JP2006182062A - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テレスコ操作中に脱落することのないステアリングコラム装置を提供する。
【解決手段】車体のダッシュパネル100に設けられた挿通孔101と、車体側に設置される固定部材33とで支持され、且つテレスコ調節機能を有するステアリングコラム装置1に、車体に支承され、回動するロアシャフト11を覆い、ロアシャフト11とともに車体に支持されるロアジャケット21と、ロアシャフト11とともに回動し、且つロアシャフト11との長手方向の全長が伸縮可能に係合したアッパシャフト12を覆い、さらにロアジャケット21との長手方向の全長が伸縮可能に係合してアッパシャフト12とともに車体に支持されるアッパジャケット22と、テレスコ操作中にロアジャケット21のステアリングシャフト10の長手方向に沿った動きを拘束する係止構造とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は自動車のステアリングコラム装置に関する。
従来、ステアリングコラムの前側部分がダッシュパネルの挿通孔に弾性材で成形されたグロメットを介して嵌装支持されるステアリングコラム装置には、特許文献1に開示されたものがある。このステアリングコラム装置は、前側部分に他の一般部の外径より大きい外径を有する大径部を設け、ダッシュパネルの挿通孔に嵌め付けたグロメットの内周部に大径部を嵌装支持することで、前面衝突時、ステアリングコラムの一般部の外径に対して挿通孔の径が充分に大きいから、挿通孔の上縁部がステアリングコラムに当たるまでのダッシュパネルの後退ストロークが大きくなり、衝突初期にダッシュパネルがステアリングコラムに干渉することはなくなるものである。
実開平9−254794号公報
ところで、上述のようなステアリングコラム装置は、ステアリングコラムの後端に設置されるステアリングホイールが所定の位置に配置されるように、ステアリングコラムの前側がグロメットによってダッシュパネルの挿通孔に支持されるとともに、ステアリングコラムの後側が両脇から吊下げるように車体側保持部によって保持されることが一般的に行なわれている。
このようなステアリングコラムを保持する方法を運転者の体格や運転姿勢に合わせてステアリングホイールの位置を調節するために、ステアリングホイールをステアリングコラムの軸方向へ移動可能にするテレスコ調整機構を備えたステアリングコラム装置に適用した場合、ステアリングホイールの位置を調節する際に、ダッシュパネルの挿通孔からステアリングコラムの先端部が脱落するおそれがあった。
そこで本発明は、テレスコ操作中にステアリングコラムが脱落することのないステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、車体のダッシュパネルに設けられた挿通孔と、車体側に設置される固定部材とで支持され、且つテレスコ調節機能を有するステアリングコラム装置であって、車体に支承され、回動するロアシャフトを覆い、該ロアシャフトとともに車体に支持されるロアジャケットと、該ロアシャフトとともに回動し、且つ当該ロアシャフトとの長手方向の全長が伸縮可能に係合したアッパシャフトを覆い、さらに該ロアジャケットとの長手方向の全長が伸縮可能に係合して当該アッパシャフトとともに車体に支持されるアッパジャケットと、テレスコ操作中に該ロアジャケットのステアリングシャフトの長手方向に沿った動きを拘束する係止構造とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のステアリングコラム装置において、前記係止構造が、前記ロアジャケットに固定される丸孔を有する支持ブラケットと、長孔を有する前記固定部材と、これら長孔と丸孔とを貫通する軸材とから構成されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のステアリングコラム装置において、前記アッパシャフトに設置されたディスタンスブラケットにステアリングシャフトの長手方向に沿ったテレスコ長孔が設けられ、前記軸材を前記固定部材に設けられた長孔、前記支持ブラケットに設けられた丸孔、該テレスコ長孔の順で貫通しつつ、該軸材の軸方向に沿って締上げることで、前記固定部材と前記支持ブラケットと該ディスタンスブラケットとを締結することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