JP2002281599A - マルチチャンネルオーディオ再生装置 - Google Patents

マルチチャンネルオーディオ再生装置

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JP2002281599A
JP2002281599A JP2001082275A JP2001082275A JP2002281599A JP 2002281599 A JP2002281599 A JP 2002281599A JP 2001082275 A JP2001082275 A JP 2001082275A JP 2001082275 A JP2001082275 A JP 2001082275A JP 2002281599 A JP2002281599 A JP 2002281599A
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Hiroyuki Takeishi
浩幸 武石
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定した聴取者の聴力データを基に音声の補
正が可能なマルチチャンネル再生装置を提供する。 【解決手段】 複数スピーカよりマルチチャンネル音声
を再生すると共に、聴取者の周波数、方向知覚特性を測
定して得られたデータを基に、出力する前記マルチチャ
ンネル音声を補正する再生装置であって、前記聴取者周
辺に配置の複数スピーカ12と、所定方向のスピーカの
音声を認識したときに、前記所定方向に向けてキー入力
がなされるキー入力部13と、前記複数スピーカの各々
に近接配置されて、前記所定方向に向けてキー入力がな
されるキー入力部よりの信号を受信するキー入力受信部
11と、測定した聴取者聴覚データを基に再生信号を補
正する補正データを作成する補正制御部6と、前記補正
データにより再生信号を補正出力する音場補正部5とで
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチチャンネル
オーディオ再生装置に係り、特に聴取者の聴力を測定し
その測定結果に対応した再生オーディオ信号の補正が可
能なマルチチャンネルオーディオ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステレオあるいはサラウンド装置
では、音場の補正(利得、周波数特性など)は、画一的
もしくは 視聴者の好みで行われている。また、補正方
法は手間が掛かり、複雑である。
【0003】従来、音の周波数を調整する「イコライ
ザ」は、再生する内容(ソフト)には関係無く、一様に加
工していた。当然のことながら、音楽を聴く聴取者(ユ
ーザー)個人には何ら配慮されていない。このため、効
果を持たらすために予め周波数調整されたソフトに対し
ては、聞きづらくなるといった場合も少なくない。例え
ば、ロック音楽のCDにて、それ自体低音が強調されて
録音されていたとする。再生機器の音場モードを "RO
CK" とすると、さらに低音が増強され、不快をもよお
したり、再生機器にダメージを与えたりする場合があ
る。
【0004】つぎに、聴取者の聴力について説明する。
図2は健聴者における可聴化曲線、図3は年齢における
聴力の低下を示したものである。図2に示されるよう
に、同じ音圧レベルであっても周波数により聴感上のレ
ベル(聞こえる大きさ)は異なり、図3からは、年齢を重
ねるにつれて聞こえるレベル、特に高域が低下すること
が分かる。また、図示はしていないが、聴力の個人差も
非常に大きいということが知られている。よって、聴取
者(ユーザー)各個人に合わせて補正をかけることが重
要であることは明白である。
【0005】図11乃至図13に、特開平6−2333
97号公報に開示されている音場補正機能を有する音響
装置をその一例として示す。図11に示されるように、
遠隔操作部101から発信された信号によって、リスニ
ングポイントにおいて、左右の各スピーカ部105,1
06からの音の到達時間が等しくなるように、自動的に
音場補正する。
