JPWO2005105860A1 - イソブチレン系ブロック共重合体の製造方法 - Google Patents

イソブチレン系ブロック共重合体の製造方法 Download PDF

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Abstract

触媒残渣が少なく、透明性の高い樹脂が得られるイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法を提供することである。ルイス酸を用いたリビングカチオン重合によるイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法であって、重合後の溶液からルイス酸を除去するにあたって、イソブチレン系ブロック共重合体100重量部に対し、HLB値10以下の非イオン性界面活性剤を0.01〜0.5重量部添加した水に投入し混合することを特徴とするイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法により達成できる。

Description

本発明は、重合触媒に由来する触媒残渣含有量が低いイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法に関する。
イソブチレンとスチレン等の芳香族ビニル系単量体をカチオン重合することによるイソブチレンを主成分とする重合体ブロックと芳香族ビニル系単量体を主成分とする重合体ブロックからなるイソブチレン系ブロック共重合体の製造法については、塩化メチルとメチルシクロヘキサンを組み合わせた混合溶媒中での製造方法が開示されている(特許文献1)。また、塩化メチレンとヘキサンからなる混合溶媒を用いたイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法が開示されている(特許文献2)。これらの明細書中には、触媒の除去方法として、大量のメタノール中に溶液を添加する再沈殿もしくは、溶液にメタノールを添加することによる触媒の失活程度の記載のみであり、触媒残渣の残存量や残存による影響等は記載されていない。
一方、カチオン重合後に触媒失活方法に関しては、大量の水に投入し失活させる方法が記載されている(特許文献3)。この方法においても、詳細な触媒残渣量やその特性への影響の記述は見られない。上記メタノールでの失活や再沈殿法と比べると大量生産等の工業化の観点では、有利な方法と考えられる。また、金属アルコキシドによる触媒残渣低減方法が開示されている(特許文献4)。本公報中には、得られたカチオン活性を有する重合溶液に金属アルコキシドを添加し、沈殿した重合触媒残渣をろ過し分別する方法である。
また、従来の大量の水へのカチオン活性溶液の添加は樹脂濃度が低い場合、その後の水での洗浄でも概ね触媒残渣を除去できることは判っている。しかし、近年、樹脂濃度を高めることによる生産性の向上が求められており、樹脂濃度を高めた重合を行った場合、触媒残渣の除去が困難となり、また、得られた樹脂の着色が顕著となる不具合が見られている。
米国特許第4946899号公報 特公平7−59601号公報 特開平11−349648号公報 特開2001−131222号公報
本発明は、上記現状を鑑み、触媒残渣が極めて少ないイソブチレン系ブロック共重合体を与える製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を積み重ねた結果、カチオン重合終了後の重合体溶液を水で失活する場合にHLB10以下の非イオン性界面活性剤を添加しておくことが前記課題を解決することを見出し、本発明に至ったものである。
即ち、本発明は、ルイス酸を用いたリビングカチオン重合によるイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法であって、重合後の溶液からルイス酸を除去するにあたって、イソブチレン系ブロック共重合体100重量部に対し、HLB値10以下の非イオン性界面活性剤を用いることを0.01〜0.5重量部添加した水に投入し混合すること特徴とするイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法に関する。
好ましい実施態様としては、イソブチレン系ブロック共重合体が、イソブチレンを主体として構成される重合体ブロックと芳香族ビニル系単量体を主体として構成される重合体ブロックからなることを特徴とするイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法に関する。
好ましい実施形態としては、非イオン性界面活性剤がアルキレンオキシ鎖と疎水有機基を同一分子中に有する化合物であることを特徴とするイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法に関する。
