JPS648903B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS648903B2 JPS648903B2 JP57103904A JP10390482A JPS648903B2 JP S648903 B2 JPS648903 B2 JP S648903B2 JP 57103904 A JP57103904 A JP 57103904A JP 10390482 A JP10390482 A JP 10390482A JP S648903 B2 JPS648903 B2 JP S648903B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic spring
- slot
- spring part
- conductor
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 29
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は絶縁電線を圧接するスロツトを有する
接続端子に関する。
接続端子に関する。
従来のこの種の一般的な接続端子を第1図及び
第2図により説明する。図において1は薄板を打
抜くことによつて得られた接続端子で、幅Soの
スロツト2と、弾性ばね部3とを備えている。
第2図により説明する。図において1は薄板を打
抜くことによつて得られた接続端子で、幅Soの
スロツト2と、弾性ばね部3とを備えている。
4は電線で、φdなる直径の導体5と、該導体
5を覆う絶縁被覆6とで構成されている。
5を覆う絶縁被覆6とで構成されている。
ここで接続端子1のスロツト2の幅Soと、電
線4の導体5の径dとは、 So<d ……(1) の関係にある。
線4の導体5の径dとは、 So<d ……(1) の関係にある。
従つて第2図に示すように、電線4を接続端子
1のスロツト2に圧入して、電線4の導体5と接
続端子1とを圧接すると、圧接後のスロツト2の
幅S1は、 So<S1<d ……(2) の関係となり、このとき導体5は接続端子1の弾
性ばね部3により削取られて塑性変形すると共
に、弾性ばね部3もある変位量δsだけ撓む。この
変位量δsは、 δs=S1−So/2 ……(3) で求めることができる。
1のスロツト2に圧入して、電線4の導体5と接
続端子1とを圧接すると、圧接後のスロツト2の
幅S1は、 So<S1<d ……(2) の関係となり、このとき導体5は接続端子1の弾
性ばね部3により削取られて塑性変形すると共
に、弾性ばね部3もある変位量δsだけ撓む。この
変位量δsは、 δs=S1−So/2 ……(3) で求めることができる。
また、弾性ばね部3の剛性(スチフネス)をSt
とすると、電線4の導体5に加わる接触力Fは、 F=St・δs ……(4) の関係があり、前記スロツト2の幅Soを導体5
の径dに近い値(So≒d)に設定すれば、前記
(2)式及び(3)式より当然変位量δsは小さくなり、(4)
式より剛性Stを一定とすると、接触力Fも小さく
なる。しかし接続端子1と電線4の導体5との電
気的接続の長期的安定性を考えると、接触力Fは
ある程度以上の値が必要である。
とすると、電線4の導体5に加わる接触力Fは、 F=St・δs ……(4) の関係があり、前記スロツト2の幅Soを導体5
の径dに近い値(So≒d)に設定すれば、前記
(2)式及び(3)式より当然変位量δsは小さくなり、(4)
式より剛性Stを一定とすると、接触力Fも小さく
なる。しかし接続端子1と電線4の導体5との電
気的接続の長期的安定性を考えると、接触力Fは
ある程度以上の値が必要である。
一方、スロツト2の幅Soを導体5の径dより
もかなり小さい値(So≪d)に設定すれば、(2)
式及び(3)式より変位量δsは大きくなり、(4)式より
接触力Fは大きな値となる。但し、必要以上に接
触力Fが大きくなると、弾性ばね部3の許容弾性
限界を越えて、該弾性ばね部3が塑性変形してし
まい、電気的接続の長期的安定性を確保できなく
なる。
もかなり小さい値(So≪d)に設定すれば、(2)
式及び(3)式より変位量δsは大きくなり、(4)式より
接触力Fは大きな値となる。但し、必要以上に接
触力Fが大きくなると、弾性ばね部3の許容弾性
限界を越えて、該弾性ばね部3が塑性変形してし
