JP2010027332A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成の簡素化及び小型化を図るとともに、流体流路と流体連通孔との間を確実且つ円滑に連通することを可能にする。
【解決手段】燃料電池10は、第1金属セパレータ16及び第2金属セパレータ18を備える。第2金属セパレータ18には、酸化剤ガス入口連通孔20aの近傍に位置して通路用溝部54aを形成するための複数のゴムブリッジ部52aが設けられる。第1金属セパレータ16には、ゴムブリッジ部52aに対向してリブ部66aが設けられる。このリブ部66aは、ゴムブリッジ部52aの配列方向に交差する方向に波状に変形して、金属プレートに一体成形される。
【選択図】図6

Description

本発明は、電解質の両側に一対の電極を配設した電解質・電極構造体を備え、前記電解質・電極構造体を一対の金属セパレータで挟持するとともに、少なくとも燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体のいずれかである流体を前記電解質・電極構造体の面方向に流す流体流路と、前記流体を積層方向に供給する流体連通孔とが形成される燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池には、セパレータの面内に、アノード側電極に沿って燃料ガス(流体)を流すための燃料ガス流路(流体流路)と、カソード側電極に沿って酸化剤ガス(流体)を流すための酸化剤ガス流路(流体流路)とが設けられている。
さらに、セパレータの周縁部には、前記セパレータの積層方向に貫通して、燃料ガス流路に連通する流体連通孔である燃料ガス入口連通孔及び燃料ガス出口連通孔と、酸化剤ガス流路に連通する流体連通孔である酸化剤ガス入口連通孔及び酸化剤ガス出口連通孔とが形成されている。また、セパレータ間には、電解質膜・電極構造体を冷却するための冷却媒体流路(流体流路)が設けられるとともに、積層方向に貫通して前記冷却媒体流路に連通する冷却媒体入口連通孔及び冷却媒体出口連通孔(流体連通孔)が形成されている。
この場合、流体流路と流体連通孔とは、流体を円滑且つ均等に流すために平行溝部等を有する連結流路を介して連通している。ところが、特に薄板状金属セパレータと電解質膜・電極構造体とを、シール部材を介装して締め付け固定する際に、この金属セパレータが連結流路内に進入してしまい、所望のシール性を維持することができず、しかも反応ガスが良好に流れないという問題がある。
そこで、特許文献1に開示されているガスマニホールド一体型セパレータでは、図9に示すように、燃料ガス導入マニホールド孔1とガス流路溝部2の間には、燃料ガス導入口3が設けられている。燃料ガス導入口3は、平板4で覆われてトンネル構造を有している。これにより、燃料電池に組み込んだ際に、固体高分子電解質膜が燃料ガス導入口3を塞いでガスの通流を妨害することを防止している。
ここで、燃料ガス導入口3は、数本の溝形状で形成されており、平板4で覆うために段差部5が設けられている。段差部5には、平板4が接着により接合されており、前記平板4の表面は、ガスマニホールド一体型セパレータの表面と同一平面になるように設計されている。
また、ガスマニホールド一体型セパレータの表面のガス流路溝部2以外の部分は、エチレンプロピレンゴム製のコーティング膜で覆われている。平板4の燃料ガスが流れる方向に平行な端部の上には、エチレンプロピレンゴム製の補強用リブが設けられている。
特開2000−133289号公報
上記の特許文献1では、ガスマニホールド一体型セパレータが、燃料ガス導入口3に段差部5を設けるとともに、この段差部5に平板4が接合されている。このため、ガスマニホールド一体型セパレータは、構成が複雑化するとともに、特に厚さ方向の寸法が相当に大きくなるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、構成の簡素化及び小型化を図るとともに、流体流路と流体連通孔との間を確実且つ円滑に連通させることが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に一対の電極を配設した電解質・電極構造体を備え、前記電解質・電極構造体を一対の金属セパレータで挟持するとともに、少なくとも燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体のいずれかである流体を前記電解質・電極構造体の面方向に流す流体流路と、前記流体を積層方向に供給する流体連通孔とが形成される燃料電池に関するものである。
一方の金属セパレータには、流体流路と流体連通孔との間を連通する複数のゴム製壁部材が配列して設けられるとともに、他方の金属セパレータには、前記ゴム製壁部材に対向してリブ部が一体成形されている。
また、リブ部は、少なくともゴム製壁部材の配列方向に交差する方向に波状に変形することが好ましい。
本発明によれば、他方の金属セパレータは、流体流路と流体連通孔との間を仕切る複数のゴム製壁部材に対向してリブ部を一体成形している。このため、特に薄板状の金属セパレータであっても、リブ部を介して前記金属セパレータ自体の剛性が向上し、ゴム製壁部材間で変形することを良好に抑制することができる。従って、構成の簡素化及び小型化を図るとともに、シール部の線圧抜けを解消し、流体流路と流体連通孔との間を確実且つ円滑に連通することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池10の要部分解斜視説明図である。図2は、複数の燃料電池10を矢印A方向に積層する燃料電池スタック12の、図1中、II−II線断面説明図であり、図3は、前記燃料電池スタック12の、図1中、III−III線断面説明図である。
