JP3450397B2 - 熱電変換素子 - Google Patents

熱電変換素子

Info

Publication number
JP3450397B2
JP3450397B2 JP31122093A JP31122093A JP3450397B2 JP 3450397 B2 JP3450397 B2 JP 3450397B2 JP 31122093 A JP31122093 A JP 31122093A JP 31122093 A JP31122093 A JP 31122093A JP 3450397 B2 JP3450397 B2 JP 3450397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoelectric conversion
heat
conversion element
type semiconductor
junction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP31122093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07142768A (ja
Inventor
恭之 中村
忠一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Sumitomo Special Metals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Special Metals Co Ltd filed Critical Sumitomo Special Metals Co Ltd
Priority to JP31122093A priority Critical patent/JP3450397B2/ja
Publication of JPH07142768A publication Critical patent/JPH07142768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3450397B2 publication Critical patent/JP3450397B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、鉄硅化物(FeSi
2)を主体とするP型半導体とN型半導体とをPN接合
した構成からなる熱電変換素子の改良に係り、PN接合
部をチタン(Ti)又はチタン(Ti)合金からなる熱
伝導用金属板を介在させ銅(Cu)系ろう材にてろう付
け形成し、発電能力(変換効率)を向上させるとともに
製造を容易にした熱電変換素子に関する。 【0002】 【従来の技術】熱電変換素子は、最近の産業界において
要求の高い、熱エネルギーの有効活用の観点から実用化
が期待されているデバイスであり、例えば、排熱を利用
し電気エネルギーに変換するシステムや、屋外で簡単に
電気を得るための小型携帯用発電装置、ガス機器の炎セ
ンサー等、非常に広範囲の用途が検討されている。しか
し、いままでに知られている熱電変換素子は、一般に熱
電変換素子を構成する半導体の価格が高く、そのわりに
使用温度範囲が狭く、また、変換効率が低いことや製造
方法が煩雑である等の理由から汎用されるに至っていな
い。 【0003】これらの問題点を解決する熱電変換素子と
して、鉄硅化物(FeSi2)を主体とするP型半導体
とN型半導体とをPN接合した構成からなる熱電変換素
子が提案されており、半導体が比較的安価な材料からな
ることや、使用温度範囲が広く、耐熱性も〜900℃程
度と高い等のことから注目されている。 【0004】この熱電変換素子は、通常、図10に示す
如く、鉄硅化物(FeSi2)にマンガン(Mn)また
はコバルト(Co)等の適性不純物を添加したP型半導
体2とN型半導体3とを一端側でPN接合して形成した
U字型の形状からなる。このような構成からなる熱電変
換素子1において、前記PN接合部4を加熱すると、該
PN接合部4に熱エネルギーが供給されゼーベック効果
によって各々の半導体2,3の解放端側(低温端側)に
プラス(+)及びマイナス(−)の電圧が発生し、該解
放端から電力が取り出せるのである。 【0005】また、このU字型の形状からなる熱電変換
素子1は、以下に説明する如き工程によって製造される
ことが知られている。すなわち、 1)Fe1-XMnXSi2及びFe1-YCoYSi2の所定組
成を有するP型半導体用合金及びN型半導体用合金を溶
解鋳造にて得る。 2)上記各々半導体用合金をスタンプミル、ボールミル
等の粉砕機によって所定の粒径(1.5μm程度)に粉
砕する。 3)所定量のバインダー(PVA)を混錬して造粒す
る。 4)上記各々の半導体用合金粉末を、U字型の貫通孔を
有するダイス内に充填する。ただし、合金粉末を充填す
る際には、予めダイス内に下パンチを配置するととも
に、PN接合部となる箇所に仕切り板を配置しておき、
各々の半導体用合金粉末を所定量充填した後に、該仕切
り板を取り除き、互いの半導体用合金粉末同志がPN接
