JPWO2006075458A1 - インクジェット用白インク組成物、それを用いたインクジェット画像形成方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、インク吸収性のない透明な記録媒体や明度が低い記録媒体などに対して良好な白色性、光沢性および視認性を有し、さらに色再現性や画像品質、乾燥性、基材接着性、耐久性等においても優れた印字性を示すインクジェット用白インク組成物と、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置を提供する。このインクジェット用白インク組成物は、少なくとも白色顔料、分散剤、重合性化合物及び光重合開始剤を含有するインクジェット用白インク組成物において、インクジェットインク画像を形成し、活性エネルギー線を照射して硬化させ、硬化膜の膜厚を5〜20μmとした時に得られる画像が、白色度がCIE色空間における明度指数がL*>90、知覚色度指数が−2<a*<+2および−5<b*<+5であって、かつ光沢度が60度鏡面光沢度で80以上であることを特徴とする。
Description
本発明は、インクジェット用白インク組成物、それを用いたインクジェット画像形成方法及びインクジェット記録装置に関し、より詳しくは、インク吸収性のない透明な記録媒体や明度が低い記録媒体などに対して良好な白色度および視認性を有し、さらに色再現性や画像品質、乾燥性、基材接着性、耐久性等においても優れた印字性を示すインクジェット用白インク組成物と、それを用いたインクジェット画像形成方法及びインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録方式は簡便、安価に画像を作製でき、また近年の画質の向上に伴い、各種印刷分野でも充分に対応できる高画質記録が可能な技術として注目を浴びている。しかし通常のインクジェット用インク組成物は印字方式から水系溶媒や非水系溶媒を主成分とした低粘度のインク組成物が一般的で、記録媒体としてはインク吸収性のあるものや、さらに高画質を得るためには専用紙が必要となる。
これに対しインク吸収性のないフィルムや金属などの記録媒体に固着し印字できるインク組成物としては、例えば、紫外線照射により高分子化する成分を含んでなるインク組成物(例えば、特許文献1参照。)や、色剤、紫外線硬化剤、光重合開始剤等を含んでなる紫外線硬化型インク組成物(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
また、通常のインクジェット用インクはほとんどが不透明な白色系記録媒体への印字を対象とした透明性の高いカラーインクで、例えば軟包装で用いられているような透明な基材や明度の低い基材に印字した場合、コントラストが得られず、鮮明なカラー発色性が得られず、また視認性のある表示も困難である。
視認性が悪い場合、隠蔽性の高い白インクを下地として用いて視認性を得る手法が知られており、インクジェット用白色インク組成物としては、例えば、無機白色顔料、有機溶剤、結着用樹脂などからなる白色インク組成物(例えば、特許文献3参照。)や、酸化チタン、重合性化合物、光重合開始剤と水性溶媒からなる光硬化型インクジェット記録用インク組成物(例えば、特許文献4参照。)が提案されている。
これら、インクジェット用白インク組成物の色調は、白色顔料由来の色調やその他の成分の色調で決定される。
軟包装用に用いられる場合、通常、透明基材にカラー画像を印字後、白で、少なくとも一部の画像部及び非画像部を印字する所謂裏刷りが通常行われる。この場合、画像は、ベースを通して観察することになるため、硬化表面の光沢が課題になることはない。
一方、透明基材に白で画像形成し、少なくとも一部の白画像上にカラー画像を印字する所謂表刷りで、インクジェット記録で印刷物を作製したり、印刷用のプルーフを作製する試みがあるが、その際、出来上がり画像の色調を印刷の色調にできるだけ近づけるだけでなく、白地部分も特定の色調や光沢に合わせることが要求される。特に、高光沢の基材を用いて高級感を出す場合、基材に合わせるといった観点では高光沢性が要求される。
特開平3−216379号公報 (特許請求の範囲)
米国特許第5,623,001号明細書 (特許請求の範囲、実施例)
特公平2−45663号公報 (特許請求の範囲、実施例)
特開2000−336295号公報 (特許請求の範囲、実施例)
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、インク吸収性のない透明な記録媒体や明度が低い記録媒体などに対して良好な白色性、光沢性および視認性を有し、さらに色再現性や画像品質、乾燥性、基材接着性、耐久性等においても優れた印字性を示すインクジェット用白インク組成物と、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成された。
1.少なくとも白色顔料、分散剤、重合性化合物及び光重合開始剤を含有するインクジェット用白インク組成物において、インクジェットインク画像を形成し、活性エネルギー線を照射して硬化させ、硬化膜の膜厚を5〜20μmとした時に得られる画像が、白色度がCIE色空間における明度指数がL*>90、知覚色度指数が−2<a*<+2および−5<b*<+5であって、かつ光沢度が60度鏡面光沢度で80以上であることを特徴とするインクジェット用白インク組成物。
2.前記白色顔料が、酸化チタンであることを特徴とする前記1に記載のインクジェット用白インク組成物。
3.前記分散剤が、酸価及びアミン価を持つことを特徴とする前記1または2に記載のインクジェット用白インク組成物。
4.前記分散剤の酸価が、アミン価よりも大きいことを特徴とする前記3に記載のインクジェット用白インク組成物。
5.HLBが9.0以上、30以下のシリコーン系界面活性剤を含有することを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット用白インク組成物。
6.分散媒に、オキセタン化合物を用いることを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット用白インク組成物。
5.HLBが9.0以上、30以下のシリコーン系界面活性剤を含有することを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット用白インク組成物。
6.分散媒に、オキセタン化合物を用いることを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット用白インク組成物。
7.更に、白色顔料以外の着色剤を含有することを特徴とする前記1〜6のいずれか1項に記載のインクジェット用白インク組成物。
8.前記1〜7のいずれか1項記載のインクジェット用白インク組成物を用いて、インクジェット記録ヘッドから記録媒体に吐出した後、活性エネルギー線を照射して硬化させて画像を形成することを特徴とするインクジェット画像形成方法。
9.インクジェット用白インク組成物が、記録媒体上に着弾した後、0.001〜2.0秒の間に活性エネルギーを照射することを特徴とする前記8に記載のインクジェット画像形成方法。
10.前記8又は9に記載のインクジェット画像形成方法に用いるインクジェット記録装置であって、インク組成物及び記録ヘッドを35〜100℃に加熱した後、該インク組成物を吐出する機能を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
本発明により、インク吸収性のない透明な記録媒体や明度が低い記録媒体などに対して良好な白色性、光沢性および視認性を有し、さらに色再現性や画像品質、乾燥性、基材接着性、耐久性等においても優れた印字性を示すインクジェット用白インク組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置を提供することができた。
1 インクジェット記録装置
2 ヘッドキャリッジ
3 インクジェット記録ヘッド
31 インク吐出口
4 照射手段
5 プラテン部
6 ガイド部材
7 蛇腹構造
P 記録材料
2 ヘッドキャリッジ
3 インクジェット記録ヘッド
31 インク吐出口
4 照射手段
5 プラテン部
6 ガイド部材
7 蛇腹構造
P 記録材料
本発明を更に詳しく説明する。
《インクジェット用白インク組成物》
本発明において用いるインクジェット用白インク組成物は少なくとも白色顔料、分散剤、重合性化合物、光重合開始剤から構成される。
本発明において用いるインクジェット用白インク組成物は少なくとも白色顔料、分散剤、重合性化合物、光重合開始剤から構成される。
(白色度)
