JPS6219984Y2 - - Google Patents

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JPS6219984Y2
JPS6219984Y2 JP9010680U JP9010680U JPS6219984Y2 JP S6219984 Y2 JPS6219984 Y2 JP S6219984Y2 JP 9010680 U JP9010680 U JP 9010680U JP 9010680 U JP9010680 U JP 9010680U JP S6219984 Y2 JPS6219984 Y2 JP S6219984Y2
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protrusion
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JP9010680U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は打鈴機構の改良に関し、詳しくは予め
設定された時間帯の打鈴音を通常時の打鈴音の大
きさと比較して自動的に小さく可変されることを
特徴とする打鈴音自動切換え構造に係る。
従来の改良された報時機能付時計には、使用者
の希望により報時機能を停止させたり、又は報時
音の大きさを小さく調整可能としたものが種々提
案されている。この種の報時機能付時計は、特に
就寝時など報時動作の必要ない時間帯には報時音
の停止、又は報時音の大きさを小さくできるの
で、使用者の安眠時の騒音が解消され、極めて有
効であつた。
しかしながら、これらの報時機能付時計におけ
る報時機能の停止、又は報時音の調整は時計ケー
スに外部操作可能に装着された操作子によつて、
報時機構駆動電源をオフしたり、又は音の大きさ
を調整していた。そのため、使用者は必要に応じ
て前記操作子を操作しなければならず、その操作
は大変煩わしく、特に、掛時計などは通常高位置
に掛止されているため、極めて面倒であつた。
報時音発生のために打鈴機構を備えた報時時計
では、使用者は報時音(打鈴音)が安眠の妨げと
ならないようにするために、打鈴機構の駆動源を
オフするものが主であつた。そのため、打鈴音は
全く発生されず、使用者は聴力による時刻判断が
不可能であつた。
この従来の打鈴機構にあつては、棒鈴などの発
音体は打鈴体の打玉から受ける衝撃度の大きさに
よつて可変されることは周知の事実である。この
衝撃度は打玉が発音体を打鈴する時において、打
鈴体が復帰バネから受ける復帰力は、打鈴体の回
転移動量が大きい程増大されることで大きなもの
となる。
本考案は上記従来の問題を解消するために成さ
れたものであり、その目的は、報時機能を果たす
打鈴機構において、予め設定された時間帯の打鈴
音の大きさを通常時間帯の打鈴音の大きさより小
さく可変させる動作が、予め設定されたカム機構
により、自動的に行なわれる打鈴機構の打鈴音自
動切換え構造を提供することである。
この目的を達成するために本考案では、受板に
打鈴体が復帰バネを介して揺動自在に軸支され、
該打鈴体と一体的に形成されかつ発音体近傍に位
置する打玉が前記復帰バネの復帰力を受けて揺動
するとともに前記発音体を打つように構成する打
鈴機構において、時計輪列と連動して回転し、予
め設定された時間帯のみ小さな打鈴音を提供する
ためのカム突起を設けた打鈴音制御カム車と、回
転駆動源から伝達回転される打カム車と一体的に
回転しかつ軸方向移動可能に設け、前記打鈴体を
揺動させる段差部を有す突起を少くとも1個突設
するとともに該段差部は予め設定された時間帯の
み打鈴体に当接する打カム体と、その打カム体と
打鈴音制御カム車との間に打カム体の移動方向へ
移動可能に介在して前記カム突起と摺動可能とす
る可動ピンと、前記打カム体を可動ピン側に押圧
する復帰バネとを備え、打鈴体の揺動角を可変し
て打鈴音を変えることを特徴としている。
以下図面に示された実施例に基づいて本考案を
説明する。
第1図は打鈴機構の平面図、第2図は打鈴機構
の要部断面図である。受板2,4の間にはモータ
6、減速歯車8,10,12、打カム車14、打
鈴体40,50が装着されている。打カム車14
の軸16には軸方向に突部16aが位置決めとし
て突設されている。該軸16の一方端には、図示
は省略したが打カム車14の1回転毎にクシバの
ラツク歯を1歯ずつ送り駆動して適宜な回数の打
鈴音を提供するための送りカムが固着されてい
る。
打カム体18は第3図に示されているように、
軸穴18aとツバ部18bが形成されて軸16を
遊嵌可能とし、該軸穴18aには長溝18cが形
成されている。打カム18の外側には打鈴体4
0,50と当接可能な突起20,22が非重合位
置に突設されている。該突起20,22の頂部は
2段に分かれており、高段部20a,22aと、
