JPWO2005118370A1 - 車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置 - Google Patents

車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 チルト・テレスコピック調整時の操作性をより一層改良し、部品点数を削減すると共に、二次衝突時の動き出し荷重を調整すること。【解決手段】 車体側ブラケット11の対向平板部14,14の外側面には、それぞれ、チルト用摩擦板26,26が取付けてある。これら摩擦板26,26の間には、テレスコピック用摩擦板27,27が介装されている。チルト用摩擦板26,26には、チルト用長孔15に対応して、チルト用長孔26aが形成してあり、テレスコピック用摩擦板27,27には、テレスコピック調整範囲に対応して、テレスコピック用長孔27aが形成してある。チルト用長孔15,26aは、直線状に形成してあって、アッパーコラム2の軸線に対して直交してある。

Description

本発明は、ステアリングコラムをチルト・テレスコピック調整して、ステアリングホイールを適宜位置に調整することができる車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置に関する。
車両用ステアリングコラム装置では、不特定の運転者により使用(操舵)されるため、個人の体格や運転姿勢等に対応して、ステアリングホイールの位置を調整できることが望ましい。このような要望に応えるべく、チルト式機構やテレスコピック式機構を採用するものが多くなっている。
チルト式機構は、ステアリングホイールの位置を略上下方向に調整するための機構であり、ステアリングコラムを揺動自在に支持するチルトピボットと、所望の位置(揺動角度)でステアリングコラムをクランプするチルト・クランプ手段等からなっている。
また、テレスコピック式機構は、ステアリングホイールの位置を前後方向(ステアリングシャフトの軸方向)に調整するための機構であり、ステアリングコラムの伸縮に供される二重管式等の伸縮部と、所望の位置(伸縮量)でステアリングシコラムをクランプするテレスコピック・クランプ手段等からなっている。
さらに、自動車が他の障害物に衝突した場合、運転者が慣性でステアリングホイールに二次衝突することがある。近年の乗用車等では、このような場合における運転者の受傷を防止するべく、衝撃吸収式ステアリングシャフトや衝撃吸収式ステアリングコラム装置が広く採用されている。衝撃吸収式ステアリングコラム装置は、運転者が二次衝突した際にステアリングコラムがステアリングシャフトと共に離脱するもので、通常はステアリングシャフトと同時にコラプスし、その際に衝突エネルギーの吸収が行われる。
ところで、上述したチルト式機構では、車体側のチルトブラケットの一対の対向平板部の間に、ステアリングコラムの一対のクランプ部が配置してある。締付ボルトの頭部とチルトブラケットの一方の対向平板部との間、及び、操作レバー側のロック機構とチルトブラケットの他方の対向平板部との間には、多板式摩擦係合機構が設けてある。
この多板式摩擦係合機構では、対向平板部の外側面には、それぞれ、チルト用摩擦板が固着してある。これらチルト用摩擦板の間には、テレスコピック用摩擦板が介装してある。
チルト用摩擦板には、一対の対向平板部のチルト用長孔に対応して、チルト用長孔が形成してあり、テレスコピック用摩擦板には、テレスコピック調整範囲に対応して、テレスコピック用長孔が形成してある。
チルト・テレスコピック締付する場合には、操作レバーを一方向に回動すると、ロック機構が回転して、非回転の締付ボルトは、その軸方向に引っ張られて、一対の対向平板部と、チルト用摩擦板及びテレスコピック用摩擦板とを締付ける。
その結果、一対の対向平板部の間隔が狭まって、一対のクランプ部が締付られる。これにより、一対のクランプ部は、インナーコラムを圧接して挟持し、チルト・テレスコピック締付することができる。
これらチルト用摩擦板及びテレスコピック用摩擦板が介装してあることにより、チルト・テレスコピック締付時におけるステアリングコラムの保持力(締付力)を増大して、特に二次衝突時の保持力を向上することができる。
また、これら摩擦板の枚数を適宜変更することにより、二次衝突時の動き出し荷重を調整することができ、離脱用カプセルとの同期を避けることができる。
特開平10−35511号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示した多板式摩擦係合機構では、その構成として、部品点数が多く、摩擦板を取付ける位置関係を厳密にしないと、チルト・テレスコピック調整時の操作性が確保できないといったことがある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、チルト・テレスコピック調整時の操作性をより一層改良し、部品点数を削減すると共に、二次衝突時の動き出し荷重を調整することができる、車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置は、ステアリングコラムをチルト・テレスコピック調整して、ステアリングホイールを適宜位置に調整することができる車両用チルト・テレスコピック式ステアリングコラム装置において、
