JPWO2004104945A1 - 硬貨メタル処理装置およびその制御方法 - Google Patents

硬貨メタル処理装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

メタルコインの受け入れの可否、およびメタルコインに対して金額情報等を容易に設定することが可能になるとともに、通常の硬貨とメタルコインとを併用することが可能な硬貨メタル処理装置およびその制御方法である。設定部5を操作して硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードに移行させ、設定金額分の硬貨を投入し、識別した硬貨の金額をメモリ9に記憶する。所定枚数分のメタルコインを投入し、特性データ収集部6は所定の枚数分のメタルコインの特性データを随時収集して特性データ格納部7に格納し、特性データ解析部8が特性データが各硬貨の特性データと重複するか否か解析し、更に、特性データのバラツキが規定値内であるか否か解析し、制御部2は解析結果に基づいてメタルコインの受け入れを設定する。メタルコインの受け入れを許可する場合、メモリに記憶した金額をメタルコインの設定金額として設定する。

Description

本発明は、硬貨メタル処理装置およびその制御方法に関し、特に、一般の硬貨以外に硬貨状のメタルを使用することで、特定の商品をサービスする等のプロモーションを行う硬貨メタル処理装置およびその制御方法に関する。
現在、自動販売機、両替機および遊戯装置等に組み込まれている硬貨処理装置が一般の硬貨以外の硬貨メタル(以後、メタルコインという)等を受け入れることで、特定の商品をサービスする等のプロモーションを行いたいという要望が種々の業界から挙がってきている。
そして、この要望に対応するために、硬貨処理装置がメタルコインを受け入れられるように、例えば、一般の硬貨を識別するための特性データを記憶している内蔵メモリに、メタルコインを識別するための特性データを追加書き込みし、当該特性データに基づいてメタルコインを識別することで、一般の硬貨とメタルコインとの受け入れを可能にするものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、現状では、数台ロットで短納期の開発がメタルコイン毎にあり、且つメタルコイン等を生産技術若しくはラインにも生産必需品として100枚以上を預かる必要もあることから管理上もコストがかかるもので流通コインとは異なりセキュリティ上に問題がある。
また、さまざまな外形、厚み、材質のメタルコインの存在によって、メタルコイン相互の受け入れミスの確認および保証が適切にできないという問題もあった。
特開平7−105424号公報
そこで、本発明は、上記問題点を解決するとともに、メタルコインの受け入れの可否、およびメタルコインに対して金額情報等を容易に設定することが可能になるとともに、通常の硬貨とメタルコインとを併用することが可能な硬貨メタル処理装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、自動販売機に組み込まれ、投入された硬貨および硬貨状メタルを受け入れて所望の処理を行う硬貨メタル処理装置において、前記硬貨状メタルの受け入れを許可するための設定を行うモードに移行させるメタル設定手段と、前記メタル設定手段が操作された後に連続して投入された所定枚数の硬貨状メタルの特性をそれぞれ検出する特性検出手段と、前記特性検出手段で検出した硬貨状メタルの特性を集計する特性集計手段と、前記特性集計手段で集計した硬貨状メタルの特性が受入れ可能な硬貨の特性と重複せず、且つ、前記特性集計手段で集計した硬貨状メタルの特性のばらつきが規定値以内である場合に該硬貨状メタルを受け入れ可能に設定するメタル受入設定手段と、前記メタル受入設定手段で受入れ可能に設定された硬貨状メタルの受け入れに際して、所定の入金信号を発生する入金信号発生手段とを具備することを特徴とする。
なお、メタル設定手段は図1に示す設定部5に対応する。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記メタル設定手段は、受け入れ可能な硬貨の金種に対応して設けられ、前記入金信号発生手段は、操作されたメタル設定手段に対応する金種の入金信号を発生することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記メタル設定手段は、受け入れ可能な硬貨の金種に対応して設けられた受入精度切換スイッチであることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、投入された少なくとも1枚の硬貨の金額情報を記憶保持する金額情報記憶手段を更に具備し、前記入金信号発生手段は、前記金額情報記憶手段に記憶保持された金額情報に対応する入金信号を発生することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記メタル設定手段は、所定の金額の硬貨を投入された後に操作され、前記入金信号発生手段は、前記メタル設定手段が操作される前に投入された前記所定の金額の硬貨の金額情報に対応する入金信号を発生することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項4の発明において、前記メタル設定手段は、所定の金額の硬貨を投入される前に操作され、前記入金信号発生手段は、前記メタル設定手段が操作された後に投入された前記所定の金額の硬貨の金額情報に対応する入金信号を発生することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項4の発明において、前記メタル受入設定手段は、1回の販売動作に際して1枚の硬貨状メタルの受け入れを可能に設定することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項4の発明において、前記メタル受入設定手段は、1回の販売動作に際して複数枚の硬貨状メタルの受け入れを可能に設定することを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項1の発明において、前記メタル受入設定手段により設定された硬貨状メタルの受け入れ可能状態を解除するメタル受入設定解除手段を更に具備することを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記メタル受入設定解除手段は、前記メタル設定手段が操作された後に所定時間以内に返却レバーが所定時間操作されたことを検出して前記メタル受入設定手段により設定された硬貨状メタルの受け入れ可能状態を解除することを特徴とする。
