JP5993622B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが水平方向に沿って積層されるとともに、電極面が重力方向に沿った鉛直姿勢を有し、前記電解質膜・電極構造体は、外周部に樹脂枠部材が一体に設けられる燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セル(単位セル)を備えている。燃料電池では、通常、数十〜数百の発電セルが積層されて、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
燃料電池では、積層されている各発電セルのアノード電極及びカソード電極に、それぞれ反応ガスである燃料ガス及び酸化剤ガスを供給するため、所謂、内部マニホールドを構成する場合が多い。
内部マニホールドは、発電セルの積層方向に貫通して設けられる反応ガス入口連通孔(燃料ガス入口連通孔、酸化剤ガス入口連通孔)及び反応ガス出口連通孔(燃料ガス出口連通孔、酸化剤ガス出口連通孔)を備えている。反応ガス入口連通孔は、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路(燃料ガス流路、酸化剤ガス流路)の入口側に連通する一方、反応ガス出口連通孔は、前記反応ガス流路の出口側に連通している。
この場合、反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔は、開口幅寸法が反応ガス流路の流路幅寸法に比べて相当に小さな寸法に設定されている。従って、反応ガス流路における反応ガスの流れを均等且つ円滑に行うために、反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔の近傍には、前記反応ガスを良好に配流させるバッファ部が必要になっている。
例えば、特許文献1に開示されている燃料電池セパレータは、図10に示すように、対角位置に入口マニホールド1a及び出口マニホールド1bが設けられるとともに、セパレータ面内には、ガス流路2が形成されている。
ガス流路2は、入口マニホールド1a及び出口マニホールド1bの通路幅より幅広に形成された流路幅を有し且つ流路を複数に分割するリブ3aを設ける主流路部3と、前記入口マニホールド1a及び前記出口マニホールド1bと前記主流路部3との間に配置される配流部(バッファ部)4及び合流部(バッファ部)5とを備えている。
配流部4は、流路を複数に分割するリブ4aを設けるとともに、前記リブ4aの端部と主流路部3のリブ3aとの間には、隙間4bが形成されている。合流部5は、流路を複数に分割するリブ5aを設けるとともに、前記リブ5aの端部と主流路部3のリブ3aとの間には、隙間5bが形成されている。
特開2006−172924号公報
上記の特許文献1では、発電部に設けられている主流路部3は、反応ガスを発電面全面に良好に流通させる機能を有する一方、配流部4及び合流部5は、前記反応ガスの流配制御や排水制御を行う機能を有している。
しかしながら、燃料電池セパレータが水平方向(立位姿勢)に積層されている場合、合流部5に生成水が滞留し易くなる。このため、合流部5に接続される主流路部3にも滞留水が発生してしまう。従って、水滞留部では、セパレータからのイオン溶出や電極からの貴金属溶出が惹起され、電解質膜の劣化や電極性能の低下が懸念される。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、反応ガス流路から反応ガス連通孔に生成水を容易且つ確実に排出させることができ、簡単な構成で、良好な排水性を確保することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側に一対の電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが水平方向に沿って積層されるとともに、電極面が重力方向に沿った鉛直姿勢を有し、前記セパレータには、電極面に沿って水平方向に反応ガスを移動させる反応ガス流路と、前記反応ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの積層方向に流通させる反応ガス連通孔とが設けられる一方、前記電解質膜・電極構造体は、外周部に樹脂枠部材が一体に設けられる燃料電池に関するものである。
この燃料電池では、樹脂枠部材のセパレータ対向する面には、反応ガス流路と反応ガス連通孔との間を延在し、前記反応ガス流路から前記反応ガス連通孔に反応ガスを流動させるガイド流路を形成する反応ガスガイド部材と、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔との間を延在し、前記樹脂枠部材の前記反応ガスガイド部材と同じ面に設けられ前記反応ガス流路から前記反応ガス連通孔に向かって斜め下方に反応ガスを流動可能な排水用経路を形成する排水ガイド部材とが設けられ、前記排水ガイド部材の反応ガス流れ方向上流の端部は、前記反応ガス流路の最下部よりも下方に配置されている。
また、この燃料電池では、樹脂枠部材には、反応ガスガイド部材、排水ガイド部材及び前記樹脂枠部材の表面高さを低く形成したチャンバを有するバッファ部が設けられるとともに、反応ガス流路の端部と前記チャンバとは、積層方向に重なり領域を有することが好ましい。
