JPS63502945A - ステレオ増強システム - Google Patents

ステレオ増強システム

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JPS63502945A JP62501080A JP50108087A JPS63502945A JP S63502945 A JPS63502945 A JP S63502945A JP 62501080 A JP62501080 A JP 62501080A JP 50108087 A JP50108087 A JP 50108087A JP S63502945 A JPS63502945 A JP S63502945A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ステレオ増強システム この特許出願は特許出願第844,929号(1986年5月27日)、ステレ オ増強システムの継続出願である。
発明の背景 開示された発明は、ステレオ音響再生システムの増強システム、特に、ステレオ 音像を広げ、ステレオ聴覚領域を増やし、スピーカーまたはへッドフォンを使用 するために遠近感を訂正するステレオ増強システムに関する。
よく知られているように、ステレオの音響再生システムは音像を発生し再生され た音を異なる位置から発されたものとして感じられ、ライブパフォーマンスの体 験をシュミレートしようとするものである。ステレオの音像の音響幻聴は一般、 スピーカー間にあり、ステレオ像の幅は左右のスピーカーにそれぞれ与えられた 情報間に同一性または相違性に非常に依存する。各スピーカーに与えられた情報 が同じであると、音像は“中央段“のスピーカの間に集中する。対称的に、各ス ピーカーに与えられた情報が異なると、音像の範囲は2つのスピーカーの間で広 がる。
ステレオ音像の一般的概念は複雑ではないがその使用と設置は困難である。ステ レオ音像の幅はスピーカーに与えられた情報だけではなくリスナーの位置にもよ る。リスナーはスピーカーから等距離にあることが理想的である。多くのスピー カーシステムでは、リスナーが1つのスピーカーに近付くと、遠い方のスピーカ ーからの音はステレオ像にあまり貢献せず、音は即座に近い方のスピーカーから のみ出たものとして感じられる。これは、各スピーカーの情報があまり異ならな い場合には特にそうである。しかしながら、スピーカーから等距離にいるリスナ ーにさえ、感じられた音像は一般にスピーカーの物理的位置の間にあり、スピー カー間の領域を越えて延在しない。
既知のスピーカーシステムはリスナーがスピーカーから等距離に位置することが 理想的であるとする制限を減らすように設計された。しかしながら、この様なス ピーカーシステムは一般に複雑でその結果ステレオ像はスピーカーの物理的位置 間の領域に制限される。
ステレオ音響再生は、音声トランスデユーサ(典型的にスピーカーまたはへッド フォン)を予め定めた位置に置き、この様な予め定めた位置から出る音を与える ということについても考慮される。しかしながら、ライブパフォーマンスでは、 パフォーマンスが行われる構造の音響工学的な結果、感じられた音は多数の方向 から出ることがある。人間の耳と頭は、低周波音の相対的位相シフト、音声範囲 の音の相対的強度、および速い上昇時間および高周波成分を有する音の相対的到 着時間のような異なる現象に基づいて方向を決定するのに協同する。
スピーカーまたはへッドフォンの予め定めた位置の結果、リスナーは再生音が出 る方向に関して誤りキューを受取る。
例えば、リスナーの前方に位置したスピーカでは、側方から聞こえる音は前方か ら聞こえ、それ故側方から出る音として容易に感じられない。ヘッドフォンまた は側方に配置されたスピーカーでは、前方から出た音は側方から出る。つまり、 スピーカーまたはへッドフオンの配置の結果、録音されたパフォーマンスの音の 遠近感は不正確となる。
これら結果を共に有するステレオ像を広げる多くの試みがなされてきた。例えば 、左右のステレオ信号は混合され、選択的に処理でき次いで混合して左右の処理 信号を供給するような差信号(左マイナス右)と合計信号(左プラス右)を与え る。特に、差信号を増加かせ4またはブーストするとステレオ像の幅が広くなる ことは良く知られている。
しかしながら、差信号の強い周波数の成分は中間周波数領域に集中する傾向があ るために差信号をむやみに増加させると問題が生じる。1つの問題は、耳が中間 周波数内の約IKHz乃至4KHzの範囲を非常に感じる(感知力の大きい差信 号成分“と呼ばれる)ために、再生された音は耳ざわりでうるさいことである。
別の問題は、中間周波数領域にはリスナーの耳の間の距離に比較できる波長を有 する周波数(約IKHzから2KHzの範囲の周波数を有する)があるためにス ピーカー間が等距離である位置にリスナーが限定されることである。この様な周 波数(“位相感知力が・増大した差信号周波数の成分”と呼ばれる)に関して、 リスナーの頭の位置の微かなシフトによってステレオ像にうるさいシフトが生じ る。さらに、差信号の無差別なブーストによって生じるステレオ像の感知範囲が 狭くなり、明かに附随の問題を生じる。
既知のステレオ像システムには、追加の増幅器とスピーカーが必要である。しか しながら、この様なシステムでは、ステレオ像はスピーカーの配置によって制限 される。さらに、スピーカーを異なる位置に配置すると、正しい音の遠近感が必 ずしも与えられない。
他のシステムでは、固定または変化可能な遅延が与えられる。しかしながら、こ の様な遅延は、録音されたパフォーマンスに存在する遅延がすでに録音中に存在 するために再生された音の精度に干渉する。さらに、遅延によって複雑さが増し 、リスナーの位置が限定されてしまう。
ヘッドフォンを使用した結果不適切な音の遠近感を訂正するまたは保証する試み がなされた。しかしながら、既知のヘッドフォン増強システムには複雑さと効果 の欠如を考慮しなければならない。
発明の概要 それ故スピーカー間の領域を越えてステレオ音像の幅を拡大するステレオ増強シ ステムを提供することは利点である。
また聞く位置を強制しないステレオ増強システムを提供することも効果がある。
別の利点は、大きい聴覚領域に亙って感じられるステレオ音像を与えるステレオ 増強システムを提供することである。
別の利点は、スピーカーまたはへッドフオンを使用するために音の遠近感を訂正 するステレオ訂正システムを提供することである。
前記および他の利点は、広いステレオ像および聴覚領域を与えるステレオ像増強 システムおよびスピーカーまたはへッドフォンを使用する音の遠近感訂正を与え る遠近感訂正システムを具備する本発明のステレオ増強システムによって達成さ れる。ステレオ像増強システムおよび遠近感訂正システムは組合わせてまたは個 々に使用される。
本発明によれば、左右のステレオ信号に基づいた合計および差信号を発生させ、 選択的に、差信号周波数の相対的振幅および合計信号周波数の相対的振幅を変化 させ、処理された合計および差信号を元の左右の信号と結合させて左右の増強さ れたステレオ信号を発生させることによって広いステレオ音像および聴覚領域が 得られる。
特に、差信号の選択された周波数成分は他の差信号周波数成分に関してブースト され(強調され)、合計信号の選択された周波数成分は他の合計信号周波数成分 に関してブーストされる。差信号の選択的ブーストは広いステレオ像と広い聴覚 領域を与え、合計信号の選択的ブーストは合計信号が差信号に圧倒されないよう にする。
本発明の実施例では、差信号に応じるスペクトラムアナライザは、静かな差信号 周波数成分が大きい音の差信号周波数成分に関してブーストされるように差信号 周波数成分の相対振幅を制御する。差信号は、リスナーの耳の間の距離に比較で きる波長を有する差信号周波数が弱められるように固定型イコライザによって等 化される。スペクトラムアナライザはさらに、合計信号周波数成分が対応する差 信号周波数成分のレベルに比例してブーストされるように合計信号周波数成分の 相対的振幅を制御する。
本発明の別の実施例では、差信号は、静かな差成分を統計的に含む差信号周波数 成分が大きな差信号周波数を統計的に含む差信号周波数成分に関してブーストさ れるように固定型差信号イコライザで等化される。合計信号は、差信号周波数成 分を統計的に含む周波数範囲の合計信号がブーストされるように固定型合計信号 イコライザで等化される。
差信号成分の選択的強調またはブーストの結果、広いステレオ像が与えられ、差 信号の無差別な増加と関係する耳ざわり感および像シフトの問題は本発明が使用 する固定型エコライザによって与えられる等化によって実質的に減少する。静か な差信号成分の選択的強調またいブーストはさらに次の理由でステレオ像を増強 する。ライブパフォーマンスの周囲反射および残響フィールドは容易に感じられ 、直接音によってマスクされない。しかしながら、録音パフォーマンスでは、周 囲音は直接音によってマスクされ、ライブパフォーマンスと同じレベルで感じら れない。周囲音は一般に、差信号の静かな周波数に存在する傾向があり、差信号 の静かな周波数は周囲音をマスクせず、ライブバオーマンスの周囲音の遠近感を 与える。
差信号の選択的強調は次の理由で広い聴覚領域を与える。
差信号の大きい周波数成分はリスナーの頭の回りの耳と耳の間の距離に比較でき る波長を有する周波数を含む(前述の“位相感度が増加した差信号周波数″)中 距離に存在する傾向がある。本発明によって供給された選択的強調の結果、位相 感度が増加した差信号周波数成分は不適切にブーストされる。それ故、差信号の 無差別な増加から生じたステレオ像シフトの問題(発明の詳細な説明された)は 実質的に減少し、リスナーはスピーカーから等距離に限定されない。
差信号の選択的ブーストを与える場合、混合される選択的にブーストされた差信 号のレベルによって決定される増強の量は、与えられたステレオの量が比較的一 致しているように自動的に調節される。この様な自動調節がなければ、与えられ た増強の量を異なる録音のステレオの異なる量に手動式に調節しなければならな い。
差信号を選択的にブーストする方法もまた、人工的残響が差信号において優先さ れるために録音工程に導入された人工的残響をブーストする。人工的残響の不適 切なブーストを阻止するために、本発明の増強システムは人工的残響の可能な存 在を示す特性に対して合計および差信号を監視する。人工的残響の可能性が検出 されると、差信号に与えられたブーストの量は選択的に減少し、合計信号に対す るブーストの量は選択的に増加する。
さらに、開示された発°明の特性は、異なる位置に配置されたスピーカーまたは へッドフォンで再生される録音されたパフォーマンスをそれぞれ訂正する音の遠 近感訂正システムである。遠近感訂正システムは左右のステレオ信号がら得られ た合計および差信号を修正してリスナーがライブパフォーマンスで予測する方向 から再生音が生じたように感じられる。
つまり、リスナーの前方に位置したスピーカーでも、側がら出たものとして聞こ えるはずの音は側から出たものと感じられる。ヘッドフォンでは、前方から出た ように聞こえる音は前方から出たように感じられる。
音の遠近感訂正システムは、左右のステレオ信号から合計および差信号を発生さ せ人間の耳の周波数応答の方向の変化を保証するために合計および差信号の固定 型等化を与え、左右の信号を発生させるために等化された合計および差信号を結 合することによって遠近感訂正を行なう。リスナーの前方に位置したスピーカー に対して、差信号は選択的にブーストされ、側音は再生され側方から発されたよ うに感じられた適切なレベルに復元される。側方に位置されたスピーカーまたは へッドフォンに対して、合計信号は再生され、選択的に減衰され、前方音を前方 から出たように感じられた適切なレベルに復元する。
前述のように、本発明の音の遠近感訂正システムは本発明の前記ステレオ像増強 システムと組合わせて、または他のオーディオ構成部品と共に使用される。
本発明の原理は、一対のラウドスピーカ−を具備する通常の音響再生システムを 介して、通常のステレオレコード、磁気テープ、およびデジタルディスクを再生 し、前記効果を与える左右のステレオ出力信号を生成するために通常の音響再生 システムで録音がプレイされるレコード、デジタルディスク、または磁気テープ にユニークに録音するために使用できる。
図面の簡単な説明 本発明の利点と特性は添附の図面に関して以下の説明から当業者には容易に理解 されるであろう。
第1図は、本発明のステレオ増強システムのブロック図であり、 第2図は、ダイナミック型等化を与える本発明によるダイナミック型ステレオ像 増強システムのブロック図であり、第3図は、第2図および第4図のステレオ像 増強システムのフィードバックおよび残響制御回路のブロック図であり、第4図 は、固定型等化を与える本発明による非ダイナミック型または固定型ステレオ像 増強システムのブロック図であり、 第5A図および第5B図は、第4図の固定型ステレオ像増強システムによって与 えられた等化のプロットであり、第6図は、本発明による音の遠近感訂正システ ムのブロック図であり、 第7A図および第7B図は、第2図および第4図のステレオ像増強システムおよ び第5図の音の遠近感訂正システムを理解するうえで助けとなる人間の耳の周波 数応答を示すグラフであり、 第7C図は、第7B図に関する第7A図の周波数応答を示すグラフであり、 第7D図は、第7A図に関する第7B図の周波数応答を示すグラフであり、 第8図および第9図は、本発明の原理を実施するステレオ像増強および遠近感訂 正装置のいずれがまたは両方を使用する音響再生および録音システムを示すブロ ック図であり、第10図は、残響増強の自動および手動制御を存するステレオ増 強システムのブロック図であり、第11図は、選択的減衰残響フィルタを示す。
発明の詳細な説明 以下の説明および多数の図面では、同じ素子が同じ符号で示される。
本発明を理解するのを助けるために、異なるセクションに分けて説明し、それぞ れ次のセクションで前よりも詳細に説明する。つまり、全体的機能を説明してま ず概要を説明する。
次に、本発明の動作変数について特に詳細に説明する。
■、概要 第1図には、ステレオ像増強システム100および遠近感訂正システム200を 具備する本発明のステレオ増強システム300のブロック図が示される。ステレ オ像増強システム100は左右のステレオ信号りおよびRを受信し、この様な信 号を処理して像増強された左右のステレオ信号L゛およびR′を遠近感訂正シス テム200に供給する。遠近感訂正システム200は像増強ステレオ信号を処理 してスピーカーまたはへッドフォンを介して増幅および再生される時に適切な音 の遠近感を与えるように訂正された像増強ステレオ信号を供給する。
市販されている使用可能な標準的オーディオ構成部品を使用するために、本発明 のステレオ増強システム300をテープモニタ ループ、または使用可能であれ ば、前置増幅器の外部プロセッサ ループで使用できる。この様なループはトー ン制御、バランス制御、および音量制御のような前置増幅器制御によって影響さ れない。その代わりに、ステレオ増強システム300は前置増幅器と標準的ステ レオ音響再生システ芒 ムのパワー増幅器の間に介在させることができる。しかしながら、この様な装置 では、バランスおよびトーン制御は不可能であるまたはゼロであることが好まし い。
開示されたステレオ増強システム300は、別々のユニットとして製造され市販 されているオーディオ前置増幅器、および集積増幅器および受信装置に含まれる オーディオ前置増幅器と容易に協同することができる。協同されると、ステレオ 増強システム100はト 、Mンス制御の上流に配置することが好ましく、バイ パスできることが好ましい。
開示されたステレオ増強システム300によって与えられた増強は録音を増強す る場合”使用すると利点となる。この様な録音は、ステレオ増強システム300 、またはステレオ増強システム300を含みバイパスされたオーディオシステム で再生される。つまり、例えば、像増強および遠近感訂正を含む録音は自動車で 側方に配置されたスピーカーで再生されることができる。遠近感訂正は、再生条 件が既知である、例えば、再生が自動車の側方に配置されたスピーカーを介して のみ行われるものでない限り録音には望ましくない。
ステレオ像増強システム100および/または遠近感訂正200はオーディオシ ステムで独立して使用できる。つまり、例えば、遠近感訂正システム200のみ でもスピーカーが配置された側によって生じた不適切な音の遠近感を訂正するよ うに自動車オーディオシステムに協同できる。また、価格面で、ステレオ像増強 システム100のみを家庭用オーディオシステムに協同できる。
