JPWO2006004060A1 - 熱電変換モジュール - Google Patents

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Abstract

部品点数を少なくし、かつ、組み立てが容易であり、組み立てに要する時間と労力の軽減等を通じて、低コスト化を可能とする熱電変換モジュールを提供する。熱電変換モジュール10は、内周面と外周面との温度差で発電する円板形状の第1の熱電素子22および第2の熱電素子26が交互に積層された管状の素子体21と、この素子体21に内接する電気的絶縁性のSUS管42と、素子体21に外接する電気的絶縁性のSUS管43と、からなる支持体41と、を備え、第1の熱電素子22の内周面22Bには、第2の熱電素子26の内周面26Bに接続する爪部24a〜24dが設けられ、第2の熱電素子26の外周面26Aには、第1の熱電素子22の外周面22Aに接続する爪部28a〜28dが設けられる。

Description

本発明は、熱電変換モジュールに関し、複数個の熱電素子からなる熱電変換モジュールに関する。
熱電変換とは、セーベック効果やペルチェ効果を利用して、熱エネルギと電気エネルギとを相互に変換することをいう。熱電変換を利用すれば、ゼーベック効果を用いて熱流から電力を取り出したり、ペルチェ効果を用いて材料に電流を流すことで、吸熱現象や発熱現象を起こしたりすることが可能である。また、熱電変換は、直接変換であるためエネルギ変換の際に余分な廃棄物を排出しないこと、排熱の有効利用が可能であること、モータやタービンのような可動部がないためメンテナンスフリーであること等の特徴を有しており、エネルギの高効率利用技術として注目されている。
熱電変換には通常、熱電素子と呼ばれる金属や半導体の素子が用いられている。図8に示すように、従来、この熱電素子には、p型熱電素子102とn型熱電素子103の2種類が使用されている。そして、この2種類の熱電素子、p型熱電素子102とn型熱電素子103を電極101によって電気的に接続した状態で一方を加熱し他方を冷却すると、この温度差により電圧が発生する。図8で説明すれば、p型熱電素子102とn型熱電素子103が接続されてπ型となっているπ型素子104の下部105を加熱し上部106を冷却すると、下部105から吸収された熱エネルギが電気エネルギに変換されて、AからB方向に電流が流れる。
しかし、1つのπ型素子の熱電交換では、出力が不十分であるため、実用的な電力を得ることはできない。従って、実用的な電力を熱電変換によって得るためには、π型素子を複数個集積させて熱電変換を行うことが好ましい。このように、実用的な電力を得るために、複数個の熱電素子を集積させて熱電変換を行うものを熱電変換モジュール(以下、「モジュール」と略す。)という。
図9は、従来からのモジュールの使用例を示す斜視図である。従来品のモジュール111は、内部に上記のp型熱電素子(図示せず)とn型熱電素子(図示せず)を直線的に多数配置し、電気的絶縁性の固定用部材115で固定するという平板型構造をしていた。また、従来のモジュールは熱源となる流体の経路とは別の要素であると考えられていたため、図9に示すように、モジュール111は、円筒形流体経路112の外側に形成された平面113に取り付けられていた。
そして、モジュール111の熱電変換により電気的出力を得るためには、円筒形流体経路112の内部に高温(あるいは低温)の流体114を流して、モジュール111の内部(平面113)と接触する面(内面)とその反対側の面(外面)との間に温度差を発生させる必要があった。ここで、可能な限り大きな出力を得ることを目的としてモジュール111の内面と外面との温度差を少しでも増大させるためには、モジュール111の内面の温度を円筒形流体経路112の内部に流れる流体114の温度に極力近づけることが必要であった。従って、流体114の熱をモジュール111の内面に可能な限り伝導させるため、モジュール111に固定用部材115を被せてねじ116で強固に固定していた。
このように、従来の平板型構造のモジュールは、固定用部材やねじを使用して流体経路に取り付ける必要があり、その結果として、従来の平板型構造のモジュールを使用した発電システムは複雑な構造となっていた。
その後、以上のような平板型構造のモジュールよりは簡単な構造となった管状型のモジュールが開発された(特許文献1参照。)。