合部にて接触するようにする。 5)上記ダイス内に配置される上パンチと下パンチとで
加圧圧縮成形しU字型の形状からなる成形体を得る。 6)上記成形体に大気中にて脱バインダー処理を施した
後、真空中で所定温度にて焼結する(例えば、1150
℃×3時間)。 7)上記焼結体に大気中で所定温度にて半導体化熱処理
を施す(例えば、750℃×50〜200時間)。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】先に説明した製造方法
によって得られる鉄硅化物(FeSi2)を主体とする
P型半導体2とN型半導体3とをPN接合を形成して接
合したU字型熱電変換素子1は、従来から知られる他の
熱電変換素子に比べて、価格、耐熱性等の点において優
れているが、その反面、PN接合構成、製造方法等に起
因して以下の問題点を有している。図10に示す構成に
おいて、PN接合部4を加熱すると、該PN接合部4に
熱エネルギーが供給され電流の発生源となる電子正孔対
が発生するが、同時にこの電子正孔対発生時には、熱エ
ネルギーを奪う所謂ペルチェ効果のためPN接合部4の
温度が低下し、その結果、電子正孔対の発生頻度が減少
し、各々の半導体2,3の解放端側(低温端側)から取
り出せる電力が減少することとなり、要求される発電能
力(変換効率)を実現するに至っていない。 【0007】また、先に説明した製造方法において、U
字型熱電変換素子の成形体を得るためには、1つのダイ
ス内にP型半導体用合金粉末とN型半導体用合金粉末か
らなる2種類の粉末を混合することなく同時に充填する
必要があることから、その充填作業は非常に煩雑なもの
となる。さらに、このような2種類の粉末を加圧圧縮成
形、焼結によって一体化する構成であることから、成形
体の形状も必然的に限定され、この熱電変換素子の用途
拡大を妨げる要因にもなっている。 【0008】さらにまた、上記の充填作業時に細心の注
意を払ったとしても、互いの半導体用合金粉末の接合部
において、粉末の混合を完全に防ぐことは困難であり、
その接合状態に応じて良好なPN接合が得られず、電気
的な特性劣化やバラツキを招く要因となっている。 【0009】この発明は、上記の問題点を解決し、鉄硅
化物(FeSi2)を主体とするP型半導体とN型半導
体とをPN接合した構成からなる熱電変換素子におい
て、その発電能力(変換効率)の向上を可能とするとと
もに製造方法が容易な構成を提供し、該熱電変換素子の
用途範囲を大幅に拡大することを目的とするものであ
る。 【0010】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために種々の検討を繰り返した結果、予め鉄
硅化物(FeSi2)を主体とするP型半導体とN型半
導体とを別個に作成したのち、これらの各々半導体を銅
(Cu)系ろう材にてチタン(Ti)又はチタン(T
i)合金等の熱伝導用金属板にろう付け一体化すること
によって目的が達成できることを知見し、提案するもの
である。 【0011】すなわち、本願発明者は製造を容易にする
とともに、PN接合部における各々半導体用合金粉末の
混合を完全に防ぎ、さらに各々半導体の形状を任意に選
定可能とするためには、P型半導体とN型半導体とを別
個に作成することが不可欠であると判断した。また、本
願発明者は、ペルチェ効果による電子正孔対の発生の減
少を防止するためにPN接合部に熱エネルギーを効率良
く供給するには、PN接合部を直接加熱する従来の構成
ではPN接合部の形状等の点から限界があり、熱源から
の熱エネルギーをPN接合部に効率良く伝導することが
可能な熱伝導用金属板を各々半導体の接合部に配置する
ことが有効であり、特に、熱伝導用金属板として、高温
加熱による酸化を防止するために、耐酸化性に優れたチ
タン(Ti)又はチタン(Ti)合金が有効であること
を確認した。 【0012】さらに、これらの別個に作成された半導体
と熱伝導用金属板を接合一体化する手段を種々検討した
ところ、従来から知られる半田では、接合一体化は可能
であっても融点が低いことから高温度での使用が困難で
あり、低温度で使用した場合は鉄硅化物(FeSi2
を主体とする半導体が本来有する特徴を十分発現するこ
とができず、目的とする出力電力を得ることができなか
った。 【0013】従来からろう材として多用されている銀
(Ag)ろうでは、各々半導体の表面に形成されている
酸化膜(SiO2)との馴染みが悪いことから接合強度
が低く、特に高温雰囲気での使用に耐えるような接合強
度が得られなく、さらに酸化膜(SiO2)を除去した
後、銀(Ag)ろうにてろう付けをすると、各々半導体
の内部に銀(Ag)が拡散し、半導体の電気的特性を低
下させることのみならず機械的特性をも低下させてしま
う(脆くなる)ことが確認された。 【0014】そこで、前記各々の半導体とチタン(T
i)又はチタン(Ti)合金とのろう付け一体化を種々
検討した結果、銅(Cu)を主成分(Cuの含有量が5
0at%以上)とする銅(Cu)系ろう材を用いて接合
一体化したところ、半導体表面の酸化膜(SiO2)を
除去することなく極めて良好な接合を得ることができ
た。 【0015】以上に説明するような種々の知見に基づき
