JP2522294B2 - 電子天びん - Google Patents

電子天びん

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JP2522294B2 JP62078469A JP7846987A JP2522294B2 JP 2522294 B2 JP2522294 B2 JP 2522294B2 JP 62078469 A JP62078469 A JP 62078469A JP 7846987 A JP7846987 A JP 7846987A JP 2522294 B2 JP2522294 B2 JP 2522294B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は電子天びんに関する。なお、本発明は、電磁
力平衡型等のいわゆる電子天びんのほか、ロードセル等
を荷重センサとするいわゆる電子はかりにも適用するこ
とができる。
<従来の技術> 一般に、電子天びんは、試料に働く重力の加速度によ
る力を、電磁力等で平衡させる等によって検出し、その
検出値を質量に換算して表示するが、重力の加速度は地
域によって異なり、従って設置場所を変更するごとに上
述の換算のための係数(以下、スパン係数と称する)を
更新する、いわゆるスパン校正を行う必要がある。ま
た、天びん自体の経年変化や、使用している天びんのパ
ーツの温度依存性等により、同じ設置場所においても定
期的にあるいは随時にスパン校正を行う必要がある。こ
の点においては電子はかりも同様である。
電子天びんのスパン校正は、一般に、基準となる質量
の分銅を皿上に載せ、そのときの計量値がその分銅質量
と一致するよう、スパン係数を更新することによって行
われる。
このようなスパン校正において、軽い質量を基準質量
として校正を行うと、荷重データの量子化エラーがスパ
ン係数のエラーに及ぼす影響が大きくなってしまうこと
から、従来、可及的に重い質量、すなわちその電子天び
んのひょう量もしくはその近傍の質量の校正用分銅を用
いて校正を行っていた。
<発明が解決しようとする問題点> 上述した従来のスパン校正法では、ひょう量の小さい
電子天びん等において問題はないものの、大ひょう量の
電子天びんにおいては例えば数十kg乃至数百kgにも及ぶ
高価な分銅を校正用のために用意しなければならず、経
済的及び作業上の労力的な負担が問題となっている。ま
た、電子天びんの高機能化に伴い、校正用分銅を内蔵す
るものも実用化されているが、大ひょう量の場合には寸
法的にもコスト的にも校正用分銅の内蔵が困難になると
いう問題もある。
<問題点を解決するための手段> 本発明は上記の問題点を解決すべくなされたもので、
その構成を第1図に示す基本概念図を参照しつつ説明す
ると、本発明は、皿上荷重に応じた電気信号を発生する
荷重検出部aと、基準電圧源bからの出力信号を基準電
圧信号として荷重検出部aからの出力をデジタルデータ
Dに変換するデジタル化手段cと、スパン係数を記憶す
るメモリdと、デジタルデータDをメモリd内のスパン
係数を用いて質量値に換算する質量換算手段eと、荷重
検出部aへの基準質量の負荷時におけるデジタルデータ
Dとその基準質量値とからスパン係数を算出してメモリ
dの内容を更新するスパン係数算出手段fを備えた天び
んにおいて、基準電圧源bからの出力信号をチョッピン
グすることによってパルス化し、そのパルスデューティ
比を変化させることによりその実効電圧を変化させ得る
基準電圧変更手段gを設け、スパン係数算出手段fによ
るスパン係数の算出時には、基準電圧変更手段gにより
実効電圧を所定の率に低下させた信号をデジタル化手段
cの基準電圧信号とするよう構成したことによって、特
徴づけられる。
<作用> スパン係数の算出時に、基準電圧値を通常の測定時の
例えば1/10にすることにより、ひょう量の1/10の校正用
分銅を用いてスパン係数を算出しても、デジタル化手段
cからのデジタルデータDは、通常の測定時におけるひ
ょう量質量負荷時と同等の値となる。従って、荷重デー
タの量子化エラーが算出されたスパン係数のエラーに及
ぼす影響度は、通常の測定時の基準電圧値を用いてひょ
う量と等しい質量の校正用分銅を使用してスパン係数を
算出する従来の手法と同等となる。
<実施例> 本発明の実施例を、以下、図面に基づいて説明する。
第2図は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
荷重検出部1は皿1a上の荷重に応じた信号、すなわち
荷重信号を出力し、その信号A−Dは変換器2に入力さ
れている。A−D変換器2は、その荷重信号を基準電圧
信号との比較によりデジタル化する。そのデジタルデー
タDは演算部3に採り込まれ、スパン係数メモリ4内の
スパン係数を用いて質量値に換算される。換算された質
量値は表示器5に表示される。