特許2775410号公報
しかしながら、図10に示すように、開発された管状型のモジュール121は、同一軸心からなる内管122と外管123からなる二重円筒の間に交互にp型熱電素子124a、n型熱電素子124bを回転対称形に配列し、さらには、p型熱電素子124aとn型熱電素子124bを電極125によって交互に接続する構造となっていた。このように、従来のp型熱電素子とn型熱電素子を使用して完成したモジュールは、組み立てが煩雑であり、かつ、モジュールを構成する部品点数が多いため、組み立てに多大な時間と労力を要した。従って、結局はコスト高の製品となってしまい、十分に実用的とは言い難いものであった。
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は部品点数を少なくし、かつ、組み立てが容易であり、組み立てに要する時間と労力の軽減等を通じて、低コスト化を可能とする熱電変換モジュールを提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 内周面と外周面との温度差で発電する円板形状の第1の熱電素子および第2の熱電素子が交互に積層された管状の素子体と、当該素子体に内接する電気的絶縁性の内管と、前記素子体に外接する電気的絶縁性の外管と、からなる支持体と、を備え、前記第1の熱電素子の内周面には、前記第2の熱電素子の内周面に接続する爪部が設けられ、前記第2の熱電素子の外周面には、前記第1の熱電素子の外周面に接続する爪部が設けられることを特徴とする熱電変換モジュール。
(1)の発明によれば、第1の熱電素子および第2の熱電素子が交互に積層された管状の素子体と、この素子体に内接する電気的絶縁性の内管と、素子体に外接する電気的絶縁性の外管と、からなる支持体を備える。従って、(1)の発明に係る熱電変換モジュールは、第1の熱電素子および第2の熱電素子を交互に積層して素子体を形成し、この素子体を内管と、外管と、で支持しているだけの単純な構造となっているため、従来の熱電変換モジュールと比較して、容易に組み立てることができる。
また、(1)の発明によれば、第1の熱電素子の内周面に設けられた爪部が、第2の熱電素子の内周面に接続し、第2の熱電素子の外周面に設けられた爪部が、第1の熱電素子の外周面に接続する。従って、(1)の発明に係る熱電変換モジュールは、従来の熱電変換モジュールのように各熱電素子を電気的に接続するための電極を必要としないため、部品点数が少なくて済む。
以上より、(1)の発明によれば、従来の熱電変換モジュールと比較して、部品点数を少なくし、かつ、組み立てが容易であるため、組み立てに要する時間と労力の軽減等を通じて、低コスト化を図ることができる。
なお、上記素子体としては、中心孔が開いた円板形状の第1の熱電素子と、ほぼ同じ形状の中心孔が開いた円板形状の第2の熱電素子と、を所定の間隔をあけて交互に積層して形成される、ほぼ筒形状を呈する素子体において、前記第1の熱電素子は、中心孔の周近傍に該円板面から突出する第1の爪部を少なくとも1つ含み、該円板形状の外周近傍に第1の切欠部を少なくとも1つ含み、前記第2の熱電素子は、該円板形状の外周近傍に該円板面から突出する第2の爪部を少なくとも1つ含み、中心孔の周近傍に第2の切欠部を少なくとも1つ含み、前記第1の爪部は、前記第2の切欠部と係合し、前記第2の爪部は、前記第1の切欠部と係合し、前記所定の間隔を保持するが、該素子体の中心孔に、外周面が絶縁処理された管が係合し、該素子体の外周面に、内周面が絶縁処理された管が係合するような構成としてもよい。
(2) 前記第1の熱電素子の外周面には、前記第2の熱電素子の爪部が接続される受け部が設けられ、前記第2の熱電素子の内周面には、前記第1の熱電素子の爪部が接続される受け部が設けられることを特徴とする(1)に記載の熱電変換モジュール。
(2)の発明によれば、第1の熱電素子の外周面に設けられた受け部が、第2の熱電素子の爪部に接続され、第2の熱電素子の内周面に設けられた受け部が、第1の熱電素子の爪部に接続される。従って、(2)の発明に係る熱電変換モジュールには、従来の熱電変換モジュールのように各熱電素子を電気的に接続するための電極を必要としないため、部品点数が少なくて済む。
(3) 前記爪部は、前記受け部と係合していることを特徴とする(2)に記載の熱電変換モジュール。
