが認証されない、有効な予約がある、または車両が現在利用されている場合には、車両の利用が不可であると判断する。車両の利用が許可可能である場合、ステップS105に進み、許可可能でない場合、ステップS117に進む。
(ステップS105)開始送信部107は、利用開始情報の送信元である車載端末20に、開始許可情報を送信する。
(ステップS106)利用蓄積部108は、ステップS103で受信した利用開始情報に対応する利用状況情報を利用格納部101に蓄積する。例えば、受信した利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が、この利用開始情報が有するユーザ識別子が示すユーザにより利用中であることを示す利用状況情報を蓄積する。例えば、受信した利用開始情報が有する車両識別子と、ユーザ識別子と、この利用開始情報に対応する利用開始時刻と、車両が利用中であることを示すフラグ等の情報を蓄積する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS107)利用終了受信部109は、利用終了情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS108に進み、受信していない場合、ステップS114に進む。なお、利用終了情報を受信した場合に、終了判断部111が、利用終了情報が有するユーザ識別子を用いてユーザ認証を行い、認証された場合にのみ、ステップS108に進み、認証されなかった場合に、ステップS114に進むようにしても良い。
(ステップS108)終了判断部111は、ステップS107で受信した利用終了情報から終了位置情報を読み出す。
(ステップS109)終了判断部111は、ステップS108で読み出した終了位置情報が示す位置が終了可能領域格納部110に格納されている終了可能領域内の位置であるか否かを判断する。終了可能領域内の位置である場合、ステップS110に進み、位置でない場合、ステップS117に進む。
(ステップS110)終了送信部112は、終了許可情報をステップS107で受信した利用終了情報の送信元の車載端末20に送信する。
(ステップS111)利用蓄積部108は、ステップS107で受信した利用終了情報に対応する利用状況情報を利用格納部101に蓄積する。例えば、受信した利用終了情報が有する車両識別子が示す車両の、この利用終了情報が有するユーザ識別子が示すユーザによる利用が、終了したことを示す利用状況情報を利用格納部101に蓄積する。例えば、受信した利用終了情報が有する車両識別子とユーザ識別子とを有する最新の利用状況情報が有するフラグの情報を、利用中ではないことを示す情報に更新する。また、例えば、この利用状況情報に、受信した利用終了情報に対応する利用終了時刻を追記する。
(ステップS112)料金取得部113は、ステップS107で受信した利用終了情報に対応する車両の利用量を取得し、この利用量を用いて、車両の利用料金を取得する。料金取得部113は、例えば、ステップS107で受信した利用終了情報と、利用格納部101に格納されているこの利用終了情報に対応する利用状況情報とを用いて、車両の利用量を取得し、この利用量を用いて、車両の利用料金を取得する。例えば、利用量である利用時間を、利用開始情報の開始時刻情報と、利用終了情報の終了時刻情報とを用いて取得し、取得した利用時間に応じた利用料金を取得する。また、料金取得部113は、利用終了情報が有する移動距離の情報や、利用時間の情報を移動量として取得し、取得した情報を用いて、車両の利用料金を取得しても良い。
(ステップS113)料金取得部113は、ステップS112で取得した利用料金を、ステップS107で受信した利用終了情報が有するユーザ識別子が示すユーザに課金するための課金処理を行う。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS114)情報処理装置10は、図示しない受信部等が、ユーザ端末30から現在利用可能な車両シェアリング用の車両の検索指示を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS115に進み、受信していない場合、ステップS101に戻る。
(ステップS115)利用可能車両送信部116は、車両関連格納部115に格納されている車両関連情報が有する車両識別子が示す車両から、ステップS114で受信した検索指示に応じて、現在利用可能な車両を検索する。ここでの車両の検索は、現在利用可能な車両の車両識別子を有する車両関連情報を検索であっても良い。
(ステップS116)利用可能車両送信部116は、ステップS115で検出した車両を示す情報を、検索指示を送信したユーザ端末30に送信する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS117)開始送信部107は、利用開始情報の送信元である車載端末20に、開始不可情報を送信する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS118)終了送信部112は、終了不可情報をステップS107で受信した利用終了情報の送信元の車載端末20に送信する。そして、ステップS101に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、車載端末20の動作の一例について簡単に説明する。
車載装置20が取り付けられた車両がユーザにより利用されていない状態において、車載受付部201がユーザ識別子を受け付けると、車載送信部202は、受け付けたユーザ識別子と、予め図示しない格納部等に格納されている対応する車両の車両識別子とを有する利用開始情報を情報処理装置10に送信する。車載受信部203は、利用開始情報の送信に応じて、情報処理装置10から送信される利用許可情報または利用不可情報を受信し、利用許可情報を受信した場合、利用制御部204は、対応する車両を利用可能とするための制御を行う。また、利用不可情報を受信した場合、車載出力部205は、車両が利用不可であることを示す出力等を行う。
車載装置20が取り付けられた車両がユーザにより利用されている状態において、好ましくは、対応する車両がユーザにより利用されている状態であって、イグニッションキーが予め指定された格納場所に格納された状態において、車載受付部201がユーザ識別子を受け付けると、車載送信部202は、受け付けたユーザ識別子と、予め図示しない格納部等に格納されている対応する車両の車両識別子と、GPS等を用いて取得した終了位置情報とを有する利用終了情報を情報処理装置10に送信する。車載受信部203は、利用終了情報の送信に応じて、情報処理装置10から送信される終了許可情報または終了不可情報を受信し、終了許可情報を受信した場合、利用制御部204は、対応する車両を利用されていない状態とするための制御を行う。また、終了不可情報を受信した場合、車載出力部205は、車両の利用が終了不可であることを示す出力等を行う。
なお、車載端末20は、ユーザによる利用開始から利用終了までの、対応する車両の移動距離や、利用時間を取得して、この情報を有する利用終了情報等を送信しても良く、これらを用いて利用料金を取得し、取得した利用料金の情報を有する利用終了情報等を情報処理装置10に送信するようにしてもよい。