第2図には、第1図のステレオ増強システム300のステレオ像増強システム1 00として使用され、広いステレオ像および広い聴覚領域を達成する左右のステ レオ信号の合計および差のダイナミック型等化を与えるステレオ像増強システム 10のブロック図が示される。特に、亜音速フィルタ12.14の出力の亜音速 フィルタされた左右のステレオ信号りおよびRは差信号(L−R)および合計信 号(L+R)をそれぞれ供給する差回路11および合計回路13に供給される。
ダイナミック型差信号イコライザ19、固定型差信号イコライザ18、および利 得制御増幅器22は差信号周波数成分(以下では“成分“または“周波数″と呼 ばれる)の相対振幅を選択的に変更または修正して処理された差信号(L−R) pを供給するために協同する。ダイナミック型合計信号イコライザ21は合計信 号周波数成分(以下では処理された合計信号(L+R)Pを供給する“成分”ま たは“周波数″と呼ぶ)の相対振幅を選択的に変更または修正する。
差回路11によって与えられた差信号に応じるスペクトラムアナライザ17は、 差信号の静かな成分が大きい成分に関してブーストされるようにダイナミック型 差信号イコライザ19を制御する。特に、ダイナミック型差信号イコライザ19 は静かな差信号成分より大きい(loudな)差信号成分を減衰するように制御 される。等化された差信号の次の増幅は静かな成分が大きい差信号成分に関して ブーストされた処理された差信号を与える。
固定型差信号イコライザ18は予め定められた方法でデンファシスを与えるよう にダイナミック型差信号イコライザ19によって与えられた等化された差信号を 選択的に減衰する。
スペクトラム アナライザ17は合計信号の成分が対応する差信号成分のレベル の直接的関数としてブーストされるように合計信号イコライザを制御する。特に 、合計信号イコライザ21は合計信号をブーストして、合計信号成分が対応する 差信号振幅の振幅に比例してブーストされた処理された合計信号を与える。
フィードバックおよび残響制御回路30は、供給されたステレオの量が録音から 録音まで比較的一致するように利得制御増幅器22の利得を制御する。制御回路 30は、人工的残響を含む差信号成分が人工的残響の可能性が検出されたときに 不適切にブーストされないように差信号イコライザ19および合計信号イコライ ザ21を制御する。人工的残響の可能性が制御回路30によって検出されると、 残響制御信号RCTRLはダイナミック型差信号イコライザ19を制御して人工 的残響が統計的に生じる選択された周波数帯域でさらに減衰し、ダイナミック型 合計信号イコライザ21を制御してこの様に選択された周波数帯域でさらにブー ストを与える。この様にして、差信号に存在する人工的残響は差信号の次の増幅 で不適切にブーストされない。選択された周波数帯域中の合計信号周波数は残響 制御信号RCTRLに従うダイナミック型差信号イコライザ19によって十分に 減衰されなかった人工的残響を補償するのに十分なレベルであることを合計信号 のブーストが保証する。
制御回路30は合計回路11および差回路13によって与えられた合計および差 信号と、利得制御増幅器22によって与えられた処理された差信号に応じる。
第4図には、第1図のステレオ増強システムのステレオ像増強システム100と して使用され、広いステレオ像および広い聴覚領域を達成するために左右のステ レオ信号の合計および差の各固定型等化を与えるステレオ像増強システム110 の別の実施例のブロック図が示される。特に、亜音速フィルタ112.114か らの亜音速フィルタされた左右のステレオ信号りおよびRは差および合計信号( L−R)および(L十R)をそれぞれ発生させる差回路illおよび合計回路1 13に供給される。固定型差信号イコライザix5、利得制御増幅器125およ び残響フィルタ129は他の差信号成分に関するある差信号成分を選択的にブー ストするために協同する。固定型合計信号イコライザ117および利得制御増幅 器127は他の合計信号成分に関しである合計信号成分を選択的にブーストする ように協同する。効果的に、合計および差信号は予め定められた固定型方法でそ れぞれスペクトル的に形成され、または等化される。
特に、差信号は、静かな差信号成分が統計的に生じる周波数が、大きい差信号成 分が統計的により頻繁に生じる周波数に関してブーストされるように等化される 。合計信号は、差信号成分が統計的に生じる周波数が他の周波数に関してブース トされるように等化される。
ステレオ像増強システム110はさらに、第2図および第3図の制御回路30と 実質的に同じであり、実質的に同じ機能を与えるフィードバックおよび残響制御 回路40を具備する。特に、制御回路40は、実質的に一致するステレオが所定 の録音内にあり異なる録音間にあるステレオの異なる量を与えるように利得制御 増幅器125と協同する。
制御回路40はさらに、利得制御増幅器127および残響フィルタ129と協同 し、人工的残響の効果を補償する。人工的反響の可能性が検出されると、利得制 御増幅器127は合計信号をブーストし、残響フィルタ129は他の差信号成分 に関する人工的残響を統計的に含む差信号成分を減衰する。この方法で、人工的 残響を含む差信号成分は不当にブーストされることはない。合計信号に対するブ ーストは、残響フィルタ129によって十分に減衰されなかった人工的残響を補 償する。
第6図には、第1図のステレオ増強システムの音の遠近感訂正システム200と して使用される音の遠近感訂正システム20のブロック図が示される。遠近感訂 正システム210は第2図および第4図に関して説明されたように本発明による ステレオ像増強システムの出力によって与えられた左右の信号に応じる。その代 わりに、第1図のステレオ増強システム300に関して説明されたように、左右 の信号は適切なオーディオ前置増幅器によって与えられてもよい。
音の遠近感訂正システム210は合計および差信号(L+R)および(L−R) をそれぞれ与える合計回路211および差回路213を具備する。合計および差 信号はそれぞれ異なる等化特性を与える固定型合計信号イコライザ215および 固定型差信号イコライザ221によって等化される。
特に、固定型合計信号イコライザ215は1つの等化出力を与え、固定型差信号 イコライザ221は1つの等化出力を与えるロ一対の2位置スイッチ217.2 23は、等化または非等化合計および差信号がミキサ225に供給されるように 制御する。
ミキサ225に供給される信号の選択は音の再生に使用された音響トランスデユ ーサのタイプ(例えばスピーカーまたはへッドフォン)および/または音響トラ ンスデユーサの位置(例えば前面または側方)によって決定される。ミキサ22 5は合計および差信号を混合し音の遠近感訂正システム210の出力である処理 された左右の出力信号を供給する。第1図のステレオ増強システム300に関し て説明されたように、音の遠近感システム210の出力は前置増幅器テープモニ タループ入力または標準的パワー増幅器に供給される。
■、ジブ0フ図の説明 A、ダイナミック型ステレオ像増強システム第2図に示される本発明のステレオ 像増強システム10はステレオ音響再生システム(図示されない)によって供給 された左右のステレオ信号りおよびRに応じる左の入力信号亜音速フィルタ14 および右の入力信号亜音速フィルタ14を具備する。例えば、左右のステレオ信 号りおよびRは前置増幅器テープモニタ出力によって与えられる。亜音速フィル タ12.4は亜音速フィルタされた入力信号LinおよびRlnを差回路11お よび合計回路13に供給する。
亜音速フィルタ12.14はそれぞれ、30Hzの一3dB周波数および24d B/オクターブのロールオフを有する高域通過フィルタである。鋭いロールオフ はフォノカートリッジが偶発的に落ちた場合にスピーカーへの損傷から守る。フ ォノカートリッジが落ちることによる針の垂直変位は大きい振幅で低周波差信号 成分として現われ、本質的にスピーカーに損傷を与える。鋭い亜音速フィルタロ ールオフはこの様な低周波成分をカットオフして損傷の可能性を減少させる。
差回路11は亜音速フィルタされた左の信号Llnから右の亜音速フィルタされ た信号R1nを減算して差信号(L−R)を与え、一方合計回路13は左右の亜 音速フィルタされた入力信号LlnおよびRlnを加算して合計信号(L+R) を与える。
差信号(L−R)は多重帯域スペクトラムアナライザ17に供給される。差信号 (L−R)はスペクトラムアナライザ17によって供給された制御信号によって 制御される多重帯域ダイナミック型差信号イコライザ19にさらに供給される。
合計信号(L十R)はスペクトラムアナライザ17によって与えられた制御信号 によって制御される多重帯域ダイナミック型合計信号イコライザ21に供給され る。
多重帯域スペクトラムアナライザ17は予め定められた周波数帯域に応じ、予め 定められた周波数帯域に関係した各制御信号を供給する。特に、この様な制御信 号はそれぞれ予め定められた周波数帯域内の差信号(L−R)の各平均振幅に比 例する。例えば、多重帯域スペクトラムアナライザ17は予め定められた周波数 帯域中に中心を有し6dB/オクターブのロールオフを有する1オクタ一ブ幅の 複数の帯域通過フィルタを含む。帯域通過フィルタの各出力は整流され適切にバ ッファされて制御信号を供給する。
ダイナミック型差信号イコライザ19は予め定められた周波数帯域に応じ、スペ クトラムアナライザ17によって与えられた制御信号に応じてこの様な予め定め られた周波数帯域の差信号周波数を選択的にカット(減衰)する。特に、差信号 イコライザ19はスペクトラムアナライザ17によって与えられた各制御信号の 直接的関数として予め定められた各周波数帯域内の差信号成分を減衰する。つま り、所定の周波数帯域に対して、この様な周波数帯域内の差信号(L−R)の平 均振幅が増加すると共に減衰も増加する。
ダイナミック型差信号イコライザ19の出力は予め定められた方法でダイナミッ ク型に等化された差信号の選択された周波数を減衰する固定型差信号イコライザ 18に供給される。固定型差信号イコライザ18の適切な等化特性は第5A図に 示される。例えば、固定型差信号イコライザ18は以下の特性を有する低域通過 フィルタおよび高域通過フィルタを含む複数の並列フィルタ段を具備する。低域 通過フィルタは約200Hzの一3dB周波数、6dB/オクターブのロールオ フ、および利得1を有する。高域通過フィルタは約7KHzの=3dB周波数、 6dB/オクターブのロールオフ、および利得1を有する。
固定型差イコライザ18の固定型等化は、(a)耳の感度の大きい(約IKHz 乃至約4KHz)周波数が不適切にブ−ストされず、また(b)リスナーの耳の 間の距離に比較できる波長を有する差信号成分(前記“位相感度が増加した差信 号成分″)が不適切にブーストされないように与えられる。
その代わりに、この様な固定型等化はダイナミック型等化の前に与えられてもよ い。
固定型差信号イコライザ18によって与えられた差信号は利得制御増幅器22に よって増幅され、処理された差信号(L−R)pを供給する。
ダイナミック型合計信号イコライザ21は予め定められた周波数帯域に応じ、ス ペクトラム アナライザ17によって供給された制御信号に応じてこの様な予め 定められた周波数帯域の合計信号周波数を選択的にブーストする。特に、ダイナ ミック型合計信号イコライザ21はスペクトラム アナライザ17によって供給 された各制御信号の直接的関数として各予め定められた周波数帯域内の合計信号 成分をブーストする。つまり、所定の周波数帯域に対して、この様な周波数帯域 内の差信号(L−R)の平均振幅が増加するとブーストも増加する。
ダイナミック型合計信号イコライザ21の出力は処理された合計信号(L+R)  Pである。
スペクトラム アナライザ17、ダイナミック型信号イコライザ19、およびダ イナミック型合計信号イコライザ21に対する予め定められた周波数帯域は、1 25Hz、250Hz。
500Hz、IKHz、2KHz、4KHz、および8KHzにそれぞれ中心を 有する1オクタ一ブ幅の7つの帯域を含む。もっと多数のまたはもっと少数の子 め定められた周波数帯域を容易に使用することができる。
ダイナミック型差信号イコライザ19は各周波数帯域にスペクトラム アナライ ザ17によって供給された対応する制御信号の最大レベルに対して12dBの最 大減衰を与える。ゼロレベルを有する制御信号に対しては減衰は与えられない。
同様に、ダイナミック型合計信号イコライザ21は各周波数帯域に、スペクトラ ム アナライザ17によって供給された対応する制御信号の最大レベルに対する 6dBの最大ブーストを供給する。ゼロレベルを有する制御信号に対してはブー ストは与えられない。
スペクトラム アナライザ17によって供給された制御信号は0ボルト乃至8ボ ルトの範囲を有する。ダイナミック型差信号イコライザ19によって与えられた 減衰の対応する範囲はOdB乃至−12dBであり、合計信号イコライザ21に よって与えられたブーストの対応する範囲はOdB乃至6dBである。
特定の周波数帯域の所定の制御信号に対して、ダイナミック型合計信号イコライ ザ21によって供給されたブーストの値はダイナミック型差信号イコライザ19 によって与えられた減衰の値の半分であることが容易に理解される。他の比も使 用できるが、ダイナミック型合計信号イコライザ21によって与えられたブース トのレベルはダイナミック型差信号イコライザ19によって与えられた減衰の対 応するレベルより低いことが重要である。大多数の録音が差信号より合計信号を 多く含むためにこの様な減少したブーストは適切であるということが見出だされ た。最大減衰レベルに近付いた最大ブーストレベルは処理された合計信号(L+ R)pの不適切に高いレベルを生じる。
前述のように、ダイナミック型差信号イコライザ19およびダイナミック型合計 信号イコライザ21の選択された周波数帯域はさらに他の制御信号に応じる。ス ペクトラムアナライザによって供給された制御信号へのこの様なイコライザの応 答は、ゼロレベルを有するこの様な他の制御信号に基づいて説明された。ゼロレ ベルでない他の制御信号に対して、全減衰またはブーストは個々の制御信号によ って個々の減衰またはブーストの重ね合せである。言替えれば、制御信号がそれ ぞれ加えられる。
ダイナミック型差信号イコライザ19は、不適切なレベルの減衰を阻止するため に12dBのような最大減衰を各周波数帯域に与えるように構成されることが好 ましいことに注意されたい。同様に、ダイナミック型合計信号イコライザ21は 不適切に高いレベルのブーストを阻止するために6dBのような最大ブーストを 周波数帯域に与えるように構成されることが好ましい。
ステレオ像増強システム■0はさらにシステムの他の素子と協同するフィードバ ックおよび残響制御回路30を具備し、与えられたステレオ像増強の自動調節お よび残響補償を与える。
自動増強調節および望ましい残響補償を行なう録音の特性は以下でさらに説明さ れる。
制御回路30(以下第3図に関して詳細に説明される)は、差回路11によって 供給された差信号(L−R)および合計回路13によって供給された合計信号( L+R)に応じる。制御回路30は固定型差信号イコライザ18によって供給さ れた差信号に適用された利得を変化させる利得制御増幅器22を制御する利得制 御信号CTRLを供給する。制御回路30は利得制御増幅器22によって供給さ れた処理された差信号(LR)pにさらに応じ、それによって処理された差信号 (L−R)pを制御する閉ループシステムを与える。
制御回路30は利得制御増幅器22の利得を制御し、(1)合計回路13によっ て供給された合計信号(L+R)と(2)利得制御増幅器22の処理された差信 号(LR)p出力との一定の比を維持する。例えば、利得制御増幅器22は適切 な電圧制御増幅器である。
制御回路30はさらに500Hz、IKHz、および2KHzに中心を有する周 波数帯域(以下では“残響帯域と呼ぶ)に与えられた等化の量を制御する差信号 イコライザ19および合計信号イコライザ2工に残響制御信号RCTRLを供給 する。残響帯域の差信号周波数にほとんど常に存在する人工的残響の存在は、合 計信号と差信号との予測できる比より大きい比によって示される。それは比が大 きいことは人工的残響の可能性を次に示す中央段ソリスト(ポーカリストまたは 演奏者)の存在が示されるためである。それ故、制御回路30は合計信号(L+ R)と差信号(L−R)の比を監視する。
人工的残響の可能性のある存在が検出される(例えば、差信号に対する合計信号 の比が予め定められた値より大きい)X、残響制御信号RCTRLはさらに差信 号イコライザ19および合計信号イコライザ21の残響帯域の制御を行なう。
差信号エコライサ19に関して、残響制御信号RCTRLはさらに、スペクトラ ム アナライザ17によって供給され制御信号によって生じた減衰に加えて前記 特定の残響帯域の減衰を生じる。合計信号イコライザ21に関して、残響制御信 号RCTRLはさらに、スペクトラム アナライザ17によって供給された制御 信号から生じたブーストに加えて前記特定の残響帯域のブーストを生じる。
