JP6177212B2 - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池 Download PDF

Info

Publication number
JP6177212B2
JP6177212B2 JP2014206045A JP2014206045A JP6177212B2 JP 6177212 B2 JP6177212 B2 JP 6177212B2 JP 2014206045 A JP2014206045 A JP 2014206045A JP 2014206045 A JP2014206045 A JP 2014206045A JP 6177212 B2 JP6177212 B2 JP 6177212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction gas
communication hole
metal separator
electrolyte membrane
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014206045A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016076380A (ja
Inventor
堅太郎 石田
堅太郎 石田
義人 木村
義人 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2014206045A priority Critical patent/JP6177212B2/ja
Priority to US14/875,696 priority patent/US10700366B2/en
Publication of JP2016076380A publication Critical patent/JP2016076380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6177212B2 publication Critical patent/JP6177212B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • H01M8/0273Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes with sealing or supporting means in the form of a frame
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0202Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
    • H01M8/0258Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors characterised by the configuration of channels, e.g. by the flow field of the reactant or coolant
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0202Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
    • H01M8/0204Non-porous and characterised by the material
    • H01M8/0206Metals or alloys
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/241Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes
    • H01M8/242Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes comprising framed electrodes or intermediary frame-like gaskets
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M2008/1095Fuel cells with polymeric electrolytes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2250/00Fuel cells for particular applications; Specific features of fuel cell system
    • H01M2250/20Fuel cells in motive systems, e.g. vehicle, ship, plane
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/40Application of hydrogen technology to transportation, e.g. using fuel cells

Description

本発明は、電解質膜・電極構造体と金属セパレータとが積層されるとともに、前記金属セパレータには、反応ガス流路及び反応ガス連通孔が形成される一方、前記電解質膜・電極構造体の外周部には、樹脂枠部材が設けられる燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜の一方の面側にアノード電極が、前記固体高分子電解質膜の他方の面側にカソード電極が配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータ間に挟持されることにより、発電セル(単位セル)が構成されている。燃料電池では、通常、数十〜数百の発電セルが積層されて、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
