JPWO2004088779A1 - 固体高分子型燃料電池及びその燃料電池用の電極構造体 - Google Patents

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Abstract

固体高分子型燃料電池(2)は電極構造体(7)と第1および第2セパレータ(8,9)とよりなる。電極構造体(7)は固体高分子電解質膜(10),第1および第2電極層(11,12)ならびに第1および第2拡散層(13,14)を有する。第1セパレータ(8)は燃料ガス(H)を流す第1のガス通路(PH)を形成し,第2セパレータ(9)は酸化ガス(A)を流す第2のガス通路(PA)を形成する。固体高分子電解質膜(10)の第1の食出し部(15)および第2拡散層(14)の第2の食出し部(16)間は,それらの全周に亘り接着剤硬化層(17)を介して接合され,第2の食出し部(16)は接着剤浸透硬化状態にある。第1セパレータ(8)のシール部(27)が第1の食出し部(15)表面に密着し,第2セパレータ(9)のシール部(21)が第2の食出し部(16)表面に密着する。これにより、漏出した燃料ガスおよび酸化ガスの電極構造体回りでの反応,といった不具合を回避することができる。

Description

発明の分野
本発明は固体高分子型燃料電池及びその燃料電池に用いられる電極構造体に関する。
従来、固体高分子型燃料電池としては、板状をなす電極構造体と、その電極構造体を挟着する第1および第2セパレータとよりなり、電極構造体は、固体高分子電解質膜と、その固体高分子電解質膜を挟む第1および第2電極層と、両電極層の外側にそれぞれ配置される第1および第2拡散層とを有し、第1セパレータは電極構造体の第1拡散層側の面と協働して燃料ガスおよび酸化ガスの一方のガスを流す第1のガス通路を形成し、また第2セパレータは電極構造体の第2拡散層側の面と協働して燃料ガスおよび酸化ガスの他方のガスを流す第2のガス通路を形成するものが知られており、この場合、固体高分子電解質膜、第1、第2電極層および第1、第2拡散層の大きさはほぼ同一に形成されている(例えば、米国特許第5,176,966号明細書を参照)
しかしながら前記のように構成すると、固体高分子電解質膜の外周縁部を挟んで、第1電極層および第1拡散層の両外周縁部と、第2電極層および第2拡散層の両外周縁部とが近接するため、第1電極層側および第2電極層側から燃料ガスおよび酸化ガスが漏出した場合、それらが電極構造体回りで反応する、といった不具合を生じるおそれがある。
本発明は、漏出した燃料ガスおよび酸化ガスの電極構造体回りでの反応といった不具合を回避し得る前記固体高分子型燃料電池及びその燃料電池用の電極構造体を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明の第1の特徴によれば、板状をなす電極構造体と、その電極構造体を挟着する第1および第2セパレータとよりなり、前記電極構造体は、固体高分子電解質膜と、その固体高分子電解質膜を挟む第1および第2電極層と、両電極層の外側にそれぞれ配置される第1および第2拡散層とを有し、前記第1セパレータは前記電極構造体の前記第1拡散層側の面と協働して燃料ガスおよび酸化ガスの一方のガスを流す第1のガス通路を形成し、また前記第2セパレータは前記電極構造体の前記第2拡散層側の面と協働して前記燃料ガスおよび前記酸化ガスの他方のガスを流す第2のガス通路を形成する固体高分子型燃料電池において、前記固体高分子電解質膜は前記第1拡散層ならびに前記第1および第2電極層の周囲から食出している第1の食出し部を有し、前記第2拡散層は前記第2電極層の周囲から食出して前記第1の食出し部に対向する第2の食出し部を持つように形成されていて、それら第1および第2の食出し部間は、それらの全周に亘り接着剤硬化層を介して接合されると共にその第2の食出し部は接着剤浸透硬化状態にあり、前記第1の食出し部表面の一部には前記一方のガスの導入区域および導出区域が設定されていて、前記第1セパレータのシール部が前記第1のガス通路を形成すべく前記導入区域および前記導出区域を除いて前記第1の食出し部表面に密着しており、また前記第2の食出し部表面の一部には前記他方のガスの導入区域および導出区域が設定されていて、前記第2セパレータのシール部が前記第2のガス通路を形成すべく、前記導入区域および前記導出区域を除いて前記第2の食出し部表面に密着している固体高分子型燃料電池が提供される。
