JPWO2004003913A1 - 情報記憶装置 - Google Patents

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Abstract

インタフェースまたはバッテリから供給される電源を用いる情報記録再生装置において、電源の接続時に、消費電力を徐々に増やしながら、その都度、電源から入力される電圧の監視を行い、監視の結果に基づいて消費電力制限または機能制限を行う。または、動作中に電源から入力される電圧または電流の監視を行い、監視の結果に基づいて、消費電力制限または機能制限を行う。

Description

本発明は、インタフェースまたはバッテリから供給される電源を用いて動作する情報記憶装置に関するものであり、特に、電源電圧または電源電流に応じて消費電力を制限し、動作を継続する情報記憶装置に関するものである。
近年、USB(Universal Serial Bus:ユニバーサルシリアルバス)インタフェースは、パソコン(PC)の電源を入れたままで抜き差しできる等の接続性の良さから、PC周辺装置のインタフェースとして定着している。USB対応の周辺装置は、当初のマウス、キーボード、プリンタ、スキャナ等、低中速度転送ファンクションから、FDD(Floppy Disk Drive:フロッピディスクドライブ)、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)、MO(Magneto Optical disk:マグネトオプティカルディスク)、CD−ROM(シーディロム)、AV機器などの中高速転送ファンクションまで広がっている。
USBやIEEE1394の機能のひとつに、PC本体からの電源供給がある。これらの接続規格に対応し、なおかつバスパワードとなっている周辺機器は、PC本体から電気を供給することができる。つまり、周辺機器自体に別途専用電源をつなぐ必要がない。USBコネクタは4ピンで、その内の2本がデータ転送用の信号線、残りの2本はUSBデバイスへの電源供給用として使用されている。
PCの周辺機器が増えると、コンセントが足りない、電源を入れ忘れると使えない、等の問題が出てくる。また、ノートPCを外で使う場合、ノートPC自体はバッテリで動いても、周辺機器の電源が取れないから使えないということも起きる。バスパワードならこうした問題は解消される。最近では、FDDをはじめ、スーパーディスクドライブやZIPドライブなどの情報記録再生装置等の情報記憶装置においても、バスパワード製品が出始めてきている。
USB規格では、PC本体のポートから出力される電源電圧は5V±5%で、最低500mAの供給能力を持つことを規定されている。従って、周辺機器の仕様はその範囲内である必要があり、ハイパワーバスパワードデバイスの消費電流は、最大500mAと規定されている。
しかしながら、情報記憶装置が電流を引き込むと、ケーブルの直流抵抗やコネクタの接点抵抗によって、情報記憶装置に供給される電源電圧はPC本体のUSBの電源電圧に比べてかなりドロップする。そのため、最悪の場合、情報記憶装置内部のリセット回路が作動し、記録や再生の動作が不完全となる問題が生じる。また、情報記憶装置が一旦PCホストから切り離されてしまう問題も生じる。また、過電流保護機能を持つPC本体のレギュレータICのスレッショルドによっては、情報記憶装置の電源が切られてしまう問題が生じる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、様々な接続環境で安定して使用することができ、また、動作中にリセットしてしまうことを解消できる情報記憶装置を提供することを目的とする。
本発明は、インタフェースまたはバッテリから供給される電源を用いる情報記憶装置であって、前記電源から入力される電源に関する電気パラメータを監視する第1電気パラメータ監視手段と、前記電源の供給開始時に、前記第1電気パラメータ監視手段による電気パラメータの監視結果に基づいて、装置の動作又は機能を制限して制御するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定により動作又は機能の制限を行って装置を稼動する第1制御手段とを備えてなるものである。例えば、前記第1制御手段は、前記監視結果に基づいて、前記電源の供給開始時における電源容量が許容できる動作範囲に動作を制限し、又は機能範囲に機能を制限することを特徴とする。このような構成によれば、情報記憶装置の電源の接続時において電源電圧や電流を監視し、それらの値に応じて消費電力を制限したり、機能を制限したりすることにより、安定した動作を継続することができ、動作中に情報記憶装置がダウンしてしまう等の不具合を解消することができる。すなわち、装置の稼動開始時に前もって、装置の制限的な動作が必要か否かを判断して、制限動作が必要な場合は、最初から制限を行って動作するようにする。これにより、実際に電源を供給して動作状態を確認した上で電力的に許容される範囲で装置を稼動させることができるので、安定性、信頼性に優れた動作を確保することができる。
また、本発明の情報記憶装置において、前記第1電気パラメータ監視手段は、消費電力を段階的に増加させる消費電力増加手段を備え、消費電力が段階的に増加されるそれぞれの段階において、前記電気パラメータを監視することを特徴とする。このような構成によれば、情報記憶装置の電源の接続時において消費電力を徐々に増やしながら監視することにより、実際の消費電力を想定して、消費電力を制限したり、機能を制限したりすることにより、安定した動作を継続することができる。
また、本発明の情報記憶装置において、前記電気パラメータの大きさに応じた複数の動作モードを選択可能に設定する動作モード設定手段を備え、前記第1制御手段は、前記第1電気パラメータ監視手段の監視結果に基づいて、前記動作モード設定手段により設定されている複数の動作モードから一つの動作モードを選択することを特徴とする。例えば、前記動作モードには、リードオンリー動作モード、通常動作モード、およびバイアス先出し禁止動作モードの少なくとも一つが含まれるようにすることができる。そして、このような構成によっても、電源状態に応じたモードで動作させることにより、安定した動作を継続することができる。なお、前記電気パラメータは、電圧値又は電流値とすることができ、これら電気パラメータは、安定動作において不可欠、且つ容易に監視することができる。
