JPWO2004070218A1 - 分割ナットの製造方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、分割ナットの製造方法に関するものである。本発明の目的は、製造コストを低減することができる分割ナットの製造方法を提供することにある。この目的を達成するために、本発明は、一端の薄肉のヒンジ部(2,12)と厚肉の中央部(5,15)と他端の薄肉の係合部(3,13)とを有する第1の半円弧状部材(1)と、この第1の半円弧状部材(1)と同一形状かつ同一大きさの第2の半円弧状部材(11)とを用いる。これにより、第1,第2の半円弧状部材(1,11)を1つの金型で得られる。
Description
本発明は分割ナットの製造方法に関する。
従来、分割ナットとしては、2つの半円弧状分割片からなる旋開ナットがある(特開昭53−1754号公報)。その2つの半円弧状分割片の一端部はヒンジにより互いに連結されている一方、2つの半円弧状分割片の他端部はつかみ装置で互いに係合している。上記つかみ装置は、一方の半円弧状分割片の他端部に設けられた突起部と、他方の半円弧状分割片の他端部に設けられた凹部とで構成されている。また、上記つかみ装置の係合を解除することにより、2つの半円弧状分割片が開放可能となる。なお、上記各半円弧状分割片の内周面にはネジ部が形成されている。
以上のような旋開ナットを製造する場合、2つの半円弧状分割片の形状が互いに異なるので、各半円弧状分割片の形状に対応する金型を用意しなければならない。つまり、形状が異なる2つの金型を用意しなければならない。したがって、上記旋開ナットを得るための金型の数が2個と多くなって、製造コストが高くなるという問題がある。
また、上記つかみ装置の突起部と凹部とは、円周方向に挟み込む方式のため、振動などで簡単に外れてしまうという問題がある。
そこで、本発明の課題は、製造コストを低減すること、および係合部が係合しやすく外れ難い構造の分割ナットの製造方法を提供することにある。
以上のような旋開ナットを製造する場合、2つの半円弧状分割片の形状が互いに異なるので、各半円弧状分割片の形状に対応する金型を用意しなければならない。つまり、形状が異なる2つの金型を用意しなければならない。したがって、上記旋開ナットを得るための金型の数が2個と多くなって、製造コストが高くなるという問題がある。
また、上記つかみ装置の突起部と凹部とは、円周方向に挟み込む方式のため、振動などで簡単に外れてしまうという問題がある。
そこで、本発明の課題は、製造コストを低減すること、および係合部が係合しやすく外れ難い構造の分割ナットの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本願発明の分割ナットの製造方法は、一端の薄肉のヒンジ部と厚肉の中央部と他端の薄肉の係合部とを有する第1の半円弧状部材と、この第1の半円弧状部材と同一形状かつ同一大きさの第2の半円弧状部材とを用意する工程と、上記第1の半円弧状部材のヒンジ部および係合部と、上記第2の半円弧状部材のヒンジ部および係合部とを同一側の面同士を重ね合わせる工程と、上記重ね合わせた上記第1の半円弧状部材および上記第2の半円弧状部材の内周面にネジ部を形成する工程とを備えたことを特徴としている。
また、本発明の分割ナットの製造方法は、第1の半円弧状部材の係合部と、第2の半円弧状部材の係合部とは、水平方向に延びる同一形状の主部と、この主部に連なると共に主部に対して段差になって突出した同一形状の歯合部とを備えており、前記各主部および各歯合部の向かい合う端面は互いに同一方向に傾斜していることを特徴としている。
上記構成の分割ナットの製造方法によれば、一端の薄肉のヒンジ部と厚肉の中央部と他端の薄肉の係合部とを有する同一形状かつ同一大きさの上記第1の半円弧状部材と上記第2の半円弧状部材とを用いているので、第1,第2の半円弧状部材を1つの金型で得られる。したがって、上記第1,第2の半円弧状部材を得るための金型の数が1個と少なくなって、製造コストを低減することができる。
