JPWO2002064818A1 - 菌類の即時判別方法及び装置 - Google Patents

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    • C12Q1/04Determining presence or kind of microorganism; Use of selective media for testing antibiotics or bacteriocides; Compositions containing a chemical indicator therefor

Abstract

適宜の蛍光試薬で二重染色した菌類を透光板上に滴下するか、あるいはマイクロチューブ内に通過させ、当該菌類に励起光を照射する。菌類は蛍光試薬が励起光を吸収して発光することにより蛍光発光する。この蛍光発光をCCDカメラ、フォトダイオード若しくは光電子増倍管で検知することにより画像処理を行い、前記菌類の数量、種類及び生菌か死菌であるか否かについて判別を行う。

Description

技術分野
本発明は、菌類の即時判別方法及び装置に関し、特に細菌類や黴菌類の数量や種類、また生菌と死菌の判別を極めて高精度に行うことができる菌類の即時判別方法及び装置に関する。
背景技術
細菌類や黴菌類などの菌類を判別する方法としては、例えば検体から採取した菌類を適当な菌数に調整した上で、寒天培地等を用いて24〜48時間程度培養して菌類を視認判別する方法がある。更に別の方法として、採取した菌類を発色酵素を混合させた発色培地に植菌して約24〜48時間培養し、大腸菌等が保有するβ−ガラクトシターゼ酵素で発色酵素を分解発色させて菌類を視認判別する方法がある。
また、本願出願人は特許第2979383号において菌類の判別方法について開示している。この技術は、まず適宜の蛍光試薬により菌類を二重染色した後、当該蛍光試薬がその菌類細胞から流失するのを防止する処理を行う。次いで、これらの処理を済ませた菌類を透光板上に滴下して、当該透光板の下側から励起光を照射し、拡大レンズ等で視認する。この判別方法では、生菌と死菌とで異なる蛍光発光をするように菌類を二重染色しているため、生菌か死菌であるか否かについて判別することができる。また、その蛍光発光の大きさや数量を計測することによって、菌類の種類や数を判別することができる。
しかしながら、従来の培地を用いた判別方法は、培地で菌類を培養するのに長時間を要するため、即時に菌類を判別したい場合に実用性を欠く。また判別することができる菌類も大腸菌や一般生菌の一部に限定されてしまい、かつ生菌死菌の判別ができないなどの問題がある。一方、本願出願人が開示した判別方法は、蛍光試薬にて染色した菌類を拡大レンズ等を用いて視認により判別する方法であるため、菌類の判別を更に高精度にできれば好適である。
本発明は上述した課題を解決すべくなされたものであって、細菌類や黴菌類の数量や種類、また生菌と死菌の判別を極めて高精度で、かつ極めて短時間で行うことができる菌類の即時判別方法及び装置を提供することを目的とする。
発明の開示
上記課題を解決すべく、本発明の即時判別方法は、適宜の蛍光試薬で二重染色した菌類を光散乱加工が施された透光板上に滴下し、中心波長が488nmの励起光を前記透光板の下側から前記菌類に照射して当該菌類を発光させ、前記発光した菌類を撮像手段で上側から撮影して画像処理することにより、前記菌類の数量、種類及び生菌か死菌であるかについて判別を行うことを特徴とする。
このように適宜の蛍光試薬で二重染色した菌類に対して励起光を照射することにより、当該菌類が励起光を吸収して強く蛍光発光する。このため蛍光試薬で染色した菌類を培養させる必要がないので、短時間で菌類の判別を行うことができる。また、蛍光発光する菌類を撮像手段で撮影して画像処理を施すことにより、視認で判別する場合に比して更に高精度の判別が可能となり、また生菌のように常時遊動している菌類であっても正確な判別ができる。尚、菌類への二重染色は、生菌と死菌が異なる蛍光発光をするように染色する。