図1に示すように、燃料電池10は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)14が、第1及び第2金属セパレータ16、18に挟持されている。第1及び第2金属セパレータ16、18は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、あるいはめっき処理鋼板等の金属プレートにより構成される。
燃料電池10の矢印B方向(図1中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔20a、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔22b、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔24bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
燃料電池10の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔24a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔22a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔20bが、矢印C方向に配列して設けられる。酸化剤ガス入口連通孔20a、酸化剤ガス出口連通孔20b、冷却媒体入口連通孔22a、冷却媒体出口連通孔22b、燃料ガス入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔24bは、流体連通孔を構成する。
図1及び図4に示すように、第1金属セパレータ16の電解質膜・電極構造体14側の面16aには、例えば、矢印B方向に延在する酸化剤ガス流路(流体流路)26が設けられる。酸化剤ガス流路26は、第1金属セパレータ16を波形状に成形することにより設けられる複数の溝部を備えており、前記酸化剤ガス流路26と酸化剤ガス入口連通孔20a及び酸化剤ガス出口連通孔20bとは、連結流路28a、28bを介して連通する。
第1金属セパレータ16の面16a、16bには、この第1金属セパレータ16の外周端部を周回して、第1シール部材(ゴム製シール部材)32が焼き付けや射出成形等により一体化される。第1シール部材32は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコンゴム、フロロシリコンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材を使用する。
第1シール部材32は、第1金属セパレータ16の面16aに一体化される第1平面部34と、前記第1金属セパレータ16の面16bに一体化される第2平面部36とを備える。図4に示すように、第1平面部34は、酸化剤ガス入口連通孔20a及び酸化剤ガス出口連通孔20bを酸化剤ガス流路26に連通するようにこれらの周囲を囲繞して形成される一方、第2平面部36は、冷却媒体入口連通孔22a及び冷却媒体出口連通孔22bを冷却媒体流路(後述する)に連通して形成される。
図1及び図5に示すように、第2金属セパレータ18の電解質膜・電極構造体14側の面18aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bとに連通し、矢印B方向に延在する燃料ガス流路(流体流路)40が形成される。燃料ガス流路40は、複数の溝部を備えるとともに、前記燃料ガス流路40と燃料ガス入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔24bとは、後述するように、連通する。
図1に示すように、第2金属セパレータ18の面18aとは反対の面18bには、冷却媒体入口連通孔22aと冷却媒体出口連通孔22bとに連通する冷却媒体流路(流体流路)46が形成される。
第2金属セパレータ18の面18a、18bには、この第2金属セパレータ18の外周端部を周回して、第2シール部材(ゴム製シール部材)48が一体化される。この第2シール部材48は、上記の第1シール部材32と同一の材料で構成される。
図5に示すように、第2シール部材48は、第2金属セパレータ18の外周端部に近接して面18aに設けられる外側凸状シール50aを備え、この外側凸状シール50aから内方に所定の距離だけ離間して内側凸状シール50bが設けられる。この内側凸状シール50bは、燃料ガス流路40を閉塞している。
面18aには、酸化剤ガス入口連通孔20a及び酸化剤ガス出口連通孔20bの近傍に位置して、それぞれブロック状のゴムブリッジ部(ゴム製壁部材)52a、52bが複数形成される。図5及び図6に示すように、各ゴムブリッジ部52a間には、酸化剤ガス入口連通孔20aと酸化剤ガス流路26とを連通する複数の通路用溝部54aが形成される。図5に示すように、各ゴムブリッジ部52b間には、同様に酸化剤ガス出口連通孔20bと酸化剤ガス流路26とを連通する複数の通路用溝部54bが形成される。