まい、電気的接続の長期的安定性を確保できなく
なる。
従つて接触力Fには下記に示す適切な範囲とい
うものが存在する。
うものが存在する。
Fmin≦F≦Fmax ……(5)
そして、(4)式及び(3)式より逆算して、変位量δs
とスロツト2の幅Soも以下に示す適切な範囲が
存在する。
とスロツト2の幅Soも以下に示す適切な範囲が
存在する。
δs min≦δs≦δs max ……(6)
So min≦So≦So max ……(7)
そこで、従来の接続端子1に、径dより大きい
径d1またはd2の導体を有する2種の電線を圧接し
たい場合、前述した(7)式のスロツト2の幅の範囲
は、導体5の径dに対するものであるため、当然
径d1,d2の導体を有する電線に対しては(7)式の範
囲が異つてくる。
径d1またはd2の導体を有する2種の電線を圧接し
たい場合、前述した(7)式のスロツト2の幅の範囲
は、導体5の径dに対するものであるため、当然
径d1,d2の導体を有する電線に対しては(7)式の範
囲が異つてくる。
d1に対して
So1min≦So1≦So1max ……(8)
d2に対して
So2min≦So2≦So2max ……(9)
ここでd1<d2とするとSo1<So2となり、
So2min>So1maxとなればスロツト幅So1とSo2
は共通範囲がなく、従つて径dに対して設定され
た幅のスロツトに異なる導体の径をd1,d2とした
2種の電線を圧接した場合、安定した接続を得る
ことができないことになる。
So2min>So1maxとなればスロツト幅So1とSo2
は共通範囲がなく、従つて径dに対して設定され
た幅のスロツトに異なる導体の径をd1,d2とした
2種の電線を圧接した場合、安定した接続を得る
ことができないことになる。
本発明はこのような欠点を解決することを目的
とし、そのため、薄板に打抜き及び曲げ加工を行
つて同一垂直平面上に2つの弾性ばね部を形成し
て、各々の弾性ばね部にスロツトを設けることに
より、広い範囲にわたる導体径の電線を同一接続
端子に安定して圧接接続できるようにしたことを
特徴とする。
とし、そのため、薄板に打抜き及び曲げ加工を行
つて同一垂直平面上に2つの弾性ばね部を形成し
て、各々の弾性ばね部にスロツトを設けることに
より、広い範囲にわたる導体径の電線を同一接続
端子に安定して圧接接続できるようにしたことを
特徴とする。
以下図面により説明すると、第3図は本発明に
よる接続端子の一実施例を示す斜視図、第4図は
その正面図、第5図は側面図で、図において7は
薄板に打抜き及び曲げ加工を施して全一体に形成
した接続端子であり、以下に述べる構造を有して
いる。すなわち8は第1の弾性ばね部、9は該第
1の弾性ばね部8の下部に連なる第2の弾性ばね
部、10は該第2の弾性ばね部9と対向するよう
に形成された第3の弾性ばね部で、この第3の弾
性ばね部10と第2の弾性ばね部9は互いの一側
がU字形に曲折された連結部11により一体につ
ながつており、また第1の弾性ばね部8と第2の
弾性ばね部9との間には段差12が形成されてい
て、この段差12及び前記連結部11の曲げ径を
適宜に設定することにより第1の弾性ばね部8が
第3の弾性ばね部10上で同一垂直平面上に位置
している。そして第1の弾性ばね部8には上端を
開放した幅S1の第1のスロツト13が設けられ、
また第2の弾性ばね部9には第1のスロツト13
に連なる幅S2の第2のスロツト14が設けられて
おり、さらに第3の弾性ばね部10には上端を開
放した幅S3の第3のスロツト15が設けられてい
る。この第3のスロツト15の幅S3は電線の導体
径dに適した寸法になつており、この第3のスロ
ツト15は最終的に電線との電気的接続を行うも
のである。
よる接続端子の一実施例を示す斜視図、第4図は
その正面図、第5図は側面図で、図において7は
薄板に打抜き及び曲げ加工を施して全一体に形成
した接続端子であり、以下に述べる構造を有して
いる。すなわち8は第1の弾性ばね部、9は該第
1の弾性ばね部8の下部に連なる第2の弾性ばね
部、10は該第2の弾性ばね部9と対向するよう
に形成された第3の弾性ばね部で、この第3の弾
性ばね部10と第2の弾性ばね部9は互いの一側
がU字形に曲折された連結部11により一体につ
ながつており、また第1の弾性ばね部8と第2の
弾性ばね部9との間には段差12が形成されてい