また、請求項11の発明は、自動販売機に組み込まれ、投入された硬貨および硬貨状メタルを受け入れて所望の処理を行う硬貨メタル処理装置の制御方法において、前記硬貨状メタルの受け入れを許可するための設定を行うモードに移行させるメタル設定手段が操作された後に連続して投入された所定枚数の硬貨状メタルの特性をそれぞれ検出するとともに、該検出した硬貨状メタルの特性を集計し、該集計した硬貨状メタルの特性が受け入れ可能な硬貨の特性と重複せず、且つ、該集計した硬貨状メタルの特性のばらつきが規定値以内である場合に該硬貨状メタルを受け入れ可能に設定し、該受け入れ可能に設定された硬貨状メタルの受け入れに際して、所定の入金信号を発生することを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記メタル設定手段は、受け入れ可能な硬貨の金種に対応して設けられ、前記受け入れ可能に設定された硬貨状メタルの受け入れに際して、操作されたメタル設定手段に対応する金種の入金信号を発生することを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項11の発明において、投入された少なくとも1枚の硬貨の金額情報を記憶保持し、前記受け入れ可能に設定された硬貨状メタルの受け入れに際して、前記記憶保持された金額情報に対応する入金信号を発生することを特徴とする。
また、請求項14の発明は、請求項13の発明において、前記メタル設定手段は、所定の金額の硬貨が投入された後に操作され、前記受け入れ可能に設定された硬貨状メタルの受け入れに際して、前記メタル設定手段が操作される前に投入された前記所定の金額の硬貨の金額情報に対応する入金信号を発生することを特徴とする。
また、請求項15の発明は、請求項13の発明において、前記メタル設定手段は、所定の金額の硬貨を投入される前に操作され、前記受け入れ可能に設定された硬貨状メタルの受け入れに際して、前記メタル設定手段が操作される後に投入された前記所定の金額の硬貨の金額情報に対応する入金信号を発生することを特徴とする。
また、請求項16の発明は、請求項13の発明において、1回の販売動作に際して1枚の硬貨状メタルの受け入れを可能に設定することを特徴とする。
また、請求項17の発明は、請求項13の発明において、1回の販売動作に際して複数枚の硬貨状メタルの受け入れを可能に設定することを特徴とする。
また、請求項18の発明は、請求項11の発明において、前記メタル設定手段が操作された後に所定時間以内に返却レバーが所定時間操作されたことを検出して前記設定された硬貨状メタルの受け入れ可能状態を解除することを特徴とする。
本発明によれば、メタルコインの受け入れの可否、およびメタルコインに対して金額情報等を容易に設定することが可能になるとともに、通常の硬貨とメタルコインとを併用することが可能になる。
[図1]第1実施例における本発明に係わる硬貨メタル処理装置1の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
[図2]任意のメタルコインの受け入れの許可を設定する場合、硬貨メタル処理装置1が行う第1の機能的な動作における処理手順を示すフローチャートである。
[図3]任意のメタルコインの受け入れの許可を設定する場合、硬貨メタル処理装置1が行う第2の機能的な動作における処理手順を示すフローチャートである。
[図4]硬貨の各金種およびメタルコインに対応する特性データ、金額および受け入れに関する情報を記憶しているテーブル13の一例を示す図である。
[図5]1枚のメタルコインの受け入れを許可された場合における、硬貨メタル処理装置1が行う硬貨とメタルコインとの受け入れの処理手順を示すフローチャートである。
[図6]複数枚のメタルコインの受け入れを許可された場合における、硬貨メタル処理装置1が行う硬貨とメタルコインとの受け入れの処理手順を示すフローチャートをである。
[図7]第2実施例における本発明に係わる硬貨メタル処理装置1の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
[図8]任意のメタルコインの受け入れの許可を設定するとともに、任意の硬貨の受け入れを禁止し、その硬貨の金額をメタルコインの設定金額に設定する場合、硬貨メタル処理装置が行う処理手順を示すフローチャートである。
[図9]硬貨の各金種およびメタルコインに対応する特性データ、金額および受け入れに関する情報を記憶しているテーブル13の一例を示す図である。
符号の説明
1 硬貨メタル処理装置
2 制御部
3 センサ
4 識別部
5 設定部
6 特性データ収集部
7 特性データ格納部
8 特性データ解析部
9 メモリ
10 振分部
11 自動販売機の制御部
12 コイン
13 テーブル
51 10円設定スイッチ
52 50円設定スイッチ
53 100円設定スイッチ
54 500円設定スイッチ
以下、本発明に係わる硬貨メタル処理装置およびその制御方法の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明に係わる硬貨メタル処理装置が自動販売機に組み込まれている構成を実施例として説明する。
