JP4210812B2 - 車両のステアリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のステアリングホイールの上下方向位置と前後方向位置を調節可能なステアリング装置に関し、特に、ステアリングホイールの位置調節時にそれと一体的に移動するコラムカバーの上面側部分の少なくとも一部をなす遮蔽部材により、コラムカバーの上面とインストルメントパネルとの間に隙間を発生させないようにしたステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車に装備されるステアリング装置は、インストルメントパネル(以下、インパネという)の後側に配設されるステアリングホイールと、このステアリングホイールに後端部が連結されて前方へ延び前端部側がステアリングギヤに連結されるステアリングシャフトを備え、ステアリングホイールを回動させると、ステアリングシャフトやステアリングギヤを介してタイロッドが駆動され、そのタイロッドに連動して操舵輪である前輪が操舵される。
【0003】
一般に、ステアリングシャフトは筒状のジャケット部材に覆われて回動可能に支持され、そのジャケット部材がインパネの前側において車体側部材(インパネメンバー)に連結されている。ジャケット部材はステアリングホイール近くまで延び、ステアリングホイールとジャケット部材は、少なくともインパネとステアリングホイールの間において合成樹脂製のコラムカバーにより覆われている。
【0004】
最近のステアリング装置には、運転者の体格等に応じた快適な運転姿勢を確保する為に、ステアリングホイールの上下方向位置と左右方向位置を調節可能に構成したものが広く実用に供されている。通常、ジャケット部材は車体側部材に固定解除可能に固定され、ジャケット部材を固定解除した状態で、ジャケット部材及びステアリングシャフトとともにステアリングホイールを上下方向と前後方向へ移動させてその位置を調節可能にしてある。
【0005】
ところで、従来のステアリング装置では、ステアリングホイールの位置調節時、コラムカバーはステアリングホイールと一体的に移動するようになっている。そのため、インストルメントパネル(インパネ)とコラムカバーの前端部とに隙間ができないように、コラムカバーは、その前部をインパネに形成された開口部に挿入して、上下方向と前後方向に移動可能に配設されている。
【0006】
しかし、コラムカバーの上面とインパネとの間には隙間が発生し、その隙間もステアリングホイールを下方位置に移動させる程大きくなる。そこで、伸縮且つ屈曲可能な蛇腹部材を装着することで、ステアリングホイールの位置を上下方向と前後方向に調節しても、コラムカバーとインパネとの間に隙間ができないようにした種々のステアリング装置が考えられ、その一部は実用に供されている。
【0007】
例えば、図15のステアリング装置100 では、コラムカバー102 がインパネ101 の後側において移動するように設けられ、コラムカバー102 の前端に環状の蛇腹部材105 の後端部が連結され、インパネ101 に形成された開口部101a付近に蛇腹部材105 の前端部が連結されている。
【0008】
図16のステアリング装置110 では、コラムカバー112 が、前カバー113 と前カバー113 に後側から摺動自在に挿入されて前後移動可能な後カバー114 とからなる。前カバー113 の前端部が、インパネ111 の開口部111aに上下動可能に上下に遊嵌状に挿入され、前カバー113 の上壁部の前端に蛇腹部材115 の下端部が連結され、その上側の開口部111a付近に蛇腹部材115 の上端部が連結されている。
【0009】
図17のステアリング装置120 では、コラムカバー122 が前後方向に長く構成され、そのコラムカバー122 の前端部分が、インパネ121 の開口部121aに上下動可能に上下に遊嵌状に且つ前後動可能に挿入されている。コラムカバー122 の上側の開口部121a付近に蛇腹部材125 の上端部が連結され、その蛇腹部材125 の下端部が、コラムカバー122 の前端部分の上面に接触している。
【0010】
