JP2005267601A - 貸借支援システム、通信装置、サーバ - Google Patents

貸借支援システム、通信装置、サーバ Download PDF

Info

Publication number
JP2005267601A
JP2005267601A JP2004302883A JP2004302883A JP2005267601A JP 2005267601 A JP2005267601 A JP 2005267601A JP 2004302883 A JP2004302883 A JP 2004302883A JP 2004302883 A JP2004302883 A JP 2004302883A JP 2005267601 A JP2005267601 A JP 2005267601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication device
information
parking lot
loan
support system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004302883A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4349253B2 (ja
Inventor
Hideo Miyauchi
英夫 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004302883A priority Critical patent/JP4349253B2/ja
Priority to US11/048,910 priority patent/US20050182671A1/en
Publication of JP2005267601A publication Critical patent/JP2005267601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4349253B2 publication Critical patent/JP4349253B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/02Reservations, e.g. for tickets, services or events

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Finance (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】貸与対象の貸借を適切に実現し、その貸与対象の有効利用を図る。
【解決手段】貸与者側に存在する通信装置Aで自宅以外の目的地が設定されると、帰宅予定時刻が計算され、貸与者IDと共に駐車場管理装置へ送信され、駐車場リストとして登録される。借用者側に存在する通信装置Bから目的地付近の空き駐車場の問い合わせがあると、駐車場管理装置は、条件にある駐車場をリストアップして通信装置Bへ送信する。通信装置Bではその空き駐車場リストを例えば表示して借用者に報知する。借用者は、空き駐車場リストから自分が借用したい駐車場が存在するか否かを判断できる。そして、希望に沿った駐車場が存在すれば選択操作を行う。通信装置Bはその選択結果を駐車場管理装置に送信し、これによって、例えば個人の駐車場を自分が利用しない期間だけ他人に貸与することが容易に実現できる。
【選択図】 図1

Description

例えば個人の駐車場や自動車などを本来の使用者が使用していない期間だけ第三者に貸す、といった物の貸借を支援するための技術に関する。
例えば自動車で外出した場合に遭遇する問題の一つに駐車場探しがある。駐車場付きの施設を出かける場合は問題ないが、例えば友人宅を訪問した場合であって、その友人宅に駐車場がない、あるいは余分な駐車スペースがないといった場合には問題である。住宅街の近くには一般的に駐車場があるとは限らないからである。その結果、現実的には、周辺が駐車禁止区域であっても駐車してしまうという違法行為がなされることもある。
ところで、このような住宅街であっても、物理的に駐車スペースがないわけではない。例えば隣家など近所の住人が所有(あるいは使用)している駐車場が場合によっては空いていることもある。特に、自動車通勤をしている場合には平日の昼間はずっと空いていることとなる。但し、他人の駐車場であるため無断で駐車することはできない。もちろん、個人的に交友関係がある近所の住人に事情を説明して駐車許可を得られれば、その空いている駐車スペースに駐車することができるが、そのような交友関係が必ずあるとは限らず、また、たとえ交友関係があっても頻繁に借用を頼むことは気が引ける。さらには、駐車させて欲しい旨を頼みに行ったときにその住人が在宅しているとは限らない。
なお、駐車場を有効利用するという観点での工夫は、例えば特許文献1に開示されるものがある。これは、貸駐車場において、月極などの長期契約の駐車スペースと時間に応じて料金を支払う時間貸し駐車スペースとが併存しているが、長期契約の駐車スペースであっても例えば昼間だけ駐車したり逆に夜間だけ駐車したりするケースもあり、駐車スペースが有効利用されていない点に鑑みてなされたものである。その工夫としては、次のようなものである。つまり、契約者はその駐車場の出口ゲート付近に設置されたカードリーダライタにおいて次回入庫する予定時刻を入力しておく。これによって第三者に貸与してもよい時間帯が判明するため、その時間帯を時間貸しスペースとして利用しようというものである。
特許2873723号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示されている技術は、複数の駐車スペースを有し管理の行き届いた駐車場を前提としたものであり、カードリーダライタがその場に設置されている必要がある。このような設備を個人宅の駐車場に設置しなくてはならないとすると非常に実現が困難である。
また、この技術の場合、その場所に行かないと駐車スペースが空いているか否かが判断できず、せっかく出向いたのに駐車スペースが全く空いていないという事態も考えられる。このような状況では、やはり訪問者任せになり、上述のような駐車違反に結びついてしまうのが現実である。
なお、このような有効利用できない対象としては駐車場だけに限らず、例えば自動車なども考えられる。自動車の場合は全く知らない人に貸すことは想定しにくいが、家族や友人同士であれば貸借することは日常的に行われている。当然ながら、当事者同士が直接電話等で話して合意すればよいが、借りたいときに必ず貸与者と連絡が付くとは限らない。
以上のように、貸与してもよい人と借用したい人が存在するが、両者の意志の疎通が容易ではない状況では、貸与対象の貸借が適切に実現されないという問題があった。
そこで本発明は、貸与対象の貸借を適切に実現し、その貸与対象の有効利用を図ることを目的とする。
上述したように、本発明の貸借支援システムにおける貸与対象としては、主に個人が所有あるいはメインに使用するものであり、例えば駐車場のような不動産や、例えば自動車のような動産が考えられる。ここで、駐車場であれば不特定多数の借用者を想定しても問題が少ないが、自動車の場合は不特定多数を借用者として想定するのは現実的でない。個人の動産を不特定多数に貸すことは、盗難等の不測の事態への対処が困難であり、問題が多いからである。もちろん、これらのリスクを負担するか、あるいは個人ではなく組織が主体となって貸す場合には不特定多数を借用者として想定してもよいかもしれない。
このような状況を踏まえ、まず、不特定多数を借用者として想定した場合の工夫を以下の(1)で説明する。そして、次に特定者を借用者として想定した場合の工夫を以下の(2)で説明する。
(1)不特定多数を借用者として想定した場合の工夫
請求項1に係る貸借支援システムは、第一の通信装置(後述の実施形態では通信装置Aが相当する。)と、第二の通信装置(後述の実施形態では通信装置Bが相当する。)と、通信網に接続され、第一の通信装置及び第二の通信装置とデータ通信可能なサーバ(後述の実施形態では駐車場管理装置50が相当する。)とを備えている。そして、第一の通信装置は、所定の情報登録要求が発生した場合、少なくとも貸与対象(上述のように例えば駐車場などの不動産や例えば自動車のような動産)及び貸与可能な期間を特定可能な登録情報(後述の実施形態では貸与者ID+帰宅予定時間が相当する。)をサーバに送信する。サーバは、第一の通信装置から登録情報を受信した場合、その受信した登録情報に基づいて作成した貸与情報を情報データベース(後述の実施形態では駐車場リストが相当する。)に追加しておく。そして、第二の通信装置は、所定の借用要求が発生した場合には、少なくとも借用対象を特定可能な要求情報を前記サーバに送信する。サーバは、第二の通信装置から要求情報を受信した場合、情報データベースを用いて要求情報に応じた貸与情報を検索し、その検索結果として得られた貸与情報リスト(後述の実施形態では空き駐車場リストが相当する。)をリクエスト送信元の第二の通信装置に対して送信する。そして、サーバから貸与情報リストを受信した第二の通信装置は、その受信した貸与情報リストを報知する。なお、第一の通信装置及び第二の通信装置としては、例えば携帯電話等の携帯情報端末や(通信機能を有する)カーナビゲーション装置など種々の装置が考えられる。
このように、貸与者側に存在する第一の通信装置からの登録情報に基づいて作成された貸与情報がサーバに登録されているため、借用者側に存在する第二の通信装置では、任意のタイミングでその貸与情報から検索して得られた貸与情報リストをサーバから受け取り、その貸与情報リストを借用者に対して報知することができる。借用者は、貸与情報リストに含まれている貸与対象と貸与可能期間を参照して、自分が借用したい対象が存在するか否かを判断できる。例えば駐車場であれば、自分が借りたい地域に存在し借りたい期間中だけ借用可能かを判断できる。そして、希望に沿った駐車場が存在すれば、それを借用することが可能となる。このように本発明システムによれば、貸与対象の貸借を適切に実現し、その貸与対象の有効利用を図ることができる。駐車場であれば、例えば個人の駐車場であっても使用していないときには他人に貸すことができ、結果として違法な路上駐車を抑制することができる。
ところで、このような不特定多数を借用者として想定した場合の貸与対象として妥当なものとしては、上述のように駐車場が挙げられる。盗難・破壊といった不測の不利益が発生しない、あるいは発生しにくいからである。もちろん、自動車のような動産を貸与対象から除外するものではないが、上述のような不動産の方が適性が高い。そこで、貸与対象を位置の特定された駐車場とした場合の工夫について、以下説明する。
まず、第一の通信装置としては、車両に搭載され、経路案内機能を有しており、貸与対象の駐車場以外の目的地が設定された場合に所定の情報登録要求を発生するよう構成することが考えられる。これは、いわゆるカーナビゲーション装置が車両に搭載されている場合には、それを第一の通信装置として利用する趣旨である。そして、情報登録要求については、例えば貸与者のスイッチ類に対する操作を受け付けて発生させるようにしてもよいが、そのような貸与者の特段の操作がなくても装置が自動的に判断して情報登録要求を発生できるようになっていると、貸与者にとっては便利である。車両に搭載された第一の通信装置が経路案内機能を有しているのであれば、貸与対象の駐車場(例えば自宅の駐車場)以外の目的地が設定されたことによってこれから駐車場が空くことが推定できる。そのため、そのことに基づいて情報登録要求を発生させればよい。
また、同様に、車両に搭載され、経路案内機能を有している第一の通信装置の場合、貸与対象の駐車場から所定距離以上離れた場所に移動した場合に所定の情報登録要求を発生するよう構成してもよい。経路設定がされても車両が実際に移動しないと駐車スペースが空くわけではない。また、車両が駐車スペースから移動する場合であっても経路設定がされていないことも当然ながらある。したがって、貸与対象の駐車場から所定距離以上離れた場所に移動した場合に情報登録要求を発生するようにすれば、駐車スペースが空いていることは確実に判断できる。なお、貸与対象の駐車場から近距離しか離れていない場合には、すぐに戻ってくる可能性もあり、現実的に貸与可能な状態として扱うのは適切でない。それに対して、ある程度離れた場所に移動した場合は、その場所から貸与対象の駐車場に戻ってくるだけでもそれなりの時間を要するので、最低限その時間は貸与可能な期間となる。そこで、例えば最低1時間あるいは2時間といった期間は貸与可能な期間として設定可能な程度に離れた場所に移動した時点で貸与可能な状態として扱うようにするのである。
次に、貸与可能な期間を特定するための情報については、少なくとも車両が貸与対象の駐車場まで戻ってくるのに要する時間及び滞在時間に基づいて算出することが考えられる。前者の所要時間については、経路計算結果に基づいてその経路の所要時間を計算する技術は周知であるのでその周知手法を採用すればよい。また、渋滞情報等を加味する技術も知られているのでその手法を採用すればよい。一方、後者の滞在時間についてはユーザがマニュアルで設定してもよいが、目的地又は移動後の場所に応じて予め設定しておいてもよい。例えば映画館が目的地の場合には2〜3時間、スーパーの場合には1時間といった具合である。
また、所要時間、滞在時間という切り分けをせず、目的地又は移動後の場所に応じて、貸与可能な期間を特定するための情報を予め設定しておいてもよい。例えば平日に会社が目的地とされた場合には夕方の7時まで貸与可能期間と設定する、といった具合である。但し、平日に会社に行く場合であっても、現実的にはその時々によって予定が異なり、帰宅時間も一定になるとは限らない。そこで、第一の通信装置が、貸与対象の駐車場の本来の使用者の行動予定を特定可能な情報を記憶した携帯情報端末から行動予定特定情報を入力し、その入力した行動予定特定情報に基づいて貸与可能な期間を特定するための情報を得るようにしてもよい。つまり、携帯電話やPDAなどの携帯情報端末においてスケジュール管理ソフトを使用している場合には、本人の行動予定をその携帯情報端末から入手することができ、それに基づけば、より妥当な貸与可能期間を設定できる。