さらに本発明者らは、前記白インク組成物における硬化膜のCIELAB(Commission Internationale de 1“Echairage”推奨のL*a*b*色彩系略語)による明度指数L*、知覚色度指数a*及びb*が特定の範囲内にあるとき、視覚的に優れた白色度を示し、画像の鮮鋭度が高く、色再現性が良好になることを見出した。
さらに本発明者らは、前記白インク組成物における硬化膜のCIELAB(Commission Internationale de 1“Echairage”推奨のL*a*b*色彩系略語)による明度指数L*、知覚色度指数a*及びb*が特定の範囲内にあるとき、視覚的に優れた白色度を示し、画像の鮮鋭度が高く、色再現性が良好になることを見出した。
即ち、本発明のインクジェット用白インク組成物(以下、単に白インク組成物ともいう)において、記録媒体上に吐出した後、活性エネルギー線を照射して硬化した、5〜20μm厚さの硬化膜が、JIS−Z8722に規定される測定方法に従い、JIS−Z8730に規定される該表面の明度指数L*、知覚色度指数a*及びb*の値が、それぞれ90以上、−2〜+2及び−5〜+5である白インク組成物が提供される。
例えば、本発明において白色度は、透過濃度が0.05以下の透明基材上に12μm厚の白ベタ画像を形成し、コート紙(例えば、三菱製紙(株)製 特菱アート紙など)上で測定を行う。
(光沢度)
また、硬化性インクジェットインクで作製される画像表面の光沢度は、インク本来の物性や、インクが記録媒体に着弾してからエネルギーを照射し硬化するまでの照射タイミングで形成されるドットに左右される。例えば、インクが記録媒体上で広がる前に硬化すると凹凸が大きいマットな表面が形成され、ゆっくり硬化するとレベリングし、光沢のある表面が形成される。
また、硬化性インクジェットインクで作製される画像表面の光沢度は、インク本来の物性や、インクが記録媒体に着弾してからエネルギーを照射し硬化するまでの照射タイミングで形成されるドットに左右される。例えば、インクが記録媒体上で広がる前に硬化すると凹凸が大きいマットな表面が形成され、ゆっくり硬化するとレベリングし、光沢のある表面が形成される。
光沢を低くする場合は、照射タイミングで決定される部分が大きいが、光沢を高くする場合は、インクの組成や物性で決定される部分が大きい。
特に、高級感や高視認性を得るためには、高光沢性が要求されるが、高光沢な膜面はインク成分の素材や物性による所が大きく、特に硬化性の組成物においては重合性化合物の硬化特性や2種以上使用したときの相溶性に影響される。
本発明において、例えば、本発明の白インク組成物を記録媒体上に塗布し、活性エネルギー線を照射して表面性および膜厚の均一な硬化膜を作製したとき、硬化膜の60度鏡面光沢度が80以上であるときに、インクジェットによる画像形成を行った場合でも高光沢な膜が得られることを見い出した。
そのような光沢性の高い硬化膜は、特に、カチオン重合系の光硬化性樹脂を用いた場合に良好に得られる。
また、光沢性の高い硬化膜を得る為には、分散剤を用いることが有効であり、好ましい分散剤としては、酸価とアミン価の両方を有し、かつ酸価がアミン価よりも大きく、その差が1mg/gKOH以上、30mg/gKOH未満であることがより好ましい。この差が1mg/gKOH未満であれば効果がなく、30mg/gKOH以上であれば熱反応で硬化する懸念がある。分散剤としては、低分子量、高分子量の何れも使用可能であるが、高分子量のものが好ましい。好ましい分散剤の具体例としては、味の素ファインテクノ社製アジスパーPB824、アジスパーPB822;川研ファインケミカル社製ヒノアクトKF−1300M、KF−1700、T−6000等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、光沢性の高い硬化膜を得る為には、分散剤を用いることが有効であり、好ましい分散剤としては、酸価とアミン価の両方を有し、かつ酸価がアミン価よりも大きく、その差が1mg/gKOH以上、30mg/gKOH未満であることがより好ましい。この差が1mg/gKOH未満であれば効果がなく、30mg/gKOH以上であれば熱反応で硬化する懸念がある。分散剤としては、低分子量、高分子量の何れも使用可能であるが、高分子量のものが好ましい。好ましい分散剤の具体例としては、味の素ファインテクノ社製アジスパーPB824、アジスパーPB822;川研ファインケミカル社製ヒノアクトKF−1300M、KF−1700、T−6000等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明における酸価、アミン価は、いずれも電位差滴定により求めることができる値である。例えば、色材協会誌61,[12],692〜698頁(1988年)に記載の方法で測定することができ、本発明では、具体的には下記方法により求めた。
〈分散剤のアミン価の測定〉
分散剤をメチル−i−ブチルケトン(MIBK)に溶解し、0.01mol/Lの過塩素酸MIBK溶液で電位差滴定を行い、KOHmg/g換算したものをアミン価とした。電位差滴定は平沼産業社製自動滴定装置COM−1500を用いた。
分散剤をメチル−i−ブチルケトン(MIBK)に溶解し、0.01mol/Lの過塩素酸MIBK溶液で電位差滴定を行い、KOHmg/g換算したものをアミン価とした。電位差滴定は平沼産業社製自動滴定装置COM−1500を用いた。
〈分散剤の酸価の測定〉
分散剤をMIBKに溶解し、0.01mol/Lのカリウムメトキシド−MIBK/メタノール(4:1)溶液で電位差滴定を行い、KOHmg/g換算したものを酸価とした。電位差滴定は自動滴定装置COM−1500(前出)を用いた。
分散剤をMIBKに溶解し、0.01mol/Lのカリウムメトキシド−MIBK/メタノール(4:1)溶液で電位差滴定を行い、KOHmg/g換算したものを酸価とした。電位差滴定は自動滴定装置COM−1500(前出)を用いた。
本発明に使用されるシリコーン系界面活性剤としては、該HLB値が9以上30以下である。更に好ましくは12以上20以下である。HLB値が9未満では本発明に係るドット径コントロールができなくなり、また30を超える条件では硬化性に影響を与える。
また、該シリコーン系界面活性剤の25℃における粘度は、吐出性の観点から200mPa・s以下10mPa・s以上であることが好ましい。更には本発明に係るシリコーン系界面活性剤を一定活性光線硬化型組成物ないしはそのインクに対して、1質量%硬化組成物に添加した場合の該硬化組成物の表面張力の低下幅が0〜5mN/mにあることが好ましい。これにより、吐出安定性の確保と硬化膜強度向上を両立させることができる。シリコーン系界面活性剤の添加量は0.001質量%以上10質量%以下であることが好ましい。
具体的なHLB値が9以上30以下のシリコーン系界面活性剤としては、例えば、信越化学工業(株)製のKF−351、KF−618、X−22−4966、KF−6011、日本ユニカー(株)製のFZ2163、L77、日本ケミカルズ(株)製のBL2などである。
ここで言うHLB値とは、曇数Aを測定し下記換算式によって求められる。
HLB=0.89×(曇数A)+1.11
曇数Aはシリコーン系界面活性剤0.5gをエタノール5mlで溶解し、25℃に保ちながら2%フェノール水溶液で滴定して求められる。液が混濁するときを終点とし、それまでに要した2%フェノール水溶液のml数を曇数Aとする。
曇数Aはシリコーン系界面活性剤0.5gをエタノール5mlで溶解し、25℃に保ちながら2%フェノール水溶液で滴定して求められる。液が混濁するときを終点とし、それまでに要した2%フェノール水溶液のml数を曇数Aとする。
60度鏡面光沢度は、記録媒体上に表面性および膜厚の均一な硬化膜を作製し、JIS−Z−8741において規定される方法に準じて測定を行う。表面性および膜厚が均一な硬化膜は、ディップ塗布、ローラ塗布、ファウンテン塗布、その他エアーナイフ、ブレード塗布、バー塗布、スライドホッパー等の各種塗布方法で作成されるが、例えば、ワイヤーバーを用いて記録媒体上に硬化膜厚が12μmになるように白インク組成物を塗布し、UVランプを照射し、硬化膜を得る。
(白色顔料)
本発明に用いられる白色顔料はインク組成物を白色にするものであればよく、通常、この分野に用いられる白色顔料を用いることが出来る。このような白色顔料としては、例えば無機白色顔料や有機白色顔料、白色の中空ポリマー微粒子を用いることができる。
(白色顔料)
本発明に用いられる白色顔料はインク組成物を白色にするものであればよく、通常、この分野に用いられる白色顔料を用いることが出来る。このような白色顔料としては、例えば無機白色顔料や有機白色顔料、白色の中空ポリマー微粒子を用いることができる。
