JPS64679Y2 - - Google Patents
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- JPS64679Y2 JPS64679Y2 JP8686484U JP8686484U JPS64679Y2 JP S64679 Y2 JPS64679 Y2 JP S64679Y2 JP 8686484 U JP8686484 U JP 8686484U JP 8686484 U JP8686484 U JP 8686484U JP S64679 Y2 JPS64679 Y2 JP S64679Y2
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- cam
- thrust direction
- cam surface
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 7
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、例えば洗濯機のタイマー装置等に利
用可能な周期可変タイマーに関するものである。
用可能な周期可変タイマーに関するものである。
従来の技術
カム面が、下段、中段、上段、中段、下段、…
のように順に形成され、連続的に回転駆動される
カムと、このカムの面にアクチユエータが当接し
てなるスイツチとを有し、上記カムの回転に伴
い、上記アクチユエータが当接するカム面を下
段、中段、上段、中段、下段、…のように順に切
り替えることにより上記スイツチを切り替えて、
洗濯機の回転翼駆動モータを右回転オン−オフ−
左回転オン−オフ−右回転オンのように比較的短
時間で交互に切り替えるようにしたいわゆる単サ
イクル機構を有する洗濯機用のタイマー装置が知
られている。実開昭59−27786公報記載のものは
その一例である。しかし、上記従来例によれば、
スイツチの一連のオン、オフの切り替えサイクル
が一定であり、オン、オフの時間の比率を自由に
変換することはできない。
のように順に形成され、連続的に回転駆動される
カムと、このカムの面にアクチユエータが当接し
てなるスイツチとを有し、上記カムの回転に伴
い、上記アクチユエータが当接するカム面を下
段、中段、上段、中段、下段、…のように順に切
り替えることにより上記スイツチを切り替えて、
洗濯機の回転翼駆動モータを右回転オン−オフ−
左回転オン−オフ−右回転オンのように比較的短
時間で交互に切り替えるようにしたいわゆる単サ
イクル機構を有する洗濯機用のタイマー装置が知
られている。実開昭59−27786公報記載のものは
その一例である。しかし、上記従来例によれば、
スイツチの一連のオン、オフの切り替えサイクル
が一定であり、オン、オフの時間の比率を自由に
変換することはできない。
また、従来のタイマーの別の例として、実開昭
52−148381号公報記載のもののように、一定速度
で回転駆動されるドラムの周面に扇形の切欠を形
成し、このドラムの周面に当接する時間設定部材
をドラムのスラスト方向に移動させることによ
り、上記時間設定部材に関連するタイマースイツ
チのオン、オフの動作時期を変えるようにしたも
のがある。
52−148381号公報記載のもののように、一定速度
で回転駆動されるドラムの周面に扇形の切欠を形
成し、このドラムの周面に当接する時間設定部材
をドラムのスラスト方向に移動させることによ
り、上記時間設定部材に関連するタイマースイツ
チのオン、オフの動作時期を変えるようにしたも
のがある。
考案が解決しようとする問題点
タイマースイツチのオン、オフの動作時期を変
えるようにした上記従来のタイマーによれば、タ
イマースイツチ側を移動させることによつてオ
ン、オフの動作時期を変えるようになつているた
め、上記スイツチへの配線もスイツチと一体的に
移動するようにしなければならず、移動により配
線の劣化を来し易く、また、スイツチ接片やスイ
ツチ接点の移動空間を確保しなければならず、ス
イツチ周りの構成が複雑化すると共に大きくなり
易いという問題点がある。
えるようにした上記従来のタイマーによれば、タ
イマースイツチ側を移動させることによつてオ
ン、オフの動作時期を変えるようになつているた