次に、第二の通信装置における工夫について説明する。第二の通信装置が経路案内機能を有しているのであれば、サーバから受信した貸与情報リストから選択した貸与対象の駐車場を目的地として経路案内を実行する第二の通信装置を構成することが考えられる。例えば個人宅の駐車場が貸与対象となった場合には、その個人宅の場所を知らないのが普通なので、その個人宅の駐車場を目的地として自動的に経路設定し、経路案内をすればユーザ(第二の通信装置が搭載されている車両の運転者)によって便利である。
ところで、このような貸与対象の駐車場は、必ずしも一戸建ての家屋に付属の駐車場とは限らず、例えば社宅・集合住宅・団地(以下、団地等と称す。)内の駐車場の場合も考えられる。このような駐車場の場合、例えば団地等付近の公道までは地図データベースに基づく経路案内が可能であるが、団地等内の道路や走行路については地図データベースにて対応しておらず、ナビゲーション装置にて経路案内されないことが多い。もちろん、公道以外であっても、大規模駐車場のように汎用的なニーズが相対的に大きな場合には、そのような大規模駐車場内での走行路等もデータ化されて地図データベース中に準備されていることもある。しかし、団地等内の走行路レベルでは汎用的なニーズが少ないため、そこまではデータ化するのは困難な場合が多い。
そのため、団地等までは到着できても、その団地等内へ進入した後、目的の駐車場までスムーズにいけない事態も生じ得る。例えば住人のみが知っている通行規制(例えば一方通行)などが存在し、間違えて逆走してしまう、といった不都合も生じ得る。あるいは、巨大な団地等の場合、どこが入口なのかがわかりにくい場合もあり、団地等付近までは来ているのに、入口を探すのに苦労する可能性もある。そこで、このような団地等内の駐車場のように、団地等内への入口を探すのに苦労するという不都合、公道から駐車場まで、あるいは駐車場から公道までの経路が容易に把握できないという不都合を解決するための対処を提案する。
まず、請求項8に示すようにすることが考えられる。つまり、情報データベースに記憶されている貸与情報に、公道と貸与対象の駐車場とを結ぶ経路が経路案内のために用いる地図データベースには登録されていない場合における、公道からの入口を示す地点データも含めておく。そして、第二の通信装置にて次のような経路案内を実行する。すなわち、サーバから受信した貸与情報リストから選択した貸与対象の駐車場に関して公道からの入口を示す地点データが存在する場合には、貸与対象の駐車場の代わりに公道からの入口を目的地として経路案内を実行するのである。
このようにすれば、経路案内の結果、例えば団地等の入口まで到達することができるため、ユーザ(第二の通信装置が搭載されている車両の運転者)は自分で入口を探すために右往左往することがなく、便利である。また、出入口が共通ではなく、入口専用、出口専用となっている場合には、ユーザが出入口らしきものを自分で見つけ、そこから団地等へ進入したら実は出口専用のため逆走してしまった、というような不都合も回避できる。
上述のように団地等の入口まで到達できた場合、その入口から団地等内へ進入したら、あとは容易に目的の貸与対象の駐車場まで進むことができる場合もあるが、巨大な団地等であって、団地等の入口から駐車場へ至る経路や、駐車場から団地等の出口へ至る経路が複雑な場合もあり得る。貸与する側はその団地等の住人であって熟知しているが、初めて借用する側にとっては、団地等内においても経路を案内して欲しい場合もある。
そこで、請求項9に示すように、団地等内での経路も案内するようにしてもよい。つまり、情報データベースに記憶されている貸与情報に、公道と貸与対象の駐車場とを結ぶ経路が経路案内のために用いる地図データベースには登録されていない場合における、公道からの入口と貸与対象の駐車場とを結ぶ進入用軌跡データ、及び貸与対象の駐車場と公道への出口とを結ぶ退出用軌跡データも含めておく。そして、第二の通信装置にて次のような経路案内を実行する。すなわち、公道入口に到着した場合には、進入用軌跡データに基づいて公道からの入口と貸与対象の駐車場とを結ぶ軌跡を表示手段に表示し、一方、貸与対象の駐車場から出発する場合には、退出用軌跡データに基づいて貸与対象の駐車場と公道への出口とを結ぶ軌跡を表示手段に表示するのである。
このような進入用軌跡データ及び退出用軌跡データに関しては、貸与対象の駐車場を貸与する側にて作成することが考えられる。例えば請求項10に示すように、第一の通信装置が搭載された車両が実際に走行した際に、第一の通信装置によって作成する。これを、登録情報に含めて第1の通信装置からサーバに送信し、貸与情報中にも含めるようにすればよい。
また、請求項11に示すように、情報データベースに記憶されている貸与情報に、進入用軌跡データ及び退出用軌跡データに対応して、当該軌跡に沿って走行する上で有用な右左折案内のためのデータと目印を示すデータの少なくとも何れか一方を含めておくことが考えられる。そして、第二の通信装置においては、進入用軌跡データや退出用軌跡データに基づいて軌跡表示を行う場合、右左折案内のためのデータと目印を示すデータの少なくとも何れか一方を用いた経路案内も実行する。団地等の入口から貸与対象の駐車場までの経路あるいは当該駐車場から団地等の出口までの経路が複雑な場合、軌跡表示だけではスムーズに進行できない可能性もある。
そこで、カーナビゲーション装置において道路走行中の経路案内時に実現しているような右左折案内や目印案内をすることで、よりスムーズな案内を実現することができる。この右左折案内のためのデータと目印を示すデータについては、貸与対象の駐車場を貸与する側にて作成することが現実的である。また、看板などの目印については、例えば画像データであってもよく、貸与対象の駐車場を貸与する側にて撮影したデータを用いることが考えられる。第二の通信装置においては、自装置の現在位置が、右左折地点や目印地点として登録されている位置に近づいたら、該当する案内(右左折案内や目印表示案内)を実行する。
ところで、貸与対象の駐車場の形態によっては、そのまま単に車両を駐車できるような構造になっておらず、例えばシャッターが存在したり、立体駐車場であるため、何らかの機器操作が必要になる場合もある。貸与する側はそのような機器操作方法は熟知しているが、初めて借用する側にとっては、どのように操作してよいか分からず、駐車場まで到達しながら、その後の対処に困る場合も想定される。
そこで、請求項12に示すように、情報データベースに記憶されている貸与情報に、貸与対象の駐車場へ駐車する際に必要となる機器操作方法を示すデータも含めておき、第二の通信装置は、情報報知機能を有しており、サーバから受信した貸与情報リストから選択した貸与対象の駐車場に関する機器操作方法を示すデータに基づいて当該機器操作方法を報知可能に構成することが考えられる。このような報知をあれば、ユーザ(第二の通信装置が搭載されている車両の運転者)は、貸与対象の駐車場に関する機器操作方法を把握することができる。
なお、機器操作方法の報知タイミングについては、例えばユーザ(第二の通信装置が搭載されている車両の運転者)から任意のタイミングで受け付けた指示に応じて報知するようにしてもよいが、例えば請求項13に示すようにしてもよい。つまり、第二の通信装置が経路案内機能を有しており、当該経路案内の結果、貸与対象の駐車場に到着した場合に機器操作方法を報知するよう構成するのである。このようにすれば、機器操作方法の把握が必要になる適切なタイミングで自動的に報知されることとなる。
そして、上述の経路案内の結果、貸与対象の駐車場に到着した場合には、第二の通信装置がサーバに対して、その貸与対象の駐車場の借用者の緊急連絡先を通知するよう構成すると良い。この緊急連絡先としては例えば携帯電話の電話番号などが考えられる。このような緊急連絡先をサーバが把握しておけば、不測の事態の対処や借用者の身元確認の一助となる。
そして、このような緊急連絡先をサーバが把握していることを前提とすれば、貸与者の都合で貸与可能期間が変更になった場合にも適切な対応が可能となる。つまり、第一の通信装置は、貸与対象の駐車場が目的地として設定された場合、貸与対象の駐車場に到着予定の時刻をサーバに通知し、その到着予定時刻の通知を受けたサーバは、貸与対象の駐車場の借用者の緊急連絡先到着予定時刻を通知するのである。このようにすれば、例えば貸与可能期間が短縮された場合であっても、その旨が借用者に通知されるので、到着予定時刻までに貸与対象の駐車場を空けるような対処が可能となる。逆に、貸与可能期間が延長された場合には、その延長された分だけ余分に駐車しておくことも可能となる。
なお、到着予定時刻はあくまで予定時刻であるため、実際の到着時刻は予定時刻より早まったり遅くなったりすることがある。また、予定時刻通りに到着する場合であっても、到着予定時刻が通知時点から例えば2時間、あるいはそれ以上の時間の場合には、借用者側の到着予定時刻に対する意識が薄れてしまう可能性がある。そこで、到着が近いことを再度通知するようにするとよい。つまり、第一の通信装置は、貸与対象の駐車場から所定の距離内に近づいた場合、その旨をサーバに通知し、その貸与対象の駐車場から所定の距離内に近づいた旨の通知を受けたサーバは、貸与対象の駐車場の借用者の緊急連絡先に、所定距離内に近づいた旨及び駐車場を空ける要請を通知するのである。例えば5分あるいは10分といった比較的短時間で貸与対象の駐車場に到着するような所定距離に近づいた場合にこの通知をすることが考えられる。この通知がなされれば借用者としてはすぐに車両の移動準備を始めた方がよいことが分かる。逆に言えば、この通知を待っていればよく、借用者としては常に到着予定時刻を気にする必要がなくなる。
なお、到着予定時刻は通知せずに、このような貸与対象の駐車場から所定の距離内に近づいた旨を通知するだけでもよいが、借用者としては、到着予定時刻を事前に知っておいた方が適切な行動を取りやすくなるため、両方の通知を併用する方が好ましい。
し、その貸与絶理由通知邸距離内に上述のようにこと
次に、貸与情報リストに関する工夫について説明する。例えばこの貸与情報リストには、貸与対象の駐車場の位置、駐車可能期間、料金、駐車可能な車両に関する条件を含めることが考えられる。貸与対象の駐車場の位置については、個人宅であれば単純に駐車場の緯度経度だけでもよいが、例えば集合住宅で駐車場に多数の駐車スペースが存在する場合には、駐車スペースを識別する情報(例えば番号あるいは名前など)まで含めた方がよい。また、個人宅の場合であっても、単に緯度経度だけではなく貸与者の名前も含めておけば、借用者としてはその駐車場を探す際に便利である。また、駐車可能期間が分かれば、第二の通信装置による貸与情報リストの報知を受けたユーザが駐車場を選択する場合に便利である。つまり、自分が希望する駐車期間に合ったものを選択できるからである。また、料金に関しては、無料で開放するということも考えられるが、有料にした方が個人の駐車場を他人のために提供するインセンティブが働きやすい。そして、借用する側も料金も加味して選択できる。また、駐車可能な車両に関する条件とは、例えば駐車スペースが比較的狭く、大型車は駐車できない場合には例えば「5ナンバー以下」、高さ制限がある場合には例えば「高さ1.5m以下」、立体駐車場である場合はその旨を含めることが考えられる。このような条件があれば、借用者としても駐車場選択の際に便利である。
また、第二の通信装置から要求情報がサーバに送信され、その要求情報を受信したサーバは、情報データベースを用いて要求情報に応じた貸与情報を検索し、その検索結果として得られた貸与情報リストをリクエスト送信元の第二の通信装置に対して送信するのであるが、この際、第二の通信装置から送信する要求情報に単に借用対象しか含まれていないと、実際には不要な貸与情報が含まれたリストが検索結果として得られることとなる。したがって、第二の通信装置からサーバに送信する要求情報に、借用対象が満たすべき条件を含めておくことが考えられる。例えば、駐車場の存在する位置・地域、駐車希望期間、料金の上限、車種、立体駐車場は不可、といった具合である。このようにすれば、予め絞り込まれた検索結果としての貸与情報リストが第二の通信装置にて報知されることとなり、借用者のより迅速な選択に寄与する。
なお、請求項19に示すように、請求項1〜18の何れかに記載の貸借支援システムに用いられる通信装置であって、請求項1〜18の何れかにおいて前記第一の通信装置に関して記載した構成を備える通信装置として実現することもできる。また、請求項20に示すように、請求項1〜18の何れかに記載の貸借支援システムに用いられる通信装置であって、請求項1〜18の何れかにおいて前記第二の通信装置に関して記載した構成を備える通信装置として実現することもできる。さらに、請求項20に示すように、請求項1〜18の何れかに記載の貸借支援システムに用いられるサーバであって、請求項1〜18の何れかにおいて前記サーバに関して記載した構成を備えるサーバとして実現することもできる。このような通信装置やサーバであれば、上述した貸借支援システムに用いられることによって、上述の効果を発揮する上で有意な役割を果たすこととなる。
(2)特定者を借用者として想定した場合の工夫
請求項22に係る貸借支援システムは、第一の通信装置と、第二の通信装置とを備えている。第一の通信装置は、所定の貸与要求が発生した場合、少なくとも貸与対象及び貸与可能な期間を特定可能な貸与情報を自装置に登録しておく。そして、第二の通信装置は、所定の借用要求が発生した場合には、少なくとも借用対象を特定可能な要求情報を第一の通信装置に送信する。第一の通信装置は、第二の通信装置から要求情報を受信した場合、登録されている貸与情報の内、要求されている借用対象に対応するものを、リクエスト送信元の前記第二の通信装置に対して送信する。そして、第一の通信装置から貸与情報を受信した第二の通信装置は、その受信した貸与情報を報知する。
このように、貸与者側に存在する第一の通信装置において貸与情報を登録しているため、借用者側に存在する第二の通信装置では、任意のタイミングでその貸与情報を第一の通信装置から受け取り、報知することができる。借用者は、貸与情報に含まれている貸与対象と貸与可能期間を参照して、自分が借用したい対象が存在するか否かを判断できる。例えば自分が所有あるいはメインに利用する自動車について、自分が使わずに他の人に貸してもよい期間を登録しておくことにより、家族や友人がその自動車を借りたい場合に、借りることができるか否かを容易に判断できる。このように本発明システムによれば、貸与対象の貸借を適切に実現し、その貸与対象の有効利用を図ることができる。
なお、本システムの場合には、上述したサーバを介して情報のやりとりをするシステムではなく、第二の通信装置が直接第一の通信装置に対してアクセスするため、例えば通信装置が携帯電話である場合、アクセス先の携帯電話の電話番号を把握している必要がある。したがって、不特定多数を対象とするのではなく、上述したように、家族や友人といった特定者の間での物の貸借において適用した場合に、より有効である。但し、貸与対象としては自動車のような動産に限らず、上述した駐車場のような不動産であってもよい。