また、本発明は、インタフェースまたはバッテリから供給される電源を用いる情報記憶装置であって、前記電源が供給されている動作中に、前記電源から入力される電源に関する電気パラメータを監視する第2電気パラメータ監視手段と、前記第2電気パラメータ監視手段による電気パラメータの監視結果に基づいて、消費電力を減少させ、前記電源が許容できる動作範囲に動作を制限し、又は機能範囲に機能を制限する第2制御手段とを備えてなるものである。このような構成によれば、情報記憶装置の動作中に電源電圧を監視し、電源電圧の値に応じて消費電力を制限したり、機能を制限したりすることにより、安定した動作を継続することができ、動作中に情報記憶装置がダウンしてしまう等の不具合を解消することができる。
また、本発明の情報記憶装置において、前記第2制御手段は、スピンドルモータの回転数を制限することを特徴とする。また、前記第2制御手段は、アクセスタイムを制限することを特徴とする。さらに、前記第2制御手段は、システムクロックの周波数を制限することを特徴とする。また、本発明の情報記憶装置においては、PWMを用いてアクチュエータを駆動する場合には、前記第2制御手段は、前記PWMのデューティ比を制限することを特徴とする。このような構成によれば、動作への影響が少なく、適切に消費電力を制限することができる。
また、本発明の情報記憶装置において、前記第2電気パラメータ監視手段による監視結果は、所定時間にわたり、電気パラメータの大きさの推移を監視した結果であることを特徴とする。このような構成によれば、他の処理中にアラームが発生した場合でも、消費電力を制限したり、機能を制限したりすることができる。
また、本発明の情報記憶装置において、前記第2電気パラメータ監視手段は、前記電気パラメータにヒステリシスを与えて監視を行うことを特徴とする。このような構成によれば、変動する電圧や電流に対しても、安定した判定を行うことができる。
また、本発明の情報記憶装置において、前記第2電気パラメータ監視手段は、前記電気パラメータが所定の値を下回る場合にアラームを発生させ、該アラームは割り込み可能となるまで保持されることを特徴とする。このような構成によれば、演算装置が処理の実行中に電圧や電流の値が下がっても、対応することができる。
また、本発明の情報記憶装置において、前記第2制御手段は、ロードシーケンスにおいて前記アラームが発生した場合に、以後の機能を読取りのみに制限することを特徴とすることもできる。また、前記第2制御手段は、コマンド待機時またはコマンド実行時に前記アラームが発生した場合に、消費電力制限を行うことを特徴とする。さらに、前記第2制御手段は、コマンド待機時またはコマンド実行時に前記アラームが発生し、所定の期間が経過しても前記アラームが解除されない場合に、消費電力制限を行うことを特徴とする。このような溝成によれば、必要以上に電力消費を制限することが防止できる。
第1図は、本発明の実施の形態1に係る情報記録再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
第2図は、情報記録再生部の構成の一例を示すブロック図である。
第3図は、エンクロージャ内部の概略構成の一例を示すブロック図である。
第4図は、情報記録再生装置の接続時の処理の一例を示す図である。
第5図は、パワーサプライチェックの処理の一例を示すフローチャートである。
第6図は、パワーサプライチェック結果の一例をグラフ化したものである。
第7図は、本発明の実施の形態2に係る情報記録再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
第8図は、本発明の実施の形態3に係る情報記録再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
第9図は、ロードシーケンスに関する処理の一例を示すフローチャートである。
第10図は、コマンド待機及びコマンド実行の処理の一例を示すフローチャートである。
第11図は、コマンド実行の処理の一例を示すフローチャートである。
第12図は、消費電力の切り替えの処理の一例を示すフローチャートである。
第13図は、コマンド実行の処理の他の一例を示すフローチャートである。
第14図は、本発明の実施の形態4に係る情報記録再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明の実施の形態では、USBコネクタにより電源供給を受ける情報記録再生装置を例に挙げて説明する。また、情報記録媒体として、MOを例に挙げて説明する。
実施の形態1.
本実施の形態は、情報記録再生装置の接続時に、負荷電流を大きくしながらそれぞれの状態における電源電圧を読みとり、その結果に応じて消費電力と動作モードの切り替えを行うものである。ここで、消費電力の切り替えとは、情報記録再生装置の消費電力を通常状態から節電状態に制限することである。また、動作モードの切り替えとは、情報記録再生装置の持つ機能を制限することである。
第1図は、本発明の実施の形態1に係る情報記録再生装置の構成の一例を示すブロック図である。第1図に示すように、この情報記録再生装置は、USBコネクタB100と、判定部110と、情報記録再生部1から構成される。判定部110は、R1の値を持つ抵抗111と、R2の値を持つ抵抗112と、C2の値を持つコンデンサ113と、オペアンプ114から構成される。
次に、情報記録再生部1の構成について説明する。第2図は、情報記録再生部の構成の一例を示すブロック図である。第2図に示すように、この情報記録再生部1は、コントロールユニット2と、エンクロージャ3から構成される。
コントロールユニット2は、上位インタフェース11と、バッファメモリ12と、MPU(マイクロプロセッサユニット)13と、ODC(光ディスクコントローラ)14と、ライトLSI15と、リードLSI16と、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)17と、FES(フォーカスエラー信号)検出回路18と、TES(トラッキングエラー信号)検出回路19と、TZC(トラックゼロクロス信号)検出回路20と、ドライバ21〜25から構成される。なお、上位インタフェース11と、バッファメモリ12と、MPU13と、ODC14と、ライトLSI15と、リードLSI16と、DSP17は、バスを介して接続されている。なお、上記MPU13とODC14とDSP17は本装置における制御部を構成している。