好ましい実施形態としては、非イオン性界面活性剤がソルビタン誘導体であることを特徴とするイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法に関する。
本発明によれば、触媒残渣が極めて少なく、透明性の高いイソブチレン系ブロック共重合体を提供することができる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明でいうイソブチレン系ブロック共重合体とは、(A)イソブチレンを主体として構成される重合体ブロックと(B)芳香族ビニル系単量体を主体として構成される重合体ブロックからなるものであり、イソブチレンと芳香族ビニル系単量体などの単量体を開始剤存在下でルイス酸触媒を用いカチオン重合して得られるものである。
本発明における(B)芳香族ビニル系単量体としては、スチレン、o−、m−又はp−メチルスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン、2,6−ジメチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、α−メチル−o−メチルスチレン、α−メチル−m−メチルスチレン、α−メチル−p−メチルスチレン、β−メチル−o−メチルスチレン、β−メチル−m−メチルスチレン、β−メチル−p−メチルスチレン、2,4,6−トリメチルスチレン、α−メチル−2,6−ジメチルスチレン、α−メチル−2,4−ジメチルスチレン、β−メチル−2,6−ジメチルスチレン、β−メチル−2,4−ジメチルスチレン、o−、m−又はp−クロロスチレン、2,6−ジクロロスチレン、2,4−ジクロロスチレン、α−クロロ−o−クロロスチレン、α−クロロ−m−クロロスチレン、α−クロロ−p−クロロスチレン、β−クロロ−o−クロロスチレン、β−クロロ−m−クロロスチレン、β−クロロ−p−クロロスチレン、2,4,6−トリクロロスチレン、α−クロロ−2,6−ジクロロスチレン、α−クロロ−2,4−ジクロロスチレン、β−クロロ−2,6−ジクロロスチレン、β−クロロ−2,4−ジクロロスチレン、o−、m−又はp−t−ブチルスチレン、o−、m−又はp−メトキシスチレン、o−、m−又はp−クロロメチルスチレン、o−、m−又はp−ブロモメチルスチレン、シリル基で置換されたスチレン誘導体、インデン、ビニルナフタレン等が挙げられる。更に好ましい芳香族ビニル系単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、インデンからなる群から選ばれた1種以上の単量体を使用することが好ましく、コストの面からスチレン、α−メチルスチレン、あるいはこれらの混合物を用いることが特に好ましい。また、芳香族ビニル系単量体を主体として構成される重合体成分は、物性及び重合特性等のバランスから、芳香族ビニル系単量体の含有量が60重量%以上、好ましくは80重量%以上であることが好ましい。
本発明の(B)芳香族ビニル系単量体を主体として構成される重合体成分中の芳香族ビニル系単量体以外の単量体は、カチオン重合可能な単量体成分であれば特に限定されないが、脂肪族オレフィン類、ジエン類、ビニルエーテル類、シラン類、ビニルカルバゾール、β−ピネン、アセナフチレン等の単量体が例示できる。これらは1種又は2種以上組み合わせて使用される。
脂肪族オレフィン系単量体としては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、ペンテン、ヘキセン、シクロヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、ビニルシクロヘキセン、オクテン、ノルボルネン等が挙げられる。
ジエン系単量体としては、ブタジエン、イソプレン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、ジビニルベンゼン、エチリデンノルボルネン等が挙げられる。
ビニルエーテル系単量体としては、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、(n−、イソ)プロピルビニルエーテル、(n−、sec−、tert−、イソ)ブチルビニルエーテル、メチルプロペニルエーテル、エチルプロペニルエーテル等が挙げられる。
シラン化合物としては、ビニルトリクロロシラン、ビニルメチルジクロロシラン、ビニルジメチルクロロシラン、ビニルジメチルメトキシシラン、ビニルトリメチルシラン、ジビニルジクロロシラン、ジビニルジメトキシシラン、ジビニルジメチルシラン、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、トリビニルメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン等が挙げられる。
