JPWO2003078262A1 - 柔軟性容器、その形成方法、柔軟性容器の開封ガイド、柔軟性容器への液体封入方法、及び液体 - Google Patents

柔軟性容器、その形成方法、柔軟性容器の開封ガイド、柔軟性容器への液体封入方法、及び液体 Download PDF

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Abstract

開封の容易化とともに開封によって得られる開口形状の画一化を実現した柔軟性容器、その形成方法、柔軟性容器の開封ガイド、柔軟性容器への液体封入方法、及び液体を提供する。引き裂いて開封可能な柔軟性容器、その形成方法、柔軟性容器の開封ガイド、柔軟性容器への液体封入方法、及び液体であって、柔軟性素材(3)で形成された収容部(2)を封止するシール部(センターシール部4、トップシール部6、ボトムシール部8)と、このシール部に形成された切り口(12、14)と、収容部に設置されて切り口から引き裂かれて開封される収容部の引き裂きによる開封方向を案内する開封ガイド(16)とを備えたことにより、開封の容易化とともに開封によって得られる開口形状の画一化を実現する。

Description

技術分野
本発明は、液体等の運搬、保管又は商品化等に用いられる容器等に係り、特に、合成樹脂フィルム等の柔軟性素材で形成することにより、引き裂いて開封可能な柔軟性容器及びその形成方法、開封時の補助部材としての柔軟性容器の開封ガイド、運搬、保管又は商品化等の柔軟性容器への液体封入方法、及び柔軟性容器に封入された液体に関する。
背景技術
従来、ミネラル水等の飲料水、その他の液体の商品化、その運搬及び保管等には、ペットボトルと称される合成樹脂容器が多用されているが、この合成樹脂容器は、軽量で安全性が高いが、剛性が高く、内容物の多寡に関係なく一定形状を呈しているために嵩張り、扱い難いという指摘がある。このような容器に対し、合成樹脂フィルムで袋状に形成された柔軟性容器が普及している。この柔軟性容器では、その内容物の流動性によって外観形状が変化し、箱等への収容性効率が高く、使用済の柔軟性容器のみでは、その体積が小さく、しかも、任意に折り曲げたり、重ねたりできるため、ペットボトルのような嵩張りがない。また、柔軟性素材は、その材質によって容易に廃棄可能であり、環境性に優れている。
例えば、図13に示すように、ミネラル水が収容された柔軟性容器200では、柔軟性素材で収容部202が形成されており、この収容部202は、その上下部のシール部204、206を熱圧着して封止されている。この柔軟性容器200には引裂性の優れたポリエチレン等の合成樹脂シートが用いられている。そこで、シール部204には、収容部202の角部側の二箇所に切り口208、210が形成され、シール部204から収容部202への開封のための引き裂き方向を示す矢印212が収容部202に印刷されている。
このような柔軟性容器200では、図14に示すように、例えば、切り口208の左右側を摘んで切り口208を開くように矢印212の方向に引き裂き力を加えると、シール部204及び収容部202の一部が引き裂かれて水が入っている収容部202から断裂し、収容部202を開口することができる。また、図15に示すように、柔軟性容器200を補強容器としてのスタンド214に入れた後、同様に、切り口208の左右側を摘んで矢印212の方向に引き裂くと、収容部202を開口することが可能である。このようなスタンド214を用いた場合には、図15中、片手で切り口208を開くようにシール部204に力を加えて開口することも可能である。
ところで、引裂性の良い柔軟性素材を用いて柔軟性容器200が形成されている場合には、開封が容易である反面、引き裂き方向によっては開封により形成された開口部の形状は一様にはならない。例えば、図16(A)、図16(B)又は図16(C)に示すように、切り口208から開封されて引き裂かれた断裂片216の形状から明らかなように、開口部218は種々の形状となり、シール部204を中心に開口部218の形状が非対称形やいびつになってしまう。このような開口部218から内容物である水を注ぎ出そうとすると、その開口部218の形状によって水の流出方向が変化してカップ等への注水に失敗する等、扱いが厄介になるという不都合がある。