締付ボルトの頭部と車体側ブラケットの一方の対向平板部との間、及び、操作レバー側のロック機構と車体側ブラケットの他方の対向平板部との間には、多板式摩擦係合機構が設けてあり、
当該多板式摩擦係合機構では、対向平板部の外側面には、チルト用摩擦板が取付けてあり、これらチルト用摩擦板の間には、テレスコピック用摩擦板が介装してあり、
チルト用摩擦板には、一対の対向平板部のチルト用長孔に対応して、チルト用長孔が形成してあり、テレスコピック用摩擦板には、テレスコピック調整範囲に対応して、テレスコピック用長孔が形成してあり、
前記チルト用長孔は、直線状に形成してあって、前記ステアリングコラムの軸線に対して直交してあることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置は、前記チルト用摩擦板は、その固定用手段が前記チルト用長孔の中心軸線上の片側のみに配置してあることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置は、前記チルト用長孔及びテレスコピック用長孔を通挿した締付ボルトは、その頭部が非円形に形成してあり、
前記締付ボルトの非円形形状の頭部を非回転に維持する溝壁部と前記チルト用長孔に嵌合して摺動する凸条部とからなるスペーサ部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、チルト用長孔は、直線状に形成してあって、ステアリングコラムの軸線に対して直交してある。
この背景として、チルト調整のみの場合には、通常、チルト用長孔は、チルトピボットを中心とする曲線形状に形成している。しかし、この曲線形状は、加工が困難である。そのため、締付ボルトが描く曲線の軌跡を内側に包含するような幅広の直線形状に形成している。しかし、この場合、チルト用長孔が比較的幅広になることから、締付ボルトとチルト用長孔の間の隙間が大きくなり、操作レバー位置が安定せず、操作レバーの解除時には、ガタ付きが大きいといったことがある。
そこで、チルト調整のみでなく、チルト・テレスコピック調整の場合には、テレスコピック用長孔を付加するため、チルト用長孔は、隙間小のまま直線形状に形成することができる。これは、コラム嵌合長さを一定のままチルト作動させても、チルト用長孔とテレスコピック用長孔がうまく組み合うことから、チルト用長孔が直線状で隙間小でも作動できる。
従って、本発明の構造では、チルト用長孔は、直線状に形成してあって、ステアリングコラムの軸線に対して直交してある。なお、チルト用長孔の加工の際、最外側の摩擦板をバーリング加工する必要があるが、その加工は、曲線形状に比べて、直線形状の方が容易である。
また、チルト用摩擦板は、その固定用手段がチルト用長孔の中心軸線上の片側のみに配置してあることから、部品点数を削減することができると共に、締付ボルトとチルト用長孔の隙間分の効果により、チルト・テレスコピック調整時の操作性をより一層改善することができる。
この背景として、従来のように、チルト用摩擦板が両側で取付けてあると、チルト用摩擦板の変形自由度が少なくなってしまう。これに対して、片側で取付けると、変形自由度、特に、チルト用摩擦板の面垂直方向の自由度が大きくなり、摩擦板がすれ違って動く際のチルト・テレスコピック調整時の作動がスムーズになるからである。
さらには、摩擦プレートの間に弾性体を介在させた上で固定すると、締付ボルトをゆるめた際に能動的に摩擦プレートが離間しようとするため作動がよりスムーズとなる。
また、チルト用長孔の中心軸線上に固定部を配置してあることから、締付ボルトをゆるめて位置を調整しても摩擦板が回動することがない。
さらに、チルト用長孔及びテレスコピック用長孔を通層した締付ボルトは、その頭部が非円形に形成してあり、締付ボルトの非円形形状の頭部を非回転に維持する溝壁部とチルト用長孔に嵌合して摺動する凸条部とからなるスペーサ部材を備えている。
従って、チルト・テレスコピックの解除時、締付ボルトの非円形の頭部は、スペーサ部材の溝壁部により非回転に維持されつつも、若干スライド可能であり、しかも、このスライド方向がチルト用長孔の幅方向を向いていると、チルト用溝と締付ボルトの軸部とでは、若干の隙間分だけガタ付くことが可能であり、このガタ付き効果により、チルト・テレスコピックの解除時の操作性をより一層改善することができる。
さらに、これらチルト用摩擦板及びテレスコピック用摩擦板が介装してあることにより、チルト・テレスコピック締付時におけるステアリングコラムの保持力(締付力)を増大して、特に二次衝突時の保持力を向上することができる。また、二次衝突時のステアリングコラムの車体からの離脱時、複数枚の摩擦板は、滑らないようにしている。