本発明によれば、排水ガイド部材は、反応ガス流路の最下部よりも下方に配置されており、前記反応ガス流路を流通する生成水は、前記排水ガイドの案内作用下に円滑に排水される。従って、反応ガス流路から反応ガス連通孔に生成水を容易且つ確実に排出させることができ、簡単な構成で、良好な排水性を確保することが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池を構成する発電ユニットの要部分解斜視説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、II−II線断面説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、III−III線断面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第2金属セパレータの正面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第1電解質膜・電極構造体の一方の面の説明図である。 前記第1電解質膜・電極構造体の他方の面の説明図である。 前記発電ユニットを構成する第2電解質膜・電極構造体の一方の面の説明図である。 前記第2電解質膜・電極構造体の他方の面の説明図である。 特許文献1に開示されている燃料電池セパレータの説明図である。
図1〜図3に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池10は、発電ユニット12を備え、複数の前記発電ユニット12が水平方向(矢印A方向)に沿って互いに積層される。発電ユニット12は、それぞれ立位姿勢で配置される第1金属セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体16a、第2金属セパレータ18、第2電解質膜・電極構造体16b及び第3金属セパレータ20を設ける。
第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した横長形状の金属板により構成される。第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20に代えて、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
図1に示すように、発電ユニット12の長辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、具体的には、第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20の長辺方向の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔(反応ガス連通孔)22a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔(反応ガス連通孔)24bが設けられる。
発電ユニット12の長辺方向(矢印B方向)の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔(反応ガス連通孔)24a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔(反応ガス連通孔)22bが設けられる。
発電ユニット12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部には、酸化剤ガス入口連通孔22a側の一方に、矢印A方向に互いに連通して冷却媒体を供給するための一対の冷却媒体入口連通孔25aが設けられる。発電ユニット12の短辺方向の両端縁部には、燃料ガス入口連通孔24a側の他方に、冷却媒体を排出するための一対の冷却媒体出口連通孔25bが設けられる。
図4に示すように、第1金属セパレータ14の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面14aには、酸化剤ガス入口連通孔22aと酸化剤ガス出口連通孔22bとに連通する第1酸化剤ガス流路26が形成される。
第1酸化剤ガス流路26は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部26aを有するとともに、前記第1酸化剤ガス流路26の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ複数の入口エンボス部28a及び出口エンボス部28bが設けられる。なお、波状流路溝部26aに代えて、直線状流路溝を採用してもよい。
入口エンボス部28aと酸化剤ガス入口連通孔22aとの間には、ブリッジ部を構成する複数本の入口連結溝30aが形成される一方、出口エンボス部28bと酸化剤ガス出口連通孔22bとの間には、ブリッジ部を構成する複数本の出口連結溝30bが形成される。
図1に示すように、第1金属セパレータ14の面14bには、冷却媒体入口連通孔25aと冷却媒体出口連通孔25bとを連通する冷却媒体流路32が形成される。冷却媒体流路32は、第1酸化剤ガス流路26の裏面形状と後述する第2燃料ガス流路42の裏面形状とが重なり合って形成される。