ここで、最近のステアリング装置では、例えば、ステアリングシャフトを軸部材とこの軸部材に回動不能に外嵌された筒部材とで構成し、これら軸部材と筒部材をピン部材を介して連結して、車両衝突時に、ステアリングシャフトに入力される衝撃力でピン部材を破断させるとともに、軸部材と筒部材とをそれらの間に作用する摩擦力に抗して収縮摺動させて、ステアリングホイールへ2次衝突する乗員の衝撃を吸収するコラプス機構を装備したものが広く実用に供されている。
【0011】
また、通常、インパネの前側に、インパネを補強する車幅方向に長い車体側部材(インパネメンバー)が設けられ、このインパネメンバーにジャケット部材が連結されている。ステアリング装置の荷重の大部分はインパネメンバーで支持されるが、特に、ステアリングホイールにエアバッグ装置を装備したものではその重量が大きくなるため、ステアリング装置の支持剛性を高める為には、ジャケット部材のできるだけ後部をインパネメンバーで支持する構造にすることが望ましい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来のステアリング装置では、前述のように、ステアリングホイールの上下方向位置と左右方向位置を調節可能にする為に、インパネに形成された開口部にコラムカバーの前部を挿入しているだけであるため、ステアリングホイールの位置調節時にそれと一体的に移動するコラムカバーの上面とインパネとの間に隙間が発生するという問題があり、その隙間もステアリングホイールつまりコラムカバーを下方位置に移動させる程大きくなる。
【0013】
そして、コラムカバーの上面とインパネとの間に隙間が発生すると、その隙間が見栄えや外観を非常に悪くし、インパネとコラムカバーとの一体感をだせないという問題がある他、前記隙間に物等が挟まり易く、そうなるとステアリングホイールを上方へ移動させることができなくなる虞があること等の問題がある。
【0014】
また、図15のステアリング装置100 では、蛇腹部材105 でコラムカバー102 とインパネ101 の間の隙間をカバーし、また、図16、図17のステアリング装置110,120 では、蛇腹部材115,125 でコラムカバー112,122 の上面とインパネ111,121 の間の隙間をカバーしているが、これら蛇腹部材ではその形状から見栄えをよくしコラムカバーとインパネとの一体感をだすのが難しい。尚、図16のステアリング装置110 では、コラムカバー112 の前カバー113 と後カバー114 の連結部に段部が形成され、その段部も見栄えをよくする点で不利である。
【0015】
更に、図15、図17のステアリング装置100,120 では、コラムカバー102,122 の前端部分が支持されていないため、また、図16のステアリング装置110 では、コラムカバー112 の前端上壁部が支持されいるが、蛇腹部材115 を介して支持されているため、コラムカバーの支持剛性が非常に低いものになる。そこで、コラムカバーの上壁部を支持することが考えられるが、上下及び前後に移動するコラムカバーを支持する支持機構を別途設けなければならないため、構造が複雑化し製作コスト的にも不利になる。
【0016】
一方、従来のステアリング装置において、ステアリングホイールを前方限界位置まで移動させる際に、コラムカバーの前部がインストルメントの前側に入り込むようにしたものでは、ジャケット部材を支持するインパネメンバーや、インパネメンバーにジャケット部材を連結する連結部材に、インパネの前側に入り込んだコラムカバーが干渉するという虞がある。特に、前記コラプス機構を設けたステアリング装置では、そのコラプス機構の作動によりコラムカバーがインパネの前側に入り込むため、ステアリングホイールを前方限界位置に調節した状態で、上記問題が一層顕著になり、コラプス機構が十分に機能しなくなる虞がある。
【0017】
これを回避する為には、コラムカバーがインパネの前側に入り込む量を小さくすればよいが、ステアリングホイールの前後移動ストローク(前後調節量)が小さくなる。これに対して、インパネメンバーを、インパネの前側に入り込んだコラムカバーと干渉しない前方位置に配設することが考えられるが、ジャケット部材を支持する位置も前方へ移動するため、ステアリング装置の支持剛性が低下し、特に、ステアリングホイールにエアバッグ装置を装着したものではその重量が大きくなるため、ステアリングホイールのガタツキが大きくなる虞がある。
