JP2004170717A - カラオケシステム - Google Patents

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Hideaki Wakasa
秀章 若狹
Koichiro Ochiai
浩一郎 落合
Haruhisa Yamashita
晴久 山下
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Abstract

【課題】難聴者であっても補助となる手本のボーカル音、自分の歌声、及びカラオケの伴奏音のうち少なくとも一つの音を認識することができ、上手にカラオケを唄うことができるためのカラオケシステムを提供することを目的としたものである。
【解決手段】骨伝導スピーカを備えた骨伝導ヘッドセット100aを歌い手(甲)の頭部に装着し、カラオケ装置10から、自己の唄ったマイクロホン信号、カラオケの伴奏音信号、及び、歌い手がカラオケで唄う際の手本に使用するボーカルに係るボーカル信号のうち少なくとも一つの信号を送信する。これにより、歌い手(甲)には、上記信号に基づいた骨伝導振動を伝達することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信信号に基づいて骨伝導振動を発生させる骨伝導スピーカを備えた骨伝導ヘッドセットを使用するカラオケシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、歌い手がカラオケで唄う際の手本に使用するボーカル音をスピーカから出力して、歌い手の補助(アシスト)を行うカラオケ装置があった(例えば、特許文献1参照)。これにより、曲を正確に覚えてない者、又は音程がずれて上手く唄えない者等に対して、カラオケを唄う際の補助(アシスト)を行うことができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−103000号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、難聴者は補助となる手本のボーカル音や、自分の歌声や、カラオケの伴奏音等を聞き取りづらいという問題が生じていた。
【0005】
本発明は上述した事情を鑑みてなされたものであり、難聴者であっても補助となる手本のボーカル音、自分の歌声、及びカラオケの伴奏音のうち少なくとも一つの音を認識することができ、上手にカラオケを唄うことができるためのカラオケシステムを提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、マイクからのマイクロホン信号、カラオケの伴奏音信号、及び、歌い手がカラオケで唄う際の手本に使用するボーカルに係るボーカル信号のうち少なくとも一つの信号を送信する送信機を備えたカラオケ装置と、前記送信機によって送信された信号を受信する受信機と、この受信した信号に基づいて骨伝導振動を発生させる骨伝導スピーカとを備え、人体の頭部に装着可能な骨伝導ヘッドセットと、を有することを特徴とするカラオケシステムである。
【0007】
請求項2に係る発明は、前記カラオケ装置は、空気振動を発生させて音を出力する空気振動スピーカに対し、前記マイクからのマイクロホン信号及びカラオケの伴奏信号を送信することを特徴とする請求項1に記載のカラオケシステムである。
【0008】
請求項3に係る発明は、前記ボーカル信号は、前記歌い手がカラオケで唄う際の手本に使用するメインボーカルに係るメインボーカル信号及びバックコーラスに係るバックコーラス信号を含むと共に、前記骨伝導ヘッドセットは、前記受信機によって受信したメインボーカル信号又はバックコーラス信号のいずれか一方を選択することにより、前記メインボーカル信号又はバックコーラス信号に基づいて前記骨伝導スピーカから発生させる骨伝導振動を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のカラオケシステムである。
【0009】