第2金属セパレータ18の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面18aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bとを連通する第1燃料ガス流路34が形成される。第1燃料ガス流路34は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部34aを有する。なお、波状流路溝部34aに代えて、直線状流路溝を採用してもよい。
燃料ガス入口連通孔24aの近傍には、複数の供給孔部36aが形成されるとともに、燃料ガス出口連通孔24bの近傍には、複数の排出孔部36bが形成される。
図5に示すように、第2金属セパレータ18の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面18bには、酸化剤ガス入口連通孔22aと酸化剤ガス出口連通孔22bとを連通する第2酸化剤ガス流路38が形成される。第2酸化剤ガス流路38は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部38aを有する。なお、波状流路溝部38aに代えて、直線状流路溝を採用してもよい。
酸化剤ガス入口連通孔22aの近傍には、複数本の入口連結溝40aが形成される一方、酸化剤ガス出口連通孔22bの近傍には、複数本の出口連結溝40bが形成される。
図1に示すように、第3金属セパレータ20の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面20aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bに連通する第2燃料ガス流路42が形成される。第2燃料ガス流路42は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝部42aを有する。なお、波状流路溝部42aに代えて、直線状流路溝を採用してもよい。
燃料ガス入口連通孔24aの近傍には、複数の供給孔部44aが形成されるとともに、燃料ガス出口連通孔24bの近傍には、複数の排出孔部44bが形成される。供給孔部44aは、第2金属セパレータ18の供給孔部36aよりも内側(燃料ガス流路側)に配置される一方、排出孔部44bは、前記第2金属セパレータ18の排出孔部36bよりも内側に配置される。
第3金属セパレータ20の面20bには、第2燃料ガス流路42の裏面形状である冷却媒体流路32の一部が形成される。第3金属セパレータ20の面20bには、前記第3金属セパレータ20に隣接する第1金属セパレータ14の面14bが積層されることにより、冷却媒体流路32が一体に設けられる。
第1金属セパレータ14の面14a、14bには、この第1金属セパレータ14の外周端縁部を周回して第1シール部材46が一体成形される。第2金属セパレータ18の面18a、18bには、この第2金属セパレータ18の外周端縁部を周回して第2シール部材48が一体成形されるとともに、第3金属セパレータ20の面20a、20bには、この第3金属セパレータ20の外周端縁部を周回して第3シール部材50が一体成形される。
第1シール部材46、第2シール部材48及び第3シール部材50としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール材が用いられる。
図4に示すように、第1シール部材46は、第1金属セパレータ14の面14aにおいて、酸化剤ガス入口連通孔22a及び酸化剤ガス出口連通孔22bと、第1酸化剤ガス流路26との外周を連通する第1凸状シール部46aを有する。第1シール部材46は、図1に示すように、第1金属セパレータ14の面14bにおいて、冷却媒体入口連通孔25a及び冷却媒体出口連通孔25bと冷却媒体流路32との外周を連通する第2凸状シール部46bを有する。
第2シール部材48は、第2金属セパレータ18の面18aにおいて、供給孔部36a及び排出孔部36bと、第1燃料ガス流路34とを囲繞してこれらを連通させる第1凸状シール部48aを有する。
図5に示すように、第2シール部材48は、面18bにおいて、酸化剤ガス入口連通孔22a及び酸化剤ガス出口連通孔22bと、第2酸化剤ガス流路38との外周を連通する第2凸状シール部48bを有する。
図1に示すように、第3シール部材50は、第3金属セパレータ20の面20aにおいて、供給孔部44a及び排出孔部44bと、第2燃料ガス流路42とを囲繞してこれらを連通する第1凸状シール部50aを有する。
第3シール部材50は、第3金属セパレータ20の面20bにおいて、冷却媒体入口連通孔25a及び冷却媒体出口連通孔25bと冷却媒体流路32との外周を連通する第2凸状シール部50bを有する。
図2及び図3に示すように、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するカソード電極54及びアノード電極56とを備える。カソード電極54は、アノード電極56及び固体高分子電解質膜52の平面寸法(表面寸法)よりも小さな平面寸法(表面寸法)を有する段差型MEAを構成している。
なお、上記とは反対に、アノード電極56は、カソード電極54の平面寸法(表面寸法)よりも小さな平面寸法(表面寸法)を有する段差型MEAを構成してもよい。
カソード電極54及びアノード電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布された電極触媒層とを有する。