しかも、上記第1の半円弧状部材のヒンジ部および係合部と、第2の半円弧状部材のヒンジ部および係合部とを同一側の面同士を重ね合わせた後、その第1の半円弧状部材および第2の半円弧状部材の内周面にネジ部を形成するので、第1の半円弧状部材および第2の半円弧状部材において互いに対向した内周面、特に厚肉の中央部の内周面にネジ部を形成することができる。
また、本分割ナットの製造方法による分割ナットは、上記薄肉のヒンジ部同士を重ね合わせ、また、上記薄肉の係合部同士を重ね合わせるので、重ね合わせたヒンジ部および重ね合わせた係合部の厚さを、厚肉の中央部と同じ厚さにすることが可能である。
さらに、各係合部の主部および歯合部は向かい合う端面をそれぞれ互いに同一方向に傾斜させているので、係合時には傾斜面に沿って係合しやすく、係合した後は面同士の重なり合いにより外れ難いという効果を奏する。
また、本発明の分割ナットの製造方法は、第1の半円弧状部材の係合部と、第2の半円弧状部材の係合部とは、水平方向に延びる同一形状の主部と、この主部に連なると共に主部に対して段差になって突出した同一形状の歯合部とを備えており、前記各主部および各歯合部の向かい合う端面は互いに同一方向に傾斜していることを特徴としている。
上記構成の分割ナットの製造方法によれば、一端の薄肉のヒンジ部と厚肉の中央部と他端の薄肉の係合部とを有する同一形状かつ同一大きさの上記第1の半円弧状部材と上記第2の半円弧状部材とを用いているので、第1,第2の半円弧状部材を1つの金型で得られる。したがって、上記第1,第2の半円弧状部材を得るための金型の数が1個と少なくなって、製造コストを低減することができる。
しかも、上記第1の半円弧状部材のヒンジ部および係合部と、第2の半円弧状部材のヒンジ部および係合部とを同一側の面同士を重ね合わせた後、その第1の半円弧状部材および第2の半円弧状部材の内周面にネジ部を形成するので、第1の半円弧状部材および第2の半円弧状部材において互いに対向した内周面、特に厚肉の中央部の内周面にネジ部を形成することができる。
また、本分割ナットの製造方法による分割ナットは、上記薄肉のヒンジ部同士を重ね合わせ、また、上記薄肉の係合部同士を重ね合わせるので、重ね合わせたヒンジ部および重ね合わせた係合部の厚さを、厚肉の中央部と同じ厚さにすることが可能である。
さらに、各係合部の主部および歯合部は向かい合う端面をそれぞれ互いに同一方向に傾斜させているので、係合時には傾斜面に沿って係合しやすく、係合した後は面同士の重なり合いにより外れ難いという効果を奏する。
図1(a)は本発明の分割ナットの製造方法で用いる第1,第2の半円弧状部材を互いに対向させた状態を上方から見た図であり、図1(b)は上記第1,第2の半円弧状部材を正面から見た図である。
図2は上記製造方法の組み合せ工程終了後の第1,第2の半円弧状部材を上方から見た図である。
図3(a),(b)は上記製造方法のリベットセット工程における図2のIII−III線断面図である。
図4は上記製造方法のタッピング工程における図2のIV−IV線断面図である。
図5は上記製造方法により得られた分割ナットの斜視図である。
図6は上記分割ナットの第1,第2の半円弧状分割片が開放した状態を示す図である。
図7(a),(b)は上記分割ナットの使用状況を説明するための図である。
図2は上記製造方法の組み合せ工程終了後の第1,第2の半円弧状部材を上方から見た図である。
図3(a),(b)は上記製造方法のリベットセット工程における図2のIII−III線断面図である。
図4は上記製造方法のタッピング工程における図2のIV−IV線断面図である。
図5は上記製造方法により得られた分割ナットの斜視図である。
図6は上記分割ナットの第1,第2の半円弧状分割片が開放した状態を示す図である。
図7(a),(b)は上記分割ナットの使用状況を説明するための図である。
