JP2000251458A

JP2000251458A - 音声出力装置

Info

Publication number: JP2000251458A
Application number: JP11055571A
Authority: JP
Inventors: Yoshihiko Hazama; 好彦狭間
Original assignee: Aiwa Co Ltd
Current assignee: Sony Group Corp
Priority date: 1999-03-03
Filing date: 1999-03-03
Publication date: 2000-09-14

Abstract

(57)【要約】【課題】警告時刻タイミング設定後の音声出力中に、
警告時刻タイミングの設定を継続させたまま音声出力停
止の動作を行える音声出力装置を提供する。【解決手段】音声情報を再生して出力する音源１２
と、音量を調節する電子ボリューム１４と、増幅器１６
により増幅された電子ボリューム１４からの出力を音声
として出力する音声出力部１８と、各種の動作制御を指
示する操作キーや表示部を備えた操作部２８と、操作部
２８からの指示情報に基いて、音量調節動作や再生動作
等の音声出力状態の制御、タイマー設定や設定時刻にお
ける警告の発生、チャンネルの調節（ラジオやテレビな
どの場合）等の各種の制御を行なうと共に、タイマー設
定後の音声出力中に停止キーが押されるとタイマー設定
は継続したまま再生を停止させ、タイマー設定後の音声
出力停止中に停止キーが押されるとタイマー設定を解除
する制御部２０を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、音声出力装置に係
り、より詳しくは、例えば、コンパクトデスク（Ｃ
Ｄ）、ミニディスク（ＭＤ）、及び磁気テープなどの記
録媒体に記録された音声情報を再生したり、電波を媒体
として受信された音声情報を出力する、例えば、ＣＤプ
レーヤー、ＭＤプレーヤー、及びラジオなどの音声出力
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、携帯型のＣＤプレーヤー、Ｍ
Ｄプレーヤー、ラジオ等のオーディオ機器は広く普及し
ており、移動中の電車やバスの中で上記携帯型のオーデ
ィオ機器で音楽やラジオ放送等を聞くユーザも多い。

【０００３】こうした背景により移動時の電車やバスの
乗り過ごし等を防止するために、設定した時刻になる
と、警告音を発生したり、音量を大きくするなどのタイ
マー機能を備えた携帯型オーディオ機器が販売されてお
り、広く用いられている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなタイマー機能は、再生を停止するとタイマー機能の
設定も解除されてしまうため、タイマー機能の設定中に
再生停止の動作を行なうことができないという不都合が
ある。

【０００５】以上のことから本発明は、タイマー機能の
設定中に再生停止の動作を行なうことができる音声出力
装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の音声出力装置は、音声を出力する音声出力手
段と、前記音声出力手段による音声の出力の停止を指示
する指示手段と、警告を発する警告発生タイミングを設
定する設定手段と、前記警告発生タイミング前であり、
かつ、前記設定手段により警告発生タイミングが設定さ
れ、該警告発生タイミングとなった場合、警告を発生す
る警告発生手段と、前記警告発生タイミング前であり、
かつ、前記音声出力手段による音声出力中に前記指示手
段により停止が指示された場合、前記設定手段の設定を
解除せずに音声出力を停止し、前記警告発生タイミング
前であり、かつ、前記音声出力手段による音声出力停止
中に前記指示手段により停止が指示された場合、前記設
定手段の設定を解除する制御手段と、を備えている。

【０００７】音声出力手段は、例えば、コンパクトデス
ク（ＣＤ）、ミニディスク（ＭＤ）、及び磁気テープな
どの記録媒体に記録された人声や楽器音などの音声情報
の再生、又は電波を媒体として受信した人声や楽器音な
どの音声情報を音声として出力するものであり、指示手
段による停止指示によって音声の出力を停止する。