完成されたこの発明は、要するに、鉄硅化物(FeSi
2)を主体とするP型半導体とN型半導体とをPN接合
した構成からなる熱電変換素子において、前記一対の半
導体間にチタン(Ti)又はチタン(Ti)合金からな
る熱伝導用金属板を介在させ銅(Cu)系ろう材にてろ
う付けしPN接合部を形成したことを特徴とする熱電変
換素子である。 【0016】 【作用】図1は、この発明の熱電変換素子の一実施例を
示す概要説明図である。すなわち、鉄硅化物(FeSi
2)を主体とするP型半導体11とN型半導体12とを
チタン(Ti)からなる熱伝導用金属板13を介してP
N接合を形成して接合すべく、前記各々半導体11,1
2と熱伝導用金属板13とを銅(Cu)系ろう材14,
14にてろう付け一体化した構成からなる熱電変換素子
10である。15,15は各々半導体11,12の開放
端側に接合され、電極板と放熱板とを兼ねる銅(Cu)
板であり、該接合部の温度はPN接合部に比べて低温度
であるため銅(Cu)系ろう材を使用することなく亜鉛
−錫(Zn−Sn)半田等の融点の低いろう材16,1
6にて接合一体化しても目的とする特性の熱電変換素子
10を得ることができる。 【0017】以上の構成において、チタン(Ti)から
なる熱伝導用金属板13を熱源(図示せず)に近づける
と、熱源からの熱エネルギーが熱伝導用金属板13を介
して鉄硅化物(FeSi2)を主体とするP型半導体1
1とN型半導体12とに伝導、供給され、先に説明した
ようにゼーべック効果によって各々の半導体11,12
の開放端側(低温端側)にプラス(+)及びマイナス
(−)の電圧が発生し、該開放端から電力が取り出せる
のである。 【0018】この構成においては、各々の半導体11,
12の接合部に熱エネルギー供給源としてチタン(T
i)からなる熱伝導用金属板13が配置され、各々の半
導体11,12の外部に位置する熱源(図示せず)から
たえず熱エネルギーが効率良く供給されることから、ペ
ルチェ効果による電子正孔対の発生の減少を防止するこ
とができ、発電効率を高めることができる。また、P型
半導体11とN型半導体12とが別個に製造され熱伝導
用金属板13を介して接合されていることからPN接合
部における各々半導体用合金粉末の混合等が生じること
なく安定した電力が取り出せる。 【0019】さらに、各々半導体11,12の開放端側
に銅(Cu)板からなる放熱板を接合することによって
各々半導体11,12の加熱部(PN接合部)と解放端
との温度差を拡大することが可能となり、発電効率の一
層の向上が達成される。各々半導体11,12の感温部
も実質的に熱伝導用金属板13との接合部分だけとなる
ことから、該各々半導体11,12の全長(L)を短く
することができ、各々半導体11,12が有する電気抵
抗をも低減することができ、発電効率の向上に寄与する
こととなる。その他、この発明の熱電変換素子10は種
々の特徴を有するが、それらの具体的な特徴は後述する
他の実施例とをあわせて詳細に説明する。 【0020】以下に、この発明の熱電変換素子10を構
成する各々の部材について一層詳細に説明する。熱電変
換素子10を構成する各々半導体11,12は、これら
を各々別個に所定形状からなる成形空間(貫通孔)を有
するダイス内に充填して加圧圧縮成形する以外は先に説
明した従来の製造方法と実質的には同様方法にて得られ
る。すなわち、溶解鋳造にて得られるFe1-XMnXSi
2及びFe1-YCoYSi2の所定組成を有するP型半導体
用合金及びN型半導体用合金を粉砕、造粒した後、別個
に所定形状からなる成形空間(貫通孔)を有するダイス
内に充填し、さらに、加圧圧縮成形、脱バインダー処
理、焼結の各工程を経て、各々独立した単体品としてP
型半導体11とN型半導体12とを得るのである。 【0021】なお、この発明の熱電変換素子において
は、銅(Cu)系ろう材による熱伝導用金属板13と半
導体11,12とのろう付け温度が、通常800℃〜9
00℃程度にて実施されるため、半導体化熱処理は、該
ろう付け作業の工程終了後に行う。すなわち、半導体化
熱処理後に該熱処理温度以上に加熱することは、半導体
として有する本来の特性が損なわれ、目的とする発電作
用が得られなくなるからである。 【0022】P型半導体11とN型半導体12との接合
部に配置する熱伝導用金属板13は、熱源からの熱エネ
ルギーを各々半導体に効率よく伝導、供給できるととも
に、該材料の表面に加熱による酸化を防止するためチタ
ン(Ti)又はチタン(Ti)合金のいずれかを選定し
て用いるが、特にチタン(Ti)合金を用いる場合は、
目的とする耐酸化性や銅(Cu)系ろう材14との馴染
み等の観点から、合金中のチタン(Ti)含有量を70
at%以上とすることが好ましい。例えば、Ti−N
i、Ti−Zr等の組成が利用できる。 【0023】また、上記熱伝導用金属板13は、その機
械的強度とともに各々半導体と熱源との距離等を考慮し
て形状、寸法を選定するのが好ましい。例えば、熱源と
しては自動車やボイラーの排熱、ストーブの余熱等の内
燃、外燃機器のエネルギーのほか、地熱や太陽熱などの
自然エネルギーなどの種々の熱源が想定できるが、まず