燃料電池は、積層されている各発電セルのアノード電極及びカソード電極に、それぞれ反応ガスである燃料ガス及び酸化剤ガスを供給するため、所謂、内部マニホールドを構成する場合が多い。
内部マニホールドは、発電セルの積層方向に貫通して設けられる反応ガス入口連通孔(燃料ガス入口連通孔、酸化剤ガス入口連通孔)及び反応ガス出口連通孔(燃料ガス出口連通孔、酸化剤ガス出口連通孔)を備えている。反応ガス入口連通孔は、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路(燃料ガス流路、酸化剤ガス流路)の入口側に連通する一方、反応ガス出口連通孔は、前記反応ガス流路の出口側に連通している。
この場合、反応ガス連通孔と反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔とは、反応ガスを円滑且つ均等に流通させるために平行溝部等を有する連結流路を介して連通している。その際、経済的且つ簡単な構成で、所望のシール機能を確保することを可能にすることを目的とした、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池が知られている。
この燃料電池では、セパレータには、反応ガス連通孔と反応ガス流路とを連通する連結流路が設けられている。そして、電解質膜・電極構造体の少なくとも一方のガス拡散層には、連結流路に重ね合わされてセパレータに圧着することにより、該連結流路をシールするための重合部が設けられている。
特許第4634933号公報
ところで、上記の燃料電池では、連結流路は、セパレータをプレス加工することにより形成されている。このため、連結流路のプレス形状が複雑化し、プレス作業が煩雑化するおそれがある。さらに、平坦なガス拡散層が、連結流路に落ち込むように変形し易く、前記連結流路が塞がれる場合がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、特に金属セパレータの製造作業を簡素化するとともに、連結流路の閉塞を可及的に抑制することができ、シール性及びガス分配性の向上を図ることが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池は、電解質膜の両側に電極を設けた電解質膜・電極構造体と金属セパレータとが積層されている。金属セパレータには、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを電解質膜・電極構造体と前記金属セパレータの積層方向に流す反応ガス連通孔とが形成されている。反応ガス流路と反応ガス連通孔との間にはバッファ部が設けられている。一方、電解質膜・電極構造体は、外周部に樹脂枠部材が設けられている。
そして、樹脂枠部材は、反応ガス連通孔よりも内側に配置される外形形状を有するとともに、前記樹脂枠部材には、電極面の外方に位置して前記反応ガス連通孔と反応ガス流路とを連結させる連結流路部が設けられている。一方、金属セパレータには、連結流路部に当接する平坦部が形成されている。
また、この燃料電池では、樹脂枠部材には、反応ガス連通孔に隣接して連結流路部を構成する複数個の突起部が形成され、前記突起部は、前記反応ガス連通孔から前記バッファ部に向かって延在し、前記突起部間には、連結流路が形成される。
さらに、この燃料電池では、連結流路部と反応ガス流路との間には、少なくともエンボス部又は複数本の棒状突起のいずれかを含むバッファ部が設けられることが好ましい。
また、本発明に係る燃料電池は電解質膜の両側に電極を設けた電解質膜・電極構造体と金属セパレータとが積層されるとともに、前記金属セパレータには、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記金属セパレータの積層方向に流す反応ガス連通孔とが形成される一方、前記電解質膜・電極構造体は、外周部に樹脂枠部材が設けられる。樹脂枠部材は、反応ガス連通孔よりも内側に配置される外形形状を有するとともに、前記樹脂枠部材には、電極面の外方に位置して前記反応ガス連通孔と反応ガス流路とを連結させる連結流路部が設けられている。一方、金属セパレータには、連結流路部に当接する平坦部が形成されている。連結流路部は、金属セパレータに隣接する開放端部側の開口幅寸法が、該金属セパレータから離間する底部側の開口幅寸法よりも大きな寸法に設定される。
本発明によれば、樹脂枠部材には、反応ガス連通孔と反応ガス流路とを連結させる連結流路部が設けられる一方、金属セパレータには、前記連結流路部に当接する平坦部が形成されている。このため、金属セパレータは、形状が簡素化してプレス成形性が向上し、前記金属セパレータの製造作業を簡素化することができる。
しかも、樹脂枠部材は、プレス成形される金属セパレータに比べて、変形量が大幅に削減される。従って、連結流路の断面積が変化することがなく、ガスシール性及びガス分配性を良好に向上させることが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池を構成する発電ユニットの要部分解斜視説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、II−II線断面説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、III−III線断面説明図である。 前記発電ユニットの、図1中、IV−IV線断面説明図である。 前記発電ユニットの、図3中、V−V線断面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第2金属セパレータの正面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第1電解質膜・電極構造体の正面説明図である。 前記発電ユニットを構成する第2電解質膜・電極構造体の正面説明図である。 比較例としての従来構成の発電ユニットの断面説明図である。 入口連結流路の他の形状の説明図である。