本発明に係わる硬貨メタル処理装置の第1の実施例について説明する。
図1は、第1実施例における本発明に係わる硬貨メタル処理装置1の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、硬貨メタル処理装置1は、制御部2、センサ3、識別部4、設定部5、特性データ収集部6、特性データ格納部7、特性データ解析部8、メモリ9、振分部10から構成されている。
ここで、制御部2は、硬貨メタル処理装置1全体の制御を行うとともに、自動販売機の制御部11と相互通信を行う。
また、センサ3は、制御部2からの駆動信号により所定の周波数で駆動される発振コイルおよび発振コイルと磁気的に接続された受信コイルとから構成され、コイン12がセンサ3を通過する際、センサ3は受信コイルで発生した電気信号を識別部4若しくは特性データ収集部6に出力する。
また、識別部4は、センサ3から入力された電気信号に基づいてコイン12の特性データ(例えば、コインの材質、外径、厚み等)を取得し、取得した特性データに基づいてコイン12が一般の硬貨(10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨、500円硬貨)であるか硬貨状メタル(以後、メタルコインという)であるかを選別し、メタルコインであると選別した場合はメタルコインであることを示す信号を制御部2に出力し、硬貨であると選別した場合は特性データから硬貨の金種を識別し、識別した金種を示す信号を制御部2に出力する。
また、設定部5は、硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードに移行させたり、メタルコインの受入を許可している状態を解除する。なお、メタルコイン設定モードとは、メタルコインの受け入れを許可するため、硬貨メタル処理装置1にメタルコインの特性データの収集およびメタルコインに対する設定金額の設定を行わせるモードであり、硬貨メタル処理装置1を通常に使用するモードを通常モードと以後言う。
ここで、設定部5はメタル設定手段に相当し、メタルコイン設定モードに移行するための信号を発生させるメタル設定スイッチを有する構成を適用しても良く、当該メタル設定スイッチはメタルコイン設定モードへの移行の専用のスイッチ(タッチパネル等を含む)とする構成でも良く、また、硬貨の受入制度切替スイッチ等の既スイッチを併用する構成でも良い。また、設定部5はリモコン、自動販売機等からの外部信号を受け付けてメタルコイン設定モードへ移行させる構成でも適用可能である。
また、特性データ収集部6は、硬貨メタル処理装置1がメタルコイン設定モードに移行されている際には、センサ3から入力された電気信号に基づいてコイン12の特性データを取得し、取得した特性データを特性データ格納部7に格納する。なお、メタルコインの受け入れを許可するためには所定の枚数分のメタルコインの特性データを解析する必要があるので、所定の枚数分のメタルコインの特性データを特性データ格納部7に格納する。
また、特性データ格納部7は、所定の枚数分のメタルコインの特性データを格納する。
また、特性データ解析部8は、特性データ格納部7に格納されている所定の枚数分のメタルコインの特性データが、各硬貨の特性データと重複するか否か解析し、更に、所定の枚数分のメタルコインの特性データのバラツキが規定値内であるか否か解析し、解析結果を制御部2に出力する。ここで、硬貨の特性データは一般に1金種につき複数の特性(例えば、厚さ、直径、材質等)についてチェックし、重複する特性が1つもない場合、特性データは重複しないと解析している。
また、メモリ9は、硬貨の各金種およびメタルコインに対応する特性データ、金額および受け入れに関する情報をテーブルとして記憶する。
また、振分部10は、コイン12を振り分ける振分レバーと振分レバーを駆動する振分ソレノイドとから構成され、偽貨と判定されたコインまたは受け入れ禁止のメタルコインを返却口に振り分け、正貨と判定された硬貨または受け入れ許可のメタルコインを金庫に振り分け、更に硬貨については金種の振り分けを行う。
次に、メタルコインの受け入れの許可を設定する際に、硬貨メタル処理装置1が行う第1の機能的な動作について図1を参照して説明する。
硬貨メタル処理装置1の使用者はメタルコインの設定金額を設定するために設定金額分の硬貨を硬貨メタル処理装置1に投入し、投入された硬貨はセンサ3を通過し、振分部10により振り分けられる。
この時、硬貨がセンサ3を通過する際、センサ3は受信コイルで発生した電気信号を識別部4に出力し、識別部4は電気信号を入力すると、入力した電気信号に基づいて硬貨の特性データを取得し、取得した特性データに基づいて硬貨の正偽を識別し、硬貨が正貨であると識別した場合は硬貨の金種を識別し、識別した金種を示す信号を制御部2に出力し、制御部2は金種を示す信号を入力すると、金種を示す信号に基づいて算出した金額をメモリ9に記憶する。
そして、任意のメタルコインの受け入れの許可を設定する場合、使用者は設定部5を操作して硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードに移行させ、メタルコインを硬貨メタル処理装置1に投入し、投入されたメタルコインはセンサ3を通過し、振分部10により返却される。
この時、メタルコインがセンサ3を通過する際、センサ3は受信コイルで発生した電気信号を特性データ収集部6に出力し、特性データ収集部6は電気信号を入力すると、入力した電気信号に基づいてメタルコインの特性データを取得し、取得した特性データを特性データ格納部7に格納する。