図7に示すように、第2金属セパレータ18の面18bには、第2シール部材48を構成する外側凸状シール56aと、この外側凸状シール56aの内方に離間し冷却媒体流路46を囲繞して設けられる内側凸状シール56bとが形成される。
冷却媒体入口連通孔22a及び冷却媒体出口連通孔22bの近傍に位置して、それぞれゴムブリッジ部(ゴム製壁部材)58a、58bが複数形成される。各ゴムブリッジ部58a間には、冷却媒体入口連通孔22aと冷却媒体流路46とを連通する複数の通路用溝部60aが形成される。各ゴムブリッジ部58b間には、同様に冷却媒体出口連通孔22bと冷却媒体流路46とを連通する複数の通路用溝部60bが形成される。
図2及び図3に示すように、第2金属セパレータ18の両面では、ゴムブリッジ部52a、52bが、外側凸状シール56aの一部に積層方向に重なり合う一方、ゴムブリッジ部58a、58bが、外側凸状シール50aの一部に積層方向に重なり合う。
図7に示すように、第2金属セパレータ18の面18bには、それぞれ燃料ガス入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔24bに連通する複数の通路62a、62bが形成される。各通路62a、62bは、複数の孔部64a、64bに連通するとともに、前記孔部64a、64bは、面18aに設けられた燃料ガス流路40に連通する(図5参照)。
図2〜図4に示すように、第1金属セパレータ16は、第2金属セパレータ18に設けられたゴムブリッジ部52a、58bに対向してリブ部66aを設けるとともに、前記第2金属セパレータ18に設けられたゴムブリッジ部52b、58aに対向してリブ部66bを設ける。
リブ部66aは、第1金属セパレータ16を構成する金属プレートにおいて、酸化剤ガス入口連通孔20a及び冷却媒体出口連通孔22b側に、ゴムブリッジ部52a、58bの配列方向(矢印C方向)に交差する方向(矢印B方向)に波状に変形して一体成形される(図6参照)。リブ部66aは、酸化剤ガス入口連通孔20aの側方から冷却媒体出口連通孔22bの側方まで矢印C方向に連続的に、又はゴムブリッジ部52a、58bに対応して断続的に、延在している。なお、以下に説明するリブ部66bも同様である。
リブ部66bは、第1金属セパレータ16を構成する金属プレートにおいて、酸化剤ガス出口連通孔20b及び冷却媒体入口連通孔22a側に、ゴムブリッジ部52b、58aの配列方向(矢印C方向)に交差する方向(矢印B方向)に波状に変形して一体成形される(図4参照)。
図1に示すように、電解質膜・電極構造体14は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜70と、前記固体高分子電解質膜70を挟持するアノード側電極72及びカソード側電極74とを備える。アノード側電極72の表面積は、カソード側電極74及び固体高分子電解質膜70の表面積よりも小さく設定され、所謂、段差MEAを構成する。
アノード側電極72及びカソード側電極74は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成された電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜70の両面に形成される。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、燃料ガス入口連通孔24aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給されるとともに、酸化剤ガス入口連通孔20aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔22aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、燃料ガスは、図5に示すように、第2金属セパレータ18の燃料ガス入口連通孔24aから通路62aを通った後、複数の孔部64aから面18a側に移動して燃料ガス流路40に導入される。燃料ガス流路40では、燃料ガスが矢印B方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体14を構成するアノード側電極72に供給される。
一方、酸化剤ガスは、図2及び図6に示すように、酸化剤ガス入口連通孔20aから第2金属セパレータ18に設けられたゴムブリッジ部52aの各通路用溝部54aを通って第1金属セパレータ16の酸化剤ガス流路26に導入される。