次に、ユーザ端末30の動作の一例について説明する。
操作受付部301が、ユーザから現在利用可能な車両を検索する操作を受け付けると、ユーザ送信部304は、この操作に応じて、現在利用可能な車両を検索する指示を情報処理装置10に送信する。現在利用可能な車両を検索する指示は、ユーザ端末30の現在位置を示す情報を有していても良い。ユーザ受信部302がこの検索する指示に応じて現在利用可能な車両を示す情報を受信すると、ユーザ表示部303は、この現在利用可能な車両を示す情報を、図示しないモニタ等に表示する。表示された現在利用可能な車両の情報等を利用して、ユーザが予約する車両を指定する操作を含む予約操作を行うと、操作受付部301がこの予約操作を受け付け、ユーザ送信部304が、この予約操作により指定された車両の車両識別子と、ユーザ端末30のユーザのユーザ識別子とを有する予約情報を、情報処理装置10に送信する。
操作受付部301が、ユーザから、ユーザ識別子を送信可能とする操作を受け付けると、ユーザ送信部304は、図示しない格納部に格納されているユーザ識別子を送信可能な状態となる。この状態で、ユーザ端末30を、ユーザが利用する車両の車載端末20に近づけると、車載端末20の図示しない送信部等が、ユーザ端末30等にユーザ識別子を読み取るための情報を送信し、ユーザ端末30の図示しない受信部等が、この読み取るための情報を受信すると、ユーザ送信部304は、近距離通信等により、ユーザ識別子をユーザ端末30に送信する。車載端末20の車載受付部201が、送信されるユーザ識別子を受信する。
(具体例)
以下、本実施の形態における車両シェアリングシステム1の具体的な動作の例について説明する。車両シェアリングシステム1の概念図は図3である。この具体例においては、車両シェアリングシステムが自動車をシェアリングするカーシェアリングシステムである場合を例に挙げて説明する。ここでは、ユーザ端末30aが、モニタ3031を有するいわゆる近距離通信が可能なスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。また、車両50は、カーシェアリング用に提供される1または2以上の自動車の1つであり、この車両50には車載端末20aが取り付けられているものとする。なお、図3においては、説明の便宜上、車載端末20として一台の車載端末20aだけを、また、ユーザ端末30として一台のユーザ端末30aだけを示しているが、車両シェアリングシステム1は、他の車載端末20や、他のユーザ端末30、車載端末20が取り付けられた他の車両を有していても良い。
ユーザAがある地点において、カーシェアリングを利用することを考えて、現在利用可能なカーシェアリング用の車両を検索するための操作を、ユーザ端末30aの操作受付部301に対して行ったとする。このユーザ端末30aには、予め、ユーザAのユーザ識別子が格納されているものとする。このユーザ識別子は、ここでは、カーシェアリングを提供する企業から提供されたユーザ識別子であるとする。操作受付部301が、この車両を検索する操作を受け付けると、ユーザ送信部304は、図示しないGPS等が取得した現在地の位置情報を有する現在利用されていない車両の検索指示を、情報処理装置10に送信する。なお、現在利用されていない車両の検索指示は、住所や地名やランドマーク名等の、ユーザが入力したカーシェアリングを利用したいと考えている位置を示す情報を含む検索指示等であっても良い。この場合、ユーザ端末30aは現在地の位置情報を取得しなくてもよい。
図4(a)は、利用格納部101に格納されている利用状況情報を管理する利用管理表を示す図である利用管理表は、「利用ID」、「車両ID」、「ユーザID」、「開始時刻」、「終了時刻」、「終了位置」、「利用状況」という属性を有している。「利用ID」は、利用管理表のレコード(行)を管理する識別子である。「車両ID」は車両の車両識別子であり、ここでは、車両に取り付けられた車載端末20の車載識別子を示すコードであるとする。「ユーザID」はユーザ識別子である。「開始時刻」は開始時刻情報、「終了時刻」は終了時刻情報である。「終了位置」は終了位置情報であり、ここでは、終了位置を示す座標であるとする。なお、ここではx1、y1等の値は座標を表す任意の値であるとする。かかることは以下においても同様である。「利用状況」は、車両が利用されているか否かを示すフラグの情報であり、ここでは値「1」は、車両が利用されていることを示し、値「0」は車両が利用されていないことを示す。利用開始情報に対応する利用状況情報が蓄積される際に、利用管理表に「利用状況」の値が「1」である新たなレコードが作成され、一のレコードの「終了時刻」や「終了位置」の値が蓄積される際に、同じレコードの「利用状況」の値が「1」から「0」に変更される。
図5(a)は、予約情報格納部103に格納されている予約情報を管理する予約管理表である。予約管理表は、「予約ID」、「予約車両ID」、「ユーザID」、「予約時刻」、「予約状況」という属性を有している。「予約ID」は、予約情報を管理する識別子である。「予約車両ID」は予約する車両の車両識別子であり、図4(a)の「車両ID」と同様の値である。「ユーザID」は、ユーザ識別子である。「予約時刻」は、開始時刻取得情報であり、ここでは、予約が行われた時刻の情報であるとする。予約が行われた時刻は、ここでは、ユーザ端末30が予約情報を送信する時刻であるとする。ここでは、「予約時刻」の属性値である時刻から予め決められた時間である15分以内の時間が予約した車両を利用開始可能な時間であるとする。なお、この時間は、15分を超える時間としても良いが、15分以下であることが好ましく、5分以下の時間であってもよい。また、この15分等の予め決められた時間は一例であり、この時間は、ユーザに応じて、あるいは、カーシェアリングを利用する場所や時刻等の状況に応じて動的に変更されても良い。「予約状況」は、予約が有効であるか否かを示すフラグの情報であり、値「1」は、予約が有効である(予約されている)ことを示し、値「0」は予約が無効である、あるいは予約がされていないことを示す。予約管理表の各レコード(行)が、各予約情報に対応している。なお、利用判断部106は、予約管理表の「予約状況」が「1」であるレコードを検出し、検出した各レコードについて、「予約時刻」の属性値に15分を加算した時刻が、現在時刻以降の時刻であるか否かを判断し、現在時刻以降の時刻であれば、「予約状況」の属性値を「0」に変更する処理を一定または不定の時間毎に繰り返し行うようにする。一定又は不定の時間は、例えば、上記の15分よりも十分に短い時間であることが好ましく、例えば、1分以内の時間であることが好ましい。なお、この処理は、利用可能車両送信部116が、現在利用可能なカーシェアリング用の車両を検索する処理を行う前に行われるようにしても良い。
