JPH0541483Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0541483Y2 JPH0541483Y2 JP1987186305U JP18630587U JPH0541483Y2 JP H0541483 Y2 JPH0541483 Y2 JP H0541483Y2 JP 1987186305 U JP1987186305 U JP 1987186305U JP 18630587 U JP18630587 U JP 18630587U JP H0541483 Y2 JPH0541483 Y2 JP H0541483Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- driven
- switch
- contact plate
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 235000007889 Osmunda cinnamomea Nutrition 0.000 description 7
- 244000119329 Osmunda cinnamomea Species 0.000 description 7
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 7
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 5
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 241000272814 Anser sp. Species 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 210000003423 ankle Anatomy 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、電子レンジや洗濯機等に適用可能な
タイムスイツチに関する。
タイムスイツチに関する。
(従来の技術)
タイムスイツチで時限設定される各種機器、例
えば洗濯機では、設定された時限が終了する直前
にブザーを動作させて時限が終了する旨を知らせ
るようにしたものがある。このような機器に用い
られるタイムスイツチは、時限設定用のカムとブ
ザー用のカムとを有し、時限接点用のカムに対し
てブザー用のカムを僅かに先行させることによつ
て、上記のように時限終了直前にブサーを動作さ
せる。
えば洗濯機では、設定された時限が終了する直前
にブザーを動作させて時限が終了する旨を知らせ
るようにしたものがある。このような機器に用い
られるタイムスイツチは、時限設定用のカムとブ
ザー用のカムとを有し、時限接点用のカムに対し
てブザー用のカムを僅かに先行させることによつ
て、上記のように時限終了直前にブサーを動作さ
せる。
従来のタイムスイツチにおける時限設定用のカ
ムとブザー用のカムは、主軸組立体に対しそれぞ
れ所定のクリアランスをもたせて回転可能に配置
し、上記各カムの位置規制及び保持のために、ス
イツチング動作用のカムとは別の固定カム又はピ
ン等の部材を用いていた。
ムとブザー用のカムは、主軸組立体に対しそれぞ
れ所定のクリアランスをもたせて回転可能に配置
し、上記各カムの位置規制及び保持のために、ス
イツチング動作用のカムとは別の固定カム又はピ
ン等の部材を用いていた。
(考案が解決しようとする問題点)
時限用カムのほかにこれと連動するブザー用カ
ム等を有してなる従来のタイムスイツチによれ
ば、主軸組立体に対し二つのカムをそれぞれ所定
のクリアランスをもたせて配置する必要があるた
め、その分二つのカムに従動するスイツチ要素の
可動接点板と固定接点板との間隔を余裕をもつて
大きくとる必要があり、カムの形状や接点板の形
状に制約があつた。また、スイツチング動作用の
カムとは別に固定のカムやピン等の部材を必要と
するため、部品点数が増え、コストの面からも不
利であつた。
ム等を有してなる従来のタイムスイツチによれ
ば、主軸組立体に対し二つのカムをそれぞれ所定
のクリアランスをもたせて配置する必要があるた
め、その分二つのカムに従動するスイツチ要素の
可動接点板と固定接点板との間隔を余裕をもつて
大きくとる必要があり、カムの形状や接点板の形
状に制約があつた。また、スイツチング動作用の
カムとは別に固定のカムやピン等の部材を必要と
するため、部品点数が増え、コストの面からも不
利であつた。
本考案は、かかる従来の問題点を解消するため
になされたもので、一つのカムを回転軸に固着す
ることにより、回転軸とカムとの間のクリアンラ
スのばらつきをなくして接点板の間隔を安定さ
せ、かつ、同軸のカムを使用して回転軸の時間設
定方向と作動方向でスイツチ動作を異ならせるこ
とが可能で、また、固定のカムやピン等の部材を
不要にして部品点数の低減と組立の簡素化を図つ
たタイムスイツチを提供することを目的とする。
になされたもので、一つのカムを回転軸に固着す
ることにより、回転軸とカムとの間のクリアンラ
スのばらつきをなくして接点板の間隔を安定さ
せ、かつ、同軸のカムを使用して回転軸の時間設
定方向と作動方向でスイツチ動作を異ならせるこ
とが可能で、また、固定のカムやピン等の部材を
不要にして部品点数の低減と組立の簡素化を図つ
たタイムスイツチを提供することを目的とする。
(問題を解決する手段)
本考案は、両方向に回転可能でタイマ動作方向
へは駆動源により回転駆動される回転軸を有し、
この回転軸には軸方向に形成された突部又は係合
部を有する第1のカムが固定され、上記突部又は
係合部が一定の遊びをもつて係合可能な係合部又
は突部を有する第2のカムが上記第1のカムと軸
方向に重ね合わせられ、上記2つのカムは重なる
位置に切欠部を有するとともに、この切欠部は第
1のカムの方が周方向に広く、2つの切欠部の差
は上記一定の遊びより小さくしてあり、上記第2
のカムに従動するメインスイツチと、上記第1,
2のカムに従動する他のスイツチを有し、他のス
イツチは第1のカムの上記切欠部と第2のカムの
上記切欠部以外の位置とに従動する位置と他の位
置とでオン・オフが切り換わるスイツチとしたこ
とにより、スイツチ接点の間隔が小さくでき、カ
ム回転の負荷の軽減やスイツチ寿命の延長、部品
点数の削減と構成の簡単化、組み立て性もよいと
いう効果を実現したことを特徴とする。
へは駆動源により回転駆動される回転軸を有し、
この回転軸には軸方向に形成された突部又は係合
部を有する第1のカムが固定され、上記突部又は
係合部が一定の遊びをもつて係合可能な係合部又
は突部を有する第2のカムが上記第1のカムと軸
方向に重ね合わせられ、上記2つのカムは重なる
位置に切欠部を有するとともに、この切欠部は第
1のカムの方が周方向に広く、2つの切欠部の差
は上記一定の遊びより小さくしてあり、上記第2
のカムに従動するメインスイツチと、上記第1,
2のカムに従動する他のスイツチを有し、他のス
イツチは第1のカムの上記切欠部と第2のカムの
上記切欠部以外の位置とに従動する位置と他の位
置とでオン・オフが切り換わるスイツチとしたこ
とにより、スイツチ接点の間隔が小さくでき、カ
ム回転の負荷の軽減やスイツチ寿命の延長、部品
点数の削減と構成の簡単化、組み立て性もよいと
いう効果を実現したことを特徴とする。
(作用)
駆動源によつて回転軸が回転駆動されると、回
転軸に固着された第1のカムが回転すると共に、
突部と係合部との係合関係により第2のカムも一
体的に回転するが、突部と係合部との間の遊びの
分だけ遅れて第2のカムが回転する。第1のカム
を例えば洗濯機のブザーカムとし、第2のカムを
メインカムとすれば、メインカムによつて設定さ
れた時限に達する前にブザーを動作させることが
できる。
転軸に固着された第1のカムが回転すると共に、
突部と係合部との係合関係により第2のカムも一
体的に回転するが、突部と係合部との間の遊びの
分だけ遅れて第2のカムが回転する。第1のカム
を例えば洗濯機のブザーカムとし、第2のカムを
メインカムとすれば、メインカムによつて設定さ
れた時限に達する前にブザーを動作させることが
できる。
(実施例)
以下、洗濯機用タイムスイツチとして構成され
た図示の実施例について説明する。
た図示の実施例について説明する。
第1図乃至第5図において、符号10及び11
は、互いに嵌り合うことによつてタイムスイツチ
の筐体を構成する機枠である。機枠11には駆動
源としての全舞20を収納する香箱部110が形
成されている。香箱部110には全舞20を挿入
するための孔が形成されている。機枠10の一側
縁部は外方に延び出て防水壁103が形成され、
この防水壁103を隔てて外部接続用端子が配置
されている。これは、時間設定用の摘み側、即ち
洗濯機の操作パネル側から水が浸入したとして
も、防水壁103によつて水を阻止し、外部接続
用端子を水から保護するためのものである。
は、互いに嵌り合うことによつてタイムスイツチ
の筐体を構成する機枠である。機枠11には駆動
源としての全舞20を収納する香箱部110が形
成されている。香箱部110には全舞20を挿入
するための孔が形成されている。機枠10の一側
縁部は外方に延び出て防水壁103が形成され、