そして、使用者は所定の枚数分のメタルコインを硬貨メタル処理装置1に投入し、特性データ収集部6は所定の枚数分のメタルコインの特性データを随時収集して特性データ格納部7に格納し、特性データ解析部8が所定の枚数分のメタルコインの特性データを特性データ格納部7から読み出し、読み出した所定の枚数分のメタルコインの特性データが各硬貨の特性データと重複するか否か解析し、更に、所定の枚数分のメタルコインの特性データのバラツキが規定値内であるか否か解析し、解析結果を制御部2に出力し、制御部2は解析結果を入力すると、解析結果に基づいてメタルコインの受け入れを設定する。
ここで、メタルコインの特性データが各硬貨の特性データと重複しない且つバラツキが規定値以内であるという解析結果の場合、メタルコインの受け入れを許可し、メモリ9に記憶した金額をメタルコインの設定金額として設定する。また、メタルコインの特性データが各硬貨の特性データと重複する若しくはバラツキが規定値外であるという解析結果の場合、メタルコインの受け入れを許可しない。
その後、メタルコインの受け入れの許可の設定が終了すると、使用者は設定部5を操作して硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードから通常のモードに移行させ、硬貨メタル処理装置1は硬貨とメタルコインとを受け入れることが可能になる。
以上、メタルコインの受け入れの許可を設定する際に、硬貨メタル処理装置1が行う第1の機能的な動作について説明した。
次に、メタルコインの受け入れの許可を設定する際に、硬貨メタル処理装置1が行う第2の機能的な動作について図1を参照して説明する。
任意のメタルコインの受け入れの許可を設定する場合、硬貨メタル処理装置1の使用者は設定部5を操作して硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードに移行させ、メタルコインを硬貨メタル処理装置1に投入し、投入されたメタルコインはセンサ3を通過し、振分部10により返却される。
この時、メタルコインがセンサ3を通過する際、センサ3は受信コイルで発生した電気信号を特性データ収集部6に出力し、特性データ収集部6は電気信号を入力すると、入力した電気信号に基づいてメタルコインの特性データを取得し、取得した特性データを特性データ格納部7に格納する。
そして、使用者は所定の枚数分のメタルコインを硬貨メタル処理装置1に投入し、特性データ収集部6は所定の枚数分のメタルコインの特性データを随時収集して特性データ格納部7に格納し、特性データ解析部8が所定の枚数分のメタルコインの特性データを特性データ格納部7から読み出し、読み出した所定の枚数分のメタルコインの特性データが各硬貨の特性データと重複するか否か解析し、更に、所定の枚数分のメタルコインの特性データのバラツキが規定値内であるか否か解析し、解析結果を制御部2に出力する。
ここで、メタルコインの特性データが各硬貨の特性データと重複しない且つバラツキが規定値以内であるという解析結果の場合、使用者はメタルコインの設定金額を設定するために設定金額分の硬貨を硬貨メタル処理装置1に投入し、投入された硬貨はセンサ3を通過し、振分部10により振り分けられる。
この時、硬貨がセンサ3を通過する際、センサ3は受信コイルで発生した電気信号を識別部4に出力し、識別部4は電気信号を入力すると、入力した電気信号に基づいて硬貨の特性データを取得し、取得した特性データに基づいて硬貨の正偽を識別し、硬貨が正貨であると識別した場合は硬貨の金種を識別し、識別した金種を示す信号を制御部2に出力し、制御部2は金種を示す信号を入力すると、金種を示す信号に基づいて算出した金額をメモリ9に記憶する。
そして、使用者は設定金額分の硬貨を投入し終わると、設定部5を操作して制御部2に対して操作終了の通知を出力し、制御部2は操作終了の通知を入力すると、メタルコインの受け入れを許可し、メモリ9に記憶した金額をメタルコインの設定金額として設定する。
また、メタルコインの特性データが各硬貨の特性データと重複する若しくはバラツキが規定値外であるという解析結果の場合、制御部2はメタルコインの受け入れを許可しない。
その後、メタルコインの受け入れの許可の設定が終了すると、使用者は設定部5を操作して硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードから通常のモードに移行させ、硬貨メタル処理装置1は硬貨とメタルコインとを受け入れることが可能になる。
なお、硬貨が入金されている状態では、設定部5を操作しても硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードに移行させない構成でも適用可能である。
また、メタルまたは硬貨の投入が所定の時間無かった場合はメタルコイン設定モードから通常のモードに移行させる構成でも適用可能である。
以上、メタルコインの受け入れの許可を設定する際に、硬貨メタル処理装置1が行う第2の機能的な動作について説明した。
次に、任意のメタルコインの受け入れの許可を設定する場合、硬貨メタル処理装置1が行う第1の機能的な動作における処理手順について図2に示すフローチャートを参照して説明する。
硬貨メタル処理装置に硬貨が投入されると(ステップS201でYES)、硬貨の金種を識別し、識別した金種に対応する金額を記憶し(ステップS202)、設定部によりメタルコイン設定モードに移行すると(ステップS203でYES)、「MTC(メタルコインカウンター)=0」に設定し(ステップS204)、メタルコインが投入されると(ステップS205でYES)、メタルコインの特性データを収集し(ステップS206)、「MTC=MTC+1」に設定し(ステップS207)、「MTC=30」でない場合(ステップS208でNO)、ステップS205に戻り、「MTC=30」である場合(ステップS208でYES)、30枚分のメタルコインの特性データを解析し(ステップS209)、30の特性データが各硬貨の特性データと重複しない場合(ステップS210でYES)、30の特性データのバラツキが規定値内である場合(ステップS211でYES)、メタルコインの受け入れを許可し(ステップS212)、メタルコインの設定金額をステップS204で記憶した金額に設定し(ステップS213)、処理手順を終了する。