【0018】
本発明の目的は、車両のステアリング装置において、ステアリングホイールの位置調節時にそれと一体的に移動するコラムカバーの上面側とインストルメントパネルとの間に隙間を発生させないようにして見栄えをよくすること、コラムカバーとインストルメントパネルとの一体感をだすこと、ステアリング装置を車体側部材に支持する支持剛性を高めること、等である。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1の車両のステアリング装置は、ステアリングホイールと、このステアリングホイールに一端部が連結されたステアリングシャフトを備えたステアリング装置において、前記ステアリングホイールの上下方向位置と前後方向位置を夫々独立に調節してから固定可能なステアリングホイール位置調節機構と、前記ステアリングシャフトとそのジャケット部材を覆い且つステアリングホイールの位置調節時にそれと一体的に移動するコラムカバーと、前記コラムカバーのカバー本体と別体に構成され一端部がカバー本体に支持された遮蔽部材であって、少なくとも上下方向に変形する可撓性を有し且つコラムカバーの上面側部分の少なくとも一部をなす遮蔽部材と、前記遮蔽部材を挿通させる為にインストルメントパネルに形成されたスリットであって遮蔽部材を移動可能に支持するスリットとを備え、前記遮蔽部材は、ステアリングホイールの上下方向への位置調節に応じて上下に変移し、ステアリングホイールの前後方向への位置調節に応じて前後方向へ変移し、前記インストルメントパネルの前側において車幅方向に延びる車体側部材に、ステアリングシャフトとそのジャケット部材を連結する連結部材を設け、この連結部材の上側に遮蔽部材の前方への移動を許す案内通路を形成したことを特徴とするものである。
【0020】
このステアリング装置では、ステアリングホイール位置調節機構により、ステアリングホイールの上下方向位置と前後方向位置を夫々独立に調節してから固定することができる。つまり、運転者の体格等に応じた快適な運転姿勢を確保する為に、ステアリングホイールの上下方向位置と前後方向位置を調節できる。
【0021】
ステアリングホイールの位置調節時にそれと一体的にコラムカバーは移動するが、遮蔽部材は少なくとも上下方向に変形する可撓性を有し、しかも、スリットに挿通されて移動可能に支持されているため、コラムカバーのカバー本体の上側とインストルメントパネルの間に発生する隙間を覆い隠した状態で、ステアリングホイールの上下方向への位置調節に応じて遮蔽部材を上下方向に変形させて上下に変移させ、また、ステアリングホイールの前後方向への位置調節に応じて遮蔽部材を前後方向へ変移させることができる。
【0022】
このように、ステアリングホイールの上下方向位置と前後方向位置を調節しても、遮蔽部材により、ステアリングホイールと一体的に移動するコラムカバーの上面側とインストルメントパネルとの間に隙間を発生させないようにすることができるため、見栄えを非常によくすることができる。更に、スリットに支持された遮蔽部材を乗員が手で押しても、遮蔽部材が下方へ容易に押動されず、コラムカバーとインストルメントパネルとの一体感をだすことができる。また、案内通路によりコラムカバーがインストルメントパネルの前側に入り込む挿入量を大きくすることができるため、ステアリングホイールの前後移動ストローク(前後調節量)、更には上下移動ストローク(上下調節量)を大きくすることができる。しかも、車体側部材をインストルメントパネルに接近させて配設して、この車体側部材により、ステアリングシャフトとそのジャケット部材のできるだけ後部を支持でき、これにより、ステアリング装置の支持剛性を向上させ、特に、ステアリングホイールにエアバッグ装置を装着したものではその重量が大きくなるが、ステアリングホイールをガタツキなく確実に支持できるようになる。
【0023】
請求項2の車両のステアリング装置は、請求項1の発明において、前記遮蔽部材は、ステアリングホイールの上下方向の移動に応じて、上下方向に変形可能に構成されたことを特徴とするものである。従って、ステアリングホイールの上下方向の移動に応じて、遮蔽部材を損傷させることなく上下方向に確実に変形させることができる。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、自動車に装備されるステアリング装置に本発明を適用した場合の一例である。尚、図1に示す方向を前後左右として説明する。