また、図17に示すように、収容部202が軟弱であるので、開口部218をクリップ220によって容易に封止して水の流出を阻止することができるとともに、クリップ220を外して封止を容易に解除できる。この場合、クリップ220で封止した柔軟性容器200を冷蔵庫に保管すると、合成樹脂シート等の柔軟性素材では、クリップ220を外しても、その封止圧力が働いていた開口部218は冷蔵によって硬化するとともに、密着状態に保持されてしまう。そのため、使用時に、開口部218の整形に手間取ったり、密着状態で傾けて水を流出させようとすると、水の流出が妨げられたり、流出方向を操作し難い等の不都合がある。
また、このようなクリップ220で開口部218を封止する場合、開口部218の開口面積や開口幅が任意の引き裂き力で変化してしまうと、予定したクリップ220で開口部218を封止できないというおそれもある。
発明の開示
本発明は、開封の容易化とともに開封によって得られる開口形状の画一化を実現した柔軟性容器、その形成方法、柔軟性容器の開封ガイド、柔軟性容器への液体封入方法、及び液体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の柔軟性容器は、引き裂いて開封可能な柔軟性容器であって、柔軟性素材で形成された収容部を封止するシール部と、このシール部に形成された切り口と、前記収容部に設置されて前記切り口から引き裂かれて開封される前記収容部の引き裂き方向を案内する開封ガイドとを備えた構成としている。
上記目的を達成するためには、上記柔軟性容器において、前記切り口は、前記収容部の開口面積が選択可能な異なる2箇所以上に形成してもよい。
上記目的を達成するためには、上記柔軟性容器において、前記開封ガイドは、開封によって前記収容部に形成された開口部を閉止具を用いて閉止されるとともに、その閉止解除時、前記開口部を開状態に維持する構成としてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の柔軟性容器の形成方法は、引き裂いて開封可能な柔軟性容器の形成方法であって、液体等の収容物を入れる収容部を形成する柔軟性素材に、前記収容部の開封時の引き裂き方向を案内する開封ガイドを接着する処理と、前記開封ガイドが接着された部分を折り込んで前記柔軟性素材にシール部を設定し、収容部を形成する処理とを含む構成である。
上記目的を達成するため、本発明の柔軟性容器の開封ガイドは、シール部に形成された切り口から引き裂いて開封可能な柔軟性容器の開封ガイドであって、前記切り口によって引き裂かれる収容部の引き裂きの波及を阻止するとともに、前記収容部に加えられる引き裂き力の作用方向を案内する縁部を備えた構成としている。
上記目的を達成するためには、上記柔軟性容器の開封ガイドにおいて、前記切り口によって引き裂かれる収容部の引き裂きの波及を阻止するとともに、前記収容部に加えられる引き裂き力の作用方向を案内するスリットを備えた構成としてもよい。
上記目的を達成するためには、上記柔軟性容器の開封ガイドにおいて、前記切り口によって引き裂かれる収容部の引き裂きの波及を阻止するとともに、前記収容部に生じる引き裂きの道筋を所定範囲に案内する複数のスリットを備えた構成としてもよい。
上記目的を達成するためには、上記柔軟性容器の開封ガイドにおいて、前記シール部に跨がって引き裂かれる前記収容部の引き裂きの道筋を集合させて前記収容部に開口を形成するとともに、前記収容部及び前記シール部の一部を断裂させるスリットを形成した構成としてもよい。
上記目的を達成するためには、上記柔軟性容器の開封ガイドにおいて、前記縁部又は前記スリットは、前記シール部を挟んで対称形又は非対称形で対称位置又は非対称位置に形成されている構成としてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の柔軟性容器の液体封入方法は、引き裂いて開封可能な柔軟性容器への液体封入方法であって、柔軟性素材に収容部の開封時の引き裂き方向を案内する開封ガイドを接着する処理と、前記開封ガイドが接着された部分を折り込んでシール部を設定し、液体の収容部を形成する処理と、前記収容部に一定量の液体を装填する処理と、前記液体の装填後、前記収容部をシール部で封止する処理とを含む構成としている。
上記目的を達成するためには、本発明の液体は、上記柔軟性容器に収容された構成である。
このような本発明によれば、柔軟性容器のシール部に形成された切り口から引き裂かれる収容部の引き裂き方向は開封ガイドによって案内されるので、開封ガイドによって開封の容易化が図られるとともに、開封によって得られた開口部の形状は開封ガイドによって画一化され、ほぼ同一形状の開口部が形成される。
また、開封ガイドによって収容部の開口部が補強され、その開口形状を維持することができ、封止具で封止されて冷蔵された場合でも、封止が解除されたとき、開口部が開状態に復帰する。
