JP2003342505A - 画像形成方法、印刷物及び記録装置 - Google Patents

画像形成方法、印刷物及び記録装置

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JP2003342505A JP2002153905A JP2002153905A JP2003342505A JP 2003342505 A JP2003342505 A JP 2003342505A JP 2002153905 A JP2002153905 A JP 2002153905A JP 2002153905 A JP2002153905 A JP 2002153905A JP 2003342505 A JP2003342505 A JP 2003342505A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あらゆる記録材料に対し、文字品質に優れ、
色混じりの発生がなく、高精細な画像を記録することが
でき、かつ印刷物のしわやカールの発生が無いインクジ
ェット記録方法による画像形成方法、印刷物及び記録装
置を提供する。 【解決手段】 選択的にインク滴を吐出制御可能な少な
くとも1つのノズルを有する記録ヘッドで、光硬化性を
有するインクを記録材料上に吐出する画像形成方法にお
いて、該インクが、少なくとも1種のエポキシ変性ポリ
マーを含有し、且つ、光酸発生剤を含有することを特徴
とする画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成方法、印刷
物及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット記録方式は簡便・
安価に画像を作成出来るため、写真、各種印刷、マーキ
ング、カラーフィルター等の特殊印刷など、様々な印刷
分野に応用されてきている。特に、微細なドットを出
射、制御する記録装置や、色再現域、耐久性、出射適性
等を改善したインク及びインクの吸収性、色材の発色
性、表面光沢などを飛躍的に向上させた専用紙を用い、
銀塩写真に匹敵する画質を得ることも可能となってい
る。今日のインクジェット記録方式の画質向上は、記録
装置、インク、専用紙の全てが揃って初めて達成されて
いる。
【0003】しかしながら、専用紙を必要とするインク
ジェットシステムは、記録媒体が制限されること、記録
媒体のコストアップが問題となる。そこで、専用紙と異
なる被転写媒体へインクジェット方式により記録する試
みが多数なされている。具体的には、室温で固形のワッ
クスインクを用いる相変化インクジェット方式、速乾性
の有機溶剤を主体としたインクを用いるソルベント系イ
ンクジェット方式や、記録後紫外線(UV)光により架
橋させるUVインクジェット方式などである。
【0004】中でも、UVインクジェット方式は、ソル
ベント系インクジェット方式に比べ比較的低臭気であ
り、速乾性、インク吸収性の無い記録媒体への記録が出
来る点で、近年注目されつつあり、例えば、特公平5−
54667号、特開平6−200204号、特表200
0−504778において、紫外線硬化型インクジェッ
トインクが開示されている。
【0005】しかしながら、これらのインクを用いたと
しても、記録材料の種類や作業環境によって、着弾後の
ドット径が大きく変化してしまい、すべての記録材料に
対して、高精細な画像を形成することは不可能である。
【0006】また、従来の紫外線硬化型インクジェット
方式に用いられるインクは、記録材料が収縮しやすいと
いう問題点があった。特に、食品包装をはじめとする軟
包装で使われる薄膜プラスチックフィルムや、粘着ラベ
ルなどでは、特に収縮が起こりやすく、その結果、軟包
装印刷やラベル印刷において、紫外線硬化型インクジェ
ット方式が未だ実用化されていないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、文字
品質に優れ、色混じりの発生がなく、高精細な画像を記
録することができ、且つ、印刷物のしわやカールの発生
が無い画像形成方法、印刷物及び記録装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の構成1〜16により達成された。
【0009】1.選択的にインク滴を吐出制御可能な少
なくとも1つのノズルを有する記録ヘッドで、光硬化性
を有するインクを記録材料上に吐出する画像形成方法に
おいて、該インクが、少なくとも1種のエポキシ変性ポ
リマーを含有し、且つ、光酸発生剤を含有することを特
徴とする画像形成方法。
【0010】2.インク中のエポキシ変性ポリマーの含
有量が1質量%〜90質量%であることを特徴とする前
記1に記載の画像形成方法。
【0011】3.エポキシ変性ポリマーのエポキシ当量
が500g/eq〜100g/eqであることを特徴と
する前記1または2に記載の画像形成方法。
【0012】4.エポキシ変性ポリマーが、エポキシ化
ポリブタジエンであることを特徴とする前記1〜3のい
ずれか1項に記載の画像形成方法。
【0013】5.少なくとも1色のインクが、オキセタ
ン化合物を含有することを特徴とする前記1〜4のいず
れか1項に記載の画像形成方法。
【0014】6.インクが着弾した後、0.001秒〜
2.0秒の間に光照射することを特徴とする前記1〜5
のいずれか1項に記載の画像形成方法。
【0015】7.インクが着弾し、光照射して硬化した
後の総インク膜厚が2μm〜20μmであることを特徴
とする前記1〜6のいずれか1項に記載の画像形成方
法。
【0016】8.記録ヘッドの少なくとも1つのノズル
より吐出するインク液滴量が、一回の吐出あたり2pl
〜15plであることを特徴とする前記1〜7のいずれ
か1項に記載の画像形成方法。
【0017】9.少なくとも1色のインクが、白インク
であることを特徴とする前記1〜8のいずれか1項に記
載の画像形成方法。
【0018】10.前記1〜9のいずれか1項に記載の
画像形成方法を用いるに当たり、非吸収性記録材料を用
いて作製したことを特徴とする印刷物。
【0019】11.非吸収性記録材料の表面エネルギー
が、0.035J/m2〜0.06J/m2であることを
特徴とする前記10に記載の印刷物。
【0020】12.前記1〜9のいずれか1項に記載の
画像形成方法を用いる記録装置において、光硬化に有効
な波長域でのピーク照度が、0.1mW/cm2〜50
mW/cm2であることを特徴とする記録装置。
【0021】13.前記10または11に記載の印刷物
の作製に用いる記録装置において、光硬化に有効な波長
域でのピーク照度が、0.1mW/cm2〜50mW/
cm2であることを特徴とする記録装置。
【0022】14.前記1〜9のいずれか1項に記載の
画像形成方法で用いる記録装置において、光硬化に有効
な波長域でのピーク照度が、0.1mW/cm2〜30
00mW/cm2であることを特徴とする記録装置。
【0023】15.前記10または11に記載の印刷物
の作製に用いる記録装置において、光硬化に有効な波長
域でのピーク照度が、0.1mW/cm2〜3000m
W/cm2であることを特徴とする記録装置。
【0024】16.記録ヘッド及びインクを、35℃〜
100℃に加熱しながらインクを吐出することを特徴と
する前記12〜15のいずれか1項に記載の記録装置。
【0025】以下、本発明を詳細に説明する。本発明者
等は、上記記載の問題点を種々検討した結果、選択的に
インク滴を吐出制御可能な少なくとも1つのノズルを有
する記録ヘッドで、活性光線により硬化するインクを記
録材料上に吐出する画像形成方法において、該インクが
光酸発生剤を含有し、且つ、少なくとも1種のエポキシ
変性ポリマーを含有させることにより、本発明に記載の
効果、即ち、種々の記録材料に適用しても文字品質に優
れ、色混じりの発生がなく、高精細な画像を記録するこ
とができ、且つ、印刷物のしわやカールの発生が無い画
像形成方法を見出し、併せて、前記画像形成方法を用い
て作製される印刷物、前記画像形成方法または、前記印
刷物の作製に用いる記録装置を提供することが出来た。
【0026】《インク》本発明の画像形成方法に係るイ
