JP2000267681A - 音声出力装置 - Google Patents

音声出力装置

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JP2000267681A
JP2000267681A JP11069845A JP6984599A JP2000267681A JP 2000267681 A JP2000267681 A JP 2000267681A JP 11069845 A JP11069845 A JP 11069845A JP 6984599 A JP6984599 A JP 6984599A JP 2000267681 A JP2000267681 A JP 2000267681A
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volume
sound
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unit
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JP11069845A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Hazama
好彦 狭間
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 警告発生タイミングの到来を効果的に警告す
ることができ、かつ、タイマー機能を解除できない場合
に、簡単に警告音を止められる音声出力装置を提供す
る。 【解決手段】 音源12、電子ボリューム14、増幅器
16、音声出力部18、操作部28、及び制御部20を
備え、操作部28からの指示情報に基いて各種の制御を
行なう制御部20が、タイマー設定後、例えば、10分
前等の所定時間から、例えば、30秒に0.5デシベル
(dB)程度のペースで徐々に音声出力部18の音量を
低下させていときに、操作部28の操作キーが押される
と、タイマー設定を解除して徐々に音量がもとの音量レ
ベルとなる様に調節すると共に、設定時刻到来を告げる
ビープ音を発している最中に操作部28の操作キーが押
されると、ビープ音の発生を中止して音量がもとの音量
レベルとなるように調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声出力装置に係
り、より詳しくは、例えば、コンパクトデスク(C
D)、ミニディスク(MD)、及び磁気テープなどの記
録媒体に記録された音声情報を再生したり、電波を媒体
として受信された音声情報を出力する、例えば、CDプ
レーヤー、MDプレーヤー、及びラジオなどの音声出力
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯型のCDプレーヤー、M
Dプレーヤー、ラジオ等のオーディオ機器は広く普及し
ており、移動中の電車やバスの中で上記携帯型のオーデ
ィオ機器で音楽やラジオ放送等を聞くユーザも多い。
【0003】こうした背景により移動時の電車やバスの
乗り過ごし等を防止するために、設定した時刻になる
と、警告音を発生したり、音量を大きくするなどのタイ
マー機能を備えた携帯型オーディオ機器が販売されてお
り、広く用いられている。
【0004】従来のタイマー機能は、設定した時刻にな
ると、再生していた音楽に代わって警告音を発生させた
り、音楽と同時に警告音を発生させるものが一般的であ
り、また、警告の効果を高めるために、警告音の音量も
平均的な音楽再生レベルよりもかなり高いレベルに設定
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、警告音
の音量が大きいと、ユーザの聴覚機能にとって好ましく
ないだけでなく、ユーザやその周囲にいる人にとって不
快感を与えるという不都合が生じる。
【0006】さらに、移動中の電車やバスの中のような
タイマー機能を解除しづらい場所でタイマー機能を設定
したが実際には起きている場合では、タイマー機能を解
除できずに警告音がなり終わるまで待つことが多く、こ
のような場合、警告音は耳障りなだけであり、ユーザに
不快感を与えるという問題もある。
【0007】以上のことから本発明は、警告発生タイミ
ングの到来を効果的に警告することができ、かつ、タイ
マー機能を解除できない場合に、簡単に警告音を止めら
れる音声出力装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の音声出力装置は、音声を出力す
る音声出力手段と、警告を発する警告発生タイミングを
設定する設定手段と、前記警告発生タイミングの所定時
間前から徐々に前記音声出力手段の音量を低下するよう
に調整し、かつ、前記警告発生タイミングになると前記
警告発生タイミングの到来を警告する調整警告処理を行