このように、本発明の柔軟性容器、その形成方法、柔軟性容器の開封ガイド、柔軟性容器への液体封入方法、及び液体によれば、以下の効果ないし利点がある。
a シール部に形成された切り口から柔軟性容器の一部を引き裂いて収容部に開口部を容易に形成できるとともに、開封ガイドによって引き裂き方向、断裂方向を案内して断裂させることができ、開口部の形状を所定形状に規制して開口形状の画一化を実現でき、その開口形状の不揃いや開封の失敗を防止することができる。
b 開口部分が開封ガイドで補強できるので、封止具による封止や冷蔵による密着状態から開口状態に容易に復帰させることができ、内容物の取出しを容易化することができる。
c 開封が容易で開口形状を画一化できる柔軟性容器を容易に形成することができる。
d 開封が容易で開口形状を画一化できる柔軟性容器に液体等の収容物を封入することができ、純水や飲料水等の液体の商品化を図ることができる。
e 開封が容易で開口形状を均一化できる柔軟性容器を単位として商品化でき、搬及び保管の容易化が図られた純水や飲料水等の液体を提供することができる。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施形態を参照することにより、一層明瞭となるであろう。
発明を実施するための最良の状態
(第1の実施の形態)
図1及び図2は本発明の柔軟性容器の第1の実施の形態を示し、図1は水が封入された柔軟性容器、図2は水の封入前の柔軟性容器を示している。この柔軟性容器は収容物として飲料水、液体等を収容する収容部2を備えており、合成樹脂フィルム等のシート状の柔軟性素材3によって形成されている。この実施の形態では、この収容部2を縦方向に封止する手段としてセンターシール部4が形成されるとともに、このセンターシール部4と直交方向に、収容部2の上部及び下部側を封止するトップシール部6及びボトムシール部8が形成されている。即ち、収容部2はこれら3つのシール部4、6、8を以て封止された密封空間を形成しており、その内部にはこの実施の形態では水10が収容されている。図2は、ボトムシール部8が形成されていない場合である水10の装填前の収容部2が示されており、収容部2は水10の装填後、ボトムシール部8の形成によって封止される。
この実施の形態では、柔軟性素材3には、収容物である水10等が収容可能な素材、水10等の収容物への臭気付着を阻止できるとともに、適当な引き裂き応力を受けて開封が可能な素材として、ナイロンとエチレン−ビニルアルコール樹脂とポリエチレンとの積層フィルム、ナイロンと酸化アルミナでコーティングしたポリエチレンテレフタレートとポリエチレンとの積層フィルム等が使用されている。
トップシール部6には、一方の角部側に複数の切り口12、14が形成されているとともに、各切り口12、14からの開封時、トップシール部6及び収容部2の一部の引き裂き方向を案内する開封ガイド16が収容部2の表裏側に跨がって取り付けられている。各切り口12、14は収容部2の開封時の開口形に対応したものであり、切り口12は大開口、切り口14は小開口を形成する場合に選択的に用いられる。従って、このような柔軟性容器に封入された水10は、流体物でありながら固体商品と同様に、柔軟性容器を単位として商品化され、容易に運搬及び保管することができるとともに、切り口12、14により選択的に開封されて使用される利便性の高いものとなる。
また、開封ガイド16は、収容部2を形成している柔軟性素材3と同等の厚さで剛性の高い合成樹脂シートで形成されており、例えば、ポリエチレンテレフタレートで構成することができる。そして、この開封ガイド16は、透明又は収容部2と同一色で構成すれば、収容部2との一体化が可能である。開封ガイド16が積層された柔軟性素材3は、その積層部分が開封ガイド16によって強化されることから、その素材には柔軟性素材3より薄いものを使用してもよく、同一又は厚いものを使用してもよい。
この開封ガイド16をトップシール部6で切断した収容部2の一部とともに展開して示せば、例えば、図3のようになる。この開封ガイド16は、切り口12、14からの収容部2の引き裂き時の引き裂き方向を案内する案内部材であるとともに、収容部2の開口部分の補強手段として構成されている。そこで、この実施の形態では、収容部2の稜線18を中心に左右対称形の第1の補強部20及び第2の補強部22が形成されている。補強部20には、稜線18に跨がって直線状の水平縁部24と、外部との接触による剥離を防止するため、円形状の外縁部26、28とを備え、また、トップシール部6との一体化のため、左右に三角形状の一対の突部30、32が形成されている。即ち、これら突部30、32の円形状の先端部は、トップシール部6に重ねられて熱圧着され、トップシール部6と一体化されている。