ンクについて説明する。
【0027】本発明に係るインクは、少なくとも1種の
エポキシ変性ポリマー及び、光酸発生剤を含有すること
が特徴である。
【0028】《エポキシ変性ポリマー》本発明者は下記
に示すようなエポキシ変性ポリマーを用いることで、例
えば、インクジェット記録において問題であった印刷物
のしわ及びカールを大幅に良化させることができるこ
と、更には、インクの滲みを減少させることができるこ
とを新たに見出し、更に、本発明に係るインクを用いる
ことにより、インクジェット記録において、従来から最
大の課題である、インク吐出安定性が非常に向上し、再
現性よく高精細な画像を形成できることも見出した。
【0029】本発明に係るエポキシ変性ポリマーとは、
同一分子内に1個以上のエポキシ基を有するものであれ
ば特に制限されないが、下記のようなものを好ましく用
いることができる。
【0030】(a)炭素・炭素二重結合を有するポリマ
ー、例えばSBS(スチレン−ブタジエン−スチレンブ
ロック共重合体)、SIS(スチレン−イソプレン−ス
チレンブロック共重合体)、SBR(スチレン−ブタジ
エン共重合体)、MBR(メチル(メタ)クリレート−
ブタジエン共重合体)、ポリブタジエン、ポリイソプレ
ンおよびこれらの部分水添ポリマーを過酸化水素、過酢
酸または他の過酸で処理することによりエポキシ化した
ポリマー、好ましくはエポキシ化部分水添ブロック共重
合体等。
【0031】(b)グリシジルメタクリレート(以下、
GMAと記す)、グリシジルアクリレート等のモノマー
を用いてエチレンやスチレンなどと共重合したポリマー
等。
【0032】(c)上記GMAなどのモノマーおよびラ
ジカル開始剤または活性エネルギー線を用いてポリマー
主鎖にこれらのモノマーをグラフト変性または共重合し
たポリマー(例えば、ポリエチレン、SBS、ポリフェ
ニレンエーテルなど)等。
【0033】また、エポキシ変性SBS(ダイセル化学
工業(株)製、「エポフレンドAT001」)や、GM
A変性または共重合ポリエチレン(住友化学工業(株)
製、「ボンドファースト」)およびGMAとMMA(メ
チルメタクリレート)との共重合体等も好ましく用いる
ことができる。
【0034】上記記載の中でも、本発明に係るエポキシ
変性ポリマーとしては、特に好ましく用いられるのは、
エポキシ化ポリブタジエンである。
【0035】本発明に係るエポキシ化ポリブタジエン
は、一般に市販されているポリブタジエンを過酸化水素
水、過酸類によりエポキシ化することによって容易に合
成することが出来る。用いられるポリブタジエンの数平
均分子量は、得られるエポキシ化ポリブタジエンの数平
均分子量が200〜20,000の範囲のものが好まし
く、更に好ましくは数平均分子量が500〜15,00
0の範囲であり、直鎖状であっても分岐状であってもよ
い。
【0036】本発明に用いられるポリブタジエンの数平
均分子量は、市販の分子量測定装置を用いて測定でき
る。
【0037】ポリブタジエンとしては特に限定されない
が、出光石油化学(株)製のR−15HT、R−45H
T、G−45M、日本曹達(株)製のB−1000、B
−3000、G−1000、G−3000、日本石油化
学(株)製のB−1000、B−2000、B−300
0、B−4000等の市販品を用いることができる。
【0038】ポリブタジエンとしては、ポリブタジエン
1分子中に水酸基を複数個含有し、二重結合比が1,4
−シスと1,4−トランスの合計の方が1,2−ビニル
より多く含まれているものが好ましい。このようなエポ
キシ化ポリブタジエンの市販品としては、例えば、ダイ
セル化学工業(株)製EPOLEAD PB3600な
どがあり、これを使用することができる。
【0039】(エポキシ変性ポリマー中のオキシラン構
造部分の含有量)本発明に係るエポキシ変性ポリマー中
において、オキシラン環を形成している構造の寄与(質
量%で表示)は、光に対する感度が高く、且つ、得られ
る塗膜に充分な耐衝撃性を付与する観点から、3質量%
〜18質量%の範囲が好ましい。
【0040】(エポキシ変性ポリマーの添加量)エポキ
シ変性ポリマーの添加量は、感度向上及び射出性向上の
観点から、インク総量に対して1質量%〜90質量%の
範囲が好ましいが、更に好ましくは、10質量%〜90
質量%の範囲である。
【0041】(エポキシ変性ポリマーのエポキシ当量)
本発明に係るエポキシ変性ポリマーのエポキシ当量は、
膜物性向上の観点から、100g/eq〜500g/e
qの範囲が好ましく、更に好ましくは、100g/eq
〜400g/eqの範囲である。
【0042】ここで、エポキシ当量は、JIS K 7
236に記載のエポキシ当量試験方法により測定でき
る。
【0043】《光酸発生剤》本発明に係る光酸発生剤に
ついて説明する。
【0044】本発明に係る光酸発生剤とは、光照射によ
り酸を発生する化合物である。例えば、化学増幅型フォ
トレジストや光カチオン重合に利用される化合物が用い
られる(有機エレクトロニクス材料研究会編、「イメー
ジング用有機材料」、ぶんしん出版(1993年)、1
87〜192ページ参照)。本発明に好適な化合物の例
を以下に挙げる。
【0045】第1に、ジアゾニウム、アンモニウム、ヨ
ードニウム、スルホニウム、ホスホニウムなどの芳香族
オニウム化合物のB(C654-,PF6-,AsF6-
SbF6-,CF3SO3-塩を挙げることができる。対ア
ニオンとしてボレート化合物をもつものが酸発生能力が
高く好ましい。オニウム化合物の具体的な例を以下に示
す。
【0046】
【化1】
【0047】第2に、スルホン酸を発生するスルホン化
物を挙げることができる。具体的な化合物を以下に例示
する。
【0048】
【化2】
【0049】第3に、ハロゲン化水素を光発生するハロ
ゲン化物も用いることができる。以下に具体的な化合物
を例示する。
【0050】
【化3】
【0051】第4に、鉄アレン錯体を挙げることができ
る。
【0052】
【化4】
【0053】また、本発明では、特開平8−24856
1、特開平9−034106をはじめとして、既に公知
となっている光照射により発生した酸により新たに酸を
発生する酸増殖剤を含有することが好ましい。酸増殖剤
を用いることで、さらなる吐出安定性向上を可能とす
る。
【0054】本発明に係るインクでは、対イオンとして
アリールボレート化合物を有するジアゾニウム、ヨード
ニウム又はスルホニウムの芳香族オニウム化合物、鉄ア
レン錯体から選ばれる少なくとも1種の光酸発生剤が含
有されることが好ましい。
【0055】特に、軟包装印刷、ラベル印刷分野におい
ては、上記記録材料のしわの問題、吐出安定性の問題か
ら、活性光線硬化型インクジェット記録が実用化される
までには至っていなかったが、本発明は、それらの分野
でも十分に使用し得る画像形成方法を提示するものであ
る。
【0056】《酸増殖剤》本発明に用いられる酸増殖剤
について説明する。
【0057】本発明で用いられる酸増殖剤は、比較的強
い酸の残基で置換された化合物であって、比較的容易に
脱離反応を引き起こして、酸を発生する化合物である。
したがって、酸触媒反応によって、この脱離反応を大幅
に活性化させることができ、酸の不存在下では安定であ
るが、酸の存在下では容易に熱化学反応によって酸を生
成させることが可能となる。このような性質を持つ酸増
殖剤を、上記記載の本発明に係る光酸発生剤と組み合わ
せることによって、飛躍的に感光速度が向上された光反
応性組成物が可能となる為、好ましく用いられる。
【0058】酸増殖剤は、酸触媒反応によって分解して
再び酸を発生する。一回の反応で1つ以上の酸が増えて
おり、反応の進行に伴って加速的に反応が進む。発生し
た酸自体が自己分解を誘起するために、ここで発生する
酸の強度は酸解離定数、pKa、として3以下であり、
とくに2以下であることが望ましい。これより弱い酸で
あれば、自己分解を引き起こすことができない。このよ
うな酸として、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、メタン
スルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、