て、この段差12及び前記連結部11の曲げ径を
適宜に設定することにより第1の弾性ばね部8が
第3の弾性ばね部10上で同一垂直平面上に位置
している。そして第1の弾性ばね部8には上端を
開放した幅S1の第1のスロツト13が設けられ、
また第2の弾性ばね部9には第1のスロツト13
に連なる幅S2の第2のスロツト14が設けられて
おり、さらに第3の弾性ばね部10には上端を開
放した幅S3の第3のスロツト15が設けられてい
る。この第3のスロツト15の幅S3は電線の導体
径dに適した寸法になつており、この第3のスロ
ツト15は最終的に電線との電気的接続を行うも
のである。
なお、各スロツト幅の関係は、S2>S3≧S1とす
る。
る。
次に上述した構成の作用を第6図により説明す
る。まず電線4の導体5の径φdが、接続端子7
の第3のスロツト15の幅S3に適合した寸法の場
合、接続端子7の上方より圧入された電線4の導
体5は第1のスロツト13を通り、第3のスロツ
ト15に入つてそのまま圧接接続される。なお、
第2スロツト14の幅S2は導体径dよりも大きい
ので、電線圧入力が過大になるのを防ぐことがで
きる。
る。まず電線4の導体5の径φdが、接続端子7
の第3のスロツト15の幅S3に適合した寸法の場
合、接続端子7の上方より圧入された電線4の導
体5は第1のスロツト13を通り、第3のスロツ
ト15に入つてそのまま圧接接続される。なお、
第2スロツト14の幅S2は導体径dよりも大きい
ので、電線圧入力が過大になるのを防ぐことがで
きる。
一方、電線4の導体5の径dが第3のスロツト
15の幅S3の適合寸法より大きい場合、第6図B
に示すように第1のスロツト13を通過する際に
電線4の導体5は第1の弾性ばね部8によつて両
側部が削られ、塑性変形する。従つて第6図Cに
示すように第1のスロツト13を通過した後の導
体5はその径がd′となり、第3のスロツト15の
幅S3の適合寸法内となるため、第6図Dに示すよ
う導体5は第3のスロツト15に無理なく圧入さ
れて接続端子7に圧接接続される。
15の幅S3の適合寸法より大きい場合、第6図B
に示すように第1のスロツト13を通過する際に
電線4の導体5は第1の弾性ばね部8によつて両
側部が削られ、塑性変形する。従つて第6図Cに
示すように第1のスロツト13を通過した後の導
体5はその径がd′となり、第3のスロツト15の
幅S3の適合寸法内となるため、第6図Dに示すよ
う導体5は第3のスロツト15に無理なく圧入さ
れて接続端子7に圧接接続される。
この場合、第1の弾性ばね部8及び第2の弾性
ばね部9は、電線4の導体5が第1のスロツト1
3を通過することにより押広げられて塑性変形し
ても、導体5との電気的接続は第3のスロツト1
5で行われるため、何ら問題はない。
ばね部9は、電線4の導体5が第1のスロツト1
3を通過することにより押広げられて塑性変形し
ても、導体5との電気的接続は第3のスロツト1
5で行われるため、何ら問題はない。
さらに、電線4の導体5の径が大きく、第1の
スロツト13を通過した後においても、第3のス
ロツト15の幅S3に対して適合寸法外になる場合
は、幅S3より大きい第2のスロツト14の幅S2の
適合寸法内となるため、安定した接続が可能とな
る。
スロツト13を通過した後においても、第3のス
ロツト15の幅S3に対して適合寸法外になる場合
は、幅S3より大きい第2のスロツト14の幅S2の
適合寸法内となるため、安定した接続が可能とな
る。
以上説明したように本発明では、第1、第2及
び第3の弾性ばね部を形成して、各々の弾性ばね
部にスロツトを設け、第1の弾性ばね部に設けた
第1のスロツトに電線の導体を一度通過させるこ
とにより、導体の径を第3の弾性ばね部に設けた
第3のスロツトまたは第2の弾性ばね部に設けた
第2のスロツトの幅の適合寸法内にして圧接接続
を行うようにしているため、広い範囲にわたる導
体径の電線を安定して圧接接続することができる
という効果が得られる。
び第3の弾性ばね部を形成して、各々の弾性ばね
部にスロツトを設け、第1の弾性ばね部に設けた
第1のスロツトに電線の導体を一度通過させるこ
とにより、導体の径を第3の弾性ばね部に設けた
第3のスロツトまたは第2の弾性ばね部に設けた
第2のスロツトの幅の適合寸法内にして圧接接続
を行うようにしているため、広い範囲にわたる導