う調整警告手段と、複数の操作キーを備えた操作手段
と、前記警告発生処理中に、前記操作手段の操作キーが
操作されると、前記警告発生処理を中止して音量がもと
の音量を含む所定範囲内の音量となるように前記音声出
力手段を制御する制御手段と、を備えている。
【0009】音声出力手段は、音声出力指示手段による
指示によって、例えば、コンパクトディスク(CD)、
ミニディスク(MD)、及び磁気テープなどの記録媒体
に記録された人声や楽器音などの音声情報の再生、又は
電波を媒体として受信した人声や楽器音などの音声情報
を音声として出力するものである。
【0010】設定手段は、例えば、予め定めた時刻、又
は所定時間経過後などの警告発生タイミングで調整警告
手段から警告が発せられるように警告発生タイミングを
設定する。調整警告手段は、設定された警告発生タイミ
ングよりも所定時間前から警告発生タイミングまでの
間、音量が例えば、30秒に0.5デシベル程度のペー
スで徐々に低下するように調整し、警告発生タイミング
が到来したときに警告を発する。
【0011】即ち、徐々に音量を低下させていくことに
よって、低下させる前のもとの音量の聴取と同様の感覚
で音声を聴取しているとユーザに錯覚させ、ユーザに気
付かせずに音量を下げることができる。
【0012】このような音量調節によって、警告発生タ
イミングが到来したときの音声出力手段からの音声出力
レベルは、前記もとの音量よりもかなり小さくなってい
るので、前記もとの音量を含む所定範囲内の音量で、例
えば、請求項3に記載したように、警告音(いわゆるビ
ープ音(Beep音))を発生させたり、請求項4に記
載したように、音声出力手段から音声を出力した場合、
相対的な音量差が生じているため、実質的な音量を大き
くせずに効果的な警告を行うことができる。なお、請求
項4の構成とすることにより、警告音を発生させる必要
がないので、警告音を発生させるための機構が不要にな
る、という利点がある。
【0013】また、請求項5に記載したように、警告発
生処理中に操作手段の操作キーが操作されなかった場合
は、警告発生処理の終了後にもとの音量よりも所定レベ
ル高い音量で音声出力手段から音声を発生させるように
構成することで、より効果的に警告することができる。
【0014】また、調整警告手段が、例えば、イヤホン
や本体を振動させて警告を発する場合も、音声出力手段
からの音声出力の低下によってユーザ自身の周囲環境の
認識度が向上するため、振動を感知しやすくなり、効果
的な警告を行うことができる。
【0015】また、操作手段は、音量調節や、再生動作
の制御、タイマーの設定、チャンネルの調節(ラジオや
テレビなどの場合)など各種の動作制御を行なうための
複数の操作キーを備えている。この操作キーは、ユーザ
によって操作されたキーの種類を制御手段に出力してお
り、制御手段は、操作キーからの出力により操作された
キーの種類の応じた処理が行なわれるように音声出力装
置を制御する。
【0016】制御手段は、調整警告手段による警告発生
処理中、即ち、警告発生タイミングの所定時間前から徐
々に音声出力手段の音量を低下しているとき、又は、警
告発生タイミングの到来を警告しているときに、操作手
段の操作キーが操作されると、前記警告発生処理を中止
する。
【0017】即ち、操作手段の操作キーが音声出力手段
の音量を低下しているときに操作されれば音声出力手段
の音量の低下を中止し、操作手段の操作キーが警告発生
タイミングの到来を警告しているときに操作されれば、
警告発生タイミングの到来の警告を中止する。
【0018】その後、制御手段は、音声出力手段の音量
をもとの音量を含む所定範囲内の音量となるように制御
する。このとき、請求項2に記載のように、徐々に音量
を戻しても良いし、急激に音量を戻しても良い。徐々に
音量を戻せば、ユーザに不快感を与えないこととなり、
また、急激に音量を戻せば警告としての効果を上げるこ
とができる。なお、ここで述べる「もとの音量を含む所
定範囲内の音量」とは、もとの音量程度の音量レベルで
あり、正確にもとの音量に戻さずとも、もとの音量程度
の音量レベルに戻るようにすればよいという意味であ
る。
【0019】制御手段がこのような制御を行うことによ
って、簡単に警告発生処理を解除でき、また、警告発生
処理の解除後も設定した音量に徐々に戻るので、従来の
ように設定音量よりも大きな音量に自動的に調整されて
ユーザが不快な思いをすることがない。また、警告発生
後に音量が大きく感じられるために音量を調整しなおす
必要もない。このような制御は特に、移動中の電車やバ
スの中のようにユーザがタイマー機能を解除しづらい場
所で警告発生タイミングを設定したが実際にはユーザが
起きている場合に有用である。
【0020】また、調整警告手段が警告発生タイミング
の所定時間前から警告発生タイミングまでの間の音声出
力手段の音量を徐々に低下させているときにユーザが操