残響帯域内の差信号成分の減衰は処理された差信号が逐次的に増幅される時にソ リストを伴う人工的残響が不適切にブーストされることを阻止する。残響帯域内 の合計信号成分のブーストはさらに、残響帯域の合計信号成分がダイナミック型 差信号イコライザ19によって十分に減衰されない人工的残響を補償するのに十 分なレベルであることを保証する。
ダイナミック型差信号イコライザ19はスペクトラム アナライザ17からの対 応する制御信号が存在しないときに残響制御信号RCTRLの最大レベルに対し て12dBの最大減衰を前記特定の残響帯域に与える。残響制御信号RCTRL とスペクトラム アナライザ17からの対応する制御信号の両方に応じて供給さ れた全減衰は個々の制御信号に応じて各減衰の重ね合せである。しかしながら、 前述のように、ダイナミック型差信号イコライザ19は制御信号のレベルとは無 関係に、12dBのような予め定められた最大減衰を供給するように構成される ことが好ましい。
ダイナミック型合計信号イコライザ21はスペクトル アナライザ17からの対 応する制御信号の存在しないとき残響制御信号RCTRLの最大レベルに対して 6dBの最大ブーストを特定の残響帯域に与える。残響制御信号RCTRLおよ びスペクトルアナライザ17からの対応する制御信号の両方に応じて供給された 全ブーストは、個々の制御信号に応じる各ブーストの重ね合せである。しかしな がら、前述のように、ダイナミック型合計信号21は制御された信号のレベルと は無関係に、6dBのような予め定められた最大ブーストを与えるように構成さ れることが好ましい。
その代わりに、処理された合計信号の残響補償は、利得制御増幅器(図示されな い)を使用してダイナミック型合計信号イコライザ21によって供給された等化 された合計信号に適用された利得を変化させることによって達成される。この様 な利得制御増幅器は残響制御信号RCTRLの関数として処理された合計信号を 増幅する。処理された合計信号を増幅する利得制御増幅器を人工的残響の効果を 補償するために使用する場合、残響制御信号RCTRLはダイナミック型合計信 号イコライザ21に供給されない。
利得制御増幅器22の出力は接地に結合された固定端子を有するポテンショメー タ23の他方の固定端子に結合される。ポテンショメータ23のワイパー接触子 は、利得制御増幅器22およびポテンショメータ23によって制御されたレベル を有する処理された差信号(LR)pを受信するミキサ25に結合される。
前述のように、制御回路30および利得制御増幅器22は合計回路13によって 与えられた合計信号(L十R)と利得制御増幅器22によって与えられた処理さ れた差信号(L−R)pとの比を制御する。前述のように、この比は制御回路3 0内の回路によって制御される。ポテンショメータ23はさらに、与えられたス テレオ増強の量に亙ってさらに制御する。
ダイナミック型合計信号イコライザ21の出力は接地に結合された固定型端子を 有するポテンショメータ27の他方の固定端子に結合される。ポテンショメータ 27のワイパー接触子はポテンショメータ27によって制御されたレベルを有す る処理された合計信号(L+R)Pを受信するミキサ25に結合される。ポテン ショメータ27は中央段で音像のレベルを制御する。
左右の亜音速フィルタされた入力信号LinおよびRlnは入力としてミキサ2 5に供給される。ミキサ25は処理された合計信号(L+R)Pおよび処理され た差信号(LR)pを左右の入力信号LinおよびRlnに結合し、左右の出力 信号L outおよびRoutを与える。特に、左右の出力信号L outおよ びRoutは次の式に従ってミキサ25によって与えられる。
Lout −Lin十に1 (L十R)p→−に2 (L R) p (式1) %式%) に2 (L R)P (式2) K1の値はポテンショメータ27によって制御され、K2の値はポテンショメー タ23によって制御される。
差信号(L−R)を処理する全体的効果は、静かな差信号が大きい差信号成分に 関してブーストされることである。つまり、増幅の次の差信号の選択的減衰は処 理された差信号を与え、大きい成分はその元のレベルとほぼ同じであり、静かな 信号成分は元のレベルより大きいレベルを有する。
合計信号(L+R)の処理は、差信号成分の選択的ブーストによって圧倒されな いように合計信号のレベルを上昇させることである。
ポテンショメータ23.27は、使用者がミキサ25によって混合される処理さ れた合計信号(L+R)Pおよび処理された差信号(LR)pの各レベルを制御 できるような使用者用の制御素子である。例えば、ポテンショメータ23.27 は処理された差信号を最少にし、処理された合計信号を最大にするように調整さ れる。この様な調節によって、リスナーは録音が再生されている時に存在する中 央段ソリストをまず聞く。
左右の出力信号L outおよびRoutを第1図のステレオ増強システム30 0の音の遠近感訂正システム200に供給する。
その代わりに、第1図のステレオ増強システム300に関して説明されたように 、ある程度者の遠近感訂正システム200は使用せず、左右の出力信号L ou tおよびR01Jtは例えば、左右のステレオ信号りおよびRを供給した前置増 幅器テープモニタループのテープモニタ入力に適切に供給される。
B、フィードバックおよび残響制御回路第3図には、合計信号(L+R)に応じ 、出力を反転ピーク検出器31に供給する帯域通過フィルタ32を具備するフィ ードバックおよび残響制御回路30のブロック図が示される。反転ピーク検出器 31の出力は反転合計信号の包絡線波形Esである。帯域通過フィルタ32は2 00Hz乃至5KHzの間に位置した4、3KHzの一3dB帯域幅と、6dB /オクターブのロールオフを有することが好ましい。帯域通過フィルタ32は録 音に存在するクリックおよびポツプの効果をフィルタし、さらに、制御回路30 によって供給された制御信号に望ましくない影響を与える高エネルギー低周波成 分をフィルタする。ピーク検出回路31の時定数は1ミリ秒のオーダーの立上り 時間および30秒のオーダーの立下がり時間を与える。
フィードバックおよび残響制御回路30はさらに、差信号(L−R)に応じ、出 、力を非反転ピーク検出器33に供給する帯域通過フィルタ34を具備する。非 反転ピーク検出器33の出力は非反転差信号の包絡線波形Edである。帯域通過 フィルタ34は帯域通過フィルタ32と同じ特性を有し、200Hz乃至5KH zの間に位置した4、8KHzの一3dB帯域と、6dB/オクターブのロール オフを有する。ピーク検出回路33の時定数は1ミリ秒のオーダーの立上り時間 と30秒のオーダーの立下がり時間を与える。
フィードバックおよび残響制御回路30は処理された差信号(L−R)pに応じ 、出力を非反転ピーク検出器35に供給する別の帯域通過フィルタ36を具備す る。非反転ピーク検出器35の出力は非反転処理差信号の包絡線波形Edpであ る。帯域通過フィルタ36は帯域通過フィルタ32.34と同じ特性を有し、2 00Hz乃至5KHzに位置した4、8KHzの一3dB通過帯域と、6dB/ オクターブのロールオフを有する。ビーり検出器35の時定数は1ミリ秒のオー ダーの立上がり時間および30秒のオーダーの立下がり時間を与える。
反転ピーク検出器31および非反転ピーク検出器33の出力はポテンショメータ 37の固定端子にそれぞれ結合される。前述のように、ポテンショメータ37の ワイパー接触子で使用可能な信号は残響制御信号RCTRLを供給する平均化回 路60に結合される。
反転ピーク検出器31の出力はさらに接地に結合された固定端子を有するポテン ショメータ39の他方の固定端子に結合される。ポテンショメータ39のワイパ ー接触子で与えられた反転合計信号の包絡線波形Esは合計抵抗器41を介して 積分器50の合計結合点43に結合される。非反転ピーク検出器35によって与 えられた非反転処理差信号の包絡線波形Edpは合計抵抗器45を介して合計接 合点43に結合される。
積分器50はさらに合計結合点43に接続された反転入力および接地に接続され た非反転入力を有する演算増幅器47を具備する。積分用キャパシタ49は演算 増幅器47の出力と合計結合点43との間に接続される。ツェナークランプダイ オード51は演算増幅器の出力と合計結合43との間に結合され、演算増幅器4 7によって与えられた制御信号CTRLの最大レベルを制限する。
さらに、積分器50は演算増幅器47の出力と合計結合点43との間に直列に結 合されたツェナーダイオード53およびスイッチ55を具備する。ツェナーダイ オード53は、ツェナークランプダイオード51によって制御される演算増幅器 47の出力スイングのほぼ中央に位置する値を有する。スイッチ55はピーク検 出器33によって与えられた差信号の包絡線波形Edに応じる差信号検出器57 によって制御される。特に、差信号検出器57はスイッチ55を制御して存在す る差信号の包絡線波形Edがほとんどまたはまったくない場合に積分器の出力C TRLのレベルを閉じクランプする。例えば、差信号検出器57はゼロに近い適 切な閾値基準を有する電圧比較器(または電圧比較器としてバイアスされた演算 増幅器)であり得る。
ツェナーダイオード53およびスイッチ55を具備する切換えクランプ回路は、 左右の入力信号LinおよびRfnがステレオ情報をほとんどまたはまったく含 まない場合に利得制御増幅器22によって与えられた利得の実質的増加を阻止す る。この様なスイッチされたクランプ回路がなくても、ステレオ情報をほとんど またはまったく含まない左右の入力信号は、存在する処理差信号がほとんどまた はまったくないため積分器出力CTRLは最大レベルに達する。制御信号CTR Lのこの様な最大レベルは利得制御増幅器22が最大利得を与えられるようにす る。入力信号LinおよびRinが実質的にステレオ情報を含む場合に、処理さ れた差信号はオーディオ装置およびリスナーの快適さを損うほどに大幅に増幅さ れる。
切換えクランプ回路50の別の装置(図示されない)はツェナーダイオード53 およびスイッチ55を具備する増幅器47の1フイードバツク路を完全に削除す る。この様な代わりの装置では、スイッチ55は合計結合点43とキャパシタ4 9、ダイオード51の増幅器47に対する反転入力への接続との間を接続される 。スイッチは、この場合には差信号検出器57が差信号の損失を検出する場合に スイッチを開くように接続される差信号検出器57の出力から動作される。つま り、この様な代わりの装置では差信号の損失によって、積分用キャパシタ49の 電荷藷 は されたままであり、キャパシタはずっと増幅器に接続され続けるために、ス イッチが開いたときに存在するレベルのままであり続ける。それ故、増幅器47 の出力からの制御信号は差信号の損失によって増加しない。
積分器50の出力は利得制御信号CTRLであり、(a)合計結合点43に供給 された反転合計信号の包絡線波形Esと(b)合計結合点43に供給された非反 転処理差信号の包絡線波形Edpとの合計を示す。利得制御信号CTRLは、積 分器50の合計抵抗器41.45に適用された合計および処理差信号の包絡線波 形Es5Edpの合計がゼロに近付くように利得制御増幅器22(第1図)によ って差信号(L−R)に適用された利得を変化させるために使用される。つまり 、合計結合点43に供給された非反転処理差信号の包絡線波形Edpは合計結合 点43に供給された反転合計信号の包絡線波形Esを反転してトラックするまた はそれに続く傾向がある。言替えれば、処理された差信号(LR)pは、非反転 処理差信号の包絡線波形Edpがポテンショメータ39のワイパー接触子で供給 された反転合計信号の包絡線波形Esに等しいまたその逆でになるように制御信 号CTRLによって調節される。
第2図の制御回路30および利得制御増幅器22は本質的に合計回路13によっ て供給された合計信号(L+R)と利得制御増幅器22によって供給された処理 された差信号(L−R)pとの予め定められた比を維持するように協同する。そ の予め定められた比はポテンショメータ39(第3図)によって設定される。
前述のように、平均化回路60はポテンショメータ37のワイパー接触子におけ る信号に応じる。ポテンショメータ37のワイパー接触子の信号は反転合計信号 の包絡線波形Esと非反転差信号の包絡線波形Edとの合計であり、包絡線波形 によって包絡線波形の合計に貢献した量はワイパー接触子の位置によって決定さ れる。合計信号の包絡線波形は反転され、差信号は反転されないため、包絡線波 形の合計は、ワイパー接触子における合計および差の包絡線波形が等しく、しか も逆である場合にゼロに近付く。
平均化回路60は演算増幅器59、および演算増幅器59の反転入力とポテンシ ョメータ37のワイパー接触子との間に結合された入力抵抗器61を具備する。
演算増幅器59の非反転入力は接地に接続され、演算増幅器の出力は残響制御信 号RCTRLである。キャパシタ63と抵抗器65は演算増幅器59の出力とそ の反転入力との間に並列に結合される。実効的に、平均化回路60は積分用キャ パシタを横切って結合された抵抗器を有する積分器である。
ポテンショメータ37のワイパー接触子の包絡線波形信号の合計がゼロに近い限 り、平均化回路60によって供給された残響制御信号はゼロに近い。ワイパー接 触子の包絡線波形信号の合計に対する信号の包絡線波形の貢献が優勢になると、 残響制御信号RCTRLのレベルは上昇する。ポテンショメータ37の設定によ って決定されるように、合計信号の貢献の優勢は、次に差信号の人工的残響の可 能性を示す中央段ソリストの可能性のある存在を示す。
本質的に、ポテンショメータ37および平均化回路60は、(a)反転合計信号 の包絡線波形ESと(b)非反転差信号の包絡線波形Edとの比が予め定められ た値を越える場合に残響制御信号RCTRLを供給するように協同する。その予 め定められた値はポテンショメータ37の設定によって決定される。残響制御信 号RCTRLはその予め定められた比が越える量を示す。
平均化回路60の出力から供給された残響制御信号RCTRLはダイナミック型 差信号イコライザ19とダイナミック型合計信号イコライザ21の残響帯域(第 2図に関して説明され、500H2% IKHz、および2KHzに中心を有す る)に制御を与えるために使用される。特に、残響制御信号RCTRLはダイナ ミック型差信号イコライザ19が残響帯域にさらに減衰を与え、ダイナミック型 合計信号イコライザ21がさらに残響帯域のブーストを与えるようにする。前述 のように、処理された合計信号の残響補償は残響制御信号RCTRLによる制御 に従う利得制御増幅器(図示されない)によってダイナミック型合計信号イコラ イザ21の出力を選択的に増幅することによって選択的に達成される。この様な 装置は第10図に示され以下で説明される。
人工的残響は前記残響帯域の差信号成分に一般に現われるために、残響制御信号 RCTRLによって生じた減衰は存在する人工的残響に与えられたブーストを減 少させる。残響帯域の合計信号成分に対するブーストはダイナミック型差信号イ コライザ19によって十分に減衰されなかった人工的残響を補償する。
ポテンヨメータ37は、ワイパー接触子の包絡線波形信号の合計がソリストを含 まない入力ステレオ信号の差信号に向かってゼロでまたは微かにバイアスされる ように調節される。
平均化回路60に対する入力は他の帯域通過フィルタおよびピーク検出回路によ って交互に供給され、この様な帯域通過フィルタは残響の存在の可能性の検出に 適する帯域幅を有する。
前記ステレオ像増強システムIOでは、自動増強調節および残響補償は以下のよ うな理由で与えられた。
録音中に存在するステレオ情報の量は録音によってかなり変化することが決定さ れた。例えば、1録音はモノラルに近付き、別の録音は“ピンポン”ステレオを 有し、音源は一方↓ の側方から他方の側に移動する。ステレオ情報の録音の都度の変化および単−録 音内のこのような変化の結果、増強の量の連続調節が必要であり、この様な調節 は制御回路30および利得制御増幅器22によって自動的におよび連続的に行わ れる。
録音は例えば中央段で特徴付けられたソリストに対する人工的音響的または電子 的残響を含むことが決定された。この様な人工的残響は一般に差信号(L−R) に現われる。特に女性および男性ポーカリストに関しては人工的残響の最初のエ ネルギーが250Hz乃至2500Hzの範囲にあることが様々な録音の分析に よって明かにされた。この様な人工的残響は1以上のボーカルフォーマント、恐 らく第1および/または第2のボーカルフォーマントの作用である。”TheA coustics of the Singing Voice” 、J、Su ndberg 51977年、The Physics of’ Musics  ScientificAmerican 、 W、 H,Freeman&C ompanyを参照。