第1電解質膜・電極構造体16aは、カソード電極54の終端部外方に位置して固体高分子電解質膜52の外周縁部に第1樹脂枠部材58が、例えば、射出成形等により一体成形される。第1樹脂枠部材58の厚さは、第1電解質膜・電極構造体16aと同等以上の寸法に設定される。
第2電解質膜・電極構造体16bは、カソード電極54の終端部外方に位置して固体高分子電解質膜52の外周縁部に第2樹脂枠部材60が、例えば、射出成形等により一体成形される。第2樹脂枠部材60の厚さは、第2電解質膜・電極構造体16bの厚さと同等以上の寸法に設定される。第1樹脂枠部材58及び第2樹脂枠部材60を構成する樹脂材としては、例えば、汎用プラスチックの他、エンジニアリングプラスチックやスーパーエンジニアリングプラスチック等が採用される。
図6に示すように、第1樹脂枠部材58のカソード電極54側の面には、酸化剤ガス入口連通孔22aと第1酸化剤ガス流路26の入口側との間に位置して入口バッファ部62aが設けられるとともに、酸化剤ガス出口連通孔22bと前記第1酸化剤ガス流路26の出口側との間に位置して、出口バッファ部62bが設けられる。
入口バッファ部62aは、第1樹脂枠部材58の表面高さを低く形成した入口チャンバ63aを有し、前記入口チャンバ63aには、互いに平行する複数本のライン状ガイド部材64aが設けられる。ガイド部材64a間には、入口ガイド流路66aが形成される。入口バッファ部62aには、酸化剤ガス入口連通孔22aに近接してエンボス部67aが形成される。
出口バッファ部62bは、第1樹脂枠部材58の表面高さを低く形成した出口チャンバ63bを有する。出口チャンバ63bには、互いに平行する複数本のライン状ガイド部材(反応ガスガイド部材)64bと、第1酸化剤ガス流路26の最下部よりも下方に距離h1だけ離間して配置され、排水用経路66bbを形成する排水ガイド部材64bbとが設けられる。
ガイド部材64b間には、出口ガイド流路66bが形成される。第1酸化剤ガス流路26の端部と出口チャンバ63bとは、積層方向に重なり領域65を有する。出口バッファ部62bには、酸化剤ガス出口連通孔22bに近接してエンボス部67bが形成される。
図7に示すように、第1樹脂枠部材58のアノード電極56側の面には、燃料ガス入口連通孔24aと第1燃料ガス流路34との間に位置して入口バッファ部68aが設けられるとともに、燃料ガス出口連通孔24bと前記第1燃料ガス流路34との間に位置して、出口バッファ部68bが設けられる。
入口バッファ部68aは、第1樹脂枠部材58の表面高さを低く形成した入口チャンバ69aを有し、前記入口チャンバ69aには、互いに平行する複数本のライン状ガイド部材70aが設けられる。ガイド部材70a間には、入口ガイド流路72aが形成される。入口バッファ部68aには、燃料ガス入口連通孔24aに近接してエンボス部73aが形成される。
出口バッファ部68bは、第1樹脂枠部材58の表面高さを低く形成した出口チャンバ69bを有する。出口チャンバ69bには、互いに平行する複数本のライン状ガイド部材(反応ガスガイド部材)70bと、第1燃料ガス流路34の最下部よりも下方に距離h2だけ離間して配置され、排水用経路72bbを形成する排水ガイド部材70bbとが設けられる。
ガイド部材70b間には、出口ガイド流路72bが形成される。第1燃料ガス流路34の端部と出口チャンバ69bとは、積層方向に重なり領域71を有する。出口バッファ部68bには、燃料ガス出口連通孔24bに近接してエンボス部73bが形成される。
図8に示すように、第2樹脂枠部材60のカソード電極54側の面には、酸化剤ガス入口連通孔22aと第2酸化剤ガス流路38の入口側との間に位置して入口バッファ部74aが設けられるとともに、酸化剤ガス出口連通孔22bと前記第2酸化剤ガス流路38の出口側との間に位置して、出口バッファ部74bが設けられる。
入口バッファ部74aは、第2樹脂枠部材60の表面高さを低く形成した入口チャンバ75aを有し、前記入口チャンバ75aには、互いに平行する複数本のライン状ガイド部材76aが設けられる。ガイド部材76a間には、入口ガイド流路78aが形成される。入口バッファ部74aには、酸化剤ガス入口連通孔22aに近接してエンボス部79aが形成される。
出口バッファ部74bは、第2樹脂枠部材60の表面高さを低く形成した出口チャンバ75bを有する。出口チャンバ75bには、互いに平行する複数本のライン状ガイド部材(反応ガスガイド部材)76bと、第2酸化剤ガス流路38の最下部よりも下方に距離h3だけ離間して配置され、排水用経路78bbを形成する排水ガイド部材76bbとが設けられる。
ガイド部材76b間には、出口ガイド流路78bが形成される。第2酸化剤ガス流路38の端部と出口チャンバ75bとは、積層方向に重なり領域77を有する。出口バッファ部74bには、酸化剤ガス出口連通孔22bに近接してエンボス部79bが形成される。
図9に示すように、第2樹脂枠部材60のアノード電極56側の面には、燃料ガス入口連通孔24aと第2燃料ガス流路42との間に位置して入口バッファ部80aが設けられるとともに、燃料ガス出口連通孔24bと前記第2燃料ガス流路42との間に位置して、出口バッファ部80bが設けられる。