以下、図1〜図4にしたがって本発明の分割ナットの製造方法について説明する。
図1(a)は上記製造方法で用いる第1,第2の半円弧状部材1,11を互いに対向させた状態を上方から見た図であり、図1(b)は上記第1,第2の半円弧状部材1,11を正面から見た図である。
まず、図1(a),(b)に示すように、同一形状かつ同一大きさの第1,第2の半円弧状部材1,11を用意する。このとき、上記第1の半円弧状分割部材1の底面が向く方向が、第2の半円弧状分割部材11の底面が向く方向と反対方向になるようにして、第1の半円弧状部材1と第2の半円弧状部材11とを径方向において互いに対向させている。
上記第1,第2の半円弧状部材1,11は、一端の薄肉のヒンジ部2,12と、厚肉の中央部5,15と、他端の薄肉の係合部3,13とを有している。また、上記第1,第2の半円弧状部材1,11の内周面7,17は平滑面となっている。つまり、上記第1,第2の半円弧状部材1,11の内周面7,17にはネジ部を形成していない。
上記ヒンジ部2,12は、一方の端面から他方の端面に達する貫通穴4,14を有している。この貫通穴4,14は、他方の端面側の端部にテーパ部を有している(図3(a)参照)。
上記係合部3,13は、水平方向に延びる主部3a,13aと、この主部3a,13aに連なると共に、主部3a,13aに対して段差になって突出した噛合部3b,13bとを備えている。上記主部3a,13aは、中央部5,15側の厚みに比べて噛合部3b,13b側の厚みが薄くなっている。より詳しくは、上記主部3a,13aおよび噛合部3b、13bの向かい合う一方の端面は水平方向に対して同一方向に傾斜している一方、主部3a,13aおよび噛合部3b、13bの向かい合わない他方の端面は水平方向に対して平行となっている。
次に、組み合せ工程を行う。すなわち、上記第1の半円弧状部材1のヒンジ部2および係合部3と、第2の半円弧状部材11のヒンジ部12および係合部13とを、図2に示すように同一側の面同士を重ね合わせる。これにより、上記ヒンジ部2の貫通穴の軸線とヒンジ部12の貫通穴の軸線とが一直線上に並ぶと共に、係合部3と係合部13とが互いに係合する。このとき、上記係合部3,13では、主部3aの一方の傾斜端面と噛合部13bの一方の傾斜端面とが重なり合う一方、主部13aの一方の傾斜端面と噛合部3bの一方の傾斜端面とが重なり合う(図1(b)参照)。
次に、リベットセット工程を行う。すなわち、図3(a),(b)に示すように、リベット21をヒンジ部2,12の貫通穴4,14に挿入する。そうすると、上記挿通穴14のテーパ部の形状がリベット21の頭部の形状に対応していることにより、リベット21の頭部の端面とヒンジ部12の他方の端面とが面一になる。引き続き、上記リベット21の先端部をかしめ工具200でかしめて、リベット21の先端部をヒンジ部2に固定する。なお、上記リベット21においては、先端面から軸方向に延びる穴を設けて先端部の肉厚を薄くしているので、先端部のかしめが容易である。
最後に、図4に示すように、ねじタップ300を用いて半円弧状部材1,11の内周面7,17にネジ部を形成する。
以上のような分割ナットの製造方法によれば、一端の薄肉のヒンジ部2,12と厚肉の中央部5,15と他端の薄肉の係合部3,13とを有する同一形状かつ同一大きさの第1の半円弧状部材1と上記第2の半円弧状部材11とを用いているので、第1,第2の半円弧状部材1,11を1つの金型で得られる。したがって、上記第1,第2の半円弧状部材1,11を得るための金型の数が1個と少なくなって、製造コストを低減することができる。
しかも、上記第1の半円弧状部材1のヒンジ部2および係合部3と、第2の半円弧状部材11のヒンジ部12および係合部13とを同一側の面同士を重ね合わせた後、その第1の半円弧状部材1および第2の半円弧状部材11の内周面7,17にネジ部を形成するので、第1の半円弧状部材1および第2の半円弧状部材11において互いに対向した内周面7,17、特に厚肉の中央部5,15の内周面にネジ部を形成することができる。