また本発明の即時判別方法は、適宜の蛍光試薬で二重染色した菌類を、透光性を有するマイクロチューブ内に通過させ、当該マイクロチューブ内を通過中の菌類に中心波長が488nmの励起光を照射して前記菌類を発光させ、前記発光した菌類をフォトダイオードで検知して画像を電気信号に変換することにより、前記菌類の数量、種類及び生菌か死菌であるかについて判別を行うことを特徴とする。尚、菌類を検知するためのフォトダイオードは、光電子増倍管でも代用することができる。
このように構成することによって、蛍光試薬で染色した菌類はマイクロチューブ内を極めて少量ずつ通過することになる。このため、チューブ内を通過する菌類に励起光を照射して検知することにより、菌類の判別を一つ単位で行うことができる。また、生菌は常時遊動することから判別には困難を伴うが、本発明ではチューブ内を通過させるため、高精度な判別が行える。
また本発明の即時判別方法は、判別したい菌類を二つに分け、一方を適宜の蛍光試薬で二重染色して判別し、他方は当該他方の菌類に含まれている特定菌類を抗原抗体反応させた後、当該他方の菌類全体を適宜の蛍光試薬で二重染色して判別して、それぞれの判別結果を比較することにより特定菌類のみの数量及び生菌か死菌であるかについての判別を行うことを特徴とする。
このように一方の菌類の特定菌類に対してのみ抗原抗体反応をさせることによって、その特定菌類のみが抗体に覆われる。このため、その特定菌類のみが蛍光発光をせず、その他の菌類は蛍光発光することになる。一方で通常通り菌類を判別しているため、この場合はすべての菌類が蛍光発光を出す。従って、この二つの判別結果を比較することにより、抗原抗体反応させた菌類のみの数量及び生菌か死菌であるかを好適に判別することができる。
また本発明の即時判別装置は、適宜の蛍光試薬で二重染色した菌類に励起光を照射することにより、前記菌類の数量、種類及び生菌か死菌であるかについて判別を行う判別装置において、中心波長が488nmの励起光を照射する光源と、前記菌類を滴下する光散乱加工が施された透光板と、前記透光板に対して前記光源と対向する位置に前記透光板を撮影する撮像手段とを、その内部を暗室状態に保持するケーシング内に設けたことを特徴とする。
また本発明の即時判別装置は、適宜の蛍光試薬で二重染色した菌類に励起光を照射することにより、前記菌類の数量、種類及び生菌か死菌であるかについて判別を行う判別装置において、中心波長が488nmの励起光を照射する光源と、前記菌類を通過させる透光性を有するマイクロチューブと、当該マイクロチューブに対して前記光源の照射軸と直交する位置に設けられ、前記マイクロチューブを通過する菌類を検知するフォトダイオードとを、その内部を暗室状態に保持するケーシング内に設けたことを特徴とする。尚、菌類を検知するためのフォトダイオードは、光電子増倍管でも代用することができる。
また本発明の即時判別方法又は装置は、前記撮像手段がCCDカメラであることを特徴とする。
また本発明の即時判別方法又は装置は、前記マイクロチューブの径が1μm〜10μmであることを特徴とする。菌類の大きさを考慮すると、チューブの径が1μm〜10μmであれば、菌類はチューブ内を極めて少量ずつ通過することができる。尚、このチューブの径は、判別する菌類の大きさに合わせて1μm〜10μm内のいずれかの径に設定するのが好ましい。
また本発明の即時判別方法又は装置は、特定波長のみを透過するバンドパスフィルタを介在させることにより、前記菌類の生菌又は死菌が有する波長のみを抽出することを特徴とする。このように、バンドパスフィルタを介在させることによって、菌類からの蛍光発光のうち特定波長のみを検出できるので、生菌又は死菌のみを個別に判別することができる。
発明を実施するための最良の形態