熱源からの熱エネルギーを効率よく集熱する装置や治具
を使用する場合、これらの装置や治具からの熱エネルギ
ーを各々半導体に効率よく伝導、供給するため、装置や
治具等に応じて、あるいはこれらと一体化するため熱伝
導用金属板の材質、形状などが適宜選定されるため、熱
伝導用金属板は様々な形態を取り得る。当然、熱電変換
素子そのものを集熱装置等に適合させるよう構成する場
合においても熱伝導用金属板は様々な形態を取り得る。 【0024】各々半導体11,12と前記熱伝導用金属
板13とを接合一体化する銅(Cu)系ろう材14とし
ては、銅(Cu)又は銅(Cu)を50at%以上含有
する銅(Cu)系合金(例えば、Cu−Ni合金、Cu
−Ni−Zr合金等)を圧延や液体急冷法等によって箔
帯とした所謂箔帯ろう材、銅(Cu)を芯材としてその
両主面にニッケル(Ni)またニッケル−銅(Ni−C
u)合金箔等を圧接してなる所謂3層複合箔ろう材、銅
(Cu)粉末又は銅(Cu)を主成分とする合金粉末か
らなる所謂粉末状ろう材、これら粉末と有機バインダー
を用いてペースト状にした所謂ペースト状ろう材等公知
の種々の形態からなる銅(Cu)系ろう材の使用が可能
である。いずれにしても、銅(Cu)系ろう材14は、
P型半導体11とN型半導体12及び熱伝導用金属板1
3との馴染みを良好にし、高温度での使用に耐える接合
強度を得るためには、上記種々の形態からなるろう材が
溶融した時点で、前記熱伝導用金属板13との互いの溶
融・拡散によってろう材としての機能が発現されること
が必要であり、特に互いの溶融・拡散を効果的に実現す
るためには介装時の銅(Cu)系ろう材14の厚さを
0.1mm以下とすることが望ましい。 【0025】図2から図8に示す熱電変換素子は、この
発明の他の実施例を示す概略説明図である。この発明の
熱電変換素子においては、熱電変換素子を構成する各々
半導体が個別に独立して製造されることから、それらを
種々の形状とすることが可能であることを先に説明し
た。図1には、各々の半導体を略角柱状として、熱伝導
用金属板を介して接合することによって略U字型の熱電
変換素子とする構成が示されたが、図2から図5では立
方体または直方体(略立方体)からなる半導体を配置し
て構成した熱電変換素子を示している。 【0026】図2は直方体からなる鉄硅化物(FeSi
2)を主体とするP型半導体21とN型半導体22とを
チタン(Ti)板からなる熱伝導用金属板23を介して
PN接合を形成して接合して熱電変換素子20を構成し
ている。25,25はそれぞれP型半導体とN型半導体
との低温端側に接合し、放熱板の役割を兼ねる銅(C
u)板からなる電極板である。この電極板25,25は
後述する図3、図4に示す実施例の如く熱電変換素子2
0を複数接続する構成において電気的接続を容易にする
ために、それぞれ所定の角度をもって開放端部が開くよ
う接合されている。この熱電変換素子20においては、
P型半導体21およびN型半導体22と熱伝導用金属板
23とが銅(Cu)系ろう材24にてろう付け一体化さ
れており、その発電のメカニズムは図1に示した熱電変
換素子10の場合と同様である。なお、P型半導体21
およびN型半導体22と電極板25,25との接合に際
しては、図1に示す構成に比べ該接合部がPN接合部に
近く温度が比較的高温になるため、例えば、公知のチタ
ン(Ti)系活性ろう材26,26等が用いられる。 【0027】熱源が比較的広範囲におよぶ場合は、この
熱電変換素子20を複数直列または並列接続することに
よって、一層大きな電力を得ることができる。例えば、
図3に示す構成では、図2に示す構成と同様な構成から
なる熱電変換素子20a,20b,20cを水平方向に
所謂横並びに接続し、熱源(図示せず)に近接または接
触する各々熱伝導用金属板23a,23b,23cから
伝導、供給される熱エネルギーの総和に相当する電力を
電極板25aと25cの両端部から取り出すことができ
る。図中26は熱電変換素子20a,20b,20cの
各々電極板25a,25b,25cを電気的に接続する
リベット等の接続部材である。 【0028】図4に示す構成では、図2に示す構成と同
様な構成からなる熱電変換素子20d,20e,20f
を垂直方向に所謂縦並びに接続し、熱源(図示せず)に
近接または接触する各々熱伝導用金属板23d,23
e,23fから伝導、供給される熱エネルギーの総和に
相当する電力を電極板25dと25fの両端部から取り
出すことができる。 【0029】図5に示す構成の熱電変換素子50は、い
ままで説明した熱電変換素子がいずれもP型半導体およ
びN型半導体が熱伝導用金属板を挟んで垂直方向に積層
するよう接合配置した構成であるのに対し、一枚の熱伝
導用金属板の同一平面上にそれぞれP型半導体およびN
型半導体を接合配置した構成であり、いままで説明した
この発明の熱電変換素子と同様な作用効果を得ることが
できる。すなわち、一枚の熱伝導用金属板53の一方端
は、熱源(図示せず)に効率よく近接または接触するた
めに狭幅の長方形状となっており、またP型半導体51
およびN型半導体52を接合配置する他方端は広幅の正
方形状となっており、さらにそれぞれP型半導体51と