作キーのいずれかを操作した場合は、警報が発せられる
ことなくもとの状態に徐々に戻るのでユーザに不快感を
感じさせることなくタイマー機能を解除できるという利
点もある。
【0021】さらに、調整警告手段が音声出力手段の音
量を低下するように調整しているときにユーザによって
音量が調節される場合がある。このような場合は、ユー
ザが好ましいと思う音量に設定されると言える。
【0022】そのため、請求項7に記載の音声出力装置
は、音声を出力する音声出力手段と、警告を発する警告
発生タイミングを設定する設定手段と、前記警告発生タ
イミングになると前記警告発生タイミングの到来を警告
する警告手段と、前記音声出力手段の音量を調節する音
量調節キーと、前記警告発生タイミングの所定時間前か
ら音量が徐々に低下するように調整すると共に、音量の
低下中に前記音量調節キーにより音量が調節されると、
音量が前記調節後の音量から徐々に低下するように調整
し、かつ、警告発生タイミングの到来の警告後に、音量
が該調整後の音量を含む所定範囲内の音量となるように
前記音声出力手段を制御する音量調整手段と、を備えて
いる。
【0023】即ち、設定手段により、例えば、予め定め
た時刻、又は所定時間経過後などの警告発生タイミング
で調整警告手段から警告が発せられるように警告発生タ
イミングが設定され、音量調整手段により警告発生タイ
ミングの所定時間前から音量が徐々に低下するように調
整されているときに、ユーザによって音量が調節される
と、音量調整手段は、警告発生後に戻す音量のレベルを
調節された時の音量を含む所定範囲内の音量となるよう
に設定する。これにより、ユーザにとって好ましい音量
に常に保つことができるという利点がある。
【0024】なお、音量調整手段は、請求項8に記載の
ように、警告発生後の音量を徐々に戻しても良いし、急
激に戻してもよい。これは、上述したように、徐々に音
量を戻せば、ユーザに不快感を与えないこととなり、ま
た、急激に音量を戻せば警告としての効果を上げること
ができるためである。
【0025】なお、本発明に係る音声出力装置は、携帯
型であるか据え置き型であるかを問わず、優れた警告効
果を得ることができる。但し、ユーザが電車等で移動中
に乗り過ごし防止用の目覚ましとして、警告機能を利用
するケースが非常に多いので、請求項6及び請求項9に
記載したように携帯型の音声出力装置に適用すれば、多
数の携帯型音声出力装置のユーザが優れた警告機能(目
覚まし機能)を享受できることになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の音声出力装置の実
施の形態について図1〜図5を参照して説明する。
【0027】(第1の実施の形態)まず、第1の実施の形
態について図1〜図3を参照して説明する。図1に示す
ように、本実施形態の音声出力装置10には、大別し
て、音源12、電子ボリューム14、増幅器16、音声
出力部18(音声出力手段)、操作部28(操作手段)、及
び制御部20(調整警告手段、制御手段)を備えている。
【0028】音源12は、例えば、CD、MD又は磁気
テープなどに記憶された音声情報を再生する再生ヘッド
のような音声再生部や、ラジオやテレビ等の音声再生部
である。電子ボリューム14は、音源12からの音声の
ボリューム(音量)を調節する。
【0029】増幅器16は、電子ボリューム14からの
出力を増幅して出力する。また、音声出力部18は、例
えば、スピーカやヘッドホン等のように、増幅器16に
より増幅された出力を音声として出力するものである。
【0030】操作部28は、音量調節や、再生動作の制
御、警告時刻タイミングの設定(以下、タイマー設定と
称す。)、チャンネルの調節(ラジオやテレビなどの場
合)など各種の動作制御を行なうための操作キーや表示
部を含んで構成されており、操作キーによって指示され
たユーザからの指示情報を制御部20に出力する。な
お、表示部には、現在の時刻や、曲目、警告時刻などの
タイマー設定状態が表示される。
【0031】制御部20は、CPU、ROM、RAM及
び入出力ポートなどを備えたマイクロコンピュータから
構成されており、操作部28からの指示情報に基いて、
電子ボリューム14による音量調節動作や、再生動作や
停止動作などの再生状態の制御、及び設定された警告時
刻になると一定時間警告音(Beep音;以下、ビープ
音と称す。)を発するタイマー動作等の各種の制御を行
なう。
【0032】この制御部20は、操作部28の操作キー
からの指示情報に基いてキーの種類に応じた処理を実行
するが、特に本実施の形態では、次のような処理も行
う。
【0033】即ち、タイマー設定後、例えば、10分前
等の所定時間から、例えば、0.5dB/30secの
ペースで徐々に音声出力部18の音量を低下させる。こ
のとき、操作部28の操作キーが押されると、タイマー