入口バッファ部80aは、第2樹脂枠部材60の表面高さを低く形成した入口チャンバ81aを有し、前記入口チャンバ81aには、互いに平行する複数本のライン状ガイド部材82aが設けられる。ガイド部材82a間には、入口ガイド流路84aが形成される。入口バッファ部80aには、燃料ガス入口連通孔24aに近接してエンボス部85aが形成される。
出口バッファ部80bは、第2樹脂枠部材60の表面高さを低く形成した出口チャンバ81bを有する。出口チャンバ81bには、互いに平行する複数本のライン状ガイド部材(反応ガスガイド部材)82bと、第2燃料ガス流路42の最下部よりも下方に距離h4だけ離間して配置され、排水用経路84bbを形成する排水ガイド部材82bbとが設けられる。
ガイド部材82b間には、出口ガイド流路84bが形成される。第2燃料ガス流路42の端部と出口チャンバ81bとは、積層方向に重なり領域83を有する。出口バッファ部80bには、燃料ガス出口連通孔24bに近接してエンボス部85bが形成される。
発電ユニット12同士が互いに積層されることにより、一方の発電ユニット12を構成する第1金属セパレータ14と、他方の発電ユニット12を構成する第3金属セパレータ20との間には、冷却媒体流路32が形成される。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔24aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔25aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、図1及び図6に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aから第1樹脂枠部材58の入口バッファ部62aを通って、第1金属セパレータ14の第1酸化剤ガス流路26に供給される。酸化剤ガスは、図1及び図8に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aから第2樹脂枠部材60の入口バッファ部74aを通って、第2金属セパレータ18の第2酸化剤ガス流路38に導入される。
酸化剤ガスは、図1、図4及び図5に示すように、第1酸化剤ガス流路26に沿って矢印B方向(水平方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体16aのカソード電極54に供給されるとともに、第2酸化剤ガス流路38に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体16bのカソード電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、図1及び図7に示すように、燃料ガス入口連通孔24aから第2金属セパレータ18の供給孔部36aを通って、第1樹脂枠部材58の入口バッファ部68aに供給される。燃料ガスは、入口バッファ部68aを通って第2金属セパレータ18の第1燃料ガス流路34に供給される。
燃料ガスは、図1及び図9に示すように、第3金属セパレータ20の供給孔部44aを通って、第2樹脂枠部材60の入口バッファ部80aに供給される。燃料ガスは、入口バッファ部80aを通って第3金属セパレータ20の第2燃料ガス流路42に供給される。
燃料ガスは、第1燃料ガス流路34に沿って矢印B方向に移動し、第1電解質膜・電極構造体16aのアノード電極56に供給されるとともに、第2燃料ガス流路42に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体16bのアノード電極56に供給される。
従って、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bでは、各カソード電極54に供給される酸化剤ガスと、各アノード電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bの各カソード電極54に供給されて消費された酸化剤ガスは、出口バッファ部62b、74bを通って酸化剤ガス出口連通孔22bに排出される。
第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bのアノード電極56に供給されて消費された燃料ガスは、出口バッファ部68b、80bに導入される。燃料ガスは、排出孔部36bを通って燃料ガス出口連通孔24bに排出される一方、排出孔部44bを通って前記燃料ガス出口連通孔24bに排出される。
一方、左右一対の冷却媒体入口連通孔25aに供給された冷却媒体は、図1に示すように、冷却媒体流路32に導入される。冷却媒体は、各冷却媒体入口連通孔25aから冷却媒体流路32に供給され、一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印B方向に移動して第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bを冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体出口連通孔25bに排出される。
この場合、本実施形態では、例えば、図7に示すように、第1樹脂枠部材58のアノード電極56側の面には、出口バッファ部68bが設けられるとともに、前記出口バッファ部68bは、第1燃料ガス流路34と燃料ガス出口連通孔24bとを連結するガイド部材70bと、前記第1燃料ガス流路34の最下部よりも下方に配置され、排水用経路72bbを形成する排水ガイド部材70bbとを設けている。