図6は、車両関連情報を管理する車両関連情報管理表を示す図である。車両関連管理表は、「車両ID」、「利用料金」、「ナンバー」、「車種」、「画像」という属性を有している。「車両ID」は図4(a)と同様である。「利用料金」は、車両の利用料金であり、ここでは、単位時間当たりの料金を示している。単位時間は、ここでは15分であるとする。「ナンバー」は車両のナンバープレートのナンバーである。「車種」は車両を型で分けた種類を示す情報であり、「セダン」、「ワゴン」、「ワンボックス」等の属性値を有している。「画像」は、車両の画像データである。車両関連管理表の各レコード(行)は、それぞれ車両関連情報に対応している。
情報処理装置10の図示しない受信部が、ユーザ端末30aから、現在利用可能なカーシェアリング用の車両を検索するための指示を受信すると、利用可能車両送信部116は、図4(a)に示した利用管理表から、「車両ID」毎に、「開始時刻」の値が最新の時刻であるレコードを検出し、検出したレコードの「利用状況」の値が「0」であるか否かを判断する。値が「0」である場合、更に、検出したレコードの「終了位置」が示す位置と、ユーザ端末30aの現在位置との距離が、予め決められた距離以内であるか否かを判断し、予め決められた距離以内である場合、その「車両ID」を取得し、予め決められた距離以内でない場合、その「車両ID」を取得しない。ここでの予め決められた距離は、例えば、徒歩での移動が、上記で説明した予約した時刻に対する予約した車両を利用可能な時間の最大時間である15分以内と考えられる距離である。
さらに、利用可能車両送信部116は、上記で取得した「車両ID」のそれぞれについて、図5に示した予約管理表から、この「車両ID」の値と、「予約車両ID」の属性値が一致するレコードであって、「予約時刻」の値が最新のレコードを検出し、検出したレコードの「予約情報」の属性値が「0」であるか否かを判断し、「0」であれば、その「車両ID」の属性値を、現在利用可能な車両の車両識別子として取得する。
また、情報処理装置10は、取得した車両識別子を含む車両関連情報を、図6の車両関連情報管理表から取得する。
また、利用可能車両送信部116は、取得した各車両識別子に対応する「終了位置」の属性値である終了位置情報を、図4(a)の示した利用管理表から取得し、取得した各終了位置情報が示す位置を含む地図の画像を、地図の画像を提供するウェブサーバ(図示せず)やデータベース(図示せず)等から取得し、取得した地図の画像の、上記で取得した各終了位置情報が示す位置に、各終了位置情報に対応する車両識別子を含む車両関連情報に対応付けられた画像(例えば、印の画像)等を配置した地図の画像であって、ユーザ端末30aの現在位置を示す画像を配置した地図の画像を取得し、取得した地図の画像と、取得した車両関連情報とを、を現在利用可能な車両を示す情報として、ユーザ端末30aに送信する。
ユーザ端末30aのユーザ受信部302が上記の現在利用可能な車両を示す情報を受信すると、ユーザ表示部303は、受信した情報をモニタ3031に表示する。
図7(a)は、現在利用可能な車両を示す情報の表示例を示す図である。図において、画像701はユーザの現在地を示す画像であり、画像702〜画像704は、現在利用可能な車両を示す画像であるとする。
ユーザが、14時10分に表示されている車両の1つである車両50を選択して、予約を行う操作を行うと、操作受付部301は、この操作を受け付け、ユーザ表示部303は、予約する内容を確認する画像をモニタ3031に表示する。
図7(b)は、予約内容を確認する画像の表示例を示す図である。この確認画面には、予約しようとする車両の車両識別子等の情報と、現在の時刻である「14時10分」から、予め決められた時間である15分が経過した時刻である「14時25分」までの時間が、車両の利用開始を予約した時間であることを確認するテキスト等が表示されている。
そして、ユーザが予約を実行するボタン710を押す操作を行うと、ユーザが選択した車両50の車両識別子である「100345…」と、図示しない格納部に格納されているユーザAのユーザ識別子「U00135」と、現在の時刻である「14時10分」とを有する予約情報が、情報処理装置10に送信される。
予約情報受信部104は、ユーザ端末30aから送信される予約情報を受信すると、予約蓄積部105は、受信した予約情報を予約情報格納部103に蓄積する。
図5(b)は、受信した予約情報が追記された予約管理表であり、「予約ID」が「584」であるレコード(行)が、追記された予約情報である。
なお、予約蓄積部105は、受信した予約情報を蓄積する前に、受信した予約情報が、現在利用されていない車両であって、現在利用開始が予約されていない車両についての予約情報であるかを確認するようにしても良い。例えば、受信した予約情報が有する車両識別子と一致する車両識別子を有するレコードであって、「利用状況」が「1」であるレコードが図5に示した利用管理表にあるか否かを判断し、レコードがあれば、現在利用されているため、予約が不可であると判断する。また、受信した予約情報が有する車両識別を一致する車両識別子を有するレコードであって、「予約状況」が「1」であるレコードが図5に示した予約管理表にあるか否かを判断し、レコードがあれば、現在、利用開始が予約されているため、予約が不可であると判断する。これ以外の場合であれば、予約が可能であると判断して予約情報を蓄積するようにすればよい。
ユーザAが、予約を行った後、予約した車両50が駐車されている場所まで移動し、予約を行った車両のナンバー等を用いて予約した車両50を見つけ、車両50の利用を開始するために、ユーザ端末30aが近距離無線通信でユーザ識別子を送信可能な状態となるように、ユーザ端末30aを操作して、ユーザ端末30aを車両50に取り付けられた車載端末20aの、ユーザ識別子の読み取りを行う箇所に近づけると、ユーザ識別子を読み取るための処理が、車載端末20aとユーザ端末30aとの間で行われ、ユーザ端末30aから、ユーザAのユーザ識別子である「U00135」が車載端末20aに送信され、車載端末20aの車載受付部201が、このユーザ識別子を受け付ける。車載送信部202は、車載受付部201が受け付けたユーザ識別子「U00135」と、図示しない格納部に格納されている車両50の車両識別子「100345…」と、図示しない時計等から取得した現在時刻である開始時刻情報「14時18分」と、利用開始情報であることを示す情報とを有する利用開始情報を、情報処理装置10に送信する。利用開始情報であることを示す情報は、例えば、送信される情報のヘッダ等に含めるようにしても良い。
情報処理装置10の利用開始受信部102が、車載端末20aから利用開始情報を受信すると、利用判断部106は、利用開始情報が有するユーザ識別子を用いてユーザ認証の処理を行い、ここでは認証されたとする。利用判断部106は、図5(b)に示したような予約情報格納部103に格納されている予約情報を管理する予約管理表において、この利用開始情報が有するユーザ識別子「U00135」と、車両識別子「100345…」とを有するレコード(行)であって、「予約状況」が「1」であるレコードがあるか否かを判断する。ここでは一致するレコードが検出されたとすると、利用判断部106は、利用開始情報が示す車両の利用が可能であると判断する。