(3)の発明によれば、爪部と受け部が係合することによって、第1の熱電素子と、第2の熱電素子と、が接続している。従って、(3)の発明に係る熱電変換モジュールには、従来の熱電変換モジュールのように各熱電素子を電気的に接続するための電極を必要としないため、部品点数が少なくて済む。
(4) 前記爪部は、前記受け部に溶接されることを特徴とする(2)に記載の熱電変換モジュール。
(4)の発明によれば、爪部が受け部に溶接されることによって、第1の熱電素子と、第2の熱電素子と、が接続している。従って、(4)の発明に係る熱電変換モジュールには、従来の熱電変換モジュールのように各熱電素子を電気的に接続するための電極を必要としないため、部品点数が少なくて済む。
(5) 前記第1の熱電素子はケイ素−アルミニウム−マンガン−ニッケル合金で形成され、前記第2の熱電素子はクロム−ニッケル合金、クロム−鉄−ニッケル合金の群から選ばれるニッケル合金で形成されることを特徴とする(1)から(4)のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
(6) 前記第2の熱電素子はケイ素−アルミニウム−マンガン−ニッケル合金で形成され、前記第1の熱電素子はクロム−ニッケル合金、クロム−鉄−ニッケル合金の群から選ばれるニッケル合金で形成されることを特徴とする(1)から(4)のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
従来、熱電変換効率の高い重金属のビスマス−テルル合金(以下、「BiTe合金」という。)が熱電素子で使用される材料の主流であったが、BiTe合金を材料とする熱電素子は、重金属かつ希少金属であるBiやTeを使用するため、環境面での問題があるばかりでなく、半導体を材料とした熱電素子よりも製造コストが高いという問題があった。また、製造面においてもBiTe合金は、結晶成長の過程で結合の弱い部位が生じるため、割れやすく、機械的強度に難点があり、加工性に乏しかった。さらには、熱電変換モジュールの利用場所として産業廃棄物の焼却炉等のように高温下で使用されることが多くなっているが、BiTe合金は高温時での安定性に欠けるため、BiTe合金を材料とした熱電素子を高温下で使用することはできなかった。
(5)または(6)の発明によれば、第1の熱電素子をケイ素−アルミニウム−マンガン−ニッケル合金で形成した場合は、第2の熱電素子をクロム−ニッケル合金またはクロム−鉄−ニッケル合金の群から選ばれるニッケル合金で形成し、逆に、第1の熱電素子をクロム−ニッケル合金またはクロム−鉄−ニッケル合金の群から選ばれるニッケル合金で形成した場合は、第2の熱電素子をケイ素−アルミニウム−マンガン−ニッケル合金で形成している。ここで、ニッケル合金はBiTe合金よりも安価であり、また、ニッケル合金で形成された熱電素子は、BiTe合金の熱電素子と比較して、遜色ない熱電変換性能を有する。従って、(5)または(6)の発明によれば、BiTe合金を材料とする熱電素子を使用した従来の熱電変換モジュールと比較して、熱電変換性能を低減せずに熱電変換モジュールの製造単価をできる。さらには、ニッケル合金は、BiTe合金よりも機械的強度および高温時での安定性に優れているため、BiTe合金を材料とする熱電素子を使用した熱電変換モジュールよりも加工性に優れ、高温下での使用にも安定な熱電変換モジュールを提供できる。
本発明によれば、第1の熱電素子および第2の熱電素子が交互に積層された管状の素子体と、この素子体に内接する電気的絶縁性の内管と、素子体に外接する電気的絶縁性の外管と、からなる支持体を備える。従って、本発明に係る熱電変換モジュールは、第1の熱電素子および第2の熱電素子を交互に積層して素子体を形成し、この素子体を内管と、外管と、で支持しているだけの単純な構造となっているため、従来の熱電変換モジュールと比較して、容易に組み立てることができる。
また、第1の熱電素子の内周面に設けられた爪部が第2の熱電素子の内周面に接続し、第2の熱電素子の外周面に設けられた爪部が第1の熱電素子の外周面に接続する。従って、本発明に係る熱電変換モジュールは、従来の熱電変換モジュールのように各熱電素子を電気的に接続するための電極を必要としないため、部品点数が少なくて済む。