この防水壁103を隔てて外部接続用端子が配置
されている。これは、時間設定用の摘み側、即ち
洗濯機の操作パネル側から水が浸入したとして
も、防水壁103によつて水を阻止し、外部接続
用端子を水から保護するためのものである。
機枠10には管軸部101が形成され、この管
軸部101には回転軸15が回転可能に遊嵌され
ている。回転軸15の上端の突部150は機枠1
1の香箱110の内側天井部の中心に形成された
軸支部に遊嵌されている。回転軸15の図におい
て下端部は機枠10の外方に突出し、図示されな
い時間設定用の摘みが取りつけられる。
軸部101には回転軸15が回転可能に遊嵌され
ている。回転軸15の上端の突部150は機枠1
1の香箱110の内側天井部の中心に形成された
軸支部に遊嵌されている。回転軸15の図におい
て下端部は機枠10の外方に突出し、図示されな
い時間設定用の摘みが取りつけられる。
回転軸15には上端部において主歯車16が相
対回転可能に嵌められると共に、その下に摩擦板
19が嵌められている。摩擦板19は一面が回転
軸15の段部に当接し、他面が主歯車16に圧接
している。主歯車16には係合凹部160が、摩
擦板19には上記係合凹部160に係合可能な係
合突部190が形成されており、主歯車16と摩
擦板19が相対回転することにより上記係合凹部
160と係合突部190が係合し、主歯車16と
摩擦板19が一体的に回転することができる。主
歯車16には全舞20の始端掛け止め用の鉤部1
61が一体的に設けられている。全舞20の始端
は香箱110に形成された前記孔から香箱110
内に挿入され、全舞20の始端部の透孔が上記鉤
部161に掛け止められる。この状態で回転軸1
5が回転させられることにより全舞20が香箱1
10内に巻き込まれ、全舞20の終端部が上記挿
入孔近傍の機枠10の掛け止め部に掛け止められ
る。
対回転可能に嵌められると共に、その下に摩擦板
19が嵌められている。摩擦板19は一面が回転
軸15の段部に当接し、他面が主歯車16に圧接
している。主歯車16には係合凹部160が、摩
擦板19には上記係合凹部160に係合可能な係
合突部190が形成されており、主歯車16と摩
擦板19が相対回転することにより上記係合凹部
160と係合突部190が係合し、主歯車16と
摩擦板19が一体的に回転することができる。主
歯車16には全舞20の始端掛け止め用の鉤部1
61が一体的に設けられている。全舞20の始端
は香箱110に形成された前記孔から香箱110
内に挿入され、全舞20の始端部の透孔が上記鉤
部161に掛け止められる。この状態で回転軸1
5が回転させられることにより全舞20が香箱1
10内に巻き込まれ、全舞20の終端部が上記挿
入孔近傍の機枠10の掛け止め部に掛け止められ
る。
回転軸15の側方には機枠10,11間におい
て回転軸15と平行軸13が支持されている。軸
13によつて大径歯車23が回転可能に支持され
ており、この大径歯車23のボス部の周りに回転
可能に小径歯車22が支持されている。小径歯車
22は主歯車16とかみ合つている。大径歯車2
3は内側にラチエツト歯230を有し、このラチ
エツト歯230には、小径歯車22に樹脂で一体
成形された弾性腕220の先端のラチエツト爪が
係合している。こうして、小径歯車22と大径歯
車23との間には、回転軸15を時間設定方向に
回転させるときは歯車22の回転力を歯車23に
伝達することがなく、全舞の付勢力で回転軸15
が逆向きに回転するときは歯車22の回転力を歯
車23に伝達する一方向クラツチ21が構成され
ている。
て回転軸15と平行軸13が支持されている。軸
13によつて大径歯車23が回転可能に支持され
ており、この大径歯車23のボス部の周りに回転
可能に小径歯車22が支持されている。小径歯車
22は主歯車16とかみ合つている。大径歯車2
3は内側にラチエツト歯230を有し、このラチ
エツト歯230には、小径歯車22に樹脂で一体
成形された弾性腕220の先端のラチエツト爪が
係合している。こうして、小径歯車22と大径歯
車23との間には、回転軸15を時間設定方向に
回転させるときは歯車22の回転力を歯車23に
伝達することがなく、全舞の付勢力で回転軸15
が逆向きに回転するときは歯車22の回転力を歯
車23に伝達する一方向クラツチ21が構成され
ている。
軸13の側方には機枠10,11間において別
の軸14が軸13と平行に支持されている。軸1
4には小径歯車部241と大径歯車部242とが
一体成形された歯車24が回転可能に支持されて
いる。上記大径歯車23は歯車24の小径歯車部
241とかみ合つている。歯車24の大径歯車部
242は、上記軸13において上記大径歯車23
の下側に回転可能に支持された歯車25の小径歯
車部251とかみ合つている。歯車25は上記小
径歯車251と大径歯車部252の一体成形でな
る。機枠10,11間にはまた軸13と平行に軸
65と軸67が支持されている。軸65には小径
歯車部261とこれよりも大径のラチエツト輪部
262とが一体成形されてなる雁木車26が回転
可能に支持されている。雁木車26の小径歯車部
261は歯車25の大径歯車部252とかみ合つ
ている。主歯車16の回転力は、増速歯車列22
−23−241−242−252−251−26
1を経て雁木車26に伝達され、雁木車26を高
速回転させる。雁木車26のラチエツト輪部26
2には、軸67に回転可能に支持され、かつ、振
子板270を一体に有する振子27のアンクル2
72(第5図参照)がかみ合つている。振子27
は、雁木車26の一方向への回転により往復回動
させられて上記増速歯車列及び回転軸15の回転
速度を一定に制御する。上記歯車24,歯車2
5,雁木車26、振子27によつて時計機構28
が構成されている。
の軸14が軸13と平行に支持されている。軸1
4には小径歯車部241と大径歯車部242とが
一体成形された歯車24が回転可能に支持されて
いる。上記大径歯車23は歯車24の小径歯車部
241とかみ合つている。歯車24の大径歯車部
242は、上記軸13において上記大径歯車23
の下側に回転可能に支持された歯車25の小径歯
車部251とかみ合つている。歯車25は上記小
径歯車251と大径歯車部252の一体成形でな
る。機枠10,11間にはまた軸13と平行に軸
65と軸67が支持されている。軸65には小径
歯車部261とこれよりも大径のラチエツト輪部
262とが一体成形されてなる雁木車26が回転
可能に支持されている。雁木車26の小径歯車部
261は歯車25の大径歯車部252とかみ合つ
ている。主歯車16の回転力は、増速歯車列22
−23−241−242−252−251−26
1を経て雁木車26に伝達され、雁木車26を高
速回転させる。雁木車26のラチエツト輪部26
2には、軸67に回転可能に支持され、かつ、振
子板270を一体に有する振子27のアンクル2
72(第5図参照)がかみ合つている。振子27
は、雁木車26の一方向への回転により往復回動
させられて上記増速歯車列及び回転軸15の回転
速度を一定に制御する。上記歯車24,歯車2
5,雁木車26、振子27によつて時計機構28
が構成されている。
ここで、以上述べた機構部分の動作を説明して
おく。回転軸15を時間設定方向に回すと、摩擦
板19の係合突部190と主歯車16の係合凹部
160とが係合して主歯車16が一定回転し、こ
れに連結した全舞20が巻き上げられて付勢力が
蓄勢される。この場合、一方向クラツチ機構21
はその弾性腕220の先端のラチエツト爪が大径
歯車23のラチエツト歯230に対して滑動し、
時計機構28への回転力の伝達はなされない。一
方、回転軸15を手動により時間設定方向とは反
対の向きに戻すと、摩擦板19と主歯車16との
間で滑りが生じ、主歯車16は回ることなく回転
軸15のみが戻る。
おく。回転軸15を時間設定方向に回すと、摩擦
板19の係合突部190と主歯車16の係合凹部
160とが係合して主歯車16が一定回転し、こ
れに連結した全舞20が巻き上げられて付勢力が
蓄勢される。この場合、一方向クラツチ機構21
はその弾性腕220の先端のラチエツト爪が大径
歯車23のラチエツト歯230に対して滑動し、
時計機構28への回転力の伝達はなされない。一
方、回転軸15を手動により時間設定方向とは反
対の向きに戻すと、摩擦板19と主歯車16との
間で滑りが生じ、主歯車16は回ることなく回転
軸15のみが戻る。
上記のようにして全舞20が蓄勢されると、そ
の蓄勢力により主歯車16は時間設定方向とは逆
向きに駆動され、その回転力は摩擦面の摩擦力に
より回転軸15に伝達され回転軸15が回転駆動
される。この回転の場合は、一方向クラツチ21
のラチエツト爪がラチエツト歯230に係止さ
れ、小径歯車22と大径歯車23とが一体回転し
て時計機構28に回転力を伝達するため、時計機
構28により時間設定方向とは反対方向、即ち全
舞20の巻き戻り方向への回転が一定の速度に調
節される。主歯車16と摩擦板19でなる摩擦ク
ラツチは、全舞20の巻き戻りによる回転力を限
度として双方間に回転力を伝達し、回転軸15を
手動で戻す場合のように一定以上の回転力は伝達
しない。
の蓄勢力により主歯車16は時間設定方向とは逆
向きに駆動され、その回転力は摩擦面の摩擦力に
より回転軸15に伝達され回転軸15が回転駆動