また、上記分割ナットの製造方法で得る分割ナットは、薄肉のヒンジ部2,12同士を重ね合わせ、また、薄肉の係合部3,13同士を重ね合わせるので、重ね合わせたヒンジ部2,12および重ね合わせた係合部3,13の厚さを、厚肉の中央部5,15と同じ厚さになっている。
図5に、上記分割ナットの製造方法で製造した分割ナット100の斜視図を示す。
上記分割ナット100は、第1の半円弧状部材1から得られた第1の半円弧状分割片31と、第2の半円弧状部材11から得られた第1の半円弧状分割片41とを備えている。この第1,第2の半円弧状分割片31,41は、一方の端部に設けられたヒンジ部32,42で互いに連結されている。また、上記第1,第2の半円弧状分割片31,41は、他方の端部に係合部33,43を有している。この係合部33と係合部43との間の係合を解除すると、図6に示すように、第1,第2の半円弧状分割片31,41が開放する。また、上記第1,第2の半円弧状分割片31,41を閉じていくと、係合部43の噛合部43bが係合部33の噛合部43bを傾斜面に沿って乗り越えて、係合部33と係合部43とが係合する。このとき、上記係合部33,43では、主部33aの一方の傾斜端面と噛合部43bの一方の傾斜端面とが重なり合う一方、主部43aの一方の傾斜端面と噛合部33bの一方の傾斜端面とが重なり合う。
以下、上記構成の分割ナット100を長尺の吊りボルトに装着する場合について説明する。
まず、図7(a)に示すように、ハンガー302の挿通穴(図示せず)に、吊りボルト300を挿通する。そして、上記吊りボルト300の図中の下端にナット301を螺合し、ナット301を回転させて上方へ移動させて、吊りボルト300の所定箇所でハンガー302をナット301で支持する。
次に、上記第1,第2の半円弧状分割片31,41の係合部33,43の係合を解除して、第1,第2の半円弧状分割片31,41を開放する。そして、上記吊りボルト300の所望部分を径方向から第1,第2の半円弧状分割片31,41で挟み込む。
引き続き、上記第1,第2の半円弧状分割片31,41を閉じて、第1,第2の半円弧状分割片31,41の係合部33,43を互いに係合させて、図7(b)に示すように、分割ナット100を吊りボルト300に螺合させる。
最後に、上記分割ナット100を締め付けて、吊りボルト300の所定箇所にハンガー302を固定する。
このように、上記分割ナット100は、第1,第2の半円弧状分割片31,41が開閉可能なので、吊りボルト300の端を経由しなくても、吊りボルト300の所望の箇所に螺合することができる。
また、上記第1,第2の半円弧状分割片31,41は、他端部がヒンジ部32,42で連結されているのでバラバラにならない。したがって、上記分割ナット100の組付作業性は良好である。
上記実施形態で得られた分割ナット100の形状は六角ナット形状であったが、本発明の分割ナットの製造方法で得られる分割ナットの形状は六角ナット以外の形状であってもよい。例えば、本発明の分割ナットの製造方法を用いて、四角・丸ナット形状の分割ナットを得てもよい。
また、本発明の分割ナットの製造方法で用いる第1,第2の半円弧状部材の形状は上記実施の形態に限定されないのは言うまでもない。上記第1,第2の半円弧状部材は、一端の薄肉のヒンジ部と、厚肉の中央部と、他端の薄肉の係合部とを有して同一形状かつ同一の大きさのものであればよい。
例えば、上記実施の形態の第1,第2の半円弧状部材1,11の各々において、中央部5,15、ヒンジ部2,12および係合部3,13の一方の端面を面一にしていたが、中央部の一方の端面と係合部の一方の端面とを面一にする一方、中央部の他方の端面とヒンジ部の他方の端面とを面一にしてもよい。すなわち、第1,第2の半円弧状部材の各々において、係合部が上側になると、ヒンジ部が下側になるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、タッピング工程の前にリベットセット工程を行うことにより、第1,第2の半円弧状部材を連結した状態でタッピングを施せるので強固な型治具等で拘束する必要がない。逆に言えば、リベット工程を先に行わないと、タッピングの際に第1,第2の半円弧状部材が簡単に開いてしまって好ましくない。
