JPS64653B2 - - Google Patents

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JPS64653B2
JPS64653B2 JP56131711A JP13171181A JPS64653B2 JP S64653 B2 JPS64653 B2 JP S64653B2 JP 56131711 A JP56131711 A JP 56131711A JP 13171181 A JP13171181 A JP 13171181A JP S64653 B2 JPS64653 B2 JP S64653B2
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Japan
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current
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force coil
force
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JP56131711A
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JPS5833129A (ja
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Akira Kawamoto
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Publication date
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Priority to US06/409,423 priority patent/US4487279A/en
Priority to EP82304418A priority patent/EP0073154B2/en
Priority to DE8282304418T priority patent/DE3278579D1/de
Publication of JPS5833129A publication Critical patent/JPS5833129A/ja
Publication of JPS64653B2 publication Critical patent/JPS64653B2/ja
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G7/00Weighing apparatus wherein the balancing is effected by magnetic, electromagnetic, or electrostatic action, or by means not provided for in the preceding groups
    • G01G7/02Weighing apparatus wherein the balancing is effected by magnetic, electromagnetic, or electrostatic action, or by means not provided for in the preceding groups by electromagnetic action
    • G01G7/04Weighing apparatus wherein the balancing is effected by magnetic, electromagnetic, or electrostatic action, or by means not provided for in the preceding groups by electromagnetic action with means for regulating the current to solenoids
    • G01G7/045Weighing apparatus wherein the balancing is effected by magnetic, electromagnetic, or electrostatic action, or by means not provided for in the preceding groups by electromagnetic action with means for regulating the current to solenoids having a PID control system