以上より、本発明によれば、従来の熱電変換モジュールと比較して、部品点数を少なくし、かつ、組み立てが容易であるため、組み立てに要する時間と労力の軽減等を通じて、低コスト化を図ることができる。
熱電変換モジュールを示した斜視図である。 図1における熱電変換モジュールの長手方向のA−B線断面図である。 熱電変換モジュールを構成する第1の熱電素子の斜視図である。 熱電変換モジュールを構成する第1の熱電素子の側面図である。 熱電変換モジュールを構成する第2の熱電素子の斜視図である。 熱電変換モジュールを構成する第2の熱電素子の側面図である。 熱電変換モジュールを構成する第1の熱電素子と第2の熱電素子の断面図である。 第1の熱電素子が第2の熱電素子と連結して形成されたリング状π型素子の断面図である。 2つのリング状π型素子同士が連結する前の断面図である。 連結された後の2つのリング状π型素子の断面図である。 熱電変換モジュールを構成する第1のニッケル合金板の正面図である。 第2のニッケル合金板の正面図である。 熱電変換モジュールを構成する素子体の断面図である。 従来の熱電変換モジュールの一例を示す原理図である。 従来の熱電変換モジュールの使用例を示す斜視図である。 従来の熱電変換モジュールの一例を示す横断面図である。
符号の説明
10 熱電変換モジュール
21 素子体
22 第1の熱電素子
22A 外周面
22B 内周面
24a,24b,24c,24d 爪部
25a,25b,25c,25d 切欠部
26 第2の熱電素子
26A 外周面
26B 内周面
28a,28b,28c,28d 爪部
29a,29b,29c,29d 切欠部
41 支持体
42,43 SUS管
発明を実施するための形態
以下に本発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。
図1,2は、本発明の基本構成図であり、図1は熱電変換モジュール10の斜視図、図2は、図1における熱電変換モジュール10の長手方向のA−B線断面図である。なお、図1は符号を一部省略している。これらの図に示されるように、熱電変換モジュール10は、その端から、中心孔が開いた円板形状の第1の熱電素子22と、第1の熱電素子22とほぼ同じ形状の中心孔が開いた円板形状の第2の熱電素子26(図1及び図2では、左端が第2の熱電素子26となっている)と、が所定の間隔をあけて交互に積層して形成された管状(ほぼ筒形状)の素子体21を備えている。
ここで、図3A、図3B、図4Aおよび図4Bを用いて、第1の熱電素子22および第2の熱電素子26について説明する。図3Aは熱電変換モジュール10に組み立てられる前の第1の熱電素子22の斜視図であり、図3Bは第1の熱電素子22の側面図である。また、図4Aは熱電変換モジュール10に組み立てられる前の第2の熱電素子26の斜視図であり、図4Bは第2の熱電素子26の側面図である。
図3Aおよび図3Bに示すように、第1の熱電素子22の内周面22Bには、内周面22Bから第1の熱電素子本体23の長手方向に対して垂直方向に伸びる上下左右二対の爪部24a,24b,24c,24dが設けられており、外周面22Aには、上下左右二対の切欠部25a,25b,25c,25dが設けられている。この第1の熱電素子22のサイズは、外径10mm〜100mm、内径5mm〜90mm、厚さ0.05mm〜2mmであってもよく、外径約20mm、内径約10mm、厚さ約0.1mmのサイズが好ましい。
このように、第1の熱電素子22は、内周面22Bから突出する爪部24a,24b,24c,24dのような第1の爪部を少なくとも1つ含み、外周面22Aには切欠部25a,25b,25c,25dのような第1の切欠部を少なくとも1つ含むようにすればよい。
一方、図4Aおよび図4Bに示すように、第2の熱電素子26の外周面26Aには、外周面26Aから第2の熱電素子本体27の長手方向に対して垂直方向に伸びる上下左右二対の爪部28a,28b,28c,28dが設けられており、内周面26Bには、上下左右二対の切欠部29a,29b,29c,29dが設けられている。この第2の熱電素子26のサイズは、10mm〜100mm、内径5mm〜90mm、厚さ0.05mm〜2mmであってもよく、外径約20mm、内径約10mm、厚さ約0.1mmのサイズが好ましい。
このように、第2の熱電素子は、外周面26Aから突出する爪部28a,28b,28c,28dのような第2の爪部を少なくとも1つ含み、内周面26Bには切欠部29a,29b,29c,29dのような第2の切欠部を少なくとも1つ含むようにすればよい。