【0031】
図1、図2に示すように、ステアリング装置1は、運転席側において車体内部に設けられたインストルメントパネル10(以下、インパネ10という)の後側に配設されたステアリングホイール2と、ステアリングホイール2に後端部が連結されて前方へ延び前端部側がステアリングギヤ(図示略)に連結されるステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3を覆って回動自在に支持する筒状のジャケット部材4を備えている。
【0032】
更に、図1〜図6に示すように、ステアリング装置1には、ステアリングホイール2の上下方向位置と前後方向位置を夫々独立に調節してから固定可能なステアリングホイール位置調節機構5、ステアリングシャフト3とジャケット部材4を覆い且つステアリングホイール2の位置調節時にそれと一体的に移動するコラムカバー6、コラムカバー6のカバー本体6aと別体に構成され後端部がカバー本体6aに支持された遮蔽部材6bであって少なくとも上下方向に変形する可撓性を有し且つコラムカバー6の上面側部分の少なくとも一部をなす遮蔽部材6b、遮蔽部材6bを挿通させる為にインパネ10に形成されたスリット8であって遮蔽部材6bを移動可能に支持するスリット8、車両衝突時にステアリングホイール2へ2次衝突する乗員の衝撃を吸収するコラプス機構9が設けられている。
【0033】
図2に示すように、ステアリングホイール2は、ハンドル20と、このハンドル20の内側に設けられたケース21とを有し、ケース部21に、エアバッグやインフレータ等を有するエアバッグ装置(図示略)が収納されている。
【0034】
図2〜図4に示すように、ステアリングシャフト3は、軸部材25と、軸部材25に外嵌された筒部材26とを有する。筒部材26の後端部がステアリングホイール2に連結されてジャケット部材4の長さ方向途中部まで延び、軸部材25は、筒部材26及びジャケット部材4を貫通して前方へ延び、軸部材25の前端部側がステアリングギヤ(図示略)に連結されている。ステアリングホイール2を回動させると、ステアリングシャフト3やステアリングギヤを介してタイロッド(図示略)が駆動され、そのタイロッドに連動して前輪が操舵される。
【0035】
図4に示すように、軸部材25の少なくとも一部は断面小判型に形成され、その部分に筒部材26が外嵌されて、軸部材25と筒部材26が相対回動不能になっている。軸部材25と筒部材26は、夫々、長さ方向途中部から後側がやや大径化し、通常時、それら大径化する部位の段部を接触させた状態で、軸部材25と筒部材26とが、それら軸心と直交する方向へ連通状に内嵌されたコラプス機構9の複数の合成樹脂製のピン部材70により連結されている。
【0036】
図1〜図4に示すように、ジャケット部材4は、前側の内筒30と後側の外筒31とを有し、外筒31の前端部分に内筒30の後部が内嵌されて前後方向へ相対移動可能になってる。内筒30の前端部に、ステアリングシャフト3の軸部材25がベアリング35を介して回動可能に且つ前後移動不能に支持され、外筒31の前端部に、ステアリングシャフト3の筒部材26がベアリング36を介して回動可能に且つ前後移動不能に支持されている。そして、この外筒31にコラムカバー6のカバー本体6bが一体的に固定されている。
【0037】
ここで、図1、図2に示すように、インパネ10の直ぐ前側に、車幅方向(左右方向)に延びる車体側部材としてパイプ状のインパネメンバー11が配設され、このインパネメンバー11により、インパネ10が補強され、ジャケット部材4が支持されてステアリング装置1の荷重の大部分が支持されている。
【0038】
図2に示すように、ステアリングホイール位置調節機構5は、インパネメンバー11に固着の連結部材であるブラケット12に固着されてジャケット部材4の外筒31を左右両側から挟んでその下側まで延びる1対の第1部材40と、これら第1部材40に夫々形成された上下に長いボルト孔41と、1対の第1部材40の間においてジャケット部材4の下端部に固着された第2部材42と、第2部材42に形成された左右に長いボルト孔43と、ボルト孔41,43を挿通して、第1,第2部材40を締結解除可能に締結するボルト44等を有する。