第1および第2セパレータならびに固体高分子電解質膜はそれぞれ気密性であり、一方、第1および第2拡散層ならびに第1および第2電極層はそれぞれ通気性である。そこで、第1セパレータのシール部を、固体高分子電解質膜における第1の食出し部の表面に、それの導入区域および導出区域を除いて密着させると、第1セパレータのシール部よりも内側の第1のガス通路が外部に対して密閉されて一方のガスの漏出が確実に防止される。この場合、第1の食出し部、接着剤硬化層および接着剤浸透硬化状態にある第2の食出し部は、第1および第2セパレータの両シール部により挟圧されてもへたることはなく、したがって前記密閉状態を長期に亘って維持することができる。よって、第2の食出し部を通じて他方のガスが漏出しても一方のガスと出会うことはなく、漏出した燃料ガスおよび酸化ガスの電極構造体回りでの反応を回避し得る。
また本発明の第2の特徴によれば、前記第1の特徴に加えて、前記接着剤硬化層に囲まれる前記第2電極層はその接着剤硬化層から離隔すると共にその第2電極層の外周縁部は前記第1電極層の外周縁部と前記固体高分子電解質膜を挟んで食違っている固体高分子型燃料電池が提供される。
固体高分子電解質膜において、第1および第2電極層の外周縁部が当接する部分は応力集中部分となり、両電極層の外周縁部が合致していると、前記膜の両面側に発生したクラックが繋ってその膜を損傷することになるが、前記のように両電極層の外周縁部を食違わせると前記のような問題を生じることがない。
また前記のように第2電極層は接着剤硬化層から離間していると、その接着剤硬化層形成時において、接着剤成分が第2電極層に浸入してその機能を損うようなことはない。
また本発明の第3の特徴によれば、前記第1の特徴に加えて、前記第1拡散層は、前記第1電極層の周囲から食出している第3の食出し部を有し、その第3の食出し部および前記固体高分子電解質膜間はそれらの全周に亘り接着剤硬化層を介して接合されると共にその第3の食出し部は接着剤浸透硬化状態にあり、前記第2拡散層側の前記接着剤硬化層および前記第2の食出し部は前記第1拡散層側の前記接着剤硬化層と前記固体高分子電解質膜を挟んで対向するように形成されていて、前記第1セパレータのガス通路形成部の一部分が前記第1拡散層の前記第3の食出し部にその全周に亘って、また前記第2セパレータのガス通路形成部の一部分が前記第2拡散層の前記第2の食出し部にその全周に亘ってそれぞれ密着しており、前記第1電極層はそれを囲む前記接着剤硬化層から離隔している固体高分子型燃料電池が提供される。
前記のように構成すると、第3の食出し部、それに隣接する接着剤硬化層、固体高分子電解質膜、それに隣接する接着剤硬化層および第2の食出し部よりなる被挟着部、つまり両セパレータにより挟着される電極構造体の被挟着部のへたりを防止して、電極構造体の積層構造を長期に亘り維持することができる。
また第1電極層は接着剤硬化層から離間しているので、その接着剤硬化層形成時において、接着剤成分が第1電極層に浸入してその機能を損うようなことはない。
また本発明の第4の特徴によれば、前記第1の特徴に加えて、前記第2の食出し部は、前記導入区域および前記導出区域のうちの少なくとも1つの区域に対応する部分が接着剤浸透硬化状態にある固体高分子型燃料電池が提供される。
前記構成によれば、前記第2の食出し部は、前記導入区域および前記導出区域のうちの少なくとも1つの区域に対応する部分の剛性・強度が、該部分が接着剤浸透硬化状態にあることにより効果的に高められ、従って、該部分が変形してこれと対応する区域のガス流路を閉塞したり狭めたりするのを効果的に防止できる。