N型半導体52との低温端側(図面上面)には放熱板の
役割を兼ねる銅(Cu)板からなる電極板55,55を
接合配置している。 【0030】この熱電変換素子50においても、図2の
構成と同様にP型半導体51およびN型半導体52と熱
伝導用金属板53との接合には銅(Cu)系ろう材54
を用い、また、P型半導体51およびN型半導体52と
電極板55,55との接合には公知のチタン(Ti)系
活性ろう材56,56を用いてろう付け一体化されてい
る。熱源(図示せず)から供給される熱エネルギーは、
熱伝導用金属板53を介してそれぞれP型半導体51と
N型半導体52に伝導、供給される。この時、互いの半
導体51,52は熱伝導用金属板53の同一平面上に接
合配置しているが、該熱伝導用金属板53を介してPN
接合を形成して接合されていることから、各々半導体5
1,52の低温端側(図面上面)から電力を取り出すこ
とが可能となる。 【0031】図2から図5のいずれの構成においても、
半導体の低温端側に接合する電極板の面積を比較的大型
化して放熱板の役割を兼ねる構成したが、これらは図1
の構成における電極板15と同様に、各々半導体の加熱
部(PN接合部)と開放端との温度差を拡大し、発電効
率の向上を目的としたものである。さらに、これらの電
極板に強制冷却手段を配置することによって、その効果
を一層向上することが可能となる。なお、図2から図5
の構成においては、各々半導体と電極板との接続にチタ
ン(Ti)系活性ろう材を用いた例にて説明したが、上
記電極板の配置効果によって各々半導体の開放端側の温
度が十分に低い場合は、図1の構成と同様に亜鉛−錫
(Zn−Sn)半田等の融点の低いろう材を用いてもよ
い。 【0032】図6に示す構成の熱電変換素子60は、リ
ング状からなる鉄硅化物(FeSi2)を主体とするP
型半導体61a,61b,61cとN型半導体62a,
62b,62cとをそれぞれの内周部および外周部に交
互に配置されるリング状のチタン(Ti)板からなる熱
伝導用金属板63a,63b,63c,63d,63e
を介してPN接合を形成して接合し、全体として円筒状
の熱電変換素子を構成している。図中64a,64b,
64c,64d,64eはそれぞれ半導体と熱伝導金用
属板とを接合する銅(Cu)系ろう材である。また、6
5,65はそれぞれ上端部に位置するP型半導体61
a、下端部に位置するN型半導体62cにチタン(T
i)系活性ろう材66によって接合される電極部材であ
る。 【0033】このような構成からなる円筒状の熱電変換
素子60において、その内周に配置される円筒部材67
(例えば、表面を酸化処理して電気絶縁性を高めたアル
ミ(Al)管)内を通過する排ガス等の温度を熱源と
し、該円筒部材67の外周面に接触するリング状熱伝導
用金属板63a,63b,63cからP型半導体61
a,61b,61c及びN型半導体62a,62b,6
2cに伝導、供給される熱エネルギーに応じて電力を発
生し、電極部材65,65から電力を取り出すことがで
きる。この構成において、リング状熱伝導用金属板63
d,63eは各々半導体への熱エネルギー供給には直接
寄与していないが、各々半導体にて発生する電力を電気
的に直列接続する役割を果たす。 【0034】図7に示す構成の熱電変換素子70は、矩
形板状からなる鉄硅化物(FeSi2)を主体とするP
型半導体71a,71b,71cとN型半導体72a,
72b,72cとをそれぞれの対向位置にある両端部に
交互に配置される矩形板状のチタン(Ti)板からなる
熱伝導用金属板73a,73b,73c,73d,73
eを介してPN接合を形成して接合し、全体として直方
体状の熱電変換素子を構成している。図中74a,74
b,74c,74d,74eはそれぞれ半導体と熱伝導
用金属板とを接合する銅(Cu)系ろう材である。ま
た、75,75はそれぞれ上端部に位置するP型半導体
71a、下端部に位置するN型半導体72cにチタン
(Ti)系活性ろう材76によって接合される電極部材
である。 【0035】このような構成からなる直方体状の熱電変
換素子70においては、該熱電変換素子70の一外周面
側(図においては熱電変換素子70の右側)に位置する
熱源(図示せず)からの熱エネルギーを熱伝導用金属板
73a,73b,73cからP型半導体71a、71
b,71c及びN型半導体72a,72b,72cに伝
導、供給し、該熱エネルギーに応じて電力を発生し、電
75,75から電力を取り出すことができる。この
構成において、熱伝導用金属板73d,73eは各々半
導体への熱エネルギー供給には直接寄与していないが、
各々半導体にて発生する電力を電気的に直列接続する役
割を果たす。 【0036】図8に示すこの熱電変換素子80は、基本
的に図1に示す構成からなる熱電変換素子10を複数個
並列配置した構成からなっている。すなわち、複数の鉄
硅化物(FeSi2)を主体とするP型半導体81a,
……81zとN型半導体82a,……82zとをそれぞ
れチタン(Ti)板からなる熱伝導用金属板83a……
83zを介してPN接合を形成して接合し、それらを放
熱板86と受熱板87とによって固定し、全体として平