め、上記スイツチへの配線もスイツチと一体的に
移動するようにしなければならず、移動により配
線の劣化を来し易く、また、スイツチ接片やスイ
ツチ接点の移動空間を確保しなければならず、ス
イツチ周りの構成が複雑化すると共に大きくなり
易いという問題点がある。
本考案はかかる従来技術の問題点を解消するた
めになされたものであつて、上、中、下の各段の
カム面のうち少なくとも二つのカム面をスラスト
方向に沿つて変化させたカムをスラスト方向に移
動させることによつてオン、オフの周期を可変と
し、また、上記カムがスラスト方向に移動すると
きカム駆動用のモータの出力歯車が出入自在な空
間を上記カムに設けることにより、スイツチ周り
の構成が簡単で小型化され、かつ、配線の劣化を
来すことのない周期可変タイマーを提供すること
を目的とする。
めになされたものであつて、上、中、下の各段の
カム面のうち少なくとも二つのカム面をスラスト
方向に沿つて変化させたカムをスラスト方向に移
動させることによつてオン、オフの周期を可変と
し、また、上記カムがスラスト方向に移動すると
きカム駆動用のモータの出力歯車が出入自在な空
間を上記カムに設けることにより、スイツチ周り
の構成が簡単で小型化され、かつ、配線の劣化を
来すことのない周期可変タイマーを提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段
本考案の周期可変タイマーは、カム面が、下
段、中段、上段、中段、下段、…のように順に形
成され、各段のカム面のうち少なくとも二つのカ
ム面の幅がスラスト方向に沿つて変化しているカ
ムと、このカムをスラスト方向に移動可能かつ回
転可能に支持する支持手段と、上記カムに形成さ
れた歯車に噛み合う出力歯車を有するモータと、
上記カムをスラスト方向に移動させる移動手段
と、アクチユエータが上記カムのカム面に当接し
て上記カムの回転に伴い接点が切り替えられるス
イツチとを有してなり、上記カムは、同カムがス
ラスト方向に移動するとき上記モータの出力歯車
が出入自在な空間を有していることを特徴とす
る。
段、中段、上段、中段、下段、…のように順に形
成され、各段のカム面のうち少なくとも二つのカ
ム面の幅がスラスト方向に沿つて変化しているカ
ムと、このカムをスラスト方向に移動可能かつ回
転可能に支持する支持手段と、上記カムに形成さ
れた歯車に噛み合う出力歯車を有するモータと、
上記カムをスラスト方向に移動させる移動手段
と、アクチユエータが上記カムのカム面に当接し
て上記カムの回転に伴い接点が切り替えられるス
イツチとを有してなり、上記カムは、同カムがス
ラスト方向に移動するとき上記モータの出力歯車
が出入自在な空間を有していることを特徴とす
る。
作 用
上記の如き構成上の特徴を有する本考案によれ
ば、移動手段によつてカムをスラスト方向に移動
させると、上記カムの上、中、下の各段のカム面
のうち少なくとも二つのカム面の幅はカムのスラ
スト方向に沿つて変化しているため、上記カムの
上、中、下の各段のカム面のうち少なくとも二つ
のカム面にアクチユエータが当接する時期が切り
替えられ、オン、オフの時間の比率を自由に変換
することができる。また、上記カムに回転力を伝
達するモータの出力歯車は、上記カムに形成され
た空間に出入する。
ば、移動手段によつてカムをスラスト方向に移動
させると、上記カムの上、中、下の各段のカム面
のうち少なくとも二つのカム面の幅はカムのスラ
スト方向に沿つて変化しているため、上記カムの
上、中、下の各段のカム面のうち少なくとも二つ
のカム面にアクチユエータが当接する時期が切り
替えられ、オン、オフの時間の比率を自由に変換
することができる。また、上記カムに回転力を伝
達するモータの出力歯車は、上記カムに形成され
た空間に出入する。
実施例
以下、洗濯機用の短サイクルタイマーとして構
成された図示の実施例に基づいて本考案を詳細に
説明する。
成された図示の実施例に基づいて本考案を詳細に
説明する。
第1図乃至第3図において、箱形のフレーム1
にはその底板を貫いて操作軸2が回動操作可能に
設けられており、操作軸2の上端部はフレーム1
の天板に嵌められている。操作軸2には、フレー
ム1内においてカム3が圧入固着されている。操
作軸2にはまた、カム3の上方においてカムフオ