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  • Automation & Control Theory (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子天びんに関し、さらに詳述する
と、磁界中に設けたフオースコイルに発生する力
と荷重が平衡した状態のフオースコイルの電流値
を測定して荷重の大きさを得る電磁力平衡式天び
んに関する。
この種の電子天びんに関して、本発明者は、フ
オースコイルに供給する電流を周期的に正負に切
り換え、正方向の電流と時間の積から負方向の電
流と時間の積を減じた量を求めて荷重の大きさを
得るよう構成したものを既に提案した。
また、正負に切り換えるのではなく、単に電流
を流したり切つたりする方式が知られている。
この両者の測定方式については共通の問題点が
ある。それは、測定する荷重に対する電流の正負
あるいはON、OFFの時間差を、いかにして正確
かつ短時間に測定するかということである。時間
の測定には高周波のクロツクパルスが使用される
が、分解能を向上させるため周波数を高くするこ
とは設計上の困難さとコストの上昇をまねく。
一例を挙げると次の如くである。
電流の切替あるいはON、OFFの周期を1ms
とする。この周期は天びん系の慣性などから決ま
り、あまり遅くすると振動を生じるため上記した
1msぐらいが適当である。クロツクパルスを
10MHzとすると、1msの間に計数できるパルス
数は10000パルスであり、従つて直接読み取つた
のでは1/10000の分解能しか得られない。クロツ
クパルスを100MHz、1000MHzと増やしていけば
理論的には分解能が向上することになるが、高価
な電子パーツが必要となり、しかも高周波回路と
なるため耐ノイズ性の劣化や、実装上の問題など
が生じ、実用的でなくなる。この対策としてカウ
ントしたパルスをある決めた回数だけ積算して表
示することにより、実質的にカウント数を増やし
て分解能を向上させることが提案されている。
(特開昭47−41772)。しかしこの方式では1周期
毎にカウントしたパルス数と実荷重との間にデジ
タル化の誤差(最大1カウント)を生じ、これが
積算される結果、大きな積算誤差となつて表われ
る欠点がある。実際上は、天びんには色々な外乱
が働らく結果、上記のデジタル化誤差は積算中一
定ではなく正負にバラつくので、積算時間を長く
とることによつて誤差が平均化され、実用上使用
可能なものとなるが、測定時間が長くかかる欠点
がある。しかし分解能がさらに必要な天びんで
は、上記デジタル化誤差を補正しなければならな
くなり、1カウント以内の誤差を積算中累積し、
1カウント分になれば、これをカウントにとり入
れて補正することにより積算誤差を1カウント以
内にする方式も提案されている(特開昭54−
48277)。しかしこの方式も積算することによつて
分解能を上げる方式であるため、測定時間が長く
かかる欠点は依然として残つている。
測定の理想は、早く、しかも正確にはかれるこ
とであるが、上記は一般的に言つて相反する事項
である。
本発明の主たる目的は、測定時間が早く、しか
も正確な測定値が得られる電子天びんを提供する
ことにあり、他の目的は、このような電子天びん
を簡単な構成により安価に提供することにある。
本発明は、要約すれば、測定すべき荷重値に近
い所定の力を発生させる第1の荷重評価部を設
け、その第1の荷重評価部による所定の力と測定
すべき荷重値の差を第2の荷重評価部により測定
し、この測定値と第1の荷重評価部による予め設
定された値との加算値により荷重値を求めるよう
構成したものである。
本発明は、第1の荷重評価部により制御される
電流と第2の荷重評価部により制御される電流
を、分巻構成された第1および第2のフオースコ
イルへ通電させる態様と、共通のフオースコイル
へ重畳して通電させる態様がある。
次に、本発明を実施例について説明する。
第1図において1は電磁補償形の天びん部で、
一般に知られている如く磁界中におかれたフオー
スコイルに電流を流し、そのときに発生する電磁
力と荷重をつり合わせ測定を行なう。つり合い状
態を鑑視するため位置センサが設けてあり、この
出力が0になるようにサーボ系が構成される。天
びん部1内のフオースコイルは第1のフオースコ
イル2と第2のフオースコイル3により分巻構成
されている。第1のフオースコイル2はいわば主
巻線であつて、通常は、測定値が大幅に変動しな
い限り一定の電磁力を発生させ、その力の大きさ
は第1の荷重評価部により正確に電気信号に変換
される。第2のフオースコイル3はいわが副巻線
であつて、測定値の変動に応答した電磁力を発生
させ、その力の大きさは第2の荷重評価部により