また、エンクロージャ3は、レーザダイオードユニット31と、ID/MO用ディテクタ32と、ヘッドアンプ33と、温度センサ34と、スピンドルモータ35と、磁場印加部36と、多分割ディテクタ37と、フォーカス/トラックアクチュエータ38と、レンズアクチュエータ39と、VCM(ボイスコイルモータ)40から構成される。レーザダイオードユニット31は、レーザダイオード31aとモニタ用ディテクタ31bを内蔵する。
次に、情報記録再生部1の動作について説明する。上位インタフェース11は、上位装置との間でコマンド及びデータのやり取りを行う。バッファメモリ12は、上位インタフェース11とMPU13とODC14で共用され、作業用記憶領域として用いられる。MPU13は、情報記録再生部1の全体的な制御を行う。また、MPU13は、判定部110の出力に基づいて、消費電力と動作モードの切り替えを行う。ODC14は、光ディスク媒体に対するデータのリード・ライトに必要な処理を行う。
ライトLSI15は、ライト変調回路及びレーザダイオード制御回路を内蔵し、ODC14からのライトデータを媒体種別に応じてPPM(Pulse Phase Modulation:パルスフェーズモジュレーション)記録データ又はPWM(Pulse Width Modulation:パルスワイドモジュレーション)記録データに変換し、レーザダイオードユニット31に供給する。レーザダイオード31aは、ライトLSI15からのデータに基づいて発光される。モニタ用ディテクタ31bは、レーザダイオード31aからの発光量を検出し、ライトLSI15に供給する。
ID/MO用ディテクタ32で検出された信号は、ヘッドアンプ33で増幅され、リードLSI16へ出力される。リードLSI16は、リード復調回路及び周波数シンセサイザを内蔵し、ヘッドアンプ33の出力(MO、ID)からリードクロックとリードデータを作成し、元のデータを復調する。
FES検出回路18は、多分割ディテクタ37からの検出信号に基づいてフォーカスエラー信号(E1)を検出する。TES検出回路19は、多分割ディテクタ37の検出信号に基づいてトラッキングエラー信号(E2)を検出する。TZC検出回路20は、TES検出回路19のトラッキングエラー信号に基づいてトラックゼロクロス信号(E3)を検出する。DSP17は、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、トラックゼロクロス信号、温度センサ34からの温度検出信号に基づいて各種サーボ制御を行う。
ドライバ21は、DSP17からの駆動信号に応じてスピンドルモータ35を駆動する。ドライバ22は、DSP17からの磁場発生信号に応じて磁場印加部36を駆動する。磁場印加部36は、電磁石から構成され、MO媒体に印加する磁場をドライバ22からの駆動信号に応じて変化させることができるように構成されている。なお、磁場印加部36は、磁極にコイルが巻線された磁気ヘッドで媒体に対して浮上する浮上型もしくは接触する接触型であってもよい。ドライバ23は、DSP17からのフォーカス制御信号に応じてフォーカス/トラックアクチュエータ38を駆動する。ドライバ24は、DSP17からのトラッキング制御信号に応じてレンズアクチュエータ39を駆動する。ドライバ25は、DSP17からのVCM制御信号に応じてVCM40を駆動する。以上が、情報記録再生部1の動作である。
次に、エンクロージャ3内部の概略構成について説明する。第3図は、エンクロージャ内部の概略構成の一例を示すブロック図である。第3図に示すように、このエンクロージャ3は、スピンドルモータ35と、磁場印加部36と、MO媒体51と、MOカートリッジ52と、挿入口53と、ハウジング54と、キャリッジ55と、プリズム56と、対物レンズ57と、固定光学系58から構成される。
次に、エンクロージャ3内部の動作について説明する。MO媒体51が収納されたMOカートリッジ52は、挿入口53よりハウジング54内部に装着される。MO媒体51は、ハウジング54内部でスピンドルモータ35と接合される。また、ハウジング54内部において、MOカートリッジ52のシャッタは開放され、MOカートリッジ52からMO媒体51が露出される。MO媒体51は、ハウジング54の内部で、キャリッジ55と磁場印加部36に挟持される。
キャリッジ55は、VCM40によりMO媒体51の半径方向(矢印A方向)へ移動可能とされている。キャリッジ55には、プリズム56及び対物レンズ57が搭載されている。プリズム56は、固定光学系58からのレーザビームをMO媒体51方向に折曲させる。対物レンズ57は、プリズム56からのレーザビームをMO媒体51上に集光させる。対物レンズ57は、キャリッジ55上に設けられたフォーカス/トラックアクチュエータ38により矢印B方向へ揺動されるとともに、キャリッジ55上に設けられたレンズアクチュエータ39により矢印A方向へ揺動される。対物レンズ57がフォーカスアクチュエータ38により矢印B方向へ揺動されることにより、フォーカス制御が行われる。また、対物レンズ57がレンズアクチュエータ39により矢印B方向へ揺動されることにより、トラッキング制御が行われる。
なお、第2図に示す例では、VCM40及びレンズアクチュエータ39によりトラッキングの制御を行っているが、レンズアクチュエータ39を持たず、VCM40のみでトラッキング制御を行うようにしてもよい。以上が、エンクロージャ3内部の動作である。
次に、第1図に示した情報記録再生装置の動作について説明する。まず、USBコネクタB100の4ピンのうち、D+ラインとD−ラインから情報記録再生部1へデータが転送される。また、USBコネクタB100の4ピンのうち、情報記録再生装置の電源であるV_BUSラインから情報記録再生部1と判定部110へ、V_BUS(+5V)が供給される。また、USBコネクタB100の4ピンのうち、残りの1ピンはグランドへ接続されている。
情報記録再生部1内の各ブロックにはV_BUSが供給される。また情報記録再生部1内の各ブロックはグランドへ接続されている。データは、情報記録再生部1の上位インタフェース11へ入力される。
一方、判定部110において、V_BUSは、抵抗111と抵抗112により分圧され、その結果得られたA点の電圧VAはオペアンプ114へ入力される。A点の電圧VAは、VA=R2/(R1+R2)・V_BUSで表せる。コンデンサ113は、V_BUSの変動の高周波成分を除去し、オペアンプ114の過検出を防ぐ。オペアンプ114はA点の電圧を増幅し、その結果をV_Dとして情報記録再生部1へ出力する。