以下に本発明の実施形態を添付の図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る判別装置の構成を示す図である。図1に示すように、判別装置1は、後述する染色処理を施した菌類を滴下する透光板2と、当該透光板2の下側から中心波長が488nm(±10nm)の励起光を照射する励起光源3と、透光板2に対して励起光源3に対向する位置に設けたCCDカメラ4と、このCCDカメラ4で撮影した画像を処理する画像処理装置5と、透光板2上の菌類を拡大するための拡大レンズ6とから構成されている。尚、画像処理装置5以外は、その内部を暗室状態に保持するケーシング7内に設けられている。
透光板2は、光散乱加工が施され、かつ透光性を有する素材で形成されている。通常は、ガラス若しくはアクリル樹脂等の素材が用いられ、例えば、光散乱が5〜50倍程度の摺りガラス板を用いるのが好ましい。
励起光源3は、一方向が開口した電磁波シールド管体3−1内に白色パルス光源3−2を設ける構成である。この励起光源3は、後述する蛍光試薬との関係上、生菌死菌それぞれが特定波長の蛍光発光をするために、488nmの励起光を照射する。このため、励起光源3にはストークス則により中心波長が488nmの特定波長を透過するバンドパスフィルタ3−3を設けている。白色パルス光源3−2としては通常、発光強度が極めて高いキセノンランプを用いることができる。このキセノンランプは光量の安定性があまり高くないため、発光強度は弱いが安定性のあるLED(発光ダイオード)を複数用いることによって代用できる。尚、フィルタが透過できる特定波長は、用いる蛍光試薬により適宜変更するものとする。また、電磁波シールド管体3−1の開口側には、白色パルス発光に際して混在する電気ノイズを導電除去する導電ガラスフィルタを設けるようにしてもよい。この導電ガラスフィルタにより、所望の発光強度と波長を得ることができる。
CCDカメラ4は、拡大レンズ6で拡大された状態の画像を撮影し、当該画像を画像処理装置5により画像解析することが可能である。尚、画像処理装置5は、CCDカメラ4にて撮影した画像の処理に必要な設備を備えており、当該処理画像を表示するためのディスプレイも備えている(図示せず)。拡大レンズ6は、透光板2上の菌類を拡大するために用いるが、その倍率が200倍以上であることが好ましい。尚、この倍率は透光板2の大きさや菌類に合わせて適宜変更する。ケーシング7は、外部光線を遮断でき、かつ耐久性に優れる素材で形成されており、例えば、鉄板材やアルミ板材を用いることができる。
次に菌類、すなわち染色菌液について説明する。菌類は、細菌類や黴菌類などであり、検体より適宜手段で採取する。検体から菌類を採取する方法としては、例えば減菌綿棒に生理的食塩水を含ませて検体面から被着させるか、または水溶性培地を検体面と接触させて被着させる方法が考えられる。このような手段で採取した菌類を、生理的食塩水と、後述する適宜の蛍光試薬及び染色促進剤を混合してなる染色溶液に混入する。
菌類を染色するための蛍光試薬として、中心波長が488nm(±10nm)の励起光を吸収することにより、中心波長が520nm(±10nm)の強い蛍光発光をなす試薬を用いる。例えば、フルオレセインディアセテート(FDA、C2416)、アセトキシメチルエステル化したカルセイン(Calcein−AM、C464623)、CFSE(C2919NO11)、アセトキシメチルエステル化したビスカルボキシエチルカルボキシフルオレセイン(BCECF−AM)、カルボキシフルオレセイン(CF、C2112)等を用いることができる。この蛍光試薬は、生菌細胞内に浸透して分散し、一方死菌細胞内に浸透してもその細胞内に取り込まれてしまう性質を有している。このため、励起光を吸収することにより生菌のみが中心波長520nmの強い蛍光発光を出す。
またもう一方の蛍光試薬として、中心波長が488nmの励起光を吸収することにより、中心波長が615nm(±10nm)の強い蛍光発光をなす試薬を用いる。例えば、プロピディウムイオダイド(PI、C2734)等を用いることができる。この蛍光試薬は、生菌のエステラーゼにより生菌細胞内には浸透できないが、死菌細胞内には浸透して分散する性質を有している。このため、励起光を吸収することにより死菌のみが中心波長615nm(±10nm)の強い蛍光発光を出す。以上のことから本発明では、性質の異なる2種類の蛍光試薬を用いて菌類を二重染色することにより、生菌と死菌の判別を可能にする。