請求項4に係る発明は、前記骨伝導ヘッドセットは、この骨伝導ヘッドセットの装着者が発声した音声を骨伝導振動として受信する骨伝導マイクを備え、前記骨伝導ヘッドセットの受信機は、前記骨伝導マイクによって受信した骨伝導振動に基づいた信号を送信する機能を有すると共に、他の骨伝導ヘッドセットの受信機からの信号を受信可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカラオケシステムである。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕
以下、図1乃至図4を用いて、本発明に係る第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るカラオケシステム1を使用しているイメージ図である。
【0011】
図2は、カラオケシステム1を構成するカラオケ装置10の内部構成図である。図3は、カラオケシステム1を構成する骨伝導ヘッドセット100の外観図である。図4は、骨伝導ヘッドセット100の内部構成図である。
【0012】
図1では、カラオケシステム1が設置されている施設で、歌い手(甲)が骨伝導ヘッドセット100aを頭部に装着し、他の聞き手(乙,丙)が骨伝導ヘッドセット100aを装着せずに、歌い手(甲)の歌を聴いている状況を示している。
【0013】
図1に示すように、カラオケシステム1は、カラオケ装置10、映像モニタ40、マイク50a及び(図2で示す)マイク50b、右側及び左側のスピーカ60a,b、不図示(図2で示す)リモコン70、及び骨伝導ヘッドセット100a及び(図2で示す)骨伝導ヘッドセット100bをセットとしたものである。
【0014】
図2に示すように、カラオケ装置10には、音源装置11、映像装置12、複数のミキサー部13a,b、複数の送信機14a,b、複数のプリアンプ22a,b、エコー装置23、メインアンプ24、制御部30、受信部31が設けられている。
【0015】
このうち、音源装置11は、カラオケの伴奏等の音源データを記憶した装置であり、例えば1チャンネルにL(Left)伴奏音データ(d1)、2チャンネルにR(Right)伴奏音データ(d2)、3チャンネルに歌い手がカラオケで唄う際の手本に使用するメインボーカル音に係るメインボーカルデータ(d3)、4チャンネルにバックコーラス音に係るバックコーラスデータ(d4)が記録されている。また、映像装置12は、カラオケの映像データを記録した装置であり、映像モニタに表示する歌詞のデータ(D1)とバック画像のデータ(D2)が記録されている。この歌詞データ(D1)とバック画像データ(D2)は、音源装置11に記憶されている各種データ(d1〜d4)の出力と連動している。また、音源装置11及び映像装置12に記録されている各種データ(d1〜d4,D1,D2)は、音源・映像ソフト(S)が記録されているLD(Laser Disc)等の記録媒体からの読み出しや、インターネット等の電子ネットワークによる音源・映像ソフトの配信により取得することができる。
【0016】
更に、音源装置11及び映像装置12の出力端子は、第1のミキサー部13aの入力端子に電気的に接続(「電気的に(な)接続」を、以下単に「接続」という)されていると共に、第2のミキサー部の入力端子13bに接続されている。これら第1のミキサー部13a及び第2のミキサー部13bは、入力信号を混合して出力する装置であり、ボリューム可変器によって各入力信号を混合する割合を変更することができる。
【0017】
そして、第1のミキサー部13aの出力端子は、第1の送信機14aのL(Left)用及びR(Right)用の入力端子に接続されている。また、第2のミキサー部13bの出力端子も同様に、第2の送信機14bのL(Left)用及びR(Right)用の入力端子に接続されている。この第1の送信機14aは、第1のミキサー部13aからの出力信号(電気信号)に基づき、後述の第1の受信機104aに対して電波や赤外線等の無線信号を送信する装置である。また、第2の送信機14bも同様に、第2のミキサー部13bからの出力信号に基づいて、後述の第2の受信機104bに無線信号を送信する装置である。
【0018】
また、カラオケ装置10には、マイクロホン入力端子21a,bが設けられており、各マイクロホン入力端子21a,bは、それぞれ第1のプリアップ22aの入力端子、及び第2のプリアンプ22bの入力端子に接続されている。これらプリアンプ(コントロールアンプ)22a,bは、メインアンプ24の前段に位置するアンプ(Amplifier:増幅器)であり、マイク50a,bから送信されたマイクロホン信号としての外部入力信号に対して、ボリューム、トーン、バランス等の調整を行う装置である。また、サラウンド信号のデコード、DSP(DigitalSurround Processor:デジタル音場処理)による効果の付与等の機能を有していてもよい。