V_Dは、MPU13内のADC(ADコンバータ)へ入力される。MPU13は、ADCの値をもとにV_BUSの実際の電圧を読みとることができ、読みとったV_BUSの値に従って、消費電力と動作モードの切り替えを行う。
ここで、情報記録再生装置の接続時の処理について第4図を用いて説明する。まず、情報記録再生装置のUSBコネクタをPCに接続することにより、情報記録再生装置に電源が供給される(S1)。次に、パワーオンシーケンスにより、ハードウェアの初期化とメモリの診断が行われる(S2)。次に、USB Enumeration(エニュメレーション)を実行し、情報記録再生装置が最大500mAを利用可能な状態とする(S3)。次に、パワーサプライチェックを実行する(S4)。次に、ロードシーケンスを行う(S5)。
次に、パワーサプライチェックの処理について第5図のフローチャートを用いて説明する。なお、以下で説明する第5図において、Mは消費電力の状態を表す。ここで、M=0は最大の電力で動作する通常状態の消費電力、M=1は磁場印加部36の電流やサーボの電力等を制限した節電状態の消費電力、M=2はロードエラーを表す。
まず、MPU13は、V_BUSが所定のスレッショルド電位V_THを上回っているか否かの判断を行う(S11)。V_BUSがV_THを上回っている場合(S11,Yes)、MPU13はM=0(S12)とする。
次に、MPU13は、M=2であるか否かの判断を行う(S13)。M=2でない場合(S13,No)、MPU13は、全LSIをイネーブル状態に制御し、かつクロックを最高周波数に設定し(S14)、V_BUSがV_THを上回っているか否かの判断を行う(S15)。
処理S15の状態において、V_BUSがV_THを上回っている場合(S15,Yes)、MPU13は、フォーカス/トラックアクチュエータ38等に、ある電流▲1▼を通電し(S16)、V_BUSがV_THを上回っているか否かの判断を行う(S17)。
処理S17の状態において、V_BUSがV_THを上回っている場合(S17,Yes)、MPU13は、フォーカス/トラックアクチュエータ38等に、電流▲1▼より大きな電流▲2▼を通電し(S18)、V_BUSがV_THを上回っているか否かの判断を行う(S19)。
処理S19の状態において、V_BUSがV_THを上回っている場合(S19,Yes)、MPU13は、フォーカス/トラックアクチュエータ38等に、ある電流▲1▼を通電し、かつ、磁場印加部36に消去と書き込みに必要な磁場を発生させるための電流を通電し(S20)、V_BUSがV_THを上回っているか否かの判断を行う(S21)。
処理S21の状態において、V_BUSがV_THを上回っている場合(S21,Yes)、MPU13は、フォーカス/トラックアクチュエータ38等に、電流▲2▼を通電し、かつ、磁場印加部36に消去と書き込みに必要な磁場を発生させるための電流を通電し(S22)、V_BUSがV_THを上回っているか否かの判断を行う(S23)。
処理S23の状態において、V_BUSがV_THを上回っている場合(S23,Yes)、MPU13は、情報記録再生装置における全ての機能を許可する通常動作モード(S24)に切り替え、このフローは異常終了する。一方、V_BUSがV_THを下回っている場合(S23,No)、MPU13は、シーク動作と同時に磁場印加部に電流を流すことを禁止し、シーク動作が完了してから磁場印加部に電流を流すバイアス先出し禁止動作モードに切り替え(S28)、このフローは終了する。
一方、処理S11の状態において、V_BUSがV_THを下回っている場合、MPU13は、媒体挿入後、ロードシーケンスにおいてロードエラーに切り替え(S29)、このフローは終了する。
一方、処理S15,S17,S19の各状態において、V_BUSがV_THを下回っている場合、MPU13はMに1を加算し(S25)、処理S13へ移行する。すなわち、消費電力を通常状態から節電状態に切り替えて、再度、処理S15,S17,S19,S21において、V_BUSがV_THを上回っているか否かの判断を行う。また、処理S21の状態において、V_BUSがV_THを下回っている場合、MPU13はM=1か否かの判断を行い(S26)、M=1でなければ(S26,No)、Mに1を加算し(S25)、処理S13へ移行する。
一方、消費電力を節電状態に切り替えた後、処理S15,S17,S19の各状態において、V_BUSがV_THを下回っている場合、MPU13はMに1を加算し(S25)、処理S13へ移行する。すなわち、処理S13において、M=2となり(S13,Yes)、MPU13は、媒体挿入後、ロードシーケンスにおいてロードエラーに切り替え(S29)、このフローは終了する。また、消費電力を節電状態に切り替えた後、処理S21において、V_BUSがV_THを下回っている場合、MPU13はM=1か否かの判断を行い(S26)、M=1であるので(S26,Yes)、MPU13は、情報記録再生装置における情報データの消去や書き込みの動作を禁止し、機能を情報データの読取りのみに制限するリードオンリー動作モードに切り替え(S27)、このフローは終了する。なお、例えばホストからライトコマンドを受けても、リードオンリー動作モードの場合は、ライトコマンドに対してホストにエラーを返信し、「電力不足のためエラー」とディスプレイに表示するようにしても良い。
第6図は、パワーサプライチェック結果の一例をグラフ化したものである。縦軸はV_BUSを示し、横軸は第5図の(a)〜(f)の各状態を示す。接続環境(その1)では、(f)の状態において、V_BUSがV_THを下回っているため、MPU13は、情報記録再生部1がバイアス先出し禁止動作モードで動作するように制御する。一方、接続環境(その2)では、各状態において、V_BUSがV_THを上回っているため、MPU13は、情報記録再生部1が通常動作モードで動作するように制御する。
以上のように、本実施の形態では、MPU13が負荷電流を大きくしながらそれぞれの状態におけるV_BUSを読みとり、V_BUSとV_THの比較結果に応じて消費電力と動作モードを切り替える。さらに、MPU13は、切り替えた消費電力と動作モードで動作するように情報記録再生部1を制御する。
実施の形態2.