迅速に電気信号に変換される。
図において、電流切替器8、電圧電流変換器9
A、定電圧源9、プリセツタブル・アツプダウン
カウンタ10、クロツク発振器11、カウンタ1
2、ワンシヨツト・マルチバイブレータ13、
ANDゲート24が第1の荷重評価部を構成して
いる。一方、位置信号増幅器4、PID制御器5、
パワーアンプ6、抵抗R1、ADコンバータ7が
第2の荷重評価部を構成している。演算部14は
プリセツトデータ決定部と加算部から構成されて
おり、プリセツトデータ決定部は後述するプログ
ラムに従いアツプダウンカウンタ10の内容を決
定、補正し、加算部は第1及び第2の荷重評価部
の出力を加算して表示部15に表示させる。
次に作用を説明する。最初は第2の評価部が働
らく。
このとき位置信号増幅器4、PID制御器5、パ
ワーアンプ6、第2のフオースコイル3により動
作が行なわれる。第2のフオースコイル3に流れ
る電流は抵抗R1によつて電圧に変換され、AD
変換器7に導入される。AD変換器の容量は、は
かりの要求性能、いいかえると、ひよう量と感量
の比、例えば10-7に比較して大幅に少ないものが
選択される。たとえば12ビツト(1/4096)または
±3 1/2桁(±1/2000)などである。
説明を理解しやすくするため、具体的な天びん
スペツクを当てはめて、以下説明する。
ひよう量200g、最小分解能0.1mgの天びんを構
成する場合、上述の第2の評価部で計測できる範
囲は0.1mg×2000=200mgにすぐない。従つてそれ
以上の荷重が加わるとAD変換器はオーバーフロ
ーする。オーバーフローすると第1の評価部が働
らくよう構成されており、演算部14によつてあ
らかじめ決められたプログラムに従つてプリセツ
ト値がプリセツタブル・アツプダウンカウンタ1
0にロードされる。このカウンタはクロツク発振
器11のクロツクパルスに従つてダウンカウント
を行ない、カウンタ内容が0になるとTC信号を
電流切替器8に発信し、第1のフオースコイル2
に流れている電流を正から負に切替える。同時に
ANDゲート24が閉じるからアツプダウンカウ
ンタ10へのクロツクパルスの入力が絶たれる。
これによりTC信号は次のステツプまで接続され
る。カウント12はクロツクパルスを分周し、所
定の電流切替周期たとえば1msのパルスを作
る。このパルスのエツジによりワンシヨツト・マ
ルチバイブレータ13はプリセツタブル・アツプ
ダウンカウンタに再度プリセツトデータをロード
し、(このデータは前回と同じかまたは新たなデ
ータかのいずれかになるがその詳細は後述する。)
その結果、再びダウンカウントが始まる。このと
きフオースコイルには再び正の電流が流れ始め
る。このくり返し動作が何回かくり返されると、
皿上に加えられた荷重に応じて第1のフオースコ
イルに流れる電流のデユーテイ比が定まつてく
る。この条件は、前述の第2の荷重評価部の測定
範囲に、第1の荷重評価部の発生する電磁力と加
えられた荷重の差が収まつたときである。
第4図に、平衡状態における第1のフオースコ
イルの電流と第2のフオースコイルの電流を図示
する。荷重の変動幅が第1の荷重評価値の1カウ
ント以内であれば、第1のフオースコイルの電流
は変化せず、第2のフオースコイルの電流のみが
点線で示すように変化する。
本発明において注目すべきことは、第1の荷重
評価部が荷重とつり合つたときにデジタル化の誤
差が最大1カウント生じる場合があるが、このと
きプリセツトデータ(デジタル値)とフオースコ
イル2で発生した電磁力(「デユーテイ比×電流
値」で定まる)は正確に対応しているので、上記
誤差は全部アンバランス荷重の形となつて残るこ
とである。即ちデジタル化の誤差は第2の荷重評
価部に引きつがれ、その測定範囲(200mg)まで
許容される。また発生力はデユーテイ比によつて
決定されるからクロツク周波数の変化があつても
影響がない。
なお、電流切替周期を1msとしたときのクロ
ツク周波数は次の如く決定される。
200g/0.2g=1000パルスあれば分解能が確保
されるがフオースコイルに流れるパルスの立ち上
り、立ち下り部分では時間遅れによる誤差を含む
ため、これを考慮して1500パルスとすると、=
1500パルス/0.001秒=1.5MHz以上あれば良い。
これは一般のはん用ICを用いて十分に実現でき
る値である。現実には第2の評価部に対して余裕
をもたせるため3MHz程度を選ぶのが望ましい。
このときデジタル化エラーは100mg以下となる。
第9図に、第1図実施例の作用のフローチヤー
トを示す。
最初の判断ステツプ91にて第2の測定系が測定
範囲内か否かが判断され、YESであればステツ
プ92に進んで第2の測定系の測定値WLを演算部