p−トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、トリ
フェニルホスホン酸などをあげることができる。
【0059】酸増殖剤の具体例としては、特開平8−2
48561号に記載の一般式(1)で表される有機酸エ
ステル化合物等が挙げられる。
【0060】《オキセタン化合物》本発明に係るインク
は、文字品質の向上、色混じりの低減、且つ、印刷物の
しわやカールの発生の低減の観点から、少なくとも1色
のインクが、オキセタン化合物を含有することが好まし
い。
【0061】ここで、オキセタン化合物とは、オキセタ
ン環を有する化合物のことであり、特開2001−22
0526、同2001−310937に紹介されている
ような従来公知のあらゆるオキセタン化合物が使用でき
る。
【0062】本発明に係わりインクに持ちいりオキセタ
ン化合物は、インク組成物の粘度バランス、及び、イン
ク組成物が光硬化した後の粘着性向上の観点から、オキ
セタン環を1〜4個有する化合物が好ましいが、得られ
る組成物が粘着性に優れ、低粘度で作業性に優れるた
め、特に好ましく用いられるのは、1個のオキセタン環
を有する化合物である。
【0063】以下、本発明に係るオキセタン化合物の具
体例を示すが、本発明はこれらに限定されない。
【0064】(1)1個のオキセタン環を有する化合物
としては、下記一般式(1)で示される化合物が好まし
い。
【0065】
【化5】
【0066】式中、R1は、水素原子、炭素数1〜6個
のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等)、炭素数1〜6個のフルオロアルキル
基、アリル基、アリール基(例えば、フェニル基、ナフ
チル基等)、フリル基または、チエニル基を表す。
【0067】式中、R2は、炭素数1〜6個のアルキル
基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基等)、炭素数2〜6個のアルケニル基(1−プロペニ
ル基、2−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル
基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ブテニル基、
2−ブテニル基及び3−ブテニル基等)、アリール基
(例えば、フェニル基、ナフチル基等)、アラルキル基
(例えば、ベンジル基、フルオロベンジル基、メトキシ
ベンジル基等)、炭素数2〜6のアシル基(プロピオニ
ル基、ブチリルキ、バレリル基等)、炭素数2〜6個の
アルコキシカルボニル基(例えば、エトキシカルボニル
基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基
等)、炭素数2〜6個のN−アルキルカルバモイル基
(例えば、エチルカルバモイル基、プロピルカルバモイ
ル基、ブチルカルバモイル基、ペンチルカルバモイル基
等)を表す。
【0068】上記記載のR1、R2で表される置換基は、
更に置換基を有していてもよい。 (2)2個のオキセタン環を有する化合物としては、下
記一般式(2)または下記の一般式(3)で表される化
合物が好ましい。
【0069】
【化6】
【0070】式中、R5、R4は、前記一般式(1)にお
けるR1と同義である。R3は、線状或いは分枝状アルキ
レン基(例えば、エチレン基、エチルエチレン基、プロ
ピレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基等)、
線状或いは分枝状ポリ(アルキレンオキシ)基(例え
ば、ポリ(エチレンオキシ)基、ポリ(プロピレンオキ
シ)基等)、アルケニレン基(例えば、プロペニレン
基、メチルプロペニレン基、ブテニレン基等)、カルボ
ニル基、カルボニル基を含むアルキレン基(ここで、カ
ルボニル基は、アルキレン基の末端にあってもよく、カ
ルボニル基の両端がアルキレン基で置換されていてもよ
い)、カルボキシル基置換のアルキレン基、または、カ
ルバモイル基置換のアルキレン基等を表し、更に、R3
は、下記式(a)、(b)及び(c)で示される2価基
の群から選択される多価基でもよい。
【0071】
【化7】
【0072】一般式(a)中、R6は、水素原子、炭素
数1〜4のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基等)、炭素数1〜4のアルコキシ
基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
ブトキシ基等)、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、
塩素原子、臭素原子、沃素原子等)、ニトロ基、シアノ
基、メルカプト基、低級アルキルカルボキシル基(ここ
で、低級アルキルとは、炭素数1〜3のアルキル基を表
す)、カルボキシル基、または、カルバモイル基であ
る。
【0073】
【化8】
【0074】一般式(b)中、R7は、酸素原子、硫黄
原子、メチレン基、−NH−、−SO−、−SO2−、
−C(CF32−、または−C(CH32−を表す。
【0075】
【化9】
【0076】一般式(c)中、R8は、各々炭素数1〜
4のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基等)、アリール基である。nは、0〜2
000の整数である。式中、複数のR8は、同一でもよ
く異なっていてもよい。
【0077】R9は、炭素数1〜4のアルキル基(例え
ば、はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
等)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基
等)または、下記の一般式(d)で表される基を表す。
ここで、複数のR9は、各々同一でもよく異なっていて
もよい。
【0078】
【化10】
【0079】一般式(d)中、R10は、炭素数1〜4の
アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等)、または、アリール基(例えば、フェ
ニル基、ナフチル基等)を表す。mは、0〜100の数
を表す。
【0080】式中、複数のR10は、各々同一でもよく異
なっていてもよい。次に、一般式(3)で表される、2
個のオキセタン環を有する化合物について説明する。
【0081】
【化11】
【0082】一般式(3)において、R12は、前記一般
式(1)のR1と同義である。 (3)3〜4個のオキセタン環を有する化合物として
は、下記一般式(4)または下記一般式(5)で表され
る化合物等が好ましい。
【0083】
【化12】
【0084】一般式(4)において、R13は、前記一般
式(1)におけるR1と同義である。R14は、下記式
(A)〜(C)で示される基等の炭素数1〜12の分枝
状アルキレン基、下記式(D)で示される基等の分枝状
ポリ(アルキレンオキシ)基又は下記式(E)で示され
る基等の分枝状ポリシロキシ基等が挙げられる。jは、
3〜4の数を表す。
【0085】
【化13】
【0086】一般式(A)において、R15は、炭素数1
〜3のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基等)を表す。
【0087】一般式(D)において、pは1〜10の数
を表す。次に一般式(5)で表される化合物について説
明する。
【0088】
【化14】
【0089】式中、R16は、炭素数1〜4のアルキル基
(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
等)または、トリアルキルシリル基を表す。R17、R18
は各々、一般式(d)におけるR10と同義である。r
は、3〜4の数を表す。
【0090】上記記載の本発明に係るオキセタン環を有
する化合物の製造方法は特に限定はなく、従来公知の方
法を参照して合成することができる。例えば、パティソ
ン(D.B.Pattison,J.Am.Chem.
