JP5103437B2 - ジッパー付き包装袋 - Google Patents

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本発明は、ジッパー付き包装袋に関する。
従来、食料品、化粧品、医薬品、医療用品などを包装するための軟包装材料(包装袋)としては、プラスチックや紙、金属箔などを積層してなる種々の積層シート(複合フィルム)が用いられている。また、包装袋を開封した後、内容物を一時的に保存する等の目的で再封可能なジッパー(チャック)を設けることもある。
特許文献1(特にその請求項6、図8〜10)には、再開封可能なチャックの下方にイージーピール層と熱接着層とからなるイージーピールテープを設け、イージーピール層を一方の胴部フィルムに対して弱接着し、熱接着層を他方の胴部フィルムに対して前記弱接着の幅より狭い幅で強接着し、前記弱接着と強接着をイージーピールテープの袋横幅方向と直交するテープ幅方向で長短の接着段差を持たせ、開口部側からの剥離を容易にし、かつ袋体内部からの剥離を防止した合成樹脂製袋体が記載されている。
この合成樹脂製袋体においては、弱接着の袋体開口部側と強接着の袋体開口部側とにそれぞれ非接着部を有することにより、開封時には開口部側からの剥離が容易になり、一方、長短の接着段差を持たせることにより、袋体内部からの圧力に対しては弱接着が剥離されず密閉状態を確保するものとされている。
特開2008−44671号公報
ジッパーを胴部フィルムに接着した箇所では、ジッパーの分、他の部分よりも厚くなるため、側縁シール部にピンホールが生じたり、あるいはシール時間を長くするとポリ溜まり(長時間の加熱により樹脂が流れ、フィルムに厚い部分と薄い部分が生じること)のため肉薄となった部分で切れたりすることがある。
特許文献1に記載された発明においては、再開封可能なチャックの下方にイージーピールテープを設け、胴部フィルムとの間を弱接着と強接着とでシールすることにより、内容物がチャックまで到達しないものとされている。
しかしながら、落下等によってチャックが接着された箇所に強い衝撃等が加わると、チャックの咬合が外れてしまう、という問題や、チャックテープとイージーピールテープを別々に用意する必要があり、部品点数が多いものであった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、開封性や再封性等の使用感を損ねることなく、耐圧強度や落下強度を向上することが可能なジッパー付き包装袋を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、胴部フィルムの第1壁面と第2壁面とがその幅方向両側の側縁シール部でシールされてなる開口部を有し、前記第1壁面と第2壁面との間に、第1のジッパー片と第2のジッパー片とから構成されるジッパーを備え、前記ジッパー片の両端は、それぞれ前記側縁シール部において前記第1壁面と第2壁面との間に挟み込まれてシールされ、前記開口部が前記ジッパーより上側で開封されるジッパー付き包装袋であって、第1のジッパー片は第1の支持フィルムに支持され、第1の支持フィルムは、第1のジッパー片が形成された側の面とは反対側の面で、第1のジッパー片より上部の第1シール部によって前記第1壁面にシールされ、第1シール部より下側では、前記第1の支持フィルムと前記第1壁面との間が未シールとされており、第2のジッパー片は第2の支持フィルムに支持され、第2の支持フィルムは、第2のジッパー片が形成された側の面とは反対側の面で、第2のジッパー片より上部の第2シール部と第2のジッパー片より下部の第3シール部とによって前記第2壁面にシールされ、第2シール部と第3シール部との間では、前記第2の支持フィルムと前記第2壁面との間が未シールとされており、第2の支持フィルムは、第2のジッパー片が形成された側の面で、かつ第2のジッパー片より下部にイージーピール層を有し、前記イージーピール層により、前記第2の支持フィルムと前記第1壁面とをイージーピール可能にシールするイージーピールシール部が形成され、前記第3シール部の上端が、前記イージーピール層の上端より下方に位置し、かつ、前記第3シール部の下端が、前記イージーピール層の下端より上方に位置することにより、前記第3シール部の範囲がイージーピール層の範囲内であり、前記第3シール部下端が、前記イージーピールシール部の下端よりも1.5mm以上、上方に位置することを特徴とするジッパー付き包装袋を提供する。