以上より明らかなように、本願発明の分割ナットの製造方法によれば、一端の薄肉のヒンジ部と厚肉の中央部と他端の薄肉の係合部とを有する同一形状かつ同一大きさの上記第1の半円弧状部材と上記第2の半円弧状部材とを用いているので、第1,第2の半円弧状部材を1つの金型で得られて、製造コストを低減することができる。
しかも、上記第1の半円弧状部材のヒンジ部および係合部と、第2の半円弧状部材のヒンジ部および係合部とを同一側の面同士を重ね合わせた後、その第1の半円弧状部材および第2の半円弧状部材の内周面にネジ部を形成するので、第1の半円弧状部材および第2の半円弧状部材において互いに対向した内周面にネジ部を形成することができる。
また、本分割ナットの製造方法による分割ナットは、上記薄肉のヒンジ部同士を重ね合わせ、また、上記薄肉の係合部同士を重ね合わせるので、重ね合わせたヒンジ部および重ね合わせた係合部の厚さを、厚肉の中央部と同じ厚さにすることが可能である。
さらに、各係合部の主部および歯合部は向かい合う端面をそれぞれ互いに同一方向に傾斜させているので、係合時には傾斜面に沿って係合しやすく、係合した後は面同士の重なり合いにより外れ難いという効果を奏する。
図1(a)は上記製造方法で用いる第1,第2の半円弧状部材1,11を互いに対向させた状態を上方から見た図であり、図1(b)は上記第1,第2の半円弧状部材1,11を正面から見た図である。
まず、図1(a),(b)に示すように、同一形状かつ同一大きさの第1,第2の半円弧状部材1,11を用意する。このとき、上記第1の半円弧状分割部材1の底面が向く方向が、第2の半円弧状分割部材11の底面が向く方向と反対方向になるようにして、第1の半円弧状部材1と第2の半円弧状部材11とを径方向において互いに対向させている。
上記第1,第2の半円弧状部材1,11は、一端の薄肉のヒンジ部2,12と、厚肉の中央部5,15と、他端の薄肉の係合部3,13とを有している。また、上記第1,第2の半円弧状部材1,11の内周面7,17は平滑面となっている。つまり、上記第1,第2の半円弧状部材1,11の内周面7,17にはネジ部を形成していない。
上記ヒンジ部2,12は、一方の端面から他方の端面に達する貫通穴4,14を有している。この貫通穴4,14は、他方の端面側の端部にテーパ部を有している(図3(a)参照)。
上記係合部3,13は、水平方向に延びる主部3a,13aと、この主部3a,13aに連なると共に、主部3a,13aに対して段差になって突出した噛合部3b,13bとを備えている。上記主部3a,13aは、中央部5,15側の厚みに比べて噛合部3b,13b側の厚みが薄くなっている。より詳しくは、上記主部3a,13aおよび噛合部3b、13bの向かい合う一方の端面は水平方向に対して同一方向に傾斜している一方、主部3a,13aおよび噛合部3b、13bの向かい合わない他方の端面は水平方向に対して平行となっている。
次に、組み合せ工程を行う。すなわち、上記第1の半円弧状部材1のヒンジ部2および係合部3と、第2の半円弧状部材11のヒンジ部12および係合部13とを、図2に示すように同一側の面同士を重ね合わせる。これにより、上記ヒンジ部2の貫通穴の軸線とヒンジ部12の貫通穴の軸線とが一直線上に並ぶと共に、係合部3と係合部13とが互いに係合する。このとき、上記係合部3,13では、主部3aの一方の傾斜端面と噛合部13bの一方の傾斜端面とが重なり合う一方、主部13aの一方の傾斜端面と噛合部3bの一方の傾斜端面とが重なり合う(図1(b)参照)。