設定を解除して徐々に音量がもとの音量レベルとなる様
に調節する。また、設定時刻到来を告げるビープ音を発
している最中に操作部28の操作キーが押されると、ビ
ープ音の発生を中止して徐々に音量がもとの音量レベル
となるように調節する。
【0034】ここで、このような制御部20の制御につ
いて図2のフローチャート及び図3のタイミングチャー
トを用いて説明する。なお、図3において縦軸は音量レ
ベル(dB)、横軸は時間を示している。
【0035】まず、ステップ100では、警告時刻の1
0分前かを判断する。ステップ100において警告時刻
の10分前であると判断すると、図3(a)に示すよう
に、ステップ102に移行して30秒に0.5デシベル
(dB)のペースで徐々に音声出力部18の音量を低下
させる。
【0036】次のステップ104では、操作部28の操
作キーが操作されたかを判断する。
【0037】ステップ104において、キー操作ありと
判断すると、ステップ114に移行して、図3(b)に
示すように、タイマーを設定したときの音量に徐々に戻
しながら再生を再開して本ルーチンを終了する。
【0038】ステップ104において、キー操作なしと
判断すると、ステップ106に移行して警告時刻になっ
たかを判断する。警告時刻になっていない場合は、ステ
ップ104に戻り上述の作用を繰り返す。ステップ10
6において、警告時刻になっていると判断した場合、再
生状態を一時停止とし音声出力信号に一時ミューティン
グをかけた後、ステップ108に移行してビープ音の発
生を開始させる。
【0039】次のステップ110では、ビープ音発生中
に操作部28の操作キーが操作されたかを判断する。ス
テップ110において、キー操作ありと判断すると、ス
テップ112に移行して、図3(c)に示すように、ビ
ープ音の発生を強制的に終了させた後、ステップ114
に移行して、例えば、0.5dB/100msecのペ
ース(即ち、4秒でタイマーを設定したときの音量に戻
るペース)でタイマーを設定したときの音量に戻しなが
ら再生を再開して本ルーチンを終了する。
【0040】ステップ110において、キー操作なしと
判断すると、ステップ116に移行してビープ音が終了
したかを判断する。ステップ116においてビープ音が
終了していないと判断すると、ステップ110に戻り、
上述の作用を繰り返す。ステップ116においてビープ
音が終了したと判断すると、ステップ118に移行し
て、図3(a)の実線で示すように、タイマーを設定し
たときの音量よりも3dB高い音量で再生を再開して本
ルーチンを終了する。なお、ビープ音がなり終わった
後、図3(a)の破線で示すように、タイマーを設定し
たときの音量よりも3dB高い音量に急激に戻してもよ
い。これにより、警告としての効果を上げることができ
る。
【0041】このように、本実施の形態では、ビープ音
発生前の音量調整中又はビープ音発生中に操作部28の
操作キーが操作されると、タイマー設定を解除して徐々
にもとの音量に戻すので、タイマー設定の解除が簡単で
あり、その後に音量調節をするという煩わしさがない。
特に、ビープ音を発生させる前にタイマーが不用になっ
たときに、簡単に解除できてビープ音を発生させずに自
然にもとの状態に戻るので、ユーザがビープ音を聞いて
不快になるおそれもない。
【0042】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の形
態について説明する。第2の実施の形態の音声出力装置
の構成は、上記第1の実施の形態で説明した図1の構成
と同様であり、大別して、音源12、電子ボリューム1
4、増幅器16、音声出力部18(音声出力手段)、音量
調節キーを含む操作部28、及び制御部20(設定手
段、警告手段、音量調整手段)を備えている。なお、制
御部20以外は、上述した第1の実施の形態と同様であ
るので詳細な説明は省略する。
【0043】制御部20は、CPU、ROM、RAM及
び入出力ポートなどを備えたマイクロコンピュータから
構成されており、操作部28からの指示情報に基いて、
電子ボリューム14による音量調節動作や、再生動作や
停止動作などの再生状態の制御、及び設定された警告時
刻になると一定時間ビープ音を発するタイマー動作等の
各種の制御を行なう。
【0044】また、制御部20は、以下のような制御を
行う。即ち、操作部28の操作キーからの指示情報に基
いてキーの種類に応じた処理を実行するが、タイマー設
定後、例えば、警告時刻の10分前等の所定時間から、
例えば、30秒に0.5デシベル程度のペースで徐々に
音声出力部18の音量を低下させる。このとき、操作部
28の音量調節キーにより音量が調節されると、調節さ
れた音量レベルから例えば、30秒に0.5デシベル程
度のペースで徐々に音声出力部18の音量を低下させ
る。
【0045】また、制御部20は、警告時刻になると一
定時間ビープ音を鳴らした後、音声出力部18からの音