各突部30、32の対向側には、引き裂き応力を稜線18側に逃しかつ案内する第1の傾斜縁部34、36が形成されており、これら傾斜縁部34、36は、水平縁部24に対して鋭角状に例えば、ほぼ45度の傾斜角度を持つ傾斜縁に形成され、その傾斜長は各突部30、32の頂部から稜線18までの距離の1/2程度の長さに設定されている。これら傾斜縁部34、36の間隔内には補強部22が形成されており、この補強部22の左右には垂直縁部38、40とともに突部42、44が形成され、各突部42、44の間には稜線18を挟んでV字形の凹部を成す第2の傾斜縁部45、46、その中心側に湾曲縁を成す終端凹部47が形成されている。各傾斜縁部45、46の終端部である各突部42、44の高さは、補強部20側の突部30、32と同一に設定され、これら突部42、44は、トップシール部6の形成時に熱圧着されてトップシール部6に重ねられて一体化されている。
そして、補強部20と補強部22との間には、傾斜縁部34、36を延長して短い第1のスリット48、50が稜線18に向かって形成されているとともに、各スリット48、50の下側には、傾斜縁部34、36の近傍から稜線18に向かって直線状に第2のスリット52、54が形成されており、スリット52側にはスリット52と間隔を設けて直線状に第3のスリット56、同様にスリット54側にはスリット54と間隔を設けて直線状に他方の第3のスリット58が稜線18に向かって形成されている。スリット52とスリット56、スリット54とスリット58とは、それぞれの間に稜線18方向に僅かに狭くなる間隔が形成されて所定の角度を成しており、稜線18側の端部は水平縁部24から同一位置に設定されている。即ち、各端部を結ぶ仮想線は水平縁部24と平行である。これらスリット52、54、56、58の各端部側には、スリット56、58の間の稜線18上に垂直部60を備えるとともに、この垂直部60と直交する水平部62を備えた逆T字形の第4のスリットとしてセンタースリット64が形成されている。
このような開封ガイド16を例えば、図3のIV−IV線で切断し、その切断端面は、例えば、図4(A)に示す断面形態となり、図4(B)はその拡大断面を示している。即ち、開封ガイド16は、収容部2を構成する柔軟性素材3上に固着手段として例えば、接着剤66を用いて密着固定されている。このような開封ガイド16が接着された収容部2では、補強部20、22によって部分的に補強されるとともに、各補強部20、22に形成された各スリット48〜58、センタースリット64が形成された部分では、開封ガイド16から収容部2の柔軟性素材3が露出し、非補強部分68を構成する。この実施の形態では、開封ガイド16が剛性の高い合成樹脂シートを打ち抜き加工等で形成されていることから、各スリット48、50、52、54、56、58、傾斜縁部34、36、45、46、垂直縁部38、40、突部30、32、42、44等の各縁部は、柔軟性素材3から垂直に立ち上がる縁部を構成している。また、開封ガイド16の厚さaは柔軟性素材3の厚さbと同程度の厚さに設定されており、例えば、柔軟性素材3の厚さbを50〜100μmとすれば、開封ガイド16の厚さaは50〜100μm程度である。
次に、この開封ガイド16を備える柔軟性容器の形成方法及び柔軟性容器への液体封入方法を説明する。
開封ガイド16は、図5(A)に示すように、連続する帯状の台紙70上に所定間隔で形成されており、その裏面側には柔軟性素材3に接着させる接着剤66が塗布されている。例えば、開封ガイド16の形成方法は、帯状の台紙70に裏面側に接着剤66を付着させた合成樹脂シートを貼着させた後、抜き加工によって開封ガイド16を所定間隔で形成し、各開封ガイド16以外の合成樹脂シートを除去してもよい。
台紙70上の各開封ガイド16は図示しないロボットアーム側で吸引して台紙70から剥離させて保持し、図5(B)に示すように、帯状の柔軟性素材3の所定位置に貼着させる。柔軟性素材3に対する開封ガイド16の位置は、センターシール部4及びトップシール部6の形成位置から高精度に設定されている。
開封ガイド16が貼着された柔軟性素材3は、図6(A)に示すように、センターシール部4でシール処理を施し、筒状の収容部2が単一の柔軟性素材3で形成される。センターシール部4の幅W、その縁部72は、開封ガイド16の中心が収容部2の稜線18の位置になるように設定される。