のステアリングコラム装置において、前記固定部材に設けられた長孔が、前記ダッシュパネルの挿通孔を中心とする上下方向に沿った円弧の長孔形状を備え、前記固定部材と前記支持ブラケットに一体で設けられたフック部との間に保持バネが掛け渡されたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3、または請求項4記載のステアリングコラム装置において、前記支持ブラケットが、前記固定部材と前記ディスタンスブラケットの間に設けられたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3、または請求項4記載のステアリングコラム装置において、前記支持ブラケットが、前記固定部材、および前記ディスタンスブラケットの内側に設けられたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、テレスコ操作中にダッシュパネルの挿通孔ステアリングコラムが脱落することがない。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、比較的単純な構成で、テレスコ操作中にロアジャケットの長手方向に沿った動きを拘束できるとともに、支持ブラケットを介して、ロアジャケット支持することができるため、ステアリングコラム装置の剛性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、ロアジャケットとアッパジャケットとが締結されることにより、ステアリングコラム装置の剛性が向上し、ステアリングホイールを操作する際にがたつきを防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果に加えて、構成を複雑にすることなくチルト調節機能を付加することができる。
また、保持バネを欠けるフック部を別体で設ける必要がなく、部品点数の削減もできる。
請求項5記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果と同様の効果を得ることができる。
請求項6記載の発明によれば、支持ブラケットを固定部材とディスタンスブラケットの間に挟込まない構造でも、請求項3記載の発明の効果と同様の効果を得ることができる。
次に、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態に係るステアリングコラム装置について詳細に説明する。本実施の形態に係るステアリングコラム装置は、ステアリングコラムに設けられたチルト調整機構部とテレスコ調整機構部とを、一つの操作レバー(チルト・テレスコ操作レバー)で操作できるようにしたものである。これらチルト調整機構部とテレスコ調整機構部とは、一つのチルト・テレスコ操作レバーを共用するがそれぞれ独立に操作することが可能である。なお、説明の便宜を図るため、後述するチルト調整機構部とテレスコ調整機構部の構成の説明においては、それぞれの機構部がチルト・テレスコ操作レバーを含むものとする。
以下、ステアリングコラム装置の構成の概略を図面を用いて説明する。なお、図1は本発明の実施の形態に係るステアリングコラム装置の車両に組付けた状態の側面図、図2はステアリングコラム装置の要部分解斜視図、図3はステアリングコラム装置の側面図、図4は図3のA−A線に沿った断面図である。
図1〜図4に示すように、本実施形態のステアリングコラム装置1は、ダッシュパネルに設けられた挿通孔101と、後部の固定部104の2箇所で車体に固定されているとともに、後端部に配置されるステアリングホイール103の回転を車輪(不図示)に伝えるステアリングシャフト10と、このステアリングシャフト10の回転を妨げることなく覆いつつ、支承するジャケット20と、このジャケット20に配置され車体側の固定部位に連結される固定部材33と、チルト調整機構部とテレスコ調整機構部を具備するロック手段41とから大略構成されている。
ステアリングシャフト10は、ロアシャフト11とアッパシャフト12とから構成され、ジャケット20はロアジャケット21とアッパジャケット22とから構成されている。