ロワ4が、さらにこのカムフオロワ4の上方にお
いてカム5がそれぞれ操作軸2に対して周方向に
相対回転可能かつスラスト方向に相対移動可能に
嵌められている。操作軸2はカム5の支持手段を
構成している。カム3の周縁部上面には、円周方
向に斜面をなす二つのカム面3a、3aが回転中
心に対し対称に半周ずつ形成されており、カムフ
オロワ4の下面に形成された突起4a,4aが上
記カム面3a,3a上に乗つている。カム3の外
周部には突起3bが一体に形成されており、この
突起3bの通路上に、フレーム1に一体に突設さ
れた柱部1aと突起1bが位置してカム3及び操
作軸2の回動範囲を約180゜の範囲に規制するよう
になつている。カムフオロワ4の外周部にも突起
4bが一体に形成されており、この突起4bがフ
レーム1の溝1cに嵌められることによつて、カ
ムフオロワ4の周方向の回転が規制され、軸方向
への移動のみが可能になつている。前記カム5
は、そのボス部の上端部に歯車5aを有すると共
に、外周にカム面を有している。カム5の外周の
カム面は、第2図に示されているように、谷に相
当する下段カム面21、このカム面21よりも径
の大きいカム面である中段カム面22、山に相当
する上段カム面23、上記中段カム面22と同径
のカム面でなる中段カム面24、…というよう
に、これらの各カム面が上記の順で繰り返し形成
されることによつて構成されている。上記各カム
面21,22,23,24の幅は一定ではなく、
第4図にも示されているように、スラスト方向に
沿つて変化している。即ち、中段カム面22と上
段カム面23との境界線はカム5の中心軸線に対
して傾けることにより、上段カム面23はカム5
の下位に至るに従つて幅広となるのに対し中段カ
ム面22はカム5の下位に至るに従つて幅狭とな
つており、また、中段カム面24と下段カム面2
1との境界線もカム5の中心軸線に対して傾ける
ことにより、下段カム面21はカム5の下位に至
るに従つて幅広となるのに対し中段カム面24は
カム5の下位にいたるに従つて幅狭となつてい
る。また、中段カム面22と下段カム面21及び
上段カム面23との間には、後述の作動レバーが
円滑に従動しうるように傾斜面26、27が形成
されている。前記操作軸2には、カム5の上方か
ら座金6が挿通され、さらにその上方からコイル
ばね7が挿通され、座金6とフレーム1の天井面
との間でばね7の反発力が作用することにより、
カム5、カムフオロワ4、カム3はそれぞれスラ
スト方向に付勢され、フレーム1の底板がカム3
のボス部を受けることにより、上記スラスト方向
の力を受けるようになつている。カム3とカムフ
オロワ4は、カム5をスラスト方向に移動させる
移動手段を構成している。
にはその底板を貫いて操作軸2が回動操作可能に
設けられており、操作軸2の上端部はフレーム1
の天板に嵌められている。操作軸2には、フレー
ム1内においてカム3が圧入固着されている。操
作軸2にはまた、カム3の上方においてカムフオ
ロワ4が、さらにこのカムフオロワ4の上方にお
いてカム5がそれぞれ操作軸2に対して周方向に
相対回転可能かつスラスト方向に相対移動可能に
嵌められている。操作軸2はカム5の支持手段を
構成している。カム3の周縁部上面には、円周方
向に斜面をなす二つのカム面3a、3aが回転中
心に対し対称に半周ずつ形成されており、カムフ
オロワ4の下面に形成された突起4a,4aが上
記カム面3a,3a上に乗つている。カム3の外
周部には突起3bが一体に形成されており、この
突起3bの通路上に、フレーム1に一体に突設さ
れた柱部1aと突起1bが位置してカム3及び操
作軸2の回動範囲を約180゜の範囲に規制するよう
になつている。カムフオロワ4の外周部にも突起
4bが一体に形成されており、この突起4bがフ
レーム1の溝1cに嵌められることによつて、カ
ムフオロワ4の周方向の回転が規制され、軸方向
への移動のみが可能になつている。前記カム5
は、そのボス部の上端部に歯車5aを有すると共
に、外周にカム面を有している。カム5の外周の
カム面は、第2図に示されているように、谷に相
当する下段カム面21、このカム面21よりも径
の大きいカム面である中段カム面22、山に相当
する上段カム面23、上記中段カム面22と同径
のカム面でなる中段カム面24、…というよう