また本発明の(A)イソブチレンを主体とする単量体成分は、イソブチレン以外の単量体を含んでいても含んでいなくても良く、通常、イソブチレンを60重量%以上、好ましくは80重量%以上含有する単量体成分である。イソブチレン以外の単量体としてはカチオン重合可能な単量体であれば特に制限はないが、例えば上記の単量体等が挙げられる。
イソブチレンを主体とする重合体ブロックと芳香族ビニル系単量体を主体として構成される重合体ブロックの割合に関しては、特に制限はないが、各種物性の面から、イソブチレンを主体とする重合体ブロックが95から40重量%、芳香族ビニル系単量体を主体として構成される重合体ブロックが5から60重量%であることが好ましく、イソブチレンを主体とする重合体ブロックが85から50重量%、芳香族ビニル系単量体を主体として構成される重合体ブロックが15から50重量%であることが特に好ましい。
またイソブチレン系ブロック共重合体の数平均分子量にも特に制限はないが、流動性、加工性、物性等の面から、10000〜500000であることが好ましく、30000〜400000であることが特に好ましい。イソブチレン系ブロック共重合体の数平均分子量が上記範囲より低い場合には機械的な物性が十分に発現されない傾向にあり、一方上記範囲を超える場合には流動性、加工性の面で不利である。
本発明におけるカチオン重合に用いられる重合溶媒としては、カチオン重合で一般的に使用される溶媒であれば特に限定されず、ハロゲン化炭化水素からなる溶媒、脂肪族炭化水素や芳香族炭化水素等の非ハロゲン系の溶媒又はこれらの混合物を用いることができる。上記ハロゲン化炭化水素としては、特に限定されず、塩化メチル、塩化メチレン、1−クロロプロパン、1−クロロ−2−メチルプロパン、1−クロロブタン、1−クロロ−2−メチルブタン、1−クロロ−3−メチルブタン、1−クロロ−2,2−ジメチルブタン、1−クロロ−3,3−ジメチルブタン、1−クロロ−2,3−ジメチルブタン、1−クロロペンタン、1−クロロ−2−メチルペンタン、1−クロロ−3−メチルペンタン、1−クロロ−4−メチルペンタン、1−クロロヘキサン、1−クロロ−2−メチルヘキサン、1−クロロ−3−メチルヘキサン、1−クロロ−4−メチルヘキサン、1−クロロ−5−メチルヘキサン、1−クロロヘプタン、1−クロロオクタン、2−クロロプロパン、2−クロロブタン、2−クロロペンタン、2−クロロヘキサン、2−クロロヘプタン、2−クロロオクタン、クロロベンゼン等が使用でき、これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用できる。本発明で使用できる脂肪族及び/又は芳香族系炭化水素としては、ブタン、ペンタン、ネオペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等が挙げられ、これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用可能である。なかでも、炭素数3〜8の1級または2級のモノハロゲン化炭化水素と、脂肪族または芳香族炭化水素と、の混合溶媒を用いることが、イソブチレン系ブロック共重合体の溶解度、コストの点から好ましく、1−クロロブタンと、ヘキサンまたは、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンと、の組み合わせが最適である。
なお、カチオン重合の際に用いる開始剤としては、下記式(1)で表わされる化合物を用いるのが好ましい。
Figure 2005105860
[式中、複数のR1は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜6の1価の炭化水素基を表わす。R2は、1価若しくは多価の芳香族炭化水素基又は1価若しくは多価の脂肪族炭化水素基を表わす。Xは、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシル基又はアシルオキシル基を表わす。nは、R2の価数に等しく、1〜6の整数を表わす。nが2以上の場合、複数のXは、同一であってもよく、異なっていてもよい。]
上記一般式(1)で表わされる化合物は、ルイス酸等の存在下炭素陽イオンを生成し、カチオン重合の開始点になる。本発明で用いられる一般式(1)の化合物の例としては、次のような化合物等が挙げられる。(1−クロル−1−メチルエチル)ベンゼン〔C65C(CH32Cl〕、1,4−ビス(1−クロル−1−メチルエチル)ベンゼン〔1,4−Cl(CH32CC64C(CH32Cl〕、1,3−ビス(1−クロル−1−メチルエチル)ベンゼン〔1,3−Cl(CH32CC64C(CH32Cl〕、1,3,5−トリス(1−クロル−1−メチルエチル)ベンゼン〔1,3,5−(ClC(CH32363〕、1,3−ビス(1−クロル−1−メチルエチル)−5−(tert−ブチル)ベンゼン〔1,3−(C(CH32Cl)2−5−(C(CH33)C63〕。