図面は、本発明の一実施例を示すものであって、図1は、スタックの側面図、図2は、図1の2−2線断面図であって図3の2矢視図に相当するものである。また図3は、図2の3−3線断面図、図4は、図2の4−4線断面図であって図9の4−4線断面図に相当するものである。また図5は、図2の5−5線断面図、図6は電極構造体の平面図、図7は、図6の7−7線断面図、図8は、図6の8−8線断面図、図9は、図3の9−9矢視図、図10は、空気の流通状態を示す説明図であって図9に対応する。また図11は、図3の11−11線断面図、図12は、水素の流通状態を示す説明図であって図11に対応する。また図13は、図3の13−13線断面図、図14は、図3の14−14線断面図である。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
先ず、図1は、スタック1の概略を示すもので、そのスタック1は、平面四角形の複数の固体高分子型燃料電池(以下、セルと言う)2を積み重ねてなる集合体3と、その両端に当てられた2枚の端板4と、両端板4に通された複数のボルト5と、それらボルト5の両端板4から突出する雄ねじ部にねじ込まれた複数のナット6とを有する。各セル2は同一構造を有し、図2〜5に示すように、板状をなす電極構造体7と、その電極構造体7を挟着する上側の第1セパレータ8および下側の第2セパレータ9とよりなる。
図6〜8に明示するように、電極構造体7は、気密性固体高分子電解質膜10と、その固体高分子電解質膜10を挟む上側の通気性第1電極層11および下側の第2電極層12と、両電極層11,12の外側にそれぞれ配置される上側の通気性第1拡散層13および下側の通気性第2拡散層14とを有する。固体高分子電解質膜10は、例えば芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分であるPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)スルホン化物より構成されている。第1電極層(例えばアノード)11は、Pt−Ru担持カーボン粒子の集合体とバインダであるフッ素樹脂系イオン交換成分(例えば、商標名ナフィオン)とよりなる。第2電極層(例えばカソード)12は、Pt担持カーボン粒子の集合体とバインダであるフッ素樹脂系イオン交換成分(例えば、商標名ナフィオン)とよりなる。第1、第2拡散層13,14はカーボンペーパよりなる。
固体高分子電解質膜10は第1拡散層13および第1、第2電極層11,12の周囲から食出している第1の食出し部15を有し、また第2拡散層14は第2電極層12の周囲から食出して第1の食出し部15に対向する第2の食出し部16を持つように形成されている。それら第1および第2の食出し部15,16間は、それらの全周に亘り無端状接着剤硬化層17を介して接合されると共にその第2の食出し部16はその全周に亘り接着剤浸透硬化状態にある。接着剤としてはフッ素系接着剤(例えば、スリーボンド社製、商品名TB1116)が用いられる。
また第1拡散層13は、第1電極層11の周囲から食出している第3の食出し部18を有し、その第3の食出し部18および固体高分子電解質膜10間はそれらの全周に亘り、前記同様の接着剤よりなる無端状接着剤硬化層19を介して接合されると共にその第3の食出し部18はその全周に亘り接着剤浸透硬化状態にある。第2拡散層14側の接着剤硬化層17および第2の食出し部16は第1拡散層13側の接着剤硬化層19と固体高分子電解質膜10を挟んで対向するように形成されている。
一方の接着剤硬化層17に囲まれる第2電極層12はその接着剤硬化層17から離隔し、また他方の接着剤硬化層19に囲まれる第1電極層11はその接着剤硬化層19から離隔している。また第1電極層11の面積は第2電極層12のそれよりも大であり、したがって、第1電極層11の外周縁部は第2電極層12の外周縁部と固体高分子電解質膜10を挟んで食違っている。