に、これらの各カム面が上記の順で繰り返し形成
されることによつて構成されている。上記各カム
面21,22,23,24の幅は一定ではなく、
第4図にも示されているように、スラスト方向に
沿つて変化している。即ち、中段カム面22と上
段カム面23との境界線はカム5の中心軸線に対
して傾けることにより、上段カム面23はカム5
の下位に至るに従つて幅広となるのに対し中段カ
ム面22はカム5の下位に至るに従つて幅狭とな
つており、また、中段カム面24と下段カム面2
1との境界線もカム5の中心軸線に対して傾ける
ことにより、下段カム面21はカム5の下位に至
るに従つて幅広となるのに対し中段カム面24は
カム5の下位にいたるに従つて幅狭となつてい
る。また、中段カム面22と下段カム面21及び
上段カム面23との間には、後述の作動レバーが
円滑に従動しうるように傾斜面26、27が形成
されている。前記操作軸2には、カム5の上方か
ら座金6が挿通され、さらにその上方からコイル
ばね7が挿通され、座金6とフレーム1の天井面
との間でばね7の反発力が作用することにより、
カム5、カムフオロワ4、カム3はそれぞれスラ
スト方向に付勢され、フレーム1の底板がカム3
のボス部を受けることにより、上記スラスト方向
の力を受けるようになつている。カム3とカムフ
オロワ4は、カム5をスラスト方向に移動させる
移動手段を構成している。
フレーム1の天板にはモータ10が固定されて
おり、フレーム1の天板を貫いてフレーム1内に
侵入したモータ10の出力歯車9には、カム5と
一体に形成された歯車5aが噛み合つている。カ
ム5の歯車5aは出力歯車9に噛み合つたまま軸
方向に移動可能になつている。カム5には、その
ボス部と外周部との間に空間5cが形成されてお
り、この空間5cには、カム5がスラスト方向に
移動するときモータ10の出力歯車9が自在に出
入しうるようになつている。フレーム1の前記柱
部1aには作動レバー8が回動可能に嵌められて
いる。作動レバー8は、第5図及び第6図にも示
されているように、腕端部の両側に爪部8a及び
突起8bを有している。作動レバー8の突起8b
は切り替えスイツチ20の可動接片12に接して
り、この可動接片12の弾力により作動レバー8
は第2図及び第3図において時計方向に回動付勢
され、作動レバー8の爪部8aがカム5の周面の
カム面に当接している。上記可動接片12の先端
部両側方には固定接片11、13が延び出てい
る。各接片11,12,13の先端部にはそれぞ
れ接点14,15,16が固着されており、これ
らの各接点は互いに対向している。作動レバー8
の爪部8aがカム5の上段カム面23に当接して
いるときは可動接片12の接点15が固定接片1
3の接点16に接触し、作動レバー8の爪部8a
がカム5の中段カム面22又は24に当接してい
るときは可動接片12の接点15は二つの固定接
片11、13の中間に位置して接点14,16の
双方から離間し、作動レバー8の爪部8aがカム
5の下段カム面21に当接しているときは可動接
片12の接点15が固定接点14に接触するよう
になつている。上記のように構成された切り替え
スイツチ20は、洗濯機の回転翼駆動モータの回
転方向切り替えスイツチとして用いることができ
る。また、作動レバー8はスイツチ20のアクチ
ユエータを構成している。
おり、フレーム1の天板を貫いてフレーム1内に
侵入したモータ10の出力歯車9には、カム5と
一体に形成された歯車5aが噛み合つている。カ
ム5の歯車5aは出力歯車9に噛み合つたまま軸
方向に移動可能になつている。カム5には、その
ボス部と外周部との間に空間5cが形成されてお
り、この空間5cには、カム5がスラスト方向に
移動するときモータ10の出力歯車9が自在に出
入しうるようになつている。フレーム1の前記柱
部1aには作動レバー8が回動可能に嵌められて
いる。作動レバー8は、第5図及び第6図にも示
されているように、腕端部の両側に爪部8a及び
突起8bを有している。作動レバー8の突起8b
は切り替えスイツチ20の可動接片12に接して
り、この可動接片12の弾力により作動レバー8
は第2図及び第3図において時計方向に回動付勢
され、作動レバー8の爪部8aがカム5の周面の
カム面に当接している。上記可動接片12の先端
部両側方には固定接片11、13が延び出てい