前記ジッパー片は、前記支持フィルムと一体に形成されていることが好ましい
本発明によれば、ジッパーの下方に設けられた第2の支持フィルムの下部は、第1壁面に対してイージーピール可能にシール(弱接着)されるとともに、第2壁面に対して第3シール部の強接着でシールされ、第3シール部の下端が、イージーピールシール部の下端よりも1.5mm以上、上方に位置し、接着段差を持たせることにより、袋体内部からの圧力に対してイージーピールシール部が剥離されず密閉状態を確保することができる。
第1〜3のシール部及びイージーピールシール部は、ジッパー片のない平坦な個所をシールしているので、支持フィルムと胴部フィルムとをシールするときに、特別な治具や操作の必要がない。
さらに、本発明によれば、ジッパー片が支持フィルムに形成された部分(ジッパー片形成部)において、支持フィルムと胴部フィルムとの間が未シールとされているので、落下等によって強い衝撃が加わっても、ジッパー片形成部と胴部フィルムとの間が離間可能となり、ジッパー片同士の咬合が外れにくい。また、イージーピール層から第2のジッパー片までが同一の支持フィルムに形成されているので、開封してジッパーおよびイージーピールシール部を開放・剥離し、内容物を取り出すときに流路を開きやすい。
本発明のジッパー付き包装袋の開口部近傍の一形態例を示す断面図である。 図1に示す開口部の平面図である。 参考例1のジッパー付き包装袋の開口部近傍を示す断面図である。 参考例2のジッパー付き包装袋の開口部近傍を示す断面図である。
以下、好適な実施の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1、図2に、本発明のジッパー付き包装袋における開口部10の一形態例を示す。
このジッパー付き包装袋は、胴部フィルムの第1壁面1と第2壁面2とがその幅方向(図2の左右方向)両側の側縁シール部12,13でシールされてなる開口部10を有し、第1壁面1と第2壁面2との間に、第1のジッパー片5と第2のジッパー片6とから構成されるジッパーを備える。
胴部フィルムの第1壁面1と第2壁面2は、異なるフィルムを重ね合わせたものであっても、同じフィルムを一の側縁で折り重ねたものであっても良い。
ジッパー片5,6は、それぞれ支持フィルム3,4に支持されている。例えば、ジッパー片と支持フィルムとが熱可塑性樹脂等から一体的に形成されたジッパー付きテープ部材(チャックテープ)を用いることができる。ジッパー片5,6および支持フィルム3,4を構成する熱可塑性樹脂は胴部フィルムとヒートシール可能なもので、具体的には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂などが挙げられる。
ジッパーを設けることにより、開封後も包装袋の再閉および再開が可能になり、内容物を使い切るまで内容物を保存することができる。
ここでは、第2のジッパー片6を支持する第2の支持フィルム4は、第1のジッパー片5を支持する第1の支持フィルム3に比べて下方に長く、かつ第2のジッパー片6が形成された側の面で、第2のジッパー片6より下部にイージーピール層7を有する。
なお、図1では第1のジッパー片5が雄部材となる凸部で、第2のジッパー片6が雌部材となる凹部を有する場合を示すが、その反対に、第1のジッパー片5が雌部材となる凹部で、第2のジッパー片6が雄部材となる凸部を有するでも良い。また、第1のジッパー片5が凹部と凸部の両方を有するとともに、第2のジッパー片6が第1のジッパー片5の凹部と嵌合する凸部、および第1のジッパー片5の凸部と嵌合する凹部の両方を有する構成とすることも可能である。
ジッパー片5,6の両端は、それぞれ側縁シール部12,13において第1壁面1と第2壁面2との間に挟み込まれてシールされている