声がタイマー設定時の音量よりも3dB程度高い音量と
なるように調節するが、ビープ音を鳴らす前の音声出力
部18の音量を低下させているときに音量調節キーによ
り音量が調節されていると、調節された音量レベルより
3dB程度高い音量となるように音声出力部18からの
音声を調節する。
【0046】ここで、このような制御部20の制御につ
いて図4のフローチャート及び図5のタイミングチャー
トを用いて説明する。なお、図5において縦軸は音量レ
ベル(dB)、横軸は時間を示している。
【0047】まず、ステップ200では、ユーザにより
指定された警告時刻にビープ音がなるように、タイマー
設定を行うと同時に、タイマー設定時の音量レベルを記
憶する。
【0048】次のステップ202では、警告時刻の10
分前かを判断する。ステップ202において警告時刻の
10分前であると判断すると、ステップ204に移行し
て30秒に0.5デシベル(dB)のペースで徐々に音
声出力部18の音量を低下させる。
【0049】次のステップ206では、操作部28の音
量調節キーが操作されたかを判断する。ステップ206
において、図5(a)又は図5(b)に示すように、音
量調節キーの操作ありと判断すると、ステップ216に
移行して、タイマー設定時に記憶した音量レベルを音量
調節キーの操作により調節された音量レベル(点P)に
書き換えて記憶する。同時に調節された音量レベル(点
P)から徐々に30秒に0.5デシベル(dB)のペー
スで徐々に音声出力部18の音量を低下させ、ステップ
208に移行する。また、ステップ206において、キ
ー操作なしと判断すると、そのままステップ208に移
行する。
【0050】ステップ208では、警告時刻になったか
を判断する。警告時刻になっていない場合は、ステップ
206に戻り上述の作用を繰り返す。ステップ208に
おいて、警告時刻になっていると判断した場合、ステッ
プ210に移行してビープ音の発生を開始させる。
【0051】次のステップ212では、ビープ音の発生
が終了したかを判断し、ビープ音の発生が終了したと判
断すると、ステップ214に移行して、図5(a)又は
図5(b)に示すように、記憶した音量よりも3dB高
い音量で再生を再開して本ルーチンを終了する。この場
合も上述した第1の実施の形態と同様に、ビープ音終了
から図3(a)の破線で示すように、記憶した音量より
も3dB高い音量に急激に戻して警告としての効果を上
げるようにしてもよい。
【0052】このように、第2の実施の形態では、制御
部20が徐々に音量が低下するように制御しているとき
に、音量調節キーにより音量が調節されると、制御部2
0は調節された音量レベルを記憶し、ビープ音を鳴らし
た後の音量レベルをこの調節された音量レベルよりも3
dB高い音量とするため、不要に大きい音声での警告の
発生を行うことなく効果的に警告でき、また、ユーザに
とって好ましい音量に常に保つことができる。
【0053】なお、本第1と第2の実施の形態では、タ
イマーは、設定された時刻の10分前から音量の調整を
行なうようにしたが、本発明は、10分に限定されるも
のではなく、20分や、30分などその他の時間とする
事ができる。また、この時間をユーザが設定できるよう
にしてもよい。さらに、本第1と第2の実施の形態で
は、ビープ音発生前に30秒に0.5デシベル(dB)
のペースで音量が低下するように音量を制御する構成と
したが、例えば、30秒に1デシベル(dB)などのよ
うに、音量の低下幅を広げてビープ音発生前であること
をユーザに気付かせるように構成してもよく、音量を低
下させるペースは本第1と第2の実施の形態の数値に限
らない。
【0054】また、本第1と第2の実施の形態では、設
定された時刻になるとビープ音を発するように構成した
が、所定時間経過後にビープ音を発するように構成した
り、CD等の曲目番号(例えば、5曲目の再生終了時)
等によってビープ音を発するように構成することもでき
る。また、ビープ音を発生させる代わりに、出力中の音
声の音量を大きくしたり、イヤホンや本体を振動させる
ように構成してもよい。
【0055】なお、本第1と第2の実施の形態では、警
告発生タイミングを時刻によって設定する構成とした
が、時刻に限らず、例えば、20分後や1時間後など警
告音を発するまでの時間を設定するように構成してもよ
い。また、表示部は、警告時刻を表示するようにした
が、警告音を発するまでの時間を表示するようにしても
よい。この警告音を発するまでの時間の表示は、警告音
を発するまでの時間を設定する構成に限らず、警告発生
タイミングを時刻によって設定する構成の場合にも適用
できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項6
の発明によれば、警告発生タイミングの到来を効果的に
警告することができ、かつ、タイマー機能を解除できな
