JP2001278069A - 車両用ステアリング装置 - Google Patents
車両用ステアリング装置Info
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- JP2001278069A JP2001278069A JP2000101081A JP2000101081A JP2001278069A JP 2001278069 A JP2001278069 A JP 2001278069A JP 2000101081 A JP2000101081 A JP 2000101081A JP 2000101081 A JP2000101081 A JP 2000101081A JP 2001278069 A JP2001278069 A JP 2001278069A
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Abstract
側ブラケット等の摺接力(保持力)を高くしてステアリ
ングコラムの「ガタ付き」を確実に防止すること。 【解決手段】 車体側ブラケット6及びコラム側ブラケ
ット7に加えて、ロアーコラム2から車体側ブラケット
6とコラム側ブラケット7の間に延在した支持ブラケッ
ト14を新設し、これにより、チルト締付又はテレスコ
ピック締付時には、車体側ブラケット6、支持ブラケッ
ト14、及びコラム側ブラケット7をそれぞれ摺接する
ように構成している。したがって、これらブラケット
6,14,7の摺接力を高くすることができ、ステアリ
ングコラムの「ガタ付き」を確実に防止することができ
る。
Description
に応じて、ステアリングホイールの傾斜角度を調整でき
ると共に、ステアリングホイールの軸方向位置を調整で
きるチルト・テレスコピック式の車両用ステアリング装
置に関する。
運転姿勢に応じて、ステアリングホイールの傾斜角度を
調整できると共に、ステアリングホイールの軸方向位置
を調整できるチルト・テレスコピック式のステアリング
装置がある。
テレスコピック式のステアリング装置では、ステアリン
グコラムは、車体に固定したロアーコラムとこれに摺動
自在に嵌合したアッパーコラムとからなり、このアッパ
ーコラムを下方から包囲するように、車体側ブラケット
(チルトブラケット)が設けてあり、この車体側ブラケ
ットの内側に、アッパーコラムに固定したコラム側ブラ
ケット(ディスタンスブラケット)が上下動自在に設け
てある。
形成してあると共に、コラム側ブラケットには、テレス
コ溝が形成してあり、これらチルト溝およびテレスコ溝
に、締付ボルトが通挿してある。この締付ボルトの一端
に、操作レバーが設けてある。
すると、車体側ブラケットがコラム側ブラケットに摺接
して押圧することにより、チルト締付およびテレスコピ
ック締付することができる。
と、車体側ブラケットとコラム側ブラケットとの摺接が
解除することにより、チルト溝に沿って締付ボルトを上
下方向に移動してアッパーコラムをチルト調整すること
ができると共に、静止した締付ボルトにテレスコ溝を沿
わせながら、コラム側ブラケットをアッパーコラムと共
に軸方向に移動して、アッパーコラムをテレスコピック
調整することができる。
ようなチルト・テレスコピック式のステアリング装置で
は、操作レバーを十分に締め付けて、車体側ブラケット
がコラム側ブラケットに十分に摺接している場合であっ
ても、テレスコ摺動部において、「ガタ付き」が生じる
といった虞れがある。
は、アッパーコラムの外周に、ブッシュが介装してあ
り、チルト等の調整時には、操作レバーに連動したリン
ク機構によって、ブッシュをアッパーコラムから離脱し
て、テレスコピック摺動力を軽減する一方、チルト等の
締付時には、このリンク機構によりブッシュをアッパー
コラムに押圧して、アッパーコラムの「ガタ付き」を防
止している。しかし、リンク機構には、板バネ、ロッド
等を必要とすることから、部品点数が多くなり、組立工
数が多くなって、製造コストの高騰を招来するといった
ことがある。
されたものであって、製造コストの高騰を招来すること
なく、ステアリングコラムの「ガタ付き」を確実に防止
した車両用ステアリング装置を提供することを目的とす
る。
め、本発明に係る車両用ステアリング装置は、ステアリ
ングホイールを傾動又は軸方向に移動して、チルト調整
又はテレスコピック調整する車両用ステアリング装置に
おいて、車体に固定したロアーコラムと、このロアーコ
ラムに摺動自在に嵌合したアッパーコラムと、このアッ
パーコラムを囲うように車体側に固定してあり、側面に
チルト溝を形成した車体側ブラケットと、前記アッパー
コラムに固定して前記車体側ブラケットの内側に摺接自
在に設けてあり、側面にテレスコ溝を形成したコラム側
ブラケットと、前記ロアーコラムの略後端に固定して、