これらの中でも特に好ましいのは(1−クロル−1−メチルエチル)ベンゼン〔C65C(CH32Cl〕、ビス(1−クロル−1−メチルエチル)ベンゼン[C64(C(CH32Cl)2]である[なおビス(1−クロル−1−メチルエチル)ベンゼンは、ビス(α−クロロイソプロピル)ベンゼン、ビス(2−クロロ−2−プロピル)ベンゼンあるいはジクミルクロライドとも呼ばれる]。
イソブチレン系ブロック共重合体を重合により製造する際に、さらにルイス酸触媒を共存させる。このようなルイス酸としてはカチオン重合に使用できるものであれば良く、TiCl4、TiBr4、BCl3、BF3、BF3・OEt2、SnCl4、SbCl5、SbF5、WCl6、TaCl5、VCl5、FeCl3、ZnBr2、AlCl3、AlBr3等の金属ハロゲン化物;Et2AlCl、EtAlCl2等の有機金属ハロゲン化物を好適に使用することができる。中でも触媒としての能力、工業的な入手の容易さを考えた場合、TiCl4、BCl3、SnCl4が好ましい。ルイス酸の使用量は、特に限定されないが、使用する単量体の重合特性あるいは重合濃度等を鑑みて設定することができる。通常は一般式(1)で表される化合物に対して0.1〜100モル当量使用することができ、好ましくは1〜60モル当量の範囲である。
イソブチレン系ブロック共重合体の重合に際しては、さらに必要に応じて電子供与体成分を共存させることもできる。この電子供与体成分は、カチオン重合に際して、成長炭素カチオンを安定化させる効果があるものと考えられており、電子供与体の添加によって分子量分布の狭い構造が制御された重合体が生成する。使用可能な電子供与体成分としては特に限定されないが、例えば、ピリジン類、アミン類、アミド類、スルホキシド類、エステル類、または金属原子に結合した酸素原子を有する金属化合物等を挙げることができる。
各成分の使用量は目的とする重合体の特性によって適宜設計することが可能である。まずイソブチレン系単量体及びイソブチレンとは別種のカチオン重合性単量体と一般式(1)で表わされる化合物のモル当量関係によって、得られる重合体の分子量が決定できる。通常得られるブロック共重合体の数平均分子量が10,000〜500,000程度になるように設定される。
実際の重合を行うに当たっては、各成分を冷却下例えば−100℃以上0℃未満の温度で混合する。エネルギーコストと重合の安定性を釣り合わせるために、特に好ましい温度範囲は−30℃〜−80℃である。
本発明におけるイソブチレン系ブロック体は、イソブチレンを主体とする重合体ブロック及び芳香族ビニル系単量体を主成分とする単量体からなる重合体ブロックを有しているものであれば特に制限はなく、例えば、直鎖状、分岐状、星状等の構造を有するブロック共重合体、ジブロック共重合体、トリブロック共重合体、マルチブロック共重合体等のいずれも選択可能である。好ましいブロック共重合体としては、例えば、芳香族ビニル系単量体を主体とする重合体ブロック−イソブチレンを主体とする重合体ブロック−芳香族ビニル系単量体を主体とする重合体ブロックからなるトリブロック共重合体、芳香族ビニル系単量体を主体とする重合体ブロック−イソブチレンを主体とする重合体ブロックからなるジブロック共重合体、芳香族ビニル系単量体を主体とする重合体ブロックとイソブチレンを主体とする重合体ブロックからなるアームを3つ以上有する星型ブロック共重合体、又はこれらの2種以上の混合物を挙げることができる。
上記のごとく製造されたイソブチレン系ブロック共重合体はカチオン重合終了後にブロック共重合体、溶媒、ルイス酸、場合によっては電子供与体成分を含む混合溶液となる。イソブチレン系ブロック共重合体を単離するためには、溶媒、ルイス酸、電子供与体の除去が必要となる。一般には、カチオン重合終了後の混合溶液を水と接触させることにより大部分のルイス酸、電子供与体を抽出することが可能である。その後、溶媒を濃縮すれば、イソブチレン系ブロック共重合体の単体が得られる。カチオン重合終了後の混合溶媒と水を接触させることにより大部分のルイス酸の除去が可能であることを記したが、本発明では水に少量の非イオン性界面活性剤を添加することにより、微量残存するルイス酸残渣を除去することが可能である。
本発明に使用できる非イオン性界面活性剤としては、特に制限はないが、アルキレンオキシ鎖と疎水有機基を同一分子中に有する化合物が好ましい。アルキレンオキシ鎖としては、エチレンオキシ鎖、プロピレンオキシ鎖を有するものが好ましい。また、親水基としてソルビトール構造を有するソルビタン誘導体も有効である。非イオン性界面活性剤の親水度を表わすHLB値は10以下が必須である。HLBが10を超える非イオン性界面活性剤を使用した場合、カチオン重合終了後の混合溶液と水が安定な乳化状態となり、分離が困難となる。非イオン性界面活性剤の使用量は、イソブチレン系ブロック共重合体100重量部に対し、0.01〜0.5重量部必要である。0.01重量部未満では液滴を小さくする効果が低く、ルイス酸残渣の除去効率が低くなり、0.5重量部を超えて添加した場合、HLBが10を超える非イオン性界面活性剤を使用した場合と同様に安定な乳化状態となり、水と溶液の分離が極めて困難となる。