なお、本実施形態の「切欠部」は本発明の「受け部」の一例に相当する。
ここで、第1の熱電素子22はケイ素−アルミニウム−マンガン−ニッケル合金で形成されており、この合金中のケイ素成分比は0.5〜2質量%、アルミニウム成分比は1〜5質量%、マンガン成分比は1〜3質量%、ニッケル成分比は90〜97.5質量%であるが、ケイ素成分比が1質量%、アルミニウム成分比が3質量%、マンガン成分比が2質量%、ニッケル成分比が94質量%のときが好ましい。
一方、第2の熱電素子26はクロム−ニッケル合金、クロム−鉄−ニッケル合金の群から選ばれるニッケル合金で形成されている。第2の熱電素子26がクロム−ニッケル合金である場合は、この合金中のクロム成分比は5〜25質量%、ニッケル成分比は75〜95質量%であってもよく、クロム成分比が約10質量%、ニッケル成分比が約90質量%のときが好ましい。また、第2の熱電素子26がクロム−鉄−ニッケル合金である場合は、この合金中のクロム成分比は5〜10質量%、鉄成分比は20〜30質量%、ニッケル成分比は60〜75質量%であってもよく、クロム成分比が約10質量%、鉄成分比が約25質量%、ニッケル成分比が約65質量%のときが好ましい。
このように、熱電変換モジュール10は、熱電素子の材料としてニッケル合金を使用しているので、BiTe合金を材料とする熱電素子を使用した従来の熱電変換モジュールと比較して、熱電変換性能を低減せずに熱電変換モジュールの製造単価を低減することができる。さらには、ニッケル合金はBiTe合金よりも機械的強度および高温時での安定性に優れているため、熱電変換モジュール10は、BiTe合金を材料とする熱電素子を使用した熱電変換モジュールよりも加工性に優れ、高温下での使用にも安定している。
また、前述したように、第1の熱電素子22と、第2の熱電素子26と、が交互に積層して管状の素子体21が形成される。ここで、「第1の熱電素子22と、第2の熱電素子26と、が交互に積層」された状態について、図5を用いて説明する。ここで、図5Aは、第1の熱電素子22の爪部24a〜24dが第2の熱電素子26の内周面26Bの切欠部29a〜29dと係合する前の断面図であり、図5Bは、第1の熱電素子22の爪部24a〜24dが第2の熱電素子26の内周面26Bの切欠部29a〜29dと係合して形成されたリング状π型素子61の断面図であり、図5Cは、2つのリング状π型素子61同士が連結する前の断面図であり、図5Dは、連結された後の2つのリング状π型素子61の断面図である。なお、図5Cおよび図5Dの符号は一部省略している。
図5Aおよび図5Bに示すように、第1の熱電素子22の内周面22Bに設けられている爪部24a,24b,24c,24dと第2の熱電素子26の内周面26Bの切欠部29a,29b,29c,29dとがそれぞれ係合して、更に溶接される。すなわち、第1の熱電素子22の内周面22Bに設けられた爪部24a〜24dが、第2の熱電素子26の内周面26Bに接続する。また、図5Cおよび図5Dに示すように、第2の熱電素子26の外周面26Aに設けられている爪部28a,28b,28c,28dと第1の熱電素子22の外周面22Aの切欠部25a,25b,25c,25dとがそれぞれ係合する。すなわち、第2の熱電素子26の外周面26Aに設けられた爪部28a〜28dが、第1の熱電素子22の外周面22Aに接続する。以上のように、第1の爪部は、第2の切欠部と係合し、第2の爪部は、第1の切欠部と係合する。
このように、第1の熱電素子22の内周面22Bに設けられた爪部24a〜24dは第2の熱電素子26の内周面26Bの切欠部29a〜29dのそれぞれと係合し、第2の熱電素子26の外周面26Aに設けられた爪部28a〜28dは第1の熱電素子22の外周面22Aの切欠部25a〜25dのそれぞれと係合する。従って、熱電変換モジュール10は、従来の熱電変換モジュールのように各熱電素子を電気的に接続するための電極を必要としないため、部品点数が少なくて済む。
図1および図2に戻って、熱電変換モジュール10の説明を続ける。素子体21の両端にある第1の熱電素子22および第2の熱電素子26は、外部の接続線としてリード線30と接続している。リード線30は、第1の熱電素子22および第2の熱電素子26よりも電気抵抗が低い、金、銀等の金属であることが好ましい。