上記2種の蛍光試薬は、励起光の吸収によって菌類を蛍光発光させる上から、少なくとも生理的食塩水に対して3μmol/ml以上の濃度であることが好ましい。過剰な濃度は生菌に対して悪影響を与える危険性があるため、最大でも15μmol/ml以下に制限することが必要である。一方染色促進剤は、蛍光試薬の菌類細胞内への浸透を高めるために用いる。蛍光試薬の浸透を阻害する要因は細胞の細胞膜にあるが、染色促進剤はその細胞膜を柔軟にする作用を有しており、生理的食塩水に対して1μmol/ml〜10μmol/ml程度の濃度であることが好ましい。染色促進剤としては例えば、塩類(塩化ナトリウム、塩化マグネシウム)、キネチス又はセルラーゼ等を用いることができる。
次に、上記プロセスを経て作った染色菌液を、25°C〜35°C程度の温度に加温する。この加温により、染色促進剤の作用と相まって蛍光試薬が菌類の細胞内に好適に浸透する。この場合、染色に要する時間は加温条件によっても多少異なるが、およそ5〜10分程度であることが好ましい。
上述したように、染色菌液には染色促進剤が混合されており、菌類の細胞膜が柔軟である。このためそのままの状態では、細胞内に一旦浸透した蛍光試薬が再び細胞膜から流出し、菌類を鮮明に蛍光発光させることができない可能性がある。そこで、蛍光試薬の流出防止剤として、ジエチルスチルベストロール又はN、N’−ジシクロヘキシルカーボジイミド等を用いる。尚、生理的食塩水に対して5μmol/ml〜20μmol/ml程度であることが好ましい。
このようにして作った染色菌液から菌類を判別する手法について以下に説明する。まず染色菌液を透光板2の上に滴下し、その下側から中心波長488nm(±10nm)の励起光を照射する。すると、染色菌液内に混在する菌類細胞内に浸透した蛍光試薬は下側からの励起光を吸収することにより蛍光発光する。ここで、上述したように菌類には2種類の蛍光試薬による二重染色を施していることから、ストークス則に従って、生菌からは中心波長が520nm(±10nm)であって緑色を帯びた黄味色の強い蛍光発光が、死菌からは中心波長が615nm(±10nm)であって赤味を帯びた橙色の強い蛍光発光が生じる。
この蛍光発光は、形状や大小の異なる発光となり、その発光は透光板の光散乱により数倍から数十倍に散乱拡大化される。また更に、拡大レンズ6を介在させることによって、菌類を更に拡大化して鮮明に判別することができる。本発明では、この拡大レンズ6で拡大したものをCCDカメラ4で撮影することにより画像処理を行って菌類の数量や種類、生菌と死菌の判別を行う。具体的には、蛍光発光の色光の相違により生菌と死菌の判別を、蛍光発光の形状及び大きさにより菌類の種類を、蛍光発光の数により菌類の数量を判別する。
本実施形態では、透光板2上の菌類を拡大レンズ6で拡大してCCDカメラ4で撮影することにより菌類を検知している。しかし、この拡大レンズ6はその性質上、透光板2上の一点を拡大できるに過ぎないため、透光板2上の全体を一度に拡大できる訳ではない。このため、本発明では拡大レンズ6とCCDカメラ4を共動させ、透光板2に対して平行状態を保持しながら前後左右に高速で移動させることにより、透光板2上の全体の画像を撮影するようにする。具体的には、透光板2を任意の複数領域に分割して、各領域毎(1コマ毎)にCCDカメラ4を静止させて撮影し、画像処理を行う。このようにすれば、透光板2上のすべての菌類に対して判別を行うことができる。
尚、上記実施形態において、生菌と死菌をより効果的に判別するために、特定波長の蛍光発光のみを透過させるバンドパスフィルタを介在させることができる。例えば、生菌のみを検出するために、中心波長が520nm(±10nm)の蛍光発光のみを透過するバンドパスフィルタを、透光板2とCCDカメラ4の間に介在させる。死菌のみ検出する場合は、中心波長が615nm(±10nm)の蛍光発光のみを透過するバンドパスフィルタを介在させる。