【0039】
更に、ステアリングホイール位置調節機構5には、ボルト44を回動操作する為の操作レバー45が設けられている。そして、この操作レバー45によりボルト44を弛めて、ステアリングシャフト3、ジャケット部材4、コラムカバー6と一体的にステアリングホイール2を上下方向と前後方向へ移動させて、ステアリングホイール2の上下方向位置と前後方向位置を調節することができ、操作レバー45によりボルト44を締めて、ステアリングホイール2を調節した位置に固定することができる。
【0040】
図2、図5、図6に示すように、コラムカバー6は、合成樹脂材料で構成されたカバー本体6aと遮蔽部材6bとからなり、カバー本体6aは、上壁部50と左右1対の側壁部51と底壁部52と後壁部53とを有する。カバー本体6aの後端部分に上壁部50が形成され、上壁部50の前側において、左右1対の側壁部51は、上壁部50の前端から下方へ少し段下がりになって前方へ延びている。カバー本体6aの上壁部50よりも前方の上面側は開放しており、その上側が遮蔽部材6bにより覆われている。
【0041】
カバー本体6aは、インパネ10に形成された開口部15に、その側壁部51と底壁部52を挿入した状態で配設されている。尚、ステアリングホイール2を最大限後方へ移動させても、側壁部51と底壁部52が開口部15から抜け出ないようになっている。後壁部53には、ステアリングシャフト3とジャケット部材4とが挿通する円形開口54が形成され、カバー本体6aは、後壁部53の後面をステアリングホイール2のカバー21の前端面に接近させた状態で、ジャケット部材4に固定されている。
【0042】
上壁部50と側壁部51の後部の境界部付近に、左右1対の切欠部57,58が形成され、例えば、切欠部57からワイパー操作用のレバー17が延び、切欠部58からヘッドランプ及びサイドウインカー操作用のレバー18が延びている(図1参照)。尚、コラムカバー6は、組付けの関係上、上下に分割可能な2部材からなり、それらは内側においてピン結合されている。
【0043】
図2、図5〜図9に示すように、遮蔽部材6bは上壁部60と左右1対の側壁部61とを有する。遮蔽部材6bの後端面が、カバー本体6aの上壁部50の前端面とそれに連続する側壁部51の前端面に面接触し、上壁部60の後端部から下方へ延びる左右1対の係合爪60aが、上壁部50から前方へ段落ち状に延びる係合片50aに係合されて、遮蔽部材6bの後端部がカバー本体6aに支持されている。遮蔽部材6bの後端部からは、外側へ湾曲する略鉛直の左右1対の湾曲側壁部62が延び、これら湾曲側壁部62から、1対の側壁部61が前方へ略ストレート状に延びて、カバー本体6aの側壁部51の外側に非接触状に設けられている。
【0044】
図10に示すように、上壁部60と1対の側壁部61には、その表面部に左右方向向きと上下方向向きの多数の溝67aが微小間隔で形成され、その裏面部にも前記溝67aの間に位置するように、左右方向向きと上下方向向きの多数の溝67bが微小間隔で形成されている。これにより、遮蔽部材6bは少なくとも上下方向に変形する可撓性が得られ、例えば、図11に示すように、遮蔽部材6bの上壁部60が変形すると、上面部付近が圧縮されて溝67aの幅が小さくなり、下面部付近が伸長して溝67bの幅が大きくなる。
【0045】
図2、図5、図6に示すように、スリット8は、遮蔽部材6bの縦断面形状と略同じ形状に構成され、開口部15の上端部分を囲うように形成されている。このスリット8に遮蔽部材6bの上壁部60と左右1対の側壁部61が挿通されて前後移動自在に支持されている。ここで、上壁部60の前端部側と1対の側壁部61の前端部側に爪65,66が形成され、これら爪65,66により、スリット8に挿通している遮蔽部材6bが抜け止めされている。
【0046】
ここで、遮蔽部材6bの後端部がカバー本体6aに支持され、遮蔽部材6bがスリット8に挿通された状態で、ステアリングホイール位置調節機構5により、ステアリングホイール2の上下方向位置の調節に応じて、遮蔽部材6bの側壁部61は上下方向に変形するが、ステアリングホイール2の位置に関係なく、上下方向に変形した側壁部61とカバー本体6aの側壁部51とが、常時、側面視にて上下にラップするように構成されている。