【0019】
更に、第1及び第2のプリアンプ22a,bの出力端子は、エコー装置23の入力端子に接続されている。このエコー装置23は、マイク50a,bからのマイクロホン信号に特殊効果を付加して、歌い手の音声にエコーを掛ける装置である。
【0020】
また、エコー装置23の出力端子は、メインアンプ24の入力端子に接続されている。このメインアンプ(パワーアンプ)24は、入力された微弱な信号を増幅してスピーカ60a,bを駆動させる装置であり、ボリューム調整により、スピーカ60a,bから出力する音の大きさを調整することができる。また、音源装置の1及び2チャンネルの伴奏音に係る出力端子もメインアンプ24の入力端子に接続されている。更に、メインアンプ24の出力端子は、カラオケ装置1に設けられたL用及びR用のスピーカ出力端子25a、bに接続されている。これによって、L用のスピーカ出力端子25aにL用スピーカ60aの入力端子を接続し、R用のスピーカ出力端子25bにR用スピーカ60bの入力端子を接続すると、各スピーカ60a,bからボーカル音及び伴奏音を出力することができる。
【0021】
更に、本実施形態においては、エコー装置23の出力端子が各ミキサー部13a,bの入力端子にも接続されている。これにより、カラオケ装置10の送信機から受信機に対して、伴奏音、メインボーカル音、及びコーラス音に係る無線信号を送信するだけでなく、マイクを使って唄う歌い手の音声に係る無線信号も送信することができる。
【0022】
また、制御部30はコンピュータにより構成されており、ミキサー部13a,bにおけるボリューム制御と、メインアンプ24におけるボリューム制御を行うものである。この制御部30は、外部のリモコン70から受信部31で受信した制御信号に従って動作する。
【0023】
続いて、図3及び図4を用いることにより、本実施形態に係る骨伝導ヘッドセット100a,bの構成を説明する。尚、骨伝導ヘッドセット100a,bは同一構成であるため、これら共通のものとして符号100で示している。
【0024】
図3に示すように、骨伝導ヘッドセット100は、支持部101と、支持部101の左右にそれぞれ基端部分が取り付けたれた右用ヘッドバンド102R及び左用ヘッドバンド102Lと、支持部101の外側(頭部に接しない側)に設けられた受信機104によって構成されている。また、右用ヘッドバンド102Rの先端部分には、右用骨伝導スピーカ103Rが内蔵されており、左用ヘッドバンド102Lの先端部分には、図3で不図示(図4に図示)の左用ヘッドバンド103Lが内蔵されている。また、右用ヘッドバンド102R及び左用ヘッドバンド102Lは、弾力性があり軽い材料のプラスティックにより形成されており、どの人の頭部にも骨伝導ヘッドセット100を装着することができる。
【0025】
また、右用骨伝導スピーカ103R及び左用骨伝導スピーカ103Lは、骨伝導ヘッドセット100を人間の頭部に装着した際に、耳の周辺、好ましくは耳孔中心部から60mm以内の側頭部に当接するように設けられている。これにより、各骨伝導スピーカ103R,Lから出た音は、空気振動によらずに骨伝導振動(骨伝導音)として聴器官に伝達されて、周囲の雑音が混入することなく聴取される。
【0026】
また、図4に示すように、支持部101の内部には、(マイクロ)コンピュータにより構成された制御部105が内蔵されており、各コード106R,Lを介して、右用骨伝導スピーカ103R及び左用骨伝導スピーカ103Lを動作制御している。また、制御部105は、コード107を介して受信機104の動作制御も行っている。これにより、受信機104で受信した無線信号に基づいて、右用骨伝導スピーカ103R及び左用骨伝導スピーカ103Lから骨伝導振動を発生させることができる。
【0027】
続いて、本実施形態に係るカラオケシステム1の動作方法について説明する。
【0028】