このように開封ガイド16が取り付けられた収容部2は、例えば、図6(B)に示すように、センターシール部4の縁部72を収容部2の中心に設定するとともに、開封ガイド16の中心線を以て稜線18とし、センターシール部4を一方向に折り曲げて収容部2上に重ね合わせ、収容部2の上部側にトップシール部6を形成して封止処理を行う。即ち、収容部2を構成する柔軟性素材3の内側が例えば、熱圧着可能なポリエチレンで構成されていれば、図示しないシール処理機を用いて熱圧着によって容易に圧着処理することが可能であり、その圧着処理は、温度、加圧力及び時間によって精度の高い処理を行うことができる。そして、トップシール部6の開封ガイド16側には、その傾斜縁部34、36側の所定位置に切り口12、傾斜縁部45、46側の所定位置に切り口14がトップシール部6と直交方向に切込みによって形成される。
この実施の形態では、収容部2の稜線18上に開封ガイド16の傾斜縁部45、46の終端凹部47が重なっているが、開封ガイド16の傾斜縁部45、46によって湾曲した終端凹部47が形成されてなだらかな縁部を形成しているので、開封ガイド16の傾斜縁部45、46が収容部2の稜線18に馴染んで一体化されており、その縁部が極端な突出部を形成することがなく、取扱上、邪魔になることがない。
このようにセンターシール部4とトップシール部6との二箇所で閉じられた収容部2は、図2に示すように、ボトムシール部8の未形成によって開口された柔軟性容器を構成している。そこで、この柔軟性容器の開口部側を上方に向けて図示しない装填手段により、収容部2に所定量の水10を装填した後、ボトムシール部8で封止し、液体封入及びその封緘処理を完了する。
このように開封ガイド16が設置された柔軟性容器では、図13及び図14に示したように、従来と同様の開封処理で、切り口12又は切り口14からトップシール部6及び収容部2を引き裂くことで、容易に開封して内容物である水10を取り出すことができる。
開封時の開封ガイド16の作用を説明する。切り口12に引き裂き力が加えられると、例えば、図7(A)の破線Lで示すように断裂が生じ、柔軟性容器の一部である断裂片74が除かれ、収容部2に開口が形成される。この場合、トップシール部6及び収容部2の表裏側に引き裂き応力が作用しているが、この応力によって生じた断裂は傾斜縁部34、36で阻止された後、スリット48、50側に案内されて導かれた後、スリット52、54に波及してセンタースリット64に移行し、左右対称形の断裂片74が形成されている。この結果、収容部2に形成された開口は断裂片74の形状と同様に稜線18を中心に左右対称形の理想的な開口形態となる。
この場合、開封ガイド16は剛性の高い合成樹脂シートを打ち抜き加工等で形成され、各スリット48、50、52、54、56、58、傾斜縁部34、36、45、46、垂直縁部38、40、突部42、44等の各縁部は、例えば、図4(B)に示したように、柔軟性素材3から垂直に立ち上がる縁部を構成しており、柔軟性素材3が開封ガイド16で補強されているので、収容部2に加えられた引き裂き力が開封ガイド16の縁部側で遮断されるとともに、傾斜縁部34、36の傾斜方向に案内され、その引き裂き部分がスリット52、56間、スリット54、58間に追い込まれ、稜線18側の逆T字形のセンタースリット64で断裂させ、収容部2を開口させることができる。
また、切り口12に引き裂き力によっては、例えば、図7(B)の破線Lで示すように断裂が生じ、柔軟性容器の一部である断裂片74が除かれ、収容部2に開口が形成される。この場合も同様に、トップシール部6及び収容部2の表裏側に均等な引き裂き応力が作用しているので、その応力によって生じた断裂は傾斜縁部34、36で阻止された後、スリット48、50側に案内されて導かれた後、スリット56、58に波及してセンタースリット64に移行し、左右対称形の断裂片74が形成されている。この結果、収容部2に形成された開口は断裂片74の形状と同様に稜線18を中心に左右対称形の理想的な開口形態となる。
また、切り口12に引き裂き力によっては、例えば、図8(A)の破線Lで示すように断裂が生じ、柔軟性容器の一部である断裂片74が除かれ、収容部2に開口が形成される。この場合は、トップシール部6及び収容部2の表裏側に均等な引き裂き応力が作用していない。即ち、このような応力によって生じた断裂は傾斜縁部34、36で阻止されてスリット48、50側に案内されて導かれるが、応力が均等でないため、その一方(図中左側)がスリット56に波及してセンタースリット64に移行し、その他方(図中右側)がスリット54に波及してセンタースリット64に移行している。この結果、左右非対称形の断裂片74が形成されている。この場合、断裂片74の形状変化は、スリット52、56の間隔幅内、スリット54、58の間隔幅内に案内される結果、極めて少なく、断裂片74は左右対称形と言い得るものである。このため、収容部2に形成された開口は断裂片74の形状と同様に稜線18を中心にほぼ左右対称形の開口形態となる。