図9に明示するように、第2セパレータ9は、ステンレス鋼板よりなるガス通路形成部20と、その周辺領域に、その両面を覆うように密着するエチレンプロピレン系ゴムよりなるシール部21とを有する。図4,10にも示すように、シール部21において電極構造体7と対向する側の上側シール構成部分22は第2の食出し部16表面、つまり下向きの表面外周域に密着し、その内周側において第2拡散層14およびガス通路形成部20間に燃料ガスおよび酸化ガスの一方のガス、実施例では酸化ガスとしての空気(酸素)Aを流す空気通路(第2のガス通路)Pが形成される。ただし、第2の食出し部16の下向き表面の一部、つまり対角位置には空気の導入区域aおよび導出区域aが設定されていて、それらの区域a,aには上側シール構成部分22は存在しない。導入区域aの外側においてガス通路形成部20および下側シール構成部分23に一連に貫通孔が形成されており、その貫通孔の上側口縁周りは導入区域a側を除いて上側シール構成部分22によって囲まれている。この囲まれた空間および貫通孔は空気導入孔(ガス導入孔)24を形成する。また導出区域aの外側においてガス通路形成部20および下側シール構成部分23に一連に貫通孔が形成されており、その貫通孔の上側口縁周りは導出区域a側を除いて上側シール構成部分22によって囲まれている。この囲まれた空間および貫通孔は空気導出孔(ガス導出孔)25を形成する。
図2に明示するように、第1セパレータ8は、ステンレス鋼板よりなるガス通路形成部26と、その周辺領域に、その両面を覆うように密着するエチレンプロピレン系ゴムよりなるシール部27とを有する。図3,11,12にも示すように、シール部27において電極構成体7と対向する側の下側シール構成部分28は第1の食出し部15表面、つまり上向きの表面外周域に密着し、その内周側において第1の食出し部15および第1拡散層13と、ガス通路形成部26との間に燃料ガスおよび酸化ガスの他方のガス、実施例では燃料ガスとしての水素Hを流す水素通路(第1のガス通路)Pが形成される。ただし、第1の食出し部15の上向き表面の一部、つまり空気側の対角位置とは交差する関係の対角位置には水素の導入区域aおよび導出区域aが設定されていて、それらの区域a,aには下側シール構成部分28は存在しない。導入区域aの外側においてガス通路形成部26および上側シール構成部分29に一連に貫通孔が形成されており、その貫通孔の下側口縁周りは導入空域a側を除いて下側シール構成部分28によって囲まれている。この囲まれた空間および貫通孔は水素導入孔(ガス導入孔)30を形成する。また導出区域aの外側においてガス通路形成部26および上側シール構成部分29に一連に貫通孔が形成されており、その貫通孔の下側口縁周りは導出区域a側を除いて下側シール構成部分28によって囲まれている。この囲まれた空間および貫通孔は水素導出孔(ガス導出孔)31を形成する。
図3に示すように、第1セパレータ8の水素導入、導出孔30,31に連通するように第2セパレータに貫通孔30a,31aがそれぞれ形成され、また図4に示すように第2セパレータ9の空気導入、導出孔24,25に連通するように第1セパレータ8に貫通孔24a,25aがそれぞれ形成されている。
水素導入孔30および水素導出孔31は空気用の両貫通孔24a,25aにそれぞれ隣接し、また空気導入孔24および空気導出孔25は水素用の両貫通孔30a,31bにそれぞれ隣接しているが、それら隣接しているものの間は、第1セパレータ8のシール部27と第2セパレータ9のシール部21とが密着することによって遮断されている。この場合、第1セパレータ8の下側シール構成部分28において、第1食出し部15表面に密着する内周縁領域32と、第2セパレータ9の上側シール構成部分29に密着する主領域33との間には、第1の食出し部15、接着剤硬化層17および第2の食出し部16よりなる積層部の厚さを吸収すべく、段差34が付されている。
前記構造において、第1、第2セパレータ8,9および固体高分子電解質膜10はそれぞれ気密性であり、一方、第1、第2拡散層13,14および第1、第2電極層11,12はそれぞれ通気性である。そこで、第1セパレータ8の下側シール構成部分28を、固体高分子電解質膜10における第1の食出し部15の表面に、それの導入区域aおよび導出区域aを除いて密着させると、第1セパレータ8の下側シール構成部分28よりも内側の水素通路Pが外部に対し密閉されて水素Hの漏出が確実に防止される。この場合、第1の食出し部15、接着剤硬化層17および接着剤浸透硬化状態にある第2の食出し部16は第1、第2セパレータ8,9の両シール部21,27により挟圧されてもへたることはなく、したがって前記密閉状態を長期に亘って維持することができる。よって、通気性を有する第2の食出し部16を通じて空気Aが漏出しても水素Hと出会うことはない。