上述した貸借支援システムは、第二の通信装置からのアクセスがあって初めて第一の通信装置から貸与情報を送信した。しかし、請求項17に示すように、第一の通信装置から第二の通信装置に対して積極的に貸与情報を送信するようにしてもよい。この場合は、所定の貸与要求が発生した場合、第一の通信装置から第二の通信装置に貸与情報が送信され、その貸与情報を受信した第二の通信装置は、その受信した貸与情報を報知する。
このシステムであっても、貸与対象の貸借を適切に実現し、その貸与対象の有効利用を図ることができる。なお、この場合もやはりサーバを介さず、第一の通信装置が直接第二の通信装置に対してアクセスするため、例えば通信装置が携帯電話である場合、アクセス先の携帯電話の電話番号を把握している必要がある。したがってやはり、家族や友人といった特定者の間での物の貸借において適用した場合に、より有効である。
ところで、このような貸借支援システムであっても、貸与者の都合で貸与可能期間が変更になった場合の工夫をすることができる。つまり、第一の通信装置は、所定の返還要求が発生した場合(基本的にマニュアル操作に応じて発生)、少なくとも返還を要求したい貸与対象を特定可能な返還情報を第二の通信装置に送信し、その返還情報を受信した第二の通信装置は、その受信した返還情報を報知する。例えば携帯電話であればメール機能を利用して文字情報として返還情報を送信し、それを画面に表示させることが考えられる。もちろん音声にて報知しても良い。但し、返還要求を貸与者のマニュアル操作で発生させる場合であっても簡単な操作にて実現できることが好ましいので、返還情報を定型文として第一の通信装置内に記憶しておき、簡単な操作をすれば、その返還情報が自動的に第二の通信装置へ送信されるよう構成しておくことが考えられる。
また、貸与対象が車両である場合には、返還情報の報知を例えばカーナビゲーション装置に実行させても良い。つまり、車両に搭載された第三の通信装置を備え、第一の通信装置は、返還情報を第二の通信装置に送信するのに代えて、あるいは第二の通信装置に送信するのと共に第三の通信装置に送信し、その返還情報を受信した第三の通信装置は、その受信した返還情報を報知するよう構成するのである。このようにすれば、車両を使用中の場合には車載装置から返還情報が報知されるため、借用者への連絡がより確実となる。例えば第二の通信装置が携帯電話の場合、借用者が車両を運転中であると携帯電話の操作が困難であったり、画面を見ることが困難であったりする。しかし、例えば車載モニタに返還情報が表示されたり、あるいは音声にて自動的に報知されれば、車両運転中であっても安全かつ確実にその旨を把握できる。
なお、請求項26に示すように、請求項22〜25の何れかに記載の貸借支援システムに用いられる通信装置であって、請求項22〜25の何れかにおいて前記第一の通信装置に関して記載した構成を備える通信装置として実現することもできる。また、請求項27に示すように、請求項22〜25の何れかに記載の貸借支援システムに用いられる通信装置であって、請求項22〜25の何れかにおいて前記第二の通信装置に関して記載した構成を備える通信装置として実現することもできる。また、請求項28に示すように、請求項25に記載の貸借支援システムに用いられる通信装置であって、請求項25において前記第三の通信装置に関して記載した構成を備える通信装置として実現することもできる。このような通信装置やサーバであれば、上述した貸借支援システムに用いられることによって、上述の効果を発揮する上で有意な役割を果たすこととなる。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[駐車場貸借支援システムの概略説明]
まず、本実施形態における駐車場貸借支援システム上の概略を説明する。
図1に示す駐車場管理装置は通信網に接続されたコンピュータであり、サーバとして機能する。この駐車場管理装置は駐車場リスト、貸与者リスト、借用者リスト等を記憶しており、駐車場を貸与したい人(貸与者)側からの要望に応じて、貸与対象の駐車場を、駐車場を借用したい人(借用者)側に通知し、両者の間での貸借がスムーズに進むよう支援する。
一方、貸与者側の通信装置としては、車Aに搭載された通信装置A及び貸与者が携帯する携帯電話Aがあり、借用者側の通信装置としては、車Bに搭載された通信装置B及び借用者が携帯する携帯電話Bがある。通信装置A、通信装置Bは例えば通信機能を有するナビゲーション装置を採用することが考えられる。この場合、例えば通信装置A、通信装置B自体が自動車電話機能を備え、単体で駐車場管理装置と通信可能に構成してもよいし、あるいは貸与者、借用者が車A、車Bに登場している際には、携帯電話A、携帯電話Bを通信装置A、通信装置Bにそれぞれ接続することによって、駐車場管理装置と通信可能となるよう構成してもよい。本実施形態では後者を前提として説明する。
なお、通信装置A及び通信装置Bは、それぞれ図2に示す通信装置1が搭載されている。ここでは車ごとの各々の通信装置1、すなわち貸与者と借用者に対応する通信装置1を区別するため、図1に示すように、以下それぞれの通信装置1を通信装置A、通信装置Bと呼ぶ。また、当然ながら、貸与者は自分が他の駐車場を探す場合には借用者となるため、同じ通信装置1であっても、立場によって貸与者側の通信装置Aにもなり、また借用者側の通信装置Bにもなる。さらに、通信装置Aや通信装置Bは最低1台ずつ存在すれば駐車場貸借支援システムとして理論的には成立するが、実際には、それぞれ多数存在することによって適切な需給関係となる。
また、携帯電話A及び携帯電話Bについても同様に、図2に示す携帯電話31が相当するが、貸与者と借用者に対応する携帯電話31を区別するため、図1に示すように、以下それぞれの携帯電話31を携帯電話A、携帯電話Bと呼ぶ。
以上が本実施形態の駐車場貸借支援システムの概略説明である。続いて通信装置1の装置構成を説明する
[通信装置1の説明]
車両に搭載されている通信端末1は、図2に示すように、車両の現在位置を検出する位置検出器21と、ユーザからの各種指示を入力するための操作スイッチ群22と、操作スイッチ群22と同様に各種指示を入力可能なリモートコントロール端末(以下、リモコンと称す。)23aと、リモコン23aからの信号を入力するリモコンセンサ23bと、外部情報入出力装置24と、地図データや各種の情報を記録した外部記録媒体から地図データ等を入力する地図データ入力器25と、地図表示画面やTV画面等の各種表示を行うための表示装置26と、各種のガイド音声等を出力するための音声出力装置27と、各種のデータを記憶するためのハードディスク28と、携帯電話接続装置30と、上述した位置検出器21,操作スイッチ群22,リモコン23a,外部情報入出力装置24,地図データ入力器25,ハードディスク28からの入力に応じて各種処理を実行し、位置検出器21,操作スイッチ群22,リモコンセンサ23b,外部情報入出力装置24,地図データ入力器25,表示装置26,音声出力装置27,ハードディスク28,携帯電話接続装置30を制御する制御回路29とを備えている。
位置検出器21は、GPS用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置,方位,速度等を検出するGPS受信機21aと、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ21bと、車両の前後方向の加速度等から走行した距離を検出するための距離センサ21cと、地磁気から進行方位を検出するための地磁気センサ21dとを備えている。そして、これら各センサ等21a〜21dは、各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては、上述したうちの一部のセンサで構成してもよく、またステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
操作スイッチ群22としては、表示装置26と一体に構成され、表示画面上に設置されるタッチパネル及び表示装置26の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ等が用いられる。なおタッチパネルと表示装置26とは積層一体化されており、タッチパネルには、感圧方式,電磁誘導方式,静電容量方式,あるいはこれらを組み合わせた方式など各種の方式があるが、いずれを用いてもよい。
外部情報入出力装置24は、各種の外部装置・機器等からの情報を入力するためのものであり、例えば図示しないラジオアンテナを介して受信したFM放送信号や、道路近傍に配置されたVICS(道路交通情報システム)サービス用の固定局から受信した電波ビーコン信号及び光ビーコン信号などを入力する。また、例えば情報携帯端末(PDA)などを接続した場合には、その端末からの情報も入力可能となっている。
地図データ入力器25は、ネットワークデータとしての道路データ、位置特定の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ等の地図データ、施設を示すマークデータ、案内用の画像や音声データ等を含む各種のデータを入力するための装置である。これらのデータの記録媒体としては、CD−ROM、DVD、ハードディスク、メモリ、メモリカード等を用いることができる。
表示装置26は、カラー表示装置であり、液晶ディスプレイ,プラズマディスプレイ,CRTなどがあるが、そのいずれを用いてもよい。表示装置26の表示画面には、位置検出器21にて検出した車両の現在位置と地図データ入力器25より入力された地図データとから特定した現在地を示すマーク、目的地までの誘導経路、名称、目印、各種施設のマーク等の付加データとを重ねて表示することができる。また、施設のガイド等も表示できる。そして、音声出力装置27は、地図データ入力器25より入力した施設のガイドや各種案内の音声や、外部情報入出力装置24を介して取得した情報の読み上げ音声を出力することができる。
携帯電話接続装置30には携帯電話31が接続できるようになっており、この携帯電話31が通信網40を介して駐車場管理装置50と通信する。なお、携帯電話接続装置30及び携帯電話31の代わりに自動車電話を制御回路29に接続するようにしてもよいが、上述したように、本実施形態では、携帯電話31を接続して外部と通信する構成を前提に説明する。
制御回路29は、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROM等に記憶されたプログラムに基づいて、位置検出器21からの各検出信号に基づき座標及び進行方向の組として車両の現在位置を算出し、地図データ入力器25を介して読み込んだ現在位置付近の地図や、操作スイッチ群22やリモコン23a等の操作によって指示された範囲の地図等を表示装置26に表示する地図表示処理や、地図データ入力器25に格納された地点データに基づき、操作スイッチ群22やリモコン23a等の操作に従って目的地となる施設を選択し、現在位置から目的地までの最適な経路を自動的に求める経路計算を行って経路案内を行う経路案内処理を行う。このように自動的に最適な経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。
また、制御回路29は、携帯電話接続装置30、携帯電話31を介して通信網に接続し、これによって、駐車場管理装置50との間での通信が可能となる。
[駐車場管理装置50の説明]
駐車場管理装置50は、図2に示すように、駐車場管理装置50全体の制御を司る制御回路51と、データベース52と、通信網40等との通信のための通信インタフェース(I/F)53と、日時情報を得るためのカレンダクロック54とを中心に構成されている。データベース52には、貸借対象となる駐車場に関する情報を集めた駐車場リスト52a、貸与者に関する情報を集めた貸与者リスト52b、借用者に関する情報を集めた借用者リスト52cが格納されている。
駐車場リスト52aは、例えば図3に示すように、駐車場の識別情報(ID)、位置、料金、種類、条件、貸与者ID、貸与可能期間、利用状況、借用者ID、案内補足情報などが登録項目として設定されたリストである。この登録項目について順番に説明する。
(1)駐車場IDについては、貸与対象の駐車場をユニークに識別できればよいので、存在する地域に関係なくシリアルナンバーを付けても良いし、あるいは地域コード+その地域内でのシリアルナンバーを付けても良い。
(2)位置に関しては、緯度経度のように地点をピンポイントで示す情報を採用することが考えられるが、例えばマップコード(登録商標)のように所定エリアを示す情報であってもよい。なお、個人宅であれば単純に駐車場の緯度経度などの地理的情報だけでもよいが、例えば集合住宅で駐車場に多数の駐車スペースが存在する場合には、駐車スペースを識別する情報(例えば番号あるいは名前など)まで含めた方がよい。また、個人宅の場合であっても、単に緯度経度などの地理的情報だけではなく貸与者の名前も含めておけば、借用者としては表札などを手がかりにその駐車場を容易に探すことができ、便利である。
(3)料金については、一般の有料駐車場において採用しているような、時間当たりの料金(例えば10円/時間)を情報として持つことが考えられる。
また、種類は、貸与対象の駐車場が個人所有のものなのか一般駐車場なのかを区別するための情報である。本実施形態では、駐車場の提供を役務(サービス)とする事業者の駐車場だけでなく、個人所有の駐車場も貸与対象にするものであるため、この区別が分かるようにする。この場合の「個人所有」とは、その駐車場の不動産的な意味で保有することだけでなく、賃貸であっても使用権を占有する場合も含める意図である。つまり、本来的には自分が占有権を所有する駐車場であることを意味する。
(4)条件とは、例えば駐車場のサイズ等に基づく制限や駐車場タイプなど、主に駐車場の物理的な観点からの条件である。具体的には、例えば駐車スペースが比較的狭く、大型車は駐車できない場合には例えば「5ナンバー以下」、高さ制限がある場合には例えば「高さ1.5m以下」、立体駐車場である場合はその旨、地面が舗装されているのか未舗装なのか、などが考えられる。
(5)貸与者IDは、貸与者リスト52a中の貸与者に関する情報とのマッチングを図るための情報である。つまり、貸与者リスト52bには、貸与者IDに対応して、例えば貸与者の名前・住所・電話番号(少なくとも携帯電話Aの電話番号)・料金決済のための口座番号などが記憶されている。したがって、駐車場リスト52a中の貸与者IDに基づいて貸与者リスト52bを検索すれば、貸与者に関する各種情報を得ることができる。