【0006】遠隔操作部101から発信された信号によ
り、音響システム本体部側105A,106Aから2個
の超音波を送信させて、遠隔操作部101の受信用マイ
ク101A(図12参照)により受信し、2個の超音波
信号の受信遅延時間の情報を生成して音響システム本体
部へ送信することにより、音場補正を行う。
【0007】左右の各スピーカとリスニングポイントの
間でのアライメントを容易に行うことが可能となり、最
適なリスニングポイントの範囲が狭くても、快適な状態
で聞くことが出来る。
【0008】しかし、この音響装置の構成は、ハードウ
ェアに関しては、 特定(特殊)な音源が必要である。ま
た、 音源(スピーカ)は、音を発する一方向性のもので
あり、ソフトウェアに関しては、視聴者に依存しない、
画一的な補正結果をもたらすものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この図13に示されて
いる音響装置は、普通の構成のもので、聴取者の固有の
聴力に対応した周波数や方向性の補正をする構成を有し
ているものではない。また従来の音場の補正において
は、以下のような問題点があった。 (1)補正された音は、「商品メーカーの押付け」又は
「視聴者の思い込み」の音となり、改悪される場合も少
なくない。 (2)最適な音場を得るための補正方法は、マニアと呼
ばれる一部の人達を除き、ほとんどの一般ユーザーにと
って苦痛なものである。 これを解決するため、自動で調整する技術も開発されて
いるが、補正装置自体の補正も必要、ハード的・コスト
的に負担が大きい、聴取者(ユーザー)自身には何ら配
慮がなされていない。また、聴取者を取り囲む360度
の音源について、その方向性には何ら配慮されていな
い。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明は、複数のスピーカを配
置しマルチチャンネルの音声を再生すると共に、聴取者
自身の聴覚データを測定し、前記マルチチャンネルの音
声を補正して出力するマルチチャンネルオーディオ再生
装置において、前記聴取者の周辺に配置された複数のス
ピーカ12と、選定された複数の異なる周波数の音声が
周波数毎にレベルを変化させて記録されている測定用デ
ータを再生し、前記複数のスピーカのうちの所定のスピ
ーカより所定のタイミングで放音するための信号を出力
する再生部3,6と、前記複数のスピーカのうちの所定
のスピーカから所定のタイミングで放音された音声が認
識される毎に、その方向に対応させたキー入力が前記聴
取者によってなされるキー入力部13と、前記キー入力
部よりの信号を受信するキー入力信号受信部11と、前
記キー入力受信信号を検出したタイミング及び前記測定
用データの再生タイミングに基づき前記マルチチャンネ
ルの再生信号を補正するデータを作成する再生信号補正
制御部6と、前記補正するデータが供給されて前記マル
チチャンネルの再生信号を補正する音場補正部5とを有
して構成したことを特徴とするマルチチャンネルオーデ
ィオ再生装置を提供し、請求項2に記載された発明は、
マルチチャンネルオーディオ再生機能と共に、所定の聴
力ゲーム機能を備えたマルチチャンネルオーディオ再生
装置において、聴力ゲーム用データを再生する再生部
3,6と、前記聴力ゲーム用データよりのオーディオ信
号を再生する複数のスピーカ12と、前記複数のスピー
カのうちの所定方向のスピーカからの再生音声を認識し
たときに、その方向に対応させたキー入力が聴取者によ
ってなされるキー入力部13と、前記キー入力部よりの
信号を受信するキー入力信号受信部11と、前記所定の
聴力ゲームの基準データと前記キー入力信号受信部での
受信結果とを比較して、その受信結果を採点する聴力採
点部6とを有して構成したことを特徴とするマルチチャ
ンネルオーディオ再生装置を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のマルチチャンネルオーデ
ィオ再生装置の実施の形態につき、好ましい一実施例に
より、以下に図と共に説明する。本発明のマルチチャン
ネルオーディオ再生装置のシステム構成の一実施例を図