また、切り口12に引き裂き力によっては、例えば、図8(B)の破線Lで示すように断裂が生じ、柔軟性容器の一部である断裂片74が除かれ、収容部2に開口が形成される。この場合も、トップシール部6及び収容部2の表裏側に均等な引き裂き応力が作用していない。即ち、このような応力によって生じた断裂は傾斜縁部34、36で阻止されてスリット48、50側に案内されて導かれるが、応力が均等でないため、その一方(図中左側)がスリット52に波及してセンタースリット64に移行し、その他方(図中右側)がスリット58に波及してセンタースリット64に移行している。この結果、左右非対称形の断裂片74が形成されている。この場合も、断裂片74の形状変化は、スリット52、56の間隔幅内、スリット54、58の間隔幅内に規制される結果、極めて少なく、断裂片74は左右対称形と言い得るものである。このため、収容部2に形成された開口は断裂片74の形状と同様に稜線18を中心にほぼ左右対称形の開口形態となる。
また、切り口14でトップシール部6及び収容部2を引き裂く場合には、図9に示す破線Mで示すように、傾斜縁部45、46に沿って断裂が生じ、柔軟性容器の一部である断裂片76が除かれ、収容部2に開口が形成される。この場合、断裂は、狭い幅で断裂を生じさせるため、その断裂はトップシール部6から傾斜縁部45、46で阻止されるとともに稜線18側に傾斜縁部45、46で案内されて終端凹部47に集合させ、断裂片76がトップシール部6及び収容部2から除かれ、左右対称形の開口部が収容部2に形成される。
このように、各切り口12、14に加えられる引き裂き力で開封処理を行った場合、断裂方向ないし引き裂き方向が開封ガイド16によって案内されて稜線18側に導かれ、切り口12側からの引き裂きにおいても、また、切り口14側からの引き裂きにおいても、同様に、左右対称形ないしほぼ左右対称形の開口部を収容部2に形成できる。この結果、開封の失敗がなく、どのような応力を加えても均一な開口部を収容部2に形成することができ、収容物である水10の取出しが容易になる。
また、従来と同様に、収容部2の開口部となっている開封ガイド16の部分を閉止具、例えば、図17に示すようにクリップ220を用いて挟み込めば、その開口部を容易に封止できるとともに、このようなクリップ220を用いて封止したものを冷蔵庫で冷やしても、そのクリップ220を外せば、その開口部は開封ガイド16の復帰力で開口部の密着状態を解除することができるので、従来生じていた、開口部の密着解除のための開口部を開く手数や、密着状態による注水の失敗を防止することができる。
(第2の実施の形態)
また、第1の実施の形態では、開封ガイド16を左右対称に形成したが、開封ガイド16を構成する素材が収容部2を構成する柔軟性素材3より厚い場合には、例えば、図10に示す第2の実施の形態のように、左右非対称に形成することにより、開封ガイド16の一方の突部30、42がトップシール部6で熱圧着されることを避け、トップシール部6の熱圧着の負荷を軽減してもよい。即ち、この開封ガイド16では、突部30の高さが突部32より低く、突部42の高さが突部44より低く形成されているとともに、傾斜縁部34の傾斜角度が傾斜縁部36より緩やかに形成され、傾斜縁部45の傾斜角度も傾斜縁部46より緩やかに形成されている。
このように構成すれば、突部30、42をトップシール部6から離すことができ、トップシール部6の熱圧着を突部32、44のみとすることで、トップシール部6の熱圧着を容易化することができる。特に、開封ガイド16の構成素材に厚いものを使用した場合、このようなトップシール部6から開封ガイド16の一部を離すことで、トップシール部6の熱圧着性を高め、信頼性の高い封止を実現することができる。そして、このように構成しても、第1の実施の形態と同様に、開封ガイド16によって均一な開口部を形成することができる。
(第3の実施の形態)
また、開封ガイド16を構成する素材が収容部2を構成する柔軟性素材3より薄い場合には、例えば、図11に示す第3の実施の形態のように、傾斜縁部45、46を水平縁部77に形成し、この水平縁部77を挟んで突部42、44を形成し、これら突部42、44をトップシール部6に挟み込むようにしてもよい。このように構成しても、第1の実施の形態と同様に、開封ガイド16によって均一な開口部を形成することができる。
(第4の実施の形態)