固体高分子電解質膜10において、第1、第2電極層11,12の外周縁部が当接する部分は応力集中部分となり、両電極層11,12の外周縁部が合致していると、前記膜10の両面側に発生したクラックが繋ってその膜10を損傷することになるが、前記のように両電極層11,12の外周縁部を食違わせると前記のような問題を生じることがない。
また第1、第2電極層11,12は両接着剤硬化層19,17からそれぞれ離隔しているので、その接着剤硬化層形成時において、接着剤成分が第1、第2電極層11,12に浸入してそれらの機能を損うようなことはない。
図2〜5に示すように、第1セパレータ8のガス通路形成部26は、水素導入孔30および空気導入孔24が存する側から水素導出孔31および空気導出孔25が存する側に向って伸び、且つ上方に突出する複数の凸条35を有する。それら凸条35は平坦な頂面36を有し、また互に平行で、且つ相隣るものの間の間隔は等しい。各凸条35の下向きの長溝状中空部分37は第1拡散層13に臨み、且つその両端部は第1拡散層13の両端縁よりも外側に食出している。
各凸条35の長手方向の両側に存する平坦部分38は第1拡散層13の表面に密着している。これにより、第1セパレータ8のガス通路形成部26の一部分が第1拡散層13の第3の食出し部18にその全周に亘って、断続的に密着することになる(この場合、連続的に密着するように構成してもよい)。
図2,11,12に示すように、第1の食出し部15表面に在る水素Hの導入区域aおよび水素Hの導出区域aにそれぞれ複数のガイド通路39を形成すべく、ガス通路形成部26にエチレンプロピレン系ゴムよりなる複数の小凸条40が設けられている。これらの小凸条40は図3では省略されている。第1の食出し部15表面側において、導入区域aおよび内周縁領域32と、第3の食出し部18および接着剤硬化層19よりなる積層部の側面との間の区域は水素Hを分散させる分散区域bである。また第1の食出し部15表面において、導出区域aおよび内周縁領域32と、第3の食出し部18および接着剤硬化層19よりなる積層部の側面との間の区域は水素Hを集合させる集合区域cである。
図3,11,12において、水素導入孔30からの水素Hは、導入区域a→分散区域b→各凸条35の長溝状中空部分37→集合区域c→導出区域a→水素導出孔31の経路で流通する。
図3〜5,9に示すように、第2セパレータ9のガス通路形成部20は、水素導入孔30および空気導入孔24が存する側から水素導出孔31および空気導出孔25が存する側に向って伸び、且つ上方に突出する複数の凸条41を有する。それら凸条41は平坦な頂面42を有し、また互に平行で、且つ相隣るものの間の間隔は等しい。各凸条41の長さは第1セパレータ8の各凸条35の長さに等しく、また凸条41の数は第1セパレータ8の凸条35の数よりも1つ多くなるように設定されている。相隣る両凸条41間の長溝43は第2拡散層14に臨み、また各凸条41の頂面42は第2拡散層14に密着している。第2セパレータ9の各長溝43および各頂面42と、第1セパレータ8の各長溝状中空部分37および各平坦部分38とはそれぞれ電極構造体7を挟んで対向している。これにより第2セパレータ9のガス通路形成部20の一部分が第2拡散層14の第2の食出し部16にその全周に亘って断続的に密着することになる(この場合、連続的に密着するように構成してもよい)。
さらにガス通路形成部20には、第2の食出し部16表面に在るガスの導入区域aおよびガスの導出区域aにそれぞれ複数のガイド通路44を形成すべく、エチレンプロピレン系ゴムよりなる複数の小凸条45が設けられている。これら小凸条45は図4では省略されている。第2の食出し部16表面側において、導入区域a側と各凸条41の一端部側との間の区域は空気Aを分散させる分散区域bである。また第2の食出し部16表面側において、導出区域a側と各凸条41の他端部側との間の区域は空気Aを集合させる集合区域cである。
図4,9,10において、空気導入孔24からの空気Aは、導入区域a→分散区域b→各長溝43→集合区域c→導出区域a→空気導出孔25の経路で流通する。