1に示す。
【0012】図1に示されるように、本発明のマルチチ
ャンネルオーディオ再生装置の一実施例は、任意のデー
タが記録されているCD、DVD、ROM記憶媒体
(1,2)、CD、DVD、ROMなどの記録媒体を再
生する機構(3,6)、再生する機構による映像と任意
の映像を重ね合わせる装置4、CD、DVD、ROM記
録媒体からの音声信号を補正する音場補正装置5、上記
機器を制御する制御装置6、機器の処理、状態などを視
覚的に表示する装置7、制御装置による処理結果を電気
信号で出力する機構9、DAC及びアンプ10AV,1
0AA、入力音声切換スイッチSW1、音場補正切換ス
イッチSW2、画像モニタ30、及びマルチチャンネル
音声出力音響装置100より構成される。
【0013】マルチチャンネル音声出力音響装置100
は複数の音声出力装置12及びデータ受信装置11より
なる。個々の音声出力及びデータ受信装置20は、音声
を出力するスピーカ12とユーザーによる情報を受ける
リモコン受光部11とで構成される。
【0014】聴覚特性測定システムについて説明する。
視聴者の聴覚特性を測定することにより、自分自身の
「聞こえ方」、「聴力」を知ることが出来る。また、こ
の結果を用い、システムの音場を補正することが出来
る。
【0015】方向知覚特性について スイッチSW1を切り換えて、選定された複数の異なる
周波数の音声が周波数毎にレベルを変化させて記録され
ている測定用CDやDVDディスク1または半導体RO
M2などのデータの音声を再生して任意のチャンネル2
0のスピーカより出力する。この際、音圧を調整する機
能を有する。視聴者は、音を知覚した方向に向けてリモ
コンボタンを押し入力する。音声出力の状態と視聴者の
応答情報8を比較/処理部6で比較/処理した結果を表
示部(7,30)で表示する。
【0016】周波数特性について スイッチSW1を切り換えて選定された複数の異なる周
波数の音声が周波数毎にレベルを変化させて記録されて
いる測定用CDやDVDディスク1または半導体ROM
2などのデータから、特定の(周波数)音声を任意もしく
は特定のチャンネル20のスピーカより出力する。以
下、方向知覚特性と同様の処理を行う。
【0017】測定方法について (1)FRから、標準音声(−20dBFSのニュースアナ
ウンス)を再生し、聴き易い音量に設定してもらう。 (2)同じチャンネルから、 a.100Hzの周波数の音を、 b.小さいレベル(−60dBFS)から、自動的に徐々に大
きく(+1dBFS/sec)していき、 c.聞こえた時点で、リモコン13のリモコンキー入力
を行う。
【0018】(3)周波数を例えば、300Hz、900
Hz、2700Hz、8100Hzと段階的に高くして測定を
同様にして行う。 リモコンが押された結果(音のレベル)をグラフ化し表示
することにより、ユーザーは今まで意識したことのない
「自分自身の聴力」を知ることが出来る。
【0019】また、これを基に聞こえづらい周波数の音
圧を上げるなどの処理を施し、ユーザー個人に相応しい
音場を提供出来る。
【0020】(4)この測定にて得られた結果の一実施
例を以下に示す(図4参照)。 100Hz:−35dBFS 300Hz:−40dBFS 900Hz:−45dBFS 2700Hz:−50dBFS(最小可聴レベル) 8100Hz:−42dBFS
【0021】周波数の補正について (1)帯域通過フィルタにより周波数を夫々分割する
(図5参照)。 (2)最小可聴レベルに合うように、他の周波数帯域の
音圧を利得増幅/圧縮を行う(図6参照)。 但し、最大の補正は12dBとする。これは、音楽性を
損なわないようにする最大の利得である。
【0022】 100Hz:−35−(−50)=15dB →12dB 300Hz:−40−(−50)=10dB 、 900Hz:−45−(−50)= 5dB 、 8100Hz:−42−(−50)= 8dB 、
【0023】この動作を行うマルチバンドコンプレッシ
ョンシステムの構成例を図7に示す。 (3)この周波数の補正の結果、聴覚上の周波数特性は
フラットに補正されることになり、この装置は、聴取者