また、開封ガイド16は、例えば、図12に示す第4の実施の形態のように構成してもよい。この開封ガイド16では、収容部2の稜線18を中心に左右対称形の補強部20が形成され、稜線18に跨がって直線状の水平縁部24と、外部との接触による剥離を防止するため、円形状の外縁部26、28とを備え、また、トップシール部6との一体化のため、左右に三角形状の一対の突部30、32が形成され、これら突部30、32の間にU字形の傾斜縁部34、36が形成されている。即ち、第1の実施形態の開封ガイド16から補強部22を除き、傾斜縁部34、36のみとしたものである。各傾斜縁部34、36の傾斜角度は図3に示す傾斜縁部34、36と同等であり、センタースリット64に代えて湾曲縁部80が形成されている。そして、この開封ガイド16も図5(A)、図5(B)及び図6(A)、図6(B)に示す形態及び処理によって柔軟性容器に取り付けることができる。
このような開封ガイド16を用いた場合にも、切り口12、14から引き裂き力がトップシール部6に加えられた場合、その断裂を傾斜縁部34、36側で阻止できるとともに、湾曲縁部80に案内して断裂片74を形成でき、収容部2には左右対称形の開口部を形成することができるとともに、その開口部を開封ガイド16によって補強でき、冷蔵による密着封止を防止できる。
なお、この実施の形態では、柔軟性容器の収容物を水10として説明したが、柔軟性容器の収容物には各種の液体、流動物又は固形物等、又はこれらの混合物等を含むものであって、液体には純水等の工業用水、医療用水の他、飲料水、果汁、野菜ジュース等が含まれ、流動物にはマヨネーズ等の食品、固形物には氷等を含むものであり、柔軟性容器の収容物には実施形態に示した水10に限定されるものではない。
また、柔軟性素材3としてナイロンとエチレン−ビニルアルコール樹脂とポリエチレンとの積層フィルム、ナイロンと酸化アルミナでコーティングしたポリエチレンテレフタレートとポリエチレンとの積層フィルムを例示したが、他の単一の合成樹脂フィルムや重合フィルムを使用してもよい。
また、開封ガイド16は、例示したポリエチレンテレフタレート以外の合成樹脂フィルムを用いてもよい。また、開封ガイド16の接着方法として接着剤66を用いたが、熱圧着等の固着方法を用いてもよく、また、開封ガイド16はシルク印刷や樹脂の塗布で形成しても同等の効果が期待できる。
以上述べたように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための最良の形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、係る変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
産業上の利用性
本発明の柔軟性容器及びその開封ガイドは、シール部に形成された切り口から柔軟性容器の一部を引き裂いて収容部に開口部を容易に形成できるとともに、開封ガイドによって引き裂き方向、断裂方向を案内して断裂させることができ、開口部の形状を所定形状に規制して開口形状の画一化を実現でき、その開口形状の不揃いや開封の失敗を防止することができるので、有用であるとともに、水等の液体を収容する容器に適している。
本発明の柔軟性容器及びその開封ガイドは、開口部分が開封ガイドで補強できるので、封止具による封止や冷蔵による密着状態から開口状態に容易に復帰させることができ、内容物の取出しを容易化することができるので、有用であるとともに、水等の液体を収容する容器に適している。
本発明の柔軟性容器の形成方法は、開封が容易で開口形状を画一化できる柔軟性容器を容易に形成することができ、有用である。
本発明に係る柔軟性容器への液体封入方法は、開封が容易で開口形状を画一化できる柔軟性容器に液体等の収容物を封入することができ、純水や飲料水等の液体の商品化を図ることができ、有用である。
本発明に係る柔軟性容器への液体封入方法、及び水は、開封が容易で開口形状を均一化できる柔軟性容器を単位として商品化でき、搬及び保管の容易化が図られた純水や飲料水等の液体を提供することができ、有用である。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の柔軟性容器及び柔軟性容器に封入された液体の実施の形態を示す平面図である。
図2は液体の封入前の柔軟性容器を示す平面図である。
図3は本発明の柔軟性容器の開封ガイドの第1の実施の形態を示す平面図である。
図4(A)及び図4(B)は、図3に示す柔軟性容器の開封ガイド部分のIV−IV線断面図及び部分拡大断面図である。