Soc.,3455,79(1957))に開示されて
いる、ジオールからのオキセタン環合成法等が挙げられ
る。
【0091】また、本発明においては、分子量1000
〜5000程度の分子量を有する、1〜4個のオキセタ
ン環を有する化合物を用いても良い。
【0092】以下に、本発明に係るオキセタン化合物の
具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
【0093】
【化15】
【0094】
【化16】
【0095】
【化17】
【0096】
【化18】
【0097】《光重合性化合物》本発明に用いられる光
重合性化合物について説明する。
【0098】本発明の画像形成方法に係るインクは、下
記のような光重合性化合物を含むことが好ましい。ここ
で、光カチオン重合性化合物の合成に用いられるモノマ
ーとしては、各種公知のカチオン重合性のモノマーが使
用出来る。例えば、特開平6−9714号、特開200
1−31892、同2001−40068、同2001
−55507、同2001−310938、同2001
−310937、同2001−220526に例示され
ているエポキシ化合物、ビニルエーテル化合物、オキセ
タン化合物などが挙げられる。ここで、オキセタン化合
物とは、前記一般式(1)〜前記一般式(5)で表され
る化合物も含まれる。
【0099】(エポキシ化合物)芳香族エポキシド(芳
香族エポキシ化合物ともいう)として好ましいものは、
少なくとも1個の芳香族核を有する多価フェノールある
いはそのアルキレンオキサイド付加体とエピクロルヒド
リンとの反応によって製造されるジまたはポリグリシジ
ルエーテルであり、例えばビスフェノールAあるいはそ
のアルキレンオキサイド付加体のジまたはポリグリシジ
ルエーテル、水素添加ビスフェノールAあるいはそのア
ルキレンオキサイド付加体のジまたはポリグリシジルエ
ーテル、ならびにノボラック型エポキシ樹脂等が挙げら
れる。ここでアルキレンオキサイドとしては、エチレン
オキサイドおよびプロピレンオキサイド等が挙げられ
る。
【0100】脂環式エポキシドとしては、少なくとも1
個のシクロへキセンまたはシクロペンテン環等のシクロ
アルカン環を有する化合物を、過酸化水素、過酸等の適
当な酸化剤でエポキシ化することによつて得られる、シ
クロヘキセンオキサイドまたはシクロペンテンオキサイ
ド含有化合物が好ましい。
【0101】脂肪族エポキシドの好ましいものとして
は、脂肪族多価アルコールあるいはそのアルキレンオキ
サイド付加体のジまたはポリグリシジルエーテル等があ
り、その代表例としては、エチレングリコールのジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールのジグリシジル
エーテルまたは1,6−ヘキサンジオールのジグリシジ
ルエーテル等のアルキレングリコールのジグリシジルエ
ーテル、グリセリンあるいはそのアルキレンオキサイド
付加体のジまたはトリグリシジルエーテル等の多価アル
コールのポリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコ
ールあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジグリ
シジルエーテル、ポリプロピレングリコールあるいはそ
のアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル
等のポリアルキレングリコールのジグリシジルエーテル
等が挙げられる。ここでアルキレンオキサイドとして
は、エチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイド等
が挙げられる。
【0102】これらのエポキシドのうち、速硬化性を考
慮すると、芳香族エポキシドおよび脂環式エポキシドが
好ましく、特に脂環式エポキシドが好ましい。本発明で
は、上記エポキシドの1種を単独で使用してもよいが、
2種以上を適宜組み合わせて使用してもよい。
【0103】(ビニルエーテル化合物)ビニルエーテル
化合物としては、例えば、エチレングリコールジビニル
エーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、ト
リエチレングリコールジビニルエーテル、プロピレング
リコールジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジ
ビニルエーテル、ブタンジオールジビニルエーテル、ヘ
キサンジオールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメ
タノールジビニルエーテル、トリメチロールプロパント
リビニルエーテル等のジ又はトリビニルエーテル化合
物、エチルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテ
ル、イソブチルビニルエーテル、オクタデシルビニルエ
ーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、ヒドロキシブ
チルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテ
ル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、
n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエー
テル、イソプロペニルエーテル−O−プロピレンカーボ
ネート、ドデシルビニルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル等
のモノビニルエーテル化合物等が挙げられる。
【0104】これらのビニルエーテル化合物のうち、硬
化性、密着性、表面硬度を考慮すると、ジ又はトリビニ
ルエーテル化合物が好ましく、特にジビニルエーテル化
合物が好ましい。本発明では、上記ビニルエーテル化合
物の1種を単独で使用してもよいが、2種以上を適宜組
み合わせて使用してもよい。
【0105】本発明においては、インク硬化の際の記録
材料の収縮を抑える目的で、光重合性化合物として少な
くとも1種のオキセタン化合物と、エポキシ化合物及び
ビニルエーテル化合物から選ばれる少なくとも1種の化
合物とを含有することが好ましい。
【0106】《色材》本発明に用いられる色材について
説明する。
【0107】本発明に係るインク組成物(単にインクと
もいう)を着色する場合は、色材を添加することが好ま
しい。色材としては、重合性化合物の主成分に溶解また
は分散できる色材が使用出来るが、耐候性の点でから顔
料が好ましい。
【0108】本発明で好ましく用いることのできる顔料
を、以下に列挙する。 C.I Pigment Yellow−1、3、1
2、13、14、17、81、83、87、95、10
9、42、 C.I Pigment Orange−16、36、
38、 C.I Pigment Red−5、22、38、4
8:1、48:2、48:4、49:1、53:1、5
7:1、63:1、144、146、185、101、 C.I Pigment Violet−19、23、 C.I Pigment Blue−15:1、15:
3、15:4、18、60、27、29、 C.I Pigment Green−7、36、 C.I Pigment White−6、18、2
1、 C.I Pigment Black−7、 (白インク)また、本発明において、プラスチックフィ
ルムのような透明基材での色の隠蔽性を上げる為に、白
インクを用いることが好ましい。特に、軟包装印刷、ラ
ベル印刷においては、白インクを用いることが好ましい
が、吐出量が多くなるため、前述した吐出安定性、記録
材料のカール・しわの発生の観点から、自ずと使用量に
関しては制限がある。
【0109】上記顔料の分散には、例えば、ボールミ
ル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテー
タ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナ
イザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェ
ーカー等を用いることができる。また、顔料の分散を行
う際に、分散剤を添加することも可能である。分散剤と
しては、高分子分散剤を用いることが好ましく、高分子
分散剤としてはAvecia社のSolsperseシ
リーズが挙げられる。また、分散助剤として、各種顔料
に応じたシナージストを用いることも可能である。これ
らの分散剤および分散助剤は、顔料100質量部に対
し、1〜50質量部添加することが好ましい。分散媒体
は、溶剤または重合性化合物を用いて行うが、本発明に
用いる照射線硬化型インクでは、インク着弾直後に反応
・硬化させるため、無溶剤であることが好ましい。溶剤
が硬化画像に残ってしまうと、耐溶剤性の劣化、残留す
る溶剤のVOCの問題が生じる。よって、分散媒体は溶
剤では無く重合性化合物、その中でも最も粘度の低いモ
ノマーを選択することが分散適性上好ましい。
【0110】顔料の分散は、顔料粒子の平均粒径を0.