処理された差信号(L−R)pがより大きいステレオ増強に対して増加すると、 存在する人工的残響も増加し、ある環境下では処理された合計信号(L十R)P を圧倒することもある。人工的残響の存在は差信号イコライザ19および合計信 号イコライザ21の選択された残響帯域と協同して制御回路3゜によって補償さ れる。
前記ステレオ像増強システム1oでは、合計信号イコライザ21および差信号イ コライザ19はスペクトラム アナライザ17によってダイナミックに制御され 、その意味でシステムはダイナミック型ステレオ像増強システム10と呼ばれる 。その代わりに、簡潔化された非ダイナミック型等化または固定型等化ステレオ 像増強システムはスペクトラム アナライザ17を含まず、合計および差信号の 固定型等化を行なう。
C1固定型ステレオ像増強システム 第4図には、ステレオ音再生システム(図示されない)によって与えられた左右 のステレオ信号りおよびRに応じる左の入力信号亜音速フィルタ112および右 の入力信号亜音速フィルタ114を含む統計的または固定型ステレオ像増強シス テム110のブロック図が示されている。例えば、第1図のステレオ増強システ ム300に関して説明したように、左右のステレオ信号りおよびRは前置増幅器 テープモニタループ出力によって供給される。亜音速フィルタ112.114は 亜音速フィルタされた入力信号LinおよびRinを合計回路111および差回 路113に供給する。
第2図のダイナミック型ステレオ像増強システムに関して説明したように、亜音 速フィルタ112.114はフォノカートリッジが落ちることによる損傷から保 護するものである。
差回路111は左の信号Linから右の信号Rinを減算し差信号(L−R)を 与え、合計回路113は亜音速フィルタされた左右の入力信号LinおよびRi nを加算して合計信号(L+R)を与える。
差回路111によって供給された差信号(L−R)は周波数の関数として差信号 を選択的に減衰する固定型差信号イコライザ115に供給される。固定型差信号 イコライザ]、L5は実質的に、第2図のダイナミック型ステレオ像増強システ ム10の固定型差信号イコライザ18と同じであり、適切な等化特性は第5A図 に示される。例えば、固定型差信号イコライザ115は次のような特性を有する 低域通過フィルタおよび高域通過フィルタを含む並列な複数のフィルタ段を含む 。低域通過フィルタは約200Hzの一3dB周波数、6dB/オクターブのロ ールオフ、および利得1を有する。高域通過フィルタは約7KHzの一3dB周 波数、6dB/オクターブのロールオフ、および利得1/2を有する。
前述のように、固定型差イコライザ115の等化された差信号出力の増幅は、利 得制御増幅器125によって与えられる。
この様な増幅は、固定型差信号イコライザ115によって少なくとも部分的に与 えられる。利得制御増幅器125の出力は処理差信号(LR)pをその出力とし て供給する残響フィルタ129に結合される。
第5A図に関して、人間の耳は約IKHz乃至約4KHzに非常に感じやすく、 またこの様な周波数範囲はリスナーの耳の間の距離に比較できる波長を有する差 信号成分(“位相感度が増加した周波数“)であるために、差信号はこの様な約 IKHz乃至約4KHzの範囲で特に減衰されることに注意されたい。前述のよ うに、また従来技術に関して説明されたように、この様な周波数範囲の大きい( loud)差信号は耳ざわり感を生じ、リスナーをスピーカーから等距離の位置 に限定する。この様な周波数を減衰することによって、耳ざわり感および位置の 制限は実質的に減少する。
合計回路113によって与えられた合計信号(L+R)は固定型合計信号イコラ イザ117に結合される。固定型合計信号イコライザ117の適切な等化特性は 第5B図に示される。例えば、固定型合計信号イコライザ117は200Hzお よび7KHzの一3dB周波数を有し6dB/オクターブでロールオフする帯域 通過フィルタを具備する。帯域通過フィルタの200Hz乃至7Hzの帯域幅は 第2図のダイナミック型ステレオ像増強システムlOのダイナミック型合計信号 イコライザ21の動作範囲に近付く。
固定型合計信号イコライザ117の等化特性は6dB/オクターブで200Hz 以下でロールオフして強調された低音を阻止することに注意されたい。さらに、 その範囲には差信号はほとんどなく、その範囲の処理された合計信号はあまりブ ーストされない。
前述のように、処理された合計信号(L十R)Pの増幅は人工的残響補償を与え る利得制御増幅器127によって行われる。この様な増幅は固定型合計信号イコ ライザ1.17によって少なくとも部分的に行われる。
固定型イコライザ115.117の等化特性および処理された合計および差信号 と関係した利得は多種の録音に対する第1図のダイナミック型増強システムの平 均的動作に近付く。つまり、優先的に静かな成分を統計的に含む周波数範囲の差 信号成分は優先的に大きい成分を統計的に含む周波数範囲の差信号成分に関して ブーストされる。差信号中の大きい成分は嘔1′5I 典型的に中間品にあり、静かな成分は中間…のいず“れかの側にある。特に、中 間品の差信号成分は中間1謀敬のいずれかの側の差信号成分より大きく減衰され る。等化された信号は次いで中間品のいずれかの側の差信号成分が中間品の差信 号成分に関してブーストされるようにブーストされる。
増強システム110はさらに第3図のフィードバックおよび残響制御回路30と 実質的に同じであるフィードバックおよび残響制御回路40を具備する。制御回 路40はステレオ増強およ残響補償の自動調節を与えるためにシステムの他の素 子と協同する。
制御回路40は差回路111によって与えられた差信号(L−R)および合計回 路113によって与えられた合計信号(L+R)に応じる。制御回路40は固定 型差信号イコライザ115によって与えられた等化された差信号に適用された利 得を変化させる利得制御増幅器125を制御する利得制御信号CTRLを供給す る。制御回路40はさらに利得制御増幅器125によって与えられた増幅された 差信号に応じる。特に、利得制御増幅器125の出力は第3図の制御回路30の 帯域通過フィルタ36に与えられる。
制御回路40は合計回路111によって供給された合計信号(L+R)と利得制 御増幅器125によって供給された差信号との一定の比を維持するように利得制 御増幅器125を制御する。
制御回路40はさらに残響制御信号RCTRLを残響補償を与える利得制御増幅 器127に供給する。例えば、利得制御増幅器127は適当な電圧制御増幅器で ある。
残響フィルタ129は、それぞれ500Hzおよび1.5Hzに中心を有し、十 分な帯域幅を与えるように十分に低いQを有する2つの1オクタ一ブ幅のフィル タを含む可変リジェクションフィルタである。残響フィルタ129の各フィルタ は第2図のダイナミック型ステレオ像増強システム10のダイナミック型差信号 イコライザ19のイコライザ帯域の一つと同じであり、残響制御信号RCTRL の最大レベルに対して12dBの最大減衰を与える。別の残響フィルタが第11 図に示され、以下で説明される。
例えば、利得制御増幅器125は適当な電圧制御増幅器でもある。利得制御増幅 器127の処理された合計信号(L+R)pの出力は接地に結合された固定端子 を有するポテンショメータ123の他方の固定端子に供給される。ポテンショメ ータ123のワイパー接触子はポテンショメータ123によって制御されたレベ ルを有する処理された合計信号(L+R)。
を受信するミキサ121に結合される。
残響フィルタ129の処理された差信号(LR)p出力は接地に結合された固定 端子を有するポテンショメータ119の他方の固定端子に結合される。ポテンシ ョメータ119のワイパー接触子はポテンショメータ119によって制御された レベルを有する処理された差信号(LR)pを受信するミキサ127に結合され る。
利得制御増幅器127および残響フィルタ129は利得制御増幅器127によっ て供給された処理された合計信号(L+R)の増加が残響フィルタ129によっ て供給された処理された差信号(LR)pの減少より小さいように残響制御信号 RCTRLによって制御されることが好ましい。利得制御増幅127によって供 給された処理された合計信号(L+R) Pのレベルが増加すると、十分なレベ ルの処理された合計信号(L+R)Pを与え、人工的残響が残響フィルタ129 によって十分に減衰されないように補償する。
左右の亜音速フィルタされた入力信号LinおよびRinは別の入力としてミキ サ121に供給される。ミキサ121は処理された差信号(LR)pおよび処理 された合計信号(L十R)pを左右の入力信号LinおよびRfnに結合し、左 右の出力信号LoutおよびRoutを出力する。ミキサ121は第1図のダイ ナミック型ステレオ増強システム10のミキサ25と同じであり、次の式によっ て左右の出力信号Lout 、 Routを与える。
Lout −Lin+に1 (L十R) p +に2 (L R) p (式3 ) %式%) に2 (L R)P (式4) K1の値はポテンショメータ123によって制御され、K2の値はポテンショメ ータ119によって制御される。
ポテンショメータ119.123はミキサ121によって混合される処理された 差信号(LR)pと処理された合計信号(L+R)Pのレベルを使用者が制御で きるような使用者用の制御素子である。例えば、ポテンショメータ119.12 3は処理された差信号を最少にし処理された合計信号を最大にするように調節さ れる。この様な調節によって、リスナーは録音が行われているときに中央段ソリ ストの存在をまず聞く。
左右の出力信号L outおよびIRoutは第1図のステレオ像増強システム 300の音の遠近感訂正システム200に供給される。その代わりに、第1図で 説明されたように、音の遠近感訂正システム200はある程度使用されず、左右 の出力信号L outおよびRoutは、例えば、左右のステレオ信号りおよび Rを供給する前置増幅器のテープ監視ループの入力に適切に供給される。
D、遠近感訂正システム 第6図の音の遠近感訂正システム210は、(a)リスナーの前方に位置したス ピーカー(“前方配置スピーカー”)、(b)へッドフォン、および(C)自動 車のドアのようなリスナーの側方に位置したスピーカー(“側方配置スピーカー “)に遠近感訂正を与える。ここで使用されたように、ヘッドフォンは飛行機の ヘッドセットをしばしば特徴とする全てのへッドフォンを意味する。一般に、ヘ ッドフォンには、(a〕イヤーカップが耳たぶと全体的な外側を取囲む密閉型、 (b)耳の外側表面上にイヤーカップを配置した平ら型、および(C)イヤーカ ップが入口内で耳管にフィツトする内耳型のようなタイプがある。
特に第6図には、前述のようにステレオ像増強システムまたはステレオ音再生シ ステム(図示されない)によって供給された左右の入力LinおよびRin信号 に応答する合計回路211および差回路213を含む音の遠近感訂正システム2 10が示される。例えば、第1図のステレオ増強システム300に関して前述し たように、左右の入力信号LinおよびRinはこの様なステレオ システムの 前置増幅器テープ監視ループ出力によって供給される。
合計回路211は左右の入力信号LinおよびRlnを加算し、合計信号(L+ R)を与え、差回路213は左信号L1nから右信号Rinを引き差信号(L− R)を与える。
合計信号(L+R)は、2位置スイッチ217のスイッチ可能な端子2に結合さ れる等仕出力を与える固定型合計信号イコライザ215の入力に供給される。2 位置スイッチ217のスイッチ可能な端子1は合計回路211の出力に結合され る。スイッチ217のスイッチされた端子はスイッチされた合計信号’ (L+ R)Sを与える。
差信号(L−R)は2位置スイッチ223のスイッチ可能な端子1に結合される 等化出力を与える固定型差信号イコライザ221の入力に供給される。スイッチ 223は同じ対応する位置にあるようにスイッチ217と連動される。スイッチ 223のスイッチ可能な端子2は差回路213の出力に結合される。スイッチ2 23のスイッチされた端子は、スイッチされた差信号(LR)sを供給する。連 動する2位置スイッチ217.223は使用者によって制御され、(a)前方ス ピーカーを使用する、または(b)へッドフォンまたは側方配置スピーカーを使 用するいずれかの機能として設定される。位置1では、固定型合計信号イコライ ザ215は迂回され、位置2では、固定型差信号イコライザ221が迂回される ことは明かである。
スイッチ217のスイッチされた端子は入力としてミキサ225に接続され、ス イッチ223のスイッチされた端子も入力としてミキサ225に接続される。ミ キサ225はスイッチされた合計信号(L+R) sおよびスイッチされた差信 号(L−R)sを結合し、左右の出力信号L outおよびRoutを与える。
特に、左右のの出力信号L outおよびRoutは次の式によってミキサ22 5によって供給される。
スイッチ217.223の位置1は、前方配置スピーカーと共に使用する合計お よび差信号に対応する。スイッチ217.223の位置2は自動車のようにヘッ ドフォンまたは側方位置スピーカーと共に使用するための合計および差信号に対 応する。
前述のように、差信号は、前方配置スピーカーを使用する場合に等化され、合計 信号はへッドフォンまたは側方配置スピーカーを使用する場合に等化されること は明白である。
固定型合計信号イコライザ215および固定型差信号イコライザ221はそれぞ れ約1/3オクターブ幅である複数の等化帯域を有する。次の表■および■はこ の様なイコライザ帯域の各中心周波数と与えられた等化の量を示す。
表Iはスイッチ223のスイッチ可能な端子1に接続された出力に対する固定型 差信号イコライザ221によって与えられた等化を示す。前述のように、固定型 合計信号イコライザ215はスイッチ217.233が位置1(前方スピーカー )にあるときに迂回される。
表■はスイッチ217のスイッチ可能な端子2に接続された出力に対する固定型 合計信号イコライザ215によって与えられた等化を示す。前述のように、固定 型差信号イコライザ221は、スイッチ2H,233が位置2(ヘッドフォンま たは側スピーカ)にある時に迂回される。
表■に示される値は代表的値のみであり、スピーカーの位置およびスピーカーの 特性を含む要因に基づいて修正され得る。同様に、表Hに示される値も代表的値 のみであり、側方配置スピーカーではスピーカー位置およびスピーカー特性を含 む要因に基づいて修正され得る。ヘッドフォンでは、表■の値もヘッドフォンの タイプおよび特定のヘッドフォン特性を含む要因に基づいて修正される。
ヘッドフォンに対する等化は側方配置スピーカーに対する等化とは異なることに 注意されたい。側方配置スピーカーでは、音はほとんど干渉されずに耳に達する 。しかしながら、ヘッドフォンでは、ヘッドフォンと耳の結合構造は鼓膜に達す る音のスペクトルに影響する。さらに、外耳(耳管に続く部分)と耳管の部分は ヘッドフォン構造によって塞がれ、さらに鼓膜に達する音のスペクトルに影響す る。飛行機の娯楽用へラドセットの音の再生の効果については、文献(“Som e Factors Affecting the PerforLIlanc e of’Airline EntertainITlent Headset s ” % S、 Gilman %J、 Audio Eng、 Soc、  、第31巻、No、12.1983年、12月、914−920頁)で説明され る。
音の遠近感制御システム210によって与えられた等化は第7A図乃至第7D図 に関して理解されるであろう。第7A図は、ゼロ度方角または前方直線上から出 る音(ここでは“前方応答”と呼ばれる)に対する人間の耳の統計的平均周波数 応答を表わす。第7B図は、前方直線上に関して90度の方向から出た音(ここ では″側方応答”と呼ぶ)に対する人間の耳の統計的平均周波数応答を表わす。
第7C図は、側方応答に対する前方応答、つまり第7A図(前方)の応答マイナ ス第7B図(側方)の応答である。側方配置スピーカーまたはへッドフォンでは 側方から出る以外の前方から出る音は等化が必要である。第7C図の応答は、こ のような音が側方配置スピーカーまたはへッドフォンによって再生される時に前 方音を適切なレベルに記憶する等化を示す。
第7D図は、前方応答に対する側方応答であり、つまり第7B図(側)の応答マ イナス第7A図(前方)の応答は第7D図の応答を与える。等化が前方から出る 以外の側方から出る音には必要である。第7D図の応答は、この様な音が前方に 位置したスピーカーによって再生される場合に側方者を適切なレベルに記憶する 等化を示す。
イコライザ215.221の等化特性は第7C図および第7D図の応答に基づく が、この様な応答によって示された全体的等化を与えない。500 Hz s  I K HZ %および8KHzを中心とする1/3オクタ一ブ幅の等化帯域は 十分なものであることが決定された。各等化特性は前述された。