板状の熱電変換素子を構成している。図中84a……8
4zはそれぞれ半導体と熱伝導用金属板とを接合する銅
(Cu)系ろう材である。また、85,85は放熱板8
6の端部に亜鉛−錫(Zn−Sn)半田にて接合一体化
された銅(Cu)板からなる電極部材である。さらに、
図中89は各々のP型半導体81a,……81zとN型
半導体82a,……82zとを電気的に直列接続する導
線である。 【0037】この熱電変換素子80を構成する放熱板8
6は、各々P型半導体81a,……81zとN型半導体
82a,……82zとの加熱部(PN接合部)側と開放
端側との温度差を拡大して発電効率を向上するととも
に、各々P型半導体81a,……81zとN型半導体8
2a,……82zを所定位置に配置して固定する機能を
有しており、例えば、Al板等の熱伝導性の良好な材料
に電気的絶縁性や耐熱性等を考慮してアルマイト処理を
施したものを使用する。また、受熱板87は、熱源(図
示せず)から供給される熱エネルギーを効率よく熱伝導
用金属板83a……83zに作用させるとともに、該熱
伝導用金属板83a……83zを介して、各々P型半導
体81a,……81zとN型半導体82a,……82z
を所定位置に配置して固定する機能を有しており、例え
ば、電気的絶縁性や耐熱性等を考慮して所定のセラミッ
クス板等を使用する。特に、放熱板86と受熱板87と
の間に形成される空間部88は、空気の流通を良好にす
ることで受熱部(熱伝導用金属板83a……83zの先
端部)とPN接合部との温度差を大きくすることがで
き、発電効率の向上を可能とする。必要に応じて、該空
間部88に公知の冷媒を通過させることも可能である。 【0038】以上に説明した熱電変換素子80において
も、熱源(図示せず)から供給される熱エネルギーは、
熱伝導用金属板83a……83zを介してそれぞれP型
半導体81a,……81zとN型半導体82a,……8
2zに伝導、供給され、各々P型半導体81a,……8
1zとN型半導体82a,……82zの低温端側(図面
上面)から電力を取り出すことが可能となる。この熱電
変換素子80は多くのP型半導体81a,……81zと
N型半導体82a,……82zを電気的に直列接続して
いることから比較的大きな電力を取り出すことが可能で
あり、例えば、ゴミ処理用の煙突等の壁面や自動車のマ
フラー等に配置することで、この発明の構成を有効に活
用することができる。 【0039】 【実施例】図1に示すこの発明の熱電変換素子10と、
図9に示す従来の熱電変換素子1との負荷特性を測定す
ることによって、この発明の熱電変換素子10が優れて
いることを確認した。図1に示すこの発明の熱電変換素
子10を得るために、以下の構成部材を準備した。 鉄硅化物(FeSi2)を主体とするP型半導体11用
焼結体およびN型半導体12用焼結体 組成(wt%):P型→Fe43.5Mn4Si52.5
型→Fe44.5Co3.5Si51.5 寸法:高さ4mm×幅4mm×長さ20mm 熱伝導用金属板13 材質:チタン(Ti)板 寸法:厚さ0.5mm×幅5mm×長さ10mm 銅(Cu)系ろう材14 構成:Cu 寸法:厚さ0.08mm×幅3mm×長さ5mm 融点:900℃ 電極15 材質:銅(Cu)板 寸法:厚さ0.5mm×幅3mm×長さ10mm 【0040】上記の各々半導体11,12用焼結体と熱
伝導用金属板13とを銅(Cu)系ろう材14を介し、
所定の圧力を加えて位置決めした状態にて、大気中、9
00℃×15minの条件にてろう付けして一体化し
た。その後、これら構成体に所定温度(750℃×10
0hr)にて半導体化処理を施し、さらに冷却後、電極
15をZn−Sn半田にて250℃で接合し、この発
明の熱電変換素子10を得た。 【0041】従来の熱電変換素子1は、一対の半導体
が、この発明の熱電変換素子10と同組成でほぼ同寸法
になるよう従来の粉末冶金法にて一体成形したものを使
用した。それぞれの熱電変換素子10,1に図1および
図10に示すように電流計5、電圧計6、可変抵抗7を
接続し、この発明の熱電変換素子10においては熱伝導
用金属板13を、また、従来の熱電変換素子1において
は半導体のPN接合部をトーチにて加熱(約800℃)
することによって、それぞれの負荷特性を測定したとこ
ろ、図9に示すような特性を得た。図9よりこの発明の
熱電変換素子10の負荷特性が従来の熱電変換素子1の
負荷特性に比べて優れていることが明らかであり、この
発明の熱電変換素子10の発電能力(変換効率)が高い
ことが確認できた。 【0042】 【発明の効果】この発明の熱電変換素子においては、鉄
硅化物(FeSi2)を主体とするP型半導体およびN
型半導体の接合部に熱エネルギー供給源としてチタン
(Ti)又はチタン(Ti)合金からなる熱伝導用金属
板が配置され、各々の半導体の外部に位置する熱源から
絶えず熱エネルギーが効率良く供給されることから、ペ
ルチェ効果による電子正孔対の発生の減少を防止するこ
とができ、発電効率を高めることができる。従来の直熱
式の場合、接合部以外が熱せられるので、冷接点部を離
すために素子が長くなり、内部抵抗が増加するが、この
発明の熱電変換素子においては、熱が熱伝導用金属板を