に取り込む。そして、はじめに設定されたプリセ
ツト値WHと測定値WLを用いて、 W=WH×K1+WL×K2 を演算する。このようにして、測定値は、第1の
評価部の出力即ちプリセツトデータに評価係数
K1を乗じたものと、第2の評価部の出力即ちAD
変換器の出力に評価係数K2を乗じたものの和と
なる。
判断ステツプ91にて第2の測定系が測定範囲外
であると判断されると、次のステツプ94にて第1
の測定系のプリセツト値の補正が行なわれる。こ
のプリセツト値の補正方式には次の4つの方法が
ある。
その一つは、第10図にフローチヤートで示す
ように、第1の測定系の1パルス毎にプリセツト
値を増加または減少させる方式である。すなわ
ち、第2の測定系が測定範囲の上限を越えている
ときは判断95から“YES”のブランチへ進んで
WHの内容を1増加したのち改めて上限値以下に
入つたかどうか判断され、第2の測定系が測定範
囲の下限値に満たないときは“NO”のブランチ
へ進んでWHの内容を1減少させたのち改めて下
限値以上に入つたかどうか判断され、この操作が
繰返される。この方式は、はかりとり測定が円滑
に行なわれる長所があるが、反面、バランス点に
達する迄に時間を要する欠点がある。
第2の方式は、第11図のフローチヤートに示
すように、第1の測定系のあらかじめ定めたパル
ス数(N)にプリセツト値を増加または減少し、
測定系の測定範囲からの逸脱の極性が反転したら
1パルスずつ減少または増加させる方式である。
例えば、N=5の場合、前述した第1の方式に比
べて5倍の速度で測定範囲内に補正されるから、
バランス点に達する速度が速くなる長所がある反
面、はかりとり測定でいささか不利になる。
第3の方式は、第12図にフローチヤートで示
すように、逐次比較決定方式と呼ぶことができる
ものである。この方式におけるN(これは第2の
方式のNと意味が異る)は、例えば12ビツト容量
の場合、はじめ2048から始まり、増加または減少
する値が1024、512、256、128、………と逐次半
減されていく。この方式はバランス点に達する時
間が最も速い長所がある。しかし反面、はかり取
りの最中に、第1の評価に切替わると、表示が一
時的に大きく変動する場合が生ずる欠点がある。
第4の方式は、第1図の点線で示すコンパレー
タ24を追加し、第13図にフローチヤートで示
すように、第2の測定範囲(A−D変換器の入
力)がオーバー入力で、しかもコンパレータ出力
もオーバー状態のとき、Nパルスずつプリセツト
値を増加または減少させ、第2の測定範囲がオー
バー入力で、コンパレータ出力がオーバーでない
ときは1パルスずつ増加または減少させる方式で
ある。この場合コンパレータの設定レベルは第2
の測定範囲のオーバー入力のN倍以上に選定され
ており、コンパレータ出力がオーバーでなくなつ
たとき、必らず第2の測定範囲の入力は、まだオ
ーバー状態である。このためプリセツト値は増減
方向が反転することなく最終値に近づいていくか
ら、はかり取り測定のときも表示が大きく変動す
ることなくスムースにプリセツト値が決定される
利点を有し、しかも第2の方式と同程度の時間で
バランス点に達することができる。
第2図に本発明の他の実施例を示す。この実施
例は、第2のフオースコイル3に第1のフオース
コイル同様、正負両方向の電流を流すようにした
ことが特徴である。すなわち、第2の荷重評価部
は、位置信号増幅器4、PID制御器5、電圧パル
ス幅変換器16、電圧電流変換回路9B、カウン
タ18、ANDゲート25から構成されている。
第5図にこの実施例の第1のフオースコイルと
第2のフオースコイルの電流の波形図を示す。荷
重が、第1の荷重評価部の1カウント以内の増加
をしたとき、点線で示すようにデユーテイ比が変
化する。
第3図に、本発明のさらに他の実施例を示す。
この実施例は、プリセツト値を粗ひよう量動作に
よつて決定することに特徴がある。切替スイツチ
S1,S2が粗ひよう量動作と精密ひよう量動作を切
換える。粗ひよう量動作が選択されている状態で
は、第1のフオースコイル2、電流切替器8、定
電圧源9、電圧電流変換器9A、位置信号増幅器
4、PID制御部5、電圧パルス幅変換器16、
ANDゲート25、カウンタ18が粗ひよう量測
定装置を構成し、そのときの測定値はラツチ19
に記憶される。精密ひよう量動作が選択されてい
るときの回路構成は第2図の実施例と同様であ
る。
第15図にこの実施例の演算部14によるプロ
グラムのフローチヤートを示す。初期条件が設定
されたのち、まずステツプ96にて精密ひよう量動
作が実行され、判断ステツプ97にてその測定値が
測定範囲かどうかが判断される。もし“YES”
であればステツプ99に進み、第2の荷重評価部に
よる測定値WLだけから荷重が測定されすべての