また、ステップS210において、30の特性データが各硬貨の特性データと重複する場合(ステップS210でNO)、メタルコインの受け入れを許可せずに(ステップ214)、処理手順を終了する。
また、ステップS211において、30の特性データのバラツキが規定値外である場合(ステップS211でNO)、メタルコインの受け入れを許可せずに(ステップ214)、処理手順を終了する。
なお、図2に示すフローチャートは、30枚分のメタルコインの特性データを収集する構成を実施例として挙げているが、収集する特性データの数は30に限定されるものではなく、収集する特性データの数は任意に決定することができる。
次に、任意のメタルコインの受け入れの許可を設定する場合、硬貨メタル処理装置1が行う第2の機能的な動作における処理手順について図3に示すフローチャートを参照して説明する。
設定部によりメタルコイン設定モードに移行すると(ステップS301でYES)、「MTC(メタルコインカウンター)=0」に設定し(ステップS302)、メタルコインが投入されると(ステップS303でYES)、メタルコインの特性データを収集し(ステップS304)、「MTC=MTC+1」に設定し(ステップS305)、「MTC=30」でない場合(ステップS306でNO)、ステップS303に戻り、「MTC=30」である場合(ステップS306でYES)、30枚分のメタルコインの特性データを解析し(ステップS307)、30の特性データが各硬貨の特性データと重複しない場合(ステップS308でYES)、30の特性データのバラツキが規定値内である場合(ステップS309でYES)、硬貨が投入されると(ステップS310でYES)、硬貨の金種を識別し、識別した金種に対応する金額を記憶し(ステップS311)、操作終了通知が有ると(ステップS312)、メタルコインの受け入れを許可し(ステップS313)、メタルコインの設定金額をステップS311で記憶した金額に設定し(ステップS314)、処理手順を終了する。
また、ステップS308において、30の特性データが各硬貨の特性データと重複する場合(ステップS308でNO)、メタルコインの受け入れを許可せずに(ステップ315)、処理手順を終了する。
また、ステップS309において、30の特性データのバラツキが規定値外である場合(ステップS309でNO)、メタルコインの受け入れを許可せずに(ステップ315)、処理手順を終了する。
なお、図3に示すフローチャートは、30枚分のメタルコインの特性データを収集する構成を実施例として挙げているが、収集する特性データの数は30に限定されるものではなく、収集する特性データの数は任意に決定することができる。
図4は、硬貨の各金種およびメタルコインに対応する特性データ、金額および受け入れに関する情報を記憶しているテーブル13の一例を示す図である。
図4に示すように、テーブル13には、「特性データA」を取得した場合、投入されたコインは「10円硬貨」であると識別し、制御部2は自動販売機の制御部11に「10円」を示す金額情報を送信し、複数枚の「10円硬貨」を受け入れることを許可することが記憶されている。なお、「50円硬貨」、「100円硬貨」および「500円硬貨」についても同様である。
また、「特性データE」を取得した場合、投入されたコインは「メタルコイン」であると識別し、制御部2は自動販売機の制御部11に「120円」を示す金額情報を送信し、1枚の「メタルコイン」を受け入れることを許可することが記憶されている。なお、図3に示すテーブルは、「メタルコイン」を受け入れる枚数を1枚に限定しているが、「任意の枚数許可」または「複数許可」と設定しても良い。
次に、1枚のメタルコインの受け入れを許可された場合における、硬貨メタル処理装置1が行う硬貨とメタルコインとの受け入れの処理手順について図5に示すフローチャートを参照して説明する。
硬貨メタル処理装置にコインが投入されると(ステップS501)、コインを識別し(ステップS502)、硬貨でないと識別した場合(ステップS503でNO)、メタルコインであるか否か識別する(ステップS504)。
メタルコインであると識別した場合(ステップS504でYES)、その前にメタルコインが投入されたか否か確認する(ステップS505)。
1枚目のメタルコインであると確認した場合(ステップS505でYES)、メタルコインに設定された金額情報を出力し(ステップS506)、コインが残っている場合(ステップS507でYES)、ステップS502に戻り、コインが残っていない場合(ステップS507でNO)、処理手順を終了する。
また、ステップS504において、メタルコインでないと識別した場合(ステップS504でNO)、またはステップS505において、1枚目のメタルコインでないと確認した場合(ステップS505でNO)、メタルコインを返却し(ステップS508)、処理手順を終了する。
また、ステップS503において、硬貨であると識別した場合(ステップS503でYES)、硬貨の金種情報を出力し(ステップS509)、処理手順を終了する。
次に、複数枚のメタルコインの受け入れを許可された場合における、硬貨メタル処理装置1が行う硬貨とメタルコインとの受け入れの処理手順について図6に示すフローチャートを参照して説明する。
硬貨メタル処理装置にコインが投入されると(ステップS601)、コインを識別し(ステップS602)、硬貨でないと識別した場合(ステップS603でNO)、メタルコインであるか否か識別する(ステップS604)。
メタルコインであると識別した場合(ステップS604でYES)、メタルコインに設定された金額情報を出力し(ステップS605)、コインが残っている場合(ステップS606でYES)、ステップS602に戻り、コインが残っていない場合(ステップS606でNO)、処理手順を終了する。