まず、歌い手(甲)がリモコン70等によりカラオケの選曲を行うと、図2に示す音源装置11から出力されたL伴奏音データ(d1)及びR伴奏音データ(d2)に係る信号がメインアンプ24で増幅され、スピーカ出力端子25a,bを介して各スピーカ60a,bに送信される。これにより、各スピーカ60a,bから歌い手(甲)が選曲したカラオケの伴奏音が出力される。またこの際、映像装置12からもL伴奏音データ(d1)及びR伴奏音データ(d2)の出力に連動して、歌詞データ(D1)とバック画像データ(D2)に係る信号が映像モニタ40に出力される。これにより、映像モニタ40にバック画像が表示されると共にカラオケの楽曲に会わせて歌詞が表示される。
【0029】
更にこの際、音源装置11からは、L伴奏音データ(d1)、R伴奏音データ(d2)、メインボーカルデータ(d3)、及びバックコーラスデータ(d4)に係る信号が各ミキサー部13a,bにも出力される。そして、各ミキサー部13a,bから各送信機14a,bを介して各骨伝導ヘッドセット104a,bに対し、上記各データ(d1〜d4)に係る信号が無線信号として送信される。これにより、図4に示す骨伝導ヘッドセット100では、受信機104で無線信号を受信する。
【0030】
次に、制御部105による制御動作により、上記受信機104で受信した無線信号を電気信号として、各コード106L,Rを介することで左用骨伝導スピーカ103L及び右用骨伝導スピーカ103Rに送信する。これにより、左用骨伝導スピーカ103Lでは、上記L伴奏音データ(d1)、メインボーカルデータ(d3)、及びバックコーラスデータ(d4)に係る信号に基づいて骨伝導振動を発生させて、歌い手(甲)の頭部の左側に伝達させる。同様に、右用骨伝導スピーカ103Rでは、上記R伴奏音データ(d2)、メインボーカルデータ(d3)、及びバックコーラスデータ(d4)に係る信号に基づいて骨伝導振動させて、歌い手(甲)の頭部の右側に伝達させる。この骨伝導振動は、スピーカ60a,bのように空気振動により音を発生させる場合とは異なり、歌い手(甲)の頭蓋骨に直接振動を与えるものであるため、歌い手(甲)のみが伴奏音、メインボーカル音、及びバックコーラス音を認識することができ、聞き手(乙,丙)は認識できない。
【0031】
以上説明したように本実施形態によれば、骨伝導ヘッドセット100aを装着した歌い手(甲)は、骨伝導振動によって伴奏音、メインボーカル音、及びバックコーラス音を認識することができるため、難聴者であっても曲に合わせてカラオケを唄うことができるという効果を奏する。
【0032】
また、リモコン70によってミキサー部13aの混合比率を変更し、歌い手(甲)にメインボーカル音のみを伝達することで、歌い手(甲)がカラオケで唄う際の手本に使用するメインボーカル音を認識することができるため、歌い手(甲)が曲を正確に覚えていない場合や、音程がずれて上手く唄えないような場合であっても、この手本となる音を認識しながら上手く唄うことができるという効果を奏する。尚、この場合、聞き手(乙,丙)は、スピーカ60a,bからの伴奏音と歌い手(甲)の歌声を聞くことになる。更にこの場合、図2において、音源装置11からのバックコーラスデータ(d3)に係る信号をメインアンプ24に出力できるようにすれば、聞き手(乙,丙)は、スピーカ60a,bからの伴奏音と歌い手(甲)の歌声以外に、バックコーラス音を聞くことができる。
【0033】
更に、歌い手が二人存在し、一方の歌い手(甲1)がメインボーカル部分を唄い、他方の歌い手(甲2)がバックコーラス部分を唄う場合であっても、リモコン70でミキサー部13a,bの混合比率を変更することで、骨伝導ヘッドセット100aを装着した歌い手(甲1)がメインボーカル音を認識でき、骨伝導ヘッドセット100bを装着した歌い手(甲2)がバックコーラス音を認識することができる。
【0034】
〔第2の実施形態〕
以下、図5乃至図7を用いて、本発明に係る第2の実施形態について説明する。図5は、本実施形態に係るカラオケシステム1’を使用しているイメージ図である。図6は、カラオケシステム1’を構成する骨伝導ヘッドセット200の外観図である。図7は、骨伝導ヘッドセット200の内部構成図である。
【0035】
図5では、カラオケシステム1’が設置されている施設で、歌い手(甲)が骨伝導ヘッドセット200a,bを装着せず、他の聞き手(乙,丙)がそれぞれ骨伝導ヘッドセット200a、bを装着して、歌い手(甲)の歌を聴いている状況を示している。