(6)貸与可能期間は、貸与対象の駐車場を貸与してもよい期間であるが、その期間は貸与者側の通信装置Aからの情報に基づき設定する。この設定方法に関しては後で詳しく説明する。
(7)利用状況は、貸与対象の駐車場が現在利用可能なのか否かを示すものである。具体的には、「借用不可」「借用中」「借用可」の3種類程度の分類にすることが考えられる。借用不可とは、上述した貸与可能期間以外であるため、元々貸与者が貸与を希望していない期間であるため借用できない状態であることを示す。また、借用中とは、貸与可能期間内であるが、既に他の人が借用中であるため現時点では借用できない状態であることを示す。また、借用可とは、貸与可能期間内であり、且つ他の人も借用中でないため借用できる状態であることを示す。
(8)借用者IDは、借用者リスト52c中の借用者に関する情報とのマッチングを図るための情報である。つまり、借用者リスト52cには、借用者IDに対応して、例えば借用者の名前・住所・電話番号(少なくとも携帯電話Bの電話番号)・料金決済のための口座番号などが記憶されている。したがって、駐車場リスト52a中の借用者IDに基づいて借用者リスト52cを検索すれば、借用者に関する各種情報を得ることができる。
(9)案内補足情報には、機器操作方法と団地等案内情報が含まれる。
(9−1)機器操作方法を案内補足情報としているのは次の理由からである。つまり、貸与対象の駐車場の形態によっては、そのまま単に車両を駐車できるような構造になっておらず、例えばシャッターが存在したり、立体駐車場であるため、何らかの機器操作が必要になる場合もある。貸与する側はそのような機器操作方法は熟知しているが、初めて借用する側にとっては、どのように操作してよいか分からず、駐車場まで到達しながら、その後の対処に困る場合も想定される。そこで、例えばシャッターの開け方(及び閉め方)や、例えば2段式の立体駐車場の上部に駐車する場合に、どのようにして上部駐車スペースを地上に降ろすか、など、機器操作の方法を示すデータを案内補足情報として含めておく。
(9−2)団地等案内情報は、例えば社宅・集合住宅・団地(以下、団地等と称す。)内の駐車場に特有の案内情報であり、具体的には、団地等の入口・出口の位置を示す座標データ、入口と貸与対象の駐車場とを結ぶ進入用軌跡データ、貸与対象の駐車場と公道への出口とを結ぶ退出用軌跡データ、右左折・目印データなどが含まれている。この団地等案内情報を案内補足情報としているのは次の理由からである。
つまり、貸与対象の駐車場は、必ずしも一戸建ての家屋に付属の駐車場とは限らず、例えば図7に示すように、団地等内の駐車場の場合も考えられる。このような駐車場の場合、例えば団地等付近の公道までは地図データベースに基づく経路案内が可能であるが、団地等内の道路や走行路については地図データベースにて対応しておらず、ナビゲーション装置にて経路案内されないことが多い。もちろん、公道以外であっても、大規模駐車場のように汎用的なニーズが相対的に大きな場合には、そのような大規模駐車場内での走行路等もデータ化されて地図データベース中に準備されていることもある。しかし、団地等内の走行路レベルでは汎用的なニーズが少ないため、そこまではデータ化するのは困難な場合が多い。
そのため、団地等までは到着できても、その団地等内へ進入した後、目的の駐車場までスムーズにいけない事態も生じ得る。例えば住人のみが知っている通行規制(例えば一方通行)などが存在し、間違えて逆走してしまう、といった不都合も生じ得る。あるいは、巨大な団地等の場合、どこが入口なのかがわかりにくい場合もあり、団地等付近までは来ているのに、入口を探すのに苦労する可能性もある。そこで、このような団地等内の駐車場のように、団地等内への入口を探すのに苦労するという不都合、公道から駐車場まで、あるいは駐車場から公道までの経路が容易に把握できないという不都合を解決するための情報が団地等案内情報である。
(a)団地等の入口・出口の位置を示す座標データに関しては、公道と貸与対象の駐車場とを結ぶ経路が経路案内のために用いる地図データベースには登録されていない場合における、公道からの入口を示す地点、及び公道への出口を示す地点の座標データを採用する。また、進入用軌跡データ、退出用軌跡データに関しても、公道と貸与対象の駐車場とを結ぶ経路が経路案内のために用いる地図データベースには登録されていない場合における、各軌跡データを採用する。上述のように、通常のカーナビゲーション装置によっては経路案内ができない場合の対処であるため、そのような事情がある場合に各データを含めておけば、それらのデータを利用する実効性がある。
(b)進入用軌跡データ、退出用軌跡データを含める理由は、次の通りである。団地等の入口まで到達できた場合、その入口から団地等内へ進入したら、あとは容易に目的の貸与対象の駐車場まで進むことができる場合もあるが、巨大な団地等であって、団地等の入口から駐車場へ至る経路や、駐車場から団地等の出口へ至る経路が複雑な場合もあり得る。貸与する側はその団地等の住人であって熟知しているが、初めて借用する側にとっては、団地等内においても経路を案内して欲しい場合もある。そこで、進入用軌跡データ、退出用軌跡データを参照すれば、初めて借用する側にとって有用である。なお、図7においては、公道1から団地エリアへの出入口1とAの駐車場との間における進入用経路が経路11、退出用経路が経路12となっており、これら2つの経路11,12は相互に進行方向が逆であるが同じ走行路を使用するものである。一方、公道2から団地エリアへの出入口2とAの駐車場との間における進入用経路が経路21、退出用経路が経路22となっているが、この場合は、別の走行路を使用する。つまり、経路21,22はそれぞれ一方通行となっている。
このような進入用軌跡データ及び退出用軌跡データに関しては、貸与対象の駐車場を貸与する側にて作成することが考えられる。通信装置Aが搭載された車Aが実際に走行した際に、通信装置Aによって作成する。これを、登録情報に含めて通信装置Aから駐車場管理装置50に送信し、駐車場リスト中の団地等案内情報中に含める。
(c)右左折・目印データは、進入用軌跡データ及び退出用軌跡データに対応して、当該軌跡に沿って走行する上で有用な右左折案内のためのデータや目印を示すデータである。これらは少なくとも何れか一方であってもよい。右左折・目印案内は、軌跡表示だけではスムーズに進行できない場合に有用となる。なお、このような右左折・目印データに関しては、貸与対象の駐車場を貸与する側にて作成することが考えられる。また、看板などの目印については、例えば画像データであってもよく、貸与対象の駐車場を貸与する側にて撮影したデータを用いることが考えられる。
なお、上述した駐車場ID、位置、料金、種類、条件、貸与者ID、貸与可能期間、利用状況、借用者IDの内、駐車場ID、位置、料金、種類、条件、貸与者IDの6つについては固定的な情報であり、貸与可能期間、利用状況、借用者IDの3つについては動的に変化する情報である。また、案内補足情報は、必須の情報ではなく、そのような案内補足情報を貸与側が登録を希望した場合にのみ存在する情報である。本実施形態では、貸与者及び貸与対象の駐車場に関しては予め駐車場管理装置50に登録しておくものとする。これは通信装置Aを介して行っても良いし、あるいは貸与者が別途電話やインターネット等を通じて登録作業を行って良いし、さらには郵送による登録であってもよい。このような登録情報を受け付けた駐車場管理装置50において駐車場リストを作成する際、前記6つの固定的情報は設定されることとなる。同様に、借用者に関しても上述した借用者リスト52cに記憶すべき内容を予め駐車場管理装置50に登録しておくものとする。
[駐車場貸借支援システムの動作説明]
本実施形態の駐車場貸借支援システムにおける動作を、図4〜図6のシーケンス図及び図7〜9を参照して説明する。
(a)貸与者が操作スイッチ群22やリモコン23a等を操作して自宅以外の目的地を設定した場合、通信装置Aは経路計算を行うのであるが、それと共に帰宅予定時刻の算出及び駐車場管理装置50への送信を行う。
ここで帰宅予定時刻の算出に関して説明する。まず、最短の帰宅予定時刻t1を計算する。例えば、目的地までの所要時間(往復分)を、高速道の場合は80km/h、その他の道路の場合は30km/hとして計算する。この場合、例えばVICS等から得られる渋滞情報や旅行時間の情報で補正しても良い。次に、目的地の種別によってそこでの滞在時間を予想し、最短の帰宅予定時刻t1に加算して帰宅予定時時刻t2を求める。例えば平日で会社に目的地設定したら夕方帰宅するような滞在時間(例えば9時間)を設定したり、映画館なら滞在時間2時間を設定する、といった具合である。
なお、通信装置Aがこのような目的地までの所要時間や滞在時間を記録しておく機能を有しているのであれば、過去の実績から最短の帰宅予定時刻t1や帰宅予定時時刻t2を補正してもよい。
また、所要時間、滞在時間という切り分けをせず、目的地又は移動後の場所に応じて、貸与可能な期間を特定するための情報を予め設定しておいてもよい。例えば平日に会社が目的地とされた場合には夕方の7時まで貸与可能期間と設定する、といった具合である。但し、平日に会社に行く場合であっても、現実的にはその時々によって予定が異なり、帰宅時間も一定になるとは限らない。そこで、図2に示す外部情報入出力装置24を介して貸与者所有のPDAや携帯電話等の携帯情報端末から貸与者の行動予定を特定する情報を入力し、その入力した行動予定特定情報に基づいて帰宅予定時刻を算出するようにしてもよい。つまり、PDA等の携帯情報端末においてスケジュール管理ソフトを使用している場合には、貸与者が設定した本人の行動予定がデータとして格納されている可能性がある。そこでその情報を入手して帰宅予定時刻を設定すれば、より妥当な帰宅予定時刻を設定できる。
このような帰宅予定時刻は、駐車場IDと共に通信装置Aから駐車場管理装置50へ送信される。なお、駐車場IDはハードディスク28(図2参照)に記憶されている。駐車場IDと共に帰宅予定時刻を送信された駐車場管理装置50では、図3に示す駐車場リストへの登録を行う。具体的には、駐車場IDに基づいて駐車場リストから選択した該当ファイル中の貸与可能期間については、カレンダクロック54によって得た現在時刻から前記帰宅予定時刻まで(例えば8:00〜20:00)を登録し、利用状況においては「利用可」を登録する。これによって、この駐車場IDは第三者が借用可能な状態となる。
なお、案内補足情報についても送信してもよい。案内補足情報とは、上述したようにシャッターや立体駐車場等の機器操作方法や、団地等の入口・出口の位置を示す座標データ、入口と貸与対象の駐車場とを結ぶ進入用軌跡データ、貸与対象の駐車場と公道への出口とを結ぶ退出用軌跡データ、右左折・目印データなどの団地等案内情報である。これらの情報は基本的に貸与側にて作成して駐車場管理装置50へ送信することとなる。シャッターや立体駐車場等の機器操作方法については、例えば別途パソコン等を利用して貸与者が作成し、通信装置Aから、あるいは作成したパソコン等から駐車場管理装置50へ送信することが考えられる。また、進入用軌跡データや退出用軌跡データについては、通信装置Aが搭載された車Aが実際に走行した際に、通信装置Aによって作成することが考えられる。
このような進入用軌跡データや退出用軌跡データの生成・送信に係る処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。
図8の処理はエンジンオンの場合に実行される処理である。
最初のステップS10では、現在位置を取得する。自宅の駐車場の位置データはハードディスク28に記憶されているので、その自宅駐車場位置とS10にて取得した現在位置とを比較することによって、現在位置が自宅の駐車場であるか否か判断する(S20)。そして、現在位置が自宅駐車場であると判断された場合には(S20:YES)、退出用軌跡データを作成するためのS30〜S60のループ処理を実行する。
このループ処理では、現在位置を取得し(S30)、団地エリア(図7参照)内か否かを判断する(S40)。なお、団地エリアを示す位置データはハードディスク28に記憶されている。団地エリア内の場合は(S40:YES)、所定の距離L以上走行したか否か判断し(S50)、所定の距離L以上走行する毎に(S50:YES)、その時点の座標データを取得してハードディスク28に保存する(S60)。したがって、距離L以上走行する毎に得られた座標データによって更新されていく座標列データがハードディスク28に保存されていくこととなる。
そして、団地エリア外に出た場合には(S40:NO)、ハードディスク28内に同じ座標列のデータがないか否か判断し(S70)、同じ座標列データがある場合は(S70:NO)、そのまま本処理を終了するが、同じ座標列データがなければ(S70:YES)、その座標列データを退出用軌跡データとしてハードディスク28に保存する(S80)。例えば図7の例で言えば、Aの駐車場から出入口1への経路12を通って公道1へ出た場合には、経路12に対応する座標列データが保存される。同じ経路11を通る場合にはS70にて否定判断となるが、Aの駐車場から出入口2への経路22を通って公道2へ出た場合には、経路22の座標列データが退出用軌跡データとしてハードディスク28に保存される(S80)。こうして、経路12、経路22に対応する座標列データがハードディスク28に保存された後は、別の経路を通らない限り、S80にて保存されることはない。
一方、現在位置が自宅駐車場ではない場合(S20:NO)は、進入用軌跡データを作成するため、S90〜S130の処理を実行する。すなわち、現在位置を取得し(S90)、団地エリア内か否かを判断し(S100)、団地エリア内に入るまでは(S100:NO)、S90,S100を繰り返し実行する。団地エリア内に入ったら(S100:YES)、自宅駐車場か否か判断する(S110:)。つまり、S100にて肯定判断ということは、図7の例で言えば公道1あるいは公道2から団地エリア内に入ったことを意味するので、そこから自宅駐車場までの座標列データを生成する。具体的には、自宅駐車場でない場合は(S110:NO)、所定の距離L以上走行したか否か判断し(S120)、所定の距離L以上走行していれば(S120:YES)、その時点の座標データを取得してハードディスク28に保存し(S130)、S90へ戻る。したがって、距離L以上走行する毎に得られた座標データによって更新されていく座標列データがハードディスク28に保存されていくこととなる。