無機白色顔料としては、硫酸バリウム等のアルカリ土類金属の硫酸塩、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属の炭酸塩、微粉ケイ酸、合成ケイ酸塩等のシリカ類、ケイ酸カルシウム、アルミナ、アルミナ水和物、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、クレイ等があげられる。
有機白色顔料としては、特開平11−129613号示される有機化合物塩や特開平11−140365号、特開2001−234093号に示されるアルキレンビスメラミン誘導体が挙げられる。
白色の中空ポリマー微粒子としては、米国特許第4,089,800号明細書に開示されている、実質的に有機重合体で作らた熱可塑性を示す微粒子などが挙げられる。これら、白色顔料の中でも、隠蔽性や着色性、分散性の観点から酸化チタンがより好ましく用いられる。
酸化チタンには、アナターゼ型、ルチル型およびブルーカイト型の3つの結晶形態があるが、汎用なものとしてはアナターゼ型とルチル型に大別できる。アナターゼ型は比重が小さく小粒径化しやすく、一方ルチル型は屈折率が大きく隠蔽性が高い。本発明においては、いずれを用いても良いが、それぞれの特徴を生かし、用途に応じて選択することが好ましい。比重が小さく小粒径化しやすいアナターゼ型を用いることで、より分散安定性やインク保存性、出射性が良好になる。また、異なる結晶形態を2種以上用いても良く、アナターゼ型と着色力の高いルチル型を併用することで、酸化チタンの添加量を減らすことができ、インクの保存性や出射性が良好になる。
酸化チタンの表面処理方法としては、水系処理、気相処理等が行われるが、表面処理剤としては一般的にアルミナ・シリカ処理が使用され、未処理、アルミナ処理、アルミナ・シリカ処理のものがある。
酸化チタンの平均粒径は、50〜500nmであることが好ましく、50nm以下では十分な隠蔽性が得られず、500nmを超えると、インク保存性や出射性が劣化する傾向にある。より好ましくは100〜300nmである。
白色顔料は単独で用いても良いし、併用しても良い。
(重合性化合物、光重合開始剤)
重合性化合物は、ラジカル重合性化合物、例えば、特開平7−159983号、特公平7−31399号、特開平08−224982号、特開平10−863号等の各号公報に記載されている光重合性組成物を用いた光硬化型材料と、カチオン重合系の光硬化性樹脂が知られており、最近では可視光以上の長波長域に増感された光カチオン重合系の光硬化性樹脂も例えば、特開平6−43633号、特開平08−324137公報等に公開されている。
重合性化合物は、ラジカル重合性化合物、例えば、特開平7−159983号、特公平7−31399号、特開平08−224982号、特開平10−863号等の各号公報に記載されている光重合性組成物を用いた光硬化型材料と、カチオン重合系の光硬化性樹脂が知られており、最近では可視光以上の長波長域に増感された光カチオン重合系の光硬化性樹脂も例えば、特開平6−43633号、特開平08−324137公報等に公開されている。
ラジカル重合性化合物は、ラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物であり、分子中にラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を少なくとも1つ有する化合物であればどの様なものでもよく、モノマー、オリゴマー、ポリマー等の化学形態をもつものが含まれる。ラジカル重合性化合物は1種のみ用いてもよく、また目的とする特性を向上するために任意の比率で2種以上を併用してもよい。また、単官能化合物よりも官能基を2つ以上持つ多官能化合物の方がより好ましい。更に好ましくは多官能化合物を2種以上併用して用いることが、反応性、物性などの性能を制御する上で好ましい。
ラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸及びそれらの塩、エステル、ウレタン、アミドや無水物、アクリロニトリル、スチレン、さらに種々の不飽和ポリエステル、不飽和ポリエーテル、不飽和ポリアミド、不飽和ウレタン等のラジカル重合性化合物が挙げられる。具体的には、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ブトキシエチルアクリレート、カルビトールアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、ベンジルアクリレート、ビス(4−アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、オリゴエステルアクリレート、N−メチロールアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、エポキシアクリレート等のアクリル酸誘導体、メチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、アリルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、ジメチルアミノメチルメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールエタントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン等のメタクリル誘導体、その他、アリルグリシジルエーテル、ジアリルフタレート、トリアリルトリメリテート等のアリル化合物の誘導体が挙げられ、さらに具体的には、山下晋三編、「架橋剤ハンドブック」、(1981年大成社);加藤清視編、「UV・EB硬化ハンドブック(原料編)」(1985年、高分子刊行会);ラドテック研究会編、「UV・EB硬化技術の応用と市場」、79頁、(1989年、シーエムシー);滝山栄一郎著、「ポリエステル樹脂ハンドブック」、(1988年、日刊工業新聞社)等に記載の市販品もしくは業界で公知のラジカル重合性ないし架橋性のモノマー、オリゴマー及びポリマーを用いることができる。上記ラジカル重合性化合物の添加量は好ましくは1〜97質量%であり、より好ましくは30〜95質量%である。
ラジカル重合開始剤としては、特公昭59−1281号、特公昭61−9621号、及び特開昭60−60104号等の各公報記載のトリアジン誘導体、特開昭59−1504号及び特開昭61−243807号等の各公報に記載の有機過酸化物、特公昭43−23684号、特公昭44−6413号、特公昭44−6413号及び特公昭47−1604号等の各公報並びに米国特許第3,567,453号明細書に記載のジアゾニウム化合物、米国特許第2,848,328号、同第2,852,379号及び同2,940,853号各明細書に記載の有機アジド化合物、特公昭36−22062号、特公昭37−13109号、特公昭38−18015号、特公昭45−9610号等の各公報に記載のオルト−キノンジアジド類、特公昭55−39162号、特開昭59−14023号等の各公報及び「マクロモレキュルス(Macromolecules)、第10巻、第1307頁(1977年)に記載の各種オニウム化合物、特開昭59−142205号公報に記載のアゾ化合物、特開平1−54440号公報、ヨーロッパ特許第109,851号、ヨーロッパ特許第126,712号等の各明細書、「ジャーナル・オブ・イメージング・サイエンス」(J.Imag.Sci.)」、第30巻、第174頁(1986年)に記載の金属アレン錯体、特開平5−213861号及び特開平5−255347号に記載の(オキソ)スルホニウム有機ホウ素錯体、特開昭61−151197号公報に記載のチタノセン類、「コーディネーション・ケミストリー・レビュー(Coordinantion Chemistry Review)」、第84巻、第85〜第277頁(1988年)及び特開平2−182701号公報に記載のルテニウム等の遷移金属を含有する遷移金属錯体、特開平3−209477号公報に記載の2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体、四臭化炭素や特開昭59−107344号公報記載の有機ハロゲン化合物等が挙げられる。これらの重合開始剤はラジカル重合可能なエチレン不飽和結合を有する化合物100質量部に対して0.01から10質量部の範囲で含有されるのが好ましい。