【0047】
図3、図4に示すように、コラプス機構9は、前記複数のピン部材70を有し、車両衝突時に、軸部材25に入力される衝撃力によりピン部材70を破断させるとともに、ステアリングシャフト3の軸部材25と筒部材26とをそれらの間に作用する摩擦力に抗して摺動収縮させて、ステアリングホイール2へ2次衝突する乗員の衝撃を吸収する。特に、本実施形態のコラプス機構9では、車体崩壊によりジャケット部材4の内筒30に衝撃力が入力された場合、ジャケット部材4の内筒30と外筒31とをそれらの間に作用する摩擦力に抗して摺動収縮させて、エネルギー吸収できるようになっている。
【0048】
ここで、ブラケット12とインパネメンバー11の上側のインパネ10との間に、ステアリングホイール2の位置調節の際と、コラプス機構9の作動時にステアリングシャフト3の収縮時に、遮蔽部材6bの前方への移動を許す案内通路75が形成されている。
【0049】
次に、上記ステアリング装置1の作用・効果について説明する。
ステアリングホイール2の上下方向位置、前後方向位置を調節する場合、ステアリングホイール位置調節機構により、操作レバー45を操作してボルト44を弛める。すると、ジャケット部材4とステアリングシャフト3が前後方向と左右方向に移動可能となり、これらと一体的にステアリングホイール2を前後方向と左右方向に移動させて、ステアリングホイール2の位置を調節するこができる。ステアリングホイール2の位置調節後、操作レバー45を操作してボルト44を締めると、ジャケット部材4及びステアリングシャフト3とともに、ステアリングホイール2を調節した位置で固定することができる。
【0050】
ステアリングホイール2の位置調節時にそれと一体的にコラムカバー6は移動するが、遮蔽部材6bは少なくとも上下方向に変形する可撓性を有し、しかも、スリット8に挿通されて移動可能に支持されているため、カバー本体6aの上側とインパネ10の間に発生する隙間を覆い隠した状態で、ステアリングホイール2の上下方向への位置調節に応じて遮蔽部材6bを上下方向に変形させて上下に変移させ、また、ステアリングホイール2の前後方向への位置調節に応じて遮蔽部材6bを前後方向へ変移させることができる。
【0051】
図12は、ステアリングホイール2を上方限界位置及び前方限界位置に移動させ調節した状態を示している。この状態で、遮蔽部材6bがインパネ10の前側へ最も多く入り込み、遮蔽部材6bの上壁部60の前端部がブラケット12の上側に形成された案内通路75に案内されている。また、本体カバー6aの側壁部50と遮蔽部材6bの側壁部61は側面視にて上下にラップしている。
【0052】
また、図13は、ステアリングホイール2を下方限界位置及び後方限界位置に移動させ調節した状態を示している。この状態で、遮蔽部材6bがインパネ10の後側へ最も多く抜け出し、遮蔽部材6bの前端部の爪65(66)が、スリット8の前端付近に接近している。この状態でも、カバー本体6aの側壁部50と遮蔽部材6bの側壁部61は側面視にて上下にラップしている。尚、図12、図13の状態以外でも、カバー本体6aの側壁部50と遮蔽部材6bの側壁部61は側面視にて常時上下にラップするように構成されている。
【0053】
図14は、図12の状態から、コラプス機構9が作動し、ステアリングシャフト3が収縮したときの状態を示している。この状態で、遮蔽部材6bの上壁部60の前端部が図12の状態よりも案内通路75の更に前側まで案内される。
【0054】
このステアリング装置1によれば、ステアリングホイール2の上下方向位置と前後方向位置を調節しても、遮蔽部材6bにより、ステアリングホイール2と一体的に移動するコラムカバー6の上面側とインパネ10との間に隙間を発生させないようにすることができるため、見栄えを非常によくすることができる。
【0055】
しかも、スリット8に支持された遮蔽部材6bを乗員が手で押しても、遮蔽部材6bが下方へ容易に押動されず、コラムカバー6とインパネ10との一体感をだすことができる。しかも、遮蔽部材6bを、ステアリングホイール2の上下方向の移動に応じて、上下方向に変形可能に構成したので、遮蔽部材6bを損傷させることなく上下方向に確実に変形させることができる。