【０００８】また、設定手段は、例えば、予め定めた時
刻、又は所定時間経過後など、警告発生手段から警告が
発せられる警告発生タイミングを設定する。警告発生手
段は、例えば、警告音（Ｂｅｅｐ音）を出したり、出力
中の音声の音量を大きくする等の音声出力手段による音
声出力手段による音声出力を変調させたり、例えば、イ
ヤホンや本体を振動させるなどによって、設定手段によ
り設定された警告発生タイミングが到来したことをユー
ザに知らせる。

【０００９】制御手段は、前記警告発生タイミング前で
あり、かつ、音声出力手段による音声出力中に指示手段
により停止が指示された場合には、設定手段の設定を解
除せずに音声出力を停止する。また、制御手段は、前記
警告発生タイミング前であり、かつ、音声出力手段によ
る音声出力停止中に指示手段により停止が指示された場
合には、設定手段の設定を解除する。

【００１０】このように設定手段の解除を音声出力停止
中に停止指示が入った場合としたため、音声出力手段に
よる音声出力中に停止指示が入っても設定手段の設定は
継続されるので、設定手段の設定を継続したままで、音
声の出力を停止する動作を行ったり、一旦音声の出力を
停止させてから再び音声の出力を開始するなどの動作を
行うことができる。

【００１１】なお、本発明は、設置型、携帯型の音声出
力装置に関わらず適用できるものであるが、このような
簡単な動作でタイマー機能の設定中に再生停止の動作を
行なうことができるので、請求項２に記載したように、
特に携帯型の音声出力装置に有用である。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の音声出力装置の実
施の形態について図１及び図２を参照して説明する。ま
ず、図１に示すように、本実施形態の音声出力装置１０
には、大別して、音源１２、電子ボリューム１４、増幅
器１６、音声出力部１８、操作部２８、及び制御部２０
を備えている。

【００１３】音源１２は、例えば、ＣＤ、ＭＤ又は磁気
テープなどに記憶された音声情報を再生する再生ヘッド
のような音声再生部や、ラジオやテレビ等の音声再生部
である。電子ボリューム１４は、音源１２からの音声の
ボリューム（音量）を調節する。

【００１４】増幅器１６は、電子ボリューム１４からの
出力を増幅して出力する。また、音声出力部１８は、例
えば、スピーカやヘッドホン等のように、増幅器１６に
より増幅された出力を音声として出力するものである。

【００１５】操作部２８は、音量調節や、再生動作の制
御、警告時刻タイミングの設定(以下、タイマー設定と
称す。)、チャンネルの調節（ラジオやテレビなどの場
合）など各種の動作制御を行なうための操作キーや表示
部を含んで構成されており、操作キーによって指示され
たユーザからの指示情報を制御部２０に出力する。な
お、表示部には、現在の時刻や、曲目、警告時刻などの
タイマー設定状態が表示される。

【００１６】制御部２０は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ及
び入出力ポートなどを備えたマイクロコンピュータから
構成されており、操作部２８からの指示情報に基いて、
電子ボリューム１４による音量調節動作や、再生動作や
停止動作などの再生状態の制御、及び設定された警告時
刻になると警告音（Ｂｅｅｐ音）を発するタイマー動作
等の各種の制御を行なう。

【００１７】この制御部２０は、操作部２８の操作キー
からの指示情報に基いてキーの種類に応じた処理を実行
するが、特に本実施の形態では、次のような処理も行
う。すなわち、タイマー設定後、音声再生部による再生
中に停止キーが押されるとタイマー設定を解除せずに再
生のみ停止し、音声再生部による再生停止中に停止キー
が押されるとタイマー設定を解除する。

【００１８】また、タイマー設定後、音声再生部による
再生中に停止キーが押されて再生が停止した状態で停止
キー以外のキーが押された場合は、タイマー設定を解除
せずに押されたキーの種類に応じた処理を実行する。す
なわち、制御部２０は、音声再生部による再生停止中に
停止キーが押されるまでタイマー設定の解除は行なわな
い。