図1〜図5に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池10は、発電ユニット12を備える。複数の発電ユニット12は、水平方向(矢印A方向)又は鉛直方向(矢印C方向)に沿って互いに積層されることにより、例えば、燃料電池電気自動車に搭載される燃料電池スタックを構成する。
発電ユニット12は、第1金属セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体(MEA)16a、第2金属セパレータ18、第2電解質膜・電極構造体(MEA)16b及び第3金属セパレータ20を有する。第1電解質膜・電極構造体16aは、第2電解質膜・電極構造体16bよりも外形寸法が大きく設定される(図3及び図4参照)。
第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した横長形状の金属板により構成される。第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される(図1及び図2参照)。
図1に示すように、発電ユニット12の長辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス入口連通孔22a及び燃料ガス出口連通孔24bが設けられる。具体的には、第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20の長辺方向の一端縁部には、酸化剤ガス入口連通孔22a及び燃料ガス出口連通孔24bが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔22aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する一方、燃料ガス出口連通孔24bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。
発電ユニット12の長辺方向(矢印B方向)の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔24a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔22bが設けられる。具体的には、第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20の長辺方向の他端縁部には、燃料ガス入口連通孔24a及び酸化剤ガス出口連通孔22bが設けられる。
発電ユニット12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部には、酸化剤ガス入口連通孔22a側に近接し、矢印A方向に互いに連通して冷却媒体を供給する冷却媒体入口連通孔25aが上下に設けられる。発電ユニット12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部には、燃料ガス入口連通孔24a側に近接し、冷却媒体を排出する冷却媒体出口連通孔25bが上下に設けられる。
図6に示すように、第1金属セパレータ14の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面14aには、酸化剤ガス入口連通孔22aと酸化剤ガス出口連通孔22bとに連通する第1酸化剤ガス流路26が形成される。
第1酸化剤ガス流路26は、矢印B方向に延在する複数本の波状流路溝(直線状流路溝でもよい)26aを有する。第1酸化剤ガス流路26の酸化剤ガス入口流路端部と酸化剤ガス出口流路端部とには、直線状流路溝26asと直線状流路溝26bsとが形成される。直線状流路溝26asの外方には、後述する入口バッファ部70aに当接する平面状の第1バッファ当接部28aが設けられるとともに、直線状流路溝26bsの外方には、後述する出口バッファ部70bに当接する平面状の第2バッファ当接部28bが設けられる。
図1に示すように、第1金属セパレータ14の面14bには、一対の冷却媒体入口連通孔25aと一対の冷却媒体出口連通孔25bとを連通する冷却媒体流路30の一部が形成される。冷却媒体流路30は、第1酸化剤ガス流路26が形成される第1金属セパレータ14の裏面形状と、後述する第2燃料ガス流路42が形成される第3金属セパレータ20の裏面形状とが重なり合って形成される。
第2金属セパレータ18の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面18aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bとを連通する第1燃料ガス流路32が形成される。第1燃料ガス流路32は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝(直線状流路溝でもよい)32aを有する。
第1燃料ガス流路32の燃料ガス入口流路端部には、後述する入口バッファ部81aに当接する平面状の第1バッファ当接部34aが設けられるとともに、前記第1燃料ガス流路32の燃料ガス出口流路端部には、後述する出口バッファ部81bに当接する平面状の第2バッファ当接部34bが設けられる。第1バッファ当接部34aには、燃料ガス入口連通孔24aの近傍に位置して複数の供給孔部36aが形成される。第2バッファ当接部34bには、燃料ガス出口連通孔24bの近傍に位置して複数の排出孔部36bが形成される。
図1及び図7に示すように、第2金属セパレータ18の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面18bには、酸化剤ガス入口連通孔22aと酸化剤ガス出口連通孔22bとを連通する第2酸化剤ガス流路38が形成される。第2酸化剤ガス流路38は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝(直線状流路溝でもよい)38aを有する。