ロアシャフト11は、後述されるロアジャケット21を介して車体に支承される。なお、ロアジャケット21は第1ロアジャケット21aと第2ロアジャケット21bの2体からなり、第1ロアジャケット21aに形成された嵌合部23,23にて一体化されている。そこで、車の前方衝突時に乗員がステアリングホイール103に衝突するという2次衝突の際に第1ロアジャケット21aが嵌合部23,23の嵌合力に抗して第2ロアジャケット21bに対して相対移動をし、エネルギー吸収を行なう構造になっている。また、ロアシャフト11は、その先端部が車体のダッシュパネル100に設けられた挿通孔101に挿入された状態で支承されている。
アッパシャフト12は、後述されるアッパジャケット22によって覆われている。また、アッパシャフト12には、その先端部に設けられたスプライン等の係合手段によって、軸方向にはロアシャフト11に対してスライド自在に、且つロアシャフト11とともに回転するように、ロアシャフト11に係合されている。さらに、アッパシャフト12の後端部には、ステアリングホイール103が配置される。
ロアジャケット21は、略筒形状を有し、内部にロアシャフト11が配置されている。ロアシャフト11は、先端部をベアリング25によって、回動自在に、且つ軸方向に固定された状態でロアジャケット21に支承されている。また、ロアジャケット21は、その先端部がダッシュパネル100の挿通孔101に挿入され、弾力性を有するブッシュ102によって、このブッシュ102を中心に揺動可能に挿通孔101に支持されている。
アッパジャケット22は、ロアジャケット21と同様に、略筒形状を有し、内部にアッパシャフト12が配置されているとともに、その先端部と後端部でベアリング24を介してアッパシャフト12を支承している。また、アッパジャケット22は、その先端部がロアジャケット21の内部に伸縮可能に挿入されている。
固定部材33は、2枚のブラケット33A,33Bからなり、ロアジャケット21とアッパジャケット22との連結部分の両脇をクロスカービーム(不図示)などの車体側の部材から吊下げるように、取付座34を介して当該車体側の部材に設置されている。
ロック手段41は、ロアジャケット21とアッパジャケット22との連結部分に配置されている。また、ロック手段41は、ロアジャケット21に設置された支持ブラケット31に設けられた丸孔31aと、アッパジャケット22に設置されたディスタンスブラケット32に設けられた長孔32aと、固定部材33に設けられた長孔33a,33bと、これらの丸孔31aと長孔32aと長孔33a,33bを貫通する軸材としてのロックボルト43、スライド防止部50、カム部60、操作レバー42、およびロックナット44とから構成されている。
支持ブラケット31は、ロアジャケット21の後部に設置されるために、図5に示されるように、円弧状の取付部31bを有し、取付部31bの左右どちらかにはフック部35を形成した支持部31cを有している。また、支持ブラケット31の支持部31cに設けられた丸孔31aは、ロックボルト43を挿入するために必要十分な開口面積を有するように開口されている。ディスタンスブラケット32は、断面略コ字形状を有し、アッパジャケット22の前部に配置されている。また、ディスタンスブラケット32の対向する面に設けられた2つの長孔32aの内の一方は、ロックボルト43を挿入するために必要十分な開口面積を有するように開口され、他方は、後述されるロックツース51が配置されるように開口されている。固定部材33に設けられた長孔33a,33bは、ダッシュパネル100の挿通孔101を中心とする上下方向に沿った円弧の長孔形状を有し、後述されるカムツース52が孔の長手方向に沿って自在にスライドできるように開口されている。
スライド防止部50は、ロックツース51と、カムツース52と、板バネ53とから構成されている。
ロックツース51は、長孔32aに嵌入され、固定部材33とディスタンスブラケット32との間に狭持されている。また、ロックツース51の表面側には、ラック51aが設けられている。
カムツース52は、長孔33aに嵌入され、チルト調節時にロックボルト43とともに上下方向にスライドする。また、カムツース52は、テレスコ調節時にはロックボルト43とともにスライドしないようになっている。また、カムツース52の内面側には、ラック52aがラック51aと係合可能に設けられている。
ロックツース51とカムツース52の間には、板バネ53が狭持されている。そして、この板バネ53の反発力によって、ロックツース51とカムツース52の係合が強制解除される。
カム部60は、固定カム61と、可動カム62とから構成されている。