カチオン重合系光硬化樹脂としては、カチオン重合により高分子化の起こるタイプ(主にエポキシタイプ)のエポキシタイプの紫外線硬化性プレポリマー、モノマーは、1分子内にエポキシ基を2個以上含有するプレポリマーを挙げることができる。このようなプレポリマーとしては、例えば、脂環式ポリエポキシド類、多塩基酸のポリグリシジルエステル類、多価アルコールのポリグリシジルエーテル類、ポリオキシアルキレングリコールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリオールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリオールのポリグリシジルエーテル類の水素添加化合物類、ウレタンポリエポキシ化合物類およびエポキシ化ポリブタジエン類等を挙げることができる。これらのプレポリマーは、その一種を単独で使用することもできるし、また、その二種以上を混合して使用することもできる。
(オキセタン化合物)
本発明では、分散媒としてオキセタン化合物が好ましく用いられるが、本発明で用いるオキセタン化合物と従来公知のオキセタン化合物とを併用することができる。中でも3位のみに置換基を有するオキセタン化合物が好ましく併用できる。ここで、3位のみに置換基を有するオキセタン化合物としては、例えば、特開2001−220526号公報、同2001−310937号公報に紹介されているような公知のものを使用することができる。
本発明では、分散媒としてオキセタン化合物が好ましく用いられるが、本発明で用いるオキセタン化合物と従来公知のオキセタン化合物とを併用することができる。中でも3位のみに置換基を有するオキセタン化合物が好ましく併用できる。ここで、3位のみに置換基を有するオキセタン化合物としては、例えば、特開2001−220526号公報、同2001−310937号公報に紹介されているような公知のものを使用することができる。
3位のみに置換基を有する化合物としては、下記一般式(27)で示される化合物が挙げられる。
一般式(27)において、R1は水素原子やメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のフルオロアルキル基、アリル基、アリール基、フリル基またはチエニル基である。R2はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の炭素数1〜6個のアルキル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基等の炭素数2〜6個のアルケニル基、フェニル基、ベンジル基、フルオロベンジル基、メトキシベンジル基、フェノキシエチル基等の芳香環を有する基、エチルカルボニル基、プロピルカルボニル基、ブチルカルボニル基等の炭素数2〜6個のアルキルカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基等の炭素数2〜6個のアルコキシカルボニル基、またはエチルカルバモイル基、プロピルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基、ペンチルカルバモイル基等の炭素数2〜6個のN−アルキルカルバモイル基等である。本発明で使用するオキセタン化合物としては、1個のオキセタン環を有する化合物を使用することが粘着性に優れ、低粘度で作業性に優れるため特に好ましい。
2個のオキセタン環を有する化合物の一例としては、下記一般式(28)で示される化合物等が挙げられる。
一般式(28)において、R1は上記一般式(27)におけるそれと同様の基である。R3は、例えば、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等の線状または分枝状アルキレン基、ポリ(エチレンオキシ)基、ポリ(プロピレンオキシ)基等の線状または分枝状ポリ(アルキレンオキシ)基、プロペニレン基、メチルプロペニレン基、ブテニレン基等の線状または分枝状不飽和炭化水素基、またはカルボニル基またはカルボニル基を含むアルキレン基、カルボキシル基を含むアルキレン基、カルバモイル基を含むアルキレン基等である。
また、R3としては下記一般式(29)、(30)及び(31)で示される基から選択される多価基も挙げることができる。
一般式(29)において、R4は水素原子やメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の炭素数1〜4個のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4個のアルコキシ基、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メルカプト基、低級アルコキシカルボニル基、カルボキシル基またはカルバモイル基である。
一般式(30)において、R5は酸素原子、硫黄原子、メチレン基、NH、SO、SO2、C(CF3)2またはC(CH3)2を表す。
一般式(31)において、R6はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の炭素数1〜4個のアルキル基、またはアリール基である。nは0〜2000の整数である。R7はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基の炭素数1〜4個のアルキル基、またはアリール基である。R7としては、更に下記一般式(32)で示される基から選択される基も挙げることができる。
一般式(32)において、R8はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の炭素数1〜4個のアルキル基、またはアリール基である。mは0〜100の整数である。
2個のオキセタン環を有する化合物の具体例としては、下記化合物が挙げられる。
例示化合物1は、前記一般式(28)においてR1がエチル基、R3がカルボキシル基である化合物である。また、例示化合物2は、前記一般式(28)においてR1がエチル基、R3が前記一般式(31)でR6及びR7がメチル基、nが1である化合物である。
2個のオキセタン環を有する化合物において、上記の化合物以外の好ましい例としては、下記一般式(33)で示される化合物がある。一般式(33)において、R1は前記一般式(27)のR1と同義である。
また、3〜4個のオキセタン環を有する化合物の一例としては、下記一般式(34)で示される化合物が挙げられる。
一般式(34)において、R1は前記一般式(27)におけるR1と同義である。R9としては、例えば、下記A〜Cで示される基等の炭素数1〜12の分枝状アルキレン基、下記Dで示される基等の分枝状ポリ(アルキレンオキシ)基または下記Eで示される基等の分枝状ポリシロキシ基等が挙げられる。jは3または4である。
上記Aにおいて、R10はメチル基、エチル基またはプロピル基等の低級アルキル基である。また、上記Dにおいて、pは1〜10の整数である。
3〜4個のオキセタン環を有する化合物の一例としては、例示化合物3が挙げられる。
更に、上記説明した以外の1〜4個のオキセタン環を有する化合物の例としては、下記一般式(35)で示される化合物が挙げられる。
一般式(35)において、R8は前記一般式(32)のR8と同義である。R11はメチル基、エチル基、プロピル基またはブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基またはトリアルキルシリル基であり、rは1〜4である。
本発明に係るオキセタン化合物の好ましい具体例としては、以下に示す例示化合物4、5、6がある。
上述したオキセタン環を有する各化合物の製造方法は、特に限定されず、従来知られた方法に従えばよく、例えば、パティソン(D.B.Pattison,J.Am.Chem.Soc.,3455,79(1957))が開示している、ジオールからのオキセタン環合成法等がある。また、これら以外にも、分子量1000〜5000程度の高分子量を有する1〜4個のオキセタン環を有する化合物も挙げられる。これらの具体的化合物例としては、以下の例示化合物7、8、9が挙げられる。
カチオン重合系放射線硬化樹脂としては、カチオン重合により高分子化の起こるタイプ(主にエポキシタイプ)のエポキシタイプの紫外線硬化性プレポリマー、モノマーは、1分子内にエポキシ基を2個以上含有するプレポリマーを挙げることができる。このようなプレポリマーとしては、例えば、脂環式ポリエポキシド類、多塩基酸のポリグリシジルエステル類、多価アルコールのポリグリシジルエーテル類、ポリオキシアルキレングリコールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリオールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリオールのポリグリシジルエーテル類の水素添加化合物類、ウレタンポリエポキシ化合物類およびエポキシ化ポリブタジエン類等を挙げることができる。これらのプレポリマーは、その一種を単独で使用することもできるし、また、その二種以上を混合して使用することもできる。