しかも、多板式摩擦係合機構の摩擦板の枚数を適宜変更することにより、二次衝突時の動き出し荷重を調整することができ、離脱用カプセルとの同期を避けることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置の側面図である。 図1に示したチルト・テレスコピックのクランプ機構を車両後方側から前方を視た図である。 図1に示した車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置の反対側の側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置の反対側の側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置のチルト用摩擦板を固定するボルト取付部近傍の断面図であり、図2のVに対応する拡大断面図である。 本発明の第3の実施の形態の変形例に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置のチルト用摩擦板を固定するボルト取付部近傍の断面図であり、図2のVに対応する拡大断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置の側面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置の側面図である。 図8のステアリング装置が二次衝突によりコラプスした状態を示す側面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置の側面図である。 図10のステアリング装置が二次衝突によりコラプスした状態を示す側面図である。
符号の説明
1 ロアーコラム
2 アッパーコラム
3 ステアリングシャフト
11 アッパー車体側ブラケット
12 離脱用カプセル
13 車体取付部
14 対向平板部
15 チルト用長孔
20 クランプ部
S スリット
21 貫通孔
22a,22b カム部材
23 操作レバー
24 スラスト軸受
25 ナット
26 摩擦板
26a 長孔
27 摩擦板
27a 長孔
28,29 ボルト
30 締付ボルト
31 頭部
31a 平坦面
32 スペーサ部材
33 溝壁部
34 凸条部
35 フランジ
以下、本発明の各実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置の側面図である。
図2は、図1に示したチルト・テレスコピックのクランプ機構を車両後方側から前方を視た図である。
図3は、図1に示した車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置の反対側の側面図である。
本実施の形態では、図1、図2に示すように、ステアリングコラムは、車体に揺動自在に取付けるロアーコラム1と、このロアーコラム1にテレスコピック摺動自在に嵌合したアッパーコラム2とからなり、車両の二次衝突時には、コラプスして収縮できるようになっている。また、両コラム1,2内には、ステアリングシャフト3が回転自在に設けてある。
アッパーコラム2の前方部には、アッパー車体側ブラケット11が設けてあり、このアッパー車体側ブラケット11は、二次衝突時の離脱用カプセル12,12を介して車体に取付けるための一対の車体取付部13,13と、これら車体取付部13,13から略上下方向に延在され互いに対向した一対の対向平板部14,14とを有している。一対の対向平板部14,14には、それぞれ、一対のチルト用長孔15,15が形成してある。
このアッパー車体側ブラケット11には、チルト・テレスコピック用クランプ機構が設けてある。
アッパーコラム2の車両前方部に、スリットSを介してコラム径方向および車幅方向に厚肉状に形成され、ロアーコラム1を包持し、縮径・拡径してロアーコラム1を締付・解除する一対の厚肉状のクランプ部20,20が設けてある。
一対のクランプ部20,20には、一対の貫通孔21,21が形成してある。この貫通孔21,21には、締付ボルト30が通挿してある。
この締付ボルト30のネジ部側には、一対のカム部材22a,22bからなるカムロック機構と、操作レバー23と、スラスト軸受24とを介して、ナット25が螺合して止着してある。
なお、カムロック機構は、操作レバー23と共に回動して山部や谷部を有する第1カム部材22aと、この第1カム部材22aの山部や谷部に係合する山部や谷部を有する非回転の第2カム部材22bと、から構成してある。
また、多板式摩擦係合機構が用いられている。すなわち、対向平板部14,14の外側面には、それぞれ、チルト用摩擦板26,26が取付けてある。これら摩擦板26,26の間には、テレスコピック用摩擦板27,27が介装されている。