なお、仮に、ユーザAによって「14時25分」までに、車両50の利用を開始する操作がおこなわれなかった場合や、ユーザAが上記のような予約を行なっていなかったこと等によって、一致するレコードが検出されなかった場合、利用判断部106は、例えば、受信した利用開始情報が有する車両識別子「100345…」と一致するレコードであって、「予約状況」の属性値が「1」であるレコードが予約管理表にあるか否かを判断し、一致するレコードがあれば、車両の利用が不可であると判断する。また、ここでも一致するレコードがなかった場合、更に、図4(a)に示したような利用格納部101に格納されている利用開始情報と利用終了情報とを管理する利用管理表において、車両識別子が「100345…」であるレコードであって、「利用状況」の属性値が「1」であるレコードがあるか否かを判断し、一致するレコードがあれば、車両の利用が不可であると判断する。一致するレコードがなければ、車両の利用が可能であると判断する。
利用判断部106が車両の利用が可能であると判断すると、開始送信部107は、開始許可情報を、上記の利用開始情報を送信した車載端末20aに送信する。また、利用蓄積部108は、図4(a)に示した利用管理表において、受信した利用開始情報が有する車両識別子「100345…」と、ユーザ識別子「U00135」と、開始時刻情報「14時18分」とを有する新たなレコードを追加する。このレコードの「利用ID」の属性値は、予め決められたルールによって設定する。また、新たに追加するレコードの「利用状況」の値を、デフォルトで決められている値である「1」に設定する。
図4(b)は、レコードを追加した状態の利用管理表であり、「利用ID」が、「10510」であるレコードが新たに追加されたレコードである。
車載端末20aの車載受信部203が、開始許可情報を受信すると、利用制御部204は、車両50を利用可能となるように制御する。例えば、車両50の施錠を解除し、車両50内のイグニッションキー(図示せず)の保管場所、例えばグローブボックス等(図示せず)を開く。
ユーザAは、車両50内に入り、イグニッションキーの保管場所からイグニッションキーを取り出す。そして、このイグニッションキーを用いて、車両50を利用することができる。
ユーザAが、車両50を利用した後、車両50の利用を終了するために、車両50の利用を開始した位置と異なる位置に車両を駐車し、イグニッションキーを保管場所に戻した後、車両50から降りたとする。そして、車両50の利用を終了するために、ユーザ端末30aが近距離無線通信でユーザ識別子を送信可能な状態となるように、ユーザ端末30aを操作し、ユーザ端末30aを車載端末20aの、ユーザ識別子の読み取りを行う箇所に近づけると、上記と同様に、ユーザ端末30aから、ユーザAのユーザ識別子である「U00135」が車載端末20aに送信され、車載端末20aの車載受付部201が、このユーザ識別子を受け付ける。車載送信部202は、車載受付部201が受け付けたユーザ識別子「U00135」と、図示しない格納部に格納されている車両50の車両識別子「100345…」と、車載端末20aが有するGPS(図示せず)等が取得した現在地の位置情報である終了位置情報「(Xn、Yn)」と、図示しない時計等から取得した現在時刻である終了時刻情報「15時45分」と、利用終了情報であることを示す情報とを有する利用終了情報を、情報処理装置10に送信する。
図8は、終了可能領域格納部110に格納された終了可能領域情報を管理する終了可能領域情報管理表の一例を示す図である。終了可能領域情報管理表は、「領域ID」と「輪郭」という属性値を有している。ここでは、終了可能領域情報が、複数の終了可能領域をそれぞれ示す情報で構成されている。終了可能領域情報管理表の各レコード(行)は、複数の終了可能領域にそれぞれ対応した情報であり、「領域ID」は、各終了可能領域の識別子であり、「輪郭」は、各終了可能領域の輪郭を示す複数の座標である。
情報処理装置10の利用終了受信部109が、車載端末20aから利用終了情報を受信すると、終了判断部111は、利用終了情報が有する終了位置情報である座標「(Xn、Yn)」が、図8に示した終了可能領域情報管理表の複数のレコードの「輪郭」の属性値が示す複数の領域のいずれか1つに含まれるか否かを判断する。ここでは、座標「(Xn、Yn)」がいずれか1つの領域にも含まれていると終了判断部111が判断したとすると、終了送信部112は、利用終了情報を送信した車載端末20aに終了許可情報を送信する。
車載端末20aの車載受信部203が、情報処理装置10から終了許可情報を受信すると、利用制御部204は、車両50の利用を終了するための制御を行う。例えば、車両50のドアを施錠する。
また、情報処理装置10の利用蓄積部108は、車載端末20aから受信した利用終了情報を対応する利用開始情報と対応付けて利用格納部101に蓄積する。ここでは、利用蓄積部108は、図4(b)に示した利用管理表において、「車両ID」が、利用終了情報が有する車両識別子「100345…」と一致するレコードであって、「利用状況」が「1」であるレコードを検出し、検出したレコードの「終了時刻」と、「終了位置」とに、利用終了情報が有する終了時刻情報と、終了位置情報とを追記し、「利用状況」を「0」に変更する。
また、料金取得部113は、利用管理表の、この利用蓄積部108が終了時刻情報等の追記を行ったレコードから「開始時刻」の属性値である「14時18分」を取得し、この時刻から、利用終了情報が有する終了時刻情報が示す時刻「15時45分」を減算して、車両の利用時間である「87分」を取得する。また、料金取得部113は、図6に示した車両関連管理表の、「車両ID」が、利用終了情報が有する車両識別子「100345…」と一致するレコードから、「利用料金」の属性値である15分当たりの利用料金「300円」を取得する。そして、料金取得部113は、上記で取得した利用時間「87分」を15分で除算し、切り上げた値に、「300円」を乗算して、車両の利用料金「1800円」を取得する。
図9は、図示しない格納部に予め格納されている課金用情報管理表である。課金用情報管理表は、ユーザ識別子である「ユーザID」と、この「ユーザID」が示すユーザが有するクレジットカード番号の情報である「カードID」とを有している。
課金処理部114は、料金取得部113が利用料金「1800円」を取得すると、この利用料金を課金する課金処理を行う。具体的には、課金処理部114は、図9に示した課金用情報管理表において、「ユーザID」の属性値が、利用情報が有するユーザ識別子「U00135」と一致するレコードを検出し、検出したレコードの「カードID」の属性値であるクレジットカード番号「4567890…」を取得し、取得したクレジットカード番号と、料金取得部113が取得した利用料金「1800円」とを、クレジットカードを用いた決済を行うサーバ装置(図示せず)に送信して、利用料金のクレジットカード決済をサーバ装置に実行させる。ここでは、このような利用料金とクレジットカード番号とをサーバ装置に送信することを課金処理と考える。なお、ここでは、クレジットカード決済を例に挙げて説明したが、課金処理において行われる決済は、クレジットカード決済に限定されるものではない。例えば、決済は、いわゆるスマートフォン等を用いた電子決済等であっても良い。この場合、上記のようなクレジットカード番号の代わりに、決済に利用される本人確認用の情報(例えば、決済用のユーザ識別子)や決済用のコード等を用いるようにしてもよい。例えば、上記のようなクレジットカード番号等を用いる代わりに、利用終了受信部109が、ユーザ端末30等から、車載端末20等を介して(あるいは直接)、電子決済に用いられる本人確認用のデータ等を受信し、課金処理部114がこのデータを用いて利用料金の電子決済を行うようにしても良い。