本発明で使用できる非イオン性界面活性剤の例としては、次のような化合物等が挙げられる。アルキレンオキシ鎖含有非イオン性界面活性剤の具体例としては、Newcol−562、Newcol−561H(以上、日本乳化剤(株)製)の様なポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、Newcol−1103、Newcol−1203、Newcol−1204(以上、日本乳化剤(株)製)の様なポリオキシエチレンアルキルエーテル、 Newcol−20、Newcol−60、Newcol−80(以上、日本乳化剤(株)製)の様なポリオキシエチレンソルビタン誘導体等が使用可能である。これらの非イオン性界面活性剤は、1種単独で用いてもよく、また2種以上併用しても良い。また、非イオン型の消泡剤も使用可能である。具体例としては、SNデフォーマーPC、SNデフォーマー247、SNデフォーマー485(以上、サンノプコ(株)製)等が挙げられる。
本発明で使用する水の量はイソブチレン系ブロック共重合体溶液100重量部に対し、25〜300重量部である。更に好ましくは30〜200重量部である。
本発明のポイントは、イソブチレン系ブロック共重合体溶液(ルイス酸残渣を含む)と水を比較的細かい粒子径まで乳化分散し、ルイス酸残渣もしくはその中間体の水相へ移行を促進し、ルイス酸残渣を除去することである。しかし、乳化分散が過剰になれば、油水が分離しない、もしくは、油水分離に大幅に時間が掛かるという弊害が生じる。非イオン性界面活性剤と水は上記記載の添加量でルイス酸残渣の除去効率と油水分離が両立する範囲となる。また、上記混合撹拌操作時に加温することも有効な手段である。加温することにより、イソブチレン系ブロック共重合体溶液の粘度が低下し、水との混合が容易になると考えられる。更に、ルイス酸残渣の水への移行速度も速くなることが予想される。加温の程度は、使用する溶媒、または、水の沸点までが好ましい。
イソブチレン系ブロック共重合体溶液(ルイス酸残渣を含む)と水と非イオン性界面活性剤の混合物を撹拌後、油相と水相が分離するまで静置し、水相を除去することによりルイス酸残渣が取り除かれたイソブチレン系ブロック共重合体溶液が得られる。得られた溶液中には、ルイス酸が加水分解し生成した酸成分が残存する。酸成分の除去は水による洗浄を数回繰り返すことで達成される。
本発明の製造法により得られたイソブチレン系ブロック共重合体は、一般的な熱可塑性樹脂に制振性及びガスバリアー性を付与できると共に、透明性が必要な材料として使用できる。具体的には、食品用途、日用雑貨、玩具・運動用具用途、文具用途、自動車内外装用途、土木・建築用途、家電機器用途、衣料・履物用途、医療用途、衛生用品、包装輸送資材、電線用途等に利用可能である。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。本実施例に示すブロック共重合体の分子量は、Waters社製GPCシステム(カラム:昭和電工(株)製ShodexK−804(ポリスチレンゲル)、移動相:クロロホルム)を用い測定し、数平均分子量はポリスチレン換算で表記した。スチレン含量は1H−NMR(GEMINI300:Varian社製、溶媒:CDCl3)の測定を行い、フェニル基部位とアルキル基部位の積分曲線比より算出した。触媒成分の残量の指標であるチタンはICP質量分析(横河アナリティカルシステムズ(株)製HP−4500)にて定量した。得られた樹脂の色相は、2mm厚のプレスシートを作成し、色差計(日本電色工業(株)製SE−2000)により測定した。
(製造例1)
撹拌機付き2Lの反応容器に1−クロロブタン(モレキュラーシーブスで乾燥したもの)510mL、ヘキサン(モレキュラーシーブスで乾燥したもの)57mL、p−ジクミルクロライド0.35g、ジメチルアセトアミド0.24gを加えた。反応容器を−70℃に冷却した後、イソブチレン165mLを添加した。更に四塩化チタンを2.2mLを加えて重合を開始し、−70℃で1.5時間攪拌した。次いで反応溶液にスチレン55mLを添加し、更に1時間反応させ重合体溶液を得た。重合体溶液中、重合体の重量は、141gであった。
(実施例1)
撹拌機付き3Lの反応容器に純水500g、 Newcol−561H(日本乳化剤(株)製;HLB値=3.3)0.15gを加えた。製造例1で得られた重合体溶液を反応容器に投入し、55℃に加熱し、1時間撹拌した。撹拌終了後、30分間静置し、水相を除去した。更に、得られた重合体溶液に純水300gを添加し、30分間攪拌した。撹拌を止め、30分静置後、水相を除去した。上記水による洗浄操作を更に2回繰り返した。得られた重合体溶液は極めて透明度の高い溶液であった。得られた重合体溶液から溶媒を留去し、更に、80℃の真空乾燥機で24時間乾燥することにより、イソブチレン系ブロック共重合体固形物を得た。イソブチレン系ブロック共重合体の分子量を測定した結果、数平均分子量が77000、分子量分布が1.48であった。また、スチレン含量は31重量%であった。