以上、訂正されたステレオ音遠近感を有するステレオ像を与えるステレオ音遠近 感訂正システムを説明した。このシステムは開示されたステレオ像増強システム と共にまたはそれなしで容易に使用できる。ステレオ増強システムと共に使用す ると、広いステレオ像スピーカーと共に使用した場合には大きい聴覚範囲、およ び適切な音の遠近感を与える。
本発明の音の遠近感訂正システムは複雑ではなく、少数の狭い等化帯域のみを効 果的に使用する。前述のように、前方の関係する応答、および互いの側方応答は 広い範囲の等化が使用されるべきであることを示すが、少数の狭い等化帯域は全 体的聴覚帯域幅に亙って合理的近似値であることが見出だされた。
前述のように、本発明の原理は通常のステレオの再生または通常の音応答システ ムを介して再生される時に前述したような利点を与えるユニークなステレオ音録 音の製造に適用できる。つまり、第8図に示されるように、通常の録音の再生に は、ここで説明された増強を有する例となるシステムは、レーザーディスク、レ コード、磁気テープ、またはビデオテープまたは移動画像フィルムの音声チャン ネルのようなデジタル録音に応じる通常の再生装置300を具備する。再生装置 は左右のチャンネルステレオ信号り、、Rを、左右の信号が前記ステレオ像増強 システム100に供給される前置増幅器302に供給し、一対の通常のラウドス ピーカ−304,30Bに供給され、または前記遠近感訂正システム200を介 してスピーカーに供給されて処理された出力信号L outおよびRoutを与 える。
レコードの溝、磁気テープのような媒体の磁気領域、または光学手段によって読 み出されるデジタル情報の物理的溝の形態のデータをそれ自体が生出す録音を行 なうために同じ装置を使用できる。この様なデータは通常の音響再生システムで 再生する場合に前記すべての利点を与える信号成分より形成された左右のステレ オ信号を規定する。つまり、第9図に概要的に示されるように、本発明の録音実 現原理を行なう録音システムは一対のマイクロフォン310または左右のステレ オ入力信号り、Rを与えるために適用される通常のステレオ再生システム312 のいずれかから左右のステレオ入力信号を受信する。第8図のシステム300の ような再生システム312は、レーザディスク、レコード、磁気テープ、または ビデオ、またはフィルム音声トラック媒体のようなデジタル録音を含む通常の録 音媒体からの出力信号を与える。
第9図に示されるシステムで連動するスイッチ314.318は、再生装置から の左右の信号または一対のマイクロフォンからの左右の信号のいずれかを使用す る。これら信号は前置増幅器318および前記ステレオ像増強回路100に供給 される。
ステレオ像増強回路100からは、処理された左右の出力信号は直接、または前 記遠近感訂正回路200を介して録音装置320に供給される。録音装置は、通 常使用される録音媒体のタイプの一つである録音媒体322に左右の主力信号L  outおよびRoutを記録する。録音装置320に供給される出力信号L  outおよびRoutは、ステレオ像増強の場合には、第2図のミキサ25、ま たは第4図のミキサ21.または遠近感訂正の場合には第6図のミキサ225か ら得られる。
媒体322上に録音された出力信号L outは前記複数の左チヤンネル信号成 分、つまり左のチャンネル出力に対するLin+に1 (L+R) P+に、( L−R) Pの前記結合を含む。
同様に、出力信号Routは録音装置によって記録媒体上で記録され、R3n+ に1 (L十R)p −に2 (L R)pのような前記成分を含む。
第9図に示されるような装置で録音する場合、記録媒体322は通常の録音応答 装置で簡単に再生し前記利点を与える。
これら利点はそのように生じた記録媒体が、録音応答装置と協同する信号発生手 段を実現し、処理された差信号および処理された合計信号を含む信号成分の結合 を含む左右の出力信号を発生するという事実から得られる。処理された差信号は ステレオ像増強回路100で形成された入力差信号の修正である。この入力差信 号は左右の入力信号りおよびRの差を表わし、前述のように入力差信号成分が、 最も高い振幅を有する周波数帯域内にあるこの様な入力差信号の成分に関して入 力差信号が最も低い振幅を有する周波数帯域内にある成分の振幅をブーストする ように修正されたある成分の相対的振幅を有する。同様に、記録はステレオ像増 強回路100中に形成された処理された合計信号として右のステレオ出力信号成 分を発生させる。この処理された合計信号成分は左右のチャンネル入力信号の合 計の修正であり、前述のように、差信号が低い振幅を有する周波数帯域内にある 入力合計信号の成分に関して入力差信号が高い振幅を有する周波数帯域の成分の 振幅をブーストするようにある成分の相対的振幅を有する。つまり、録音は音応 答システムと協同し、スピーカーが、差信号が低い振幅を有する周波数帯域内で 、この様な成分の振幅が比較的強調されるまたはブーストされる合計成分および 差成分を有する左右のステレオ信号を生じるようにする。さらに、第2図の利得 制御増幅器22および制御回路30の動作、および第4図の対応する回路は記録 322の再生によって生じたステレオ出力信号が前述のような修正されたまたは 処理された差信号に対する合計信号の実質的に一定の比を有するようにする。
さらに遠近感訂正ををする記録を行なうためにまたは像増強の代わりに第9図の システムを使用する場合、この様な記録は通常のステレオプレーヤーと協同し、 前述のようにそれぞれ500Hz、IKHz、および8KHzに中心を有する周 波数帯域中で減衰が増加される処理された合計信号を含む成分および差信号を含 む成分を有する左右の出力信号を発生させる。この様な記録は特に側方配置スピ ーカーを含むシステムを介して再生される。第9図のシステムで行われた遠近感 訂正記録が特に前方配置スピーカーを有するシステムで再生されると、ステレオ プレーヤーで再生される先の記録は、1つの出力信号が合計信号を含む成分およ び差信号を含む成分を有する左右のステレオ出力信号を供給し、この様な差信号 は前述のようにそれぞれ500Hz、lKH2,および8KHzに中心を有する 周波数帯域でブーストが増加された振幅を有する。そうでなければ、ステレオプ レーヤーで再生されるときに、前方のスピーカーに対する遠近感訂正を有する録 音は前記式5で説明されたように合計信号を含む第1の成分および処理された差 信号を含む第2の成分の合計よりなる左出力信号を発生し、前記式6に示された ように合計信号と処理された差信号との差よりなる右の出力ステレオ信号を供給 する。この様な記録を側方配置スピーカーと共に使用する場合、式5および式6 の合計信号のみが等化され、前方配置スピーカーを使用して行なう場合に式5お よび6の合計信号のみが等化される。
ステレオ像増強または遠近感訂正またはその両者を有するユニークなステレオ録 音を行なう方法は第9図に示される装置によって行われることが理解される。一 般に、この方法は、左右の入力信号を結合して合計および差信号を発生し、最も 低い差信号成分振幅の周波数帯域内にある合計信号成分に関して最も高い差信号 成分振幅の周波数帯域内にある合計信号成分を増強するようにそれぞれ予め定め られた周波数帯域内の合計信号の成分の相対的振幅を選択的に変更することによ って処理された合計信号を生じる。この方法はまた、差信号成分が最も低い周波 数帯域内にある差信号成分の振幅に関して差信号成分が最も高い周波数帯域内に ある差信号成分の振幅を低下するように予め定められた周波数帯域内の差信号成 分の相対的振幅を選択的に変化させることによって処理された差信号を生じる過 程を含む。この方法はまた、左右の信号を処理された合計および差信号と結合し て録音を行なうために録音装置に供給される増強された左右の出力信号を供給す る。この方法の他の特徴は差信号の周波数スペクトルの前記電子的分析および各 予め定められた周波数帯域内の差信号の振幅の関数としての制御信号の発生を含 み、制御信号を使用して合計および差信号の成分の振幅が各周波数帯域内で変化 する程度を決定する。
前記方法の重要な特性によれば、左右の信号を加算および減算して合計および差 信号を発生させ、ダイナミック型制御信号を発生させて入力信号のステレオの量 を表わし、合計および差信号を出力信号の増強のために処理し、1以上の処理さ れた信号を入力信号のステレオの量によって修正する。この方法のこの点におけ る特別な特徴は合計および差信号の一つと処理された信号との一定の比を維持す るように行われる処理された信号の一つを修正することである。前記方法を使用 する場合、側方配置スピーカーとの遠近感を訂正した録音を行なうために、左右 の信号を結合して合計および差信号を与え、合計信号を前記のように等化し、処 理されない差信号と結合して処理された合計信号と処理されない差信号との合計 よりなる左の出力を与え、処理された合計信号と処理されない差信号との差から なる右の出力信号を形成する。これら出力信号は側方配置スピーカーの遠近感訂 正を有する録音媒体を与える録音メカニズムに供給される。
前方配置スピーカーに対して、遠近感訂正録音媒体は左右の入力信号を結合する ことによって形成され、合計信号および差信号を与え、前述のように差信号を等 化し、処理されていない合計信号を等化された差信号に結合して処理されていな い合計信号と処理されたまたは等化された差信号との合計よりなる左の出力を与 え、処理されていない合計信号と等化された差信号との差よりなる右の出力信号 を与える。これら出力信号を記録メカニズムに供給して前方スピーカーの遠近感 訂正を有する記録媒体を生成する。
ここで説明された装置および方法によって行われた記録はユニークな信号発生デ ータを記録するという点で他のステレオ記録とはユニークに区別される。この様 なデータが変化可能な磁気素子の形態、レーザまたはデジタルディスクの光反射 の変化のようなレコードおよびデジタル情報の溝を変化させる形態であるか否か で、この様な記録媒体のユニークな特性は容易に認識できる。通常の記録再生媒 体によるこの様なユニークな録音の再生では、ステレオ音は前記利点の全てを有 して発生し、特定の信号成分より構成される。
増強の量は制御回路30および利得制御増幅器22によって連続的、自動的に調 節され、通常の記録再生のための他の説明されたシステムを使用する場合に記録 毎にステレオ情報の量の変化を補償する。そのため、この様な連続的自動的な調 節は第9図に示されるような記録で実現される。つまり、再生システム312で 使用された録音に含まれるステレオ情報、またはマイクロフォン対310に達す るステレオ情報が1録音から次の録音に変化し、または所定のバフーマンスまた は記録の間に変化すると、前記制御回路30および利得制御増幅器22は記録媒 体322に記録された情報の増強の量を調節し、それ故、記録媒体322が通常 のシステムで再生される時に出力信号をこの様に調節する。
前述のようにまた第4図に示されるように、固定型合計および差イコライザを使 用すると、処理された合計チャンネル信号の振幅はブーストされ、処理された差 信号のある周波数は残響制御信号RCTRLの制御下で減衰される。この装置は 処理された合計チャンネル信号のレベルを自動的に増加し差チャンネル信号のあ る周波数のレベルを附随的に減少させることによって残響の量を自動的に制御す る。これら信号レベルの増加および減少は前述のように残響帯域で影響され、前 記増強回路によってブーストが行われる、存在する自然のまたは人工的残響のブ ーストを減少させる。残響制御信号を使用してダイナミック型差信号イコライザ 19が残響帯域でさらに減衰するようにし、またダイナミック型合計信号イコラ イザ21がさらに合計信号成分をブーストするようにする第2図に示される装置 に関係して同じ残響制御が説明される。
第2図に示される残響制御は合計チャンネルの利得制御増幅器および差チャンネ ルの減衰残響フィルタを使用して自動的残響制御を行なうことによってかなり改 良される。この様な改良された装置は、多数の同じ成分を有する第2図に示され るものと実質的に同じシステムを示す第10図に示される。
第2図および第10図と同じ成分は例えば第2図の合計回路が第10図の合計回 路413と同じであるように接頭辞“4′を有する第10図の対応する成分と共 に同じ符号で示される。
第10図の装置は利得制御合計チャンネル増幅器440を制御するために使用さ れる自動的におよび手動的に制御可能な残響制御信号を与え、処理差信号を処理 するために残響信号制御残響フィルタ429(第4図の固定型イコライザ装置の 残響フィルタと同じである)を追加するという点で一般に第2図の装置とは異な る。第10図の回路では、入力の残響を過度に強調する前記増強回路の特性は自 動的におよび選択的に維持される。
制御回路430は第3図に示される制御回路と同じであるが、この回路から与え られた残響信号RCTRLは第3図の増幅器59の出力からの残響制御信号を供 給される残響制御ポテンショメータ444の手動的に調節可能なワイパーアーム 442から得られる。ワイパーアーム442からの残響制御信号はダイナミック 型合計信号イコライザ421の出力(L+R)Pを供給される利得制御増幅器4 40の利得を制御するために供給される。利得制御増幅器440の出力は第2図 のダイナミック型合計信号イコライザ21の出力と関係して説明されたようにミ キサ425に入力させるポテンショメータ427に供給される。
この場合、残響制御信号はダイナミック型差信号イコライザまたはダイナミック 型合計信号イコライザに直接供給されない。
利得制御増幅器422の出力からの処理された差信号は出力がポテンショメータ 423に供給される残響フィルタ429の入力に供給され、それ故第2図の利得 制御増幅器22の出力と関係して説明されたようにミキサ425に供給される。
残響フィルタ429は第4図に示される残響フィルタ129と同じである。しか しながら、基本的に変化可能な減衰帯域排除フィルタである第11図に示される 残響フィルタを使用することが現在は好ましい。第11図に示されるように、処 理された差信号(LR)pはフィルタ入力に供給され、低域通過フィルタ450 、高域通過フィルタ452、および帯域通過フィルタ454に並列に供給される 。帯域通過フィルタ454の出力は制御入力としての残響制御信号RCTRLを 有する制御された減衰回路456に供給される。フィルタ450および452、 および減衰器456からの3つの出力は接地された非反転入力を有する差動増幅 器458の反転入力に結合して供給され、ポテンショメータ423に供給される 利得制御および残響フィルタ制御処理差信号を出力450に生じる。残響フィル タ429のフィルタ部分は約250ヘルツまでの低域通過、約4キロヘルツ以上 の高域通過、および約400ヘルツ乃至2.5キロヘルツの制御された減衰帯域 通過を与える。
それ故、第4図の固定型等化装置の動作と同じように、第10図の回路は入力信 号の人工的または自然のいずれかの残響の量を感知し、この様な感知された残響 に基づいた残響制御信号RCTRLを与える。制御信号RCTRLは入力信号の 残響量についての前記増強システムの効果を自動的に制御するように処理された 合計信号をブーストし、処理された差信号の周波数帯域を減衰する。残響の自動 制御はポテンショメータ444の手動式制御によって手動式に選択でき、その特 徴は録音工業では極めて重要である。残響の量の閉じた選択的調節は録音を行な うのに必要であり、特に、古い記録を新しくまたは再記録するのに必要である。
つまり、前記増強回路によって導入される残響の望ましくない増強は残響制御信 号それ自体のレベルを手動式に選択可能に制御することによっておよび合計およ び差チャンネルの自動制御によって容易に阻止することができる。もちろん、第 10図に示される残響制御信号のレベルの手動制御は残響フィルタ129を制御 するために供給される第4図の回路に示される残響制御信号RCTRLのレベル の手動制御を得るために容易に適用される。
全体的に、通常の記録の再生および改良された記録の再生の両方における記録さ れたパフォーマンスから生じたステレオ像を実質的に改良するシステムを説明し てきた。この様なシステムは標準的オーディオ装置と共に容易に使用でき、設置 されたオーディオ装置に容易に追加することができる。さらに、開示されたシス テムは前置増幅器および/または集積増幅器に容易に協同することができる。こ の様な協同は開示されたシステムを迂回する装置を含む。
開示されたステレオ増強システムは、アナログ技術、デジタル技術、またはその 両方を組合わせて容易に構成される。
さらに、開示されたステレオ増強システムは集積回路技術によって容易に構成で きる。
また、開示されたシステムは、飛行機の娯楽用システム、劇場の音響システム、 像増幅および/または遠近感訂正を含む記録を生成する記録システム、およびオ ルガンおよびシンセサイザのような電気楽器を含む様々なオーディオシステムと 共に使用でき、またはそれらと協同される。