ここで、仮に、上記において、終了判断部111が、利用終了情報が有する終了位置情報である座標「(Xn、Yn)」が、図8に示した終了可能領域情報管理表の複数のレコードの「輪郭」の属性値が示す複数の領域のいずれの領域にも含まれていないと終了判断部111が判断したとする。この場合、終了送信部112は、利用終了情報を送信した車載端末20aに終了不可情報を送信する。
車載端末20aの車載受信部203が、終了不可情報を受信すると、利用制御部204は、上記のような利用を終了する処理を行わず、車載出力部205は、利用が終了できないことを示す出力を行う。例えば、ここでは、車載出力部205は、図示しないスピーカー等から「この位置では利用を終了できません」等の音声を出力するとともに、ユーザ識別子を受け付ける場所の近傍等に設けられた図示しない警告ランプを点灯させる。これにより、ユーザAに、車両の利用が終了できないことを通知することができる。
また、この場合、利用蓄積部108は、上記のような利用終了情報の蓄積は行わず、料金取得部113による利用料金の取得や、課金処理部114による利用料金の課金処理は行われない。
以上、本実施の形態によれば、ユーザに対して、実際に車両を利用した利用量(例えば、利用時間や利用距離)に応じた利用料金の課金だけが行われるため、不要な料金が発生しなくなり、シェアリング用の車両を利用しやすく、車両シェアリングの利用を促進することができる。
また、カーシェアリングの利用を終了して良い領域であれば、利用開始位置とは異なる位置であっても自由な位置で車両の利用を終了できるため、ユーザの利便性が向上する。また、利便性を確保しつつ、不適切な領域での車両の利用の終了を防ぐことができる。
(実施の形態2)
図10は、本実施の形態2の車両シェアリングシステムを示すブロック図である。
本実施の形態の車両シェアリングシステム2は、上記実施の形態1の車両シェアリングシステム2において、情報処理装置10の代わりに、情報処理装置11を設けるようにしたものである。情報処理装置11は、情報処理装置10において、終了可能領域格納部110の代わりに終了不可能領域格納部120を備え、終了判断部111の代わりに終了判断部121を備え、終了送信部112の代わりに終了送信部122を備え、料金取得部113の代わりに、料金取得部123を備えるようにしたものである。その他の構成については、上記実施の形態1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
終了不可能領域格納部120には、終了不可能領域情報が格納される。終了不可能領域情報は、車両シェアリング用の車両の利用を終了不可能な領域である1または2以上の終了不可能領域を示す情報である。終了不可能領域は、例えば、予め指定された領域である。終了不可能領域は、車両が駐車不可能な領域である。また、終了不可能領域は、車両の駐車が法律や条例等により禁止されている領域である。終了不可能領域は、例えば、駐車禁止区域や、車両の駐車が禁止されている道路(例えば、車両を路側に駐車できない道路)等である。また、終了不可能領域は、これら以外の予め指定された領域であっても良い。終了不可能領域は、例えば、ユーザが車両シェアリング用の車両を利用しにくい領域や、車両シェアリング用の車両を見つけにくい領域である。終了不可能領域は、例えば、車両シェアリングを利用するユーザ数(例えば、車両シェアリングの利用登録を行っているユーザ数等)が少ない地域内の領域である。また、終了不可能領域は、車両シェアリング用の車両が駐車されていると交通の妨げや、他のユーザの生活や行動の妨げになる領域であってもよい。。
なお、終了不可能領域情報としては、終了不可能領域を示すことが可能な情報である点を除けば、上記実施の形態1において説明した終了可能領域情報と同様の情報が利用可能であり、ここでは詳細な説明は省略する。
終了判断部121は、利用終了受信部109が受信した利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置が、終了不可能領域情報が示す終了不可能領域内の位置であるか否かを判断する。終了判断部121が行う利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置が、終了不可能領域情報が示す終了不可能領域内の位置であるか否かを判断する処理は、終了可能領域が終了不可能領域、終了可能領域情報が終了不可能領域情報である点を除けば、上記実施の形態1において説明した終了判断部111が行う、終了位置情報が示す位置が、終了可能領域情報が示す終了可能領域内の位置であるか否かを判断する処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
終了送信部122は、終了判断部121が、終了不可能領域内の位置でないと判断した場合に、利用終了受信部109が受信した利用終了情報に対応する車両を利用終了状態とするための終了許可情報を送信する。終了送信部112は、例えば、利用終了受信部109が受信した利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置が、終了可能領域内の位置であると終了判断部111が判断した場合に、上記のような終了許可情報を送信しない。終了送信部122は、例えば、利用終了受信部109が受信した利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置が、終了不可能領域格納部120に格納されている終了不可能領域内の位置であると終了判断部121が判断した場合に、終了不可情報を送信するようにしてもよい。
上記の点を除けば、終了送信部122は、終了送信部112と同様のものであるため、ここでは詳細な説明を省略する。
料金取得部123は、上記実施の形態の料金取得部113において、終了判断部111が終了可能領域内の位置であると判断した場合に利用料金を算出する代わりに、終了判断部121が終了不可能領域内の位置でないと判断した場合に、利用料金を算出するようにしたものである。なお、この料金取得部123は、終了判断部121が終了不可能領域内の位置であると判断した場合に、利用料金を算出しないことが好ましいが、利用料金を算出するようにしても良い。本実施の形態においては、終了判断部121が終了不可能領域内の位置でないと判断した場合に、料金取得部123が利用料金を算出し、終了判断部111が終了不可能領域内の位置であると判断した場合に、料金取得部123が利用料金を算出しない場合を例に挙げて説明する。ただし、終了判断部121等を設けず、終了位置情報が示す位置が終了可能領域内の位置であるか否かの判断を行わない場合、利用終了受信部109が利用終了情報を受信した場合等に、料金取得部123は、車両の利用料金を算出するようにしてもよい。なお、上記以外の点については、料金取得部123は、料金取得部113と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