(実施例2)
非イオン性界面活性剤として、Newcol−561Hの代わりにポリオキシエチレンソルビタン誘導体であるNewcol−80(日本乳化剤(株)製;HLB値=6.4)を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行った。
(実施例3)
非イオン性界面活性剤として、Newcol−561Hの代わりに消泡剤であるSND247(以上、サンノプコ(株)製;HLB値:4.0)を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行った。
(比較例1)
非イオン性界面活性剤を用いない以外は、実施例1と同様の操作を行った。
(比較例2)
Newcol−561Hの使用量を0.01gとし、実施例1と同様の操作を行った。
(比較例3)
Newcol−561Hの使用量を1.2gとし、実施例1と同様の操作を行った。
(比較例4)
HLB値が16であるNewcol−504の使用し、実施例1と同様の操作を行った。
(物性評価)
溶液の透明性
得られた重合体溶液をガラス製のサンプル瓶に入れ、目視で評価した。
○:透明な溶液。
△:透明性は高いが、少し青みがある。
×:透明性が低く、かなり青色を呈している。
樹脂シートの色差(YI:イエローインデックス)
○:YI値が10以下(透明性の高い樹脂シート)
△:YI値が10〜30(黄色に呈しているのが確認できる程度の樹脂シート)
×:YI値が30を超える(黄色を帯びた樹脂シート)
表1に実施例、比較例の重合体溶液の透明性、樹脂シートの色差、樹脂中のTi含量を示す。
Figure 2005105860
実施例1〜3では、いずれも重合体溶液の透明性が高く、乾燥した樹脂シート自体も透明性が高かった。樹脂中のTi原子含量はいずれも10ppm程度と99.8%以上のTi原子を除去できていた。
本発明で必須成分である非イオン性界面活性剤を用いない比較例1では、重合体溶液の透明性は低く、乾燥した樹脂シートは黄色を呈していた。樹脂中のTi原子量は96ppmと実施例と比較し、10倍量のTi原子が残存していた。
本発明で必須成分である非イオン性界面活性剤を少なく用いた場合(比較例2)、重合体溶液の透明性は若干低く、樹脂シートの着色も見られた。樹脂中のTi原子量は70ppmと実施例と比較し約7倍のTi残存量であった。
本発明で必須成分である非イオン性界面活性剤量を多く用いた場合(比較例3)、重合体溶液と水の分離が悪くなった。1日放置後、油水分離はほぼ完結したが、油相中に細かい水滴が残存していた。HLB値の高い非イオン性界面活性剤を用いた場合(比較例4)、重合体溶液と水は分離せず、7日間放置後も安定な乳化状態であった。
以上の実施例、比較例よりHLB10以下の非イオン性界面活性剤を用いることによりイソブチレン系ブロック共重合体よりルイス酸残渣を効果的に除去することが可能であり、得られたシートも高い透明性を示すことがわかる。

Claims (4)

  1. ルイス酸を用いたリビングカチオン重合によるイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法であって、重合後の溶液からルイス酸を除去するにあたって、イソブチレン系ブロック共重合体100重量部に対し、HLB値10以下の非イオン性界面活性剤を0.01〜0.5重量部添加した水に投入し混合することを特徴とするイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法。
  2. イソブチレン系ブロック共重合体が、イソブチレンを主体として構成される重合体ブロックと芳香族ビニル系単量体を主体として構成される重合体ブロックからなることを特徴とする請求項1記載のイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法。
  3. 非イオン性界面活性剤がアルキレンオキシ鎖と疎水有機基を同一分子中に有する化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載のイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法。
  4. 非イオン性界面活性剤がソルビタン誘導体であることを特徴とする請求項1または2に記載のイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法。
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