低段部20b,22bが形成されている。また、
打カム体18と打カム車14の間にはコイルバネ
24が介装され、該コイルバネ24は打カム体1
8を矢印A方向に弾性付勢している。打カム体1
8のツバ部18bの端面近傍には上下移動可能な
可動ピン26が配置されている。該可動ピン26
の一端には打鈴音制御カム車28の突起28aと
摺動可能な摺接部27が形成されている。
打鈴音制御カム車28のカム突起28aは第
2,4図に示されているように両端がゆるやかに
傾斜した傾斜部29を有する円弧状に形成されて
いる。該突起28aの長さは打鈴音制御カム車2
8の全周長の略3分の1に設定されている。打鈴
音制御カム車28は受板4の支軸5に軸支され、
時計輪列の12時間に1回の割合で回転する時針車
30と伝達車32を介して噛合され、24時間に1
回の割合で回転する。
時針車30は、詳細な図示は省略したが、一体
成形された時針パイプ端部に固着された時指示針
により時刻の時表示を果たす。
打鈴体40,50には作動突部42,52、押
えレバー44,54、打鈴レバー46,56がそ
れぞれ形成されている。打鈴体40,50は第2
図に示されているように軸30にコイルバネ4
8,58を介在して固着され、該軸30は受板
2,4間に回動自在に軸支されている。該コイル
バネ48,58の一端は受板2,4間に配設され
た第1図の支柱31に係止され、他端は打鈴体4
0,50に突設された突起49,59にそれぞれ
係止されている。その結果、打鈴体40,50は
矢印B方向に弾性付勢されている。そして、打鈴
体40,50は受板2,4間に配設された第1図
の支柱34に押えレバー44,54が当接される
ことによつて静止状態が保持されている。打鈴レ
バー46,56の端部には打玉60,62が固着
され、該打玉60,62近傍に配設された打鈴棒
64,66を打鈴可能に設定されている。
次に本実施例の動作について説明する。
第2図は本実施例において、打鈴音の大きさが
大きい時間帯(例えばAM6時ごろからPM10時ご
ろ)における状態を示している。この時間帯にお
いては可動ピン26の摺接部27と打鈴音制御カ
ム車28のカム突起28aとは係合していない。
そして、可動ピン26と打カム体18のツバ部1
8bもまた係合していない。そのため、打カム体
18はコイルバネ24の復帰力を受けて、第2図
に示されているように突起20,22の高段部2
0a,22aが打鈴体40,50の作動突部4
2,52とそれぞれ当接可能に位置されている。
この状態において、時計機構の表示部が正時又は
半時になると周知な時打接点機構の接点が閉成さ
れて第1図のモータ6が駆動される。その結果、
打カム車14が適宜に減速回転され、打カム体1
8が第5図に示したように矢印C方向に回転す
る。そして、まず打カム体18の突起20の高段
部20aが打鈴体40の作動突部42に当接し、
該作動突部42を第5図の位置まで押圧移動させ
る。この時、打鈴レバー46の打玉60は静止状
態の位置から揺動角αだけ回転させた位置まで移
動されている。そして、打カム体18が更に回転
すると、打カム体18の突起20と打鈴体40の
作動突部42の係合がはずれ、打鈴体40はコイ
ルバネ48の復帰力によつて第1図の状態に復帰
され、周知のように打鈴レバー46の弾性力によ
つて打玉60が棒鈴64を打つことによつて打鈴
音を発生させる。更に、打カム体18が回転する
と打カム体18の下方に位置する突起22の高段
部22a側面が打鈴体50の作動突部52に当接
し、前記した打鈴体40と同様に打鈴体50が動
作されて打鈴音が発生される。
この打鈴音は従来の打鈴機構における打鈴音の
大きさ、即ち、使用者の安眠を妨げると考えられ
る程度の大きさである。この大きな打鈴音を有す
る報時の時間帯は、前記説明したように打鈴音制
御カム車28のカム突起28aの長さ、並びに、
打鈴音制御カム車28と時計輪列との噛合状態に
よつて設定される。本実施例においては時計機構
の時刻表示がPM10時以後になると、可動ピン2
6の摺接部27が打鈴音制御カム車28のカム突
起28a上を摺動するように設定されている。つ
まり、打鈴音制御カム車28は時針車、伝達車等
の時計輪列と連動して回転し、時計輪列の時針車
30がPM9時30分の位置を通過した時点で、可動
ピン26の摺接部27が打鈴音制御カム車28の
カム突起28aの傾斜部29に乗り上がり始め
る。
そして、第6図に示されているように可動ピン
26が打鈴音制御カム車28のカム突起28a上
に完全に乗り上がると、可動ピン26の他端は打
カム体18のツバ部18bを矢印D方向へ押圧
し、コイルバネ24の復帰力に抗して打カム体1
8を第6図の位置まで移動させる。その結果、打
カム体18の突起20,22の低段部20b,2
2bと、打鈴体40,50の作動突部42,52
が当接可能な位置に配置設定される。