される。この回転の場合は、一方向クラツチ21
のラチエツト爪がラチエツト歯230に係止さ
れ、小径歯車22と大径歯車23とが一体回転し
て時計機構28に回転力を伝達するため、時計機
構28により時間設定方向とは反対方向、即ち全
舞20の巻き戻り方向への回転が一定の速度に調
節される。主歯車16と摩擦板19でなる摩擦ク
ラツチは、全舞20の巻き戻りによる回転力を限
度として双方間に回転力を伝達し、回転軸15を
手動で戻す場合のように一定以上の回転力は伝達
しない。
回転軸15には、主歯車16の下方において第
1のカムであるブザーカム17が嵌合固着される
と共に、その下側において第2のカムであるメイ
ンカム18が回転可能に嵌められている。第14
図にも示すように、ブザーカム17とメインカム
18は、回転軸15の中心軸線を共通の回転中心
軸線としては軸方向に重ね合わせられている。ブ
ザーカム17は外周の大半を占める高段部172
と外周部の一部に形成された低段部173からな
る作用面を有し、下面側に軸線方向に突出した突
部175を有する。メインカム18も外周の大半
を占める高段部182と外周部の一部に形成され
た低段部183を有すると共に、機枠10の管軸
部101の外周に沿う中心孔180と、この中心
孔180の一部を切り欠いてなる係合凹部181
を有する。
1のカムであるブザーカム17が嵌合固着される
と共に、その下側において第2のカムであるメイ
ンカム18が回転可能に嵌められている。第14
図にも示すように、ブザーカム17とメインカム
18は、回転軸15の中心軸線を共通の回転中心
軸線としては軸方向に重ね合わせられている。ブ
ザーカム17は外周の大半を占める高段部172
と外周部の一部に形成された低段部173からな
る作用面を有し、下面側に軸線方向に突出した突
部175を有する。メインカム18も外周の大半
を占める高段部182と外周部の一部に形成され
た低段部183を有すると共に、機枠10の管軸
部101の外周に沿う中心孔180と、この中心
孔180の一部を切り欠いてなる係合凹部181
を有する。
ブザーカム17とメインカム18を重ねたと
き、ブザーカム17の突部175がメインカム1
8の凹部181に嵌り合つて二つのカム17,1
8が互いに保持し合うと共に、この状態で双方の
カム17,18が所定の範囲で相対回転できるよ
うに上記突部175と凹部181との間に周方向
の一定の遊びが設けられている。従つて、軸15
を回転させたとき、突部175が係合凹部181
の端部を押すまでは、カム17は先行して回転し
カム18は回転しない。突部175が係合凹部1
81の端部と係合したのちは、カム17,18が
一体的に回転する。また、カム17,18を上記
のように重ね合わせた状態では、各カム17,1
8の低段部173,183が略重なり合つてい
る。カム17の低段部173はカム18の低段部
183よりも多少広い範囲にわたつて形成されて
いる。そして、2つの低段部173,183の周
方向の長さの差は、上記一定の遊びより小さくし
てある。
き、ブザーカム17の突部175がメインカム1
8の凹部181に嵌り合つて二つのカム17,1
8が互いに保持し合うと共に、この状態で双方の
カム17,18が所定の範囲で相対回転できるよ
うに上記突部175と凹部181との間に周方向
の一定の遊びが設けられている。従つて、軸15
を回転させたとき、突部175が係合凹部181
の端部を押すまでは、カム17は先行して回転し
カム18は回転しない。突部175が係合凹部1
81の端部と係合したのちは、カム17,18が
一体的に回転する。また、カム17,18を上記
のように重ね合わせた状態では、各カム17,1
8の低段部173,183が略重なり合つてい
る。カム17の低段部173はカム18の低段部
183よりも多少広い範囲にわたつて形成されて
いる。そして、2つの低段部173,183の周
方向の長さの差は、上記一定の遊びより小さくし
てある。
なお、カム17側に係合凹部を形成し、カム1
8側に上記係合凹部に一定の遊びをもつて係合可
能な突部を形成してもよい。
8側に上記係合凹部に一定の遊びをもつて係合可
能な突部を形成してもよい。
組み立てに当たつては、メインカム18を機枠
10の管軸部101の外周側に回転自在に嵌め、
ブザーカム17を一体に有する回転軸15を上記
ブザーカム17がメインカム18に重なるよう
に、かつ、突部175と凹部181とが嵌り合う
ようにして回転軸15を機枠10の管軸部101
に落とし込む。
10の管軸部101の外周側に回転自在に嵌め、
ブザーカム17を一体に有する回転軸15を上記
ブザーカム17がメインカム18に重なるよう
に、かつ、突部175と凹部181とが嵌り合う
ようにして回転軸15を機枠10の管軸部101
に落とし込む。
第14図において、カム17とカム18に対
し、弾性を有する複数の接点板31,32,3
3,34、35でなるスイツチ要素が対向配置さ
れている。複数の接点板の各一端部はモールド一
体成形により絶縁基台69に固定され、この絶縁
基台69は機枠10に固定されている。各接点板
の他端部側はカム17,18に従動して揺動する
ことにより接離するスイツチ要素を構成してい
る。
し、弾性を有する複数の接点板31,32,3
3,34、35でなるスイツチ要素が対向配置さ
れている。複数の接点板の各一端部はモールド一
体成形により絶縁基台69に固定され、この絶縁
基台69は機枠10に固定されている。各接点板
の他端部側はカム17,18に従動して揺動する
ことにより接離するスイツチ要素を構成してい
る。
接点板31は、同接点板31とモールド一体成
形された従動部材41を介してカム18に従動し
て接点板32と接離する。この接点板31と接点
板32とによつて第1のスイツチ要素90を構成
する。このスイツチ要素90は一つのメインスイ
ツチを構成するものであり、従動部材41の先端
の従動部411がカム18の高段部182と対峙
するときはオン、低段部183に落ち込むとオフ
となる。
形された従動部材41を介してカム18に従動し
て接点板32と接離する。この接点板31と接点
板32とによつて第1のスイツチ要素90を構成
する。このスイツチ要素90は一つのメインスイ
ツチを構成するものであり、従動部材41の先端
の従動部411がカム18の高段部182と対峙
するときはオン、低段部183に落ち込むとオフ
となる。
接点板33は、従動部材を構成するレバー42
を介してカム17に従動し、接点板32と接離す
る第2のスイツチ要素を構成しているが、接点板
32はカム18により第1のスイツチ要素90が
オンの時に接点板33側に変位し、この変位状態
でないと接点板33と32はオンできないように
なつている。
を介してカム17に従動し、接点板32と接離す
る第2のスイツチ要素を構成しているが、接点板
32はカム18により第1のスイツチ要素90が
オンの時に接点板33側に変位し、この変位状態
でないと接点板33と32はオンできないように
なつている。
即ち、従動レバー42は前記絶縁基台69に形
成された軸691を中心に回動可能であり、カム
17との従動部421と接点板33との当接部4
22を先端部両側に有しており、前記従動部材4
1の従動部411がカム18の高段部182に対
峙していて(第1のスイツチ要素90がオン)、
レバー42の従動部421がカム17の低段部1
73に落ち込んでいる時のみオンとなつて、レバ
ー42の従動部421がカム17の高段部172
に対峙している時および前記従動部材41の従動
部411がカム18の低段部183に落ち込んで
いる時はオフとなる。そして第2のスイツチ要素
91がブザースイツチを構成しているので、ブザ
ースイツチはメインスイツチがオンの時でレバー
42が低段部183に落ち込んだ時しかオンでき
ない。
成された軸691を中心に回動可能であり、カム
17との従動部421と接点板33との当接部4
22を先端部両側に有しており、前記従動部材4
1の従動部411がカム18の高段部182に対
峙していて(第1のスイツチ要素90がオン)、
レバー42の従動部421がカム17の低段部1
73に落ち込んでいる時のみオンとなつて、レバ
ー42の従動部421がカム17の高段部172
に対峙している時および前記従動部材41の従動
部411がカム18の低段部183に落ち込んで
いる時はオフとなる。そして第2のスイツチ要素
91がブザースイツチを構成しているので、ブザ
ースイツチはメインスイツチがオンの時でレバー
42が低段部183に落ち込んだ時しかオンでき
ない。
接点板34は、上記従動部材41の動きに従動
するスライドレバー43を介してカム18に従動
し、接点板35と接離する。接点板34と接点板
35でメインスイツチとしての第3のスイツチ要
素90を構成する。スライドレバー43は機枠1
0に形成された案内溝105に沿つて摺動し、同
レバー43に形成された突部431によつて接点
板34が接点板35側に押される。従動部材41
のピン部412がスライドレバー43の孔432
に遊嵌されることによりレバー43が従動部材4
1の動きに従動する。
するスライドレバー43を介してカム18に従動
し、接点板35と接離する。接点板34と接点板
35でメインスイツチとしての第3のスイツチ要
素90を構成する。スライドレバー43は機枠1