また、ジッパー片5,6の上方の封止シール部11において、胴部フィルムの第1壁面1と第2壁面2とが開口部10の幅方向(図2の左右方向)に沿ってシールされている。この開口部10は、ジッパーより上側(図1、図2の上側)で、例えば封止シール部11に沿って切断する等の方法により、開封される。また、開口部10を開封した後、ジッパーとイージーピールシール部を開くことにより、内容物を取り出すことができる。
第1のジッパー片5を支持する第1の支持フィルム3は、第1のジッパー片5が形成された側の面とは反対側の面で、第1のジッパー片5より上部3aの第1シール部Sによって第1壁面1にシールされている。また、第1シール部Sより下側では、第1の支持フィルム3と第1壁面1との間が未シールとされた未シール部8を有する。
第2のジッパー片6を支持する第2の支持フィルム4は、第2のジッパー片6が形成された側の面とは反対側の面で、第2のジッパー片6より上部4aの第2シール部Sと第2のジッパー片6より下部4cの第3シール部Sとによって第2壁面2にシールされている。また、第2シール部Sと第3シール部Sとの間では、第2の支持フィルム4と第2壁面2との間が未シールとされた未シール部9を有する。
このように、ジッパー片5,6が支持フィルム3,4に形成された部分(ジッパー片形成部3b、4b)において、支持フィルム3,4と胴部フィルム1,2との間が未シール部8,9とされているので、ジッパー片形成部3b,4bと胴部フィルム1,2との間が離間可能となる。これにより、落下等によって強い衝撃が加わっても、未シール部8,9の間で衝撃を吸収し、ジッパー片5,6に作用する衝撃を緩和することができるので、ジッパーの咬合が外れにくくなる。
イージーピール層7により、第2の支持フィルム4と第1壁面1とをイージーピール可能にシールするイージーピールシール部Eが形成されている。第3シール部Sの下端が、イージーピールシール部Eの下端よりも1.5mm以上、上方に位置する。
このように、イージーピールシール部Eと第3シール部Sとの間に、1.5mm以上の接着段差Dを持たせることにより、袋体内部からの圧力によってイージーピールシール部Eが剥離されることを抑制し、密閉状態を確保することができる。接着段差Dは2mm以上がより好ましい。
また、イージーピール層7から第2のジッパー片6までが同一の支持フィルム4に形成されているので、ジッパー片5,6の嵌合を離脱し、イージーピールシール部Eを剥離したときに、内容物を取り出す流路を開きやすくなる。ジッパー片5,6および支持フィルム3,4は、両端が側縁シール部12,13により第1壁面1と第2壁面2との間に挟み込まれてシールされているので、包装袋を傾けてもジッパー片5,6が開封側に裏返ることは起きず、また、第2の支持フィルム4側で内容物を流し出すことにより、第1壁面1と第1の支持フィルム3との間の未シール部8に内容物が流入することを避けることができる。
また、ジッパー片5,6が支持フィルム3,4と一体に形成されているので、部品点数を減らすことができ、胴部フィルムへの取付工程を簡略化することが可能である。
イージーピールシール部Eの上端と第3シール部Sの上端との位置関係は、同じ高さでも、あるいはどちらが上でも差し支えないが、第3シール部Sの上端が、イージーピール層7の上端より下方に位置することが好ましい。この場合、第3シール部Sの範囲がイージーピール層7の範囲内になるので、第3シール部Sを形成するときの加熱がイージーピール層7に伝導してイージーピール層7を構成する材料が流動性を呈したとしても、イージーピール層7の存在範囲が変動してイージーピールシール部Eの易剥離性に悪影響を及ぼすおそれがない。
ジッパー片5,6の支持フィルム3,4を胴部フィルム1,2に接着するシール部S、S、Sおよびイージーピールシール部Eは、直線形状でも曲線形状でも良い。シール幅はそれぞれ1mm〜15mmが好ましい。接着段差Dを設けるため、第3シール部Sはイージーピールシール部Eよりシール幅が狭いことが望ましい。
弱シール部であるイージーピールシール部Eの剥離強度は、例えば5〜15N/15mmが好ましい。また、強シール部である他のシール部S、S、Sの剥離強度は、例えば25〜50N/15mmが好ましい。