さらに、開示されたシステムは自動車の音響システム、およびボートのような他 の乗物の音響システムで特に有用である。
本発明の特定の実施例を説明し例示したが、請求の範囲に記載された本発明の技 術的範囲から離れることなく多数の修正と変更が可能であることは当業者には明 かであろう。

Claims (128)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合計信号として左右の信号の合計を与え、差信号として左右の信号の差を 与える手段と、 各周波数帯域内の差信号成分のレベルの反転関数として差信号成分をブーストし て処理された差信号を与えるように各予め定められた周波数帯域内の前記差信号 の成分の相対振幅を選択的に変化させ、前記各周波数帯域内の差信号成分の関数 として合計信号成分をブーストして処理された合計信号を与えるように前記各予 め定められた周波数帯域内の前記合計信号の成分の相対振幅を選択的に変化させ る前記合計および差信号に応じる処理手段と、 前記処理された差信号、前記処理された合計信号、および左右の信号を結合して 左右の出力信号を与える手段とを含む各左右の信号を有するステレオで使用され るステレオ像増強システム。
  2. (2)前記処理手段は、 前記各周波数帯域内の前記差信号成分の振幅の関数として前記予め定められた周 波数帯域とそれぞれ関係する制御信号を与える前記差信号の周波数スペクトルを 分析する分析手段と、 前記差信号の大きい音の成分が前記差信号の静かな成分以上に減衰されるように 前記制御信号の関数として前記差信号の成分を減衰する前記制御信号に応じる第 1の等化手段と、前記制御信号の関数として前記予め定められた周波数帯域内の 前記合計信号の成分をブーストし、前記処理された合計信号を与える前記制御信 号に応じる第2の等化手段と、前記減衰された差信号を振幅し前記処理された差 信号を与える制御手段とを備えている請求の範囲第1項記載のステレオ像増強シ ステム。
  3. (3)前記第1の等化手段はさらに、選択された差信号成分の予め定められた固 定された減衰を与える請求の範囲第2項記載のステレオ像増強システム。
  4. (4)前記選択された差信号成分は1KHz乃至4KHzの差信号成分を含む請 求の範囲第3項記載のステレオ像増強システム。
  5. (5)前記制御手段は、合計信号の大きさに対する前記処理された差信号の大き さの関数として前記減衰された差信号を増幅し、所定の記録内または異なる記録 間のステレオ情報の量を違える実質的に一致するステレオ像を与える請求の範囲 第2項記載のステレオ像増強システム。
  6. (6)前記制御手段は一定の比で前記処理された差信号と前記合計信号を維持す る請求の範囲第5項記載のステレオ像増強システム。
  7. (7)前記制御手段は、 前記減衰された差信号を増幅して前記処理された差信号を与える手段と、 前記増幅手段の利得を制御して前記一定の比を維持するために前記合計信号およ び前記処理された差信号に応じる利得制御手段とを備えている請求の範囲第6項 記載のステレオ像増強システム。
  8. (8)前記制御手段はさらに、前記合計信号と前記差信号の相対的大きさを監視 し、人工的残響の存在を示す条件を検出し、人工的残響の存在を示す条件を検出 して人工的残響の効果の補償を行なう前記第2の等化手段を制御する請求の範囲 第2項記載のステレオ像増強システム。
  9. (9)前記制御手段は、前記第2の等化手段を制御して人工的残響の存在を示す 条件を検出するために前記予め定められた周波数帯域の選択された一つ帯域でさ らに減衰を与える請求の範囲第8項記載のステレオ像増強システム。
  10. (10)前記制御手段はさらに、人工的残響の存在を示す条件の検出を行なう前 記第1の等化手段を制御して人工的残響の効果を補償する請求の範囲第9項記載 のステレオ像増強システム。
  11. (11)前記制御手段は、前記第1の等化手段を制御して人工的残響の存在を示 す条件の検出を行なう前記予め定められた周波数帯域の選択された一つの帯域で さらにブーストを与える請求の範囲第10項記載のステレオ像増強システム。
  12. (12)前記制御手段は、前記合計信号と前記差信号との比を監視し、前記比が 予め定められた値を越える時に前記第1の等化手段と前記第2の等化手段を制御 する請求の範囲第11項記載のステレオ像増強システム。
  13. (13)前記分析手段はスペクトルアナライザを備えている請求の範囲第2項記 載のステレオ増強システム。
  14. (14)前記第1および第2の等化手段はそれぞれ、第1の多重帯域ダイナミッ ク型イコライザおよび第2の多重帯域ダイナミック型イコライザを備えている請 求の範囲第13項記載のステレオ増強システム。
  15. (15)前記スペクトルアナライザおよび第1および第2の多重帯域ダイナミッ ク型イコライザはそれぞれ125Hz、250Hz、500Hz、1KHz、2 KHz、4KHz、および8KHzに中心を有する予め定められた周波数帯域を 含む請求の範囲第14項記載のステレオ増強システム。
  16. (16)差信号として左右の信号の差を与え、合計信号として左右の信号の合計 を与える手段と、 前記差信号の周波数内容を決定する前記差信号に応じる分析手段と、 前記差信号の周波数内容の関数として前記差信号の成分を選択的に減衰し処理さ れた差信号を与える前記分析手段に応じる第1の等化手段と、 前記差信号の対応する成分の周波数内容の関数として前記合計信号の成分を選択 的にブーストして処理された合計信号を与える前記分析手段に応じる第2の等化 手段と、前記合計信号と前記処理された差信号との比を制御し、前記第1および 第2の等化手段を制御して人工的残響の効果を補償する増強および残響制御手段 と、 前記処理された合計信号、前記処理された差信号、および左右の信号を選択的に 結合して左右の出力信号を生成する手段とを備えている各左右の信号を有するス テレオ音再生システムと共に使用されるステレオ増強システム。
  17. (17)差信号として左右の信号の差を与え合計信号として左右の信号の合計を 与える手段と、 他の差信号成分に関して選択された差信号成分をブーストして処理された差信号 を出力するように前記差信号の成分の相対振幅を選択的に変化させ、他の合計信 号成分に関して選択された合計信号成分をブーストするように前記合計信号の相 対振幅を選択的に変化させて処理された合計信号を与える前記合計および差信号 に応じる処理手段と、前記処理された合計および差信号と左右の信号を結合して 処理された左右の信号を生成する手段とを備えている各左右の信号を有するステ レオ音再生システムに使用されるステレオ増強システム。
  18. (18)前記処理手段は、 統計的に静かな成分を含む周波数以外の大きい音の成分を統計的に含む周波数を 減衰するように差信号成分を選択的に減衰する第1の等化手段と、 差信号成分を統計的に含む予め定められた周波数範囲内の合計信号成分を選択的 に通過させ、前記予め定められた周波数範囲の外にある合計信号成分を減衰する 第2の等化手段と、前記選択的に通過した合計信号を増幅して前記処理された合 計信号を与え、前記選択的に減衰された差信号を増幅して前記処理された差信号 を与える制御手段とを備えている請求の範囲第17項記載のステレオ増強システ ム。
  19. (19)前記第1および第2の等化手段はそれぞれ第1の固定型イコライザおよ び第2の固定型イコライザを含む請求の範囲第18項記載のステレオ増強システ ム。
  20. (20)前記制御手段は、合計信号の大きさに関する大きさの関数として前記選 択的に減衰された差信号を増幅し、所定の記録内のまたは異なる記録間のステレ オ情報の量を違える実質的に一致するステレオ像を与える請求の範囲第18項記 載のステレオ増強システム。
  21. (21)前記制御手段は、一定の比で前記増幅された差信号と前記合計信号を維 持する請求の範囲第20項記載のステレオ増強システム。
  22. (22)前記制御手段は、 選択的に減衰された差信号を増幅する手段と、前記増幅手段の利得を制御して前 記一定の比を維持する前記合計信号および前記増幅された差信号に応じる利得制 御手段とを備えている請求の範囲第21項記載のステレオ増強システム。
  23. (23)前記制御手段は、前記合計信号および前記差信号の相対的大きさを監視 し、人工的残響の存在を示す条件を検出し、さらに、前記増幅された差信号をフ ィルタして人工的残響の効果を補償する請求の範囲第18項記載のステレオ増強 システム。
  24. (24)前記制御手段はさらに、前記増幅された差信号の選択された成分を可変 的に減衰し人工的残響の効果を補償する可変排除フィルタを含む請求の範囲第2 3項記載のステレオ増強システム。
  25. (25)前記制御手段はさらに、前記選択的に通過した合計信号を増幅して人工 的残響の効果を補償する請求の範囲第24項記載のステレオ増強システム。
  26. (26)前記制御手段は前記選択的に通過した合計信号を増幅して人工的残響の 効果を補償する利得制御増幅器を具備している請求の範囲第25項記載のステレ オ増強システム。
  27. (27)前記制御手段は、前記合計信号と前記差信号との比を監視し、前記比が 予め定められた量を越えるときに前記可変排除フィルタおよび前記利得制御増幅 器を制御する請求の範囲第26項記載のステレオ増強システム。
  28. (28)合計信号として左右の信号の合計を与え、差信号として左右の信号の差 を与える手段と、 予め定められた周波数帯域内の前記合計信号を等化し、音声遠近感訂正システム がヘッドフォンまたはリスナーの側方に配置したスピーカーを使用する場合に前 記予め定められた周波数範囲内の前記合計信号を選択的に減衰する第1の手段と 、 前記予め定められた周波数帯域内の前記差信号を等化して処理された差信号を与 え、音の遠近感訂正システムがリスナーの前方に配置したスピーカーを使用した 場合に前記予め定められた周波数帯域内の前記差信号を選択的にブーストする第 2の等化手段と、 前記処理された合計および差信号を選択的に結合して処理された左右の信号を与 える手段とを備えているそれぞれ左右の信号を有するステレオシステムで使用さ れる音の遠近感訂正システム。
  29. (29)前記第1の等化手段は第1の固定型イコライザを具備し、前記第2の等 化手段は第2の固定型イコライザを具備している請求の範囲第28項記載の音の 遠近感訂正システム。
  30. (30)前記第1および第2の固定型イコライザは約1/3オクターブ幅の等化 帯域を有する請求の範囲第29項記載の音の遠近感訂正システム。
  31. (31)前記第1および第2の固定型イコライザは、それぞれ、3つの等化帯域 を有する請求の範囲第30項記載の音の遠近感訂正システム。
  32. (32)前記3つの等化帯域は500Hz、1KHZ、および8KHzを中心と する請求の範囲第31項記載の音の遠近感訂正システム。
  33. (33)a.合計信号を発生するように左右の信号を電子的に加算し、差信号を 発生させるように前記左右の信号の一つから他の信号を電子的に減算し、 b.最も低い差信号成分振幅の周波数帯域内にある前記合計信号成分の振幅に関 して最も高い差信号成分の周波数帯域内にある前記合計信号成分の振幅を増強す るように、各予め定められた周波数帯域内の前記合計信号の成分の相対振幅を選 択的に変化させることによって処理された合計信号を発生させ、 c.前記差信号成分が最も低い周波数帯域内にある前記差信号成分の振幅に関し て前記差信号成分が最も高い周波数帯域内にある前記差信号成分の振幅を減少す るように前記予め定められた周波数帯域内の前記差信号の成分の相対振幅を選択 的に変化させることによって処理された差信号を発生させ、d.前記左右の信号 を前記処理された差信号および前記処理された合計信号に結合してステレオ増強 左右出力信号を与える段階を含むステレオ音システムの左右の信号からステレオ 増強信号を得る方法。
  34. (34)処理された合計および差信号発生段階は、前記差信号の周波数スペクト ルを電子的に分析し、前記各予め定められた周波数帯域内の前記差信号の振幅の 関数として一組の制御信号を発生させる段階、および前記制御信号を使用して前 記合計および差信号の成分の振幅が前記各周波数帯域内で変化する程度を決定す る段階によって増大される請求の範囲第33項記載の方法。
  35. (35)所定の記録内または異なる記録間のステレオ情報の量を違えるために前 記左右の信号間の実質的に一致したステレオ分離を維持するように前記合計信号 の大きさに関する大きさの関数として前記処理された差信号を連続的および自動 的に増幅する段階を含む請求の範囲第33項記載の方法。
  36. (36)前記処理された差信号を連続的および自動的に増幅する前記段階は前記 処理された差信号と前記合計信号との一定の比を維持するように行われる請求の 範囲第35項記載の方法。
  37. (37)前記差信号中の人工的残響情報の不適切なブーストを阻止するために、 前記合計信号の成分を選択的にブーストし、前記予め定められた周波数帯域の選 択された一つの帯域内の前記差信号の成分を選択的に減衰する段階を含む請求の 範囲第33項記載の方法。
  38. (38)前記連続的および自動的増幅段階は、残響制御信号を発生させるように 、(a)前記合計信号の反転ピーク包絡線、および(b)前記差信号の非反転ピ ーク包絡線の合計を平均化し、前記残響制御信号の関数として前記合計および差 信号の成分をそれぞれブーストおよび減衰することによって行われる請求の範囲 第37項記載の方法。
  39. (39)前記左右の信号を前記処理された差信号および前記処理された合計信号 に結合する前記段階は次の式による請求の範囲第33項記載の方法。 Lout=Lin十K1(L十R)p +K2(L−R)p Rout=Rin+K1(L+R)p +K2(L−R)p 式中、 Lout=ステレオ増強左出力信号 Rout=ステレオ増強右出力信号 (L+R)p=処理された合計信号 (L−R)p=処理された差信号 Lin=左信号 Rin=右信号 K1=第1の独立変数 K2=第2の独立変数。
  40. (40)処理された合計信号発生段階は前記周波数帯域の前記所定の一つの帯域 の前記差信号成分の大きさに直接比例する前記周波数帯域の所定の一つの帯域の 前記合計信号成分を選択的にブーストすることによって行われる請求の範囲第3 3項記載の方法。
  41. (41)処理された差信号を発生させる段階は前記周波数帯域の前記所定の一つ の帯域の前記差信号成分の大きさに反比例する前記周波数帯域の所定の一つの帯 域の前記差信号成分を選択的にブーストすることによって行われる請求の範囲第 40項記載の方法。
  42. (42)a.合計信号を発生させるように前記左右の信号を電子的に加算し、差 信号を発生させるように前記左右の信号の一つから他方の信号を電子的に減算し 、b.他の合計信号成分に関して選択された合計信号成分をブーストするように 前記合計信号の成分の相対振幅を選択的に変化されることによって処理された合 計信号を発生させ、c.他の差信号成分に関して選択された差信号成分をブース トするように前記差信号の成分の相対振幅を選択的に変化させることによって処 理された差信号を発生させ、d.前記左右の信号を前記処理された差信号および 前記処理された信号に結合してステレオ増強左右出力信号を与える段階を含むス テレオ音システムの左右の信号からステレオ増強信号を得る方法。
  43. (43)処理された合計信号を発生させる前記段階は、差信号成分を統計的に含 む予め定められた周波数範囲の外側にある成分が減衰されるように前記合計信号 をフィルタし、フィルタされた合計信号を増幅する段階を含む請求の範囲第42 項記載の方法。
  44. (44)処理された差信号発生段階は、静かな成分を統計的に含む周波数より大 きい音の成分を統計的に含む周波数を減衰するように差信号成分を選択的に減衰 し、 他の差信号成分に関して選択された差信号成分をブーストするように選択的に減 衰された差信号を振幅する段階を含む請求の範囲第42項記載の方法。
  45. (45)合計信号として左右の信号の和を与え、差信号として左右の信号の差を 与える手段と、 予め定められた帯域内の前記合計信号を等化して処理された合計信号を与え、前 記予め定められた周波数帯域内の前記合計信号を選択的に減衰して遠近感訂正を 行なう第1の等化手段と、 前記予め定められた周波数帯域内の前記差信号を等化して処理された差信号を与 え、前記予め定められた周波数帯域内の前記差信号を選択的にブーストする手段 を含む第2の等化手段と、 第1および第2の入力を有し左右の遠近感訂正出力信号を与えるミキサと、 前記合計信号または前記等化された合計信号のいずれかを前記第1のミキサ入力 に選択的に結合する第1のスイッチ手段と、 前記差信号または前記等化された差信号のいずれかを前記ミキサの第2の入力に 選択的に結合する前記第1のスイッチ手段と共に動作するように接続された第2 のスイッチ手段とを備え、音の遠近感訂正システムを前記第1および第2のスイ ッチ手段の位置によってリスナーの前方または側方に配置されたスピーカーと共 に使用することを特徴とする各左右の信号を有するステレオ音再生システムと共 に使用される音の遠近感訂正システム。