熱することにより供給されて、PN接合部のみが加熱さ
れるので、冷接点部近くにも温度差が得られ、内部抵抗
が小さくなり、発電能力が著しく向上する。 【0043】また、P型半導体とN型半導体とが別個に
製造され熱伝導用金属板を介して接合されていることか
ら従来構成の如きPN接合部における各々半導体用合金
粉末の混合等が生じることなく、該PN接合部にて特性
劣化が生じたり電気的特性にバラツキ生じたりすること
がなく安定した電力が取り出せる。さらに、P型半導体
とN型半導体とを別個に製造することが可能になったこ
とにより、製造方法(充填−成形工程)が容易になり、
量産性に優れた構成となった。また、P型半導体とN型
半導体との個々の形状を用途に応じて任意に製造するこ
とが可能となったことより、実施例に示すような種々な
構成からなる熱電変換素子の提供が実現でき、これら熱
電変換素子の用途を一層広げることができる。 【0044】この発明の熱電変換素子においては、特に
各々半導体の低温端側に銅(Cu)板等からなる放熱板
を接合することによって各々半導体の加熱部(PN接合
部)と低温端側との温度差を拡大することが可能とな
り、発電効率の一層の向上が達成される。熱電変換素子
を構成する各々部材を比較的融点の高い銅(Cu)系ろ
う材にて接合一体化するため、高温度雰囲気での使用に
も耐え、鉄硅化物(FeSi2)を主体とする半導体が
本来有する耐熱特性を有効に活用することができること
も大きな効果の一つであり、特に400℃〜900℃の
温度範囲における熱センサーとして、また電源として有
効である。 【0045】以上に説明するように、この発明の熱電変
換素子は多くの長所を有しており、例えばストーブやコ
ンロの近傍に配置することによって、これらの作動に基
づきファンモーターを回転させたり、自動車の排熱エネ
ルギーを利用してリニアアクチュエーターを作動して各
種部品を駆動させたり、例えば、熱電変換された電力を
電池などに蓄電して電池を電源として、あるいは発電さ
れたものを直接使用して電子機器を作動させたり、多く
の用途への活用が考えられる。また、熱源も自動車やボ
イラーの排熱、ストーブの余熱のほか、地熱や太陽熱な
どの自然エネルギーの活用も可能で、種々の集熱治具や
装置を利用して高熱をこの発明の熱電変換素子の高熱伝
導金属板に伝熱することにより、多くの電子機器を作動
させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の熱電変換素子の一構成例を示す縦断
説明図である。 【図2】この発明の熱電変換素子の他の構成例を示す説
明図であり、aは上面説明図、bは縦断説明図である。 【図3】この発明の熱電変換素子の他の構成例を示す上
面説明図である。 【図4】この発明の熱電変換素子の他の構成例を示す縦
断説明図である。 【図5】この発明の熱電変換素子の他の構成例を示す説
明図であり、aは上面説明図、bは縦断説明図である。 【図6】この発明の熱電変換素子の他の構成例を示す横
断説明図である 【図7】この発明の熱電変換素子の他の構成例を示す縦
断説明図である。 【図8】この発明の熱電変換素子の他の構成例を示す説
明図であり、aは上面説明図、bは縦断説明図である。 【図9】この発明の熱電変換素子と従来の熱電変換素子
との負荷特性を測定した結果を示す負荷特性曲線図であ
る。 【図10】従来の熱電変換素子の概要説明図である。 【符号の説明】 1,10,20,20a,20b,20c,20d,2
0e,20f,50,60,70,80 熱電変換素子 2,11,21,51,61a,61b,61c,71
a,71b,71c,81a P型半導体 3,12,22,52,62a,62b,62c,72
a,72b,72c,82a N型半導体 4 PN接合部 5 電流計 6 電圧計 7 可変抵抗 13,23,23a,23b,23c,23d,23
e,23f,53,63a,63b,63c,63d,
63e,73a,73b,73c,73d,73e,8
3a 熱伝導用金属板 14,24,54,64a,64b,64c,64d,
64e,74,74a,74b,74c,74d,74
e,84a 銅(Cu)系ろう材 15,25,25a,25c,25d,25f,55,
65,75,85 電極板 16,26,56,66,76 ろう材 26 接続部材 67 円筒部材 86 放熱板 87 受熱板 88 空間部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 鉄硅化物(FeSi2)を主体とするP
    型半導体とN型半導体とをPN接合した構成からなる熱
    電変換素子において、前記一対の半導体間にチタン(T
    i)又はチタン(Ti)合金からなる熱伝導用金属板を
    介在させ銅(Cu)系ろう材にてろう付けしPN接合部
    を形成したことを特徴とする熱電変換素子。