【0036】
図5に示すように、カラオケシステム1’は、上記カラオケシステム1に比べて、骨伝導ヘッドセット100a,bが骨伝導ヘッドセット200a,bに代わっただけで他の装置は同一構成である。そのため、同一装置には同一符号を付して説明を省略し、骨伝導ヘッドセット200a,bの構成については、図6及び図7を用いて説明する。尚、骨伝導ヘッドセット200a,bは同一構成であるため、これらの共通のものとして符号200で示している。また、骨伝導ヘッドセット200において、第1の実施形態に係る骨伝導ヘッドセット100と同一構成部分に関しては同一符号を付して説明を省略する。
【0037】
図6に示すように、骨伝導ヘッドセット200は、支持部101と、支持部101の左右にそれぞれ基端部分が取り付けたれた右用ヘッドバンド102R及び左用ヘッドバンド102Lと、支持部101の外側(頭部に接しない側)に設けられた送受信機111と、支持部101の内側(頭部に接する側)に設けられた骨伝導マイクロホン112によって構成されている。また、骨伝導マイクロホン112は、人間が骨伝導ヘッドセット200を頭部に装着すると、頭部に当接するような位置に設けられている。
【0038】
また、図7に示すように、支持部101の内部には、上記骨伝導ヘッドセット100と同様に制御部105が内蔵されており、各コード106R,Lを介して、右用骨伝導スピーカ103R及び左用骨伝導スピーカ103Lを動作制御している。また、制御部105は、コード107を介して送受信機111の動作制御を行うと共に、コード113を介して骨伝導マイクロホン112の動作制御も行っている。これにより、骨伝導マイクロホン112によって骨伝導ヘッドセット200装着者が発声した音声を骨伝導振動として受信し、送受信機111から骨伝導振動に基づいた無線信号を送信することができる。このため、骨伝導ヘッドセット200を装着した者同士は、骨伝導振動による相互通信(会話)が可能となる。また、図2に示すミキサー部13a,bの混合調整を行うことで、骨伝導ヘッドセット200の装着者に対しても、上記骨伝導ヘッドセット100の装着者と同様にカラオケ装置10から伴奏音等を伝達することができる。
【0039】
続いて、本実施形態に係るカラオケシステム1’の動作方法について説明する。
【0040】
まず、歌い手(甲)がリモコン70等によりカラオケの選曲を行うと、図2に示す音源装置11から出力されたL伴奏音データ(d1)及びR伴奏音データ(d2)に係る信号がメインアンプ24で増幅され、スピーカ出力端子25a,bを介して各スピーカ60a,bに送信される。これにより、各スピーカ60a,bから歌い手(甲)が選曲したカラオケの伴奏音が出力される。またこの際、映像装置12からもL伴奏音データ(d1)及びR伴奏音データ(d2)の出力に連動して、歌詞データ(D1)とバック画像データ(D2)に係る信号が映像モニタ40に出力される。これにより、映像モニタ40にバック画像が表示されると共にカラオケの楽曲に会わせて歌詞が表示される。このような状況下で歌い手(甲)が唄っている場合には、歌い手(甲)の歌声と伴奏音等によって、聞き手(乙)と聞き手(丙)は、お互いの話し声が聞き取れず、仮に大声で会話をすると歌い手(甲)に対して失礼となる。
【0041】
そこで、聞き手(乙,丙)は、図5に示すように、それぞれ骨伝導ヘッドセット200a,bを頭部に装着し、骨伝導マイクロホン112により相手側に意思を伝達すると共に、各骨伝導スピーカ103L,Rにより相手側の意思を認識する。
【0042】
以上説明したように本実施形態によれば、聞き手(乙,丙)は、歌い手(甲)による音声や伴奏等に邪魔されずに会話をすることが出来ると共に、歌い手(甲)が唄う邪魔をすることもないという効果を奏する。
【0043】
尚、上記各実施形態における骨伝導ヘッドセット100,200は、ヘッドバンド102L,Rにより構成されているが、これに限るものではなく、支持部101からヘッドバンド102L,Rを取り除き、骨伝導スピーカ103L(R)を直接支持部101に取り付けたヘッドセットとしてもよい。これにより、歌い手は、右手にマイク50aを持ち、左手の手のひらに支持部101を持って、この支持部101を自分の頭部のこめかみ付近に当てながら(セットしながら)唄うことができる。