【００１９】ここで、このような制御部２０のタイマー
制御について図２のフローチャートを用いて説明する。

【００２０】まず、ステップ１００では、操作部２８の
操作キーから所望の警告時刻が入力されタイマー設定さ
れると時間のカウントを開始する。次のステップ１０２
では、タイマー設定後の音声出力中に操作部２８のキー
が操作がされたかを判断する。

【００２１】ステップ１０２において、キー操作ありと
判断すると、ステップ１０４に移行して、操作されたキ
ーが停止キーかを判断する。ステップ１０４において停
止キーでないと判断した場合は、ステップ１２０に移行
して操作されたキーの機能に応じた処理を実行して、ス
テップ１０２に戻る。

【００２２】ステップ１０４において停止キーであると
判断した場合、即ち、タイマー設定後の警告時刻前の音
声出力中に停止キーが操作された場合は、ステップ１０
６に移行して、音声出力をのみを停止させ、タイマー設
定は継続する。なお、このとき、操作部２８の表示部に
は警告時刻を表示する。

【００２３】次のステップ１０８では、さらに、操作部
２８のキーが操作されたかを判断する。ステップ１０８
において、キー操作ありと判断すると、ステップ１１０
に移行して、操作されたキーが停止キーかを判断する。
ステップ１１０において停止キーでないと判断した場合
は、ステップ１２０に移行して操作されたキーの機能に
応じた処理を実行して、ステップ１０２に戻る。

【００２４】ステップ１１０において停止キーであると
判断した場合、即ち、タイマー設定後の警告時刻前の音
声出力停止中に停止キーが操作された場合は、ステップ
１１２に移行して、タイマー設定を解除する処理を行っ
て本制御ルーチンを終了する。

【００２５】なお、本実施の形態では、タイマーは、設
定された時刻になると警告音（Ｂｅｅｐ音）を発するよ
うに構成したが、所定時間経過後に警告音（Ｂｅｅｐ
音）を発するように構成したり、ＣＤ等の曲目番号（例
えば、５曲目の再生終了時）等によって警告音（Ｂｅｅ
ｐ音）を発するように構成することもできる。また、警
告音（Ｂｅｅｐ音）を発生させる代わりに、出力中の音
声の音量を大きくしたり、イヤホンや本体を振動させる
ように構成してもよい。

【００２６】なお、本実施の形態では、警告発生タイミ
ングを時刻によって設定する構成としたが、時刻に限ら
ず、例えば、２０分後や１時間後など警告音を発するま
での時間を設定するように構成してもよい。また、表示
部は、警告時刻を表示するようにしたが、警告音を発す
るまでの時間を表示するようにしてもよい。この警告音
を発するまでの時間の表示は、警告音を発するまでの時
間を設定する構成に限らず、警告発生タイミングを時刻
によって設定する構成の場合にも適用できる。

【００２７】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、警
告時刻タイミングの設定後の音声出力中に、警告時刻タ
イミングの設定を継続させたまま音声出力停止の動作を
行なうことができる、という効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の音声出力装置の実施の形態を示す説明
図である。

【図２】制御部のタイマー制御についてのフローチャー
トである。

【符号の説明】

１０音声出力装置１２音源１４電子ボリューム１６増幅器１８音声出力部２０制御部２８操作部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】音声を出力する音声出力手段と、前記音声出力手段による音声の出力の停止を指示する指
示手段と、警告を発する警告発生タイミングを設定する設定手段
と、前記設定手段により警告発生タイミングが設定され、該
警告発生タイミングとなった場合、警告を発生する警告
発生手段と、前記警告発生タイミング前であり、かつ、前記音声出力
手段による音声出力中に前記指示手段により停止が指示
された場合、前記設定手段の設定を解除せずに音声出力
を停止し、前記警告発生タイミング前であり、かつ、前
記音声出力手段による音声出力停止中に前記指示手段に
より停止が指示された場合、前記設定手段の設定を解除
する制御手段と、を備えた音声出力装置。
【請求項２】前記音声出力装置は携帯型である請求項
１に記載の音声出力装置。