図6に示すように、固定カム61は、カムツース52の表面側に設置され、円形の基部61aの円周方向に沿って形成され、斜面と平坦な頂部とからなる略台形形状のカム山61bを備えている。
可動カム62は、後述される操作レバー42の回動操作とともに回動するように操作レバー42の基端部に設けられた支持孔42aに固定されている。また、可動カム62のカム山63は、固定カム61のカム山61bに対向して設置されている。可動カム62のカム山63は、解除部63aと、締結部63bと、これらを解除部63aと締結部63bとをなめらかにつなぐ斜面63cとから構成されている。解除部63aは、テレスコ調節、およびチルト調節が行えるようにロック手段41が解除された状態の時に固定カム61のカム山61bが位置し、締結部63bは、テレスコ調節、およびチルト調節が行えないようにロック手段41が締結された状態の時に固定カム61のカム山61bが位置する。(図5参照)
操作レバー42は、可動カム62から車両後方に向かって設置されている。
操作レバー42は、ロック手段41が締結される締結位置とロック手段41が解除される解除位置との間を自在に回動する。
ロックボルト43は、その基端側から先端側に向かって、長孔33b、丸孔31a、長孔32aの一方の順で貫通するとともに、長孔32aの他方、ロックツース51、長孔33a、板バネ53、カムツース52、可動カム62、操作レバー42の順で貫通し、ロックナット44で固定されている。
したがって、操作レバー42が締結位置に保持された状態では、固定カム61のカム山61bが可動カム62の締結部63bに位置するため、ロックボルト43の基端側がその先端側に向かって引張られるので、ロックツース51のラック51aとカムツース52のラック52aが係合することで、固定部材33と支持ブラケット31とディスタンスブラケット32とが圧接・締結され、ステアリングコラム装置1が固定される。
また、操作レバー42が解除位置に保持された状態では、固定カム61のカム山61bが可動カム62の解除部63aに位置するため、ロックボルト43の張力がなくなり、板バネ53の反発力によってロックツース51のラック51aとカムツース52のラック52aが係合が解除されるとともに、固定部材33と支持ブラケット31とディスタンスブラケット32との締結が解除され、チルト調節、およびテレスコ調節が可能になる。
なお、固定部材33と支持ブラケット31のフック部35との間には、図4に示されるように、保持バネ45が掛け渡されている。この保持バネ45の張力によって、ステアリングコラム装置1が上下方向に保持されるため、チルト調節時に不用意に下限位置までステアリングコラム装置1が落下することを防止している。
上記構成により、長孔33a,33bが上下方向に延びる長孔で、且つ丸孔31aがロックボルト43を挿通するために必要十分な開口面積を備えることから、テレスコ調節時にはアッパシャフト12、アッパジャケット22、ディスタンスブラケット32が移動して、ステアリングコラムの軸方向の長さの調整を行なうが、アッパシャフト12の動きに引きずられて、ロアジャケット21が軸方向に移動することが防止されるので、ダッシュパネルの挿通孔からステアリングコラムが脱落することがない。チルト調整時には、操作レバー42のロック解除方向への回動により、ディスタンスブラケット32への固定部材33の圧接がなくなり、ディスタンスブラケット32が固定部材33に対し、上下方向へ移動可能となる。
また、丸孔を有する板状の部材を設けるという比較的単純な構成で、ロアジャケット21の長手方向に沿った動きを拘束できるとともに、固定部材33を介して、ステアリングコラム装置1を車体に支持することができる。
さらに、支持ブラケット31を介してロアジャケット21がロックボルト43にて支持されるため、ロアジャケット21とアッパジャケット22とが締結されることにより、ステアリングコラム装置1の剛性が向上し、ステアリングホイール103を操作する際にがたつきを防止することができる。
図7は本発明の第2実施形態に係るステアリングコラム装置1Bを示す。図7に示すように、この第2実施形態のステアリングコラム装置1Bは、前記第1実施形態のものと比較するに、支持ブラケット31Bの取付け位置が相違する。
つまり、支持ブラケット31Bは、固定部材33のブラケット33Aとディスタンスブラケット32との間で狭持されるのではなく、略コ字形状を有するディスタンスブラケット32の内側に位置するようにロアジャケット21の後部に固定されている。