【0044】
また、上記各実施形態では、カラオケ装置10から無線通信によってヘッドセット100,200に信号を送信しているが、これに限るものではなく、コード等を介した有線通信によって信号を送信するようにしてもよい。また、ヘッドセット200a,b同士間の通信も有線通信により行ってもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カラオケ装置によって、マイクからのマイクロホン信号、カラオケの伴奏音信号、及び、歌い手がカラオケで唄う際の手本に使用するボーカルに係るボーカル信号のうち少なくとも一つの信号を送信すると共に骨伝導ヘッドセットによって受信して、この受信した信号に基づいて骨伝導振動を発生させることにより、難聴者等に対して、カラオケを唄う際の補助(アシスト)を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るカラオケシステム1を使用しているイメージ図。
【図2】カラオケシステム1を構成するカラオケ装置10の内部構成図。
【図3】カラオケシステム1を構成する骨伝導ヘッドセット100の外観図。
【図4】第1実施形態に係る骨伝導ヘッドセット100の内部構成図。
【図5】本発明の第2実施形態に係るカラオケシステム1’を使用しているイメージ図。
【図6】カラオケシステム1’を構成する骨伝導ヘッドセット200の外観図。
【図7】第2実施形態に係る骨伝導ヘッドセット200の内部構成図。
【符号の説明】
1 (第1の実施形態に係る)カラオケシステム
1’ (第2の実施形態に係る)カラオケシステム
11 音源装置
12 映像装置
13a 第1のミキサー部
13b 第2のミキサー部
14a 第1の送信機
14b 第2の送信機
103L 左用骨伝導スピーカ
103R 右用骨伝導スピーカ
104 受信機
105 制御部
111 送受信機(骨伝導振動に基づいた信号を送信する機能を有した受信機)
112 骨伝導マイクロホン
10 カラオケ装置
40 映像モニタ
50a,b マイク
60a,b スピーカ
70 リモコン
100 (第1の実施形態に係る)骨伝導ヘッドセット
200 (第2の実施形態に係る)骨伝導ヘッドセット

Claims (4)

  1. マイクからのマイクロホン信号、カラオケの伴奏音信号、及び、歌い手がカラオケで唄う際の手本に使用するボーカルに係るボーカル信号のうち少なくとも一つの信号を送信する送信機を備えたカラオケ装置と、
    前記送信機によって送信された信号を受信する受信機と、この受信した信号に基づいて骨伝導振動を発生させる骨伝導スピーカとを備え、人体の頭部に装着可能な骨伝導ヘッドセットと、
    を有することを特徴とするカラオケシステム。
  2. 前記カラオケ装置は、空気振動を発生させて音を出力する空気振動スピーカに対し、前記マイクからのマイクロホン信号及びカラオケの伴奏信号を送信することを特徴とする請求項1に記載のカラオケシステム。
  3. 前記ボーカル信号は、前記歌い手がカラオケで唄う際の手本に使用するメインボーカルに係るメインボーカル信号及びバックコーラスに係るバックコーラス信号を含むと共に、
    前記骨伝導ヘッドセットは、前記受信機によって受信したメインボーカル信号又はバックコーラス信号のいずれか一方を選択することにより、前記メインボーカル信号又はバックコーラス信号に基づいて前記骨伝導スピーカから発生させる骨伝導振動を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のカラオケシステム。
  4. 前記骨伝導ヘッドセットは、この骨伝導ヘッドセットの装着者が発声した音声を骨伝導振動として受信する骨伝導マイクを備え、
    前記骨伝導ヘッドセットの受信機は、前記骨伝導マイクによって受信した骨伝導振動に基づいた信号を送信する機能を有すると共に、他の骨伝導ヘッドセットの受信機からの信号を受信可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカラオケシステム。
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