個人に合致した音声の再生が出来るようになる。
【0024】方向性の補正(音圧補正)について この方向性の補正を行うには2通りが考えられる。1つ
は、音圧レベルを変更する方法であり、以下に示す。5
つのスピーカ位置から出力した音を認識したレベルがそ
れぞれ、前左FL:−50dBFS 、前右FR:−48dBF
S 、中央C:−45dBFS 、後左サラウンドSL:−4
4dBFS 、後右サラウンドSR:−42dBFSとする。
【0025】最もよく聞こえるレベル(この場合は、前
左FLの−50dBFS)に、各出力を合わせるよう電気的
に補正する。 FL:補正なし、 FR:−48−(−50)=+2dB、 C:−45−(−50)=+5dB、 SL:−44−(−50)=+6dB、 SR:−42−(−50)=+8dB
【0026】もう1つは擬似補正による方法である。こ
れは、特に、聴きづらい方向性のある聴覚をしている場
合における補正手法である。例えば、後左サラウンドS
Lの音が他の方向に比べて極端に聴きづらい(−20dB
以下)時には、前左FL及び前右FRから、後左サラウ
ンドSLの伝達関数を畳み込んで出力する。
【0027】比較処理について 比較処理の一例を、分かり易く、入力、出力ともパラレ
ルの電気信号でマイコンと接続している場合を図8のタ
イムチャートに示す。図中、上から、〈レベル設定〉:
出力信号レベル、〈出力設定〉:音声が発せられるスピ
ーカーの位置、〈入力〉:聴取者により入力された認識
方向、〈判定〉:出力設定と入力の正誤及び正解の際の
レベル設定を管理する、ことをそれぞれ意味する。測定
は左から右へ推移する。
【0028】具体的に説明すると、測定開始時、−50
dBFSレベルの信号をFLスピーカーから出力するがユー
ザーは認知出来ずキーの入力はない。同位置より−48
dBFSレベルで信号が発せられるが、Cスピーカーより出
ていると誤認識する。−46dBFSレベルの音が発せられ
てFLスピーカー位置からの信号をユーザーは正しく認
識出来たことになる。
【0029】上図は、各スピーカに直接取り付けたリモ
コンからの信号を受信する受信部(リモコン受光部)に
よる実施例で示したが、この他に、リモコン受光部は一
つであるがリモコンのキー自体にスピーカの方向を定義
付けて行ってもよい。
【0030】このリモコンのキー自体にスピーカの方向
を定義付けて行う場合の一実施例を図9に示す。これ
は、リモコン上の各キーに対して、方向の割り当てを行
い、例えば、キー1には前左FLを、キー2は中央C
を、キー3は前右FRを、キー7は後左サラウンドSL
を、キー9は後右サラウンドSRを夫々割り当てるもの
である。図中、右のタイムチャートの意味も図8と同様
であり、入力がマルチ信号でなく、それぞれの方向に割
り当てられたキーによるものである。
【0031】つぎに、本発明のマルチチャンネルオーデ
ィオ再生装置に搭載されるゲーム機能の一実施例につい
て、聴力ゲームの場合で以下に説明する。ゲーム機能に
ついて説明する。上記(聴覚特性測定システム)の機能
を用い、聴力の優劣を争い得点を表示する。臨界点(時
間、音圧レベルなど)を設けて、それを越えた場合、外
部出力から電気的に信号を出力する。
【0032】これを体感出来るシステムに接続する。例
えば、電圧が加わることにより振動する媒体に接続し、
それを身に付ける。こうすることにより、より一層の娯
楽性が加わる。すなわち、発する音に対するユーザーの
反応に閾値(音圧、応答時間、方向性など)を設け、これ
により得点を表示したり、別の装置を動作させる(音を
発する、点灯させる、振動させる)ことにより、娯楽性
を持たせることが出来る。
【0033】ゲーム・ルールについて ランダムに任意の位置にあるスピーカから、任意の信号
を出力する。音を認知したら、スピーカの鳴っている方
向に位置するキー入力を行う。またはそのスピーカ(そ
のスピーカのリモコン受光部)の方向に向かってリモコ
ン・キーを押す。ミス3回もしくは得点がマイナス及び
一定時間が経過すると終了「GAMEOVER」とす
る。