本実施の形態は、実施の形態1と同様、情報記録再生装置の接続時に、負荷電流を大きくしながらそれぞれの状態における電源電圧を読みとり、その結果に応じて消費電力と動作モードの切り替えを行うものであるが、判定部の他の一例を示す。
第7図は、本発明の実施の形態2に係る情報記録再生装置の構成の一例を示すブロック図である。第7図に示すように、この情報記録再生装置は、USBコネクタB100と、判定部120と、情報記録再生部1Aから構成される。判定部120は、R1の値を持つ抵抗121と、R2の値を持つ抵抗122と、C2の値を持つコンデンサ123と、コンパレータ124から構成される。情報記録再生部1Aは、情報記録再生部1と同様の構成を持つが、MPU13への入力が異なる。なお、第7図において、第1図と同一符号は第1図に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。
まず、判定部120において、図示しないレギュレータIC等を用いてV_BUSから基準電圧V_REFを生成する。生成されたV_REFはコンパレータ124の非反転端子に入力される。また、実施の形態1と同様、V_BUSは抵抗121と抵抗122により分圧され、その結果得られたA点の電圧VAはコンパレータ124の反転端子へ入力される。コンデンサ123は、V_BUSの変動の高周波成分を除去し、コンパレータ124の過検出を防ぐ。コンパレータ124は、VAとV_REFの比較を行い、VA>V_REFの場合は0を、VA<V_REFの場合は1を、ALARM(アラーム:AL)として情報記録再生部1Aへ出力する。ALARM(AL)は、情報記録再生部1AのMPU13へ入力される。
本実施の形態では、MPU13がALARMにより第5図におけるV_BUSとV_THの比較を行い、第5図に示したように、負荷電流を大きくしながら、それぞれの状態におけるALARMを読みとり、実施の形態1と同様、電源供給状態を確かめ、その電源供給状態に応じた消費電力と動作モードの切り替えを行う。さらに、MPU13は、切り替えた消費電力と動作モードで動作するように情報記録再生部1を制御する。
実施の形態3.
本実施の形態は、情報記録再生装置の動作中に電源電圧を監視し、その結果に応じて消費電力と動作モードの切り替えを行うものである。第8図は、本発明の実施の形態3に係る情報記録再生装置の構成の一例を示すブロック図である。第8図に示すように、この情報記録再生装置は、USBコネクタB100と、判定部130と、情報記録再生部1Bから構成される。判定部130は、R1の値を持つ抵抗131と、R2の値を持つ抵抗132と、C2の値を持つコンデンサ133と、コンパレータ134と、R3の値を持つ抵抗135と、R4の値を持つ抵抗136と、ラッチ回路137から構成される。情報記録再生部1Bは、情報記録再生部1と同様の構成を持つが、MPU13への入力が異なる。なお、第8図において、第1図と同一符号は第1図に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。
まず、判定部130において、実施の形態2と同様に、V_BUSから基準電圧V_REFを生成する。生成されたV_REFとコンパレータ134の出力との間は抵抗135と抵抗136により分圧され、その結果得られたB点の電圧VBはコンパレータ134の非反転端子に入力される。また、実施の形態1と同様に、V_BUSは抵抗131と抵抗132により分圧され、その結果得られたA点の電圧VAはコンパレータ134の反転端子へ入力される。コンデンサ133は、V_BUSの変動の高周波成分を除去し、コンパレータ134の過検出を防ぐ。コンパレータ134は、VAとVBの比較を行い、VA>VBの場合は0を、VA<VBの場合は1を、ALARM(AL)として情報記録再生部1Bとラッチ回路137へ出力する。以上のような判定部130によれば、ALARM=0であればVBは低くなり、ALARM=1であればVBは高くなることから、コンパレータ134の出力であるALARMは、入力であるVAに対してヒステリシスを持つ。
ここでMPU13は、例えばロードシーケンス時においてALARMによる割り込みを受け付けないため、ラッチ回路137は、MPU13が割り込みを受け付けない期間に発生したALARMを保持し、保持したALARMを必要に応じてALARM_LATCH(AL−L)としてMPU13へ出力する。
ALARMは、MPU13の割り込みポートへ入力される。V_BUSの電位が十分高いと、VA>VBとなり、ALARM=0となる。この時、MPU13は、消費電力を通常状態として動作させる。しかし、PC本体の条件や環境条件等のバラツキによって、V_BUSの電位が下がった時、VAの電位も下がり、VA<VBとなると、ALARM=1となる。MPU13は、ロードシーケンス後、ALARM_LATCH(AL_L)の値をチェックし、値に応じて動作モードを切り替える。
以下、ロードシーケンスに関する処理について、第9図のフローチャートを用いて説明する。まず、MPU13は、ロードシーケンスを行い(S30)、ロードシーケンスが正常終了したか否かの判断を行う(S31)。ここで、MPU13は、ロードシーケンスのステータスを見て、ステータスがグッドステータスであればロードシーケンスが正常終了したと判断する。ロードシーケンスが正常終了した場合(S31,Yes)、MPU13は、ALARM_LATCH=1であるか否かの判断を行う(S35)。ALARM_LATCH=0であれば(S35,No)、このフローは終了する。一方、ALARM_LATCH=1であれば(S35,Yes)、リードオンリー動作モードをセットし(S36)、このフローは終了する。
一方、ロードシーケンスが正常終了しなかった場合(S31,No)、再度、ロードシーケンスを行い(S32)、MPU13は、ロードシーケンスが正常終了したか否かの判断を行う(S33)。ここでロードシーケンスが正常終了した場合は(S33,Yes)、処理S35へ移行する。一方、ロードシーケンスが正常終了しなかった場合(S33,No)、MPU13は、異常ステータスデータをセットし(S34)、このフローは終了する。