体径の電線を安定して圧接接続することができる
という効果が得られる。
第1図は従来の接続端子の電線接続前の状態を
示す正面図、第2図は接続後の状態を示す正面
図、第3図は本発明による接続端子の一実施例を
示す斜視図、第4図はその正面図、第5図はその
側面図、第6図A,B,C,Dは電線接続工程を
示す正面図である。 4……電線、5……導体、7……接続端子、8
……第1の弾性ばね部、9……第2の弾性ばね
部、10……第3の弾性ばね部、11……連結
部、12……段差、13……第1のスロツト、1
4……第2のスロツト、15……第3のスロツ
ト。
示す正面図、第2図は接続後の状態を示す正面
図、第3図は本発明による接続端子の一実施例を
示す斜視図、第4図はその正面図、第5図はその
側面図、第6図A,B,C,Dは電線接続工程を
示す正面図である。 4……電線、5……導体、7……接続端子、8
……第1の弾性ばね部、9……第2の弾性ばね
部、10……第3の弾性ばね部、11……連結
部、12……段差、13……第1のスロツト、1
4……第2のスロツト、15……第3のスロツ
ト。
Claims (1)
- 1 全体が薄板によつて形成された接続端子で、
第1の弾性ばね部と、該第1の弾性ばね部の下部
に連なる第2の弾性ばね部と、該第2の弾性ばね
部に対向するように形成された第3の弾性ばね部
とを備え、前記第1の弾性ばね部と第3の弾性ば
ね部とが同一垂直面となるように第1の弾性ばね
部と第2の弾性ばね部との間に段差が形成され、
かつ第1の弾性ばね部には上端を開放した電線圧
入用の第1のスロツトが設けられ、第2の弾性ば
ね部には前記第1のスロツトより幅の広い第2の
スロツトが第1のスロツトと接続して設けられ、
さらに第3の弾性ばね部には第1のスロツトと同
等もしくは広い幅で第2のスロツトより狭い幅と
した上端開放の第3のスロツトが設けられている
ことを特徴とする接続端子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57103904A JPS58223273A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 接続端子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57103904A JPS58223273A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 接続端子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58223273A JPS58223273A (ja) | 1983-12-24 |
JPS648903B2 true JPS648903B2 (ja) | 1989-02-15 |
Family
ID=14366408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57103904A Granted JPS58223273A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 接続端子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58223273A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6354263U (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-12 | ||
JPS6372856U (ja) * | 1986-10-30 | 1988-05-16 | ||
JPH0449457U (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-27 |
-
1982
- 1982-06-18 JP JP57103904A patent/JPS58223273A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58223273A (ja) | 1983-12-24 |
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