る。各接片11,12,13の先端部にはそれぞ
れ接点14,15,16が固着されており、これ
らの各接点は互いに対向している。作動レバー8
の爪部8aがカム5の上段カム面23に当接して
いるときは可動接片12の接点15が固定接片1
3の接点16に接触し、作動レバー8の爪部8a
がカム5の中段カム面22又は24に当接してい
るときは可動接片12の接点15は二つの固定接
片11、13の中間に位置して接点14,16の
双方から離間し、作動レバー8の爪部8aがカム
5の下段カム面21に当接しているときは可動接
片12の接点15が固定接点14に接触するよう
になつている。上記のように構成された切り替え
スイツチ20は、洗濯機の回転翼駆動モータの回
転方向切り替えスイツチとして用いることができ
る。また、作動レバー8はスイツチ20のアクチ
ユエータを構成している。
次に、上記実施例の動作を説明する。モータ1
0の動作によりのピニオン9が連続的に回転駆動
されると、その回転力は歯車5aを介してカム5
に伝達され、カム5が一定の速度で連続的に回転
駆動される。カム5が回転すると、作動レバー8
の爪部8aが当接するカム面が下段カム面21、
中段カム22、上段カム面23、中段カム面2
4、…の順に切り替えられ、スイツチ20の可動
接片12の接点15は、固定接片11の接点14
と接触、二つの固定接片11,13の接点14,
16の双方から離間、固定接片13の接点16と
接触、二つの固定接片11,13の接点14,1
6の双方から離間、固定接片11の接点14と接
触、、…のように順に作動し、洗濯機の回転翼駆
動用モータは、右回転オン−オフ−左回転オン−
オフ−右回転オン−…のように順に作動する。上
記の動作において、回転翼駆動用モータのオンと
オフの時間の比率は、カム5の下段カム面21、
中段カム面22、上段カム面23、中段カム面2
4の幅の比率によつて決まる。しかるに、上記各
カム面の幅はカム5のスラスト方向に沿つて変化
しているから、カム5のカム面と作動レバー8の
爪部8aとの当接位置を相対的にスラスト方向に
ずらすことにより上記オンとオフの時間の比率を
変えることができる。具体的には、操作軸2を回
動操作することにより上記比率を変えることがで
きる。即ち、操作軸2を回動操作するとカム3の
回動位置が変わり、カムフオロワ4の突起4a,
4aが当接する上記カム3の二つのカム面3a、
3aの位置が変わつてカム5のスラスト方向の位
置が変わるからである。
0の動作によりのピニオン9が連続的に回転駆動
されると、その回転力は歯車5aを介してカム5
に伝達され、カム5が一定の速度で連続的に回転
駆動される。カム5が回転すると、作動レバー8
の爪部8aが当接するカム面が下段カム面21、
中段カム22、上段カム面23、中段カム面2
4、…の順に切り替えられ、スイツチ20の可動
接片12の接点15は、固定接片11の接点14
と接触、二つの固定接片11,13の接点14,
16の双方から離間、固定接片13の接点16と
接触、二つの固定接片11,13の接点14,1
6の双方から離間、固定接片11の接点14と接
触、、…のように順に作動し、洗濯機の回転翼駆
動用モータは、右回転オン−オフ−左回転オン−
オフ−右回転オン−…のように順に作動する。上
記の動作において、回転翼駆動用モータのオンと
オフの時間の比率は、カム5の下段カム面21、
中段カム面22、上段カム面23、中段カム面2
4の幅の比率によつて決まる。しかるに、上記各
カム面の幅はカム5のスラスト方向に沿つて変化
しているから、カム5のカム面と作動レバー8の
爪部8aとの当接位置を相対的にスラスト方向に
ずらすことにより上記オンとオフの時間の比率を
変えることができる。具体的には、操作軸2を回
動操作することにより上記比率を変えることがで
きる。即ち、操作軸2を回動操作するとカム3の
回動位置が変わり、カムフオロワ4の突起4a,
4aが当接する上記カム3の二つのカム面3a、
3aの位置が変わつてカム5のスラスト方向の位
置が変わるからである。
上記実施例では、第4図に示されているように
カム5の中心軸線に対する中段カム面と上段カム
面との境界線のなす角度と、カム5を中心軸線に
対する中段カム面と下段カム面との境界線のなす
角度とが略等しく、よつて、回転翼の右回転と左