次に、コマンド待機及びコマンド実行の処理について第10図のフローチャートを用いて説明する。まず、MPU13は、コマンドを待機しており(S41)、コマンドを受信すると(S42)、受信したコマンドが有効なコマンドであるか否かの判断を行う(S43)。受信したコマンドが無効なコマンドである場合(S43,No)、無効なコマンドであることを示すステータスを送出し(S45)、再びコマンドを待機する(S46)。一方、受信したコマンドが有効なコマンドである場合(S43,Yes)、コマンドを実行し(S44)、コマンド実行完了を示すステータスを送出し(S45)、再びコマンドを待機する(S46)。ここで、処理S41と処理S46においてMPU13はアイドル状態であり、処理S42〜処理S45においてMPU13はアクセス状態である。
まず、第10図のコマンド実行中の処理S44においてALARMが発生した場合の処理について第11図のフローチャートを用いて説明する。コマンド実行の処理において、まず、MPU13は、ALARM_LATCH=1であるか否かの判断を行う(S51)。ALARM_LATCH=0である場合(S51,No)、処理S52へ移行する。ALARM_LATCH=1である場合(S51,Yes)、後述する第12図のフローに従って消費電力を切り替えるとともに、ALARM_LATCHをクリアし(S57)、その後、カウンタを0にセットし(S52)、コマンドを実行する(S53)。コマンド実行後、MPU13は、カウンタが規定値Nを超えるか否かの判断を行い(S54)、カウンタが規定値Nを超える場合は(S54,Yes)、異常ステータスデータをセットし(S62)、このフローは終了する。
一方、カウンタが規定値Nを超えない場合は(S54,No)、ALARMが発生するか否かの判断を行う(S55)。ALARMが発生した場合(S55,Yes)、MPU13は、直ちに、磁場印加部36の電流をオフにし、フォーカス/トラックアクチュエータ38等のサーボをオフにし、レーザダイオード31aの発光量をリードパワー相当に落とし、コマンド実行処理を中断し(S60)、カウンタに1を加算し(S61)、処理S53へ戻る。
一方、ALARMが発生しない場合(S55,No)、コマンド実行が正常に終了したか否かの判断を行う(S56)。コマンド実行が正常に終了しなかった場合(S56,No)、カウンタに1を加算し(S61)、処理S53へ戻る。一方、コマンド実行が正常に終了した場合(S56,Yes)、このフローは終了する。
次に、第10図のコマンド待機時においてALARMが発生した場合、または第11図のコマンド実行時の処理S51においてALARM_LATCH=1である場合に行われる、消費電力の切り替えの処理について第12図のフローチャートを用いて説明する。まず、コマンド待機時にALARMが発生した場合、MPU13は、磁場印加部36の電流をオフにし、フォーカス/トラックアクチュエータ38等のサーボをオフにし、レーザダイオード31aの発光量をリードパワー相当にダウンさせ、(S71)、MPU13に内蔵されている各マクロのシステムクロックをダウンさせる(S72)。
次に、MPU13は、まずカウンタを0にする(S73)。その後、スピンドルモータ35の回転数をダウンさせ(S74)、所定の回転数となったか否かの判断を行う(S75)。所定の回転数にならなかった場合(S75,N)、MPU13は、カウンタに1を加算し(S76)、カウンタが規定値Nを超えるか否かの判断を行い(S77)、カウンタが規定値Nを超えない場合(S77,No)、処理S74へ戻る。一方、カウンタが規定値Nを超える場合(S77,Yes)、異常ステータスデータをセットし(S88)、このフローは終了する。
一方、スピンドルモータ35の回転数が所定の回転数となった場合(S75,Y)、MPU13は、まずカウンタを0にする(S78)。その後、サーボをONし(S79)、サーボがONの状態となったか否かの判断を行う(S80)。サーボがONの状態にならなかった場合(S80,N)、MPU13は、カウンタに1を加算し(S81)、カウンタが規定値Nを超えるか否かの判断を行い(S82)、カウンタが規定値Nを超えない場合(S82,No)、処理S79へ戻る。一方、カウンタが規定値Nを超える場合(S82,Yes)、異常ステータスデータをセットし(S88)、このフローは終了する。
一方、サーボがONの状態となった場合(S80,Y)、MPU13は、まずカウンタを0にする(S83)。その後、IDをReadし(S84)、IDがReadできたか否かの判断を行う(S85)。1DがReadできた場合(S85,Yes)、このフローは終了する。IDがReadできない場合(S85,N)、MPU13は、カウンタに1を加算し(S86)、カウンタが規定値Nを超えるか否かの判断を行い(S87)、カウンタが規定値Nを超えない場合(S87,No)、処理S84へ戻る。一方、カウンタが規定値Nを超える場合(S87,Yes)、異常ステータスデータをセットし(S88)、このフローは終了する。
上述した第12図のフロー以外に、消費電力を制限する方法として、フォーカス/トラックアクチュエータ38の加速電流を制限したり、シーク中に磁場印加部36に電流を流すことを止めたりして、アクセスタイムをダウンさせる動作モードを設け、この動作モードに切り替えても良い。また、例えばPWM駆動にてアクチュエータを駆動するような情報記録再生装置においては、PWMのデューティ比上限を切り替えることにより消費電力を制限するようにしても良い。
本実施の形態では、MPU13が動作中の電源電圧を監視し、その結果に応じて消費電力と動作モードを切り替える。さらに、MPU13は、切り替えた消費電力と動作モードで動作するように情報記録再生部1を制御する。
実施の形態4.