カチオン重合系光硬化樹脂の開始剤としては、芳香族オニウム塩を挙げることができる。この芳香族オニウム塩として、周期表第Va族元素の塩、例えば、ホスホニウム塩(例えば、ヘキサフルオロリン酸トリフェニルフェナシルホスホニウムなど)、第VIa族元素の塩、例えば、スルホニウム塩(例えば、テトラフルオロホウ酸トリフェニルスルホニウム、ヘキサフルオロリン酸トリフェニルスルホニウム、ヘキサフルオロリン酸トリス(4−チオメトキシフェニル)、スルホニウムおよびヘキシサフルオロアンチモン酸トリフェニルスルホニウムなど)、および第VIIa族元素の塩、例えば、ヨードニウム塩(例えば、塩化ジフェニルヨードニウムなど)を挙げることができる。
このような芳香族オニウム塩をエポキシ化合物の重合におけるカチオン重合開始剤として使用することは、米国特許第4,058,401号、同第4,069,055号、同第4,101,513号および同第4,161,478号公報に詳述されている。
好ましいカチオン重合開始剤としては、第VIa族元素のスルホニウム塩が挙げられる。その中でも、紫外線硬化性と紫外線硬化性の白インク組成物の貯蔵安定性の観点からすると、ヘキサフルオロアンチモン酸トリアリールスホニウムが好ましい。またフォトポリマーハンドブック(フォトポリマー懇話会編 工業調査会発行 1989年)の39〜56頁に記載の公知の光重合開始剤、特開昭64−13142号、特開平2−4804号に記載されている化合物を任意に用いることが可能である。
本発明においては、特開2004−315778号記載のカチオン系の光重合性化合物や光酸発生剤を用いることがより好ましい。
(色調調整剤)
本発明においては、目的に応じた白色度を得ることを目的として、前記白色顔料と併せて添加され、そのようなものとしては一般的に用いられる着色剤や蛍光増白剤等があげられる。
本発明においては、目的に応じた白色度を得ることを目的として、前記白色顔料と併せて添加され、そのようなものとしては一般的に用いられる着色剤や蛍光増白剤等があげられる。
着色剤としては染料系着色剤および顔料系着色剤を使用可能であるが、最終的な画像を形成したときの色調の保存性の観点から顔料系着色剤を使用することが特に好ましい。添加される着色剤・蛍光増白剤としては、例えば、アゾ化合物(例えば、ジチゾン、ホルマザン)、キノン系(例えば、ナフトキノン、アントラキノン、アクリドン、アントアントロン、インダントレン、ピレンジオン、ビオラントロン)、キノンイミン(例えば、アジン、オキサジン、チアジン)、インジゴ染料(例えば、インジルビン、オキシインジゴ、チオインジゴ)、硫化染料、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン(例えば、フルオラン、フルオレセイン、ローダミン)、フェロセン、フルオレノン、フルギド、ペリレン、フェナジン、フェノチアジン、ポリエン(例えば、カロテン、マレイン酸誘導体、ピロラゾン、スチルベン、スチリル)、ポリメチン(例えば、シアニン、ピリジニウム、ピリリウム、キノリニウム、ローダニン)、キサンテン、アリザリン、アクリジン、アクリジノン、カルボスチリル、クマリン、ジフェニルアミン、キナクリドン、キノフタロン、フェノキサジン、フタロペリノン、ポルフィン、クロロフィル、フタロシアニン、クラウン化合物、スクアリリウム、チアフルバレン、チアゾール、ニトロ染料、ニトロソ染料、発色後のロイコ染料などの染料系着色剤、またはチタンブラック、チタニウムイエロー、群青、紺青、コバルト青、カーボンブラック、鉄黒、酸化亜鉛、酸化コバルト、酸化珪素、水酸化アルミニウム、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、染色レーキ、澱粉、尿素−ホルマリン樹脂、メラミン樹脂などの合成樹脂粒子、シリコーン粒子などの顔料系着色剤およびスチルベン系、ジスチルベン系、オキサゾール系、ベンゾオキサゾール系、チアゾール系、クマリン系、イミダゾール系、イミダゾロン系、ベンゾイミダゾール系、ピラゾリン系などの誘導体である蛍光増白剤が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
これら色調調整剤は、単独あるいは2種類以上併用することもできる。
また、色調調整剤の使用量は所望の色調が出せるものであれば、制限されないが、インク組成物中の全固形分質量に対して通常0.001〜1質量%使用される。
顔料等の分散には、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等を用いることができる。また、顔料の分散を行う際に分散剤を添加することも可能である。
そのような分散剤としては、インク組成物中の酸化チタンの分散性を良くする事により、インク調整時の混錬、および調整後のインクの保存性や出射性を改良するものであり、例えば、ポリエチレングリコールエステル化合物、ポリエチレングリコールエーテル化合物、ポリオキシエチレンソルビタンエステル化合物、ソルビタンアルキルエステル化合物、脂肪族多価カルボン酸化合物、燐酸エステル化合物、ポリエステル酸のアマイドアミン塩、酸化ポリエチレン系化合物、脂肪酸アマイドワックス、ポリエーテルエステル酸のアミン塩、高分子量ポリエステル酸のアマイドアミン塩、高分子共重合物、高分子量ブロック共重合物、不飽和ポリアミノアマイドと低分子量酸ポリマーとの塩、分散体に親和性のある基を持った水酸基含有カルボン酸化合物、低分子量不飽和酸性ポリカルボン酸ポリマーとポリシロキサン共重合体化合物、低分子量不飽和酸性ポリカルボン酸ポリエステルとポリシロキサン共重合体化合物、低分子量不飽和ポリカルボン酸ポリマーの部分アミドおよびアルキルアンモニウム塩とポリシロキ酸共重合体化合物、ポリカルボン酸アルキルアンモニウム塩化合物、ポリアミノアミドのポリカルボン酸塩化合物、低分子量不飽和酸性ポリカルボン酸ポリエステル化合物などが挙げられる。
これら活性剤のうち、本発明において、特に高分子量共重合体または高分子量ポリエステル酸アマイドアミン塩を用いることで、分散安定性、インク保存性、出射性がより良好になる。
活性剤の添加量は、酸化チタンに対して1〜30質量%、より好ましくは3〜15質量%の範囲で用いる。
白色顔料はインク全体の1〜50質量%、好ましくは2〜30質量%の範囲で含有される。含有量がこれより少ないと隠蔽性が得られず、これより多いとインクジェットによる出射性が悪くなり、目詰まりなどの原因になる。
(その他の成分)
本発明の白インク組成物には、必要に応じて、その他の成分を添加することが出来る。照射光として電子線、X線等を用いる場合、開始剤は不要であるが、線源としてUV光、可視光、赤外光を用いる場合は、それぞれの波長に応じたラジカル重合開始剤、開始助剤、増感色素を添加する。これらの量はインク全体の1〜10質量部が必要となる。開始剤系は公知の様々な化合物を使用することが出来るが、上記重合性化合物に溶解するものから選択する。具体的な開始剤としては、キサントンまたはチオオキサントン系、ベンゾフェノン系、キノン系、フォスフィンオキシド系が挙げられる。
本発明の白インク組成物には、必要に応じて、その他の成分を添加することが出来る。照射光として電子線、X線等を用いる場合、開始剤は不要であるが、線源としてUV光、可視光、赤外光を用いる場合は、それぞれの波長に応じたラジカル重合開始剤、開始助剤、増感色素を添加する。これらの量はインク全体の1〜10質量部が必要となる。開始剤系は公知の様々な化合物を使用することが出来るが、上記重合性化合物に溶解するものから選択する。具体的な開始剤としては、キサントンまたはチオオキサントン系、ベンゾフェノン系、キノン系、フォスフィンオキシド系が挙げられる。
また、保存性を高めるために、重合禁止剤を200〜20000ppm添加することが出来る。本発明のインクは40〜80℃の範囲で加熱、低粘度化して射出することが好ましいので、熱重合によるヘッド詰まりを防ぐためにも重合禁止剤を入れることが好ましい。
この他に、必要に応じて界面活性剤、レベリング添加剤、マット剤、膜物性を調整するためのポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類を添加することが出来る。オレフィンやPET等の記録媒体への密着性を改善するためには、重合を阻害しないタッキファイヤーを含有させることが好ましい。記録媒体との密着性を改善するため、乾燥性に影響しない極微量の有機溶剤を添加してもよい。この場合、耐溶剤性やVOCの問題が起こらない範囲での添加が有効であり、その量は0.1〜5%好ましくは0.1〜3%である。