図5において、前記のように、第1セパレータ8のガス通路形成部26の一部分を第1拡散層13の第3の食出し部18にその全周に亘って、また第2セパレータ9のガス通路形成部20の一部分を第2拡散層14の第2の食出し部16にその全周に亘ってそれぞれ断続的に密着させると、第3の食出し部18、それに隣接する接着剤硬化層19、固体高分子電解質膜10、それに隣接する接着剤硬化層17および第2の食出し部16よりなる被挟着部、つまり両セパレータ8,9により挟着される電極構造体7の被挟着部のへたりを防止して、電極構造体7の積層構造を長期に亘り維持することができる。
図13に示すように、第1セパレータ8のシール部27において、その下側シール構成部分28の主領域33には、水素導入孔30、水素導出孔31および両貫通孔24a,25aの外側に位置する無端状内側溝46と、その外側に位置する無端状外側溝47が在り、一方、図9に示すように、第2セパレータ9のシール部21において、その上側シール構成部分22には、空気導入孔24、空気導出孔25および両貫通孔30a,31aの外側に位置する無端状内側溝48と、その外側に位置する無端状外側溝49が在って、図3〜5に示すように第1セパレータ8における内側および外側溝46,47間の内側ランド50と外側溝47を囲む外側ランド51とが、第2セパレータ9における内側および外側溝48,49間の内側ランド52と外側溝49を囲む外側ランド53とにそれぞれ密着する。
図2〜5に示すように、第1セパレータ8のシール部27において、その上側シール構成部分29は、複数の凸条35およびその周辺域を露出させた窓54と、底面に水素導入孔30を開口させた凹所55と、底面に水素導出孔31を開口させた凹所56と、底面に貫通孔24a,25aをそれぞれ開口させた凹所57,58と、各凹所55,57;56,58が存する二辺側と交差する二辺側に在って各凸条35と平行に延びる一対の長溝59とを有する。
図3〜5,14に示すように、第2セパレータ9のシール部21において、その下側シール構成部分23は、複数の凸条41に対応する複数の下向きの長溝状中空部分60およびそれらの周辺域を露出させた窓61と、下端面に空気導入孔24を開口させた突起62と、下端面に空気導出孔25を開口させた突起63と、下端面に貫通孔30a,31aをそれぞれ開口させた突起64,65と各突起62,64;63,65が存する二辺側と交差する二辺側に在って各長溝状中空部分60と平行に延びる一対の中実凸条66とを有する。
図3〜5に示すように第1セパレータ8における4つの凹所55,56,57,58および両長溝59には、その上方に位置する第2セパレータ9の4つの突起64,65,62,63および両中実凸条66がそれぞれ挿入されて、少なくとも各凹所55,56,57,58の開口縁と各突起64,65,62,63の基端周縁とが密着し、また少なくとも各長溝59の開口縁と各中実凸条66の基端周縁とが密着する。

Claims (12)

  1. 板状をなす電極構造体(7)と、その電極構造体(7)を挟着する第1および第2セパレータ(8,9)とよりなり、前記電極構造体(7)は、固体高分子電解質膜(10)と、その固体高分子電解質膜(10)を挟む第1および第2電極層(11,12)と、両電極層(11,12)の外側にそれぞれ配置される第1および第2拡散層(13,14)とを有し、前記第1セパレータ(8)は前記電極構造体(7)の前記第1拡散層(13)側の面と協働して燃料ガス(H)および酸化ガス(A)の一方のガス(H)を流す第1のガス通路(P)を形成し、また前記第2セパレータ(9)は前記電極構造体(7)の前記第2拡散層(14)側の面と協働して前記燃料ガス(H)および前記酸化ガス(A)の他方のガス(A)を流す第2のガス通路(P)を形成する固体高分子型燃料電池において、