0に形成された案内溝105に沿つて摺動し、同
レバー43に形成された突部431によつて接点
板34が接点板35側に押される。従動部材41
のピン部412がスライドレバー43の孔432
に遊嵌されることによりレバー43が従動部材4
1の動きに従動する。
上記第1のスイツチ要素と第3のスイツチ要素
はそれぞれメインスイツチ90を構成し、第18
図に示すように電源77と水流発生用モータ79
との間にかつモータ79の両側にそれぞれ直列的
に接続されている。この第1、第3のスイツチ要
素は同一の接離動作をし、同時にオン、オフす
る。
はそれぞれメインスイツチ90を構成し、第18
図に示すように電源77と水流発生用モータ79
との間にかつモータ79の両側にそれぞれ直列的
に接続されている。この第1、第3のスイツチ要
素は同一の接離動作をし、同時にオン、オフす
る。
第2のスイツチ要素はブザースイツチ91を構
成する。ブザースイツチ91は第18図に示すよ
うに電源77と図示されないブザーBに対し直列
に接続されている。メインスイツチ90とブザー
スイツチ91は、回転軸15の時間設定方向(第
14図において破線の矢印で示す反時計方向)へ
の回転に対しては突部175と係合凹部181と
の遊びによりカム17が先行するので、従動部4
11がカム18の低段部183に落ち込んでいる
間に、従動部421がカム17の高段部172に
乗り上がつて、先に接点板33が接点板32から
離間するので、上記第1のスイツチ要素90がカ
ム18によりその後にオンしてもブザーは鳴らな
い。一方、回転軸15が全舞20の蓄勢力で第1
4図に実線の矢印で示す時計方向に回転するとき
は、上記遊びの範囲でカム17が先に戻るため、
メインスイツチ90がオフになる前の所定の時間
だけ接点板33が接点板32に接触し、ブザーを
僅かな時間だけ鳴らして洗濯動作の終了を報知す
る。各接点板31,32,33,34,35の一
端部は絶縁基台69から外方へ突出していて、外
部接続用端子となつている。
成する。ブザースイツチ91は第18図に示すよ
うに電源77と図示されないブザーBに対し直列
に接続されている。メインスイツチ90とブザー
スイツチ91は、回転軸15の時間設定方向(第
14図において破線の矢印で示す反時計方向)へ
の回転に対しては突部175と係合凹部181と
の遊びによりカム17が先行するので、従動部4
11がカム18の低段部183に落ち込んでいる
間に、従動部421がカム17の高段部172に
乗り上がつて、先に接点板33が接点板32から
離間するので、上記第1のスイツチ要素90がカ
ム18によりその後にオンしてもブザーは鳴らな
い。一方、回転軸15が全舞20の蓄勢力で第1
4図に実線の矢印で示す時計方向に回転するとき
は、上記遊びの範囲でカム17が先に戻るため、
メインスイツチ90がオフになる前の所定の時間
だけ接点板33が接点板32に接触し、ブザーを
僅かな時間だけ鳴らして洗濯動作の終了を報知す
る。各接点板31,32,33,34,35の一
端部は絶縁基台69から外方へ突出していて、外
部接続用端子となつている。
接点板31の基端部は後述する反転スイツチ側
に連結されている。接点板32の先端には樹脂モ
ールドにより振子停止片44が固着されている。
接点板32が自然状態にあるときは同接点板32
が接点板31から離間し、第15図に示すように
振子27の下端に突出して形成された停止ピン2
71に振子停止片44が当接し、振子27の揺動
を停止させてタイムスイツチの駆動系を停止させ
る。従動レバー41の従動部411がカム18の
高段部182と対峙するときは接点板31が接点
板32をカム18の径方向外方に付勢しながら接
点板32に接触するため接点板32は同方向に撓
むが、上記従動部411がカム18の低段部18
3に落ち込んで接点板31が接点板32から離間
すると接点板32はそれ自体の弾性により原位置
に復帰しその振子停止片44が上記のように停止
ピン271に当接する。
に連結されている。接点板32の先端には樹脂モ
ールドにより振子停止片44が固着されている。
接点板32が自然状態にあるときは同接点板32
が接点板31から離間し、第15図に示すように
振子27の下端に突出して形成された停止ピン2
71に振子停止片44が当接し、振子27の揺動
を停止させてタイムスイツチの駆動系を停止させ
る。従動レバー41の従動部411がカム18の
高段部182と対峙するときは接点板31が接点
板32をカム18の径方向外方に付勢しながら接
点板32に接触するため接点板32は同方向に撓
むが、上記従動部411がカム18の低段部18
3に落ち込んで接点板31が接点板32から離間
すると接点板32はそれ自体の弾性により原位置
に復帰しその振子停止片44が上記のように停止
ピン271に当接する。
第2図、第5図乃至第8図において、前記軸1
4にはボス部が前記歯車24のボス部と係合する
ことにより歯車24と一体回転する反転カム50
が歯車24の下側に支持されている。反転カム5
0は外周にそれぞれ異なつた凹凸形状の4層の作
用面を軸方向に有する多層カムで、上から順に第
1の作用面51、第2の作用面52、第3の作用
面53、第4の作用面54を有してなり、樹脂の
一体成形等によつて作られる。第6図に示すよう
に、第1の作用面51はその大半を占める高段部
511と残りの低段部512からなる。これに対
して第2の作用面52は、第6図及び第7図に示
すように、約半周にわたつて形成された低段部5
21と残りの約半周にわたつて形成された低段部
522とからなる。各作用面51,52には同一
位置に高段部から低段部に至る落ち込み部501
が形成されている。第3の作用面53も第1の作
用面51と同様に大半を占める高段部531と残
りの低段部532を有し、第1の作用面51に対
し線対称に形成されている。第4図の作用面54
も第2の作用面52と同様に約半周にわたる高段
部541と低段部542が形成され、第2の作用
面52と線対称に形成されている。各作用面5
3,54には同一位置に高段部から低段部に至る
落ち込み部503が形成されている。
4にはボス部が前記歯車24のボス部と係合する
ことにより歯車24と一体回転する反転カム50
が歯車24の下側に支持されている。反転カム5
0は外周にそれぞれ異なつた凹凸形状の4層の作
用面を軸方向に有する多層カムで、上から順に第
1の作用面51、第2の作用面52、第3の作用
面53、第4の作用面54を有してなり、樹脂の
一体成形等によつて作られる。第6図に示すよう
に、第1の作用面51はその大半を占める高段部
511と残りの低段部512からなる。これに対
して第2の作用面52は、第6図及び第7図に示
すように、約半周にわたつて形成された低段部5
21と残りの約半周にわたつて形成された低段部
522とからなる。各作用面51,52には同一
位置に高段部から低段部に至る落ち込み部501
が形成されている。第3の作用面53も第1の作
用面51と同様に大半を占める高段部531と残
りの低段部532を有し、第1の作用面51に対
し線対称に形成されている。第4図の作用面54
も第2の作用面52と同様に約半周にわたる高段
部541と低段部542が形成され、第2の作用
面52と線対称に形成されている。各作用面5
3,54には同一位置に高段部から低段部に至る
落ち込み部503が形成されている。
第1図、第4図及び第6図において、機枠10
には絶縁基台550を介して弾性を有する複数の
接点板36,37,38の基部が固定されてい
る。接点板38は前記接点板32と連結されてい
て、固定接点板を構成しており、また、接点板3
8の先端部は他の接点板36,37を幅方向に横
切る向きに直角に曲げられ、各接点板36,37
と対向する位置に接点39,40が固着されてい
る。接点板36,37は可動接点板を構成してお
り、その先端部には上記接点39,40と接触す
ることができる接点361,371が固着されて
いる。第18図に示すように、接点板36,37
は水流発生用コンデンサモータ79の正転端子と
逆転端子にそれぞれ接続されている。本実施例に
おいては、接点板36と接点板38で正転スイツ
チ55を、接点板37と接点板38で逆転スイツ
チ56を構成する。
には絶縁基台550を介して弾性を有する複数の
接点板36,37,38の基部が固定されてい
る。接点板38は前記接点板32と連結されてい
て、固定接点板を構成しており、また、接点板3
8の先端部は他の接点板36,37を幅方向に横
切る向きに直角に曲げられ、各接点板36,37
と対向する位置に接点39,40が固着されてい
る。接点板36,37は可動接点板を構成してお
り、その先端部には上記接点39,40と接触す
ることができる接点361,371が固着されて
いる。第18図に示すように、接点板36,37
は水流発生用コンデンサモータ79の正転端子と
逆転端子にそれぞれ接続されている。本実施例に
おいては、接点板36と接点板38で正転スイツ
チ55を、接点板37と接点板38で逆転スイツ
チ56を構成する。
前記反転カム50の第1の作用面51又は第2
の作用面52のうちの何れか任意の選択された作
用面には従動レバー61の先端部の従動部611
が摺接している。また反転カム50の第3の作用
面53又は第4の作用面54のうちの何れか任意
の選択された作用面には従動レバー62の従動部
621が摺接している。各従動レバー61,62
の従動部611,621が摺接する反転カム50
の作用面は後述の作用面切り換え操作機構によつ
て選択されるものであり、従動部611が作用面
51に対峙するときは必ず従動部621が作用面
53に対峙し、従動部611が作用面52に対峙
するときは必ず従動部621が作用面54に対峙
する。各従動レバー61,62の基部613,6
23には軸孔が形成されており、この軸孔がレバ
ー軸63に遊嵌されることにより、各従動レバー
61,62は反転カム50の回転に従動して軸6
3を中心に個別に揺動する。従動レバー61には
従動部611とは反対側に接点板操作部612が
突出形成され、同様に従動レバー62にも接点板
操作部622が突出形成されている。従動レバー
61,62が反転カム50に従動して揺動すると
き、各接点板操作部612,622が各可動接点
板36,37を揺動させる。従動レバー61の従
動部611が反転カム50の低段部512又は低
段部522と対峙するときは接点板36,38の
接点361と39が接触して正転スイツチ55が
オンとなり、高段部511,521に対峙すると
きは正転スイツチ55がオフとなる。また従動レ
バー62も反転カム50の低段部532又は低段
部542と対峙するときは逆転スイツチ56がオ
ンとなり、高段部531,541に対峙するとき
は逆転スイツチ56がオフとなる。第10図、第
11図に示すように、各レバー61,62には、
カム50の円弧と略同心の円弧に沿つて湾曲した
湾曲部613,623が形成され、これら湾曲部
613,623の内側、即ちカム50側にはそれ
ぞれ係合突部614,624が突出形成されてい
る。
の作用面52のうちの何れか任意の選択された作
用面には従動レバー61の先端部の従動部611
が摺接している。また反転カム50の第3の作用
面53又は第4の作用面54のうちの何れか任意
の選択された作用面には従動レバー62の従動部
621が摺接している。各従動レバー61,62
の従動部611,621が摺接する反転カム50
の作用面は後述の作用面切り換え操作機構によつ
て選択されるものであり、従動部611が作用面
51に対峙するときは必ず従動部621が作用面
53に対峙し、従動部611が作用面52に対峙
するときは必ず従動部621が作用面54に対峙
する。各従動レバー61,62の基部613,6
23には軸孔が形成されており、この軸孔がレバ
ー軸63に遊嵌されることにより、各従動レバー
61,62は反転カム50の回転に従動して軸6
3を中心に個別に揺動する。従動レバー61には
従動部611とは反対側に接点板操作部612が
突出形成され、同様に従動レバー62にも接点板
操作部622が突出形成されている。従動レバー
61,62が反転カム50に従動して揺動すると
き、各接点板操作部612,622が各可動接点
板36,37を揺動させる。従動レバー61の従
動部611が反転カム50の低段部512又は低
段部522と対峙するときは接点板36,38の
接点361と39が接触して正転スイツチ55が
オンとなり、高段部511,521に対峙すると
きは正転スイツチ55がオフとなる。また従動レ
バー62も反転カム50の低段部532又は低段
部542と対峙するときは逆転スイツチ56がオ
ンとなり、高段部531,541に対峙するとき
は逆転スイツチ56がオフとなる。第10図、第
11図に示すように、各レバー61,62には、
カム50の円弧と略同心の円弧に沿つて湾曲した
湾曲部613,623が形成され、これら湾曲部
613,623の内側、即ちカム50側にはそれ
ぞれ係合突部614,624が突出形成されてい
る。
第4図、第6図、第9図、第12図において、
上記レバー61,62の基部613、623は、
保持カバー64内において同カバー64の上端板
641及び下端板642を貫通した前記軸63に
より回転可能に支持されている。軸63はその上
下両端部が機枠10,11によつて支持されてい
る。カバー64の外周面は一部が切り欠かれてレ
バー窓645が形成されており、この窓645か
らレバー61,62の基部613、623が挿入
されて装着されている。窓645はレバー61,
62の揺動を妨げない範囲に形成されている。上
記軸63は保持カバー64の下端板642の下側
において平面形状扇形のカム73の円弧状長孔7
5を貫いている。カム73は扇の要に相当する部
分に円柱状の軸部71を一体に有し、この軸部7
1の下端部が機枠10に一体に突出形成された軸
支持105に遊嵌されかつ軸部71の上端部が機
枠11の孔を貫通することにより、カム73が上
記軸支部105を中心に回動可能となつている。
機枠11から突出した軸部71の上端部には手動
的な操作レバー74の基部が嵌合固着されてい
る。上記軸部71は前記レバー61,62の湾曲
部613,623の内方に位置している。軸部7
1の外周には係合突堤712が軸線方向に沿いか
つ半径方向に突出して形成されている。この突堤
712は、操作レバー74の操作で軸部71を回
動させるとき、レバー61,62の係合突部61
4,624と当たり、さらに同係合突部614,
624を突堤712が押し、レバー61,62を
回動させて反転カム50の作用面から離間させ
る。このときレバー61,62は、従動部61
1,621がカム50の各高段部511,52
1,531,541と対峙しているときと同じレ
バー位置か又はそれよりも外方へと移動させられ
る。さらに軸部71が回動すると係合突部61
4,624と係合突堤712は離間し互いに干渉
することはなく、接点板36,37の弾力により
レバー61,62が回動復帰してその従動部61
1,621が反転カム50の作用面に当接する。
上記レバー61,62の基部613、623は、
保持カバー64内において同カバー64の上端板
641及び下端板642を貫通した前記軸63に
より回転可能に支持されている。軸63はその上
下両端部が機枠10,11によつて支持されてい
る。カバー64の外周面は一部が切り欠かれてレ
バー窓645が形成されており、この窓645か
らレバー61,62の基部613、623が挿入
されて装着されている。窓645はレバー61,
62の揺動を妨げない範囲に形成されている。上
記軸63は保持カバー64の下端板642の下側
において平面形状扇形のカム73の円弧状長孔7
5を貫いている。カム73は扇の要に相当する部
分に円柱状の軸部71を一体に有し、この軸部7
1の下端部が機枠10に一体に突出形成された軸
支持105に遊嵌されかつ軸部71の上端部が機
枠11の孔を貫通することにより、カム73が上
記軸支部105を中心に回動可能となつている。
機枠11から突出した軸部71の上端部には手動
的な操作レバー74の基部が嵌合固着されてい
る。上記軸部71は前記レバー61,62の湾曲
部613,623の内方に位置している。軸部7
1の外周には係合突堤712が軸線方向に沿いか
つ半径方向に突出して形成されている。この突堤
712は、操作レバー74の操作で軸部71を回
動させるとき、レバー61,62の係合突部61
4,624と当たり、さらに同係合突部614,
624を突堤712が押し、レバー61,62を
回動させて反転カム50の作用面から離間させ
る。このときレバー61,62は、従動部61
1,621がカム50の各高段部511,52
1,531,541と対峙しているときと同じレ
バー位置か又はそれよりも外方へと移動させられ
る。さらに軸部71が回動すると係合突部61
4,624と係合突堤712は離間し互いに干渉
することはなく、接点板36,37の弾力により
レバー61,62が回動復帰してその従動部61
1,621が反転カム50の作用面に当接する。
前記カム73の先端縁部には、軸支部105を
中心とする円弧に沿つて前記長孔75が形成さ
れ、この長孔75を前記軸63が貫通することに
よりカム73の回動範囲が規制される。なお、機
枠10側にもカム73の回動杯を規制する突部が
形成されている。長孔75の周りにはカム面72
が軸方向に揚程をもたせて形成されている。カム
面72は、高段部721と低段部722とを両端
に有し、この両者をつなぐ傾斜面723を中間部
に有する。
中心とする円弧に沿つて前記長孔75が形成さ
れ、この長孔75を前記軸63が貫通することに
よりカム73の回動範囲が規制される。なお、機
枠10側にもカム73の回動杯を規制する突部が
形成されている。長孔75の周りにはカム面72
が軸方向に揚程をもたせて形成されている。カム
面72は、高段部721と低段部722とを両端
に有し、この両者をつなぐ傾斜面723を中間部
に有する。
前記保持カバー64の下端板642は上記カム
面72に摺接する。保持カバー64の上端板64
1と機枠11との間にはコイルばね65が介装さ
れており、ばね65の弾力により保持カバー64
の下端板642が上記カム面72に圧接させられ
ている。前記操作レバー74を回動操作するとカ
ム73が一体的に回動し、カバー64の下端板6
42が摺接するカム面72が傾斜面723を経て
高段部721又は低段部722に切り換えられ、
コイルばね65との協働によりカバー64及びこ
のカバー64内に保持されたレバー61,62が
軸63に沿つて上下動する。
面72に摺接する。保持カバー64の上端板64
1と機枠11との間にはコイルばね65が介装さ
れており、ばね65の弾力により保持カバー64
の下端板642が上記カム面72に圧接させられ
ている。前記操作レバー74を回動操作するとカ
ム73が一体的に回動し、カバー64の下端板6
42が摺接するカム面72が傾斜面723を経て
高段部721又は低段部722に切り換えられ、
コイルばね65との協働によりカバー64及びこ
のカバー64内に保持されたレバー61,62が
軸63に沿つて上下動する。
こうして、カバー64の下端板642がカム7
3の高段部721に当接しているときはレバー6
1,62はばね65に抗して上位にあり、レバー
61,62の従動部611,621は反転カム5
0の第1の作用面51と第3の作用面53にそれ
ぞれ対峙する。また、カバー64の下端板642
がカム73の低段部722に当接しているときは
レバー61,62はばね65の付勢力により下位
にあり、レバー61,62の従動部611,62
1は反転カム50の第2の作用面52と第4の作
用面54にそれぞれ対峙する。
3の高段部721に当接しているときはレバー6
1,62はばね65に抗して上位にあり、レバー
61,62の従動部611,621は反転カム5
0の第1の作用面51と第3の作用面53にそれ
ぞれ対峙する。また、カバー64の下端板642
がカム73の低段部722に当接しているときは
レバー61,62はばね65の付勢力により下位
にあり、レバー61,62の従動部611,62
1は反転カム50の第2の作用面52と第4の作
用面54にそれぞれ対峙する。
また、操作レバー74の回動操作の途中で、前
述の通り軸部71の係合突堤712と各レバー6
1,62の係合突部614,624との当接によ
りレバー61,62が回動させられてその各従動
部611,621がカム50の半径方向外方に逃
がされ、カム50の軸方向への移動時に、その各
作用面51,52,53,54の段差部分にレバ
ー61,62の従動部が引つ掛かるのを防止す
る。
述の通り軸部71の係合突堤712と各レバー6
1,62の係合突部614,624との当接によ
りレバー61,62が回動させられてその各従動
部611,621がカム50の半径方向外方に逃
がされ、カム50の軸方向への移動時に、その各
作用面51,52,53,54の段差部分にレバ
ー61,62の従動部が引つ掛かるのを防止す
る。
上記カバー64の外周には、係合突堤646が
軸方向に形成されている。この係合突堤646は
機枠10に形成されたガイド溝108に嵌り、も
つて、カバー64はガイド溝108に沿つて移動
可能に、しかし軸63の周りには回動不能に支持
されている。
軸方向に形成されている。この係合突堤646は
機枠10に形成されたガイド溝108に嵌り、も
つて、カバー64はガイド溝108に沿つて移動
可能に、しかし軸63の周りには回動不能に支持
されている。
上記操作レバー74、カム73、保持カバー6
4等を含む構成部分は、反転カム50に対する可
動接点板36,37の従動部であるレバー61,
62を上記カム50に対し軸線方向に相対移動さ
せ、上記可動接点板36,37が上記カム50の
一つの作用面に従動可能な状態から別の作用面に
従動可能な状態との間で切り換える切り換え操作
機構70を構成している。
4等を含む構成部分は、反転カム50に対する可
動接点板36,37の従動部であるレバー61,
62を上記カム50に対し軸線方向に相対移動さ
せ、上記可動接点板36,37が上記カム50の
一つの作用面に従動可能な状態から別の作用面に
従動可能な状態との間で切り換える切り換え操作
機構70を構成している。
ただし、可動接点板が摺接する反転カムの作用
面を切り換えるのにカム73を用いることは必須
のものではなく、カム73を用いることなく直接
的に可動接点板の従動部を移動させてもよいし、
反転カムの方を可動接点板に対して相対移動させ
るようにしてもよい。また、保持カバー64も省
略することができる。
面を切り換えるのにカム73を用いることは必須
のものではなく、カム73を用いることなく直接
的に可動接点板の従動部を移動させてもよいし、
反転カムの方を可動接点板に対して相対移動させ
るようにしてもよい。また、保持カバー64も省
略することができる。
いま、前記回転軸15を回転操作して時限を設
定すると、全舞20の付勢力により、前述の通り
増速輪列が回転駆動されると共に、時計機構28
の動作によつて回転軸15が一定の速度で時限設
定の向きとは逆の向きに回転駆動される。上記増
速輪列中の歯車24のボス部には反転カム50の
ボス部が係合しており、反転カム50が歯車24
と一体的に比較的早い速度で回転駆動される。反
転カム50が回転するとレバー61,62の従動
部611,621が対峙するカム50の作用面が
高段部と低段部とに交互に切り替わり、従動部6
11,621が高段部に対峙するときはスイツチ
要素55,56がオフ、従動部611,621が
低段部に対峙するときはスイツチ要素56がオン
となる。
定すると、全舞20の付勢力により、前述の通り
増速輪列が回転駆動されると共に、時計機構28
の動作によつて回転軸15が一定の速度で時限設
定の向きとは逆の向きに回転駆動される。上記増
速輪列中の歯車24のボス部には反転カム50の
ボス部が係合しており、反転カム50が歯車24
と一体的に比較的早い速度で回転駆動される。反
転カム50が回転するとレバー61,62の従動
部611,621が対峙するカム50の作用面が
高段部と低段部とに交互に切り替わり、従動部6
11,621が高段部に対峙するときはスイツチ
要素55,56がオフ、従動部611,621が
低段部に対峙するときはスイツチ要素56がオン
となる。
ここで、レバー61,62の従動部611,6
21が反転カム50の第1の作用面51、第3の
作用面53に対峙しているものとする。上記二つ
の作用面51,53は外周の大部分が高段部51
1,531で、外周の残りの僅かな部分が低段部
512,532であり、かつ、これら低段部51
2,432の位相が180度ずれているため、スイ
ツチ要素55と今一つのスイツチ要素56は位相
差180度で交互にオン、オフ動作する。第16図
はこれらスイツチ要素の動作を示すもので、aは
スイツチ要素55の動作を、bはスイツチ要素5
6の動作を、cはスイツチ要素55,56による
第18図におけるモータ79の反転動作を示す。
第16図a,bに示すように、スイツチ要素5
5,56は180度の位相差でかつ一定の周期で交
互にオン、オフする。そして、カム50の作用面
51,53の低段部512,532は狭い範囲に
形成されているため、スイツチ要素55,56の
オン時間幅aは短くなり、オフの時間幅が長くな
る。従つて、スイツチ要素55を第18図におけ
るモータ79の正転用、スイツチ要素56を逆転
用とすると、モータ79は、第16図cに示すよ
うに幅aで示す比較的短い時間正転したあと幅b
で示す比較的長い時間停止し、次に幅aで示す比
較的短い時間逆転したあと幅bで示す比較的長い
時間停止する。
21が反転カム50の第1の作用面51、第3の
作用面53に対峙しているものとする。上記二つ
の作用面51,53は外周の大部分が高段部51
1,531で、外周の残りの僅かな部分が低段部
512,532であり、かつ、これら低段部51
2,432の位相が180度ずれているため、スイ
ツチ要素55と今一つのスイツチ要素56は位相
差180度で交互にオン、オフ動作する。第16図
はこれらスイツチ要素の動作を示すもので、aは
スイツチ要素55の動作を、bはスイツチ要素5
6の動作を、cはスイツチ要素55,56による
第18図におけるモータ79の反転動作を示す。
第16図a,bに示すように、スイツチ要素5
5,56は180度の位相差でかつ一定の周期で交
互にオン、オフする。そして、カム50の作用面
51,53の低段部512,532は狭い範囲に
形成されているため、スイツチ要素55,56の
オン時間幅aは短くなり、オフの時間幅が長くな
る。従つて、スイツチ要素55を第18図におけ
るモータ79の正転用、スイツチ要素56を逆転
用とすると、モータ79は、第16図cに示すよ
うに幅aで示す比較的短い時間正転したあと幅b
で示す比較的長い時間停止し、次に幅aで示す比
較的短い時間逆転したあと幅bで示す比較的長い
時間停止する。
次に、操作レバー74の回動操作によりカム7
3を回動させ、第13図に示すように保持カバー
64の下端板642をカム73の低段部722に
当接させてレバー61,62を下方に移動させた
とする。上記レバー61,62は第12図に示す
ようにその従動部611,621が反転カム50
の第2の作用面52と第4の作用面54にそれぞ
れ対峙する。この場合も反転カム50の回転に伴
いスイツチ要素55,56が一定周期でオン、オ
フ動作をするが、上記第2の作用面52と第4の
作用面54は半周より僅かに長い高段部521,
541と半周より僅かに短い低段部522,54
2からなり、かつ、第2の作用面52と第4の作
用面54は線対称に形成されているため、スイツ
チ要素55と今一つのスイツチ要素56は位相差
180度で交互にオン、オフ動作する。第17図は
これらスイツチ要素の動作を示すもので、aはス
イツチ要素55の動作を、bはスイツチ要素56
の動作を、cはスイツチ要素55,56による第