次に、リベットセット工程を行う。すなわち、図3(a),(b)に示すように、リベット21をヒンジ部2,12の貫通穴4,14に挿入する。そうすると、上記挿通穴14のテーパ部の形状がリベット21の頭部の形状に対応していることにより、リベット21の頭部の端面とヒンジ部12の他方の端面とが面一になる。引き続き、上記リベット21の先端部をかしめ工具200でかしめて、リベット21の先端部をヒンジ部2に固定する。なお、上記リベット21においては、先端面から軸方向に延びる穴を設けて先端部の肉厚を薄くしているので、先端部のかしめが容易である。
最後に、図4に示すように、ねじタップ300を用いて半円弧状部材1,11の内周面7,17にネジ部を形成する。
以上のような分割ナットの製造方法によれば、一端の薄肉のヒンジ部2,12と厚肉の中央部5,15と他端の薄肉の係合部3,13とを有する同一形状かつ同一大きさの第1の半円弧状部材1と上記第2の半円弧状部材11とを用いているので、第1,第2の半円弧状部材1,11を1つの金型で得られる。したがって、上記第1,第2の半円弧状部材1,11を得るための金型の数が1個と少なくなって、製造コストを低減することができる。
しかも、上記第1の半円弧状部材1のヒンジ部2および係合部3と、第2の半円弧状部材11のヒンジ部12および係合部13とを同一側の面同士を重ね合わせた後、その第1の半円弧状部材1および第2の半円弧状部材11の内周面7,17にネジ部を形成するので、第1の半円弧状部材1および第2の半円弧状部材11において互いに対向した内周面7,17、特に厚肉の中央部5,15の内周面にネジ部を形成することができる。
また、上記分割ナットの製造方法で得る分割ナットは、薄肉のヒンジ部2,12同士を重ね合わせ、また、薄肉の係合部3,13同士を重ね合わせるので、重ね合わせたヒンジ部2,12および重ね合わせた係合部3,13の厚さを、厚肉の中央部5,15と同じ厚さになっている。
図5に、上記分割ナットの製造方法で製造した分割ナット100の斜視図を示す。
上記分割ナット100は、第1の半円弧状部材1から得られた第1の半円弧状分割片31と、第2の半円弧状部材11から得られた第1の半円弧状分割片41とを備えている。この第1,第2の半円弧状分割片31,41は、一方の端部に設けられたヒンジ部32,42で互いに連結されている。また、上記第1,第2の半円弧状分割片31,41は、他方の端部に係合部33,43を有している。この係合部33と係合部43との間の係合を解除すると、図6に示すように、第1,第2の半円弧状分割片31,41が開放する。また、上記第1,第2の半円弧状分割片31,41を閉じていくと、係合部43の噛合部43bが係合部33の噛合部43bを傾斜面に沿って乗り越えて、係合部33と係合部43とが係合する。このとき、上記係合部33,43では、主部33aの一方の傾斜端面と噛合部43bの一方の傾斜端面とが重なり合う一方、主部43aの一方の傾斜端面と噛合部33bの一方の傾斜端面とが重なり合う。
以下、上記構成の分割ナット100を長尺の吊りボルトに装着する場合について説明する。
まず、図7(a)に示すように、ハンガー302の挿通穴(図示せず)に、吊りボルト300を挿通する。そして、上記吊りボルト300の図中の下端にナット301を螺合し、ナット301を回転させて上方へ移動させて、吊りボルト300の所定箇所でハンガー302をナット301で支持する。
次に、上記第1,第2の半円弧状分割片31,41の係合部33,43の係合を解除して、第1,第2の半円弧状分割片31,41を開放する。そして、上記吊りボルト300の所望部分を径方向から第1,第2の半円弧状分割片31,41で挟み込む。
引き続き、上記第1,第2の半円弧状分割片31,41を閉じて、第1,第2の半円弧状分割片31,41の係合部33,43を互いに係合させて、図7(b)に示すように、分割ナット100を吊りボルト300に螺合させる。
最後に、上記分割ナット100を締め付けて、吊りボルト300の所定箇所にハンガー302を固定する。
このように、上記分割ナット100は、第1,第2の半円弧状分割片31,41が開閉可能なので、吊りボルト300の端を経由しなくても、吊りボルト300の所望の箇所に螺合することができる。