チルト用摩擦板26,26には、チルト用長孔15に対応して、チルト用長孔26aが形成してあり、テレスコピック用摩擦板27,27には、テレスコピック調整範囲に対応して、テレスコピック用長孔27aが形成してある。
さて、本実施の形態では、チルト用長孔15,26aは、直線状に形成してあって、アッパーコラム2の軸線に対して直交してある。
このような背景として、チルト調整のみの場合には、従来、チルト用長孔は、チルトピボットを中心とする曲線形状に形成している。しかし、この曲線形状は、加工が困難である。そのため、締付ボルトが描く曲線の軌跡を内側に包含するような幅広の直線形状に形成している。しかし、この場合、チルト用長孔が比較的幅広になることから、締付ボルトとチルト用長孔の間の隙間が大きくなり、操作レバー位置が安定せず、操作レバーの解除時には、ガタ付きが大きいといったことがある。
そこで、本実施の形態のように、チルト調整のみでなく、チルト・テレスコピック調整の場合には、テレスコピック用長孔21,27aを付加するため、チルト用長孔15,26aは、隙間小のまま直線形状に形成することができる。これは、コラム嵌合長さを一定のままチルト作動させても、チルト用長孔15,26aとテレスコピック用長孔21,27aがうまく組み合うことから、チルト用長孔15,26aが直線状で隙間小でも作動できる。
以上から、本実施の形態の構造では、チルト用長孔15,26aは、直線状に形成してあって、アッパーコラム2の軸線に対して直交してある。なお、チルト用長孔15,26aの加工の際、後述するように、最外側のチルト用摩擦板26のチルト用長孔15,26aをバーリング加工する必要があるが、その加工は、曲線形状に比べて、直線形状の方が容易である。
また、チルト用摩擦板26は、その固定用手段のボルト28がチルト用長孔26aの中心軸線上の片側(上側)のみに配置してあることから、部品点数を削減することができると共に、締付ボルト30とチルト用長孔26aの隙間分の効果により、チルト・テレスコピック調整時の操作性をより一層改善することができる。
このような背景として、従来のように、チルト用摩擦板が両側で取付けてあると、チルト用摩擦板の変形自由度が少なくなってしまう。これに対して、本実施の形態のように、片側(上側)で取付けると、変形自由度、特に、チルト用摩擦板26の面垂直方向の自由度が大きくなり、チルト用摩擦板26やテレスコピック用摩擦板27がすれ違って動く際のチルト・テレスコピック調整時の作動がスムーズになるからである。
なお、テレスコピック用摩擦板27は、その車両前方側のみで、ボルト29により固定してある。
さらに、チルト用長孔15,26a及びテレスコピック用長孔21,27aを通層した締付ボルト30は、その頭部31が非円形に形成してあって、一対の平坦面31aを有しており、また、スペーサ部材32を備えている。
このスペーサ部材32は、非円形形状の頭部31の平坦面31aに係合してスライド可能に頭部31を非回転に維持する溝壁部33と、チルト用摩擦板26のチルト用長孔26aに嵌合して摺動する凸条部34とからなる。
なお、この凸条部34が摺動可能に嵌合するチルト用長孔26aは、バーリング加工してあり、チルト用長孔26aの周囲には、フランジ35が立設してある。
従って、チルト・テレスコピックの解除時、締付ボルト30の非円形の頭部31は、スペーサ部材32の溝壁部33により非回転に維持されつつも、若干スライド可能であり、しかも、このスライド方向がチルト用長孔26aの幅方向を向いていると、即ち、図3に示すように、頭部31の平坦面31aと溝壁部33がアッパーコラム2の軸線方向に延在してあると、チルト用溝15,26aと締付ボルト30の軸部とでは、若干の隙間分だけガタ付くことが可能であり、このガタ付き効果により、チルト・テレスコピックの解除時の操作性をより一層改善することができる。
さらに、これらチルト用摩擦板26及びテレスコピック用摩擦板27が介装してあることにより、チルト・テレスコピック締付時におけるアッパーコラム2の保持力(締付力)を増大して、特に二次衝突時の保持力を向上することができる。また、二次衝突時のアッパーコラム2の車体からの離脱時、複数枚の摩擦板は、滑らないようにしている。
しかも、多板式摩擦係合機構の摩擦板26,27の枚数を適宜変更することにより、二次衝突時の動き出し荷重を調整することができ、離脱用カプセル12との同期を避けることができる。
なお、チルト・テレスコピックのクランプ機構の操作は以下の通りである。
チルト・テレスコピック調整する場合には、操作レバー23を一方向に回動すると、第1カム部材22aが回転して、非回転の締付ボルト30は、その軸方向の引張が解除され、対向平板部14,14、一対のクランプ部20,20、摩擦板26,27等の締付を解除する。
即ち、一対の対向平板部14,14の間隔が拡がり、一対のクランプ部20,20の締付が解除されて、その幅が拡がる。
これにより、ロアーコラム1、アッパーコラム2、及びステアリングシャフト3等は、チルトピボット(図示略)を中心として回動して、チルト調整することができる。