以上説明したように、本実施形態の判別装置によれば、二重染色した菌類に励起光を照射することにより生菌と死菌で蛍光発光の色光が異なるので、当該蛍光発光をCCDカメラで撮影して画像処理することによって、極めて高精度に菌類の判別を行うことができる。また常時遊動する生菌に対しても正確な判別を行うことができる。更に、特定波長のみを透過するバンドパスフィルタを用いることにより生菌と死菌からの蛍光発光を分けて判別することができるので、より好適に菌類の判別ができる。
図2(a)は、本発明の第2実施形態に係る判別装置の構成を示す図であり、図2(b)は、図2(a)に示す判別装置を上から見た概略図である。図2に示すように、判別装置11は、染色処理を施した菌類を通過させるマイクロチューブ12と、当該マイクロチューブ12の側面から中心波長が488nm(±10nm)の励起光を照射する励起光源13(図2(b)参照)と、菌類の蛍光発光を電気信号に変換する2つのフォトダイオード14とがケーシング17内に設けられている。
マイクロチューブ12は、菌類の大きさに合わせて、すなわち菌類が一つずつ通過できるように、その径が1μm〜10μmの範囲で形成されている。尚、当然のことながらこの径は、判別する菌類の大きさに合わせて適宜変更する。チューブ12は透光性を有する素材から形成されており、例えばガラスやアクリル樹脂等の素材であることが好ましい。またこのチューブ12の流入口には、更に高精度の判別を可能にすべく、染色菌液内の微細なゴミを取り除くフィルタ15を設けるようにする。尚、励起光源13、ケーシング17については第1実施形態と同様のものを用いることができるので、ここでの重複した説明は省略する。
各フォトダイオード14−1及び14−2は、マイクロチューブ12内を通過する染色菌液内の生菌と死菌が出す蛍光発光に関する画像を検知し、それを電気信号に変換するものである。その検知レベルとしてはピコW程度の検知感度のものが好ましい。尚、図2(b)に示すように、各フォトダイオード14は、励起光源13の照射軸と直交する二方向にそれぞれ設けられている。更にこのダイオード14には、それぞれ特定波長の蛍光発光のみを透過するバンドパスフィルタ16−1、16−2を設けている。すなわち、フォトダイオード14−1には生菌からの蛍光発光のみ(中心波長が520nm(±10nm))を透過するフィルタ16−1を設けている。一方、フォトダイオード14−2には、死菌からの蛍光発光のみ(中心波長が615nm(±10nm))を透過するフィルタ16−2を設けている。尚、各フォトダイオード14は、検知した画像の電気的処理を行うためのCPUに接続されており、更にその処理結果を表示するディスプレイや計数表示管を設けている(図示せず)。
次に、本実施形態における菌類の判別手法について以下に説明する。尚、本実施形態は第1の実施形態と同様に、菌類を染色溶液に混合して作った染色菌液から菌類を判別する手法をとるため、当該染色菌液の作り方については第1の実施形態の説明を参照されたい。
まず、第1の実施形態と同様に作った染色菌液をマイクロチューブ12の流入口から流入させる。この際、フィルタ15によって不要なゴミが取り除かれる。次いで図2(b)に示すように、マイクロチューブ12内を流れる染色菌液に対して、励起光源13から中心波長488nm(±10nm)の励起光を照射する。すると、染色菌液内に混在する菌類細胞内に浸透した蛍光試薬がその励起光を吸収することにより、菌類からは蛍光発光がなされる。ここで、上述したように菌類には2種類の蛍光試薬を用いて二重染色していることから、ストークス則に従って、生菌からは中心波長が520nm(±10nm)であって緑色を帯びた黄味色の強い蛍光発光が、死菌からは中心波長が615nm(±10nm)であって赤味を帯びた橙色の強い蛍光発光が生じる。
フォトダイオード14−1では、バンドパスフィルタ16−1により生菌からの蛍光発光のみを検知し、同様にフォトダイオード14−2ではバンドパスフィルタ16−2により死菌からの蛍光発光のみを検知する。次いで、検知した画像を電気信号に変換する。ここで、CPUを介することにより、変換された電気信号から平均値を算出する処理、適宜倍率に拡大する処理、各ダイオード14で検知された電気信号を合成する処理を行うことができる。このようにして電子信号に変換した画像により生菌と死菌の判別、蛍光発光の形状及び大きさにより菌類の種類を、蛍光発光の数により菌類の数量を判別する。