また、素子体21は、電気的に外周面42Aが絶縁処理されたSUS管42と、内周面43Bが電気的に絶縁処理されたSUS管43と、からなる同一軸心の支持体41で支持されている。つまり、SUS管42は素子体21に内接しており、SUS管43は素子体21に外接している。換言すれば、素子体の中心孔に、外周面が絶縁処理された外管を嵌合し、素子体の外周面に、内周面が絶縁処理された内管を嵌合させている。
このように、熱電変換モジュール10は、第1の熱電素子22および第2の熱電素子26が交互に積層された素子体21と、この素子体21に内接するSUS管42と、素子体21に外接するSUS管43と、からなる支持体41と、を備えている。従って、熱電変換モジュール10は、第1の熱電素子22および第2の熱電素子26を交互に積層して素子体21を形成し、この素子体21をSUS管42と、SUS管43と、で支持しているだけの単純な構造となっているため、従来の熱電変換モジュールと比較して、容易に組み立てることができる。
また、本発明においては、素子体21を支持でき、熱伝導性に優れているものであれば、他の材料の管であってもよい。
さらに、本実施形態において、「SUS管42」とは本発明における「内管」の一例に相当し、「SUS管43」とは本発明における「外管」の一例に相当する。
以上の構成を採用する素子体21をSUS管43側からまたはSUS管42側から加熱または冷却すると、第1の熱電素子22の内周面22Bと外周面22Aとの温度差および第2の熱電素子26の内周面26Bと外周面26Aとの温度差によって、起電力が生じる。この発生した起電力は電極であるリード線30から外部の負荷に供給される。
<第1の熱電素子および第2の熱電素子の作成>
第1の熱電素子および第2の熱電素子の作成について、図3A、図4A、図6Aおよび図6Bを用いて説明する。図6Aは、ケイ素−アルミニウム−マンガン−ニッケル合金の板箔を打ち抜いて作成した第1のニッケル合金板51を示す正面図であり、図6Bは、クロム−ニッケル合金の板箔を打ち抜いて作成した第2のニッケル合金板54を示す正面図である。なお、ケイ素−アルミニウム−マンガン−ニッケル合金の各金属の成分比は、ケイ素が1質量%、アルミニウムが3質量%、マンガンが2質量%、ニッケルが94質量%であり、クロム−ニッケル合金の各金属の成分比は、クロムが10質量%、ニッケルが90質量%である。
まず、厚さ0.1mmのケイ素−アルミニウム−マンガン−ニッケル合金の板箔と厚さ0.1mmのクロム−ニッケル合金の板箔を円板形状に各千枚打ち抜いて、第1のニッケル合金板51と第2のニッケル合金板54を作成した。図6Aに示すように、第1のニッケル合金板51の内周面51Bには上下左右二対の突片52a,52b,52c,52dが設けられ、外周面51Aには上下左右二対の切欠部53a,53b,53c,53dが設けられる。また、図6Bに示すように、第2のニッケル合金板54の外周面54Aには上下左右二対の突片55a,55b,55c,55dが設けられ、内周面54Bには上下左右二対の切欠部56a,56b,56c,56dが設けられる。そして、打ち抜いた第1のニッケル合金板51の内周面51Bにある4つの突片52a〜52dを第1のニッケル合金板51の長手方向に対して垂直に折り曲げて、爪部24a〜24dを内周面22Bに備え、外周面22Aに切欠部25a〜25dを備えた第1の熱電素子22を作成した(図3A参照)。また、同様に、打ち抜いた第2のニッケル合金板54の外周面54Aにある4つの突片55a〜55dを第2のニッケル合金板54の長手方向に対して垂直に折り曲げて、爪部28a〜28dを外周面26Aに備え、内周面26Bに切欠部29a〜29dを備える第2の熱電素子26を作成した(図4A参照)。なお、第1のニッケル合金板51、第2のニッケル合金板54とも外径20mm、内径10mm、厚さ0.1mmである。
<熱電変換モジュールの作成>
熱電変換モジュールの作成について、図2、図5A〜図5Dおよび図7を用いて説明する。図7は、999対のリング状π型素子61が連結された素子体21の断面図である。なお、図7の符号は一部省略している。