08μm〜0.5μmとすることが好ましく、最大粒径
は0.3μm〜10μm、好ましくは0.3μm〜3μ
mとなるよう、顔料、分散剤、分散媒体の選定、分散条
件、ろ過条件を適宜設定する。この粒径管理によって、
ヘッドノズルの詰まりを抑制し、インクの保存安定性、
インク透明性および硬化感度を維持することができる。
【0111】本発明に係るインクにおいては、色材濃度
としては、インク全体の1質量%乃至10質量%である
ことが好ましい。
【0112】本発明に係るインクには、上記説明した以
外に様々な添加剤を用いることができる。例えば、イン
ク組成物の保存性を高めるため、重合禁止剤を200〜
20000ppm添加することができる。紫外線硬化型
のインクは、加熱、低粘度化して射出することが好まし
いので、熱重合によるヘッド詰まりを防ぐためにも重合
禁止剤を入れることが好ましい。この他にも、必要に応
じて、界面活性剤、レベリング添加剤、マット剤、膜物
性を調整するためのポリエステル系樹脂、ポリウレタン
系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、
ワックス類を添加することが出来る。記録媒体との密着
性を改善するため、極微量の有機溶剤を添加することも
有効である。この場合、耐溶剤性やVOCの問題が起こ
らない範囲での添加が有効であり、その使用量は0.1
〜5%の範囲であり、好ましくは0.1〜3%である。
また、ラジカル重合性モノマーと開始剤を組み合わせ、
ラジカル・カチオンのハイブリッド型硬化インクとする
ことも可能である。
【0113】《画像形成方法》本発明の画像形成方法に
ついて説明する。
【0114】本発明の画像形成方法においては、インク
組成物(単にインクともいう)をインクジェット記録方
式により記録材料上に吐出、描画し、次いで紫外線など
の活性光線を照射してインクを硬化させることが好まし
い。
【0115】(インク着弾後の総インク膜厚)本発明に
おいて、インクが着弾し、光照射して硬化した後の総イ
ンク膜厚が、2μm〜20μmであることが好ましい。
スクリーン印刷分野の光硬化型インクジェット記録で
は、総インク膜厚が20μmを越えているのが現状であ
るが、記録材料が薄いプラスチック材料であることが多
い軟包装印刷分野では、前述した記録材料のカール・し
わの問題でだけでなく、印刷物全体のこし・質感が変わ
ってしまうという問題が有るため使えない。
【0116】(インクの吐出条件)インクの吐出条件と
しては、記録ヘッド及びインクを35℃〜100℃に加
熱し、吐出することが吐出安定性の点で好ましい。活性
光線硬化型インクは、温度変動による粘度変動幅が大き
く、粘度変動はそのまま液滴サイズ、液滴射出速度に大
きく影響を与え、画質劣化を起こすため、インク温度を
上げながらその温度を一定に保つことが必要である。イ
ンク温度の制御幅としては、設定温度±5℃、好ましく
は設定温度±2℃、更に好ましくは設定温度±1℃であ
る。
【0117】また、本発明では、各ノズルより吐出する
液滴量が2pl〜15plであることが好ましい。高精
細画像を形成するためには、液滴量がこの範囲であるこ
とが必要であるが、この液滴量で吐出する場合、前述し
た吐出安定性が特に厳しくなり、酸増殖剤が必須とな
る。
【0118】(インク着弾後の光照射条件)本発明の画
像記録方法においては、光照射条件として、インク着弾
後0.001秒〜2.0秒の間に活性光線が照射される
ことが好ましく、より好ましくは0.001秒〜1.0
秒である。高精細な画像を形成するためには、照射タイ
ミングができるだけ早いことが特に重要となる。
【0119】光照射方法として、その基本的な方法が特
開昭60−132767号に開示されている。これによ
ると、ヘッドユニットの両側に光源を設け、シャトル方
式でヘッドと光源を走査する。照射は、インク着弾後、
一定時間を置いて行われることになる。更に、駆動を伴
わない別光源によって硬化を完了させる。米国特許第
6,145,979号では、照射方法として、光ファイ
バーを用いた方法や、コリメートされた光源をヘッドユ
ニット側面に設けた鏡面に当て、記録部へUV光(紫外
光)を照射する方法が開示されている。本発明の画像形
成方法においては、これらのいずれの照射方法も用いる
ことができる。
【0120】また、光照射を2段階に分け、まずインク
着弾後0.001秒〜2.0秒の間に前述の方法で光照
射し、かつ、全印字終了後、更に光照射する方法も好ま
しい態様の1つである。光照射を2段階に分けること
で、よりインク硬化の際に起こる記録材料の収縮を抑え
ることが可能となる。
【0121】本発明では、硬化に有効な波長域における
最高照度が0.1mW/cm2〜50mW/cm2の低照
度の活性光線を用いることが好ましい。従来、UVイン
クジェット方式では、インク着弾後のドット広がり、滲
みを抑制のために、硬化に有効な波長域における最高照
度が50mW/cm2を超える高照度の光源が用いられ
るのが通常であった。しかしながら、これらの光源を用
いると、特にシュリンクラベルなどでは、記録材料の収
縮があまりにも大きく、実質上使用できないのが現状で
あった。本発明では、酸増殖剤を用いることで、硬化に
有効な波長域における最高照度が0.1mW/cm2
50mW/cm2の低照度の活性光線を用いても、高精
細な画像を形成でき、かつ、記録材料の収縮もない。
【0122】(光照射で用いる光源)光照射で用いる光
源の例としては、低圧水銀ランプ、UVレーザー、キセ
ノンフラッシュランプ、捕虫灯、ブラックライト、殺菌
灯、冷陰極管、LEDをなどがあるが、これらに限定さ
れない。
【0123】また、本発明では、硬化に有効な波長域に
おける最高照度が50mW/cm2〜3000mW/c
2の光を用いることも有効である。従来公知の紫外線
硬化型インクジェット記録に用いられる高照度の光源で
あるが、上述のように記録材料の収縮課題が有り、軟包
装印刷・ラベル印刷分野では実質紫外線硬化型インクジ
ェット記録は使用されていなかった。本発明の構成で
は、この問題は解消され、従来使われている高照度の光
源を用いても、各種プラスチックフィルムへの高精細画
像の形成が可能となる。光源の例としては、例えば、高
圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、無電極UVラン
プなどが有るが、本発明ではこれらに限定されない。
【0124】《印刷物》本発明の印刷物について説明す
る。
【0125】本発明の印刷物は、請求項10、請求項1
1に記載のように、非吸収性録材料上に、本発明の画像
形成方法及び/または、本発明に記載の画像形成装置を
用いて、作製されることが特徴である。ここで、非吸収
性とは、インク組成物(単にインクともいう)を吸収し
ないと言う意味であり、本発明においては、下記に示す
ようなブリストウ法におけるインク転移量が、0.1m
l/mm2未満であり、実質的に0ml/mm2であるよ
うなものを非吸収性記録材料と定義する。
【0126】《ブリストウ法》本発明でいうブリストウ
法とは、短時間での紙及び板紙の液体吸収挙動を測定す
る方法であり、詳しくは、J.TAPPI紙パルプ試験
方法No.51−87紙又は板紙の液体吸収性試験方法