第2酸化剤ガス流路38の酸化剤ガス入口流路端部には、後述する入口バッファ部84aに当接する平面状の第1バッファ当接部40aが設けられるとともに、前記第2酸化剤ガス流路38の酸化剤ガス出口流路端部には、後述する出口バッファ部84bに当接する平面状の第2バッファ当接部40bが設けられる。
図1に示すように、第3金属セパレータ20の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面20aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bに連通する第2燃料ガス流路42が形成される。第2燃料ガス流路42は、矢印B方向に延在する複数の波状流路溝(直線状流路溝でもよい)42aを有する。
第2燃料ガス流路42の燃料ガス入口流路端部には、後述する入口バッファ部96aに当接する平面状の第1バッファ当接部44aが設けられるとともに、前記第2燃料ガス流路42の燃料ガス出口流路端部には、後述する出口バッファ部96bに当接する平面状の第2バッファ当接部44bが設けられる。第1バッファ当接部44aには、燃料ガス入口連通孔24aの近傍に位置して複数の供給孔部46aが形成される。第2バッファ当接部44bには、燃料ガス出口連通孔24bの近傍に位置して複数の排出孔部46bが形成される。
第1金属セパレータ14の面14a、14bには、この第1金属セパレータ14の外周端縁部を周回して第1シール部材48が一体成形される。第2金属セパレータ18の面18a、18bには、この第2金属セパレータ18の外周端縁部を周回して第2シール部材50が一体成形される。第3金属セパレータ20の面20a、20bには、この第3金属セパレータ20の外周端縁部を周回して第3シール部材52が一体成形される。
第1シール部材48〜第3シール部材52としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール材が用いられる。
図2に示すように、第1シール部材48は、セパレータ面に沿って均一な厚さで延在する平面シール部48aと、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体を気密及び液密にシールする凸状シール部48bとを一体に有する。
図6に示すように、第1シール部材48は、酸化剤ガス入口連通孔22aの近傍に設けられる複数本の凸状部48paを有し、前記凸状部48pa間には、複数本の入口通路54aが形成される。複数本の凸状部48paに近接して、後述する入口連結流路部68aに当接する入口平坦部55aが形成される。第1シール部材48は、酸化剤ガス出口連通孔22bの近傍に設けられる複数本の凸状部48pbを有し、前記凸状部48pb間には、複数本の出口通路54bが形成される。複数本の凸状部48pbに近接して、後述する出口連結流路部68bに当接する出口平坦部55bが形成される。
図2に示すように、第2シール部材50は、セパレータ面に沿って均一な厚さで延在する平面シール部50aと、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体を気密及び液密にシールする凸状シール部50bとを一体に有する。
図7に示すように、第2シール部材50は、酸化剤ガス入口連通孔22aの近傍に設けられる複数本の凸状部50paを有し、前記凸状部50pa間には、複数本の入口通路56aが形成される。複数本の凸状部50paに近接して、後述する入口連結流路部82aに当接する入口平坦部57aが形成される。第2シール部材50は、酸化剤ガス出口連通孔22bの近傍に設けられる複数本の凸状部50pbを有し、前記凸状部50pb間には、複数本の出口通路56bが形成される。複数本の凸状部50pbに近接して、後述する出口連結流路部82bに当接する出口平坦部57bが形成される。図6及び図7に示すように、凸状部50pa、50pbは、凸状部48pa、48pbよりも長尺に構成される。
図2に示すように、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜(陽イオン交換膜)58を備える。固体高分子電解質膜58は、カソード電極60及びアノード電極62により挟持される。カソード電極60は、アノード電極62及び固体高分子電解質膜58の平面寸法よりも小さな平面寸法を有する、所謂、段差型MEAを構成している。
なお、カソード電極60、アノード電極62及び固体高分子電解質膜58は、同一の平面寸法に設定してもよい。また、アノード電極62は、カソード電極60及び固体高分子電解質膜58の平面寸法よりも小さな平面寸法を有してもよい。
カソード電極60及びアノード電極62は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜58の両面に形成される。
図1〜図4に示すように、第1電解質膜・電極構造体16aは、カソード電極60の終端部外方に位置して固体高分子電解質膜58の外周縁部に第1樹脂枠部材64が、例えば、射出成形等により一体成形される。なお、予め製造された樹脂製枠部材を接合してもよい。
第2電解質膜・電極構造体16bは、カソード電極60の終端部外方に位置して固体高分子電解質膜58の外周縁部に第2樹脂枠部材66が、例えば、射出成形等により一体成形される。なお、予め製造された樹脂製枠部材を接合してもよい。
第1樹脂枠部材64及び第2樹脂枠部材66を構成する樹脂材としては、例えば、汎用プラスチックの他、エンジニアリングプラスチックやスーパーエンジニアリングプラスチック等が採用される。