A−D変換器2に供給される基準電圧信号の電圧値
は、以下に示すような回路によって、スパン校正時には
通常の測定時に比して後えば1/10に変更される。
すなわち、基準電圧源6は、荷重検出部1内に設けら
れた温度センサ7の出力に基づいて、この荷重検出部1
の温度変化によるスパン変化が補償された直流電圧信号
を出力する。そして、この基準電圧源6の出力端子とA
−D変換器2の基準電圧入力端子との間に電子スイッチ
8とローパスフィルタ9が介在している。電子スイッチ
8はパルス成形器10からのパルス信号によってON・OFF
駆動され、通常の測定時には例えばON状態を保ち、これ
によってA−D変換器2には基準電圧源6からの直流電
圧信号を第3図(a)に示すようにでデューティ比100
%でローパスフィルタ9を介してA−D変換器2に供給
するとともに、スパン校正時には、第3図(b)に示す
ように、クロック発振器11からのクロックパルスに基づ
いてデューティ比10%のもとに直流電圧信号をチョッピ
ングしてパルス化し、ローパスフィルタ9で平滑化して
A−D変換器2に供給するよう構成されている。従っ
て、A−D変換器2の基準電圧信号の電圧値は、スパン
校正時には通常の測定時の電圧値V1の1/10の電圧値V2
なる。
次に作用を述べる。この電子天びんのひょう量が例え
ば300gであるとき、校正用分銅は質量30.000gのものが
使用される。また、スパン係数算出時における基準質量
値Jは300.00gとされる。そして、基準電圧信号の電圧
値をV2とした状態で上述の校正用分銅を皿1a上に載せる
と、A−D変換器2からのデジタル値はフルスケール
値、つまり、測定時におけるひょう量相当値P、換言す
れば基準電圧信号の電圧値をV1のままで300.00gの校正
用分銅を載せた場合と等しい値Pとなる。この値Pと基
準質量値Jとからスパン係数Kを、 K=J/P により算出してスパン係数メモリ4の内容を更新すれ
ば、基準電圧信号の電圧値をV1戻した測定時におけるデ
ジタルデータDは、 W=KD によって質量値Wに換算することができる。あるいは、
スパン係数Kを、 K=J/P として、質量値Wを、 W=D/K によって求めてもよい。
ここで、ひょう量の1/10の質量を用いてスパン係数K
を算出する場合、従来の電子天びんでは、A−D変換器
2からのデジタル値がひょう量負荷時の1/10になって、
これに基づいて算出されたスパン係数には、ひょう量質
量を用いてスパン係数を算出した場合に比して、デジタ
ル化1カウント分のエラーのスパン係数のエラーへの影
響が10倍となるのに対し、本発明実施例では、測定時に
ひょう量質量を負荷した場合と等しいデジタル値が得ら
れる結果、上述の影響はひょう量質量を用いて算出され
たスパン係数と同等のものとなる。
なお、以上の実施例では、測定時において電子スイッ
チ8をONの状態に保ったが、測定時にも電子スイッチ8
を駆動してデューティ比の大きいパルス信号を形成する
よう構成することもでき、また、測定時とスパン校正時
におけるA−D変換器2の基準電圧値の比率は10:1のほ
か、任意の比率を用い得ることは勿論であって、測定時
とスパン校正時におけるデューティ比と、校正用基準質
量値(J)と実際の校正用分銅の質量値とは、次の関係
を有しておればよい。
また、A−D変換器2の基準電圧値は、以上のように
2種類に限定されず、3種類以上とすることができ、こ
の場合、2以上の質量を有する校正用分銅のうち任意の
ものを用いてスパン校正を行うことができる。更に、こ
の基準電圧値の変更によって測定レンジを変更するよう
構成することもできる。すなわち、基準電圧値を例えば
1/10にしたとき、演算部3において、質量換算時に1/10
の係数を掛けて計量値を求めればよい。この場合、任意
のレンジでスパン校正を行うことにより、他の全てのレ
ンジにおいてもそのレンジと同等の精度のもとにスパン
校正がなされたことになる。
更に、本発明は電磁力平衡型の電子天びんはもとよ
り、ロードセル等を荷重センサとする、いわゆる電子は
かりにも適用し得ることは云うまでもなく、また、電磁
力平衡型の電子天びんにおいて、以上の実施例のように
荷重検出部1からの出力信号をA−D変換器2でデジタ
ル化する方式のもののほか、電磁力平衡機構のフォース
コイルにパルス状の電流を流して、そのデューティ比を
変化させることによって平衡動作を行わせ、平衡時にお
けるパルスデューティ比をクロックカウンタ等で測定す
ることによってデジタルデータDを得る、いわゆるパル
ス幅変調方式のものにも適用できる。この場合、基準電
圧値とは、パルス電流の振幅値を決定する電圧値であっ
て、スパン校正時に先の例と同様にその値を1/10等に低
下させればよい。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば、荷重データの
デジタル化のための基準電圧値を、基準電圧源からの出