測定が終る。しかし通常は、最初の判断ステツプ
97は“NO”であつて、つづいてプリセツト値の
決定が行なわれる。すなわち、ステツプ98にて粗
ひよう量動作が実行され、そのときの測定値WH
がラツチ19に記憶され、再度ステツプ97に戻つ
て精密ひよう量動作における第2の荷重評価値が
測定範囲内にあるかどうか判断される。通常はこ
のとき測定範囲内に入つているから、“YES”の
ブランチへ進み第2の荷重評価部により測定値
WLが測定され、ステツプ100にてすでに決定さ
れたプリセツト値WHと測定値WLに基づき、荷
重 W=WH×K1+WL×K2 が演算される。精密ひよう量動作におけるフオー
スコイルの電流波形は第5図に示したものと同様
である。
次に、第6図に本発明のさらに他の実施例を示
す。この実施例は、フオースコイルを1つにした
もので、第1の評価部のフオースコイルに第2の
フオースコイルに流すべき電流を重畳して流すよ
うにし、フオースコイルを1つにしたものであ
る。このための変更として電圧電流変換器20が
追加され、フオースコイルに第2の評価値による
直流電流が重畳されるようになつている。
第8図に、この実施例におけるフオースコイル
2Aの電流波形を示す。図において点線は荷重が
第1の荷重評価値の1カウント以内で増大したと
きの電流変化を示している。
第7図に示す実施例は、第3図に示した実施例
と第6図に示した実施例を組み合わせたものであ
る。なお、図においてスイツチの“粗”は第1の
評価中、“精”は第2の評価中に接続される側を
示している。
上述した各実施例について共通に適用できるも
う1つの変形例を述べる。それはフオースコイル
に流す電流を正負の形からON、OFFの形に変更
することである。このための変更は今まで述べて
きた説明分の中のフオースコイルの電流記述を
「正」を「ON」に、「負」を「OFF」に読みかえ
るだけである。この様にしたときのマイナス面
は、フオースコイルで発生する熱量が荷重の大小
によつて変わるため、この影響をさけるための設
計上の配慮が必要になることだけである。プラス
面として、回路が簡単になり、コスト的に有利な
場合もある。要求する天びん性能との関係で選択
される。
最後に、第1の評価部の電磁力発生方式をデユ
ーテイ比の形ではなく、ある決められた波高と幅
をもつたパルス数に置き換えた実施例について説
明する。この方式では、プリセツトデータは第1
のフオースコイルに流す電流のデユーテイ比では
なく、単位時間内のパルス数すなわち周波数を決
定する。そしてそのプリセツトデータは端数を含
まない整数値、例えば1KHzから3KHzまでの1Hz
とびの値である。この様な電流パルスをフオース
コイルに供給すると、デユーテイ比を変えた場合
と全く同様にプリセツトデータを正確に対応した
電磁力を発するから、既に述べた各実施例の第1
の評価部をこれに置き換えることができる。この
部分の構成を第14図に示す。
周波数シンセサイザ21はプリセツトデータに
対応した正確な周波数を発生する回路でPLL(フ
エーズロツクドループ)などにより構成される。
ワンシヨツト・マルチバイブレータ22は一定の
パルス幅のパルスを周波数に応じて出力する。2
3は電子スイツチで、パルスに応じてON、OFF
し、定電流定パルス幅のパルスをフオースコイル
に流す。9は定電圧源、9Aは電圧電流変換器で
ある。
本発明のプリセツトデータは、これをマニユア
ルで設定するように構成することもできる。この
ような設定手段を設けると、はかり取りや重量+
−チエツクに使用する天びんに使用するとき、測
定時間の短縮をはかることができる。
本発明によれば、測定精度が高い割に応答速度
が速い電子天びんが得られる。このことを、実際
の設計データを挙げて従来の積算形の電子天びん
と対比しつつ考察する。
クロツクパルスを3MHzとしたとき、周期1m
sに対して常に正の電流が流れたときの電磁力が
150gとなる様に決めると、全て負のときは−150
gであり従つて差は300g、300g/3000パルス=
0.1g/パルス、即ち評価係数K1=0.1g/パルス
である。第2重評価部は既に述べた如く1/2000
の分解能で200mgを測定するから評価係数K2
0.0001g/カウントである。この様に構成された
天びんの応答時間を積算形と比較するが、天びん
系の応答を3秒と仮定する。積算形ではクロツク
3MHzで1/200万の分解能を得るためには
2000000/3×106≒0.7秒かかり10回の測定値を
平均化して表示するとすると7秒必要で、先の天
びん系の安定時間を含めて計10秒を必要とする。
本発明では、同条件で第2の荷重評価部の測定時
間が1ms、第1の荷重評価部の安定時間は第1
2図に示した決定方式が最も短くて20m秒、第1