そして、自宅駐車場に到着した場合には(S110:YES)、ハードディスク28内に同じ座標列のデータがないか否か判断し(S70)、同じ座標列データがある場合は(S70:NO)、そのまま本処理を終了するが、同じ座標列データがなければ(S70:YES)、その座標列データを進入用軌跡データとしてハードディスク28に保存する(S80)。例えば図7の例で言えば、出入口1から経路11を通ってAの駐車場へ到着した場合には、経路11に対応する座標列データが保存される。同じ経路11を通る場合にはS70にて否定判断となるが、出入口2から経路21を通ってAの駐車場へ到着した場合には、経路21に対応する座標列データが進入用軌跡データとしてハードディスク28に保存される(S80)。こうして、経路11、経路21に対応する座標列データがハードディスク28に保存された後は、別の経路を通らない限り、S80にて保存されることはない。
なお、進入用軌跡データや退出用軌跡データに対応する座標列データに関しては、ハードディスク28に保存すると共に駐車場管理装置50へ送信してもよい。その場合には、駐車場IDと共に座標列データを送信する。
(b)一方、借用者が操作スイッチ群22やリモコン23a等を操作して、貸与者の自宅近辺に存在する友人宅を目的地として設定した場合を想定する。通信装置Bはその設定された目的地に基づいて経路計算を行うのであるが、それと共に駐車場管理装置50に対して、目的地近くの空き駐車場リストを問い合わせる。この場合、最低限、目的地の位置情報を駐車場管理装置50へ知らせればよいが、例えば自車に関する条件や希望する駐車場に関する情報を付加してもよい。前者の条件としては例えば3ナンバーや車高に関する情報などが考えられ、また後者の条件としては(駐車スペースが)舗装されていることなどが考えられる。
(c)駐車場管理装置50は、通信装置Bからの問い合わせがあると空き駐車場リストを作成して、通信装置Bへ回答する。具体的には、目的地の位置情報に基づき、その目的地からの距離が例えば半径500m以内であること、前記条件がある場合にはその条件を満たすこと、利用状況が「利用可」になっていること、を全て満たすファイルを抽出し、目的地に近い順にソートする。そして、図5に例示するように距離、空き時間、料金、種類、条件の項目をまとめたものを空き駐車場リストとする。例えば距離「100m」、空き時間「8:00〜20:00」、料金「10円/時間」、種類「個人」、条件「5ナンバー以下」といった具合である。また、上述したように、駐車場リスト52aには、駐車場の提供を役務としてする事業者の駐車場も登録されているため、その場合には、例えば距離「300m」、空き時間「24時間」、料金「100円/時間」、種類「一般」、条件「立体駐車場」といった具合である。
(d)この空き駐車場リストを駐車場管理装置50から受信した通信装置Bでは、表示装置26(図2参照)にてこのリストを表示する。そして、このリストと共に「何れかを選択して下さい」といったガイダンス表示もするとよい。なお、選択に際しては、例えば表示装置26と一体に構成され、表示画面上に設置されるタッチパネルを操作スイッチ群22として採用している場合には、そのタッチパネルを借用者がタッチすることで、何れかを選択できる。もちろん、リモコン23aを用いて選択操作を行っても良い。
ここで、例えば空き駐車場リストの1番を選択したとすると、通信装置Bは、その選択された1番の駐車場の位置を駐車場管理装置50へ問い合わせる。この際には、借用者IDも合わせて送信される。駐車場管理装置50では、1番の駐車場の位置を駐車場リスト52aから抽出し、通信装置Bへ回答する。ここで、1番の駐車場に対応して案内補足情報(図3参照)が設定されている場合には、その案内補足情報も併せて回答する。なお、ここ時点までは、駐車場リスト52a中の利用状況が「借用可」となっていたため、この時点で「借用中」に変更すると共に、借用者IDの欄に、受信した借用者IDを登録する。
そして、1番の駐車場の位置及び(存在する場合には)案内補足情報を駐車場管理装置50から受信した通信装置Bは、その位置を目的地とした経路計算を行い、設定された経路に基づいて経路案内を行う。ここで、1番の駐車場に対応して案内補足情報が設定されている場合には、その案内補足情報の内容に応じて次のような案内を実行する。
上述したように、案内補足情報には機器操作方法と団地等案内情報の2種類の情報が含まれる可能性があるが、機器操作方法のみが含まれている場合には、駐車場の位置を目的地とした通常の経路計算・案内を実行し、駐車場に到着したら表示装置26や音声出力装置27を介して機器操作方法を報知する。例えば駐車場にシャッターが存在したり、立体駐車場であるため何らかの機器操作が必要になる場合の当該機器操作の方法を報知するのである。
一方、団地等案内情報が存在する場合には、次のような案内を実行する。上述したように、団地等案内情報には、団地等の入口・出口の位置を示す座標データ、入口と貸与対象の駐車場とを結ぶ進入用軌跡データ、貸与対象の駐車場と公道への出口とを結ぶ退出用軌跡データ、右左折・目印データなどが含まれている。ここで、団地等案内情報に団地等の入口・出口の位置を示す座標データのみが含まれている場合には、入口の位置データを目的地とした経路計算・案内を行う。なお、例えば図7に示すように、2つの出入口1,2が存在する場合には、両方を目的地とした経路計算を行い、例えば距離が近くなる経路を選択して経路案内を行う。
また、団地等案内情報に団地等の入口・出口の位置を示す座標データに加え、進入用軌跡データ・退出用軌跡データ、右左折・目印データが含まれている場合には、図9に示すような案内処理を実行する。この図9の案内処理について説明する。
まず、フラグがOFFか否か判断する(S210)。フラグの初期状態はOFFなので(S210:YES)、S220へ移行し、出入口1,2に対して経路計算をして距離が近い方を目的地として案内開始すると共に、使用する団地内の経路を決定してS230へ移行する。ここでは、図7における例で説明する。距離が近い方の経路として出入口1を目的地とした経路を想定し、その結果、使用する団地内の経路として経路11,12が決定されたと考えて以下の説明を続ける。
S230で取得した現在位置に基づき、S240では出入口1に到着したか否か判断する。なお、このS230,S240の処理を実行している間も、S220で開始した経路案内は続行されている。通信装置Bを搭載した車両が図7における公道1を走行してきて出入口1に到着した場合には(S240:YES)、進入用軌跡データを用いて経路11を表示装置26へ表示する(S250)。したがって、この表示された経路11に従って進めばAの駐車場へ到達することが容易になる。経路表示を行ったら(S250)、現在位置を取得し(S260)、Aの駐車場に到達したか否か判断し(S270)、Aの駐車場に到達するまでS260,S270の処理を繰り返す。なお、図9中には示していないが、団地等案内情報に右左折・目印データが含まれている場合には、右左折・目印データを用いた報知を実行する位置か否かを現在位置との比較によって判断し、実行位置に来た場合には右左折・目印データを用いた報知を実行する。具体的には、「右(左)に曲がります」といった音声案内や文字表示を行ったり、目印としての看板などを表示したりすることが考えられる。
このような団地内経路案内によってAの駐車場に到達した場合(S270:YES)、(機器操作方法が含まれている場合に限るが)、表示装置26や音声出力装置27を介して機器操作方法を報知する(S280)。そして、フラグをONにして(S290)、本処理を一旦終了する。
(e)目的地である駐車場へ到着した場合、通信装置Bは駐車場管理装置50に対して到着した旨を通知する。なお、単に位置情報に基づいて目的地に到着したと判定した場合に到着を通知してもよいが、目的地に到着し、さらに通信装置Bが搭載されている車Bのエンジンがオフになった場合に初めて到着を通知してもよい。このようにした方が、駐車したことを確実に判断してからの通知となる
この通知を受けた駐車場管理装置50は、貸与者の携帯電話Aに対して、駐車場が使用開始されたことを通知する。例えばメールにより文字情報で通知すれば十分である。これによって貸与者は、車A内にいる状況であっても、あるいは車Aから離れた状況にあっても、自分の駐車場を誰かが借用中であることを認識できる。
(f)次に、貸与者が操作スイッチ群22やリモコン23a等を操作して自宅を目的地として設定した場合、通信装置Aは経路計算を行うのであるが、それと共に帰宅予定時刻の算出及び駐車場管理装置50への送信を行う。この場合は、目的地、つまり自宅までの所要時間(片道分)に基づいて算出すればよい。もちろん、その所要時間の算出に関しては、上記(a)の場合と同様、高速道の場合は80km/h、その他の道路の場合は30km/hとして計算したり、例えばVICS等から得られる渋滞情報や旅行時間の情報で補正することが考えられる。さらに、貸与者の過去の実績に基づいて補正してもよい。
このような帰宅予定時刻は、駐車場IDと共に通信装置Aから駐車場管理装置50へ送信される。駐車場IDと共に帰宅予定時刻を送信された駐車場管理装置50では、図3に示す駐車場リストに基づき借用者IDを特定し、借用者リスト52cからその借用者IDに対応する携帯電話Bの電話番号を抽出する。そして、携帯電話Bに対して帰宅予定時刻をメール送信する。これによって、借用者は、貸与者の帰宅予定時刻を知ることができ、それまでに車Bを貸与されている駐車場から移動させなくてはならないことを意識することができる。なお、これ以前に、(d)にて空き駐車場リストを表示装置26に表示させることによって、例えば図5に示す1番の駐車であれば20:00までに駐車場を明け渡さなくてはならないことが分かるが、これはあくまでも予定であり、それよりも貸与者の帰宅が遅くなる可能性もある。そのような場合、目的地設定された時点で算出した帰宅予定時刻が例えば21:00になった場合には、借用者がそれまで借用したい場合には借用可能となるため、より便利である。また、逆に帰宅予定時刻が19:30というように早まった場合であっても、その旨が借用者に通知されるので、例えばその通知が18:30というように1時間前になされれば、帰宅予定時刻までに貸与対象の駐車場を空けるような準備ができる。
(g)但し、上記(f)で通知する帰宅予定時刻はあくまで予定時刻であるため、実際の到着時刻は予定時刻より早まったり遅くなったりすることがある。また、予定時刻通りに到着する場合であっても、到着予定時刻が通知時点から例えば2時間、あるいはそれ以上の時間の場合には、借用者側の到着予定時刻に対する意識が薄れてしまう可能性がある。そこで、到着が近いことを再度通知する。通信装置Aは、現在地が(目的地である)自宅駐車場から所定の距離内に近づいた場合、その旨を駐車場管理装置50に通知する(接近通知)。この接近通知を受けた駐車場管理装置50は、携帯電話Bに対して、貸与者の車Aが駐車場に接近しているため、駐車場を空けるよう促す内容をメール送信する。なお、所定距離に関しては、例えば5分あるいは10分といった比較的短時間で貸与対象の駐車場に到着するような所定距離に近づいた場合にこの通知をすることが考えられる。したがって単純に固定的な距離で判断するのではなく、到着予定時刻を定期的に算出し、例えばあと10分で到着する、という状態になったら接近通知をすることが好ましい。
この通知がなされれば借用者としてはすぐに車両の移動準備を始めた方がよいことが分かる。逆に言えば、上記(f)の帰宅予定時刻の通知があるだけだと、例えばその通知が来たく予定時刻の1時間前になされると、何度と無く時間を気にしなくてはいけなくなるが、この接近通知もさらになされるのであれば、この接近通知が来るのを待っていればよく、借用者としては常に到着予定時刻を気にする必要がなくなる。
(h)そして、借用者が駐車場に移動してエンジンをオンすると、通信装置Bから駐車場管理装置50に対して移動通知がなされる。この移動通知を受けた駐車場管理装置50では、駐車場リスト52a中の利用状況を「借用不可」に変更する。
なお、借用者がさらに近傍の駐車場へ移動してさらに車Bを駐車したいと考えた場合には、再度同じ目的地を設定することで、上記(b)と同様に駐車場管理装置50へ空き駐車場リストを問い合わせる。それ以降は同様の動作となる。
また、Aの駐車場が団地内の駐車場であった場合には、図9の処理が実行される。つまり、フラグがOFFか否か判断するが(S210)、S290にてフラグONとされているのでここでは否定判断となり、S300へ移行する。S300にて現在位置を取得し、Aの駐車場か否か判断する。そしてAの駐車場に存在する場合には(S300:YES)、退出用軌跡データを用いて経路12を表示装置26へ表示する(S320)。なお、ここではS220にて経路12を使用することが決定されているので、その経路12に対応する退出用軌跡データを用いた表示を実行する。したがって、この表示された経路12に従って進めばAの駐車場から出入口1へ到達することが容易になる。経路表示を行ったら(S320)、現在位置を取得し(S330)、団地エリア外に出たか否か判断し(S340)、団地エリア外に出るまでS330,S340の処理を繰り返す。なお、図9中には示していないが、団地等案内情報に右左折・目印データが含まれている場合には、右左折・目印データを用いた報知を実行する位置か否かを現在位置との比較によって判断し、実行位置に来た場合には右左折・目印データを用いた報知を実行する。
このような団地内経路案内によって団地エリア外に出た場合(S340:YES)、経路12の表示を消去する(S350)。そして、フラグをOFFにして(S360)、本処理を終了する。
このように、本実施形態の駐車場貸借支援システムでは、貸与者側に存在する通信装置Aから送信される貸与者ID+帰宅予定時刻に基づいて作成された駐車場リストが駐車場管理装置50に登録されているため、借用者側に存在する通信装置Bでは、任意のタイミングでその駐車場リストから検索して得られた空き駐車場リストを駐車場管理装置50から受け取り、それを借用者に報知することができる。借用者は、空き駐車場リストから自分が借用したい駐車場が存在するか否かを判断できる。つまり、自分が借りたい地域に存在し借りたい期間中だけ借用可能かを判断できる。そして、希望に沿った駐車場が存在すれば、それを借用することが可能となる。特に、個人の駐車場を自分が利用しない期間だけ他人に貸与するのであれば、事業として駐車場貸与を行う一般の駐車場に比べ、相対的に安価な料金設定がされやすいので、借用者としても、そのような個人が提供する駐車場を利用したいという要求が高くなると予想される。このように本発明システムによれば、貸与対象である駐車場の貸借を適切に実現し、駐車場の有効利用を図ることができる。例えば個人の駐車場であっても使用していないときには他人に貸すことができ、結果として違法な路上駐車を抑制することができる。