図5Aおよび図5Bに示すように、第1の熱電素子22の内周面22Bにある爪部24a〜24dと第2の熱電素子26の内周面26Bにある切欠部29a〜29dとを係合させた後に溶接することによって、図5Bに示すリング状π型素子61を作成した。さらに、図5Cおよび図5Dに示すように、リング状π型素子61を構成する第1の熱電素子22の外周面22Aにある切欠部25a〜25dと他のリング状π型素子61を構成する第2の熱電素子の外周面26Aにある爪部28a〜28dとを次々に係合させて、999対のリング状π型素子61で形成される素子体21を作成した。この素子体21を外径10mm、内径8mm、長さ300mmのSUS管42に挿通した(図7参照)。次に、素子体21の一端にある第1の熱電素子22の切欠部25a〜25dとリード線30と電気的に接続している第2の熱電素子26の爪部28a〜28dとを係合させた。また、リード線30と電気的に接続している第1の熱電素子22の切欠部25a〜25dと素子体21の一端にある第2の熱電素子26の爪部28a〜28dとを係合させた。さらに、外径22mm、内径20mm、長さ300mmのSUS管43にて素子体21を支持し、1000対のリング状π型素子61を有する熱電変換モジュール10を得た(図2参照)。
<発電特性評価>
1000対のリング状π型素子61を有する熱電変換モジュール10を均熱部250mmの小型管状炉にセットし、450℃に加熱した。内管であるSUS管42には水を流し冷却を行った。外管であるSUS管43と内管であるSUS管42との温度差が400℃の時、開放電圧14V、最大出力46Wが得られた。
[その他の実施形態]
なお、本実施形態においては、第1の熱電素子22および第2の熱電素子26の形状は中心に孔の開いた円板形状であったが、本発明においては、熱電素子の形状は内管であるSUS管42を挿通(嵌合)させる孔が開いていればどのようなものでもよく、例えば、矩形等にすることもできる。
また、本実施形態においては、第1の熱電素子22の外周面22Aには切欠部25a〜25dが設けられ、第2の熱電素子26の内周面26Bには切欠部29a〜29dが設けられているが、本発明において、これら切欠部は、爪部と係合する受け部の機能、または、爪部が溶接される受け部の機能を備えるものであれば、どのような形状であってもよい。
また、本実施形態においては、円板形状の熱電素子の材料としてニッケル合金を採用したが、本発明においてはこれに限らず、内周面と外周面との温度差で発電することができ、BiTe合金よりも、原料コストを低く抑えることが可能で、加工しやすく、高温時安定性を有しており、環境に優しい材料であれば、本発明に係る円板形状の熱電素子の材料にすることができる。
また、本実施形態においては、第1の熱電素子22の内周面22Bには、内周面22Bから第1の熱電素子本体23の長手方向に対して垂直方向に伸びる上下左右二対の爪部24a,24b,24c,24dが設けられ、外周面22Aには、上下左右二対の切欠部25a,25b,25c,25dが設けられているが、本発明はこれに限らない。つまり、第1の熱電素子22の内周面22Bには、第2の熱電素子26の内周面26Bに係合する爪部が少なくとも1つ設けられ、また、第1の熱電素子22の外周面22Aには、第2の熱電素子26の外周面26Aの爪部に係合する受け部が少なくとも1つ設けられていればよい。
さらにまた、本実施形態においては、第2の熱電素子26の外周面26Aには、外周面26Aから第2の熱電素子本体27の長手方向に対して垂直方向に伸びる上下左右二対の爪部28a,28b,28c,28dが設けられ、内周面26Bには、上下左右二対の切欠部29a,29b,29c,29dが設けられているが、本発明はこれに限らない。つまり、第2の熱電素子26の外周面26Aには、第1の熱電素子22の外周面22Aに接続する爪部が少なくとも1つ設けられ、また、第2の熱電素子26の内周面26Bには、第1の熱電素子22の内周面22Bの爪部に接続する受け部が少なくとも1つ設けられていればよい。
また、本実施形態においては、第1の熱電素子22はケイ素−アルミニウム−マンガン−ニッケル合金で形成されており、第2の熱電素子26はクロム−ニッケル合金、クロム−鉄−ニッケル合金の群から選ばれるニッケル合金で形成されているが、第2の熱電素子26がケイ素−アルミニウム−マンガン−ニッケル合金で形成されており、第1の熱電素子22はクロム−ニッケル合金、クロム−鉄−ニッケル合金の群から選ばれるニッケル合金で形成されていてもよい。