1図に示したものが110m秒、第10図に示した
ものが最も長くて約2秒である。しかし、注目す
べきことは、10回の平均値を求めるには、つづい
て第2の荷重評価部の1ms×9=9msが追加
されるだけであるということである。精密な電子
天びんでは、振動、電気的ノイズ等の避けること
のできない外乱の影響を最小限度におさえるた
め、少なくとも10回以上の平均化を必要とし、こ
の平均するデータ数が多いほど望ましいことは明
らかである。10回の平均値を求める場合、第11
図または第12図に示した方式では約3秒、最も
遅い第10図に示した方式でも約5秒しかから
ず、従来方式と比較して格段に短縮された。また
10秒間の測定時間が許容されるならば、第10図
に示した方式でも実に約5000回の平均化が行なえ
ることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の回路ブロツク図、第2
図は本発明の他の実施例を示す回路ブロツク図、
第3図は本発明のさらに他の実施例を示す回路ブ
ロツク図である。第4図は第1図実施例の作用を
説明する波形図、第5図は第2図及び第3図実施
例の作用を説明する波形図である。第6図及び第
7図はいずれも本発明のさらに他の実施例を示す
回路ブロツク図、第8図は第6図及び第7図実施
例の作用を説明する波形図である。第9図は第1
図実施例の演算器の作用を説明するフローチヤー
ト、第10図、第11図、第12図及び第13図
はいずれも第1図実施例の演算器のプリセツト決
定方式を説明するフローチヤートである。第14
図は本発明のさらに他の実施例を示す回路ブロツ
ク図である。第15図は第3図に示す実施例の演
算器の作用を説明するフローチヤートである。 1……天びん部、2……第1のフオースコイ
ル、3……第2のフオースコイル、4……位置信
号増幅器、5……PID制御器、6……パワーアン
プ、7……A−Dコンバータ、8……電流切替
器、9……定電圧源、9A……電圧電流変換器、
10……プリセツタブル・アツプダウンカウン
タ、11……クロツク発振器、12……カウン
タ、13……ワンシヨツト・マルチバイブレー
タ、14……演算器、15……表示器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁界中に設けたフオースコイルに発生する力
    と荷重が平衡した状態のフオースコイルの電流値
    を測定して荷重の大きさを求める電磁力平衡式天
    びんにおいて、あらかじめ設定された第1のデジ
    タル値に対応した電気量のパルス電流を上記フオ
    ースコイルへ供給して所定の力を発生させる第1
    の荷重評価部と、荷重と上記所定の力の差に平衡
    する電流を上記フオースコイルへ供給しそのとき
    の電気量を第2のデジタル値に変換する第2の荷
    重評価部と、上記第1のデジタル値と上記第2の
    デジタル値を加算して測定値を求めるデジタル演
    算部を有する電子天びん。 2 上記フオースコイルが第1のフオースコイル
    と第2のフオースコイルに分巻構成され、その第
    1のフオースコイルに上記第1の荷重評価部に係
    る電流が供給され、第2のフオースコイルに上記
    第2の荷重評価部に係る電流が供給されるよう構
    成された特許請求の範囲第1項記載の電子天び
    ん。 3 上記第1の荷重評価部におけるパルス電流
    が、正負両方向に交互に切換えられることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載または第2項記
    載の電子天びん。 4 上記第1の荷重評価部におけるパルス電流
    が、オンオフ電流であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載または第2項記載の電子天び
    ん。 5 上記第1の荷重評価部の第1のデジタル値
    が、マニユアル操作による設定されるよう構成さ
    れた特許請求の範囲第1項記載または第2項記載
    の電子天びん。
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EP0073154B2 (en) 1992-07-29
US4487279A (en) 1984-12-11
EP0073154A3 (en) 1984-12-12
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EP0073154A2 (en) 1983-03-02

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