また、貸与対象の駐車場が図7に示すような団地内の駐車場であった場合には、貸与対象の駐車場の代わりに公道からの入口を目的地として経路案内を実行する。このようにすれば、経路案内の結果、例えば団地等の入口まで到達することができるため、ユーザ(通信装置Bが搭載されている車両の運転者)は自分で入口を探すために右往左往することがなく、便利である。なお、図7の例では出入口が共通であるものとして示したが、例えば入口専用、出口専用となっている場合には、ユーザが出入口らしきものを自分で見つけ、そこから団地等へ進入したら実は出口専用のため逆走してしまった、というような不都合も生じ得るが、本実施形態のようにすればそのような不都合を回避できる。
そして、団地等の入口まで到達できた場合、その入口から団地等内へ進入したら、あとは容易に目的の貸与対象の駐車場まで進むことができる場合もあるが、巨大な団地等であって、団地等の入口から駐車場へ至る経路や、駐車場から団地等の出口へ至る経路が複雑な場合もあり得る。貸与する側はその団地等の住人であって熟知しているが、初めて借用する側にとっては、団地等内においても経路を案内して欲しい場合もある。そのような事態においても、本実施形態の場合には、団地等内での経路も案内できるようになっているため、非常に親切な案内となる。また、団地等の入口から貸与対象の駐車場までの経路あるいは当該駐車場から団地等の出口までの経路が複雑な場合、軌跡表示だけではスムーズに進行できない可能性もある。そこで、本実施形態においては、カーナビゲーション装置において道路走行中の経路案内時に実現しているような右左折案内や目印案内を実行するようにし、よりスムーズな案内を実現することができるようにした。
さらに、貸与対象の駐車場の形態によっては、そのまま単に車両を駐車できるような構造になっておらず、例えばシャッターが存在したり、立体駐車場であるため、何らかの機器操作が必要になる場合もある。貸与する側はそのような機器操作方法は熟知しているが、初めて借用する側にとっては、どのように操作してよいか分からず、駐車場まで到達しながら、その後の対処に困る場合も想定される。そこで、本実施形態においては、例えばシャッターの開け方(及び閉め方)や、例えば2段式の立体駐車場の上部に駐車する場合に、どのようにして上部駐車スペースを地上に降ろすか、など、機器操作の方法をユーザに報知できるので、機器操作方法が分からないために困るという事態を回避できる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、借用者側の通信装置Bにおいて目的地を設定した場合に、駐車場管理装置50へ空き駐車場リストを問い合わせるようにしたが、例えば、借用者側から予め希望する駐車場の位置や日時その他の条件を駐車場管理装置50に登録しておき、駐車場管理装置50にてその登録内容に見合った駐車場が見つかった時点で通信装置Bあるいは携帯電話Bに通知するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、通信装置Bが駐車場管理装置50から受信した空き駐車場リストを表示させ、その中から選択された駐車場を通信装置Bから駐車場管理装置50へ通知するだけであったが、例えば借用者が利用したい期間も合わせて通知するようにしてもよい。貸与可能期間の全てを必ずしも借用者が利用するとは限らないからである。この場合は、通信装置Bからの借用希望期間を加味して、それ以外の期間をさらに他の人に貸すことができる。したがって、駐車場管理装置50においてそのスケジューリングをし、例えば貸与者からの貸与可能期間が8:00〜20:00であり、最初の借用者からの借用希望期間が9:00〜12:00であれば、12:00〜20:00を空き時間として空き駐車場リストに加えるような処理を行えばよい。
(3)上記実施形態では料金決済に関しては詳しくは説明していないが、駐車場管理装置50は、貸与者及び借用者共の口座番号を記憶しているため、駐車時間に応じて料金を計算することができる。そして、その計算した料金を周知の料金決済システムを用いて決済すればよい。例えば決済に必要な情報を、別途準備された決済サーバに送信して、その決済サーバにて決済処理を実行することが考えられる。また、例えば駐車場毎にETC路上機を設置し、通信装置BがETC車載器の機能も有するのであれば、ETCシステムによって料金決済も可能である。
(4)上記実施形態では、通信装置Aにて目的地を設定した際に、帰宅予定時刻を計算するようにしたが、これには限らない。例えば貸与者が車Aと鉄道あるいは航空機を乗り継いでどこかへ出かける場合であれば、鉄道の改札口や空港の搭乗ゲート通過時に切符・航空券の情報を読み取るシステムと連携させることによって、その情報を読み取った時点でその情報も加味して帰宅予定時刻を算出することも可能である。
(5)上記実施形態では貸与対象として駐車場を例に挙げたが、貸与対象としては駐車場以外の不動産であってもよいし、また自動車などのような動産であってもよい。
(6)上記実施形態では借用者として不特定多数を想定しているため、駐車場管理装置50が必要であったが、例えば家族や友人などの特定者の間で自動車などを貸借するのであれば、上述の駐車場管理装置50のような情報を仲介する装置がなくてもよい。つまり、例えば携帯電話同士で情報をやりとりすればよく、特定者の間であれば相手の携帯電話の電話番号をお互いに教えても問題が発生しにくいからである。
このように、例えば携帯電話同士で自動車の貸借を実現する場合には、例えば貸与者の携帯電話に、貸与者が自動車を貸与してもよい期間を登録しておき、それを借用者の携帯電話からアクセスすることが考えられる。このようにすれば、家族や友人がその自動車を借りたい場合に、借りることができるか否かを容易に判断できる。
また、このような借用者の携帯電話からのアクセスがあって初めて貸与者の携帯電話から貸与情報を送信してもよいSが、貸与者の携帯電話から借用者の携帯電話に対して積極的に貸与情報を送信するようにしてもよい。この場合は、貸与者が自動車を貸与してもよい期間を登録すると、貸与者の携帯電話から借用者の携帯電話へ自動的に貸与情報が送信され、その貸与情報を受信した借用者の携帯電話では、その受信した貸与情報を報知する。このような情報通信はメールにて文字情報として送信すれば十分である。そして、このような積極的に貸与情報を送信するとしても、その送信相手は家族あるいは友人といった比較的少人数なので、積極的に送信しても過大な負荷は発生しない。
(7)個人の駐車場を他人に貸与する場合、例えば事情を知らない近所の人にとっては「見かけない車が駐車されている」といった不安を感じることも想定される。そのような不安解消のための工夫としては以下のようなものが考えられる。
例えば駐車場管理装置50に借用側の駐車車両のナンバーや車の特徴等を登録しておくようにし、不審に思った近所の人が駐車場管理装置50にアクセスすれば駐車しているべき車両のナンバー等が分かるようにしておく。
また、貸与側の駐車場ユーザのAさんの携帯電話番号を登録しておき、不審に思った近所の人が駐車場管理装置50にアクセスすればAさんの携帯電話番号を知ることができるようにしておく。そのようにすればAさんに直接確認することができる。あるいは自動的に音声にて「ただいま自宅駐車場を他人に貸しております。」といった音声ガイドを応答するようにしておくのも一案である。
実施形態の駐車場貸借支援システム上の概略説明図である。 実施形態の通信装置1の構成を示すブロック図である。 駐車場リストの概要説明図である。 実施形態の駐車場貸借支援システムの動作を示すシーケンス図の一部である。 実施形態の駐車場貸借支援システムの動作を示すシーケンス図の一部である。 実施形態の駐車場貸借支援システムの動作を示すシーケンス図の一部である。 団地エリア内における出入口と駐車場との間の経路を示す説明図である。 進入用軌跡データや退出用軌跡データの生成・送信に係る処理を示すフローチャートである。 団地等案内情報に団地等の入口・出口の位置を示す座標データに加え、進入用軌跡データ・退出用軌跡データ、右左折・目印データが含まれている場合には実行される案内処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…通信装置、21…位置検出器、21a…GPS受信機、21b…ジャイロスコープ、21c…距離センサ、21d…地磁気センサ、22…操作スイッチ群、23a…リモコン、23b…リモコンセンサ、24…外部情報入出力部、25…地図データ入力器、26…表示部、27…音声出力部、28…外部メモリ、29…制御回路、30…携帯電話接続装置、31…携帯電話、40…通信網、50…駐車場管理装置、51…制御回路、52…データベース、52a…駐車場リスト、52b…貸与者リスト、52c…借用者リスト、53…通信インタフェース(I/F)、54…カレンダクロック。

Claims (28)

  1. 第一の通信装置と、
    第二の通信装置と、
    通信網に接続され、前記第一の通信装置及び第二の通信装置とデータ通信可能なサーバとを備え、
    前記第一の通信装置は、所定の情報登録要求が発生した場合、少なくとも貸与対象及び貸与可能な期間を特定可能な登録情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記第一の通信装置から登録情報を受信した場合、その受信した登録情報に基づいて作成した貸与情報を情報データベースに追加しておき、
    前記第二の通信装置は、所定の借用要求が発生した場合には、少なくとも借用対象を特定可能な要求情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記第二の通信装置から要求情報を受信した場合、前記情報データベースを用いて前記要求情報に応じた貸与情報を検索し、その検索結果として得られた貸与情報リストを前記リクエスト送信元の前記第二の通信装置に対して送信し、
    前記サーバから前記貸与情報リストを受信した前記第二の通信装置は、その受信した貸与情報リストを報知すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  2. 請求項1に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記貸与対象は、位置の特定された駐車場であり、
    前記第一の通信装置は、車両に搭載され、経路案内機能を有しており、貸与対象の駐車場以外の目的地が設定された場合に前記所定の情報登録要求を発生すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  3. 請求項1に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記貸与対象は、位置の特定された駐車場であり、
    前記第一の通信装置は、車両に搭載され、経路案内機能を有しており、貸与対象の駐車場から所定距離以上離れた場所に移動した場合に前記所定の情報登録要求を発生すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  4. 請求項2又は3に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記貸与可能な期間を特定するための情報は、少なくとも前記車両が前記貸与対象の駐車場まで戻ってくるのに要する時間及び滞在時間に基づいて算出すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  5. 請求項2又は3に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記貸与可能な期間を特定するための情報は、前記目的地又は前記移動後の場所に応じて予め設定されていること
    を特徴とする貸借支援システム。
  6. 請求項2又は3に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記第一の通信装置は、
    前記貸与対象の駐車場の本来の使用者の行動予定を特定可能な情報を記憶した携帯情報端末から前記行動予定特定情報を入力し、その入力した行動予定特定情報に基づいて前記貸与可能な期間を特定するための情報を得ること
    を特徴とする貸借支援システム。
  7. 請求項2〜6の何れかに記載の貸借支援システムにおいて、
    前記第二の通信装置は、経路案内機能を有しており、前記サーバから受信した貸与情報リストから選択した貸与対象の駐車場を目的地として経路案内を実行すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  8. 請求項7に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記情報データベースに記憶されている貸与情報には、公道と貸与対象の駐車場とを結ぶ経路が経路案内のために用いる地図データベースには登録されていない場合における、公道からの入口を示す地点データも含まれており、
    前記第二の通信装置は、前記サーバから受信した貸与情報リストから選択した貸与対象の駐車場に関して前記公道からの入口を示す地点データが存在する場合には、前記貸与対象の駐車場の代わりに前記公道からの入口を目的地として経路案内を実行すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  9. 請求項8に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記情報データベースに記憶されている貸与情報には、公道と貸与対象の駐車場とを結ぶ経路が経路案内のために用いる地図データベースには登録されていない場合における、公道からの入口と貸与対象の駐車場とを結ぶ進入用軌跡データ、及び貸与対象の駐車場と公道への出口とを結ぶ退出用軌跡データも含まれており、