【0056】
遮蔽部材6bは、カバー本体6aの上壁部50の前端部から前方へ延びる上壁部60と、この上壁部60の車幅方向両縁部から下方へ延びる1対の側壁部61を有し、遮蔽部材6bの側壁部61をカバー本体6aの側壁部51の外側に非接触状に設け、上下方向に変形した遮蔽部材6bの側壁部61とカバー本体6aの側壁部51とが側面視にて上下にラップするように構成したので、カバー本体6aと遮蔽部材6bにより、ステアリングシャフト3とそのジャケット部材4を確実に覆い、更に、ステアリングホイール2と一体的に移動するコラムカバー6の上面側とインパネ10との間に隙間を発生させないようにすることができる。
【0057】
インパネメンバー11とブラケット12の上側に案内通路75を形成したので、コラムカバー6がインパネ10の前側に入り込む挿入量を大きくすることができるため、ステアリングホイール2の前後移動ストローク(前後位置調節量)、更には上下移動ストローク(上下位置調節量)を大きくすることができ、更に、コラプス機構9の作動により、ステアリングシャフト3とそのジャケット部材4の収縮時、案内通路11により遮蔽部材6bの前方への移動を許すことができるため、2次衝突による乗員の衝撃緩衝機能を確実に発揮させることができる。
【0058】
しかも、案内通路75を形成することにより、インパネメンバー11をインパネ10に接近させて配設して、このインパネメンバー11により、ステアリングシャフト3とそのジャケット部材4のできるだけ後部を支持でき、これにより、ステアリング装置1の支持剛性を向上させることができ、特に、ステアリングホイール2にエアバッグ装置を装着しているためその重量が大きくなるが、ステアリングホイール2をガタツキなく確実に支持できるようになる。
【0059】
次に、前記実施形態の変形例について説明する。
1〕遮蔽部材6bにおいては、複数の多数の溝67a,67bを形成して可撓性を有するように構成する以外に、可撓性を有する材質で構成し、上下方向に変形可能に構成してもよい。
2〕コラムカバー6のカバー本体6aや遮蔽部材6bの形状については前記実施形態に限定されるものでない。
【0060】
3〕遮蔽部材6bをカバー本体6aと一体に形成してもよい。
4〕ステアリングホイールを上下方向のみ調節可能なステアリング装置や、ステアリングホイールを前後方向のみ調節可能なステアリング装置に適用することも考えられる。
5〕尚、前記ステアリング装置1の構造は一例を示すものに過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形を付加した形態で実施可能である。
【0061】
【発明の効果】
請求項1の車両のステアリング装置によれば、コラムカバーのカバー本体と別体に構成され一端部がカバー本体に支持された遮蔽部材であって、少なくとも上下方向に変形する可撓性を有し且つコラムカバーの上面側部分の少なくとも一部をなす遮蔽部材と、遮蔽部材を挿通させる為にインストルメントパネルに形成されたスリットであって遮蔽部材を移動可能に支持するスリットとを設けたので、遮蔽部材により、コラムカバーのカバー本体の上側とインストルメントパネルの間に発生する隙間を覆い隠した状態で、ステアリングホイールの上下方向位置と前後方向位置を調節することができる。
【0062】
つまり、ステアリングホイールの上下方向位置と前後方向位置を調節しても、遮蔽部材により、ステアリングホイールと一体的に移動するコラムカバーの上面側とインストルメントパネルとの間に隙間を発生させないようにすることができるため、見栄えを非常によくすることができ、更に、スリットに支持された遮蔽部材を乗員が手で押しても、遮蔽部材が下方へ容易に押動されず、コラムカバーとインストルメントパネルとの一体感をだすことができる。