このため、第1燃料ガス流路34を流通する生成水(カソード側からの逆拡散水)は、排水ガイド部材70bbの案内作用下及び重力により円滑に排水される。また、排水用経路72bbが生成水により閉塞した際には、排水ガイド部材70bbの入口から出口までの間の圧力差によって滞留水を排出することができる。
従って、第1燃料ガス流路34から燃料ガス出口連通孔24bに生成水を容易且つ確実に排出させることができ、簡単な構成で、良好な排水性を確保することが可能になるという効果が得られる。
さらに、本実施形態では、図3及び図7に示すように、出口バッファ部68bは、第1樹脂枠部材58の表面高さを低く形成した出口チャンバ69bを有するとともに、前記出口チャンバ69bと第1燃料ガス流路34の端部とは、積層方向に重なり領域71を有している。
これにより、第1燃料ガス流路34から出口バッファ部68bに滞留水を容易且つ確実に排出することができる。しかも、排水用経路72bbが生成水により閉塞した際には、より大きな圧力差で滞留水を排出することが可能になる。具体的には、第1燃料ガス流路34の入口から排水ガイド部材70bbの出口までの間の圧力差によって滞留水を排出することができる。
また、図3及び図9に示すように、第2樹脂枠部材60のアノード電極56側の面には、出口バッファ部80bが設けられている。そして、出口バッファ部80bには、第2燃料ガス流路42の最下部よりも下方に配置され、排水用経路84bbを形成する排水ガイド部材82bbが設けられている。さらに、出口バッファ部80bは、第2樹脂枠部材60の表面高さを低く形成した出口チャンバ81bを有するとともに、前記出口チャンバ81bと第2燃料ガス流路42の端部とは、積層方向に重なり領域83を有している。
これにより、出口バッファ部80bでは、上記の出口バッファ部68bと同様の効果を得ることが可能になる。さらにまた、図6及び図8に示すように、酸化剤ガス側でも、出口バッファ部62b、74bは、上記の出口バッファ部68bと同様に構成されており、同様の効果が得られる。
10…燃料電池 12…発電ユニット
14、18、20…金属セパレータ 16a、16b…電解質膜・電極構造体
22a…酸化剤ガス入口連通孔 22b…酸化剤ガス出口連通孔
24a…燃料ガス入口連通孔 24b…燃料ガス出口連通孔
25a…冷却媒体入口連通孔 25b…冷却媒体出口連通孔
26、38…酸化剤ガス流路 32…冷却媒体流路
34、42…燃料ガス流路 46、48、50…シール部材
52…固体高分子電解質膜 54…カソード電極
56…アノード電極 58、60…樹脂枠部材
62a、68a、74a、80a…入口バッファ部
62b、68b、74b、80b…出口バッファ部
63a、69a、75a、81a…入口チャンバ
63b、69b、75b、81b…出口チャンバ
64a、64b、70a、70b、76a、76b、82a、82b…ガイド部材
64bb、70bb、76bb、82bb…排水ガイド部材
65、71、77、83…重なり領域
66a、72a、78a、84a…入口ガイド流路
66b、72b、78b、84b…出口ガイド流路
66bb、72bb、78bb、84bb…排水用経路

Claims (2)

  1. 電解質膜の両側に一対の電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが水平方向に沿って積層されるとともに、電極面が重力方向に沿った鉛直姿勢を有し、前記セパレータには、電極面に沿って水平方向に反応ガスを移動させる反応ガス流路と、前記反応ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの積層方向に流通させる反応ガス連通孔とが設けられる一方、前記電解質膜・電極構造体は、外周部に樹脂枠部材が一体に設けられる燃料電池であって、
    前記樹脂枠部材の前記セパレータ対向する面には、
    前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔との間を延在し、前記反応ガス流路から前記反応ガス連通孔に前記反応ガスを流動させるガイド流路を形成する反応ガスガイド部材と、
    前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔との間を延在し、前記樹脂枠部材の前記反応ガスガイド部材と同じ面に設けられ前記反応ガス流路から前記反応ガス連通孔に向かって斜め下方に反応ガスを流動可能な排水用経路を形成する排水ガイド部材と、
    が設けられ、
    前記排水ガイド部材の反応ガス流れ方向上流の端部は、前記反応ガス流路の最下部よりも下方に配置されることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記樹脂枠部材には、前記反応ガスガイド部材、前記排水ガイド部材及び前記樹脂枠部材の表面高さを低く形成したチャンバを有するバッファ部が設けられるとともに、
    前記反応ガス流路の端部と前記チャンバとは、前記積層方向に重なり領域を有することを特徴とする燃料電池。
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