前記車体側ブラケットと前記コラム側ブラケットの間に
車両後方に向けて延在してあり、その略後端に支持溝を
形成した支持ブラケットと、前記車体側ブラケットのチ
ルト溝、前記支持ブラケットの支持溝、及び前記コラム
側ブラケットのテレスコ溝に締付ボルトを通挿して、こ
の締付ボルトにより、前記車体側ブラケット、前記支持
ブラケット、及び前記コラム側ブラケットを摺接してチ
ルト締付又はテレスコピック締付を行う締付手段と、を
具備することを特徴とする。
側ブラケット及びコラム側ブラケットに加えて、ロアー
コラムから車体側ブラケットとコラム側ブラケットの間
に延在した支持ブラケットを新設し、これにより、チル
ト締付又はテレスコピック締付時には、車体側ブラケッ
ト、支持ブラケット、及びコラム側ブラケットをそれぞ
れ摺接するように構成しており、こうしてステアリング
コラムの「ガタ付き」を確実に防止することができる。
しかも、支持ブラケットを新設しているだけであるた
め、製造コストの高騰も低く抑えることができると共
に、チルト・テレスコピック式のステアリング装置の組
立も簡単に且つ確実に行うことができる。
チルト・テレスコピック式の車両用ステアリング装置を
図面を参照しつつ説明する。
チルト・テレスコピック式の車両用ステアリング装置の
側面図であり、図1(b)は、平面図であり、図1
(c)は、横断面図である。図2(a)は、車体側ブラ
ケット、支持ブラケット、及びコラム側ブラケットをロ
アーコラム等に組付けた状態を示す斜視図であり、図2
(b)は、車体側ブラケットの斜視図である。図3
(a)は、ロアーコラムと支持ブラケットを示す斜視図
であり、図3(b)は、コラム側ブラケットの斜視図で
あり、図3(c)は、ステアリングコラムの横断面図で
ある。図4(a)は、支持ブラケット、及びコラム側ブ
ラケットをロアーコラム等に組付けた状態を示す斜視図
であり、テレスコピック最伸時を示し、図4(b)は、
テレスコピック最縮時を示す。
は、ロアーブラケット1により車体に固定したロアーコ
ラム2と、これに摺動自在に嵌合したアッパーコラム3
とからなる。ロアーコラム2とアッパーコラム3との間
には、含油樹脂からなるブッシュ4がOリング5により
締付けて介装してあり、「ガタ付き」を防止している。
に、車体側ブラケット6(チルトブラケット)が設けて
あり、この車体側ブラケット6の内側に、アッパーコラ
ム3に固定したコラム側ブラケット7(ディスタンスブ
ラケット)が上下動自在に設けてある。車体側ブラケッ
ト6には、チルト溝8が形成してあると共に、コラム側
ブラケット7には、テレスコ溝9が形成してあり、これ
らチルト溝8およびテレスコ溝9に、締付ボルト10が
通挿してある。この締付ボルト10の一端に、調節ナッ
ト11が螺合してあり、これに操作レバー12が設けて
ある。なお、締付ボルト10には、衝撃吸収用ワイヤー
13の後端が掛け渡してあり、二次衝突時の衝撃エネル
ギーを吸収するようになっている。
2の略後端には、平面視が略U字状の支持ブラケット1
4が固定してある。この支持ブラケット14は、車体側
ブラケット6とコラム側ブラケット7の間に車両後方に
向けて延在してある。支持ブラケット14の略後端に
は、支持溝15が形成してあり、締付ボルト10が通挿
してある。
ロアーコラム2に固定してあるが、アルミニウム等のロ
アーコラムの場合には、一体的に成型してあってもよ
い。
はテレスコピック締付時には、操作レバー12を締付方
向に回動すると、車体側ブラケット6、支持ブラケット
14、及びコラム側ブラケット7がそれぞれ摺接して押
圧することにより、チルト締付及びテレスコピック締付
することができる。
ット14によりブラケット6,7と共に締付けられるた
め、ステアリングコラムの「ガタ付き」を確実に防止す
ることができる。また、支持ブラケット14を新設して
いるだけであるため、製造コストの高騰も低く抑えるこ
とができると共に、チルト・テレスコピック式のステア
リング装置の組立も簡単に且つ確実に行うことができ
る。
は、操作レバー12を解除方向に回動すると、車体側ブ
ラケット6、支持ブラケット14、及びコラム側ブラケ
ット7の摺接が解除することにより、チルト又はテレス
コピック調整することができる。
をコラム側ブラケット7やロアーコラム2やアッパーコ
ラム3と共に、車体側ブラケット6のチルト溝8に沿っ
て上下方向に移動して、アッパーコラム3をチルト調整
することができる。なお、このチルト調整時、支持ブラ
ケット14は、ロアーコラム2に固定してあるため、締
付ボルト10やロアーコラム2と共に上下方向に移動す
る。
ボルト10にテレスコ溝9を沿わせながら、コラム側ブ
ラケット7をアッパーコラム3と共に、図4に示すよう
に軸方向に移動して、アッパーコラム3をテレスコピッ
ク調整することができる。なお、このテレスコピック調