また、アッパーコラム2及びステアリングシャフト3等は、拡幅した一対のクランプ部20,20により、その軸方向に摺動することにより、テレスコピック調整することができる。
一方、チルト・テレスコピック締付する場合には、操作レバー23を逆方向に回動すると、第1カム部材22aが回転して、非回転の締付ボルト30は、その軸方向に引っ張られて、一対の対向平板部14,14等を締付ける。
その結果、一対の対向平板部14,14の間隔が狭まり、一対のクランプ部20,20が締付られる。これにより、一対のクランプ部20,20は、ロアーコラム1を圧接して挟持し、チルト・テレスコピック締付することができる。この際、チルト用摩擦板26及びテレスコピック用摩擦板27が介装してあることにより、アッパーコラム2の保持力(締付力)を増大することができる。
次に、図4は、第2の実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置の反対側の側面図である。
第1の実施の形態に於いて、チルト・テレスコピックの解除時、締付ボルト30の非円形の頭部31は、スペーサ部材32の溝壁部33により非回転に維持されつつも、若干スライド可能である。しかも、上記の実施の形態に於いては、このスライド方向がチルト用長孔26aの幅方向を向いており、即ち、図3に示すように、頭部31の平坦面31aと溝壁部33がアッパーコラム2の軸線方向に延在してある。
これに対して、本実施の形態では、スライド方向がチルト用長孔26aの長手方向を向いており、即ち、図4に示すように、頭部31の平坦面31aと溝壁部33がアッパーコラム2の軸線に直角な方向に延在してある。
このようなことから、本実施の形態では、チルト用溝15,26aと締付ボルト30の軸部とでは、若干の隙間分だけガタ付くことが不可能であり、ガタ付きの効果が無く、チルト・テレスコピック操作が滑らかにできない可能性がある。また、溝壁部33とチルト用長孔26aの位置関係は同方向で重要管理をしないと、チルト用摩擦板26のチルト用長孔26aと対向平板部14のチルト用長孔15との関係が若干悪くなり、チルト・テレスコピック操作への影響がある。
次に、図5は、第3の実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置のチルト用摩擦板26を固定するボルト取付部近傍の断面図であり、図2のVに対応する拡大断面図である。
図5に示すように、複数のチルト用摩擦板26は、第1の実施の形態と同様、チルト用長孔26aの中心軸線上の片側(上側)のみに配置されたボルト28によって固定されている(図1参照。)が、本実施の形態では、対向するチルト用摩擦板26との間、及び対向するチルト用摩擦板26と対向平板部14との間に、弾性体であるOリング等のエラストマー40がさらに配置される。
これにより、対向するチルト用摩擦板26、及び対向するチルト用摩擦板26と対向平板部14が互いに離間され、エラストマー40はチルト用摩擦板26やテレスコピック用摩擦板27がすれ違って動く際の緩衝作用及び消音作用を与える。
なお、本実施の形態の変形例として、エラストマー40の代わりに、図6に示すように、弾性体であるウェイブワッシャ等の板ばね部材41を配置しても同様の効果を奏することができる。
次に、図7は、第4の実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置の側面図である。
本実施の形態では、一対のクランプ部20,20及びテレスコピック用摩擦板27に形成されるテレスコピック用長孔21,27aは、ともに車両後方側を開放した開放孔として形成されている。また、チルト用摩擦板26に形成されるチルト用長孔26aは、下側に開放した開放孔に形成されている。なお、本実施の形態では、一対の対向平板部14に形成される一対のチルト用長孔15は開放されていないが、チルト用長孔26aと同様に、下側に開放した開放孔であってもよい。
これにより、テレスコピック用長孔21,27a及びチルト用長孔26を開放孔とすることで、締結ボルト30をナット25が螺合して止着した状態でこれらの長孔21,27a,26内に挿通させることができ、組立性を向上させることができる。その他の構成および作用は、第1の実施の形態と同様である。
次に、図8は、第5の実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置の側面図であり、図9は、図8のステアリング装置が二次衝突によりコラプスした状態を示す側面図である。
本実施の形態では、アッパー車体側ブラケット11が離脱用カプセルを介さずに一対の車体取付部13によって車体に取り付けられている。