本実施の形態は、第10図のコマンド実行中の処理S44においてALARMが発生した場合の処理の他の一例を示すものである。
以下、第10図のコマンド実行中の処理S44においてALARMが発生した場合の処理について第13図のフローチャートを用いて説明する。なお、第13図において、第11図と同一符号は第11図に示された対象と同一の処理を示しており、ここでの説明を省略する。また、本実施の形態は、第13図のフロー以外は実施の形態3と同様の動作を行う。
処理S55において、ALARMが発生した場合(S55,Yes)、MPU13は、タイマーを起動し(S58)、タイマーが予め設定された規定時間になる前にALARMが解除されたか否かの判断を行う(S59)。規定時間内にALARMが解除された場合(S59,Yes)、処理はS56へ移行する。一方、規定時間内にALARMが解除されなかった場合(S59,No)、MPU13は、磁場印加部36の電流をオフにし、フォーカス/トラックアクチュエータ38等のサーボをオフにし、レーザダイオード31aの発光量をリードパワー相当に落とし、コマンド実行処理を中断し(S60)、カウンタに1を加算し(S61)、処理S53へ戻る。
本実施の形態では、タイマーが予め設定された規定時間になる前にALARMが解除されるかを監視し、予め設定された規定時間を超えてもALARMが解除されない場合に、MPU13は消費電力を切り替える。さらに、MPU13は、切り替えた消費電力で動作するように情報記録再生部1を制御する。
実施の形態5.
実施の形態3と実施の形態4においては、MPU13が電源電圧を監視していたのに対して、本実施の形態は、MPU13が電源電流を監視し、その結果に応じて消費電力と動作モードの切り替えを行うものである。第14図は、本発明の実施の形態4に係る情報記録再生装置の構成の一例を示すブロック図である。第14図に示すように、この情報記録再生装置は、USBコネクタB100と、判定部140と、情報記録再生部1Cから構成される。判定部140は、RSの値を持つセンス抵抗141と、R5の値を持つ抵抗142と、R6の値を持つ抵抗142と、C2の値を持つコンデンサ151と、オペアンプ144と、R5の値を持つ抵抗145と、R6の値を持つ抵抗146と、コンパレータ147と、R3の値を持つ抵抗148と、R4の値を持つ抵抗149と、ラッチ回路150から構成される。情報記録再生部1Cは、情報記録再生部1と同様の構成を持つが、MPU13への入力が異なる。なお、第14図において、第1図と同一符号は第1図に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。
なお、本実施の形態では、判定部140において、V_BUSラインに直列にセンス抵抗141が挿入される。そのため、判定部140へは電圧V1と電圧V2が入力され、情報記録再生部1へはセンス抵抗141によりドロップされた電圧V2が供給される。
まず、判定部140において、実施の形態2と同様に、V_BUSから基準電圧V_REFを作成する。作成されたV_REFとコンパレータ147の出力との間は抵抗148と抵抗149により分圧され、その結果得られたB点の電圧VBはコンパレータ147の非反転端子に入力される。
一方、センス抵抗141の両端電位差(V1−V2)をオペアンプ144で増幅したC点の電圧VCはコンパレータ147の反転端子に入力される。C点の電圧VCは、VC=(R6/R5)・(V1−V2)で表せる。コンデンサ151は、電流変動の高周波成分を除去し、コンパレータ147の過検出を防ぐ。コンパレータ147は、VCとVBの比較を行い、VCがVBを上回る場合は0を、VCがVBを下回る場合は1を、ALARM’(AL’)として情報記録再生部1Cとラッチ回路150へ出力する。以上のような判定部140によれば、ALARM’=0であればVBは低くなり、ALARM’=1であればVBは高くなることから、コンパレータ147の出力であるALARM’は、入力であるVCに対してヒステリシスを持つ。
ラッチ回路150は、MPU13が割り込みを受け付けない期間に発生したALARM’を保持し、保持したALARM’を必要に応じてALARM_LATCH’(AL−L’)としてMPU13へ出力する。ALARM’とALARM_LATCH’は、MPU13の割り込みポートへ入力され、反転されて、それぞれALARMとALARM_LATCHとなる。
判定部140において、センス抵抗141に流れる電流が供給可能な電流よりも小さい場合、センス抵抗141の両端電位差は小さくなり、VC<VBとなり、ALARM=0となる。この時、MPU13は、消費電力を通常状態として動作させる。しかし、情報記録再生装置が大きな電流を引くと、センス抵抗141の両端電位差は大きくなり、VC>VBとなると、ALARM=1となる。この時、MPU13は、動作中の状態に応じて消費電力と動作モードの切り替えを行う。なお、本実施の形態において、ロードシーケンス、コマンド待機時、コマンド実行時における消費電力と動作モードの切り替えは、実施の形態3と同様である。
本実施の形態では、MPU13が動作中の電源電流を監視し、その結果に応じて消費電力と動作モードを切り替える。さらに、MPU13は、切り替えた消費電力と動作モードで動作するように情報記録再生部1を制御する。
以上、実施の形態1から実施の形態5において、USBインタフェースから電源供給を受ける情報記録再生装置の例について説明したが、例えば乾電池等を含むバッテリから電源供給を受ける場合にも、本発明を適用することができる。