また、インク色材による遮光効果のため、感度を防ぐ手段として、開始剤寿命の長いカチオン重合性モノマーと開始剤を組み合わせ、ラジカル・カチオンのハイブリッド型硬化インクとすることも可能である。
(白インク組成物の粘度)
本発明の白インク組成物の粘度は、30℃において20〜500mPa・s、または30℃では20〜500mPa・sで40℃以上に加熱することにより7〜30mPa・sになるよう組成比を決めることが好ましい。
本発明の白インク組成物の粘度は、30℃において20〜500mPa・s、または30℃では20〜500mPa・sで40℃以上に加熱することにより7〜30mPa・sになるよう組成比を決めることが好ましい。
室温での粘度を上げることにより、吸収性のある記録媒体にもインクの浸透を防ぎ、未硬化モノマーの低減、臭気低減が可能となり、着弾時のドット滲みを抑えることが出来、画質が改善される。また、表面張力の違う基材間でも同じようなドットが形成されるため、同じような画質が得られる。20mPa・s未満では、滲み防止効果が小さい。500mPa・sより大きいと、インク液の供給に問題が生じる。
また、吐出において安定な出射性を得るためには、白インク組成物の粘度が、7〜30mPa・sとなることが好ましい。
《インクジェット画像形成方法》
(インクの吐出条件)
インクの吐出条件としては、記録ヘッド及びインク組成物を35〜100℃に加熱して、インク組成物を吐出することが吐出安定性の点で好ましい。インク組成物は温度変動による粘度変動幅が大きく、粘度変動はそのまま液滴サイズ、液滴射出速度に大きく影響を与え、画質劣化を起こすため、インク温度を上げながらその温度を一定に保つことが必要である。インク温度の制御幅としては、設定温度±5℃、好ましくは設定温度±2℃、更に好ましくは設定温度±1℃である。
(インクの吐出条件)
インクの吐出条件としては、記録ヘッド及びインク組成物を35〜100℃に加熱して、インク組成物を吐出することが吐出安定性の点で好ましい。インク組成物は温度変動による粘度変動幅が大きく、粘度変動はそのまま液滴サイズ、液滴射出速度に大きく影響を与え、画質劣化を起こすため、インク温度を上げながらその温度を一定に保つことが必要である。インク温度の制御幅としては、設定温度±5℃、好ましくは設定温度±2℃、更に好ましくは設定温度±1℃である。
(インク着弾後の光照射条件)
本発明の画像形成方法においては、活性光線の照射条件として、記録媒体上にインクが着弾した後、0.001〜5.0秒の間に活性光線が照射されることが好ましく、より好ましくは0.001〜2.0秒である。照射タイミングを調整することにより、目的に応じた硬化膜の表面光沢度が得られ、より低光沢な表面を形成したいときは照射タイミングを早くし、より高光沢な表面を形成したいときは、照射タイミングを遅くすることが重要である。
本発明の画像形成方法においては、活性光線の照射条件として、記録媒体上にインクが着弾した後、0.001〜5.0秒の間に活性光線が照射されることが好ましく、より好ましくは0.001〜2.0秒である。照射タイミングを調整することにより、目的に応じた硬化膜の表面光沢度が得られ、より低光沢な表面を形成したいときは照射タイミングを早くし、より高光沢な表面を形成したいときは、照射タイミングを遅くすることが重要である。
活性光線の照射方法として、その基本的な方法が特開昭60−132767号公報に開示されている。これによると、ヘッドユニットの両側に光源を設け、シャトル方式でヘッドと光源を走査する。照射はインク着弾後、一定時間を置いて行われることになる。更に、駆動を伴わない別光源によって硬化を完了させる。米国特許第6,145,979号明細書では、照射方法として、光ファイバーを用いた方法やコリメートされた光源をヘッドユニット側面に設けた鏡面に当て、記録部へUV光を照射する方法が開示されている。本発明の画像形成方法においては、これらの何れの照射方法も用いることができる。
また、活性光線の照射を2段階に分け、まずインク着弾後0.001〜2.0秒の間に前述の方法で活性光線を照射し、且つ全印字終了後、更に活性光線を照射する方法も好ましい態様の1つである。活性光線の照射を2段階に分けることで、よりインク硬化の際に起こる記録材料の収縮を抑えることが可能となる。
従来、UVインクジェット方式では、インク着弾後のドット広がり、滲みを抑制のために、光源の総消費電力が1kW・hrを超える高照度の光源が用いられるのが通常であった。しかしながら、これらの光源を用いると、特にシュリンクラベルなどへの印字では、記録材料の収縮があまりにも大きく、実質上使用できないのが現状であった。
本発明では、1時間あたりの消費電力が1kW以下の光源を用いても、高精細な画像を形成でき、且つ記録材料の収縮も実用上許容レベル内に収められる。1時間あたりの消費電力が1kW未満の光源の例としては、蛍光管、冷陰極管、LEDなどがあるが、これらに限定されない。
以下、本発明の記録装置について、図面を適宜参照しながら説明する。尚、図面の記録装置はあくまでも本発明の記録装置の一態様であり、本発明の記録装置はこの図面に限定されない。
図1は、本発明の記録装置の要部構成を示す正面図である。インクジェット記録装置1は、ヘッドキャリッジ2、インクジェット記録ヘッド3、照射手段4、プラテン部5等を備えて構成される。このインクジェット記録装置1は記録材料Pの下にプラテン部5が設置されている。プラテン部5は、紫外線を吸収する機能を有しており、記録材料Pを通過してきた余分な紫外線を吸収する。その結果、高精細な画像を非常に安定に再現できる。
記録材料Pは、ガイド部材6に案内され、搬送手段(図示せず)の作動により、図1における手前から奥の方向に移動する。ヘッド走査手段(図示せず)は、ヘッドキャリッジ2を図1におけるY方向に往復移動させることにより、ヘッドキャリッジ2に保持された記録ヘッド3の走査を行う。
ヘッドキャリッジ2は記録材料Pの上側に設置され、インクジェット記録ヘッド3を吐出口を下側に配置して収納する。ヘッドキャリッジ2は、図1におけるY方向に往復自在な形態でインクジェット記録装置1本体に対して設置されており、ヘッド走査手段の駆動により、図1におけるY方向に往復移動する。
尚、図1ではヘッドキャリッジ2がインクジェット記録ヘッド3を収納するものとして描図されているが、実際の際にはヘッドキャリッジ2に収納されるインクジェット記録ヘッド3は、本発明の白インク用以外の色インクを同時に収納してもよく、適宜決められるものである。
インクジェット記録ヘッド3は、インク供給手段(図示せず)により供給された活性光線効果型インク(例えば、UV硬化インク)を、内部に複数個備えられた吐出手段(図示せず)の作動により、吐出口から記録材料Pに向けて吐出する。インクジェット記録ヘッド3により吐出されるUVインクは色材、重合性モノマー、開始剤等を含んで組成されており、紫外線の照射を受けることで開始剤が触媒として作用することに伴うモノマーの架橋、重合反応によって硬化する性質を有する。
インクジェット記録ヘッド3は記録材料Pの一端からヘッド走査手段の駆動により、図1におけるY方向に記録材料Pの他端まで移動するという走査の間に、記録材料Pにおける一定の領域(着弾可能領域)に対してUVインクをインク滴として吐出し、該着弾可能領域にインク滴を着弾させる。
上記走査を適宜回数行い、1領域の着弾可能領域に向けてUVインクの吐出を行った後、搬送手段で記録材料Pを図1における手前から奥方向に適宜移動させ、再びヘッド走査手段による走査を行いながら、インクジェット記録ヘッド3により上記着弾可能領域に対し、図1における奥方向に隣接した次の着弾可能領域に対してUVインクの吐出を行う。
上述の操作を繰り返し、ヘッド走査手段及び搬送手段と連動してインクジェット記録ヘッド3からUVインクを吐出することにより、記録材料P上にUVインク滴の集合体からなる画像が形成される。
照射手段4は特定の波長領域の紫外線を安定した露光エネルギーで発光する紫外線ランプ及び特定の波長の紫外線を透過するフィルターを備えて構成される。ここで、紫外線ランプとしては、水銀ランプ、メタルハライドランプ、エキシマーレーザー、紫外線レーザー、冷印極管、熱印極管、ブラックライト、LED(Light emitting diode)等が適用可能であり、帯状のメタルハライドランプ、冷陰極管、熱陰極管、水銀ランプもしくはブラックライトが好ましい。特に波長254nmの紫外線を発光する低圧水銀ランプ、熱陰極管、冷陰極管及び殺菌灯が滲み防止、ドット径制御を効率よく行え、好ましい。ブラックライトを照射手段4の放射線源に用いることで、UVインクを硬化するための照射手段4を安価に作製することができる。
照射手段4は、インクジェット記録ヘッド3がヘッド走査手段の駆動による1回の走査によってUVインクを吐出する着弾可能領域のうち、インクジェット記録装置(UVインクジェットプリンタ)1で設定できる最大のものとほぼ同じ形状か、着弾可能領域よりも大きな形状を有する。