    前記第二の通信装置は、前記公道入口に到着した場合には、前記進入用軌跡データに基づいて公道からの入口と貸与対象の駐車場とを結ぶ軌跡を表示手段に表示し、一方、貸与対象の駐車場から出発する場合には、前記退出用軌跡データに基づいて貸与対象の駐車場と公道への出口とを結ぶ軌跡を表示手段に表示する経路案内を実行すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  10. 請求項9に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記進入用軌跡データ及び退出用軌跡データは、前記第一の通信装置が搭載された車両が実際に走行した際に、前記第一の通信装置によって作成され、前記登録情報に含めて前記サーバに送信されたものであること
    を特徴とする貸借支援システム。
  11. 請求項9または10に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記情報データベースに記憶されている貸与情報には、前記進入用軌跡データ及び退出用軌跡データに対応して、当該軌跡に沿って走行する上で有用な右左折案内のためのデータと目印を示すデータの少なくとも何れか一方も含まれており、
    前記第二の通信装置は、前記進入用軌跡データや前記退出用軌跡データに基づいて軌跡表示を行う場合、前記右左折案内のためのデータと目印を示すデータの少なくとも何れか一方を用いた経路案内も実行すること
  12. 請求項2〜11の何れかに記載の貸借支援システムにおいて、
    前記情報データベースに記憶されている貸与情報には、貸与対象の駐車場へ駐車する際に必要となる機器操作方法を示すデータも含まれており、
    前記第二の通信装置は、情報報知機能を有しており、前記サーバから受信した貸与情報リストから選択した貸与対象の駐車場に関する機器操作方法を示すデータに基づいて当該機器操作方法を報知可能に構成されていること
    を特徴とする貸借支援システム。
  13. 請求項12に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記第二の通信装置は、経路案内機能を有しており、当該経路案内の結果、前記貸与対象の駐車場に到着した場合に、前記機器操作方法を報知すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  14. 請求項7〜11、13の何れかに記載の貸借支援システムにおいて、
    前記第二の通信装置は、前記経路案内の結果、前記貸与対象の駐車場に到着した場合には、前記サーバに対して、その貸与対象の駐車場の借用者の緊急連絡先を通知すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  15. 請求項14に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記第一の通信装置は、前記貸与対象の駐車場が目的地として設定された場合、前記貸与対象の駐車場に到着予定の時刻を前記サーバに通知し、
    前記到着予定時刻の通知を受けたサーバは、前記貸与対象の駐車場の借用者の緊急連絡先に前記到着予定時刻を通知すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  16. 請求項15に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記第一の通信装置は、前記貸与対象の駐車場から所定の距離内に近づいた場合、その旨を前記サーバに通知し、
    前記前記貸与対象の駐車場から所定の距離内に近づいた旨の通知を受けたサーバは、前記貸与対象の駐車場の借用者の緊急連絡先に、前記所定距離内に近づいた旨及び駐車場を空ける要請を通知すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  17. 請求項2〜16の何れかに記載の貸借支援システムにおいて、
    前記貸与情報リストには、貸与対象の駐車場の位置、駐車可能期間、料金、駐車可能な車両に関する条件が含まれていること
    を特徴とする貸借支援システム。
  18. 請求項2〜17の何れかに記載の貸借支援システムにおいて、
    前記第二の通信装置が前記サーバに送信する前記要求情報には、借用対象が満たすべき条件も含まれていること
    を特徴とする貸借支援システム。
  19. 請求項1〜18の何れかに記載の貸借支援システムに用いられる通信装置であって、
    請求項1〜18の何れかにおいて前記第一の通信装置に関して記載した構成を備えることを特徴とする通信装置。
  20. 請求項1〜18の何れかに記載の貸借支援システムに用いられる通信装置であって、
    請求項1〜18の何れかにおいて前記第二の通信装置に関して記載した構成を備えることを特徴とする通信装置。
  21. 請求項1〜18の何れかに記載の貸借支援システムに用いられるサーバであって、
    請求項1〜18の何れかにおいて前記サーバに関して記載した構成を備えることを特徴とするサーバ。
  22. 相互に通信可能な第一の通信装置と第二の通信装置とを備え、
    前記第一の通信装置は、所定の貸与要求が発生した場合、少なくとも貸与対象及び貸与可能な期間を特定可能な貸与情報を自装置に登録しておき、
    前記第二の通信装置は、所定の借用要求が発生した場合には、少なくとも借用対象を特定可能な要求情報を前記第一の通信装置に送信し、
    前記第一の通信装置は、前記第二の通信装置から要求情報を受信した場合、登録されている貸与情報の内、要求されている借用対象に対応するものを、前記リクエスト送信元の前記第二の通信装置に対して送信し、
    前記第一の通信装置から前記貸与情報を受信した前記第二の通信装置は、その受信した貸与情報を報知すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  23. 相互に通信可能な第一の通信装置(ナビ、携帯電話)と第二の通信装置とを備え、
    前記第一の通信装置は、所定の貸与要求が発生した場合、少なくとも貸与対象及び貸与可能な期間を特定可能な貸与情報を前記第二の通信装置に送信し、
    前記第一の通信装置から前記貸与情報を受信した前記第二の通信装置は、その受信した貸与情報を報知すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  24. 請求項22又は23に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記第一の通信装置は、所定の返還要求が発生した場合、少なくとも返還を要求したい貸与対象を特定可能な返還情報を前記第二の通信装置に送信し、
    前記第一の通信装置から前記返還情報を受信した前記第二の通信装置は、その受信した返還情報を報知すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  25. 請求項24に記載の貸借支援システムにおいて、
    前記貸与対象は、車両であり、
    さらに、その車両に搭載された第三の通信装置を備え、
    前記第一の通信装置は、前記返還情報を前記第二の通信装置に送信するのに代えて、あるいは前記第二の通信装置に送信するのと共に前記第三の通信装置に送信し、
    前記第一の通信装置から前記返還情報を受信した前記第三の通信装置は、その受信した返還情報を報知すること
    を特徴とする貸借支援システム。
  26. 請求項22〜25の何れかに記載の貸借支援システムに用いられる通信装置であって、
    請求項22〜25の何れかにおいて前記第一の通信装置に関して記載した構成を備えることを特徴とする通信装置。
  27. 請求項22〜25の何れかに記載の貸借支援システムに用いられる通信装置であって、
    請求項22〜25の何れかにおいて前記第二の通信装置に関して記載した構成を備えることを特徴とする通信装置。
  28. 請求項25に記載の貸借支援システムに用いられる通信装置であって、
    請求項25において前記第三の通信装置に関して記載した構成を備えることを特徴とする通信装置。
JP2004302883A 2004-02-17 2004-10-18 貸借支援システム、通信装置、サーバ Expired - Fee Related JP4349253B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004302883A JP4349253B2 (ja) 2004-02-17 2004-10-18 貸借支援システム、通信装置、サーバ
US11/048,910 US20050182671A1 (en) 2004-02-17 2005-02-03 Rental support system

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004040394 2004-02-17
JP2004302883A JP4349253B2 (ja) 2004-02-17 2004-10-18 貸借支援システム、通信装置、サーバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005267601A true JP2005267601A (ja) 2005-09-29
JP4349253B2 JP4349253B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=34840214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004302883A Expired - Fee Related JP4349253B2 (ja) 2004-02-17 2004-10-18 貸借支援システム、通信装置、サーバ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20050182671A1 (ja)
JP (1) JP4349253B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008165354A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Ashizawa:Kk 駐車場の相互利用システムおよびこのシステムに使用されるホストコンピューター
WO2010119509A1 (ja) * 2009-04-14 2010-10-21 パイオニア株式会社 駐車場管理装置
WO2011016111A1 (ja) * 2009-08-04 2011-02-10 トヨタ自動車株式会社 情報提供装置及び情報提供システム
JP2011107929A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Panasonic Corp 情報管理装置、情報管理装置の制御方法、およびそのプログラム
JP2011227541A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Panasonic Corp 充電装置の制御方法、制御装置、およびそのプログラム
JP2012048462A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Fujitsu Ten Ltd 車両管理サーバ、車両管理方法、及び貸与者端末
JP2012048466A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Fujitsu Ten Ltd 車両管理サーバ、及び車両管理方法
JP2017130029A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 日本システムバンク株式会社 空き駐車スペースの時間貸しシステム
WO2018037780A1 (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 日立オートモティブシステムズ株式会社 駐車支援装置
JP2019101973A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 トヨタ自動車株式会社 管理システム、管理方法、及び管理プログラム
WO2019163816A1 (ja) * 2018-02-22 2019-08-29 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP2019211857A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 トヨタ自動車株式会社 駐車場貸出装置、駐車場貸出システム及び駐車場貸出方法
JP2021525678A (ja) * 2018-06-05 2021-09-27 ヴァレオ・シャルター・ウント・ゼンゾーレン・ゲーエムベーハー 運転者支援システム

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI302712B (en) * 2004-12-16 2008-11-01 Japan Science & Tech Agency Nd-fe-b base magnet including modified grain boundaries and method for manufacturing the same
US20070008181A1 (en) * 2005-04-21 2007-01-11 Spotscout, Inc. System and method for optimizing the utilization of space
US8682804B1 (en) 2005-09-21 2014-03-25 Hyoungsoo Yoon Rental method and system among multiple parties
US20070088588A1 (en) * 2005-10-17 2007-04-19 Theodore Schaffer Method, apparatus and network for renting textbooks
WO2009072186A1 (ja) * 2007-12-04 2009-06-11 Fujitsu Limited リソース貸出制御装置、リソース貸出方法およびリソース貸出プログラム
US9047494B1 (en) * 2008-09-08 2015-06-02 United Services Automobile Association System and method for disabling and/or enabling a device