なお、包装袋の形態は、例えば三方シール袋や四方シール袋等の平袋が挙げられる。また、特に図示しないが、包装袋の下部に底部フィルムを設けてスタンディングパウチとすることもできる。
包装袋の周囲のシール部11,12,13は、直線形状でも曲線形状でも良い。シール幅はそれぞれ3mm〜15mmが好ましい。包装袋の周囲のシール部11,12,13は、シール部S、S、Sと同程度の強シール部であることが好ましい。
包装袋の容量は特に限定されるものではないが、例えば50g〜5kg程度が挙げられる。
包装袋を構成するフィルムとしては、従来より使用されているもの、例えば二軸延伸ポリプロピレン、二軸延伸ポリアミド、二軸延伸ポリエステル等からなるフィルムを基材フィルムとし、これらの基材フィルムに、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をシーラント層として積層した積層体が用いられる。積層フィルムを製造する方法としては、ドライラミネート法、押出ラミネート法、共押出法などが挙げられる。基材フィルム層とシーラント層との間には接着強度の向上のため、接着剤やアンカー剤等を設けることができる。この場合、包装袋の強度を高めるために基材フィルムを複数枚積層してもよい。あるいは気体や紫外線や水蒸気などのバリア性を高めるため、アルミニウム箔等の金属箔、金属蒸着層、セラミック等の無機質蒸着層、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムなどを積層してもよい。
図3は、参考例1のジッパー付き包装袋の開口部近傍を示す断面図である。この例は、開口部10に第1のジッパー片5を支持する第1の支持フィルム3と、第2のジッパー片6を支持する第2の支持フィルム4が設けられている点では、図1に示す形態例と同様であるが、第2の支持フィルム4が、第2のジッパー片6より上部4aの第2シール部Sのみで第2壁面2にシールされ、第2のジッパー片6より下部4cの第3シール部Sを有しない点で、図1に示す形態例と異なる。この場合は、図3の矢印Fに示すように、ジッパー片形成部4bの背面に向かって内容物が流入する流路Fが形成されるため、側縁シール部のジッパーを挟み込んだ部分にピンホールが生じていた場合に内容物の漏れが発生するおそれや、第2の支持フィルム4に強い内圧が加わると、イージーピールシール部Eがずれて剥離するおそれがある。
図4は、参考例2のジッパー付き包装袋の開口部近傍を示す断面図である。この例は、第2のジッパー片6を支持する第2の支持フィルム4と、イージーピール層7を有するイージーピールフィルム70が別部材となっている点で、図1に示す形態例と異なる。この場合、イージーピールフィルム70の基材71と第2壁面2との間に第3シール部Sが形成され、イージーピールシール部Eとの間に、特許文献1に記載される接着段差Dが設けられている点では、図1に示す形態例と同様であるが、開封時、イージーピールシール部Eを剥離して内容物を取り出す際に、胴部フィルム1,2と支持フィルム3,4との間の未シール部8,9に内容物が流入することを避けられない。また、部品点数が多くなりコストや製造の手間がかかる。
以下、実施例をもって本発明を具体的に説明する。
図1に示すように、PET12μm/Ny15μm/PE100μmの層構成を有するフィルムを胴部フィルム1,2とし、その間にPE製のチャックテープを挟み込んで、ジッパー付き包装袋を製造した。なお、PETはポリエチレンテレフタレート、Nyはナイロン(脂肪族ポリアミド)、PEはポリエチレンを示す。
第2の支持フィルム4の第2のジッパー片6が形成された側の面においては、イージーピール層7のシール可能な幅9mmに対して、イージーピールシール部Eのシール幅は5mmとし、イージーピールシール部Eの下側に1.5mm、イージーピールシール部Eの上側に2.5mmの未シール部を設けた。
イージーピール層7とは反対側の面においては、第3シール部Sのシール幅と接着段差Dとの合計が6mmとなるように第3シール部Sを形成した。
接着段差Dは、0mm、0.5mm、1mm、2mm、4mmの5通りとした。