なお、本実施の形態の課金処理部114は、終了判断部121が終了不可能領域内の位置でないと判断した場合に、課金処理を行うようにし、終了判断部121が終了不可能領域内の位置でないと判断した場合に、課金処理を行わないようにしても良い。
本実施の形態の情報処理装置11の動作は、例えば、上記実施の形態1において図2に示したフローチャートにおいて、ステップS109において終了判断部111が、利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置が終了可能領域内の位置であるか否かを判断する代わりに、終了判断部121が、終了不可能領域格納部120に格納されている終了不可能領域情報が示す終了不可能領域内の位置であるか否かを判断し、終了不可能領域内の位置である場合、ステップ117に進んで、ステップS117において、終了送信部112の代わりに、終了送信部122が終了不可情報を送信するようにし、終了不可能領域内の位置でない場合、ステップ110に進んで、ステップS110において、終了送信部112の代わりに、終了送信部122が終了許可情報を送信するようにした処理である。
次に、この車両シェアリングシステム2の具体的な動作の例について、上記実施の形態1において説明した車両シェアリングシステム1の具体的な動作の例を利用して説明する。この車両シェアリングシステム2の概念図は、図3において、情報処理装置10の代わりに、情報処理装置11を設けたものである。
ユーザ端末30aが利用終了情報を車両シェアリングシステム2の情報処理装置11に送信するまでの処理については、車両シェアリングシステム1の情報処理装置10の動作と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図11は、終了不可能領域格納部120に格納された終了可能領域情報を管理する終了不可能領域情報管理表の一例を示す図である。終了不可能領域情報管理表は、「領域ID」と「輪郭」という属性値を有している。ここでは、終了不可能領域情報が、複数の終了不可能領域をそれぞれ示す情報で構成されている。終了不可能領域情報管理表の各レコード(行)は、複数の終了不可能領域にそれぞれ対応した情報であり、「領域ID」は、各終了不可能領域の識別子であり、「輪郭」は、各終了不可能領域の輪郭を示す複数の座標である。
情報処理装置10の利用終了受信部109が、車載端末20aから利用終了情報を受信すると、終了判断部121は、利用終了情報が有する終了位置情報である座標「(Xn、Yn)」が、図11に示した終了可能領域情報管理表の複数のレコードの「輪郭」の属性値が示す複数の領域のいずれか1つに含まれるか否かを判断する。ここでは、座標「(Xn、Yn)」がいずれの領域にも含まれていないと終了判断部121が判断したとすると、終了送信部122は、利用終了情報を送信した車載端末20aに終了許可情報を送信する。
料金取得部123は、上記のように終了判断部121が、いずれの領域にも含まれていないと判断した場合に、料金取得部113と同様に利用料金を取得する。
この後の車載端末20aが車両50の利用を終了する処理や、料金取得部123が取得した利用料金について課金処理部114が課金を行う処理等については、上記実施の形態1の具体例と同様であるため、説明は省略する。
また、仮に、上記において、終了判断部121が、利用終了情報が有する終了位置情報である座標「(Xn、Yn)」が、図8に示した終了可能領域情報管理表の複数のレコードの「輪郭」の属性値が示す複数の領域のいずれか1つの領域に含まれていると終了判断部121が判断したとする。この場合、終了送信部122は、利用終了情報を送信した車載端末20aに終了不可情報を送信する。また、利用料金取得部123は、利用料金を取得しない。
この後の車載端末20a等が行う処理等については、上記実施の形態1の具体例と同様であるため、説明は省略する。
以上、本実施の形態によれば、カーシェアリングの利用終了が禁止されている領域以外であれば、利用開始位置と同じ位置でなくとも自由な位置で車両の利用を終了できるため、ユーザの利便性が向上する。また、利便性を確保しつつ、不適切な領域での車両の利用の終了を防ぐことができる。
(実施の形態3)
なお、上記各実施の形態においては、利用されていない状態の車両シェアリング用の車両について、予め決められた時間以内(例えば、15分等)に利用を開始する予約のみが行える場合について説明したが、車両の利用を開始する予約も含めて、車両シェアリング用の車両についての予約を受け付けない、つまり予約ができないようにしても良い。つまり、現在、任意のユーザに利用されていない車両を、予約なしに利用できるようにしても良い。この場合、例えば、情報処理装置10や情報処理装置11の、予約情報格納部103、予約情報受信部104、予約蓄積部105等の予約に関連する処理に利用される構成やその一部等を有さないようにしたり、予約に関連する処理を行わない、もしくは予約に関する部分を省略して行うようにすればよい。
図12は、本実施の形態の車両シェアリングシステム3の構成の一例を示すブロック図であり、この車両シェアリングシステム3は、上記実施の形態1の車両シェアリングシステム1において、上述したように、車両の利用を開始する予約も含めて、車両シェアリング用の車両についての予約を受け付けないようにしたものの一例である。
この車両シェアリングシステム3は、上記実施の形態1の車両シェアリングシステム1の情報処理装置10の代わりに、情報処理装置12を備えるようにしたものである。この情報処理装置12は、情報処理装置10において、予約情報格納部103、予約情報受信部104、予約蓄積部105を設けないようにし、利用判断部106の代わりに利用判断部136を設け、利用可能車両送信部116の代わりに利用可能車両送信部146を設けたものである。
利用判断部136は、上述した利用判断部106において、利用開始受信部102が利用開始情報を受信した場合に、この車両の利用開始についての予約されているか否か等の判断(例えば、予約が有効であるか否か等の判断)を行わないようにして、この車両が他のユーザに利用されていなければ、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断するようにしたものである。また、利用判断部136は、利用開始情報を受信した場合に、この利用開始情報が有するユーザ識別子が示すユーザが認証されれば、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断するようにしてもよい。また、車両がユーザにより利用されていない場合にのみ車両端末20やユーザ端末30が、利用開始情報を送信する場合等においては、利用判断部136を省略してもよい。利用判断部136のこれ以外の構成や処理については、上述した利用判断部106と同様の構成や処理が利用可能である。