また、本実施の形態では、チルト用長孔15,26a及びテレスコピック用長孔21,27aの形状は第4の実施の形態と同様に形成される。即ち、一対のクランプ部20,20及びテレスコピック用摩擦板27に形成されるテレスコピック用長孔21,27aは、ともに車両後方側を開放した開放孔として形成され、チルト用摩擦板26に形成されるチルト用長孔26aは、下側に開放した開放孔に形成されている。なお、本実施の形態でも、一対の対向平板部14に形成される一対のチルト用長孔15は開放されていないが、チルト用長孔26aと同様に、下側に開放した開放孔であってもよい。
このように構成される本実施の形態の車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置では、二次衝突時にアッパーコラム2がコラプスする際、アッパーコラム2がチルト用摩擦板26とテレスコピック用摩擦板27とを滑らせながらアッパー車体側ブラケット11に対して車体前方側へテレスコピックストロークを超えて移動し、衝突エネルギーの吸収が行われる。
なお、一対の対向平板部14に形成される一対のチルト用長孔15が下側に開放される開放孔の場合、コラプス力により孔が広がってしまう虞がある。このため、チルト用長孔15は、開放されない構成であることが好ましい。
また、本実施の形態においても、チルト用長孔15,26a及びテレスコピック用長孔21,27aは第4の実施の形態と同様に形成されるので、組立性を向上することができる。
次に、図10は、第6の実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置の側面図であり、図11は、図10のステアリング装置が二次衝突によりコラプスした状態を示す側面図である。
本実施の形態においても、第5の実施の形態同様、アッパー車体側ブラケット11が離脱用カプセルを介さずに一対の車体取付部13によって車体に取り付けられている。
また、テレスコピック用摩擦板27に形成されるテレスコピック用長孔27aは、開放されない閉じた孔として、一対のクランプ部20に形成されるテレスコピック用長孔21は、車両後方側に開放した開放孔として形成されるとともに、テレスコピック用摩擦板27をアッパーコラム2に固定するためのボルト29が挿通されるボルト挿通孔50は、開放孔に形成される。
なお、チルト用摩擦板26及び一対の対向平板部14に形成されるチルト用長孔15,26aは、下側に開放した開放孔であっても開放されない閉じた孔であってもよく、本実施の形態のように、チルト用長孔26aを開放孔、チルト用長孔15を開放されない閉じた孔としてもよい。
このように構成される本実施の形態の車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置では、二次衝突時にアッパーコラム2がコラプスする際、衝突エネルギーによってボルト29がボルト挿通孔50から離脱し、アッパーコラム2がチルト用摩擦板26とテレスコピック用摩擦板27とを滑らせることなくアッパー車体側ブラケット11に対して車体前方側へ移動し、衝突エネルギーの吸収が行われる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。

Claims (3)

  1. ステアリングコラムをチルト・テレスコピック調整して、ステアリングホイールを適宜位置に調整することができる車両用チルト・テレスコピック式ステアリングコラム装置において、
    締付ボルトの頭部と車体側ブラケットの一方の対向平板部との間、及び、操作レバー側のロック機構と車体側ブラケットの他方の対向平板部との間には、多板式摩擦係合機構が設けてあり、
    当該多板式摩擦係合機構では、対向平板部の外側面には、チルト用摩擦板が取付けてあり、これらチルト用摩擦板の間には、テレスコピック用摩擦板が介装してあり、
    チルト用摩擦板には、一対の対向平板部のチルト用長孔に対応して、チルト用長孔が形成してあり、テレスコピック用摩擦板には、テレスコピック調整範囲に対応して、テレスコピック用長孔が形成してあり、
    前記チルト用長孔は、直線状に形成してあって、前記ステアリングコラムの軸線に対して直交してあることを特徴とする、車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置。
  2. 前記チルト用摩擦板は、その固定用手段が前記チルト用長孔の中心軸線上の片側のみに配置してあることを特徴とする請求項1に記載の、車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置。
  3. 前記チルト用長孔及びテレスコピック用長孔を通挿した締付ボルトは、その頭部が非円形に形成してあり、
    前記締付ボルトの非円形形状の頭部を非回転に維持する溝壁部と前記チルト用長孔に嵌合して摺動する凸条部とからなるスペーサ部材を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の、車両用チルト・テレスコピック式ステアリング装置。
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