(ブリストウ法)に準じて測定し、接触時間40m秒に
おけるインク転移量(ml/m2)で表される。なお、
上記の測定方法では、測定に純水(イオン交換水)が使
用されているが、測定面積の判別を容易にするために、
本発明においては、2%未満の水溶性染料を含有させて
もよい。
【0127】具体的な測定方法の一例を、以下に説明す
る。インク転移量の測定法としては、記録媒体を25
℃、50%RHの雰囲気下で12時間以上放置した後、
例えば、熊谷理機工業株式会社製の液体動的吸収性試験
機であるBristow試験機II型(加圧式)を用いて
測定する。測定に用いる液体は、測定精度を高めるた
め、市販の水系インクジェットインク(例えば、マゼン
タインク)とし、規定の接触時間後に記録媒体上のマゼ
ンタ染色された部分の面積を測定することにより、イン
ク転移量を求めることができる。
【0128】(非吸収性記録材料)本発明に係る非吸収
性記録材料としては、通常の非コート紙、コート紙など
の他、いわゆる軟包装に用いられる各種非吸収性のプラ
スチックおよびそのフィルムを用いることができ、各種
プラスチックフィルムとしては、例えば、PETフィル
ム、OPSフィルム、OPPフィルム、ONyフィル
ム、PVCフィルム、PEフィルム、TACフィルムを
挙げることができる。その他のプラスチックとしては、
ポリカーボネート、アクリル樹脂、ABS、ポリアセタ
ール、PVA、ゴム類などが使用できる。また、金属類
や、ガラス類にも適用可能である。これらの記録材料の
中でも、特に熱でシュリンク可能な、PETフィルム、
OPSフィルム、OPPフィルム、ONyフィルム、P
VCフィルムへ画像を形成する場合に本発明の構成は、
有効となる。これらの基材は、インクの硬化収縮、硬化
反応時の発熱などにより、フィルムのカール、変形が生
じやすいばかりでなく、インク膜が基材の収縮に追従し
難い。
【0129】これら、各種プラスチックフィルムの表面
エネルギーは大きく異なり、記録材料によってインク着
弾後のドット径が変わってしまうことが、従来から問題
となっていた。本発明の構成では、表面エネルギーの低
いOPPフィルム、OPSフィルムや表面エネルギーの
比較的大きいPETまでを含む、表面エネルギーが0.
035J/m2〜0.06J/m2のような広範囲の記録
材料に良好な高精細な画像を形成できるが、本発明に記
載の効果がより好ましく得られるのは、0.040J/
2〜0.06J/m2の範囲の記録材料である。
【0130】本発明において、包装の費用や生産コスト
等の記録材料のコスト、プリントの作製効率、各種のサ
イズのプリントに対応できる等の点で、長尺(ウェブ)
な記録材料を使用する方が有利である。
【0131】
【発明の実施の形態】《記録装置》本発明の記録装置に
ついて説明する。
【0132】以下、本発明の記録装置について、図面を
適宜参照しながら説明する。尚、図面の記録装置はあく
までも本発明の記録装置の一態様であり、本発明の記録
装置はこの図面に限定されない。
【0133】図1は本発明の記録装置の要部の構成を示
す正面図である。記録装置1は、ヘッドキャリッジ2、
記録ヘッド3、照射手段4、プラテン部5等を備えて構
成される。この記録装置1は、記録材料Pの下にプラテ
ン部5が設置されている。プラテン部5は、紫外線を吸
収する機能を有しており、記録材料Pを通過してきた余
分な紫外線を吸収する。その結果、高精細な画像を非常
に安定に再現できる。
【0134】記録材料Pは、ガイド部材6に案内され、
搬送手段(図示せず)の作動により、図1における手前
から奥の方向に移動する。ヘッド走査手段(図示せず)
は、ヘッドキャリッジ2を図1におけるY方向に往復移
動させることにより、ヘッドキャリッジ2に保持された
記録ヘッド3の走査を行なう。
【0135】ヘッドキャリッジ2は記録材料Pの上側に
設置され、記録材料P上の画像印刷に用いる色の数に応
じて後述する記録ヘッド3を複数個、吐出口を下側に配
置して収納する。ヘッドキャリッジ2は、図1における
Y方向に往復自在な形態で記録装置1本体に対して設置
されており、ヘッド走査手段の駆動により、図1におけ
るY方向に往復移動する。
【0136】尚、図1ではヘッドキャリッジ2がホワイ
ト(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)、ライトイエロー(Ly)、ラ
イトマゼンタ(Lm)、ライトシアン(Lc)、ライト
ブラック(Lk)、ホワイト(W)の記録ヘッド3を収
納するものとして描図を行なっているが、実施の際には
ヘッドキャリッジ2に収納される記録ヘッド3の色数は
適宜決められるものである。
【0137】記録ヘッド3は、インク供給手段(図示せ
ず)により供給された活性光線硬化型インク(例えばU
V硬化インク)を、内部に複数個備えられた吐出手段
(図示せず)の作動により、吐出口から記録材料Pに向
けて吐出する。記録ヘッド3により吐出されるUVイン
クは色材、重合性モノマー、開始剤等を含んで組成され
ており、紫外線の照射を受けることで開始剤が触媒とし
て作用することに伴なうモノマーの架橋、重合反応によ
って硬化する性質を有する。
【0138】記録ヘッド3は記録材料Pの一端からヘッ
ド走査手段の駆動により、図1におけるY方向に記録材
料Pの他端まで移動するという走査の間に、記録材料P
における一定の領域(着弾可能領域)に対してUVイン
クをインク滴として吐出し、該着弾可能領域にインク滴
を着弾させる。
【0139】上記走査を適宜回数行ない、1領域の着弾
可能領域に向けてUVインクの吐出を行なった後、搬送
手段で記録材料Pを図1における手前から奥方向に適宜
移動させ、再びヘッド走査手段による走査を行ないなが
ら、記録ヘッド3により上記着弾可能領域に対し、図1
における奥方向に隣接した次の着弾可能領域に対してU
Vインクの吐出を行なう。
【0140】上述の操作を繰り返し、ヘッド走査手段及
び搬送手段と連動して記録ヘッド3からUVインクを吐
出することにより、記録材料P上にUVインク滴の集合
体からなる画像が形成される。
【0141】照射手段4は特定の波長領域の紫外線を安
定した露光エネルギーで発光する紫外線ランプ及び特定
の波長の紫外線を透過するフィルターを備えて構成され
る。ここで、紫外線ランプとしては、水銀ランプ、メタ
ルハライドランプ、エキシマーレーザー、紫外線レーザ
ー、冷陰極管、ブラックライト、LED(lighte
mitting diode)等が適用可能であり、帯
状のメタルハライドランプ管、冷陰極管、水銀ランプ管
もしくはブラックライトが好ましい。特に波長365n
mの紫外線を発光する冷陰極管及びブラックライトが滲
み防止、ドット径制御を効率よく行なえ、かつ、硬化の
際の皺も低減でき好ましい。ブラックライトを照射手段
4の放射線源に用いることで、UVインクを硬化するた
めの照射手段4を安価に作製することができる。
【0142】照射手段4は、記録ヘッド3がヘッド走査
手段の駆動による1回の走査によってUVインクを吐出
する着弾可能領域のうち、記録装置(UVインクジェッ
トプリンタ)1で設定できる最大のものとほぼ同じ形状
か、着弾可能領域よりも大きな形状を有する。
【0143】照射手段4はヘッドキャリッジ2の両脇
に、記録材料Pに対してほぼ平行に、固定して設置され
る。