この状態において、時計輪列(図示省略)と連
動する時打機構の接点が報時動作をするために閉
成されると、前記説明したように打カム車14が
適宜減速されて回転始める。そして、打カム体1
8の突起20の低段部20b側面が打鈴体40の
作動突部42に当接して該作動突部42を押圧移
動させ、打鈴体40を第7図の位置まで移動させ
る。この時、打鈴レバー46は第1図の静止状態
に対して、揺動角βだけ回転された位置に位置す
る。この後、更に打カム体18が回転すると、打
カム体18の突起20と打鈴体40の作動突部4
2の係合がはずれ、打鈴体40はコイルバネ48
の復帰力により、第1図の状態に復帰される。そ
して打玉60が棒鈴64を打鈴して打鈴音が発生
される。更に、打カム体18が回転すると打カム
体18下方の突起22が打鈴体50を打鈴体40
と同様に動作されて打鈴音が発生される。
第7図に示された打鈴体40,50の揺動角β
は第5図に示された揺動角αよりも小さく設定さ
れているので、打玉60,62が棒鈴64,66
を打鈴する衝撃力は極めて小さい。その結果、第
6図の状態における打鈴音は第2図の状態におけ
る打鈴音に比べて極めて小さく発生されることと
なる。
このように、本考案によれば、打鈴音の大きさ
が従来と同等の大きさである時間帯と、打鈴音の
大きさが使用者に騒音と感じられない程度の大き
さとなる時間帯が予め設定組立てられているの
で、打鈴音の切換えが自動的に行なわれ、使用者
は就寝する際に打鈴音の切換え操作を行う必要が
なくなる。また、使用者の安眠を提供するために
打鈴音が小さく変化するだけであり、従来の打鈴
機構のように駆動電源がオフされることにより、
打鈴動作が全くなくなることがない。その結果、
使用者は就寝時に安眠を妨げられることがなく、
また、小さいながらも打鈴音が発生されるので、
報時音による時刻の判断ができ、報時効果も有効
となる。
なお、本実施例において、打鈴音の大きさを小
さくする時間を8時間にするために、打鈴音制御
カム車28のカム突起28aの周方向長さを打鈴
音制御カム車28全周の3分の1に設定してあ
る。しかし、カム突起28aの周方向長さを適宜
可変することにより打鈴音の大きさが小さくなる
時間帯は可変できる。例えば12時間だけ打鈴音が
小さい状態にて時刻報時を行なわせるには、打鈴
音制御カム車28のカム突起28aの周方向長さ
を打鈴音制御カム車28の全周長の2分の1に設
定することにより可能となるわけである。
更に、打鈴音の大きさが小さくなる時間帯を可
変するには、時計輪列と打鈴音制御カム車28と
の噛合位置を可変するだけの簡単な組立上の変更
にて可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す打鈴機構の平面
図。第2図は本考案の要部断面図。第3図aは打
カム体の平面図、bはその側面図。第4図は打鈴
音制御カム車の平面図。第5図〜第7図は実施例
の動作説明図。 2・4……受板、18……打カム体、20・2
2……突起、20b・22b……段差部たる低段
部、24……復帰バネ、26……可動ピン、28
……打鈴音制御カム車、28a……カム突起、4
0・50……打鈴体、64・66……棒鈴、α・
β……揺動角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受板に打鈴体が復帰バネを介して揺動自在に軸
    支され、該打鈴体と一体的に形成されかつ発音体
    近傍に位置する打玉が前記復帰バネの復帰力を受
    けて揺動するとともに前記発音体を打つように構
    成する打鈴機構において、時計輪列と連動して回
    転し、予め設定された時間帯のみ小さな打鈴音を
    提供するためのカム突起を設けた打鈴音制御カム
    車と、回転駆動源から伝達回転される打カム車と
    一体的に回転しかつ軸方向移動可能に設け、前記
    打鈴体を揺動させる段差部を有す突起を少くとも
    1個突設するとともに該段差部は予め設定された
    時間帯のみ打鈴体に当接する打カム体と、その打
    カム体と打鈴音制御カム車との間に打カム体の移
    動方向へ移動可能に介在して前記カム突起と摺動
    可能とする可動ピンと、前記打カム体を可動ピン
    側に押圧する復帰バネとを備え、打鈴体の揺動角
    を可変して打鈴音を変えることを特徴とする打鈴
    機構の打鈴音自動切換え構造。
JP9010680U 1980-06-26 1980-06-26 Expired JPS6219984Y2 (ja)

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JPS5714197U JPS5714197U (ja) 1982-01-25
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