整時、支持ブラケット14は、ロアーコラム2に固定し
てあるため、この調整時に静止しているロアコラム2と
共に静止している。
時、支持ブラケット14は、ロアーコラム2に固定して
あるため、締付ボルト10が3つのブラケット6,1
4,7の各溝8,15,9に通挿してあれば、アッパー
コラム3とロアーコラム2とが分離することがなく、従
来のように分離防止のためのピン等を設ける必要がない
といった利点もある。
定されず、種々変形可能である。例えば、上述した実施
の形態では、チルト調整とテレスコピック調整の双方を
行うことができるが、いずれか一方の調整のみを行う場
合であっても、本発明を適用することができる。
14の支持溝15は、比較的長く形成してあってもよ
く、この場合には、二次衝突時に、支持溝15を変形さ
せて、衝撃エネルギーを吸収することもできる。さら
に、支持溝15の先端は、締付ボルト10を通挿できる
のであれば、開放してなくてもよい。
従来の車体側ブラケット及びコラム側ブラケットに加え
て、ロアーコラムから車体側ブラケットとコラム側ブラ
ケットの間に延在した支持ブラケットを新設し、これに
より、チルト締付又はテレスコピック締付時には、車体
側ブラケット、支持ブラケット、及びコラム側ブラケッ
トをそれぞれ摺接するように構成している。
支持ブラケットを介してチルト締付又はテレスコ締付さ
れるので、ステアリングコラムの「ガタ付き」を確実に
防止することができる。しかも、支持ブラケットを新設
しているだけであるため、製造コストの高騰も低く抑え
ることができると共に、チルト・テレスコピック式のス
テアリング装置の組立も簡単に且つ確実に行うことがで
きる。
テレスコピック式の車両用ステアリング装置の側面図で
あり、(b)は、平面図であり、(c)は、横断面図で
ある。
ト、及びコラム側ブラケットをロアーコラム等に組付け
た状態を示す斜視図であり、(b)は、車体側ブラケッ
トの斜視図である。
す斜視図であり、(b)は、コラム側ブラケットの斜視
図であり、(c)は、ステアリングコラムの横断面図で
ある。
ケットをロアーコラム等に組付けた状態を示す斜視図で
あり、テレスコピック最伸時を示し、(b)は、テレス
コピック最縮時を示す。
を示す斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ステアリングホイールを傾動又は軸方向
に移動して、チルト調整又はテレスコピック調整する車
両用ステアリング装置において、 車体に固定したロアーコラムと、 このロアーコラムに摺動自在に嵌合したアッパーコラム
と、 このアッパーコラムを囲うように車体側に固定してあ
り、側面にチルト溝を形成した車体側ブラケットと、 前記アッパーコラムに固定して前記車体側ブラケットの
内側に摺接自在に設けてあり、側面にテレスコ溝を形成
したコラム側ブラケットと、 前記ロアーコラムの略後端に固定して、前記車体側ブラ
ケットと前記コラム側ブラケットの間に車両後方に向け
て延在してあり、その略後端に支持溝を形成した支持ブ
ラケットと、 前記車体側ブラケットのチルト溝、前記支持ブラケット
の支持溝、及び前記コラム側ブラケットのテレスコ溝に
締付ボルトを通挿して、この締付ボルトにより、前記車
体側ブラケット、前記支持ブラケット、及び前記コラム
側ブラケットを摺接してチルト締付又はテレスコピック
締付を行う締付手段と、を具備することを特徴とする車
両用ステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000101081A JP2001278069A (ja) | 2000-04-03 | 2000-04-03 | 車両用ステアリング装置 |
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Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publications (2)
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ID=18615196
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001278069A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN108657262A (zh) * | 2018-06-06 | 2018-10-16 | 江苏格尔顿传动有限公司 | 汽车电动控制调整转向管柱 |
-
2000
- 2000-04-03 JP JP2000101081A patent/JP2001278069A/ja active Pending
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