また、ステップS604において、メタルコインでないと識別した場合(ステップS604でNO)、メタルコインを返却し(ステップS607)、処理手順を終了する。
また、ステップS603において、硬貨であると識別した場合(ステップS603でYES)、硬貨の金種情報を出力し(ステップS608)、処理手順を終了する。
以上、本発明に係わる硬貨メタル処理装置の第1の実施例について説明した。次に、本発明に係わる硬貨メタル処理装置の第2の実施例について説明する。
図7は、第2実施例における本発明に係わる硬貨メタル処理装置1の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図7に示すように、第2実施例における硬貨メタル処理装置1の機能的な構成は第1実施例における硬貨メタル処理装置1と同様である。ただし、第2実施例における硬貨メタル処理装置1は、従来の硬貨メタル処理装置に設けられた、例えば、各硬貨毎に識別精度を設定することを目的とする設定スイッチに、硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードに移行させる機能を追加した構成である。
従って、設定部5は、10円設定スイッチ51、50円設定スイッチ52、100円設定スイッチ53および500円設定スイッチ54から構成されている。例えば、10円設定スイッチ51は10円硬貨を識別する際に識別部4が行う識別の精度を設定するものであり、「通常」、「精度1」、「精度2」のように複数の識別精度を設定することが可能なスイッチもある。なお、50円設定スイッチ52、100円設定スイッチ53および500円設定スイッチ54についても同様である。また、設定スイッチは識別精度を設定するものに限定されるものではなく、種々の設定を行うことが可能なスイッチでも適用可能である。
ここで、第2実施例における硬貨メタル処理装置1は、任意の設定スイッチを操作して識別精度を精度2に設定すると、硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードに移行させ、その設定スイッチに対する硬貨の受け入れを禁止するとともに、その硬貨の金額をメタルコインの設定金額に設定する構成を適用している。例えば、10円設定スイッチ51を操作して精度2に設定すると、硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードに移行させ、10円硬貨の受け入れを禁止にするとともに、投入したメタルコインの設定金額を10円に設定する構成である。
次に、メタルコインの受け入れの許可を設定する際に、硬貨メタル処理装置1が行う機能的な動作について図7を参照して説明する。
任意のメタルコインの受け入れを許可するとともに、任意の硬貨の受け入れを禁止にし、禁止にした硬貨の金額をメタルコインの設定金額に設定する場合、硬貨メタル処理装置1の使用者は受け入れを禁止にする硬貨に対応する設定スイッチを操作して識別精度を精度2に設定すると、硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードに移行させる。
そして、使用者はメタルコインを硬貨メタル処理装置1に投入し、投入されたメタルコインはセンサ3を通過し、振分部10により返却される。
この時、メタルコインがセンサ3を通過する際、センサ3は受信コイルで発生した電気信号を特性データ収集部6に出力し、特性データ収集部6は電気信号を入力すると、入力した電気信号に基づいてメタルコインの特性データを取得し、取得した特性データを特性データ格納部7に格納する。
そして、使用者は所定の枚数分のメタルコインを硬貨メタル処理装置1に投入する。
特性データ収集部6は所定の枚数分のメタルコインの特性データを随時収集して特性データ格納部7に格納し、特性データ解析部8が所定の枚数分のメタルコインの特性データを特性データ格納部7から読み出し、読み出した所定の枚数分のメタルコインの特性データが各硬貨(10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨および500円硬貨)の特性データと重複するか否か解析し、更に、所定の枚数分のメタルコインの特性データのバラツキが規定値内であるか否か解析し、解析結果を制御部2に出力する。
そして、制御部2は解析結果を入力すると、解析結果に基づいてメタルコインの受け入れを設定する。ここで、メタルコインの特性データが各硬貨の特性データと重複しない且つバラツキが規定値内であるという解析結果の場合、メタルコインの受け入れを許可し、メモリに記憶した金額をメタルコインの設定金額として設定する。また、メタルコインの特性データが各硬貨の特性データと重複する若しくはバラツキが規定値外であるという解析結果の場合、メタルコインの受け入れを許可しない。
その後、メタルコインの受け入れの許可の設定が終了すると、使用者は設定スイッチを操作して識別精度を通常に設定することで、硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードから通常のモードに移行させ、硬貨メタル処理装置1は硬貨とメタルコインとを受け入れることが可能になる。
次に、任意のメタルコインの受け入れの許可を設定するとともに、任意の硬貨の受け入れを禁止し、その硬貨の金額をメタルコインの設定金額に設定する場合、硬貨メタル処理装置が行う処理手順について図8に示すフローチャートを参照して説明する。なお、10円設定スイッチ51を操作することで、硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードに移行させた場合を具体例にして説明する。