  46. (46)前記左右の出力信号をそれぞれ受信するように接続された左右のスピー カーを具備している請求の範囲第1項乃至第5項、第7項、第10項、または第 15項のいずれか一項記載のステレオ像増強システム。
  47. (47)前記左右の出力信号を記録媒体上に記録するために前記処理された差信 号を結合する前記手段に応じる記録手段を備えている請求の範囲第1項乃至第5 項、第7項、第10項、または第15項のいずれか一項記載のステレオ像増強シ ステム。
  48. (48)前記ステレオ増強左右出力信号を左右の出力音響信号に変換する段階を 含む請求の範囲第33項乃至第36項、または第38項のいずれか一項記載の方 法。
  49. (49)前記ステレオ増強左右出力信号を記録媒体上に記録する段階を含む請求 の範囲第33項乃至第39項のいずれか一項記載の方法。
  50. (50)前記処理された左右の信号をそれぞれ受信するために接続された第1お よび第2の音響再生手段を備えている請求の範囲第28項乃至第32項のいずれ か一項記載の音の遠近感訂正システム。
  51. (51)前記処理された左右の信号を記録するために前記処理された合計および 差信号を選択的に結合する前記手段に応じる手段を備えている請求の範囲第28 項乃至第32項のいずれか一項記載の音の遠近感訂正システム。
  52. (52)左右の入力信号を処理して処理されたステレオ信号を与えるステレオ像 増強回路手段と、 前記入力信号のステレオの最を感知するステレオ音の前記源からの左右のステレ オ入力信号に応じるステレオ感知手段と、 この様なステレオの量を表わすダイナミック型制御信号を発生する前記ステレオ 感知手段に応じる第1の制御手段と、前記入力信号のステレオの量によって前記 処理されたステレオ信号の一つを修正する前記制御信号に応じる第2の制御手段 と、 前記処理されたステレオ信号を結合して左右の出力信号を与える手段とを備えて いるステレオ音の源から供給された左右のステレオ信号を増強するシステム。
  53. (53)前記ステレオ感知手段は、それぞれ前記左右の入力信号の合計と前記左 右の入力信号の差を表わす合計および差信号を与える前記左右のステレオ入力信 号に応じる手段を備え、前記第1の制御手段は、前記合計および差信号の予め定 められた関係の関数として前記ダイナミック型制御信号を発生する前記合計およ び差信号に応じる手段を備えている請求の範囲第52項記載のシステム。
  54. (54)前記ステレオ像増強回路手段は、それぞれ前記左右のステレオ入力信号 の合計および差を表わす合計および差信号を発生させる前記左右のステレオ入力 信号に応じる合計および差回路手段と、前記合計および差信号を処理して前記処 理されたステレオ信号を形成する処理された合計および差信号を与える手段とを 備え、前記制御手段は、前記処理された合計および差信号の一つと前記合計およ び差信号の一つの選択された関係の変数を減少させるように前記処理された合計 および差信号の一つを修正する請求の範囲第52項記載のシステム。
  55. (55)前記ステレオ像増強回路手段は、前記ステレオ入力信号の合計および差 をそれぞれ表わす合計および差信号を発生させる前記左右のステレオ入力信号に 応じる回路手段と、前記差信号の異なる周波数帯域の成分を選択的に変化させて 処理された差信号を与える前記差信号に応じる差信号イコライザ手段と、異なる 周波数帯域の前記合計信号の成分を選択的に変化させて処理された合計信号を与 える前記合計信号に応じる合計イコライザ手段とを備え、前記処理された合計お よび差信号は前記処理されたステレオ信号を形成する請求の範囲第52項記載の システム。
  56. (56)前記処理された合計および差信号の一つを修正する前記手段は、前記合 計信号と前記処理された差信号との比を実質的に一定に維持する手段を備えてい る請求の範囲第54項記載のシステム。
  57. (57)前記第1の制御手段は、予め定められた量以下の前記入力信号のステレ オの感知された量に応じて前記制御信号を予め定められた大きさにクランプする 手段を備えている請求の範囲第56項記載のシステム。
  58. (58)前記第2の制御手段に前記第1の制御手段によって修正される前記一つ の処理されたステレオ信号を表わす信号を供給する手段を備えている請求の範囲 第53項記載のシステム。
  59. (59)前記左右の出力信号を左右の音響信号に変換する手段を備えている請求 の範囲第52項記載のシステム。
  60. (60)前記左右の出力信号を記録する段階を備えている請求の範囲第52項記 載のシステム。
  61. (61)左右の入力信号を処理して処理されたステレオ信号を生成し、 前記入力信号のステレオの量を感知し、この様なステレオの量を表わすダイナミ ック型制御信号を発生させ、前記ダイナミック型制御信号を使用して前記入力信 号のステレオの量に応じて前記処理されたステレオ信号の一つを修正して修正し 処理された信号を与え、 前記処理されたステレオ信号および前記修正し処理されたステレオ信号の一つを 結合して左右の出力信号を与える段階を含むステレオ音の源から供給された左右 の入力信号を増強する方法。
  62. (62)前記左右の出力信号を左右の音響信号に変換する段階を含む請求の範囲 第61項記載の方法。
  63. (63)前記左右の出力信号を記録する段階を含む請求の範囲第61項記載の方 法。
  64. (64)前記感知段階は、それぞれ前記左右の入力信号の合計および差を表わす 合計および差信号を与える段階を含み、前記ダイナミック型制御信号を発生させ る段階は前記合計および差信号の予め定められた関係の関数として前記ダイナミ ック型制御信号を発生させることを含む請求の範囲第61項記載の方法。
  65. (65)前記左右のステレオ入力信号の合計および差を表わす合計および差信号 を発生させ、前記合計および差信号を処理して前記処理されたステレオ信号を形 成する処理された合計および差信号を与える段階を備え、前記ダイナミック型制 御信号を使用する段階は、前記処理された合計および差信号の一つと前記処理さ れた合計および差信号の他方を供給する前記合計および差信号の一つとの間の予 め定められた関係の変数を減少させるように前記処理された合計および差信号の 一つを修正することを含む請求の範囲第61項記載の方法。
  66. (66)左右の入力信号を処理する前記段階は、前記左右の入力信号の合計およ び差をそれぞれ表わす合計および差信号を発生させ、前記差信号の異なる周波数 帯域の成分を選択的に変化させて処理された差信号を与え、前記異なる周波数帯 域の前記合計信号の成分を選択的に変化させて処理された合計信号を与えること を含み、前記処理された差信号および処理された合計信号は前記処理されたステ レオ信号を形成する請求の範囲第61項記載の方法。
  67. (67)左右の入力信号を処理する前記段階は、前記左右の入力信号の合計およ び差として合計および差信号を発生させ、予め定められた周波数帯域内の前記合 計信号を選択的に減衰し、前記減衰した合計信号と前記差信号を結合して前記左 右の出力信号を生成する請求の範囲第61項記載の方法。
  68. (68)左右の入力信号を処理する前記段階は、それぞれ前記左右の入力信号の 合計および差として合計および差信号を発生させ、予め定められた周波数帯域内 の前記差信号を選択的にブーストし、前記合計および前記ブーストされた差信号 を結合して前記左右の出力信号を生成する請求の範囲第61項記載の方法。
  69. (69)前記左右の入力信号を処理する前記段階は、それぞれ前記左右のステレ オ入力信号の合計および差を表わす合計および差信号を発生させ、前記合計およ び差信号を処理して前記処理されたステレオ信号を形成する処理された合計およ び差信号を与える段階を含み、前記ダイナミック型制御信号を使用する前記段階 は前記処理された差信号と前記合計信号との一定の比を維持するように前記処理 された合計および差信号の一つを修正することを含む請求の範囲第61項記載の 方法。
  70. (70)a.前記左右の信号を電子的に加算して合計および差信号を発生させる 手段と、 b.最も低い差信号成分振幅の周波数帯域内にある前記合計信号の振幅に関して 最も高い差信号成分振幅の周波数帯域内にある前記合計信号成分の振幅を増強す るように各予め定められた周波数帯域内の前記合計信号の成分の相対振幅を選択 的に変化させることによって処理された合計信号を生成する手段と、 c.前記差信号成分が最も低い周波数帯域内にある前記差信号成分の振幅に関し て前記差信号成分が最も高い周波数帯域内にある前記差信号成分の振幅を減少す るように前記予め定められた周波数帯域内の前記差信号成分の相対振幅を選択的 に変化させることによって処理された差信号を生成する手段と、 d.前記左右の信号を前記処理された差信号と前記処理された合計信号に結合し てステレオ増強左右出力信号を与える手段と、 e.前記ステレオ増強左右出力信号を受信するために接続された録音装置と、 f.録音するために前記録音装置を動作させる手段とを備えている左右のステレ オ源信号からステレオ増強録音を行なう装置。
  71. (71)処理された合計および差信号を発生させる前記手段は、前記差信号の周 波数スペクトルを電子的に分析し、前記各予め定められた周波数帯域内の前記差 信号の振幅の関数として一組の制御信号を発生させる手段と、前記制御信号を使 用して前記合計および差信号の成分振幅が前記各周波数帯域内で変化する程度を 制御する手段とを備えている請求の範囲第70項記載の装置。
  72. (72)前記左右のステレオ源信号内のステレオ情報の量を違える前記左右の信 号間の実質的に一致したステレオ分離を維持するように前記合計および差信号の 一つの大きさに関する大きさの関数として前記処理された合計および差信号の一 つを連続的および自動的に増幅する手段を備えている請求の範囲第70項記載の 装置。
  73. (73)前記処理された合計および差信号の一つを連続的および自動的に増幅す る前記手段は、前記処理された差信号と前記合計信号との一定の比を維持する手 段を備えている請求の範囲第72項記載の装置。
  74. (74)前記合計信号の成分を選択的にブーストする手段と、前記差信号中の人 工的残響情報の不適切なブーストを阻止するために前記予め定められた周波数帯 域の選択された一つの帯域内の前記差信号成分を選択的に減衰する手段とを備え ている請求の範囲第70項記載の装置。
  75. (75)前記連続的および自動的増幅手段は、残響制御信号を発生させるように (a)前記合計信号の反転ピーク包絡線と、(b)前記差信号の非反転ピーク包 絡線との合計を平均化する手段と、前記残響制御信号の関数として前記合計およ び差信号の成分をブーストおよび減衰する手段とを備えている請求の範囲第72 項記載の装置。
  76. (76)左右の信号を前記処理された差信号および前記処理された合計信号に結 合する前記手段は、次の式によって前記信号を結合する請求の範囲第70項記載 の装置。 Lout=Lin+K1(L+R)p +K2(L−R)p Rout=Rin+K1(L+R)p +K2(L=R)p 式中、 Lout=ステレオ増強左出力信号 Rout=ステレオ増強左出力信号 (L+R)p=処理された合計信号 (L−R)p=処理された差信号 Lin=左信号 Rin=右信号 K1=第1の無関係な変数 K2=第2の無関係な変数。
  77. (77)a.合計および差信号を発生させるように前記左右の信号を電子的に結 合する手段と、 b.他の合計信号成分に関して選択された合計信号成分をブーストするように前 記合計信号成分の相対振幅を選択的に変化させることによって処理された合計信 号を発生させる手段と、 c.他の差信号成分に関して選択された差信号成分をブーストするように前記差 信号成分の相対振幅を選択的に変化させることによって処理された差信号を発生 させる手段と、d.前記左右の信号を前記処理された差信号と前記処理された合 計信号に結合してステレオ増強左右出力信号を与える手段と、 e.前記左右の出力信号を受信するように接続された録音装置と、 f.録音するために前記録音装置を動作させる手段とを備えている左右のステレ オ源信号からステレオ録音を行う装置。
  78. (78)左右の信号を電子的に加算して合計および差信号を与える手段と、 予め定められた周波数帯域内の前記合計信号を等化して処理された合計信号を出 力し、前記予め定められた周波数帯域内の前記合計信号を選択的に減衰する段階 を含む等化手段と、前記選択的に減衰された合計信号を前記差信号に結合し左右 の遠近感訂正出力信号を与える手段と、前記左右の遠近感訂正出力信号を受信す るために接続されたステレオ録音を行う録音手段と、 ステレオ録音を行うために前記録音手段を動作させる手段とを備えている左右の ステレオ源信号から遠近感訂正ステレオ録音を行う装置。
  79. (79)左右の信号を電子的に加算し合計および差信号を与える手段と、 予め定められた周波数帯域内の前記差信号を等化し処理された差信号を与え、前 記予め定められた周波数帯域内の前記差信号を選択的にブーストする手段を備え ている等化手段と、前記選択的にブーストされた差信号を前記合計信号と結合し て左右の遠近感訂正出力を生成する手段と、前記左右の遠近感訂正出力信号を受 信するためにステレオ録音を行う記録手段と、 ステレオ録音を行うために前記録音手段を動作させる手段とを備えている左右の ステレオ源信号から遠近感訂正ステレオ録音を行う装置。
  80. (80)a.前記左右の信号を電子的に結合して合計および差信号を発生させ、 b.最も低い差信号成分振幅の周波数帯域内にある前記合計信号成分の振幅に関 して最も高い差信号成分振幅の周波数帯域内にある前記合計信号成分の振幅を増 強するように各予め定められた周波数帯域内の前記合計信号成分の相対振幅を選 択的に変化させることによって処理された合計信号を発生させ、 c.前記差信号成分が最も低い周波数帯域内にある前記差信号成分に関して前記 差信号成分が最も高い周波数帯域内にある前記差信号成分の振幅を減少するよう に前記予め定められた周波数帯域内の前記差信号成分の相対振幅を選択的に変化 させるとこによって処理された差信号を発生させ、d.前記左右の信号を前記処 理された差信号および前記処理された合計信号に結合してステレオ増強左右出力 信号を与え、e.前記ステレオ増強左右出力信号を録音装置に供給し、f.録音 を行うために前記録音装置を動作させる段階を含む左右のステレオ源信号からス テレオ増強録音を行う装置。
  81. (81)処理された合計および差信号を発生させる前記段階は、前記差信号の周 波数スペクトルを電子的に分析し前記各予め定められた周波数帯域内の前記差信 号振幅の関数として一組の制御信号を発生させる段階と、前記制御信号を使用し て前記合計および差信号成分の振幅が前記各周波数帯域内で変化する程度を決定 することによって増強される請求の範囲第80項記載の方法。
  82. (82)前記左右のステレオ源信号内のステレオ情報の量を違える前記左右の信 号間の実質的に一致するステレオ分離を維持するように前記合計信号の大きさに 関する大きさの関数として前記処理された差信号を連続的におよび自動的に増幅 する段階を備えている請求の範囲第80項記載の方法。
  83. (83)前記処理された差信号を連続的および自動的に増幅する前記段階は、前 記処理された差信号と前記合計信号との一定の比を維持するように行われる請求 の範囲第82項記載の方法。
  84. (84)前記差信号の人工的残響情報の不適切なブーストを阻止するために前記 合計信号成分を選択的にブーストし、前記予め定められた周波数帯域の選択され た一つの帯域内の前記差信号成分を選択的に減衰する段階を備えている請求の範 囲第80項記載の方法。
  85. (85)前記連続的および自動的増幅段階は、残響制御信号を発生させるように (a)前記合計信号の反転ピーク包絡線と(b)前記差信号の非反転ピーク包絡 線との合計を平均化し、前記残響制御信号の関数としてそれぞれ前記合計および 差信号成分をブーストしおよび減衰することによって行われる請求の範囲第82 項記載の方法。
  86. (86)左右の信号を前記処理された差信号および前記処理された合計信号に結 合する前記手段は、次の式によるものである請求の範囲第80項記載の方法。 Lou=Lin+K1(L+R)p +K2(L−R)p Rout=Rin+K1(L+R)p +K2(L−R)p 式中、 Lout=ステレオ増強左出力信号 Rout=ステレオ増強右出力信号 (L+R)p=処理された合計信号 (L−R)p=処理された差信号 Lin=左信号 Rin=右信号 K1=第1の独立変数 K2=第2の独立変数。