照射手段4はヘッドキャリッジ2の両脇に、記録材料Pに対してほぼ平行に、固定して設置される。
前述したようにインク吐出部の照度を調整する手段としては、インクジェット記録ヘッド3全体を遮光することはもちろんであるが、加えて照射手段4と記録材料Pの距離h1より、インクジェット記録ヘッド3のインク吐出部31と記録材料Pとの距離h2を大きくしたり(h1<h2)、インクジェット記録ヘッド3と照射手段4との距離dを離したり(dを大きく)することが有効である。又、インクジェット記録ヘッド3と照射手段4の間を蛇腹構造7にすると更に好ましい。
ここで、照射手段4で照射される紫外線の波長は、照射手段4に備えられらた紫外線ランプ又はフィルターを交換することで適宜変更することができる。
本発明の白インク組成物は、非常に吐出安定性が優れており、ラインヘッドタイプの記録装置を用いて画像形成する場合に、特に有効である。
図2は、インクジェット記録装置の要部構成の他の一例を示す上面図である。
図2で示したインクジェット記録装置は、ラインヘッド方式と呼ばれており、ヘッドキャリッジ2に、各色のインクジェット記録ヘッド3を、記録材料Pの全幅をカバーするようにして、複数個、固定配置されている。
一方、ヘッドキャリッジ2の下流側には、同じく記録材料Pの全幅をカバーするようにして、インク印字面全域をカバーするように配置されている照射手段4が設けられている。照明手段4に用いられる紫外線ランプは、図1に記載したのと同様のものを用いることができる。
このラインヘッド方式では、ヘッドキャリッジ2及び照射手段4は固定され、記録材料Pのみが、搬送されて、インク出射及び硬化を行って画像形成を行う。
以下に、本発明の実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明の実施態様はこれらの例に限定されるものではない。
〔酸化チタン分散物の調製〕
下記の各添加剤を加圧ニーダーにより配合し、次いでロールミルによって練肉・分散を行い、酸化チタン分散物1〜3を得た。
下記の各添加剤を加圧ニーダーにより配合し、次いでロールミルによって練肉・分散を行い、酸化チタン分散物1〜3を得た。
(酸化チタン分散物1)
酸化チタン(一次粒径0.22μm、Al処理) 50.0質量%
高分子分散剤(アジスパーPB822:味の素ファインテクノ社製) 3.0質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−221:東亞合成化学社製)
47.0質量%
(酸化チタン分散物2)
酸化チタン(一次粒径0.25μm) 50.0質量%
高分子量ポリエステル酸アマイドアミン塩系活性剤(楠本化成社製 DA−7300)
4.0質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−221:東亞合成化学社製)
46.0質量%
青色着色剤(TB−520 Blue 2B:大日精化社製) 0.03質量%
(酸化チタン分散物3)
酸化チタン(一次粒径0.16μm) 50.0質量%
高分子分散剤(アジスパーPB822:味の素ファインテクノ社製) 3.0質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−221:東亞合成化学社製)
47.0質量%
蛍光増白剤(ハッコール SAP−L:昭和化学工業社製) 0.005質量%
PB822:酸価18.5mgKOH/g、アミン価15.9mgKOH/g
DA−7300:酸価11.0mgKOH/g、アミン価30.0mgKOH/g
〔白インク組成物の調製〕
(白インク組成物1の調製)
酸化チタン分散物1 30.0質量%
脂環式エポキシ化合物(化合物1) 17.8質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−221:東亞合成化学社製)
34.2質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−212:東亞合成化学社製)
9.0質量% オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−101:東亞合成化学社製)
3.0質量% 光重合開始剤(TAS−A) 5.0質量% 塩基性化合物(トリイソプロパノールアミン) 0.1質量% 界面活性剤(KF351:信越シリコーン社製) 0.8質量% 芳香剤(リナルール:高砂香料社製) 0.1質量%
酸化チタン(一次粒径0.22μm、Al処理) 50.0質量%
高分子分散剤(アジスパーPB822:味の素ファインテクノ社製) 3.0質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−221:東亞合成化学社製)
47.0質量%
(酸化チタン分散物2)
酸化チタン(一次粒径0.25μm) 50.0質量%
高分子量ポリエステル酸アマイドアミン塩系活性剤(楠本化成社製 DA−7300)
4.0質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−221:東亞合成化学社製)
46.0質量%
青色着色剤(TB−520 Blue 2B:大日精化社製) 0.03質量%
(酸化チタン分散物3)
酸化チタン(一次粒径0.16μm) 50.0質量%
高分子分散剤(アジスパーPB822:味の素ファインテクノ社製) 3.0質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−221:東亞合成化学社製)
47.0質量%
蛍光増白剤(ハッコール SAP−L:昭和化学工業社製) 0.005質量%
PB822:酸価18.5mgKOH/g、アミン価15.9mgKOH/g
DA−7300:酸価11.0mgKOH/g、アミン価30.0mgKOH/g
〔白インク組成物の調製〕
(白インク組成物1の調製)
酸化チタン分散物1 30.0質量%
脂環式エポキシ化合物(化合物1) 17.8質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−221:東亞合成化学社製)
34.2質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−212:東亞合成化学社製)
9.0質量% オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−101:東亞合成化学社製)
3.0質量% 光重合開始剤(TAS−A) 5.0質量% 塩基性化合物(トリイソプロパノールアミン) 0.1質量% 界面活性剤(KF351:信越シリコーン社製) 0.8質量% 芳香剤(リナルール:高砂香料社製) 0.1質量%
(白インク組成物2、3の調製)
上記白インク組成物1の調製において、酸化チタン分散物1に代えて、それぞれ酸化チタン分散物2、3を用いた以外は同様にして、白インク組成物2、3を調製した。
上記白インク組成物1の調製において、酸化チタン分散物1に代えて、それぞれ酸化チタン分散物2、3を用いた以外は同様にして、白インク組成物2、3を調製した。
〔白インク組成物4の調製:比較例〕
特開2004−59857号公報の実施例1に記載されている下記の方法でミルベースを調製した。次いで、上記白インク組成物1〜3の調製において、各酸化チタン分散物に代えて、ミルベースを用いた以外は同様にして、比較の白インク組成物4を調製した。
特開2004−59857号公報の実施例1に記載されている下記の方法でミルベースを調製した。次いで、上記白インク組成物1〜3の調製において、各酸化チタン分散物に代えて、ミルベースを用いた以外は同様にして、比較の白インク組成物4を調製した。
(ミルベースの調製)
アルミナ/シリカ=3/1の比率で表面処理された平均粒径が270nmの酸化チタンを50部、Disperbyk−111(BYK−Chemie社製 酸価129.0mgKOH/g、アミン価なし)を2.5部、エチレンオキサイド付加1,6ヘキサンジオールジアクリレートを42.7部、3−メトキシブチルアクリレートを4.8部、それぞれ混合した後、攪拌機で1時間攪拌混合し、次いで、ビーズミルで4時間処理して、ミルベースを調製した。
アルミナ/シリカ=3/1の比率で表面処理された平均粒径が270nmの酸化チタンを50部、Disperbyk−111(BYK−Chemie社製 酸価129.0mgKOH/g、アミン価なし)を2.5部、エチレンオキサイド付加1,6ヘキサンジオールジアクリレートを42.7部、3−メトキシブチルアクリレートを4.8部、それぞれ混合した後、攪拌機で1時間攪拌混合し、次いで、ビーズミルで4時間処理して、ミルベースを調製した。