また、上記第1,第2の半円弧状分割片31,41は、他端部がヒンジ部32,42で連結されているのでバラバラにならない。したがって、上記分割ナット100の組付作業性は良好である。
上記実施形態で得られた分割ナット100の形状は六角ナット形状であったが、本発明の分割ナットの製造方法で得られる分割ナットの形状は六角ナット以外の形状であってもよい。例えば、本発明の分割ナットの製造方法を用いて、四角・丸ナット形状の分割ナットを得てもよい。
また、本発明の分割ナットの製造方法で用いる第1,第2の半円弧状部材の形状は上記実施の形態に限定されないのは言うまでもない。上記第1,第2の半円弧状部材は、一端の薄肉のヒンジ部と、厚肉の中央部と、他端の薄肉の係合部とを有して同一形状かつ同一の大きさのものであればよい。
例えば、上記実施の形態の第1,第2の半円弧状部材1,11の各々において、中央部5,15、ヒンジ部2,12および係合部3,13の一方の端面を面一にしていたが、中央部の一方の端面と係合部の一方の端面とを面一にする一方、中央部の他方の端面とヒンジ部の他方の端面とを面一にしてもよい。すなわち、第1,第2の半円弧状部材の各々において、係合部が上側になると、ヒンジ部が下側になるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、タッピング工程の前にリベットセット工程を行うことにより、第1,第2の半円弧状部材を連結した状態でタッピングを施せるので強固な型治具等で拘束する必要がない。逆に言えば、リベット工程を先に行わないと、タッピングの際に第1,第2の半円弧状部材が簡単に開いてしまって好ましくない。
以上より明らかなように、本願発明の分割ナットの製造方法によれば、一端の薄肉のヒンジ部と厚肉の中央部と他端の薄肉の係合部とを有する同一形状かつ同一大きさの上記第1の半円弧状部材と上記第2の半円弧状部材とを用いているので、第1,第2の半円弧状部材を1つの金型で得られて、製造コストを低減することができる。
しかも、上記第1の半円弧状部材のヒンジ部および係合部と、第2の半円弧状部材のヒンジ部および係合部とを同一側の面同士を重ね合わせた後、その第1の半円弧状部材および第2の半円弧状部材の内周面にネジ部を形成するので、第1の半円弧状部材および第2の半円弧状部材において互いに対向した内周面にネジ部を形成することができる。
また、本分割ナットの製造方法による分割ナットは、上記薄肉のヒンジ部同士を重ね合わせ、また、上記薄肉の係合部同士を重ね合わせるので、重ね合わせたヒンジ部および重ね合わせた係合部の厚さを、厚肉の中央部と同じ厚さにすることが可能である。
さらに、各係合部の主部および歯合部は向かい合う端面をそれぞれ互いに同一方向に傾斜させているので、係合時には傾斜面に沿って係合しやすく、係合した後は面同士の重なり合いにより外れ難いという効果を奏する。
Claims (2)
- 一端の薄肉のヒンジ部と厚肉の中央部と他端の薄肉の係合部とを有する第1の半円弧状部材と、この第1の半円弧状部材と同一形状かつ同一大きさの第2の半円弧状部材とを用意する工程と、上記第1の半円弧状部材のヒンジ部および係合部と、上記第2の半円弧状部材のヒンジ部および係合部とを同一側の面同士を重ね合わせる工程と、上記重ね合わせた上記第1の半円弧状部材および上記第2の半円弧状部材の内周面にネジ部を形成する工程とを備えたことを特徴とする分割ナットの製造方法。
- 請求項1において、第1の半円弧状部材の係合部と、第2の半円弧状部材の係合部とは、水平方向に延びる同一形状の主部と、この主部に連なると共に主部に対して段差になって突出した同一形状の歯合部とを備えており、前記各主部および各歯合部の向かい合う端面は互いに同一方向に傾斜していることを特徴とする分割ナットの製造方法。
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