他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
上記構成により、第1実施形態と同様に、テレスコ調節時にはアッパシャフト12、アッパジャケット22、ディスタンスブラケット32が移動して、ステアリングコラムの軸方向の長さの調整を行なうが、アッパシャフト12の動きに引きずられて、ロアジャケット21が軸方向に移動することが防止されるので、ダッシュパネルの挿通孔からステアリングコラムが脱落することがない。なお、テレスコ調節時には、ロック手段41によるロックが解除されているので、支持ブラケットを固定部材とディスタンスブラケットの間に挟込まない構造でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るステアリングコラム装置の車両に組付けた状態の側面図である。 本発明の第1実施形態に係るステアリングコラム装置の要部分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るステアリングコラム装置の側面図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係る支持ブラケットの要部拡大図で、(a)が上面図、(b)が正面図、(c)が側面図である。 本発明の第1実施形態に係るカム部の要部拡大図である。 本発明の第2実施形態の構成概要図である。
符号の説明
1…ステアリングコラム装置
10…ステアリングシャフト
11…ロアシャフト
12…アッパシャフト
21…ロアジャケット
22…アッパジャケット
31…支持ブラケット
31a…丸孔
32…ディスタンスブラケット
32a…長孔
33…固定部材
33a、33b…長孔
40…係止構造
43…ロックボルト(軸材)
45…保持バネ
100…ダッシュパネル
101…挿通孔

Claims (6)

  1. 車体のダッシュパネルに設けられた挿通孔と、車体側に設置される固定部材とで支持され、且つテレスコ調節機能を有するステアリングコラム装置であって、
    車体に支承され、回動するロアシャフトを覆い、該ロアシャフトとともに車体に支持されるロアジャケットと、
    該ロアシャフトとともに回動し、且つ当該ロアシャフトとの長手方向の全長が伸縮可能に係合したアッパシャフトを覆い、さらに該ロアジャケットとの長手方向の全長が伸縮可能に係合して当該アッパシャフトとともに車体に支持されるアッパジャケットと、
    テレスコ操作中に該ロアジャケットのステアリングシャフトの長手方向に沿った動きを拘束する係止構造とを備えたことを特徴とするステアリングコラム装置。
  2. 請求項1記載のステアリングコラム装置において、
    前記係止構造が、前記ロアジャケットに固定される丸孔を有する支持ブラケットと、長孔を有する前記固定部材と、
    これら長孔と丸孔とを貫通する軸材とから構成されることを特徴とするステアリングコラム装置。
  3. 請求項2記載のステアリングコラム装置において、
    前記アッパシャフトに設置されたディスタンスブラケットにステアリングシャフトの長手方向に沿ったテレスコ長孔が設けられ、
    前記軸材を前記固定部材に設けられた長孔、前記支持ブラケットに設けられた丸孔、該テレスコ長孔の順で貫通しつつ、該軸材の軸方向に沿って締上げることで、
    前記固定部材と前記支持ブラケットと該ディスタンスブラケットとを締結することを特徴とするステアリングコラム装置。
  4. 請求項3記載のステアリングコラム装置において、
    前記固定部材に設けられた長孔が、前記ダッシュパネルの挿通孔を中心とする上下方向に沿った円弧の長孔形状を備え、
    前記固定部材と前記支持ブラケットに一体で設けられたフック部との間に保持バネが掛け渡されたことを特徴とするステアリングコラム装置。
  5. 請求項3、または請求項4記載のステアリングコラム装置において、
    前記支持ブラケットが、前記固定部材と前記ディスタンスブラケットの間に設けられたことを特徴とするステアリングコラム装置。
  6. 請求項3、または請求項4記載のステアリングコラム装置において、
    前記支持ブラケットが、前記固定部材、および前記ディスタンスブラケットの内側に設けられたことを特徴とするステアリングコラム装置。
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