【0034】ゲームの得点方法について 入力の正誤により、加点/減点が決まる。 入力が正しい場合 : S=+1 入力が間違えの場合 : S=−1
【0035】音のレベルにより得点を変える。 −50dBFS : P=20 point −48dBFS : P=18 point −46dBFS : P=16 point −44dBFS : P=14 point −42dBFS : P=12 point
【0036】音を発生した時点から、リモコン13のリ
モコンキー入力が反応するまでの反応時間により加重を
変える。この時間の測定は、制御装置(μ-com)6
が有する図示しない時間計測手段により計測される。
【0037】 1秒以内 : T=3倍 2秒以内 : T=2倍 3秒以内 : T=1倍 それ以上 : T=0倍(タイム・オーバー)
【0038】ゲームの総合点について ゲームの総合点については下記の式により採点し、算出
する。 総合得点 = 前得点 +(S(正誤)×P(得点)×T
(反応時間)) 図10に、説明を分かり易くするため、「各種設定」及
び「入力」の状態を具体的な数値によって示した。な
お、最下欄にはその時までの合計得点を、0+42=4
2、42+28=70、70−40=30、…というよ
うに夫々示した。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
された発明によると、複数のスピーカを配置しマルチチ
ャンネルの音声を再生すると共に、聴取者自身の聴覚デ
ータを測定し、前記マルチチャンネルの音声を補正して
出力するマルチチャンネルオーディオ再生装置におい
て、前記聴取者の周辺に配置された複数のスピーカと、
選定された複数の異なる周波数の音声が周波数毎にレベ
ルを変化させて記録されている測定用データを再生し、
前記複数のスピーカのうちの所定のスピーカより所定の
タイミングで放音するための信号を出力する再生部と、
前記複数のスピーカのうちの所定のスピーカから所定の
タイミングで放音された音声が認識される毎に、その方
向に対応させたキー入力が前記聴取者によってなされる
キー入力部と、前記キー入力部よりの信号を受信するキ
ー入力信号受信部と、前記キー入力受信信号を検出した
タイミング及び前記測定用データの再生タイミングに基
づき前記マルチチャンネルの再生信号を補正するデータ
を作成する再生信号補正制御部と、前記補正するデータ
が供給されて前記マルチチャンネルの再生信号を補正す
る音場補正部とを有して構成したので、装置や部屋の影
響を含めた聴取者(ユーザー)自身の再生音声の聞こえ
方を測定することが出来、その結果を基に音場を聴取者
自身に一番合うように補正することが出来る。
【0040】請求項2に記載された発明によると、マル
チチャンネルオーディオ再生機能と共に、所定の聴力ゲ
ーム機能を備えたマルチチャンネルオーディオ再生装置
において、聴力ゲーム用データを再生する再生部と、前
記聴力ゲーム用データよりのオーディオ信号を再生する
複数のスピーカと、前記複数のスピーカのうちの所定方
向のスピーカからの再生音声を認識したときに、その方
向に対応させたキー入力が聴取者によってなされるキー
入力部と、前記キー入力部よりの信号を受信するキー入
力信号受信部と、前記所定の聴力ゲームの基準データと
前記キー入力信号受信部での受信結果とを比較して、そ
の受信結果を採点する聴力採点部とを有して構成したの
で、スピーカからの発生音声に対してキー入力部で応答
して点数化して聴力ゲームを楽しむことが出来る。ま
た、相手と聴力の優劣を採点し点数化して争うことも出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチチャンネルオーディオ再生装置
の一実施例のブロック構成を示した図である。
【図2】健聴者における聴覚特性(可聴化曲線)の一例
を示した図である。
【図3】年齢別による聴力の低下特性を示した図であ
る。
【図4】本発明のマルチチャンネルオーディオ再生装置
による聴覚測定結果の一実施例を示した図である。
【図5】本発明のマルチチャンネルオーディオ再生装置
を構成する帯域分割回路の帯域分割例を示した図であ
る。