硬貨メタル処理装置が10円設定スイッチによりメタルコイン設定モードに移行すると(ステップS801でYES)、「MTC(メタルコインカウンター)=0」に設定し(ステップS802)、メタルコインが投入されると(ステップS803でYES)、メタルコインの特性データを収集し(ステップS804)、「MTC=MTC+1」に設定し(ステップS805)、「MTC=30」でない場合(ステップS806でNO)、ステップS803に戻り、「MTC=30」である場合(ステップS806でYES)、30枚分のメタルコインの特性データを解析し(ステップS807)、30の特性データが各硬貨の特性データと重複しない場合(ステップS808でYES)、30の特性データのバラツキが規定値内である場合(ステップS809でYES)、メタルコインの受け入れを許可し(ステップS810)、メタルコインの設定金額を10円に設定し(ステップS811)、処理手順を終了する。
また、ステップS808において、30の特性データが各硬貨の特性データと重複する場合(ステップS808でNO)、メタルコインの受け入れを許可せずに(ステップ812)、処理手順を終了する。
また、ステップS809において、30の特性データのバラツキが規定値外である場合(ステップS809でNO)、メタルコインの受け入れを許可せずに(ステップ812)、処理手順を終了する。
なお、収集する特性データの数は30に限定されるものではないことは、第1実施例と同様である。
図9は、硬貨の各金種およびメタルコインに対応する特性データ、金額および受け入れに関する情報を記憶しているテーブル13の一例を示す図である。
図9に示すように、テーブル13には、「特性データA」を取得した場合、投入されたコインは「10円硬貨」であると識別し、「10円硬貨」の受け入れは禁止になっているので、制御部2は自動販売機の制御部11に金額情報を送信しないことが記憶されている。また、「特性データB」を取得した場合、投入されたコインは「50円硬貨」であると識別し、制御部2は自動販売機の制御部11に「50円」を示す金額情報を送信し、複数枚の「50円硬貨」を受け入れることを許可することが記憶されている。なお、「100円硬貨」および「500円硬貨」についても同様である。
また、「特性データE」を取得した場合、投入されたコインは「メタルコイン」であると識別し、制御部2は自動販売機の制御部11に「10円」を示す金額情報を送信し、複数枚の「メタルコイン」を受け入れることを許可することが記憶されている。なお、「メタルコイン」を受け入れる枚数を複数枚に限定されるものではないことは、第1実施例と同様である。
なお、上記実施例では、任意の設定スイッチを操作することで、硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードに移行させ、その設定スイッチに対応する硬貨の受け入れを禁止する構成を適用しているが、任意の設定スイッチを操作することで、硬貨メタル処理装置1をメタルコイン設定モードに移行させても、その設定スイッチに対応する硬貨の受け入れを禁止にせず、例えば、第1実施例のようにメタルコイン設定モードに移行した後に硬貨を投入し、投入した硬貨の受け入れを禁止にする構成等を適用しても良い。
また、メタルコインの受け入れの許可を解除する動作としては、設定部を操作した後に返却レバー(図示しない)等を所定の時間以上押し下げることで、メタルコインの受け入れの許可を解除し、解除した際には点検ランプ等が所定の回数点滅するという構成を適用するが、その構成に限定する必要はない。
本発明に係わる硬貨メタル処理装置を利用した具体的な利用例として以下のようなものが考えられる。
例えば、ショッピングセンター等に車で訪れた顧客が所定の金額分の買い物を行い、その顧客に対して一定時間分の駐車料金をサービスする場合、サービスする駐車料金の金額に設定されたメタルコインを顧客に渡し、顧客は出庫する際に本発明に係わる硬貨メタル処理装置を設けた駐車料金支払機に対してメタルコインを投入し、そのメタルコインで駐車料金が完済されなければ続けて硬貨を投入して駐車料金を支払うという第1の利用例。
また、キャンペーン等に訪れた顧客に対して飲み物を1杯サービスする場合、飲み物1杯分の金額に設定されたメタルコインを顧客に渡し、顧客はキャンペーンで指定されている自動販売機にメタルコインを投入し、飲み物を購入するという第2の利用例。なお、第2の利用例の場合において、普段は従来通りの販売を行っている自動販売機をキャンペーン期間中だけに限ってメタルコインの受け入れを許可するように設定すれば良いので、本発明に係わる硬貨メタル処理装置を設けていれば、キャンペーン開始直前にメタルコインの受け入れの許可を設定することが容易になり、キャンペーン終了直後にメタルコインの受け入れの禁止を設定することが容易になる。
また、商品を購入した顧客に対してポイントを提供し、そのポイントが所定分集まった際には景品等と交換する場合、商品購入時にポイント分の金額に設定されたメタルコインを顧客に渡し、顧客が所定の枚数のメタルコインを集めた際には、メタルコインを景品交換機等に投入することで景品等を交換するという第3の利用例。
また、本発明に係わる硬貨メタル処理装置は自動販売機に使用される硬貨メタル処理装置の構成を示した上記実施例および上記利用例に限定されるものではなく、種々の支払機、両替機、ゲーム機等に使用される硬貨メタル処理装置に適用可能である。

Claims (18)

  1. 自動販売機に組み込まれ、投入された硬貨および硬貨状メタルを受け入れて所望の処理を行う硬貨メタル処理装置において、
    前記硬貨状メタルの受け入れを許可するための設定を行うモードに移行させるメタル設定手段と、
    前記メタル設定手段が操作された後に連続して投入された所定枚数の硬貨状メタルの特性をそれぞれ検出する特性検出手段と、
    前記特性検出手段で検出した硬貨状メタルの特性を集計する特性集計手段と、