図1及び図8に示すように、第1樹脂枠部材64のカソード電極60側の面には、酸化剤ガス入口連通孔22aと第1酸化剤ガス流路26の入口側との間に位置して入口連結流路部68a及び入口バッファ部70aが設けられる。入口連結流路部68aは、酸化剤ガス入口連通孔22aに隣接して設けられ、第1樹脂枠部材64の一方の短辺で終端する複数個の突起部72aを有する。各突起部72aは、酸化剤ガス入口連通孔22aから入口バッファ部70aに向かって延在する。突起部72aは、図3に示すように、第1金属セパレータ14の入口平坦部55aに当接する。突起部72a間には、入口連結流路74aが形成される。
図8に示すように、入口バッファ部70aは、入口連結流路部68aと第1酸化剤ガス流路26との間に設けられる。入口バッファ部70aは、入口連結流路部68aに近接して複数個のエンボス部76aを有するとともに、第1酸化剤ガス流路26に近接して複数本の棒状突起78aを有する。棒状突起78a間には、複数本の直線状通路80aが形成される。なお、入口バッファ部70aは、エンボス部76aのみ、又は、棒状突起78aのみを有してもよい。また、以下に説明する各入口バッファ部及び出口バッファ部も、同様に構成される。
第1樹脂枠部材64のカソード電極60側の面には、酸化剤ガス出口連通孔22bと第1酸化剤ガス流路26の出口側との間に位置して出口連結流路部68b及び出口バッファ部70bが設けられる。出口連結流路部68bは、酸化剤ガス出口連通孔22bに隣接して設けられ、第1樹脂枠部材64の他方の短辺で終端する複数個の突起部72bを有する。各突起部72bは、酸化剤ガス出口連通孔22bから出口バッファ部70bに向かって延在する。突起部72bは、図4に示すように、第1金属セパレータ14の出口平坦部55bに当接する。突起部72b間には、出口連結流路74bが形成される。
図8に示すように、出口バッファ部70bは、出口連結流路部68bと第1酸化剤ガス流路26との間に設けられる。出口バッファ部70bは、出口連結流路部68bに近接して複数個のエンボス部76bを有するとともに、第1酸化剤ガス流路26に近接して複数本の棒状突起78bを有する。棒状突起78b間には、複数本の直線状通路80bが形成される。
図1に示すように、第1樹脂枠部材64のアノード電極62側の面には、燃料ガス入口連通孔24aと第1燃料ガス流路32との間に位置して入口バッファ部81aが設けられる。燃料ガス出口連通孔24bと第1燃料ガス流路32との間に位置して、出口バッファ部81bが設けられる。入口バッファ部81a及び出口バッファ部81bは、入口バッファ部70a及び出口バッファ部70bと同様に構成されており、その詳細な説明は省略する。
図1及び図9に示すように、第2樹脂枠部材66のカソード電極60側の面には、酸化剤ガス入口連通孔22aと第2酸化剤ガス流路38との間に位置して入口連結流路部82a及び入口バッファ部84aが設けられる。入口連結流路部82aは、酸化剤ガス入口連通孔22aに隣接して設けられ、第2樹脂枠部材66の一方の短辺で終端する複数個の突起部86aを有する。各突起部86aは、酸化剤ガス入口連通孔22aから入口バッファ部84aに向かって延在する。突起部86aは、図3に示すように、第2金属セパレータ18の入口平坦部57aに当接する。突起部86a間には、入口連結流路88aが形成される。
図5に示すように、入口連結流路88aは、第2金属セパレータ18に隣接する開放端部側の開口幅寸法l1が、前記第2金属セパレータ18から離間する底部側の開口幅寸法l2よりも大きな寸法に設定される(l1>l2)。
図9に示すように、入口バッファ部84aは、入口連結流路部82aと第2酸化剤ガス流路38との間に設けられる。入口バッファ部84aは、入口連結流路部82aに近接して複数個のエンボス部90aを有するとともに、第2酸化剤ガス流路38に近接して複数本の棒状突起92aを有する。棒状突起92a間には、複数本の直線状通路94aが形成される。
第2樹脂枠部材66のカソード電極60側の面には、酸化剤ガス出口連通孔22bと第2酸化剤ガス流路38の出口側との間に位置して出口連結流路部82b及び出口バッファ部84bが設けられる。出口連結流路部82bは、酸化剤ガス出口連通孔22bに隣接して設けられ、第2樹脂枠部材66の他方の短辺で終端する複数個の突起部86bを有する。各突起部86bは、酸化剤ガス出口連通孔22bから出口バッファ部84bに向かって延在する。突起部86bは、図4に示すように、第2金属セパレータ18の出口平坦部57bに当接する。突起部86b間には、出口連結流路88bが形成される。
図9に示すように、出口バッファ部84bは、出口連結流路部82bと第2酸化剤ガス流路38との間に設けられる。出口バッファ部84bは、出口連結流路部82bに近接して複数個のエンボス部90bを有するとともに、第2酸化剤ガス流路38に近接して複数本の棒状突起92bを有する。棒状突起92b間には、複数本の直線状通路94bが形成される。
図1に示すように、第2樹脂枠部材66のアノード電極62側の面には、燃料ガス入口連通孔24aと第2燃料ガス流路42との間に位置して入口バッファ部96aが設けられる。燃料ガス出口連通孔24bと第2燃料ガス流路42との間に位置して、出口バッファ部96bが設けられる。入口バッファ部96a及び出口バッファ部96bは、入口バッファ部84a及び出口バッファ部84bと同様に構成されており、その詳細な説明は省略する。
発電ユニット12同士が互いに積層されることにより、一方の発電ユニット12を構成する第1金属セパレータ14と、他方の発電ユニット12を構成する第3金属セパレータ20との間には、冷却媒体流路30が形成される。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔22aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔24aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、上下一対の冷却媒体入口連通孔25aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、図3及び図6に示すように、第1金属セパレータ14の酸化剤ガス入口連通孔22aから入口通路54aを通って入口連結流路部68aに導入される。入口連結流路部68aでは、図3、図6及び図8に示すように、酸化剤ガスは、入口連結流路74aと入口平坦部55aとの間を通って入口バッファ部70aに送られる。そして、酸化剤ガスは、入口バッファ部70aを通って第1金属セパレータ14の第1酸化剤ガス流路26に供給される。