【図6】本発明のマルチチャンネルオーディオ再生装置
を構成する入出力レベル補正特性の例を示した図であ
る。
【図7】本発明のマルチチャンネルオーディオ再生装置
を構成する補正回路の一実施例を示した図である。
【図8】本発明のマルチチャンネルオーディオ再生装置
による比較処理のタイムチャートの一実施例を示した図
である。
【図9】本発明のマルチチャンネルオーディオ再生装置
を構成するリモコン・キー入力部のキーの割り当てと対
応させて比較処理例を示した図である。
【図10】本発明のマルチチャンネルオーディオ再生装
置を利用した聴力ゲームの得点計算方法を示した図であ
る。
【図11】従来のマルチチャンネルオーディオ再生装置
の音場補正部分の一例を示した図である。
【図12】従来のマルチチャンネルオーディオ再生装置
のリモートコマンダ(リモコン)部の一例を示した図で
ある。
【図13】従来の音場補正機能を有するマルチチャンネ
ルオーディオ再生装置のスピーカ部分の構成の一例を示
した図である。
【符号の説明】
1 CDディスク、DVDディスク 1A ピックアップ 2 オーディオデータROM(半導体メモリ) 3 AVデコーダ(再生部) 4 映像合成回路 5 音場補正回路 6 制御装置(μ-com、比較/処理部、再生信号補
正制御部、聴力採点部、再生部) 7 表示装置 8 聴取者の応答情報 9 制御装置6の処理結果の信号出力(外部出力) 10 マルチチャンネル音声出力、信号入力及び比較/
処理装置 10AV DAC及びアンプ 10AA DAC及びアンプ 11 リモコン受光部(キー入力信号受信部) 12 スピーカ 13 リモコン (キー入力部) 20 データ受信装置 30 画像モニタ 100 マルチチャンネル音声出力音響装置 SW1 入力音声切換スイッチ SW2 音場補正切換スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のスピーカを配置しマルチチャンネル
    の音声を再生すると共に、聴取者自身の聴覚データを測
    定し、前記マルチチャンネルの音声を補正して出力する
    マルチチャンネルオーディオ再生装置において、 前記聴取者の周辺に配置された複数のスピーカと、 選定された複数の異なる周波数の音声が周波数毎にレベ
    ルを変化させて記録されている測定用データを再生し、
    前記複数のスピーカのうちの所定のスピーカより所定の
    タイミングで放音するための信号を出力する再生部と、 前記複数のスピーカのうちの所定のスピーカから所定の
    タイミングで放音された音声が認識される毎に、その方
    向に対応させたキー入力が前記聴取者によってなされる
    キー入力部と、 前記キー入力部よりの信号を受信するキー入力信号受信
    部と、 前記キー入力受信信号を検出したタイミング及び前記測
    定用データの再生タイミングに基づき前記マルチチャン
    ネルの再生信号を補正するデータを作成する再生信号補
    正制御部と、 前記補正するデータが供給されて前記マルチチャンネル
    の再生信号を補正する音場補正部とを有して構成したこ
    とを特徴とするマルチチャンネルオーディオ再生装置。
  2. 【請求項2】マルチチャンネルオーディオ再生機能と共
    に、所定の聴力ゲーム機能を備えたマルチチャンネルオ
    ーディオ再生装置において、 聴力ゲーム用データを再生する再生部と、 前記聴力ゲーム用データよりのオーディオ信号を再生す
    る複数のスピーカと、 前記複数のスピーカのうちの所定方向のスピーカからの
    再生音声を認識したときに、その方向に対応させたキー
    入力が聴取者によってなされるキー入力部と、 前記キー入力部よりの信号を受信するキー入力信号受信
    部と、 前記所定の聴力ゲームの基準データと前記キー入力信号
    受信部での受信結果とを比較して、その受信結果を採点
    する聴力採点部とを有して構成したことを特徴とするマ
    ルチチャンネルオーディオ再生装置。
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