尚、本実施形態においては様々な変形例が考えられる。例えば、フォトダイオード14の代替として光電子増倍管を用いることができる。この場合、光電子増倍管としては、菌類からの蛍光発光を検知できるものであればよく、フォトダイオードと同様に検知した画像を電気信号に変換して処理することにより菌類の判別を行う。
また、上述した実施形態において、判別する菌類には多種・多様な菌類が含まれているため、そのうちの特定の菌類のみを判別したい場合がある。この場合、判別したい特定菌類のみに抗原抗体反応させる方法が考えられる。例えば判別する菌類に含まれる大腸菌に対応する抗体を用いて反応させることによって、大腸菌のみを判別するような場合である。具体的には上記両実施形態において、まず二重染色する前の段階で判別する菌類を二つに分ける。次いで、一方の菌類に対しては通常通り適宜の蛍光試薬で二重染色して、蛍光発光により菌類を判別する。他方の菌類に対しては、菌類に含まれる特定菌類に対して抗原抗体反応させた後、適宜の蛍光試薬で菌類全体を二重染色して、蛍光発光により菌類を判別する。
ここで、抗原抗体反応させた菌類には抗体が覆ってまとわりつくため、二重染色しても蛍光発光しなかったり、または通常の蛍光発光の波長とずれる結果を生ずる。すなわち、抗原抗体反応させた菌類を含む菌類を判別した場合、通常の二重染色により菌類を判別させた場合と異なる結果が得られる。従って、通常通り全体を二重染色して判別した結果から、特定菌類に抗原抗体反応させた後に全体を二重染色して判別した結果を引き算することによって、抗原抗体反応した菌類のみの数量、生菌死菌の判別を行うことができる。
尚、この場合、上述した実施形態の判別装置を二つ用いて同時に測定するのが好ましいが、一つの判別装置でそれぞれ順番に測定するようにしてもよい。また、菌類を反応させる抗体は判別する菌類に合わせて適宜変更する。
以上説明したように、本実施形態の判別装置によれば以下の効果を奏する。すなわち、菌類が極めて少量ずつしか通過できないマイクロチューブを用いているため、通過する菌類を一つ単位で判別することができる。また、フォトダイオード等により菌類の蛍光発光を検知して画像処理するので、極めて高精度の判別ができ、常時遊動する生菌に対しても正確な判別を行うことができる。更に、各フォトダイオードが異なる特定波長を透過するバンドパスフィルタを備えているため、生菌と死菌からの蛍光発光をぞれぞれ別個に検知することができる。
産業上の利用可能性
上述したように、本発明の判別方法又は装置によれば、適宜の蛍光試薬により二重染色した菌類に励起光を照射することにより、生菌と死菌からそれぞれ異なる特定波長の蛍光発光がなされ、それをCCDカメラで撮影することにより高精度にかつ短時間で菌類の判別を行える。また、菌類を少量ずつしか通過させないマイクロチューブを用いてフォトダイオード等で検知することによって、菌類を一つ単位で検出することが可能になり、菌類の判別を高精度に行うことができる。また、検知した菌類の画像処理を行うことにより、常時遊動する生菌に対しても正確な判別を行うことができる。また更に、特定菌類に対して抗原抗体反応をさせることにより、特定菌類のみの判別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第1実施形態に係る判別装置の構成を示す図であり、図2は、本発明の第2実施形態に係る判別装置の構成を示す図である。

Claims (13)

  1. 適宜の蛍光試薬で二重染色した菌類を光散乱加工が施された透光板上に滴下し、中心波長が488nmの励起光を前記透光板の下側から前記菌類に照射して当該菌類を発光させ、前記発光した菌類を撮像手段で上側から撮影して画像処理することにより、前記菌類の数量、種類及び生菌か死菌であるかについて判別を行うことを特徴とする菌類の即時判別方法。