これにより、酸化剤ガスは、図1及び図4に示すように、酸化剤ガス流路26を矢印B方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体14を構成するカソード側電極74に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体14では、カソード側電極74に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極72に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、アノード側電極72に供給されて消費された燃料ガスは、複数の孔部64bから通路62bに移動した後、燃料ガス出口連通孔24bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、カソード側電極74に供給されて消費された酸化剤ガスは、ゴムブリッジ部52bの通路用溝部54bから酸化剤ガス出口連通孔20bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔22aに供給された冷却媒体は、図7に示すように、ゴムブリッジ部58aの各通路用溝部60aを通って第1及び第2金属セパレータ16、18間の冷却媒体流路46に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体14を冷却した後、ゴムブリッジ部58bの各通路用溝部60bを通って冷却媒体出口連通孔22bに排出される。
この場合、本実施形態では、図5及び図6に示すように、第2金属セパレータ18には、酸化剤ガス入口連通孔20aと酸化剤ガス流路26との間に複数のゴムブリッジ部52aが設けられる一方、第1金属セパレータ16には、前記ゴムブリッジ部52aに対向してリブ部66aが設けられている(図2及び図6参照)。さらに、このリブ部66aは、ゴムブリッジ部52aの配列方向(矢印C方向)に交差する方向(矢印B方向)に波状に変形して、金属プレートに一体成形されている。
従って、特に薄板状の金属プレートにより構成される第1金属セパレータ16では、リブ部66aを介して、前記第1金属セパレータ16自体の剛性が向上し、ゴムブリッジ部52a間で変形することを良好に抑制することができる。
図8は、本実施形態の第1金属セパレータ16と、平板状の金属プレートで構成される金属セパレータ(比較例)とによる線圧ばらつきの比較説明図である。これにより、本実施形態では、燃料電池10全体の構成の簡素化及び小型化を図るとともに、シール部の線圧抜けを解消し、酸化剤ガス入口連通孔20aと酸化剤ガス流路26との間を確実且つ円滑に連通することが可能になるという効果が得られる。
一方、酸化剤ガス出口連通孔20bと酸化剤ガス流路26との間に設けられる複数のゴムブリッジ部52b、冷却媒体入口連通孔22aと冷却媒体流路46との間に設けられる複数のゴムブリッジ部58a、及び冷却媒体出口連通孔22bと前記冷却媒体流路46との間に設けられる複数のゴムブリッジ部58bにおいても、上記のゴムブリッジ部52aと同様に、シール部の線圧抜けを解消することができる等の効果が得られる。
なお、本実施形態では、リブ部66a、66bが矢印B方向に波状に構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、これに加えて、矢印C方向にも波状に変形する格子状に構成してもよい。また、第1金属セパレータ16には、リブ部66a、66bに重ねて補強樹脂板(図示せず)を配設してもよい。
本発明の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池が積層された燃料電池スタックの、図1中、II−II線断面説明図である。 前記燃料電池スタックの、図1中、III−III線断面説明図である。 前記燃料電池を構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 前記燃料電池を構成する第2金属セパレータの一方の面の説明図である。 前記燃料電池を構成するゴムブリッジ部及びリブ部の概略斜視説明図である。 前記第2金属セパレータの他方の面の説明図である。 本実施形態と比較例との線圧ばらつきの比較説明図である。 特許文献1に開示されているガスマニホールド一体型セパレータの斜視説明図である。
符号の説明
10…燃料電池 12…燃料電池スタック
14…電解質膜・電極構造体 16、18…金属セパレータ
20a…酸化剤ガス入口連通孔 20b…酸化剤ガス出口連通孔
22a…冷却媒体入口連通孔 22b…冷却媒体出口連通孔
24a…燃料ガス入口連通孔 24b…燃料ガス出口連通孔
26…酸化剤ガス流路 32、48…シール部材
40…燃料ガス流路 46…冷却媒体流路
52a、52b、58a、58b…ゴムブリッジ部
66a、66b…リブ部 70…固体高分子電解質膜
72…アノード側電極 74…カソード側電極

Claims (2)

  1. 電解質の両側に一対の電極を配設した電解質・電極構造体を備え、前記電解質・電極構造体を一対の金属セパレータで挟持するとともに、少なくとも燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体のいずれかである流体を前記電解質・電極構造体の面方向に流す流体流路と、前記流体を積層方向に供給する流体連通孔とが形成される燃料電池であって、
    一方の前記金属セパレータには、前記流体流路と前記流体連通孔との間を連通する複数のゴム製壁部材が配列して設けられるとともに、
    他方の前記金属セパレータには、前記ゴム製壁部材に対向してリブ部が一体成形されることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記リブ部は、少なくとも前記ゴム製壁部材の配列方向に交差する方向に波状に変形することを特徴とする燃料電池。
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