次いで、ポリウレタンアクリレート 5.0部、エチレンオキサイド付加トリメチロールプロパントリアクリレート 10.0部、エチレンオキサイド付加1,6ヘキサンジオールジアクリレート 33.0部、3−メトキシブチルアクリレート 12.0部、DC57Additive(ダウコーニング製ポリエーテル変性シリコーンオイル)の0.1部に、光重合開始剤としてイルガキュア819(チバ・スペチャリティー・ケミカルズ製)3.0部、ルシリンTPO(BASF製)3.0部を加えて60℃で光重合開始剤を加温溶解した溶液に、上記のミルベースを40部加えて十分に混合後、4.5μmのメンブランフィルターでろ過することによって、比較例の白インク組成物4を調製した。
(白インク組成物5の調製)
酸化チタン分散物1 30.0質量%
脂環式エポキシ(化合物1) 17.8質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−221:東亜合成化学社製)
35.0質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−212:東亜合成化学社製)
9.0質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−101:東亜合成化学社製)
3.0質量%
光重合開始剤(TAS−B) 5.0質量%
塩基性化合物(トリイソパノールプロパン) 0.1質量%
芳香剤(リナルール:高砂香料社製) 0.1質量%
酸化チタン分散物1 30.0質量%
脂環式エポキシ(化合物1) 17.8質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−221:東亜合成化学社製)
35.0質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−212:東亜合成化学社製)
9.0質量%
オキセタン化合物(アロンオキセタンOXT−101:東亜合成化学社製)
3.0質量%
光重合開始剤(TAS−B) 5.0質量%
塩基性化合物(トリイソパノールプロパン) 0.1質量%
芳香剤(リナルール:高砂香料社製) 0.1質量%
(白インク組成物6、7の調製)
上記白インク組成物5の調製において、酸化チタン分散物1に代えて、それぞれ酸化チタン分散物2、3を用いた以外は同様にして、白インク組成物6、7を調製した。
上記白インク組成物5の調製において、酸化チタン分散物1に代えて、それぞれ酸化チタン分散物2、3を用いた以外は同様にして、白インク組成物6、7を調製した。
《画像形成》
上記調製した各白インク組成物を、ピエゾ型インクジェットノズルを備えた図1に記載の構成からなるインクジェット記録装置に装填し、画像形成を行った。この時、インクタンク、供給パイプ、ヘッド直前の前室インクタンク、フィルター付き配管、ピエゾヘッドからなるインク供給系は、前室タンクからヘッド部分まで断熱して50℃の加熱し、ピエゾヘッドは、20plのドットを720×720dpiの解像度で吐出できるよう駆動して、連続吐出を行った。着弾後、キャリッジ両脇のランプユニットにより瞬時(着弾後0.5秒未満)に硬化した。なお、本発明でいうdpiとは、2.54cmあたりのドット数を表す。上記方法に従って、25℃、30%RHの環境下で、透過濃度が0.05以下の透明なポリエチレンテレフタレート記録材料上に、硬化後の厚さが12μmになるよう白ベタ画像を作成し、得られた白ベタ画像について下記の方法に従って各評価を行った。
上記調製した各白インク組成物を、ピエゾ型インクジェットノズルを備えた図1に記載の構成からなるインクジェット記録装置に装填し、画像形成を行った。この時、インクタンク、供給パイプ、ヘッド直前の前室インクタンク、フィルター付き配管、ピエゾヘッドからなるインク供給系は、前室タンクからヘッド部分まで断熱して50℃の加熱し、ピエゾヘッドは、20plのドットを720×720dpiの解像度で吐出できるよう駆動して、連続吐出を行った。着弾後、キャリッジ両脇のランプユニットにより瞬時(着弾後0.5秒未満)に硬化した。なお、本発明でいうdpiとは、2.54cmあたりのドット数を表す。上記方法に従って、25℃、30%RHの環境下で、透過濃度が0.05以下の透明なポリエチレンテレフタレート記録材料上に、硬化後の厚さが12μmになるよう白ベタ画像を作成し、得られた白ベタ画像について下記の方法に従って各評価を行った。
〔白色度の測定〕
上記作成した各白ベタ画像の白色度L*、a*、b*を、Gretag Macbeth社製のSpectrolinoを用いて、光源;D50、視野;2°視野、濃度;ANSI T、白色基準;abs、フィルター;No−filter、ホワイトバッキング(特菱アート紙上)で測定した。
上記作成した各白ベタ画像の白色度L*、a*、b*を、Gretag Macbeth社製のSpectrolinoを用いて、光源;D50、視野;2°視野、濃度;ANSI T、白色基準;abs、フィルター;No−filter、ホワイトバッキング(特菱アート紙上)で測定した。
〔光沢度の測定〕
ワイヤーバーを用いて、記録媒体上に硬化膜厚が12μmになるように、上記各白インク組成物を塗布し、UVランプを照射して硬化膜を作製し、JIS−Z−8741に従って60度鏡面光沢度を測定した。測定には日本電色工業社製変角光沢度系(VGS−1001DP)を用いた。
ワイヤーバーを用いて、記録媒体上に硬化膜厚が12μmになるように、上記各白インク組成物を塗布し、UVランプを照射して硬化膜を作製し、JIS−Z−8741に従って60度鏡面光沢度を測定した。測定には日本電色工業社製変角光沢度系(VGS−1001DP)を用いた。
以上により得られた結果を、表1に示す。
表1に記載の結果より明らかなように、本発明の白インク組成物を用いることで、良好な白色度および視認性を有し、さらに光沢の高い白色画像を得ることができた。
Claims (10)
- 少なくとも白色顔料、分散剤、重合性化合物及び光重合開始剤を含有するインクジェット用白インク組成物において、インクジェットインク画像を形成し、活性エネルギー線を照射して硬化させ、硬化膜の膜厚を5〜20μmとした時に得られる画像が、白色度がCIE色空間における明度指数がL*>90、知覚色度指数が−2<a*<+2および−5<b*<+5であって、かつ光沢度が60度鏡面光沢度で80以上であることを特徴とするインクジェット用白インク組成物。
- 前記白色顔料が、酸化チタンであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のインクジェット用白インク組成物。
- 前記分散剤が、酸価及びアミン価を持つことを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載のインクジェット用白インク組成物。
- 前記分散剤の酸価が、アミン価よりも大きいことを特徴とする請求の範囲第3項に記載のインクジェット用白インク組成物。
- HLBが9.0以上、30以下のシリコーン系界面活性剤を含有することを特徴とする請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか1項に記載のインクジェット用白インク組成物。
- 分散媒に、オキセタン化合物を用いることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか1項に記載のインクジェット用白インク組成物。
- 更に、白色顔料以外の着色剤を含有することを特徴とする請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか1項に記載のインクジェット用白インク組成物。
- 請求の範囲第1項乃至第7項のいずれか1項記載のインクジェット用白インク組成物を用いて、インクジェット記録ヘッドから記録媒体に吐出した後、活性エネルギー線を照射して硬化させて画像を形成することを特徴とするインクジェット画像形成方法。
- インクジェット用白インク組成物が、記録媒体上に着弾した後、0.001〜2.0秒の間に活性エネルギーを照射することを特徴とする請求の範囲第8項に記載のインクジェット画像形成方法。
- 請求の範囲第8項または第9項に記載のインクジェット画像形成方法に用いるインクジェット記録装置であって、インク組成物及び記録ヘッドを35〜100℃に加熱した後、該インク組成物を吐出する機能を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
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