US20110213629A1 (en) * 2010-03-01 2011-09-01 Shelby Clark Car sharing
US8612273B2 (en) 2010-04-01 2013-12-17 The Crawford Group, Inc. Method and system for managing vehicle travel
US20110137691A1 (en) * 2010-04-01 2011-06-09 The Crawford Group, Inc. Method and System for Reducing Carbon Emissions Arising from Vehicle Travel
IL209959A0 (en) * 2010-06-01 2011-02-28 Tomer Blustein Parking space management system and metohd
US8799037B2 (en) 2010-10-14 2014-08-05 Palto Alto Research Center Incorporated Computer-implemented system and method for managing motor vehicle parking reservations
US20120323643A1 (en) * 2011-03-24 2012-12-20 Premier Parking LLC Parking management systems and methods
DE102011082982A1 (de) * 2011-09-19 2013-03-21 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren zum rechnergestützten Verwalten von Fahrzeugen
US20140100894A1 (en) * 2012-10-04 2014-04-10 Johnny Blaze Ariemma System and method for reserving a parking space in a dwelling complex
US9087453B2 (en) 2013-03-01 2015-07-21 Palo Alto Research Center Incorporated Computer-implemented system and method for spontaneously identifying and directing users to available parking spaces
US9499128B2 (en) 2013-03-14 2016-11-22 The Crawford Group, Inc. Mobile device-enhanced user selection of specific rental vehicles for a rental vehicle reservation
US10579944B2 (en) * 2014-02-17 2020-03-03 Op40 Holdings, Inc. System and method for reserving a parking space
US20170004710A1 (en) * 2015-06-30 2017-01-05 Kristen Dozono Intelligent Parking Management
JP6943165B2 (ja) * 2017-12-11 2021-09-29 株式会社Jvcケンウッド 駐車区画管理システムおよび駐車区画管理方法
JP6989425B2 (ja) * 2018-03-16 2022-01-05 本田技研工業株式会社 貸出システム
WO2020067069A1 (en) * 2018-09-24 2020-04-02 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Community defined spaces
CN109509265A (zh) * 2018-10-12 2019-03-22 上海微漂信息技术有限公司 基于摄像头和闪光灯的无人值守路内停车收费系统及方法
US11153716B1 (en) * 2019-01-04 2021-10-19 Alarm.Com Incorporated Geolocation polling frequency for home automation
KR20220167884A (ko) * 2021-06-15 2022-12-22 주식회사 리품 비대면 중고거래 시스템 및 중고거래 방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3786725B2 (ja) * 1994-07-29 2006-06-14 本田技研工業株式会社 共有車両管理システム
US5910782A (en) * 1997-02-25 1999-06-08 Motorola, Inc. On-board vehicle parking space finder service
JP2002032683A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Nec Corp 自家用車の個別貸借方法、自家用車の個別貸借システム、及びその制御プログラムを記録した記録媒体
US7177738B2 (en) * 2001-05-30 2007-02-13 Alpine Electronics, Inc. Vehicle management system
US6925378B2 (en) * 2003-05-12 2005-08-02 Circumnav Networks, Inc. Enhanced mobile communication device with extended radio, and applications

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008165354A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Ashizawa:Kk 駐車場の相互利用システムおよびこのシステムに使用されるホストコンピューター
WO2010119509A1 (ja) * 2009-04-14 2010-10-21 パイオニア株式会社 駐車場管理装置
JP4976589B2 (ja) * 2009-04-14 2012-07-18 パイオニア株式会社 駐車場管理装置
WO2011016111A1 (ja) * 2009-08-04 2011-02-10 トヨタ自動車株式会社 情報提供装置及び情報提供システム
JP5088420B2 (ja) * 2009-08-04 2012-12-05 トヨタ自動車株式会社 情報提供装置及び情報提供システム
US8510036B2 (en) 2009-08-04 2013-08-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Information providing device and information providing system
JP2011107929A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Panasonic Corp 情報管理装置、情報管理装置の制御方法、およびそのプログラム
JP2011227541A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Panasonic Corp 充電装置の制御方法、制御装置、およびそのプログラム
JP2012048462A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Fujitsu Ten Ltd 車両管理サーバ、車両管理方法、及び貸与者端末
JP2012048466A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Fujitsu Ten Ltd 車両管理サーバ、及び車両管理方法
JP2017130029A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 日本システムバンク株式会社 空き駐車スペースの時間貸しシステム
WO2018037780A1 (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 日立オートモティブシステムズ株式会社 駐車支援装置
JPWO2018037780A1 (ja) * 2016-08-24 2019-02-14 日立オートモティブシステムズ株式会社 駐車支援装置
US10720055B2 (en) 2016-08-24 2020-07-21 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Parking assist apparatus
JP2019101973A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 トヨタ自動車株式会社 管理システム、管理方法、及び管理プログラム
WO2019163816A1 (ja) * 2018-02-22 2019-08-29 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JPWO2019163816A1 (ja) * 2018-02-22 2021-01-14 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP2019211857A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 トヨタ自動車株式会社 駐車場貸出装置、駐車場貸出システム及び駐車場貸出方法
JP7010146B2 (ja) 2018-05-31 2022-01-26 トヨタ自動車株式会社 駐車場貸出装置、駐車場貸出システム及び駐車場貸出方法
JP2021525678A (ja) * 2018-06-05 2021-09-27 ヴァレオ・シャルター・ウント・ゼンゾーレン・ゲーエムベーハー 運転者支援システム
JP7152521B2 (ja) 2018-06-05 2022-10-12 ヴァレオ・シャルター・ウント・ゼンゾーレン・ゲーエムベーハー 運転者支援システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20050182671A1 (en) 2005-08-18
JP4349253B2 (ja) 2009-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4349253B2 (ja) 貸借支援システム、通信装置、サーバ
US10870425B2 (en) Control device, control method, and recording medium having program recorded thereon for automatic driving vehicle
US7860647B2 (en) Guide report device, system thereof, method thereof, program for executing the method, and recording medium containing the program
KR20200000561U (ko) 차량 안내의 시스템 및 방법
JP5368763B2 (ja) 電子地図整備システム
JP2000293795A (ja) 共用車両の入出庫管理装置
JP2008123044A (ja) 駐車支援システム
JP4976589B2 (ja) 駐車場管理装置
JP4619319B2 (ja) ナビゲーションシステムおよび経路探索サーバ
JP6682193B2 (ja) 通知システム、サーバ装置、通信端末装置、プログラム及び通知方法
JP2002350148A (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーションプログラム
KR100712828B1 (ko) 위치기반서비스를 이용한 대리운전시스템 및 이의 방법
JP2003014481A (ja) 電子地図情報装置
JP4572479B2 (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーションプログラム
JP2005320742A (ja) 車両用情報システム、車載情報端末、コンピュータ装置
JP4180571B2 (ja) ナビゲーションシステム、経路探索サーバおよび経路探索方法
JP4436701B2 (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置
JP2020038461A (ja) 駐車管理システム
JP4496324B2 (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置
JP4794668B2 (ja) 電子機器、音声出力方法、音声出力プログラムおよび記録媒体
JP3736388B2 (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーションプログラム
JP4496323B2 (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置
KR102551584B1 (ko) 주차장 만공차 맵을 이용한 주차유도 안내 시스템
WO2023218616A1 (ja) 情報処理方法及び情報処理装置
JP4590865B2 (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーションプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090630

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090713

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130731

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees