JPH0336024Y2 - - Google Patents

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JPH0336024Y2
JPH0336024Y2 JP14646486U JP14646486U JPH0336024Y2 JP H0336024 Y2 JPH0336024 Y2 JP H0336024Y2 JP 14646486 U JP14646486 U JP 14646486U JP 14646486 U JP14646486 U JP 14646486U JP H0336024 Y2 JPH0336024 Y2 JP H0336024Y2
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cam
switch
gong
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lever
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスイツチ切替え時にゴングを鳴動させ
るタイムスイツチに関する。
〔従来の技術〕
従来、タイムスイツチとして、商用電源等によ
り回転駆動される同期モータを利用してカムを回
転動作させ、このカムによりレバーを動作させて
スイツチ片を切替える構成のものが提案されてい
る。また、この種のスイツチにおいて、スイツチ
の切替え動作を音で知らせるために、スイツチ内
にゴングを内装し、このゴングをスイツチ切替え
と同時に鳴動させる構成のものも提案されてい
る。
この種のタイムスイツチでは、タイム設定を行
う操作摘みに前述したようなカムを一体的に結合
し、このカムの回動により、レバーは待機位置に
強制移動され、同期モータによりカムが初期位置
にまで回動復帰されるまでこの状態を保ち、例え
ばスイツチをオフに保持させる。
そして、カムが初期位置に復帰回動されたとき
には、レバーはスイツチ動作位置(初期位置)に
移動され、例えばスイツチをオン動作させる。
また、同時にこのレバーの復帰動作に連動して
金槌を揺動動作させ、この金槌によつてゴングを
打鐘してゴングを鳴動させている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のこの種のタイムスイツチでは、前記レバ
ーがカムに摺接する際の力源として独立したスプ
リングを設けており、しかもこのスプリング力を
同時にレバーがゴングを打鐘させるための力源に
利用している。
このため、レバーをカム形状に従つて移動させ
るための力もスプリング力とともに大きくなり、
したがつてこの力に抗してカムを回動させる際の
力、即ちタイムスイツチの操作力が大きくなり、
操作性が劣化されるとう問題がある。
また、これにつてカムを回動させるギヤトレイ
ンや同期モータの負荷がそれだけ大きくなり、ギ
ヤトレインに大きな力が加わり、強度が相対的に
低い周波数切替部等の箇所でギヤ飛びやギヤ欠け
等の不具合が発生している。
更に、カムを逆方向に回動設定することによ
り、カムをギヤトレインから切り離し、レバーを
時間に関わらずスイツチオフ或いはオン状態に保
持させる所謂連続スイツチ動作機構を設けた場合
には、この連続スイツチ動作を解除すべくカムを
復帰回動させたときにもレバーがスプリング力に
よつて復帰されてゴングを鳴動させ、所謂半鳴り
状態を生じてしまうと言う問題もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、タイマー動作における負荷を低下さ
せて動作の信頼性の向上及び操作性の向上を図る
とともに、連続動作状態の解除時におけるゴング
の鳴動を防止することのできるゴング付タイムス
イツチを提供すことを目的としている。
本考案のゴング付タイムスイツチは、手操作及
びモータ動作によつて回動される円形のカム、こ
のカムの周面に摺接されてカム形状に従つてスイ
ツチ動作されるスイツチ片、及びこのスイツチ片
に係合されかつ前記カム周面に摺接されてゴング
の鳴動を可能とさせるカムレバーを備えたゴング
付タイムスイツチにおいて、前記カムはスイツチ
の連続動作状態に回動設定される際の円周一部に
前記カムレバーに摺接されずスイツチ片のみに摺
接してこれを動作させ得る円弧状段部を形成した
構成としている。
〔作用〕
この構成によれば、カムに対するカムレバーの
摺接力にスイツチ片の弾性力を利用でき、スプリ
ングを不要にして構造の簡易化を図り、かつカム
回動力を低減して信頼性の向上及び操作性の向上
を図ることができる。また、スイツチの連続動作
時にはカムレバーはカムとはフリーな状態におか
れるため、カムが復帰された時にもゴングを鳴動
させるような移動力が得られず、したがつてゴン
グの半鳴りを防止できる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案のタイムスイツチの一部を分解
した全体斜視図であり、ハウジング1内に設けた
タイムスイツチ機構2と、このハウジング1の底
面に取着した同期モータ3及び金槌7を有するゴ
ング4を備えている。
前記タイムスイツチ機構2は、複数個の歯車5
を連続的に噛合させて前記同期モータ3の回転速
度を減速するギヤトレイン6を有している。これ
ら複数個の歯車5の中の1つの歯車5aは摩擦ク
ラツチ構造に形成しており、強制回動力によつて
他の歯車とは独立した状態で回動可能としてい
る。また、このタイムスイツチ機構2には、ハウ
ジング1外に突出された操作軸8を有し、この操
作軸8に固定された歯車9を前記歯車5aに噛合
させている。これにより、前記ギヤトレイン6は
同期モータ3の駆動力により歯車9を図示反時計
方向に回転駆動させることができる。
前記操作軸8には前記歯車9の下側に円形をし
たカム10を軸回転方向に嵌合取着しており、歯
車9の下側には突出させた係合片9aをカム10
の凹部に嵌入させることにより操作軸8に回転方
向に一体化し、操作軸8とともに回動される。
このカム10に隣接する位置には、第2図に一
部のみを拡大図示するように、前記ハウジング1
に一端支持した弾力性のある金属片からなる3つ
のスイツチ片11,12,13を配設している。
これらスイツチ片は夫々接点を形成し、その弾性
変形により相互に接離されるように構成してい
る。また、これらスイツチ片の中の1つのスイツ
チ片11の一部には前記カム10に向けて突部1
1aを形成している。
更に、前記カム10の近接位置には、前記ハウ
ジング1に一端を揺動可能に軸支したカムレバー
14を配設している。このカムレバー14の支持
軸14bは前記ハウジング1を貫通し、前記ゴン
グ4の隣りに配設した金槌7に一体的に連設して
いる。また、カムレバー14の中間一部には前記
カム10に向けた突部14aを形成している。こ
の突部14aは前記スイツチ片11の突部11a
の直下に位置するように形成している。更に、こ
のカムレバー14の先端には上方に向けて係合突
起14cを形成し、前記スイツチ片11に係合さ
せている。
前記カム10は、第3図に示すように、円形の
周面カムとして形成され、周面の軸方向一部(図
示右側)をスイツチ片カム部10A、他の部位
(図示左側)をレバーカム部10Bとして構成し
ている。これら両カム部10A,10Bの円周一
部には夫々前記突部11a及び14aが同時に嵌
入可能な半径方向の凹部10aを形成している。
そして、このスイツチ凹部10aに周方向に隣接
する位置(ここでは時計方向に隣合う位置)に
は、前記スイツチ片11に対するカム部10Aに
のみ円弧状段部10bを形成している。この円弧
状段部10bはカム周面よりも若干小径の位置に
設けられており、カム10のこの回動位置ではカ
ムレバー14は何等摺接されないが、スイツチ片
11のみが円弧状段部10bに摺接して半径方向
に移動されるように構成している。
したがつて、この構成では、第4図aのよう
に、常態ではカム10の凹部10aに突部11
a,14aが嵌入され、スイツチ片11は自身の
弾性力で同図下方に位置しスイツチ片12,13
とは離間されている。また、カムレバー14も図
示下方位置にあり、これと一体の金槌7はゴング
4に近接された状態にある。
この状態から操作軸8を手操作により図示時計
方向に回動すると、同図bのように、突部11a
及び14aはカム10の周面に乗り上げ、スイツ
チ片11は上方に変形されてスイツチ片12,1
3に接続される。これと同時に、カムレバー14
も同様にカム10の周面に乗り上げて上方に揺動
され、これと一体の金槌7はゴング4から離れた
位置に移動される。
なお、このカム10の回動角度は設定時間の長
短によつて調節されることは言うまでもない。
そして、この設定を行つた後に、時間の経過と
ともに同期モータ3の回転力がギヤトレイン6を
介してカム10を図示反時計方向に回動させ、カ
ム10が同図aのように回動復帰されたときに
は、突部11a,14aが再び凹部10aに落ち
込み、スイツチ片11,12,13の接続が解除
される。同時にカムレバー14は係合突起14c
を介して伝達される復帰片11,12等の弾性力
によつて図示下方に揺動され、これと一体の金槌
7も揺動され、その慣性力によりゴング4を打鐘
し、鳴動させてスイツチの切替えを音で知らせる
ことになる。
一方、同図cのようにカム10を図示時計方向
に回動させると、スイツチ片11の突部11aは
円弧状段部10bに乗り上げ、スイツチ片11,
12が接続される。この状態では、ギヤトレイン
6の回動力が歯車9に加えられても歯車9は回動
されずにこの回動位置に保持され、したがつてス
イツチ片11,12は時間に関わらず接触状態に
保たれる。
しかしながら、この状態では、カム10がカム
レバー14に対する位置のカム部10Bには円弧
状段部が存在していないため、カムレバー14は
カム10に対してフリーの状態となり、したがつ
て金槌7がゴング4を打鐘する準備位置に移動さ
れることはない。このため、この連続状態を解消
すべくカム10を反時計方向に手操作で戻した際
に、突部11a,14aが再度同図aのように凹
部10a内に落ち込んでも、カムレバー14には
スイツチ片11等を利用した揺動方向の慣性力が
作用せず、したがつて金槌7がゴングを打鐘する
ことはない。
以上のように、この実施例のタイムスイツチに
よれば、スイツチ動作するスイツチ片11,1
2,13等の弾性力をカムレバー14及びこれを
介して金槌7に及ぼし、この弾性力によつてゴン
グ4を鳴動させることができるので、金槌7を動
作させるためのスプリングを特別に設ける必要は
ない。このため、構造の簡易化に有効であるとと
もに、カム10に対するカムレバー14の接触力
を低減でき、カム10を回転させる際のギヤトレ
イン6における負荷を低減し、各部における故障
を防止する等、その信頼性の向上を図ることがで
きる。
また、この実施例では、スイツチの連続動作時
にカムレバー14をフリー状態に保つているの
で、金槌7と一体のカムレバー14が強制的に移
動されることがなく、カムの復帰時においても金
槌7によるゴングの半鳴りを防止できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案のゴング付タイムスイツチ
は、手操作及びモータ動作によつて回動されるカ
ムの円周一部に、ゴングを鳴動可能なカムレバー
に摺接されない一方でスイツチ切替え動作を行う
スイツチ片のみに摺接してこれを動作させ得る円
弧状段部を形成しているので、カムに対するカム
レバーの摺接力にスイツチ片の弾性力を利用で
き、スプリングを不要にして構造の簡易化を図
り、かつカム回動力を低減して信頼性の向上及び
操作性の向上を図ることができる。また、スイツ
チの連続動作時にはカムレバーはとはフリーな状
態におかれるため、カムが復帰された時にもゴン
グを鳴動させるような移動力が得られず、したが
つてゴングの半鳴りを防止できる等の効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部を分解した斜
視図、第2図は要部を拡大した部分分解斜視図、
第3図はカムの斜視図、第4図a〜cは動作を説
明するための要部の平面図である。 1……ハウジング、2……タイムスイツチ機
構、3……同期モータ、4……ゴング、5……歯
車、6……ギヤトレイン、7……金槌、8……操
作軸、9……歯車、10……カム、10a……凹
部、10b……円弧状段部、11,12,13…
…スイツチ片、14……カムレバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) タイマ動作に伴つて鳴動されるゴングを備え
    るゴング付タイムスイツチにおいて、手操作及
    びモータ動作によつて回動される円形カムと、
    この円形カムの周面に弾接され、かつ円形カム
    のカム形状に従つて半径方向に弾性変形されて
    スイツチ動作されるスイツチ片と、このスイツ
    チ片と円形カムの軸方向に並んで配置され、前
    記スイツチ片が円形カムのカム形状に伴つてそ
    の中心方向に弾性復帰されるときに、その弾性
    復帰力によつて円形カムの中心方向に移動され
    るように前記スイツチ片に係合されるカムレバ
    ーと、このカムレーバと一体に設けられ、カム
    レバーが円形カムの中心方向に移動されたとき
    に、その移動に伴う勢いで前記ゴングを鳴動さ
    せる金槌とを備え、前記円形カムにはその円周
    一部に前記スイツチ片に摺接してスイツチ片を
    半径方向外側に弾性変形させてスイツチ動作を
    行なわせる一方で、前記カムレバーを中心方向
    の位置に保持させる円弧状段部を形成したこと
    を特徴とするゴング付タイムスイツチ。 (2) 円弧状段部は、円形カムのスイツチ片に対向
    する軸位置に形成され、スイツチ片を半径方向
    外側に変形させてスイツチ動作を行わせるのに
    十分な一方で、スイツチ片が中心方向に弾性復
    帰されたときにその弾性復帰力がカムレバーを
    中心方向に移動させることがない程度にスイツ
    チ片を弾性変形させる半径位置に形成してなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のゴング付
    タイムスイツチ。
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PL2289816T3 (pl) 2009-08-24 2015-04-30 Aki Inc Jednostkowe opakowanie i sposób jego wykonania
JP2018045849A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 日本電産サンキョー株式会社 接点式タイマースイッチ

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