  87. (87)a.合計および差信号を発生させるように前記左右の信号を電子的に結 合し、 b.他の合計信号成分に関して選択された合計信号成分をブーストするように前 記合計信号成分の相対振幅を選択的に変化させることによって処理された合計信 号を生成し、c.他の差信号成分に関して選択された差信号成分をブーストする ように前記差信号成分の相対振幅を選択的に変化させることによって処理された 差信号を生成し、d.前記左右の信号を前記処理された差信号と前記処理された 合計信号に結合しステレオ増強左右出力信号を与え、e.前記ステレオ増強左右 出力信号を録音装置に供給し、f.録音するために前記録音装置を動作させる段 階を含む左右のステレオ源信号からステレオ録音を行う方法。
  88. (88)前記処理された合計信号発生段階は、差信号成分を統計的に含む予め定 められた周波数範囲の外にある成分を減衰するように前記合計信号フィルタし、 フィルタされた合計信号を増幅する段階を含む請求の範囲第87項記載の方法。
  89. (89)処理された差信号を発生させる前記段階は、統計的に静かな成分を含む 周波数より大きい音の成分を統計的に含む周波数を減衰するように差信号成分を 選択的に減衰し、他の差信号成分に関して選択された差信号成分をブーストする ように選択的に減衰された差信号成分を増幅する段階を備えている請求の範囲第 87項記載の方法。
  90. (90)左右のステレオ源信号を電子的に結合して合計および差信号を出力させ 、 予め定められた周波数帯域内の前記合計信号を等化して処理された合計信号を与 え、前記予め定められた周波数帯域内の前記合計信号を選択的に減衰する段階を 含み、前記選択的に減衰された合計信号を前記差信号に結合して左右の遠近感訂 正出力信号を生成し、 前記左右の遠近感訂正出力信号をステレオ録音装置に供給し、 ステレオ録音を行うために前記装置を動作させる段階を含む左右のステレオ源信 号から遠近感訂正ステレオ録音を行う方法。
  91. (91)左右の信号を電子的に結合して合計および差信号を与え、 予め定められた周波数帯域内の前記差信号を等化して処理された差信号を与え、 前記予め定められた周波数帯域内の前記差信号を選択的にブーストする段階を含 み、前記選択的にブーストされた差信号を前記合計信号に結合し左右の遠近感訂 正出力信号を与え、 前記左右の遠近感訂正出力信号をステレオ録音装置に供給し、 ステレオ録音するために前記装置を動作させる段階を含む左右のステレオ源信号 から遠近感訂正ステレオ録音を行う方法。
  92. (92)請求の範囲第49項または第80項乃至91項のいずれ一項記載の方法 によって行われるステレオ増強録音。
  93. (93)録音応答装置と共に動作するように構成された信号発生手段を実施し左 右のステレオ源信号の修正である左右のステレオ出力信号を発生させる録音媒体 を含み、信号成分の結合を含む前記ステレオ出力信号は、a.前記左右のステレ オ源信号の差を表わす入力差信号の修正を含む処理された差信号とを含み、 b.前記左右のステレオ源信号の合計を表わす入力合計信号の修正を含む処理さ れた合計信号と、 c.前記処理された合計および差信号の一つと前記入力合計および差信号の一つ は実質的に一定の予め定められた関係を有する録音再生システムで使用される増 強像ステレオ録音。
  94. (94)前記処理された差信号は、入力差信号振幅が比較的高く前記処理された 合計信号が前記静かな周波数帯域の入力合計信号成分に関して前記大きい音の周 波数帯域でブーストされる大きい音の周波数帯域の成分に関して入力差信号振幅 が比較的低い静かな周波数帯域でブーストされた前記入力差信号成分を含む請求 の範囲第93項記載の録音。
  95. (95)録音媒体は、ステレオプレーヤーの録音応答装置上で動作し、この様な 録音応答装置が左右のステレオ源信号の修正である左右のステレオ出力信号を発 生させるように構成された信号発生手段を有し、 前記左ステレオ出力信号は、次の左成分、すなわち、a.左ステレオ源信号成分 と、 b.左右のステレオ源信号の差を表わす入力差信号の修正を含む処理された差信 号成分と、 c.左右のステレオ源信号の合計を表わす入力合計信号の修正を含む処理された 合計信号成分との結合よりなり、前記右ステレオ出力信号は、次の右成分、すな わち、a.右ステレオ源出力信号成分と、 b.前記左右のステレオ源信号の差を表わす入力差信号の修正を含む処理された 差信号成分と、 c.左右のステレオ源信号の合計を表わす入力合計信号の修正を含む処理された 合計信号成分との結合よりなる一対のスピーカーと接続して使用されるステレオ プレーヤーの信号応答を発生させるように構成されているステレオ録音。
  96. (96)前記左ステレオ出力信号は前記左成分の合計よりなり、前記右ステレオ 出力信号は(a)前記右成分の中の前記およびcと(b)前記右成分のbとの差 よりなる請求の範囲第95項記載の録音。
  97. (97)ステレオプレーヤーの録音応答装置上で動作し、前記録音応答装置が左 右のステレオ源信号の修正である左右のステレオ信号出力発生させるように構成 された信号発生手段を有する録音媒体を備え、 A.前記左信号ステレオ出力は、 a.左ステレオ源信号成分と、 b.入力差信号振幅が比較的高い大きい周波数帯域の入力差信号成分に関して入 力差信号振幅が比較的低い静かな周波数帯域の入力差信号成分をブーストするよ うに修正された左右のステレオ源信号の差を表わす入力差信号を含む処理された 差信号成分と、 c.前記静かな周波数帯域の入力合計信号成分に関して前記大きい周波数帯域の 入力合計信号成分をブーストするように修正された左右の合計信号成分をブース トするように修正された左右のステレオ源信号の合計を表わす入力合計信号を含 む処理された合計信号成分とを有し、 B.前記右ステレオ信号は、 a.右ステレオ源信号成分と、 b.入力差信号振幅が比較的高い大きい周波数帯域の入力差信号成分に関して入 力差信号振幅が比較的低い静かな周波数帯域の入力差信号成分をブーストするよ うに修正された左右のステレオ源信号の差を表わす入力差信号を含む処理された 差信号成分と、 c.前記静かな周波数帯域の入力合計信号成分に関して前記大きい周波数帯域の 入力合計信号成分をブーストするように修正された左右のステレオ源信号の合計 を表わす入力合計信号を含む処理された合計信号成分とを有する一対のスピーカ ーと接続して使用され、スピーカーが増強されたステレオ音を発生するようにす るステレオプレーヤーを使用するステレオ録音。
  98. (98)前記処理された合計および差信号成分の一つに対する前記入力合計およ び差信号の一つの振幅比は実質的に一定である請求の範囲第97項記載のステレ オ録音。
  99. (99)前記処理された合計および差信号成分の一つは、前記入力合計および差 信号の一つによって変化する振幅を有し、前記ステレオ源信号に存在するステレ オ情報の量によって自動的に前記一つの処理された信号の処理量を連続的に調節 する請求の範囲第97項記載の録音。
  100. (100)前記処理された差信号成分は前記入力合計信号と前記処理された差信 号成分との比の変化と共に変化する値を有する請求の範囲第97項記載のステレ オ録音。
  101. (101)前記入力合計信号および前記入力差信号は人工的残響の効果を補償す るために変更された選択された周波数帯域の成分を有する請求の範囲第97項記 載のステレオ録音。
  102. (102)前記入力合計信号および前記入力差信号は、(a)合計信号の反転ピ ーク包絡線と (b)差信号の非反転ピーク包絡線との合計の平均の関数としてブーストされお よび減衰された予め定められた残響周波数帯域内の成分の振幅を有する請求の範 囲第97項記載のステレ。
  103. (103)前記入力差信号は1KHz乃至4KHzの入力差信号成分を追加して ブーストするようにさらに修正される請求の範囲第97項記載のステレオ録音。
  104. (104)前記左ステレオ信号出力は、前記左ステレオ源信号成分、前記処理さ れた差信号成分、および前記処理された合計信号成分との合計を含み、前記右ス テレオ出力信号は(a)前記処理された差成分信号と(b)前記処理された合計 信号成分と前記右ステレオ源成分との合計との差を含む請求の範囲第97項記載 のステレオ録音。
  105. (105)ステレオプレーヤーの録音応答装置上で動作し録音応答装置が左右の ステレオ源信号の修正でありまた次の成分: (a)左右のステレオ源信号の合計を表わす遠近感合計信号成分と、 (b)左右のステレオ源信号の差を表わす遠近感差信号成分との結合よりなる左 右のステレオ出力信号を発生させるように適用された録音信号発生手段を有する 録音媒体を備え、成分がこの様な増加する周波数に対して徐々に大きくなる量で 減衰される相互に変位した複数の増加する周波数を中心とした周波数帯域の成分 を有する前記遠近感合計信号成分とを有する一対のスピーカーと接続して使用さ れるステレオプレーヤーで信号応答を発生させ、スピーカーが増強されたステレ オ音を発生させるようにするために適用されるステレオ録音。
  106. (106)前記周波数帯域は約500Hz、1KHz、および8KHzを中心と する請求の範囲第105項記載のステレオ録音。
  107. (107)ステレオプレーヤーの録音応答装置上で動作し、録音応答装置が左右 のステレオ源信号の修正でありまた次の成分: a.左右のステレオ源信号の合計を表わす遠近感合計信号成分と、 b.左右のステレオ源信号の差を表わす遠近感差信号成分との結合よりなる左右 のステレオ出力信号を発生させるようにするために適用された信号発生手段を有 する記録媒体と、成分がこの様な増加する周波数に対して量が徐々に大きくなる 周波数でブーストされる相互に変位した複数の増加する周波数を中心とした周波 数帯域の成分を有する前記遠近感差信号成分とを含む一対のスピーカーと接続し て使用されるステレオプレーヤーで信号応答を発生させスピーカーが増強ステレ オ音を発生させるようにするために適用されたステレオ録音。
  108. (108)前記周波数帯域は約500Hz、1KHz、および8KHzを中心と する請求の範囲第106項記載のステレオ録音。
  109. (109)録音応答装置と共同し左右のステレオ源信号の修正である左右のステ レオ出力信号を発生させるように構成されている信号発生手段を有する録音媒体 を備え、a.前記左右のステレオ源信号の差を表わし、入力差信号成分が最も高 い振幅を有する周波数帯域内にあるこの様な入力差信号の成分に関して入力差信 号が最も低い振幅を有する周波数帯域内にあるこの様な入力差信号の成分をブー ストするように修正されたこの様な入力差信号成分の相対振幅を有する入力差信 号の修正を含む処理された差信号と、b.前記左右の入力信号の合計を表わし、 入力差信号の低い振幅成分の周波数帯域の前記入力合計信号の成分に関して入力 差信号の高い振幅成分の周波数帯域の前記入力合計信号の成分をブーストするよ うに修正されたこの様な入力合計信号成分の相対振幅を有する入力合計信号の修 正を含む処理された合計信号とを含む信号成分の結合を含む前記ステレオ信号を 有する録音再生システムで使用される増強像ステレオ録音。
  110. (110)前記合計および差信号の一つと前記処理された合計および差信号の一 つとの比は実質的に一定である請求の範囲第109項記載の増強像ステレオ録音 。
  111. (111)予め定められた実質的に一定の関係は前記処理された合計および差信 号の一つと前記入力合計および差信号の一つの間に存在する請求の範囲第109 項記載の増強像ステレオ録音。
  112. (112)前記左右の信号の残響の量を示す残響制御信号を発生させる手段と、 前記出力信号の残響の量を制御する前記残響制御信号に応じる手段とを含む請求 の範囲第1項記載のステレオ像増強システム。
  113. (113)前記残響制御信号に応じる手段は、前記左右の信号中の残響によって 処理された合計信号をブーストし、前記左右の信号の残響によって前記処理され た差信号を減衰する残響制御信号に応じる手段を含む請求の範囲第112項記載 のステレオ像増強システム。
  114. (114)前記残響制御信号に応じる手段は前記左右の信号の残響の量に応じて 前記処理された差信号を減衰する手段を含む請求の範囲第112項記載のステレ オ像増強システム。
  115. (115)前記残響制御信号に応じる手段は、前記左右の信号の残響の量に応じ て前記処理された合計信号をブーストする前記残響制御信号に応じる手段を含む 請求の範囲第112項記載のステレオ像増強システム。
  116. (116)前記ブースト手段は、入力として前記処理された合計信号を有し、前 記残響制御信号を受信する利得制御入力を有する利得制御増幅器を含む請求の範 囲第115項記載のステレオ像増強システム。
  117. (117)前記残響制御信号の振幅を制御する手動手段を含む請求の範囲第11 2項、第113項、または第116項のいずれか一項記載のステレオ像増強シス テム。
  118. (118)前記左右のステレオ信号中の残響の量を示す残響制御信号を発生させ る手段と、前記出力信号中の残響の量を制御する前記残響制御信号に応じる手段 とを含む請求の範囲第52項記載のステレオ像増強システム。
  119. (119)前記左右のステレオ信号中の残響の量を示す残響制御信号を発生させ る手段と、前記左右のステレオ信号の残響の量によって前記処理された合計信号 をブーストし前記処理された差信号を減衰する前記残響制御信号に応じる手段と を含む請求の範囲第54項乃至第56項のいずれか一項記載のシステム。
  120. (120)前記左右の出力信号は、増強残響成分、前記左右のステレオ入力信号 の残響の量を感知し、および感知された残響を示す残響制御信号を発生させる段 階を含む増強ステレオ出力を与え、残響制御信号を使用して前記左右の出力信号 の増強された残響の量を減少させるように処理されたステレオ信号を修正する請 求の範囲第61項または第66項記載の方法。
  121. (121)前記左右のステレオ源信号中の残響の量を示す残響制御信号を発生さ せる手段と、前記ステレオ増強左右出力信号の残響の量を制御する前記残響信号 に応じる手段とを含む請求の範囲第70項記載の装置。
  122. (122)前記左右のステレオ源信号の量を示す残響制御信号を発生させ、前記 残響制御信号を使用して前記処理された合計および処理された差信号を処理して 前記ステレオ増強左右出力信号の残響の量を制御する段階を含む請求の範囲第8 0項記載の方法。
  123. (123)前記合計信号成分を選択的にブーストする前記段階は、前記左右のス テレオ源信号の残響の量を示す残響制御信号を発生させ、前記残響制御信号に応 じて前記合計信号を増幅させる段階を含む請求の範囲第84項記載の方法。
  124. (124)前記残響制御信号の大きさを手動的に変化させ前記ステレオ増強左右 出力信号の残響の量を自動および手動的に制御する段階を含む請求の範囲第12 3項記載の方法。
  125. (125)左右の入力信号を処理して左右の増強ステレオ信号を生成するステレ オ像増強回路手段と、左右の入力信号の残響の量を示す残響制御信号を発生させ る左右の入力信号に応じる残響感知手段と、前記左右のステレオ入力信号中の残 響の量によって前記左右の増強ステレオ出力信号の増強の量を減少させる前記増 強制御信号に応じる手段とを備えているステレオ音源から供給された左右の入力 信号を増強するシステム。
  126. (126)前記ステレオ像増強回路手段は、前記入力信号の合計および差を表わ す合計および差信号を発生させる前記左右の入力信号に応じる回路手段と、前記 差信号の異なる周波数帯域の成分を選択的に変化させ前記増強差信号を出力する 前記差信号に応じる差イコライザ手段と、異なる周波数帯域の前記合計信号の成 分を選択的に変化させ前記増強された合計信号を与える前記合計信号に応じる合 計イコライザ手段とを備え、前記残響制御信号に応じる前記手段は、前記残響制 御信号によって前記増強された差信号を減衰し前記残響制御信号によって前記増 強された合計信号をブーストする手段を備えている請求の範囲第125項記載の システム。
  127. (127)請求の範囲第120項、第122項乃至第124項のいずれか一項記 載の方法によって行われたステレオ増強録音。
  128. (128)前記左右のステレオ信号出力の前記処理された差信号成分は左右のス テレオ源信号の残響の量に応じて減衰される振幅を有する周波数帯域を含み、前 記左右のステレオ信号出力の処理された合計信号成分は前記左右のステレオ源信 号の残響の量に応じてブーストされる請求の範囲第97項記載のステレオ録音。
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