残余の酸化剤ガスは、図3及び図7に示すように、第2金属セパレータ18の酸化剤ガス入口連通孔22aから入口通路56aを通って入口連結流路部82aに導入される。入口連結流路部82aでは、図3、図7及び図9に示すように、酸化剤ガスは、入口連結流路88aと入口平坦部57aとの間を通って入口バッファ部84aに送られる。そして、酸化剤ガスは、入口バッファ部84aを通って第2金属セパレータ18の第2酸化剤ガス流路38に供給される。
酸化剤ガスは、図1に示すように、第1酸化剤ガス流路26に沿って矢印B方向(水平方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体16aのカソード電極60に供給される。残余の酸化剤ガスは、第2酸化剤ガス流路38に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体16bのカソード電極60に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔24aから第2金属セパレータ18の供給孔部36aを通って入口バッファ部81aに供給される。燃料ガスは、入口バッファ部81aを通って第2金属セパレータ18の第1燃料ガス流路32に供給される。
残余の燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔24aから第3金属セパレータ20の供給孔部46aを通って入口バッファ部96aに供給される。燃料ガスは、入口バッファ部96aを通って第3金属セパレータ20の第2燃料ガス流路42に供給される。
燃料ガスは、第1燃料ガス流路32に沿って矢印B方向に移動し、第1電解質膜・電極構造体16aのアノード電極62に供給される。残余の燃料ガスは、第2燃料ガス流路42に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体16bのアノード電極62に供給される。
従って、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bでは、各カソード電極60に供給される酸化剤ガスと、各アノード電極62に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、第1電解質膜・電極構造体16aのカソード電極60に供給されて消費された酸化剤ガスは、図1に示すように、第1金属セパレータ14の出口バッファ部70bに導入される。酸化剤ガスは、図4、図6及び図8に示すように、出口バッファ部70bから出口連結流路部68bに送られる。出口連結流路部68bでは、酸化剤ガスは、出口連結流路74bと出口平坦部55bとの間を通って酸化剤ガス出口連通孔22bに排出される。
第2電解質膜・電極構造体16bのカソード電極60に供給されて消費された酸化剤ガスは、図1に示すように、第2金属セパレータ18の出口バッファ部84bに導入される。酸化剤ガスは、図4、図7及び図9に示すように、出口バッファ部84bから出口連結流路部82bに送られる。出口連結流路部82bでは、酸化剤ガスは、出口連結流路88bと出口平坦部57bとの間を通って酸化剤ガス出口連通孔22bに排出される。
第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bのアノード電極62に供給されて消費された燃料ガスは、図1に示すように、出口バッファ部81b、96bに導入される。燃料ガスは、排出孔部36b、46bを通って燃料ガス出口連通孔24bに排出される。
一方、上下一対の冷却媒体入口連通孔25aに供給された冷却媒体は、冷却媒体流路30に導入される。冷却媒体は、一旦、矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印B方向に移動して第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bを冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、上下一対の冷却媒体出口連通孔25bに排出される。
この場合、本実施形態では、例えば、図8に示すように、第1樹脂枠部材64のカソード電極60側の面には、酸化剤ガス入口連通孔22aと第1酸化剤ガス流路26の入口側との間に位置して入口連結流路部68aが設けられている。入口連結流路部68aは、入口連結流路74aを形成する複数個の突起部72aを有している。
同様に、第1樹脂枠部材64には、酸化剤ガス出口連通孔22bと第1酸化剤ガス流路26の出口側との間に位置して出口連結流路部68bが設けられている。出口連結流路部68bは、出口連結流路74bを形成する複数個の突起部72bを有している。
一方、第1金属セパレータ14には、図3、図4及び図6に示すように、突起部72aが当接する入口平坦部55aと、突起部72bが当接する出口平坦部55bとが形成されている。このため、第1金属セパレータ14には、入口連結流路及び出口連結流路を構成するプレス成形処理が不要になる。従って、第1金属セパレータ14の形状が簡素化してプレス成形性が向上し、前記第1金属セパレータ14の製造作業を簡素化するとともに、経済的であるという効果が得られる。
しかも、第1樹脂枠部材64は、プレス成形される第1金属セパレータ14に比べて、変形量が大幅に削減される。具体的には、図10に示すように、従来構造の発電ユニット12ref.は、連結流路88ref.がプレス成形された金属セパレータ18ref.を備える。電解質膜・電極構造体の外周に設けられた樹脂枠部材66ref.は、電極のガス拡散層自体の外周を伸ばして構成してもよい。樹脂枠部材66ref.は、連結流路88ref.に対向して平坦面に構成される。