利用可能車両送信部146は、上述した利用可能車両送信部116において、カーシェアリング用の車両について、現在予約されているか否かの判断等を行わないようにして、現在ユーザに利用されていない車両を示す情報を、ユーザが利用可能な車両を示す情報としてユーザ端末30に送信するようにしたものである。利用可能車両送信部146のこれ以外の構成や処理については、上述した利用可能車両送信部116と同様の構成や処理が利用可能である。
この情報処理装置12の動作については、予約に関連した処理を行わないようにした点、利用判断部106および利用可能車両送信部116の処理を利用判断部136および利用可能車両送信部146が行うことを除けば、上記実施の形態1の情報処理装置10の動作と同様である。
なお、ユーザ端末30も同様に、予約に関連した処理等を行わないようにする。例えば、操作受付部301が、予約情報を送信する操作を受け付けないようにし、ユーザ送信部304が、予約情報を送信しないようにする。
このような本実施の形態によれば、現在利用されていないカーシェアリング用の車両があれば、この車両を予約なしで利用できるため、車両を気軽に利用しやすく、ユーザの利便性が向上する。
なお、上記においては、実施の形態1の車両シェアリングシステム1において予約を受け付けないようにした車両シェアリングシステム3について説明したが、上記実施の形態3の車両シェアリングシステム2において予約を受け付けないようにしても良い。このような車両シェアリングシステムは、例えば、上記で図12に示した車両シェアリングシステム3において、終了可能領域格納部110の代わりに終了不可能領域格納部120を備え、終了判断部111の代わりに終了判断部121を備え、終了送信部112の代わりに終了送信部122を備え、料金取得部113の代わりに、料金取得部123を備えるようにした車両シェアリングシステムである。このような場合においても、上記と同様の効果を奏する。
なお、上記各実施の形態においては、車載端末20が、車両の利用開始時や利用終了時等に、ユーザ端末30からユーザ識別子を受け付ける場合について説明したが、ユーザ端末30の代わりに、ユーザ識別子を読み取り可能ないわゆるICカードを用いるようにしてもよいことはいうまでもない。この場合においても、車両の予約等は、ユーザ端末30で行うようにしても良い。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(利用開始受信部102、予約情報受信部104,開始送信部107、利用終了受信部109、終了送信部112、利用可能車両送信部116など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、格納部(例えば、ハードディスクやメモリ等の記録媒体)にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。
なお、上記各実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、車両シェアリング用の車両の利用開始を示す情報であって、利用するユーザのユーザ識別子と、ユーザが利用する車両の車両識別子と、を有する情報である利用開始情報を受信する利用開始受信部と、利用開始受信部が受信した利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であるか否かを判断する利用判断部と、利用判断部が車両の利用が許可可能であると判断した場合に、利用開始情報に対応する車両を利用開始状態とするための開始許可情報を送信する開始送信部と、車両シェアリング用の車両の利用終了を示す情報であって、利用を終了するユーザのユーザ識別子と、ユーザが利用を終了する車両の車両識別子とを有する利用終了情報を受信する利用終了受信部と、利用終了受信部が受信した利用終了情報に対応する車両の利用量を示す情報を取得し、取得した利用量を示す情報を用いて車両の利用料金を取得する料金取得部と、料金取得部が取得した利用料金により課金処理を行う課金処理部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図13は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による情報処理装置を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図13において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図14は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図14において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による情報処理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921に記憶されて、CD−ROMドライブ905に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による情報処理装置の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる情報処理装置等は、車両シェアリングに利用される情報処理装置等として適しており、特に、課金処理等を行う情報処理装置等として有用である。
1〜3 車両シェアリングシステム
10〜12 情報処理装置
20、20a〜20c 車載端末
30、30a〜30c ユーザ端末
50 車両
101 利用格納部
102 利用開始受信部
103 予約情報格納部
104 予約情報受信部
105 予約蓄積部
106 利用判断部
107 開始送信部
108 利用蓄積部
109 利用終了受信部
110 終了可能領域格納部
111、121 終了判断部
112、122 終了送信部
113、123 料金取得部
114 課金処理部
115 車両関連格納部
116、146 利用可能車両送信部
120 終了不可能領域格納部
201 車載受付部
202 車載送信部
203 車載受信部
204 利用制御部
205 車載出力部
301 操作受付部
302 ユーザ受信部
303 ユーザ表示部
304 ユーザ送信部
701〜704 画像
710 ボタン

Claims (10)

  1. 車両シェアリング用の車両の利用開始を示す情報であって、利用するユーザのユーザ識別子と、当該ユーザが利用する車両の車両識別子と、を有する情報である利用開始情報を受信する利用開始受信部と、
    前記利用開始受信部が受信した利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であるか否かを判断する利用判断部と、
    前記利用判断部が車両の利用が許可可能であると判断した場合に、当該利用開始情報に対応する車両を利用開始状態とするための開始許可情報を送信する開始送信部と、