18図におけるモータ79の反転動作を示す。第
17図a,bに示すように、スイツチ要素55,
56は180度の位相差でかつ一定の周期で交互に
オン、オフする。そして、カム50の作用面5
2,54の低段部522,542は180度近い範
囲に形成されているため、スイツチ要素55,5
6の一定周期内でのオンの時間幅bは前述の動作
時における時間幅aよりも長くなる。従つて、第
18図におけるモータ79は、第17図cに示す
ように幅bで示す比較的長い時間正転したあと幅
dで示す比較的短い時間停止し、次に幅bで示す
比較的長い時間逆転したあと幅dで示す比較的短
い時間停止する。
3を回動させ、第13図に示すように保持カバー
64の下端板642をカム73の低段部722に
当接させてレバー61,62を下方に移動させた
とする。上記レバー61,62は第12図に示す
ようにその従動部611,621が反転カム50
の第2の作用面52と第4の作用面54にそれぞ
れ対峙する。この場合も反転カム50の回転に伴
いスイツチ要素55,56が一定周期でオン、オ
フ動作をするが、上記第2の作用面52と第4の
作用面54は半周より僅かに長い高段部521,
541と半周より僅かに短い低段部522,54
2からなり、かつ、第2の作用面52と第4の作
用面54は線対称に形成されているため、スイツ
チ要素55と今一つのスイツチ要素56は位相差
180度で交互にオン、オフ動作する。第17図は
これらスイツチ要素の動作を示すもので、aはス
イツチ要素55の動作を、bはスイツチ要素56
の動作を、cはスイツチ要素55,56による第
18図におけるモータ79の反転動作を示す。第
17図a,bに示すように、スイツチ要素55,
56は180度の位相差でかつ一定の周期で交互に
オン、オフする。そして、カム50の作用面5
2,54の低段部522,542は180度近い範
囲に形成されているため、スイツチ要素55,5
6の一定周期内でのオンの時間幅bは前述の動作
時における時間幅aよりも長くなる。従つて、第
18図におけるモータ79は、第17図cに示す
ように幅bで示す比較的長い時間正転したあと幅
dで示す比較的短い時間停止し、次に幅bで示す
比較的長い時間逆転したあと幅dで示す比較的短
い時間停止する。
上記のような間欠的なオン、オフ動作をしてい
る間に回転軸15は全舞の付勢力により原位置に
向かつて回転駆動され、これと一体のブザーカム
17が第14図に実線の矢印で示す時計方向に回
転し、メインカム18もその係合凹部181の端
部がブザーカム17の突部175に押されて時計
方向に回転駆動される。しかし、上記係合凹部1
81の端部と突部175との間には所定の遊びが
設けられているため、ブザーカム17が先行して
回転する。そのため、メインカム18が原位置に
戻る直前にブザーカム17の低段部173に従動
部材としてのレバー42の従動部421が落ち込
み、レバー42の当接部422が接点板33から
逃げる。接点板33は、接点板31の当接によつ
て第14図の右方に反曲している接点板32に接
触し、スイツチ要素91がオンして図示されない
ブザーを動作させ、時限に達したことを知らせ
る。続いてメインカム18が原位置に戻ることに
よりその低段部183に従動部材41の従動部4
11が落ち込み、第15図に示すように従動部材
41が左方に移動して接点板31が接点板32か
ら離間し、メインスイツチとしてのスイツチ要素
90をオフにする。従動部材41の左方への移動
に伴いスライドレバー43も左方へ移動し、その
突部431が接点板34から左方に逃げ、接点板
34を接点板35から離間させて今一つのメイン
スイツチとしてのスイツチ要素90をオフにす
る。接点板32はそれ自体の弾性により第14図
に示すような右方への反曲状態から第15図に示
すような自然状態に戻つて接点板33から離間
し、ブザースイツチとしてのスイツチ要素91も
オフになる。接点板32が自然状態に戻ることに
よりその先端部の振子停止片44が振子27の停
止ピン271に当接して振子27を停止させる。
ここにおいて全ての動作が停止する。
る間に回転軸15は全舞の付勢力により原位置に
向かつて回転駆動され、これと一体のブザーカム
17が第14図に実線の矢印で示す時計方向に回
転し、メインカム18もその係合凹部181の端
部がブザーカム17の突部175に押されて時計
方向に回転駆動される。しかし、上記係合凹部1
81の端部と突部175との間には所定の遊びが
設けられているため、ブザーカム17が先行して
回転する。そのため、メインカム18が原位置に
戻る直前にブザーカム17の低段部173に従動
部材としてのレバー42の従動部421が落ち込
み、レバー42の当接部422が接点板33から
逃げる。接点板33は、接点板31の当接によつ
て第14図の右方に反曲している接点板32に接
触し、スイツチ要素91がオンして図示されない
ブザーを動作させ、時限に達したことを知らせ
る。続いてメインカム18が原位置に戻ることに
よりその低段部183に従動部材41の従動部4
11が落ち込み、第15図に示すように従動部材
41が左方に移動して接点板31が接点板32か
ら離間し、メインスイツチとしてのスイツチ要素
90をオフにする。従動部材41の左方への移動
に伴いスライドレバー43も左方へ移動し、その
突部431が接点板34から左方に逃げ、接点板
34を接点板35から離間させて今一つのメイン
スイツチとしてのスイツチ要素90をオフにす
る。接点板32はそれ自体の弾性により第14図
に示すような右方への反曲状態から第15図に示
すような自然状態に戻つて接点板33から離間
し、ブザースイツチとしてのスイツチ要素91も
オフになる。接点板32が自然状態に戻ることに
よりその先端部の振子停止片44が振子27の停
止ピン271に当接して振子27を停止させる。
ここにおいて全ての動作が停止する。
以上述べたように、上記実施例によれば、第1
のカムであるブザーカム17を回転軸15に固着
したため、ブザーカム17と回転軸15との間に
クリアランスを設ける必要がなく、複数の接点板
の間隔を小さくかつ安定化することができるし、
回転軸15を動作方向に駆動した場合、メインカ
ム18の低段部183と、ブザーカム17の低段
部173の位置は一致するが、時限設定方向に駆
動した場合、メインカム18の低段部183と、
ブザーカム17の低段部173の位置は、係合凹
部181と突部175の間に遊びがある分一致し
ないため、時限設定方向と作動方向でスイツチ動
作を異ならせることも可能である。また、スイツ
チング動作用のブザーカム17やメインカム18
とは別の固定のカムやピンなどを設ける必要がな
いため、部品点数の低減とコストの低廉化を図る
ことができる。
のカムであるブザーカム17を回転軸15に固着
したため、ブザーカム17と回転軸15との間に
クリアランスを設ける必要がなく、複数の接点板
の間隔を小さくかつ安定化することができるし、
回転軸15を動作方向に駆動した場合、メインカ
ム18の低段部183と、ブザーカム17の低段
部173の位置は一致するが、時限設定方向に駆
動した場合、メインカム18の低段部183と、
ブザーカム17の低段部173の位置は、係合凹
部181と突部175の間に遊びがある分一致し
ないため、時限設定方向と作動方向でスイツチ動
作を異ならせることも可能である。また、スイツ
チング動作用のブザーカム17やメインカム18
とは別の固定のカムやピンなどを設ける必要がな
いため、部品点数の低減とコストの低廉化を図る
ことができる。
なお、図示の実施例では、メインスイツチとし
てのスイツチ要素を二組用いていたが、メインス
イツチとしてのスイツチ要素は一組でもよい。ま
た、図示の実施例では、カムの作用面に対して可
動接点板を従動させるために、可動接点板とカム
の作用面との間に従動部材41,42を介在させ
ていたが、可動接点板の一部を直接カム面に従動
させるようにすれば、従動部材を介在させる必要
はない。
てのスイツチ要素を二組用いていたが、メインス
イツチとしてのスイツチ要素は一組でもよい。ま
た、図示の実施例では、カムの作用面に対して可
動接点板を従動させるために、可動接点板とカム
の作用面との間に従動部材41,42を介在させ
ていたが、可動接点板の一部を直接カム面に従動
させるようにすれば、従動部材を介在させる必要
はない。
本考案は、電子レンジや洗濯機に限らず、その
他各種機器の時限用タイマとして使用できる。
他各種機器の時限用タイマとして使用できる。
(考案の効果)
本考案によれば、第1のカムを回転軸に固着し
たため、第1のカムと回転軸との間にクリアラン
スを設ける必要がなく、複数の接点板の間隔を小
さくかつ安定化することができる。また、回転軸
に取付けられた第1のカムと第2のカムの突部と
係合部には一定の遊びがあり、この遊びによつ
て、2つのカムの切欠部を回転方向に応じて一致
させたり、ずらしたりすることができるため、回
転軸の回転方向によつてスイツチ動作を異ならせ
ることができる。また、スイツチング動作用の第
1のカムや第2のカムとは別の固定のカムやピン
などを設ける必要がないため、部品点数の低減と
コストの低廉化を図ることができる。
たため、第1のカムと回転軸との間にクリアラン
スを設ける必要がなく、複数の接点板の間隔を小