回転の時間の比率は常に略等しくなるようになつ
ていたが、上記各境界線の角度及び傾きの向きは
任意に変えることが可能であり、これによつて回
転翼の右回転と左回転の時間の比率を変化させる
ことほできる。第7図はカム5のカム面の各種の
変形例を示すものであつて、下段カム面、中段カ
ム面、上段カム面、中段カム面の幅の変化率を変
えることにより、右回転、オフ、左回転の時間比
率を変えることが可能であることを示す。何れに
しても、上、中、下の各段のカム面のうち少なく
とも二つのカム面の幅が、カムのスラスト方向に
沿つて変化していることを要する。なお、前記実
施例及び上記第7図の例では各動作の時間比率が
リニアに変化するようになつていたが、第8図に
示されているように、カム面の境界線を曲線状に
変化させることにより、各動作の時間比率を曲線
状に変化させることも可能である。
カム5の中心軸線に対する中段カム面と上段カム
面との境界線のなす角度と、カム5を中心軸線に
対する中段カム面と下段カム面との境界線のなす
角度とが略等しく、よつて、回転翼の右回転と左
回転の時間の比率は常に略等しくなるようになつ
ていたが、上記各境界線の角度及び傾きの向きは
任意に変えることが可能であり、これによつて回
転翼の右回転と左回転の時間の比率を変化させる
ことほできる。第7図はカム5のカム面の各種の
変形例を示すものであつて、下段カム面、中段カ
ム面、上段カム面、中段カム面の幅の変化率を変
えることにより、右回転、オフ、左回転の時間比
率を変えることが可能であることを示す。何れに
しても、上、中、下の各段のカム面のうち少なく
とも二つのカム面の幅が、カムのスラスト方向に
沿つて変化していることを要する。なお、前記実
施例及び上記第7図の例では各動作の時間比率が
リニアに変化するようになつていたが、第8図に
示されているように、カム面の境界線を曲線状に
変化させることにより、各動作の時間比率を曲線
状に変化させることも可能である。
なお、前記実施例におけるカム5のボス部に形
成した歯車5aの代わりに、カム5の周縁部の内
側に内歯歯車を形成し、この内歯歯車にモータ1
0の出力歯車9を噛み合わせるようにしてもよ
い。
成した歯車5aの代わりに、カム5の周縁部の内
側に内歯歯車を形成し、この内歯歯車にモータ1
0の出力歯車9を噛み合わせるようにしてもよ
い。
前記実施例における作動レバー8は必ずしも設
ける必要はなく、例えばスイツチ20の可動接片
12自体をアクチユエータとしてこれを直接カム
5のカム面に当接させるようにしてもよい。ま
た、本考案の周期可変タイマーは、洗濯機のタイ
マーのみでなく、その他各種機器のタイマーとし
て用いることができる。
ける必要はなく、例えばスイツチ20の可動接片
12自体をアクチユエータとしてこれを直接カム
5のカム面に当接させるようにしてもよい。ま
た、本考案の周期可変タイマーは、洗濯機のタイ
マーのみでなく、その他各種機器のタイマーとし
て用いることができる。
考案の効果
本考案によれば、タイマースイツチ側を移動さ
せてオン、オフの周期を可変とするのではなく、
タイマースイツチが当接するカムの方をスラスト
方向に移動させてオン、オフの周期を可変とした
ので、スイツチへの配線がスイツチ接片及びスイ
ツチ接点の移動空間を確保しておく必要はなく、
よつて、スイツチの周りの構成が簡略化されると
共に小型化され、また、配線が劣化することもな
くなる。また、カムがスラスト方向に移動すると
き、このカムに回転力を伝達するモータの出力歯
車が上記カムに形成した空間に自在に出入するよ
うになつているため、スペース効率がよく、小型
化された周期可変タイマーを提供することができ
る。
せてオン、オフの周期を可変とするのではなく、
タイマースイツチが当接するカムの方をスラスト
方向に移動させてオン、オフの周期を可変とした
ので、スイツチへの配線がスイツチ接片及びスイ
ツチ接点の移動空間を確保しておく必要はなく、
よつて、スイツチの周りの構成が簡略化されると
共に小型化され、また、配線が劣化することもな
くなる。また、カムがスラスト方向に移動すると
き、このカムに回転力を伝達するモータの出力歯
車が上記カムに形成した空間に自在に出入するよ
うになつているため、スペース効率がよく、小型