い場合に、簡単に警告音を止められる、という効果が得
られる。
【0057】特に、ビープ音を発生させる前にタイマー
が不用になったときに、簡単に解除できてビープ音を発
生させずに自然にもとの状態に戻るので、ユーザが音量
を設定し直したり、ユーザがビープ音を聞いて不快にな
るおそれもない、という効果が得られる。
【0058】さらに、請求項7の発明によれば、ユーザ
にとって常に好ましい音量に維持できる、という効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声出力装置の第1の実施の形態の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】制御部のタイマー制御についてのフローチャー
トである。
【図3】図2の制御部の処理を示すタイミングチャート
である。
【図4】本発明の音声出力装置の第2の実施の形態にお
ける制御部のタイマー制御についてのフローチャートで
ある。
【図5】図4の制御部の処理を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
10 音声出力装置 12 音源 14 電子ボリューム 16 増幅器 18 音声出力部(音声出力手段) 28 操作部(操作手段) 20 制御部(調整警告手段、制御手段/設定手段、警
告手段、音量調整手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 31/00 511 G11B 31/00 511Z 33/10 33/10 H

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声を出力する音声出力手段と、 警告を発する警告発生タイミングを設定する設定手段
    と、 前記警告発生タイミングの所定時間前から徐々に前記音
    声出力手段の音量を低下するように調整し、かつ、前記
    警告発生タイミングになると前記警告発生タイミングの
    到来を警告する調整警告処理を行う調整警告手段と、 複数の操作キーを備えた操作手段と、 前記警告発生処理中に、前記操作手段の操作キーが操作
    されると、前記警告発生処理を中止して音量がもとの音
    量を含む所定範囲内の音量となるように前記音声出力手
    段を制御する制御手段と、 を備えた音声出力装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、徐々に又は急激に音量
    がもとの音量を含む所定範囲内の音量となるように前記
    音声出力手段を制御する請求項1に記載の音声出力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記調整警告手段は、警告音を発生させ
    て前記警告発生タイミングの到来を警告する請求項1又
    は請求項2に記載の音声出力装置。
  4. 【請求項4】 前記調整警告手段は、音声出力手段から
    出力される音声により前記警告発生タイミングの到来を
    警告する請求項1又は請求項2に記載の音声出力装置。
  5. 【請求項5】 前記警告発生処理中に前記操作手段の操
    作キーが操作されなかった場合、該警告発生処理の終了
    後に、もとの音量よりも所定レベル高い音量で前記音声
    出力手段から音声を出力する請求項1〜請求項4のいず
    れか1項に記載の音声出力装置。
  6. 【請求項6】 前記音声出力装置は携帯型である請求項
    1〜請求項5のいずれか1項に記載の音声出力装置。
  7. 【請求項7】 音声を出力する音声出力手段と、 警告を発する警告発生タイミングを設定する設定手段
    と、 前記警告発生タイミングになると前記警告発生タイミン
    グの到来を警告する警告手段と、 前記音声出力手段の音量を調節する音量調節キーと、 前記警告発生タイミングの所定時間前から音量が徐々に
    低下するように調整すると共に、音量の低下中に前記音
    量調節キーにより音量が調節されると、音量が前記調節
    後の音量から徐々に低下するように調整し、かつ、警告
    発生タイミングの到来の警告後に、音量が該調整後の音
    量を含む所定範囲内の音量となるように前記音声出力手
    段を制御する音量調整手段と、 を備えた音声出力装置。
  8. 【請求項8】 前記音量調整手段は、徐々に又は急激に
    音量がもとの音量を含む所定範囲内の音量又は前記調整
    後の音量を含む所定範囲内の音量となるように前記音声
    出力手段を制御する請求項7に記載の音声出力装置。
  9. 【請求項9】 前記音声出力装置は携帯型である請求項
    7又は請求項8に記載の音声出力装置。
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