【0144】前述したようにインク吐出部の照度を調整
する手段としては、記録ヘッド3全体を遮光することは
もちろんであるが、加えて照射手段4と記録材料Pの距
離h1より、記録ヘッド3のインク吐出部31と記録材
料Pとの距離h2を大きくしたり(h1<h2)、記録
ヘッド3と照射手段4との距離dを離したり(dを大き
く)することが有効である。又、記録ヘッド3と照射手
段4の間を蛇腹構造7にすると更に好ましい。
【0145】ここで、照射手段4で照射される紫外線の
波長は、照射手段4に備えられた紫外線ランプ又はフィ
ルターを交換することで適宜変更することができる。
【0146】記録材料としては、通常の非コート紙、コ
ート紙などの他、いわゆる軟包装に用いられる各種非吸
収性のプラスチック及びそのフィルムを用いることが出
来る。各種プラスチックフィルムとしては、例えばPE
T(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、OPS
(延伸ポリスチレン)フィルム、OPP(延伸ポリプロ
ピレン)フィルム、ONy(延伸ナイロン)フィルム、
PVC(ポリビニルクロライド)フィルム、PEフィル
ム、TACフィルムがある。その他のプラスチックとし
ては、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ABS、ポリ
アセタール、PVA、ゴム類などが使用出来る。又、金
属類や、ガラス類にも適用可能である。
【0147】これらの記録材料の中でも、特に熱でシュ
リンク可能な、PETフィルム、OPSフィルム、OP
Pフィルム、ONyフィルム、PVCフィルムへ画像を
形成する場合、本発明の効果は更に有効となる。これら
の基材は、インクの硬化収縮、硬化反応時の発熱などに
より、フィルムのカール、変形が生じやすいばかりでな
く、インク膜が基材の収縮に追従し難い。
【0148】本発明において、包装の費用や生産コスト
等の記録材料のコスト、プリントの作成効率、各種のサ
イズのプリントに対応できる等の点で、長尺(ウェブ)
な記録材料を使用する方が有利である。
【0149】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明するが、本
発明はこれらに限定されない。
【0150】実施例1 《インク組成物の調製》表1〜表4に、比較のインク組
成物、インク組成物1〜3を各々示す。本発明に係るエ
ポキシ変性ポリマーの組成、物性情報は表4に示す。ま
た、表1〜表4に記載の数値は、各々、インク組成物全
量における質量%を示す。
【0151】尚、インクの調製方法は当該業者公知の方
法により行った。
【0152】
【表1】
【0153】
【表2】
【0154】
【表3】
【0155】
【表4】
【0156】表1〜表4に記載の各化合物の詳細は、以
下の通りである。 K :濃ブラックインク C :濃シアンインク M :濃マゼンタインク Y :濃イエローインク Lk:淡ブラックインク Lc:淡シアンインク Lm:淡マゼンタインク Ly:淡イエローインク 色材1:C.I.pigment Black−7 色材2:C.I.pigment Blue−15:3 色材3:C.I.pigment Red−57:1 色材4:C.I.pigment Yellow−13 光重合性化合物:セロキサイド2021P:ダイセル化
学工業社製 オキセタン化合物:OXT−212:東亜合成化学社製 オキセタン化合物:OXT−221:東亜合成化学社製
【0157】
【化19】
【0158】《インクジェット画像形成方法》ピエゾ型
インクジェットノズルを備えた、図1に記載のようなイ
ンクジェット記録装置に、上記調製した各インク組成物
セットを装填し、表面エネルギーをもつ巾600mm、
長さ1000mの長尺の各記録材料へ下記の各画像記録
を連続して行った。インク供給系は、インクタンク、供
給パイプ、ヘッド直前の前室インクタンク、フィルター
付き配管、ピエゾヘッドからなり、前室タンクからヘッ
ド部分まで断熱して50℃の加温を行った。ピエゾヘッ
ドは、2pl〜15plのマルチサイズドットを720
dpi×720dpi(dpiとは、2.54cm当た
りのドット数を表す。)の解像度で吐出できるよう駆動
して、各インクを連続吐出した。着弾した後、0.2秒
後に、表記載の照射条件で硬化処理を行った。記録後、
トータルインク膜厚を測定したところ、2.3μm〜1
3μmの範囲であった。尚、評価は温度23℃、40%
RHに調整された場所で行った。
【0159】
【表5】
【0160】ここで、表5に記載の各記録材料の略称の
詳細は、以下の通りである。 OPP:oriented polypropylen
e PET:polyethylene terephth
alate ONy:oriented nylon PVC:polyvinylchloride また、表5に記載の照射光源の詳細は、以下の通りであ
る。
【0161】《インクジェット記録画像の評価》上記画
像形成方法で記録した各画像について、下記の各評価を
行った。なお、各評価は、連続吐出した画像記録の10
m後の試料、100m後の試料及び500m後の試料に
ついて行った。
【0162】《文字品質》YMCK各色目標濃度で6ポ
イントMS明朝体文字を印字し、文字のガサツキをルー
ペで拡大評価した。
【0163】 ◎:ガサツキなし ○:僅かにガサツキが見える △:ガサツキが見えるが、文字として判別でき、ギリギ
リ使えるレベル ×:ガサツキがひどく、文字がかすれていて使えないレ
ベル 《色混じり(にじみ)》隣り合う各色dotをルーペで
拡大し、滲み具合を目視評価した。
【0164】 ◎:隣り合うdot形状が真円を保ち、滲みがない ○:隣り合うdot形状はほぼ真円を保ち、ほとんど滲
みがない △:隣り合うdotが少し滲んでいてdot形状が少し
くずれているが、ギリギリ使えるレベル ×:隣り合うdotが滲んで混じりあっており、使えな
いレベル 《印刷物しわ、カールの評価》10m、100m及び5
00m印刷した直後に、各印刷物について、照射・硬化
によりしわやカールが発生していないかを目視観察し、
下記の評価基準に則り評価した。
【0165】 ◎:しわやカールの発生がない ○:しわやカールの発生がごくわずかみられるが、良好
である △:ややしわやカールの発生が認められるが、実用上許
容の範囲にある ×:印刷物に強いしわやカールが認められ、実用上問題
となる 以上により得られた各評価結果を、表6に示す。
【0166】
【表6】
【0167】表6より、本発明に係るインク組成物セッ
トを用いた画像記録方法は、あらゆる記録材料に対し
て、文字品質に優れ、色混じりの発生もなく、高精細な
画像を記録することができ、且つ、印刷物のしわやカー
ルの発生が無いことが明らかである。
【0168】実施例2 《インク組成物の調製》表7〜表10に記載の構成から
なるインク組成物セットを調製した。
【0169】
【表7】
【0170】
【表8】
【0171】
【表9】
【0172】
【表10】
【0173】表7〜表10に記載の各化合物の詳細は、
以下の通りである。 色材1:C.I.pigment Black−7 色材2:C.I.pigment Blue−15:3 色材3:C.I.pigment Red−57:1 色材4:C.I.pigment Yellow−13 色材5:酸化チタン(アナターゼ型 平均粒径0.20