図5(A)及び図5(B)は本発明の柔軟性容器の形成方法ないし液体封入方法の実施の形態として、開封ガイドの形態、柔軟性素材への開封ガイドの貼着処理を示す図である。
図6(A)及び図6(B)は本発明の柔軟性容器の形成方法ないし液体封入方法の実施の形態として、センターシール部の形成処理、トップシール部の形成処理を示す斜視図である。
図7(A)及び図7(B)は開封ガイドの引き裂き案内作用を示す図である。
図8(A)及び図8(B)は開封ガイドの引き裂き案内作用を示す図である。
図9は開封ガイドの引き裂き案内作用を示す図である。
図10は本発明の柔軟性容器の開封ガイドの第2の実施の形態を示す平面図である。
図11は本発明の柔軟性容器の開封ガイドの第3の実施の形態を示す平面図である。
図12は本発明の柔軟性容器の開封ガイドの第4の実施の形態を示す平面図である。
図13は従来の柔軟性容器を示す平面図である。
図14は従来の柔軟性容器の開封を示す図である。
図15は従来の柔軟性容器の開封を示す図である。
図16(A)、図16(B)及び図16(C)は従来の柔軟性容器の開封によって形成された種々の開口状態を示す図である。
図17は従来の柔軟性容器の開封によって形成された開口部のクリップによる封止状態を示す図である。

Claims (11)

  1. 引き裂いて開封可能な柔軟性容器であって、
    柔軟性素材で形成された収容部を封止するシール部と、
    このシール部に形成された単一又は複数の切り口と、
    前記収容部に設置されて前記切り口から引き裂かれて開封される前記収容部の引き裂き方向を案内する開封ガイドと、
    を備えた構成とした柔軟性容器。
  2. 請求の範囲1記載の柔軟性容器において、前記切り口は、前記収容部の開口面積が選択可能な異なる2箇所以上に形成した構成とした柔軟性容器。
  3. 請求の範囲1記載の柔軟性容器において、前記開封ガイドは、開封によって前記収容部に形成された開口部を閉止具を用いて閉止されるとともに、その閉止解除時、前記開口部を開状態に維持する構成とした柔軟性容器。
  4. 引き裂いて開封可能な柔軟性容器の形成方法であって、
    液体等の収容物を入れる収容部を形成する柔軟性素材に、前記収容部の開封時の引き裂き方向を案内する開封ガイドを接着する処理と、
    前記開封ガイドが接着された部分を折り込んで前記柔軟性素材にシール部を設定し、収容部を形成する処理と、
    を含む構成とした柔軟性容器の形成方法。
  5. シール部に形成された切り口から引き裂いて開封可能な柔軟性容器の開封ガイドであって、
    前記切り口によって引き裂かれる収容部の引き裂きの波及を阻止するとともに、前記収容部に加えられる引き裂き力の作用方向を案内する縁部を備える構成とした柔軟性容器の開封ガイド。
  6. 請求の範囲5記載の柔軟性容器の開封ガイドにおいて、前記切り口によって引き裂かれる収容部の引き裂きの波及を阻止するとともに、前記収容部に加えられる引き裂き力の作用方向を案内するスリットを備える構成とした柔軟性容器の開封ガイド。
  7. 請求の範囲5記載の柔軟性容器の開封ガイドにおいて、前記切り口によって引き裂かれる収容部の引き裂きの波及を阻止するとともに、前記収容部に生じる引き裂きの道筋を所定範囲に案内する複数のスリットを備える構成とした柔軟性容器の開封ガイド。
  8. 請求の範囲5記載の柔軟性容器の開封ガイドにおいて、前記シール部に跨がって引き裂かれる前記収容部の引き裂きの道筋を集合させて前記収容部に開口を形成するとともに、前記収容部及び前記シール部の一部を断裂させるスリットを形成した構成とした柔軟性容器の開封ガイド。
  9. 請求の範囲5、請求の範囲6、請求の範囲7又は請求の範囲8記載の柔軟性容器の開封ガイドにおいて、前記縁部又は前記スリットは、前記シール部を挟んで対称形又は非対称形で対称位置又は非対称位置に形成されている構成とした柔軟性容器の開封ガイド。
  10. 引き裂いて開封可能な柔軟性容器への液体封入方法であって、
    柔軟性素材に収容部の開封時の引き裂き方向を案内する開封ガイドを接着する処理と、
    前記開封ガイドが接着された部分を折り込んでシール部を設定し、液体の収容部を形成する処理と、
    前記収容部に一定量の液体を装填する処理と、
    前記液体の装填後、前記収容部をシール部で封止する処理と、
    を含む構成とした柔軟性容器の液体封入方法。
  11. 請求の範囲1ないし請求の範囲3記載の柔軟性容器に収容された構成とした液体。
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