さくかつ安定化することができる。また、回転軸
に取付けられた第1のカムと第2のカムの突部と
係合部には一定の遊びがあり、この遊びによつ
て、2つのカムの切欠部を回転方向に応じて一致
させたり、ずらしたりすることができるため、回
転軸の回転方向によつてスイツチ動作を異ならせ
ることができる。また、スイツチング動作用の第
1のカムや第2のカムとは別の固定のカムやピン
などを設ける必要がないため、部品点数の低減と
コストの低廉化を図ることができる。
第1図は本考案に係るタイムスイツチの実施例
を示す平面図、第2図は同上実施例中の増速伝動
輪列の一部を示す断面図、第3図は時計機構を含
む上記増速伝動輪列の他の一部を示す断面図、第
4図は上記実施例の一部断面左側面図、第5図は
上記実施例の分解斜視図、第6図は上記実施例中
の反転スイツチ機構部分の平面図、第7図は上記
実施例中の反転カムの平面断面図、第8図は上記
反転カムとこれによつて作動する反転スイツチと
の関係を示す正面図、第9図は上記実施例中の作
用面切り換え機構部分の正面図、第10図は反転
スイツチ機構部分の異なる作動態様を第6図に準
じて示す平面図、第11図は反転スイツチ機構に
用いられているレバーの一つを示す平面図、第1
2図は反転カムと反転スイツチの異なる作動態様
を第8図に準じて示す正面図、第13図は作用面
切り換え機構部分の異なる作動態様を第9図に準
じて示す正面図、第14図は上記実施例中の時限
スイツチ機構及びブザースイツチ機構部分の平面
図、第15図は同上時限スイツチ機構及びブザー
スイツチ機構部分の異なる作動態様を示す平面
図、第16図は上記反転スイツチ機構の動作を示
すタイミングチヤート、第17図は反転スイツチ
機構の異なる動作を示すタイミングチヤート、第
18図は本考案に適用可能な電気的接続関係の例
を示す回路図である。 15……回転軸、17……第1のカム、18…
…第2のカム、20……駆動源、31,34……
可動接点板、32,33,35……接点板、4
1,42……従動部材、90,91……スイツチ
要素、175……突部、181……係合部。
を示す平面図、第2図は同上実施例中の増速伝動
輪列の一部を示す断面図、第3図は時計機構を含
む上記増速伝動輪列の他の一部を示す断面図、第
4図は上記実施例の一部断面左側面図、第5図は
上記実施例の分解斜視図、第6図は上記実施例中
の反転スイツチ機構部分の平面図、第7図は上記
実施例中の反転カムの平面断面図、第8図は上記
反転カムとこれによつて作動する反転スイツチと
の関係を示す正面図、第9図は上記実施例中の作
用面切り換え機構部分の正面図、第10図は反転
スイツチ機構部分の異なる作動態様を第6図に準
じて示す平面図、第11図は反転スイツチ機構に
用いられているレバーの一つを示す平面図、第1
2図は反転カムと反転スイツチの異なる作動態様
を第8図に準じて示す正面図、第13図は作用面
切り換え機構部分の異なる作動態様を第9図に準
じて示す正面図、第14図は上記実施例中の時限
スイツチ機構及びブザースイツチ機構部分の平面
図、第15図は同上時限スイツチ機構及びブザー
スイツチ機構部分の異なる作動態様を示す平面
図、第16図は上記反転スイツチ機構の動作を示
すタイミングチヤート、第17図は反転スイツチ
機構の異なる動作を示すタイミングチヤート、第
18図は本考案に適用可能な電気的接続関係の例
を示す回路図である。 15……回転軸、17……第1のカム、18…
…第2のカム、20……駆動源、31,34……
可動接点板、32,33,35……接点板、4
1,42……従動部材、90,91……スイツチ
要素、175……突部、181……係合部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 両方向に回転可能でタイマ動作方向へは駆動源
により回転駆動される回転軸を有し、 この回転軸には軸方向に形成された突部又は係
合部を有する第1のカムが固定され、 上記突部又は係合部が一定の遊びをもつて係合
可能な係合部又は突部を有する第2のカムが上記
第1のカムと軸方向に重ね合わせられ、 上記2つのカムは重なる位置に切欠部を有する
とともに、この切欠部は第1のカムの方が周方向
に広く、2つの切欠部の差は上記一定の遊びより
小さくしてあり、 上記第2のカムに従動するメインスイツチと、
上記第1,2のカムに従動する他のスイツチを有
し、他のスイツチは第1のカムの上記切欠部と第
2のカムの上記切欠部以外の位置とに従動する位
置と他の位置とでオン・オフが切り換わるスイツ
チとしたタイムスイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987186305U JPH0541483Y2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987186305U JPH0541483Y2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0189446U JPH0189446U (ja) | 1989-06-13 |
JPH0541483Y2 true JPH0541483Y2 (ja) | 1993-10-20 |
Family
ID=31477536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987186305U Expired - Lifetime JPH0541483Y2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541483Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4121467Y1 (ja) * | 1964-09-07 | 1966-10-21 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5548523Y2 (ja) * | 1974-12-27 | 1980-11-13 |
-
1987
- 1987-12-07 JP JP1987186305U patent/JPH0541483Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4121467Y1 (ja) * | 1964-09-07 | 1966-10-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0189446U (ja) | 1989-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3581028A (en) | Liquidizer timer jogger with improved drive means including lost motion connection | |
US5290978A (en) | Programmer/timer with rapid advance | |
US4948928A (en) | Push/push reset programmer | |
CA1229639A (en) | Programmer/timer for appliances | |
JPS62264529A (ja) | 機器コントロ−ルシステム及びそのプログラマ−タイマ− | |
JPH0541483Y2 (ja) | ||
US3308315A (en) | Unidirectional drive for small synchronous motors | |
CA2184504C (en) | Electromechanical programmer/timer | |
US4835349A (en) | Automatic shut-off appliance timer | |
JPS5979929A (ja) | タイミングメカニズム | |
JPH0440819B2 (ja) | ||
JP2562135Y2 (ja) | 洗濯機 | |
US5736699A (en) | Elecro-mechanical programmer/timer | |
JPH0741077Y2 (ja) | 時限制御装置 | |
US3909565A (en) | Automatic timer switch | |
US3700837A (en) | Adjustable timer cam assembly spring biased by contacts for normal engagement with synchronous motor driven gear | |
JP4132697B2 (ja) | タイムスイッチ | |
US3967078A (en) | Time switch mechanism | |
US4525609A (en) | Timer apparatus | |
JPH0336024Y2 (ja) | ||
JP4280129B2 (ja) | タイムスイッチ | |
JP4270601B2 (ja) | タイムスイッチ | |
JPS6328505Y2 (ja) | ||
JPS6110287Y2 (ja) | ||
JPS64679Y2 (ja) |