連結流路88ref.は、樹脂枠部材66ref.側の開口幅寸法l3が、前記樹脂枠部材66ref.から離間する底部側の開口幅寸法l4よりも大きな寸法に設定される(l3>l4)。このため、樹脂枠部材66ref.は、連結流路88ref.内に落ち込むように変形し易く、前記連結流路88ref.が塞がれるという問題がある。
これに対して、本願発明では、図5に示すように、第2樹脂枠部材66に設けられた入口連結流路88aは、第2金属セパレータ18に隣接する開放端部側の開口幅寸法l1が、前記第2金属セパレータ18から離間する底部側の開口幅寸法l2よりも大きな寸法に設定されている(l1>l2)。従って、第2樹脂枠部材66は、変形し難くなり、入口連結流路88aの閉塞を可及的に抑制することが可能になる。
これにより、本願発明では、入口連結流路部68a及び出口連結流路部68bにおけるガスシール性及びガス分配性を良好に向上させることが可能になる。
さらにまた、第2樹脂枠部材66及び第2金属セパレータ18では、上記の第1樹脂枠部材64及び第1金属セパレータ14と同様の効果が得られる。なお、本実施形態では、アノード側にのみ適用して説明したが、これに限定されるものではなく、カソード側にも容易に適用することができる。
本願発明では、図5に示すように、入口連結流路88aは、開口断面が台形状に構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、図11に示す燃料電池10aのように、断面形状が半円形の入口連結流路88aaを用いてもよい。さらに、他の連結流路も、同様に断面形状が半円形に構成することができるとともに、その他、種々の形状に設定してもよい。
また、本実施形態では、燃料電池10を構成する発電ユニット12は、3枚のセパレータと2枚のMEAとを備えた、所謂、間引き冷却型燃料電池を構成しているが、これに限定されるものではない。例えば、2枚のセパレータ間に1枚のMEAを挟持する、所謂、各セル冷却型燃料電池を用いてもよい。
10、10a…燃料電池 12…発電ユニット
14、18、20…セパレータ 16a、16b…電解質膜・電極構造体
22a…酸化剤ガス入口連通孔 22b…酸化剤ガス出口連通孔
24a…燃料ガス入口連通孔 24b…燃料ガス出口連通孔
25a…冷却媒体入口連通孔 25b…冷却媒体出口連通孔
26、38…酸化剤ガス流路
26a、32a、38a、42a…波状流路溝
30…冷却媒体流路 32、42…燃料ガス流路
48、50、52…シール部材
48pa、48pb、50pa、50pb…凸状部
54a、56a…入口通路 54b、56b…出口通路
55a、57a…入口平坦部 55b、57b…出口平坦部
58…固体高分子電解質膜 60…カソード電極
62…アノード電極 64、66…樹脂枠部材
68a、82a…入口連結流路部 68b、82b…出口連結流路部
70a、81a、84a、96a…入口バッファ部
70b、81b、84b、96b…出口バッファ部
72a、72b、86a、86b…突起部
74a、88a、88aa…入口連結流路
74b、88b…出口連結流路
76a、76b、90a、90b…エンボス部
78a、78b、92a、92b…棒状突起

Claims (3)

  1. 電解質膜の両側に電極を設けた電解質膜・電極構造体と金属セパレータとが積層されるとともに、前記金属セパレータには、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記金属セパレータの積層方向に流す反応ガス連通孔とが形成され、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔との間にはバッファ部が設けられ、前記電解質膜・電極構造体は、外周部に樹脂枠部材が設けられる燃料電池であって、
    前記樹脂枠部材は、前記反応ガス連通孔よりも内側に配置される外形形状を有するとともに、
    前記樹脂枠部材には、前記電極面の外方に位置して前記反応ガス連通孔と前記バッファ部とを連結させる連結流路部が設けられる一方、
    前記金属セパレータには、前記連結流路部に当接する平坦部が形成され
    前記樹脂枠部材には、前記反応ガス連通孔に隣接して前記連結流路部を構成する複数個の突起部が形成され、前記突起部は、前記反応ガス連通孔から前記バッファ部に向かって延在し、前記突起部間には、連結流路が形成されることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記連結流路部と前記反応ガス流路との間には、少なくともエンボス部又は複数本の棒状突起のいずれかを含むバッファ部が設けられることを特徴とする燃料電池。
  3. 電解質膜の両側に電極を設けた電解質膜・電極構造体と金属セパレータとが積層されるとともに、前記金属セパレータには、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記金属セパレータの積層方向に流す反応ガス連通孔とが形成される一方、前記電解質膜・電極構造体は、外周部に樹脂枠部材が設けられる燃料電池であって、
    前記樹脂枠部材は、前記反応ガス連通孔よりも内側に配置される外形形状を有するとともに、
    前記樹脂枠部材には、前記電極面の外方に位置して前記反応ガス連通孔と前記反応ガス流路とを連結させる連結流路部が設けられる一方、
    前記金属セパレータには、前記連結流路部に当接する平坦部が形成され、
    前記連結流路部は、前記金属セパレータに隣接する開放端部側の開口幅寸法が、該金属セパレータから離間する底部側の開口幅寸法よりも大きな寸法に設定されることを特徴とする燃料電池。