また、本実施形態においては、第1の熱電素子22の爪部24a,24b,24c,24dと、第2の熱電素子26の切欠部29a,29b,29c,29dとがそれぞれ係合して更に溶接されており、また、第2の熱電素子26の爪部28a,28b,28c,28dはそれぞれ、第1の熱電素子22の切欠部25a,25b,25c,25dと係合しているが、本発明はこれに限らず、少なくとも1つの爪部が少なくとも1つの切欠部に係合して更に溶接されていればよく、また、少なくとも一つの爪部が少なくとも一つの切欠部と係合していればよい。
また、本発明において、熱電変換モジュールに含まれるリング状π型素子(又は、中心孔が開いた円板形状の第1の熱電素子と、ほぼ同じ形状の中心孔が開いた円板形状の第2の熱電素子との対)の数は、所望の電圧、内周面及び外周面の間の温度差等を考慮して適宜決定することができる。例えば、より高電圧が好まれる場合は、その数を増やし(即ち熱電変換モジュールの長さを長くして)、また、長さ方向に好ましい温度差を保持できない場合は、その数を減らして熱電変換モジュールを短くすることができる。これらの種々の要因を考慮すれば、現実的には、リング状π型素子の数は、500から2000個が好ましいと考えられる。

Claims (7)

  1. 内周面と外周面との温度差で発電する円板形状の第1の熱電素子および第2の熱電素子が交互に積層された管状の素子体と、
    当該素子体に内接する電気的絶縁性の内管と、前記素子体に外接する電気的絶縁性の外管と、からなる支持体と、を備え、
    前記第1の熱電素子の内周面には、前記第2の熱電素子の内周面に接続する爪部が設けられ、
    前記第2の熱電素子の外周面には、前記第1の熱電素子の外周面に接続する爪部が設けられることを特徴とする熱電変換モジュール。
  2. 前記第1の熱電素子の外周面には、前記第2の熱電素子の爪部が接続される受け部が設けられ、
    前記第2の熱電素子の内周面には、前記第1の熱電素子の爪部が接続される受け部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換モジュール。
  3. 前記爪部は、前記受け部と係合していることを特徴とする請求項2に記載の熱電変換モジュール。
  4. 前記爪部は、前記受け部に溶接されることを特徴とする請求項2に記載の熱電変換モジュール。
  5. 前記第1の熱電素子はケイ素−アルミニウム−マンガン−ニッケル合金で形成され、
    前記第2の熱電素子はクロム−ニッケル合金、クロム−鉄−ニッケル合金の群から選ばれるニッケル合金で形成されることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の熱電変換モジュール。
  6. 前記第2の熱電素子はケイ素−アルミニウム−マンガン−ニッケル合金で形成され、
    前記第1の熱電素子はクロム−ニッケル合金、クロム−鉄−ニッケル合金の群から選ばれるニッケル合金で形成されることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の熱電変換モジュール。
  7. 中心部にほぼ同心円の中心孔が開いた円板形状の第1の熱電素子と、
    該第1の熱電素子とほぼ同形状の、中心部にほぼ同心円の中心孔が開いた円板形状の第2の熱電素子とが、それぞれの中心部を揃えて所定の間隔を隔てて交互に積層されて、所定長さの実質的に管形状を形成する熱電変換モジュールにおいて、
    前記中心部を揃えて積層することにより前記管形状の内周面側の空間が円筒状に形成されるとともに、前記管形状の外周面側の外部空間から区画され、
    前記第1の熱電素子は、その中心孔を規定する内周面近傍に、前記第1の熱電素子の円板形状平面から突出する第1の爪部を備え、該第1の爪部は、この突出方向に隣合う前記第2の熱電素子の中心孔を規定する内周面近傍に接続され、
    前記第2の熱電素子は、その円板形状の外周近傍に、前記第2の熱電素子の円板形状平面から突出する第2の爪部を備えるが、この突出方向は前記第1の爪部の突出方向に沿っており、該第2の爪部は、この突出方向に隣合う前記第1の熱電素子の円板形状の外周近傍に接続され、
    これらの第1及び第2の熱電素子が、全体として直列に電気的に接続されたことを特徴とする熱電変換モジュール。
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