なお、上述した実施の形態1から実施の形態5において説明された情報記録再生装置の構成及び動作は、本発明を実現するための一例であり、その構成は本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において特に限定されず、適宜応用可能であることは言うまでもない。例えば、再生又は記録のみに使用される装置であっても良い。
産業上の利用の可能性
以上説明したように、本発明によれば、情報記憶装置の使用環境によって変動する可能性のある電源電圧や電源電流を監視し、電源電圧や電源電流の値に応じて消費電力を抑えたり、機能を制限したりすることにより、安定した動作を継続することができ、動作中に情報記憶装置がダウンしてしまう等の不具合を解消することができるという効果を奏する。

Claims (17)

  1. インタフェースまたはバッテリから供給される電源を用いる情報記憶装置であって、
    前記電源から入力される電源に関する電気パラメータを監視する第1電気パラメータ監視手段と、
    前記電源の供給開始時に、前記第1電気パラメータ監視手段による電気パラメータの監視結果に基づいて、装置の動作又は機能を制限して制御するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定により動作又は機能の制限を行って装置を稼動する第1制御手段と
    を備えてなる情報記憶装置。
  2. 請求の範囲第1項に記載の情報記憶装置において、
    前記第1制御手段は、前記監視結果に基づいて、前記電源の供給開始時における電源容量が許容できる動作範囲に動作を制限し、又は機能範囲に機能を制限することを特徴とする情報記憶装置。
  3. 請求の範囲第1項に記載の情報記憶装置において、
    前記第1電気パラメータ監視手段は、消費電力を段階的に増加させる消費電力増加手段を備え、
    消費電力が段階的に増加されるそれぞれの段階において、前記電気パラメータを監視することを特徴とする情報記憶装置。
  4. 請求の範囲第1項に記載の情報記憶装置において、
    前記電気パラメータの大きさに応じた複数の動作モードを選択可能に設定する動作モード設定手段を備え、
    前記第1制御手段は、前記第1電気パラメータ監視手段の監視結果に基づいて、前記動作モード設定手段により設定されている複数の動作モードから一つの動作モードを選択することを特徴とする情報記憶装置。
  5. 請求の範囲第4項に記載の情報記憶装置において、
    前記動作モードには、リードオンリー動作モード、通常動作モード、およびバイアス先出し禁止動作モードの少なくとも一つが含まれていることを特徴とする情報記憶装置。
  6. 請求の範囲第1項に記載の情報記憶装置において、
    前記電気パラメータは、電圧値又は電流値であることを特徴とする情報記憶装置。
  7. インタフェースまたはバッテリから供給される電源を用いる情報記憶装置であって、
    前記電源が供給されている動作中に、前記電源から入力される電源に関する電気パラメータを監視する第2電気パラメータ監視手段と、
    前記第2電気パラメータ監視手段による電気パラメータの監視結果に基づいて、消費電力を減少させ、前記電源が許容できる動作範囲に動作を制限し、又は機能範囲に機能を制限する第2制御手段と
    を備えてなる情報記憶装置。
  8. 請求の範囲第7項に記載の情報記憶装置において、
    前記第2制御手段は、スピンドルモータの回転数を制限することを特徴とする情報記憶装置。
  9. 請求の範囲第7項に記載の情報記憶装置において、
    前記第2制御手段は、アクセスタイムを制限することを特徴とする情報記憶装置。
  10. 請求の範囲第7項に記載の情報記憶装置において、
    前記第2制御手段は、システムクロックの周波数を制限することを特徴とする情報記憶装置。
  11. 請求の範囲第7項に記載の情報記憶装置において、
    PWMを用いてアクチュエータを駆動する場合に、
    前記第2制御手段は、前記PWMのデューティ比を制限することを特徴とする情報記憶装置。
  12. 請求の範囲第7項に記載の情報記憶装置において、
    前記第2電気パラメータ監視手段による監視結果は、所定時間にわたり、電気パラメータの大きさの推移を監視した結果であることを特徴とする情報記憶装置。
  13. 請求の範囲第12項に記載の情報記憶装置において、
    前記第2電気パラメータ監視手段は、前記電気パラメータにヒステリシスを与えて監視を行うことを特徴とする情報記憶装置。
  14. 請求の範囲第7項に記載の情報記憶装置において、
    前記第2電気パラメータ監視手段は、前記電気パラメータが所定の値を下回る場合にアラームを発生させ、該アラームは割り込み可能となるまで保持されることを特徴とする情報記憶装置。
  15. 請求の範囲第14項に記載の情報記憶装置において、
    前記第2制御手段は、ロードシーケンスにおいて前記アラームが発生した場合に、以後の機能を情報の読取りのみに制限することを特徴とする情報記憶装置。
  16. 請求の範囲第14項に記載の情報記憶装置において、
    前記第2制御手段は、コマンド待機時またはコマンド実行時に前記アラームが発生した場合に、消費電力制限を行うことを特徴とする情報記憶装置。
  17. 請求の範囲第14項に記載の情報記憶装置において、
    前記第2制御手段は、コマンド待機時またはコマンド実行時に前記アラームが発生し、所定の期間が経過しても前記アラームが解除されない場合に、消費電力制限を行うことを特徴とする情報記憶装置。
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