JP31122093A 1993-11-16 1993-11-16 熱電変換素子 Expired - Lifetime JP3450397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31122093A JP3450397B2 (ja) 1993-11-16 1993-11-16 熱電変換素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31122093A JP3450397B2 (ja) 1993-11-16 1993-11-16 熱電変換素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07142768A JPH07142768A (ja) 1995-06-02
JP3450397B2 true JP3450397B2 (ja) 2003-09-22

Family

ID=18014549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31122093A Expired - Lifetime JP3450397B2 (ja) 1993-11-16 1993-11-16 熱電変換素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3450397B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3763107B2 (ja) * 1997-07-23 2006-04-05 大同特殊鋼株式会社 熱電変換モジュール及びその製造方法
JP4570071B2 (ja) * 2004-04-30 2010-10-27 日立粉末冶金株式会社 熱電変換モジュール及びその製造方法
AT507533B1 (de) * 2008-11-14 2010-08-15 Herbert Karl Fuchs Vorrichtung zur umwandlung von wärmeenergie in elektrische energie

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07142768A (ja) 1995-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0697512A (ja) 熱電変換素子
US6563039B2 (en) Thermoelectric unicouple used for power generation
US20100229911A1 (en) High temperature, high efficiency thermoelectric module
WO2002023643A1 (fr) Element de conversion thermoelectrique
US20120103381A1 (en) Segmented thermoelectric module with bonded legs
CN106716655A (zh) 热电材料的热压焊
JP4956188B2 (ja) 熱電変換モジュール
JP6094136B2 (ja) 熱電変換素子組立体及び熱電変換モジュール及びその製造方法
JP2007109942A (ja) 熱電モジュール及び熱電モジュールの製造方法
JPWO2005124881A1 (ja) 熱電変換素子
JP2006294738A (ja) 管状熱電モジュールおよびそれを用いた熱電変換装置並びに管状熱電モジュールの製造方法
TW201004003A (en) Thermoelectric conversion module and method of manufacturing the same
JP2013026334A (ja) 積層型熱電変換モジュール
JP2003092435A (ja) 熱電モジュール及びその製造方法
JP2004273489A (ja) 熱電変換モジュール及びその製造方法
CN109065697B (zh) 一种环形热电发电器件
WO2006043402A1 (ja) 熱電変換モジュール
CN109065700B (zh) 一种环形热电发电器件的制备方法
US20180287517A1 (en) Phase change inhibited heat-transfer thermoelectric power generation device and manufacturing method thereof
JP2001217469A (ja) 熱電変換素子とその製造方法
JP3450397B2 (ja) 熱電変換素子
JP2002084005A (ja) 熱電モジュール
Bhatt et al. Bismuth telluride based efficient thermoelectric power generator with electrically conducive interfaces for harvesting low-temperature heat
JP2006086402A (ja) 管状熱電モジュールおよび熱電変換装置
JP3451456B2 (ja) 熱電発電素子とその製造方法,及び熱電発電装置

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term