    前記特性集計手段で集計した硬貨状メタルの特性が受入れ可能な硬貨の特性と重複せず、且つ、前記特性集計手段で集計した硬貨状メタルの特性のばらつきが規定値以内である場合に該硬貨状メタルを受け入れ可能に設定するメタル受入設定手段と、
    前記メタル受入設定手段で受入れ可能に設定された硬貨状メタルの受け入れに際して、所定の入金信号を発生する入金信号発生手段と
    を具備することを特徴とする硬貨メタル処理装置。
  2. 前記メタル設定手段は、
    受け入れ可能な硬貨の金種に対応して設けられ、
    前記入金信号発生手段は、
    操作されたメタル設定手段に対応する金種の入金信号を発生する
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨メタル処理装置。
  3. 前記メタル設定手段は、
    受け入れ可能な硬貨の金種に対応して設けられた受入精度切換スイッチである
    ことを特徴とする請求項2記載の硬貨メタル処理装置。
  4. 投入された少なくとも1枚の硬貨の金額情報を記憶保持する金額情報記憶手段
    を更に具備し、
    前記入金信号発生手段は、
    前記金額情報記憶手段で記憶保持された金額情報に対応する入金信号を発生する
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨メタル処理装置。
  5. 前記メタル設定手段は、
    所定の金額の硬貨を投入された後に操作され、
    前記入金信号発生手段は、
    前記メタル設定手段が操作される前に投入された前記所定の金額の硬貨の金額情報に対応する入金信号を発生する
    ことを特徴とする請求項4記載の硬貨メタル処理装置。
  6. 前記メタル設定手段は、
    所定の金額の硬貨を投入される前に操作され、
    前記入金信号発生手段は、
    前記メタル設定手段が操作された後に投入された前記所定の金額の硬貨の金額情報に対応する入金信号を発生する
    ことを特徴とする請求項4記載の硬貨メタル処理装置。
  7. 前記メタル受入設定手段は、
    1回の販売動作に際して1枚の硬貨状メタルの受け入れを可能に設定する
    ことを特徴とする請求項4記載の硬貨メタル処理装置。
  8. 前記メタル受入設定手段は、
    1回の販売動作に際して複数枚の硬貨状メタルの受け入れを可能に設定する
    ことを特徴とする請求項4記載の硬貨メタル処理装置。
  9. 前記メタル受入設定手段により設定された硬貨状メタルの受け入れ可能状態を解除するメタル受入設定解除手段
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載の硬貨メタル処理装置。
  10. 前記メタル受入設定解除手段は、
    前記メタル設定手段が操作された後に所定時間以内に返却レバーが所定時間操作されたことを検出して前記メタル受入設定手段により設定された硬貨状メタルの受け入れ可能状態を解除する
    ことを特徴とする請求項9記載の硬貨メタル処理装置。
  11. 自動販売機に組み込まれ、投入された硬貨および硬貨状メタルを受け入れて所望の処理を行う硬貨メタル処理装置の制御方法において、
    前記硬貨状メタルの受け入れを許可するための設定を行うモードに移行させるメタル設定手段が操作された後に連続して投入された所定枚数の硬貨状メタルの特性をそれぞれ検出するとともに、
    該検出した硬貨状メタルの特性を集計し、
    該集計した硬貨状メタルの特性が受け入れ可能な硬貨の特性と重複せず、且つ、該集計した硬貨状メタルの特性のばらつきが規定値以内である場合に該硬貨状メタルを受け入れ可能に設定し、
    該受け入れ可能に設定された硬貨状メタルの受け入れに際して、所定の入金信号を発生する
    ことを特徴とする硬貨メタル処理装置の制御方法。
  12. 前記メタル設定手段は、
    受け入れ可能な硬貨の金種に対応して設けられ、
    前記受け入れ可能に設定された硬貨状メタルの受け入れに際して、操作されたメタル設定手段に対応する金種の入金信号を発生する
    ことを特徴とする請求項11記載の硬貨メタル処理装置の制御方法。
  13. 投入された少なくとも1枚の硬貨の金額情報を記憶保持し、
    前記受け入れ可能に設定された硬貨状メタルの受け入れに際して、前記記憶保持された金額情報に対応する入金信号を発生する
    ことを特徴とする請求項11記載の硬貨メタル処理装置の制御方法。
  14. 前記メタル設定手段は、
    所定の金額の硬貨が投入された後に操作され、
    前記受け入れ可能に設定された硬貨状メタルの受け入れに際して、前記メタル設定手段が操作される前に投入された前記所定の金額の硬貨の金額情報に対応する入金信号を発生する
    ことを特徴とする請求項13記載の硬貨メタル処理装置の制御方法。
  15. 前記メタル設定手段は、
    所定の金額の硬貨を投入される前に操作され、
    前記受け入れ可能に設定された硬貨状メタルの受け入れに際して、前記メタル設定手段が操作される後に投入された前記所定の金額の硬貨の金額情報に対応する入金信号を発生する
    ことを特徴とする請求項13記載の硬貨メタル処理装置の制御方法。
  16. 1回の販売動作に際して1枚の硬貨状メタルの受け入れを可能に設定する
    ことを特徴とする請求項13記載の硬貨メタル処理装置の制御方法。
  17. 1回の販売動作に際して複数枚の硬貨状メタルの受け入れを可能に設定する
    ことを特徴とする請求項13記載の硬貨メタル処理装置の制御方法。
  18. 前記メタル設定手段が操作された後に所定時間以内に返却レバーが所定時間操作されたことを検出して前記設定された硬貨状メタルの受け入れ可能状態を解除する
    ことを特徴とする請求項11記載の硬貨メタル処理装置の制御方法。
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