これら5通りのいずれにおいても、第3シール部Sの上端はイージーピールシール部Eの上端より1mm上方に位置する。また、第3シール部Sの上端は、イージーピール層7の上端より1.5mm下方に位置する。
得られた各々のジッパー付き包装袋を用いて静耐圧試験を行った。静耐圧試験の方法は、JIS Z0238:1998の「10.耐圧縮強さ試験」に準じ、ジッパー付き包装袋に総重量が400gとなるまで水を充填し、開口部を密封した状態で、ジッパーより下側の内容物が充填された箇所に所定の荷重(75kgfまたは100kgf)を1分間加えた後、イージーピールシール部が剥離しないように開封し、内容物の液体がジッパー側に漏れ出した数を計測する方法とした。この方法によれば、所定の荷重を加えることで開封前からイージーピールシール部が剥離したときには、漏れ出しが観測される。
静耐圧試験の結果を表1に示す。表1はそれぞれの接着段差を有するサンプルについて、斜線「/」の右側(分母)にサンプルの総数を示し、左側(分子)に漏れ出した個数を示す。
Figure 0005103437
静耐圧試験の荷重を75kgfとした場合(ただし1kgf=9.8N)は、いずれのサンプルでも内容物の漏れ出しはなかったが、静耐圧試験の荷重を100kgfとした場合には、接着段差が1mm以下で内容物の漏れ出しが確認された。
本発明は、食料品、化粧品、医薬品、医療用品など各種製品の包装に利用することができる。
D…接着段差、E…イージーピールシール部、S…第1シール部(第1の強シール部)、S…第2シール部(第2の強シール部)、S…第3シール部(第3の強シール部)、1…胴部フィルムの第1壁面、2…胴部フィルムの第2壁面、3,4…支持フィルム、3a,4a…支持フィルムの上部、3b,4b…ジッパー片形成部、4c…第2の支持フィルムの下部、5,6…ジッパー片、7…イージーピール層、8…第1シール部より下側の未シール部、9…第2シール部と第3シール部との間の未シール部、10…開口部、11…封止シール部、12,13…側縁シール部。

Claims (2)

  1. 胴部フィルムの第1壁面と第2壁面とがその幅方向両側の側縁シール部でシールされてなる開口部を有し、前記第1壁面と第2壁面との間に、第1のジッパー片と第2のジッパー片とから構成されるジッパーを備え、前記ジッパー片の両端は、それぞれ前記側縁シール部において前記第1壁面と第2壁面との間に挟み込まれてシールされ、前記開口部が前記ジッパーより上側で開封されるジッパー付き包装袋であって、
    第1のジッパー片は第1の支持フィルムに支持され、第1の支持フィルムは、第1のジッパー片が形成された側の面とは反対側の面で、第1のジッパー片より上部の第1シール部によって前記第1壁面にシールされ、第1シール部より下側では、前記第1の支持フィルムと前記第1壁面との間が未シールとされており、
    第2のジッパー片は第2の支持フィルムに支持され、第2の支持フィルムは、第2のジッパー片が形成された側の面とは反対側の面で、第2のジッパー片より上部の第2シール部と第2のジッパー片より下部の第3シール部とによって前記第2壁面にシールされ、第2シール部と第3シール部との間では、前記第2の支持フィルムと前記第2壁面との間が未シールとされており、
    第2の支持フィルムは、第2のジッパー片が形成された側の面で、かつ第2のジッパー片より下部にイージーピール層を有し、前記イージーピール層により、前記第2の支持フィルムと前記第1壁面とをイージーピール可能にシールするイージーピールシール部が形成され、
    前記第3シール部の上端が、前記イージーピール層の上端より下方に位置し、かつ、前記第3シール部の下端が、前記イージーピール層の下端より上方に位置することにより、前記第3シール部の範囲がイージーピール層の範囲内であり、
    前記第3シール部下端が、前記イージーピールシール部の下端よりも1.5mm以上、上方に位置することを特徴とするジッパー付き包装袋。
  2. 前記ジッパー片は、前記支持フィルムと一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のジッパー付き包装袋。
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