    車両シェアリング用の車両の利用終了を示す情報であって、利用を終了するユーザのユーザ識別子と、当該ユーザが利用を終了する車両の車両識別子とを有する利用終了情報を受信する利用終了受信部と、
    前記利用終了受信部が受信した利用終了情報に対応する車両の利用量を示す情報を取得し、当該取得した利用量を示す情報を用いて車両の利用料金を取得する料金取得部と、
    前記料金取得部が取得した利用料金により課金処理を行う課金処理部とを備えた情報処理装置。
  2. 前記利用終了情報は、車両の利用を終了する位置の情報である終了位置情報を有しており、
    車両シェアリングの車両の利用を終了可能な終了可能領域を示す終了可能領域情報が格納される終了可能領域格納部と、
    前記利用終了受信部が受信した利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置が、前記終了可能領域情報が示す終了可能領域内の位置であるか否かを判断する終了判断部と、
    前記終了判断部が、終了可能領域内の位置であると判断した場合に、前記利用終了受信部が受信した利用終了情報に対応する車両を利用終了状態とするための終了許可情報を送信する終了送信部と、を更に備え、
    前記料金取得部は、前記終了判断部が終了可能領域内の位置であると判断した場合に利用料金を算出する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記利用終了情報は、車両の利用を終了する位置の情報である終了位置情報を有しており、
    車両シェアリングの車両の利用を終了不可能な終了不可能領域を示す終了不可能領域情報が格納される終了不可能領域格納部と、
    前記利用終了受信部が受信した利用終了情報が有する終了位置情報が示す位置が、前記終了不可能領域情報が示す終了不可能領域内の位置であるか否かを判断する終了判断部と、
    前記終了判断部が、終了不可能領域内の位置でないと判断した場合に、前記利用終了受信部が受信した利用終了情報に対応する車両を利用終了状態とするための終了許可情報を送信する終了送信部と、を更に備え、
    前記料金取得部は、前記終了判断部が終了不可能領域内の位置でないと判断した場合に利用料金を算出する請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  4. 車両シェアリング用の車両の利用状況を示す情報であって、利用するユーザのユーザ識別子と、当該ユーザが利用する車両の車両識別子と、を有する情報である1または2以上の利用状況情報が格納される利用格納部と、
    前記利用判断部が車両の利用が許可可能であると判断した場合に、当該車両が利用中であることを示す利用状況情報を前記利用格納部に蓄積する利用蓄積部を更に備えた請求項1から請求項3いずれか一項記載の情報処理装置。
  5. 前記利用判断部は、前記利用開始受信部が受信した利用開始情報が示す車両に対応する利用状況情報が、当該車両が利用中でないことを示す場合に、当該車両の利用が許可可能であると判断する請求項4記載の情報処理装置。
  6. 車両シェアリング用の車両についての予約を受け付けない請求項1から請求項5いずれか一項記載の情報処理装置。
  7. 現在利用されていない車両に対して、現在の時刻から予め決められた時間以内に利用を開始する予約のみを受け付ける請求項1から請求項5いずれか一項記載の情報処理装置。
  8. 車両の利用開始の予約を行うための情報であって、車両識別子と、当該車両識別子が示す車両を予約したユーザのユーザ識別子と、を有する1または2以上の予約情報が格納される予約情報格納部と、
    予約情報を受信する予約情報受信部と、
    前記予約情報受信部が受信した予約情報を前記予約情報格納部に蓄積する予約蓄積部と、を更に備え、
    前記利用判断部は、前記利用開始受信部が受信した利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が予約されていない場合、および前記利用開始受信部が受信した利用開始情報が有する車両識別子が示す車両が、当該利用開始情報が有するユーザ識別子が示すユーザにより予約されている場合に、利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であると判断するた請求項7記載の情報処理装置。
  9. 利用開始受信部と、利用判断部と、開始送信部と、利用終了受信部と、料金取得部と、課金処理部とを用いて行われる情報処理方法であって、
    前記利用開始受信部が、車両シェアリング用の車両の利用開始を示す情報であって、利用するユーザのユーザ識別子と、当該ユーザが利用する車両の車両識別子と、を有する情報である利用開始情報を受信する利用開始受信ステップと、
    前記利用判断部が、前記利用開始受信ステップで受信した利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であるか否かを判断する利用判断ステップと、
    前記開始送信部が、前記利用判断ステップで車両の利用が許可可能であると判断した場合に、当該利用開始情報に対応する車両を利用開始状態とするための開始許可情報を送信する開始送信ステップと、
    前記利用終了受信部が、車両シェアリング用の車両の利用終了を示す情報であって、利用を終了するユーザのユーザ識別子と、当該ユーザが利用を終了する車両の車両識別子とを有する利用終了情報を受信する利用終了受信ステップと、
    前記料金取得部が、前記利用終了受信ステップで受信した利用終了情報に対応する車両の利用量を示す情報を取得し、当該取得した利用量を示す情報を用いて車両の利用料金を取得する料金取得ステップと、
    前記課金処理部が、前記料金取得部が取得した利用料金により課金処理を行う課金処理ステップとを備えた情報処理方法。
  10. コンピュータを、
    車両シェアリング用の車両の利用開始を示す情報であって、利用するユーザのユーザ識別子と、当該ユーザが利用する車両の車両識別子と、を有する情報である利用開始情報を受信する利用開始受信部と、
    前記利用開始受信部が受信した利用開始情報が示す車両の利用が許可可能であるか否かを判断する利用判断部と、
    前記利用判断部が車両の利用が許可可能であると判断した場合に、当該利用開始情報に対応する車両を利用開始状態とするための開始許可情報を送信する開始送信部と、
    車両シェアリング用の車両の利用終了を示す情報であって、利用を終了するユーザのユーザ識別子と、当該ユーザが利用を終了する車両の車両識別子とを有する利用終了情報を受信する利用終了受信部と、
    前記利用終了受信部が受信した利用終了情報に対応する車両の利用量を示す情報を取得し、当該取得した利用量を示す情報を用いて車両の利用料金を取得する料金取得部と、
    当該料金取得部が取得した利用料金により課金処理を行う課金処理部として機能させるためのプログラム。
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