μm) セロキサイド2021P:ダイセル化学工業社製 セロキサイド2081:ダイセル化学工業社製 OXT−212:東亜合成化学社製 OXT−221:東亜合成化学社製 SP152:旭電化化学工業製
【0174】
【化20】
【0175】《インクジェット画像形成方法》ピエゾ型
インクジェットノズルを備えたインクジェット記録装置
に、上記調製した各インク組成物セットを装填し、表1
1に記載の表面エネルギーをもつ巾600mm、長さ1
000mの長尺の各記録材料へ下記の各画像記録を連続
して行った。インク供給系は、インクタンク、供給パイ
プ、ヘッド直前の前室インクタンク、フィルター付き配
管、ピエゾヘッドからなり、前室タンクからヘッド部分
まで断熱して70℃の加温を行った。ピエゾヘッドは、
2〜15plのマルチサイズドットを720×720d
piの解像度で吐出できるよう駆動して、各インクを連
続吐出した。着弾した後、0.15秒後に、表に記載の
照射条件により硬化処理を行った。記録後、トータルイ
ンク膜厚を測定したところ、実施例1に比較して、白イ
ンクを用いたため厚くなり、2.3μm〜19.6μm
の範囲であった。
【0176】
【表11】
【0177】なお、表11に記載の実施例1に記載した
以外の記録材料の略称は、以下の通りである。
【0178】OPS:oriented polyst
yrene また、表11に記載の照射光源の詳細は、以下の通りで
ある。
【0179】《インクジェット記録画像の評価》上記画
像形成方法で記録した各画像について、連続吐出した画
像記録の10m後の試料、100m後の試料及び500
m後の試料について、実施例1に記載の方法に準じて、
文字品質、色混じり及び印刷物しわ、カールの評価を行
い、得られた結果を表12に示す。
【0180】
【表12】
【0181】表12より、実施例1の結果と同様に、本
発明に係るインク組成物セットを用いた画像記録方法
は、あらゆる記録材料に対して、文字品質に優れ、色混
じりの発生もなく、高精細な画像を記録することがで
き、かつ印刷物のしわやカールの発生が少ないことが明
らかである。
【0182】
【発明の効果】本発明により、あらゆる記録材料に対
し、文字品質に優れ、色混じりの発生がなく、高精細な
画像を記録することができ、かつ印刷物のしわやカール
の発生が無いインクジェット記録方法による画像形成方
法、印刷物及び記録装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の要部の構成を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 記録装置 2 ヘッドキャリッジ 3 記録ヘッド 4 照射手段 5 プラテン部 6 ガイド部材 7 蛇腹構造 P 記録材料

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択的にインク滴を吐出制御可能な少な
    くとも1つのノズルを有する記録ヘッドで、光硬化性を
    有するインクを記録材料上に吐出する画像形成方法にお
    いて、 該インクが、少なくとも1種のエポキシ変性ポリマーを
    含有し、且つ、光酸発生剤を含有することを特徴とする
    画像形成方法。
  2. 【請求項2】 インク中のエポキシ変性ポリマーの含有
    量が1質量%〜90質量%であることを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 エポキシ変性ポリマーのエポキシ当量が
    500g/eq〜100g/eqであることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 エポキシ変性ポリマーが、エポキシ化ポ
    リブタジエンであることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1色のインクが、オキセタン
    化合物を含有することを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 インクが着弾した後、0.001秒〜
    2.0秒の間に光照射することを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 インクが着弾し、光照射して硬化した後
    の総インク膜厚が2μm〜20μmであることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成方
    法。
  8. 【請求項8】 記録ヘッドの少なくとも1つのノズルよ
    り吐出するインク液滴量が、一回の吐出あたり2pl〜
    15plであることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも1色のインクが、白インクで
    あることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記
    載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    画像形成方法を用いるに当たり、非吸収性記録材料を用
    いて作製したことを特徴とする印刷物。
  11. 【請求項11】 非吸収性記録材料の表面エネルギー
    が、0.035J/m 2〜0.06J/m2であることを
    特徴とする請求項10に記載の印刷物。
  12. 【請求項12】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    画像形成方法を用いる記録装置において、光硬化に有効
    な波長域でのピーク照度が、0.1mW/cm2〜50
    mW/cm2であることを特徴とする記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項10または11に記載の印刷物
    の作製に用いる記録装置において、光硬化に有効な波長
    域でのピーク照度が、0.1mW/cm2〜50mW/
    cm2であることを特徴とする記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    画像形成方法で用いる記録装置において、光硬化に有効
    な波長域でのピーク照度が、0.1mW/cm2〜30
    00mW/cm2であることを特徴とする記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項10または11に記載の印刷物
    の作製に用いる記録装置において、光硬化に有効な波長
    域でのピーク照度が、0.1mW/cm2〜3000m
    W/cm2であることを特徴とする記録装置。
  16. 【請求項16】 記録ヘッド及びインクを、35℃〜1
    00℃に加熱しながらインクを吐出することを特徴とす
    る請求項12〜15のいずれか1項に記載の記録装置。
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