JP2014206045A 2014-10-07 2014-10-07 燃料電池 Active JP6177212B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014206045A JP6177212B2 (ja) 2014-10-07 2014-10-07 燃料電池
US14/875,696 US10700366B2 (en) 2014-10-07 2015-10-06 Fuel cell having a metal separator with a flat portion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014206045A JP6177212B2 (ja) 2014-10-07 2014-10-07 燃料電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016076380A JP2016076380A (ja) 2016-05-12
JP6177212B2 true JP6177212B2 (ja) 2017-08-09

Family

ID=55633454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014206045A Active JP6177212B2 (ja) 2014-10-07 2014-10-07 燃料電池

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10700366B2 (ja)
JP (1) JP6177212B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6783695B2 (ja) * 2017-04-07 2020-11-11 トヨタ自動車株式会社 燃料電池単セルの製造方法
JP6859823B2 (ja) * 2017-04-17 2021-04-14 トヨタ自動車株式会社 燃料電池セル

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000012053A (ja) 1998-06-25 2000-01-14 Aisin Seiki Co Ltd 固体高分子電解質型燃料電池
JP4066536B2 (ja) 1998-10-28 2008-03-26 アイシン精機株式会社 ガスマニホールド一体型セパレータ及び固体高分子電解質型燃料電池
JP4151314B2 (ja) * 2001-06-18 2008-09-17 トヨタ自動車株式会社 燃料電池
JP3693955B2 (ja) 2001-12-26 2005-09-14 本田技研工業株式会社 燃料電池
CA2523988C (en) 2003-05-23 2009-08-04 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell
JP2005327532A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Hitachi Ltd 燃料電池、燃料電池用セパレータユニットキット、及び燃料電池発電ユニット用キット
JP4562501B2 (ja) 2004-11-25 2010-10-13 本田技研工業株式会社 燃料電池
JP5173641B2 (ja) 2008-07-18 2013-04-03 本田技研工業株式会社 燃料電池
JP5349184B2 (ja) * 2009-07-23 2013-11-20 本田技研工業株式会社 燃料電池スタック
CN104170147B (zh) 2012-03-23 2016-10-12 本田技研工业株式会社 燃料电池
JP6037905B2 (ja) * 2013-03-21 2016-12-07 本田技研工業株式会社 燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016076380A (ja) 2016-05-12
US10700366B2 (en) 2020-06-30
US20160099475A1 (en) 2016-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5824575B2 (ja) 燃料電池
JP5903476B2 (ja) 燃料電池
JP5809093B2 (ja) 燃料電池
JP6308575B2 (ja) 燃料電池
JP4928067B2 (ja) 燃料電池及び燃料電池用金属セパレータ
JP5918037B2 (ja) 燃料電池
JP6177296B2 (ja) 燃料電池
JP6068371B2 (ja) 燃料電池
JP6125903B2 (ja) 燃料電池
JP6006956B2 (ja) 燃料電池
JP5584731B2 (ja) 燃料電池
JP5809092B2 (ja) 燃料電池
JP6177212B2 (ja) 燃料電池
JP6068218B2 (ja) 燃料電池の運転方法
JP6170317B2 (ja) 燃料電池
JP5703186B2 (ja) 燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体及びその製造方法
JP6150528B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2008218392A (ja) 燃料電池
JP5993622B2 (ja) 燃料電池
JP2013206876A (ja) 燃料電池
JP5809594B2 (ja) 燃料電池
JP2015115304A (ja) 燃料電池スタック
JP2013214358A (ja) 燃料電池
JP6315609B2 (ja) 燃料電池
JP5810023B2 (ja) 燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6177212

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150