    前記固体高分子電解質膜(10)は前記第1拡散層(13)ならびに前記第1および第2電極層(11,12)の周囲から食出している第1の食出し部(15)を有し、前記第2拡散層(14)は前記第2電極層(12)の周囲から食出して前記第1の食出し部(15)に対向する第2の食出し部(16)を持つように形成されていて、それら第1および第2の食出し部(15,16)間は、それらの全周に亘り接着剤硬化層(17)を介して接合されると共にその第2の食出し部(16)は接着剤浸透硬化状態にあり、前記第1の食出し部(15)表面の一部には前記一方のガス(H)の導入区域(a)および導出区域(a)が設定されていて、前記第1セパレータ(8)のシール部(27)が前記第1のガス通路(P)を形成すべく前記導入区域(a)および前記導出区域(a)を除いて前記第1の食出し部(15)表面に密着しており、また前記第2の食出し部(16)表面の一部には前記他方のガス(A)の導入区域(a)および導出区域(a)が設定されていて、前記第2セパレータ(9)のシール部(21)が前記第2のガス通路(P)を形成すべく、前記導入区域(a)および前記導出区域(a)を除いて前記第2の食出し部(16)表面に密着しており、前記接着剤硬化層(17)に囲まれる前記第2電極層(12)はその接着剤硬化層(17)から離隔すると共にその第2電極層(12)の外周縁部は前記第1電極層(11)の外周縁部と前記固体高分子電解質膜(10)を挟んで食違っていることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  2. 板状をなす電極構造体(7)と、その電極構造体(7)を挟着する第1および第2セパレータ(8,9)とよりなり、前記電極構造体(7)は、固体高分子電解質膜(10)と、その固体高分子電解質膜(10)を挟む第1および第2電極層(11,12)と、両電極層(11,12)の外側にそれぞれ配置される第1および第2拡散層(13,14)とを有し、前記第1セパレータ(8)は前記電極構造体(7)の前記第1拡散層(13)側の面と協働して燃料ガス(H)および酸化ガス(A)の一方のガス(H)を流す第1のガス通路(P)を形成し、また前記第2セパレータ(9)は前記電極構造体(7)の前記第2拡散層(14)側の面と協働して前記燃料ガス(H)および前記酸化ガス(A)の他方のガス(A)を流す第2のガス通路(P)を形成する固体高分子型燃料電池において、
    前記固体高分子電解質膜(10)は前記第1拡散層(13)ならびに前記第1および第2電極層(11,12)の周囲から食出している第1の食出し部(15)を有し、前記第2拡散層(14)は前記第2電極層(12)の周囲から食出して前記第1の食出し部(15)に対向する第2の食出し部(16)を持つように形成されていて、それら第1および第2の食出し部(15,16)間は、それらの全周に亘り接着剤硬化層(17)を介して接合されると共にその第2の食出し部(16)は接着剤浸透硬化状態にあり、前記第1の食出し部(15)表面の一部には前記一方のガス(H)の導入区域(a)および導出区域(a)が設定されていて、前記第1セパレータ(8)のシール部(27)が前記第1のガス通路(P)を形成すべく前記導入区域(a)および前記導出区域(a)を除いて前記第1の食出し部(15)表面に密着しており、また前記第2の食出し部(16)表面の一部には前記他方のガス(A)の導入区域(a)および導出区域(a)が設定されていて、前記第2セパレータ(9)のシール部(21)が前記第2のガス通路(P)を形成すべく、前記導入区域(a)および前記導出区域(a)を除いて前記第2の食出し部(16)表面に密着していることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
  3. 前記接着剤硬化層(17)に囲まれる前記第2電極層(12)はその接着剤硬化層(17)から離隔すると共にその第2電極層(12)の外周縁部は前記第1電極層(11)の外周縁部と前記固体高分子電解質膜(10)を挟んで食違っていることを特徴とする、請求項2に記載の固体高分子型燃料電池。