また、インストルメントパネルの前側において車幅方向に延びる車体側部材に、ステアリングシャフトとそのジャケット部材を連結する連結部材を設け、この連結部材の上側に遮蔽部材の前方への移動を許す案内通路を形成したので、コラムカバーがインストルメントパネルの前側に入り込む挿入量を大きくすることができるため、ステアリングホイールの前後移動ストローク、更には上下移動ストロークを大きくすることができる。しかも、車体側部材をインストルメントパネルに接近させて配設して、この車体側部材により、ステアリングシャフトとそのジャケット部材のできるだけ後部を支持でき、これにより、ステアリングホイールの支持剛性が向上させることができ、特に、ステアリングホイールにエアバッグ装置を装着したものではその重量が大きくなるが、ステアリングホイールをガタツキなく確実に支持できる。
【0063】
請求項2の車両のステアリング装置によれば、遮蔽部材を、ステアリングホイールの上下方向の移動に応じて、上下方向に変形可能に構成したので、遮蔽部材を損傷させることなく上下方向に確実に変形させることができる。
【0064】
【0065】
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るステアリング装置を装備した車体内部の斜め上側からの斜視図である。
【図2】ステアリング装置の要部縦断面図である。
【図3】ステアリング装置の前部の縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】ステアリング装置のコラムカバーと遮蔽部材の斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】遮蔽部材の斜視図である。
【図8】遮蔽部材の平面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】遮蔽部材(非変形状態)の部分拡大断面図である。
【図11】遮蔽部材(変形状態)の部分拡大断面図である。
【図12】ステアリング装置(上前方限界位置)の要部縦断面図である。
【図13】ステアリング装置(下後方限界位置)の要部縦断面図である。
【図14】ステアリング装置(コラプス機構作動時)の要部縦断面図である。
【図15】従来技術に係るステアリング装置の部分断面図である。
【図16】別の従来技術に係るステアリング装置の部分断面図である。
【図17】更に別の従来技術に係るステアリング装置の部分断面図である。
【符号の説明】
1 ステアリング装置
2 ステアリングホイール
3 ステアリングシャフト
4 ジャケット部材
5 ステアリングホイール位置調節機構
6 コラムカバー
6a カバー本体
6b 遮蔽部材
8 スリット
9 コラプス機構
10 インストルメントパネル
11 インパネメンバー
12 ブラケット
50 上壁部
51 側壁部
60 上壁部
61 側壁部
75 案内通路

Claims (2)

  1. ステアリングホイールと、このステアリングホイールに一端部が連結されたステアリングシャフトを備えたステアリング装置において、
    前記ステアリングホイールの上下方向位置と前後方向位置を夫々独立に調節してから固定可能なステアリングホイール位置調節機構と、
    前記ステアリングシャフトとそのジャケット部材を覆い且つステアリングホイールの位置調節時にそれと一体的に移動するコラムカバーと、
    前記コラムカバーのカバー本体と別体に構成され一端部がカバー本体に支持された遮蔽部材であって、少なくとも上下方向に変形する可撓性を有し且つコラムカバーの上面側部分の少なくとも一部をなす遮蔽部材と、
    前記遮蔽部材を挿通させる為にインストルメントパネルに形成されたスリットであって遮蔽部材を移動可能に支持するスリットとを備え、
    前記遮蔽部材は、ステアリングホイールの上下方向への位置調節に応じて上下に変移し、ステアリングホイールの前後方向への位置調節に応じて前後方向へ変移し、
    前記インストルメントパネルの前側において車幅方向に延びる車体側部材に、ステアリングシャフトとそのジャケット部材を連結する連結部材を設け、この連結部材の上側に遮蔽部材の前方への移動を許す案内通路を形成したことを特徴とする車両のステアリング装置。
  2. 前記遮蔽部材は、ステアリングホイールの上下方向の移動に応じて、上下方向に変形可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両のステアリング装置。
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