力電圧信号のデューティ比変化により変化させ得るよう
構成して、スパン校正時には通常の測定時よりも小さい
基準電圧値を選択し得るよう構成したから、電子天びん
のひょう量よりも大幅に軽い質量によってスパン校正を
行っても、量子化エラーやデジタル変換部のリニアリテ
ィエラーを考慮することなく、ひょう量質量によって校
正した場合と同等の精度のスパン係数を得ることができ
る。その結果、大ひょう量の電子天びんでも小さな分銅
を用いて正確なスパン校正を行うことができるととも
に、校正用分銅を内蔵する場合には寸法的およびコスト
的な効果が大きい。また、同様な理由により、様々なひ
ょう量の電子天びんを保有していても、1種類もしくは
わずかの種類の分銅によって全ての電子天びんを校正す
ることができる。
更に、マルチレンジの電子天びんに本発明を応用した
場合、任意の1レンジにおいて校正を行えば他の全レン
ジの校正を行う必要がなくなり、合理的である。すなわ
ち、従来のマルチレンジの電子天びんでは、例えばフォ
ースコイルに流れる電流を精密抵抗で電圧値に変換する
に当ってその精密抵抗を切換えることによってレンジを
変更し、あるいは基準電圧信号の大きさを精密抵抗の切
換えによって変化させてレンジを変更しているが、精密
抵抗でもわずかな温度変化や経年変化があり、高感度側
のレンジを選択して小分銅でスパン校正を行っても、他
の測定レンジでは信頼性が得られなかった。本発明で
は、パルスデューティ比の変化により基準電圧信号の実
効電圧を変化させているので、例え温度変化等によって
クロック発振周波数が変化したとしても、デューティ比
としては一定であるから実効電圧値は変化せず、1つの
レンジにおいてスパン校正を行うことによって他のレン
ジにおいても同様に信頼性の高い校正ができるわけであ
る。
また、本発明と、特開昭59−93360号や特開昭59−933
61号において提案されている、荷重検出部の出力曲線を
記憶してその傾きの補正によりスパン校正を行う技術と
を組み合わせることにより、より正確な校正を行うこと
ができ、ひいてはより小さい質量の分銅を校正用に供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の校正を示す基本概念図、 第2図は本発明実施例の構成を示すブロック図、 第3図はその作用説明図である。 1……荷重検出部 1a……皿 2……A−D変換器 3……演算部 4……スパン係数メモリ 6……基準電圧源 8……電子スイッチ 9……ローパスフィルタ 10……パルス成形器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】皿上荷重に応じた電気信号を発生する荷重
    検出部と、基準電圧源からの出力信号を基準電圧信号と
    して上記荷重検出部からの出力をデジタルデータに変換
    するデジタル化手段と、スパン係数を記憶するメモリ
    と、上記デジタルデータを上記メモリ内のスパン係数を
    用いて質量値に換算する質量換算手段と、上記荷重検出
    部への基準質量の負荷時における上記デジタルデータと
    その基準質量値とからスパン係数を算出して上記メモリ
    の内容を更新するスパン係数算出手段を備えた天びんに
    おいて、上記基準電圧源からの出力信号をチョッピング
    することによってパルス化し、そのパルスデューティ比
    を変化させることによりその実効電圧を変化させ得る基
    準電圧変更手段を設け、上記スパン係数算出手段による
    スパン係数の算出時には、上記基準電圧変更手段により
    実効電圧を所定の率に低下させた信号を上記デジタル化
    手段の基準電圧信号とするよう構成したことを特徴とす
    る電子天びん。
  2. 【請求項2】複数の測定レンジを有し、そのレンジ切換
    えを上記基準電圧変更手段による実効電圧の変更によっ
    て行うよう構成するとともに、特定の測定レンジにおい
    て上記スパン係数を更新することによって他の全測定レ
    ンジのスパン係数が更新されるよう構成したことを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項記載の電子天びん。
  3. 【請求項3】上記基準質量を有する校正用分銅を内蔵し
    たことを特徴とする、特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の電子天びん。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015031557A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 大和製衡株式会社 計量装置

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