化された周期可変タイマーを提供することができ
る。
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2
図は上記実施例中のカムと切り替えスイツチの部
分を示す平面図、第3図は同じくカムとこのカム
を移動させる移動手段と切り替えスイツチの部分
を示す平面図、第4図は同じくカムを示す展開
図、第5図は同じくアクチユエータとしての作動
レバーを示す平面図、第6図は同上作動レバーの
側面図、第7図は本考案に用いることができるカ
ムの各種の例を示す展開図、第8図は本考案に用
いることができるカムのさらに別の例を示す展開
図である。 2……支持手段としての操作軸、3……移動手
段を構成するカム、4……移動手段を構成するカ
ムフオロワ、5……カム、8……アクチユエータ
としての作動レバー、20……スイツチ、21…
…下段カム面、22,24……中段カム面、23
……上段カム面。
図は上記実施例中のカムと切り替えスイツチの部
分を示す平面図、第3図は同じくカムとこのカム
を移動させる移動手段と切り替えスイツチの部分
を示す平面図、第4図は同じくカムを示す展開
図、第5図は同じくアクチユエータとしての作動
レバーを示す平面図、第6図は同上作動レバーの
側面図、第7図は本考案に用いることができるカ
ムの各種の例を示す展開図、第8図は本考案に用
いることができるカムのさらに別の例を示す展開
図である。 2……支持手段としての操作軸、3……移動手
段を構成するカム、4……移動手段を構成するカ
ムフオロワ、5……カム、8……アクチユエータ
としての作動レバー、20……スイツチ、21…
…下段カム面、22,24……中段カム面、23
……上段カム面。
Claims (1)
- カム面が、下段、中段、上段、中段、下段、…
のように順に形成され、各段のカム面のうち少な
くとも二つのカム面の幅がスラスト方向に沿つて
変化しているカムと、このカムをスラスト方向に
移動可能かつ回転可能に支持する支持手段と、上
記カムに形成された歯車に噛み合う出力歯車を有
するモータと、上記カムをスラスト方向に移動さ
せる移動手段と、アクチユエータが上記カムのカ
ム面に当接して上記カムの回転に伴い接点が切り
替えられるスイツチとを有してなり、上記カム
は、同カムがスラスト方向に移動するとき上記モ
ータの出力歯車が出入自在な空間を有しているこ
とを特徴とする周期可変タイマー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8686484U JPS613650U (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | 周期可変タイマ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8686484U JPS613650U (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | 周期可変タイマ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS613650U JPS613650U (ja) | 1986-01-10 |
JPS64679Y2 true JPS64679Y2 (ja) | 1989-01-09 |
Family
ID=30638553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8686484U Granted JPS613650U (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | 周期可変タイマ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS613650U (ja) |
-
1984
- 1984-06-12 JP JP8686484U patent/JPS613650U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS613650U (ja) | 1986-01-10 |
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