  2. 適宜の蛍光試薬で二重染色した菌類を透光性を有するマイクロチューブ内に通過させ、当該マイクロチューブ内を通過中の菌類に中心波長が488nmの励起光を照射して前記菌類を発光させ、前記発光した菌類をフォトダイオードで検知して画像を電気信号に変換することにより、前記菌類の数量、種類及び生菌か死菌であるかについて判別を行うことを特徴とする菌類の即時判別方法。
  3. 適宜の蛍光試薬で二重染色した菌類を透光性を有するマイクロチューブ内に通過させ、当該マイクロチューブ内を通過中の菌類に中心波長が488nmの励起光を照射して前記菌類を発光させ、前記発光した菌類を光電子増倍管で検知して画像を電気信号に変換することにより、前記菌類の数量、種類及び生菌か死菌であるかについて判別を行うことを特徴とする菌類の即時判別方法。
  4. 請求項1に記載の菌類の即時判別方法において、前記撮像手段がCCDカメラであることを特徴とする菌類の即時判別方法。
  5. 請求項2又は3に記載の菌類の即時判別方法において、前記マイクロチューブの径は1μm〜10μmであることを特徴とする菌類の即時判別方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の菌類の即時判別方法において、特定波長のみを透過するバンドパスフィルタを介在させることにより、前記菌類の生菌又は死菌が有する波長のみを抽出することを特徴とする菌類の即時判別方法。
  7. 請求項6に記載の菌類の即時判別方法において、判別したい菌類を二つに分け、一方を適宜の蛍光試薬で二重染色して判別し、他方は当該他方の菌類に含まれている特定菌類を抗原抗体反応させた後、当該他方の菌類全体を適宜の蛍光試薬で二重染色して判別して、それぞれの判別結果を比較することにより特定菌類のみの数量及び生菌か死菌であるか否かについての判別を行うことを特徴とする菌類の即時判別方法。
  8. 適宜の蛍光試薬で二重染色した菌類に励起光を照射することにより、前記菌類の数量、種類及び生菌か死菌であるかについて判別を行う判別装置において、中心波長が488nmの励起光を照射する光源と、前記菌類を保持する光散乱加工が施された透光板と、前記透光板に対して前記光源と対向する位置に前記透光板を撮影する撮像手段とを、その内部を暗室状態に保持するケーシング内に設けたことを特徴とする菌類の即時判別装置。
  9. 適宜の蛍光試薬で二重染色した菌類に励起光を照射することにより、前記菌類の数量、種類及び生菌か死菌であるかについて判別を行う判別装置において、中心波長が488nmの励起光を照射する光源と、前記菌類を通過させる透光性を有するマイクロチューブと、当該マイクロチューブに対して前記光源の照射軸と直交する位置に設けられ、前記マイクロチューブを通過する菌類を検知するフォトダイオードとを、その内部を暗室状態に保持するケーシング内に設けたことを特徴とする菌類の即時判別装置。
  10. 適宜の蛍光試薬で二重染色した菌類に励起光を照射することにより、前記菌類の数量、種類及び生菌か死菌であるかについて判別を行う判別装置において、中心波長が488nmの励起光を照射する光源と、前記菌類を通過させる透明な材質で作られたマイクロチューブと、当該マイクロチューブに対して前記光源と対向する位置に設けられ、前記マイクロチューブを通過する菌類を検知する光電子増倍管とを、その内部を暗室状態に保持するケーシング内に設けたことを特徴とする菌類の即時判別装置。
  11. 請求項8に記載の菌類の即時判別装置において、前記撮像手段がCCDカメラであることを特徴とする菌類の即時判別装置。
  12. 請求項9又は10に記載の菌類の即時判別装置において、前記マイクロチューブの径は1μm〜10μmであることを特徴とする菌類の即時判別装置。
  13. 請求項8乃至12のいずれかに記載の菌類の即時判別装置において、当該判別装置が更に、特定波長のみを透過するバンドパスフィルタを備えることを特徴とする菌類の即時判別装置。
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