  4. 前記第1拡散層(13)は、前記第1電極層(11)の周囲から食出している第3の食出し部(18)を有し、その第3の食出し部(18)および前記固体高分子電解質膜(10)間はそれらの全周に亘り接着剤硬化層(19)を介して接合されると共にその第3の食出し部(18)は接着剤浸透硬化状態にあり、前記第2拡散層(14)側の前記接着剤硬化層(17)および前記第2の食出し部(16)は前記第1拡散層(13)側の前記接着剤硬化層(19)と前記固体高分子電解質膜(10)を挟んで対向するように形成されていて、前記第1セパレータ(8)のガス通路形成部(26)の一部分が前記第1拡散層(13)の前記第3の食出し部(18)にその全周に亘って、また前記第2セパレータ(9)のガス通路形成部(20)の一部分が前記第2拡散層(14)の前記第2の食出し部(16)にその全周に亘ってそれぞれ密着しており、前記第1電極層(11)はそれを囲む前記接着剤硬化層(19)から離隔していることを特徴とする、請求項2に記載の固体高分子型燃料電池。
  5. 前記第2の食出し部(16)は、前記導入区域(a,a)および前記導出区域(a,a)のうちの少なくとも1つの区域(a〜a)に対応する部分が接着剤浸透硬化状態にあることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の固体高分子型燃料電池。
  6. 前記第2の食出し部(16)は、その全周に亘って接着剤浸透硬化状態にあることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の固体高分子型燃料電池。
  7. 固体高分子電解質膜(10)と、その固体高分子電解質膜(10)を挟む第1及び第2電極層(11,12)と、両電極層(11,12)の外側にそれぞれ配置される第1及び第2拡散層(13,14)とを有する電極構造体(7)であって、
    前記固体高分子電解質膜(10)は、前記第1拡散層(13)及び前記第1電極層(11)の周囲から食出している第1の食出し部(15)を有し、
    前記第2拡散層(14)は、前記第2電極層(12)の周囲から食出して前記第1の食出し部(15)に対向し且つ少なくとも一部が接着剤浸透硬化状態にある第2の食出し部(16)を有していることを特徴とする、固体高分子型燃料電池用の電極構造体。
  8. 前記第1および第2の食出し部(15,16)間は、接着剤硬化層(17)を介して接合されることを特徴とする、請求項7に記載の固体高分子型燃料電池用の電極構造体。
  9. 前記第2の食出し部(16)は、電極構造体(7)における燃料ガス(H)および酸化ガス(A)の各導入区域(a,a)および各導出区域(a,a)のうちの少なくとも1つの区域(a〜a)に対応する部分が接着剤浸透硬化状態にあることを特徴とする、請求項7に記載の固体高分子型燃料電池用の電極構造体。
  10. 前記第2の食出し部(16)は、その全周に亘って接着剤浸透硬化状態にあることを特徴とする、請求項7に記載の固体高分子型燃料電池用の電極構造体。
  11. 前記接着剤硬化層(17)に囲まれる前記第2電極層(12)は、その接着剤硬化層(17)から離隔すると共に、その第2電極層(12)の外周縁部は、前記第1電極層(11)の外周縁部と前記固体高分子電解質膜(10)を挟んで食違っていることを特徴とする、請求項7〜10の何れかに記載の固体高分子型燃料電池用の電極構造体。
  12. 前記第1拡散層(13)は、前記第1電極層(11)の周囲から食出している第3の食出し部(18)を有し、その第3の食出し部(18)および前記固体高分子電解質膜(10)間はそれらの全周に亘り接着剤硬化層(19)を介して接合されると共にその第3の食出し部(18)は接着剤浸透硬化状態にあり、前記第2拡散層(14)側の前記接着剤硬化層(17)および前記第2の食出し部(16)は前記第1拡散層(13)側の前記接着剤硬化層(19)と前記固体高分子電解質膜(10)を挟んで対向するように形成されていて、前記第1セパレータ(8)のガス通路形成部(26)の一部分が前記第1拡散層(13)の前記第3の食出し部(18)にその全周に亘って、また前記第2セパレータ(9)のガス通路形成部(20)の一部分が前記第2拡散層(14)の前記第2の食出し部(16)にその全周に亘ってそれぞれ密着しており、前記第1電極層(11)はそれを囲む前記接着剤硬化層(19)から離隔している、請求項7〜10の何れかに記載の固体高分子型燃料電池用の電極構造体。
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